JP5749842B2 - ステレオビューワ及び又はステレオビューファインダ - Google Patents

ステレオビューワ及び又はステレオビューファインダ Download PDF

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本発明は、ステレオビューワ及び/又はステレオビューファインダに関するものであり、特にステレオ画像を鑑賞する際に用いられるステレオビューワ及び/又はステレオ画像を撮影する際に用いられるステレオビューファインダに関するものである。
従来より、観察者の両眼でレンズを介して互いに離れた2点で撮影した視点の異なる一対のステレオ画像を立体視して観賞するステレオビューワや、上述したステレオ画像を撮影する際に用いられるステレオビューファインダが知られている。
このようなステレオビューワとして、上方殻体と下方殻体とを折り目ヒンジを介して連結して成るプラスチックケース内に、2枚のスクリーンと、一対レンズを有して折り目ヒンジを介して下方殻体に枢着自在に設けられた光学ビューワと、を配置したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、ステレオビューファインダとして、例えば、ディジタルステレオカメラ等の電子機器としての撮像ユニットの下方に取り付けられて、ボディー内に配置された左右一対のTFTカラー液晶ディスプレイを左右一対の接眼レンズで別々に観察するものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特表平10‐500493 号公報 特開2006−303832号公報
しかしながら、上述したようなステレオビューワでは、光学レンズが大きくなり、ディジタルステレオカメラ等の電子ディスプレイを見る際には、光学レンズの焦点距離が長くなり、電子ディスプレイからレンズを離間しなければならず外形が大きくなる。また、屋外で、ステレオ画像を鑑賞する際に、外光の影響により相対的に電子ディスプレイの輝度が低下してステレオ画像が視認しがたいという問題があった。
また、上述したようなステレオビューファインダでは、ボディーが大型になりがちで、屋外でのステレオ画像を撮影する際の携行性が悪いという問題があった。
そこで、屋外でステレオ画像の撮影や鑑賞を行う際に、電子ディスプレイに表示されるステレオ画像が視認し易く、また、簡便に持ち運ぶために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は、この課題を解決することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案するものであり、請求項1記載の発明は、一対のステレオ画像を表示する電子ディスプレイを備えた電子機器に用いられるステレオビューワ及び/又はステレオビューファインダであって、前記電子ディスプレイ上に取り付けられ、該電子ディスプレイの周縁に沿って立設する壁部で構成され、且つ、該壁部の内面側に折り畳み可能な遮光フードと、前記一対のステレオ画像を視る一対のレンズを備え、前記遮光フードの内壁面にヒンジ部を介して取り付けられて前記電子ディスプレイに対して平行に展開可能なルーペと、を備えていることを特徴とするステレオビューワ及び/又はステレオビューファインダを提供する。
本発明では、遮光フードを立ち上げる際に、電子ディスプレイの周縁に設けた遮光フードの壁部の一部を持ち上げる。これにより、該遮光フードの前方壁部が電子ディスプレイに対して立ち上げられる。そのため、遮光フードの開口面が電子ディスプレイと対応した広さに拡大する。また、遮光フードを格納する際は、該遮光フードの左及び右の壁部を内面側に倒すことにより、遮光フードは前記壁部の内面側にワンタッチで折り畳まれて、電子ディスプレイ上に遮光フードはルーペとともに重合してコンパクトに格納することができる。
この構成によれば、屋外でステレオ画像の撮影や鑑賞を行う際に、遮光フードが電子ディスプレイへの外光の侵入を防止するため、電子ディスプレイに表示されるステレオ画像が視認し易く、また、遮光フードが小さく折り畳まれて格納可能なため、屋外に簡便に持ち運ぶことができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のステレオビューワ及びステレオビューファインダの兼用構造の構成に加えて、前記ルーペを前記電子ディスプレイに対して垂直な垂直方向に昇降可能なルーペ昇降機構を備えているステレオビューワ及び/又はステレオビューファインダを提供する。
この構成によれば、ルーペが電子ディスプレイに対して遠近移動可能なため、観察者の視度に応じて、ルーペの視度を調節することができる。
請求項3記載の発明は、請求項2記載のステレオビューワ及びステレオビューファインダの兼用構造の構成に加えて、前記ルーペ昇降機構は、前記ルーペを前記遮光フードより垂直方向の上方に昇降可能なステレオビューワ及び/又はステレオビューファインダを提供する。
この構成によれば、ルーペと電子ディスプレイとの距離を遮光フードの高さよりも長く確保するため、遮光フードの高さに係らず、観察者の視度に応じてルーペの視度を調整することができる。
請求項4記載の発明は請求項2又は3記載のステレオビューワ又はステレオビューファインダの兼用構造の構成に加えて、前記ルーペ昇降機構は、前記ルーペにヒンジ部を介して連結されて、前記遮光フードの内壁面に垂直方向に昇降可能に取り付けられたコラムと、該コラムの側方に取り付けられて、前記垂直方向に延びる回転軸周りに回動可能なウォームネジと、該ウォームネジに噛合可能に配置されて、前記ウォームネジを回動させて前記コラムを昇降させる入力ギヤと、を備えているステレオビューワ及び/又はステレオビューファインダを提供する。
この構成によれば、入力ギヤを回動させるだけで、ウォームネジを介してコラムが垂直方向に昇降して、ルーペが電子ディスプレイに対して遠近移動するため、撮影者の視度に応じて視度調整を容易に行うことができる。
請求項5記載の発明は、請求項4記載のステレオビューワ及びステレオビューファインダの兼用構造の構成に加えて、前記入力ギヤの歯溝には、前記ウォームネジと前記入力ギヤとの噛み合いを妨げる昇降ストッパが配設されているステレオビューワ及び/又はステレオビューファインダを提供する。
この構成によれば、ストッパがウォームネジと入力ギヤとの間に介在することにより、ウォームネジの回動が制止されて、コラム及びルーペが位置決めされるため、観察者の視度に応じて視度調整を行うと共に電子ディスプレイに対するルーペの位置を固定することができる。
請求項6記載の発明は、請求項1記載のステレオビューワ及びステレオビューファインダの兼用構造に加えて、前記遮光フードの内壁面と該内壁面に対向する対抗壁面との間に渡設されて、前記一対のレンズの視野を仕切る仕切り板を備えているステレオビューワ及び/又はステレオビューファインダを提供する。
この構成によれば、仕切り板が一対のレンズの角視野を仕切るため、観察者は一対のステレオ画像を立体視し易くなる。
請求項7記載の発明は、請求項6記載のステレオビューワ及びステレオビューファインダの兼用構造に加えて、前記仕切り板は、一方端部を前記電子ディスプレイに対して垂直な回転軸まわりに回動可能にヒンジ部を介して前記遮光フードの後方内壁部に取り付けられているステレオビューワ及び/又はステレオビューファインダを提供する。
この構成によれば、仕切り板は、遮光フードの展開時、格納時に応じて開閉することができる。
請求項8記載の発明は、請求項7記載のステレオビューワ及びステレオビューファインダの兼用構造に加えて、前記遮光フードが折り畳まれている際に、前記仕切り板を前記遮光フードに一体に固定して前記仕切り板の回動を規制し、前記遮光フードが展開されている際に、前記仕切り板と前記遮光フードとを切り離し可能な回動ストッパを備えているステレオビューワ及び/ステレオビューファインダを提供する。
この構成によれば、遮光フードの格納時に、仕切り板が不用意に展開することを抑制すると共に、遮光フードの展開時に、仕切り板を容易に展開することができる。
請求項9記載の発明は、請求項8記載のステレオビューワ及びステレオビューファインダの兼用構造の構成に加えて、前記回動ストッパは、前記遮光フードの対抗壁面に形成された挿通孔内をスライド可能に配置されて、前記仕切板の他方端部を掛止するフック部を備えているステレオビューワ及び/又はステレオビューファインダを提供する。
この構成によれば、ストッパをスライドさせるだけで仕切り板を対向壁面から切り離すことができる。
請求項10記載の発明は、ステレオビューワ/ステレオビューファインダの左右一対のレンズの間隔調整機構であって、左右のレンズの取り付け部を左右のピンによって支え、左右のピン同士の中心部のレンズホルダ上にセグメントギヤを設け、前記左右のピン同士を結ぶ線と直角方向にレンズを取り付けて、左右のセグメントギヤが直接噛み合うことにより左右のレンズ間隔はピンを中心として互いに反対方向に搖動し、左右のレンズ間隔の調節を行うように構成した請求項1のステレオビューワ/ステレオビューファインダを提供する。
この構成によれば、観察者の瞳間隔に応じて、一対のレンズ間のレンズ間距離を調整することができる。
請求項11記載の発明は、請求項10記載のステレオビューワ及びステレオビューファインダの兼用構造の構成に加えて、前記レンズ間距離調整機構は、前記電子ディスプレイに対して垂直な回転軸まわりに前記レンズを回転可能に夫々収容する一対のレンズホルダを備えているステレオビューワ及び/又はステレオビュ―ファインダを提供する。
この構成によれば、回転軸まわりにレンズホルダを回動させることにより、観察者の眼幅に応じて、一対のレンズ間のレンズ間距離を調整することができる。
請求項12記載の発明は、請求項11記載のステレオビューワ及びステレオビューファインダの兼用構造の構成に加えて、前記レンズ間距離調整機構は、前記一対のレンズホルダ同士の対向する対向面に夫々形成されて互いに噛合可能なセグメントギヤを備えているステレオビューワ及び/又はステレオビューファインダを提供する。
この構成によれば、一対のレンズホルダの回動の際に、セグメントギヤ同士が噛み合うことにより、一方のレンズホルダが他方のレンズホルダの回動動作に連動するため、レンズ間距離の調整に伴う作業負担を軽減することができる。
請求項13記載の発明は、請求項11又は12記載のステレオビューワ及びステレオビューファインダの兼用構造に加えて、前記レンズ間隔調整機構は、前記レンズホルダの過回転規制ストッパ及び過接近ストッパを備えているステレオビューワ及び/ステレオビューファインダを提供する。
この構成によれば、ストッパが、レンズホルダ間隔の過度な回転を抑制するため、レンズ間隔を所望の範囲内に調整することができる。
請求項14記載の発明は、請求項11記載のステレオビューワ及びステレオビューファインダの兼用構造の構成に加えて、前記レンズ間距離調整機構は、左右のレンズよりも夫々大きい孔を有するベースプレートを備え、ベースプレート上には左右一対のレンズホルダを設置し、ベースホルダと一対のレンズホルダは、夫々の下端部のピンを中心として回動可能に連結されている。ベースプレートの中心部にはカムシャフトを回転可能に立設するための孔を設け、その孔に左右用二つのカムを固定したカムシャフトを立設して、その左右用のカムには、夫々左右のレンズホルダの側端部がスプリングによって当接されている。カムシャフトの上端部を指で回せば左右のカムによってレンズホルダの間隔が観察者の好適な状態に調整される機構を備えているステレオビューワ及び/又はステレオビーファインダを提供する。
この構成によれば、カムシャフトを回すだけで左右のレンズ間隔が調整でき、また、機構全体を小型化できる。
請求項15記載の発明は、電子ディスプレイに表示される左右の画面に左右同一の視準パターンをソフトウェアによって表示するように構成した請求項1乃至14の何れか1項記載のステレオビューファインダを提供する。
この構成によれば、ステレオビューワ及び/又はステレオビューファインダをステレオカメラに取り付けてステレオビューファインダとして使用する場合、左右のパターンが融合して一つの立体像として見え、立体像パターンの向こう側に撮影する立体映像が見えるようにして撮影することによって正常な立体映像が撮影できる。
請求項16記載の発明は、電子ディスプレイを白色表示してバックライトとして利用することにより、遮光フードに設けられて電子ディスプレイの画面の垂直方向直上に配置されたスロットに銀塩ステレオスライドを挿入してフィルム上に形成されたステレオスライドを鑑賞できるように構成した請求項1乃至14の何れか1項記載のステレオビューワを提供する。
この構成によれば、電子ディスプレイをバックライトとして利用でき、電子ディスプレイであっても、フィルム方式のステレオスライドを見ることができる。
請求項17記載の発明は、ステレオビューワ/又はステレオビューファインダをステレオカメラに取り付けた時に、取り付け位置の片側にフェースカップリングを設け、そのフェースカップリングをバネで加圧し、カップリングの歯数を360°/90°=4で割れ数を除いたNとし、割出角度をn=360/Nとしてnを整数とすれば、n(360°/N)>90°で成り立つnの最小数の回転角度を回動させ、その回動の中間位置を、ディスプレイを実際に回動させる90°位置にストッパを設け、その位置で固定するように構成した請求項1乃至14の何れか1項記載ステレオビューファインダを提供する。
この構成によれば、ディスプレイ等が、自重により、落下することがなく、ディスプレイを下方位置に下げるときに、フェースカップリングの割出効果で下方位置よりも、更に下側に回動しようとする作用が働き、また、ディスプレイを上方に揚げるときにも、上方位置よりも更に上側に回動しようとする作用が働くので、その手前の上下範囲90°の位置でストッパによって制止すれば普通の状態でディスプレイが不用意に動くことがない。
本発明は、屋外でステレオ画像の撮影を行う際に電子ディスプレイに表示されるステレオ画像が視認し易く、また、ステレオビューワとして使用する際も折り畳み自在で簡便に持ち運ぶことができる。また、電子ディスプレイもバックライトとして利用できるのでフィルム方式のステレオビューワとしても使用できる。
本発明の第1実施例に係るステレオビューワ/ステレオビューファインダを示す斜視図。 一対のステレオ画像の表示間隔を示す模式図。 電子ディスプレイに左右同一のパターンをソフトウェアで表示する一例であり、ステレオ画像を示す模式図であり、(a)は、アスペクト比が3:4を示す図であり、(b)は、アスペクト比が1:1.41を示す図であり、(c)は、アスペクト比が1:1・5を示す図であり、(d)はアスペクト比が9:16を示す図である。 電子ディスプレイに撮影情報を表示した状態を示す模式図。 遮光フードを折り畳んでいる状態を示す斜視図。 遮光フードを折り畳んだ状態を示す斜視図。 本発明の第2実施例に係るステレオビューワ/ステレオビューファインダを示す一部切欠斜視図。 図7に示すステレオビューワ/ステレオビューファインダの第1変形例を示す斜視図。 図7に示すステレオビューワ/ステレオビューファインダの第2変形例を示す斜視図。 本発明の第3実施例に係るステレオビューワ/ステレオビューファインダを示す斜視図。 図10に示す仕切り板とストッパの要部拡大断面図。 本発明の第4実施例に係るステレオビューワ/ステレオビューファインダを示す斜視図。 図12に示すルーペとレンズ間隔距離調整機構を示す平面図。 ステレオビューワ/ステレオビューファインダの他の実施形態を示す解説図。 ステレオビューワ/ステレオビューファインダの他の実施形態を示す解説図。 ステレオビューワ/ステレオビューファインダの他の実施形態を示す解説図。 他の形態の遮光フードの斜視図。 ステレオビューファインダをステレオカメラに取り付けた状態を示す斜視図。 ステレオカメラにステレオビューファインダを取り付けた状態を示す斜視図。 ステレオカメラにステレオビューファインダを取り付けた状態を示す断面図。
本発明は、屋外でステレオ画像の撮影や鑑賞を行う際に、電子ディスプレイに表示されるステレオ画像が視認し易く、また、簡便に持ち運ぶという目的を達成するために、一対のステレオ画像を表示する電子ディスプレイを備えた電子機器に用いられるステレオビューワ及び/又はステレオビューファインダであって、電子ディスプレイ上に取り付けられて折り畳み可能な遮光フードと、ステレオ画像を視る一対のレンズを備え、遮光フードの内壁部にヒンジ部を介して取り付けられて電子ディスプレイに対して平行に展開可能なルーペと、を備えていることにより実現した。
以下、本発明の第1実施例に係るステレオビューワ/ステレオビューファインダについて、図1乃至6図面に元づいて説明する。
図1に示すように、ステレオビューワ/ステレオビューファインダ1は、電子ディスプレイとしての液晶ディスプレイDを備えた図示しないディジタルステレオカメラに適用されて、ビューワ及びビューファインダとして用いられる。なお、液晶ディスプレイDは、有機ELであっても構わない。
ディジタルステレオカメラは、レンズと撮像素子を夫々2つ備えたものであっても、レンズと撮像素子とを夫々3つ備えて、被写体との距離に応じて撮影レンズの光軸間距離を変更可能なものと等であっても構わない。
図2に示すように、一対のステレオ画像をSR、SLは、基準ディメンション表示画面S上に投影されるように表示される。ここで、「基準ディメンション表示画面S」とは、ステレオ画像SR、SLを視る観察者の視野が合致する位置をいう。一対のステレオ画像SR、SL間の表示画像W1は、観察者の瞳間隔をB、瞳から液晶ディスプレイDまでの距離をL1、観察者の瞳から基準ディメンション表示画面Sまでの距離をL0とすると、
W1=B(1−L1/L0)の関係式により設定される。
したがって、一対のステレオ画像SL、SRは、液晶ディスプレイD上に互いに表示間隔W1だけ離れて表示されればよく、図3に示すように、液晶ディスプレイDに互いに表示間隔W1だけ離間した一対の表示ウィンドウWR、WLを設けて、各表示ウィンドウWR、WLにステレオ画像SR、SLを夫々表示させても構わない。例えば、瞳から基準ディメンション表示画面Sまでの距離L0を2500mm、基準ディメンション表示画面幅W0を1800mm、表示ウィンドウWR、WLの幅W2を55mmとすると、瞳から液晶ディスプレイDまでの距離L1は、1800/55=32.7272 2500/32.7272=76.39(mm)となり、76.39mmとなる。
そして、後述のビューワのレンズ(左右一対のルーペ)20の焦点距離は、理論的には76.39mm になるが、70mm〜80を使用しても差し支えない。これはユーザーの視度を調整しているためで、ユーザーの視度によってはさらなる補正が必要な場合(視度が極端に標準値から離れている人は更に上記範囲外の焦点距離のルーペを使用したほうが良い場合もある)がある。また、観察者の瞳間隔Bを65mmすると、一対のステレオ画像SR、SL間の表示間隔W1は、
上記関係式よりW1=B(1−L1/L0)=65(1−76.39/2500)=63.01mmとなる。
また、表示ウィンドウWR、WLには、ステレオ画像SR、SLに重ねて視準パターンPを任意に表示させても構わない。これにより、撮影時也撮影後に被写体の構図を簡単に確認することができる。ステレオカメラのファインダとして使用する場合、この視準パターンPの立体像が見える距離は、左右の視野が合致する位置であるので、2500mmの距離に見えることになる。
しかし、この2500mmは、設定値であるので、これに限定されることはない。ステレオ写真を撮影する場合、この視準パターンの向こう側に被写体の立体像が見えるように撮影すべきである。もし、被写体の立体像が視準パターンの立体像よりも手前側に見える場合、視準パターンが二重にずれて見えることになる。もし、被写体の立体像が視準パターンよりも手前側に見えても、背後に映る視準パターンがずれて見えなければ、撮影しても良い範囲である。
また、表示ウィンドウWR、WLのアスペクト比は任意に変更しても構わない。特に、表示ウィンドウSR、SLの幅W2を一定に保ちながら、高さHを変更することにより、アスペクト比の変更前後で一対のステレオ画像SR、SL間の表示間隔W1を一定に保つことができる。
また、図4に示すように、撮影時や撮影後に表示されるステレオ画像SR、SLの解像度等の撮影データや編集データを表示するデータ表示ウィンドウWDを、液晶ディスプレイDSのうち表示ウィンドウWR、WLを除く領域に表示するのが好ましい。これにより、撮影データ又は編集データがステレオ画像SR、SL上に重ねて表示されることが回避されて、ステレオ画像SR、SLが見易くなる。
なお、左右の画面に表示する視準パターンは、撮影にはどうしても必要であるが、煩わしく感じる場合がある(撮影者の好みによる)よって、カメラに取り付けてステレオビューファインダとして撮影する時のみ表示し、押しボタン等でON/OFF 切り換えて表示するか、また、シャッターボタンを半押した時のみ数秒間タイマーで表示するようにしても良い。また、ステレオビューワとして使用する時に検査用として視準パターンを表示してもよい。しかし、一般的には、撮影時には視準パターンを表示し、ステレオビューワとして使用するときには非表示にすると良い。
次に図1に基づいて、本実施例に係るステレオビューワ/ステレオビューファインダ1の構造について説明する。ステレオビューワ/ステレオビューファインダ1は、液晶ディスプレイD上に取り付けられる遮光フード10と、液晶ディスプレイDに平行に展開可能な一対のルーペ20と、を備えている。
遮光フード10は、矩形の液晶ディスプレイDの周縁に沿って夫々立設する前方壁部11、後方壁部12、左方壁部13、右方壁部14で構成されて、遮光フード10は、後述するように折り畳み可能になっている。前方壁部11の下部は、フードフレーム15に対して回転軸A1まわりに回動可能に固定されている。左方壁部13は、中央ヒンジ部13aで内側に屈曲可能に構成されている。また、右方壁部14は、中央ヒンジ部14aで内側に屈曲可能に構成されている。
なお、遮光フード10は、液晶ディスプレイDに対して着脱自在なものであっても、液晶ディスプレイDに一体に取り付けられるものであっても構わない。
ルーペ20は、一対のレンズ21R、21Lと、一対のレンズ21R、21Lを収容するレンズホルダ22と、を備えている。
一対のレンズ21R、21Lは、レンズ21R、21Lの光軸間距離が一般的な観察者の瞳間隔B(例えば、65mm)に等しくなるようにレンズホルダ22内に配置されている。
レンズホルダ22は、ヒンジ部23を介して遮光フード10の前方内壁11aにとりつけられており、ヒンジ部23の回転軸A2まわりに90°回動することができる。レンズホルダ22を前方内壁面11aから略90°持ち上げることにより、ルーペ20を液晶ディスプレイDとほぼ平行に展開することができる。なお、図1中の符号23aは、レンズホルダ22を回動させるツマミである。
次に、遮光フード10の折り畳み手順について、図5及び6に基づいて説明する。なお、図5及び図6では、ルーペ20を省略している。
図5に示すように、遮光フード3は、左方壁部13及び右方壁部14を夫々略半分に折り畳み、後方壁部12を前方壁部11に向けてフードフレーム15上をスライドさせながら、前方壁部11を内側に倒すことにより、遮光フード10をコンパクトに折り畳むことができる。
また、図6に示すように、遮光フード10を立ち上げる際には、前方壁部11を上に持ち上げるだけで、中央ヒンジ部14a、15aに設置された図示しないねじりコイルばねの付力によって左方壁部13及び右方壁部14が広がり、遮光フード10を簡便に展開することができる。
このようにして、本時実施例に係るステレオビューワ/ステレオビューファインダ1は、屋外でステレオ画像を撮影や鑑賞を行う際に、遮光フード10が液晶ディスプレイDへの外光の侵入を防止して、液晶ディスプレイDに表示されるステレオ画像SR、SLが視認し易い。また、フード格納時には、遮光フード10を小さく折り畳めて、簡便に持ち運ぶことができる。
次に、本発明の第2実施例に係るステレオビューワ/ステレオビューファインダについて、図7に基づいて説明する。ここで、本実施例に係るステレオビューワ/ステレオビューファインダと、上述した第1実施例に係るステレオビューワ/ステレオビューファインダとで共通する構成については、重複する説明を省略する。
ステレオビューワ/ステレオビューファインダ1は、ルーペ20を液晶ディスプレイDに対して垂直な垂直方向Vに昇降可能なルーペ昇降機構Xを備えている。
ルーペ昇降機構Xは、前方内壁面11aの中央に垂直方向Vに沿って形成された断面コ字状スリット11bに嵌め込まれたコラム16と、コラム16の側端部16aに垂直方向Vに沿って延設されたウォームネジ17と、ウォームネジ17に噛み合う入力ギヤ18と、を備えている。
コラム16は、ヒンジ部23を介してルーペ20に接続されている。具体的には、レンズホルダ22の上端部22aが、ヒンジ部23を介してコラム16の上端16bに連結されている。
コラム16は、前方壁部11とは独立して設けられており、スリット11b内を垂直方向Vに昇降自在で、前方壁部11よりも垂直方向Vの上方に上昇可能になっている。すなわち、前方壁部11の上端の高さ(例えば、50mm)に加えて、前方壁部11の上端より上方に突出したコラム15の長さ(例えば、15mm)の分だけ、液晶ディスプレイDとルーペ20とを離間することができる。これにより、遮光フード10の高さよりも長い設置距離(例えば、65mm)にルーペ20を上昇させることができる。
なお、前記段落[0051]の途中において、「…70〜80mmを使用しても差し支えない。…」としていて、上記の「…遮光フード10の高さより長い距離(例えば65mm)…」と、一見矛盾しているように思われるが、実際には、ルーペを覗く場合の物体とルーペとの距離は、ルーペの焦点距離よりもやや短くなるためである。
コラム16の側端部16aには、上部及び下部から垂直方向Vに対して垂直な水平方向Hに向かって支持アーム16cが突設されている。
ウォームネジ17は、支持アーム16cに回動可能に支持されたウォーム軸17aと、ウォーム軸17aの周面に形成されたウォーム17bとを備えている。ウォームネジ17は、入力ギヤ18の回動に連動して、ウォーム軸17aまわりに回動する。ウォームネジ17の回動に連動して昇降する。
ウォーム軸17a の上端には、ウォーム軸17aと一体に取り付けられて、ウォームネジ17をウォーム軸17aまわりに回動させる微調整ノブ17cが設けられている。
入力ギヤ18は、前方内壁11aに突設された回転軸18aに軸支されている。なお、入力ギヤ18としては、例えば、ウォームホイールやヘリカルギヤ等が用いられる。
入力ギヤ18は、前方壁部11から外方に突出する突出部分18bを有している。観察者は、突出部分18bを介して入力ギヤ18を回転軸18まわりに回動させることができる。
入力ギヤ18の歯溝には、ウォーム17bと入力ギヤ18との噛み合いを妨げる図示しない昇降ストッパが配設されている。ウォーム17bが昇降ストッパを配設した歯溝に噛み合うと、ウォームネジ17の回動は制止される。なお、符号18cは、昇降ストッパを配置した位置、即ち、入力ギヤ18の回転限界位置を示すマーカーである。
昇降ストッパは、ウォーム17bと入力ギヤ18との噛み合いを妨害するものであれば良く、例えば、歯溝に金属片を貼り付けて歯溝を埋め合わせて形成されるものであっても、歯溝に金属片を溶接して歯溝を埋め合わせて形成されるものであっても、歯切りの際に一つの歯溝を歯切りせずに残して形成されるものであっても構わない。
次にルーペ20を昇降させるルーペ昇降装置20の作用について、図面に基づいて説明する。
観察者がルーペ20を上昇させる際には、入力ギヤ18の突出部分18bを回転軸18a まわりに時計まわりに回動させる。ルーペ20を下降させる際には、入力ギヤ18の突出部分18bを回転軸18aまわりに反時計まわりに回動させる。なお、ルーペ20の昇降は、上述した入力ギヤ18の回動方向を変更して切り換え可能なため、以下、ルーペ20を上昇させる場合について説明する。
ウォーム17bが入力ギヤ18と噛み合い、ウォームネジ17が入力ギヤ18の回動に連動して垂直方向Vの上向きに上昇する。
ルーペ20と液晶ディスプレイDとの距離がルーペ20の焦点距離に一致するまでコラム16が上昇し続けると、昇降ストッパがウォーム17bと入力ギヤ18との間に介在して、ウォームネジ17の回動は止まり、コラム16とルーペ20とは位置決めされる。
したがって、ルーペ20の焦点距離と、観察者の視度に応じて昇降ストッパを配置することができることによって、視度調整を簡単に行うことができると共に、ルーペ20を固定することができる。
更に、微調整ノブ17cを介してウォームネジ17を僅かに回動させることにより、コラム16とルーペ20とが僅かに昇降するため、液晶ディスプレイDに対するルーペ20の位置を微調整することができる。
このようにして、本実施例に係るステレオビューワ/ステレオビューファインダ1は、第1実施例のステレオビューワ/ステレオビューファインダが奏する効果に加えて、ルーペ20の視度を調整することができる。
なお、図8に示すように、ルーペ昇降機構Xは、コラム16と、コラム16の下部に設けられたストッパ孔16dと、ストッパ孔16dに挿通されてコラム16を所望の位置で位置決めするストッパピン16eと、で構成されても構わない。これにより、コラム16を所望の位置まで上昇させた後に、ストッパ孔16dにストッパピン16eを挿通するだけで、コラム16を位置決め可能なため、ルーペ昇降機構Xを低コストで設けることができる。
また、図9に示すように、遮光フード10は、フードフレーム15の下方にスライドホルダ19を配置して、フードフレーム15とスライドホルダ19とで銀塩ステレオスライドSSを挿入するスロット19aを形成し、液晶ディスプレイDを、銀塩ステレオスライドSSのバックライトとして白色を表示させるものであっても構わない。観察者の瞳と銀塩ステレオスライドSSとの距離は、観察者の瞳と液晶ディスプレイDとの距離よりも短いため、ルーペ20を垂直方向にVに昇降させて視度調整することにより、観察者は、銀塩ステレオスライドSSと液晶ディスプレイDとを任意に選択することができる。
これは、本発明の特徴の一つである。即ち、視度調整は、個々のユーザーによって異なり、そのため個々のユーザーによって異なった値に調整できる必要があると同時に、例えば、同一のユーザーが使用する場合には、何時でも一定の位置に、即座に調整できる必要があり、図7に示す構造は、その要素を備えている。
また、液晶ディスプレイを見る場合と、銀塩ステレオ写真を見る場合とで、焦点調整を変える必要があるが、この調整は、図7の微調整ノブ17cを回すのみで対応できる。
そして、一度調整すれば、その調整位置は使用時に一定位置に調整される。図示は省略しているが、例えば、微調整ノブ17cの外側の溝等にスプリング等でストッパを、押し付け、所謂クリックストップ機構を設けるか、又は、容易に回転しないように回転に対して抵抗を付けておけば、調整位置は常に一定位置に再現される。
また、図9において、スロット19aに銀塩ステレオスライドSSを挿入する際に、銀塩ステレオスライドSSを載置する排出レバー19bを設けても構わない。これにより、銀塩ステレオスライドSSを容易に出し入れすることができる。また、液晶ディスプレイを白色表示して、バックライトとして使用するとき、液晶のピクセル間の黒色の線が目立つことがある。この黒色の線が銀塩ステレオスライドを見て、目立てば、画質がはなはだしく低下する問題がある。
そのために、光線を散乱させるためのデヒューザーを挿入することである。デヒューザーは、単に白色のフィルム状のシートでよく、ステレオスライドと同時に2枚を挿入しても良いが、ステレオスライドを観るときには何らかの方法で固定しておくべきである(図示省略)なお、デヒューザーと、ステレオスライドとの間はできるだけ離しておくと良い。
次に、本発明の第3実施例に係るステレオスライドビューワ/ステレオビューファインダについて、図10、図11に基づいて説明する。ここで、本実施に係るステレオビューワ/ステレオビューファインダと上述した第1実施例に係るステレオビューワ/ステレオビューファインダとで共通する構成については、重複する説明を省略する。
ステレオビューワ/ステレオビューファインダ1は、一対のレンズ21R、21Lの視野を仕切る仕切板30を備えている。
仕切板30の支持側端部30aは、図示しないヒンジ部を介して前方内壁面11aに対向する後方内壁面12aに取り付けられており、仕切板30は、液晶ディスプレイDに対して垂直な回転軸A3まわりに回動することができる。また、仕切板30の仕切側端部30aには、ヒンジ部の図示しないねじりコイルバネによって、仕切り板30を展開する方向、即ち、図10中の回転軸A3まわりに紙面の時計回りの付勢力が作用している。
仕切り板30の回動側端部30bは、垂直方向Vに平行な状態に位置し、且つ、水平方向Hにスライド可能な回動ストッパ40に掛止されて、遮光フード10の後方壁部12に一体に固定されている。
回動ストッパ40は、遮光フード10の後方壁部12に形成された挿通孔12b内を挿通して先端で仕切板30の回動端側部30bに掛止するL字状のフック部41と、フック部41を水平方向Hの外側から内側に向かって付するU字状バネ42と、フック部41の先端に水平方向Hの外側から内側に向かってテーパ状に形成されたガイド部43と、を備えている。
次に仕切板30を展開させる手順について説明する。
ルーペ20が液晶ディスプレイDと平行に展開されている状態で、フック部41が挿通孔12b内で水平方向Hの内側から外側にスライドすると、仕切り板30とフック部41の掛け止が解除されて、仕切板30が回転軸A3まわりに回動になる。
ねじりコイルバネの付勢力が、仕切り板30の回転側端部30bをルーペ20の下方に設けられたストッパピン11cに当接するまで仕切板30を回動させて、仕切板30が、前方内壁面11aと後方内壁面12aとの間に渡設される。
次に、仕切板30を後方内壁面12aに固定する手順について説明する。
仕切板30の回動側端部30bを回動ストッパ40のガイド部43まで回動させると、仕切板30は、U字状バネ42のフック部41を水平方向Hの外側から内側へ付する付に抗しながら、フック部41を水平方向Hの内側から外側にスライドさせる。
仕切板30の回動側端部30aと回動ストッパ40のガイド部43とが離れるまで、仕切板30が後方内壁面12aに近接すると、U字状バネ42の付力によって、フック部41が、水平方向Hの外側から内側にスライドして仕切板30の回動側端部30bに掛止し、仕切板30が後方内壁面12aに固定される。
このようにして、本実施例に係るステレオビューワ/ステレオビューファインダ1は、第1実施例のステレオビューワ/ステレオビューファインダ1が奏する効果に加えて、仕切板30が一対のステレオ画像SR、SLの視野を仕切ることにより、一対のステレオ画像SR、SLを立体視し易くなる。また、仕切板30は、遮光フード10の展開時、格納時に応じて開閉することができる。
次に、本発明の第4実施例に係るステレオビューワ/ステレオビューファインダについて、図12及び図13に基づいて説明する。ここで、本実施例に係るステレオビューワ/ステレオビューファインダと上述した第1実施例に係るステレオビューワ/ステレオビューファインダとで共通する構成については、重複する説明を省略する。
ルーペ20は、一対のレンズ21R、21Lと、レンズ21R、21Lを夫々収容する一対のレンズホルダ22R、22Lと、一対のレンズホルダ22R、22Lを載置しヒンジ部23を介して前方壁部11に連結される支持台24と、で構成されている。
一対のレンズホルダ22R、22Lは、支持台24に突設されたピン25R、25Lに夫々軸支されている。ピン25R、25L間の距離は、65mmに設定されており、一対のレンズ22R、22Lの光軸間距離(以下、「レンズ間距離」という)は、通常、ピン25R、25L間の距離と等しい65mmに設定されている。
ピン25R、25Lは、一対のレンズ22R、22Lの上方に夫々配置されている。なお、ピン25R、25Lの具体的な配置位置は、レンズ間距離を調整可能であれば良く、一対のレンズ22R、22Lの中心を結んだ直線状を除けば、ピン25R、25L同士を結んだ直線がレンズ22R、22Lの中心を結んだ直線と平行になるように夫々配置されていれば、いかなる場所であっても構わない。
一対のレンズ21R、21L間のレンズ間距離を調整可能なレンズ間距離調整機構Yは上述した一対のレンズホルダ22R、22Lと、一対のレンズホルダ22R、22L同士の対向面22bに互いに噛み合い可能に形成されたセグメントギヤ26R、26Lと、を備えている。
これにより、一対のレンズ21R、21L同士を互いに接近させるようにレンズホルダ22R、22Lが回動すると、レンズ間距離は狭まり、一対のレンズ21R、21L同士を互いに離間させるようにレンズホルダ22R、22Lが回動すると、レンズ間距離は広がるため、観察者の眼幅に応じて、一対のレンズ21R、21L間のレンズ間距離を調整することができる。
また、レンズホルダ22R、22Lが回動する際に、セグメントギヤ26R、26L同士が噛み合うことにより、レンズホルダ22R、22Lが連動して回動するため、レンズ間距離の調整に伴う作業負担を軽減することができる。
また、レンズ間距離調整機構Yは、レンズホルダ22R、22Lのか回動を規制するか回動ストッパ27を備えている。過回動ストッパ27は、一対のレンズホルダ22R、22Lが過度に接近することを防止する過接近ストッパ27aと、一対のレンズホルダ22R、22Lが過度に離間することを防止する過離間ストッパ27bと、を備えている。
過接近ストッパ27aは、レンズホルダ22R、22Lの後部で対向面22bから突設された突片であって、レンズホルダ22R、22Lと一体に形成されている。過接近ストッパ27aは、レンズ間距離が所定の下限値(例えば、58mm)に達した際に、過接近ストッパ27a同士が当接するように配置されている。過接近ストッパ27aの具体的な配置位置や長さは、レンズ間距離の下限値に応じて任意に設定される。
過離間ストッパ27bは、レンズホルダ22R、22Lの対向面22bの一部を矩形に切り欠いた切欠部22c内に配置されて、支持台上に立設されたピンである。過離間ストッパ27bは、レンズ間隔が所定の上限値(例えば、72mm)に達した際に、切欠部22cの内周面22dに過離間ストッパ27bに当接するように配置されている。過離間ストッパ27bの配置位置や大きさは、レンズ間距離の上限値に応じて任意に設定される。
これにより、過回転ストッパ27が、レンズホルダ22R、22Lの過度な回動を抑制して、一対のレンズ21R、21L間のレンズ間距離を所望の範囲内で円滑に調整することができる。
このようにして、本実施例に係るステレオビューワ/ステレオビューファインダ1は、第一実施例のステレオビューワ/ステレオビューファインダ1が奏する効果に加えて、観察者の瞳間隔に応じて、レンズ間距離を調整することができる。
次に第5実施例について説明する。図14a, b, c に表示する左右一対のレンズユニット50は、図12に表示するステレオビューワ/ステレオビューファインダ1とは、別の実施形態であり、レンズユニット以外のディスプレイD、遮光フード10、コラム16等は図12と共通部分である。
図14aに表示するレンズユニット50は、下部にベースプレート240がディスプレイDに対し、90°回動可能状態で取り付けられている。そのベースプレート240の左右の下部には後述のレンズホルダ52R、52Lを取り付けてスイベルさせる左右の支点のピン54R、54Lの孔(記号なし)が開設されている。また、レンズ51R、51Lを重ねる部分はレンズホルダ52R、52Lをスイベルさせても干渉しないようにレンズよりも大きな孔53R、53Lが開設されている。
即ち、ベースプレート240上には、左右のレンズホルダ52R、52Lが、左右のピン54R、54Lによって、夫々のピン54R、54Lを中心として回動自在に取り付けられている。そして、左右のレンズホルダ52R、52Lは、スプリング57によって、互いが接近する方向に力が加えられている。
更に、左右のレンズホルダ52R、と52Lの左右方向の中間部には、ベースプレートに開けた孔(記号なし)に対してカムシャフト56が挿入され、そのカムシャフト56には、カム55R、カム55Lが取り付けられていて、カムシャフト56の頭部を指で回すことによって、最終的には、左右のレンズ51R、51Lの間隔が調整される。
図14bは、カムシャフト56を中心とした一部断面図で、カム55Rがレンズホルダ52Rの端面を押す状態を示し、カム55Lがレンズホルダ52Lを押す状態を示している。カム55R、55Lは実際には1mm前後の極薄いもので、浮き上がり防止のため、図14bのワッシャ58を取り付けたほうが良い。ワッシャ58は、軸に圧入して一緒に回転しても差し支えない。
図14cは、カムシャフト56とカム55R、カム55Lとの組み立て状態を示す一例で、カムシャフト56には、カムシャフト56に対して、カム55R、カム55Lの回転方向の位置を保つためのキー溝が構成されている。このキー溝は2本でも良いが、2本の溝を設けるのは正確に割り出す必要があり、また、小さな軸であっても溝は機械加工によって行わなければならず多大な労力を要するため一本の溝にした方が有利である。
そして、カム55R及び55Lは、外形及び孔をプレスで打ち抜く(厚さ1mm前後)ため、孔に対しキー溝に嵌る部分の位置が55Rと55Lとで互いに反対であってもあまり問題にならないようである。また、カム55Rと55Lとの外形は同一のカムを180°回しただけと思われるが、レンズホルダ52Rとレンズホルダ52Lとの端面が平行でなくなるため、接触角の変化により同一プロフィールのカムを使用することができず二種類のカムを作る必要がある。
また、左右のレンズの間隔調整は左右のレンズの移動量が完全に同一でなくても良い場合もある。その場合、左右用のカムは、同一のものも使用できる。
なお、左右のカムは、厚さ方向に左右間で段差を生ずることになる。よって、カム55R、55Lに当接するレンズホルダ52Rと52Lにも段差が必要であるが、レンズホルダ55の厚さは1mm程であり、また、カムの厚さも1mm程度であるので、左右何れかのレンズホルダ55の端面を上側になるカムの位置に折り曲げておけば良い。
また、普通のカメラに使用するもので、図15に図示するような遮光フード60も用いられている。この遮光フード60を折り畳むときは、左右の側壁63、64を、左右何れかの順番で折り畳み、その後、後部側壁67を畳み、最後に前部側壁61を折り畳むことになる。この遮光フード60を使用するには多少使い辛いことではあるが、コストが低廉であり、経済的で有利となる。
図15に表示する遮光フードは、他の実施例であり、図5及び図6に表示の遮光フードとは異なり、ワンタッチで開閉することはできない。図15の遮光フードを開くときには、先ず、前蓋61を開き、その次に、後蓋62を開いて、その後、横蓋63又は64の何れかの順番に開くことになる。また、図示の遮光フードを閉じるときには、開くときとは反対の順番で、横蓋63又は64を順次閉じ、その後、後蓋62を閉じて、前蓋61を閉じればよい。このように、開閉には、図5に表示の遮光フードよりも手間がかかるが、その分設計が容易で、製造費も易くなる。
図示は省略するが、この図15に図示の遮光フードに、図1のルーペ20及び図3に表示するディスプレイ(パターン)、図7に表示の第2実施例、図10の第3実施例、ステレオカメラ2図16は、ステレオビュ―ファインダ1をステレオカメラ2に取り付けて使用した場合の図であり、ディスプレイが上方行に90°回動可能構造になっていて、図示は矢印方向に90°回動した場合である。
図17は、ステレオビューファインダ1をステレオカメラ2に取り付ける構造の一例であり、ディスプレイに設けた孔72及び73を取り付け孔とする。ディスプレイに設けた孔73は単にディスプレイの横に孔73を設けただけであるが、孔72は、フェースカップリング78の中心に設けてある(フェースカップリングの孔でも良い)その、孔72及び73をカメラ側に設けたピン74及び75で挟むだけで取り付けることができる。
ネジ80は、締め付けた時にネジの先端をフェースカップリング77及び78が、回転した時の最大長さよりも、更に僅かな隙間を持たせるように長さを調整しておくことである。取り付けるだけならばネジ80だけでも良いがクリック作用効果を発揮させるためにはコイルスバネ79で加圧しておく必要が生ずる。更にコイルバネ79により、ピン75がピン移動用孔83より、飛び出してしまうので、ピン移動用部品76により飛び出し防止を図ると同時にピン移動用部品76は、実際にステレオカメラ2からステレオビューファインダ1を取り外すときピン75がコイルバネ79によって前進しているので、ピン75を後退させる手がかりがない。
よってピン移動用部品76も必要になる。単に作用だけならば、ネジ80は不要である、しかし、うっかりピン移動部品76を移動させれば、瞬時にステレオビューファインダ1は、ステレオカメラ2から落ちてしまうことになる。落下防止にはどうしてもネジ80は必要である。
また、カップリング77はカメラ側に設けたピン74に圧入されている(図17bにおいて、断面形状に“段”が付いているが、図示の表現上であり、このような団は無くても良い)そして、カップリング位置決めピンによって回転方向の位置は位置決めされる。この時ディスプレイ側のカップリング78は、一体に成型されていて、あらかじめ位置決めされている。そして、カメラ側に設けたピン74の先端とカップリング78の孔は、緩い嵌合状態になっているので、多少の斜め状態であっても容易く取り付けることができる。そこで、ネジ80を緩め、ピン移動用ネジ76を右方向に動かせば、ピン75の先端はピン移動用孔83の左端面よりも後退するのでディスプレイDを取り付けることができる。
また、ディスプレイD及び遮光フード1が重力等で降下しないようにフェースカップリング77及び78を備えている。フェースクカップリング機構は常にコイルバネ79がピン75を介して作用している。 更にカメラ本体2とディスプレイD同士自体が回動の下限方向のストッパになっていて、上方向の限界値は90°(90°に限定されない)開いた位置で、その限界位置はストッパ82が作用する。フェースカップリング77、78が作用し、90°以上回動しようとするので、上下方向のストッパによって回動は制限されディスプレイが収納時等に不用意に回動(スイベル)することを防止できるという効果がある。
また、図示は省略するが、カメラから取り外し、ステレオビューワとして使用するときを考慮してリムーバブルメモリをディスプレイ側に設けるか、接続可能構造にしておくべきである。また、電池又は、外部電源が使用できるように構成し、ディスプレイ駆動機構はステレオビューワ側(ディスプレイ側)に設けるべきである。
本発明に係るステレオビューワ及びステレオビューファインダの兼用構造を適用する電子機器はステレオ画像を表示可能な電子ディスプレイを備えるものであれば如何なるものであっても良く、例えば、携帯電話、ディジタルカメラ、画像生成装置であっても構わない。
なお、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変をなすことができ、そして、本発明が該改変されたものにも及ぶことは当然である。
1 ・・・ ステレオビューワ/ステレオビューファインダ
2 ・・・ ステレオカメラ
10・・・ 遮光フード
11・・・ 前方壁部
11a・・・前方内壁部
11b・・・スリット
11c・・・ストッパピン
12・・・ 後方壁部
12a・・・後方内壁部
12b・・・挿通孔
13・・・ 左方壁部
14・・・ 右方壁部
15・・・ フードフレーム
16・・・ コラム
16a・・・側端部
16b・・・上端部
16c・・・支持アーム
16d・・・ストッパ孔
16e・・・ストッパピン
17・・・ ウォームネジ
17a・・・ウォーム軸
17b・・・ウォーム
17c・・・微調整ノブ
18 ・・・入力ギヤ
18a・・・入力軸
18b・・・突出部
18c・・・(昇降ストッパの位置を示す)マーカー
19・・・ スライドホルダ
19a・・・スロット
19b・・・排出レバー
20・・・ ルーペ
21L、21R・・・一対のレンズ
22・・・ レンズホルダ
22a・・・上端部
22b・・・対向面
22c・・・切欠部
22d・・・内周面
23・・・ ヒンジ部
24・・・ 支持台
25・・・ ピン
26・・・ セグメントギヤ
27・・・ 過回動ストッパ
27a・・・過接近ストッパ
27b・・・過離間ストッパ
30・・・ 仕切板
30a・・・支持側端部(一方端部)
30b・・・回動端部(他方端部)
40・・・ 回動ストッパ
41・・・ フック部
42・・・ U字状バネ
43・・・ ガイド部
50・・・ レンズユニット
51L、51R・・・一対のレンズ
52L、52R・・・一対のレンズホルダ
53L、53R・・・ベースプレート上の一対の孔
54L、54R・・・ピン
55L、55R・・・一対のカム
56・・・カムシャフト
57・・・スプリング
58・・・ワッシャ
59・・・止めネジ
60・・・遮光フード
61・・・前部側壁
62・・・後部側壁
63・・・側壁
64・・・側壁
65・・・フードフレーム
71・・・レンズユニットを興すための把手
72・・・ディスプレイに設けた孔
73・・・ディスプレイに設けた孔
74・・・カメラ側に設けたピン
75・・・カメラ側に設けたピン
76・・・ピン移動部品
77・・・フェースカップリング
78・・・フェースカップリング
79・・・コイルバネ
80・・・ネジ
81・・・カップリング位置決めピン
82・・・ストッパ
83・・・ピン移動用孔
710・・レンズユニットを興すための把手
P ・・・視準パターン
D ・・・液晶ディスプレイ
SL、SR・・・一対のステレオ画像
240・・ペースプレート
SS・・・ステレオスライド

Claims (17)

  1. 一対のステレオ画像を表示する電子ディスプレイを備えた電子機器に用いられるステレオビューワ及び/又はステレオビューファインダであって、前記電子ディスプレイ上に取り付けられ、該電子ディスプレイの周縁に沿って立設する壁部で構成され、且つ、該壁部の内面側に折り畳み可能な遮光フードと、前記一対のステレオ画像を視る一対のレンズを備え、前記遮光フードの内壁面にヒンジ部を介して取り付けられ前記電子ディスプレイに対して平行に展開可能なルーペとを備えていることを特徴とするステレオビューワ及び/又はステレオビューファインダ。
  2. 前記ルーペを前記電子ディスプレイに対して垂直な垂直方向に昇降可能なルーペ昇降機構を備えていることを特徴とする請求項1記載のステレオビューワ及び/又はステレオビューファインダ。
  3. 前記ルーペ昇降機構は、前記ルーペを前記遮光フードより垂直方向の上方に昇降可能なことを特徴とする請求項2記載のステレオビューワ及び/又はステレオビューファインダ。
  4. 前記ルーペ昇降機構は、
    前記ルーペにヒンジ部を介して連結されて、前記遮光フードの内壁面に垂直方向に昇降可能に取り付けられたコラムと、
    該コラムの側方に取り付けられて、前記垂直方向に延びる回転軸まわりに回動可能なウォームネジと、
    該ウォームネジに噛合可能に配置されて、前記ウォームネジを回動させて前記コラムを昇降させる入力ギヤと、
    を備えていることを特徴とする請求項2又は3記載のステレオビューワ及び/又はステレオビューファインダ。
  5. 前記入力ギヤの歯溝には、前記ウォームネジと前記入力ギヤとの噛み合いを妨げる昇降ストッパが配設されていることを特徴とする請求項4記載のステレオビューワ及び/又はステレオビューファインダ。
  6. 前記遮光フードの内壁面と該内壁面に対向する対向壁面との間に渡設されて、前記一対のレンズの視野を仕切る仕切板を備えていることを特徴とする請求項1記載のステレオビューワ及び/又はステレオビューファインダ。
  7. 前記仕切板は、一方端部を前記電子ディスプレイに対して垂直な回動軸まわりに回動可能にヒンジ部を介して前記遮光フードの後方内壁面に取り付けられていることを特徴とする請求項6記載のステレオビューワ及び/又はステレオビューファインダ。
  8. 前記遮光フードが折り畳まれている際に、前記仕切板を前記遮光フードに一体に固定して前記仕切板の回動を規制し、前記遮光フードが展開されている際に、前記仕切板と前記遮光フードとを切離可能な回動ストッパを備えていることを特徴とする請求項7記載のステレオビューワ及び/又はステレオビューファインダ。
  9. 前記回動ストッパは、前記遮光フードの対向壁面に形成された挿通孔内をスライド可能に配置されて、前記仕切板の他方端部を掛止するフック部を備えていることを特徴とする請求項8記載のステレオビューワ及び/又はステレオビューファインダ。
  10. ステレオビューワ/ステレオビューファインダの左右一対のレンズの間隔調整機構であって、左右のレンズの取り付け部を左右のピンによって支え、左右のピン同士の中心部のレンズホルダ上にセグメントギヤを設け、前記左右のピン同士を結ぶ線と直角方向にレンズを取り付けて、左右のセグメントギヤが直接噛み合うことにより左右のレンズ間隔はピンを中心として互いに反対方向に搖動し、左右のレンズ間隔の調節を行うように構成し請求項1のステレオビューワ/ステレオビューファインダ。
  11. 前記レンズ間距離調整機構は、前記電子ディスプレイに対して垂直な回転軸まわりに前記レンズを回動可能に夫々収容する一対のレンズホルダを備えていることを特徴とする請求項10記載のステレオビューワ及び/又はステレオビューファインダ。
  12. 前記レンズ間距離調整機構は、前記一対のレンズホルダ同士の対向する対向面に夫々形成されて互いに噛合可能なセグメントギヤを備えていることを特徴とする請求項11記載のステレオビューワ及び/又はステレオビューファインダ。
  13. 前記レンズ間距離調整機構は、前記レンズホルダの過回動を規制する過回動ストッパを備えていることを特徴とする請求項11又は12記載のステレオビューワ及び/又はステレオビューファインダ。
  14. 前記レンズ間距離調整機構は、左右のレンズよりも夫々大きい孔を有するベースプレートを備え、ベースプレート上には左右一対のレンズホルダを設置し、ベースホルダと一対のレンズホルダは、夫々の下端部のピンを中心として回動可能に連結されている。ベースプレートの中心部にはカムシャフトを回転可能に立設するための孔を設け、その孔に左右用二つのカムを固定したカムシャフトを立設して、その左右用のカムには、夫々左右のレンズホルダの側端部がスプリングによって当接されている。カムシャフトの上端部を指で回せば左右のカムによってレンズホルダの間隔が観察者の好適な状態に調整される機構を備えている請求項11記載のステレオビューワ及び/又はステレオビューファインダ。
  15. 前記電子ディスプレイに表示される左右の画面に左右同一の視準パターンをソフトウェアによって表示するように構成した請求項1乃至14の何れか1項記載のステレオビューファインダ。
  16. 前記電子ディスプレイを白色表示してバックライトとして利用することにより、前記遮光フードに設けられて前記電子ディスプレイの画面の垂直方向直上に配置されたスロットに銀塩ステレオスライドを挿入してフィルム上に形成されたステレオスライドを鑑賞できるように構成した請求項1乃至14の何れか1項記載のステレオビューワ。
  17. ステレオビューワ/又はステレオビューファインダをステレオカメラに取り付けた時に、取り付け位置の片側にフェースカップリング機構を設け、そのフェースカップリング機構をバネで加圧し、カップリングの歯数を360°/90°=4で割れ数を除いたNとし、割出角度をn=360/Nとしてnを整数とすれば、
    n(360°/N)>90°で成り立つnの最小数の回転角度を回動させ、その回動の中間位置を、ディスプレイを実際に回動させる90°位置にストッパを設け、その位置で固定するように構成した請求項1乃至14の何れか1項記載のステレオビューファインダ。
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