JP5741129B2 - 電池電極用バインダー、電池電極用スラリー及び電池用電極 - Google Patents
電池電極用バインダー、電池電極用スラリー及び電池用電極 Download PDFInfo
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Description
本発明の実施例には以下の原料を使用した。
JSR株式会社製 TRD2001
(2)ポリフッ化ビニリデン(PVDF)−溶剤系バインダー用原料
株式会社クレハ製 KFポリマー1010
(3)黒鉛−負極用活物質
日本黒鉛工業株式会社製 球状化黒鉛粉末 CGB−10
(4)アセチレンブラック−導電付与材
電気化学工業株式会社製 デンカブラック
(5)カルボキシメチルセルロース(CMC)
ダイセル化学工業株式会社製
(6)N−メチルピロリドン(NMP)
和光純薬工業株式会社製
(7)コバルト酸リチウム−正極用活物質
日本化学工業株式会社製 セルシードC−5H
(8)銅箔−負極集電体
日本テストパネル株式会社製 C1220P(100mm×100mm×厚み0.05mm)
(9)アルミ箔−正極集電体
東洋アルミエコープロダクツ社株式会社製 クッキングホイル(250mm×100mm×厚み0.01mm)
<スラリーの調製>
所定量のバインダー、活物質、カルボキシメチルセルロース(CMC)、及びアセチレンブラックを、500mlポリエチレン製ボトルにビーズとともに投入し、ボールミル上で回転数270rpm、12時間の条件で混練し、電池電極用スラリーを調製した。
バーコーター(RDS75、Webster社製)を用い、スラリーを集電体上に一定の厚み(100μm)になるように塗布し、130℃で30分熱風乾燥することにより、電極を調製した。
電極上のスラリーが塗布・乾燥された部分を、下記の樹脂により擦った際、剥離により集電体表面が露出する回数を、剥がれ回数として測定した。
(2)硬質樹脂(パイロット社製フリクションボールのキャップ先端部樹脂)
<通電性>
負極電極上のスラリー表面に、テスター(三和電気計器株式会社製、AP−33)のテスト棒先端を接触させ、抵抗値測定モードで通電可否を測定した。
表1に示す組成(2,3−ジクロロブタジエン、1,2−ジクロロ−1,3−ブタジエン、及び1,3−ジクロロ−1,3−ブタジエン)の単量体1200g(100重量部)、n−ドデシルメルカプタン4g(0.3重量部)、不均化ロジン酸カリウム250g(20.8重量部)、ナフタレンスルホン酸ナトリウムとホルムアルデヒドとの縮合物20g(1.7重量部)、オレイン酸硫酸ナトリウム塩20g(1.7重量部)、水酸化ナトリウム15g(1.3重量部)、イオン交換水5935g(495重量部)を攪拌機付き10Lオートクレーブ中に仕込み、20℃、窒素雰囲気中で30分間攪拌した後、アスコルビン酸0.5g(0.04重量部)を添加し、過硫酸カリウム水溶液(過硫酸カリウム0.4g(0.03重量部)、アントラキノンスルホン酸ナトリウム0.1g(0.08重量部)をイオン交換水400g(33.3重量部)に溶解して調整したもの)を連続的に添加して重合を開始した。転化率80%で過硫酸カリウム水溶液の添加を止め、そのまま1時間熟成した。その後、最初に仕込んだものと同じ組成の単量体1200g(100重量部)を添加し、30分間攪拌した後、アスコルビン酸0.6g(0.05重量部)を添加し、過硫酸カリウム水溶液(過硫酸カリウム0.4g(0.03重量部)、アントラキノンスルホン酸ナトリウム0.1g(0.008重量部)をイオン交換水400g(33.3重量部)に溶解して調整したもの)を連続的に添加し重合を再開始した。トータルの転化率が86%(転化率は、固形分測定により算出した。即ち、ラテックス約2gを精秤し、170℃×20分乾燥後の重量を測定することにより固形分を算出し、固形分値から転化率を算出した。)になった時点で過硫酸カリウム水溶液の添加を止めて、そのまま1時間熟成した。その後、再々度、最初に仕込んだものと同じ組成の単量体1200g(100重量部)を添加し、30分攪拌した後、アスコルビン酸0.6g(0.05重量部)を添加し、過硫酸カリウム水溶液(過硫酸カリウム0.4g(0.03重量部)、アントラキノンスルホン酸ナトリウム0.1g(0.008重量部)をイオン交換水400g(33.3重量部)に溶解して調整したもの)の連続添加を開始した。トータルの転化率99%以上で過硫酸カリウム水溶液の添加を止め、フェノチアジン0.4g(0.03重量部)、t−ブチルカテコール0.4g(0.03重量部)を加えて表1に記載の固形分のラテックス1〜5(電池電極用バインダー)を得た。
表2に示す通り、ラテックス2、4、5、カルボキシメチルセルロース(CMC)、及び水を、1倍量の仕込み重量で、500mlポリエチレン製ボトルにビーズとともに投入し、ボールミル上で回転数270rpm、12時間の条件で混練し、電池電極用バインダー1〜4を得た。
表3に示す通り、電池電極用バインダー(ラテックス1〜5)、負極用活物質として黒鉛、アセチレンブラック、カルボキシメチルセルロース(CMC)、及び水を、1倍量の仕込み重量で、500mlポリエチレン製ボトルにビーズとともに投入し、ボールミル上で回転数270rpm、12時間の条件で混練し、電池電極用スラリーを得た。得られたスラリーを、バーコーターを用いて負極用集電体である銅箔上に塗布、乾燥することにより、電池用電極(負極)を得た。
表4に示す通り、電池電極用バインダーをバインダー1〜4に変更した以外は、実施例6〜11及び参考例5〜8に記載の方法に従って、電池電極用スラリーを得た。得られたスラリーを、バーコーターを用いて負極用集電体である銅箔上に塗布、乾燥することにより、電池用電極(負極)を得た。
表5に示す通り、電池電極用バインダーをラテックス1〜3からSBRに変更した以外は実施例6〜11及び参考例5〜8に記載の方法に従って電極を得た。
表5に示す通り、電池電極用バインダーをラテックス1〜3からPVDFに変更し、水をNMPに変更した以外は実施例6〜11及び参考例5〜8に記載の方法に従って電極を得た。
表6に示す通り、黒鉛を正極用活物質であるコバルト酸リチウムに変更した以外は実施例6〜11及び参考例5〜8に記載の方法に従って、電池電極用スラリーを得た。得られたスラリーを、バーコーターを用いて正極用集電体であるアルミ箔上に塗布、乾燥することにより、電池用電極(正極)を得た。
表7に示す通り、電池電極用バインダーをバインダー1〜4に変更した以外は、実施例6〜11及び参考例5〜8に記載の方法に従って、電池電極用スラリーを得た。得られたスラリーを、バーコーターを用いて正極用集電体であるアルミ箔上に塗布、乾燥することにより、電池用電極(正極)を得た。
Claims (3)
- 2,3−ジクロロブタジエン単独重合体、又は、共重合体成分として、2,3−ジクロロブタジエンと1,2−ジクロロブタジエン及び1,3−ジクロロブタジエンのみの共重合体を含むラテックスを含有することを特徴とする電池電極用バインダー。
- 請求項1に記載の電池電極用バインダー及び活物質を含有することを特徴とする電池電極用スラリー。
- 請求項2に記載の電池電極用スラリーを集電体上に塗布、乾燥して得られることを特徴とする電池用電極。
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JP2011074452A JP5741129B2 (ja) | 2011-03-30 | 2011-03-30 | 電池電極用バインダー、電池電極用スラリー及び電池用電極 |
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