JP5755381B1 - ワイヤ放電加工機 - Google Patents

ワイヤ放電加工機 Download PDF

Info

Publication number
JP5755381B1
JP5755381B1 JP2014561609A JP2014561609A JP5755381B1 JP 5755381 B1 JP5755381 B1 JP 5755381B1 JP 2014561609 A JP2014561609 A JP 2014561609A JP 2014561609 A JP2014561609 A JP 2014561609A JP 5755381 B1 JP5755381 B1 JP 5755381B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
supply
pipe
electric discharge
transport pipe
discharge machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014561609A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2015145765A1 (ja
Inventor
佑介 佐々木
佑介 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP5755381B1 publication Critical patent/JP5755381B1/ja
Publication of JPWO2015145765A1 publication Critical patent/JPWO2015145765A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H7/00Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
    • B23H7/02Wire-cutting
    • B23H7/08Wire electrodes
    • B23H7/10Supporting, winding or electrical connection of wire-electrode
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H1/00Electrical discharge machining, i.e. removing metal with a series of rapidly recurring electrical discharges between an electrode and a workpiece in the presence of a fluid dielectric
    • B23H1/04Electrodes specially adapted therefor or their manufacture
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H7/00Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
    • B23H7/02Wire-cutting
    • B23H7/08Wire electrodes
    • B23H7/10Supporting, winding or electrical connection of wire-electrode
    • B23H7/108Used wire disposal devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H7/00Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
    • B23H7/36Supply or regeneration of working media
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H7/00Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
    • B23H7/02Wire-cutting
    • B23H7/08Wire electrodes
    • B23H7/10Supporting, winding or electrical connection of wire-electrode
    • B23H7/101Supply of working media

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

ワイヤ放電加工機100は、被加工物3に対して上方から下方に向けて送られて放電加工を行うワイヤ電極1と、被加工物3の下方でワイヤ電極1の進行方向を変換させる方向変換部8と、進行方向が変換されたワイヤ電極1を回収する回収ローラ13と、方向変換部8と回収ローラ13との間に設けられ、内部にワイヤ電極1を挿通させる伸縮可能な搬送パイプ10と、方向変換部8側から回収ローラ13側に向けて搬送パイプ10内に加工液18が流れるように、搬送パイプ10内に加工液18を供給する供給部16と、搬送パイプ10に供給される加工液18の供給量に関する情報を検出する供給量情報検出部26と、供給量情報検出部26からの情報に基づいて供給部16からの搬送パイプ10への加工液の供給能力を制御する制御部25と、を備える。

Description

本発明は、ワイヤ回収装置を備えたワイヤ放電加工機に関する。
ワイヤ放電加工機は、上部ワイヤガイドと下部ワイヤガイドによって位置決めされたワイヤ電極で、被加工物を任意の形状に加工する。一般に、ワイヤ放電加工機は、放電加工を行うワイヤ電極を、被加工物の加工開始孔に貫通させ、ワイヤ電極を回収する回収ローラへ自動的に結線させるワイヤ自動結線装置を備える。そして、ワイヤ電極を回収しながら、ワイヤ電極と被加工物との間にパルス電圧を印加することによって、被加工物とワイヤ電極とを相対的に移動させることで放電加工が行われる。
ワイヤ放電加工機が備えるワイヤ自動結線装置として、回収ローラに向けて延びるパイプ内にワイヤ電極を挿通させ、回収ローラに向けてパイプ内に加工液を流すことで、ワイヤ電極を回収ローラまで搬送する構成が、例えば特許文献1に開示されている。
国際公開第99/032252号
特許文献1に開示されたワイヤ自動結線装置では、ワイヤ電極の移動に伴ってパイプの長さが変動する。パイプの長さが変動することで、加工液の流路の圧力損失が変動する。そのため、一定の供給能力で加工液をパイプ内に供給した場合には、パイプの長さが変動することによって加工液の流量の過不足が生じやすくなるという問題がある。例えば、加工液の流量が多すぎる場合には、回収ローラに加工液が付着し、ワイヤ電極が絡まりやすくなる。また、加工液の流量が少なすぎる場合には、ワイヤ電極の搬送力が弱まり、ワイヤ電極が回収ローラまで到達せずに結線できなくなるおそれがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ワイヤ電極を搬送するパイプの長さが変動しても、安定してワイヤ電極を結線することのできるワイヤ放電加工機を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、被加工物に対して上方から下方に向けて送られて放電加工を行うワイヤ電極と、被加工物の下方でワイヤ電極の進行方向を変換させる方向変換部と、進行方向が変換されたワイヤ電極を回収する回収ローラと、方向変換部と回収ローラとの間に設けられ、内部にワイヤ電極を挿通させる伸縮可能な搬送パイプと、方向変換部側から回収ローラ側に向けて搬送パイプ内に加工液が流れるように、搬送パイプ内に加工液を供給する供給部と、搬送パイプに供給される加工液の供給量に関する情報を検出する供給量情報検出部と、供給量情報検出部からの情報に基づいて供給部からの搬送パイプへの加工液の供給能力を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明にかかるワイヤ放電加工機は、ワイヤ電極を搬送するパイプの長さが変動しても、安定してワイヤ電極を結線することができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1にかかるワイヤ放電加工機の概略構成を示す図である。 図2は、インナーパイプがアウターパイプに差し込まれた状態の一例を示す図である。 図3は、図2に示す状態よりもインナーパイプがアウターパイプに深く差し込まれた状態を示す図である。 図4は、供給量情報検出部として流量計を設けた例を、変形例1として示す図である。 図5は、供給量情報検出部として圧力計を設けた例を、変形例2として示す図である。 図6は、供給部として複数の供給ポンプを備える例を、変形例3として示す図である。 図7は、加工液の供給能力を制御するために電磁弁を設けた例を、変形例4として示す図である。 図8は、加工液の供給能力を制御するために電磁弁を設けた例を、変形例5として示す図である。
以下に、本発明の実施の形態にかかるワイヤ放電加工機を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかるワイヤ放電加工機の概略構成を示す図である。ワイヤ放電加工機100は、被加工物3に形成された加工開始孔4に貫通させたワイヤ電極1によって被加工物3を加工する。ワイヤ電極1は、被加工物3の上方に設けられる上部ワイヤガイド2と、被加工物3の下方に設けられる下部ワイヤガイド7とによって位置決めされる。上部ワイヤガイド2と下部ワイヤガイド7の周囲には、被加工物3を設置する取付定盤5や加工液を溜める加工槽6が設けられる。
ワイヤ電極1は、上部ワイヤガイド2と下部ワイヤガイド7とによって位置決めされながら、上方から下方に向けて進行する。ワイヤ電極1は、下部ワイヤガイド7よりも下方に設けられた下部ローラ(方向変換部)8によって水平方向に進行方向が変換される。水平方向に進行したワイヤ電極1は、回収ローラ13に巻き込まれて、ワイヤ電極回収箱14内に回収される。
下部ローラ8と回収ローラ13との間には、水平方向に延びる搬送パイプ10が設けられる。搬送パイプ10の内部には、ワイヤ電極1が挿通される。搬送パイプ10は、インナーパイプ10aとアウターパイプ10bを有する。インナーパイプ10aの外径は、アウターパイプ10bの内径よりも小さい。インナーパイプ10aは、アウターパイプ10bの内側に差し込まれる。インナーパイプ10aの差込量を変化させることで、搬送パイプ10の全体の長さを伸縮させることができる。
搬送パイプ10の内部には、下部ローラ8側から回収ローラ13側に向けて加工液18が流される。そのため、搬送パイプ10の内部に加工液18を流入させるための加工液供給口9と、搬送パイプ10の内部から加工液18を流出させるための排出口12が設けられる。
搬送パイプ10内に流される加工液18は、タンク17に溜められた加工液18から供給される。排出口12から排出された加工液18は、とい15を介してタンク17に戻される。ワイヤ放電加工機100は、搬送パイプ10内に加工液18を供給するための供給ポンプ(供給部)16を備える。供給ポンプ16は、吐出量(出力)を変更可能とされる。供給ポンプ16の一次側はタンク17に接続されている。供給ポンプ16の二次側には、供給ポンプ16と加工液供給口9との間を接続する接続配管11が設けられる。
次に、被加工物3を所望の形状に加工するために、上部ワイヤガイド2および下部ワイヤガイド7を矢印Yで示す方向(搬送パイプ10の延びる方向)に移動させる駆動機構について説明する。駆動機構は、スライダ19、サドル20、駆動装置22を有する。
スライダ19は、下部アーム21を介して下部ワイヤガイド7と連結される。駆動装置22は、スライダ19を矢印Yで示す方向に移動させる。スライダ19の矢印Yに示す方向への移動に伴って、下部アーム21、下部ワイヤガイド7、上部ワイヤガイド2およびインナーパイプ10aが一体に移動する。駆動装置22は、クランプ23a,23bを介してサドル20に固定される。サドル20には、取付金具24によってアウターパイプ10bが固定されている。駆動機構には、スライダ19の位置を検出するリニアスケール26が、加工液18の供給量に関する情報(供給量情報)を検出する供給量情報検出部として設けられている。
上述した駆動機構によれば、駆動装置22によってスライダ19が移動されることで、上部ワイヤガイド2および下部ワイヤガイド7、すなわちワイヤ電極1が移動されて、被加工物3が加工される。また、スライダ19の移動に伴って、インナーパイプ10aも移動する。
図2は、インナーパイプ10aがアウターパイプ10bに差し込まれた状態の一例を示す図である。図3は、図2に示す状態よりもインナーパイプ10aがアウターパイプ10bに深く差し込まれた状態を示す図である。インナーパイプ10aの移動によって、アウターパイプ10bへの差込量が変化し、搬送パイプ10全体の長さが変化する。具体的には、図2に示す例よりも、図3に示す例のほうが、インナーパイプ10aの差込量が大きくなり、搬送パイプ10の全体の長さが短くなっている。
次に、駆動機構等の制御を行う制御装置25について説明する。制御装置25は、入力部28、演算部29、出力部30、記憶部31を有する。入力部28には、リニアスケール26からの位置情報が入力される。演算部29は、記憶部31に記憶された情報および入力部28に入力された位置情報に基づいて、供給ポンプ16の吐出量(出力)を算出する。出力部30は、演算部29で算出された吐出量で供給ポンプ16を駆動させるべく、制御情報を出力する。また、制御装置25は、記憶部31に記憶された加工プログラムに基づいて、駆動装置22を制御してワイヤ電極1を移動させる。
次に、ワイヤ放電加工機100におけるワイヤ電極1の結線動作について説明する。ワイヤ電極1は、上部ワイヤガイド2を通過し、被加工物3の加工開始孔4を貫通し、下部ワイヤガイド7を通過する。ワイヤ電極1は、下部ワイヤガイド7の下方で、下部ローラ8によって進行方向が垂直方向から水平方向に変換され、搬送パイプ10内に挿通される。
搬送パイプ10内には、下部ローラ8側から回収ローラ13側に向けて加工液18が流されることで、搬送パイプ10内に挿通されたワイヤ電極1が回収ローラ13まで搬送される。ワイヤ電極1は、回収ローラ13に巻き取られて、ワイヤ電極回収箱14に集められる。
ここで、搬送パイプ10内でワイヤ電極1を搬送するためには、搬送パイプ10内に十分な量の加工液18を流す必要がある。例えば、加工液18の流量が多すぎる場合には、排出口12で排出し切れずに回収ローラ13に付着し、ワイヤ電極1が回収ローラ13に絡まりやすくなる。また、加工液18の流量が少なすぎる場合には、ワイヤ電極1の搬送力が弱まり、ワイヤ電極1が回収ローラ13まで到達せずに結線できなくなるおそれがある。
図2,3で示したように、搬送パイプ10の長さが変動することで、その内部を流体が通過するための圧力損失も変動する。そこで、本実施の形態にかかるワイヤ放電加工機100では、搬送パイプ10の長さに応じて供給ポンプ16の加工液18の吐出量(出力)を変化させる。
制御装置25の記憶部31には、搬送パイプ10内を流れる加工液18が適した流量となるための、搬送パイプ10の長さと供給ポンプ16の出力との関係式が格納されている。演算部29は、入力部28から入力された搬送パイプ10の長さ情報と、記憶部31に格納された関係式とから、ワイヤ電極1の搬送に適した流量とするための供給ポンプ16の出力を算出する。算出された出力情報は、出力部30から供給ポンプ16に向けて出力される。なお、駆動装置22がボールねじの場合には、ボールねじを駆動するモータのエンコーダから長さ情報を取得することができる。
図3で示した例よりも、図2で示した例のほうが、搬送パイプ10の長さが長いので、圧力損失が大きくなる。そのため、図3で示した例よりも、図2で示した例のほうが、供給ポンプ16の吐出量(出力)が大きくされる。すなわち、本実施の形態では、搬送パイプ10の長さが長いほど、供給ポンプ16の出力を大きくすることで、搬送パイプ10への加工液18の供給能力を大きくしている。
図4は、供給量情報検出部として流量計32を設けた例を、変形例1として示す図である。変形例1では、供給量情報検出部として、リニアスケール26(図1を参照)に代えて流量計32を設けている。流量計32は、搬送パイプ10の内部を流れる加工液18の流量を測定する。流量計32は、測定した流量情報を、制御装置25の入力部28に向けて出力する。
制御装置25の記憶部31には、搬送パイプ10内においてワイヤ電極1を搬送するのに適した加工液18の流量情報と、流量計32から与えられた流量情報との差分から、供給ポンプ16の出力の変化量を計算する関係式が格納されている。演算部29は、記憶部31に格納された計算式に基づいて、流量計32から与えられる流量情報が、ワイヤ電極1の搬送に適した流量に近づくように、供給ポンプ16の出力の変化量を算出する。算出された変化量情報が、出力部30から供給ポンプ16に向けて出力される。このように、搬送パイプ10内を流れる加工液18の流量が、予め定められた流量となるように加工液18の供給能力が制御される。
図5は、供給量情報検出部として圧力計33を設けた例を、変形例2として示す図である。変形例2では、供給量情報検出部として、リニアスケール26(図1を参照)に代えて圧力計33を設けている。圧力計33は、搬送パイプ10の内部を流れる加工液18の圧力を測定する。圧力計33は、測定した圧力情報を、制御装置25の入力部28に向けて出力する。
制御装置25の記憶部31には、搬送パイプ10内においてワイヤ電極1を搬送するのに適した流量で加工液18を流した場合の圧力情報が格納されている。また、記憶部31には、圧力計33から与えられた圧力情報と、ワイヤ電極1の搬送に適した圧力情報との差分から、供給ポンプ16の出力の変化量を計算する関係式が格納されている。演算部29は、記憶部31に格納された計算式に基づいて、圧力計33から与えられる圧力情報が、ワイヤ電極1の搬送に適した圧力に近づくように、供給ポンプ16の出力の変化量を算出する。算出された変化量情報が、出力部30から供給ポンプ16に向けて出力される。このように、搬送パイプ10内を流れる加工液18の圧力が、予め定められた圧力となるように加工液18の供給能力が制御される。
図6は、供給部として複数の供給ポンプ16a〜16cを備える例を、変形例3として示す図である。変形例3では、ワイヤ放電加工機100が、搬送パイプ10内に加工液18を供給する供給部として、複数の供給ポンプ16a〜16cを備えている。複数の供給ポンプ16a〜16cは、並列に接続されている。なお、並列させる供給ポンプの数は3つに限られず、任意の数とすることができる。
制御装置25は、供給ポンプ16a〜16cのうち、駆動させる供給ポンプの数を変化させることで、搬送パイプ10への加工液18の供給能力を制御する。制御装置25の記憶部31には、搬送パイプ10内においてワイヤ電極1を搬送するのに適した流量で加工液18を供給するための供給ポンプ16a〜16cの出力と供給量情報との関係式が格納されている。演算部29は、記憶部31に格納された関係式から、ワイヤ電極1の搬送に適した流量とするために駆動すべき供給ポンプ16a〜16cの数を算出する。算出された数の供給ポンプ16a〜16cを駆動すべく、出力部30は供給ポンプ16に指令を出力する。
図7は、加工液18の供給能力を制御するために電磁弁34を設けた例を、変形例4として示す図である。変形例4では、供給ポンプ16と加工液供給口9とを接続する接続配管11から分岐配管11aが分岐されている。分岐配管11aの途中には、電磁弁34が設けられている。分岐配管11aは、電磁弁34よりも下流側で、再度、接続配管11に接続される。
制御装置25は、電磁弁34の開度を変化させることで、供給ポンプ16から加工液供給口9に至るまでの配管による圧力損失を変動させて、搬送パイプ10への加工液18の供給能力を制御する。
制御装置25の記憶部31には、搬送パイプ10内においてワイヤ電極1を搬送するのに適した流量で加工液18を供給するための電磁弁34の開度と供給量情報との関係式が格納されている。演算部29は、記憶部31に格納された関係式から、ワイヤ電極1の搬送に適した流量とするための電磁弁34の開度を算出する。算出された開度とすべく、出力部30は電磁弁34に指令を出力する。
図8は、加工液18の供給能力を制御するために電磁弁35を設けた例を、変形例5として示す図である。変形例5では、供給ポンプ16と加工液供給口9とを接続する接続配管11から分岐配管11bが分岐されている。分岐配管11bの途中には、電磁弁35が設けられている。分岐配管11bは、電磁弁35よりも下流側が、タンク17に向けて開放されている。
制御装置25は、電磁弁35の開度を変化させることで、接続配管11を流れる加工液18の一部をタンク17に戻すことで、搬送パイプ10への加工液18の供給能力を制御する。
制御装置25の記憶部31には、搬送パイプ10内においてワイヤ電極1を搬送するのに適した流量で加工液18を供給するための電磁弁35の開度と供給量情報との関係式が格納されている。演算部29は、記憶部31に格納された関係式から、ワイヤ電極1の搬送に適した流量とするための電磁弁35の開度を算出する。算出された開度とすべく、出力部30は電磁弁35に指令を出力する。
以上説明したように構成されたワイヤ放電加工機によれば、リニアスケール26等から得られる供給量情報に基づいて、供給ポンプ16からの加工液18の供給能力が制御されるので、搬送パイプ10の長さが変化しても、適切な流量で搬送パイプ10に加工液18を流すことができる。これにより、搬送パイプ10の長さの変化に関わらず、安定してワイヤ電極1を結線することができる。
なお、本実施の形態で例示した様々な構成を組み合わせて用いてもよい。例えば、供給量情報を得るために設ける供給量情報検出部として例示した、リニアスケール26や流量計32を組み合わせて用いてもよい。また、供給ポンプ16からの加工液18の供給能力を変化させるために例示した、供給ポンプを複数設ける構成や、電磁弁34,35を設ける構成を組み合わせてもよい。搬送パイプ10の長さに基づく制御と、実際の流量に基づく制御とを組み合わせてもよい。
以上のように、本発明にかかるワイヤ放電加工機は、パイプ内に加工液を流してワイヤ電極を結線するワイヤ放電加工機に有用である。
1 ワイヤ電極、2 上部ワイヤガイド、3 被加工物、4 加工開始孔、5 取付定盤、6 加工槽、7 下部ワイヤガイド、8 下部ローラ(方向変換部)、9 加工液供給口、10 搬送パイプ、10a インナーパイプ、10b アウターパイプ、11 接続配管、11a 分岐配管、11b 分岐配管、12 排出口、13 回収ローラ、14 ワイヤ電極回収箱、16,16a,16b,16c 供給ポンプ(供給部)、17 タンク、18 加工液、19 スライダ、20 サドル、21 下部アーム、22 駆動装置、23a,23b クランプ、24 取付金具、25 制御装置、26 リニアスケール(供給量情報検出部)、28 入力部、29 演算部、30 出力部、31 記憶部、32 流量計(供給量情報検出部)、33 圧力計(供給量情報検出部)、34,35 電磁弁、100 ワイヤ放電加工機。

Claims (9)

  1. 被加工物に対して上方から下方に向けて送られて放電加工を行うワイヤ電極と、
    前記被加工物の下方で前記ワイヤ電極の進行方向を変換させる方向変換部と、
    進行方向が変換された前記ワイヤ電極を回収する回収ローラと、
    前記方向変換部と前記回収ローラとの間に設けられ、内部に前記ワイヤ電極を挿通させる伸縮可能な搬送パイプと、
    前記方向変換部側から前記回収ローラ側に向けて前記搬送パイプ内に加工液が流れるように、前記搬送パイプ内に加工液を供給する供給部と、
    前記搬送パイプに供給される加工液の供給量に関する情報を検出する供給量情報検出部と、
    前記供給量情報検出部からの情報に基づいて前記供給部からの前記搬送パイプへの加工液の供給能力を制御する制御部と、を備えることを特徴とするワイヤ放電加工機。
  2. 前記供給量情報検出部が検出する情報が、前記搬送パイプの長さ情報であり、
    前記制御部は、前記搬送パイプの長さが長いほど前記供給能力を大きくすることを特徴とする請求項1に記載のワイヤ放電加工機。
  3. 前記供給量情報検出部が検出する情報が、前記搬送パイプ内を流れる加工液の流量情報であり、
    前記制御部は、前記搬送パイプ内を流れる加工液の流量が予め定められた流量となるように前記供給能力を制御することを特徴とする請求項1に記載のワイヤ放電加工機。
  4. 前記供給量情報検出部が検出する情報が、前記搬送パイプ内の圧力情報であり、
    前記制御部は、前記搬送パイプ内の圧力が予め定められた圧力となるように前記供給能力を制御することを特徴とする請求項1に記載のワイヤ放電加工機。
  5. 前記制御部は、前記供給部の出力を変化させて前記供給能力を制御することを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載のワイヤ放電加工機。
  6. 複数の前記供給部が備えられ、
    前記制御部は、駆動する前記供給部の数を変化させて前記供給能力を制御することを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載のワイヤ放電加工機。
  7. 前記供給部と前記搬送パイプとを接続させる接続配管と、
    前記接続配管から分岐された分岐配管と、
    前記分岐配管の途中に設けられた電磁弁と、をさらに備え、
    前記制御部は、前記電磁弁の開度を変化させて前記供給能力を制御することを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載のワイヤ放電加工機。
  8. 前記分岐配管は、前記電磁弁よりも下流側で再度前記接続配管に接続されることを特徴とする請求項7に記載のワイヤ放電加工機。
  9. 前記分岐配管の下流側の末端が開放されていることを特徴とする請求項7に記載のワイヤ放電加工機。
JP2014561609A 2014-03-28 2014-03-28 ワイヤ放電加工機 Active JP5755381B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2014/059298 WO2015145765A1 (ja) 2014-03-28 2014-03-28 ワイヤ放電加工機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5755381B1 true JP5755381B1 (ja) 2015-07-29
JPWO2015145765A1 JPWO2015145765A1 (ja) 2017-04-13

Family

ID=53759603

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014561609A Active JP5755381B1 (ja) 2014-03-28 2014-03-28 ワイヤ放電加工機

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20160074950A1 (ja)
JP (1) JP5755381B1 (ja)
CN (1) CN105142839A (ja)
DE (1) DE112014006529B4 (ja)
WO (1) WO2015145765A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105081490B (zh) * 2014-04-23 2017-09-12 北京富纳特创新科技有限公司 线切割电极丝及线切割装置
JP6219785B2 (ja) * 2014-06-23 2017-10-25 ファナック株式会社 断線修復手段を備えたワイヤ放電加工機
JP2017121679A (ja) * 2016-01-06 2017-07-13 ファナック株式会社 ワイヤ放電加工機
JP6310039B1 (ja) * 2016-11-08 2018-04-11 ファナック株式会社 ワイヤ放電加工機および自動結線方法
JP6360212B1 (ja) * 2017-01-31 2018-07-18 ファナック株式会社 ワイヤ放電加工機
JP6605564B2 (ja) * 2017-11-28 2019-11-13 株式会社ソディック ワイヤ放電加工装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2756916C2 (de) 1977-12-21 1985-09-26 Danfoss A/S, Nordborg Vorrichtung zur Einrichtung der Fördermenge einer Wasserwerk-Pumpenanordnung
JP3200779B2 (ja) * 1992-11-10 2001-08-20 誠 西村 金属のろう付用パルスバーナー
DE19782306T1 (de) 1997-12-22 2000-11-30 Mitsubishi Electric Corp Drahtelektroden-Entladungsmaschine
GB2339913B (en) * 1998-07-21 2002-10-23 Mitutoyo Corp Transmitter unit for measuring instrument
JP2000094224A (ja) * 1998-09-25 2000-04-04 Brother Ind Ltd ワイヤ放電加工装置
JP2002028826A (ja) * 2000-07-13 2002-01-29 Seibu Electric & Mach Co Ltd ワイヤ放電加工機における自動ワイヤ供給装置
IT1316202B1 (it) * 2000-09-08 2003-04-03 Brahma S P A Elettrovalvola per erogazione a portata variabile di un fluido.
US20050150552A1 (en) * 2004-01-06 2005-07-14 Randy Forshey Device, method, and system for controlling fluid flow
JP4766874B2 (ja) 2004-01-14 2011-09-07 臼井国際産業株式会社 樹脂被覆金属管の樹脂層の除去方法
DE202007006541U1 (de) 2006-05-08 2007-07-19 Suttner Gmbh Ventilanordnung

Also Published As

Publication number Publication date
CN105142839A (zh) 2015-12-09
JPWO2015145765A1 (ja) 2017-04-13
US20160074950A1 (en) 2016-03-17
WO2015145765A1 (ja) 2015-10-01
DE112014006529B4 (de) 2020-07-02
DE112014006529T5 (de) 2017-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5755381B1 (ja) ワイヤ放電加工機
JP5537355B2 (ja) 自動ネジ締め装置
WO2012120101A4 (en) Apparatus for and methods of processing liquids or liquid-based substances
JP2009133317A5 (ja)
JP6310039B1 (ja) ワイヤ放電加工機および自動結線方法
US10371470B2 (en) Condenser tube cleaning apparatus
CN104114877A (zh) 用于运行负压发生器的方法以及负压发生装置
CN106029275A (zh) 线放电加工装置
JP2013015072A (ja) 連続送液システムおよびその制御方法
CN104275700A (zh) 吸引并输送对象物的输送装置
CN104428534A (zh) 线性蠕动泵
CN109482988A (zh) 自动接线方法以及线电极电火花加工机
CN204094974U (zh) 汝铁硼切削机床用冷却液供给装置
ATE535451T1 (de) Aufsteckvorrichtung und aufsteckverfahren für ventilsäcke
JP5810174B2 (ja) ドリルロッドを制御する制御装置
CN207942420U (zh) 一种机器人滑台装置
CN105849020A (zh) 张力控制装置
KR101355347B1 (ko) 공작기계의 쿨런트 공급장치
CN204658072U (zh) 机床的机内清洗装置及其所使用的清洗用管
JP2016534365A (ja) 物体の空気式測定用の装置
ATE539835T1 (de) Strömungssteuerungsvorrichtung in einem stahl stranggussprozess
JP2008189433A (ja) 潤滑油の給油装置
JP6019672B2 (ja) 送液装置および送液装置の監視方法
CN104533516B (zh) 一种膏体充填干线管的排污系统
CN204294669U (zh) 一种用于管材生产线的收卷储料机构

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150428

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150526

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5755381

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250