JP5754729B2 - ポンプユニット並びに正倒立両用噴霧装置 - Google Patents

ポンプユニット並びに正倒立両用噴霧装置 Download PDF

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Description

本発明は、ポンプユニット並びに正倒立両用噴霧装置、特に液体容器に適用されるポンプユニット並びに正倒立両用噴霧装置に関する。
特許文献1の正倒立両用噴霧容器は、ポンプシリンダの上部内面から起立するプランジャの上端を、噴霧ヘッドの下面側に有する接続筒に嵌合させ、ポンプシリンダの下端部内に、玉弁で形成する吸込弁を設け、ポンプシリンダの内部からプランジャ内へ起立するロッド部材の上端部と、上記接続筒内に形成した弁座とで吐出弁を形成している。
また上記ポンプシリンダの下部の外面から下方へ突出した取付筒部の下端から小径の嵌合筒部を垂下するスリーブを設け、その取付筒部の下部内に、大径筒部から上端小径のテーパ状部を起立した弁筒を内蔵させ、この弁筒内に挿入させた玉弁と上記テーパ状部の内面で形成する弁座とで、倒立状態で閉鎖される空気阻止弁を形成している。
特開2002−066403
上記特許文献1では、吸込弁を玉弁で形成しているため、倒立して使用した場合に玉弁が弁座から多少動いてしまう。その状態で噴霧ヘッドを押すと、ポンプシリンダ内の空間が高圧化して玉弁は弁座に戻るが、その際に或る程度の内容物が容器体側へ押し戻されることになり、吐出効率に悪い影響を与える。その影響が大きいと適正に噴霧ができないおそれがあった。
本発明の第1の目的は、倒立時に良好な噴霧状態を確保できるポンプユニットを提供することである。
本発明の第2の目的は、上記ポンプユニットにアダプターを適用することで簡易に構成できる正倒立両用噴霧装置を提供することである。
第1の手段は、上端側に鍔部5Bをかつ下端側に連通孔8をそれぞれ有するポンプシリンダ4と、
ポンプシリンダ4内に下半部を挿入した作動部材36と、
上記鍔部5Bの外周に連係させた装着筒22の上部に内向きフランジ24を付設した装着部材20と、を具備し、
上記作動部材36は、
上方に付勢されかつ棒状の上半部40bの下面外周から筒状の下半部40aを垂下させてなる基体40を有し、基体40の下半部40a上端部分に弁孔44を開口したロッド部材38と、
ポンプシリンダ4の上部4c内に下端側で摺接する筒状ピストン52から上方へステム54を起立するとともに、ステム54の上部内に内向きフランジ状の吐出弁座58を形成した管状部材50と、
この管状部材50の上端に付設したノズル64付きの噴霧ヘッド60と、を備え、
上記ロッド部材38の上端部39を上記吐出弁座58内に挿入することで吐出弁Vを構成し、
上記弁孔44の形成箇所に、その弁孔44を開閉する弁板48を付設することで吸込弁Vを構成し、
ロッド部材38の外面と管状部材50の内面との間に、ポンプシリンダ4の内部から吸込弁V形成箇所を経て吐出弁Vへ至る液体流路Pを形成したポンプユニットにおいて、
上記ロッド部材38は、上記基体40の上半部40bに比べて下半部40aを大径とするとともに、その下半部の上端部分を上側小径のテーパ状部42として、このテーパ状部42に弁孔44を形成し、かつ少なくとも弁孔近傍の基体40の外面部分に嵌合した係合筒47の端部から斜め下方へ上記弁板48を突設した。
本手段は、図1に示すように作動部材36が有するロッド部材38の外面と管状部材50の内面との間に液体流路Pを形成するとともに、ロッド部材38の基体40に開口した弁孔44を弁板48で開閉する構造を提案している。これによれば、倒立状態で弁板48が弁孔開口箇所から大きく離れてしまうことがない。なお、本明細書において“上”及び“下”というときには正立状態での上及び下を指すものとする。
また本手段では、図1に示すように係合筒47の端部から弁板48を突出している。これによりロッド部材38の基体40に係合筒47を嵌めるだけで弁板48を取り付けできる。
の手段は、第1の手段を有し、かつ上記ポンプシリンダ4の上端部と装着部材の内向きフランジ24との間に挟持させたリング板30の内周に上記ステム54の外面に気密に接する第1シール部31を形成した。
本手段は、図2に示すようにポンプシリンダ4と内向きフランジ24との間に第1シール部31付きのリング板30を挟持させたから、シール性が高まる。
第4の手段は、第1の手段から第3の手段の何れかに記載のポンプユニット2と、ポンプユニット2のポンプシリンダ4の下部に適用したアダプター70と、アダプター70の下端部に吸上げパイプ68とからなる正倒立両用噴霧装置であって、
上記ポンプユニット2は、ポンプシリンダ4の連通孔8の周りから垂下した第1嵌合筒部10を有し、
上記アダプター70は、
上記ポンプシリンダ4の下部4aの外面に着脱自在に嵌合されかつこの外面から第1嵌合筒部10の下方へ突出させた取付筒部74を有し、取付筒部74の下端から第2嵌合筒部76を垂下したスリーブ72と、
大径筒部80aからテーパ状部80bを介して小径筒部80cを起立してなり、大径筒部80aを取付筒部74の下部分内にかつ小径筒部80cを第1嵌合筒部10にそれぞれ嵌合させた接続筒80と、
上記大径筒部80a内に挿入された玉弁82とを具備し、
この玉弁82と上記テーパ状部80bの内面とで、倒立状態で閉塞される空気阻止弁Vを形成するとともに、
取付筒部74への大径筒部80a嵌合力を、第1嵌合筒部10への小径筒部80c嵌合力より大とした。
本手段では、図6のように、ポンプシリンダ4に適用したアダプター70を提案している。スリーブ72の取付筒部74への接続筒80の大径筒部80aの嵌合力を、ポンプシリンダ4の第1嵌合筒部10への小径筒部80cの嵌合力より大としたから、ポンプシリンダ4からスリーブ72を引き抜くことでアダプター70全体を外すことができ、使い勝手がよい。
第1の手段に係る発明によれば、基体40の下半部40a上端部分に開口した弁孔44とその外面を覆う弁板48とで吸込弁Vを構成したから、倒立状態でも弁板48を弁孔44に密着させることができ、良好な噴霧状態を保持できる。
第2の手段に係る発明によれば、係合筒47の端部から弁板48を突出したから、ロッド部材38の基体40の外面に係合筒47を嵌めるだけで弁板48を取り付けできる。
第3の手段に係る発明によれば、ステム54の外面に気密に接する第1シール部31を設けたから、ポンプユニットのシール性が向上する。
第4の手段に係る発明によれば、取付筒部74への大径筒部80aへの嵌合力を、第1嵌合筒部10への小径筒部80cへの嵌合力を大としたから、アダプター70としてポンプシリンダ4への着脱が容易である。
本発明の第1実施形態に係るポンプユニットを含む噴霧装置の正面図である。 図1のポンプユニットの要部拡大図である。 図1の装置の作用の第1段階を示す図である。 図1の装置の作用の第2段階を示す図である。 図1の装置の作用の第3段階を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るポンプユニットを含む噴霧装置の正面図である。 図6の装置の作用を示す説明図である。
図1から図5は、本発明の実施形態に係るポンプユニットを含む噴霧装置を示している。この噴霧装置は、ポンプユニット2と吸上げパイプ68とで構成している。この構成に加えて後述のアダプター70を適用することで正倒立可能な噴霧装置とすることができるが、説明の都合上、これについては別に説明する。なお、これらの部材は特にことわらない限り合成樹脂で成形することができる。
ポンプユニット2は、ポンプシリンダ4と装着部材20とリング板30と作動部材36とオーバーキャップ66とを具備する。
上記ポンプシリンダ4は、筒壁の上端部から斜め下方へのテーパ状壁5Aを介して鍔部5Bを突出している。その理由は後述する。ポンプシリンダ4の上端部及びテーパ状壁5Aとまた底壁6の中心部に連通孔8に開口し、かつ底壁6の外周から第1嵌合筒部10を一体的に垂下する。上記鍔部5Bの下面にはパッキン12を付設している。また図示例ではポンプシリンダ4の下部4aを小径、中間部4bを中径、上部4cを大径に形成している。またポンプシリンダ4の上部4cには通気孔14を開口している。
装着部材20は、容器体の口頸部外面への嵌合用の装着筒22を有し、この装着筒22の上端に内向きフランジ24を付設している。図示の内向きフランジ24は、図2の如く外周部24aに比べて内周部24bを高く隆起させている。その外周部24aは容器体の口頸部との間に上記鍔部5Bを挟持するように設ける。
上記内向きフランジ24の内周部24bの外側から案内筒部28を、また内側から補助筒部26をそれぞれ起立している。補助筒部26は、後述の管状部材の外面に摺接するように設ける。
リング板30は、ポンプシリンダ4の上端部と内向きフランジ24の内周部24bとの間に挟持させている。図示例では、ポンプシリンダ4の上端部及びテーパ状壁53によって、内向きフランジ24の内周部24bとの間にリング板30を強く挟持できる。またリング板30の内端には作動部材の外面に気密に環状の第1シール部31を形成する。この第1シール部31は下内方へ傾斜させることで、作動部材の昇降を妨げずに気密性を確保するようにしている。
作動部材36は、ロッド部材38と管状部材50と噴霧ヘッド60とを備える。
上記ロッド部材38は基体40と弁部材46とで形成している。
上記基体40は、先端小径で棒状の上半部40bと、この上半部40bの下面外周部から垂下した直筒形の下半部40aとを有する。この下半部40aの内面には下向きの段部を設け、この段部とポンプシリンダ4の底壁6との間にコイルスプリング34を介装している。また下半部40aの外面下部分には、ポンプシリンダ4の下部4aの内面に液密に接する第2シール部41を周設する。下半部40aは上半部40bに比べて大径であり、下半部40aの上端部分を上側小径のテーパ状部42に形成し、このテーパ状部42に弁孔44を開口している。
上記弁部材46は、基体40の上半部40bを覆うように上半部40bの外周面に嵌合させた係合筒47と、この係合筒47の下端から斜め下方へ突設された弁板48とを具備する。この弁板48と前述の弁孔44とで吸込弁Vを構成している。また、上記係合筒47の上端部はロッド部材38の上端部39であり、閉塞端部としている。図示例では次第に窄まる尖鋭な突部に形成している。
上記管状部材50は、ポンプシリンダ4の中間部4bの内面を摺動する筒状ピストン52を有し、この筒状ピストンからステム54を起立している。図示のステム54は、ロッド部材38の形状に対応して、ステム54の上部54bを下部54aより小径に形成している。ステム54の下部54aの上端部には、ポンプシリンダ4の上部4cに液密に接する第3シール部56を周設する。図示の第3シール部56は、ステム54の下部54aの上面側から下外方へ折り返しており、第3シール部56の上端は、既述リング板30の下面に当接している。
またステム54の上部54bの上部分には、内向きフランジ状の吐出弁座58を横設する。この吐出弁座58と上記ロッド部材38の上端部39とで吐出弁Vが形成される。
ステム54の内面と係合筒47の外面との間にはステム54の下端から吸込弁V形成箇所を経て吐出弁Vへ至る液体流路Pを形成する。具体的には、例えばそれら両面の一方に縦設する溝で形成することができる。なお、「吸込弁V形成箇所を経て」とは吸込弁Vの傍らを通ってという程度の意味であり、吸込弁Vを通ってという意味ではない。
噴霧ヘッド60は頂壁裏面の中心部から内筒部62Aを外周部から外筒部62Bを垂下し、その内筒部62Aを上記連結管56の上部外面に嵌着するとともに、内筒部62Aの内部と連通して外筒部62Bの前壁に開通するノズル64を形成している。
上記オーバーキャップ66は、装着部材20の案内筒部26に下部を着脱自在に嵌合させている。
吸上げパイプ68は、上記第1嵌合筒部10内に着脱自在に嵌合させている。
上記構成によれば、本発明の噴霧装置を容器体100の口頸部101に取り付け、次に噴霧ヘッド60を押下げると、作動部材36全体がコイルスプリング34の弾性力に抗して下降する。この際に筒状ピストン52がポンプシリンダ4の中間部4b内を下降することで、この中間部4b内の液体が液体流路Pを通って吐出弁V側へ向かうので、ロッド部材38が管状部材50に対して下降する(図3参照)。これにより吐出弁Vが開き、液体が噴霧される。
噴霧ヘッド60を下限位置まで押し下げると、吐出弁Vが閉じる(図4)。
次に上記噴霧ヘッド60の押下げを解放すると、コイルスプリング34の弾性力により作動部材36全体が上昇するとともに、ロッド部材38が管状部材50とともに上昇する。この際に、ポンプシリンダ4の中間部4b内を筒状ピストン52が上昇するので、中間部4b内が負圧化され、吸込弁Vが開く(図5参照)。
これにより容器体内の液体が基体40の下半部40aの内部、吸込弁V、液体流路Pを経てポンプシリンダ4の中間部4b内に流入する。この中間部4b内の負圧が解消されると。吸込弁Vが閉じる。
図6から図7は、上記ポンプユニット2にアダプター70を適用して噴霧装置を構成した例を示している。
このアダプター70は、スリーブ72と、接続筒80と、玉弁82とで構成される。
上記スリーブ72は、縦長の取付筒部74の下端から取付筒部74より小径の第2嵌合筒部76を垂下してなる。上記取付筒部74の上部は上記ポンプシリンダ4の下部4a外面に嵌合されており、第2嵌合筒部76の内面には吸上げパイプ68を液密に嵌合させている。取付筒部74の内面には縦溝78を形成している。
上記接続筒80は、大径筒部80aの上端から上端小径のテーパ状部80bを介して小径筒部80cを突出してなる。上記大径筒部80aは上記取付筒部74の下部内面に、また小径筒部80cは第1嵌合筒部10の内面にそれぞれ液密に嵌合させている。取付筒部74への大径筒部80aの嵌合力は、第1嵌合筒部10への小径筒部80cへの嵌合力より大とする。
上記大径筒部80a内には玉弁82を挿入する。この玉弁82と、玉弁用弁座83であるテーパ状部80bの内面とは、倒立時に空気の流入を阻止する空気阻止弁Vを形成する。
上記構成によれば、この噴霧装置を容器体100の口頸部101に取り付け、さらに倒立させて噴霧ヘッド60を押すと、正立時と同じ順序で吸込弁Vが開き、液体が噴霧される。ポンプシリンダ4の下部4a内の空気は空気阻止弁Vを通って容器体内へ移動する。
上記噴霧ヘッド60の押圧を解放すると、作動部材36の基筒32はコイルスプリング34の弾性力により、ポンプシリンダ4の下部4a側から上部4c側へ移動しようとするが、このとき空気阻止弁Vが閉じているので、容器体底部内の空気がポンプシリンダ4の内部へ吸引されることが防止される(図7参照)。
噴霧ヘッド60を正立状態に戻すと、玉弁82が重力によって玉弁用弁座83から移動するので空気阻止弁Vが開く。その後の作用については正立時に記載したことを援用する。
2…ポンプユニット 4…ポンプシリンダ 4a…同下部 4b…同中間部 4c…同上部
5A…テーパ状壁 5B…鍔部
6…底壁 8…連通孔 10…第1嵌合筒部 12…パッキン
20…装着部材 22…装着筒 24…内向きフランジ 24a…外周部 24b…内周部
26…補助筒部 28…案内筒部
30…リング板 31…第1シール部 34…コイルスプリング
36…作動部材 38…ロッド部材 39…上端部
40…基体 40a…下半部 40b…上半部 41…第2シール部
42…テーパ状部 44…弁孔 46…弁部材 47…係合筒 48…弁板
50…管状部材 52…筒状ピストン 54…ステム 54a…同下部 54b…同上部
56…第3シール部 58…吐出弁座
60…噴霧ヘッド 62A…内筒部 62B…外筒部 64…ノズル
66…オーバーキャップ 68…吸上げパイプ
70…アダプター 72…スリーブ 74…取付筒部 76…第2嵌合筒部
78…縦溝 80…接続筒 80a…大径筒部 80b…テーパ状部 80c…小径筒部
82…玉弁 83…玉弁用弁座 P…液体流路
…吸込弁 V…吐出弁 V…空気阻止弁

Claims (3)

  1. 上端側に鍔部(5B)をかつ下端側に連通孔(8)をそれぞれ有するポンプシリンダ(4)と、
    ポンプシリンダ(4)内に下半部を挿入した作動部材(36)と、
    上記鍔部(5B)の外周に連係させた装着筒(22)の上部に内向きフランジ(24)を付設した装着部材(20)と、を具備し、
    上記作動部材(36)は、
    上方に付勢されかつ棒状の上半部(40b)の下面外周から筒状の下半部(40a)を垂下させてなる基体(40)を有し、基体(40)の下半部(40a)上端部分に弁孔(44)を開口したロッド部材(38)と、
    ポンプシリンダ(4)の上部(4c)内に下端側で摺接する筒状ピストン(52)から上方へステム(54)を起立するとともに、ステム(54)の上部内に内向きフランジ状の吐出弁座(58)を形成した管状部材(50)と、
    この管状部材(50)の上端に付設したノズル(64)付きの噴霧ヘッド(60)と、を備え、
    上記ロッド部材(38)の上端部(39)を上記吐出弁座(58)内に挿入することで吐出弁(V)を構成し、
    上記弁孔(44)の形成箇所に、その弁孔(44)を開閉する弁板(48)を付設することで吸込弁(V)を構成し、
    ロッド部材(38)の外面と管状部材(50)の内面との間に、ポンプシリンダ(4)の内部から吸込弁(V)形成箇所を経て吐出弁(V)へ至る液体流路(P)を形成したポンプユニットにおいて、
    上記ロッド部材(38)は、上記基体(40)の上半部(40b)に比べて下半部(40a)を大径とするとともに、その下半部の上端部分を上側小径のテーパ状部(42)として、このテーパ状部(42)に弁孔(44)を形成し、かつ少なくとも弁孔近傍の基体(40)の外面部分に嵌合した係合筒(47)の端部から斜め下方へ上記弁板(48)を突設したことを特徴とする、ポンプユニット
  2. 上記ポンプシリンダ(4)の上端部と装着部材(20)の内向きフランジ(24)との間に挟持させたリング板(30)の内周に上記ステム(54)の外面に気密に接する第1シール部(31)を形成したことを特徴とする、請求項1記載のポンプユニット。
  3. 請求項1又は請求項に記載のポンプユニット(2)と、ポンプユニット(2)のポンプシリンダ(4)の下部に適用したアダプター(70)と、アダプター(70)の下端部に吸上げパイプ(68)とからなる正倒立両用噴霧装置であって、
    上記ポンプユニット(2)は、ポンプシリンダ(4)の連通孔(8)の周りから垂下した第1嵌合筒部(10)を有し、
    上記アダプター(70)は、
    上記ポンプシリンダ(4)の下部(4a)の外面に着脱自在に嵌合されかつこの外面から第1嵌合筒部(10)の下方へ突出させた取付筒部(74)を有し、取付筒部(74)の下端から第2嵌合筒部(76)を垂下したスリーブ(72)と、
    大径筒部(80a)からテーパ状部(80b)を介して小径筒部(80c)を起立してなり、大径筒部(80a)を取付筒部(74)の下部分内にかつ小径筒部(80c)を第1嵌合筒部(10)にそれぞれ嵌合させた接続筒(80)と、
    上記大径筒部(80a)内に挿入された玉弁(82)とを具備し、
    この玉弁(82)と上記テーパ状部(80b)の内面とで、倒立状態で閉塞される空気阻止弁(V)を形成するとともに、
    取付筒部(74)への大径筒部(80a)嵌合力を、第1嵌合筒部(10)への小径筒部(80c)嵌合力より大としたことを特徴とする、正倒立両用噴霧装置。
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