JP5745233B2 - 未加硫ゴムの圧延装置 - Google Patents

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Description

本発明は、未加硫ゴムの圧延装置、特にカレンダー装置で未加硫ゴムを圧延する未加硫ゴムの圧延装置に関するものである。
未加硫ゴムの成型に当たっては、カレンダー装置で圧延成型された一定の厚みの薄い未加硫ゴムシートを積層するとともに、一定の温度に温度制御された三本以上のカレンダーロールからなるカレンダー装置で未加硫ゴムを圧延成型することが一般的であった(例えば、特許文献1)
しかるに、このような未加硫ゴムの圧延装置では、特に、偏平クレーを充填剤とするブロムブチルを未加硫ゴムに用いる場合に、未加硫ゴムをカレンダーロールで圧延して、そのゴムの温度が高くなると、ゴム焼けが生じてゴムシートの品質が低下する一方、そのゴムの温度が低くなると、特に最終のカレンダーロールにゴムが密着してはがれにくくなり、生産性が低減するおそれがあった。
特開2009−172691号公報
そこで、本発明は、未加硫ゴムの圧延装置において、カレンダーロールへのゴムシートのゴム焼けや密着を有効に低減させることができる未加硫ゴムの圧延装置を提供することにある。
この発明の未加硫ゴムの圧延装置は、三本カレンダーロールで、未加硫ゴムの連続圧延してなるものであって、各カレンダーロールの温度をそれぞれ独立に調整して、各カレンダーロールの温度をそれぞれ異ならせるとともに、最終のカレンダーロールを最も高温とし、中間のカレンダーロールを最も低温とし、前記各カレンダーロールの表面温度は50〜85℃の範囲であることを特徴とするものである。
また、この発明の未加硫ゴムの圧延装置において、最初のカレンダーロールの表面温度が60〜70℃の範囲であり、中間のカレンダーロールの表面温度が50〜60℃の範囲であり、最終のカレンダーロールの表面温度が75〜85℃の範囲であると、好適である。
ここで、中間のカレンダーロールは、最初と最終のカレンダーロールの間に位置するカレンダーロールをいうものとする。
カレンダーロールの配列は、直立型、V型、L型、Z型等の配置をすることができる。
本発明の未加硫ゴムの圧延装置では、カレンダーロールの温度をそれぞれ調整して、最終のカレンダーロールを最も高温とし、中間のカレンダーロールを最も低温とすることで、最初のカレンダーロールでゴムシートを加熱して柔らかくして、次の中間のカレンダーロールでゴムシートを冷却して加硫等の反応を停止してゴム焼けを低減し、最終のカレンダーロールで加熱して、ゴムシートの加硫等の反応を再度行うことで、カレンダーロールへの密着を低減することができる。その結果、ゴム性状を低下させることなく、未加硫ゴムの生産性を向上させることができる。
本発明の未加硫ゴムの圧延装置の一の実施形態を模式的に示す側面図である。
以下に、図面を参照しながら本発明の未加硫ゴムの圧延装置を詳細に説明する。
図に示す未加硫ゴムの圧延装置1では、図の上部に位置する第一カレンダーロール2と、この第一カレンダーロール2の左下部に位置する第二カレンダーロール3と、この第二カレンダーロール3の直下に位置する第三カレンダーロール4とをV型に配置し、隣接するカレンダーロールは互いに異方向に回転する。
ここで、カレンダーロールは均一な厚さのゴムシートを出すために、隣接するカレンダーロールは互いに非常に小さな隙間を持つように調整されており、その間にゴム層を入れて圧延することで、ロール面に大きな力が加わり、ゴム厚みを薄くすることができる。
また、ゴムシート中に気泡を含まず薄く形成するために、カレンダーロールの表面速度を互いに異なる速度とすることができる。
このような圧延装置1は、例えば、未加硫ゴムGを、第一カレンダーロール2と第二カレンダーロール3との間で挟持、圧延して、そのゴムを第二カレンダーロール3に沿って移動させ、次いで、第二カレンダーロール3と第三カレンダーロール4との間で挟持、圧延して、薄くなったゴムシートは補助ロール5を経由して次工程に搬送する。
そして、この圧延装置1では、各カレンダーロールの温度をそれぞれ独立に調整して、最終のカレンダーロール、図では第三カレンダーロール4を最も高温とし、中間のカレンダーロール、図では第二カレンダーロール3を最も低温とする。
このような圧延装置1においてより好ましくは、カレンダーロールの表面温度は50〜85℃の範囲とし、この範囲とすることで、未加硫ゴムがゴム焼けすることなく、カレンダーロールとの密着を低減することができる。
また好ましくは、このような圧延装置1においてより好ましくは、第一カレンダーロール2の表面温度は60〜70℃、第二カレンダーロール3の表面温度は50〜70℃、第三カレンダーロール4の表面温度は75〜85℃の範囲とし、この構成により、第二カレンダーロール3でゴム焼けを防ぎつつ圧延を行い、第三カレンダーロール4で剥離性を高め、第一カレンダーロール2の表面温度は、第二カレンダーロール3と第三カレンダーロール4との表面温度の中間の一定の表面温度として、ゴムの粘度を低下させて圧延を向上させることができる。
それぞれのカレンダーロールの温度制御は、例えば、カレンダーロールの内部に温水を循環して、それぞれの温度に設定することができる。
このような圧延装置1は、建設車両用空気入り重荷重用ラジアルタイヤに用いられる未加硫インナーライナーゴムの製造の際に適用することが好ましい。
このインナーライナーゴムは、幅が広く、かつ、一定の厚みが必要であり通常の圧延装置では製造が困難であるが、圧延装置1はゴムシートを安定して製造することができる。
次に、図1に示すような構造を有する、未加硫ゴムの圧延装置を用いて、偏平クレーを充填剤として含むブロムブチルゴムを混練し、そのゴム厚さ×幅を2.5mm×600mmとして、表1に示すように、それぞれの諸元を変化させた実施例圧延装置1,2および、比較例圧延装置1〜3とのそれぞれにつき、ゴム焼け性、ゴム性状および密着性を測定した。
なお、比較例圧延装置は、カレンダーロールの温度以外については改変を要しないため、実施例圧延装置に準ずるものとした。
Figure 0005745233
〔ゴム焼け性〕
実施例圧延装置1,2および比較例圧延装置1〜3とのそれぞれにつき、圧延した未加硫ゴムを、スコーチタイムを用いてゴム焼け性を測定した。その評価結果を表2に示す。
なお、表中の値は、比較例圧延装置1の値を指標として示したものである。
〔ゴム性状〕
実施例圧延装置1,2および比較例圧延装置1〜3とのそれぞれにつき、圧延した未加硫ゴムを、表面粗さ計を用いてゴムの表面の荒れを測定した。その評価結果を表2に示す。
なお、表中の値は、比較例圧延装置1の値を指標として示したものである。
〔密着性〕
実施例圧延装置1,2および比較例圧延装置1〜3とのそれぞれにつき、圧延した未加硫ゴムを、目視およびタックメーターで密着性を測定した。その評価結果を表2に示す。
なお、表中の値は、比較例圧延装置1の値を指標として示したものである。
Figure 0005745233
表2の結果から、実施例圧延装置1,2は、比較例圧延装置1〜3に対し、ゴム焼け性、ゴム性状および密着性とともに向上させることができた。
また、比較例圧延装置1は第三カレンダーロールに密着が発生し、非常停止することになった。実施例圧延装置1,2は密着を低減し、非常停止等することなく、良好に作業することができた。
1 未加硫ゴムの圧延装置
2 第一カレンダーロール
3 第二カレンダーロール
4 第三カレンダーロール
5 補助ロール

Claims (2)

  1. 三本のカレンダーロールで、未加硫ゴムの連続圧延してなる未加硫ゴムの圧延装置において、
    各カレンダーロールの温度をそれぞれ独立に調整して、各カレンダーロールの温度をそれぞれ異ならせるとともに、最終のカレンダーロールを最も高温とし、中間のカレンダーロールを最も低温とし、
    前記各カレンダーロールの表面温度は50〜85℃の範囲であることを特徴とする未加硫ゴムの圧延装置。
  2. 最初のカレンダーロールの表面温度は60〜70℃の範囲であり、
    中間のカレンダーロールの表面温度は50〜60℃の範囲であり、
    最終のカレンダーロールの表面温度は75〜85℃の範囲である、請求項1に記載の未加硫ゴムの圧延装置。
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