JP5743332B2 - 調剤支援システム - Google Patents
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Description
その際、処方情報等から自動で調剤手順を決定してそれを調剤者通知のため印刷するとともに、支給容器の初期重量と最終重量とを測定してその差から水剤の使用量を確認するようになった処方薬調剤支援システムが実用化されている(特許文献1参照)。
混注すなわち注射薬の混合に際しても、調剤者は、調剤手順に従って、注射薬その他の水剤を供給容器から手動式吸入器具で抜き取り、各水剤の抜取量(吸入量,注入量)を電子天秤等で測定すると、その測定値が処方値や調剤指示値から±10%や±5%といった所定割合の許容範囲内に入っているか否かが調べられて、許容範囲内であれば適量とされるが許容範囲外であれば不適とされるので、的確な作業支援を享受することができる。
そこで、薬剤入り供給容器に溶解剤を注入してから必要量の注射薬を抜き取る調剤作業を支援するに際して抜取量の誤差が加増しないように支援する調剤支援システムを実現することが基本的な技術的課題となる。
そこで、薬剤入り供給容器に溶解剤を注入してから必要量の注射薬を抜き取る調剤作業を支援するに際して抜取量の誤差が加増せず重量測定作業も少なくて済む調剤支援システムを実現することが更なる技術的課題となる。
したがって、この発明によれば、薬剤入り供給容器に溶解剤を注入してから必要量の注射薬を抜き取る調剤作業を支援するに際して抜取量の誤差が加増しないように支援する調剤支援システムを実現することができる。
したがって、この発明によれば、薬剤入り供給容器に溶解剤を注入してから必要量の注射薬を抜き取る調剤作業を支援するに際して抜取量の誤差が加増せず重量測定作業も少なくて済む調剤支援システムを実現することができる。
図1〜6に示した実施例1は、上述した解決手段1〜4(出願当初の請求項1〜4)を総て具現化したものである。
なお、それらの図示に際しては、簡明化等のため、詳細な機械図面や電子回路図などは図示を割愛し、ブロック図やフローチャートを多用した。
また、調剤台4のうち調剤者の視認しやすい部位に通知装置14が設置され、調剤台4のうち調剤者の操作しやすい部位に操作入力装置15が設置されている。
なお、この例では、情報処理装置13も調剤台4に設置されているが、調剤者が直に知覚や操作するものではない情報処理装置13等は調剤台4とは別の所に設置されていても良い。
電子秤12は、薬剤を収容している供給容器6の重量を精度良く測定しうる精密な秤であって、測定重量すなわち測定結果の重量値を情報処理装置13に送信するようになっている(例えば特許文献1,2参照)。
通知装置14は、薬剤入り供給容器6に溶解剤収容器7の溶解剤を注入して更に供給容器6から必要量の注射薬を手動式吸入器具8で抜き取る調剤作業を遂行している調剤者に支援情報を提示するためのものであり、視覚利用の液晶パネル製ディスプレイといった表示器が典型的であるが(例えば特許文献1,2参照)、それと併用される又はそれに代わる聴覚利用のスピーカといった音響機器やプリンタ等の印刷装置でも良い。
なお、容量単位は、体積単位ではmLが多用され、質量単位・重量単位ではgやmgが多用され、両者の換算のために比重がデータ保持されている。
そして、それに応じて調剤者が抜取目標値Mになっている思う量だけ注射薬を供給容器6から手動式吸入器具8にて抜き取り、抜取後の供給容器6の重量を調剤者が電子秤12を用いて測定すると(図5ステップS58)、その測定結果が電子秤12から情報処理装置13に送られる。
[X+10.1069−10−X−0.1069+(X/2)+0.05345+Δ]g = [(X/2)+0.05345+Δ] = [W+Δ] と算出され、実際の抜取量が的確に把握される。
なお、上述の説明では、薬品マスタの初期重量データに登録が無い場合を述べたが、薬品マスタの初期重量データに登録が有ると、上述した供給容器6の初期重量の測定催促(ステップS53)とそれに応じた重量測定作業(ステップS54)が省かれるので、その分だけ、調剤作業が短縮され作業負担が軽減される。
上記実施例では、情報処理装置13の支援手段が、電子秤12から供給容器6の重量測定値を入力できたら直ちにそれを用いた演算や次の催促などを行うようになっていたが、重量測定値の入力後に電子秤12の上から供給容器6の取り去りを催促するとともに、その取り去り完了を電子秤12の測定状態にて確認してから次の処理を行うようにしても良い。
上記実施例では、薬剤6aが溶解剤に完全に溶解され、溶解後にも体積が変化しないとして、演算が行われたが、溶解によって体積が変化するような場合は、薬品毎の体積変化係数を用いる等のことで、適切な演算結果を得ることができる。
上記実施例では抜取量の許容範囲として±5%を例示したが、許容範囲は±7%や±10%といった他の数値であっても良く、例えば薬品マスタに許容範囲の数値を登録しておく等のことにより、特定の薬剤や各薬剤毎に許容範囲が設定できるようにしても良い。
上記実施例では、麻薬や抗ガン剤などの調剤に適した無菌室に調剤支援システムが設置されていたが、これは必須でなく、本発明の調剤支援システムは開放的な場所に設置して使用しても良い。
6…供給容器、6a…薬剤、6b…注射薬、
7…溶解剤収容器、8…手動式吸入器具、
10…調剤支援システム、
11…リーダ、12…電子秤、13…情報処理装置、
14…通知装置、15…操作入力装置、
16…処方オーダエントリシステム、17…処方解析システム
Claims (4)
- 調剤作業を遂行している調剤者に情報を提示する通知装置と、
薬剤を収容している供給容器の重量を測定しうる電子秤と、
前記電子秤から測定結果を入力する手段と,各種の薬剤について薬品名データと比重データと供給容器の薬剤収容量データとを保持している薬品マスタと,処方箋データから支援対象部分を抽出した調剤指示データを取得する手段と,供給容器の重量測定の催促を含む調剤支援情報を前記調剤指示データ及び前記薬品マスタに基づいて決定して前記通知装置に提示させる支援手段とを具備した情報処理装置と
を備えた調剤支援システムにおいて、
前記情報処理装置の前記支援手段は、前記調剤支援情報が,薬剤を収容した供給容器に溶解剤を注入して注射薬を調製する溶解工程と,前記調製の後に前記供給容器から手動式吸入器具にて必要量の注射薬を抜き取る抜取工程とを含む調剤作業に係る調剤支援情報である場合に、前記溶解工程に係る調剤支援情報の提示に際して前記供給容器の初期重量の測定を催促して前記電子秤から入力した測定値を溶解前重量値とするとともに前記供給容器の溶解剤注入後の重量測定を催促して前記電子秤から入力した測定値を溶解後重量値とし、前記溶解後重量値と前記溶解前重量値との差から溶解剤量計測値を算出し、前記調剤指示データと前記溶解剤量計測値と前記薬品マスタのうち該当する薬剤収容量データとに基づいて前記必要量に対応した抜取目標値を算出し、前記抜取工程に係る調剤支援情報の提示に際して前記抜取目標値を提示するものであることを特徴とする調剤支援システム。 - 前記支援手段が、前記抜取工程に係る調剤支援情報の提示に際して注射薬抜取後の前記供給容器の重量測定を催促して前記電子秤から入力した測定値を抜取後重量値とし、前記溶解後重量値と前記抜取後重量値との差から抜取量計測値を算出し、前記抜取量計測値と前記抜取目標値とを比較して注射薬抜取量の適否を判定するようになっていることを特徴とする請求項1記載の調剤支援システム。
- 前記薬品マスタが、各種の薬剤について薬剤入り供給容器の初期重量を直接的に又は演算にて間接的に取得しうる供給容器の初期重量データもデータ保持しうるものであり、前記支援手段が、前記溶解工程に係る調剤支援情報の提示に際して前記供給容器の初期重量の測定を催促して前記電子秤から入力した測定値を溶解前重量値とすることに代えて、前記薬品マスタのうち該当する供給容器の初期重量データから薬剤入り供給容器の初期重量を求めてそれを溶解前重量値とするようになっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載された調剤支援システム。
- 前記薬品マスタが、各種の薬剤に係る供給容器の薬剤収容量データとして規定量データに加えて実充填量データも保持しうるものであり、前記支援手段が、供給容器の薬剤収容量データを前記薬品マスタから取得するに際して実充填量データを優先取得するようになっていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載された調剤支援システム。
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