JP5745975B2 - 取引装置及び取引プログラム - Google Patents

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Description

本発明は取引装置及び取引プログラムに関し、例えば、通帳記帳機能を有する自動取引装置(ATM;Automatic Teller Machine)や通帳記帳機に適用し得るものである。
従来、通帳記帳取引が選択された際、通帳に印字(記帳)する総件数と全ての件数の印字に要する総記帳時間を表示し、通帳への印字中においては、印字が終了していない残件数と残件数の印字に要する残記帳時間を表示する自動取引装置があった(特許文献1参照)。
特開平7−254029号公報
しかしながら、従来の自動取引装置が表示する情報は、印字総件数及び総記帳時間、若しくは、残件数及び残記帳時間という数字列の表示であり、分かりやすい表示とは言い難い。すなわち、残件数や残記帳時間を認識できても、あとどの位で終了するなどの印字進行状況を捉えることは容易ではなかった。
そのため、顧客が通帳記帳時の進行状況を容易に理解できる取引装置や取引プログラムが望まれている。
第1の本発明は、記帳データを通帳に印字する取引装置において、(1)記通帳の挿入時における今回の通帳記帳の印字予定領域を認識する印字予定領域認識手段と、(2)通帳の印字済み領域と今回の通帳記帳の印字予定領域とを区別した記帳状態通知画面を表示手段に表示させる表示制御手段とを有することを特徴とする。
第2の本発明は、記帳データを通帳に印字する取引装置において、(1)上記通帳の挿入時における印字予定領域を認識する印字予定領域認識手段と、(2)通帳の挿入時に既に印字されていた印字済み領域と今回の通帳記帳により印字済みとなった印字済み領域とを区別した記帳状態通知画面を表示手段に表示させる表示制御手段とを有することを特徴とする。
の本発明の取引プログラムは、記帳データを通帳に印字する取引装置に搭載されているコンピュータを、(1)記通帳の挿入時における今回の通帳記帳の印字予定領域を認識する印字予定領域認識手段と、(2)通帳の印字済み領域と今回の通帳記帳の印字予定領域とを区別した記帳状態通知画面を表示手段に表示させる表示制御手段として機能させることを特徴とする。
本発明の取引装置や取引プログラムによれば、通帳の印字済み領域と印字予定領域とを区別した記帳状態通知画面で顧客に通帳記帳時の進行状況を通知するようにしたので、顧客が通帳記帳時の進行状況を容易に理解することができる。
実施形態の自動取引装置の外観を示す斜視図である。 実施形態の自動取引装置における制御系の構成を示すブロック図である。 実施形態に係る自動取引装置の通帳処理部の詳細構成を示すブロック図である。 実施形態の自動取引装置における通帳記帳取引時の動作を示すフローチャートである。 実施形態の自動取引装置における表示方法を顧客に選択させるための画面例を示す説明図である。 実施形態の自動取引装置における「くわしい表示」の画面例を示す説明図である。 実施形態の自動取引装置における「かんたん表示」の画面例を示す説明図である。 変形実施形態の自動取引装置における「くわしい表示」の画面例を示す説明図である。
(A)主たる実施形態
以下、本発明による取引装置及び取引プログラムを、自動取引装置(ATM)に適用した一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
(A−1)実施形態の構成
図1は、実施形態に係る自動取引装置1の外観を示す斜視図である。実施形態の自動取引装置1は、表示・入力部2、紙幣入出金口3、硬貨入出金口4、カード出入口5、通帳出入口6などを備えている。
表示・入力部2は、表示部と、その上面側に設けられているタッチパネル式の入力部とを備え、顧客の操作により各種の入力を行なうと共に、操作ガイダンス等が表示されるものである。この実施形態の場合、通帳記帳取引が選択された際には、後述するような通帳イメージも、表示・入力部2に表示される。
紙幣入出金口3は、紙幣が投入されると共に、紙幣が排出される開口部である。紙幣入出金口3にはシャッタが設けられ、シャッタが駆動されることにより紙幣入出金口3が開閉される。
硬貨入出金口4は、硬貨が投入されると共に、硬貨が排出される開口部である。硬貨入出金口4にもシャッタが設けられ、シャッタが駆動されることにより硬貨入出金口4が開閉される。
カード出入口5は、取引で使用されるカード(磁気カード、ICカードなど記録方式は問われない;キャッシュカード、クレジットカードなど発行元は問われない)がここから挿入され、取引が終了するとカードが排出される出入り口である。なお、カード出入口5から、取引内容が記載された明細票が排出されることもあり得る。
通帳出入口6は、取引で使用される通帳がここから挿入され、取引が終了すると通帳が排出される出入り口である。
図2は、実施形態の自動取引装置1における制御系の構成を示すブロック図である。図2において、自動取引装置1は、各部の制御を司る主制御部20と、上述した表示・入力部2、キャッシュカード等のカードに記録された情報のリードライトを行うカード処理部21、操作ガイダンス等を音声出力する音声案内部22、通帳処理部23、取引明細を明細票に印字して排出する明細票処理部24、紙幣の取込みや排出を行う紙幣処理部25、硬貨の取込みや排出を制御する硬貨処理部26を有する。また、自動取引装置1は、各部に電源を供給する電源部27、主制御部20の記憶部としてのメモリ部28、図示しない当該金融機関のホストコンピュータとのインタフェースを制御するインタフェース部29を有する。
主制御部20は、例えば、主にマイクロコンピュータなどで構成されており、当該自動取引装置1の動作全体を制御するものである。メモリ部28は、例えば、プログラムメモリやワーキングメモリや設定データメモリとして適用される。主制御部20(マイクロコンピュータ)は、プログラムメモリに格納されているプログラムや設定データメモリに設定されているデータに従い、ワーキングメモリを、情報を一時的に記憶するメモリとして用いながら、各部を制御する。メモリ部28に記憶されているプログラムとしては、通帳記帳取引プログラム28a(図4参照)がある。
図3は、通帳処理部23の詳細構成を示すブロック図である。通帳処理部23は、受付けた通帳の通帳ストライプや通帳印字面のページ及び印字済み行などの内容を読取ったり書き込んだりする通帳読取・書込部30(但し、書込みは磁気データが記憶されている磁気部(以下、磁気ストライプとも言う)に対して行うこともある)と、受付けた通帳の印字面を画像読取りするスキャナ部31と、通帳に記帳データを印字する通帳印字部32と、新通帳となり得る白紙の通帳をストックしている通帳ストック部33と、通帳の表表紙、裏表紙、頁などを開いたり閉じたりする通帳操作機構部34とを有する。
(A−2)実施形態の動作
次に、実施形態の自動取引装置1の動作、特に、通帳記帳取引での動作を説明する。
自動取引装置1では、その待機時において、顧客が所望する取引を選択するためのメニュー画面が表示・入力部2に表示されており、顧客が「通帳記帳取引」を選択すると、図4のフローチャートに示す処理を開始する。
主制御部20は、図4の処理を開始すると、まず、「通帳挿入口に通帳をお入れください」などのメッセージを含む画面を表示・入力部2に表示させ(ステップ100)、これに応じて、顧客が通帳出入口6に挿入することにより、通帳読取部30及びスキャナ部31が読取ったデータを取り込んでメモリ部28に記憶する(ステップ101)。
その後、主制御部20は、通帳読取部30が読取った口座情報や記帳済の最終行情報(頁と行数とでなる)等を含めた記帳総件数要求を、図示しないホストコンピュータに送信し(ステップ102)、この要求に対する返信を受信して記帳総件数をメモリ部28に記憶する(ステップ103)。この際、ホストコンピュータは口座の確認や、記帳済の最終行の確認を行った上で、未記帳の記帳データの数を計数して記帳総件数を得て返信する。
主制御部20は、通帳読取部30が読取り、メモリ部28に格納されている記帳開始ページ、記帳開始行のデータなどと、メモリ部28に予め格納されている1頁当たりの行数や通帳1冊当たりの頁数などと、返信された記帳総件数とから、どの頁の何行目(以下では、適宜、この行を記帳最終行と呼ぶ)まで記帳するかを算出する(ステップ104)。なお、当該自動取引装置1が繰越通帳(新通帳)の発行機能を備えている場合には、記帳最終行として新通帳での行を計算するようにしても良い。
次に、主制御部20は、図5に示すような通帳イメージの表示方法を選択させる画面を表示・入力部2に表示させ(ステップ105)、これに応じて、顧客が選択した表示方法を認識し、メモリ部28の表示方法フラグの値を選択された表示方法に割り当てられた値にする(ステップ106)。この実施形態の場合、記帳データを印字している通帳のイメージを表示させることとしており、その通帳イメージの表示方法として、「くわしい表示」の方法と「かんたん表示」の方法とが用意されている。そのため、表示方法を選択させる画面は、図5に例示するように、「通帳印字の進行状況を通帳イメージ画像で表示します。表示方法をお選び下さい。」という文章と、「くわしい表示」のボタンアイコンと、「かんたん表示」のボタンアイコンとを含むものとなっている。「くわしい表示」方法は、後述する図6に示すように、記帳データが印字された部分を通帳イメージで認識し得るように表示する方法であり、一方、「かんたん表示」方法は、後述する図7に示すように、記帳データが印字された部分を、通帳イメージで印字されたことを表すキャラクタ(記号など)で表示する方法であり、顧客は印字されたことは認識できても印字内容を認識できないものである。
図4では、ホストコンピュータから与えられた記帳総件数に関係なく、「くわしい表示」も「かんたん表示」も実行できる場合の動作を示しているが、くわしい表示を実行できる記帳総件数などについての条件や、かんたん表示を実行できる記帳総件数などについての条件を設けるようにしても良い。例えば、くわしい表示に関しては、最初の印字行を含む頁をもカウントして印字に供する頁数が2頁以内ということを条件とするようにしても良く、かんたん表示に関しては、最初の印字行を含む頁をもカウントして印字に供する頁数が4頁以内ということを条件とするようにしても良い。上記条件に加え、若しくは、上記条件に代え、記帳総件数が、挿入されている通帳で印字できる最大量を超えていないことを条件とするようにしても良い。表示条件を満たさない場合には、その表示方法の表示を実行せず、表示方法の選択肢にもしない。
なお、記帳総件数が所定件数(例えば10件)以下の場合には、くわしい表示もかんたん表示も実行しないこととしても良い。このような場合の記帳時間は短時間であり、通帳イメージで記帳の進行状況を教えるまでもないから、このようにしても良い。
くわしい表示又はかんたん表示が選択されると、主制御部20は、選択された表示方法における初期画面を表示・入力部2に表示させる(ステップ107)。
図6は、くわしい表示の画面例を示す説明図である。くわしい表示画面では、記帳中を意味するメッセージ「ただいまお手続きをしております。」40と、かんたん表示へ切り替えるためのアイコン41と、記帳される頁中の最初と最後の頁の通帳イメージ42、43と、中間頁の情報44と、通帳イメージを隠した表示画面へ切り替えるためのアイコン45とを含んでいる。ここで、記帳すべき頁の数が1頁だけの場合には、最後の頁の通帳イメージ43と中間頁情報44とは表示されず、記帳すべき頁の数が2頁の場合には、中間頁情報44は表示されない。最初の頁の通帳イメージ42は、スキャナ部31が通帳から読取った通帳の画像データが利用されている。各通帳イメージ42、43において、記帳されるべき領域については、文字位置に「・」を位置させたり、若しくは、ハッチを付与したりして、記帳される領域であることを明示するようになされている。
この記帳領域では、記帳データの印字が進行するに従い、その記帳データと同じ文字列の表記がなされる。また、最終の記帳データを印字すべき通帳イメージ42又は43の行には、最終行であることが分かるような表示43aがなされる。例えば、文字位置に位置させている「・」の色を他の行と変えたり、「ここまで」などの文字列を印刷したりすることで最終行であることを顧客に通知する。新通帳を発行して新通帳の頁にも記帳する場合には、中間頁情報44を「7〜9頁、新通帳1頁」のように記載して新通帳にも記帳することが分かるようにする。なお、通帳の白紙頁から画像読取したデータをメモリ部28に予め格納しておき、最後の頁の通帳イメージ43も、それを利用することで、実際の通帳イメージに近付けるようにしても良い。
なお、図6は、初期の画面状態から2件の記帳データが印字された後の状態を示している。図6において、符号42aが付された2行は、スキャナ部31が読取った通帳に既に記帳されていた2行であり、その下の符号42bが付された2行は、今回の記帳処理で印字された2行を表している。
アイコン45が操作されて通帳イメージを隠すことが求められた場合の表示画面は、図示は省略するが、例えば、後述する図7のメッセージ50とイラスト58とを含み、通帳イメージを一切含まない画面となる。この画面には、「くわしい表示」や「かんたん表示」に切り替えるアイコンを含んでいても良い。
図7は、かんたん表示の画面例を示す説明図である。かんたん表示画面では、記帳中を意味するメッセージ「ただいまお手続きをしております。…」50と、くわしい表示へ切り替えるためのアイコン51と、記帳される頁中の先頭側の3頁と最後の頁の通帳イメージ52〜55と、中間頁の情報56と、通帳イメージを隠した表示画面へ切り替えるためのアイコン57とを含んでいる。ここで、記帳すべき頁の数が3頁以内の場合には、その頁数分の通帳イメージ52〜54が表示され中間頁情報56は表示されない。記帳すべき頁の数が4頁の場合には、中間頁情報56は表示されない。かんたん表示画面でも、各通帳イメージ52〜56において、記帳されるべき領域については、文字位置に「・」を位置させたり、若しくは、ハッチを付与したりして、記帳される領域であることを明示するようになされている。かんたん表示画面の記帳領域では、記帳データの印字が進行するに従い、記帳されたことを表す表記に変わる。例えば、小さな「・」から大きな「・」に変化させる。また例えば、記帳行を、その行全体に延びる太線で表記する。符号52aが付された領域は、挿入された通帳に既に記帳されていた行と、今回の記帳処理で印字された行とを表している。これら2種類の領域(行)をも区別して表示するようにしても良い。かんたん表示画面でも、最終の記帳データを印字すべき通帳イメージの行には、最終行であることが分かるような表示55aがなされる。
かんたん表示画面のアイコン57が操作されて通帳イメージを隠すことが求められた場合の表示画面は、くわしい表示画面のアイコン45が操作されて通帳イメージを隠すことが求められた場合の表示画面と同様である。例えば、図7のメッセージ50とイラスト58とを含み、通帳イメージを一切含まない画面となる。この画面には、「くわしい表示」や「かんたん表示」に切り替えるアイコンを含んでいても良い。
次に、主制御部20は、ホストコンピュータに記帳データを要求し(ステップ108)、ホストコンピュータが返信した記帳データを受信する(ステップ109)。ここで、要求毎に、1件(1行)分の記帳データが自動取引装置1に返信されるとして説明するが、これより、多くの記帳データが返信されても良い。この場合には、メモリ部28に受信した記帳データをバッファリングし、1件(1行)分の記帳データを取り出して、1件(1行)分の記帳データ毎の処理を行うことになる。主制御部20は、通帳印字部32によって受信した記帳データを通帳に印字させると共に(ステップ110)、表示画面上でも該当する行について記帳された表示にする(ステップ111)。上述したように、このステップ111の処理では、くわしい表示画面の場合では記帳データの文字列が表示され、かんたん表示では、記帳を表す大きな「・」に変化させたり、行表記を太線に変化させたりする。
次に、主制御部20は、今回の記帳により、総件数分の記帳が完了したか否かを判別する(ステップ112)。総件数分の記帳が完了すると、主制御部20は、通帳(新通帳が発行された場合であれば新通帳及び旧通帳)を通帳出入口6から排出させ(ステップ113)、表示画面を待機画面に復帰させて、図4に示す一連の処理を終了する(ステップ114)。
主制御部20は、記帳が完了していなければ、今回の記帳により、新通帳を発行する必要が生じたか否かを判別する(ステップ115)。新通帳の発行が必要となると、主制御部20は、主通帳を発行させると共に(ステップ116)、表示画面の全面又は一部を使って、新通帳を発行中であることを表示させる(ステップ117)。新通帳の発行動作は、既存の方法で実行される。例えば、通帳操作機構部34によって今まで記帳していた通帳を閉じさせて装置の奥側に待機させ、通帳ストック部33から1冊の通帳を取り出し、その表表紙や、表表紙の裏面などに、通帳印字部32によって口座名義人の氏名や口座番号等を印字させ、また、通帳読取・書込部30によって磁気ストライプに口座情報等を記録させる。そして、1頁目を開いて記帳できる状態にする。
主制御部20は、新通帳の発行が必要なければ、頁めくりの必要が生じたか否かを判別する(ステップ118)。頁めくりが必要となると、主制御部20は、通帳操作機構部34によって次の頁を開いて記帳対象の頁とさせると共に(ステップ119)、表示画面の全面又は一部を使って、頁めくりを実行中であることを表示させる(ステップ120)。
新通帳の発行後や、頁めくり後においては、主制御部20は、そのとき選択されている表示方法の画面(くわしい表示画面又はかんたん表示画面)で表示させる通帳イメージの頁を変更させた後(ステップ121)、顧客によって表示方法の変更が指示されたか否かを判別する(ステップ122)。指示されていると他方の表示方法に従った画面に変更した後(ステップ123)、指示されていなければ直ちに、ホストコンピュータに記帳データを要求するステップ108に戻る。ステップ121の表示画面の変更は、記帳が済んでいない領域が分かる方法であれば良く具体的な方法は問われない。例えば、記帳済となったばかりの頁の通帳イメージを表示から除外し、図6や図7に示す最も左側の位置の通帳イメージとして、次の記帳データを印字する頁の通帳イメージを表示し、他の頁の通帳イメージは、初期時の表示画面で説明したと同様な方法で選定する。また例えば、くわしい表示画面の場合であれば、記帳済となった頁の中で最終頁の前の頁は最終頁と共に表示するようにしても良く、また、かんたん表示であれば、記帳済となった頁の中で最終頁から前の3頁は最終頁と共に表示するようにしても良い。
図4のフローチャートは、通帳イメージの表示という観点からの処理の流れを示しており、通帳イメージを隠した表示画面へ切り替えるためのアイコン45又は57が操作された際の処理を省略している。アイコン45又は57が操作されたときには、通帳イメージを含まない画面を継続して表示させ、一方、記帳データの印字は、くわしい表示画面又はかんたん表示画面が選択されている場合と同様に行う。
(A−3)実施形態の効果
上記実施形態によれば、通帳記帳の様子を通帳イメージで顧客に提供するようにしたので、顧客が通帳記帳時の進行状況を容易に理解することができる。
また、くわしい表示画面が選択されている場合には、記帳データが通帳イメージ上で文字列として表示されるので、通帳が排出される前に未記帳であった過去の取引内容を確認することができる。さらに、自動取引装置は多くの人が通る場所に設置されているので、取引内容が第3者に見られたくない顧客は、かんたん表示画面や通帳イメージを隠した画面を選択すれば良い。すなわち、顧客は自己の好みや考え方に従って、表示方法を選択することができる。
(B)他の実施形態
上記実施形態の説明においても、種々変形実施形態に言及したが、さらに、以下に例示するような変形実施形態を挙げることができる。
上記実施形態では、通帳処理部がスキャナ部を備えるものを示したが、スキャナ部を備えない自動取引装置に対しても、本発明を適用することができる。このような自動取引装置においても、かんたん表示画面は上記実施形態と同様である。しかし、スキャナ部31を備えないため、くわしい表示画面は、上記実施形態とは異なる。図8は、この変形実施形態におけるくわしい表示画面の一例を示しており、今回の通帳記帳の処理で記帳データが2件分印字された途中の段階を示している。図8から分かる通り、スキャナ部31を備えていない自動取引装置のため、挿入された通帳の今回の通帳記帳までに印字されていた文字列を認識することはできない。したがって、挿入された通帳イメージではない通帳の画像を表示した上で、印字されていた文字列が認識できない領域の行42aを太線などで表示し、今回の記帳処理で記帳データが印字された行42bは文字列を表示する。ここで表示される通帳画像は、一般的な通帳の印字面を表示するものでも良く、自行の通帳の印字面を表示する、又は、通帳挿入時に磁気ストライプを読み取り、他行の通帳と判断した場合、図示しないホストコンピュータから他行の通帳画像を受信して、他行の通帳画像を表示するようにしても良い。
既存の多くの自動取引装置がスキャナ部を備えないので、そのような既存の自動取引装置に対しても、プログラムを更新させることなどで、本発明の技術思想を適用することが可能となる。
上記実施形態では、「くわしい表示」と「かんたん表示」とから顧客が選択するものを示したが、一方をデフォルトの表示とし、他方への切替えを許容するものであっても良い。
また、記帳総件数などから計算した記帳される頁の数が2頁以内ならば「くわしい表示」、3頁以上なら「かんたん表示」というように装置側に自動的に表示方法を決定するようにしても良い。この場合において、「くわしい表示」から「かんたん表示」への切替えを認めても、「かんたん表示」から「くわしい表示」への切替えを認めないようにしても良い。
さらに、上記実施形態では、2種類の表示方法に対応できるものを示したが、「かんたん表示」か「くわしい表示」のいずれか一方の表示方法しか対応しないように自動取引装置を構築しても良い。逆に、3種類以上の表示方法に対応できるにし、3種類以上の表示方法から選択可能としても良い。例えば、図7では4つの通帳イメージを含む表示方法を示しているが、それより多い数(例えば8)の通帳イメージを含む表示方法を、選択候補とするようにしても良い。また例えば、記帳中の頁の通帳イメージだけを表示し、最終記帳データの記帳位置を、「5頁目の8行目まで」のような文章で伝える表示方法を用意しておくようにしても良い。
上記実施形態では、くわしい表示では2頁分の通帳イメージを表示し、かんたん表示では4頁分の通帳イメージを表示するものを示したが、表示する頁数はこれに限定されないことは勿論である。
また、上記実施形態では、通帳の発行機能を備える自動取引装置を示したが、通帳の発行機能を備えない自動取引装置に対しても本発明を適用できる。例えば、記帳総件数などから計算した記帳最終行が新通帳の行が該当する場合には、挿入されている通帳の最終頁の最終行を記帳最終行として、上記実施形態のような処理を行うようにすれば良い。
さらに、上記実施形態では、「かんたん表示」では記帳中に印字内容を顧客が知得できないものであったが、例えば、印字中の行(その直前の数行を含んでも良い)の文字列(記帳データ)を取り立てて表示する表示フィールドを設け、印字内容を顧客が知得できるようにしても良い。
さらにまた、上記実施形態では、挿入時に記帳済であった領域と、今回の通帳記帳で記帳された領域とを区別して表示するものを示したが、これら領域を同じ表示態様で表示するようにしても良い。
上記実施形態では、かんたん表示画面からもくわしい表示画面からも、通帳イメージを隠した画面に切り替えられるものを示したが、通帳イメージを隠した画面へは、くわしい表示画面からのみ移行できるようにしても良い。
また、上記実施形態では、記帳の進行状況を視覚的に通知するものを示したが、これに加え(若しくはこれに代え)、記帳の進行状況を音声で通知するようにしても良い。例えば、「5頁の6行目まで記帳します。」、「現在、4頁の11行目を記帳中です。」などを発音出力するようにしても良い。また例えば、記帳している行の文字列を読み上げるようにしても良い。
上記実施形態では、「通帳記帳取引」が選択されて記帳する場合に、通帳イメージを表示するものを示したが、「出金取引」などの他の取引の処理中にホストコンピュータをアクセスし、未記帳の記帳データが残っているために行う通帳記帳でも、上記実施形態のような通帳イメージの表示を行うようにしても良い。
上記実施形態では、記帳データの印字が進行するに従い、その記帳データと同じ文字列の表記がなされるものを示したが、各行とも同じ文字列の表記を行ってから一定時間経過するとその文字列の表記を太線などで隠すようにしても良い。例えば、1行目に記帳データと同じ文字列の表記を行ってから3秒後に1行目の表記を太線で隠すという動作を行い、2行目の表記も同様に、表記を行ってから3秒後に2行目の表記を太線で隠すという動作を行う。
上記実施形態では、自動取引装置に本発明を適用したものを示したが、本発明の適用対象は自動取引装置に限定されるものではない。例えば、通帳記帳取引を専用的に行う通帳記帳機に本発明を適用することができる。
1…自動取引装置、2…表示・入力部、20…主制御部、23…通帳処理部、28…メモリ部、28a…通帳記帳取引プログラム、29…インタフェース部、30…通帳読取・書込部、31…スキャナ部、32…通帳印字部、33…通帳ストック部、34…通帳操作機構部。

Claims (7)

  1. 記帳データを通帳に印字する取引装置において、
    記通帳の挿入時における今回の通帳記帳の印字予定領域を認識する印字予定領域認識手段と、
    通帳の印字済み領域と今回の通帳記帳の印字予定領域とを区別した記帳状態通知画面を表示手段に表示させる表示制御手段
    有することを特徴とする取引装置。
  2. 記帳データを通帳に印字する取引装置において、
    上記通帳の挿入時における印字予定領域を認識する印字予定領域認識手段と、
    通帳の挿入時に既に印字されていた印字済み領域と今回の通帳記帳により印字済みとなった印字済み領域とを区別した記帳状態通知画面を表示手段に表示させる表示制御手段と
    を有することを特徴とする取引装置。
  3. 上記通帳への記帳データの印字の進行に応じて、上記記帳状態通知画面の内容を更新させる画面内容更新手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の取引装置。
  4. 挿入された上記通帳の画像データを読取る画像読取手段を備え、上記表示制御手段は、上記画像読取手段が得た通帳の印字済み領域と印字予定領域とを区別した、一部に通帳イメージを含む記帳状態通知画面を表示し、上記画像読取手段が得た通帳イメージに印字予定領域の情報を付加した通帳イメージを含めることを特徴とする請求項2に記載の取引装置。
  5. 上記表示制御手段は、上記記帳状態通知画面に印字した記帳データと同じ文字列を含めることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の取引装置。
  6. 当該取引装置は、通帳の発行機能を備えたものであり、
    上記印字予定領域認識手段は、未記帳の記帳データの数が、挿入された通帳で印字が可能な領域を超えるときには、新通帳での領域を含めて、印字予定領域を認識する
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の取引装置。
  7. 記帳データを通帳に印字する取引装置に搭載されているコンピュータを、
    記通帳の挿入時における今回の通帳記帳の印字予定領域を認識する印字予定領認識手段と、
    通帳の印字済み領域と今回の通帳記帳の印字予定領域とを区別した記帳状態通知画面を表示手段に表示させる表示制御手段
    て機能させることを特徴とする取引プログラム。
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