JP5744165B2 - 撮像装置及びブレ補正装置、及びその制御方法 - Google Patents

撮像装置及びブレ補正装置、及びその制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置において、光学式手ブレ補正方式と電子式手ブレ補正方式とを併用して、撮像装置のブレを補正する技術に関する。
近年、撮像装置の小型化や光学系の高倍率化に伴い、撮像装置のブレ等が撮影画像の品位を低下させる大きな原因となっていることに着目し、このような装置のブレ等により生じた撮像画像のブレを補正するブレ補正機能が種々提案されている。撮像装置に搭載される従来のブレ補正機能として、光学式手ブレ補正方式と電子式手ブレ補正方式とを併用した補正方法がある(例えば、特許文献1参照)。
まず、光学式手ブレ補正方式では、撮像装置のブレを検出し、検出したブレを相殺するように、手ブレ補正用の光学系を駆動して、撮像素子に入射される被写体光が、撮像面上で常に同じ位置になるようにしてブレを補正する。次に、電子式手ブレ補正方式では、画像間のブレを求めることで光学式手ブレ補正方式で補正しきれなかったブレ残りを検出し、求めた画像間のブレを相殺するように画像の読み出し領域を動かすことで、低域周波数のブレ残りを補正する。このように、光学式手ブレ補正方式と電子式手ブレ補正方式とを併用することで、補正性能を向上させることができる。
また、撮像装置のメニュー操作において、手ブレ補正の設定がオンからオフにされた時や、撮像装置が三脚に設置されたことを検知した時などには、手ブレ補正制御を中止する。その後、次に手ブレ補正制御が再開されるときのために、光学式手ブレ補正手段と電子式手ブレ補正手段を、初期位置に徐々に復帰させる動作を行う。
特許第2803072号公報
しかしながら、光学式手ブレ補正方式と電子式手ブレ補正方式とを併用した従来の正方法では、以下のような問題点があった。即ち、光学式手ブレ補正手段と電子式手ブレ補正手段の初期位置復帰動作を、それぞれ独立に行うと、どちらか一方の初期位置復帰動作が先に終了したときに、初期位置復帰動作の速度が不連続になり、ユーザーに違和感を与えてしまう恐れがあった。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、光学式手ブレ補正方式と電子式手ブレ補正方式との併用のように複数の手ブレ補正手段を併用する撮像装置において、手ブレ補正制御を停止する際の初期状態への復帰動作の不連続を、有効に防止することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、撮像装置に加わる振れを検出して振れ信号を出力する振れ検出手段と、前記振れ検出手段から出力された振れ信号に基づいて、像振れ補正量を算出する算出手段と、前記算出手段により算出された像れ補正量に基づいて、像振れを補正する補正処理を行う複数の補正手段と、前記複数の補正手段による補正を停止するときに、前記振れが検出されなかった場合の前記複数の補正手段の状態である初期状態に前記複数の補正手段をそれぞれ遷移させる制御手段とを有し、前記制御手段は、前記複数の補正手段を前記初期状態へ遷移させる開始時間と終了時間を、前記複数の補正手段間で一致させるように制御することを特徴とする。
本発明によれば、複数の手ブレ補正手段を併用する手ブレ補正制御を行う撮像装置において、手ブレ補正制御を停止する際の初期状態への復帰動作の不連続を、有効に防止することができる。
第1の実施形態における撮像装置の構成の一例を示すブロック図。 第1の実施形態において初期位置復帰制御部128が行う初期位置への復帰動作を説明するためのフローチャート。 第1の実施形態において、手ブレ補正制御がオンからオフに変更されたときに、補正光学系117及びメモリ読み出し制御部124の読み出し位置の初期位置への復帰動作の遷移の一例を示すグラフ。 第1の実施形態において、手ブレ補正制御がオンからオフに変更されたときに、補正光学系117及びメモリ読み出し制御部124の読み出し位置の初期位置への復帰動作の遷移の別の一例を示すグラフ。 第1の実施形態において、手ブレ補正制御がオンからオフに変更されたときに、補正光学系117及びメモリ読み出し制御部124の読み出し位置の初期位置への復帰動作の遷移の別の一例を示すグラフ。 第2の実施形態における撮像装置の構成の一例を示すブロック図。 第2の実施形態において初期位置復帰制御部128が行う初期位置への復帰動作を説明するためのフローチャート。 第2の実施形態において、手ブレ補正制御がオンからオフに変更されたときに、補正光学系117及びメモリ読み出し制御部124の読み出し位置の初期位置への復帰動作の遷移の一例を示すグラフ。 第3の実施形態において初期位置復帰制御部128が行う初期位置への復帰動作を説明するためのフローチャート。 第3の実施形態において初期位置復帰制御部128が行う初期位置への復帰動作を説明するためのフローチャート。 第3の実施形態において、手ブレ補正制御がオンからオフに変更されたときに、補正光学系117及びメモリ読み出し制御部124の読み出し位置の初期位置への復帰動作の遷移の一例を示すグラフ。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための形態を詳細に説明する。なお、以下の説明では、画像の横方向または縦方向のいずれか一方のブレ補正制御に関して説明を行い、他方向のブレ補正制御は同様の制御であるため、説明を省略する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の実施形態に係る撮像装置100の構成の一例を示すブロック図である。振れ検出センサ102は、例えば振動ジャイロの角速度センサ等であり、手ブレや体の揺れ等による装置に加わるブレを振れ信号として検出し、その振れ信号をDCカットフィルタ103に供給する。DCカットフィルタ103は、振れ検出センサ102からの振れ信号に含まれる直流(DC)成分を遮断して、該振れ信号の交流成分、すなわち振動成分のみをアンプ104に供給する。なお、DCカットフィルタ103としては、例えば所定の周波数帯域で入力信号を遮断するハイパスフィルタ(HPF)等を用いる。アンプ104は、DCカットフィルタ103からの振れ信号(振動成分)を、最適な感度に増幅して、A/D変換器105に供給する。A/D変換器105は、アンプ104からの振れ信号をディジタル化して、角速度データとしてμCOM101内部のHPF106に供給する。
HPF106は、A/D変換器105から出力されたディジタル化された振れ信号(角速度データ)に含まれる低周波成分を遮断して出力する。積分器107は、HPF106から出力された角速度データを積分して、その積分結果を角変位データ(振れ補正信号)として出力する。焦点距離補正部108は、ズーミング及びフォーカシング動作を行う撮像光学系118の、ズーム位置を検出するズームエンコーダ119から、現在のズーム位置情報を取得し、その情報から焦点距離を算出する。そして、この焦点距離情報と、上述した角変位データとから、補正光学系117の補正駆動量を算出する。
撮像装置100は、手ブレ補正を行う(手ブレ補正制御オン)か、手ブレ補正を行わない(手ブレ補正制御オフ)かをメニューなどによって設定できる。手ブレ補正オンオフ制御部129では、撮像装置100の手ブレ補正制御オンオフの状態を判断する。例えば、撮像装置100のメニューにより、手ブレ補正がオンからオフに設定が変更されたときや、振れ検出センサ102の信号から撮像装置100が三脚に設置されていると判定されたときは、手ブレ補正制御がオフの状態であると判断する。なお、撮像装置100の三脚設置判定には、振れ検出センサ102からの振れ信号(例えば、振れ信号の振幅や周波数)が所定値以下の状態が所定時間以上続いたときに、三脚に設置されていると判定する等の方法を用いればよい。
スイッチ109は、焦点距離補正部108の出力と初期位置復帰制御部128の出力の、いずれか一方の出力を加減算器110に供給する。スイッチ109は、手ブレ補正オンオフ制御部129によって、手ブレ補正制御がオンの状態であると判定されているときは、焦点距離補正部108の出力を加減算器110に供給する。また、手ブレ補正オンオフ制御部129によって、手ブレ補正制御がオフの状態であると判定されているときは、初期位置復帰制御部128の出力を加減算器110に供給する。なお、初期位置復帰制御部128の動作の詳細については後述する。
補正光学系117は例えばシフトレンズを有するシフトレンズユニットであり、撮像光軸に対して垂直な方向に移動可能である。撮像装置100の光学系は、補正光学系117と撮像光学系118を含み、この光学系によって被写体像が撮像素子120上に結像される。制御フィルタ111には、加減算器110を介して、スイッチ109の出力と、補正光学系117の位置を検出する位置検出センサ115の出力をA/D変換器116によってディジタル化した値(位置検出データ)との差分が入力される。パルス幅変調部112は、制御フィルタ111の出力をPWM(Pulse Width Modulation)信号に変換し出力する。モータ駆動部113は、パルス幅変調部112からのPWM信号に基づいて、補正光学系117を動かすためのモータ114を駆動し、撮像素子120の撮像面への入射光の光軸を変えることで、撮像画像に生じるブレを光学的に補正する。なお、モータ駆動部113、モータ114、補正光学系117は、第1の補正手段(光学式手ブレ補正手段)を構成している。
撮像素子120は、補正光学系117及び撮像光学系118からなる光学系を介して結像される被写体像を画像信号に変換する。信号処理部121は、撮像素子120により得られた画像信号から映像信号を生成し、動きベクトル検出部122と画像メモリ123に供給する。動きベクトル検出部122は、信号処理部121で生成された現在の映像信号に含まれる輝度信号と、画像メモリ123に格納された1フィールド前の映像信号に含まれる輝度信号に基づいて画像の動きベクトルを検出する。
動きベクトル処理部126は、動きベクトル検出部122で検出された動きベクトルに応じて、画像のブレが相殺されるように画像メモリ123の画像の読み出し位置を制御するための制御量(振れ補正信号)を算出する。
スイッチ127は、動きベクトル処理部126の出力と初期位置復帰制御部128の出力の、いずれか一方の出力をメモリ読み出し制御部124に供給する。スイッチ127は、手ブレ補正オンオフ制御部129によって、手ブレ補正制御がオンの状態であると判定されているときは、動きベクトル処理部126の出力をメモリ読み出し制御部124に供給する。また、オフの状態であると判定されているときは、初期位置復帰制御部128の出力をメモリ読み出し制御部124(第2の補正手段、電子式手ブレ補正手段)に供給する。
メモリ読み出し制御部124は、動きベクトル処理部126が算出した制御量または初期位置復帰制御部128の出力に応じて、画像メモリ123の画像の読み出し位置を決定する。これによって電子的にブレが補正された映像信号が画像メモリ123から出力され、ビデオ出力端子125を介して記録装置や表示装置に供給される。
次に、本第1の実施形態における初期位置復帰制御部128の動作について説明する。図2は、初期位置復帰制御部128の処理の一例を示したフローチャートであり、例えば60分の1秒等の所定期間毎に繰り返し行われる。
S100において、初期位置復帰動作が開始されているかどうかを示すフラグINIT_MOVE_FLAGがセットされているかどうかの判定を行う。INIT_MOVE_FLAGがセットされていない場合は、初期位置復帰動作が開始されていないと判定して、S101の処理へ移行する。
S101では、手ブレ補正オンオフ制御部129によって、手ブレ補正制御がオフの状態であると判断されたかどうかの判定を行う。手ブレ補正制御がオンの状態である場合は、本処理は終了となる。手ブレ補正制御がオフの状態である場合は、S102の処理へ移行する。
S102においては、焦点距離補正部108の現在の出力(補正駆動量)を変数Aに格納し、動きベクトル処理部126の現在の出力(制御量)を変数Bに格納する。なお説明を分かり易くするため、焦点距離補正部108により算出された補正駆動量の符号及び補正の方向の関係と、動きベクトル処理部126により算出された制御量の符号及び補正の方向の関係は、同じであるものとする。また、焦点距離補正部108により算出された補正駆動量と、動きベクトル処理部126により算出された制御量が同じ値である場合、撮像面上での補正量も同じであるものとする。
ここで、初期位置復帰制御部128がスイッチ109に供給する、補正光学系117を初期位置(初期状態)に復帰させる動作の途中の位置を示す変数をPOS1とする。また、初期位置復帰制御部128がスイッチ127に供給する、画像メモリ123からのメモリ読み出し制御部124による画像の読み出し位置を初期位置(初期状態)に復帰させる動作の途中の位置を示す変数をPOS2とする。なお、ここで言う初期位置(初期状態)とは、撮像装置に係るブレが検出されない場合における、補正光学系117の位置(状態)及びメモリ読み出し制御部124による画像の読み出し位置(状態)のことを指す。より具体的には、本実施例においては、補正光学系117のシフトレンズの中心位置が撮像装置の光軸の中心と一致している状態、画像の読み出し範囲の中心が、画像メモリ123に保持された画像の中心と一致する状態である。
S103では、S102で求めた変数A、Bの値をPOS1、POS2に設定する。つまり、手ブレ補正制御がオンからオフに変更された直後は、焦点距離補正部108及び動きベクトル処理部126によって算出された直近の補正位置を保持することとなる。なお、初期位置はPOS1、POS2ともにゼロとする。
次に、S104では、POS1、POS2を算出するための係数Kを算出する。係数Kの算出方法については後述する。そしてS105でINIT_MOVE_FLAGをセットし、本処理終了となる。
一方、S100において、INIT_MOVE_FLAGがセットされている場合は、S106の処理へ移行する。S106では、手ブレ補正オンオフ制御部129によって、手ブレ補正制御がオンの状態であると判断されたかどうかの判定を行う。手ブレ補正制御がオンの状態である場合は、S110においてINIT_MOVE_FLAGをリセットして、本処理は終了となる。そして、スイッチ109、スイッチ127への入力は、焦点距離補正部108の出力、動きベクトル処理部126の出力に切り替えられ、手ブレ補正制御が開始される。
S106の判定で手ブレ補正制御がオフの状態である場合は、S107の処理へ移行する。以下に説明するS108の処理で、図2のフローチャートの処理1回につき、S102で求めた変数Aの値とS104で算出したKの値を乗算した駆動量KAずつ、補正光学系117を初期位置に向かって徐々に移動させる。また、図2のフローチャートの処理1回につき、S102で求めた変数Bの値とS104で算出したKの値を乗算した駆動量KBずつ、画像メモリ123の画像の読み出し位置を初期位置に向かって徐々に移動させる。
S107においては、1回の初期位置への駆動量の絶対値|KA|、|KB|よりも、現在のPOS1、POS2の絶対値|POS1|、|POS2|が、小さいかどうかの判定を行う。絶対値|POS1|、|POS2|が、絶対値|KA|、|KB|以上である場合はS108に進む。S108では、POS1=POS1−KAに変更し、変更したPOS1をスイッチ109に供給すると共に、POS2=POS2−KBに変更し、変更したPOS2をスイッチ127に供給することで、初期位置に向かって徐々に移動させ、処理を終了する。即ち、駆動量KAとKBは、スイッチ109及び127に供給する信号の値の単位時間あたりの変化量となる。
一方、絶対値|POS1|、|POS2|が、絶対値|KA|、|KB|よりも小さい場合は、1回分の駆動量KA、KB分移動させることができない。そのため、S109において、POS1=0、POS2=0として、スイッチ109及びスイッチ127それぞれ供給することで、初期位置に移動させ、処理を終了する。
次に、手ブレ補正制御がオンからオフに変更された直後にS104で行われる係数Kの算出方法について説明する。ここでは、焦点距離補正部108及び動きベクトル処理部126によって算出された、手ブレ補正制御がオンからオフに変更される直前の補正駆動量A、及び、現在の制御量Bの符号及び値の関係に応じて、場合分けして説明する。
(1)A、Bが同符号の場合
図2のフローチャートの処理1回分の初期位置への駆動量KAとKBの和が、所定の駆動量MOVE_STEP(>0)もしくは、−MOVE_STEPとなるように係数Kを決定する。つまり、補正光学系117及びメモリ読み出し制御部124による読み出し位置を初期位置に復帰させる速度(以下、「初期位置復帰速度」と呼ぶ。)を加算した速度(以下「初期位置復帰合計速度」と呼ぶ。)が、一定の速度になるようにする。計算式は以下のようになる。
KA + KB = MOVE_STEP ( A>0, B>0 のとき)
KA + KB = −MOVE_STEP ( A<0, B<0 のとき)
この方程式を解くと、Kの値は以下のようになる。
K = MOVE_STEP / (A + B ) ( A>0, B>0 のとき)
K = −MOVE_STEP / (A + B ) ( A<0, B<0 のとき)
また、初期位置への復帰動作開始から終了までの時間は、以下のようになる。なお、以下の説明における時間の単位は、図2のフローチャートの処理が行われる1周期が1であるものとする。
補正光学系117の初期位置への復帰時間:
|A/(KA)|=|1/K|=|A + B| / MOVE_STEP
メモリ読み出し制御部124の初期位置復帰時間:
|B/(KB)|=|1/K|=|A + B| / MOVE_STEP
このように、補正光学系117とメモリ読み出し制御部124による読み出し位置の初期位置復帰開始から終了までの時間は同じとなる。
図3は、補正光学系117及びメモリ読み出し制御部124による読み出し位置の初期位置への復帰動作の遷移をグラフにしたものである。図3(a)は、縦軸が補正光学系117の初期位置への復帰動作の途中位置POS1、横軸が時間のグラフである。図3(b)は、縦軸がメモリ読み出し制御部124による読み出し位置の初期位置への復帰動作の途中位置POS2、横軸が時間のグラフである。図3(a)及び(b)は、手ブレ補正制御がオンからオフに切り替わった時間をゼロとして、補正光学系117及びメモリ読み出し制御部124による読み出し位置が初期位置に復帰するまでの軌跡を示している。なお、図3(a)及び(b)に示す例では、変数A、Bがプラスの場合を示している。補正光学系117及びメモリ読み出し制御部124による読み出し位置は、それぞれ単位時間当たり−KA、−KBずつ初期位置に向かって移動し、時刻T1(=|A+B|/MOVE_STEP)で初期位置に復帰する。
図3(c)は、縦軸が補正光学系117とメモリ読み出し制御部124による読み出し位置の、単位時間当たりに移動する移動量の加算値(初期位置復帰合計速度)、横軸が時間のグラフである。図3(c)に示すように、本第1の実施形態によれば、補正光学系117とメモリ読み出し制御部124による読み出し位置の初期位置への復帰動作開始と終了の時間が一致する。そのため、一方が先に終了して、初期位置復帰合計速度が途中で不連続に変化する現象を防止することができる。
(2)A、Bが異符号で絶対値が異なる場合
図2のフローチャートの処理1回分の初期位置への駆動量KAとKBの和が、所定の駆動量MOVE_STEP(>0)もしくは−MOVE_STEPとなるように係数Kを決定する。つまり、補正光学系117及びメモリ読み出し制御部124による読み出し位置の初期位置復帰速度を加算した速度(初期位置復帰合計速度)が、一定の速度になるようにする。計算式は以下のようになる。
KA + KB = MOVE_STEP ( A+B>0 のとき)
KA + KB = −MOVE_STEP ( A+B<0 のとき)
この方程式を解くと、Kの値は以下のようになる。
K = MOVE_STEP / (A + B ) (A+B>0 のとき)
K = −MOVE_STEP / (A + B ) (A+B<0 のとき)
また、初期位置復帰動作開始から終了までの時間は、以下のようになる。
補正光学系117の初期位置復帰時間:
|A/(KA)|=|1/K|=|A + B| / MOVE_STEP
メモリ読み出し制御部124の初期位置復帰時間:
|B/(KB)|=|1/K|=|A + B| / MOVE_STEP
このように、補正光学系117とメモリ読み出し制御部124による読み出し位置の初期位置復帰開始から終了までの時間は同じとなる。
図4は、補正光学系117及びメモリ読み出し制御部124による読み出し位置の初期位置への復帰動作の遷移をグラフにしたものである。図4(a)は、縦軸が補正光学系117の初期位置への復帰動作の途中位置POS1、横軸が時間のグラフである。図4(b)は、縦軸がメモリ読み出し制御部124による読み出し位置の初期位置への復帰動作の途中位置POS2、横軸が時間のグラフである。図4(a)及び(b)は、手ブレ補正制御がオンからオフに切り替わった時間をゼロとして、補正光学系117及びメモリ読み出し制御部124による読み出し位置が初期位置に復帰するまでの軌跡を示している。なお、図4(a)及び(b)に示す例では、変数Aがプラス、変数Bがマイナスである場合を示している。補正光学系117及びメモリ読み出し制御部124による読み出し位置は、それぞれ単位時間当たり−KA、−KBずつ初期位置に向かって移動し、時刻T2(=|A+B|/MOVE_STEP)に初期位置に復帰する。
図4(c)は、縦軸が補正光学系117及びメモリ読み出し制御部124による読み出し位置の、単位時間当たりに移動する移動量の加算値(初期位置復帰合計速度)、横軸が時間のグラフである。図4(c)に示すように、本第1の実施形態によれば、補正光学系117とメモリ読み出し制御部124による読み出し位置の初期位置への復帰動作開始と終了の時間が一致する。そのため、一方が先に終了して、初期位置への復帰動作方向が途中で逆転してしまう現象を防止することができる。
(3)A、Bが異符号で絶対値が一致する場合
図2のフローチャートの処理1回分の補正光学系117及びメモリ読み出し制御部124による読み出し位置の初期位置への駆動量KA、KBが、それぞれ所定の駆動量MOVE_STEP(>0)もしくは−MOVE_STEPとなるように、係数Kを決定する。つまり、補正光学系117及びメモリ読み出し制御部124による読み出し位置の、それぞれの初期位置復帰速度が一定の速度になるようにする。計算式は以下のようになる。
KA = MOVE_STEP,KB = −MOVE_STEP ( A>0 , B<0のとき)
KA = −MOVE_STEP,KB = MOVE_STEP ( A<0 , B>0のとき)
この方程式を解くと、Kの値は以下のようになる。
K = MOVE_STEP / A ( A>0 , B<0のとき)
K = −MOVE_STEP / A ( A<0 , B>0のとき)
また、初期位置復帰動作開始から終了までの時間は、以下のようになる。
補正光学系117の初期位置復帰時間:
|A/( KA)|=|1/K|=|A| / MOVE_STEP
メモリ読み出し制御部124の初期位置復帰時間:
| B/(KB)|=|1/K|=|A| / MOVE_STEP
上式より、補正光学系117とメモリ読み出し制御部124の初期位置復帰開始から終了までの時間は同じとなる。
図5は、補正光学系117及びメモリ読み出し制御部124による読み出し位置の初期位置への復帰動作の遷移をグラフにしたものである。図5(a)は、縦軸が補正光学系117の初期位置への復帰動作の途中位置POS1、横軸が時間のグラフである。図5(b)は、縦軸がメモリ読み出し制御部124による読み出し位置の初期位置への復帰動作の途中位置POS2、横軸が時間のグラフである。図5(a)及び(b)は、手ブレ補正制御がオンからオフに切り替わった時間をゼロとして、補正光学系117及びメモリ読み出し制御部124による読み出し位置が初期位置に復帰するまでの軌跡を示している。なお、図5(a)及び(b)に示す例では、変数Aがプラス、変数Bがマイナスである場合を示している。補正光学系117及びメモリ読み出し制御部124による読み出し位置は、それぞれ単位時間当たり−KA、−KBずつ初期位置に向かって移動し、時刻T3(=|A|/MOVE_STEP)に初期位置復帰動作が終了する。
図5(c)は、縦軸が補正光学系117及びメモリ読み出し制御部124による読み出し位置の、単位時間当たりに移動する移動量の加算値(初期位置復帰合計速度)、横軸が時間のグラフである。図5(c)に示すように、本第1の実施形態によれば、補正光学系117とメモリ読み出し制御部124による読み出し位置の初期位置への復帰動作開始と終了の時間が一致し、映像上は初期位置への復帰動作が行われていないように見える。これによって、補正光学系117かメモリ読み出し制御部124のどちらか一方の初期位置への駆動が先に終了して、初期位置の復帰動作方向が途中で逆転してしまう現象を防止することができる。
以上のように、本第1の実施形態によれば、複数の手ブレ補正手段を併用する手ブレ補正制御を行う撮像装置において、手ブレ補正制御をオンからオフに切り替えた後の初期位置への復帰動作の開始時間と終了時間を一致させることができる。これによって、従来起こっていた1つの手ブレ補正手段の動作が先に終了したときの初期位置への復帰動作の不連続を有効に防止することができる。
<第2の実施形態>
図6は、本発明の第2の実施形態に係る撮像装置150の構成の一例を示すブロック図である。図6に示す構成は、図1に示す構成から、スイッチ109、127を削除し、乗算器132、133を追加し、動きベクトル処理部126、初期位置復帰制御部128、手ブレ補正オンオフ制御部129の動作を変更したものである。上記以外の構成は、図1に示すものと同様であるため、説明を省略する。
乗算器132は、手ブレ補正オンオフ制御部129によって、手ブレ補正制御がオンの状態であると判定されているときはゲインを1とし、A/D変換器105の出力をそのままHPF106に供給する。また、手ブレ補正制御がオフの状態であると判定されているときはゲインをゼロとすることで、HPF106には常にゼロが入力され、補正光学系117による手ブレ補正制御が停止される。
同様に、乗算器133は、手ブレ補正オンオフ制御部129によって、手ブレ補正制御がオンの状態であると判定されているときはゲインを1とし、動きベクトル検出部122の出力をそのまま動きベクトル処理部126に供給する。また、手ブレ補正制御がオフの状態であると判定されているときはゲインをゼロすることで、動きベクトル処理部126には常にゼロが入力され、メモリ読み出し制御部124による手ブレ補正制御が停止される。
本第2の実施形態における動きベクトル処理部126は、HPF130及び積分器131によって構成される。動きベクトル検出部122によって検出された動きベクトルは、乗算器133を介してHPF130に供給され、動きベクトル検出値の低周波数成分が除去される。積分器131では、HPF130からの出力信号を積分し、メモリ読み出し制御部124による画像メモリ123の画像の読み出し位置を決定する。これによって電子的にブレが補正された映像信号が画像メモリ123から出力され、ビデオ出力端子125を介して記録装置や表示装置に供給される。
次に、本第2の実施形態における初期位置復帰制御部128の動作について説明する。図7は、初期位置復帰制御部128の処理の一例を示したフローチャートであり、例えば60分の1秒等の所定期間毎に繰り返し行われる。
S200では、手ブレ補正オンオフ制御部129によって、手ブレ補正制御がオンの状態であると判断されたかどうかの判定を行う。手ブレ補正制御がオフの状態である場合は、S201の処理へ移行する。S201では、HPF106及び積分器107の時定数を、それぞれτ1´、τ2´に変更し、次のS202では、HPF130及び積分器131の時定数をτ3´、τ4´に変更する。なお上記時定数は、τ1´=τ3´、τ2´=τ4´として、HPF106とHPF130の時定数を同一にし、積分器107と積分器131の時定数を同一にする。なお、ここでは、HPF106とHPF130の時定数、積分器107と積分器131の時定数として同一の値にするものとして説明したが、完全に一致している必要はない。例えば人間の目で識別しにくい程度であれば同様の効果を得られるため、略同一であれば、多少異なっていても構わない。
図8は、補正光学系117及びメモリ読み出し制御部124による読み出し位置の初期位置への復帰動作の遷移を、グラフにしたものである。図8(a)は、縦軸が補正光学系117の初期位置への復帰動作の途中位置POS3、横軸が時間のグラフである。図8(b)は、縦軸がメモリ読み出し制御部124による読み出し位置の初期位置への復帰動作の途中位置POS4、横軸が時間のグラフである。図8(a)及び(b)は、手ブレ補正制御がオンからオフに切り替わった時間をゼロ、そのときの補正光学系117の駆動位置をC、メモリ読み出し制御部124による読み出し位置をDとして、時間とともに初期位置に復帰する軌跡を示している。図7のS201とS202の処理によって設定された、HPF106及び積分器107の時定数と、HPF130及び積分器131の時定数は一致している。また、乗算器132、133によってHPF106、130への入力はゼロとなっている。これによって、POS3及びPOS4は、図8(a)及び(b)に示すように滑らかに初期位置に収束し、ほぼ同時刻T4に初期位置への復帰動作が終了する。
図8(c)は、縦軸が補正光学系117及びメモリ読み出し制御部124の、単位時間当たりに移動する移動量の加算値(初期位置復帰合計速度)、横軸が時間のグラフである。図8(c)に示したように、本第2の実施形態によれば、補正光学系117及びメモリ読み出し制御部124の初期位置復への復帰動作の開始と終了の時間がほぼ一致している。このため、一方が先に終了して、初期位置復帰合計速度が途中で不連続に変化する現象を防止することができる。
一方、S200で手ブレ補正制御がオンの状態であると判定された場合は、S203へ移行する。S203では、HPF106及び積分器107の時定数として、手ブレ補正オンのときの時定数τ1、τ2を設定して、補正光学系117による手ブレ補正制御を行う。次のS204では、HPF130及び積分器131の時定数として、手ブレ補正オンのときの時定数τ3、τ4を設定して、メモリ読み出し制御部124による手ブレ補正制御を行う。そしてS203及びS204の処理の後、本処理は終了となる。
以上のように、本第2の実施形態によれば、複数の手ブレ補正手段を併用する手ブレ補正制御を行う撮像装置において、手ブレ補正制御をオンからオフに切り替えた後の初期位置復帰動作の開始時間と終了時間を一致させる。これにより、1つの手ブレ補正手段の動作が先に終了したときの初期位置復帰動作の不連続を有効に防止することができる。
<第3の実施形態>
本発明の第3の実施形態に係る撮像装置の構成は、図1に示すものと同様であるため、説明は省略する。ただし、第1の実施形態とは、初期位置復帰制御部128の動作が異なるため、この動作について以下に詳細を説明する。
図9及び図10は、初期位置復帰制御部128の処理の一例を示したフローチャートであり、例えば60分の1秒等の所定期間毎に繰り返し行われる。
S300において、初期位置復帰動作が開始されているかどうかを示すフラグINIT_MOVE_FLAG2がセットされているかどうかの判定を行う。INIT_MOVE_FLAG2がセットされていない場合は、初期位置復帰動作が開始されていないとして図10のS321の処理へ移行する。
S321では、手ブレ補正オンオフ制御部129によって、手ブレ補正制御がオフの状態であると判断されたかどうかの判定を行う。手ブレ補正制御がオンの状態である場合は、本処理は終了となる。手ブレ補正制御がオフの状態である場合は、S322の処理へ移行する。
ここで、初期位置復帰制御部128がスイッチ109に供給する、補正光学系117を初期位置に復帰させる動作の途中の位置を示す変数をPOS5とする。また、初期位置復帰制御部128がスイッチ127に供給する、画像メモリ123の画像の読み出し位置を初期位置に復帰させる動作の途中の位置を示す変数をPOS6とする。S322では、焦点距離補正部108の現在の出力をPOS5に格納し、動きベクトル処理部126の現在の出力をPOS6に格納する。つまり、手ブレ補正制御がオンからオフに変更された直後は、焦点距離補正部108及び動きベクトル処理部126によって算出された最終補正位置を保持することとなる。
なお説明を分かり易くするため、焦点距離補正部108により算出された補正駆動量の符号及び補正の方向の関係と、動きベクトル処理部126により算出された制御量の符号及び補正の方向の関係は、同じであるものとする。また、焦点距離補正部108により算出された補正駆動量と、動きベクトル処理部126により算出された制御量が同じ値である場合、撮像面上での補正量も同じであるものとする。
また、初期位置復帰制御部128が、図9及び図10のフローチャート1回の処理当たり補正光学系117を初期位置に向かって移動させる移動量をSTEP1とする。また、STEP1の取り得る値の範囲をSPEED_MIN≦|STEP1|≦SPEED_MAXとする。|STEP1|=SPEED_MINのとき初期位置復帰速度は最低速度となり、|STEP1|=SPEED_MAXのとき初期位置復帰速度は最高速度となる。
また、初期位置復帰制御部128が、図9及び図10のフローチャート1回の処理当たりメモリ読み出し制御部124による読み出し位置を初期位置に向かって移動させる移動量をSTEP2とする。また、STEP2の取り得る値の範囲をSPEED_MIN≦|STEP2|≦SPEED_MAXとする。|STEP2|=SPEED_MINのとき初期位置復帰速度は最低速度となり、|STEP2|=SPEED_MAXのとき初期位置復帰速度は最高速度となる。
S323においては、POS5の絶対値が減速開始位置を示す閾値SLOW_THより小さいかどうかの判定を行う。S323において、POS5の絶対値が減速開始位置を示す閾値SLOW_THより小さい場合、すなわち初期位置に近い状態であるときはS324に進む。S324では、初期位置復帰速度が最低速度となるとなるように、STEP1に−SPEED_MIN(POS5>0のとき)あるいはSPEED_MIN(POS5<0のとき)を設定する。逆に、S323において、POS5の絶対値が減速開始位置を示す閾値SLOW_TH以上である場合、すなわち初期位置から遠い状態であるときはS325に進む。S325では、初期位置復帰速度が最高速度となるとなるように、STEP1に−SPEED_MAX(POS5>0のとき)あるいはSPEED_MAX(POS5<0のとき)を設定する。
S326においては、POS6の絶対値が減速開始位置を示す閾値SLOW_THより小さいかどうかの判定を行う。S326において、POS6の絶対値が減速開始位置を示す閾値SLOW_THより小さい場合、すなわち初期位置に近い状態であるときはS327に進む。S327では、初期位置復帰速度が最低速度となるとなるように、STEP2に−SPEED_MIN(POS6>0のとき)あるいはSPEED_MIN(POS6<0のとき)を設定する。逆に、S326において、POS6の絶対値が減速開始位置を示す閾値SLOW_TH以上である場合、すなわち初期位置から遠い状態であるときはS328に進む。S328では、初期位置復帰速度が最高速度となるとなるように、STEP2に−SPEED_MAX(POS6>0のとき)あるいはSPEED_MAX(POS6<0のとき)を設定する。そしてS329でINIT_MOVE_FLAG2をセットし、本処理終了となる。
一方、S300において、INIT_MOVE_FLAG2がセットされている場合は、S301の処理へ移行する。S301では、手ブレ補正オンオフ制御部129によって、手ブレ補正制御がオンの状態であると判断されたかどうかの判定を行う。手ブレ補正制御がオンの状態である場合は、S316においてINIT_MOVE_FLAG2をリセットして、本処理は終了となる。そして、スイッチ109、スイッチ127への入力は、焦点距離補正部108の出力、動きベクトル処理部126の出力に切り替えられ、手ブレ補正制御が開始される。
S301の判定で手ブレ補正制御がオフの状態である場合は、S302の処理へ移行する。S302〜S308の処理は、補正光学系117の初期位置への復帰動作の処理を示している。
S302では、POS5の絶対値が減速開始位置の閾値SLOW_THより小さいかどうかの判定を行う。S302において、POS5の絶対値が減速開始位置の閾値SLOW_TH以上であると判定された場合はS308に進む。S308では、POS5=POS5+STEP1に変更し、変更したPOS5をスイッチ109に供給することによって、最高速度で初期位置への復帰動作を行うことができる。
S302において、POS5の絶対値が減速開始位置の閾値SLOW_THより小さいと判定された場合はS303に進み、STEP1に減速係数P(0<P<1)を乗算する。S303の処理でSTEP1の絶対値を小さくすることによって、初期位置への復帰速度を減速することができる。次にS304において、減速されたSTEP1の絶対値がSPEED_MINより小さいかどうかの判定を行う。S304において、STEP1の絶対値がSPEED_MIN以上であると判定された場合はS308に進む。S308では、POS5=POS5+STEP1に変更し、変更したPOS5をスイッチ109に供給することによって、S303で減速した復帰速度で初期位置への復帰動作を行う。
S304において、STEP1の絶対値がSPEED_MINより小さいと判定された場合はS305に進む。そして、初期位置復帰速度が最低速度となるとなるように、STEP1に−SPEED_MIN(POS5>0のとき)あるいはSPEED_MIN(POS5<0のとき)を設定する。次にS306において、POS5の絶対値がSTEP1の最小値であるSPEED_MINより小さいかどうかの判定を行う。S306において、POS5の絶対値がSPEED_MIN以上であると判定された場合はS308に進む。S308では、POS5=POS5+STEP1に変更し、変更したPOS5をスイッチ109に供給することによって、S305で設定された最低速度で初期位置への復帰動作を行う。
S306において、POS5の絶対値がSPEED_MINより小さいと判定された場合はS307に進んで、POS5=0として、スイッチ109に供給することで、補正光学系117の初期位置への復帰動作は完了となる。
次に行われるS309〜S315の処理は、メモリ読み出し制御部124による読み出し位置の初期位置への復帰動作の処理を示している。
S309では、POS6の絶対値が減速開始位置の閾値SLOW_THより小さいかどうかの判定を行う。S309において、POS6の絶対値が減速開始位置の閾値SLOW_TH以上であると判定された場合はS315に進む。S315では、POS6=POS6+STEP2に変更し、変更したPOS6をスイッチ127に供給することによって、最高速度で初期位置への復帰動作を行うことができる。
S309において、POS6の絶対値が減速開始位置の閾値SLOW_THより小さいと判定された場合はS310に進み、STEP2に減速係数P(0<P<1)を乗算する。S310の処理でSTEP2の絶対値を小さくすることによって、初期位置への復帰速度を減速することができる。次にS311において、減速されたSTEP2の絶対値がSPEED_MINより小さいかどうかの判定を行う。S311において、STEP2の絶対値がSPEED_MIN以上であると判定された場合はS315に進む。S315では、POS6=POS6+STEP2に変更し、変更したPOS6をスイッチ127に供給することによって、S310で減速した復帰速度で初期位置への復帰動作を行う。
S311において、STEP2の絶対値がSPEED_MINより小さいと判定された場合はS312に進む。そして、初期位置復帰速度が最低速度となるとなるように、STEP2に−SPEED_MIN(POS6>0のとき)あるいはSPEED_MIN(POS6<0のとき)を設定する。次にS313において、POS6の絶対値がSTEP2の最小値であるSPEED_MINより小さいかどうかの判定を行う。S313において、POS6の絶対値がSPEED_MIN以上であると判定された場合はS315に進む。S315では、POS6=POS6+STEP2に変更し、変更したPOS6をスイッチ127に供給することによって、S312で設定された最低速度で初期位置への復帰動作を行う。
S313において、POS6の絶対値がSPEED_MINより小さいと判定された場合はS314に進み、POS6=0として、スイッチ127に供給する。これにより、メモリ読み出し制御部124による読み出し位置の初期位置への復帰動作は完了となる。
図11は、図9及び図10のフローチャートに示す処理を行ったときの、補正光学系117及びメモリ読み出し制御部124による読み出し位置の初期位置への復帰動作の遷移をグラフにしたものである。図11(a)は、縦軸が補正光学系117の初期位置復帰動作位置POS5、横軸が時間のグラフである。図11(b)は、縦軸がメモリ読み出し制御部124の初期位置復帰動作位置POS6、横軸が時間のグラフである。図11(a)(b)は、手ブレ補正制御がオンからオフに切り替わった時間をゼロ、そのときの補正光学系117及びメモリ読み出し制御部124の駆動位置をE、Fとして、時間とともに初期位置に復帰する軌跡を示している。なお、図11(a)及び(b)に示す例では、POS5及びPOS6共にプラスである場合を示している。図11(c)は、縦軸が補正光学系117及びメモリ読み出し制御部124の、単位時間当たりに移動する移動量の加算値(初期位置復帰速度とする)、横軸が時間のグラフである。
時間0〜T5では、POS5、POS6ともに、減速開始位置を示す閾値SLOW_THより大きい。そのため、補正光学系117及びメモリ読み出し制御部124による読み出し位置ともに、最高速度(−SPEED_MAX)で初期位置復帰が行われ、初期位置復帰合計速度は−SPEED_MAX×2となる。
時間T5〜T6では、POS5は減速開始位置を示すSLOW_THより大きいため、補正光学系117は最高速度(−SPEED_MAX)で駆動される。しかし、POS6が減速開始位置を示すSLOW_THより小さいため、メモリ読み出し制御部124による読み出し位置は、減速係数Pで決まる減速率によって減速され、徐々に初期位置復帰速度は小さくなる。
時間T6〜T7では、POS5、POS6ともに、減速開始位置の閾値SLOW_THより小さい。そのため、補正光学系117及びメモリ読み出し制御部124による読み出し位置ともに減速係数Pで決まる減速率によって減速され、更に初期位置復帰速度は小さくなる。そして時間T7において、メモリ読み出し制御部124による読み出し位置の初期位置復帰量STEP2が最小値(−SPEED_MIN)になった後、メモリ読み出し制御部124の初期位置復帰動作が完了となる。
このとき、時間T7においてメモリ読み出し制御部124の初期位置復帰動作を終了するときに、十分に速度を減速した後で停止するようにしたため、図11(c)に示すように、時間T7での速度変化が小さくなる。これにより、初期位置復帰合計速度が途中で急激に変化する現象を防止することができる。
時間T7〜T8では、補正光学系117は引き続き減速係数Pで決まる減速率によって減速され、更に初期位置復帰速度は小さくなる。そして時間T8において、補正光学系117の初期位置復帰量STEP1が最小値(−SPEED_MIN)になった後、補正光学系117の初期位置復帰動作も完了となる。
以上のように、本第3の実施形態によれば、複数の手ブレ補正手段を併用する手ブレ補正制御を行う撮像装置において、手ブレ補正制御をオンからオフに切り替えた後の初期位置復帰動作を、所定速度まで十分に減速した後に停止する。これにより、1つの手ブレ補正手段の動作が先に終了したときの初期位置復帰動作の不連続を有効に防止することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、メモリ読み出し制御部124による電子式手ブレ補正手段は、撮像素子120を光軸に対して垂直な方向に機械的に駆動する、機械式手ブレ補正手段(第3の補正手段)に置き換えてもよい。その場合、撮像素子120の初期位置(初期状態)とは、撮像素子120の中心が、撮像装置の光軸と一致する状態のことを指す。
また、上述した第1〜第3の実施形態においては、撮像装置のブレを角速度センサと動きベクトル検出部の2種類の検出手段で検出する方法を例にして説明したが、いずれか1種類の検出手段のみを備えた撮像装置であってもよい。その場合は、一方の検出手段で検出したブレ量を、分割して複数のブレ補正手段で補正するなどの方法を用いればよい。
また、ブレ補正手段としては、3つ以上の異なる補正処理をそれぞれ行う補正手段を併用して用いてもよい。例えば、上述した光学式手ブレ補正手段と、電子式手ブレ補正手段と、機械式手ブレ補正手段とを用いることができる。このように3つの手ブレ補正手段を併用した撮像装置においても、各々の補正手段の初期位置への復帰の動作開始時と動作終了時とを一致させることで、2つの補正手段の場合と同様の効果を得ることが可能となる。更に、各々のブレ補正手段の初期位置への復帰動作終了前に、各々の補正手段の初期位置への復帰速度を十分に減速することで、2つの補正手段の場合と同様の効果を得ることが可能となる。
また、複数のブレ補正手段の初期位置への復帰動作の開始時間と終了時間を一致させる制御を行うにあたって、完全に一致している必要はない。例えば人間の目で識別しにくい時間(例えば0.1秒未満など)であれば同様の効果を得られるため、略一致していれば、多少ずれていても構わない。

Claims (16)

  1. 撮像装置に加わる振れを検出して振れ信号を出力する振れ検出手段と、
    前記振れ検出手段から出力された振れ信号に基づいて、像振れ補正量を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された像れ補正量に基づいて、像振れを補正する補正処理を行う複数の補正手段と、
    前記複数の補正手段による補正処理を停止するときに、前記振れが検出されなかった場合の前記複数の補正手段の状態である初期状態に前記複数の補正手段をそれぞれ遷移させる制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記複数の補正手段を前記初期状態へ遷移させる開始時間と終了時間を、前記複数の補正手段間で一致させるように制御することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記補正処理を停止するときに、前記複数の補正手段にそれぞれ供給される信号の単位時間あたりの変化量の合計が、予め設定された値となるように制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記算出手段は、前記振れ信号の低周波成分を除去するフィルタ手段及び前記振れ信号を積分する積分手段を前記複数の補正手段ごとに有し、
    前記制御手段は、前記補正処理を停止するときに、前記像振れ補正量をゼロにするとともに、前記フィルタ手段それぞれの時定数を同一の値とし、前記積分手段それぞれの時定数を同一の値とするように制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記制御手段は、前記補正手段が前記初期状態から予め決められた状態よりも離れている場合は、予め設定された所定の速度で前記補正手段を遷移させ、前記補正手段が前記初期状態から予め決められた状態よりも近い場合に、前記複数の補正手段が前記初期状態に近づくにつれて前記補正手段を遷移させる速度を前記予め設定された所定の速度よりも遅くすることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記撮像装置は、光学系と、前記光学系によって結像された被写体像を撮像する撮像手段を有し、
    前記複数の補正手段は、
    前記算出手段から出力された像振れ補正量に基づいて、前記光学系の光軸を曲げる補正光学系を、光軸に対して垂直な方向に変位させることより前記振れを光学的に補正する第1の補正手段と、
    前記算出手段から出力された像振れ補正量に基づいて、前記撮像手段により得られた画像の切り出し範囲を変更することによって前記振れを補正する第2の補正手段と、
    前記算出手段から出力された像振れ補正量に基づいて、前記撮像手段の位置を前記光軸に対して垂直な方向に変位させることにより前記振れを補正する第3の補正手段と
    の内、少なくとも2つを含むことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  6. 撮像装置に加わる振れを検出して振れ信号を出力する振れ検出手段と、
    前記振れ検出手段から出力された振れ信号に基づいて、像振れ補正量を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された像れ補正量に基づいて、光軸と異なる方向に補正光学手段を駆動することで、光学的に像振れを補正する補正処理を行う第1の補正手段と、
    前記算出手段により算出された像れ補正量に基づいて、画像メモリからの読み出し位置を変更することで、像振れを補正する補正処理を行う第2の補正手段と、
    前記第1の補正手段及び前記第2の補正手段による補正処理を停止するときに、前記振れが検出されなかった場合の前記第1の補正手段及び前記第2の補正手段の状態である初期状態に前記第1の補正手段及び前記第2の補正手段をそれぞれ遷移させる制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記第1の補正手段及び前記第2の補正手段を前記初期状態へ遷移させる開始時間と終了時間を、前記第1の補正手段及び前記第2の補正手段間で一致させるように制御することを特徴とする撮像装置。
  7. 前記制御手段は、前記補正処理を停止するときに、前記第1の補正手段及び前記第2の補正手段にそれぞれ供給される信号の単位時間あたりの変化量の合計が、予め設定された値となるように制御することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記算出手段は、前記振れ信号の低周波成分を除去するフィルタ手段及び前記振れ信号を積分する積分手段を前記第1の補正手段及び前記第2の補正手段ごとに有し、
    前記制御手段は、前記補正処理を停止するときに、前記像振れ補正量をゼロにするとともに、前記フィルタ手段それぞれの時定数を同一の値とし、前記積分手段それぞれの時定数を同一の値とするように制御することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  9. 前記制御手段は、前記第1の補正手段及び前記第2の補正手段が前記初期状態から予め決められた状態よりも離れている場合は、予め設定された所定の速度で前記第1の補正手段及び前記第2の補正手段を遷移させ、前記第1の補正手段及び前記第2の補正手段が前記初期状態から予め決められた状態よりも近い場合に、前記第1の補正手段及び前記第2の補正手段が前記初期状態に近づくにつれて前記第1の補正手段及び前記第2の補正手段を遷移させる速度を前記予め設定された所定の速度よりも遅くすることを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  10. 振れ補正のために用いる複数の補正手段を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像装置に加わる振れを検出して振れ信号を出力する振れ検出工程と、
    前記振れ検出工程で出力された振れ信号に基づいて、像振れ補正量を算出する算出工程と、
    前記複数の補正手段が、前記算出工程で算出された像れ補正量に基づいて、像振れを補正する補正処理を行う補正工程と、
    前記複数の補正手段による補正処理を停止するときに、前記振れが検出されなかった場合の前記複数の補正手段の状態である初期状態に前記複数の補正手段をそれぞれ遷移させる制御工程とを有し、
    前記制御工程では、前記複数の補正手段を前記初期状態へ遷移させる開始時間と終了時間を、前記複数の補正手段間で一致させるように制御することを特徴とする制御方法。
  11. 振れ補正のために用いる第1の補正手段及び第2の補正手段を有する撮像装置の制御方法であって、
    撮像装置に加わる振れを検出して振れ信号を出力する振れ検出工程と、
    前記振れ検出工程で出力された振れ信号に基づいて、像振れ補正量を算出する算出工程と、
    前記算出工程で算出された像れ補正量に基づいて、光軸と異なる方向に前記第1の補正手段を駆動することで、光学的に像振れを補正する補正処理を行う第1の補正工程と、
    前記算出工程で算出された像れ補正量に基づいて、画像メモリからの読み出し位置を変更する前記第2の補正手段を用いることで像振れを補正する補正処理を行う第2の補正工程と、
    前記第1の補正手段及び前記第2の補正手段による補正処理を停止するときに、前記振れが検出されなかった場合の前記第1の補正手段及び前記第2の補正手段の状態である初期状態に前記第1の補正手段及び前記第2の補正手段をそれぞれ遷移させる制御工程とを有し、
    前記制御工程では、前記第1の補正手段及び前記第2の補正手段を前記初期状態へ遷移させる開始時間と終了時間を、前記第1の補正手段及び前記第2の補正手段間で一致させるように制御することを特徴とする制御方法。
  12. 装置に加わる振れを検出して振れ信号を出力する振れ検出手段から出力された振れ信号に基づいて像振れ補正量を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された像振れ補正量に基づいて像振れを補正する補正処理を行う複数の補正手段による補正処理を停止するときに、前記振れが検出されなかった場合の前記複数の補正手段の状態である初期状態に前記複数の補正手段をそれぞれ遷移させる制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記複数の補正手段を前記初期状態へ遷移させる開始時間と終了時間を、前記複数の補正手段間で一致させるように制御することを特徴とするブレ補正装置。
  13. 前記制御手段は、前記補正処理を停止するときに、前記複数の補正手段にそれぞれ供給される信号の単位時間あたりの変化量の合計が、予め設定された値となるように制御することを特徴とする請求項12に記載のブレ補正装置。
  14. 前記算出手段は、前記振れ信号の低周波成分を除去するフィルタ手段及び前記振れ信号を積分する積分手段を前記複数の補正手段ごとに有し、
    前記制御手段は、前記補正処理を停止するときに、前記像振れ補正量をゼロにするとともに、前記フィルタ手段それぞれの時定数を同一の値とし、前記積分手段それぞれの時定数を同一の値とするように制御することを特徴とする請求項12に記載のブレ補正装置。
  15. 前記制御手段は、前記補正手段が前記初期状態から予め決められた状態よりも離れている場合は、予め設定された所定の速度で前記補正手段を遷移させ、前記補正手段が前記初期状態から予め決められた状態よりも近い場合に、前記複数の補正手段が前記初期状態に近づくにつれて前記補正手段を遷移させる速度を前記予め設定された所定の速度よりも遅くすることを特徴とする請求項12に記載のブレ補正装置。
  16. ブレ補正装置の制御方法であって、装置に加わる振れを検出して振れ信号を出力する振れ検出工程と、
    前記振れ検出工程で出力された振れ信号に基づいて、像振れ補正量を算出する算出工程と、
    振れ補正のために用いる複数の補正手段が、前記算出工程で算出された像振れ補正量に基づいて、像振れを補正する補正処理を行う補正工程と、
    前記複数の補正手段による補正処理を停止するときに、前記振れが検出されなかった場合の前記複数の補正手段の状態である初期状態に前記複数の補正手段をそれぞれ遷移させる制御工程とを有し、
    前記制御工程では、前記複数の補正手段を前記初期状態へ遷移させる開始時間と終了時間を、前記複数の補正手段間で一致させるように制御することを特徴とするブレ補正装置の制御方法。
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