JP5737469B1 - 制御装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】外部記憶装置に対してアクセスする手段を有さない情報処理装置から外部記憶装置へのアクセスを可能とする。【解決手段】ストレージインターフェースカード30の第1記憶手段33は、複数のディレクトリを含む階層構造を有する仮想的なディレクトリ構造を記憶している。この仮想的なディレクトリ構造のうち特定のディレクトリは、サービス提供装置10に記憶されているデータと対応付けられている。受信手段34は、複数のディレクトリのうち一のディレクトリへのアクセス要求を画像形成装置20から受信する。第2記憶手段は、アクセス要求によってアクセスが要求されたディレクトリの履歴を記憶する。出力手段36は、アクセス要求により指定されるディレクトリが特定のディレクトリである場合において、第2記憶手段35に記憶されている履歴が予め定められた条件を満たすときは、特定のディレクトリに対応するデータを画像形成装置20に出力する。【選択図】図2
Description
本発明は、制御装置およびプログラムに関する。
特許文献1には、アプリケーション・データを記憶する複数個の記憶エリアを有し、識別符号により各記憶エリアをアクセスするようにしたディレクトリ管理機能を有するICカードが記載されている。特許文献2には、起動時に個人認証のキーを入力する入力手段、個人認証のキーおよび暗号化・復号化の情報を保持する内部記憶手段、外部記憶手段、外部記憶手段が使用可能を検出する外部記憶検出手段、起動時に入力されたキーから個人認証を行う個人認証手段、表示制御および外部記憶の検出を行う個人認証手段、表示制御および外部記憶の検出を行う中央制御手段、表示手段、終了時に外部記憶の暗号化を行う暗号化手段、個人認証成功時と外部記憶手段が使用可能状態移行時に復号化を行う復号化手段、により構成される外部記憶媒体管理装置が記載されている。
特許文献3には、外付け型データ格納装置の保安のために、キー入力部を介して入力されるパスワードを読み取り、予め登録されたパスワードと一致するか否かに応じてデータ格納装置の駆動を行わせることによって、他人によるデータの持ち出し及び損傷を未然に防止し、ユーザのデータが確実に保護できる外付け型データ格納装置の保安システム及びその制御方法が記載されている。特許文献4には、コンピュータ装置側に特別なAPIなどをインストールすることなく、認証機能などを有する外部メモリ装置が使用できる技術として、メモリ装置の入力用ファイルに外部機器から書き込まれた入力データに基づいて、第2のデータ記憶部に記憶されたセキュリティ確保用のデータを読み出して、その読み出したセキュリティ確保用のデータと入力データとを使った演算を行い、演算結果を出力ファイルに書き込ませる制御を行う技術が記載されている。
特許文献5には、記憶媒体に記憶されているデータの受渡しをセキュアにかつ従来よりも容易に行う技術として、第一のUSBメモリに予め設定された第一のキーと、第一のUSBメモリが接続されている第一のコンピュータに入力された第二のキーとに基づいて、第一のUSBメモリのフラッシュメモリチップに記憶されているデータを、第二のコンピュータに送信してもよいか否かを判別する技術が記載されている。特許文献6には、外部ストレージに接続する手段を備え、内蔵メモリに保存されたデータを退避するフラッシュカードが記載されている。
本発明は、外部記憶装置に対してアクセスする手段を有しない情報処理装置から外部記憶装置へのアクセスを可能とすることを目的とする。
請求項1に係る発明は、特定のディレクトリとネットワーク上の外部記憶装置におけるデータの取得先とを関連付けて記憶する第1記憶手段と、接続される情報処理装置から、ディレクトリに対する前記データの取得要求を受信する受信手段と、前記取得要求されたディレクトリの履歴を記憶する第2記憶手段と、前記第2記憶手段に記憶された履歴が予め定められた条件を満たすとき、前記取得要求で特定されるディレクトリに関連付けられた取得先からデータの取得を行う取得手段と、前記取得したデータを前記取得要求への応答として前記情報処理装置へ出力する出力手段とを有する制御装置である。
請求項2に係る発明は、前記出力手段は、前記受信手段で受信した取得要求が前記特定のディレクトリへの要求である場合に、前記第2記憶手段に記憶されている前記履歴が前記条件を満たさないときは、前記データの取得を許可しない旨を示すデータを出力する請求項1に記載の制御装置である。
請求項3に係る発明は、前記出力手段は、前記受信手段で受信する取得要求により指定されるディレクトリが前記特定のディレクトリでない場合、当該指定されたディレクトリの下位層に属するディレクトリおよびファイルの少なくともいずれか一方の一覧を出力する請求項1または2に記載の制御装置である。
請求項4に係る発明は、前記特定のディレクトリおよび当該特定のディレクトリの下位層に属するディレクトリの少なくともいずれか一方とデータの出力ファイル形式との対応関係を記憶する第3記憶手段を更に有し、前記出力手段は、前記取得要求により指定されるディレクトリが前記データの出力ファイル形式と対応づけられたディレクトリである場合、当該ディレクトリに対応する出力ファイル形式で、前記特定のディレクトリに対応するデータを出力する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の制御装置である。
請求項3に係る発明は、前記出力手段は、前記受信手段で受信する取得要求により指定されるディレクトリが前記特定のディレクトリでない場合、当該指定されたディレクトリの下位層に属するディレクトリおよびファイルの少なくともいずれか一方の一覧を出力する請求項1または2に記載の制御装置である。
請求項4に係る発明は、前記特定のディレクトリおよび当該特定のディレクトリの下位層に属するディレクトリの少なくともいずれか一方とデータの出力ファイル形式との対応関係を記憶する第3記憶手段を更に有し、前記出力手段は、前記取得要求により指定されるディレクトリが前記データの出力ファイル形式と対応づけられたディレクトリである場合、当該ディレクトリに対応する出力ファイル形式で、前記特定のディレクトリに対応するデータを出力する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の制御装置である。
請求項5に係る発明は、特定のディレクトリとネットワーク上の外部記憶装置におけるデータの取得先とを関連付けて記憶し、接続される情報処理装置から、ディレクトリに対する前記データの取得要求を受信し、前記取得要求されたディレクトリの履歴を記憶し、前記記憶した履歴が予め定められた条件を満たすとき、前記取得要求で特定されるディレクトリに関連付けられた取得先からデータを取得し前記取得要求への応答として前記情報処理装置へ出力する処理をコンピュータに実行させるプログラムである。
本発明によれば、外部記憶装置に対してアクセスする手段を有しない情報処理装置が、外部記憶装置から文書データを取得することが可能となる。
1.構成
図1は、本実施形態に係るシステム1の構成を示す模式図である。システム1は、サービス提供装置10と、画像形成装置20と、ストレージインターフェースカード30とを備える。サービス提供装置10は、いわゆるストレージサービスを提供する装置である。ここでいうストレージサービスとは、データの保存をネットワーク(クラウド)上のサーバ装置が行うというものである。画像形成装置20(情報処理装置の一例)は、例えば電子写真方式のプリンタである。画像形成装置20は、スキャナ機能の他、コピー機能、プリント機能、ファクシミリ機能などの複数の機能を有していてもよい。ストレージインターフェースカード30(制御装置の一例)は、SDカードスロットなどのメモリカードスロットに挿入して用いられるカードであり、この例で、画像形成装置20に装着して用いられる。画像形成装置20は、ストレージインターフェースカード30を、メモリカードとして認識する。ネットワーク2は、例えば、移動体通信網、ゲートウェイ装置およびインターネットを含む公衆通信回線である。ストレージインターフェースカード30は、ネットワーク2に接続する手段を有しており、ネットワーク2を介してサービス提供装置10との間でデータの授受を行う。
図1は、本実施形態に係るシステム1の構成を示す模式図である。システム1は、サービス提供装置10と、画像形成装置20と、ストレージインターフェースカード30とを備える。サービス提供装置10は、いわゆるストレージサービスを提供する装置である。ここでいうストレージサービスとは、データの保存をネットワーク(クラウド)上のサーバ装置が行うというものである。画像形成装置20(情報処理装置の一例)は、例えば電子写真方式のプリンタである。画像形成装置20は、スキャナ機能の他、コピー機能、プリント機能、ファクシミリ機能などの複数の機能を有していてもよい。ストレージインターフェースカード30(制御装置の一例)は、SDカードスロットなどのメモリカードスロットに挿入して用いられるカードであり、この例で、画像形成装置20に装着して用いられる。画像形成装置20は、ストレージインターフェースカード30を、メモリカードとして認識する。ネットワーク2は、例えば、移動体通信網、ゲートウェイ装置およびインターネットを含む公衆通信回線である。ストレージインターフェースカード30は、ネットワーク2に接続する手段を有しており、ネットワーク2を介してサービス提供装置10との間でデータの授受を行う。
図2は、システム1の機能構成を示す図である。ストレージインターフェースカード30は、第1接続手段31と、第2接続手段32と、第1記憶手段33と、受信手段34と、第2記憶手段35と、出力手段36と、第3記憶手段37とを有する。第1接続手段31は、サービス提供装置10と接続する。第2接続手段は、画像形成装置20と接続し、画像形成装置20との間でデータの入出力を行う。第1記憶手段33は、複数のディレクトリを含む階層構造を有し、この複数のディレクトリのうち特定のディレクトリがサービス提供装置10に記憶されているデータと対応付けられた仮想的なディレクトリ構造を記憶する。受信手段34は、画像形成装置20から第2接続手段32を介して、上記複数のディレクトリのうち一のディレクトリへのアクセス要求を受信する。第2記憶手段35は、受信手段34によって受信されたアクセス要求によってアクセスが要求されたディレクトリの履歴を記憶する。出力手段36は、アクセス要求により指定されるディレクトリが特定のディレクトリである場合において、第2記憶手段35に記憶されている履歴が予め定められた条件を満たすときは、その特定のディレクトリに対応するデータを第2接続手段32を介して画像形成装置20に出力する。第3記憶手段37は、特定のディレクトリおよび特定のディレクトリの下位層に属するディレクトリの少なくともいずれか一方とデータの出力ファイル形式との対応関係を記憶する。画像形成装置20は、第3接続手段21を有する。第3接続手段21は、ディレクトリへのアクセス要求をストレージインターフェースカード30へ送信したり、アクセス結果としてのディレクトリ情報やファイル情報や出力するためのファイルを受信する。
図3は、画像形成装置20のハードウェア構成を例示する図である。画像形成装置20は、CPU(Central Processing Unit)201と、ROM(Read Only Memory)202と、RAM(Random Access Memory)203と、ストレージ204と、カードIF205と、UI(User Interface)部206と、画像形成部207とを備えている。CPU201は、画像形成装置20の各部を制御する制御装置(プロセッサ)である。ROM202は、プログラムおよびデータを記憶する不揮発性の記憶装置である。RAM203は、CPU201がプログラムを実行する際の作業領域として機能する揮発性の主記憶装置である。ストレージ204は、プログラムおよびデータを記憶する不揮発性の補助記憶装置である。カードIF205は、ストレージインターフェースカード30との間でデータの授受を行うためのインターフェースである。カードIF205は、ストレージインターフェースカード30などのカードが差し込まれる差込口を有しており、この差込口に差し込まれたカードとの間でデータの授受を行う。UI部206は、例えばタッチスクリーンとキーとを備えている。UI部206は、画像形成装置20を操作するために用いられる。画像形成部207は、画像データに応じた画像を用紙などの媒体に形成する。
この例で、ストレージ204(またはROM202)に記憶されているプログラムをCPU201が実行することにより、図2に示される機能が実装される。プログラムを実行しているCPU201、またはCPU201およびカードIF205は、第3接続手段21の一例である。
図4は、ストレージインターフェースカード30のハードウェア構成を例示する図である。ストレージインターフェースカード30は、CPUなどのプロセッサ301と、ROM302と、RAM303と、ストレージ304と、通信IF305と、ホストIF306とを有する。プロセッサ301は、ストレージインターフェースカード30の各部を制御する制御装置であり、例えばCPUである。ROM302は、プログラムおよびデータを記憶する不揮発性の記憶装置である。RAM303は、プロセッサ301がプログラムを実行する際の作業領域として機能する揮発性の主記憶装置である。ストレージ304は、プログラムおよびデータを記憶する不揮発性の補助記憶装置であり、例えばフラッシュメモリである。通信IF305は、ネットワーク2を介した通信を行うためのインターフェースであり、この例では特に、サービス提供装置10と通信を行うためのインターフェースである。この例で、通信IF305は、無線LANや無線の公衆回線によりネットワーク2に接続する。
この例で、ストレージ304(またはROM302)に記憶されているデータをRAM303に呼び出し、ストレージ304(またはROM302)に記憶されているプログラムをプロセッサ301が実行することにより、図2に示される機能が実装される。プログラムを実行しているプロセッサ301、またはプロセッサ301および通信IF305は、第1接続手段31の一例である。プログラムを実行しているプロセッサ301およびホストIF306は、第2接続手段32、受信手段34および出力手段36の一例である。RAM3030またはストレージ304は、第1記憶手段33、第2記憶手段35および第3記憶手段37の一例である。
なお、サービス提供装置10のハードウェア構成についての詳細な説明は省く。サービス提供装置10は、CPU、ROM、RAM、ストレージ、通信IFを有するコンピュータ装置である。
2.動作
次いで、この実施形態の動作を説明する。ここでは、ユーザは画像形成装置20を用いてサービス提供装置10に記憶されたデータを取得し、取得したデータの示す画像を画像形成装置20から出力させる場合の動作について説明する。画像形成装置20はサービス提供装置10に直接アクセスする機能を有しておらず、ストレージインターフェースカード30が画像形成装置20とサービス提供装置10との間のデータのやりとりを行う。画像形成装置20は、一般的なメモリカードにアクセスするプロトコルを利用してデータの入出力を行う機能を有しているものの、ストレージインターフェースカード30およびサービス提供装置10に対してアクセスする機能を有していない。このアクセスする機能としては、ファイルの入出力に関する機能や、ユーザの認証に関する機能等がある。しかし、画像形成装置20からサービス提供装置10へのアクセスを、認証を行うことなく許可してしまうと、サービス提供装置10へ不正なアクセスが行われてしまう虞がある。そこで、この実施形態では、ストレージインターフェースカード30が画像形成装置20に対して仮想的なディレクトリ構造(以下、「仮想ディレクトリ構造」という)を提示し、仮想ディレクトリをユーザに指定させることで、アクセスの許可を行う。具体的には、この実施形態では、アクセスされたディレクトリが特定のディレクトリである場合において、この特定のディレクトリへアクセスされるまでにアクセスされたディレクトリの履歴が予め定められた条件を満たすときに、アクセスが許可されたとみなされ、外部ストレージへ認証情報を送信してアクセスが許可される。以下、この実施形態に係る具体的な動作について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明においては、説明の便宜上、上述した特定のディレクトリを「正解ディレクトリ」と称する。
次いで、この実施形態の動作を説明する。ここでは、ユーザは画像形成装置20を用いてサービス提供装置10に記憶されたデータを取得し、取得したデータの示す画像を画像形成装置20から出力させる場合の動作について説明する。画像形成装置20はサービス提供装置10に直接アクセスする機能を有しておらず、ストレージインターフェースカード30が画像形成装置20とサービス提供装置10との間のデータのやりとりを行う。画像形成装置20は、一般的なメモリカードにアクセスするプロトコルを利用してデータの入出力を行う機能を有しているものの、ストレージインターフェースカード30およびサービス提供装置10に対してアクセスする機能を有していない。このアクセスする機能としては、ファイルの入出力に関する機能や、ユーザの認証に関する機能等がある。しかし、画像形成装置20からサービス提供装置10へのアクセスを、認証を行うことなく許可してしまうと、サービス提供装置10へ不正なアクセスが行われてしまう虞がある。そこで、この実施形態では、ストレージインターフェースカード30が画像形成装置20に対して仮想的なディレクトリ構造(以下、「仮想ディレクトリ構造」という)を提示し、仮想ディレクトリをユーザに指定させることで、アクセスの許可を行う。具体的には、この実施形態では、アクセスされたディレクトリが特定のディレクトリである場合において、この特定のディレクトリへアクセスされるまでにアクセスされたディレクトリの履歴が予め定められた条件を満たすときに、アクセスが許可されたとみなされ、外部ストレージへ認証情報を送信してアクセスが許可される。以下、この実施形態に係る具体的な動作について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明においては、説明の便宜上、上述した特定のディレクトリを「正解ディレクトリ」と称する。
2−1.事前登録動作
まず、ユーザは、パーソナルコンピュータなどのコンピュータ装置を用いて、外部ストレージ(サービス提供装置10)へアクセスするための情報(以下「接続管理情報」という)をストレージインターフェースカード30に登録する操作を行う。コンピュータ装置は、操作部から出力されるデータに基づいて、通信IF305を介してストレージインターフェースカード30に接続し、ユーザによって入力された接続管理情報をストレージインターフェースカード30へ出力する。
まず、ユーザは、パーソナルコンピュータなどのコンピュータ装置を用いて、外部ストレージ(サービス提供装置10)へアクセスするための情報(以下「接続管理情報」という)をストレージインターフェースカード30に登録する操作を行う。コンピュータ装置は、操作部から出力されるデータに基づいて、通信IF305を介してストレージインターフェースカード30に接続し、ユーザによって入力された接続管理情報をストレージインターフェースカード30へ出力する。
図5は、接続管理情報の内容の一例を示す図である。接続管理情報は、「外部ストレージ接続先情報」と、「ユーザ識別情報」と、「正解ディレクトリパス情報」とを含む。「外部ストレージ接続先情報」は、外部ストレージの接続先を示す情報であり、例えばURLである。「ユーザ識別情報」は、外部ストレージにアクセスする際に用いられる認証に関する情報であり、例えば、ユーザIDとパスワードのセットや、アクセストークンである。この動作例で、「ユーザ識別情報」は、サービス提供装置10にアクセスするために用いられるアクセストークンである。「正解ディレクトリパス情報」は、この外部ストレージにアクセスするための認証情報として用いられる、正解ディレクトリへのディレクトリパスを示す情報である。図5に示す例では、「1/2/3/4」というディレクトリパスが認証情報として用いられる。
プロセッサ301は、コンピュータ装置から出力された接続管理情報を、ストレージ304に格納する。この接続管理情報は、画像形成装置20がストレージインターフェースカード30を介してサービス提供装置10へアクセスする際に用いられる。なお、接続管理情報は、ストレージインターフェースカード30を所有するユーザが登録してもよく、また、システム1の管理者であるユーザが接続管理情報を設定した後に、接続管理情報が設定されたストレージインターフェースカード30をユーザに配布してもよい。
2−2.外部ストレージからのデータ取得動作
次いで、外部ストレージであるサービス提供装置10から画像形成装置20を用いてデータを取得して出力する動作について説明する。ユーザは、画像形成装置20のカードIF205にストレージインターフェースカード30を差し込む。画像形成装置20のCPU201は、カードIF205から供給される情報に基づいて、ストレージインターフェースカード30を検知する。ストレージインターフェースカード30が検知されると、CPU201は、ストレージインターフェースカード30の仮想ディレクトリ構造におけるルートディレクトリへのアクセス要求を、ストレージインターフェースカード30へ出力する。
次いで、外部ストレージであるサービス提供装置10から画像形成装置20を用いてデータを取得して出力する動作について説明する。ユーザは、画像形成装置20のカードIF205にストレージインターフェースカード30を差し込む。画像形成装置20のCPU201は、カードIF205から供給される情報に基づいて、ストレージインターフェースカード30を検知する。ストレージインターフェースカード30が検知されると、CPU201は、ストレージインターフェースカード30の仮想ディレクトリ構造におけるルートディレクトリへのアクセス要求を、ストレージインターフェースカード30へ出力する。
図6は、ストレージインターフェースカード30における仮想ディレクトリ構造を例示する図である。この例で、ストレージインターフェースカード30の仮想ディレクトリ構造が割り当てられたストレージは、予め定められたメモリブロック(以下、単に「ブロック」という)単位でアクセスされる。それぞれのブロックにアドレスが割り当てられている。画像形成装置20はこのアドレスを指定して読取要求を行う。アドレスが割り当てられたブロックの一部または全部には、ディレクトリおよびファイルの少なくともいずれか一方が格納される。なお、図6は、説明を簡明にするため、上記ストレージ上に連続してブロックが配置されている例を示す。図6において、アドレス「+0」はルートディレクトリに対応している。また、図6において、正解ディレクトリは「/1/2/3/4」である。各ディレクトリは、そのディレクトリ内にある要素である仮想的なファイルやディレクトリの一覧を表すデータを含む。
図7は、図6に例示した仮想ディレクトリ構造におけるルートディレクトリの内容を示す図である。なお、図7にはルートディレクトリの内容を例示しているが、ルートディレクトリ以外の他のディレクトリに含まれるデータの構成も、図7に例示するものと同様である。各ディレクトリは、「名前」と、「種別」と、「アドレス」と、「サイズ」との各項目が互いに関連付けられたデータを含む。「名前」は、そのディレクトリ内にある要素であるファイルの名称またはディレクトリの名称を示す情報である。「種別」は、その要素がディレクトリであるかファイルであるかを示す情報である。「アドレス」はその要素が格納されているアドレスである。「サイズ」はその要素のサイズである。
図6において、例えば、アドレスが「+1x」(xは0から9の整数)である場合、対応するディレクトリのパスは「/x」である。同様に、アドレスが「+1xy」(x,yはともに0から9の整数)である場合、対応するディレクトリのパスは「/x/y」である。アドレスが「+1xyz」(x,y,zはいずれも0から9の整数)である場合、そのアドレスに対応するディレクトリのパスは「/x/y/z」である。アドレスが「+1xyzw」(x,y,z,wはいずれも0から9の整数)である場合、そのアドレスに対応するディレクトリのパスは「/x/y/z/w」であって、本実施例においては、ディレクトリのパスは4階層からなり、これらが最下層のディレクトリとする。
すなわち、図6に示す例において、最下層でないディレクトリは、名前が「0」から「9」の10個のディレクトリ要素を含む。それぞれの要素はその下位ディレクトリを指すディレクトリ要素である。最下位ディレクトリのうちの正解ディレクトリでないものは、内容が空である。
図8は、図6に例示した仮想ディレクトリ構造における正解ディレクトリの内容を示す図である。図8において、「ファイルA」と「ファイルB」は、サービス提供装置10に記憶されているファイル(データ)である。正解ディレクトリの内容は、サービス提供装置10に対してストレージインターフェースカード30がファイル一覧要求を送信して取得されたファイル一覧から動的に生成される。具体的には、プロセッサ301は、ストレージ304に記憶された接続管理情報に含まれる外部ストレージ接続先情報に基づいてサービス提供装置10へアクセスし、ファイル一覧要求を送信する。サービス提供装置10は、ストレージインターフェースカード30からファイル一覧要求を受信すると、受信された要求に対応するファイル一覧をストレージインターフェースカード30へ送信する。プロセッサ301は、サービス提供装置10から受信されるファイル一覧に基づいて、ファイル一覧に含まれるファイルを仮想ディレクトリ構造上のアドレスに動的に配置する。プロセッサ301は、どのファイルをどのアドレスに配置したかという情報を、ファイル一覧情報としてRAM303に記憶する。また、プロセッサ301は、受信されたファイル一覧に含まれるファイルを示す情報(名前、種別、アドレス、サイズ)に基づいて、正解ディレクトリの内容を動的に生成する。図8に示す例では、サービス提供装置10に「ファイルA」と「ファイルB」とが記憶されており、「ファイルA」がアドレス「+100000」に配置され、「ファイルB」がアドレス「+101000」に配置された状態を示す。
図9は、画像形成装置20が行う、サービス提供装置10からのデータの取得動作を例示するフローチャートである。ストレージインターフェースカード30が検知されたり、ユーザがUI部206を用いてデータを取得するための操作を行ったりすることをトリガとして、図9に示す処理が開示される。ステップS101において、CPU201は、ルートディレクトリへのアクセス要求、すなわちブロック「+0」の読出要求をストレージインターフェースカード30へ出力する。
図10は、ストレージインターフェースカード30の動作を例示するフローチャートである。ストレージインターフェースカード30のプロセッサ301は、画像形成装置20からホストIF306を経由して読出要求を受け付け、受け付けた読出要求に対する応答を出力する処理を繰り返す。
ステップS201において、プロセッサ301は、画像形成装置20から読出要求を受信する。この読出要求には、読み出すブロックのアドレスが含まれる。ステップS202において、プロセッサ301は、RAM303に記憶されている、仮想ディレクトリ構造を示す仮想ディレクトリ構造情報に基づいて、指定されたアドレスがディレクトリ領域に相当するものであるかファイル領域に相当するものであるかを判定する。ディレクトリ領域であると判定された場合(ステップS202;YES)、プロセッサ301は、ステップS203の処理に進む。ディレクトリ領域でないと判定された場合(ステップS202;NO)、プロセッサ301は、ステップS213の処理に進む。
ステップS203において、プロセッサ301は、指定されたアドレスを履歴情報としてRAM303に記憶する。次いで、ステップS204において、指定されたディレクトリが最下層のディレクトリであるかを判定する。最下層のディレクトリであるか否かは、指定されたアドレスが予め定められた条件(例えば、「+10000」〜「+19999」のいずれかである、など)を満たすか否かによって判定される。最下層のディレクトリでない場合(ステップS204;NO)は、プロセッサ301はステップS205の処理に進む。最下層のディレクトリである場合(ステップS204;YES)は、プロセッサ301はステップS207の処理に進む。
ステップS205において、プロセッサ301は、指定されたアドレスに記憶されたディレクトリの内容を示すレスポンスを生成する。ステップS206において、プロセッサ301は、生成したレスポンスを読出要求の応答として画像形成装置20へ出力する。ステップS206の処理を終えると、プロセッサ301は、ステップS201の処理に戻り、新たな読出要求を受け付けるまで待機する。
ステップS207において、プロセッサ301は、指定されたディレクトリが正解ディレクトリであるかを判定する。指定されたディレクトリが正解ディレクトリでない場合(ステップS207;NO)は、プロセッサ301は、ステップS208の処理へ進む。指定されたディレクトリが正解ディレクトリである場合(ステップS207;YES)は、プロセッサ301は、ステップS209の処理へ進む。
ステップS208において、プロセッサ301は、指定されたディレクトリに何も格納されていない(すなわち、指定されたディレクトリが空である)旨を示すレスポンスを生成し、生成したレスポンスを、ステップS206において画像形成装置20へ出力する。
ステップS209において、プロセッサ301は、RAM303に記憶されている履歴情報を参照し、ルートディレクトリから正解ディレクトリへの順序でアクセスされたかを判定する。具体的には、この例では、「/」、「/1」、「/1/2」、「/1/2/3」、および「/1/2/3/4」の順序でアクセスされた場合はOKであると判定され、それ以外の順序でアクセスされた場合はNGと判定される。例えば、「/」、「/1」、「/1/2」、「/1/2/3」、「/1/2/3/5」、「/1/2/3」、および「/1/2/3/4」の順序でアクセスされた場合はNGであると判定される。ステップS209の判定は、ルートディレクトリから正解ディレクトリへ最短パスでアクセスされたかが判定されてもよい。順序が異なっている場合は(ステップS209;NO)、プロセッサ301は、ステップS208の処理へ進み、空のディレクトリを示すレスポンスを生成してステップS206において画像形成装置20へ出力する。順序が一致している場合は(ステップS209;YES)、プロセッサ301は、ステップS210の処理へ進む。
ステップS210において、プロセッサ301は、サービス提供装置10へアクセスし、ファイル一覧の取得要求を送信する。この送信処理には、接続管理情報に含まれる外部ストレージ接続先情報とユーザ識別情報が用いられる。ステップS211において、プロセッサ301は、取得したファイル一覧情報をRAM303に記憶する。このとき、プロセッサ301は、それぞれのファイルサイズに応じて各ファイルを仮想ディレクトリ構造内のアドレスに配置し、配置したアドレスもあわせてファイル一覧情報として記憶する。ステップS212において、プロセッサ301は、ファイル一覧を示すレスポンスを生成し、生成したレスポンスをステップS206において画像形成装置20へ出力する。
ステップS213において、プロセッサ301は、RAM303に記憶されているファイル一覧情報を参照し、ステップS214において、指定されたファイルに対応する情報がファイル一覧情報に含まれているかを判定する。指定されたファイルに対応する情報がRAM303に記憶されていない場合、プロセッサ301は、ステップS215において、正解ディレクトリにアクセスされていないと判定し、エラー応答を生成する。一方、指定されたファイルに対応する情報がRAM303に記憶されている場合、プロセッサ301は、ステップS216の処理へ進む。
ステップS216において、プロセッサ301は、ファイル一覧情報に含まれるアドレスに基づいて、どのファイルのどの部分が指定されているかを特定し、特定したデータの取得要求をサービス提供装置10へ送信する。サービス提供装置10はストレージインターフェースカード30からデータの取得要求を受信すると、受信した取得要求に対応するデータをストレージから読み出してストレージインターフェースカード30へ送信する。ステップS217において、プロセッサ301は、サービス提供装置10から取得されたデータに応じたレスポンスを生成する。
ステップS208、S212、S215またはS217で生成されたレスポンスは、ステップS206において画像形成装置20へ出力される。ここで、サービス提供装置10から取得したファイルを、画像形成装置20で印刷できるファイル形式に変換した上で、画像形成装置20へ出力するようにしてもよい。プロセッサ301は、ステップS206の処理を終えると、ステップS201の処理へ戻り、画像形成装置20から読出要求を受信するまで待機する。
図9の説明に戻る。ステップS101でストレージインターフェースカード30へ出力した読出要求のレスポンスを受信すると、ステップS102において、CPU201は、受信されたレスポンスに応じてルートディレクトリの内容を表示する。
図11は画像形成装置20のUI部206に表示される画面の一例を示す図であり、特に、画面G1は、ステップS102においてUI部206に表示されるルートディレクトリの内容を示す画面である。この例では、ルートディレクトリには「0」から「9」までの名前の10個のサブディレクトリが表示される。CPU201は、画面G1をUI部206に表示し、ステップS102において、ユーザによって要素が選択されるまで待機する。
ユーザは、UI部206に表示された画面を参照し、UI部206を用いて、表示されたサブディレクトリのいずれかを選択する操作を行う。ステップS104において、CPU201は、UI部206から出力されるデータに基づいて、選択された要素がディレクトリであるかファイルであるかを判定する。CPU201は、ディレクトリが選択された場合にはステップS105の処理へ進む。一方、ステップS104において、ファイルが選択されたと判定された場合は、CPU201はステップS107の処理へ進む。
ステップS105において、CPU201は、選択されたディレクトリブロックの読出要求を、ストレージインターフェースカード30へ出力する。出力した読出要求の応答をストレージインターフェースカード30から受信すると、CPU201は、ステップS106において、受信された応答に基づいて、選択されたディレクトリの内容を表示する。ステップS106の処理により、選択されたディレクトリの内容を示す画面(例えば、図11の画面G2ないしG5のいずれか)がUI部206に表示される。ステップS106の処理を終えると、CPU201は、ステップS103の処理へ戻り、ユーザによって要素が選択されるまで待機する。
ステップS107において、CPU201は、選択されたファイルの読出要求をストレージインターフェースカード30へ出力する。CPU201は、出力した読出要求の応答としてストレージインターフェースカード30から供給されるファイルを取得する。ステップS108において、CPU201は、取得したファイルを出力する。この例で、CPU201は、画像形成部207を制御して取得したファイルの表す画像を用紙等の媒体に形成することによってファイルを出力する。
この実施形態では、上述したように、画像形成装置20からストレージインターフェースカード30への読取指示に対して、仮想ディレクトリ構造による仮想ディレクトリを示すデータを返す。この仮想ディレクトリ構造では、サービス提供装置10に記憶されたデータに対して動的にアドレスが割り当てられ、データの読み取りが実際に要求されるまではサービス提供装置10からデータが取得されない。そのため、ストレージインターフェースカード30に、サービス提供装置10に格納されているデータを継続的に記憶するためのストレージを設ける必要がない。
3.変形例
上述した実施形態は、本発明の一例である。これらの実施形態は、以下のように変形してもよい。また、以下の変形例は、互いに組み合わせてもよい。
上述した実施形態は、本発明の一例である。これらの実施形態は、以下のように変形してもよい。また、以下の変形例は、互いに組み合わせてもよい。
3−1.変形例1
上述の実施形態では、ディレクトリへのアクセス履歴が予め定められた条件を満たさない場合に(図10のステップS209;NO)、プロセッサ301は、空のディレクトリを示すレスポンスを生成して画像形成装置20へ出力した(ステップS208)。これに代えて、プロセッサ301が、アクセス要求により指定されるディレクトリが正解ディレクトリである場合において、RAM303に記憶されている履歴情報が接続管理情報に含まれる正解ディレクトリパス情報に対応しないときは、アクセスを許可しない旨を示すファイル名を含むレスポンスを、指定されたディレクトリの内容を示すデータとして画像形成装置20へ出力してもよい。具体的には、例えば、プロセッサ301は、「ディレクトリの選択順序が間違っています。最初から正しい順序で選択してください。」といったメッセージをファイル名に含むレスポンスを、指定されたディレクトリの内容を示すデータとして出力してもよい。
上述の実施形態では、ディレクトリへのアクセス履歴が予め定められた条件を満たさない場合に(図10のステップS209;NO)、プロセッサ301は、空のディレクトリを示すレスポンスを生成して画像形成装置20へ出力した(ステップS208)。これに代えて、プロセッサ301が、アクセス要求により指定されるディレクトリが正解ディレクトリである場合において、RAM303に記憶されている履歴情報が接続管理情報に含まれる正解ディレクトリパス情報に対応しないときは、アクセスを許可しない旨を示すファイル名を含むレスポンスを、指定されたディレクトリの内容を示すデータとして画像形成装置20へ出力してもよい。具体的には、例えば、プロセッサ301は、「ディレクトリの選択順序が間違っています。最初から正しい順序で選択してください。」といったメッセージをファイル名に含むレスポンスを、指定されたディレクトリの内容を示すデータとして出力してもよい。
また、指定されたディレクトリが最下層のディレクトリである場合において、指定されたディレクトリが正解ディレクトリでない場合に(図10のステップS207;NO)、プロセッサ301が、アクセスを許可しない旨を示すファイル名を含むレスポンスを、指定されたディレクトリの内容を示すデータとして画像形成装置20へ出力してもよい。
3−2.変形例2
上述の実施形態では、正解ディレクトリは最下層のディレクトリであったが、正解ディレクトリは最下層のディレクトリに限られない。正解ディレクトリに1または複数のディレクトリが含まれていてもよい。
上述の実施形態では、正解ディレクトリは最下層のディレクトリであったが、正解ディレクトリは最下層のディレクトリに限られない。正解ディレクトリに1または複数のディレクトリが含まれていてもよい。
3−3.変形例3
上述の実施形態において、正解ディレクトリおよび正解ディレクトリの下位層に属するディレクトリの少なくともいずれか一方とデータの出力ファイル形式とを対応付けてストレージ304に記憶しておき、プロセッサ301が、画像形成装置20から受信されたアクセス要求により指定されるディレクトリがデータの出力ファイル形式に対応付けられてディレクトリである場合、このディレクトリに対応する出力ファイル形式で、サービス提供装置10から取得されたデータを出力してもよい。例えば、正解ディレクトリの下位層に「ディレクトリX」、「ディレクトリY」を設け、「ディレクトリX」と「JPEG形式」、「ディレクトリY」と「PDF形式」をそれぞれ対応付けておく。この場合、ユーザによって正解ディレクトリ内の一のファイルが選択された後に、正解ディレクトリの下位層のディレクトリのいずれかが選択されると、プロセッサ301は、選択されたディレクトリに対応する出力ファイル形式で、選択されたファイルを出力してもよい。また、この場合、ストレージインターフェースカード30が、選択された出力ファイル形式に変換する変換手段を備えていない場合には、プロセッサ301が、予め定められた他のコンピュータ装置にファイルの変換を依頼し、上記他のコンピュータ装置で変換されたファイルを出力してもよい。
上述の実施形態において、正解ディレクトリおよび正解ディレクトリの下位層に属するディレクトリの少なくともいずれか一方とデータの出力ファイル形式とを対応付けてストレージ304に記憶しておき、プロセッサ301が、画像形成装置20から受信されたアクセス要求により指定されるディレクトリがデータの出力ファイル形式に対応付けられてディレクトリである場合、このディレクトリに対応する出力ファイル形式で、サービス提供装置10から取得されたデータを出力してもよい。例えば、正解ディレクトリの下位層に「ディレクトリX」、「ディレクトリY」を設け、「ディレクトリX」と「JPEG形式」、「ディレクトリY」と「PDF形式」をそれぞれ対応付けておく。この場合、ユーザによって正解ディレクトリ内の一のファイルが選択された後に、正解ディレクトリの下位層のディレクトリのいずれかが選択されると、プロセッサ301は、選択されたディレクトリに対応する出力ファイル形式で、選択されたファイルを出力してもよい。また、この場合、ストレージインターフェースカード30が、選択された出力ファイル形式に変換する変換手段を備えていない場合には、プロセッサ301が、予め定められた他のコンピュータ装置にファイルの変換を依頼し、上記他のコンピュータ装置で変換されたファイルを出力してもよい。
3−4.変形例4
上述の実施形態では、サービス提供装置10に「ファイルA」と「ファイルB」とが記憶されている場合を例示したが、サービス提供装置10に1または複数のディレクトリが記憶されていてもよい。例えば、サービス提供装置10に、「ディレクトリC」と「ディレクトリD」とが記憶されている場合、ストレージインターフェースカード30のプロセッサ301は、サービス提供装置10から受信されるファイル一覧(ディレクトリ一覧)に基づいて、「ディレクトリC」をアドレス「+100000」に配置し、「ディレクトリD」をアドレス「+101000」に配置する。また、プロセッサ301は、どのディレクトリをどのアドレスに配置したかという情報を、ファイル一覧情報としてRAM303に記憶する。
上述の実施形態では、サービス提供装置10に「ファイルA」と「ファイルB」とが記憶されている場合を例示したが、サービス提供装置10に1または複数のディレクトリが記憶されていてもよい。例えば、サービス提供装置10に、「ディレクトリC」と「ディレクトリD」とが記憶されている場合、ストレージインターフェースカード30のプロセッサ301は、サービス提供装置10から受信されるファイル一覧(ディレクトリ一覧)に基づいて、「ディレクトリC」をアドレス「+100000」に配置し、「ディレクトリD」をアドレス「+101000」に配置する。また、プロセッサ301は、どのディレクトリをどのアドレスに配置したかという情報を、ファイル一覧情報としてRAM303に記憶する。
この場合、画像形成装置20からディレクトリCまたはディレクトリDへのアクセス要求を受信すると、プロセッサ301は、ストレージ304に記憶されている接続管理情報を用いてサービス提供装置10へアクセスし、指定されたディレクトリの内容を示すデータの取得要求を送信する。サービス提供装置10は、ストレージインターフェースカード30からデータの取得要求を受信すると、受信した取得要求に対応するディレクトリの内容を示すデータをストレージ読み出してストレージインターフェースカード30へ送信する。プロセッサ301は、サービス提供装置10から取得されたデータに応じたレスポンスを生成する。画像形成装置20のCPU201は、ストレージインターフェースカード30から取得されたデータに基づいて、ディレクトリCまたはディレクトリDの内容をUI部206に表示させる。
この場合、ユーザによってディレクトリCまたはディレクトリDの下位層のディレクトリまたはファイルが選択されると、CPU201は、選択された要素の読出要求をストレージインターフェースカード30へ送信する。ストレージインターフェースカード30のプロセッサ301は、画像形成装置20から受信された読出要求に応じて、選択されたディレクトリまたはファイルの取得要求をサービス提供装置10へ送信し、送信した取得要求の応答としてサービス提供装置10から送信されてくるデータを画像形成装置20に出力する。
3−5.変形例5
上述の実施形態に係るシステム1は、サービス提供装置10と、画像形成装置20と、ストレージインターフェースカード30とを備えていた。サービス提供装置10、画像形成装置20およびストレージインターフェースカード30の台数はシステム1で示した台数に限られない。例えば、複数のサービス提供装置を備える構成であってもよい。この場合、ストレージインターフェースカード30のストレージ304には、それぞれのサービス提供装置に対応する接続管理情報が記憶される。
上述の実施形態に係るシステム1は、サービス提供装置10と、画像形成装置20と、ストレージインターフェースカード30とを備えていた。サービス提供装置10、画像形成装置20およびストレージインターフェースカード30の台数はシステム1で示した台数に限られない。例えば、複数のサービス提供装置を備える構成であってもよい。この場合、ストレージインターフェースカード30のストレージ304には、それぞれのサービス提供装置に対応する接続管理情報が記憶される。
3−6.変形例6
画像形成装置20は、電子写真方式以外の方式で画像を形成するプリンタであってもよい。また、画像形成装置20は、白黒の画像を形成するものであってもよいし、カラーの画像を形成するものであってもよい。
画像形成装置20は、電子写真方式以外の方式で画像を形成するプリンタであってもよい。また、画像形成装置20は、白黒の画像を形成するものであってもよいし、カラーの画像を形成するものであってもよい。
3−7.変形例7
上述した実施形態において、ストレージインターフェースカード30のプロセッサ301により実行されるプログラムおよび画像形成装置20のCPU201により実行されるプログラムは、インターネットなどの通信回線を介してダウンロードされてもよい。また、このプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスクなど)、光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどの、コンピュータが読取可能な記録媒体に記録した状態で提供されてもよい。
上述した実施形態において、ストレージインターフェースカード30のプロセッサ301により実行されるプログラムおよび画像形成装置20のCPU201により実行されるプログラムは、インターネットなどの通信回線を介してダウンロードされてもよい。また、このプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスクなど)、光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどの、コンピュータが読取可能な記録媒体に記録した状態で提供されてもよい。
1…システム、2…ネットワーク、10…サービス提供装置、20…画像形成装置、21…第3接続手段、30…ストレージインターフェースカード、31…第1接続手段、32…第2接続手段、33…第1記憶手段、34…受信手段、35…第2記憶手段、36…出力手段、37…第3記憶手段。
Claims (5)
- 特定のディレクトリとネットワーク上の外部記憶装置におけるデータの取得先とを関連付けて記憶する第1記憶手段と、
接続される情報処理装置から、ディレクトリに対する前記データの取得要求を受信する受信手段と、
前記取得要求されたディレクトリの履歴を記憶する第2記憶手段と、
前記第2記憶手段に記憶された履歴が予め定められた条件を満たすとき、前記取得要求で特定されるディレクトリに関連付けられた取得先からデータの取得を行う取得手段と、
前記取得したデータを前記取得要求への応答として前記情報処理装置へ出力する出力手段と
を有する制御装置。 - 前記出力手段は、前記受信手段で受信した取得要求が前記特定のディレクトリへの要求である場合に、前記第2記憶手段に記憶されている前記履歴が前記条件を満たさないときは、前記データの取得を許可しない旨を示すデータを出力する
請求項1に記載の制御装置。 - 前記出力手段は、前記受信手段で受信する取得要求により指定されるディレクトリが前記特定のディレクトリでない場合、当該指定されたディレクトリの下位層に属するディレクトリおよびファイルの少なくともいずれか一方の一覧を出力する
請求項1または2に記載の制御装置。 - 前記特定のディレクトリおよび当該特定のディレクトリの下位層に属するディレクトリの少なくともいずれか一方とデータの出力ファイル形式との対応関係を記憶する第3記憶手段を更に有し、
前記出力手段は、前記取得要求により指定されるディレクトリが前記データの出力ファイル形式と対応づけられたディレクトリである場合、当該ディレクトリに対応する出力ファイル形式で、前記特定のディレクトリに対応するデータを出力する
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の制御装置。 - 特定のディレクトリとネットワーク上の外部記憶装置におけるデータの取得先とを関連付けて記憶し、
接続される情報処理装置から、ディレクトリに対する前記データの取得要求を受信し、
前記取得要求されたディレクトリの履歴を記憶し、
前記記憶した履歴が予め定められた条件を満たすとき、前記取得要求で特定されるディレクトリに関連付けられた取得先からデータを取得し前記取得要求への応答として前記情報処理装置へ出力する
処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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