JP5737737B2 - エアーフィルター清掃機構及びプロジェクター装置 - Google Patents

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本発明は、電子機器等に搭載されるエアーフィルター清掃機構及びそれを用いたプロジェクター装置に関するものである。
従来のこの種のエアーフィルター清掃機構として、送り出しリールと、前記送り出しリールと間を置いて配された巻き取りリールと、一端が前記送り出しリールに係止されると共に巻かれ、他端が前記巻き取りリールに係止されたロール状のエアーフィルターと、巻き取りリールを回転駆動する駆動手段と、エアーフィルターをファンに密接すると共にエアーフィルターの張力を一定にするためのテンショナーを備え、前記エアーフィルターの前記送り出しリールと前記巻き取りリール間に位置する部分を、機器に設けられた空冷用吸気口の前に配置して、機器の運転中に、所定の時間間隔で前記駆動手段に通電して、汚れたエアーフィルターを巻き取りリールに順次巻き取るようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記特許文献1に記載されたような従来のエアーフィルター清掃機構の構成では、エアーフィルターに付着した塵埃を除去する機構が無く、単に塵埃で目詰まりしたエアーフィルターを巻き取りリールで巻き取るだけなので、エアーフィルターが全長に渡って目詰まりしたときは、エアーフィルターを巻き取りリールごと取り外し、そのエアーフィルターを広げて掃除する必要があり、清掃作業が非常に面倒であった。また、エアーフィルターは、巻き取りリール側にのみ移動可能、すなわち一方向にしか使用できないため、長期間の使用は困難で、清掃や、交換頻度が多くなり面倒である、という問題があった。
また、テンショナーが設けられているため、駆動手段の駆動トルクを大きくする必要があり、この為駆動手段の大型化、ひいては機器の大型化を招く、という問題がった。
そこで、上記問題を解決するために、機器に設けられた外気取り入れ口に沿って水平方向で移動可能又は、外気取り入れ口上でしかも水平方向で回転可能に配設したプレフィルターと、前記プレフィルターを移動又は回転させるための駆動メカユニットと、前記プレフィルターに摺接し、付着した粉塵を除去するブラシと、前記プレフィルターより下流側に設けられると共に、前記プレフィルターより粒子径の小さい塵埃を捕集する第2のエアーフィルターとから構成され、前記プレフィルターに一定量の粉塵が溜まっていることを、目詰まりセンサーで感知した時、あるいは所定の時間が経った時に、駆動メカユニットでプレフィルターを移動または回転させ、その間にブラシでプレフィルターに付着した埃や粉塵を除去するようにしたものがある(例えば、特許文献2参照)。
又、従来の他のエアーフィルター清掃機構として、第1のフィルタ部と、第1のフィルタ部の吸気側に設けられたメッシュ状のスクリーンと、このスクリーンの表面に接触しながら移動して塵埃を除去するクリーニングブラシを含む第2のフィルタ部と、上記第2のフィルタ部に設けられ塵埃を回収する塵受けトレーとから構成されたものもある(例えば、特許文献3参照)。
特開平8−128400号公報 特開2008−065021号公報 特開2005−221581号公報
しかしながら、上記特許文献2に記載されたような従来のエアーフィルター清掃機構は、水平に配したプレフィルターを上下方向でブラシで挟むようにして除塵する構成となっているため、そのエアーフィルター清掃機構を搭載した電子機器を、その側面を下にして立てて使用すると、プレフィルターから除去された塵埃が、垂直方向のプレフィルターの面に沿って、こぼれる落ち、周囲を汚したりする、といった課題があった。
又、上記特許文献3に記載された従来のエアーフィルター清掃機構においても、そのエアーフィルター清掃機構を搭載した機器をひっくり返して置いたり、側面を下にして立てたときに、塵受けトレー内の塵埃が、外にこぼれる落ち、周囲を汚したりするといった課題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、効率よくエアーフィルターに付着した塵埃を除去すると共に、エアーフィルター機構が搭載された機器の置き方が変わっても、除去された塵埃が外に洩れ出ることの無い、信頼性の高いエアーフィルター清掃機構及びプロジェクター装置を提供することを目的とするものである。
上記従来の課題を解決するために、本発明のエアーフィルター清掃機構は、エアーフィルターに付着した塵埃を除去する回転ブラシを備えた除塵装置と、前記回転ブラシに食い込んで絡みついた塵埃を除去する櫛歯と、前記除塵装置を収納する除塵装置収納室と、前記除塵装置収納室に隣接して前記除塵装置により除塵された塵埃を保管する塵埃収納室とを備え、前記塵埃収納室に保管された塵埃が前記除塵装置収納室に戻るのを防止する戻り防止体を、前記塵埃収納室を形成する壁の一部に一体に形成したことを特徴とするもので、戻り防止体により、塵埃収納室に収納された塵埃が、前記除塵装置収納室を介して外部に漏れることが無いので、エアーフィルター清掃機構が搭載された電子機器の置き方が変更されても、塵埃が除塵装置収納室を経て外部に出て周囲を汚したりすることが無い。
また、本発明のプロジェクター装置は、請求項1〜4のいずれか1項に記載のエアーフィルター清掃機構を着脱自在に備えたもので、プロジェクター装置の使用時に、塵埃が外部に漏れることを気にすることなく、好きな方向で立てることができる使用勝手の良いプロジェクター装置を提供できる。
本発明のエアーフィルター清掃機構は、効率よくエアーフィルターに付着した塵埃を除去することができ、また、プロジェクター装置は、その置き方が変わっても、除去された塵埃が外に洩れ出ることが無く、信頼性の高いものである。
(a)本発明の第1の実施例におけるエアーフィルター清掃機構を搭載したプロジェクター装置の外観斜視図、(b)図1(a)のA−A断面図 (a)同エアーフィルター清掃機構を内蔵した清掃ユニットの外観斜視図、(b)同清掃ユニットの斜視図(蓋を開けている状態) 同エアーフィルター清掃機構の斜視図 (a)同エアーフィルター清掃機構の平面断面図、(b)図4(a)のB−B部分断面図、(c)図4(a)のC−C断面図 同エアーフィルター清掃機構の裏面図 (a)〜(d)同エアーフィルター清掃機構の設置例を示す図 同エアーフィルター清掃機構の他の例を示す断面図 本発明の第2の実施例におけるエアーフィルター清掃機構の断面図 (a)本発明の第3の実施例におけるエアーフィルター清掃機構の断面図(塵埃回収時)、(b)同エアーフィルター清掃機構の断面図(清掃時) (a)本発明の第4の実施例におけるエアーフィルター清掃機構の要部断面図(塵埃回収時)、(b)同エアーフィルター清掃機構の要部断面図(清掃時)
第1の発明は、エアーフィルターに付着した塵埃を除去する回転ブラシを備えた除塵装置と、前記回転ブラシに食い込んで絡みついた塵埃を除去する櫛歯と、前記除塵装置を収納する除塵装置収納室と、前記除塵装置収納室に隣接して前記除塵装置により除塵された塵埃を保管する塵埃収納室とを備え、前記塵埃収納室に保管された塵埃が前記除塵装置収納室に戻るのを防止する戻り防止体を、前記塵埃収納室を形成する壁の一部に一体に形成したことを特徴とするもので、戻り防止体により、塵埃収納室に収納された塵埃が、前記除塵装置収納室を介して外部に漏れることが無いので、エアーフィルター清掃機構が搭載された電子機器の置き方が変更されても、塵埃が除塵装置収納室を経て外部に出て周囲を汚したりすることが無い。また、部品点数が削減されるので、組み立て工数が減り、製造コストの低減を図ることができる。
の発明は、特に、第1の発明の戻り防止体を、弾性を有する部材で形成したもので、戻り防止体によって除塵装置に加わる負荷が軽くなり、除塵装置を駆動する駆動源を小型化することができる。また、万が一大きな塵埃が除塵装置で掻き取られても、戻り防止体が容易に撓むので、塵埃の塵埃収納室への移動が確実に行われる。
の発明は、特に、第1又は第2の発明の塵埃収納室を、第1の塵埃収納室と第2の塵埃収納室に分割して設けると共に、戻り防止体を揺動させて、前記第1の塵埃収納室内の塵埃を、前記第2の塵埃収納室に移動させるようにしたもので、塵埃収納室が少なくとも2つに分割されているので、塵埃の外部への漏れをより確実に防止することができると共に、第1の塵埃収納室の塵埃を第2の塵埃収納室に移動させるための専用の部品が不要なので、組み立て工数や製造コストの上昇をおさえることができる。
の発明に係るプロジェクター装置は、請求項1〜のいずれか1項に記載のエアーフィルター清掃機構を着脱自在に備えたもので、プロジェクター装置の使用時に、塵埃が外部に漏れることを気にすることなく、好きな方向で立てることができる使用勝手の良いプロジェクター装置を提供できる。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。尚、この実施例によって本発明が限定されるものではない。
図1(a)は、本発明の第1の実施例におけるエアーフィルター清掃機構を搭載したプロジェクター装置の外観斜視図、図1(b)は、図1(a)のA−A断面図、図2(a)は、同エアーフィルター清掃機構を内蔵した清掃ユニットの外観斜視図、図2(b)は、同清掃ユニットの斜視図(蓋を開けている状態)、図3は、同エアーフィルター清掃機構の斜視図、図4(a)は、同エアーフィルター清掃機構の平面断面図、図4(b)は、図4(a)のB−B部分断面図、図4(c)は、図4(a)のC−C断面図、図5は、同エアーフィルター清掃機構の裏面図、図6は、同エアーフィルター清掃機構の設置例を示す図である。
図1、2において、清掃ユニット1は、プロジェクター装置2に着脱自在に装着される清掃ユニットで、内部に本実施例におけるエアーフィルター清掃機構3が組み込まれている。プロジェクター装置2の本体2aの前部には、画像を投射する投射レンズを有する投射体13が設けられ、本体2aの上面には、本体2a内に外気を取り入れるための開口部2bが複数設けられている。
本体2aの内部には、多数の電子部品等から成り投射体13により投射される画像を光学的に処理する画像表示素子体4と、画像表示素子体4に電力を供給する電源基板体5と、本体2a内の温度や圧力等を検知するセンサー6と、プロジェクター装置2を制御する制御基板12が設けられている。
本体2aの側壁2cには、排気口2dが設けられ、更に本体2aの内部の排気口2dの近傍には、モータ9で回転駆動される冷却ファン10が設けられている。
本体2aの清掃ユニット1を受ける面2fに開口部2gが形成されている。15は、プロジェクター装置2を操作するための操作スイッチで、16は、LEDなどから構成され、プロジェクター装置2の運転状態を表示する告知部である。
次に、図1〜5を用いて清掃ユニット及び本実施の形態における清掃機構3の詳細について述べる。
清掃ユニット1の底面には、枠体7が形成された開口1bが設けられ、その枠体7にエアーフィルター8が一体的に設けられ、清掃ユニット1を、プロジェクター装置2の側壁2cに設けた挿入口2eより挿入し装着すると、エアーフィルター8が、本体2aに設けた開口部2gを気密に覆うようになっている。
本実施例におけるエアーフィルター清掃機構3(以下「清掃機構3」という)は、エアーフィルター8に着脱自在に載置され、自走しながらエアーフィルター8の表面に付着した塵埃17を除去するものである。
本実施例では、清掃機構3の長さを、清掃ユニット1の開口1bの幅寸法よりわずかに小さい寸法に設定しているので、清掃機構3をエアーフィルター8上に載置するだけで、清掃機構3の底部の両端に設けた後述のピニオンギア20aが、エアーフィルター8の両端に延設されたラックギア11に確実に噛み合うようになっている。
14は、一端(図2(b)では、右端)が、清掃ユニット1のユニット本体1aに回動自在に設けられると共に中央に開口14aを有した蓋で、閉じると、蓋14の裏面に設けたリブ14bで、清掃機構3を摺動自在に支持すると共に、プロジェクター装置2から清掃ユニット1を取り出した時に、エアーフィルター8上に載置された清掃機構3が、ユニット本体1aから不用意に外れるのを防止するためのものである。
清掃機構3には、回転ブラシ状で、一端にギアA19aを備えエアーフィルター8に付着した塵埃17を除去する除塵装置19と、両端にラックギア11と噛み合うピニオンギア20aを有し、一側に、ギアA19aと噛み合うギアB20bと傘歯車A20cを有する移動用軸20と、モータなどからなりその回転軸21aに、傘歯車A20cに噛み合う傘歯車B21bを有する駆動手段21と、駆動手段21の電源となるバッテリー22が内蔵されている。
清掃機構3の内部は、大きく、除塵装置19が収納された除塵装置収納室23と、除塵装置収納室23に隣接すると共に除塵装置19で除去された塵埃17を収納保管する塵埃収納室24とに二分されている。除塵装置収納室23と塵埃収納室24との境には、除塵装置19の回転方向に沿うように傾斜すると共に先端が除塵装置19に摺接し、塵埃収納室24に収納保管された塵埃17が除塵装置収納室23に戻るのを防止する戻り防止体25が、除塵装置19と平行に延設されている。本実施例では、戻り防止体25は、清掃機構3の内壁に一体に形成されている。
清掃機構3の裏面には、塵埃収納室24を自在に開閉する蓋体27と、除塵装置19が臨む開口3aが設けられている。
また、本実施例では、蓋体27に、先端が櫛歯状で、かつ除塵装置19に食い込み、除塵装置19に絡みついた塵埃17を除去するための櫛歯26が、除塵装置19と平行に、一体的に形成されている。
29は、清掃機構3の裏面の、それぞれのピニオンギア20aと反対側に回転自在に設けられた自由歯車で、ピニオンギア20aと同一高さに位置し、清掃機構3の移動時にラックギア11に噛み合って、清掃機構3がスムーズに移動することができるようにするためのものである。
以上のように構成された本実施例におけるエアーフィルター清掃機構と、それを搭載したプロジェクター装置の動作、作用は、以下の通りである。
操作スイッチ15を操作することにより、プロジェクター装置2を使用することができる。本実施例におけるプロジェクター装置2は、一般的に、図6(a)に示すように開口部2bが上を向くようにして、机やテーブルの上に置かれるが、図6(b)に示すようにプロジェクター装置2を天井からつるして床面に投射するようにしたり、図6(c)に示すように、プロジェクター装置2の投射体13と反対側の面を下にして机、テーブル或いは床において、天井などに投射したり、更には、図6(d)に示すように、本体2aをひっくり返して使用しても良い。
プロジェクター装置2を運転している間、あるいは、使用直後の所定の冷却期間の間は、モータ9で回転駆動される冷却ファン10により、外気が、本体2aの開口部2b、清掃機構3の開口14a、清掃ユニット1の開口1bに設けたエアーフィルター8を順に通って、本体2a内に吸引され、画像表示素子体4や電源基板体5、制御基板12などの発熱部品を冷却し、排気口2dより外部に排出される。
外気が、エアーフィルター8を通過するときに、その外気に含まれた塵埃は、エアーフィルター8で捕集されるので、塵埃が本体2a内に入ることは無い。
このようにして、プロジェクター装置2を長期間使用していると、エアーフィルター8が次第に塵埃で目詰まりし、外気が本体2a内に入り難くなって、本体2a内の発熱部品の冷却効果が低下してくるが、本実施例では、本体2a内の温度や圧力を検知するセンサー6を設けて、空気の流れが悪くなって本体2a内の温度が所定の温度を超えたり、空気が本体2a内に入り難くなって、本体2a内の空気圧力が所定の値以下になったことを検知すると、制御基板12より信号が発信され、その信号を清掃機構3に内蔵された受信機(図示せず)が受信すると、駆動手段21が動作するようになっている。
駆動手段21が動作すると、その動力が傘歯車B21bを経て傘歯車A20cに伝達され、移動用軸20と共に、ラックギア11に噛み合ったピニオンギア20aが回転し、清掃機構3が、図2中の白抜き矢印方向に移動し始める。同時に、動力が、ギアB20bを介してギアA19aに伝わり、除塵装置19が回転する。除塵装置19が回転すると、エアーフィルター8に付着した塵埃17が掻き上げられ、掻き上げられた塵埃17は、除塵装置収納室23を通って、塵埃収納室24に送られる。又、除塵装置19に絡みついた塵埃17は、櫛歯26により梳きとられる。
塵埃収納室24に溜まった塵埃17を廃棄するときは、プロジェクター装置2の挿入口2eより清掃ユニット1を取り出し、蓋14を開けて、清掃機構3を取り出し、その底部に設けた蓋体27を開けるだけで簡単に済ませることができる。
特に、本実施例では、先端が除塵装置19に摺接する戻り防止体25を設けているので、プロジェクター装置2の使用時の向きがどのようになっても、塵埃収納室24に一旦入った塵埃17が、除塵装置収納室23に戻り、開口3aから外部に漏れ出て、塵埃17がエアーフィルター8に再付着したり、プロジェクター装置2内部にこぼれたり、テーブルなどを汚すことが無い。
また、本実施例では、戻り防止体25が、清掃機構3の内壁に一体に形成されているので、部品点数が削減され、組み立て工数も減り、製造コストの低減を図ることができる。
なお、上記実施例では、戻り防止体25を清掃機構3の内壁に一体に形成したが、図7に示すように、戻り防止体30を、清掃機構3の内壁に取り付けられる別部品とし、それを、弾性に富んだ材料でブレード状或いはリップ状に形成したり、弾性に富んだシート部材、発泡体あるいは布部材で形成するようにすれば、万が一大きな塵埃17が除塵装置19で掻き取られても、戻り防止体30が容易に撓むので、塵埃17の塵埃収納室24への移動が確実に行われる。また、戻り防止体30が容易に撓みやすいので、戻り防止体30が除塵装置19に摺接していても、除塵装置19に加わる負荷が軽減され、除塵装置19を駆動する駆動手段21の小型化を図ることもできる。
又、上記実施例では、除塵装置19に絡みついた塵埃17を梳く櫛歯26を清掃機構3の蓋体27に一体で形成しているので、部品点数、組み立て工数が低減し安価に構成することができ、また、蓋体27を開けたときに、櫛歯26の汚れやすい先端部分が外部に露出するので、その部分の清掃も容易となる。
なお、上記実施例では、清掃機構3が動作するタイミングとして、センサー6が、本体2a内の温度が高かったり、圧力が低下したときに動作するようにしたが、プロジェクター装置2の所定の累積使用時間毎に、或いは、プロジェクター装置2の電源をOFFする都度、清掃機構3を自動的に動作させるようにしても良い。
上記実施例では、エアーフィルター8を清掃ユニット1の底面に設けた開口1bに形成したが、プロジェクター装置2の本体2a側に設けても良い。この場合は、開口1bを全開口とし、清掃機構3は、開口1bを移動しながら、本体2aに設けたエアーフィルター8を清掃することになる。
図8は、本発明の第2の実施例におけるエアーフィルター清掃機構の断面図である。なお、上記第1の実施例におけるエアーフィルター清掃機構、プロジェクター装置と同一部品には、同一符号を付してその説明を省略する。
図8において、本実施例におけるエアーフィルター清掃機構33(以下「清掃機構33」と称す)は、塵埃収納室24を、第1の塵埃収納室24aと第2の塵埃収納室24bに分割し、塵埃収納室24に保管された塵埃17が除塵装置収納室23に戻るのを防止する戻り防止体34を回動自在に設け、戻り防止体34の回動時に、第1の塵埃収納室24aに収納された塵埃17を、第2の塵埃収納室24bに送り出すようにしたものである。本実施例では、第1の塵埃収納室24aと第2の塵埃収納室24bとを、櫛歯35で区画し、第1の塵埃収納室24aを櫛歯35の上側に形成している。
以上のように構成された本実施例における清掃機構33の動作、作用は以下の通りである。
通常は、戻り防止体34の先端は、実線で示すように、除塵装置19に摺接しており、除塵装置19の回転に伴い、エアーフィルター8から除去された塵埃17は第1の塵埃収納室24aに溜まる。そして図示しない駆動手段で、戻り防止体34を間欠的に回動(図8では、反時計方向に回動)、すなわち戻り防止体34を揺動させて、第1の塵埃収納室24aに溜まった塵埃17を、第2の塵埃収納室24bに送るようにしたものである。
以上のように本実施例によれば、塵埃収納室24が2つに分割されているので、塵埃17の外部への漏れをより確実に防止することができると共に、第1の塵埃収納室24aの塵埃17を第2の塵埃収納室24bに移動させるための専用の部品が不要なので、組み立て工数や製造コストが上昇することもない。
図9は、本発明の第3の実施例におけるエアーフィルター清掃機構の断面図である。なお、上記実施例におけるエアーフィルター清掃機構と同一部品には、同一符号を付してその説明を省略する。
上記第1、第2の実施例では、除塵装置として、回転ブラシを用いたが、本実施例は、所定の角度範囲内で回動する除塵装置を用いたものである。
図9において、本実施例におけるエアーフィルター清掃機構37(以下「清掃機構37」には、上部が、本体37aに回動自在に軸支された除塵装置38が設けられている。除塵装置38の底面の塵埃収納室24側には、所定幅のブラシ部材A38aが長手方向に貼着され、除塵装置38の底面の塵埃収納室24と反対側の端部には、エアーフィルター8に接するブレード38bが設けられている。
塵埃収納室24に入った塵埃17が除塵装置収納室23に戻るのを防止する戻り防止体39は、本体37aの内壁に一体的に形成されると共に、除塵装置38の塵埃収納室24側への回動範囲を規制する第1のストッパー39aを備えている。また、本体37aの除塵装置収納室23には、除塵装置38の塵埃収納室24と反対側方向への回動範囲を規制する第2のストッパー37bが設けられている。
塵埃収納室24を開閉自在に覆う蓋体40の除塵装置38側端部には、除塵装置38の回動時に、除塵装置38のブラシ部材A38aに摺接するブラシ部材B40aが貼着されている。ブラシ部材A38a、ブラシ部材B40aのいずれも多数の樹脂繊維から構成されているが、特に、ブラシ部材B40aの樹脂繊維は、斜め上方に傾いている。
以上のように構成された本実施例における清掃機構37の動作、作用を以下に説明する。
駆動手段21を動作させて、エアーフィルター8上で清掃機構37を左方向に移動させると、図9(b)に示すように、ブレード38bが右側に移動するので、除塵装置38が反時計方向に回動してブラシ部材A38aが露出しエアーフィルター8上の塵埃17を捕捉する。次に、駆動手段21を動作させて、清掃機構37を右方向に移動させると、図9(a)に示すように、ブレード38bが左側に移動し、除塵装置38が時計方向に回動し、ブラシ部材A38aがブラシ部材B40aに摺接し、ブラシ部材A38aで捕捉された塵埃17が、ブラシ部材B40aでこそぎとられると共に、塵埃収納室24に落下する。
以上のように、本実施例によると、除塵装置38は、清掃機構37の前後の移動に伴い回動するだけなので、それを回動させるための動力源が不要で、駆動手段21は、単に清掃機構37を移動させるだけのものになり、清掃機構37の構成が簡素化されると共に軽量化、小型化が図れる。
図10は、本発明の第4の実施例におけるエアーフィルター清掃機構の要部断面図である。本実施例におけるエアーフィルター清掃機構41(以下「清掃機構41」という)は、塵埃収納室24に入った塵埃17が除塵装置収納室23に戻るのを防止する戻り防止体42を、弾性に富んだ材料で形成し、清掃機構41の本体41aの内壁に取り付けたもので、他の構成、作用は上記第2の実施例と同じなので、同一部品には、同一符号を付してその説明を省略する。
本実施例では、戻り防止体42が弾性に富んだ材料で形成されているので、清掃機構41が右方向に移動し、図10(a)に示すように、除塵装置38の端部が、戻り防止体42に設けた第1のストッパー42aに当接すると、戻り防止体42が塵埃収納室24側に大きく撓んで開くので、除塵装置38で捕捉した塵埃17を確実に塵埃収納室24に送ることができる。そして、図10(b)に示すように、清掃機構41が、左方向に移動し、除塵装置38が、右方向に回動し、第2のストッパー41bに当接すると、戻り防止体42は、弾性力で元の位置、すなわち、ブラシ部材B40aに近接する位置まで戻り、塵埃収納室24内に溜まった塵埃17が洩れるのを確実に防止することができる。
以上のように、本発明に係るエアーフィルター清掃機構及びプロジェクター装置は、効率よくエアーフィルターに付着した塵埃を除去すると共に、プロジェクター装置の置き方が変わっても、除去された塵埃が外に洩れ出ることが無く、信頼性の高いもので、塵埃を捕捉するエアーフィルターを有する各種機器に広く利用できるものである。
1a 開口
2 プロジェクター装置
3、33、37、41 エアーフィルター清掃機構(清掃機構)
8 エアーフィルター
17 塵埃
19、38 除塵装置
23 除塵装置収納室
24 塵埃収納室
25、30、34、39、42 戻り防止体

Claims (4)

  1. エアーフィルターに付着した塵埃を除去する回転ブラシを備えた除塵装置と、前記回転ブラシに食い込んで絡みついた塵埃を除去する櫛歯と、前記除塵装置を収納する除塵装置収納室と、前記除塵装置収納室に隣接して前記除塵装置により除塵された塵埃を保管する塵埃収納室とを備え、前記塵埃収納室に保管された塵埃が前記除塵装置収納室に戻るのを防止する戻り防止体を、前記塵埃収納室を形成する壁の一部に一体に形成したことを特徴とするエアーフィルター清掃機構。
  2. 戻り防止体を、弾性を有する部材で形成した請求項1に記載のエアーフィルター清掃機構。
  3. 塵埃収納室を、第1の塵埃収納室と第2の塵埃収納室に分割して設けると共に、戻り防止体を揺動させて、前記第1の塵埃収納室内の塵埃を、前記第2の塵埃収納室に移動させるようにした請求項1又は2に記載のエアーフィルター清掃機構。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載のエアーフィルター清掃機構を着脱自在に備えたプロジェクター装置。
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