JP5747565B2 - 液体噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被噴射材の液体噴射面に液体を噴射する液体噴射装置に関する。
液体をターゲットに噴射する液体噴射装置には、インクを記録媒体に噴射して印刷を施すインクジェット式記録装置が知られている。このようなインクジェット式記録装置の中には、ロール状に巻かれた長尺の記録媒体(ロール紙)を所定の搬送方向に搬送してこのロール紙に画像を形成するタイプのものがある。
このタイプの液体噴射装置には、一般に、上記の搬送方向に直交する方向に走行しながら記録媒体を切断するロール紙切断装置が組み込まれている。この切断装置は、記録媒体に接触してこの記録媒体を切断するカッターを有しており、このカッターによって記録媒体が所定の大きさになるように切断される。
上記のようなロール紙切断装置にあっては、カッターでロール紙を切断する際には紙粉や切りかすが発生することがよくある。このような紙粉等が、インクを噴射するノズルに付着し、画質の低下を招くことがある。そこで、このような紙粉等を取り除く方法が種々提案されている。
例えば、特許文献1(特開2002−72594号公報)には、搬送ローラーなどにブラシを押圧することにより、ローラーに付着した紙粉を除去するものが記載されている。この特許文献1の技術は、軸の長手方向両端部それぞれにはコロが固定されてなり、紙粉や紙の切り屑を吸着する吸着部材をロール紙を押える弾性体として構成し、切断装置のカッターでロール紙を切断する際は、前記コロと前記吸着部材で被切断部の近傍を押えるものである。
特開2002−72594号公報
しかし、上記従来の技術では、ロール紙に付着した紙粉は吸着部材で吸着するだけであるため、紙粉が充分に除去できないことがあり、この場合には、紙粉がインクを噴射するノズルに付着し、画質の低下を招くこととなり、問題であった。
本発明は上記課題を解決するためのもので、本発明に係る液体噴射装置は、記録媒体に液体を噴射するノズルを有する液体噴射ヘッドと、前記液体噴射ヘッドを抱え、前記記録媒体に対して前記液体噴射ヘッドを相対的に第1方向に走査させるキャリッジと、前記記録媒体を前記第1方向と直交する第2方向に搬送する記録媒体搬送手段と、前記記録媒体搬送手段により搬送される前記記録媒体を支持する記録媒体支持手段と、前記キャリッジを収容し、前記記録媒体支持手段の鉛直方向上方に位置する第1室であって、前記記録媒体が進入する第1室第1開口部と前記記録媒体が通過する第1室側開口を備える第1室と、前記第1室の前記第2方向下流かつ前記記録媒体支持手段の鉛直方向上方に位置する第2室であって、前記記録媒体が通過する第2室側開口と前記記録媒体が進出する第2室第2開口部を備える第2室と、前記第1室側開口と前記第2室側開口を連通させ前記記録媒体を通過させる連通路と、前記第1方向にカッターを動作させるカッターユニットと、を備え、前記記録媒体支持手段は、前記連通路の鉛直方向下方であって前記第1方向に沿って間隙部を有し、前記カッターユニットは、前記カッターを前記間隙部に沿って動作させ、さらに、前記第2室を前記第1室より低い圧力に保つファンユニットと、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る液体噴射装置は、前記第2室側開口は、前記第1室側開口より狭いことを特徴とする。
また、本発明に係る液体噴射装置は、記録媒体に液体を噴射するノズルを有する液体噴射ヘッドと、前記液体噴射ヘッドを抱え、前記記録媒体に対して前記液体噴射ヘッドを相対的に走査させるキャリッジと、前記記録媒体を前記第1方向と直交する第2方向に搬送する記録媒体搬送手段と、前記記録媒体搬送手段により搬送される前記記録媒体を支持する記録媒体支持手段と、前記キャリッジを収容し、前記記録媒体支持手段の鉛直方向上方に位置する第1室であって、前記記録媒体が進入するに第1室第1開口部と前記記録媒体が通過する第1室側開口を備える第1室と、前記第1室の前記第2方向下流かつ前記記録媒体支持手段の鉛直方向上方に位置する第2室であって、前記記録媒体が通過する第2室側開口と前記記録媒体が進出する第2室第2開口部を備える第2室と、前記第1室側開口と前記第2室側開口を連通させ前記記録媒体を通過させる連通路と、前記第1方向にカッターを動作させるカッターユニットと、を備え、前記記録媒体支持手段は、前記連通路の鉛直方向下方であって前記第1方向に沿って間隙部を有し、前記カッターユニットは、前記カッターを前記間隙部に沿って動作させ、さらに、前記キャリッジの一側面に一端が取り付けられると共に他端が前記第1室に取り付けられる第1蛇腹と、前記第1蛇腹の伸縮に伴い、前記第1蛇腹内に気体を前記第1室外から吸気する第1吸気弁と、前記第1蛇腹内から気体を前記第1室内に排気する第1排気弁と、前記キャリッジの他側面に一端が取り付けられると共に他端が前記第1室に取り付けられる第2蛇腹と、前記第2蛇腹の伸縮に伴い、前記第2蛇腹内に気体を前記第1室外から吸気する第2吸気弁と、前記第2蛇腹内から気体を前記第1室内に排気する第2排気弁と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る液体噴射装置は、前記第2室を前記第1室より低い圧力に保つファンユニットと、を有する。
また、本発明に係る液体噴射装置は、前記第2室側開口は、前記第1室側開口より狭いことを特徴とする。
以上、本発明の液体噴射装置によれば、発生した紙粉は、ファンユニットによって低い圧力が保たれた第2室に向かい、液体噴射ヘッドを抱えるキャリッジが収容されている第1室に向かうことがないので、紙粉がインクを噴射するノズルに付着し、画質の低下を招くことがない。
本発明の実施形態に係る液体噴射装置の一例であるプリンター10の概要を示す図である。 本発明の実施形態に係る液体噴射装置の一例であるプリンター10の側面の模式図である。 プリンター10の全体構成のブロック図である。 カッターユニット160及びファンユニット170の動作を制御するためのフローチャートを示す図である。 本発明の他の実施形態に係る液体噴射装置の一例であるプリンター10の側面の模式図である。 本発明の他の実施形態に係る液体噴射装置の一例であるプリンター10の概要を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る液体噴射装置の一例であるプリンター10の側面の模式図である。 他の実施形態に係るプリンター10における第1室内30の構成を模式的に示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の実施形態に係る液体噴射装置の一例であるプリンター10の概要を示す図であり、図2は本発明の実施形態に係る液体噴射装置の一例であるプリンター10の側面の模式図であり、図3はプリンター10の全体構成のブロック図である。
プリンター10は、図1や図2に示すように、棒状のガイドレール12を有しており、このガイドレール12には、キャリッジ14が支持されている。このキャリッジ14は、キャリッジ駆動ユニット140(図4参照)によって主走査方向(第1の方向)をガイド
レール12に沿って往復移動し、記録媒体S上を走査するようになっている。
キャリッジ14には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の色インク(液体)を記録媒体Sに噴射するノズル(不図示)を形成してなるヘッドユニット150が搭載されている。これらイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色インクは、主として画像記録用インクとして、上位装置であるコンピューター1等から受信した画像データに基づいた所定画像の描画のために用いられる。なお、以下において、イエローやイエローインクのこと「Y」などと略記することがある。また、本実施形態においては、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のインクを用いる例について説明しているが、ヘッドユニット150で扱い得る色種、色数はこれに限定されるものではない。
上記のようなキャリッジ14は装置内の1つの区画である第1室30に収容されている。
コンピューター1は、印刷を行う画像に応じた画像データを、プリンタドライバを介してプリンター10に送る。画像データには、媒体の各画素についてインク色毎にインクを噴射するか否かを示す画素データが含まれている。
本実施形態で使用する上記の各色インクとしては、例えば、水或いは有機溶剤を溶媒として顔料や染料が分散されてなるインクを適宜用いることができる。また、本発明によるプリンター10に用いられる記録媒体Sとしては、普通紙、再生紙、光沢紙等の各種紙、各種布地、各種不織布、樹脂等の材質からなる記録媒体Sが適用可能である。
上記のようなヘッドユニット150は、コントローラー110に接続されており、ヘッドユニット150に対しては、インクの噴射を制御するための信号などが送られる。このような信号の中には、コンピューター1から受信した画像データに基づいたものの他、画像データ信号に基づかないフラッシングを実行するためのものがある。
キャリッジ14の移動可能範囲の中央部分は、記録媒体Sに記録を行う記録領域とされており、この記録領域には、記録媒体Sを非記録面側から水平に支持するプラテン19が設けられている。
また、プリンター10には、複数の搬送ローラー13等により構成され、副走査方向(第2の方向)に記録媒体Sを送るための記録媒体搬送ユニット130(図3参照)が設けられている。記録媒体搬送ユニット130は、画像記録時において、キャリッジ14の動作に合わせて、記録媒体Sの搬送と停止とを繰り返して記録媒体Sを間欠的に搬送する。
また、プリンター10の筐体上面(不図示)には、例えばタッチパネルにより構成され、ユーザーが選択可能な記録モードを表示するとともに、表示された記録モードをユーザーが選択して入力する入力操作ユニット120が設けられている。この入力操作ユニット120は、後述のコントローラー110に接続されており、所定操作に基づいて選択された記録モードに係る信号をコントローラー110に対して出力するようになっている。
図3は、本実施形態におけるプリンター10を制御するための制御ブロックを示したものであり、この制御ブロックにおけるコントローラー110は、たとえば、CPU111、ROM112、RAM113からなり、ROM112に記録された処理プログラムをRAM113に展開してCPU111によりこの処理プログラムを実行するようになっている。また、インターフェイス105は、プリンター10のコントローラー110とコンピューター1を接続するために設けられたインターフェイスである。
このコントローラー110は、前述の処理プログラムに従い、記録媒体搬送ユニット130、キャリッジ駆動ユニット140、ヘッドユニット150、カッターユニット160、ファンユニット170等を動作状況等のステータスに基づいて、制御するようになっている。
キャリッジ14が収容される第1室30の下流側には、不図示のヒーターユニットなどを設ける第2室70が設けられており、第1室30と第2室との間は隔壁部60によって隔てられている。
キャリッジ14が収容される第1室30には、記録媒体Sが進入する側に第1室第1開口部31が設けられている。また、第2室70には、記録媒体Sが進出する側に第2室第2開口部72が設けられている。第1室30と第2室70との間に設けられた隔壁部60には、記録媒体Sが通過することができる開口61が設けられている。
カッターユニット160は、上記のような隔壁部60の鉛直下方に設けられていて、キャリッジ14の走査方向と同じ方向にカッター刃を動作させることで、記録媒体Sを第1の方向に切断する切断装置である。プリンター10で記録媒体Sとしてロール紙を用いるような場合には、このようなカッターユニット160を動作させることで、記録媒体を所望の大きさになるようにすることができる。
カッターユニット160は、コントローラー110からの制御指令により、カッター刃を第1の方向に動作させる。また、このようなカッター刃の動作指令については、記録媒体搬送ユニット130における記録媒体の搬送状況に応じてコントローラー110が決定するようにプログラムされている。
第2室70には、第2室70内を減圧するような対流をファンの回転により生成するファンユニット170が設けられている。ファンユニット170におけるファンのオンオフや、ファンの回転数の制御はコントローラー110からの制御指令に基づいて行うことができるようになっている。
カッターユニット160によって記録媒体Sを切断する際には、紙粉や切りかすが発生する。このような紙粉等は、インクを噴射するノズルに付着し、画質の低下を招くこととなる。そこで、本発明においては、前記のファンユニット170によって、第2室70を、ヘッドユニット150が搭載されたキャリッジ14が収容される第1室30より低い圧力に保つようにしておき、さらに、第1室30と第2室70との間に設けた隔壁部60の鉛直下方にカッターユニット160をレイアウトし、ここでカッター刃を動作させて記録媒体Sの切断を行うようにしている。
隔壁部60の鉛直下方における開口61は、第1室30から第2室70に流入する空気の流速が最も速くなる位置であり、ここにカッターユニット160を配置することで、記録媒体Sの切断時に発生する紙粉や切りかすは、空気にのって第2室70側に移動する。これにより、発生した紙粉や切りかすが、インクを噴射するノズルに付着し、画質の低下を招くようなことがなくなる。
ここで、カッターユニット160及びファンユニット170の動作タイミングなどについて説明する。図4はカッターユニット160及びファンユニット170の動作を制御するためのフローチャートを示す図である。
図4において、ステップS100で処理が開始されると、続くステップS101では、
記録媒体搬送ユニット130が利用する搬送データが参照されて、記録媒体の搬送状況を取得する。
ステップS102では、前記搬送データを参照し切断箇所がカッターユニット160に到達まで所定時間以内であるか否かが判定される。ステップS102における判定がYESである場合にはステップS103に進み、NOである場合にはステップS101に戻りループする。
切断箇所がカッターユニット160に到達まで所定時間以内であると判定されると、ステップS103に進み、ファンユニット170がオンとされて、第2室70内の減圧が開始される。
ステップS104では、記録媒体搬送ユニット130が利用する搬送データが参照されて、記録媒体の搬送状況を取得する。ステップS105では、切断箇所がカッターユニット160に到達したか否かが判定される。ステップ105における判定がYESであるときには、ステップS106に進み、カッターユニット160のカッター刃を動作させて、記録媒体Sの切断を実行する。
記録媒体Sの切断後、ステップS107では、所定時間が経過したか否かが判定され、当該判定がYESであるときには、ステップS108に進み、ファンユニット170をオフとして、第2室70の減圧を停止する。
ステップS109では、印刷終了指令が上位装置などからあるかが判定される。このような指令があった場合には、ステップS110に進み、処理を終了する。一方、印刷終了指令がない場合には再びステップS101に戻りループする。
以上のように構成される本発明の液体噴射装置(プリンター10)によれば、カッターユニット170の動作に伴い発生する紙粉は、ファンユニット170によって低い圧力が保たれた第2室70に向かい、液体噴射ヘッドを抱えるキャリッジ14が収容されている第1室30に向かうことがないので、紙粉がインクを噴射するノズルに付着し、画質の低下を招くことがない。
なお、本実施形態においては、図4に示すような動作フローによって、ファンユニット170を間欠的に制御するようにしたが、印刷動作中はファンユニット170を常にオンにしておくように制御することも可能である。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。本実施形態は、隔壁部60の下方部の開口61の構成が先の実施形態と異なるのみであるので、この点について説明する。図5は本発明の他の実施形態に係る液体噴射装置の一例であるプリンター10の側面の模式図である。
本実施形態においては、図5に示すように、第2室70側の開口61’は第1室30側の開口61より狭くなるように設定されている。このような構成によれば、カッターユニット160のカッター刃が動作する位置で空気の流速を速くすることが可能であり、記録媒体Sの切断時に発生する紙粉などを、空気にのせて第2室70側に移動させる効果をより高めることができる。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。本実施形態においては、ファンユニット170で第2室70を減圧することに加え、第1室30における気圧を高めるようにする構成を採用することで、カッターユニット160のカッター刃が動作する位置での空気
の流速をより速くする構成となっている。
図6は本発明の他の実施形態に係る液体噴射装置の一例であるプリンター10の概要を示す図であり、図7は本発明の他の実施形態に係る液体噴射装置の一例であるプリンター10の側面の模式図である。図6及び図7において、先の実施形態と同様の参照符号が付された構成については同じものであるので説明を省略する。
図6及び図7に示すように、本実施形態においては、第1室30に収容されているキャリッジ14両側面に、伸縮する蛇腹構造物がそれぞれ取り付けられている。これらの蛇腹構造物は伸縮方向が主走査方向(第1の方向)となるように取り付けられており、キャリッジ14による走査に伴い、一方の蛇腹が伸び、他方の蛇腹が縮むようになっている。
第1蛇腹40は、キャリッジ14の一側面に、一端が取り付けられると共に他端が第1室30に取り付けられるようになっている。また、第2蛇腹50は、キャリッジ14の他側面に一端が取り付けられると共に他端が第1室30に取り付けられるようになっている。
これにより、キャリッジ14が一方向に移動すると、第1蛇腹40が伸び、第2蛇腹50が縮み、キャリッジ14が他方向に移動すると、第1蛇腹40が縮み、第2蛇腹50が伸びるような関係となる。以上のような第1蛇腹40と第2蛇腹50には、図6及び図7には不図示の逆止弁が設けられており、キャリッジ14の動きに連動して、第1室内30に第1室30外からの空気を取り込むことができるようになっている。
第1蛇腹40の節腹のピッチは、第2蛇腹50の節腹のピッチと等しくすると共に、第1蛇腹40の長さは、第2蛇腹50の長さと等しくするように構成されている。これは、キャリッジ14が一方向に移動する場合と、キャリッジ14が他方向に移動する場合とで、キャリッジ14を駆動するモーター(不図示)の負荷を同一として装置のバランスを図るためである。
次に、第1蛇腹40と第2蛇腹50に関連して設けられる逆止弁と、第1蛇腹40と第2蛇腹50の動きに伴う各逆止弁の動作について説明する。
図8は他の実施形態に係るプリンター10における第1室内30の構成を模式的に示す図である。第1室内30内においては第1蛇腹40に関連して、第1蛇腹40の伸縮に伴い、第1蛇腹40内に気体を第1室30外から吸気する第1吸気弁41と、第1蛇腹40内から気体を前記第1室内に排気する第1排気弁42と、が設けられている。
また、第1室内30内においては第2蛇腹50に関連して、第2蛇腹50の伸縮に伴い、第2蛇腹50内に気体を第1室30外から吸気する第2吸気弁51と、第2蛇腹50内から気体を第1室30内に排気する第2排気弁52と、が設けられている。
図8(A)乃至図8(D)は、キャリッジ14の移動に伴い変化する各弁の動作状況を示すものである。
図8(A)においては、キャリッジ14が右方向に移動したときの様子を示している。このとき、第1蛇腹40は縮むので、第1吸気弁41は閉じ、第1排気弁42が開き、第1蛇腹40内の気体を第1室30に排気する。また、第2蛇腹50は伸びるので、第2吸気弁51が開き、第2排気弁52が閉じて、第2蛇腹50は第1室30外からの気体を第2蛇腹50内に吸気する。このような状況は、キャリッジ14が最右端にくる図8(B)まで続くこととなる。
次に、キャリッジ14が最右端の位置から、キャリッジ14が左方向に移動すると、図8(C)のようになる。このとき、第1蛇腹40は伸びるので、第1吸気弁41が開き、第1排気弁42が閉じて、第1蛇腹40は第1室30外からの気体を第1蛇腹40内に吸気する。また、第2蛇腹50は縮むので、第2吸気弁51は閉じ、第2排気弁52が開き、第2蛇腹50内の気体を第1室30に排気する。このような状況は、キャリッジ14が最左端にくる図8(D)まで続くこととなる。
キャリッジ14の走査に伴い、以上のような繰り返されることで、第1蛇腹40及び第2蛇腹50を介して、第1室30外からの気体が第1室30内に取り入れられることとなる。第1室30内に取り入れられた気体は、第1室30内を加圧することになり、したがって、第1室30から第2室70を連通させる開口61における空気の流れを速くすることができる。これにより、カッターユニット170の動作に伴い発生する紙粉は、第2室70に移動することとなり、発生した紙粉が、インクを噴射するノズルに付着し、画質の低下を招くようなことがなくなる。
なお、図6及び図7に示す実施形態においては、ファンユニット170も設けておき、さらに、第2室70も減圧して、第1室30と第2室70との間の圧力差を生じさせるように構成されているが、第1室30側に上記のような第1蛇腹40及び第2蛇腹50に関連する構成が設けてあれば、開口61における空気の流れを確保できるので、ファンユニット170を設けなくてもよい。
以上、本発明の液体噴射装置によれば、発生した紙粉は、ファンユニットによって低い圧力が保たれた第2室に向かい、液体噴射ヘッドを抱えるキャリッジが収容されている第1室に向かうことがないので、紙粉がインクを噴射するノズルに付着し、画質の低下を招くことがない。
1・・・コンピューター、10・・・プリンター、12・・・ガイドレール、13・・・搬送ローラー、14・・・キャリッジ、15・・・インク供給チューブ、19・・・プラテン、30・・・第1室、31・・・第1室第1開口部、40・・・第1蛇腹、41・・・第1吸気弁、42・・・第1排気弁、50・・・第2蛇腹、51・・・第2吸気弁、52・・・第2排気弁、60・・・隔壁部、61・・・開口、70・・・第2室、72・・・第2室第2開口部、105・・・インターフェイス、110・・・コントローラー、111・・・CPU、112・・・ROM、113・・・RAM、120・・・入力操作ユニット、130・・・記録媒体搬送ユニット、140・・・キャリッジ駆動ユニット、150・・・ヘッドユニット、151・・・(シアンインク)ノズル列、152・・・(マゼンタインク)ノズル列、153・・・(イエローインク)ノズル列、154・・・(ブラックインク)ノズル列、160・・・カッターユニット、170・・・ファンユニット、

Claims (5)

  1. 記録媒体に液体を噴射するノズルを有する液体噴射ヘッドと、
    前記液体噴射ヘッドを抱え、前記記録媒体に対して前記液体噴射ヘッドを相対的に第1方向に走査させるキャリッジと、
    前記記録媒体を前記第1方向と直交する第2方向に搬送する記録媒体搬送手段と、
    前記記録媒体搬送手段により搬送される前記記録媒体を支持する記録媒体支持手段と、
    前記キャリッジを収容し、前記記録媒体支持手段の鉛直方向上方に位置する第1室であって、前記記録媒体が進入する第1室第1開口部と前記記録媒体が通過する第1室側開口を備える第1室と、
    前記第1室の前記第2方向下流かつ前記記録媒体支持手段の鉛直方向上方に位置する第2室であって、前記記録媒体が通過する第2室側開口と前記記録媒体が進出する第2室第2開口部を備える第2室と、
    前記第1室側開口と前記第2室側開口を連通させ前記記録媒体を通過させる連通路と、
    前記第1方向にカッターを動作させるカッターユニットと、
    を備え、
    前記記録媒体支持手段は、前記連通路の鉛直方向下方であって前記第1方向に沿って間隙部を有し、
    前記カッターユニットは、前記カッターを前記間隙部に沿って動作させ、
    さらに、
    前記第2室を前記第1室より低い圧力に保つファンユニットと、を有することを特徴とする液体噴射装置。
  2. 前記第2室側開口は、前記第1室側開口より狭いことを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
  3. 記録媒体に液体を噴射するノズルを有する液体噴射ヘッドと、
    前記液体噴射ヘッドを抱え、前記記録媒体に対して前記液体噴射ヘッドを相対的に走査させるキャリッジと、
    前記記録媒体を前記第1方向と直交する第2方向に搬送する記録媒体搬送手段と、
    前記記録媒体搬送手段により搬送される前記記録媒体を支持する記録媒体支持手段と、
    前記キャリッジを収容し、前記記録媒体支持手段の鉛直方向上方に位置する第1室であって、前記記録媒体が進入するに第1室第1開口部と前記記録媒体が通過する第1室側開口を備える第1室と、
    前記第1室の前記第2方向下流かつ前記記録媒体支持手段の鉛直方向上方に位置する第2室であって、前記記録媒体が通過する第2室側開口と前記記録媒体が進出する第2室第2開口部を備える第2室と、
    前記第1室側開口と前記第2室側開口を連通させ前記記録媒体を通過させる連通路と、
    前記第1方向にカッターを動作させるカッターユニットと、
    を備え、
    前記記録媒体支持手段は、前記連通路の鉛直方向下方であって前記第1方向に沿って間隙部を有し、
    前記カッターユニットは、前記カッターを前記間隙部に沿って動作させ、
    さらに、
    前記キャリッジの一側面に一端が取り付けられると共に他端が前記第1室に取り付けられる第1蛇腹と、
    前記第1蛇腹の伸縮に伴い、前記第1蛇腹内に気体を前記第1室外から吸気する第1吸気弁と、
    前記第1蛇腹内から気体を前記第1室内に排気する第1排気弁と、
    前記キャリッジの他側面に一端が取り付けられると共に他端が前記第1室に取り付けられる第2蛇腹と、
    前記第2蛇腹の伸縮に伴い、前記第2蛇腹内に気体を前記第1室外から吸気する第2吸気弁と、
    前記第2蛇腹内から気体を前記第1室内に排気する第2排気弁と、を有することを特徴とする液体噴射装置。
  4. 前記第2室を前記第1室より低い圧力に保つファンユニットと、を有する請求項3に記載の液体噴射装置。
  5. 前記第2室側開口は、前記第1室側開口より狭いことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の液体噴射装置。
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