JP5743331B2 - 調剤支援システム - Google Patents
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Description
また、規定量は、供給容器の収容薬剤の公称値を意味し、実充填量は供給容器に実際に収容されている薬剤量を意味し、規定量充填剤は、収容薬剤の実充填量が規定量に一致している供給容器入り水剤を意味し、増量充填剤は、収容薬剤の実充填量が規定量より多い供給容器入り水剤を意味し、多量充填剤は、実充填量が規定量より多いが規定量を基準とした容量的許容範囲に収まっている供給容器入り水剤を意味し、過量充填剤は、実充填量が規定量を基準とした容量的許容範囲を超えて多い供給容器入り水剤を意味する。
さらに、個数的許容範囲は、総抜取量が規定量の処方指定個数倍などの理想値から変動しても違和感を生じない供給容器の個数レベルの許容範囲を意味し、抜取前容器重量は、水剤を収容していて未だ水剤を抜き取られていない供給容器の重量を意味する。
その際、処方情報等から自動で調剤手順を決定してそれを調剤者通知のため印刷するとともに、支給容器の初期重量と最終重量とを測定してその差から水剤の使用量を確認するようになった処方薬調剤支援システムが実用化されている(例えば特許文献1参照)。このシステムでは、固形薬剤の収容器が固形薬剤の溶解に用いられる場合、液量確認のため、収容器に溶解液等を入れる前と後に収容器の重量を測定するようにもなっている。
さらに、調剤支援にとどまらず自動の水剤分注機も開発されている(例えば特許文献3参照)。この分注機では、液剤瓶を撮像装置で撮って液面を検出し、その変位から瓶内の液剤の体積変化を算出することで、投薬瓶への注入量を計量するようになっている。
さらに、従来システムでは、供給容器の収容薬剤の規定量は薬品マスタにデータ保持していたが、供給容器に実際に収容されている実充填量まではデータ保持していなかった。供給容器に十分な薬剤が収容されていることを示せば良いとされていたのである。
しかしながら、従来システムでは、供給容器の収容薬剤の規定量はデータ保持して利用できるようになっていたが、供給容器の収容薬剤の実充填量は、データ保持されていなかった。当然、抜取量案内や抜取量確認などに利用できるようにもなっていなかった。
また、水剤抜取の前後に容器等の重量測定が行われることを前提にして重量変化に基づき自動で行う抜取量の確認については、従来では容量単位での処方の場合と手動式吸入器具の重量測定しか考慮されていない(例えば特許文献2参照)。具体的には、処方箋での指示が供給容器単位でなされた場合や、供給容器の重量を測定した場合に、どのように支援するのかが明確でないが、それらの場合は、実充填量が規定量より多くなっていることが目視確認では有益であると思われる場合である。
そこで、供給容器の収容薬剤の実充填量が規定量より多い水剤については抜取量案内や抜取量確認などに際して実充填量の情報を利用することにより拭取量不適の発生頻度を抑制する調剤支援システムを実現することが基本的な技術課題となる。
しかしながら、この秤量確認は、従来より行われていた容量単位での処方の場合の確認手法を供給容器単位での処方の場合には供給容器毎に実行することにしたものと大差なく、秤量回数が増えて作業負担が重くなる割には利益の増加が少なく、利点は、抜取量が許容範囲に収まることにとどまり、抜取量を容量的許容範囲に収めるだけでなく更に抜取量が処方値・処方量より多くなる量や頻度を抑制するところまでは至っていない。
そこで、供給容器の収容薬剤の実充填量が規定量より多い水剤については抜取量案内や抜取量確認などに際して実充填量の情報を利用することにより拭取量不適の発生頻度を抑制するとともに総抜取量が容量的許容範囲だけでなく個数的許容範囲にも収まるように支援する調剤支援システムを実現することが更なる技術課題となる。
水剤を収容した供給容器から手動式吸入器具にて水剤を抜き取る調剤作業を遂行している調剤者に情報を提示する通知装置と、
前記供給容器と前記手動式吸入器具との何れか一方または双方の重量を測定しうる電子秤と、
処方箋データから支援対象部分を抽出した調剤指示データを取得する手段と、前記電子秤から測定結果を入力する手段と、各種の薬剤について薬品名と比重と供給容器の収容薬剤の規定量とを含む情報をデータ保持した薬品マスタと、前記調剤指示データに基づき前記供給容器から前記手動式吸入器具で抜き取るべき水剤の名称と処方量とを前記通知装置に提示させる案内手段と、その抜き取るべき水剤に係る容量単位での目標量を前記調剤指示データと前記薬品マスタとに基づいて求める決定手段と、前記供給容器と前記手動式吸入器具との何れか一方の重量測定を水剤抜取の前後で前記調剤者に促す催促手段と、その重量変化に基づいて水剤の抜取量を算出する算出手段と、この算出した抜取量が前記目標量の許容範囲の内外いずれにあるのかを調べて適量か否かを判定する判定手段と、その判定結果を前記通知装置に提示させる提示手段とを具備した情報処理装置と
を備えていて、前記調剤作業の遂行時に前記調剤者に対して前記通知装置の提示にて作業内容を知らせるとともに前記電子秤での重量測定を促し、それに応じて前記調剤者が水剤抜取を行うとともに前記電子秤で重量測定を行ったときには、その測定結果に基づいて抜取量の適否を判定し、更にその判定結果を前記通知装置の提示にて前記調剤者に知らせる調剤支援システムにおいて、
前記薬品マスタは、供給容器の収容薬剤の実充填量が規定量と異なる薬剤について規定量に加えて実充填量もデータ保持しており、
前記決定手段は、前記調剤指示データが容量単位での処方を指示しているときには前記処方量を前記目標量とし、前記調剤指示データが供給容器単位での処方を指示しているときには、前記薬品マスタにデータ保持されている供給容器の収容薬剤の規定量を前記目標量とするようになっており、
前記案内手段は、供給容器の収容薬剤の実充填量が規定量と異なる水剤について、前記調剤指示データが供給容器単位での処方を指示しているとき、前記処方量に加えて前記目標量を表示するとともに、前記薬品マスタにデータ保持された実充填量のうち対応するデータの表示と実充填量が規定量を超えている旨の注意表示とのうち何れか一方または双方の表示を前記通知装置に提示させるようになっており、
前記催促手段は、前記調剤指示データが容量単位での処方を指示しているときに加えて、供給容器の収容薬剤の実充填量が規定量と異なる水剤について、前記調剤指示データが供給容器単位での処方を指示しているときにも、前記供給容器と前記手動式吸入器具との何れか一方の重量測定を水剤抜取の前後で前記調剤者に促すようになっている
ことを特徴とする。
このように、処方指示を守るのに必要な供給容器単位での案内表示は欠かすことなく行われたうえで、容量単位での理想値である規定量に基づく目標量や、実充填量が規定量より多いことを調剤者に知らせる注意も、併せて表示されるようにしたことにより、増量充填剤の水剤抜取については調剤者が従来より深い注意を払うこととなる。
したがって、この発明によれば、抜取量案内や抜取量確認などに際して実充填量の情報を利用することにより拭取量不適の発生頻度を抑制する調剤支援システムを実現することができ、上述した基本的な技術課題が解決される。
したがって、この発明によれば、供給容器の収容薬剤の実充填量が規定量より多い水剤については抜取量案内や抜取量確認などに際して実充填量の情報を利用することにより拭取量不適の発生頻度を抑制するとともに総抜取量が容量的許容範囲だけでなく個数的許容範囲またはそれに準じた固定範囲にも収まるように支援する調剤支援システムを実現することができ、その結果、上述した更なる技術課題が解決される。
なお、この解決手段は、処方量が供給容器単位で指示されたときには供給容器毎に抜取量が許容範囲に収まるようにするという現行の基準が絶対的なものでなく、供給容器単位での処方指示であっても供給容器毎の抜取量は問題とせず総抜取量が供給容器の規定量の処方指定個数倍に適合していれば良いという医師側の了解が得られている場合など、処方指示に応じた調剤態様の変更や拡張が許容される場合に、実行される。
図1〜図6に示した実施例1は、上述した解決手段1〜7(出願当初の請求項1〜7)を総て具現化したものである。
なお、それらの図示に際しては、簡明化等のため、詳細な機械図面や電子回路図などは図示を割愛し、ブロック図やフローチャートを多用した。
また、調剤台4のうち調剤者の視認しやすい部位に通知装置14が設置され、調剤台4のうち調剤者の操作しやすい部位に操作入力装置15が設置されている。
なお、この例では、情報処理装置13も調剤台4に設置されているが、調剤者が直に知覚や操作するものではない情報処理装置13等は調剤台4とは別の所に設置されていても良い。
手動式吸入器具8は、人手で操作することにより供給容器6から水剤を抜き取って内部空間に吸入できる器具であり、典型例として、注射針を装着した注射器や,注射針の着いていないシリンジが、挙げられる(例えば特許文献2参照)。
電子秤12は、水剤を収容している供給容器6や水剤を吸入した手動式吸入器具8の重量を精度良く測定しうる精密な秤であって、測定重量すなわち測定結果の重量値を情報処理装置13に送信するようになっている(例えば特許文献1,2参照)。
通知装置14は、水剤を収容した供給容器6から手動式吸入器具8にて水剤を抜き取る調剤作業を遂行している調剤者に情報を提示するためのものであり、視覚利用の液晶パネル製ディスプレイといった表示器が典型的であるが(例えば特許文献1,2参照)、それと併用される又はそれに代わる聴覚利用のスピーカといった音響機器でも良い。
図示したタッチパネルは通知装置14と操作入力装置15を一体化したものである。
さらに、決定手段は、供給容器単位での処方指示の場合、判定手段の判定結果に応じて目標量や許容範囲などを変更することも行うが、これについては後述する。
また、催促手段と案内手段は、許容範囲を個別設定可能な動作モード下では、水剤が選択される度に、上記の測定催促に先立ち、許容範囲を設定させるための催促を通知装置14に提示させ、操作入力装置15にて例えば割合値や一定値の入力や選択が行われると、それに応じて許容範囲を設定するようにもなっている。
算出手段は、測定重量入力手段から水剤抜取の前後の測定重量を受け取ると、その重量変化に基づいて水剤の抜取量を算出するものであり、その際、正の重量変化についてはその変化量すなわち[水剤抜取の後の測定重量−水剤抜取の前の測定重量]をそのまま水剤の抜取量とするが、負の重量変化についてはその変化量の絶対値を水剤の抜取量とし、その抜取量を判定手段や合算手段に引き渡すようになっている。なお、重量測定モードが水剤抜取前の供給容器の重量測定に代えて抜取前容器重量を使用するモードに設定されている場合は、上述した重量変化に基づく抜取量算出に際し、水剤抜取前の測定重量に代えて、薬品マスタにデータ保持されている抜取前容器重量を使用するようになっている。
また、判定手段は、目標量が決定手段によって規定量より小さな値に変更されて規定量を基準とした容量的許容範囲の下限を下回ったときには供給容器毎の抜取量の適否判定を中止する。具体的には、毎確認フラグをオンからオフに変更するようになっている。
そして、合算値が不調閾値を超えていると判定手段によって判定されたときには、調剤指示データにおける処方量が供給容器単位から供給容器の規定量の処方指定個数倍を値とする容量単位に変更されたものとして、具体的には適宜なモードやフラグを変更して容量単位に適合させて、判定手段に加えて案内手段も決定手段も催促手段も、以後の処理を行うようになっている。また、判定時に用いる容量的許容範囲を例えば個数的許容範囲の規定量のα倍に変更して狭めるといったことも行うようになっている。
さらに、抜取前容器重量のデータが薬品マスタに登録されているか否かが調べられ(ステップS30)、登録されていれば使用可能なので(ステップS31)、催促手段によって、重量測定モードの設定が通知装置14を介して催促され、それに応じて調剤者が操作入力装置15で設定を行うと重量測定モードが設定される。この設定も任意であり、パスすると、水剤抜取前の測定重量値を抜取前容器重量で代用しないモードが採用される。
具体的には、先ず、重量測定モードが水剤抜取前の測定重量値を抜取前容器重量で代用しないモードになっている場合を述べると、水剤抜取の前に供給容器6か手動式吸入器具8か何れか一方の器の重量測定を調剤者に促す催促が通知装置14で提示される。
これに対し、重量測定モードが水剤抜取前の測定重量値を抜取前容器重量で代用するモードになっている場合、水剤抜取前の重量測定の催促が省かれて、水剤を収容している供給容器6から水剤を目標量だけ抜き取る作業の催促と、その水剤抜取の後に供給容器の重量を測定することの催促とが、通知装置14で調剤者に提示されるだけである。
図6は、第1水剤と第2水剤という二種類の水剤を抜き取る調剤作業に係る概要フローチャートである。
ここでは、製剤室で第1,2水剤を取り揃え、無菌室で調剤者が調剤支援システム10を利用しながら先ず第1水剤を抜き取り次に第2水剤を抜き取るという例を説明する。
処方箋での処方量は、容量単位で指示されることもあれば、供給容器単位で指示されることもあるが、目標量は容量単位で定められる。
具体的には、処方量の指示が容量単位のときには従来通り素直に処方量に基づく確認となり、合算値で得られた総抜取量が容量的許容範囲に入っているか否かが調べられ、範囲外であれば抜取の微調整と抜取後の重量測定が通知装置14で催促される。
その際、繰り返しとなる詳細な説明は割愛するが、上述したのと同様にして、調剤者は調剤支援システム10による支援を受けながら調剤作業を進めることができる。
そして、RP単位などで処方された一纏まりの薬品である第1,2水剤について調剤作業が完了すると、それらの薬品は無菌室から製剤室に戻されて最終監査に付される。
上記実施例では、抜取の目標量を求める決定手段を明示的に設けていたが、抜取の目標量という呼び名のデータ項目や決定手段という呼び名のプログラムを明示的には設けなくても、処方量が容量単位で指示されているか供給容器単位で指示されているかに応じて場合分けし、処方量が容量単位で指示されているときにはそれを用いて案内と適否判定を行い、処方量が供給容器単位で指示されているときには規定量や実充填量を利用した案内や適否判定を行うようになっていれば、抜取の目標量を求めるのと実質的に等価であるから、本発明の決定手段が設けられていると言える。その他の手段についても、同様であり、形式的な名称やモジュール化は必要なく、実質的な機能が具わっていれば良い。
上記実施例では、供給容器6から手動式吸入器具8で水剤を抜き取る際の調剤支援しか説明しなかったが、調剤支援システム10は、抜き取った水剤を手動式吸入器具8から支給容器へ注入するときにも調剤支援を行うように拡張しても良い(特許文献1参照)。
上記実施例では、麻薬や抗ガン剤などの調剤に適した無菌室に調剤支援システムが設置されていたが、これは必須でなく、本発明の調剤支援システムは開放的な場所に設置して使用しても良い。
10…調剤支援システム、
11…リーダ、12…電子秤、13…情報処理装置、
14…通知装置、15…操作入力装置、16…処方箋データ送信部
Claims (7)
- 水剤を収容した供給容器から手動式吸入器具にて水剤を抜き取る調剤作業を遂行している調剤者に情報を提示する通知装置と、
前記供給容器と前記手動式吸入器具との何れか一方または双方の重量を測定しうる電子秤と、
処方箋データから支援対象部分を抽出した調剤指示データを取得する手段と、前記電子秤から測定結果を入力する手段と、各種の薬剤について薬品名と比重と供給容器の収容薬剤の規定量とを含む情報をデータ保持した薬品マスタと、前記調剤指示データに基づき前記供給容器から前記手動式吸入器具で抜き取るべき水剤の名称と処方量とを前記通知装置に提示させる案内手段と、その抜き取るべき水剤に係る容量単位での目標量を前記調剤指示データと前記薬品マスタとに基づいて求める決定手段と、前記供給容器と前記手動式吸入器具との何れか一方の重量測定を水剤抜取の前後で前記調剤者に促す催促手段と、その重量変化に基づいて水剤の抜取量を算出する算出手段と、この算出した抜取量が前記目標量の許容範囲の内外いずれにあるのかを調べて適量か否かを判定する判定手段と、その判定結果を前記通知装置に提示させる提示手段とを具備した情報処理装置と
を備えていて、前記調剤作業の遂行時に前記調剤者に対して前記通知装置の提示にて作業内容を知らせるとともに前記電子秤での重量測定を促し、それに応じて前記調剤者が水剤抜取を行うとともに前記電子秤で重量測定を行ったときには、その測定結果に基づいて抜取量の適否を判定し、更にその判定結果を前記通知装置の提示にて前記調剤者に知らせる調剤支援システムにおいて、
前記薬品マスタは、供給容器の収容薬剤の実充填量が規定量と異なる薬剤について規定量に加えて実充填量もデータ保持しており、
前記決定手段は、前記調剤指示データが容量単位での処方を指示しているときには前記処方量を前記目標量とし、前記調剤指示データが供給容器単位での処方を指示しているときには、前記薬品マスタにデータ保持されている供給容器の収容薬剤の規定量を前記目標量とするようになっており、
前記案内手段は、供給容器の収容薬剤の実充填量が規定量と異なる水剤について、前記調剤指示データが供給容器単位での処方を指示しているとき、前記処方量に加えて前記目標量を表示するとともに、前記薬品マスタにデータ保持された実充填量のうち対応するデータの表示と実充填量が規定量を超えている旨の注意表示とのうち何れか一方または双方の表示を前記通知装置に提示させるようになっており、
前記催促手段は、前記調剤指示データが容量単位での処方を指示しているときに加えて、供給容器の収容薬剤の実充填量が規定量と異なる水剤について、前記調剤指示データが供給容器単位での処方を指示しているときにも、前記供給容器と前記手動式吸入器具との何れか一方の重量測定を水剤抜取の前後で前記調剤者に促すようになっている
ことを特徴とする調剤支援システム。 - 供給容器の収容薬剤の実充填量が規定量と異なる水剤について前記調剤指示データが供給容器単位での処方を指示しているときには水剤抜取の済んだ供給容器について前記算出手段の算出した抜取量を足し合わせて合算値を得る合算手段と、その合算値に基づいて処方指定個数の供給容器に係る総抜取量を予測する予測手段とを備え、前記判定手段は、前記予測手段が予測を行ったときにはその予測値が一個の供給容器の規定量を基準とした個数的許容範囲の内外いずれにあるのかを調べて適量か否かを判定することも行うようになっていることを特徴とする請求項1記載の調剤支援システム。
- 供給容器の収容薬剤の実充填量が規定量と異なる水剤について前記調剤指示データが供給容器単位での処方を指示しているときには水剤抜取の済んだ供給容器について前記算出手段の算出した抜取量を足し合わせて合算値を得る合算手段を備え、前記判定手段は、前記合算手段が合算を行ったときにはその合算値が所定の閾値を超えたか否かの判定と該合算値に基づいて処方指定個数の供給容器に係る総抜取量を算出した予測値が一個の供給容器の規定量を基準とした個数的許容範囲の上限を超えたか否かの判定とのうち何れか一方または双方の判定を行うようになっており且つ各供給容器からの水剤抜取の度に前記算出手段で算出された供給容器毎の抜取量が適量か否かを判定するときには前記目標量でなく前記規定量を基準として許容範囲の内外いずれにあるのかを調べるようになっており、前記決定手段は、前記判定手段によって前記合算値が前記閾値または前記上限を超えていると判定されたときには前記目標量を前記規定量より小さな値に変更するようになっていることを特徴とする請求項1記載の調剤支援システム。
- 前記薬品マスタは、前記判定手段が判定時に用いる許容範囲を定める所定割合の値を各薬剤毎にデータ保持しうるものである、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載された調剤支援システム。
- 前記判定手段は、前記目標量が前記決定手段によって前記規定量より小さな値に変更されて前記規定量を基準とした許容範囲の下限を下回ったときには供給容器毎の抜取量の適否判定を中止するようになっていることを特徴とする請求項3記載の調剤支援システム。
- 供給容器の収容薬剤の実充填量が規定量と異なる水剤について前記調剤指示データが供給容器単位での処方を指示しているときには水剤抜取の済んだ供給容器について前記算出手段の算出した抜取量を足し合わせて合算値を得る合算手段を備え、前記判定手段は、前記合算手段が合算を行ったときにはその合算値が所定の閾値を超えたか否かの判定を行うようになっており、前記案内手段と前記決定手段と前記催促手段と前記判定手段は、前記判定手段によって前記合算値が前記閾値を超えていると判定されたときには、前記調剤指示データにおける処方量が供給容器単位から供給容器の規定量の処方指定個数倍を値とする容量単位に変更されたものとして以後の処理を行うとともに、判定時に用いる許容範囲を狭めることも行うようになっていることを特徴とする請求項1記載の調剤支援システム。
- 前記薬品マスタは、供給容器の収容薬剤の規定量をデータ保持している水剤について薬剤収容状態の供給容器の重量をもデータ保持することができるようになっており、前記算出手段は、処方指示された水剤に係る薬剤収容状態の供給容器の重量が前記薬品マスタにデータ保持されているときには、水剤抜取前の供給容器の重量測定の結果に代えて前記薬品マスタの重量データと水剤抜取後の供給容器の重量測定の結果との重量変化に基づいて水剤の抜取量を算出することができるようになっている、ことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載された調剤支援システム。
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