JP5752058B2 - 筒状部材の防食構造及び筒状部材の防食方法 - Google Patents
筒状部材の防食構造及び筒状部材の防食方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5752058B2 JP5752058B2 JP2012004972A JP2012004972A JP5752058B2 JP 5752058 B2 JP5752058 B2 JP 5752058B2 JP 2012004972 A JP2012004972 A JP 2012004972A JP 2012004972 A JP2012004972 A JP 2012004972A JP 5752058 B2 JP5752058 B2 JP 5752058B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main pipe
- cylindrical member
- filler
- corrosion
- filling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Insulators (AREA)
- Prevention Of Electric Corrosion (AREA)
Description
なお、この発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、この実施形態に限定するものではない。
請求項1の発明は、図1〜図4に示すように、筒状部材(7a)の内周面の腐食を防止する筒状部材の防食構造であって、前記筒状部材の内周面の腐食を防止するために、この筒状部材の内周面と密着するようにこの筒状部材の内部に充填される充填材(8b)を備え、前記筒状部材は、電車線(1)を長さ方向に移動自在に支持する可動ブラケット(7)の主パイプ(7a)であり、前記充填材は、前記可動ブラケットの主パイプの内部に充填されることを特徴とする筒状部材の防食構造である。
図1に示す架線1は、線路上空に架設される架空電車線である。架線1は、支持点間の距離(径間)が所定の長さになるように、所定の間隔をあけて支持構造物3によって支持点で支持されている。架線1は、電車又は電気機関車などの電気車(鉄道車両)が走行する線路上空に架設されており、トロリ線1aとちょう架線1bなどを備えている。トロリ線1aは、電気車の集電装置のすり板が接触する電線であり、このすり板が摺動することによってこの電気車に負荷電流を供給する。ちょう架線1bは、トロリ線1aの重量による弛み(弛度)が小さくなるようにトロリ線1aを支持する線条である。図1に示す架線1は、トロリ線1aをちょう架線1bにハンガによって吊り下げるシンプルカテナリ式ちょう架方式の架線である。
図5に示す防食方法#100は、主パイプ7aの内周面の腐食を防止する方法であり、被覆工程#110と、充填工程#120と、仕上げ工程#130とを含む。被覆工程#110は、図6(A)に示す主パイプ7aの貫通孔7i,7jを被覆材9によって被覆する工程である。被覆材9は、主パイプ7aの表面を被覆する部材であり、この主パイプ7aの表面に着脱自在に貼り付け可能なマスキングテープなどである。被覆工程#110では、主パイプ7aの長さ方向に形成された貫通孔7i,7jを塞ぐように、この主パイプ7aの表面に被覆材9を貼り付けて、この貫通孔7i,7jをこの被覆材9によって塞ぐ。このとき、図1に示すがいし2に接続される側の主パイプ7aの端部から最も離れた位置に存在する一対の貫通孔7jのうち一方の貫通孔7jについては、他方の貫通孔7jとは異なり被覆材9によって被覆されておらず、充填材8bを充填するときに主パイプ7a内の空気を排出する空気排出口として利用される。
(1) この実施形態では、主パイプ7aの内周面の腐食を防止するために、この主パイプ7aの内周面と密着するようにこの主パイプ7aの内部に充填材8bが充填される。このため、主パイプ7aの内部の腐食の発生を抑止して主パイプ7aの寿命を延ばし、メンテナンスコストを削減することができるとともに、電車線設備の信頼性を向上させることができる。
(1) この実施形態では、可動ブラケット7の主パイプ7aの内部を防食処理する場合を例に挙げて説明したが、主パイプ7a以外の種々のパイプ類を防食処理する場合についてもこの発明を適用することができる。また、この実施形態では、可動ブラケット7の主パイプ7aの内部に充填材8bを充填する場合を例に挙げて説明したが、主パイプ7bの内部に充填材8bを充填することもできる。
1a トロリ線
1b ちょう架線
2 がいし
3 支持構造物
4 電柱
5 トロリ線支持装置
6 電柱バンド
7 可動ブラケット
7a,7b 主パイプ(筒状部材)
7c ちょう架線支持金具
7i,7j 貫通孔
8 防食構造
8a 溶融亜鉛めっき層
8b 充填材
8c,8d 貫通孔
8e 挿入部
9 被覆材
10 充填装置
Claims (6)
- 筒状部材の内周面の腐食を防止する筒状部材の防食構造であって、
前記筒状部材の内周面の腐食を防止するために、この筒状部材の内周面と密着するようにこの筒状部材の内部に充填される充填材を備え、
前記筒状部材は、電車線を長さ方向に移動自在に支持する可動ブラケットの主パイプであり、
前記充填材は、前記可動ブラケットの主パイプの内部に充填されること、
を特徴とする筒状部材の防食構造。 - 請求項1に記載の筒状部材の防食構造であって、
前記充填材は、発泡プラスチックであること、
を特徴とする筒状部材の防食構造。 - 請求項1又は請求項2に記載の筒状部材の防食構造であって、
前記筒状部材は、この前記筒状部材の長さ方向に所定の間隔をあけてこの筒状部材を貫通する貫通孔を有し、
前記充填材は、前記貫通孔を塞ぐように前記筒状部材の内部に充填されること、
を特徴とする筒状部材の防食構造。 - 筒状部材の内周面の腐食を防止する筒状部材の防食方法であって、
前記筒状部材の内周面の腐食を防止するために、この筒状部材の内周面と密着するようにこの筒状部材の内部に充填材を充填する充填工程を含み、
前記筒状部材は、電車線を長さ方向に移動自在に支持する可動ブラケットの主パイプであり、
前記充填工程は、前記可動ブラケットの主パイプの内部に前記充填材を充填する工程を含むこと、
を特徴とする筒状部材の防食方法。 - 請求項4に記載の筒状部材の防食方法であって、
前記充填工程は、発泡プラスチックを充填する工程を含むこと、
を特徴とする筒状部材の防食方法。 - 請求項4又は請求項5に記載の筒状部材の防食方法であって、
前記筒状部材は、この前記筒状部材の長さ方向に所定の間隔をあけてこの筒状部材を貫通する貫通孔を有し、
前記充填工程は、前記貫通孔を塞ぐように前記筒状部材の内部に前記充填材を充填する工程を含むこと、
を特徴とする筒状部材の防食方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012004972A JP5752058B2 (ja) | 2012-01-13 | 2012-01-13 | 筒状部材の防食構造及び筒状部材の防食方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012004972A JP5752058B2 (ja) | 2012-01-13 | 2012-01-13 | 筒状部材の防食構造及び筒状部材の防食方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013144476A JP2013144476A (ja) | 2013-07-25 |
JP5752058B2 true JP5752058B2 (ja) | 2015-07-22 |
Family
ID=49040549
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012004972A Expired - Fee Related JP5752058B2 (ja) | 2012-01-13 | 2012-01-13 | 筒状部材の防食構造及び筒状部材の防食方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5752058B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021014229A (ja) * | 2019-07-16 | 2021-02-12 | 東日本旅客鉄道株式会社 | 可動ブラケット材セット及びこれを用いた復旧用可動ブラケット |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5842897A (ja) * | 1981-09-05 | 1983-03-12 | 株式会社高田工業所 | 鋼管内面防方法 |
JP2003048464A (ja) * | 2001-08-07 | 2003-02-18 | East Japan Railway Co | 電車線用可動ブラケット |
JP2004173673A (ja) * | 2002-11-28 | 2004-06-24 | Tomohide Ikeguchi | 単層および復層プラスチック内蔵式一体成型金属製パイプ |
JP2004068597A (ja) * | 2003-10-23 | 2004-03-04 | Yoshiichi Tani | 建造物の基礎構造物 |
-
2012
- 2012-01-13 JP JP2012004972A patent/JP5752058B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013144476A (ja) | 2013-07-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8567734B2 (en) | Cable support system | |
US8550259B1 (en) | ULT cable support system | |
US8517186B1 (en) | ULT cable support system with saddles | |
JP5752058B2 (ja) | 筒状部材の防食構造及び筒状部材の防食方法 | |
CN106076707A (zh) | 一种涂料喷刷机械设备 | |
KR200431182Y1 (ko) | 송배전의 점퍼선 지지용 애자 | |
CN210389584U (zh) | 一种新型可更换槽道做槽模具 | |
CN206485512U (zh) | 吸噪地板 | |
CN101841012B (zh) | 车用蓄电池箱体的制备方法及通过该方法制得的箱体 | |
KR101696921B1 (ko) | 특고압 송배전용 가공전선 지지철탑 | |
JP3228524U (ja) | 防食鋼管柱 | |
KR102004128B1 (ko) | 전신주 설치물 세척 및 냉각장치 | |
CN203033237U (zh) | 一种低温保温液罐车罐体 | |
CN211329326U (zh) | 一种钢结构化工反应塔防腐保温结构 | |
KR200460764Y1 (ko) | 순환전류 장애 방지용 곡선당김금구 | |
CN215733423U (zh) | 一种电缆接头防护装置 | |
KR101365587B1 (ko) | 전기 컨트롤 박스의 케이블 정리장치 | |
CN208003304U (zh) | 一种消防喷淋头 | |
CN113765031B (zh) | 一种轨道车辆下线管安装模块及安装方法 | |
JP5973687B1 (ja) | 熱可塑性樹脂の被覆方法及び被覆装置 | |
CN201030634Y (zh) | 电缆气压盐浴硫化机组 | |
CN106494261A (zh) | 接触网附加导线悬挂支架 | |
CN208127281U (zh) | 主控箱及电池系统 | |
CN217998453U (zh) | 一种用于现浇自保温体系的定位支撑件及其施工支撑体系 | |
CN217637803U (zh) | 一种灯具防水性能检测装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140611 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150318 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150421 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150519 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150519 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5752058 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |