JP5745266B2 - 毛髪処理用組成物及び毛髪処理剤 - Google Patents

毛髪処理用組成物及び毛髪処理剤 Download PDF

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本発明は、毛髪化粧料などに用いられる毛髪処理用組成物及び毛髪処理剤に関する。
自分の毛髪に対して不満を抱く人は多く、例えば髪質においては軟毛の人は髪にハリやコシを持たせることを求め、また、傷んだ髪に対してはなめらかに修復したいと願う。このようなニーズに答えるべく、多くのヘアトリートメント剤やヘアスタイリング剤が開発されている。また、毛髪の色に関する不満を解消するため、毛髪を好みの色にカラーリングすることが老若男女を問わず日常的に行われるようになってきている。これは、簡便にしかも毛髪を痛めることなく染めることができるカラースプレー等の一時染毛料や、酸性染毛料等の半永久染毛料の普及が大きく影響していると考えられる。
特開平4−308522号公報 特開平7−97307号公報 特開昭63−154610号公報 特開昭63−154611号公報
従来のヘアトリートメント剤やヘアスタイリング剤は何れも一時的なものであり水浴や入浴、シャンプーによって洗い流され、その効果は失われてしまう。従って、これらを用いたとしても根本的な髪質改善を行うことはできず、このような毛髪化粧料を毎日のように継続して用いる必要があり、その効果も十分満足な効果が得られるものは極めて少ない。また、一時染毛料や酸性染毛料による毛髪のカラーリングも、やはりシャンプー等により落ちやすく、その染色持ちを持続させることが望まれている。
持続性を目的とした毛髪処理剤としては、1剤型および2剤型のものが知られている。このうち2剤型のものとしては、カチオン性ポリマーを含有する第1剤とアニオン性界面活性剤又は両性界面活性剤を含有する第2剤とを組み合わせたもの(特許文献1参照)や、アニオン性多糖類、アニオン性高分子化合物、ノニオン性高分子化合物及び両性高分子化合物のいずれかを含有する第1剤と、カチオン性界面活性剤を含有する第2剤とを組み合わせたもの(特許文献2参照)などが知られている。これらは毛髪表面上にコンプレックスを作ってフィルム状の皮膜を形成するものであるため、ある程度の持続性が得られるものである。
しかしながら、1剤型のもの、例えば、アニオン性高分子を配合したもの(特許文献3、4参照)などにおいては、一時的には毛髪の質感を改善することができるが、持続性がほとんどなく、一度のシャンプーで簡単に効果がなくなってしまうことから、必ずしも満足のいくものではなかった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、毛髪に十分なハリ・コシを付与し、また耐シャンプー性が高く、その効果が持続する毛髪処理用組成物及び毛髪処理剤を提供することであり、さらには、染色した毛髪のシャンプー等による色落ちを抑制して褪色防止効果を有する毛髪処理用組成物及び毛髪処理剤を提供することにある。
本発明に係る毛髪処理用組成物は、エチレン性不飽和単量体成分を、親水性溶媒中、又は、水と親水性溶媒との混合溶媒中において、ラジカル重合開始剤を用いて溶液共重合して得られる共重合体を含有し、前記エチレン性不飽和単量体成分は、下記の(A)及び(B)、あるいは、下記の(A)、(B)及び(C)を構成単位として含み、(A)成分の含有量が前記エチレン性不飽和単量体成分中において1〜質量%であり、前記共重合体の重量平均分子量が5,000〜1,000,000であることを特徴とする。
(A)下記の一般式(I)で表される分子骨格を形成するカチオン性不飽和単量体、
(B)アクリル酸又はメタクリル酸と、炭素数1〜22である、直鎖状、分岐鎖状又は脂環状の炭化水素基を有するモノアルコールとのエステル、
(C)上記(A)及び(B)の一方又は両方と共重合可能なエチレン性不飽和単量体
Figure 0005745266
式中、RはH又はCHである。Rは炭素数1〜4のアルキレン基である。Rは炭素数1〜4のアルキル基又はCHである。AはO又はNHである。XはBr、Cl、I、CHSO又はCHSOである。
更なる発明は、上記の毛髪処理用組成物であって、前記共重合体のガラス転移温度が、−20〜40℃であることを特徴とする。
本発明に係る毛髪処理剤は、上記の毛髪処理用組成物を含有することを特徴とする。
本発明によれば、脆さがなく毛髪への密着性の高い樹脂を用いることにより、フレーキングを抑制し、かつ毛髪にごわつきを感じさせずにハリ・コシを付与することができるものであり、また、耐水性及び耐洗髪性を付与することにより処理した毛髪に持続性を付与することができるものである。また、染毛に用いた場合には、褪色防止効果を発揮するものである。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。尚、以下の化合物名の表記における「(メタ)アクリ((meth)acry−)」は、「アクリ(acry−)」および/または「メタクリ(methacry−)]を意味する。
本発明に係る毛髪処理用組成物は、エチレン性不飽和単量体成分の共重合体を含有するものである。このエチレン性不飽和単量体成分は、上記の(A)成分及び(B)成分を構成単位として含んでいる。あるいは、このエチレン性不飽和単量体成分は、(A)成分及び(B)成分に加えて、上記の(C)成分を構成単位として含んでいる。
(A)成分は、一般式(I)で表される分子骨格を形成するカチオン性不飽和単量体である。そのような単量体であれば、(A)成分としては、特に制限されるものではないが、例えば、(メタ)アクリロイルオキシエチル基を有する4級アンモニウム塩や、(メタ)アクリロイルアミノプロピル基を有する4級アンモニウム塩などを挙げることができる。なお、Rは炭素数1〜4のアルキレン基であり、構造式はCH、C、C又はCであるが、炭素数3以上のとき、これらは分岐鎖を有していても直鎖であってもよい。また、Rが炭素数1〜4のアルキル基の場合、その構造式はCH、C、C又はCであるが、炭素数3以上のとき、これらは分岐鎖を有していても直鎖であってもよい。
さらに具体的には、(A)成分であるカチオン性不飽和単量体の具体例としては、メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライド(略称:DMC)、メタクリロイルアミノプロピルトリメチルアンモニウムクロライド(略称:MAPTAC)、メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムメチルサルフェート(略称:MOETAS)、メタクリロイルアミノプロピルトリメチルアンモニウムメチルサルフェート(略称:MAPTAS)、メタクリロイルオキシエチルジメチルベンジルアンモニウムクロライド(略称:MOEBAC)、メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムp−トルエンスルホネート(略称:MOETAP)、メタクリロイルアミノプロピルジメチルベンジルアンモニウムクロライド(略称:MAPBAC)、メタクリロイルアミノプロピルトリメチルアンモニウムp−トルエンスルホネート(略称:MAPTAP)、アクリロイルアミノプロピルトリメチルアンモニウムクロライド(略称:DMAPAA−Q)、アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライド(略称:DMAEA−Q)、などのカチオンモノマーを例示できる。
エチレン性不飽和単量体成分中における(A)成分の含有量は、1〜10質量%である。(A)成分の含有量がこの範囲となって共重合体が得られることにより、毛髪への親和性・密着性を高めるとともにフレーキングを生じにくくし、かつ、耐水性・耐洗髪性を付与する樹脂を得ることができる。カチオン性不飽和単量体の含有量が1質量%未満になると、毛髪への親和性・密着性が弱く、フレーキングが生じやすくなる。一方、カチオン性不飽和単量体の含有量が10質量%を超えると、親水性が高くなって耐水性・耐シャンプー性が失われる。密着性や耐洗髪性などを向上させる観点から、エチレン性不飽和単量体成分中における(A)成分の含有量は、2〜8質量%であることが好ましく、3〜7質量%であることがより好ましい。
(B)成分は、(メタ)アクリル酸と、炭素数1〜22である、直鎖状、分岐鎖状又は脂環状の炭化水素基を有するモノアルコールとのエステルである。モノアルコールとしては、脂肪族モノアルコールであっても、脂環式モノアルコールであってもよい。また、炭化水素基は、飽和していても、不飽和結合を有していてもよい。ただし、モノアルコール部位において架橋させない場合には、不飽和結合がない飽和炭化水素基の方が好ましい。
(B)成分としては、具体的には、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸プ口ピル、(メタ)アクリル酸2−エチルへキシル、(メタ)アクリル酸n−へキシル、(メタ)アクリル酸n−オクチル、(メタ)アクリル酸シクロへキシル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸ウンデシル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸トリデシル、(メタ)アクリル酸ミリスチル、(メタ)アクリル酸ペンタデシル、(メタ)アクリル酸パルミチル、(メタ)アクリル酸へプタデシル、(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸イソステアリル、(メタ)アクリル酸オレイル、(メタ)アクリル酸べへニル等を挙げることができる。
エチレン性不飽和単量体成分中における(B)成分の含有量は、フレーキング抑制や耐洗髪性などの観点から、60〜99質量%であることが好ましく、70〜99質量%であることがより好ましく、80〜99質量%であることがさらに好ましい。
(C)成分は、上記の(A)成分及び(B)成分の一方又は両方と共重合可能なエチレン性不飽和単量体である。本発明においては、エチレン性不飽和単量体成分として、(C)成分が含まれていなくてもよいが、含まれていてもよい。(C)成分を含むことにより、(C)成分に由来する特性(例えば架橋性)を付与することができる。
(C)成分としては、例えば、アクリロニトリル;酢酸ビニル;スチレン;ビニルピロリドン;アクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N−t−ブチルアクリルアミド、N−オクチルアクリルアミド、N−t−オクチルアクリルアミド、ダイアセトンアクリルアミド等の、(メタ)アクリルアミド化合物;(メタ)アクリル酸テトラヒドロフルフリル、(メタ)アクリル酸イソボルニル、(メタ)アクリル酸グリシジル等の、(メタ)アクリル酸のエステル類;(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシプロピル等の、(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキルエステル;(メタ)アクリル酸エトキシエチル、(メタ)アクリル酸メトキシエチル等の、(メタ)アクリル酸アルコキシアルキルエステル;ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート等の、ポリアルキレングリコールと(メタ)アクリル酸とのモノエステル類;メトキシポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート等の、ポリアルキレングリコールと(メタ)アクリル酸とのモノエステル類の水酸基末端がアルキルエーテル化されたもの;(メタ)アクリル酸グリセリル等の単官能不飽和単量体;1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、2−n−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、メチレンビスアクリルアミド、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート等の多官能不飽和単量体、などを挙げることができる。
エチレン性不飽和単量体成分中における(C)成分の含有量は、フレーキング抑制や耐洗髪性などの観点から、0〜40質量%であることが好ましく、0〜30質量%であることがより好ましく、0〜20質量%であることがさらに好ましい。
共重合体は、上記の(A)及び(B)の成分、又はそれらに加えて(C)の成分を、親水性溶媒中、又は、水と親水性溶媒との混合溶媒中において、ラジカル重合開始剤を用いて溶液共重合するといった、溶液重合法によって得られるものである。
具体的には、例えば、親水性溶媒中にエチレン性不飽和単量体成分である(A)〜(C)成分を溶解すると共にラジカル重合開始剤を添加して反応溶液を調製し、この反応溶液を窒素気流下、溶媒の沸点又はそれに近い温度で攪拌することによって、エチレン性不飽和単量体成分を重合させることができる。この反応溶液中には重合反応の開始当初からエチレン性不飽和単量体成分の全種及び全量が溶解していても良いが、エチレン性不飽和単量体成分の種類、量等に応じて、重合反応を進行させながら反応溶液中にエチレン性不飽和単量体成分を分割して添加し、或いは重合反応を進行させながら反応溶液中にエチレン性不飽和単量体成分を連続滴下しても良い。例えば、(A)成分の溶液に(B)成分を添加した後に(C)成分を添加したり、(B)成分の溶液に(A)成分を添加した後に(C)成分を添加したりすることができる。前記親水性溶媒の使用量は、重合反応終了時の溶液中の樹脂固形分濃度が30〜60質量%の範囲となるように調整されることが好ましい。
親水性溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、2−プロパノール、ブタノール等の水に可溶な脂肪族アルコール;アセトン;メチルセロソルブ;エチルセロソルブ;ジオキサン;酢酸メチル;酢酸エチル;ジメチルホルムアミド等が挙げられる。親水性溶媒は一種単独で使用され、或いは二種以上が併用される。親水性溶媒は水を含まずに使用してもよいが、水と混合して使用することもできる。水と親水性溶媒の混合溶媒を使用する場合、例えば、その質量比(水:親水性溶媒)を0.1:100〜50:50程度にすることができる。
ラジカル重合開始剤としては適宜のものが使用されるが、例えば、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル等の過酸化物;2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス−2−メチルブチロニトリル、2,2’−アゾビス−2,4−ジメチルバレロニトリル、1,1’−アゾビス−1−シクロヘキサンカルボニトリル、4,4’−アゾビスー4−シアノ吉草酸、2,2’−アゾビス−(2−アミジノプロパン)−ジヒドロクロリド等のアゾ系化合物等を使用することが好ましい。ラジカル重合開始剤の使用量は、共重合体の重量平均分子量やガラス転移温度が所定の値となるように適宜決定される。例えば、エチレン性不飽和単量体成分100質量部に対するラジカル重合開始剤の配合量を0.1〜5質量部にすることができ、好ましくは0.2〜2質量部にすることができる。
また、反応溶液中には、分子量調節等のため、必要に応じて連鎖移動剤が添加されても良い。連鎖移動剤としては、特に限定されないが、例えばラウリルメルカプタン、ドデシルメルカプタン、チオグリセロール等のメルカプタン基を有する化合物;次亜リン酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム等の無機塩等が挙げられる。連鎖移動剤の使用量は、重合体の分子量が所望の範囲となるように適宜決定されるが、通常、エチレン性不飽和単量体成分の総量100重量部に対して0.01〜10重量部の範囲が好ましい。
また、リビングラジカル重合法によりエチレン性不飽和単量体成分を重合させても良い。この場合、重合体の重量平均分子量の調整が容易になると共に、連鎖移動剤を使用する場合よりも分子量分布の狭い重合体が生成する。
エチレン性不飽和単量体成分(A)〜(C)の重合時の温度、時間等の重合条件は、エチレン性不飽和単量体成分や重合開始剤の種類等に応じ、高い反応率で重合反応が進行するように適宜設定される。重合反応は、窒素ガス、アルゴンガス等の不活性ガスの雰囲気下で行っても良い。重合反応終了時の未反応モノマーの残存量は少量であるほど好ましい。
そして、上記のようなエチレン性不飽和単量体成分(A)〜(C)の共重合反応により、共重合体が溶媒に混合された溶液(分散液)が生成する。
共重合体の重量平均分子量は、5,000〜1,000,000である。共重合体の分子量が5,000未満の場合、処理毛髪に十分なハリやコシが得られず、また、十分な耐水性・耐シャンプー性が得られない。一方、共重合体の分子量が1,000,000を超える場合、処理毛髪に不快なごわつきが生じる。処理毛髪へのハリ・コシの付与を向上させるとともに耐水性・耐シャンプー性を向上するためには、共重合体の平均分子量は、10,000〜500,000の範囲であることが好ましく、20,000〜300,000の範囲であることがより好ましい。共重合体の重量平均分子量は、例えば、ゲルパーミテーションクロマトグラフィ(GPC)により測定することができる。
共重合体のガラス転移温度(Tg)は、−20〜40℃であることが好ましい。ガラス転移温度がこの範囲になることにより、組成物に適度な皮膜性が付与されるとともに、毛髪処理時のフレーキングを抑制し、かつ適度なハリ・コシを付与することができる。
共重合体は、ブロック共重合体であってもよく、あるいは、ランダム共重合体であったり、交互共重合体であったり、グラフト共重合体であったりしてもよい。
このようにして得られた共重合体は、カチオン性ポリマーである上記のような(A)成分を含んでいるため、毛髪への親和性が高まり、密着性の高い樹脂となる。そして、この樹脂は脆さ(フレーキング)がなく、粘着性もないものとなる。
共重合体は溶媒から単離又は精製されてもよいが、そのまま化粧料等の原料として用いられてもよい。単離せずにそのまま用いる場合は、反応によって得た溶液をそのまま毛髪処理用組成物として用いたり、あるいは、溶媒等で希釈して、共重合体含有量が所望の範囲内になった毛髪処理用組成物を調製したりすることができる。また、共重合体を単離又は精製した場合には、単離又は精製した共重合体に、あるいは共重合体の溶液に、他の成分を適宜に加えて、所望の剤型の毛髪処理用組成物を調製することができる。
毛髪処理用組成物の剤型は特に限定されず、本発明の効果を発揮し得る形態であればどのような剤型であってもよい。例えば、液状、乳液状、クリーム状、ジェル状、ミスト、スプレー、エアゾール、ムース等が挙げられる。
また、毛髪処理用組成物には、本発明の効果を損なわない範囲であれば、化粧料に一般的に配合される成分を配合してもよい。例えば、界面活性剤、保湿剤、紫外線防御剤、pH調整剤、防腐剤、酸化防止剤、キレート剤、増粘剤、皮膜形成剤、油性成分、高分子化合物、噴射剤等が挙げられる。
毛髪処理用組成物は、そのまま毛髪処理剤として毛髪の処理に適用することもできるし、さらに他の成分を配合して、上記の毛髪処理用組成物を含有する毛髪処理剤を調製し、これを毛髪の処理に適用することもできる。
例えば、毛髪処理用組成物が、炭素数1〜4の脂肪族アルコール、95体積%のエタノール等の含水アルコール、アセトン、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ジオキサン、酢酸メチル、酢酸エチル等の親水性溶媒に溶解することで、ヘアスプレー剤が調製される。このヘアスプレー剤中の共重合体の固形分濃度は0.5〜15重量%の範囲が好ましい。
このヘアスプレー剤が噴射剤と共に耐圧容器内に加圧封入されることで、ヘアスプレーが作製される。上記噴射剤としては、プロパン、ブタン、イソブタンを主成分とする液化石油ガス(LPG);トリクロロモノフルオロメタン(フロン11)、ジクロロジフルオロメタン(フロン12)、ジクロロテトラフルオロエタン(フロン114)、メチレンクロライド、ハイドロフルオロカーボン(HFC152a等)等を成分とするハロゲン化炭化水素;ジメチルエーテル;炭酸ガス等が挙げられる。これらの噴射剤は一種単独で使用され、或いは二種以上が併用される。耐圧容器内には、ヘアスプレー剤と噴射剤とが2:8〜8:2の重量比で封入されることが好ましい。
また、本発明の毛髪処理用組成物は、親水性溶媒又は水と親水性溶媒との混合溶媒に溶解され、更に各種添加剤が加えられることで、ヘアクリーム、ヘアワックス、ヘアローション、ノンガスエアゾール剤(ヘアミスト剤)、ヘアゲル、ヘアスタイリングフォーム(ヘアムース)、カーラーウォーター等の毛髪化粧料が、毛髪処理剤として調製される。
毛髪処理剤中における上記共重合体の含有量は、毛髪化粧料の形態、毛髪化粧料の構成成分等に応じて適宜設定されるが、好ましくは水、アルコール、LPG等の溶媒を含めた毛髪化粧料の全成分の総量に対して、好ましくは0.1〜10重量%に、より好ましくは0.5〜7重量%に、さらに好ましくは1〜5重量%の範囲にする。
本発明に係る毛髪処理用組成物は、耐洗髪性に優れているために、特に、染毛に好適に用いられる。すなわち、市販の酸性染毛料など、適宜の染毛料を用いて染毛を行った後、上記の毛髪処理剤(例えばヘアスプレーやヘアミスト)を毛髪に噴霧するなどして塗布すれば、染毛効果を長期間持続させることができる。また、上記の毛髪処理用組成物に染毛成分を加えて染毛剤を調製し、これを毛髪に塗布してもよい。毛髪処理用組成物は、ヘアダイ及びヘアマニキュアのいずれにおいても適用し得るが、酸性染料が一般的に使用されるヘアマニキュアにおいて特に好ましく持続効果が得られるものである。また、染毛用の毛髪処理剤(例えばヘアマニキュア)により染毛した後、定着用の毛髪処理剤(例えばヘアミスト)を塗布するなどといった、毛髪処理組成物を含む複数の毛髪処理剤を併用して(毛髪処理セットとして)毛髪に適用することもできる。
こうして得られた毛髪処理剤は、毛髪にごわつきを感じさせず十分なハリ・コシを付与し、耐水性・耐洗髪性が高く、その効果を持続することができるものであり、また、染色した毛髪のシャンプー等による色落ちを抑制して褪色防止効果を有するものである。そして、使用状況にもよるが、それらの持続効果は約3週間程度に及ぶことができるものである。
以下、本発明の実施例を示す。
尚、以下に使用される「部」及び「%」は、特に明示しない限り全て質量基準であり、また表中に示される各成分の配合量は全て「質量部」で表したものである。
〔毛髪処理用組成物の調製〕
還流冷却器、温度計、窒素置換用管及び撹拌機が取り付けられた容量1リットルの四つ口フラスコに、エタノール100部、及び、各実施例及び比較例ごとに表1に示す原料を混合した混合物(全量100部)を仕込み、窒素気流下、昇温し、還流状態(約80℃)になったところで、このエタノール中に重合開始剤(2,2’−アゾビスイソブチロニトリル)を表1に示す配合量で添加し反応溶液を調製した。
この反応溶液を6時間還流状態で放置して重合反応を進行させた。
なお、DMC(メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライド)は三菱レイヨン社製のものを使用した。MAPTAC(メタクリロイルアミノプロピルトリメチルアンモニウムクロライド)、MOETAS(メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムメチルサルフェート)、MOETAP(メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムp−トルエンスルホネート)はMRCユニテック社製のものを使用した。DMAPAA−Q(アクリロイルアミノプロピルトリメチルアンモニウムクロライド)は興人社製のものを使用した。
次に、四つ口フラスコ中の溶液から溶媒を留去すると共に、エタノールを加えることでこの溶液の溶媒含有量を調整し、固形分濃度40%の毛髪処理用組成物の溶液を得た。
〔重量平均分子量及びガラス転移温度〕
各実施例及び比較例で得た毛髪処理用組成物中の共重合体の重量平均分子量及びガラス転移温度は、表1に示される通りである。
この重量平均分子量の測定時には、まず各毛髪処理用組成物から溶媒を蒸発させて乾固し、固形状の組成物(共重合体)を得た。この組成物をテトラヒドロキシフラン(THF)に溶解し、ゲルパーミネーションクロマトグラフィー(昭和電工株式会社製GPC測定装置、SHODEX SYSTEM 11)により重量平均分子量を測定した。
測定条件の詳細は下記の通りである。
・カラム:SHODEX KF−800P、KF−805、KF−803、KF−801の、4本直列
・移動層:THF(テトラヒドロフラン)
・流量:1ml/min
・カラム温度:45℃
・検出器:RI
・換算:ポリスチレン
またガラス転移温度の測定時には、重量平均分子量の測定時と同様の手法により、毛髪処理組成物から得られた固形状の組成物(共重合体)をアルミパン上に5mg測り取り、この組成物のガラス転移温度を、示差走査熱量計(株式会社リガク製 DSC8230)を用いて昇温速度10℃/minの条件で測定した。
〔性能評価〕
(試験処方)
耐水性の評価については、上記で得られた固形分40%の各毛髪処理用組成物(エタノール溶液)を、固形分濃度10%となるようにエタノールで希釈して得たものを試験処方として用いた。それ以外の評価については、上記で得られた各毛髪処理用組成物を、固形分濃度5%となるようにエタノールで希釈して得たものを試験処方(ヘアミスト)として用いた。
(1)耐水性
各実施例及び比較例で得られた固形分10%の毛髪処理用組成物(エタノール溶液)10gを、10×10cmの舟形ペットフィルム上に流し込み、乾燥させて皮膜を作製した。この皮膜上に精製水0.2mLを載せて、皮膜の性状を観察し、耐水性を下記評価基準で評価した。
○:全く変化しない。
△:膨潤又は白化した。
×:溶解した。
(2)風合い
長さ20cm、重量約2gの毛束に、各実施例及び比較例のヘアミスト0.5gを噴霧した後、乾燥させた。この毛束について、手触りにより、ハリ・コシ、ごわつきがあるか否かを下記評価基準で評価した。なお、ハリ・コシとはハリ及びコシの両方のことである。
○:ハリ・コシを十分に感じる。
△:ハリ・コシをやや感じる。
×:ハリ・コシを感じない。
××:ごわつきを感じる。
(3)耐フレーキング性
長さ20cm、重量約2gの毛束に、各実施例及び比較例のヘアミスト0.5gを噴霧した後、乾燥させた。この毛束について、櫛で3回梳いたときに脱落した樹脂の量を下記評価基準で評価した。
○:脱落がなかった。
△:やや脱落があった。
×:脱落が多く、粉吹き状態となった。
(4)耐シャンプー性
長さ20cm、重量約2gの毛束に、各実施例及び比較例のヘアミスト0.5gを噴霧した後、乾燥させた。この毛束について、市販のシャンプーで20回洗髪を繰り返し、乾燥後の毛束について、手触りにより、ハリ・コシ、ごわつきがあるか否か(樹脂の脱落状態)を下記評価基準で評価した。
○:洗髪前と同程度のハリ・コシを感じる。
△:洗髪前よりもややハリ・コシが弱くなる。
×:洗髪前よりもハリ・コシが弱くなる。
(5)色落ち
市販のヘアマニキュアで染色した長さ20cm、重量約2gの毛束に、各実施例及び比較例のヘアミスト0.5gを噴霧した後、乾燥させた。この毛束について、市販のシャンプーで20回洗髪を繰り返し、乾燥後の毛束について、色落ちを下記評価基準で評価した。
○:洗髪前と同程度の色味がある。
△:洗髪前よりもやや色味が落ちる。
×:洗髪前よりも色味が落ちる。
(結果)
結果を表1に示す。各実施例の毛髪処理用組成物は、各比較例の毛髪処理用組成物に比べて耐水性、風合い、耐フレーキング性、耐シャンプー性、耐色落ち性が良好であった。
Figure 0005745266
〔ヘアマニキュア〕
(処方)
上記により得た毛髪処理用組成物(固形分濃度40%)を用い、表2に示す処方のヘアマニキュア(処方例1〜6、比較処方例1、2)を調製した。
(評価)
長さ20cm、重量約2gの毛束に、各処方例及び比較処方例のヘアマニキュアを満遍なく(均一に)塗布し、5分間放置した後、水で洗い流してから乾燥させた。これにより毛束が染毛された。この毛束について、風合い、耐シャンプー性、耐フレーキング性、色落ちを評価した。
(1)風合い
毛束について、手触りにより、ハリ・コシ、ごわつきがあるか否かを下記評価基準で評価した。なお、ハリ・コシとはハリ及びコシの両方のことである。
○:ハリ・コシを十分に感じる。
△:ハリ・コシをやや感じる。
×:ハリ・コシを感じない。
××:ごわつきを感じる。
(2)耐シャンプー性
毛束について、市販のシャンプーで20回洗髪を繰り返し、乾燥後の毛束について、手触りにより、ハリ・コシ、ごわつきがあるか否か(樹脂の脱落状態)を下記評価基準で評価した。
○:洗髪前と同程度のハリ・コシを感じる。
△:洗髪前よりもややハリ・コシが弱くなる。
×:洗髪前よりもハリ・コシが弱くなる。
(3)耐フレーキング性
毛束について、櫛で3回梳いたときに脱落した樹脂の量を下記評価基準で評価した。
○:脱落がなかった。
△:やや脱落があった。
×:脱落が多く、粉吹き状態となった。
(4)色落ち
毛束について、市販のシャンプーで20回洗髪を繰り返し、乾燥後の毛束について、色落ちを下記評価基準で評価した。
○:洗髪前と同程度の色味がある。
△:洗髪前よりもやや色味が落ちる。
×:洗髪前よりも色味が落ちる。
(結果)
表2に示すように、各処方例は、各比較処方例に比べて風合い、耐シャンプー性、耐フレーキング性、耐色落ち性が良好であった。
Figure 0005745266
〔アウトバストリートメント〕
(処方)
上記により得た毛髪処理用組成物(固形分濃度40%)を用い、表3に示す処方のアウトバストリートメント(ヘアトリートメント:処方例1〜6、比較処方例1、2)を調製した。
(評価)
市販のヘアマニキュアで染色した長さ20cm、重量約2gの毛束に、各処方例及び比較処方例のアウトバストリートメント0.5gを塗布した後、乾燥させた。この毛束について、風合い、耐シャンプー性、耐フレーキング性、色落ちを評価した。
(1)風合い
毛束について、手触りにより、ハリ・コシ、ごわつきがあるか否かを下記評価基準で評価した。なお、ハリ・コシとはハリ及びコシの両方のことである。
○:ハリ・コシを十分に感じる。
△:ハリ・コシをやや感じる。
×:ハリ・コシを感じない。
××:ごわつきを感じる。
(2)耐シャンプー性
毛束について、市販のシャンプーで20回洗髪を繰り返し、乾燥後の毛束について、手触りにより、ハリ・コシ、ごわつきがあるか否か(樹脂の脱落状態)を下記評価基準で評価した。
○:洗髪前と同程度のハリ・コシを感じる。
△:洗髪前よりもややハリ・コシが弱くなる。
×:洗髪前よりもハリ・コシが弱くなる。
(3)耐フレーキング性
毛束について、櫛で3回梳いたときに脱落した樹脂の量を下記評価基準で評価した。
○:脱落がなかった。
△:やや脱落があった。
×:脱落が多く、粉吹き状態となった。
(4)色落ち
毛束について、市販のシャンプーで20回洗髪を繰り返し、乾燥後の毛束について、色落ちを下記評価基準で評価した。
○:洗髪前と同程度の色味がある。
△:洗髪前よりもやや色味が落ちる。
×:洗髪前よりも色味が落ちる。
(結果)
表3に示すように、各処方例は、各比較処方例に比べて風合い、耐シャンプー性、耐フレーキング性、耐色落ち性が良好であった。
Figure 0005745266

Claims (3)

  1. エチレン性不飽和単量体成分を、親水性溶媒中、又は、水と親水性溶媒との混合溶媒中において、ラジカル重合開始剤を用いて溶液共重合して得られる共重合体を含有し、
    前記エチレン性不飽和単量体成分は、下記の(A)及び(B)、あるいは、下記の(A)、(B)及び(C)を構成単位として含み、(A)成分の含有量が前記エチレン性不飽和単量体成分中において1〜質量%であり、前記共重合体の重量平均分子量が5,000〜1,000,000であることを特徴とする毛髪処理用組成物。
    (A)下記の一般式(I)で表される分子骨格を形成するカチオン性不飽和単量体、
    (B)アクリル酸又はメタクリル酸と、炭素数1〜22である、直鎖状、分岐鎖状又は脂環状の炭化水素基を有するモノアルコールとのエステル、
    (C)上記(A)及び(B)の一方又は両方と共重合可能なエチレン性不飽和単量体
    Figure 0005745266
    (式中、RはH又はCHである。Rは炭素数1〜4のアルキレン基である。Rは炭素数1〜4のアルキル基又はCHである。AはO又はNHである。XはBr、Cl、I、CHSO又はCHSOである。)
  2. 前記共重合体のガラス転移温度が、−20〜40℃であることを特徴とする請求項1に記載の毛髪処理用組成物。
  3. 請求項1又は2に記載の毛髪処理用組成物を含有することを特徴とする毛髪処理剤。
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