JP5752830B1 - 小型ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】食品等製造工程や液体の供給や移送する際等の様々な場面において、オーバースペックなポンプや、大型の複雑な装置や複数のホース等の部品を必要としないシンプルな工程を可能として、設備や施設のコンパクト化、省エネ化、労力・経費の削減化、分解洗浄性・作業性の向上、衛生管理の強化を図ることができるハンディタイプの小型ポンプを提供する。【解決手段】モーターと該モーターで回転駆動するインペラを内蔵する吸引用配管とを有するハンディタイプのポンプにおいて、横引き用としてタンクに接続するもので、吸引用配管の吸引口をタンク側の横引き用吐出口にヘルール接続で脱着可能に接続し、吸引用配管の吐出口にホースアダプタを脱着可能にヘルール接続する。【選択図】図1

Description

本発明は、食品や薬品等の製造や、液体の供給や移送する際等の様々な場面で使用可能なハンディタイプの小型ポンプに関するものである。
食品、医薬品、化粧品等を製造したり、飲料水等の移送をする場合に使用する設備や装置は、原料や製品に雑菌や異物等の混入を防ぐ、分解洗浄等衛生管理のしやすい仕組みや構造が必要不可欠である。
従来、衛生管理の強化が不可欠な食品や薬品等製造工場においては、サニタリー仕様のものが求められ、通常、大量生産や高粘度の液が移送できるものとして、セントリフューガルポンプやロータリーポンプが使用される。図6にロータリーポンプ41の使用例を示す。
ロータリーポンプ41は、充填機52等に接続する三方弁50やドレイン51、リリーフ管48やフィルター49と組み合わされ、ポンプ一式40としてロータリーポンプ41の他に、ベース45上に設置するカップリング42、防爆モーター43、防爆スイッチ44や、制御盤46を備える。
一方、従来、食品等の製造工程で使用される小型ポンプとしては、下記特許文献1にもあるが、図7、図8に示すような吸込パイプ68をタンクに差して使用するハンディポンプ61がある。
ハンディポンプ61は、下部に吸込口62を設けると共に、側部に吐出口63を設けたハウジング64の上部にモーター65、スイッチ66および取手67を設ける。そして、ハウジング64の吸込口62の下端に吸込パイプ68を取付けると共に、該吸込パイプ68の下端に逆流防止装置69を設け、又ハウジング64の吐出口63にバルブ70を介して吐出ホース71を取付ける。
さらに、上部にモーター65を取付けたハウジング64には、下方および側方の吸込口62および吐出口63に連通した直角の吐出流路72を設ける。
そして、下方の吸込口62に大径のアウターパイプ73の上端を取付けると共に、該アウターパイプ73の内部に、アウターパイプ73との間に断面円筒状の吸引流路74を有するように、インナーパイプ75を挿通し、該インナーパイプ75は上端がハウジング64の上壁面に取付けられると共に、インナーパイプ75の下端はパイプサポート76でアウターパイプ73内部に支持する。
該インナーパイプ75の内部にシャフトサポート77でシャフト78を回転自在に支持し、該シャフト78の上端はハウジング64を貫通してモーター軸79に連結すると共に、シャフト78の下端はインナーパイプ75下端のキャップ80を貫通する。
また、シャフト78の下端にはプロペラ81のヘッド82を取付け、プロペラ81をアウターパイプ73下端内部の円形状の流入流路83に配置する。
さらに、該逆流防止装置69は、第1逆止弁84、第2逆止弁85、解除機構86、第1弁体87、および、第2弁体88等からなる。
特開2006−70723号公報(逆流防止型ハンディポンプ)
前記セントリフューガルポンプやロータリーポンプ等は、ユニットにすると数十万円から数百万円する大型のモーターと一体型になっているものが使用されており、また、それらは精密部品が多く、分解洗浄時の注意や配慮が必要となっている。
ロータリーポンプ41は、容積式で圧力が高くなるため、充填機52等に接続する三方弁50やドレイン51、リリーフ管48やフィルター49の設置が必要であり、ポンプ一式40としてロータリーポンプ41の他に、ベース45上に設置するカップリング42、防爆モーター43、防爆スイッチ44や、制御盤46が必要となるため、一式で年間約20万円のメンテナンス費用が掛かる。
このように、部品点数が多い複雑な装置や機械が必要であったため、食品等の少量多品種の製造に対応するには、上記ポンプやその他の製造機械や部品の内部に前製品製造時の原材料等の残液や匂いが残ることにより後の製品に混ざらないように、異なる製品を製造するごとに、ポンプのみならず三方弁50やリリーフ管48等の洗浄も必要となっていた。
しかし、上記のとおり、使用装置等には精密機械が使用され、また、接液するインペラとインペラ、インペラと内面のクリアランスは0.01〜0.02mmであり、かなりシビアな設計となっているため、洗浄のためのポンプの分解・洗浄・組立ての工程において、インペラ等に傷がつかないように細心の注意が必要となっていた。
上記ハンディポンプ61は縦引きのものであり、吐出口63のねじ部分にバルブ70を接続し、その先に吐出ホース71を取付ける構造となっている。そのため、ねじ部分に付着した原料等が腐敗して雑菌が増殖したり、ねじが腐食して剥がれ落ち、雑菌や異物が原料等に混入しやすく、さらに、吐出ホース71をバルブ70から外すためには工具が必要で作業性が悪く洗浄しにくいという、分解洗浄面と衛生面での問題があった。
また、吸込パイプ68はある程度長さが必要であるため、ハンディポンプ61の総重量は約7Kgとなる。さらに、使用後にタンクからハンディポンプ61を引き抜く際には、長い吐出ホース71が接続された状態である。そのため、作業性が悪い上に重量もあり、かなりの重労働であった。
さらに、吸込パイプ68はその長さのために、内部の表面を滑らかに仕上げることが難しく、汚れが付きやすく洗浄が不十分となっていた。そのため、香料等の匂いが強く落ちにくい原料を扱う場合や、少量多品種の生産を必要とする工程において別種の原料等を同一のポンプで扱う場合は、先に使用した原料等やその匂いが残り、後に使用する原料等に異物や匂い等が混入するという、洗浄作業面と衛生面の問題があった。
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、作業性が良く、洗浄作業面や衛生面の問題点を解決し、コンパクト化・省エネ化を可能とする小型ポンプを提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決する為に鋭意努力した結果、作業性、洗浄作業面や衛生面の問題点を解決し、コンパクト化・省エネ化を可能とする、ハンディタイプの小型ポンプを見出し、本発明を完成した。すなわち、本発明の要旨は、次のとおりである。
請求項1記載の本発明は、モーターと該モーターで回転駆動するインペラを内蔵する吸引用配管とを有するハンディタイプのポンプにおいて、横引き用としてタンクに接続するもので、吸引用配管の吸引口をタンク側の横引き用吐出口にヘルール接続で脱着可能に接続し、吸引用配管の吐出口にホースアダプタを脱着可能にヘルール接続することを要旨とするものである。
請求項1記載の本発明によれば、複数の脱着可能にヘルール接続の採用で洗浄時には取り外し、分解しやすいもので、小型ポンプの継手をヘルール接続にすることにより、吐出口のねじ部分に付着した原料等が腐敗して雑菌が増殖したり、ねじが腐食して剥がれ落ち、雑菌や異物が原料等に混入することがなくなり、分解洗浄面と、衛生面の向上を図ることができる。
さらに、横引きでハンディタイプの小型ポンプを使用することにより、吸込パイプをなくしヘルール接続とした吸込口を原料タンクに直接接続することができる。
これにより、吸込パイプが不要となるため、従来1mあったシャフトを、10cmから30cmと短くすることにより、ポンプ全体を短くすることができる。これによりシャフトのぶれを防ぐことができるため、振動が軽減でき、シールもぶれずに液漏れを防ぐことができる。さらに、パイプサポート、シャフトサポート等の部品も不要となり、メンテナンスが容易となる。
請求項2記載の本発明は、タンク側への接続はヘルールレジューサを介することを要旨とするものである。
請求項2記載の本発明によれば、ヘルールレジューサの吸込口側と、サニタリータンクである原料タンクの原料タンク吐出口をヘルール仕様で第1の接続ができる。また、ヘルールレジューサの吸込口と反対側の開口部を、吸引用配管であるヘルールチーズの両端部の一方とをヘルール仕様で第2の接続とできる。さらに吸引用配管の側面に設けられた吐出口と吐出ホースとの接続もヘルール仕様で第3の接続とできる。
これにより、本発明の小型ポンプは、サニタリータンクである原料タンクからの原料の吸込口も、混合タンクへの吐出口も、継手がヘルール仕様であるため、吐出口のねじ部分が不要であり、上記のような雑菌や異物が原料等に混入することがなくなり、分解洗浄面と、衛生面の向上を図ることができる。
また、ヘルールレジューサの両端の開口部のサイズがそれぞれ異なるものが製造されているため、タンクやパイプの開口部とサイズに合ったものを選択して設置することができる。
請求項3記載の本発明は、吸引用配管のメカニカルシール設置部とハウジングの接合部もヘルール接続とすることを要旨とするものである。
請求項3記載の本発明によれば、吸込用配管のメカニカルシール設置部とハウジングの接合部もヘルール接続したため、該接続部分に原料が付着しにくく、かつ、容易にインペラの付いたシャフトと共にメカニカルシールと保護カバーを吸引用配管から引き抜くことができるため、細かな部品も分解洗浄しやすくなり、衛生面の向上を図ることができる。
また、メカニカルシールを配することにより、横引きでの小型ポンプの使用による漏れを防止することができる。
請求項4記載の本発明は、ヘルール接続は、ヘルールガスケットを挟み、相互に接合する外フランジ部をヘルールクランプで脱着固定したことを要旨とするものである。
請求項4記載の本発明によれば、工具を必要とせず、挟持具を横に倒すというワンアクションでヘルールクランプを外すことによりヘルール接続が解除され、吐出ホースを吐出口から容易に外すことができるため、簡便に洗浄作業ができる。
さらに、外フランジ部で、ヘルールガスケットをはさむことにより、シール性が向上し、液漏れせずに横引き仕様で小型ポンプを使用できる。
請求項5記載の本発明は、吸引用配管の吸込口には、狭隘部材(ストレーナー)を配設したことを要旨とするものである。
請求項5記載の本発明によれば、吸引用配管の吸込口に狭隘部材を設置したことにより該吸込口の口径が狭くなり、該吸込口から指が入る危険性のある横引き仕様の小型ポンプでも、インペラに当たる位置まで指が入り込まず、安全に使用できる。
請求項6記載の本発明は、モーターはエアーモーターであり、サイレンサーを付設したことを要旨とするものである。
請求項6記載の本発明によれば、エアーモーターを使用することにより、防爆モーターや防爆スイッチを使用せずとも、引火性の高い原料にも使用することができる。
さらに、エアーモーターは、安全性が高いが騒音があるため、サイレンサーを付設することにより、静音化を図ることができる。
請求項7記載の本発明は、吸引用配管は吐出口をほぼ中央に設けた短いもので、モーターで回転駆動するシャフトも太目で、該シャフトに設けるインペラは吐出口管近傍に位置することを要旨とするものである。
請求項7記載の本発明によれば、従来の縦型ハンディポンプでは、吐出口とインペラは約1m離れた位置に設けるため、長いシャフトが必要となり、ぶれや振動によりポンプの性能が充分に発揮されず、吸込・吐出の効率が悪かった。しかし、吸引用配管として、ヘルールチーズを使用することにより吸込パイプが不要となり、シャフトが短くなることによりシャフトのぶれや振動がなくなり、効率よくポンプが働くため、吸込・吐出の効率が良好となった。
さらに、シャフトが短くなりパイプの構造がシンプルとなったため、シャフトを太くすることができ、一層シャフトのぶれや振動を軽減できた。
以上述べたように本発明の小型ポンプは、食品等製造工程や、液体の供給や移送する際等の様々な場面において、オーバースペックなポンプや、大型の複雑な装置や複数のホース等の部品を必要としないシンプルな工程を可能として、設備や施設のコンパクト化、省エネ化、労力・経費の削減化、分解洗浄性・作業性の向上、衛生管理の強化を図ることができるものである。
本発明の小型ポンプの1実施形態を示す部分縦断正面図である。 本発明の小型ポンプの1実施形態を示す正面図である。 本発明の小型ポンプの使用状態を示す説明図である。 本発明の小型ポンプのヘルールクランプの1実施形態を示す平面図である。 本発明の小型ポンプのヘルールクランプの1実施形態を示す側面図である。 従来例のロータリーポンプの使用状態を示す説明図である。 従来例のハンディポンプを示す正面図である。 従来例のハンディポンプを示す部分拡大縦断正面図である。
以下本発明を実施するための形態について説明するが、本発明はこれに限定されたものでないことは、言うまでもない。
以下図面について本発明の小型ポンプの実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の小型ポンプの1実施形態を示す部分縦断正面、図2は同正面図で、図中1は小型ポンプを示す。
小型ポンプ1は、ハンディタイプのもので、例えば、サニタリータンクである原料タンク28aに横引き仕様として取り付けるものである。
また、小型ポンプ1は、インペラ7を内蔵する吸引用配管6にインペラ7の駆動用モーターを付設するもので、モーターには、電動モーター(100V)等の様々なモーターを使用することができるが、本実施形態では、防爆モーター43や防爆スイッチ44を使用せずとも、引火性の高い原料にも使用することができるものとしてエアーモーター23を用いた。
吸引用配管6は吸込口21と吐出口22を有するヘルールチーズであり、モーターの駆動軸に金属カラー14を配したジョイントA15およびジョイントB16からなるメカニカルジョイント20で接続するシャフト8は吸引用配管6を貫通し、シャフト8の吸込口21側にインペラ7を設ける。
吸引用配管6は吐出口22を形成する吐出口管22aをほぼ中央に設けた短いもので、エアーモーター23で回転駆動するシャフト8も太目で、該シャフト8に設けるインペラ7は前記吐出口管22aの近傍に位置させた。
これにより、吸込パイプ68が不要となるため、従来1mあったシャフトを、10cmから30cmと短くすることにより、ポンプ全体を短くすることができる。これによりシャフト8のぶれを防ぐことができるため、振動が軽減でき、シールもぶれずに液漏れを防ぐことができる。さらに、パイプサポート76、シャフトサポート77等の部品も不要となり、メンテナンスが容易となる。
吸引用配管6の吸込口21にはヘルールレジューサ2を脱着可能に接続し、このヘルールレジューサ2を介してサニタリータンクである原料タンク28aの原料タンク吐出口28bが脱着可能に接続される。
ヘルールレジューサ2と吸引用配管6はヘルール仕様のため、外フランジ部19同士でヘルールガスケット4を挟み、外フランジ部19を接合してヘルールクランプ3で係止する。
なお、図示は省略するが、原料タンク吐出口28bとヘルールレジューサ2ともヘルール仕様のため、その端部の外フランジ部同士でヘルールガスケットを挟みヘルールクランプで係止する。
吸引用配管6の側部に吐出口22を設け、該吸引用配管6の内部に回転自在に設けられたシャフト8の吸込口21側の端部のインペラ7と吸込口21との間に狭隘部材5を設ける。吸引用配管6の吸込口21と反対側の端部内側には保護カバー9を配したメカニカルシール10を付設する。
ハウジング11内には、オイルシール12を配し、深溝玉軸受13を設け、平座金18を設けた低頭六角穴付きボルト17で留める。
該エアーモーター23は、取手の付いたモーターカバー24で覆い、モーターカバー24を貫通してエアー供給口25を設け、モーターカバー24内部にサイレンサー26を設ける。
本発明のヘルールクランプ3は、図4、図5に示すように、湾曲アーム31同士をヒンジ32で結合し、端部33を挟持具34で係止する。ヘルールガスケット4を挟み込んだ外フランジ部19同士を、ヘルールクランプ3の湾曲アーム31で挟み込み、挟持具34で係止して締め付けるものである。
次に、使用法及び動作について説明する。
本発明の小型ポンプの使用法の一例として、図3に示すように、サニタリータンクである原料タンク28aの原料タンク吐出口28bに小型ポンプ1の吸込口21をヘルール接続し、充填タンク29cに接続する混合タンク29bの混合タンク吸込口29aと小型ポンプ1の吐出口22をヘルール接続する。小型ポンプ1は、モーターカバー24で覆われたエアーモーター23のエアー供給口25でコンプレッサー27に接続する。
また、図示は省略するが、充填タンク29cと混合タンク29bの接続においても本発明の小型ポンプ1を両者間に設置するようにしてもよい。
ヘルール仕様は、サニタリー継手の一つで、ヘルールクランプ3でホース取付用アダプタと接合できるため、外すのも容易で、ねじ部が無いため分解洗浄性が良い。外面・内面共に研磨処理が可能なため表面が滑らかであり、埃や汚れが付いても容易に洗浄でき、分解作業性が高い。
このように、ヘルール接続にすることにより、ねじが腐食して剥がれ落ち雑菌や異物が原料等に混入すること等がなくなり、分解洗浄面と、衛生面の向上を図ることができる。
また、横引きで小型ポンプ1を使用することにより、吸込パイプ68をなくしヘルール接続とした吸込口21を原料タンク28aに直接接続することができる。
このように、直接接続可能としたことにより、吸込パイプ68が不要となるため、シャフト8を短くして、ポンプ全体を短くすることができる。
従来のハンディポンプ61はモーター65の付け根からプロペラ81までの距離が約1mあったが、本発明の小型ポンプ1は、該距離が約15cmであり、約6分の1の長さに短くなっている。これにより、シャフト8の長さが10cmから30cm、望ましくは15cmの長さと短くて済み、シャフト8のぶれを防ぐことができるため、振動が軽減でき、シールもぶれずに液漏れを防ぐことができる。さらに、パイプサポート76、シャフトサポート77等の部品も不要となり、メンテナンスが容易となる。
また、シャフト8を短くしたことにより、パイプとして、吸引用配管6を使用することができる。該吸引用配管6は、パイプに比べ、長さが短く、表面・内面共に研磨処理することができ、外面が滑らかなため、埃や汚れが付いても容易に洗浄できる。ローネック等、設置状況により、様々な該吸引用配管6を選択することができる。この構造により、インナーパイプ75を必要とせず、部品点数を最小限にすることができる。
次に、横引きでの使用による液漏れを防ぐために、メカニカルシール10を設置した。シャフト8のぶれによるメカニカルシール10のぶれが問題となるが、小型ポンプ1全体を短くし、シャフト8を太くすることにより、シャフト8のぶれが軽減され、これにより、メカニカルシール10のぶれを防ぐことができる。
さらに、オイルシール12を配することにより、ベアリング13等へ液が通過するのを防ぎ、故障を回避することができる。
また、振動については、上記のとおりシャフト8を太く、短くすることにより、振動によるぶれを低減した。
吸引用配管6の内部に配するインペラ7と吸込口21の間に狭隘部材5を設置して、インペラ7と吸込口21の間の管の内径を細くして、吸込口21から指が入る危険性のある横引きの小型ポンプ1でも、インペラ7に当たる位置まで指が入り込まず、安全に使用でき怪我を防ぐことができる。ストレーナー5は、ポンプの圧力を高める効果もある。
ヘルールクランプ3を使用することにより、工具を必要とせず、挟持具34を横に倒すというワンアクションでヘルール接続が解除できるため、分解洗浄性が高まり、衛生的に管理できる。また、外フランジ部19同士で、ヘルールガスケット4をはさむことにより、シール性が向上し、液漏れせずに横引きの小型ポンプ1を使用できる。
モーターは、爆発性のある雰囲気で使用する場合、図6のように防爆モーター43とすることも考えるが、本発明のとおり、エアーモーター23を使用することにより、防爆モーター43や防爆スイッチ44を使用せずとも、引火性の高い原料にも使用することができる。しかし、エアーモーター23は、騒音と振動があり、使用上の問題があった。
そこで、騒音については、エアーモーター23にはモーターカバー24をかけ、さらにサイレンサー26をモーターカバー24内に付設することにより、静音化を図ることができ、安全性が高いエアーモーター23を使用する環境の改善を図ることができる。さらに、振動については、上記のように、シャフト8を短く太くすることにより、ぶれを少なくでき、振動を軽減させることができる。
最後に、本発明の小型ポンプ1の分解方法について説明する。
(1)ヘルールレジューサ2と吸引用配管6の外フランジ部19の接続を係止するヘルールクランプ3の端部33の挟持具34の係止を外し、外フランジ部19の間に挟んだヘルールガスケット4を外す。
(2)吸引用配管6内に配設する狭隘部材5を抜く。
(3)吸引用配管6とハウジング11の外フランジ部19の接続を係止するヘルールクランプ3の端部33の挟持具34の係止を外し、外フランジ部19の間に挟んだヘルールガスケット4を外す。
(4)インペラ7の付いたシャフト8と共に、メカニカルシール10と保護カバー9を吸引用配管6から引き抜く。
以上のとおり、本発明の小型ポンプ1の洗浄すべき部品をすべて分解することができるため、それぞれを洗浄することができる。
以上の実施形態は本発明の小型ポンプを食品等製造工程に使用する場合について説明したが、これに限定されず、液体の供給や移送する際等の様々な分野において使用可能なものである。
1 小型ポンプ
2 ヘルールレジューサ
3 ヘルールクランプ
4 ヘルールガスケット
5 狭隘部材(ストレーナー)
6 吸引用配管(ヘルールチーズ)
7 インペラ
8 シャフト
9 保護カバー
10 メカニカルシール
11 ハウジング
12 オイルシール
13 深溝玉軸受
14 金属カラー
15 ジョイントA
16 ジョイントB
17 低頭六角穴付ボルト
18 平座金
19 外フランジ部
20 メカニカルジョイント
21 吸込口
22 吐出口
22a 吐出口管
23 エアーモーター
24 モーターカバー
25 エアー供給口
26 サイレンサー
27 コンプレッサー
28a 原料タンク
28b 原料タンク吐出口
29a 混合タンク吸込口
29b 混合タンク
29c 充填タンク
31 湾曲アーム
32 ヒンジ
33 端部
34 挟持具
40 ポンプ一式
41 ロータリーポンプ
42 カップリング
43 防爆モーター
44 防爆スイッチ
45 ベース
46 制御盤
47 タンク
48 リリーフ管
49 フィルター
50 三方弁
51 ドレイン
52 充填機
61 ハンディポンプ
62 吸込口
63 吐出口
64 ハウジング
65 モーター
66 スイッチ
67 取手
68 吸込パイプ
69 逆流防止装置
70 バルブ
71 吐出ホース
72 吐出流路
73 アウターパイプ
74 吸引流路
75 インナーパイプ
76 パイプサポート
77 シャフトサポート
78 シャフト
79 モーター軸
80 キャップ
81 プロペラ
82 ヘッド
83 流入流路
84 第1逆止弁
85 第2逆止弁
86 解除機構
87 第1弁体
88 第2弁体

Claims (7)

  1. モーターと該モーターで回転駆動するインペラを内蔵する吸引用配管とを有するハンディタイプのポンプにおいて、横引き用としてタンクに接続するもので、吸引用配管の吸引口をタンク側の横引き用吐出口にヘルール接続で脱着可能に接続し、吸引用配管の吐出口にホースアダプタを脱着可能にヘルール接続することを特徴とした小型ポンプ。
  2. タンク側への接続はヘルールレジューサを介する請求項1記載の小型ポンプ。
  3. 吸引用配管のメカニカルシール設置部とハウジングの接合部もヘルール接続とする請求項1または請求項2記載の小型ポンプ。
  4. ヘルール接続は、ヘルールガスケットを挟み、相互に接合する外フランジ部をヘルールクランプで脱着固定した請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の小型ポンプ。
  5. 吸引用配管の吸込口には、狭隘部材を配設した請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の小型ポンプ。
  6. モーターはエアーモーターであり、サイレンサーを付設した請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の小型ポンプ。
  7. 吸引用配管は吐出口をほぼ中央に設けた短いもので、モーターで回転駆動するシャフトも太目で、該シャフトに設けるインペラは吐出口管近傍に位置する請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の小型ポンプ。
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