JP5742133B2 - 電磁石装置 - Google Patents

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Description

本発明は、磁束発生手段によって物体を磁化させ、磁化させた物体同士の磁気的吸引力を利用し、物体を動かす電磁石装置に関する。
従来、強磁性体からなる可動体を磁力によって動かし、この可動体を介して駆動対象を動かす電磁石装置がある(例えば、特許文献1参照)。この電磁石装置は、磁束発生手段である励磁コイルと、磁路を構成するヨークと、ヨークに対してスライド移動可能にヨークに配設されている可動体と、を有している。励磁コイル(以下コイルと記す)は、角筒形状に形成され、電流を流した際には、その内部において角筒形状の中心軸に沿った方向(以下、軸方向と記す)に磁力が発生するようになっている。
ヨークは、コイルを固定する枠状に形成され、コイルの一方側端部に配設された第1ヨーク部と、コイルの他方側端部に配設された第2ヨーク部と、第1ヨーク部と第2ヨーク部との間に配設された第3ヨーク部とから構成されている。各ヨーク部は一体に形成され、磁路を構成する。
可動体は、略円柱状に形成された磁性体部と、磁性体部の一方側端部から突出するように備えられた軸部とを有している。この軸部に駆動対象を固定する。磁性体部の他方側端部は、コイルの他方側端部から一方側端部に向けてコイル内に挿入され、その端面が可動体磁極面となっている。磁性体部は、励磁コイルが生じる磁束を有効に利用するために、励磁コイルの内周とほぼ同程度の大きさの外周となるように形成されている。可動体磁極面は、第1ヨーク部に形成された第1ヨーク磁極面と対向しており、コイルに電流を流して励磁した際には、可動体磁極面と第1ヨーク磁極面間に吸引力が発生するようになっている。
可動体は、可動体磁極面と第1ヨーク磁極面とが離隔する方向にバネで付勢されており、可動体磁極面と第1ヨーク磁極面とが離れた状態となっている。この状態から、コイルに電流を流して励磁すると、バネの付勢力を上回る吸引力が発生し、可動体が可動体磁極面と第1ヨーク磁極面とが接触した状態となるように、コイルの軸方向にスライド移動する。
特開2006−210501号公報
このような電磁石装置において、小型化及びコストダウンの観点から、コイルの軸方向と垂直な方向(以下、径方向と記す)の大きさを小さくしたいという要請がある。しかし、コイルの径方向の大きさを小さくすると、第1ヨーク磁極面と可動体磁極面とを通る磁束の量が減少し、吸引力が低下してしまうという問題がある。
また、吸引力の低下を防止するためにコイルの起磁力を増加させることも考えられるが、コイルの起磁力を大きくするには、コイルの巻き数を増やすか、コイルに流れる電流量を増やす必要がある。コイルの巻き数を増やす場合には、コイル巻線に必要な導線長が長くなるために、コストが増加する。また、コイルに流れる電流量を増やすには、大きな電源、大きなケーブル、抵抗を小さくするために断面積の大きなコイル巻線を使用する必要があり、コストが増加するとともに装置全体が大型化してしまうという問題がある。
そこで、本発明は、このような従来の問題に鑑み、装置自体を大型化させずに、また、可動体の吸引力を大きく低下させることなく、コイルの径方向の大きさを小さくすることのできる電磁石装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る電磁石装置は、コイル巻き線を周状に巻いて中空円柱状に形成されている励磁コイルと、永久磁石と、ヨークと、該ヨークに対してスライド移動する可動体と、を有し、前記可動体と前記ヨークは、前記励磁コイルの内外を通る周状の磁路を構成するように配設され、前記ヨークは、前記磁路中にヨーク磁極面を有し、前記可動体は、前記磁路中に可動体磁極面を有し、前記ヨーク磁極面と前記可動体磁極面とは、互いに対向するように配設され、前記励磁コイルによって励磁した際には、前記磁路を磁束が通過し、前記ヨーク磁極面と前記可動体磁極面との間に磁気的吸引力が発生し、前記可動体が前記ヨーク磁極面と接近する方向にスライド移動する電磁石装置であって、前記可動体は、前記可動体磁極面を有する円柱状の投入部と、軸方向で該投入部の前記可動体磁極面とは反対側に設けられ、外径方向に突出したフランジ部と、軸方向で該フランジ部の前記投入部とは反対側に設けられ、前記投入部及び前記フランジ部より小径の円柱状の引き外し部とを備え、前記ヨークと前記可動体は、前記磁路中に、前記ヨーク磁極面と前記可動体磁極面とを磁束が通過し、前記可動体を前記ヨーク磁極面に接近させる方向に吸引力が生じるように対向する第2ヨーク磁極面と第2可動体磁極面とを有すると共に、該第2可動体磁極面は前記フランジ部に設けられ、前記ヨークと前記可動体とは、前記磁路中に、前記ヨーク磁極面と前記可動体磁極面とを磁束が通過し、前記可動体を前記ヨーク磁極面に遠隔させる方向に吸引力が生じるように対向するヨーク引き外し磁極面と可動体引き外し磁極面とを有すると共に、該可動体引き外し磁極面は前記引き外し部に設けられることを特徴とする。
また、本発明に係る電磁石装置は、上記構成に加えて、前記可動体は、前記投入部、前記フランジ部及び前記引き外し部を有する可動体本体と、該可動体本体から突出するスライド軸と、を有し、該スライド軸をスライド可能に支持する非磁性材料からなる軸受けを前記ヨークの前記磁路中に設けたことを特徴とする。
また、本発明に係る電磁石装置は、上記構成に加えて、前記永久磁石は、前記磁路における主磁束の磁路中であって、前記永久磁石の向きが、前記ヨーク引き外し磁極面と前記可動体引き外し磁極面において、可動体投入時に励磁コイルが発生する磁束と同一方向の磁束となるように設けたことを特徴とする。
本発明の電磁石装置は、可動体が吸引される互いに対向する磁極面として可動体磁極面とヨーク磁極面との他に、第2可動体磁極面と第2ヨーク磁極面とを有している。従って、例えば、可動体磁極面を励磁コイル内に設けた場合であっても、吸引力を大きく低下させることなく、励磁コイルの径方向の大きさを小さくすることができる。
図1は、本発明の電磁石装置を示す斜視図である。 図2は、同上の電磁石装置を示す正面図である。 図3は、図2におけるA―A線断面図である。 図4は、本発明の電磁石装置における投入状態を示す断面図である。 図5は、同上の電磁石装置における磁束の流れを示す断面図である。 図6は、同上の電磁石装置における引き外し状態を示す断面図である。 図7は、同上の電磁石装置における磁束の流れを示す断面図である。 図8は、同上の電磁石装置における磁束の流れを示す断面図である。 図9は、同上の電磁石装置における磁気回路を示す回路図である。 図10は、本発明の別の実施の形態の電磁石装置における投入状態を示す断面図である。 図11は、同上の電磁石装置における磁束の流れを示す断面図である。 図12は、同上の電磁石装置における引き外し状態および磁束の流れを示す断面図である。 図13は、同上の電磁石装置における磁束の流れを示す断面図である。 図14は、同上の電磁石装置における磁束の流れを示す断面図である。 図15−1は、本発明の電磁石装置における永久磁石の配置を示す断面図である。 図15−2は、本発明の電磁石装置における永久磁石の配置を示す断面図である。
(実施の形態1)
以下、図1〜図9を参照しながら本発明に係る電磁石装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態1である電磁石装置1を示したものである。この電磁石装置1は、励磁コイルとヨーク3と可動体4とを有している。この電磁石装置1は、励磁コイルによって発生させた磁力と永久磁石による磁力によって可動体4を直線方向にスライドさせ、この可動体4に固定される駆動対象を動かすものである。
励磁コイルは、電流を流すと励磁するものである。励磁コイルは、両端にフランジを有する円筒状のボビンの外周に、コイル巻き線を巻き回して中空円柱状に形成されている。ボビンは、非磁性材料で形成されている。この励磁コイルに電流を流すと、励磁コイル内において、軸方向に磁束が発生する。電磁石装置1は、励磁コイルとして、投入用コイル21と引き外し用コイル22の2つの励磁コイルを有している。引き外し用コイル22は、投入用コイル21よりも径方向の大きさ及び軸方向の大きさが小さく形成されている。これら投入用コイル21及び引き外し用コイル22は、ヨーク3に固定されている。
ヨーク3は、投入用コイル21及び引き外し用コイル22によって発生する磁束の磁路を構成するものである。ヨーク3は、可動体4とともに投入用コイル21の内外を通る周状の磁路を構成するように形成されている。ヨーク3は、強磁性体によって構成されている。ヨーク3は、図1に示すように、第1端部ヨーク31と、第2端部ヨーク32と、一対の側部ヨーク33と、中ヨーク34と、を有している。第1端部ヨーク31は、矩形板状に形成されている。第1端部ヨーク31の中心部分には、表裏を貫通するスライド軸用孔31aが形成されている。第1端部ヨーク31の一方側板面には、投入用コイル21が配設されている。また、第1端部ヨーク31の投入用コイル21が配設されている面には、コイル内ヨーク35が配設されている。
コイル内ヨーク35は、図4に示すように、第1端部ヨーク31の板面から突出するように配設され、投入用コイル21内に配置されている。コイル内ヨーク35は、投入用コイル21内周に配置するように略円柱状に形成されている。コイル内ヨーク35の一方側端面は、第1端部ヨーク31の板面に接着され、他方側端面は、第1ヨーク投入磁極面35a(ヨーク磁極面)となっている。コイル内ヨーク35には、端面間を貫通する貫通孔35bが形成され、この貫通孔35bに後述するスライド軸4bが嵌挿される第1軸受け51が嵌合固定されている。一方、第1端部ヨーク31の両端部には、側部ヨーク33が固定されている。
側部ヨーク33は、矩形板状に形成され、一方側端部が第1端部ヨーク31に固定され、投入用コイル21の側面側に延在するように配設されている。側部ヨーク33は、投入用コイル21を挟んで互いに対向するように対に配設されている。一対の対向する側部ヨーク33の中央部間には、中ヨーク34が架け渡されるように配設されている。
中ヨーク34は、略平板状に形成され、両端部には永久磁石53が配設されている。中ヨーク34は、両端部の永久磁石53を介して側部ヨーク33に固定されている。中ヨーク34は、投入用コイル21の他端部側に配設されている。換言すると、中ヨーク34と第1端部ヨーク31の間に投入用コイル21が配設されている。中ヨーク34の一方側の板面には、投入用コイル21が固定されている。詳細には、投入用コイル21のボビン21a端面と中ヨーク34の板面とが接着されている。中ヨーク34の他方側の板面において、後述する第2可動体投入磁極面42aと対向する面が中ヨーク投入磁極面34a(第2ヨーク磁極面)となっている。中ヨーク34の中央部分には、図3に示すように、平板状の表裏を貫通する可動体挿入孔34bが形成されている。この可動体挿入孔34bに可動体4が挿入される。
第2端部ヨーク32は、側部ヨーク33の第1端部ヨーク31が固定されている側とは反対側の端部に配設されている。第2端部ヨーク32は、矩形板状に形成され、一対の側部ヨーク33の端部間に架け渡されるように配設されている。このようにして、第2端部ヨーク32と第1端部ヨーク31と一対の側部ヨーク33とによって矩形状の枠体を構成している。
第2端部ヨーク32の一方側板面、即ち、中ヨーク34側の面には、引き外し用コイル22が固定されている。詳細には、引き外し用コイル22のボビン端面、即ちフランジ部分と第2端部ヨーク32の板面とが接着されている。第2端部ヨーク32の中心部分には、表裏を貫通する貫通孔32aが形成されている。この貫通孔32aには、第2軸受け52が嵌合されて固定されている。
第2軸受け52には、後述する可動体4のスライド軸4bが嵌挿されている。第2端部ヨーク32の引き外し用コイル22が固定されている面側に、ヨーク引き外し磁極面32bが形成されている。このヨーク引き外し磁極面32bは、第2軸受け52を介して、後述する可動体引き外し磁極面43aと対向している。即ち、第2軸受け52は、ヨーク引き外し磁極面32bを覆う形状に形成されている。
可動体4は、強磁性体からなる可動体本体4aと、非磁性材料からなるスライド軸4bとから構成されている。可動体本体4aは、略円柱状に形成され、一端側から順番に投入部41とフランジ部42と引き外し部43とを有している。投入部41は、投入用コイル21に軸方向にスライド移動可能に配置される部分であり、円柱状に形成されている。投入部41の端面は、第1ヨーク投入磁極面35aと対向しており、第1可動体投入磁極面41aとなっている。
フランジ部42は、投入部41から径方向にフランジ状に突出している部分である。フランジ部42は、一方側のフランジ面が中ヨーク34の板面における中ヨーク投入磁極面34aと対向する第2可動体投入磁極面42a(第2可動体磁極面)となっている。引き外し部43は、引き外し用コイル22に軸方向にスライド移動可能に配置される部分であり、円柱状に形成されている。引き外し部43の端面は、ヨーク引き外し磁極面32bと対向しており、可動体引き外し磁極面43aとなっている。
スライド軸4bは、細長円柱状に形成され、可動体本体4aを貫通して固定されている。スライド軸4bは、可動体本体4aと同軸配置となるように配設されている。スライド軸4bの一端部は、可動体本体4aの投入部41から突出し、他端部は、引き外し部43から突出している。そして、この突出しているスライド軸4bの一端部側が、第1軸受け51に嵌挿され、他端部側が第2軸受け52に嵌挿されることによって、可動体4が、ヨーク3に対してスライド移動可能に配設されている。
また、スライド軸用孔31aと、第1軸受け51と、投入用コイル21と、中ヨーク34の可動体挿入孔34bと、引き外し用コイル22と、第2軸受け52とは同軸配置となっており、可動体4が軸方向にスライド移動するようになっている。また、スライド軸4bの他端部は、図4に示すように第2軸受け52から更に突出しており、駆動対象が固定されるようになっている。尚、電磁石装置1は、図4〜図8に示すように、スライド軸4bを挟んで左右対称に形成されている。
図4は、本実施の形態の電磁石装置1における可動体4の投入状態を表している。可動体4の投入状態は、可動体4が図において上方に位置する状態であり、可動体4の第1可動体投入磁極面41aと第1ヨーク投入磁極面35aとが接触した状態となっている。また、同様に、可動体4の第2可動体投入磁極面42aと中ヨーク投入磁極面34aとが接触した状態となっている。更に、この状態では、スライド軸4bが、第1端部ヨーク31のスライド軸4b用孔に挿入された状態となっている。本実施の形態における電磁石装置1は、永久磁石53の磁力により、この投入状態を保持するようになっている。
図6は、本実施の形態の電磁石装置1における可動体4の引き外し状態を示している。可動体4の引き外し状態は、図において可動体4が下方に移動された状態であり、可動体4の可動体引き外し磁極面43aとヨーク引き外し磁極面32bとが第2軸受52を介して接触した状態となっている。また、この状態では、スライド軸4bが、第1端部ヨーク31のスライド軸4b用孔から抜去された状態となっている。可動体4は、重力によって、或いは図示せぬ付勢部材によって、図において下方に付勢され、引き外し状態を保持している。
図4に示す投入状態において引き外し用コイル22に電流を流すと、図5に示すように、引き外し用コイル22によって生じる磁束が、ヨーク引き外し磁極面32b、可動体引き外し磁極面43a、可動体4の引き外し部43、投入部41、中ヨーク34、側部ヨーク33、第2端部ヨーク32を一巡する磁路403を通過する。そうすると、ヨーク引き外し磁極面32bと可動体引き外し磁極面43aとの間に吸引力が生じ、この吸引力と付勢部材等による付勢力が、投入状態の保持する永久磁石53の磁力による1ヨーク投入磁極面35aと第1可動体投入磁極面41aとの間の吸引力と第2可動体投入磁極面42aと中ヨーク投入磁極面34aとの間の吸引力より大きくなると、ヨーク引き外し磁極面32bと可動体引き外し磁極面43aと接触するまで移動し、引き外し状態となる。
可動体4は、重力によって、或いは図示せぬ付勢部材によって、図において下方に付勢されている。従って、引き外し用コイル22に電流を流すことを止めても、引き外し状態は保持される。図6に示す、引き外し状態であって、引き外し用コイル22に電流を流すことを止めた状態から、投入用コイル21に電流を流すと、投入用コイル21によって生じる磁束が、コイル内ヨーク35、第1ヨーク投入磁極面35a、第1可動体投入磁極面41a、可動体4の投入部41、中ヨーク34、側部ヨーク33、第1端部ヨーク31を一巡する磁路401を通過する。すると、第1ヨーク投入磁極面35aと第1可動体投入磁極面41aとの間に吸引力が生じ、吸引力が図の下方向の付勢力より大きくなると可動体4が上方に、即ち投入用コイル21内に吸引される。
可動体4が、第1ヨーク投入磁極面35a側にある一定距離スライド移動すると、第2可動体投入磁極面42aと中ヨーク投入磁極面34aとの間の距離が、可動体4の投入部41と中ヨーク34との間の距離よりも短くなる。そうすると、図8に示すように、投入用コイル21によって生じる磁束が、コイル内ヨーク35、第1ヨーク投入磁極面35a、第1可動体投入磁極面41a、可動体4の投入部41、フランジ部42、第2可動体投入磁極面42a、中ヨーク投入磁極面34a、中ヨーク34、側部ヨーク33、第1端部ヨーク31を一巡する磁路402を通過する。その結果、第2可動体投入磁極面42aと中ヨーク投入磁極面34aとの間に吸引力が生じ、より大きな吸引力によって可動体4がコイル内に引き込まれる方向にスライド移動し、投入状態となる。
上述のように構成されている電磁石装置1は、投入用コイル21によって励磁した際に、第1ヨーク投入磁極面35aと第1可動体投入磁極面41a及び第2可動体投入磁極面42aと中ヨーク投入磁極面34aとの2箇所において吸引力が発生するので、1箇所のみで吸引力を発生させる場合と比較して、1箇所あたりの吸引力を少なく設定することができる。従って、第1ヨーク投入磁極面35aと第1可動体投入磁極面41aの面積を小さくすることができる。即ち、可動体4の投入部41の断面積を小さくすることができる。換言すると、投入用コイル21の径を小さくすることができる。その結果、径が大きな場合と比較して、同じ巻き数にするために必要なコイル巻き線の導線長が短くなり、その分コスト削減ができる。また、電磁石装置1自体の小型化も可能となる。また、従来の電磁石装置と径方向の大きさが等しい場合を比較すると、より大きな投入時吸引力を有する電磁石装置1とすることが可能である。
また、電磁石装置1は、フランジ部42の径方向及び厚み方向の大きさを変えることにより、コイルの大きさや、ヨーク3の大きさを変えることなく、可動体4の投入時吸引力を調整することができる。また、第1軸受け51は、第1ヨーク投入磁極面35aを有するコイル内ヨーク35に配設されているので、第1軸受け51の大きさ形状を変えて、第1ヨーク投入磁極面35aと第1可動体投入磁極面41aとを通過する磁束が、第1軸受け51を通過するようにすることもできる。従って、第1軸受け51を非磁性材料によって形成すれば、第1軸受け51の厚さや径方向の幅などの形状を変更することにより、容易に投入時吸引力を調整することができる。当然、大きな吸引力が必要な場合は、軸受け51の材質を強磁性体とする。
また、本実施の形態においては、第2軸受け52を磁路403中に配設しているので、第2軸受け52を非磁性材料によって形成すれば、第2軸受け52の厚さや径方向の幅などの形状を変更することにより、引き外し用コイル22によって励磁した際の可動体の吸引力を容易に調整することができる。また、第2軸受け52の材質を変更することによっても、同様に可動体の吸引力を調整することができる。従って、設計裕度が向上している。
図9は、本実施の形態の電磁石装置1における等価磁気回路を示している。符号513は、引き外し用コイル22によって励磁した際に発生する引き外し用コイルの22の起磁力513を示している。この起磁力513によって発生する磁束は、第2端部ヨーク32の磁気抵抗502、第2軸受け52の磁気抵抗515、第2軸受け52と可動体引き外し磁極面43aとの間の空気ギャップによる磁気抵抗509、可動体本体4aによる磁気抵抗506、可動体本体4aと中ヨーク34との間の空気ギャップによる磁気抵抗510、中ヨーク34の磁気抵抗504、永久磁石53の内部磁気抵抗507、永久磁石53の起磁力511、側部ヨーク33の磁気抵抗503を通って一周する磁路403を流れる。
一方、符号512は、投入用コイル21によって励磁した際に生じる起磁力を示しており、この起磁力512から発生した磁束は、第1端部ヨーク31の磁気抵抗501、コイル内ヨーク35の磁気抵抗505、第1ヨーク投入磁極面35aと第1可動体投入磁極面41aとの間の空気ギャップによる磁気抵抗508、可動体本体4aによる磁気抵抗506、可動体本体4aと中ヨーク34との間の空気ギャップによる磁気抵抗510、中ヨーク34の磁気抵抗504、永久磁石53の内部磁気抵抗507、永久磁石53の起磁力511、側部ヨーク33の磁気抵抗503を通って一周する磁路401を流れる。
また、第2可動体投入磁極面42aと中ヨーク投入磁極面34aとの間の空気ギャップからなる磁気抵抗514は、可変抵抗であり、この磁気抵抗514が磁気抵抗510よりも小さくなると、主な磁束の流れが磁路401から、磁気抵抗514を通る磁路402に切り替わる。
(実施の形態2)
次に、本発明に係る電磁石装置の別の実施の形態について、図10〜図14を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態2の電磁石装置10は、励磁コイルとヨーク3と可動体4とを有している。この電磁石装置10は、励磁コイルによって発生させた磁力によって可動体4を直線方向にスライドさせ、この可動体4に固定される駆動対象を動かすものである。実施の形態2において、実施の形態1と同一の符号は同一の構成を示し、ここではその詳細を省略する。
本実施の形態では、励磁コイルとして、投入・引き外し用コイル23を有している。投入・引き外し用コイル23は中ヨーク34に固定されている。また、第2端部ヨーク32に第2軸受け52を介することなく、可動体引き外し磁極面43aと対向しているヨーク引き外し磁極面32bが形成されている。ヨーク引き外し磁極面32bは平坦な第2端部ヨーク32の中ヨーク34側の面の一部である。また、本実施の形態では、永久磁石54が第1端部ヨーク31と側部ヨーク33との間に配設されている。
永久磁石54は、ヨーク引き外し磁極面32bと可動体引き外し磁極面43aにおいて、投入・引き外し用コイル23が可動体4の投入の際に発生する磁束と、永久磁石54が形成している磁束とが同一方向となる向きに配設する。また、永久磁石54は、投入・引き外し用コイル23に電流を流した際に、投入・引き外し用コイル23によって生じる磁束が、第1端部ヨーク31、コイル内ヨーク35、可動体4の投入部41、中ヨーク34、側部ヨーク33を一巡して通過する磁路407、407aと、第1端部ヨーク31、コイル内ヨーク35、可動体4の投入部41、第2端部ヨーク32、側部ヨーク33を一巡して通過する磁路407、407bと、に共通する磁路となる側部ヨーク33、第1端部ヨーク31、コイル内ヨーク35、可動体の投入部41を通過する主磁束の磁路407中に設けられる。本実施の形態では第1端部ヨーク31と一対の側部ヨーク33との間に永久磁石54が配設されている。
図10は、本実施の形態の電磁石装置10における可動体4の投入状態を表している。本実施の形態では、電磁石装置10が1つの投入・引き外し用コイル23を有している。可動体4の投入状態は、可動体4が図において上方に位置する状態であり、可動体4の第1可動体投入磁極面41aと第1ヨーク投入磁極面35aとが接触した状態となっている。また、同様に、可動体4の第2可動体投入磁極面42aと中ヨーク投入磁極面34aとが接触した状態となっている。更に、この状態では、スライド軸4bが、第1端部ヨーク31のスライド軸4b用孔に挿入された状態となっている。本実施の形態において、永久磁石54は第1端部ヨーク31と側部ヨーク33との間に配設されている。また、本実施の形態において、投入状態における第2端部ヨーク32を通る磁路の磁気抵抗は中ヨーク34を通る磁路の磁気抵抗よりも大きく構成されている。電磁石装置10は、永久磁石54の磁力により、この投入状態を保持するようになっている。
図12は、本実施の形態の電磁石装置10における可動体4の引き外し状態を示している。可動体4の引き外し状態は、図において可動体4が下方に移動された状態であり、可動体4の可動体引き外し磁極面43aとヨーク引き外し磁極面32bとが接触した状態となっている。また、この状態では、スライド軸4bが、コイル内ヨーク35のスライド軸4b用孔に挿入された状態となっている。本実施の形態において、中ヨーク34と可動体4の投入部41との距離、第2端部ヨーク32のヨーク引き外し磁極面32bと可動体4の可動体引き外し磁極面43aとの接触面の大きさ、その他の形状、材質等の選択により、引き外し状態で第2端部ヨーク32を通る磁路の磁気抵抗は中ヨーク34を通る磁路の磁気抵抗よりも小さく構成されている。永久磁石54は、コイル内ヨーク35、第1ヨーク投入磁極面35a、第1可動体投入磁極面41a、可動体4の投入部41、中ヨーク34、側部ヨーク33、第1端部ヨーク31を一巡する磁路601、601aと、コイル内ヨーク35、第1ヨーク投入磁極面35a、第1可動体投入磁極面41a、可動体4の投入部41、可動体引き外し磁極面43a、ヨーク引き外し磁極面32b、第2端部ヨーク32、側部ヨーク33、第1端部ヨーク31を一巡する磁路601、601bを形成している。本実施の形態における電磁石装置10は、図示せぬ付勢部材と永久磁石54による磁力により、この引き外し状態を保持するようになっている。
図10に示す投入状態において投入・引き外し用コイル23に電流を流すと、図11に示すように、投入・引き外し用コイル23によって生じる磁束が、永久磁石54の磁束による、コイル内ヨーク35、第1ヨーク投入磁極面35a、第1可動体投入磁極面41a、可動体4の投入部41、フランジ部42、第2可動体投入磁極面42a、中ヨーク投入磁極面34a、中ヨーク34、側部ヨーク33、第1端部ヨーク31を一巡する磁路405を打ち消す方向に一巡する磁路406を通過する。投入・引き外し用コイル23による磁束と永久磁石54による磁束が打ち消し合い、吸引力が付勢部材の付勢力より小さくなると、可動体4はヨーク引き外し磁極面32bと可動体引き外し磁極面43aと接触するまで移動し、引き外し状態となる。
図12に示す、引き外し状態から、投入・引き外し用コイル23に可動体4の引き外し時と逆向きの電流を流すと、図13に示すように、投入・引き外し用コイル23によって生じる磁束が、コイル内ヨーク35、第1ヨーク投入磁極面35a、第1可動体投入磁極面41a、可動体4の投入部41、中ヨーク34、側部ヨーク33、第1端部ヨーク31を一巡する磁路407、407aを通過する。すると、第1ヨーク投入磁極面35aと第1可動体投入磁極面41aとの間に吸引力が生じる。
また、このとき、投入・引き外し用コイル23によって生じる磁束が、コイル内ヨーク35、第1ヨーク投入磁極面35a、第1可動体投入磁極面41a、可動体4の投入部41、可動体引き外し磁極面43a、ヨーク引き外し磁極面32b、第2端部ヨーク32、側部ヨーク33、第1端部ヨーク31を一巡する磁路407、407bを通過する。これにより、可動体引き外し磁極面43aとヨーク引き外し磁極面32bとの間に吸引力が生じる。永久磁石54の磁路601bと投入・引き外し用コイル23による磁路407bの磁束は同一の向きであり、可動体引き外し磁極面43aとヨーク引き外し磁極面32bとの間の吸引力が大きくなる。
付勢部材による力および可動体引き外し磁極面43aとヨーク引き外し磁極面32bとの間の吸引力が、第1ヨーク投入磁極面35aと第1可動体投入磁極面41aとの間の吸引力より大きい間は、可動体4の移動が一時保留される。この間に投入・引き外し用コイル23に更に電流を流し、磁路407,407bにおいて磁気飽和がおこることにより、第1ヨーク投入磁極面35aと第1可動体投入磁極面41aとの間の吸引力が、付勢部材による力および可動体引き外し磁極面43aとヨーク引き外し磁極面32bとの間の吸引力より大きくなると、可動体4が上方に、即ち投入・引き外し用コイル23内に吸引される。可動体4が上方に移動するにつれて可動体引き外し磁極面43aとヨーク引き外し磁極面32bとの間の空気ギャップによる磁気抵抗が大きくなり、可動体引き外し磁極面43aとヨーク引き外し磁極面32bとの間の吸引力は小さくなる。
可動体4が、第1ヨーク投入磁極面35a側にある一定距離スライド移動すると、第2可動体投入磁極面42aと中ヨーク投入磁極面34aとの間の距離が、可動体4の投入部41と中ヨーク34との間の距離よりも短くなる。そうすると、図14に示すように、投入用コイル21によって生じる磁束が、コイル内ヨーク35、第1ヨーク投入磁極面35a、第1可動体投入磁極面41a、可動体4の投入部41、フランジ部42、第2可動体投入磁極面42a、中ヨーク投入磁極面34a、中ヨーク34、側部ヨーク33、第1端部ヨーク31を一巡する磁路408を通過する。その結果、第2可動体投入磁極面42aと中ヨーク投入磁極面34aとの間に吸引力が生じ、より大きな吸引力によって可動体4がコイル内に引き込まれる方向にスライド移動し、投入状態となる。
図10から図14に示す本実施の形態に、第1軸受け51および第2軸受け52を設けることもできる。第1軸受け51および第2軸受け52の大きさ形状や材質を変えて、可動体の吸引力を調整することができる。また、実施の形態1と同様に励磁コイルとして投入用コイル21と引き外し用コイル22を設けることも可能である。
上述のように構成されている電磁石装置10は、投入用コイル21によって励磁した際に、第1ヨーク投入磁極面35aと第1可動体投入磁極面41a及び第2可動体投入磁極面42aと中ヨーク投入磁極面34aとの2箇所において吸引力が発生するので、1箇所のみで吸引力を発生させる場合と比較して、1箇所あたりの吸引力を少なく設定することができる。また、電磁石装置10自体の小型化も可能となる。また、従来の電磁石装置と径方向の大きさが等しい場合を比較すると、より大きな投入時吸引力を有する電磁石装置10とすることが可能である。
また、本実施の形態では、可動体4の投入時に、投入・引き外し用コイル23を励磁した際に、投入・引き外し用コイル23が永久磁石54と同方向に磁束を発生し、ヨーク引き外し磁極面32bと可動体引き外し磁極面43aとの間に吸引力を生じるため、逆方向の第1ヨーク投入磁極面35aと第1可動体投入磁極面41aとの間の吸引力との力の均衡により可動体4の移動が一時保留され、その間に励磁コイルに大きな励磁電流を流すことができる。従って、可動体4を十分な投入時吸引力で移動することができる。また、第1ヨーク投入磁極面35aと第1可動体投入磁極面41aの吸引力が、ヨーク引き外し磁極面32bと可動体引き外し磁極面43aの吸引力および付勢部材の付勢力を上回った瞬間に十分な起磁力で速やかに可動体4を移動することができる。例えば、可動体4に対して常時図12の下方向(引き外し方向)に付勢力を与える第一付勢部材と、可動体4が図12の上方向となる可動体投入方向へ一定距離移動した際に引き外し方向に付勢力を与える第二付勢部材とによって付勢力が与えられる場合、可動体4の投入時に、投入時吸引力が十分な大きさになる前に可動体4が投入方向へ動き出すと、可動体4が一定距離移動した後に第二付勢部材によって大きな付勢力が作用し、移動した可動体4が引き外し方向に戻されて投入失敗が起こる。可動体4はその後、再度励磁コイルの励磁電流が大きくなって十分な投入時吸引力を得ることで投入を完了する。しかし、本実施の形態では、十分な投入時吸引力を得るまで可動体4が移動しないため、可動体4が投入時吸引力によって移動した後に引き外し方向に戻されることがなく、投入失敗を防止することができる。
なお、永久磁石54は、主磁束の磁路となる位置に配設されればよい。別の配置の例として、図15−1に示す第1端部ヨーク31と一対の側部ヨーク33との間に設けられる永久磁石55、図15−2に示すコイル内ヨーク35と可動体4との間に設けられる永久磁石56、とすることも可能である。
1、10、11、12 電磁石装置
3 ヨーク
4 可動体
21 投入用コイル
21a ボビン
21b コイル用巻き線
22 引き外し用コイル
22a ボビン
22b コイル用巻き線
32b ヨーク引き外し磁極面
34a 中ヨーク投入磁極面
35a 第1ヨーク投入磁極面
41a 第1可動体投入磁極面
42a 第2可動体投入磁極面
43a 可動体引き外し磁極面
53、54、55、56 永久磁石

Claims (3)

  1. コイル巻き線を周状に巻いて中空円柱状に形成されている励磁コイルと、永久磁石と、ヨークと、該ヨークに対してスライド移動する可動体と、を有し、
    前記可動体と前記ヨークは、前記励磁コイルの内外を通る周状の磁路を構成するように配設され、前記ヨークは、前記磁路中にヨーク磁極面を有し、前記可動体は、前記磁路中に可動体磁極面を有し、前記ヨーク磁極面と前記可動体磁極面とは、互いに対向するように配設され、
    前記励磁コイルによって励磁した際には、前記磁路を磁束が通過し、前記ヨーク磁極面と前記可動体磁極面との間に磁気的吸引力が発生し、前記可動体が前記ヨーク磁極面と接近する方向にスライド移動する電磁石装置であって、
    前記可動体は、前記可動体磁極面を有する円柱状の投入部と、軸方向で該投入部の前記可動体磁極面とは反対側に設けられ、外径方向に突出したフランジ部と、軸方向で該フランジ部の前記投入部とは反対側に設けられ、前記投入部及び前記フランジ部より小径の円柱状の引き外し部とを備え、
    前記ヨークと前記可動体は、前記磁路中に、前記ヨーク磁極面と前記可動体磁極面とを磁束が通過し、前記可動体を前記ヨーク磁極面に接近させる方向に吸引力が生じるように対向する第2ヨーク磁極面と第2可動体磁極面とを有すると共に、該第2可動体磁極面は前記フランジ部に設けられ、
    前記ヨークと前記可動体とは、前記磁路中に、前記ヨーク磁極面と前記可動体磁極面とを磁束が通過し、前記可動体を前記ヨーク磁極面に遠隔させる方向に吸引力が生じるように対向するヨーク引き外し磁極面と可動体引き外し磁極面とを有すると共に、該可動体引き外し磁極面は前記引き外し部に設けられることを特徴とする電磁石装置。
  2. 前記可動体は、前記投入部、前記フランジ部及び前記引き外し部を有する可動体本体と、該可動体本体から突出するスライド軸と、を有し、
    該スライド軸をスライド可能に支持する非磁性材料からなる軸受けを前記ヨークの前記磁路中に設けたことを特徴とする請求項1に記載の電磁石装置。
  3. 記永久磁石は、前記磁路における主磁束の磁路中であって、前記永久磁石の向きが、前記ヨーク引き外し磁極面と前記可動体引き外し磁極面において、可動体投入時に励磁コイルが発生する磁束と同一方向の磁束となるように設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の電磁石装置。
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