JP5875469B2 - シリンジ計量システム - Google Patents
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Description
作業場が固定している場合、既述した従来装置を用いることにより、具体的には電子天秤での重量測定や撮像装置での液面検出により、シリンジの目盛の目視読取に勝る客観的な液量計測を行うことができ、さらに、計量を前提とした調剤支援システムや監査支援システムを使用して有益な支援を受けることもできる。
そこで、シリンジにはプランジャ(押子)が嵌め込まれており更にプランジャ先端にはシリンジの目盛より幅厚で目立つパッキン(密封部材)が装着されているというシリンジ構造に着目して計量手法を工夫することにより、電子天秤や昇降装置が無くて携帯も容易なシリンジ計量システムを実現することが、技術的な課題となる。
計量対象のシリンジに付された目盛の総数が分かる目盛総数データと該シリンジのパッキンの厚みに相当する目盛数が分かるパッキン厚データとを記憶保持する手段と、
前記目盛連続部分の目盛画像の並びから前記目盛抜落部分に属する目盛の数を推定する目盛数推定手段とを備え、
前記目盛抜落部分に属する目盛推定数と前記パッキン厚データから分かる目盛数とを比較すること、及び前記目盛連続部分の目盛画像の数と前記パッキン厚データから分かる目盛数との和と,前記目盛総数データから分かる目盛数と,を比較することのうち、何れか一方または双方のことを行って、差違が許容範囲から外れていれば前記液量算出手段の算出値を計量結果に採用するのを控えるようになっていることを特徴とする。
したがって、この発明によれば、電子天秤や昇降装置が無くて携帯も容易なシリンジ計量システムを実現することができる。
したがって、この発明によれば、電子天秤や昇降装置が無くて携帯も容易であり而も各種のシリンジを使えるシリンジ計量システムを実現することができる。
図1〜3に示した実施例1は、上述した解決手段1〜5(出願当初の請求項1〜5)を総て具現化したものである。
なお、それらの図示に際しては、簡明化等のため、詳細な機械図面や電子回路図などは図示を割愛し、ブロック図を多用した。
手軽に持ち運べるとともに、調剤指示箋2や,供給容器4,4,シリンジ6などと並べて机上や調剤台上で使用する際に調剤作業の邪魔にならないよう、情報処理装置12と通知装置13が一体化され、撮像装置19と照明装置15が載置台14に組み付けられて、コンパクトなものとなっている。
薬品マスタは、各種の薬剤に係る薬品コードと薬品名と容量単位と比重と供給容器の種類と収容薬剤量といった情報をデータ保持している(例えば特許文献1参照)。
解析データは、調剤手順や作業内容を決めるのに役立つ調剤パターンをデータ保持しており、特に供給容器4から水剤をシリンジ6で抜き取って他の薬剤と混合する混注手順の決定時に有用なデータを含んでいる(例えば特許文献1参照)。
処方箋データは、処方箋の内容・情報を電子データ化したものであり、処方箋データを集中管理している処方オーダエントリシステムや(例えば特許文献1参照)、印刷された処方箋を読み取って電子データ化する図示しない処方箋受付装置、タッチパネル等の操作入力装置などから、通信回線等を介して又は直に入力されて、先入れ先出しの順番でも識別番号等での順不同でも取り出せる待ち行列に繋ぎ込まれるようになっている。
情報処理装置12にインストールされたプログラムによって具現化された手段としては、データ取得手段とデータ選出手段と作業案内手段と画像認識手段と液量算出手段と間隔比較手段と継続検出手段と目盛数推定手段と本数比較手段とが挙げられる。
分散型のシリンジ計量システム20が単独型のシリンジ計量システム10と相違するのは、読取装置11と情報処理装置12と通知装置13と載置台14とを組にした計量セットが複数・多数になっている点と、各セットの情報処理装置12と無線LANで交信するサーバ21が追加された点と、処方箋データと薬品マスタと解析データと部材マスタといったデータベースがサーバ21に移設されてそれを各情報処理装置12が無線LAN経由で参照するようになった点と、CPU負荷の大きい混注解析の処理もサーバ21に移設されて各情報処理装置12は混注解析については処理の依頼と結果利用だけ行うようになった点と、サーバ21が調剤指示箋2の印刷を行うようになっている点と、各情報処理装置12と無線LANで交信する監査支援装置22が追加された点と、各情報処理装置12にデータ収集手段がインストールされて計量処理の進行状況や画像データが各情報処理装置12で随時収集されるとともに無線LAN経由でサーバ21と監査支援装置22に送信されるようになった点と、そのデータをサーバ21がログデータとして蓄積し監査支援装置22が監査者の監査作業の支援に利用するようになった点である。
こうして、調剤者がシリンジ6を載置台14に載せ置くだけで、後は自動でシリンジ6に収容されている水剤の液量が計測される。しかも、計量後、調剤者がシリンジ6を載置台14から取り去ると、載置面17の上が何も置かれていない計量開始前の状態に戻り、その状態が撮影画像に基づいて情報処理装置12によって検知され、次の計量の開始タイミングが計られる。そのため、調剤者は、簡便かつ迅速に計量作業を行うことができる。
上記実施例では、情報処理装置12と載置台14とがケーブル接続式の別体になっていたが、これらは、機械的に一体化されていても良く、その際、完全な一体化や固定的な連結に限らず、着脱式・開閉式・折曲式・引出式など可動的に連結されていても良い。
上記実施例では、プログラムで具体化された各手段とプログラムモジュールとが一対一になっているプログラム構成例を図示したが、プログラムのモジュール化その他の構成態様は図示の例に限定されるものでなく、各手段の名称と機能との対応も限定されるものでなく、必要な機能が情報処理装置12によって発揮されるようになっていれば良い。データベースについても、同様であり、適宜な組み合わせで統合しても良い。
上記実施例では、適否確認用の識別情報読取が調剤指示箋2に対してしか行われなかったが、供給容器4やシリンジ6に識別情報が付されている場合は、それについても読取装置11や撮像装置19にて識別情報読取を行えば情報処理装置12が適否確認を行うようにしても良い。
6…シリンジ(注射筒)、6a…針装着部、6b…目盛、6c…フランジ、
6d…プランジャ(押子)、6e…パッキン(密封部材)、6f…凸面部、
10…シリンジ計量システム(単独型)、11…読取装置、
12…情報処理装置、13…通知装置、14…載置台、15…照明装置、
16…発光面、17…載置面、18…逃げ(切欠)、19…撮像装置、
20…シリンジ計量システム(分散型)、21…サーバ、22…監査支援装置、
A…目盛連続部分(針装着側)、B…目盛抜落部分(パッキン陰)、
C…目盛連続部分(フランジ側)、t…パッキン厚
Claims (5)
- 計量対象のシリンジを計量時に載せて置く載置台と、前記載置台の載置面の上のシリンジをその周囲も含めて撮る撮像装置と、前記撮像装置で得た撮影画像からシリンジの目盛画像を検出するとともに検出した目盛画像が等間隔で並んでいる目盛連続部分と該間隔より広い範囲で目盛画像が抜け落ちている目盛抜落部分とを区分けする画像認識手段と、前記目盛連続部分のうち前記目盛抜落部分よりシリンジの針装着側に位置する目盛連続部分に属する目盛画像の数に基づいてシリンジ内の液量の推定値を算出する液量算出手段とを備えているシリンジ計量システムであって、計量対象のシリンジに付された目盛の総数が分かる目盛総数データと該シリンジのパッキンの厚みに相当する目盛数が分かるパッキン厚データとを記憶保持する手段と、前記目盛連続部分の目盛画像の並びから前記目盛抜落部分に属する目盛の数を推定する目盛数推定手段とを備え、前記目盛抜落部分に属する目盛推定数と前記パッキン厚データから分かる目盛数とを比較すること、及び前記目盛連続部分の目盛画像の数と前記パッキン厚データから分かる目盛数との和と前記目盛総数データから分かる目盛数とを比較することのうち、何れか一方または双方のことを行って差違が許容範囲から外れていれば前記液量算出手段の算出値を計量結果に採用するのを控えるようになっていることを特徴とするシリンジ計量システム。
- 計量対象のシリンジを計量時に載せて置く載置台と、前記載置台の載置面の上のシリンジをその周囲も含めて撮る撮像装置と、前記撮像装置で得た撮影画像からシリンジの目盛画像を検出するとともに検出した目盛画像が等間隔で並んでいる目盛連続部分と該間隔より広い範囲で目盛画像が抜け落ちている目盛抜落部分とを区分けする画像認識手段と、前記目盛連続部分のうち前記目盛抜落部分よりシリンジの針装着側に位置する目盛連続部分に属する目盛画像の数に基づいてシリンジ内の液量の推定値を算出する液量算出手段とを備えているシリンジ計量システムであって、調剤作業を遂行している調剤者に情報を提示する通知装置と、処方箋データから支援対象部分を抽出した調剤指示データを取得するデータ取得手段と、各種の薬剤に係る薬品名と比重と薬剤量の情報をデータ保持した薬品マスタ及び各種のシリンジに係る目盛と内容量の情報をデータ保持した部材マスタを記憶保持する手段と、前記調剤指示データに基づいて使用するシリンジと該シリンジで抜き取るべき水剤の名称と処方量とを前記通知装置に提示させる作業案内手段と、前記作業案内手段で案内するシリンジの情報を前記部材マスタから選出するデータ選出手段と、その選出情報と前記画像認識手段にて認識された等間隔の部分の間隔情報とを比較することによりシリンジの適否を判別する間隔比較手段とを備えていることを特徴とするシリンジ計量システム。
- 調剤作業を遂行している調剤者に情報を提示する通知装置と、処方箋データから支援対象部分を抽出した調剤指示データを取得するデータ取得手段と、各種の薬剤に係る薬品名と比重と薬剤量の情報をデータ保持した薬品マスタ及び各種のシリンジに係る目盛と内容量の情報をデータ保持した部材マスタを記憶保持する手段と、前記調剤指示データに基づいて使用するシリンジと該シリンジで抜き取るべき水剤の名称と処方量とを前記通知装置に提示させる作業案内手段と、前記作業案内手段で案内するシリンジの情報を前記部材マスタから選出するデータ選出手段と、その選出情報と前記画像認識手段にて認識された等間隔の部分の間隔情報とを比較することによりシリンジの適否を判別する間隔比較手段とを備えていることを特徴とする請求項1記載のシリンジ計量システム。
- 前記撮影画像における画像処理対象領域について目盛画像が検出されない状態が継続した後に目盛画像が継続かつ安定して検出されるまでは前記液量算出手段の算出値を計量結果に採用するのを控えるようになっていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載されたシリンジ計量システム。
- 拡散性の発光面を有する照明装置が、前記発光面を前記撮像装置に対向させ且つその対向間隙内に前記載置面を来させる配置状態で、設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載されたシリンジ計量システム。
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