JP2008108483A - イオン交換器とイオン交換器付熱交換器と燃料電池システムと燃料電池車 - Google Patents
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Abstract
【課題】イオン交換器において、イオン交換器を熱交換器に取り外しを可能にしつつ一体化させて取り付けたイオン交換器付熱交換器を構成できるようにするとともに、タンク内を冷媒が流れることに対する抵抗を小さくすることである。
【解決手段】イオン交換樹脂を内部に有する本体部52と、本体部52に固定した上部接続管54および下部接続管56を備える。上部接続管54および下部接続管56は、ラジエータ10の上部タンク部26および下部タンク部28に対する直接の取り付けおよび取り外しを可能とし、イオン交換器42をラジエータ10の外側に一体的に取り付けた状態で、ラジエータ10に対するイオン交換器42の取り外しを可能とする。イオン交換器42を、ラジエータ10の幅方向片面に対向させる。
【選択図】図2
【解決手段】イオン交換樹脂を内部に有する本体部52と、本体部52に固定した上部接続管54および下部接続管56を備える。上部接続管54および下部接続管56は、ラジエータ10の上部タンク部26および下部タンク部28に対する直接の取り付けおよび取り外しを可能とし、イオン交換器42をラジエータ10の外側に一体的に取り付けた状態で、ラジエータ10に対するイオン交換器42の取り外しを可能とする。イオン交換器42を、ラジエータ10の幅方向片面に対向させる。
【選択図】図2
Description
本発明は、冷媒中のイオンを除去するためのイオン交換器と、イオン交換器付熱交換器と、燃料電池システムと、燃料電池車とに関する。
従来から、環境に与える影響が少ないことから、車両に燃料電池を搭載した燃料電池車が考えられ、一部で実用化されている。燃料電池は、例えば燃料電池スタックのアノード側に水素等の燃料ガスを供給し、カソード側に酸素を含む酸化ガス、例えば空気を供給し、電解質膜を通しての反応によって必要な電力を取り出す。この反応により燃料電池スタックは発熱する。この場合、燃料電池スタックの冷却のために、冷却水等の冷媒を流す冷媒経路を設けるとともに、燃料電池スタックに送る冷媒を、ラジエータ等の熱交換器で冷却する。
また、燃料電池スタックに供給される冷媒の少なくとも一部を通過させるイオン交換器を設けて、冷媒中の導電性イオンである金属イオンを取り除くことも考えられている。すなわち、高電圧を発生させる燃料電池では、冷媒中に多くの金属イオンが存在することにより冷媒の導電率が高くなると、冷媒が接触する金属製の部分を介して周辺部に漏電する可能性がある。このため、イオン交換器を設けることによりこの漏電を防止することが考えられている。
また、特許文献1には、燃料電池用冷却装置において、燃料電池を通過した冷却液の一部が、熱交換器を通過せずに、すなわちバイパスして、温調器に送られた後、温調器を通過した冷却液の一部をイオン交換器に送るようにすることが記載されている。
また、特許文献2には、熱交換器において、イオン交換材を収納したイオン分離カートリッジをタンクに挿入した状態で、イオン分離カートリッジをタンクに螺着することが記載されている。この熱交換器においては、熱交換器のチューブを通じてタンクに送られた冷却液が、イオン分離カートリッジに形成された流入部を通じてイオン分離カートリッジ内に送られた後、イオン分離カートリッジの流出部を通じて外部に取り出される。
イオン交換器を長期間使用していると、吸着可能なイオンの量である交換容量残存量が少なくなる。このため、一定期間ごと、すなわち定期的に、イオン交換器を、新たなイオン交換器に交換する必要がある。例えば、内部に収容したイオン交換樹脂により冷媒中のイオンを除去するイオン交換器の場合、定期的に、新たなイオン交換樹脂を有するイオン交換器と交換する必要がある。
これに対して、冷媒経路に熱交換器とイオン交換器とを設けた燃料電池システムを搭載した車両である、燃料電池車の場合、従来から、図12に示すように、ラジエータ10よりも車両の前側(図12の左側)にイオン交換器12を配置することが考えられている。また、ラジエータ10のすぐ前で、イオン交換器12よりも後側(図12の右側)に自動車用空気調和装置を構成するコンデンサ14を配置することが考えられている。したがって、イオン交換器12は、ラジエータ10から前側に大きく離れた位置に配置される。また、イオン交換器12とラジエータ10と燃料電池スタック16とを、ホース等の長い配管18を介して接続している。
このようにイオン交換器とラジエータとを配管を介して接続する場合、イオン交換器をラジエータに取り外しを可能にしつつ一体化させて取り付けたイオン交換器付ラジエータとすることができない。
これに対して、特許文献1に記載された燃料電池用冷却装置の場合、イオン交換器をラジエータに取り外しを可能にしつつ一体化させて取り付けたイオン交換器付ラジエータとすることは考慮されていない。また、特許文献2に記載された熱交換器の場合、熱交換器のタンクの内部にイオン交換材を収納したイオン分離カートリッジを挿入しているが、タンク内にイオン分離カートリッジが存在するため、タンク内を冷媒が流れることに対する抵抗が大きくなる。
本発明の目的は、イオン交換器とイオン交換器付熱交換器と燃料電池システムと燃料電池車とにおいて、イオン交換器を熱交換器に取り外しを可能にしつつ一体化させて取り付けたイオン交換器付熱交換器を構成できるようにするとともに、タンク内を冷媒が流れることに対する抵抗を小さくすることを目的とする。
本発明に係るイオン交換器は、ラジエータ等の熱交換器の外側に一体的に取り付けた状態で熱交換器に対する取り外しを可能とする冷媒中のイオンを除去するためのイオン交換器であって、熱交換器に直接取り付けるための複数の装着部が設けられていることを特徴とするイオン交換器である。
また、好ましくは、複数の装着部は、熱交換器の上下両端部または水平方向両端部に設けられた入口タンク部と出口タンク部とに取り付け可能な2個の装着部とする。
また、より好ましくは、熱交換器に対して熱交換器の幅方向に対向させた状態での取り付けおよび取り外しを可能とする。
また、より好ましくは、2個の装着部の少なくとも1個の装着部は、内部に冷媒を流通させる接続管とし、入口タンク部または出口タンク部に設けられた通孔またはタンク部側接続管に対する挿入または受け入れを可能とする。
また、より好ましくは、本体部に放熱フィン等の放熱部を結合する。
また、より好ましくは、本体部は、樹脂よりも放熱性の高い材料により造る。より好ましくは、本体部をアルミ合金等の、ステンレス鋼よりも放熱性の高い材料により造る。
また、本発明に係るイオン交換器付熱交換器は、冷媒を受け入れる入口タンク部と、冷媒を取り出す出口タンク部と、入口タンク部および出口タンク部の間に配置されたコア部と、を有する熱交換器を備え、コア部は、入口タンク部および出口タンク部に接続された複数本の伝熱管と、隣り合う伝熱管同士の間に配置された複数のフィンとを有し、熱交換器の外側に、本発明に係るイオン交換器が取り外し可能に一体的に取り付けられていることを特徴とするイオン交換器付熱交換器である。
また、本発明に係るイオン交換器付熱交換器において、好ましくは、入口タンク部に供給された冷媒の一部が、コア部を介さずにイオン交換器に供給され、コア部を介さずに出口タンク部から取り出されるようにする。
また、本発明に係る燃料電池システムは、酸化ガスと燃料ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池と、燃料電池を冷却するための冷媒を流す冷媒経路と、冷媒経路に設けられ、冷媒を冷却する熱交換器と、を備え、熱交換器は、本発明に係るイオン交換器付熱交換器であることを特徴とする燃料電池システムである。
また、本発明に係る燃料電池車は、本発明に係る燃料電池システムを搭載する。
本発明に係るイオン交換器とイオン交換器付熱交換器と燃料電池システムと燃料電池車とによれば、イオン交換器を、熱交換器の外側に一体的に取り付けた状態で熱交換器に対する取り外しを可能とするとともに、熱交換器に直接取り付けるための複数の装着部を設けているので、イオン交換器を熱交換器に取り外しを可能にしつつ一体化させて取り付けたイオン交換器付熱交換器を構成できる。また、イオン交換器を熱交換器の外側に取り付けることができるようにしているので、熱交換器のタンク内にイオン交換器を挿入しない。このため、タンク内を冷媒が流れることに対する抵抗を小さくできる。
また、イオン交換器を、熱交換器に対して熱交換器の幅方向に対向させた状態での取り付けおよび取り外しを可能とする構成によれば、イオン交換器を熱交換器の近い位置に容易に配置できる。このため、イオン交換器を車両の前部等の狭い空間に配置する場合でも、イオン交換器を、熱交換器に近い交換作業性のよい位置に容易に配置できる。
すなわち、上記の図12に示したように、ラジエータ10よりも車両の前側にイオン交換器12を配置するとともに、ラジエータ10とイオン交換器12とをホース等の配管18を介して接続する場合には、イオン交換器12がラジエータ10から大きく前側に離れた位置に配置される可能性がある。このため、イオン交換器12が車両の前端(図12の左端)に近づいて、イオン交換器12を取り外す際に、車両の前側の図示しないバンパーを取り外す等、労力や手間のかかる作業が必要になる可能性がある。
これに対して、イオン交換器を、熱交換器に対して熱交換器の幅方向に対向させた状態での取り付けおよび取り外しを可能とする構成の場合には、イオン交換器を車両に搭載する場合でも、バンパーを取り外すことなく、イオン交換器を熱交換器から取り外し、さらに上方に引き出すことにより、イオン交換器を新たなイオン交換器と容易に交換できる。
また、上記の特許文献2に記載された熱交換器の場合、イオン分離カートリッジをタンクの内部に挿入した状態で、イオン分離カートリッジをタンクに螺着している。ただし、特許文献2に記載された熱交換器の場合には、イオン分離カートリッジを熱交換器から取り外すために、タンクの長さ方向片側にイオン分離カートリッジを引き出す必要があり、車両に搭載した場合には、イオン分離カートリッジをタンクから引き出すことが車体により妨げられやすくなる。このため、特許文献2に記載された熱交換器を車両に搭載した場合に、イオン分離カートリッジを交換することは難しい。
また、本体部に放熱フィン等の放熱部を結合する構成、または本体部を樹脂よりも放熱性の高い材料により造る構成によれば、イオン交換器自体の冷却性能を向上させることができるため、ラジエータ等の熱交換器の機能を補助できて、熱交換器の小型化を図りやすくなる。
また、本発明に係るイオン交換器付熱交換器において、入口タンク部に供給された冷媒の一部が、コア部を介さずにイオン交換器に供給され、コア部を介さずに出口タンク部から取り出されるようにする構成、すなわち、イオン交換器を通過する冷媒がコア部をバイパスするようにする構成によれば、イオン交換器および熱交換器を含む冷却水経路内を流れる冷媒の圧力損失を小さくできる。
[第1の発明の実施の形態]
以下において、図面を用いて本発明に係る第1の実施の形態につき詳細に説明する。図1から図4は、本実施の形態を示している。図1は、燃料電池システムを構成する燃料電池スタック16等の複数の部品を冷却するための燃料電池用冷却システム20を、模式的に示す図である。図1を用いて燃料電池用冷却システム20の全体構成を説明する。燃料電池用冷却システム20は、燃料電池スタック16の冷媒入口(図1の点A)に配管を介して循環ポンプである冷却水ポンプ(WP)22の冷媒出口を接続している。また、燃料電池スタック16の冷媒出口(図1の点B)に、配管を介して、熱交換器であるラジエータ10の冷媒入口(図1の点C)を接続している。燃料電池スタック16は、アノード側に水素等の燃料ガスを供給し、カソード側に酸素を含む酸化ガス、例えば空気を供給し、酸化ガスと燃料ガスとの電気化学反応により発電し、必要な電力を取り出す。
以下において、図面を用いて本発明に係る第1の実施の形態につき詳細に説明する。図1から図4は、本実施の形態を示している。図1は、燃料電池システムを構成する燃料電池スタック16等の複数の部品を冷却するための燃料電池用冷却システム20を、模式的に示す図である。図1を用いて燃料電池用冷却システム20の全体構成を説明する。燃料電池用冷却システム20は、燃料電池スタック16の冷媒入口(図1の点A)に配管を介して循環ポンプである冷却水ポンプ(WP)22の冷媒出口を接続している。また、燃料電池スタック16の冷媒出口(図1の点B)に、配管を介して、熱交換器であるラジエータ10の冷媒入口(図1の点C)を接続している。燃料電池スタック16は、アノード側に水素等の燃料ガスを供給し、カソード側に酸素を含む酸化ガス、例えば空気を供給し、酸化ガスと燃料ガスとの電気化学反応により発電し、必要な電力を取り出す。
また、冷却水ポンプ22の冷媒入口に、ラジエータ10の冷媒出口(図1の点D)を、配管を介して接続している。ラジエータ10は、車両の前部に搭載して、内部を流れる冷媒と、外部を通過する空気との間で熱交換を行う。なお、冷媒としては、エチレングリコール系の不凍液である、LLCの着色しないもの等の冷却水を使用している。このような燃料電池スタック16とラジエータ10との間で冷却水が循環可能な冷却経路を、第1冷却水経路24としている。すなわち、第1冷却水経路24に、燃料電池スタック16とラジエータ10とを設けている。
ラジエータ10は、図2に示すように、入口タンク部である上部タンク部26および出口タンク部である下部タンク部28と、上部タンク部26および下部タンク部28の間に配置されたコア部30と、を備える。上部タンク部26および下部タンク部28は、ラジエータ10の上下両端部に水平方向に配置している。また、コア部30は、上部タンク部26および下部タンク部28に接続した複数本の伝熱管32と、隣り合う伝熱管32同士の間に配置した複数のフィン34とを有する。複数本の伝熱管32は、互いに水平方向に離隔した状態で平行に配置し、伝熱管32の内部を冷媒が下方向に流れる。
複数のフィン34は、いわゆる波形フィンで、隣り合う伝熱管32に接触させている。上部タンク部26に設けた冷媒入口である冷媒送り込み管36に、燃料電池スタック16(図1参照)の冷媒出口(図1の点B)に通じる配管を接続可能としている。また、下部タンク部28に設けた冷媒出口である冷媒取り出し管38に、冷却水ポンプ22(図1参照)の冷媒入口に通じる配管を接続可能としている。また、コア部30の幅方向(図2の左右方向)両端に2個のサイドプレート40を設けて、サイドプレート40に隣り合うフィン34を接触させている。
また、図1に戻り、冷却水ポンプ22の冷媒入口に通じる下部タンク部28と、燃料電池スタック16の冷媒出口(図1の点B)に通じる上部タンク部26とに、イオン交換器42を、ラジエータ10のコア部30と並列に接続している。また、下部タンク部28と冷却水ポンプ22の冷媒入口との間、および、上部タンク部26と燃料電池スタック16の冷媒出口(図1の点B)との間に、第2冷却水経路44を、冷却水の流通経路に関してラジエータ10およびイオン交換器42と並列に接続している。そしてこの第2冷却水経路44の途中に、ガス圧縮機であるエアコンプレッサ(ACP)46と、インタークーラ48とを直列に設けている。エアコンプレッサ46は、図示しないモータにより供給ガスを容積圧縮してその圧力を高める気体昇圧機である。また、インタークーラ48は、エアコンプレッサ46で圧縮された供給ガスを冷却する機能を有する。
このような燃料電池用冷却システム20は、冷却水ポンプ22を駆動させることにより、ラジエータ10に冷却水を通過させる。ラジエータ10を通過した冷却水は、コア部30を通過する空気との間で熱交換を行って温度低下する、すなわち冷却される。このため、ラジエータ10を通過した冷却水が燃料電池スタック16の内部を流れることで、燃料電池スタック16の温度が過度に上昇することが防止される。また、エアコンプレッサ46とインタークーラ48とに低温の冷却水が流れることにより、エアコンプレッサ46とインタークーラ48との過度の温度上昇が防止される。
次に、ラジエータ10とイオン交換器42とを一体化させることにより構成するイオン交換器付ラジエータ50を説明する。図2に示すように、イオン交換器42は、ラジエータ10の幅方向片側(図2の右側)に、上部タンク部26および下部タンク部28の長さ方向一端面(図2の右端面)および片側(図2の右側)のサイドプレート40の片面(図2の右面)に対向させるように配置している。そしてこの状態で、イオン交換器42を、上部タンク部26と下部タンク部28とに、取り外し可能に配管等を介することなく、すなわち直接取り付けている。このために、イオン交換器42は、ラジエータ10の幅方向片面に沿うように、上下方向に長い本体部52と、本体部52の上下2個所に固定した複数の装着部である、上部接続管54と下部接続管56とを備える。上部接続管54と下部接続管56とは、本体部52の片面(図1の左面)に、ラジエータ10側に直線状に突出させている。また、本体部52の他面(図1の右面)である、ラジエータ10とは反対側に、複数の放熱部である板状の放熱フィン58を結合している。
本体部52と放熱フィン58と上部接続管54と下部接続管56とは、樹脂よりも放熱性の高い材料である、アルミ合金等の金属により造っている。なお、本体部52と放熱フィン58と上部接続管54と下部接続管56とを、アルミ合金よりも放熱性は劣るが、樹脂よりも放熱性は高い、SUS304等のステンレス鋼等により造ることもできる。
また、本体部52の内部に、冷却水中の導電性イオンである金属イオンを吸着する図示しないイオン交換樹脂を収容している。イオン交換樹脂は、例えば、玉形のゲル型で、三菱化学株式会社製のダイヤイオンSKF110,SKF110H,SAF12A、SAF12AOH,SAF10DL,ダイヤイオンWA30C(以上商品名)、その他のスチレン系等を使用できる。このようなイオン交換樹脂を本体部52内に保持するために、例えば本体部52内の上下に離れた2個所に図示しない仕切り板を設けることもできる。仕切り板には、複数の小孔を形成する。また、イオン交換樹脂を袋入りの状態で使用することもできる。このようなイオン交換樹脂を有するイオン交換器42に冷却水を通過させることにより、冷却水中に含まれる金属イオンの少なくとも一部が除去される。
一方、図3に示すように、下部タンク部28の長さ方向一端面(図2の右端面)に位置する壁部に、イオン交換器42の下部接続管56を、がたつきなく挿入可能な通孔60を形成している。また、上部タンク部26の長さ方向一端面(図1の右端面)に位置する壁部にも、イオン交換器42の上部接続管54を、がたつきなく挿入可能な図示しない通孔を形成している。そして、上部接続管54と下部接続管56との周囲に、EPDM等の樹脂製またはゴム製の図示しないOリングを嵌合した状態で、上部タンク部26の通孔(図示せず)に上部接続管54を挿入し、下部タンク部28の通孔60(図2)に下部接続管56を挿入している。そしてこの状態で、上部接続管54と下部接続管56とを、上部タンク部26と下部タンク部28とにそれぞれ結合している。この状態で、上部接続管54と下部接続管56との周囲のOリングは、イオン交換器42の本体部52の片面と上部タンク部26および下部タンク部28の長さ方向一端面との間で弾性的に圧縮され、上部接続管54および下部接続管56と通孔60との間をシールする。
さらに、この状態で、上部接続管54と下部接続管56とを、上部タンク部26および下部タンク部28から取り外し可能とする。すなわち、上部接続管54と下部接続管56とは、それぞれ上部タンク部26および下部タンク部28に対する直接の取り付けおよび取り外しを可能としている。また、イオン交換器42は、ラジエータ10に対しラジエータ10の幅方向に対向させた状態での取り付けおよび取り外しを可能としている。すなわち、イオン交換器42は、ラジエータ10に対する着脱を可能としている。
このようにイオン交換器42をラジエータ10に一体的に装着することにより、イオン交換器付ラジエータ50を構成している。イオン交換器付ラジエータ50において、ラジエータ10の冷媒送り込み管36を通じて上部タンク部26に送り込まれた冷却水の一部は、コア部30の伝熱管32を通じて下方向、すなわち、図2の矢印イ方向に下部タンク部28に向け流れる。また、残りの冷却水は、上部接続管54を通じてイオン交換器42の本体部52に送られる。本体部52に送られた冷却水は、本体部52内を同図の矢印ロ方向に流れることにより、イオン交換樹脂により少なくとも一部の導電性イオンが除去され、下部接続管56を通じてラジエータ10の下部タンク部28に送られる。下部タンク部28に送られた冷却水は、冷媒取り出し管38を通じてラジエータ10から取り出される。このように、イオン交換器付ラジエータ50においては、上部タンク部26に供給された冷却水の一部がコア部30を介さずに、イオン交換器42に供給されるとともに、少なくとも一部の導電性イオンを除去された冷却水がコア部30を通過することなく下部タンク部28から取り出されるようにしている。
このようなイオン交換器付ラジエータ50を含む燃料電池用冷却システム20と、燃料電池スタック16とを備える燃料電池システムは、車両に搭載して、走行用モータにより車両を駆動する燃料電池車としている。また、イオン交換器42とラジエータ10とは、車両の走行の際の走行風が当たる位置に搭載する。
このようなイオン交換器付ラジエータ50と燃料電池システムと燃料電池車との場合、イオン交換器42を、ラジエータ10の外側に一体的に取り付けた状態でラジエータ10に対する取り外しを可能とするとともに、ラジエータ10に直接取り付けるための上部接続管54と下部接続管56とを設けている。このため、イオン交換器42をラジエータ10に取り外しを可能にしつつ一体化させて取り付けたイオン交換器付ラジエータ50を構成できる。また、イオン交換器42をラジエータ10の外側に取り付けることができるようにしているので、ラジエータ10の上部タンク部26および下部タンク部28内にイオン交換器42を挿入しない。このため、上部タンク部26および下部タンク部28内を冷媒が流れることに対する抵抗を小さくできる。
また、イオン交換器42を、ラジエータ10に対してラジエータ10の幅方向に対向させた状態での取り付けおよび取り外しを可能としているので、イオン交換器42をラジエータ10の近い位置に容易に配置できる。このため、イオン交換器42を車両の前部等の狭い空間に配置する場合でも、イオン交換器42を、ラジエータ10に近い交換作業性のよい位置に容易に配置できる。
すなわち、本実施の形態と異なり、上記の図12に示したように、ラジエータ10よりも車両の前側にイオン交換器42を配置するとともに、ラジエータ10とイオン交換器42とをホース等の配管18を介して接続する場合には、イオン交換器42がラジエータ10から大きく前側に離れた位置に配置される可能性がある。このため、イオン交換器42が車両の前端に近づいて、イオン交換器42を取り外す際に、車両の前側のバンパーを取り外す等、労力や手間のかかる作業が必要となる可能性がある。これに対して、本実施の形態の場合には、図4に示すように、イオン交換器42を、ラジエータ10に対してラジエータ10の幅方向(図4の上下方向)に対向させた状態での取り付けおよび取り外しを可能としているので、車両に搭載する場合でも、バンパーを取り外すことなく、イオン交換器42をラジエータ10から水平方向(図4の上下方向)に取り外し、さらに上方(図4の表方向)に引き出すことにより、イオン交換器42を容易に交換できる。
また、イオン交換器42の本体部52(図2)に放熱フィン58を結合するとともに、本体部52を樹脂よりも放熱性の高い材料により造っているので、イオン交換器42自体の冷却性能を向上させることができる。このため、イオン交換器42により、冷却水を冷却するというラジエータ10の機能を補助できて、ラジエータ10の小型化を図りやすくなる。このため、イオン交換器付ラジエータ50を車両の前部により配置しやすくなる。
また、イオン交換器付ラジエータ50において、ラジエータ10に供給された冷却水の一部が、コア部30を介さずにイオン交換器42に供給され、コア部30を介さずにラジエータ10から取り出されるようにしている、すなわち、イオン交換器42を通過する冷却水がコア部30をバイパスするようにしているので、イオン交換器42およびラジエータ10を含む第1冷却水経路24内を流れる冷却水の圧力損失を小さくできる。このため、冷却水ポンプ22を駆動するために要するエネルギを小さくできる。
[第2の発明の実施の形態]
次に、図5から図7は、第2の実施の形態を示している。本実施の形態の場合には、上部タンク部26と下部タンク部28(図2、図3参照)との長さ方向一端部の壁部に形成した通孔に、タンク部側接続管である、第2の上部接続管62と第2の下部接続管(図示せず)とを挿入し、第2の上部接続管62を上部タンク部26に、第2の下部接続管を下部タンク部28に、それぞれ結合している。そして、図5に示すように、第2の上部接続管62の先端部外周面に形成した凹溝に、ゴム、EPDM等の樹脂等により造ったOリング64を係止している。また、図示は省略するが、第2の下部接続管の先端部にも第2の上部接続管62と同様の凹溝を形成し、同様のOリングを係止している。
次に、図5から図7は、第2の実施の形態を示している。本実施の形態の場合には、上部タンク部26と下部タンク部28(図2、図3参照)との長さ方向一端部の壁部に形成した通孔に、タンク部側接続管である、第2の上部接続管62と第2の下部接続管(図示せず)とを挿入し、第2の上部接続管62を上部タンク部26に、第2の下部接続管を下部タンク部28に、それぞれ結合している。そして、図5に示すように、第2の上部接続管62の先端部外周面に形成した凹溝に、ゴム、EPDM等の樹脂等により造ったOリング64を係止している。また、図示は省略するが、第2の下部接続管の先端部にも第2の上部接続管62と同様の凹溝を形成し、同様のOリングを係止している。
一方、イオン交換器42に設けた上部接続管54の先端部外周面の周方向複数個所(図示の例の場合に3個所)に、抜け止め用突部66(図5)を形成している。そして、上部接続管54の先端部で抜け止め用突部66と対応する位置に、締め付けリング68を嵌合し、締め付けている。締め付けリング68は、図6、図7に詳しく示すように、欠円環状のリング本体部70と、リング本体部70の周方向一端に設けたL状突部72と、周方向他端に設けたC状突部74とを備える。C状突部74の先端部をL状突部72の内側に係合可能としている。C状突部74の先端部をL状突部72に係合させた状態でのリング本体部70の内径d1(図6)は、上部接続管54の自由状態での先端部の外径d2(図5)よりもわずかに小さくなる(d1<d2)。
このような締め付けリング68は、リング本体部70の直径を弾性的に縮めたり、L状突部72とC状突部74とを弾性変形させることにより、L状突部72とC状突部74との係合を解除できる。これに対して、L状突部72とC状突部74とを係合させた状態では、リング本体部70の直径の拡大が制限される。また、リング本体部70の内周面の周方向複数個所(図示の例の場合に3個所)に係止溝76を形成し、係止溝76に、上部接続管54の先端部に設けた抜け止め用突部66(図5)を係合可能としている。
図5に示すように、上部接続管54と第2の上部接続管62とを接続する場合には、Oリング64を係止した第2の上部接続管62の先端部を、上部接続管54の先端部内側に、がたつきなく挿入する、すなわち、上部接続管54は第2の上部接続管62の先端部を受け入れる。第2の上部接続管62の先端部外周面と上部接続管54の先端部内周面との間でOリング64を弾性圧縮した状態で、上部接続管54の先端部周囲に締め付けリング68を嵌合させ、L状突部72とC状突部74とを係合させる。この状態で、上部接続管54の先端部内周面が第2の上部接続管62の先端部外周面を締め付けるため、上部接続管54から第2の上部接続管62が抜け出ることが防止される。また、締め付けリング68の係止溝76に上部接続管54の抜け止め用突部66を係合させることにより、締め付けリング68が上部接続管54の軸方向に抜け出ることが防止される。
また、図示は省略するが、イオン交換器42に設けた下部接続管56(図2、図3参照)の先端部外周面の周方向複数個所にも、上部接続管54と同様の抜け止め用突部を形成するとともに、下部接続管56の先端部に、図6,図7に示した締め付けリング68を嵌合している。そして、下部接続管56と第2の下部接続管とを、上部接続管54の場合と同様にして接続するとともに、締め付けリング68により、下部接続管56から第2の下部接続管が抜け出ることを防止している。
このようにして上部接続管54および第2の上部接続管62を、下部接続管56および第2の下部接続管をそれぞれ接続する場合には、接続する管54,62,56同士の間の液密性を確保しつつ、接続する管54,62,56同士の着脱作業を容易に行える。接続した管54,62,56同士を分離させる場合には、締め付けリング68のL状突部72とC状突部74との係合を解除して、締め付けリング68を上部接続管54または下部接続管56の周囲から取り外した後で、上部接続管54と第2の上部接続管62とを、または下部接続管56と第2の下部接続管とをそれぞれ分離させる。
その他の構成および作用については、上記の図1から図4に示した第1の実施の形態と同様であるため、重複する説明を省略する。なお、図5において、上部接続管54や下部接続管56の先端部を、第2の上部接続管62または第2の下部接続管に挿入して接続することもできる。
[第3の発明の実施の形態]
次に、図8から図9は、第3の実施の形態を示している。本実施の形態の場合には、イオン交換器42の本体部52の幅方向(図8、図9の左右方向)両側面の上下2個所合計4個所に、突部78を形成している。また、ラジエータ10の上部タンク部26と下部タンク部28(図2、図3参照)の厚さ方向(図9の左右方向)両側面において、上部タンク部26と下部タンク部28との長さ方向一端面(図9の上端面)よりも外側(図8の上側)に突出する略L状の係合用突片80を形成している。係合用突片80の先端部に、互いにラジエータ10の厚さ方向(図9の左右方向)中央側に突出する鈎部82を形成している。
次に、図8から図9は、第3の実施の形態を示している。本実施の形態の場合には、イオン交換器42の本体部52の幅方向(図8、図9の左右方向)両側面の上下2個所合計4個所に、突部78を形成している。また、ラジエータ10の上部タンク部26と下部タンク部28(図2、図3参照)の厚さ方向(図9の左右方向)両側面において、上部タンク部26と下部タンク部28との長さ方向一端面(図9の上端面)よりも外側(図8の上側)に突出する略L状の係合用突片80を形成している。係合用突片80の先端部に、互いにラジエータ10の厚さ方向(図9の左右方向)中央側に突出する鈎部82を形成している。
そして、上記の図2、図3に示した第1の実施の形態の場合と同様に、イオン交換器42の上部接続管54をラジエータ10の上部タンク部26の通孔に、下部接続管56を下部タンク部28の通孔60(図3参照)にそれぞれ挿入している。そしてこの状態で、本体部52に設けた突部78(図8、図9)に、上部タンク部26と下部タンク部28とに設けた係合用突片80の鈎部82を係合させている。この結果、イオン交換器42とラジエータ10との分離が防止される。イオン交換器42とラジエータ10とを分離させる場合には、係合用突片80を弾性変形させて、係合用突片80の鈎部82とイオン交換器42の突部78との係合を解除する。
このような本実施の形態の場合には、イオン交換器42の上部接続管54および上部タンク部26の通孔と、イオン交換器42の下部接続管56(図2、図3参照)および下部タンク部28の通孔60(図3参照)との間の液密性を確保しつつ、ラジエータ10に対するイオン交換器42の着脱作業を容易に行える。
その他の構成および作用については、上記の図1から図4に示した第1の実施の形態と同様であるため、同等部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
その他の構成および作用については、上記の図1から図4に示した第1の実施の形態と同様であるため、同等部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
[第4の発明の実施の形態]
次に、図10から図11は、第4の実施の形態を示している。本実施の形態の場合、図10に示すように、第1冷却水経路24において、ラジエータ10の冷媒出口(図10の点D)と冷却水ポンプ22の冷媒入口との間に、イオン交換器42を接続している。すなわち、図10に矢印で示す冷却水の流れ方向に関して、ラジエータ10とイオン交換器42とを直列に接続している。
次に、図10から図11は、第4の実施の形態を示している。本実施の形態の場合、図10に示すように、第1冷却水経路24において、ラジエータ10の冷媒出口(図10の点D)と冷却水ポンプ22の冷媒入口との間に、イオン交換器42を接続している。すなわち、図10に矢印で示す冷却水の流れ方向に関して、ラジエータ10とイオン交換器42とを直列に接続している。
このように構成するために、図11に示すように、イオン交換器42の本体部52において、ラジエータ10と対向する片面(図11の左面)の上部に、装着部である円柱状の接続用ブロック84を結合している。接続用ブロック84は、上記の各実施の形態の場合の上部接続管54とは異なり、中実状で軸方向の貫通孔を形成していない。その代わりに、本体部52のラジエータ10とは反対側(図11の右側)の壁部の上部に、貫通孔を有する上部接続管54を結合している。
そして、接続用ブロック84の周囲に図示しないOリングを嵌合した状態で、接続用ブロック84をラジエータ10の上部タンク部26に形成した通孔に挿入し、下部接続管56をラジエータ10の下部タンク部28に形成した通孔60(図3参照)に挿入している。そして、接続用ブロック84と下部接続管56とを、上部タンク部26と下部タンク部28とに着脱可能に取り付けている。なお、接続用ブロック84の代わりに、本体部52の片面に結合した上部接続管の先端部を蓋部により塞いだものを使用してもよい。
このような本実施の形態の場合、ラジエータ10の上部タンク部26に、冷媒送り込み管36を通じて送り込まれた冷却水は、コア部を図11の矢印イ方向に流れた後、下部タンク部28を同図の矢印ロ方向に流れ、イオン交換器42を同図の矢印ハ方向に流れた後でイオン交換器42の上部接続管54から取り出される。したがって、上記の各実施の形態の場合と異なり、ラジエータ10のコア部30を通過した冷却水の全部が、イオン交換器42に送られ、冷却水中の金属イオンの少なくとも一部が除去される。
このような本実施の形態の場合、イオン交換器42に送られる冷却水は、ラジエータ10のコア部30をバイパスして流れるものではないため、第1冷却水経路24(図10)を流れる冷却水の圧力損失が、上記の各実施の形態の場合よりも大きくなる可能性はある。ただし、ラジエータ10のコア部30を通過した冷却水の前部がイオン交換器42に送られるため、イオン交換器42に放熱フィン(図2、図3参照)等の放熱部を設けたり、イオン交換器42を放熱性の高い材料により造ったりしない場合でも、イオン交換器42に送られる冷却水の温度が低下しやすくなる。
その他の構成および作用については、上記の図1から図4に示した第1の実施の形態と同様であるため、同等部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
その他の構成および作用については、上記の図1から図4に示した第1の実施の形態と同様であるため、同等部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
なお、イオン交換器42のラジエータ10に対向する片面に上部接続管54と下部接続管56と接続用ブロック84とのいずれも設けず、ラジエータ10の側に接続管や接続用ブロックを設けて、イオン交換器42の片面の壁部に形成した通孔に挿入することもできる。この場合、イオン交換器42の通孔が装着部となる。また、ラジエータ10のイオン交換器42に対向する片面の、上部タンク部26と下部タンク部28との間に装着部である、接続用ブロックを突出結合して、この接続用ブロックをイオン交換器42の壁部に形成した通孔に挿入することもできる。また、イオン交換器42をラジエータ10等の熱交換器に対しボルト等を用いたねじ止め結合により、一体化したイオン交換器付ラジエータを構成できるようにすることもできる。また、本発明は、熱交換器を、入口タンク部および出口タンク部をコア部の水平方向両端部に設けた、いわゆるサイドタンクサイドフロー型のラジエータとした場合でも実施できる。
10 ラジエータ、12 イオン交換器、14 コンデンサ、16 燃料電池スタック、18 配管、20 燃料電池用冷却システム、22 冷却水ポンプ、24 第1冷却水経路、26 上部タンク部、28 下部タンク部、30 コア部、32 伝熱管、34 フィン、36 冷媒送り込み管、38 冷媒取り出し管、40 サイドプレート、42 イオン交換器、44 第2冷却水経路、46 エアコンプレッサ、48 インタークーラ、50 イオン交換器付ラジエータ、52 本体部、54 上部接続管、56 下部接続管、58 放熱フィン、60 通孔、62 第2の上部接続管、64 Oリング、66 抜け止め用突部、68 締め付けリング、70 リング本体部、72 L状突部、74 C状突部、76 係止溝、78 突部、80 係合用突片、82 鈎部、84 接続用ブロック。
Claims (10)
- 熱交換器の外側に一体的に取り付けた状態で熱交換器に対する取り外しを可能とする冷媒中のイオンを除去するためのイオン交換器であって、
熱交換器に直接取り付けるための複数の装着部が設けられていることを特徴とするイオン交換器。 - 請求項1に記載のイオン交換器において、
複数の装着部は、熱交換器の上下両端部または水平方向両端部に設けられた入口タンク部と出口タンク部とに取り付け可能な2個の装着部であることを特徴とするイオン交換器。 - 請求項1または請求項2に記載のイオン交換器において、
熱交換器に対して熱交換器の幅方向に対向させた状態での取り付けおよび取り外しを可能としていることを特徴とするイオン交換器。 - 請求項1から請求項3のいずれか1に記載のイオン交換器において、
2個の装着部の少なくとも1個の装着部は、内部に冷媒を流通させる接続管であり、入口タンク部または出口タンク部に設けられた通孔またはタンク部側接続管に対する挿入または受け入れを可能としていることを特徴とするイオン交換器。 - 請求項1から請求項4のいずれか1に記載のイオン交換器において、
本体部に放熱部を結合していることを特徴とするイオン交換器。 - 請求項1から請求項5のいずれか1に記載のイオン交換器において、
本体部は、樹脂よりも放熱性の高い材料により造っていることを特徴とするイオン交換器。 - 冷媒を受け入れる入口タンク部と、
冷媒を取り出す出口タンク部と、
入口タンク部および出口タンク部の間に配置されたコア部と、を有する熱交換器を備え、
コア部は、入口タンク部および出口タンク部に接続された複数本の伝熱管と、隣り合う伝熱管同士の間に配置された複数のフィンとを有し、
熱交換器の外側に、請求項1から請求項6のいずれか1に記載のイオン交換器が取り外し可能に一体的に取り付けられていることを特徴とするイオン交換器付熱交換器。 - 請求項7に記載のイオン交換器付熱交換器において、
入口タンク部に供給された冷媒の一部が、コア部を介さずにイオン交換器に供給され、コア部を介さずに出口タンク部から取り出されるようにしていることを特徴とするイオン交換器付熱交換器。 - 酸化ガスと燃料ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池と、
燃料電池を冷却するための冷媒を流す冷媒経路と、
冷媒経路に設けられ、冷媒を冷却する熱交換器と、を備え、
熱交換器は、請求項7または請求項8に記載のイオン交換器付熱交換器であることを特徴とする燃料電池システム。 - 請求項9に記載の燃料電池システムを搭載していることを特徴とする燃料電池車。
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-
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- 2006-10-24 JP JP2006288252A patent/JP2008108483A/ja not_active Withdrawn
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