JP5739156B2 - 壁紙糊付機 - Google Patents

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Description

本発明は、1人でも容易に持ち運びすることができ、このため、軽量コンパクト化を達成した壁紙糊付機に関するものである。
現在、建築物の内装施工における壁装材の室内壁面への貼付は、内装作業現場で専用の壁紙糊付機を用いてシート状の壁装材に連続的に糊を塗布しながら行うのが一般的となっている。この壁紙糊付機の一般的な構成としては、内部に複数のローラが配置された上部構体及び下部構体から主に構成される糊付機本体を脚部に支持された台座上に載置し、上下構体の間に挟み込んだシート状壁装材(以下、クロスと記す)をローラで搬送しながら糊タンク内に軸支されている糊掻上げローラで糊タンクから糊をすくい上げて糊付けローラに転写し、この糊付けローラによりクロス裏面に塗付していくものである。
壁紙糊付機には作業者がクロスを引き出す手動式と、モータで糊付けローラ等を駆動してクロスを引き出す自動式がある。具体的な構成の一例としては、下部構体上に原反ローラから繰り出したクロスを先端部が本体前面に垂れる状態で載置して上部構体を閉じ、下部構体及び上部構体の所定ローラ間にクロスを挟み込んだ状態としておく。手動式装置ではクロス先端を作業者が手で持って前方へ引っ張ることによりローラの一部を追従回転させると共に他のローラをギアを介して連動回転させる。
自動式装置では所定のローラの軸を電動モータ等の駆動源に連結して回転させることによって他のローラもギアを介して連動回転するものが一般的である。何れの糊付機もローラの回転でクロスを糊付機本体の後面から前面側へ搬送させる途中で糊タンク内から引き上げられて転写された糊を、糊付ローラの頂点近傍にて該ローラからクロス裏面に糊が転写され、糊塗布済み状態でクロスが前面から送り出されてくるという構成である。
このような壁紙糊付機においては、上部構体と下部構体とからなる糊付機本体と、脚部を備えた台座部とが分離可能(例えば、特許文献1参照)であるため、脚部のキャスターによる搬送が行えない場合には、内装作業現場には糊付機本体と台座部とを一体として、2名以上の作業者が左右の両側部の各々を持って運ぶか、糊付機本体と台座部とを分離して各々を1名以上の作業者が持って運ぶ。
この場合、内装作業現場までは足場が悪い場合があるため、軽量コンパクト化が望まれていた。この要望に対して、複数のローラのローラ部有効幅長さを1000cm以下920mm以上とし、可能な限りステンレス部材をアルミ合金部材に置換えて、総重量が41.0kg〜44.3kgであったものが32.2kgとし、更に、全幅を62mm、奥行きを121mm短くして、軽量コンパクト化を図った新型壁紙糊付機が既に販売されている(商品名「Fresco(フレスコ)」)。
また、軽量コンパクト化以外にも、作業終了後の洗浄の際に作業性を向上させるために、均しローラ、前面側ツメステー、後面側ツメステーについても、洗浄の際に個々を個別に脱離可能とした提案もあった(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−342990号公報 特開平08−001056号公報
これら均しローラ、前面側ツメステー、後面側ツメステーについて、脱離した後に改めて装着するには、前面側ツメステーと均しローラとの位置決め、及び均しローラ、後面側ツメステー、糊付けローラ間の位置決めが必要となり、現場作業者からの改善の要望があった。
また、軽量コンパクト化については、更なる軽量コンパクト化の要望が現場作業者からある反面、ステンレス部材を軽量なアルミ合金部材に単に材料変更することによる強度等の不都合もあり、単純に置換えることができない箇所もあった。更に、1名以上の作業者によって糊付機本体を持ち運ぶ際により容易に持ち運ぶことの要望も現場作業者からあった。
本発明は、糊付機の洗浄を容易とするため、洗浄し難い部材を取り外すことができ、更に洗浄後に取り外された部材を装着する際に微調整を必要としない壁紙糊付機を得ることを目的とする。また、1人でも持ち運びを容易とする壁紙糊付機を得ることを別の目的とする。更に、軽量コンパクト化を目指した壁紙糊付機を得ることを更に別の目的とする。
請求項1に記載された発明に係る壁紙糊付機は、モータで連動して回転駆動される複数のローラによりシート状壁装材を所定の経路に沿って移動させつつ、糊桶内の糊を糊付けローラにより前記壁装材の裏面に連続的に塗布する壁紙糊付機本体と、この糊付機本体の後部に着脱可能に装着され、引き入れられる前記壁装材の両縁部を連続的に裁断するスリッター部とを備えた壁紙糊付機において、
前記複数のローラのうちの一つであり、前記糊付けローラの下流側に配され、糊付けされた壁装材の裏面に塗布された糊を均す均しローラと、前記糊付けローラと均しローラとの間に配設され、糊付けされた前記壁装材と前記糊付けローラとの再付着を防止する壁装材引き離し用の後面側ツメ部と、前記均しローラの下流側に配され、糊付けされた前記壁装材と前記均しローラとの再付着を防止する壁装材引き離し用の前面側ツメ部とを保持する支持部が糊付機本体に着脱自在に取付けられ、
前記支持部が、アルミの押し出し成形で形成され、均しローラの前後に均しローラの下方を覆うように立ち上がった前後面側立ち上がり板部とこれら板部を連結する連結部とを備え、
前後の立ち上がり板部の各々には長手方向に平行に形成された突起部を備え、
前記前後面側ツメ部の各々は前後の立ち上がり板部と突起部との断面形状に合致するスリットが形成された複数の前後面側ツメ部材と、隣接する前後面側ツメ部材間に装着される前後面側スペーサ部とを各々備え、
前記前後面側ツメ部材と前後面側スペーサ部材とが交互に支持部の端部から挿入されていることを特徴とするものである。
請求項2に記載された発明に係る壁紙糊付機は、請求項1に記載の支持部の両端部に、糊付けされた壁装材の側縁部に貼着されるクロスカットテープが下面側から供給されるスリットを備えたことを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明に係る壁紙糊付機は、請求項1又は2に記載の前後面側ツメ部を構成する前記ツメ部材及び前記スペーサ部材が樹脂製である
ことを特徴とするものである。
本発明は、糊付機の洗浄を容易とするため、洗浄し難い部材を取り外すことができ、更に洗浄後に取り外された部材を装着する際に微調整を必要としないという効果がある
本発明の一実施例の壁紙糊付機の正面図である。 図1の壁紙糊付機の側面図である。 図2に示した本体部側部断面図である。 脚部のテンションバーの装着状態を示す説明図である。 図3に示した均しローラ及びツメの構成を示す説明図である。 図5の均しローラ及びツメを保持する支持部の構成を示す説明図である。 図5又は図6の支持部の両端部に配される側掛止部の構成を示す説明図である。 図5の側面の構成を示す説明図である。 上部構体の上に被せるカバー部の構成を示す斜視図である。 図9の側面構成を示す説明図である。 図9の平面構成を示す説明図である。 図3のカッターガイド溝を構成するアルミ管の上面と正面とを被覆する被覆カバーの構成を示す説明図である。
本発明においては、糊付けローラの下流側に配され、糊付けされた壁装材の裏面に塗布された糊を均す均しローラと、糊付けローラと均しローラとの間に配設され、糊付けされた前記壁装材と前記糊付けローラとの再付着を防止する壁装材引き離し用の後面側ツメ部と、均しローラの下流側に配され、糊付けされた前記壁装材と前記均しローラとの再付着を防止する壁装材引き離し用の前面側ツメ部とを保持する支持部が糊付機本体に着脱自在に取付けられ、
支持部が、均しローラの前後の立ち上がり板部とこれらの板部を連結する連結部とを備え、前後の立ち上がり板部には長手方向に平行に形成された突起部を備え、
前後面側ツメ部が、立ち上がり板部と突起部との断面形状に合致するスリットが形成された複数のツメ部材と、隣接するツメ部材間に装着されるスペーサ部材とを備え、ツメ部材とスペーサ部材とが交互に支持部の端部から挿入されているため、糊付機の洗浄を容易とするため、洗浄し難い部材を取り外すことができ、更に洗浄後に取り外された部材を装着する際に微調整が必要なくなる。
即ち、前後面の2種類のツメ部材とスペーサ部材とを、連結部の前後で曲折して立ち上がらせた板部に取付けているため、前後のツメ部の位置が確実に固定される。このため、前後のツメ部間に配される均しローラとの位置関係は容易に固定され、後面側のツメ部材と糊付けローラとの位置関係についても容易に固定される。これにより、糊付機の洗浄前に支持部ごと前後のツメ部と均しローラとを取り外して糊付機本体を洗浄し、洗浄後に支持部を取付けることにより、前後のツメ部と糊付けローラ及び均しローラの微調整が不要となる。
本発明における支持部は均しローラの前後の立ち上がり板部とこれらの板部を連結する連結部とを備え、前後の立ち上がり板部には長手方向に平行に形成された突起部を備えるものであれば良く、好ましくは、支持部の両端部に、糊付けされた壁装材の側縁部に貼着されるクロスカットテープが下面側から供給されるスリットを備えることにより、クロスカットテープの装着も容易となる。
また、支持部は好ましくはアルミ製であれば、堅牢性が増し、長期間使用しても狂いが少なく、微調整が不要となる。また、好ましくは前後面側ツメ部を構成する前記ツメ部材及びスペーサ部材が樹脂製であれば糊付機全体の軽量化に寄与する。
また、別の発明では、糊付機本体が、前記壁装材を装着する際に開放される上部構体と、壁装材の裏面に連続的に糊を塗布する糊付けローラを含む下部構体とを備え、前記糊付機本体の上部構体が一組の長手枠部材と一組の短手枠部材とで構成され、前記一組の長手枠部材の間に上面が一組の長手枠部材の最上面と面一であって、短手枠部材に平行に架設された一対の把手部材を備え、前記一対の把手部材同士の間隙が、700mm〜850mmである。これにより、1人でも持ち運びを容易とすることができる。
即ち、従来は糊付機本体の側壁部の上部に把手があったため、1人で持ち運びをする際には、作業者が大きく前屈みに屈んだ上で両手を広げて両側壁の把手を持たざるを得なかったため、力の入りがづらいものであった。本発明では、一対の把手部材同士の間隙が、700mm〜850mmとしているため、1人で持ち運びをする場合に、作業者は若干前に屈んで両手を肩幅より若干広げて把手を持つことができるため、1人でも持ち運びを容易とすることができる。
一対の把手部材同士の間隙は、より好ましくは、750mm〜800mm、更に好ましくは780mmとして、従来機より362mm狭めることにより、作業者の負担を低減させ、30kg前後の搬送も苦にならないものとなる。
また、一般的な作業者の身長を考慮して、開脚時の床面から把手部材下面までの高さが、800mm〜830mmとすることにより、また、より好ましくは813mmとして従来機より25mm低くすることにより、持ちやすさを追求させることにより、作業者の負担をより低減させ、30kg前後の搬送もより苦にならないものとなる。
尚、一対の把手部材は、糊付機本体の幅中心に対して一対の把手部材同士を左右に均等に配置しても良いし、コントローラを糊付機本体に装着した状態で持ち運ぶことを想定して、糊付機本体の幅中心に対してコントローラ側に数cm程度偏らせて配置しても良い。更に、コントローラが糊付機本体の正面側に対して、右側にコントローラが配されている場合には、多くの作業者が右利きであるため、糊付機本体の幅中心に対して一対の把手部材同士を左右に均等に配置した場合にコントローラを装着した状態で持ち運んでもさほど苦にはならない。
把手部材が一組の長手枠部材の間に配置され、尚且つ、上面が一組の長手枠部材の最上面と面一であるため、上部構体を覆うカバーは、好ましくは一組の長手枠部材、短手枠部材、把手部材の各々の最上面と面一の天井面構造と、一対の把手部材の外方に開口部とが形成されている。
別の発明では、糊付機本体の前面下部に本体長手方向に配されたカッターガイドが、アルミ製の角管と、該角管の上面と正面とを覆うステンレス板とからなるため、更なる軽量コンパクト化を達成することができ、アルミ製角管の表面の傷付きを防止することができる。
1.全体構成
図1は本発明の一実施例の壁紙糊付機の正面図である。図2は図1の壁紙糊付機の側面図である。図3は図2に示した本体部側部断面図である。図4は脚部のテンションバーの装着状態を示す説明図である。図1〜図4に示す通り、本実施例の壁紙糊付機は、糊付機本体1と、この糊付機本体1を載置する台座部15と、糊付機本体1を所定高さで支持するために台座部15の左右両端下部にそれぞれ前後に二本一対で配される前脚21と後脚22とで構成される脚部2とを備える。また、本体1と台座部15とは、糊付機本体15の両側壁下方の2箇所のフックに各々掛止されるパチン錠16で固定される。
台座部15と一対の脚部2とには、左右の脚部2同士が対向するように折りたたみ可能な折りたたみ機構が備わっており、台座部15と脚部2との折りたたみ部位にはカバー23が形成されている。尚、このカバー23の最下部は折りたたみ時に接地する接地部24が形成されている。
糊付機本体1は、糊桶5を主とする下部構体3とその上に開閉可能に載置される上部構体4とによって構成される。一方の側板11の下部構体3にはコントローラ6が装着され、下部構体3の後面側には着脱可能なスリッター7が配され、上部構体4はこの下部構体3の上部を覆うように配されている。
図2に示す通り、コントローラ6内の駆動源(図示せず)の駆動軸による糊付けローラ31の回転に伴って、ギアを介して回転運動が伝達された他のローラも回転し、上下部構体3、4間に挟み込まれているローラRから一端が解けたクロスCを後方から前方へ搬送し、その途中で糊付けローラ31上を搬送される際に糊桶5から引き上げられた糊がクロス裏面に転写塗布される。
この糊付けローラ31は、下部構体3の左右両側壁面の軸支板に軸支され、できるだけ糊桶5内に沈む下方位置の配置となるように構成されている。また、糊桶5内の糊は糊付けローラ31に当接する糊上げローラ51によって行われ、糊上げローラ51は糊桶5の両側側面に中心より後面側寄りの位置で軸支され、糊桶5内の糊を回転によって掻き上げて糊付けローラ31に転写する。
糊付けローラ31は、糊付機本体1に着脱自在に取付けられる駆動源である電動モータを備えたコントローラ6の駆動軸に連結されている。糊付けローラ31の回転軸は、下部構体3に配置される下ピンチローラ32、ドクターローラ33、均しローラ34及び上部構体4に配置される検尺ローラとして用いられる上ピンチローラ41、押さえローラ42、ドライブローラ43のうちの所定ローラの回転軸とギアを介して連動される。
均しローラ34には、図3に示す通り、均しローラ34を介して送られて来る糊付済のクロスCを糊付機本体1の前面に案内するための複数個のツメ53がスペーサ部材54によって、長手方向にほぼ均等に取付けられている。
尚、壁紙糊付機の両側部には、ドクターローラ33の回動軸に偏心して固定された偏心ギアを駆動するレバー39を備え、このレバー39により偏心ギアによって保持されたドクターローラ33の軸端が糊付けローラ31と相対移動され、ドクターローラ33と糊付けローラ31との相対間隔が変化して、糊付けローラ31に付着する糊量を調整できるようになっている。
左右一対の脚部2には、クロス受けブラケット25が回動自在に配されており、クロス受けブラケット25の先端部には、原反ローラRの中心に通されたクロス芯棒26が軸支されている。
原反ローラRから繰り出される壁装材(クロス)Cは、スリッター7の下方に設置された第1テンションバー61と、後脚22に設置された第2テンションバー62とで曲折されながら、スリッター7に搬送され、クロスの両側部が切断される。
脚部の第2テンションバー62の装着は、図4に示す通り、後方に向かって斜め下方に形成されたU字溝28とその中央に突設された案内突条29とが形成された脚部テンションバー保持部27が後脚22の対向する各々の位置に形成されており、脚部の第2テンションバー62の両端に形成された案内溝63を案内突条29に嵌挿して装着する。この第2テンションバー62により、良好なテンションをかけることが可能となる。
スリッター7は、糊付機本体1の下部構体3の下部フレーム3の上部の後壁面に開口された装着開口部内に装着される。スリッター7は後背面の中央部にガイド面部72が配され、そのガイド面部72の両端部には糊付機本体から駆動力を得た駆動軸で回動する左右一対の回転刃71が各々の両端方向に摺動可能に配される。
スリッター7のガイド面部72側には、このガイド面部72上を搬送されるクロスをガイド面部72に押し付けるテンションバー74を支持するテンションバー支持具73をスリッターの側壁に備える。このテンションバー支持具73は、一端部にテンションバー74が取付けられ、他端部にテンションバーの押し付け位置と解除位置との間を揺動する支点(図示せず)を備える。
2.均しローラ及びツメの構成
図5は図3に示した均しローラ及びツメの構成を示し、一部の拡大図を含む説明図である。図6は図5の均しローラ及びツメ部を保持する支持部の構成を示し、一部の拡大図を含む説明図である。図7は図5又は図6の支持部の両端部に配される側掛止部の構成を示す説明図である。図8は図5の側面の構成を示す説明図である。
図3、図5、図7に示す通り、均しローラ34は支持部35の両端部の各々に配された側掛止部36で支持部35に取付けられている。支持部35は、アルミの押し出し成形で形成され、均しローラ34の前後に均しローラ34の下方を覆うように立ち上がった前後面側立ち上がり板部35a、35bと、これらの板部35a、35bを連結する連結部35cとを備える。後面側立ち上がり板部には表裏の各々に突起部35dが形成され、前面側立ち上がり板部には裏面に突起部35dが形成されている。
支持部35の両端部には糊付けされた壁装材の側縁部に貼着されるクロスカットテープが下面側から供給されるスリット35eが穿設されている。前後面側の立ち上がり板部35a、35bには、各々ツメ部53が挿着される。前面側ツメ部53は、前面側ツメ部材53aとスペーサ部材54aとで構成され、後面側ツメ部53は、後面側ツメ部材53bとスペーサ部材54bとで構成される。ツメ部材53a、53bと、スペーサ部材54a、54bとには前後面側の各々の立ち上がり板部35aと突起部35dとの断面形状に合致するスリット溝が形成され、このスリットに立ち上がり板部35aを一方の端部から挿入される。
これらの構成により、前後のツメ部53と均しローラ34との位置が確実に固定されるため、糊付機の洗浄前に支持部35ごと前後のツメ部53と均しローラ34とを取り外して糊付機本体1を洗浄し、洗浄後に支持部35を取付けることにより、前後のツメ部53と糊付けローラ31及び均しローラ34の微調整が不要となる。
3.把手の構成
図9は上部構体の上に被せるカバー部の構成を示す斜視図である。図10は図9の側面構成を示す説明図である。図11は図9の平面構成を示す説明図である。図3に示す通り、 糊付機本体1の上部構体4は、前後の長手枠部材44a、44bと左右両側の短手枠部材(図示せず)とで構成されている。
前後の長手枠部材44a、44bの間に上面が後長手枠部材44bの最上面と面一であって、短手枠部材に平行に架設された一対の把手部材46を備えている。この一対の把手部材46同士の間隙は、780mmとして、従来機より362mm狭められている。これにより、1人で持ち運びをする場合に、作業者は若干前に屈んで両手を肩幅より若干広げて把手を持つことができるため、1人でも持ち運びを容易とすることができる。
また、一般的な作業者の身長を考慮して、開脚時の床面から把手部材46下面までの高さが、813mmとして従来機より25mm低くなっている。これにより、作業者の負担をより低減させ、30kg前後の搬送もより苦にならないものとなる。
把手部材46が一組の長手枠部材の間に配置され、尚且つ、上面が一組の長手枠部材44a、44bの最上面と面一であるため、上部構体を覆うカバー8は、図9〜図11に示す通り、好ましくは一組の長手枠部材44a、44b、短手枠部材、把手部材46の各々の最上面と面一の天井面構造81と、一対の把手部材の外方に開口部82とが形成されている。
4.カッターガイド溝の構成
図12は図3のカッターガイド溝を構成するアルミ管の上面と正面とを被覆する被覆カバーの構成を示す説明図である。図3に示す通り、台座部15の上部で糊付機本体1の前面下部に本体長手方向に配されたカッターガイド12が形成されている。このカッターガイド12の下部構造である角管13は軽量化のために、アルミ押し出し成形で構成されている。
アルミ製の角管13には、角管13の上面と正面とを覆う断面略L字状のステンレス板9が装着されている。このため、更なる軽量コンパクト化を達成することができ、アルミ製角管の表面の傷付きを防止することができる。
5.その他の軽量化
図3に示すドクターローラ33は、従来は中央部の径が両端部の径よりも太いクラウン加工を施すことにより、糊付けローラ31の糊厚を中央部と端部とで均一にしていた。このためドクターローラ33の板厚が2.5mmであった。本実施例では、更なる軽量化を図るため、ドクターローラ33のクラウン加工をやめて、糊付けローラ31にクラウン加工を施すこととし、ドクターローラの板厚を2.5mmから2.0mmとすることにより、軽量化を図った。
図3に示す糊桶5を、従来の板厚1.8mmのアルミ押出成形部材に対して、板厚1mmのアルミ製として軽量化を図った。また、押さえローラ42のアルミ押出成形肉厚を3mmから1.5mmとすることにより、軽量化を図った。以上の種々の軽量化を行ったことにより、合計重量が32.7kgの壁紙糊付機が30.5kgとなった。
1…糊付機本体、
11…側板、
15…台座部、
16…パチン錠、
2…脚部、
21…前脚、
22…後脚、
23…カバー、
24…接地部、
25…クロス受けブラケット、
26…クロス芯棒、
27…脚部テンションバー保持部、
28…U字溝、
29…案内突条、
3…下部構体、
31…糊付けローラ、
32…下ピンチローラ、
33…ドクターローラ、
34…均しローラ、
35…支持部、
35a…前面側立ち上がり板部、
35b…後面側立ち上がり板部、
35c…連結部、
35d…突起部、
35e…スリット、
36…側掛止部、
39…レバー、
4…上部構体、
41…上ピンチローラ、
42…押さえローラ、
43…ドライブローラ、
44a…前長手枠部材、
44b…後長手枠部材、
46…把手部材、
5…糊桶、
51…糊上げローラ、
53…ツメ部、
53a…前面側ツメ部材、
53b…後面側ツメ部材、
54a…前面側スペーサ部材、
54b…後面側スペーサ部材、
6…コントローラ、
61…第1テンションバー、
62…第2テンションバー、
7…スリッター、
71…回転刃、
72…ガイド面部、
73…テンションバー支持具、
74…テンションバー、
8…カバー、
81…天井面構造、
82…開口部、
C…クロス、
R…ローラ、

Claims (3)

  1. モータで連動して回転駆動される複数のローラによりシート状壁装材を所定の経路に沿って移動させつつ、糊桶内の糊を糊付けローラにより前記壁装材の裏面に連続的に塗布する壁紙糊付機本体と、この糊付機本体の後部に着脱可能に装着され、引き入れられる前記壁装材の両縁部を連続的に裁断するスリッター部とを備えた壁紙糊付機において、
    前記複数のローラのうちの一つであり、前記糊付けローラの下流側に配され、糊付けされた壁装材の裏面に塗布された糊を均す均しローラと、前記糊付けローラと均しローラとの間に配設され、糊付けされた前記壁装材と前記糊付けローラとの再付着を防止する壁装材引き離し用の後面側ツメ部と、前記均しローラの下流側に配され、糊付けされた前記壁装材と前記均しローラとの再付着を防止する壁装材引き離し用の前面側ツメ部とを保持する支持部が糊付機本体に着脱自在に取付けられ、
    前記支持部が、アルミの押し出し成形で形成され、均しローラの前後に均しローラの下方を覆うように立ち上がった前後面側立ち上がり板部とこれら板部を連結する連結部とを備え、
    前後の立ち上がり板部の各々には長手方向に平行に形成された突起部を備え、
    前記前後面側ツメ部の各々は前後の立ち上がり板部と突起部との断面形状に合致するスリットが形成された複数の前後面側ツメ部材と、隣接する前後面側ツメ部材間に装着される前後面側スペーサ部とを各々備え、
    前記前後面側ツメ部材と前後面側スペーサ部材とが交互に支持部の端部から挿入されていることを特徴とする壁紙糊付機。
  2. 前記支持部の両端部に糊付けされた壁装材の側縁部に貼着されるクロスカットテープが下面側から供給されるスリットを備えたことを特徴とする請求項1に記載の壁紙糊付機。
  3. 前記前後面側ツメ部を構成する前記ツメ部材及び前記スペーサ部材が樹脂製であることを特徴とする請求項1又は2に記載の壁紙糊付機。
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