JP5751209B2 - ガラス板の製造方法及び製造装置 - Google Patents
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Description
外壁部で囲まれた空間の底部に凹部を有する下型と、前記凹部に嵌合可能な凸部及び上方に配置された開口部を有する第1上型と、を組み合わせることにより、前記凹部と凸部との嵌合状態で前記外壁部で囲まれた空間内に前記凸部が配置された金型空間を構成する準備工程と、前記第1上型の開口部を通して前記下型上に一定量の溶融ガラスを滴下する滴下工程と、前記第1上型の開口部を通して第2上型で前記下型上の溶融ガラスを完全プレスすることにより、前記外壁部まで溶融ガラスを伸ばす第1プレス工程と、前記第1上型で前記下型上の溶融ガラスを完全プレスすることにより、前記外壁部で規制された溶融ガラスを前記凸部の周りに充填する第2プレス工程と、前記第1上型の凸部からの離型により溶融ガラスに前記貫通穴を形成する離型工程と、を有することを特徴とする。
〈ガラス溶融〉
ガラス材料:アルミノシリケートガラス
ガラス転移温度:Tg=540℃
屈伏点:At=615℃
線膨張係数α=99×10-7
〈ガラス供給〉
溶融炉からフィーダーにより下型4の金型面に供給した。
金型(上型3,下型4)の材質:ステンレス(STAVAX)
金型受け面,成形面には、硬質クロムメッキを形成した。
金型サイズ:250×150mm
〈成形ガラス〉
外形サイズ:200×100mm,板厚:1mm,重量:50g
〈成形条件〉
プレス圧:50kg/cm2
プレス時間:10秒
プレスタイミング:10秒(ガラス表面温度:700℃)
金型(上型3,下型4)の温度:500℃
〈穴形状〉
1.2mm×5mmの長穴
1c 面取り部
1p 凸部
1h 開口部
2 第2上型
2p 凸部
3 上型
4 下型
4c 面取り部
4h 凹部
4v 金型空間
4w 外壁部
5 溶融ガラス
5c 面取り部
5h 貫通穴
5s ガラス面
6 カバーガラス板
6c 面取り部
6h 貫通穴
6s ガラス面
7A 白金ノズル
7B ブレード
10 制御部
Claims (14)
- 貫通穴を有するガラス板の製造方法であって、
外壁部で囲まれた空間の底部に凹部を有する下型と、前記凹部に嵌合可能な凸部及び上方に配置された開口部を有する第1上型と、を組み合わせることにより、前記凹部と凸部との嵌合状態で前記外壁部で囲まれた空間内に前記凸部が配置された金型空間を構成する準備工程と、
前記第1上型の開口部を通して前記下型上に一定量の溶融ガラスを滴下する滴下工程と、
前記第1上型の開口部を通して第2上型で前記下型上の溶融ガラスを途中まで中間プレスすることにより、前記外壁部まで溶融ガラスを伸ばす第1プレス工程と、
前記第1上型及び第2上型を組み合せた状態の両者で前記下型上の溶融ガラスを完全プレスすることにより、前記外壁部で規制された溶融ガラスを前記凸部の周りに充填する第2プレス工程と、
前記第1上型の凸部からの離型により溶融ガラスに前記貫通穴を形成する離型工程と、
を有することを特徴とするガラス板の製造方法。 - 貫通穴を有するガラス板の製造方法であって、
外壁部で囲まれた空間の底部に凹部を有する下型と、前記凹部に嵌合可能な凸部及び上方に配置された開口部を有する第1上型と、を組み合わせることにより、前記凹部と凸部との嵌合状態で前記外壁部で囲まれた空間内に前記凸部が配置された金型空間を構成する準備工程と、
前記第1上型の開口部を通して前記下型上に一定量の溶融ガラスを滴下する滴下工程と、
前記第1上型の開口部を通して第2上型で前記下型上の溶融ガラスを完全プレスすることにより、前記外壁部まで溶融ガラスを伸ばす第1プレス工程と、
前記第1上型で前記下型上の溶融ガラスを完全プレスすることにより、前記外壁部で規制された溶融ガラスを前記凸部の周りに充填する第2プレス工程と、
前記第1上型の凸部からの離型により溶融ガラスに前記貫通穴を形成する離型工程と、
を有することを特徴とするガラス板の製造方法。 - 前記滴下工程における溶融ガラス滴下時の第1上型と下型との隙間が、ガラス板厚の2〜5倍であることを特徴とする請求項1又は2記載のガラス板の製造方法。
- 前記下型の凹部の周囲と前記第1上型の凸部の周囲とに面取り形状が形成されており、前記第1プレス工程又は第2プレス工程におけるプレスにより、前記貫通穴に相当する凸部の周囲に面取りを付加することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のガラス板の製造方法。
- 前記貫通穴の開口の最小寸法が0.5〜5mmであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のガラス板の製造方法。
- 前記貫通穴の開口の最小寸法が0.5〜2mmであり、前記第1プレス工程のプレス後1秒以内に前記第2プレス工程のプレスを行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のガラス板の製造方法。
- ガラス板厚が0.7〜5mmであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のガラス板の製造方法。
- ガラス板が、α≦100×10-7(ただし、α:線膨張係数である。)、300℃≦Tg≦700℃(ただし、Tg:ガラス転移温度である。)のガラス特性を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のガラス板の製造方法。
- 前記第1上型の凸部のテ―パ角度が3〜10°であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のガラス板の製造方法。
- 前記第1上型の凸部の長さがガラス板厚の3〜10倍であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のガラス板の製造方法。
- 前記滴下工程で溶融ガラスを下型上に供給してから、ガラス温度が(Tg+100)℃〜(Tg+300)℃になった時に(ただし、Tg:ガラス転移温度である。)、前記第1プレス工程において第2上型で下型上の溶融ガラスをプレスすることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載のガラス板の製造方法。
- ガラス板が、携帯用デジタル機器の画像表示面に設けられる薄板状のカバーガラス板であることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載のガラス板の製造方法。
- 貫通穴を有するガラス板の製造装置であって、
外壁部で囲まれた空間の底部に凹部を有する下型と、前記凹部に嵌合可能な凸部及び上方に配置された開口部を有する第1上型と、前記開口部に嵌合可能な凸部を有する第2上型と、装置各部を制御する制御部と、を有し、
前記下型の凹部と前記第1上型の凸部とを嵌合させて前記外壁部で囲まれた空間内に前記第1上型の凸部が配置された金型空間を構成し、前記第1上型の開口部を通して前記下型上に一定量の溶融ガラスを滴下させ、前記第1上型の開口部を通して第2上型で前記下型上の溶融ガラスを途中まで中間プレスすることにより、前記外壁部まで溶融ガラスを伸ばし、前記第1上型及び第2上型を組み合せた状態の両者で前記下型上の溶融ガラスを完全プレスすることにより、前記外壁部で規制された溶融ガラスを前記凸部の周りに充填し、前記第1上型の凸部からの離型により溶融ガラスに前記貫通穴を形成する制御を、前記制御部で行うことを特徴とするガラス板の製造装置。 - 貫通穴を有するガラス板の製造装置であって、
外壁部で囲まれた空間の底部に凹部を有する下型と、前記凹部に嵌合可能な凸部及び上方に配置された開口部を有する第1上型と、前記開口部に嵌合可能な凸部を有する第2上型と、装置各部を制御する制御部と、を有し、
前記下型の凹部と前記第1上型の凸部とを嵌合させて前記外壁部で囲まれた空間内に前記第1上型の凸部が配置された金型空間を構成し、前記第1上型の開口部を通して前記下型上に一定量の溶融ガラスを滴下させ、前記第1上型の開口部を通して第2上型で前記下型上の溶融ガラスを完全プレスすることにより、前記外壁部まで溶融ガラスを伸ばし、前記第1上型で前記下型上の溶融ガラスを完全プレスすることにより、前記外壁部で規制された溶融ガラスを前記凸部の周りに充填し、前記第1上型の凸部からの離型により溶融ガラスに前記貫通穴を形成する制御を、前記制御部で行うことを特徴とするガラス板の製造装置。
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