JP5742140B2 - 燃料電池装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池装置に関し、詳しくは、燃料電池スタックと、燃料電池スタックを収納するスタックケースと、燃料電池スタックの運転を制御する制御ユニットとを備える燃料電池装置に関するものである。
燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応によって発電する燃料電池がエネルギ源として注目されている。この燃料電池は、一般に、複数のセルを積層してなる燃料電池スタックの形態で利用される。そして、この燃料電池スタックが、燃料電池システムの一部として、いわゆる燃料電池車両(以下、単に車両とも呼ぶ)に搭載される場合には、燃料電池スタックは、防水性、防塵性、耐衝撃性を備えるケース(スタックケース)に収容されることが多い。燃料電池スタックを含む燃料電池システムの運転は、制御ユニットによって制御される。
ところで、近年では、燃料電池スタックを含む燃料電池システムの車両への搭載性を向上させるために、スタックケースに制御ユニットを一体化することが検討されている(以下、燃料電池スタックをスタックケースに収納するとともに、スタックケースに制御ユニットとを一体化した装置を燃料電池装置とも言う)。このような態様としては、例えば、以下の態様が挙げられる。燃料電池システムにおいて、制御ユニットは、スタックケースの内部に配置された内部機器とも、スタックケースの外部に配置された外部機器とも配線接続される。そして、制御ユニットは、CPUやパワー素子等を備えており、動作時に発熱するため、放熱を考慮して、スタックケースの外面に配置される。制御ユニットとスタックケースの内部に配置された内部機器との配線接続は、スタックケースの壁面に貫通孔を設け、この貫通孔に嵌め込まれたグロメットを通じて行われる。
特開2007−207513号公報
しかし、制御ユニットとスタックケースの内部に配置された内部機器との配線接続を、グロメットを用いて行うと、配線(ワイヤーハーネス)の取り回しが悪く、燃料電池装置を組み付ける際の作業性が悪くなる。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、燃料電池スタックを収納するスタックケースに制御ユニットを一体化するとともに、制御ユニットとスタックケースの内部に配置される内部機器との配線接続を容易に行うことができる技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
燃料電池装置であって、
複数のセルを積層してなる燃料電池スタックと、
前記燃料電池スタックを収納するスタックケースと、
前記燃料電池スタックの運転を制御するための制御ユニットと、
前記制御ユニットを載置する載置部材と、
を備え、
前記スタックケースは、
前記燃料電池スタックを搬入出するための開口部を有する第1のケース部材と、
前記開口部を覆うように、前記第1のケース部材に装着される第2のケース部材と、
を備えており、
前記第1のケース部材には、前記載置部材を装着することによって覆われる貫通孔が設けられており、
前記貫通孔の周囲であって、前記第1のケース部材と前記載置部材との間には、前記第1のケース部材と前記載置部材とをシールするシール部材が配置されており、
前記載置部材において、前記載置部材が前記貫通孔に装着されたときに、前記スタックケースの内側に面する部位には、前記制御ユニットと前記スタックケースの内部に配置された内部機器とを配線接続するための内部コネクタが設けられており、
前記載置部材において、前記載置部材が前記貫通孔に装着されたときに、前記スタックケースの外側に面する部位には、前記制御ユニットと前記スタックケースの外部に配置された外部機器とを配線接続するための外部コネクタが設けられている、
燃料電池装置。
適用例1の燃料電池装置では、スタックケースに制御ユニットを一体化するに際し、先に説明したグロメットの使用を廃止することができる。したがって、スタックケースに制御ユニットを一体化する際に、グロメットに配線(ワイヤーハーネス)を通す作業を省略し、制御ユニットとスタックケースの内部に配置される内部機器との配線接続を容易に行うことができる。この結果、燃料電池装置を組み付ける際の作業性を向上させることができる。また、スタックケース(第1のケース部材)に設けられた貫通孔をスタックケース内部のメンテナンスホールとして利用し、上記載置部材を、メンテナンスホールのカバーとして利用することもできる。なお、上記第1のケース部材に設けられた貫通孔からの防水は、上記シール部材によって確保される。
[適用例2]
適用例1記載の燃料電池装置であって、
前記内部コネクタは、非防水コネクタであり、
前記外部コネクタは、防水コネクタである、
燃料電池装置。
非防水コネクタは、一般に、防水コネクタよりも小型である。また、スタックケースは、一般に、防水構造を備えるため、スタックケースの外部から内部に水が浸入することは少ない。適用例2の燃料電池装置では、上記内部コネクタとして、比較的小型の非防水コネクタを用いるので、スタックケースの内部をコンパクトに設計することができる。さらに、適用例2の燃料電池装置では、上記外部コネクタとして、防水コネクタを用いるので、スタックケースの外部において、水による短絡を防止することができる。
[適用例3]
適用例1または2記載の燃料電池装置であって、
前記貫通孔は、前記第1のケース部材の側面に設けられている、
燃料電池装置。
適用例3の燃料電池装置では、上記載置部材が、スタックケースの比較的高い位置に装着されることとなる。したがって、スタックケースの内部において、水漏れが生じた場合であっても、上記内部コネクタへの浸水を抑制し、水による短絡を抑制することができる。
[適用例4]
適用例1または2記載の燃料電池装置であって、
前記貫通孔は、前記第1のケース部材の底面に設けられている、
燃料電池装置。
適用例3,4の燃料電池装置では、上記制御ユニットとスタックケースの内部に配置された内部機器とを配線接続する作業を比較的容易に行うことができる。
[適用例5]
適用例4記載の燃料電池装置であって、
前記第1のケース部材の内部において、前記貫通孔の周囲には、防水壁が設けられている、
燃料電池装置。
適用例5の燃料電池装置では、スタックケースの内部において、水漏れが生じた場合であっても、上記防水壁によって、上記内部コネクタへの浸水を抑制し、水による短絡を抑制することができる。
[適用例6]
適用例1ないし5のいずれかに記載の燃料電池装置であって、
前記内部コネクタは、前記開口部に向かう方向に着脱可能に設けられている、
燃料電池装置。
適用例6の燃料電池装置では、上記内部コネクタの着脱作業を行うスペースが比較的広く確保されるので、上記内部コネクタの着脱作業を容易に行うことができる。したがって、燃料電池装置を組み付ける際の作業性をさらに向上させることができる。
[適用例7]
適用例1ないし6のいずれかに記載の燃料電池装置であって、
前記載置部材には、該載置部材を冷却する冷却水を流すための冷却水流路が設けられている、
燃料電池装置。
適用例7の燃料電池装置では、上記載置部材を介して、上記制御ユニットの冷却を行うことができる。
[適用例8]
適用例3記載の燃料電池装置であって、
前記載置部材には、該載置部材を冷却する冷却水を流すための冷却水流路が設けられており、
前記載置部材において、前記冷却水流路の入口および出口は、それぞれ、前記内部コネクタおよび前記外部コネクタよりも下方に設けられている、
燃料電池装置。
適用例8の燃料電池装置では、上記載置部材を介して、上記制御ユニットの冷却を行うことができる。さらに、適用例8の燃料電池装置では、上記冷却水流路の入口または出口からの水漏れが生じたときに、上記内部コネクタ、または、上記外部コネクタの水濡れを抑制することができる。したがって、上記内部コネクタ、または、上記外部コネクタの水による短絡を抑制することができる。
[適用例9]
適用例7または8記載の燃料電池装置であって、
前記燃料電池スタックには、該燃料電池スタックを冷却する冷却水を流すための冷却水配管が接続されており、
前記載置部材に設けられた前記冷却水流路には、前記冷却水配管から分岐して冷却水を流すための分岐配管が接続されている、
燃料電池装置。
燃料電池スタックは、発電時に発熱するため、一般に、燃料電池スタックには、燃料電池スタックを冷却する冷却水を流すための冷却水配管が接続される。適用例9の燃料電池装置では、上記分岐配管によって、上記冷却水配管から分岐した冷却水を上記載置部材に設けられた冷却水流路に流すことができる。つまり、適用例9の燃料電池装置では、燃料電池スタック用の既存の冷却水配管を用いて、上記載置部材の冷却を行うことができるので、燃料電池システムの大型化を抑制することができる。
[適用例10]
適用例9記載の燃料電池装置であって、
前記分岐配管の太さは、前記冷却水配管の太さよりも十分に細い、
燃料電池装置。
適用例10の燃料電池装置では、燃料電池スタックの絶縁抵抗を容易に確保することができる。
[適用例11]
適用例7ないし10のいずれかに記載の燃料電池装置であって、
前記載置部材は、前記第1のケース部材の外側から、締結ボルトによって、前記第1のケース部材に締結されており、
前記冷却水流路の入口は、前記第1のケース部材の外側に設けられており、
前記冷却水流路の出口は、前記第1のケース部材の内側に設けられており、
前記冷却水流路の入口には、所定の肉厚を有するホースが接続されており、
前記冷却水流路の入口、および、前記締結ボルトは、前記締結ボルトの軸方向から見たときに、前記締結ボルトの少なくとも一部と前記ホースの一部とが、互いに重なり合うように配置されている、
燃料電池装置。
適用例11の燃料電池装置では、上記載置部材に設けられた冷却水流路の入口に接続されたホースを取り外した後にしか、上記締結ボルトを緩めることができない。したがって、燃料電池装置のメンテナンス作業者に対して、上記冷却水流路の入口から上記ホースを取り外して、上記冷却水流路の入口から上記冷却水流路内の冷却水を抜いた後に、スタックケース(第1のケース部材)から、上記締結ボルト、および、上記載置部材を取り外すように促すことができる。この結果、燃料電池装置のメンテナンス作業者が、上記冷却水流路内の冷却水を抜く前に、スタックケースから上記載置部材を取り外して、スタックケースの内側の上記冷却水流路の出口に接続された配管(例えば、ホース)を取り外してしまう不具合を抑制することができる。
[適用例12]
適用例3記載の燃料電池装置であって、
前記載置部材には、該載置部材を冷却する冷却水を流すための冷却水流路が設けられており、
前記冷却水流路の入口および出口の少なくとも一方は、前記第1のケース部材の内側に設けられており、
前記第1のケース部材の内部には、前記貫通孔の最下部よりも低い位置から、前記貫通孔の最下部よりも高い位置にまで、防水壁が設けられている、
燃料電池装置。
適用例12の燃料電池装置では、スタックケース(第1のケース部材)の内部において、上記載置部材に設けられた冷却水流路の入口または出口からの水漏れが生じた場合であっても、その水がスタックケースの内部全体に流出するのを防止し、上記貫通孔から排水することができる。
[適用例13]
適用例1ないし12のいずれかに記載の燃料電池装置であって、
前記燃料電池スタックは、
前記複数のセルの積層方向についての一方の端部に配置された第1のエンドプレートと、
前記複数のセルの積層方向についての他方の端部に配置された第2のエンドプレートと、
を備えており、
前記内部機器は、前記スタックケースの内部において、前記第2のエンドプレートよりも前記第1のエンドプレートに近い位置に配置されており、
前記第1のケース部材において、前記貫通孔は、前記第2のエンドプレートよりも前記第1のエンドプレートに近い位置に設けられている、
燃料電池装置。
適用例13の燃料電池装置によって、スタックケースの内部において、上記内部コネクタから上記内部機器までの距離を比較的短くすることができる。したがって、上記内部コネクタから上記内部機器までの配線の長さを比較的短くすることができる。
[適用例14]
適用例7ないし12のいずれかに記載の燃料電池装置であって、
前記載置部材は、発熱する電子部品が載置される平面状の載置部を有しており、
前記冷却水流路は、前記載置部の内部に形成されている、
燃料電池装置。
適用例14の燃料電池装置では、上記載置部に上記電子部品を載置することによって、燃料電池システムのコンパクト化を図るとともに、上記電子部品を効果的に冷却することができる。
[適用例15]
燃料電池装置であって、
複数のセルを積層してなる燃料電池スタックと、
前記燃料電池スタックを収納するスタックケースと、
前記燃料電池スタックの運転を制御するための制御ユニットと、
前記制御ユニットを載置する載置部材と、
を備え、
前記スタックケースは、
前記燃料電池スタックを搬入出するための開口部を有する第1のケース部材と、
前記開口部を覆うように、前記第1のケース部材に装着される第2のケース部材と、
を備えており、
前記第2のケース部材には、前記載置部材を装着することによって覆われる貫通孔が設けられており、
前記貫通孔の周囲であって、前記第2のケース部材と前記載置部材との間には、前記第2のケース部材と前記載置部材とをシールするシール部材が配置されており、
前記載置部材において、前記載置部材が前記貫通孔に装着されたときに、前記スタックケースの内側に面する部位には、前記制御ユニットと前記スタックケースの内部に配置された内部機器とを配線接続するための内部コネクタが設けられており、
前記載置部材において、前記載置部材が前記貫通孔に装着されたときに、前記スタックケースの外側に面する部位には、前記制御ユニットと前記スタックケースの外部に配置された外部機器とを配線接続するための外部コネクタが設けられている、
燃料電池装置。
適用例15の燃料電池装置によっても、適用例1の燃料電池装置と同様に、スタックケースに制御ユニットを一体化するに際し、先に説明したグロメットの使用を廃止することができる。したがって、スタックケースに制御ユニットを一体化する際に、グロメットに配線(ワイヤーハーネス)を通す作業を省略し、制御ユニットとスタックケースの内部に配置される内部機器との配線接続を容易に行うことができる。また、適用例1の燃料電池装置と同様に、スタックケース(第2のケース部材)に設けられた貫通孔を、スタックケース内部のメンテナンスホールとして利用し、上記載置部材を、メンテナンスホールのカバーとして利用することもできる。なお、上記第2のケース部材に設けられた貫通孔からの防水は、上記シール部材によって確保される。
本発明は、上述した種々の特徴を必ずしも全て備えている必要はなく、その一部を省略したり、適宜、組み合わせたりして構成することができる。
本発明の第1実施例としての燃料電池装置100の概略構成を示す説明図である。 燃料電池スタック10を含む燃料電池システムにおける冷却システムの概略構成を示す説明図である。 載置部材40に設けられた冷却水流路46の冷却水入口46i付近を示す説明図である。 載置部材40の一部の断面構造を示す説明図である。 本発明の第2実施例としての燃料電池装置100Aの概略構成を示す説明図である。 変形例としてのスタックケース30Aの構成を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、実施例に基づき説明する。
A.第1実施例:
図1は、本発明の第1実施例としての燃料電池装置100の概略構成を示す説明図である。本実施例の燃料電池装置100は、燃料電池システムの一部を構成する装置であり、燃料電池スタック10と、燃料電池スタック10を収納するスタックケース30と、燃料電池スタック10を含む燃料電池システムの運転を制御する制御ユニット41と、を備えている。この燃料電池装置100は、例えば、車両のフロント部分のフード下方の空間や、床下や、いわゆるセンタートンネル等に搭載される。このため、本実施例の燃料電池装置100では、車両への搭載性を向上させるために、スタックケース30に制御ユニット41を一体化している。
燃料電池スタック10は、燃料ガス(水素)と酸化剤ガス(酸素)との電気化学反応によって発電する複数のセルを積層したセル積層体12を備えている。そして、燃料電池スタック10において、セル積層体12におけるセルの積層方向についての両端部には、それぞれ、比較的剛性が高い金属製のエンドプレート14a,14bが配置され、燃料電池スタック10は、これらを図示しない締結部材によって締結することによって構成されている。セル積層体12におけるセルの積層数は、燃料電池スタック10に要求される出力に応じて任意に設定可能である。なお、燃料電池スタック10において、エンドプレート14a,14bとセル積層体12との間には、それぞれ、セル積層体12によって発電された電力を集電するための集電板、および、この集電板とエンドプレート14a,14bとの間の絶縁を確保するための絶縁板が配置されている。
一方のエンドプレート14bの表面には、ポンプ20が設けられている。このポンプ20は、燃料ガスとしての水素を燃料電池スタック10に供給するための水素供給配管に、各セルのアノードから排出されるアノードオフガスに含まれる水素を循環させて再利用するために用いられる。なお、図1では、燃料電池スタック10に接続されたガス(水素、および、空気)の給排気用配管や、冷却水用配管や、ポンプ20に接続された配管の図示は省略されている。これら各種配管には、各種センサや、バルブ等の機器が配設されている。これらの機器のうち、スタックケース30の内部に配置される機器やポンプ20は、[課題を解決するための手段]における内部機器に相当する。
スタックケース30は、第1のケース部材30aと、第2のケース部材30bと、を備えている。第1のケース部材30aは、燃料電池スタック10を搬入出するための開口部30aoを有している。本実施例では、第1のケース部材30aが有する開口部30aoの開口面は、鉛直方向に対して水平であるものとした。そして、第2のケース部材30bは、開口部30aoを覆うように、第1のケース部材30aに装着される。このスタックケース30は、防水性、防塵性、耐衝撃性を備えている。
第1のケース部材30aの側面30asには、貫通孔30ahが設けられている。この貫通孔30ahは、制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)41が載置された載置部材40が装着されることによって覆われる。なお、貫通孔30ahの周囲であって、第1のケース部材30aと載置部材40との間には、第1のケース部材30aと載置部材40とをシールするシール部材47が配置されている。そして、第1のケース部材30aと載置部材40とは、締結ボルト48b、および、締結ナット48nによって締結される。こうすることによって、第1のケース部材30aにおける貫通孔30ahからの防水が確保されている。
載置部材40において、載置部材40が貫通孔30ahに装着されたときに、スタックケース30の内側に面する部位には、制御ユニット41とスタックケース30の内部に配置された内部機器(例えば、ポンプ20)とを、ワイヤーハーネス(図示省略)によって、配線接続するための内部コネクタ42が設けられている。また、載置部材40において、載置部材40が貫通孔30ahに装着されたときに、スタックケース30の外側に面する部位には、制御ユニット41とスタックケース30の外部に配置された外部機器とを、ワイヤーハーネス(図示省略)によって、配線接続するための外部コネクタ43が設けられている。
なお、本実施例では、内部コネクタ42は、非防水コネクタであるものとした。また、外部コネクタ43は、防水コネクタであるものとした。非防水コネクタは、一般に、防水コネクタよりも小型である。また、スタックケース30は、防水構造を備えるため、スタックケース30の外部から内部に水が浸入することは少ない。本実施例の燃料電池装置100では、内部コネクタ42として、比較的小型の非防水コネクタを用いるので、スタックケース30の内部をコンパクトに設計することができる。さらに、本実施例の燃料電池装置100では、外部コネクタとして、防水コネクタを用いるので、スタックケース30の外部において、水による短絡を防止することができる。
また、本実施例では、載置部材40において、内部コネクタ42は、第1のケース部材30aの開口部30aoに向かう方向に着脱可能に設けられているものとした。こうすることによって、内部コネクタ42の着脱作業を行うスペースが比較的広く確保されるので、内部コネクタ42の着脱作業を容易に行うことができる。したがって、燃料電池装置100を組み付ける際の作業性を向上させることができる。
また、本実施例では、第1のケース部材30aにおいて、貫通孔30ahは、ポンプ20が設けられたエンドプレート14bに近い側の側面30asに設けるものとした。こうすることによって、スタックケース30の内部において、内部コネクタ42から内部機器(例えば、ポンプ20)までの距離を比較的短くすることができる。したがって、内部コネクタ42から内部機器までの配線(ワイヤーハーネス)の長さを比較的短くすることができる。
また、載置部材40は、制御ユニット41のヒートシンクとしての機能を有している。そして、本実施例では、載置部材40の内部には、載置部材40を冷却する冷却水を流すための冷却水流路46が設けられている。そして、冷却水流路46において、スタックケース30の外側には、冷却水入口46iが設けられている。また、冷却水流路46において、スタックケース30の内側には、冷却水出口46oが設けられている。この冷却水流路46に冷却水を流すことによって、載置部材40を冷却し、この載置部材40を介して、制御ユニット41の冷却を行うことができる。なお、図1では、冷却水入口46i、および、冷却水出口46oに接続された配管の図示は省略されている。
また、本実施例では、載置部材40において、冷却水入口46i、および、冷却水出口46oは、それぞれ、内部コネクタ42、および、外部コネクタ43よりも下方に設けられているものとした。こうすることによって、冷却水入口46i、または、冷却水出口46oからの水漏れが生じたときに、内部コネクタ42、または、外部コネクタ43の水濡れを抑制することができる。したがって、内部コネクタ42、または、外部コネクタ43の水による短絡を抑制することができる。
また、本実施例では、第1のケース部材30aの内部であって、貫通孔30ahの近傍、すなわち、載置部材40の近傍の底面30abには、図示するように、防水壁30wが設けられている。第1のケース部材30aの底面30abからの防水壁30wの高さは、h1であり、第1のケース部材30aの底面30abから貫通孔30ahの最下部までの高さは、h2である。そして、h1>h2である。つまり、第1のケース部材30aの内部には、貫通孔30ahの最下部よりも低い位置から、貫通孔30ahの最下部よりも高い位置にまで、防水壁30wが設けられている。こうすることによって、スタックケース30の内部において、載置部材40に設けられた冷却水出口46oからの水漏れが生じた場合であっても、その水がスタックケース30の内部に広がるのを防止し、貫通孔30ahから排水することができる。
図2は、燃料電池スタック10を含む燃料電池システムにおける冷却システムの概略構成を示す説明図である。この冷却システムにおいて、冷却水は、ラジエータ50によって冷却されて、ウォータポンプ52によって、冷却水用の配管51を通じて、燃料電池スタック10に供給される。燃料電池スタック10から排出された冷却水は、配管54を通じて、ラジエータ50に導入される。なお、配管51,54には、ラジエータ50を通さずに、冷却水を循環させるためのバイパス配管55が接続されており、配管51とバイパス配管55との接続部には、三方弁53が配設されている。三方弁53を切り換えることによって、ラジエータ50を通さずに、配管51、および、バイパス配管55を介して、冷却水を循環させることも可能である。これらの燃料電池スタック10の冷却システムは、従前の燃料電池システムにおいて、一般的に備えられているものである。
また、本実施例では、図示するように、配管51から分岐して冷却水を載置部材40に供給するための分岐配管56、および、載置部材40から排出された冷却水を、配管54に合流させるための分岐配管57が設けられている。こうすることによって、既存の冷却システムを用いて、載置部材40の冷却を行うことができるので、燃料電池システムの大型化を抑制することができる。
なお、載置部材40に載置された制御ユニット41は、接地されており、分岐配管56,57の太さは、配管51,54の太さよりも十分に細く設定されている。こうすることによって、燃料電池スタック10の絶縁抵抗を容易に確保することができる。配管51,54の太さは、燃料電池スタック10の絶縁抵抗を十分に確保可能な範囲内で、任意に設定可能である。
図3は、載置部材40に設けられた冷却水流路46の冷却水入口46i付近を示す説明図である。図3(a)に、載置部材40に設けられた冷却水流路46の冷却水入口46i付近の側面図を模式的に示した。また、図3(b)に、図3(a)に示した後述するホース56h付近を、図中に示した矢印方向から見たときの様子を示した。
図3(a)に示したように、載置部材40は、第1のケース部材30aの外側から、締結ボルト48b、および、締結ナット48nによって、第1のケース部材30aの側面30asに締結されている。そして、載置部材40に設けられた冷却水流路46の冷却水入口46iには、所定の肉厚を有するホース56hが接続されている。そして、図3(a),(b)に示したように、冷却水入口46i、および、締結ボルト48bは、締結ボルト48bの軸方向から見たときに、締結ボルト48bの一部とホース56hの一部とが、互いに重なり合うように配置されている。
こうすることによって、載置部材40に設けられた冷却水流路46の冷却水入口46iに接続されたホース56hを取り外した後にしか、締結ボルト48bを緩めることができない。したがって、燃料電池装置100のメンテナンス作業者に対して、冷却水流路46の冷却水入口46iからホース56hを取り外して、冷却水流路46の冷却水入口46iから冷却水流路46内の冷却水を抜いた後に、スタックケース30(第1のケース部材30a)から、締結ボルト48b、および、載置部材40を取り外すように促すことができる。この結果、燃料電池装置100のメンテナンス作業者が、冷却水流路46内の冷却水を抜く前に、スタックケース30から載置部材40を取り外して、スタックケース30の内側の冷却水流路46の冷却水出口46oに接続された配管(例えば、ホース)を取り外してしまう不具合を抑制することができる。
図4は、載置部材40の一部の断面構造を示す説明図である。載置部材40は、スイッチング素子45が載置される平面状の載置部45fを有しており、この載置部45f上には、スイッチング素子45が載置される。スイッチング素子45は、動作時に発熱する電子部品である。そして、載置部45fの内部に冷却水流路46が設けられている。このように、載置部45fにスイッチング素子45を載置することによって、燃料電池システムのコンパクト化を図るとともに、スイッチング素子45を効果的に冷却することができる。
以上説明した第1実施例の燃料電池装置100によれば、スタックケース30に制御ユニット41を一体化するに際し、先に説明したグロメットの使用を廃止することができる。したがって、スタックケース30に制御ユニット41を一体化する際に、グロメットに配線(ワイヤーハーネス)を通す作業を省略し、制御ユニット41とスタックケース30の内部に配置される内部機器との配線接続を容易に行うことができる。この結果、燃料電池装置100を組み付ける際の作業性を向上させることができる。また、スタックケース30(第1のケース部材30a)に設けられた貫通孔30ahをスタックケース30内部のメンテナンスホールとして利用し、載置部材40を、メンテナンスホールのカバーとして利用することもできる。
B.第2実施例:
図5は、本発明の第2実施例としての燃料電池装置100Aの概略構成を示す説明図である。第2実施例の燃料電池装置100Aでは、載置部材40Aの配置等が、第1実施例の燃料電池装置100における載置部材40の配置等と異なっている。以下、第2実施例の燃料電池装置100Aについて、第1実施例の燃料電池装置100と異なる点について説明する。
第2実施例の燃料電池装置100Aでは、第1のケース部材30aの底面30abに、貫通孔30ahが設けられている。そして、この貫通孔30ahは、制御ユニットが載置された載置部材40Aが装着されることによって覆われる。なお、貫通孔30ahの周囲であって、第1のケース部材30aと載置部材40Aとの間には、第1のケース部材30aと載置部材40Aとをシールするシール部材47が配置されている。そして、第1のケース部材30aと載置部材40Aとは、締結ボルト48b、および、締結ナット48nによって締結される。こうすることによって、第1のケース部材30aにおける貫通孔30ahからの防水が確保されている。
載置部材40Aにおいて、載置部材40Aが貫通孔30ahに装着されたときに、スタックケース30の内側に面する部位には、制御ユニットとスタックケース30の内部に配置された内部機器(例えば、ポンプ20)とを、ワイヤーハーネス(図示省略)によって、配線接続するための内部コネクタ42が設けられている。また、載置部材40Aにおいて、載置部材40Aが貫通孔30ahに装着されたときに、スタックケース30の外側に面する部位には、制御ユニットとスタックケース30の外部に配置された外部機器とを、ワイヤーハーネス(図示省略)によって、配線接続するための外部コネクタ43が設けられている。
なお、本実施例においても、載置部材40Aにおいて、内部コネクタ42は、第1のケース部材30aの開口部30aoに向かう方向に着脱可能に設けられているものとした。こうすることによって、内部コネクタ42の着脱作業を行うスペースが比較的広く確保されるので、内部コネクタ42の着脱作業を容易に行うことができる。したがって、燃料電池装置100Aを組み付ける際の作業性を向上させることができる。
また、載置部材40Aも、載置部材40と同様に、制御ユニットのヒートシンクとしての機能を有している。そして、図示は省略しているが、載置部材40Aの内部には、載置部材40Aを冷却する冷却水を流すための冷却水流路が設けられている。本実施例では、第1実施例の燃料電池装置100とは異なり、載置部材40Aが第1のケース部材30aの底面30abに装着されているので、これに合わせて、冷却水流路、冷却水入口、冷却水出口について、設計変更がなされている。
また、本実施例では、第1のケース部材30aの内部において、貫通孔30ahの周囲に、防水壁30wが設けられている。こうすることによって、スタックケース30の内部において、水漏れが生じた場合であっても、防水壁30wによって、内部コネクタ42への浸水を抑制し、水による短絡を抑制することができる。
以上説明した第2実施例の燃料電池装置100Aによっても、先に説明した第1実施例の燃料電池装置100と同様に、スタックケース30に制御ユニットを一体化するに際し、先に説明したグロメットの使用を廃止することができる。したがって、スタックケース30に制御ユニットを一体化する際に、グロメットに配線(ワイヤーハーネス)を通す作業を省略し、制御ユニットとスタックケース30の内部に配置される内部機器との配線接続を容易に行うことができる。この結果、燃料電池装置100Aを組み付ける際の作業性を向上させることができる。また、スタックケース30(第1のケース部材30a)に設けられた貫通孔30ahをスタックケース30内部のメンテナンスホールとして利用し、載置部材40Aを、メンテナンスホールのカバーとして利用することもできる。
C.変形例:
以上、本発明のいくつかの実施の形態について説明したが、本発明はこのような実施の形態になんら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々なる態様での実施が可能である。例えば、以下のような変形が可能である。
C1.変形例1:
上記実施例では、スタックケース30において、第1のケース部材30aが有する開口部30aoの開口面は、鉛直方向に対して水平であるものとしたが、本発明は、これに限られない。
図6は、変形例としてのスタックケース30Aの構成を示す説明図である。図示するように、スタックケース30Aは、第1のケース部材30Aaと、第2のケース部材30Abと、を備える。そして、スタックケース30Aでは、第1のケース部材30Aaが有する開口部30Aaoの開口面は、鉛直方向に対して斜めであるものとした。スタックケース30Aを、上述した構成としても、スタックケース30と同様の効果を奏することができる。
なお、スタックケース30Aにおいても、上記燃料電池装置100,100Aにおけるスタックケース30と同様に、載置部材40,40Aが装着される貫通孔30ahは、第1のケース部材30Aaの側面30asや、底面30abに設けることができる。
C2.変形例2:
上記実施例では、内部コネクタ42は、非防水コネクタであるものとし、外部コネクタ43は、防水コネクタであるものとしたが、本発明は、これに限られない。例えば、内部コネクタ42と外部コネクタ43との双方を非防水コネクタとしてもよい。
C3.変形例3:
上記実施例では、スタックケース30の内部に防水壁30wを設けるものとしたが、本発明は、これに限られない。防水壁30wを省略してもよい。
C4.変形例4:
上記実施例では、載置部材40,40Aにおいて、内部コネクタ42は、第1のケース部材30aの開口部30aoに向かう方向に着脱可能に設けられるものとしたが、本発明は、これに限られない。
C5.変形例5:
上記実施例では、載置部材40,40Aの内部に冷却水流路46が設けられるものとしたが、本発明は、これに限られない。例えば、載置部材40,40Aの表面に、冷却水流路を設けるようにしてもよい。
C6.変形例6:
上記第1実施例では、載置部材40において、冷却水入口46i、および、冷却水出口46oは、それぞれ、内部コネクタ42、および、外部コネクタ43よりも下方に設けられているものとしたが、本発明は、これに限られない。
C7.変形例7:
上記第1実施例では、載置部材40を冷却するための冷却水と、燃料電池スタック10を冷却するための冷却水とを兼用にしたが、本発明は、これに限られない。例えば、載置部材40を冷却するための冷却水に、発熱する他の機器を冷却するための冷却水を兼用したり、独立の冷却システムを設けるようにしたりしてもよい。
C8.変形例8:
上記第1実施例では、図3に示したように、冷却水入口46i、および、締結ボルト48bは、締結ボルト48bの軸方向から見たときに、締結ボルト48bの一部とホース56hの一部とが、互いに重なり合うように配置されているものとしたが、本発明は、これに限られない。
C9.変形例9:
上記実施例では、スタックケース30(第1のケース部材30a)において、内部機器(例えば、ポンプ20)の近くに、貫通孔30ahを設けるものとしたが、本発明は、これに限られない。
C10.変形例10:
上記実施例では、載置部材40,40Aが装着される貫通孔30ahは、第1のケース部材30aの側面30asや底面30abに設けられるものとしたが、本発明は、これに限られない。載置部材40,40Aが装着される貫通孔を、第2のケース部材30bに設けるようにしてもよい。
100,100A…燃料電池装置
10…燃料電池スタック
12…セル積層体
14a,14b…エンドプレート
20…ポンプ
30,30A…スタックケース
30a,30Aa…第1のケース部材
30ao,30Aao…開口部
30as…側面
30ab…底面
30ah…貫通孔
30w…防水壁
30b,30Ab…第2のケース部材
40,40A…載置部材
41…制御ユニット
42…内部コネクタ
43…外部コネクタ
45…スイッチング素子
45f…載置部
46…冷却水流路
46i…冷却水入口
46o…冷却水出口
47…シール部材
48b…締結ボルト
48n…締結ナット
50…ラジエータ
51…配管
52…ウォータポンプ
53…三方弁
54…配管
55…バイパス配管
56,57…分岐配管
56h…ホース

Claims (13)

  1. 燃料電池装置であって、
    複数のセルを積層してなる燃料電池スタックと、
    前記燃料電池スタックを収納するスタックケースと、
    前記燃料電池スタックの運転を制御するための制御ユニットと、
    前記制御ユニットが載置された載置部材と、
    を備え、
    前記スタックケースは、
    前記燃料電池スタックを搬入出するための開口部を有する第1のケース部材と、
    前記開口部を覆うように、前記第1のケース部材に装着される第2のケース部材と、
    を備えており、
    前記第1のケース部材の側面には、前記載置部材を装着することによって覆われる貫通孔が設けられており、
    前記第1のケース部材の底面には、前記底面から、前記貫通孔の最下部よりも高い位置にまで、防水壁が設けられており、
    前記貫通孔の周囲であって、前記第1のケース部材と前記載置部材との間には、前記第1のケース部材と前記載置部材とをシールするシール部材が配置されており、
    前記載置部材において、前記載置部材が前記貫通孔に装着されたときに、前記スタックケースの内側に面する部位には、前記載置部材に載置された前記制御ユニットと前記スタックケースの内部に配置された内部機器とを配線接続するための内部コネクタが設けられており、
    前記載置部材において、前記載置部材が前記貫通孔に装着されたときに、前記スタックケースの外側に面する部位には、前記載置部材に載置された前記制御ユニットと前記スタックケースの外部に配置された外部機器とを配線接続するための外部コネクタが設けられている、
    燃料電池装置。
  2. 燃料電池装置であって、
    複数のセルを積層してなる燃料電池スタックと、
    前記燃料電池スタックを収納するスタックケースと、
    前記燃料電池スタックの運転を制御するための制御ユニットと、
    前記制御ユニットが載置された載置部材と、
    を備え、
    前記スタックケースは、
    前記燃料電池スタックを搬入出するための開口部を有する第1のケース部材と、
    前記開口部を覆うように、前記第1のケース部材に装着される第2のケース部材と、
    を備えており、
    前記第1のケース部材の底面には、前記載置部材を装着することによって覆われる貫通孔が設けられており、
    前記第1のケース部材の底面には、前記貫通孔の周囲に防水壁が設けられており、
    前記貫通孔の周囲であって、前記第1のケース部材と前記載置部材との間には、前記第1のケース部材と前記載置部材とをシールするシール部材が配置されており、
    前記載置部材において、前記載置部材が前記貫通孔に装着されたときに、前記スタックケースの内側に面する部位には、前記載置部材に載置された前記制御ユニットと前記スタックケースの内部に配置された内部機器とを配線接続するための内部コネクタが設けられており、
    前記載置部材において、前記載置部材が前記貫通孔に装着されたときに、前記スタックケースの外側に面する部位には、前記載置部材に載置された前記制御ユニットと前記スタックケースの外部に配置された外部機器とを配線接続するための外部コネクタが設けられている、
    燃料電池装置。
  3. 請求項1または2記載の燃料電池装置であって、
    前記内部コネクタは、非防水コネクタであり、
    前記外部コネクタは、防水コネクタである、
    燃料電池装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の燃料電池装置であって、
    前記内部コネクタは、前記開口部に向かう方向に着脱可能に設けられている、
    燃料電池装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の燃料電池装置であって、
    前記載置部材には、該載置部材を冷却する冷却水を流すための冷却水流路が設けられている、
    燃料電池装置。
  6. 請求項1記載の燃料電池装置であって、
    前記載置部材には、該載置部材を冷却する冷却水を流すための冷却水流路が設けられており、
    前記載置部材において、前記冷却水流路の入口および出口は、それぞれ、前記内部コネクタおよび前記外部コネクタよりも下方に設けられている、
    燃料電池装置。
  7. 請求項5または6記載の燃料電池装置であって、
    前記燃料電池スタックには、該燃料電池スタックを冷却する冷却水を流すための冷却水配管が接続されており、
    前記載置部材に設けられた前記冷却水流路には、前記冷却水配管から分岐して冷却水を流すための分岐配管が接続されている、
    燃料電池装置。
  8. 請求項7記載の燃料電池装置であって、
    前記分岐配管の太さは、前記冷却水配管の太さよりも十分に細い、
    燃料電池装置。
  9. 請求項5ないし8のいずれかに記載の燃料電池装置であって、
    前記載置部材は、前記第1のケース部材の外側から、締結ボルトによって、前記第1のケース部材に締結されており、
    前記冷却水流路の入口は、前記第1のケース部材の外側に設けられており、
    前記冷却水流路の出口は、前記第1のケース部材の内側に設けられており、
    前記冷却水流路の入口には、所定の肉厚を有するホースが接続されており、
    前記冷却水流路の入口、および、前記締結ボルトは、前記締結ボルトの軸方向から見たときに、前記締結ボルトの少なくとも一部と前記ホースの一部とが、互いに重なり合うように配置されている、
    燃料電池装置。
  10. 請求項1記載の燃料電池装置であって、
    前記載置部材には、該載置部材を冷却する冷却水を流すための冷却水流路が設けられており、
    前記冷却水流路の入口および出口の少なくとも一方は、前記第1のケース部材の内側に設けられている、
    燃料電池装置。
  11. 請求項1ないし10のいずれかに記載の燃料電池装置であって、
    前記燃料電池スタックは、
    前記複数のセルの積層方向についての一方の端部に配置された第1のエンドプレートと、
    前記複数のセルの積層方向についての他方の端部に配置された第2のエンドプレートと、
    を備えており、
    前記内部機器は、前記スタックケースの内部において、前記第2のエンドプレートよりも前記第1のエンドプレートに近い位置に配置されており、
    前記第1のケース部材において、前記貫通孔は、前記第2のエンドプレートよりも前記第1のエンドプレートに近い位置に設けられている、
    燃料電池装置。
  12. 請求項5ないし10のいずれかに記載の燃料電池装置であって、
    前記載置部材は、発熱する電子部品が載置される平面状の載置部を有しており、
    前記冷却水流路は、前記載置部の内部に形成されている、
    燃料電池装置。
  13. 燃料電池装置であって、
    複数のセルを積層してなる燃料電池スタックと、
    前記燃料電池スタックを収納するスタックケースと、
    前記燃料電池スタックの運転を制御するための制御ユニットと、
    前記制御ユニットが載置された載置部材と、
    を備え、
    前記スタックケースは、
    前記燃料電池スタックを搬入出するための開口部を有する第1のケース部材と、
    前記開口部を覆うように、前記第1のケース部材に装着される第2のケース部材と、
    を備えており、
    前記第2のケース部材の側面には、前記載置部材を装着することによって覆われる貫通孔が設けられており、
    前記第1のケース部材の底面には、前記底面から、前記貫通孔の最下部よりも高い位置にまで、防水壁が設けられており、
    前記貫通孔の周囲であって、前記第2のケース部材と前記載置部材との間には、前記第2のケース部材と前記載置部材とをシールするシール部材が配置されており、
    前記載置部材において、前記載置部材が前記貫通孔に装着されたときに、前記スタックケースの内側の部位には、前記載置部材に載置された前記制御ユニットと前記スタックケースの内部に配置された内部機器とを配線接続するための内部コネクタが設けられており、
    前記載置部材において、前記載置部材が前記貫通孔に装着されたときに、前記スタックケースの外側の部位には、前記載置部材に載置された前記制御ユニットと前記スタックケースの外部に配置された外部機器とを配線接続するための外部コネクタが設けられている、
    燃料電池装置。
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