JP5737565B2 - 車両のドア開口部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、
車体にドア開口が形成され、
前記ドア開口の幅方向一方側の第1内周面にオープニングトリムの取り付けフランジが形成され、
前記取り付けフランジよりも車室内側の第1内周面部分が第1内装部品に間隔を空けて覆われ、
前記ドア開口の下側の第2内周面が第2内装部品に覆われ、
前記第1内装部品と第2内装部品の連結端部同士が連結している車両のドア開口部構造に関する。
上記の車両のドア開口部構造では、前記第1内周面部分が第1内装部品に間隔を空けて覆われ、前記ドア開口の第1内周面部分と第1内装部品との間にハーネス・ケーブル・ホース等が通されている(特許文献1参照)。
特開2008−195257号公報
上記従来の構造によれば、前記ドア開口の第1内周面部分を第1内装部品で間隔を空けて覆うことから、第2内装部品の連結端部を第1内装部品の連結端部に意匠面の外方側から重ねて連結する際に第1内装部品の連結端部が逃げやすく、例えば、第2内装部品の連結端部に設けた係合爪が、第1内装部品の連結端部に設けた係合孔に係合しにくくなって組み付け性が低下しやすいという問題があった。
この問題を解消する技術として、前記第1内装部品の連結端部の裏側から車体に対する当接片を突出させ、当接片の突出端部を車体(第1内周面)に当接させる技術がある。
しかしながら、この技術では、第1内装部品の連結端部を幅広に設定してハーネス等が存在しない個所に当接片を突出させなければならず、第1内装部品が大型化する。
また、当接片の突出長さが長くなるために当接片の根元が太くなり、当接片の根元の意匠面側にヒケが発生して外観品質が低下しやすくなる。
本発明は上記実状に鑑みて成されたもので、その目的は、組み付け性を向上させることができ、内装部品を小型化でき、外観品質を向上させることができる車両のドア開口部構造を提供する点にある。
本発明の特徴は、
車体にドア開口が形成され、
前記ドア開口の幅方向一方側の第1内周面にオープニングトリムの取り付けフランジが形成され、
前記取り付けフランジよりも車室内側の第1内周面部分が第1内装部品に間隔を空けて覆われ、
前記ドア開口の下側の第2内周面が第2内装部品に覆われ、
前記第1内装部品と第2内装部品の連結端部同士が連結している車両のドア開口部構造であって、
前記第1内装部品の連結端部に形成された係合部が前記取り付けフランジに係合し、
前記係合部は前記取り付けフランジに車室外側から当接し、
前記係合部は、前記第1内装部品の連結端部から車室外側に張り出す下側開放のフック状に形成されて前記取り付けフランジに上方から外嵌し、
前記係合部の車室外側の側壁が前記取り付けフランジの車室外側の面に当接し、
前記係合部の車室外側の側壁の内面は縦断面くの字状の凸面に形成され、
前記側壁の外面に凹部が形成されている点にある。(請求項1)
この構成によれば、前記第1内装部品の連結端部に形成された係合部が前記取り付けフランジに係合して、第1内装部品の連結端部が車体に支持されるから、第2内装部品の連結端部を第1内装部品の連結端部に意匠面の外方側から重ねて連結する際に第1内装部品の連結端部が逃げにくくすることができ、組み付け性を向上させることができる。
そして、第1内装部品を車体に取り付ける際に、最初に係合部を取り付けフランジに係合させることで、第1内装部品の車体に対する取り付け部(例えばクリップ)を、車体側の被取り付け部(例えばクリップ孔)に円滑にガイドすることができ、取り付け部と被取り付け部を位置決めしやすくすることができる。
さらに、第1内装部品の連結端部に形成された係合部をドア開口の内周面に当接させる必要がないから、係合部がハーネス等に干渉することを防止でき、係合部のハーネスに対する干渉回避のための第1内装部品の連結端部の幅広化を回避できて、第1内装部品を小型化することができる。
第2内装部品の連結端部を第1内装部品の連結端部に意匠面の外方側から重ねて連結する際に第1内装部品の連結端部が逃げにくくする手段として、例えば、第1内装部品の連結端部の裏側から車体(第1内周面)に対する当接片を突出させる手段を採用すると、当接片が長くなることにより当接片の意匠面側にヒケが生じやすいが、本発明の上記の構成によれば、係合部は取り付けフランジに係合するから、係合部をコンパクトに構成できて、係合部の意匠面側にヒケが生じることを回避することができ、外観品質を向上させることができる。
また、第1内装部品の車室内側への移動を取り付けフランジで阻止することができ、第1内装部品の車体からの外れを防止することができる。さらに、車幅方向における第1内装部品の位置を正確に決めることができ、第1内装部品と第2内装部品との見切り部の合わせをきれいに出すことができて外観品質を向上させることができる。
また、前記係合部が上記のフック状に形成されているから、係合部を前記取り付けフランジに係合しやすくすることができる。また、第1内装部品の車室内側への移動を取り付けフランジで阻止することができ、第1内装部品の車体からの外れを防止することができる。
また、前記係合部の車室外側の側壁の内面は縦断面くの字状の凸面に形成されているから、係合部を取り付けフランジに係合する際に、前記内面がガイド機能を発揮して、係合部を取り付けフランジに、より簡単に係合することができる。
そして、前記側壁の外面に凹部が形成されているから、係合部の軽量化を図ることができる。(請求項1)
本発明において、
オープニングトリムの長手方向の一端部が前記第1内装部品の連結端部の車室外側に位置するように、前記オープニングトリムが前記取り付けフランジに取り付けられ、
前記オープニングトリムの長手方向の一端部の端面が当接する被当接面が前記係合部に形成されていると、次の作用を奏することができる。(請求項
取り付けフランジに対するオープニングトリムの長手方向の一端部取付開始点(以下、「オープニングトリムの一端部」と称する)の位置を決める手段の一例として、取り付けフランジに切れ込みを形成しておき、この切れ込みを目印としてオープニングトリムの一端部の位置を決める手段がある。
しかしながら、この手段では、オープニングトリムの一端部が位置ずれしやすく、オープニングトリムの一端部が入り込んでしまい、他端部の位置が引き付けられ、外観上見えてしまう部分に端部が現れ、外観不良につながったり、組み付け時に作業者がオープニングトリムの一端部や切れ込みを何度も見て位置を確認しなければならず作業効率が低下する。
これに対して、本発明の上記構成によれば、前記オープニングトリムの一端部の端面が当接する被当接面が前記係合部に形成されているから、オープニングトリムを取り付けフランジに取り付ける際に、オープニングトリムの一端部の端面を係合部の被当接面に当接するだけで、取り付けフランジに対するオープニングトリムの一端部の位置を確実に決めることができる。
その結果、オープニングトリムの一端部の位置ずれを防止でき、しかも、組み付け時に作業者がオープニングトリムの一端部や係合部の被当接面を何度も見なくてもよくなって作業効率を向上させることができる。
また、前記オープニングトリムの一端部の端面が当接する被当接面が車体側に形成されていると、車体の歩留まりの低下や溶接不良を招く不具合があるが、本発明の上記構成によれば、前記被当接面は前記係合部に形成されているから、上記の不具合を回避することができる。(請求項
本発明において、
前記被当接面は前記取り付けフランジとほぼ直交する扁平面に構成されていると、オープニングトリムを取り付けフランジに取り付ける際に、オープニングトリムの一端部の端面を係合部の被当接面に当接しやすくすることができるとともに、取り付けフランジに対するオープニングトリムの一端部の位置を確実に決めることができる。(請求項
本発明によれば、
組み付け性を向上させることができ、内装部品を小型化でき、外観品質を向上させることができる車両のドア開口部構造を提供することができた。
車両のドア開口部構造の分解斜視図 車両のドア開口部構造の斜視図 図2のZ矢視図であり、第1内装部品(クォータトリム)の連結端部と第2内装部品(サイドシルスカッフ)の連結端部の連結構造を両内装部品の裏側から見た斜視図 オープニングトリムの取り付け構造の斜視図 取り付けフランジを示す車両のドア開口部の斜視図 第1内装部品(クォータトリム)の連結端部の斜視図 係合部と取り付けフランジの係合状態の斜視図 図2のA−A断面図
図1に示すように、自動車の車体100の側面に前側(車両前方側Fr)のドア開口1と後ろ側(車両後方側Rr)のドア開口2が形成され、後ろ側のドア開口2の上部後方に固定窓9が形成されている。以下、実施例として後ろ側のドア開口部構造について説明する。
[後ろ側のドア開口部構造]
図1,図2に示すように、後ろ側のドア開口2の内周面3は、ドア開口2の幅方向一方側(車両後方側Rr)の第1内周面11と、下側の第2内周面12と、ドア開口2の幅方向他方側(車両前方側Fr)の第3内周面13と、上側の第4内周面14とから成る。そして、第1内周面11と第3内周面13と第4内周面14にオープニングトリム10の取り付けフランジ8が形成され、この取り付けフランジ8に単一のオープニングトリム10の取り付け基部17(図4参照)が外嵌して取り付けられている。前記第2内周面12にはオープニングトリム10の取り付けフランジ8に連続するフランジ16が形成されている。
前記第1内周面11の上部は上側ほど車両前方側Frに位置するように傾斜している。また、下部は下側ほど車両前方側Frに位置するように傾斜し、上下方向中間部は車両後方側Rrに少し湾曲している。
[ドア開口2の車両後方側Rrの車体側部20の構造]
ドア開口2の車両後方側Rrの車体側部20は、互いに対向するサイドボディインナパネル21(図7,図8参照)とサイドボディアウタパネル22の周部同士を溶接接合して構成されている。図1,図5に示すように、前記車体側部20の前下部(車両前方側Frの端部の下部)はホイールハウスの前部を形成しており、ホイールアーチに沿う円弧状に形成されている。
詳述すると、図7〜図8に示すように、サイドボディインナパネル21のドア開口2側の端部24に、この端部24から車室外側W2に延びる壁部24Jと、壁部24Jの車室外側W2の端部から前記ドア開口2側に立ち上がる立ち上がり壁24Tとが形成されている。また、サイドボディアウタパネル22のドア開口2側の端部25に、この端部25から車室内側W1に延びる壁部25Jと、壁部25Jの車室内側W1の端部からドア開口2側に立ち上がる立ち上がり壁25Tとが形成されている。そして、両立ち上がり壁24T,25Tでリンフォース23のドア開口2側の端部23Jを挟み込んだ状態で、これら三者24T,25T,23Jが一体に溶接接合されている。
前記ドア開口2の第1内周面11は、サイドボディインナパネル21の壁部24Jの外面24J1とサイドボディアウタパネル22の壁部25Jの外面25J1とにより形成され、前記第1内周面11側の取り付けフランジ8は両立ち上がり壁24T,25Tとリンフォース23のドア開口2側の端部23Jとにより形成されている。
[サイドシル30の構造]
図2,図7に示すように、ドア開口2の下方のサイドシル30は、上下方向中間部が車室内側W1に膨出したサイドシルインナパネル31(図7参照)と、上下方向中間部が車室外側W2に膨出したサイドシルアウタパネル32との上下両端部でサイドシルリンフォース(図示せず)を挟み込んで構成されている。
サイドシルインナパネル31の上端部34は、パネル面が上下方向を向く上壁34Hと、上壁34Hの車室外側W2の端部から立ち上がる立ち上がり壁とから成る。また、サイドシルアウタパネル32の上端部35は、パネル面が上下方向を向く上壁35Hと、上壁35Hの車室内側W1の端部から立ち上がる立ち上がり壁35Tとから成る。
そして、両立ち上がり壁でサイドシルリンフォースの上端部を挟み込んだ状態で、両立ち上がり壁とサイドシルリンフォースの上端部とが一体に溶接接合されている。
前記第2内周面12は、サイドシルインナパネル31の上壁34Hの上面34H1とサイドシルアウタパネル32の上壁35Hの上面35H1とにより形成され、前記第2内周面12側のフランジ16は両立ち上がり壁とサイドシルリンフォースの上端部とにより形成されている。フランジ16は取り付けフランジ8と連なっている。
図8に示すように、前記取り付けフランジ8よりも車室内側W1の第1内周面部分11N(サイドボディインナパネル21の壁部24Jの外面24J1)がクォータトリム40(第1内装部品に相当)に間隔を空けて覆われ、図2に示すように、ドア開口2の下側の第2内周面12がサイドシルスカッフ50(第2内装部品に相当)に間隔を空けて覆われている。
図1,図8に示すように、前記第1内周面部分11Nとクォータトリム40の間、及び、第2内周面12とサイドシルスカッフ50の間には、ハーネス81・ケーブル82・ホース83等のハーネス類80がドア開口2の周方向に沿って配索されている。ハーネス81・ケーブル82・ホース83等はサイドボディインナパネル21やサイドシルインナパネル31にクランプで固定されている。
[クォータトリム40の構造]
クォータトリム40はサイドボディインナパネル21を車室内側W1から覆う部品である。図6,図8に示すように、クォータトリム40の前下端部42(車両前方側Frの端部の下端部、連結端部に相当)は、サイドボディインナパネル21の壁部24Jに対向する対向壁42Jと、この対向壁42Jの車室内側W1の端部からサイドボディインナパネル21側に延びる側壁42Sと、対向壁42Jの先端の車室内側W1の部分から下方に延びる前壁42M(図6参照)とを備えている。
対向壁42Jには対向壁42Jの長手方向(ドア開口2の周方向)に長い長方形状の係合孔42H(図6参照)が形成されている。図8に示すように、サイドボディインナパネル21の壁部24Jにフロアパネル48の側部が載置されている。そして、フロアパネル48に敷設されたカーペット43に前記側壁42Sの下端部と前壁42Mの下端部が載置されている。また、クォータトリム40の前下端部42に係合部60が形成されている。この係合部60については後で詳しく説明する。
[サイドシルスカッフ50の構造]
図1〜図3に示すように、前記サイドシルスカッフ50は、サイドシル30の長手方向に長く形成されるとともに、下側が開放した断面ハット形状に形成されている。すなわち、サイドシルスカッフ50は、下側が開放した断面コの字状の膨出部53と、膨出部53の車室内側W1の側壁53S1(図8参照)の下端部から車室内側W1に張り出す張り出し片52H1と、前記膨出部53の車室外側W2の側壁53S2の下端部から車室外側W2に張り出す張り出し片52H2とを備えている。
図1,図2に示すように、サイドシルスカッフ50の後端部51(車両後方側Rrの端部、連結端部に相当)には張り出し片52H1,52H2は設けられず、前記後端部51は膨出部53のみから成る。そして、前記後端部51の膨出部53の上壁53Jの裏面に、縦断面において三角形状の係合爪72が突設されている。
図8に示すように、サイドシルスカッフ50の後端部51はクォータトリム40の前下端部42に上方(意匠面の外方側)から重なり、サイドシルスカッフ50の後端部51に突設された係合爪72が、クォータトリム40の前下端部42の対向壁42Jの係合孔42Hに上方から挿入係合されて、サイドシルスカッフ50の後端部51とクォータトリム40の前下端部42とが連結している。
クォータトリム40とサイドシルスカッフ50は樹脂材で成形され、それぞれ複数のクリップやスクリュー等でサイドボディアウタパネル22やサイドシルインナパネル31等の車体パネルに固定されている。
[クォータトリム40の係合部60の構造]
図7,図8に示すように、クォータトリム40の前下端部42に形成された係合部60が前記取り付けフランジ8に係合している。係合部60は、クォータトリム40の前下端部42(詳しくは、対向壁42Jの車室外側W2の側部)から車室外側W2に張り出す下側開放のフック状に形成されて前記取り付けフランジ8に上方から外嵌し、係合部60の車室外側W2の側壁61が取り付けフランジ8の車室外側W2の面8Gに車室外側W2から当接している。前記係合部60の車室外側W2の側壁61の内面61Nは縦断面くの字状の凸面に形成され、側壁61の外面61Mに凹部61Uが形成されている。
[オープニングトリム10の構造]
図4に示すように、オープニングトリム10は下側開放の断面U字状の取り付け基部17と、縦断面において取り付け基部17の車室外側W2の側壁17S2から膨出する楕円形リング状の中空シール部18と、取り付け基部17の車室内側W1の側壁17S1の頂部から下側ほど車室内側W1に位置するように斜め下方に延びるシールリップ19とから成る。
そして、オープニングトリム10の長手方向の一端部10A(以下、「オープニングトリム10の一端部10A」と称する)がクォータトリム40の前下端部42の車室外側に位置するように、オープニングトリム10が取り付けフランジ8に取り付けられている。オープニングトリム10を図2にハッチングで示してある。前記係合部60には、オープニングトリム10の一端部10Aの端面10A1が当接する被当接面60Aが形成され、前記被当接面60Aは取り付けフランジ8とほぼ直交する扁平面に構成されている。図5のハッチングの箇所はオープニングトリム10が取り付けられる箇所である。
組み付け工程では、
(1) クォータトリム40がサイドボディインナパネル21に車室内側W1から取り付けられ、
(2) 次に、オープニングトリム10の取り付け基部17が取り付けフランジ8に外嵌して取り付けられ、
(3) その後に、サイドシルスカッフ50がサイドシルインナパネル31とサイドシルアウタパネル32に取り付けられる。
本発明の構成によれば、
(1) クォータトリム40の前下端部42に形成された係合部60が前記取り付けフランジ8に係合して、クォータトリム40の前下端部42が車体100に支持されるから、サイドシルスカッフ50の後端部51をクォータトリム40の前下端部42に意匠面の外方側(ドア開口2側)から重ねて連結する際にクォータトリム40の前下端部42が逃げにくくすることができ、組み付け性を向上させることができる。
そして、クォータトリム40を車体100に取り付ける際に、最初に係合部60を取り付けフランジ8に係合させることで、クォータトリム40の車体100に対する取り付け部(クリップ)を、車体100側の被取り付け部(クリップ孔)に円滑にガイドすることができ、取り付け部と被取り付け部を位置決めしやすくすることができる。
さらに、前記係合部60をドア開口2の内周面3に当接させる必要がないから、係合部60がハーネス類80に干渉することを防止でき、係合部60のハーネス類80に対する干渉回避のためのクォータトリム40の前下端部42の幅広化を回避できて、クォータトリム40を小型化することができる。
サイドシルスカッフ50の後端部51をクォータトリム40の前下端部42に意匠面の外方側から重ねて連結する際にクォータトリム40の前下端部42が逃げにくくする手段として、例えば、クォータトリム40の前下端部42の裏側から前記第1内周面11に対する当接片を突出させる手段を採用すると、当接片が長くなることにより当接片の意匠面側にヒケが生じやすいが、本発明の上記構成によれば、係合部60は取り付けフランジ8に係合するから、係合部60をコンパクトに構成できて、係合部60の意匠面側にヒケが生じることを回避することができ、外観品質を向上させることができる。
また、乗員が乗り降りする際に足を掛けて乗員の体重がかかることがあるサイドシルスカッフ50を、前記係合部60を介して車体100で支持することができるので、サイドシルスカッフ50を強固に支持することができて、サイドシルスカッフ50の耐久性を向上させることができる。
(2) 前記係合部60は、クォータトリム40の前下端部42から車室外側W2に張り出す下側開放のフック状に形成されて取り付けフランジ8に上方から外嵌し、係合部60の車室外側W2の側壁61が取り付けフランジ8の車室外側W2の面8Gに当接しているから、係合部60を前記取り付けフランジ8に係合しやすくすることができる。また、クォータトリム40の車室内側W1への移動を取り付けフランジ8で阻止することができ、クォータトリム40の車体100からの外れを防止することができる。
さらに、車幅方向におけるクォータトリム40の位置を正確に決めることができ、クォータトリム40とサイドシルスカッフ50との見切り部の合わせをきれいに出すことができて外観品質を向上させることができる。
(3) 前記係合部60の車室外側W2の側壁61の内面61Nは縦断面くの字状の凸面に形成されているから、係合部60を取り付けフランジ8に係合する際に、前記内面61Nがガイド機能を発揮して、係合部60を取り付けフランジ8に、より簡単に係合することができる。そして、前記側壁61の外面61Mに凹部61Uが形成されているから、係合部60の軽量化を図ることができる。
(4) 前記オープニングトリム10の一端部10Aの端面10A1が当接する被当接面60Aが前記係合部60に形成されているから、オープニングトリム10を取り付けフランジ8に取り付ける際に、オープニングトリム10の一端部10Aの端面10A1を係合部60の被当接面60Aに当接するだけで、取り付けフランジ8に対するオープニングトリム10の一端部10Aの位置を確実に決めることができる。
その結果、オープニングトリム10の一端部10Aの位置ずれを防止でき、しかも、組み付け時に作業者がオープニングトリム10の一端部10Aや係合部60の被当接面60Aを何度も見なくてもよくなって作業効率を向上させることができる。
また、前記オープニングトリム10の一端部10Aの端面10A1が当接する被当接面が車体100側に形成されていると、車体100の歩留まりの低下や溶接不良を招く不具合があるが、本発明の上記構成によれば、前記被当接面60Aは前記係合部60に形成されているから、上記の不具合を回避することができる。
(5) 前記被当接面60Aは前記取り付けフランジ8とほぼ直交する扁平面に構成されているから、オープニングトリム10を取り付けフランジ8に取り付ける際に、オープニングトリム10の一端部10Aの端面10A1を係合部60の被当接面60Aに当接しやすくすることができるとともに、取り付けフランジ8に対するオープニングトリム10の一端部10Aの位置を前記係合部60でより確実に決めることができる。
[別実施形態]
本発明は内装部品同士が結合するドアの開口部構造にも適用することができる。
2 ドア開口(後ろ側のドア開口)
8 取り付けフランジ
8G 取り付けフランジの車室外側の面
10 オープニングトリム
10A オープニングトリムの長手方向の一端部
10A1 オープニングトリムの長手方向の一端部の端面
11 第1内周面
11N 第1内周面部分
12 第2内周面
40 第1内装部品(クォータトリム)
42 第1内装部品の連結端部(クォータトリムの前下端部)
50 第2内装部品(サイドシルスカッフ)
51 第2内装部品の連結端部(サイドシルスカッフの後端部)
60 係合部
60A 被当接面
61 係合部の車室外側の側壁
61M 側壁の外面
61N 係合部の車室外側の側壁の内面
61U 凹部
100 車体
W1 車室内側
W2 車室外側

Claims (3)

  1. 車体にドア開口が形成され、
    前記ドア開口の幅方向一方側の第1内周面にオープニングトリムの取り付けフランジが形成され、
    前記取り付けフランジよりも車室内側の第1内周面部分が第1内装部品に間隔を空けて覆われ、
    前記ドア開口の下側の第2内周面が第2内装部品に覆われ、
    前記第1内装部品と第2内装部品の連結端部同士が連結している車両のドア開口部構造であって、
    前記第1内装部品の連結端部に形成された係合部が前記取り付けフランジに係合し、
    前記係合部は前記取り付けフランジに車室外側から当接し、
    前記係合部は、前記第1内装部品の連結端部から車室外側に張り出す下側開放のフック状に形成されて前記取り付けフランジに上方から外嵌し、
    前記係合部の車室外側の側壁が前記取り付けフランジの車室外側の面に当接し、
    前記係合部の車室外側の側壁の内面は縦断面くの字状の凸面に形成され、
    前記側壁の外面に凹部が形成されている車両のドア開口部構造。
  2. オープニングトリムの一端部が前記第1内装部品の連結端部の車室外側に位置するように、前記オープニングトリムが前記取り付けフランジに取り付けられ、
    前記オープニングトリムの一端部の端面が当接する被当接面が前記係合部に形成されている請求項1記載の車両のドア開口部構造。
  3. 前記被当接面は前記取り付けフランジとほぼ直交する扁平面に構成されている請求項記載の車両のドア開口部構造。
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