JP2004362091A - データ変換装置、データ変換システム及びデータ格納制御プログラム - Google Patents
データ変換装置、データ変換システム及びデータ格納制御プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】属性指定のある特定の電子データ格納手段に電子データを格納する際に、ユーザの手間をなるべく少なくする。
【解決手段】本発明に係るデータ変換装置は、ファイルのコピーを行うためのGUI部1と、電子データをフォルダごとに分けて格納する記憶装置2と、記憶装置2の各フォルダの属性を検知するフォルダ属性検知部3と、電子データのフォーマット変換を行うフォーマット変換部4と、電子データのコピー時にフォルダ属性検知部3やフォーマット変換部4を制御するコピー制御部5と、を備えている。GUI部1でコピー関数を実行した場合に、コピー先のフォルダの属性に合わせて、コピー元の画像データのフォーマット変換を行うため、ユーザが意識することなく、画像データのフォーマット変換を自動的に行うことができ、ユーザの作業負担が軽減する。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明に係るデータ変換装置は、ファイルのコピーを行うためのGUI部1と、電子データをフォルダごとに分けて格納する記憶装置2と、記憶装置2の各フォルダの属性を検知するフォルダ属性検知部3と、電子データのフォーマット変換を行うフォーマット変換部4と、電子データのコピー時にフォルダ属性検知部3やフォーマット変換部4を制御するコピー制御部5と、を備えている。GUI部1でコピー関数を実行した場合に、コピー先のフォルダの属性に合わせて、コピー元の画像データのフォーマット変換を行うため、ユーザが意識することなく、画像データのフォーマット変換を自動的に行うことができ、ユーザの作業負担が軽減する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子データを複数の電子データ格納手段のいずれかに格納するデータ変換装置、データ変換システム及びデータ変換プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
Windows(登録商標)やLinux(登録商標)などに代表されるオペレーションシステムを備えた電子情報機器は、一般にその電子情報機器内に保存されている電子データを別データにコピー(複製)するユーザインターフェースを備え、コピー機能をその電子情報機器を使用しているユーザに提供している。
【0003】
コピー機能は、抽象化すると、関数としてCopy(A,B)と記述することができる。Aは元データであり、Bは複製後のデータを表し、Copy(A,B)を実行することにより、AからBが作成される。
【0004】
コピー機能を提供するユーザインターフェースとして、例えば、マイクロソフトのオペレーションシステムWindowsでは、コマンドプロンプトと呼ばれるコマンドラインユーザインターフェースを備えたアプリケーションと、エクスプローラと呼ばれるグラフィカルユーザインターフェースを備えたアプリケーションが用意されている。
【0005】
前者のコマンドプロンプトを使用した場合、例えば、”copy c:¥folder1¥test1.txt c:¥folder2¥test2.txt”とユーザが記述することによりcドライブのフォルダfolder1に存在するファイルtest1.txtの複製が、cドライブのフォルダfolder2の下にファイルtest2.txtとして作成される。一方、後者のエクスプローラでは、例えばユーザがあるファイルを選択し、「Ctrl」キーを押しながらファイルをドラックアンドドロップすることでファイルをコピーすることができる。
【0006】
ところで、異なる記録メディア間で、ドラッグアンドドロップでデータのコピーや移動を行う技術が提案されている(特許文献1参照)。この公報は、PCの内蔵ハードディスクドライブとCDレコーダなどの外部記録装置との間でのコピーや移動を念頭に置いており、同一の記録装置内のフォルダ間でのコピーや移動は念頭に置いていない。
【0007】
また、同公報には、メディア対メディアを関連付けるフォーマット関連テーブルが開示されており、このテーブルに登録された解像度の情報に基づいて、コピーや移動時のデータの解像度変換を行っている。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−25182
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
プログラミングを目的とするユーザに対しては、プログラミング言語として、ファイルをコピー(複製)するための様々な関数が用意されている。例えば、抽象化すると、copy(A, B, Option)といった関数が用意されており、AからBを作成する際に、”Option”に記述したルールに従うように指示できる場合もある。この場合、例えば、”Option”として、「JPEGファイルをビットマップファイルに変換」というルールを指定すれば、AがJPEGファイルであった場合に、Bとしてビットマップファイルを作成できる場合もある。
【0010】
一方、エクスプローラに代表されるグラフィカルインターフェースを備えたアプリケーションでは、ユーザに対して簡易な操作性を与えることから、ドラッグアンドドロップをという手法でファイルのコピー操作を行うことができるが、その操作においても、例えば上記のような「JPEGファイルをビットマップファイルに変換」といったことを行うことは現状困難である。
【0011】
上述した特許文献1では、フォルダ単位で上述したテーブルを持っており、フォルダが増えると、それに応じてテーブルの数が増える。ハードディスクの容量は年々増える傾向にあり、それに伴ってフォルダの数も増えるため、テーブルの数は膨大になるおそれがあり、コピーや移動の処理に時間がかかってしまう。
【0012】
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、その目的は、属性指定のある特定の電子データ格納手段に電子データを格納する際に、ユーザの手間をなるべく少なくしたデータ変換装置、データ変換システム及びデータ変換プログラムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本発明は、それぞれ固有の属性の電子データを格納する複数の電子データ格納手段と、格納すべき電子データを前記複数の電子データ格納手段のいずれかに格納する指示を行う格納指示手段と、前記格納指示手段で指示された格納先の前記電子データ格納手段に予め与えられた、該格納手段に格納すべき電子データの属性を検知する属性検知手段と、前記格納すべき電子データの属性が前記属性検知手段で検知された属性と異なる場合に、前記格納すべき電子データのフォーマットを前記属性検知手段で検知された属性に合わせて変換するフォーマット変換手段と、前記フォーマット変換手段で変換された電子データを格納先の前記電子データ格納手段に格納する格納制御手段と、を備える。
【0014】
また、本発明は、それぞれ固有の属性の電子データを格納する複数の電子データ格納手段と、格納すべき電子データを前記複数の電子データ格納手段のいずれかに格納する指示を行う格納指示手段と、前記格納指示手段で指示された電子データを格納先の前記電子データ格納手段に格納する格納制御手段と、前記格納指示手段で指示された電子データが格納された特定の電子データ格納手段に予め与えられた、該格納手段に格納すべき電子データの属性を検出する属性検出手段と、格納すべき電子データを、前記属性検出手段にて検出された属性と、前記格納指示手段の指示に従って変換するフォーマット変換手段と、を備える。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るデータ変換装置、データ変換システム及びデータ変換プログラムについて、図面を参照しながら具体的に説明する。
【0016】
(第1の実施形態)
図1は本発明に係るデータ変換装置の第1の実施形態の概略構成を示すブロック図である。図1のデータ変換装置は、パーソナルコンピュータ(以下、PC)などの電子情報機器に内蔵される。図1のデータ変換装置は、ハードウェアで構成してもよいし、ソフトウェアで構成してもよく、あるいは一部をハードウェアで、残りをソフトウェアで構成してもよい。
【0017】
図1のデータ変換装置は、ファイルのコピーを行うためのグラフィカルユーザインタフェース部(以下、GUI部)1と、電子データをフォルダごとに分けて格納する記憶装置2と、記憶装置2の各フォルダの属性を検知するフォルダ属性検知部3と、電子データのフォーマット変換を行うフォーマット変換部4と、電子データのコピー時にフォルダ属性検知部3やフォーマット変換部4を制御するコピー制御部5と、を備えている。
【0018】
GUI部1は、例えばマイクロソフト(登録商標)のWindows2000(登録商標)をオペレーティングシステム(以下、OS)として利用するPCを想定した場合、同OSに標準装備されるエクスプローラ(登録商標)の操作画面である。記憶装置2は、PCに内蔵あるいは外付けされるハードディスクドライブ(以下、HDD)やメモリーカード等の記憶装置である。
【0019】
なお、図1では、本発明の説明に関連のない電子情報機器内の構成要素(例えば、CPUやキーボード等)を省略している。
【0020】
以下では、図1のデータ変換装置を用いて、画像データのコピーを行う例を説明するが、本発明は、画像データ以外の電子データを記憶装置2に格納する際にも適用可能である。
【0021】
記憶装置2には、それぞれ固有の属性の電子データを格納するための複数のフォルダ(ディレクトリとも呼ぶが、以下ではフォルダと呼ぶ)が論理的に作成される。このフォルダの作成は、OSの機能で実現される。
【0022】
GUI部1は、ユーザの操作画面を表示する機能と、記憶装置2に保存管理されているフォルダやファイルの情報を表示する機能と、ユーザが操作画面でファイルのコピーなどの操作をした場合にそれに対応する処理を実行する機能とを有する。
【0023】
図2はGUI部1の操作画面の一例を示す図である。ユーザは図2に表示されているポインタをマウス等の指示部材で操作し、例えばファイルAを選択した後、そのファイルAをフォルダBにドラッグアンドドロップと呼ばれる操作を行うことでファイルの移動、またはコピーを行うことができる。本実施形態では、ドラッグアンドドロップにより別フォルダにファイルをコピーする例について説明する。
【0024】
従来の電子情報機器は、図1の構成のうち、GUI部1と記憶装置2のみを有し、OSの提供するコピー関数copy(A,B)を利用して、ファイルのコピー操作等を行う。
【0025】
ここで、コピー関数の引数Aにはコピー元のファイルを設定し、引数Bにはコピー先のファイルを設定する。これにより、コピー元のファイルがコピー先に複製される。
【0026】
例えば、ユーザが、操作画面上で図2に示したファイルAを選択して、フォルダBに対してドラッグアンドドロップ操作を行った場合、GUI部1は、copy(ルート¥フォルダA¥ファイルA、ルート¥フォルダB¥ファイルA)を実行する。この結果、記憶装置2内に論理的に管理されているフォルダBの内部に、ファイルAがコピーされる。
【0027】
より詳細には、GUI部1がcopy(ルート¥フォルダ1¥ファイル1、ルート¥フォルダ2¥ファイル2)を実行した場合、記憶装置2内に論理的に管理されているフォルダ群の最上層(ルート)に接続されたフォルダ1内のファイル1が、同じルートに接続されたフォルダ2内のファイル2にコピーされる。ここで、ファイル1とファイル2は名前が異なったとしても、全く同じデータである。
【0028】
これに対して、本実施形態のコピー制御部5は、copy(A,B)以外に、独自のコピー関数copy’(A,B)を用意している。copy’(A,B)の引数Aと引数Bは、copy(A,B)の引数と同じであり、どちらの関数でもユーザは操作上まったく意識することなく、コピー操作を行うことができる。
【0029】
例えば、GUI部1が、図2に示したファイルAを選択して、フォルダBに対してドラッグアンドドロップ操作を行うと、GUI部1は、copy’(ルート¥フォルダA¥ファイルA、ルート¥フォルダB¥ファイルB)を実行する。
【0030】
なお、本実施形態では、コピー先のファイルを便宜上ファイルBと表記しているが、一般的なコピー操作はファイルAと同じものが複製されるため、ファイルBの実体はファイルAである。また、以下の説明では、コピー元の情報“ルート¥フォルダA¥ファイルA”を“コピー元A”、コピー先の情報“ルート¥フォルダB¥ファイルB”を“コピー先B”と表記する。
【0031】
図3は図1のデータ変換装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。まず、GUI部1がcopy’(コピー元A,コピー先B)を実行すると(ステップS1)、コピー制御部5は、“コピー元A”情報と“コピー先B”情報を解析し、フォルダA、ファイルA、フォルダB及びファイルBを認識して記憶する(ステップS2)。このとき、“コピー先B”については、コピー先に作成されるファイル名であるファイルBと、そのファイルが作成されるコピー先フォルダ名であるフォルダBとを分離して認識する。
【0032】
次に、フォルダ属性検知部3によりファイルAの属性を検知し、“コピー元A”については、コピー元のデータであるファイルAが画像データであるか否かを判断する(ステップS3)。
【0033】
画像データのフォーマットに関する属性の具体例として、例えば画像の縦横のピクセルサイズについて説明する。この場合、例えば、フォルダ属性検知部3はコピー制御部5に対して「ピクセルサイズ:横640、縦480」という情報を出力する。本実施形態では、フォルダに付加されている画像データのフォーマットに関する属性についてはフォルダ名を調べ、フォルダ名が例えば「640_480」のようなピクセルサイズを表記する書式で記述されている場合、フォルダ属性検知部3は画像データのフォーマットに関する属性を検知することができる。
【0034】
ステップS3において、画像データでないと判断された場合には、所定のエラー処理を行う。エラー処理では、copy(コピー元A,コピー先B)を実行し(ステップS4)、記憶装置2内のフォルダBにファイルBを作成した後、実行結果をGUI部1に通知して、処理を終了する。
【0035】
一方、ステップS3で画像データと判断された場合には、フォルダ属性検知部3によりフォルダBの属性を検知し(ステップS5)。フォルダ属性の検知に成功したか否かを判断する(ステップS6)。フォルダ属性の検知に成功しなかった場合はステップS4に進み、成功した場合はフォーマット変換部4によりファイルAをフォルダBの属性に合わせて変換する(ステップS7)。
【0036】
次に、フォーマット変換に成功したか否かを判断し(ステップS8)、成功しなかった場合はステップS4に進み、成功した場合はコピー制御部5により、フォーマット変換した画像データをフォルダB内にファイルBとして格納する(ステップS9)。
【0037】
ステップS4またはS9の処理が終了した場合、コピー制御部5は処理結果をGUI部1に通知する(ステップS10)。
【0038】
このように、第1の実施形態では、GUI部1でコピー関数を実行した場合に、コピー先のフォルダの属性に合わせて、コピー元の画像データのフォーマット変換を行うため、ユーザが意識することなく、画像データのフォーマット変換を自動的に行うことができ、ユーザの作業負担が軽減する。また、予め属性の決まっているフォルダに、異なるフォーマットの画像データを誤って格納するおそれがなくなり、ファイル管理を正しく行うことができる。
【0039】
なお、上述した実施形態では、画像データのフォーマットの一例として、ピクセルサイズについて説明したが、フォーマット変換部4は、画像データの種類、画像データの解像度、画像データの縦横サイズ、画像データの色数、及び画像データのエンコード方式など、ピクセルサイズ以外のフォーマット変換を行ってもよい。
【0040】
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、第1の実施形態よりも処理の軽減を図るものである。
【0041】
図4は本発明に係るデータ変換装置の第2の実施形態の概略構成を示すブロック図である。図4では、図1と共通する構成部分には同一符号を付しており、以下では相違点を中心に説明する。
【0042】
図4のデータ変換装置は、コピー制御部5内に、フォーマット変換部4が変換可能なエンコード方式やピクセルサイズ等の属性情報を記憶する画像変換情報記憶部6を有する。
【0043】
図5は図4のデータ変換装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。図5のフローチャートは、図3のフローチャートにステップS25,S26,S29を追加したものである。以下では、図3と異なる処理を中心に説明する。
【0044】
ステップS23において、コピー元のファイルAが画像データと判断されると、次に、フォルダ属性検知部3により、ファイルAの画像フォーマットを検知する(ステップS25)。そして、フォーマット変換部4によりファイルAの画像変換が可能か否かを判断する(ステップS26)。
【0045】
ここで、コピー制御部5は、画像データのフォーマットであるエンコード方式やピクセルサイズ等を検出する機能を持ち、検出したフォーマットに関する情報を、画像変換情報記憶部6に記憶されているフォーマット変換部4で変換可能な情報と比較する。この結果、エンコード方式およびピクセルサイズのいずれかがフォーマット変換部4において変換不可であると判断されると、ステップS23で画像データでないと判断された場合と同様に、コピー制御部5のエラー処理を行う(ステップS24)。
【0046】
次に、フォルダ属性検知部3はフォルダBの属性を検知する(ステップS27)。フォルダ属性検知部3は、フォルダBの属性を検知する際、エンコード方式とピクセルサイズの両方に関する情報を検知する。この場合、例えば、フォルダ属性検知部3は、コピー制御部5に対して「JPEG、横640、縦480」という情報を出力する。フォルダに付加されている画像データのフォーマットに関する属性として、本実施形態ではフォルダ名を調べ、フォルダ名が例えば「JPEG_640_480」のようなエンコード方式とピクセルサイズを表記するように予め決められた書式で記述されている場合には、画像データのフォーマットに関する属性を検知できるものとする。
【0047】
コピー制御部5はフォルダ属性検知部3から画像データのフォーマットに関する属性が入力されると、フォルダの属性値であるエンコード方式とピクセルサイズの値を調べ、エンコード方式およびピクセルサイズのいずれかがフォーマット変換部4において可能か否かを判断する(ステップ29)。ステップ29で変換不可であると判断した場合は、ファイルAが画像データでない場合と同様に、第1の実施形態のコピー制御部5と同様にエラー処理を行う(ステップS24)。
【0048】
フォーマット変換部4は、コピー制御部5から“コピー元A”の情報と画像データのフォーマットに関する属性が入力されると、“コピー元A”のファイルAを画像データのフォーマットとして、入力された属性値に従って変換する。例えば、ファイルAがビットマップファイルで、横1600ピクセル、縦1200ピクセルの画像データであり、属性値として「JPEG、横640、縦480」が入力された場合には、ファイルAのエンコード方式をJPEGに変換し、かつ、ピクセルサイズを横640ピクセル、縦480ピクセルに変換を行う。
【0049】
その後、ステップS9〜S11と同様の処理を行う(ステップS31〜S33)。
【0050】
このように、第2の実施形態では、コピー元のファイルAの画像変換が可能か否かと、コピー先のフォルダBの属性への画像変換が可能か否かを事前に調べてからコピー処理を行うため、フォルダ属性検知部3とフォーマット変換部4が無駄な処理を行わなくて済み、データ変換装置の全体的な処理量を軽減することができる。
【0051】
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、フォーマット変換部4にて変換済みの画像データをコピー制御部5に格納して、同じ画像データに対して複数回フォーマット変換部4で画像変換を行わないようにしたものである。
【0052】
図6は本発明に係るデータ変換装置の第3の実施形態の概略構成を示すブロック図である。図6では、図1と共通する構成部分には同一符号を付しており、以下では相違点を中心に説明する。
【0053】
図6のデータ変換装置は、画像変換履歴情報と画像変換済みの画像データを格納する履歴情報記憶部7を記憶装置2内に設け、かつ履歴情報記憶部の格納制御を行う履歴情報記憶制御部8をコピー制御部5内に設けている。
【0054】
図7は図6のデータ変換装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。図7のフローチャートは、図3のフローチャートにステップS45,S46,S53を追加したものである。以下では、図3と異なる処理を中心に説明する。
【0055】
コピー制御部5は、フォーマット変換部4から変換結果が入力されると、図3のステップS10と同様に、変換後の画像データであるファイルBを記憶装置2内のフォルダB内にコピーする。
【0056】
コピー制御部5内の履歴情報記憶制御部8は、ファイルBの画像変換が完了すると、“コピー元A”と“コピー先B”の情報とフォーマット変換部4が変換作成した画像データとの組み合わせ情報を履歴情報として履歴情報記憶部7に格納する。履歴情報記憶部7が格納された履歴情報を記憶する時間は、例えば、PCを終了(PCの電源をOFF)するまでなど、ある限られた期間でもよい。
【0057】
その後に、GUI部1が同じコピー関数を実行すると、コピー制御部5は、履歴情報記憶部7から必要な画像データを読み出してコピー処理を行う。これにより、フォルダ属性検知部3やフォーマット変換部4を利用することなく、ファイルBのコピーが可能になる。
【0058】
このように、第3の実施形態では、フォーマット変換の履歴情報とフォーマット変換後の画像データを予め格納しておくため、同じコピー関数を実行する際にフォルダ属性検知部3やフォーマット変換部4が重複した処理を行わなくて済み、処理の軽減が図れ、コピー処理を高速化できる。
【0059】
(第4の実施形態)
第4の実施形態は、ユーザが指示したフォルダに画像データをコピーした後に、フォーマット変換を行うものである。
【0060】
図8は本発明に係るデータ変換装置の概略構成を示すブロック図である。図8のデータ変換装置は、図1と比較して、フォーマット変換部4が記憶装置2との間で画像データの送受を行う点と、GUI部1が記憶装置2との間で画像データの送受を行う点とが異なっている。
【0061】
図9は図8のデータ変換装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。第1〜第3の実施形態では、ユーザがドラッグアンドドロップでコピーを指示したときに、copy’(A,B)関数を実行したが、本実施形態では従来と同様のcopy(A,B)関数を利用する(ステップS61)。
【0062】
コピー制御部5はデータ変換装置内で実行される処理イベントを検知する機能を備え、GUI10がcopy(コピー元A,コピー先B)が実行したことを検知することができる。
【0063】
コピー制御部5は、コピーの処理イベントcopy(コピー元A,コピー先B) を検知すると(ステップS62)、“コピー元A”および“コピー先B”の値を確認して記憶する(ステップS63)。
【0064】
“コピー元A”については、コピー元のデータであるファイルAが画像データであるか否かを検知する(ステップS64)。“コピー先B”についてはコピー先に作成されるファイル名であるファイルBと、そのファイルが作成されるコピー先フォルダ名であるフォルダBとを分離して検知し、検知したフォルダBという情報をフォルダ属性検知部3に入力する。
【0065】
フォルダ属性検知部3はコピー制御部5からフォルダBという“コピー先B”に関する情報が入力されると、そのフォルダの属性を検知する(ステップS65)。
【0066】
次に、フォルダの属性検知に成功したか否かを判断し(ステップS66)、成功した場合には、フォーマット変換部4により、ファイルBをフォルダBの属性に従って変換する(ステップS67)。
【0067】
例えば、画像データのフォーマットに関する属性の具体例として、画像の縦横のピクセルサイズを用いる場合、フォルダ属性検知部3はコピー制御部5に対して「ピクセルサイズ:横640、縦480」という情報を出力する。
【0068】
本実施形態では、フォルダに付加されている画像データのフォーマットに関する属性についてはフォルダ名を調べ、フォルダ名が例えば「640_480」というようなピクセルサイズを表記する予め決められた書式で記述されている場合には、画像データのフォーマットに関する属性を検知できるものとする。
【0069】
コピー制御部5はフォルダ属性検知部3から画像データのフォーマットに関する属性が入力されると、フォーマット変換部4に“コピー先B”の情報と画像データのフォーマットに関する属性を入力する。
【0070】
フォーマット変換部4はコピー制御部5から“コピー先B”の情報と画像データのフォーマットに関する属性が入力されると、“コピー先B”のファイルBを画像データのフォーマットとして入力された属性値に従い変換する(ステップS68)。
【0071】
例えば、ファイルBが横1600ピクセル、縦1200ピクセルの画像データであり、属性値として「ピクセルサイズ:横640、縦480」が入力された場合には、ファイルBのピクセルサイズを横640ピクセル、縦480ピクセルにサイズ変換を行う。
【0072】
なお、画像フォーマットの変換の処理に関しては、OSや追加ライブラリが提供する画像フォーマット変換機能を利用しても良いし、フォーマット変換部4自体に画像フォーマット変換機能を組み込んでいても良いが、画像フォーマット変換処理自体は本発明の本質ではないため具体的な処理などの詳細は省略する。
【0073】
上記処理の結果、フォーマット変換部4はフォーマット変換した結果、変換後の画像データを新たなファイルBとして“コピー先B”のフォルダBに作成する。
【0074】
一方、ステップS62でcopy(A,B)という実行イベントが検出されない場合、ステップS64でコピー元のファイルAが画像データではないと判断された場合、またはステップS66でフォルダ属性の検知に成功しなかった場合は、いずれも何も処理を行わない。
【0075】
なお、上記に説明のステップS62において、コピー制御部5は、コピーの処理イベントcopy(コピー元A,コピー先B) を検知するものとしたが、コピー制御部5が記憶装置2の状態変化を常時確認しており、記憶装置2内に新たなファイルが作成されたことを検出するとしても良い。この場合、上記で説明したステップ63は、“コピー元A”および“コピー先B”の値を確認して記憶する代わりに、“コピー先B”のみの値を確認し記憶するだけでよい。また、上記で説明したステップ64は、コピー元のデータであるファイルAが画像データであるか否かを検知する代わりに、ファイルAが画像データであるか否かを検知することになる。
【0076】
このように、第4の実施形態では、第1の実施形態と同様に、ユーザが意識することなく、コピー先のフォルダの属性に合ったフォーマットで画像データを変換してコピーすることができる。いったん格納先にコピーした後にフォーマット変換を行うため、コピー操作自体は第1の実施形態よりも高速に行うことができる。
【0077】
(第5の実施形態)
第5の実施形態は、任意のフォルダについて、画像データのフォーマットをユーザが任意に指定できるようにしたものである。
【0078】
図10は本発明に係るデータ変換装置の第5の実施形態の概略構成を示すブロック図である。図10では、図1と共通する構成部分には同一符号を付しており、以下では相違点を中心に説明する。
【0079】
図10のデータ変換装置は、図1の構成に、フォルダ属性管理部11を追加したものである。フォルダ属性管理部11は、各フォルダの画像フォーマット属性を管理する管理テーブル12と、ユーザが各フォルダの画像フォーマット属性を変更及び設定するユーザインタフェース部13とを有する。
【0080】
フォルダ属性管理部11は、各フォルダに付加された画像フォーマット属性を記憶管理する方法として、例えば図11に示す管理テーブル12を利用する。図11の管理テーブル12では、フォルダ情報と、そのフォルダに関連するエンコード方式、ピクセルサイズを記憶できる。なお、フォルダ情報に関しては、ルートフォルダからのパス情報、フォルダ名も含まれているものとする。
【0081】
次に、第1〜第4の実施形態との相違点を中心に、第5の実施形態のデータ変換装置の処理動作を説明する。
【0082】
フォルダ属性検知部3はコピー制御部5からフォルダBという“コピー先B”に関する情報が入力されると、フォルダ属性管理部11の管理テーブル12を参照する。フォルダ属性検知部3は管理テーブル12に、“コピー先B”に一致するフォルダ情報が記述されているか否かを調べる。記述されている場合は、関連するエンコード方式とピクセルサイズをフォルダのフォーマットに関する属性としてコピー制御部5に出力する。記述されていない場合は、エラー結果をコピー制御部5へ出力する。
【0083】
図12はフォルダ属性管理部11がユーザに提供するフォルダの属性を設定するユーザインターフェースの一例を示す図である。図12のユーザインターフェースでは、フォルダ情報と、そのフォルダに関連するエンコード方式と、ピクセルサイズとをユーザが記述することができ、ユーザの設定した値が、管理テーブル12に反映されて記憶管理される。
【0084】
なお、本実施形態では、フォルダ属性管理部11が管理テーブル12を利用してフォルダの属性を管理する例を説明したが、OSにフォルダ属性管理部11の機能を持たせて、各フォルダに画像フォーマットの情報を記憶、管理させても良い。また、その場合、フォルダの属性を設定するユーザインターフェースについてもOSが提供するようにしてもよい。
【0085】
このように、第5の実施形態では、ユーザが任意のフォルダについて自由に画像データのフォーマットに関する属性を設定できるようにしたため、グラフィカルユーザインターフェースを用いてファイルのコピー操作を行った場合に、コピーするファイルが画像データであり、コピー先のフォルダで画像データのフォーマット属性が設定されていれば、ユーザが希望する画像フォーマットに自動的に変換してコピー先に保存でき、ユーザ自身でフォーマット変換を行う必要がなくなる。
【0086】
(第6の実施形態)
第6の実施形態は、ユーザがネットワークに接続された他の機器に対してファイルのコピー操作を行うものである。
【0087】
図13は本発明に係るデータ変換システムの第6の実施形態の概略構成を示すブロック図である。図13のデータ変換システムは、互いにネットワーク20に接続された電子情報表示装置21と電子情報記憶装置22とを備えている。電子情報表示装置21は、電子情報記憶装置22の記憶制御を行う。なお、ネットワーク20は有線でも無線でもよい。
【0088】
電子情報表示装置21は、図1と同様のGUI部1、コピー制御部5、フォルダ属性検知部3及びフォーマット変換部4を有し、それ以外に、ネットワークプロトコル処理部23と、通信部24とを有する。
【0089】
電子情報記憶装置22は、画像データを格納する図1と同様の記憶装置2を有し、それ以外に、ネットワークプロトコル処理部25と通信部26を有する。電子情報記憶装置22として、例えば、一般的なPCを想定した場合、記憶装置2は内蔵ハードディスクや外付けのハードディスク、メモリーカードなどである。
【0090】
電子情報表示装置21のフォルダ属性検知部3は、ネットワーク20に接続された電子情報記憶装置22の記憶装置2に存在するフォルダの属性を検知することができる。
【0091】
例えば、ネットワーク20に接続された装置のフォルダ名を知る機能は、いろいろな通信プロトコルとして既にPCなどに標準で搭載されており、そのような公知の機能を利用する。電子情報表示装置21のフォルダ属性検知部3は、電子情報記憶装置22の記憶装置2に存在するフォルダ名を調べ、フォルダ名が例えば「640_480」というようなピクセルサイズを表記するように予め決められた書式で記述されている場合、画像データのフォーマットに関する属性を検知することができる。
【0092】
図13の画像データ変換システム100は、図1のデータ変換装置と比較したときに、構成要素間のデータ交換や制御信号の交換といった情報交換のうち、コピー制御部5と記憶装置2との間、フォルダ属性検知部3と記憶装置2との間の情報交換にネットワーク20を利用する点を除けば、各構成部分の処理は全く同じである。
【0093】
また、電子情報表示装置21が図1のデータ変換装置を内蔵していてもよく、この場合は、“コピー元A”および“コピー先B”の情報は、電子情報表示装置21と電子情報記憶装置22のいずれの記憶装置を利用してもよい。例えば、“コピー元A”が電子情報記憶装置22の記憶領域、“コピー元B”が電子情報表示装置21の記憶領域という組み合わせをとることも可能である。
【0094】
このように、第6の実施形態では、ユーザがグラフィカルユーザインターフェースを用いてネットワーク20接続された別機器に対してファイルのコピー操作を行った場合に、コピーするファイルが画像データであり、コピー先のフォルダで画像データのフォーマット属性が設定されていれば、設定した画像フォーマットに自動的に変換されてコピー先に保存されることになる。
【0095】
(第7の実施形態)
第7の実施形態は、第6の実施形態の変形例であり、コピー制御に関連する構成を電子情報記憶装置22に設けたものである。
【0096】
図14は本発明に係るデータ交換システムの第7の実施形態の概略構成を示すブロック図である。図14のデータ交換システム200は、図13と同様に、電子情報表示装置21と電子情報記憶装置22とを備えている。電子情報表示装置21は、GUI部1と、ネットワークプロトコル処理部23と、通信部24とを有する。電子情報記憶装置22は、コピー制御部5と、フォルダ属性検知部3と、フォーマット変換部4と、ネットワークプロトコル処理部25と、通信部26とを有する。
【0097】
図14の画像データ変換システム200は、図8のデータ変換装置と比較したときに、構成要素間のデータ交換や制御信号の交換といった情報交換のうち、GUI部1と記憶装置2との間の情報交換にネットワーク20を利用する点を除けば、各構成部分の処理は全く同じである。
【0098】
図14のデータ交換システムでは、GUI部1がコピー関数を実行すると、コピーの指示信号がネットワーク20経由で電子情報記憶装置22に伝達され、電子情報記憶装置22内でコピー処理が行われる。コピー処理自体は、図9と同様のフローチャートで行われる。
【0099】
このように、第7の実施形態では、ユーザが表示確認及び操作する電子情報表示装置21とネットワーク20経由で接続された電子情報記憶装置22上でコピー処理を行うため、電子情報表示装置21を小型化でき、PDAや携帯電話などで電子情報表示装置21を構成できる。
【0100】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、格納すべき電子データのフォーマットを、格納先である電子データ格納手段の属性に合わせて自動変換するため、ユーザが意識することなく、電子データのフォーマット変換を行うことができ、ユーザ自身でフォーマット変換を行う手間が省け、使い勝手が向上する。また、属性指定のある電子データ格納手段に、フォーマットの異なる電子データを誤って格納するおそれもなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ変換装置の第1の実施形態の概略構成を示すブロック図。
【図2】GUI部1の操作画面の一例を示す図。
【図3】図1のデータ変換装置の処理手順の一例を示すフローチャート。
【図4】本発明に係るデータ変換装置の第2の実施形態の概略構成を示すブロック図。
【図5】図4のデータ変換装置の処理手順の一例を示すフローチャート。
【図6】本発明に係るデータ変換装置の第3の実施形態の概略構成を示すブロック図。
【図7】図6のデータ変換装置の処理手順の一例を示すフローチャート。
【図8】本発明に係るデータ変換装置の概略構成を示すブロック図。
【図9】図8のデータ変換装置の処理手順の一例を示すフローチャート。
【図10】本発明に係るデータ変換装置の第5の実施形態の概略構成を示すブロック図。
【図11】管理テーブルの一例を示す図。
【図12】フォルダ属性管理部11がユーザに提供するフォルダの属性を設定するユーザインターフェースの一例を示す図。
【図13】本発明に係るデータ変換システムの第6の実施形態の概略構成を示すブロック図。
【図14】本発明に係るデータ交換システムの第7の実施形態の概略構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 GUI部
2 記憶装置
3 フォルダ属性検知部
4 フォーマット変換部
5 コピー制御部
6 画像変換情報記憶部
7 履歴情報記憶部
8 履歴情報記憶制御部
11 フォルダ属性管理部
12 管理テーブル
13 ユーザインタフェース部
20 ネットワーク
21 電子情報表示装置
22 電子情報記憶装置
23,25 ネットワークプロトコル処理部
24,26 通信部
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子データを複数の電子データ格納手段のいずれかに格納するデータ変換装置、データ変換システム及びデータ変換プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
Windows(登録商標)やLinux(登録商標)などに代表されるオペレーションシステムを備えた電子情報機器は、一般にその電子情報機器内に保存されている電子データを別データにコピー(複製)するユーザインターフェースを備え、コピー機能をその電子情報機器を使用しているユーザに提供している。
【0003】
コピー機能は、抽象化すると、関数としてCopy(A,B)と記述することができる。Aは元データであり、Bは複製後のデータを表し、Copy(A,B)を実行することにより、AからBが作成される。
【0004】
コピー機能を提供するユーザインターフェースとして、例えば、マイクロソフトのオペレーションシステムWindowsでは、コマンドプロンプトと呼ばれるコマンドラインユーザインターフェースを備えたアプリケーションと、エクスプローラと呼ばれるグラフィカルユーザインターフェースを備えたアプリケーションが用意されている。
【0005】
前者のコマンドプロンプトを使用した場合、例えば、”copy c:¥folder1¥test1.txt c:¥folder2¥test2.txt”とユーザが記述することによりcドライブのフォルダfolder1に存在するファイルtest1.txtの複製が、cドライブのフォルダfolder2の下にファイルtest2.txtとして作成される。一方、後者のエクスプローラでは、例えばユーザがあるファイルを選択し、「Ctrl」キーを押しながらファイルをドラックアンドドロップすることでファイルをコピーすることができる。
【0006】
ところで、異なる記録メディア間で、ドラッグアンドドロップでデータのコピーや移動を行う技術が提案されている(特許文献1参照)。この公報は、PCの内蔵ハードディスクドライブとCDレコーダなどの外部記録装置との間でのコピーや移動を念頭に置いており、同一の記録装置内のフォルダ間でのコピーや移動は念頭に置いていない。
【0007】
また、同公報には、メディア対メディアを関連付けるフォーマット関連テーブルが開示されており、このテーブルに登録された解像度の情報に基づいて、コピーや移動時のデータの解像度変換を行っている。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−25182
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
プログラミングを目的とするユーザに対しては、プログラミング言語として、ファイルをコピー(複製)するための様々な関数が用意されている。例えば、抽象化すると、copy(A, B, Option)といった関数が用意されており、AからBを作成する際に、”Option”に記述したルールに従うように指示できる場合もある。この場合、例えば、”Option”として、「JPEGファイルをビットマップファイルに変換」というルールを指定すれば、AがJPEGファイルであった場合に、Bとしてビットマップファイルを作成できる場合もある。
【0010】
一方、エクスプローラに代表されるグラフィカルインターフェースを備えたアプリケーションでは、ユーザに対して簡易な操作性を与えることから、ドラッグアンドドロップをという手法でファイルのコピー操作を行うことができるが、その操作においても、例えば上記のような「JPEGファイルをビットマップファイルに変換」といったことを行うことは現状困難である。
【0011】
上述した特許文献1では、フォルダ単位で上述したテーブルを持っており、フォルダが増えると、それに応じてテーブルの数が増える。ハードディスクの容量は年々増える傾向にあり、それに伴ってフォルダの数も増えるため、テーブルの数は膨大になるおそれがあり、コピーや移動の処理に時間がかかってしまう。
【0012】
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、その目的は、属性指定のある特定の電子データ格納手段に電子データを格納する際に、ユーザの手間をなるべく少なくしたデータ変換装置、データ変換システム及びデータ変換プログラムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本発明は、それぞれ固有の属性の電子データを格納する複数の電子データ格納手段と、格納すべき電子データを前記複数の電子データ格納手段のいずれかに格納する指示を行う格納指示手段と、前記格納指示手段で指示された格納先の前記電子データ格納手段に予め与えられた、該格納手段に格納すべき電子データの属性を検知する属性検知手段と、前記格納すべき電子データの属性が前記属性検知手段で検知された属性と異なる場合に、前記格納すべき電子データのフォーマットを前記属性検知手段で検知された属性に合わせて変換するフォーマット変換手段と、前記フォーマット変換手段で変換された電子データを格納先の前記電子データ格納手段に格納する格納制御手段と、を備える。
【0014】
また、本発明は、それぞれ固有の属性の電子データを格納する複数の電子データ格納手段と、格納すべき電子データを前記複数の電子データ格納手段のいずれかに格納する指示を行う格納指示手段と、前記格納指示手段で指示された電子データを格納先の前記電子データ格納手段に格納する格納制御手段と、前記格納指示手段で指示された電子データが格納された特定の電子データ格納手段に予め与えられた、該格納手段に格納すべき電子データの属性を検出する属性検出手段と、格納すべき電子データを、前記属性検出手段にて検出された属性と、前記格納指示手段の指示に従って変換するフォーマット変換手段と、を備える。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るデータ変換装置、データ変換システム及びデータ変換プログラムについて、図面を参照しながら具体的に説明する。
【0016】
(第1の実施形態)
図1は本発明に係るデータ変換装置の第1の実施形態の概略構成を示すブロック図である。図1のデータ変換装置は、パーソナルコンピュータ(以下、PC)などの電子情報機器に内蔵される。図1のデータ変換装置は、ハードウェアで構成してもよいし、ソフトウェアで構成してもよく、あるいは一部をハードウェアで、残りをソフトウェアで構成してもよい。
【0017】
図1のデータ変換装置は、ファイルのコピーを行うためのグラフィカルユーザインタフェース部(以下、GUI部)1と、電子データをフォルダごとに分けて格納する記憶装置2と、記憶装置2の各フォルダの属性を検知するフォルダ属性検知部3と、電子データのフォーマット変換を行うフォーマット変換部4と、電子データのコピー時にフォルダ属性検知部3やフォーマット変換部4を制御するコピー制御部5と、を備えている。
【0018】
GUI部1は、例えばマイクロソフト(登録商標)のWindows2000(登録商標)をオペレーティングシステム(以下、OS)として利用するPCを想定した場合、同OSに標準装備されるエクスプローラ(登録商標)の操作画面である。記憶装置2は、PCに内蔵あるいは外付けされるハードディスクドライブ(以下、HDD)やメモリーカード等の記憶装置である。
【0019】
なお、図1では、本発明の説明に関連のない電子情報機器内の構成要素(例えば、CPUやキーボード等)を省略している。
【0020】
以下では、図1のデータ変換装置を用いて、画像データのコピーを行う例を説明するが、本発明は、画像データ以外の電子データを記憶装置2に格納する際にも適用可能である。
【0021】
記憶装置2には、それぞれ固有の属性の電子データを格納するための複数のフォルダ(ディレクトリとも呼ぶが、以下ではフォルダと呼ぶ)が論理的に作成される。このフォルダの作成は、OSの機能で実現される。
【0022】
GUI部1は、ユーザの操作画面を表示する機能と、記憶装置2に保存管理されているフォルダやファイルの情報を表示する機能と、ユーザが操作画面でファイルのコピーなどの操作をした場合にそれに対応する処理を実行する機能とを有する。
【0023】
図2はGUI部1の操作画面の一例を示す図である。ユーザは図2に表示されているポインタをマウス等の指示部材で操作し、例えばファイルAを選択した後、そのファイルAをフォルダBにドラッグアンドドロップと呼ばれる操作を行うことでファイルの移動、またはコピーを行うことができる。本実施形態では、ドラッグアンドドロップにより別フォルダにファイルをコピーする例について説明する。
【0024】
従来の電子情報機器は、図1の構成のうち、GUI部1と記憶装置2のみを有し、OSの提供するコピー関数copy(A,B)を利用して、ファイルのコピー操作等を行う。
【0025】
ここで、コピー関数の引数Aにはコピー元のファイルを設定し、引数Bにはコピー先のファイルを設定する。これにより、コピー元のファイルがコピー先に複製される。
【0026】
例えば、ユーザが、操作画面上で図2に示したファイルAを選択して、フォルダBに対してドラッグアンドドロップ操作を行った場合、GUI部1は、copy(ルート¥フォルダA¥ファイルA、ルート¥フォルダB¥ファイルA)を実行する。この結果、記憶装置2内に論理的に管理されているフォルダBの内部に、ファイルAがコピーされる。
【0027】
より詳細には、GUI部1がcopy(ルート¥フォルダ1¥ファイル1、ルート¥フォルダ2¥ファイル2)を実行した場合、記憶装置2内に論理的に管理されているフォルダ群の最上層(ルート)に接続されたフォルダ1内のファイル1が、同じルートに接続されたフォルダ2内のファイル2にコピーされる。ここで、ファイル1とファイル2は名前が異なったとしても、全く同じデータである。
【0028】
これに対して、本実施形態のコピー制御部5は、copy(A,B)以外に、独自のコピー関数copy’(A,B)を用意している。copy’(A,B)の引数Aと引数Bは、copy(A,B)の引数と同じであり、どちらの関数でもユーザは操作上まったく意識することなく、コピー操作を行うことができる。
【0029】
例えば、GUI部1が、図2に示したファイルAを選択して、フォルダBに対してドラッグアンドドロップ操作を行うと、GUI部1は、copy’(ルート¥フォルダA¥ファイルA、ルート¥フォルダB¥ファイルB)を実行する。
【0030】
なお、本実施形態では、コピー先のファイルを便宜上ファイルBと表記しているが、一般的なコピー操作はファイルAと同じものが複製されるため、ファイルBの実体はファイルAである。また、以下の説明では、コピー元の情報“ルート¥フォルダA¥ファイルA”を“コピー元A”、コピー先の情報“ルート¥フォルダB¥ファイルB”を“コピー先B”と表記する。
【0031】
図3は図1のデータ変換装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。まず、GUI部1がcopy’(コピー元A,コピー先B)を実行すると(ステップS1)、コピー制御部5は、“コピー元A”情報と“コピー先B”情報を解析し、フォルダA、ファイルA、フォルダB及びファイルBを認識して記憶する(ステップS2)。このとき、“コピー先B”については、コピー先に作成されるファイル名であるファイルBと、そのファイルが作成されるコピー先フォルダ名であるフォルダBとを分離して認識する。
【0032】
次に、フォルダ属性検知部3によりファイルAの属性を検知し、“コピー元A”については、コピー元のデータであるファイルAが画像データであるか否かを判断する(ステップS3)。
【0033】
画像データのフォーマットに関する属性の具体例として、例えば画像の縦横のピクセルサイズについて説明する。この場合、例えば、フォルダ属性検知部3はコピー制御部5に対して「ピクセルサイズ:横640、縦480」という情報を出力する。本実施形態では、フォルダに付加されている画像データのフォーマットに関する属性についてはフォルダ名を調べ、フォルダ名が例えば「640_480」のようなピクセルサイズを表記する書式で記述されている場合、フォルダ属性検知部3は画像データのフォーマットに関する属性を検知することができる。
【0034】
ステップS3において、画像データでないと判断された場合には、所定のエラー処理を行う。エラー処理では、copy(コピー元A,コピー先B)を実行し(ステップS4)、記憶装置2内のフォルダBにファイルBを作成した後、実行結果をGUI部1に通知して、処理を終了する。
【0035】
一方、ステップS3で画像データと判断された場合には、フォルダ属性検知部3によりフォルダBの属性を検知し(ステップS5)。フォルダ属性の検知に成功したか否かを判断する(ステップS6)。フォルダ属性の検知に成功しなかった場合はステップS4に進み、成功した場合はフォーマット変換部4によりファイルAをフォルダBの属性に合わせて変換する(ステップS7)。
【0036】
次に、フォーマット変換に成功したか否かを判断し(ステップS8)、成功しなかった場合はステップS4に進み、成功した場合はコピー制御部5により、フォーマット変換した画像データをフォルダB内にファイルBとして格納する(ステップS9)。
【0037】
ステップS4またはS9の処理が終了した場合、コピー制御部5は処理結果をGUI部1に通知する(ステップS10)。
【0038】
このように、第1の実施形態では、GUI部1でコピー関数を実行した場合に、コピー先のフォルダの属性に合わせて、コピー元の画像データのフォーマット変換を行うため、ユーザが意識することなく、画像データのフォーマット変換を自動的に行うことができ、ユーザの作業負担が軽減する。また、予め属性の決まっているフォルダに、異なるフォーマットの画像データを誤って格納するおそれがなくなり、ファイル管理を正しく行うことができる。
【0039】
なお、上述した実施形態では、画像データのフォーマットの一例として、ピクセルサイズについて説明したが、フォーマット変換部4は、画像データの種類、画像データの解像度、画像データの縦横サイズ、画像データの色数、及び画像データのエンコード方式など、ピクセルサイズ以外のフォーマット変換を行ってもよい。
【0040】
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、第1の実施形態よりも処理の軽減を図るものである。
【0041】
図4は本発明に係るデータ変換装置の第2の実施形態の概略構成を示すブロック図である。図4では、図1と共通する構成部分には同一符号を付しており、以下では相違点を中心に説明する。
【0042】
図4のデータ変換装置は、コピー制御部5内に、フォーマット変換部4が変換可能なエンコード方式やピクセルサイズ等の属性情報を記憶する画像変換情報記憶部6を有する。
【0043】
図5は図4のデータ変換装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。図5のフローチャートは、図3のフローチャートにステップS25,S26,S29を追加したものである。以下では、図3と異なる処理を中心に説明する。
【0044】
ステップS23において、コピー元のファイルAが画像データと判断されると、次に、フォルダ属性検知部3により、ファイルAの画像フォーマットを検知する(ステップS25)。そして、フォーマット変換部4によりファイルAの画像変換が可能か否かを判断する(ステップS26)。
【0045】
ここで、コピー制御部5は、画像データのフォーマットであるエンコード方式やピクセルサイズ等を検出する機能を持ち、検出したフォーマットに関する情報を、画像変換情報記憶部6に記憶されているフォーマット変換部4で変換可能な情報と比較する。この結果、エンコード方式およびピクセルサイズのいずれかがフォーマット変換部4において変換不可であると判断されると、ステップS23で画像データでないと判断された場合と同様に、コピー制御部5のエラー処理を行う(ステップS24)。
【0046】
次に、フォルダ属性検知部3はフォルダBの属性を検知する(ステップS27)。フォルダ属性検知部3は、フォルダBの属性を検知する際、エンコード方式とピクセルサイズの両方に関する情報を検知する。この場合、例えば、フォルダ属性検知部3は、コピー制御部5に対して「JPEG、横640、縦480」という情報を出力する。フォルダに付加されている画像データのフォーマットに関する属性として、本実施形態ではフォルダ名を調べ、フォルダ名が例えば「JPEG_640_480」のようなエンコード方式とピクセルサイズを表記するように予め決められた書式で記述されている場合には、画像データのフォーマットに関する属性を検知できるものとする。
【0047】
コピー制御部5はフォルダ属性検知部3から画像データのフォーマットに関する属性が入力されると、フォルダの属性値であるエンコード方式とピクセルサイズの値を調べ、エンコード方式およびピクセルサイズのいずれかがフォーマット変換部4において可能か否かを判断する(ステップ29)。ステップ29で変換不可であると判断した場合は、ファイルAが画像データでない場合と同様に、第1の実施形態のコピー制御部5と同様にエラー処理を行う(ステップS24)。
【0048】
フォーマット変換部4は、コピー制御部5から“コピー元A”の情報と画像データのフォーマットに関する属性が入力されると、“コピー元A”のファイルAを画像データのフォーマットとして、入力された属性値に従って変換する。例えば、ファイルAがビットマップファイルで、横1600ピクセル、縦1200ピクセルの画像データであり、属性値として「JPEG、横640、縦480」が入力された場合には、ファイルAのエンコード方式をJPEGに変換し、かつ、ピクセルサイズを横640ピクセル、縦480ピクセルに変換を行う。
【0049】
その後、ステップS9〜S11と同様の処理を行う(ステップS31〜S33)。
【0050】
このように、第2の実施形態では、コピー元のファイルAの画像変換が可能か否かと、コピー先のフォルダBの属性への画像変換が可能か否かを事前に調べてからコピー処理を行うため、フォルダ属性検知部3とフォーマット変換部4が無駄な処理を行わなくて済み、データ変換装置の全体的な処理量を軽減することができる。
【0051】
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、フォーマット変換部4にて変換済みの画像データをコピー制御部5に格納して、同じ画像データに対して複数回フォーマット変換部4で画像変換を行わないようにしたものである。
【0052】
図6は本発明に係るデータ変換装置の第3の実施形態の概略構成を示すブロック図である。図6では、図1と共通する構成部分には同一符号を付しており、以下では相違点を中心に説明する。
【0053】
図6のデータ変換装置は、画像変換履歴情報と画像変換済みの画像データを格納する履歴情報記憶部7を記憶装置2内に設け、かつ履歴情報記憶部の格納制御を行う履歴情報記憶制御部8をコピー制御部5内に設けている。
【0054】
図7は図6のデータ変換装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。図7のフローチャートは、図3のフローチャートにステップS45,S46,S53を追加したものである。以下では、図3と異なる処理を中心に説明する。
【0055】
コピー制御部5は、フォーマット変換部4から変換結果が入力されると、図3のステップS10と同様に、変換後の画像データであるファイルBを記憶装置2内のフォルダB内にコピーする。
【0056】
コピー制御部5内の履歴情報記憶制御部8は、ファイルBの画像変換が完了すると、“コピー元A”と“コピー先B”の情報とフォーマット変換部4が変換作成した画像データとの組み合わせ情報を履歴情報として履歴情報記憶部7に格納する。履歴情報記憶部7が格納された履歴情報を記憶する時間は、例えば、PCを終了(PCの電源をOFF)するまでなど、ある限られた期間でもよい。
【0057】
その後に、GUI部1が同じコピー関数を実行すると、コピー制御部5は、履歴情報記憶部7から必要な画像データを読み出してコピー処理を行う。これにより、フォルダ属性検知部3やフォーマット変換部4を利用することなく、ファイルBのコピーが可能になる。
【0058】
このように、第3の実施形態では、フォーマット変換の履歴情報とフォーマット変換後の画像データを予め格納しておくため、同じコピー関数を実行する際にフォルダ属性検知部3やフォーマット変換部4が重複した処理を行わなくて済み、処理の軽減が図れ、コピー処理を高速化できる。
【0059】
(第4の実施形態)
第4の実施形態は、ユーザが指示したフォルダに画像データをコピーした後に、フォーマット変換を行うものである。
【0060】
図8は本発明に係るデータ変換装置の概略構成を示すブロック図である。図8のデータ変換装置は、図1と比較して、フォーマット変換部4が記憶装置2との間で画像データの送受を行う点と、GUI部1が記憶装置2との間で画像データの送受を行う点とが異なっている。
【0061】
図9は図8のデータ変換装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。第1〜第3の実施形態では、ユーザがドラッグアンドドロップでコピーを指示したときに、copy’(A,B)関数を実行したが、本実施形態では従来と同様のcopy(A,B)関数を利用する(ステップS61)。
【0062】
コピー制御部5はデータ変換装置内で実行される処理イベントを検知する機能を備え、GUI10がcopy(コピー元A,コピー先B)が実行したことを検知することができる。
【0063】
コピー制御部5は、コピーの処理イベントcopy(コピー元A,コピー先B) を検知すると(ステップS62)、“コピー元A”および“コピー先B”の値を確認して記憶する(ステップS63)。
【0064】
“コピー元A”については、コピー元のデータであるファイルAが画像データであるか否かを検知する(ステップS64)。“コピー先B”についてはコピー先に作成されるファイル名であるファイルBと、そのファイルが作成されるコピー先フォルダ名であるフォルダBとを分離して検知し、検知したフォルダBという情報をフォルダ属性検知部3に入力する。
【0065】
フォルダ属性検知部3はコピー制御部5からフォルダBという“コピー先B”に関する情報が入力されると、そのフォルダの属性を検知する(ステップS65)。
【0066】
次に、フォルダの属性検知に成功したか否かを判断し(ステップS66)、成功した場合には、フォーマット変換部4により、ファイルBをフォルダBの属性に従って変換する(ステップS67)。
【0067】
例えば、画像データのフォーマットに関する属性の具体例として、画像の縦横のピクセルサイズを用いる場合、フォルダ属性検知部3はコピー制御部5に対して「ピクセルサイズ:横640、縦480」という情報を出力する。
【0068】
本実施形態では、フォルダに付加されている画像データのフォーマットに関する属性についてはフォルダ名を調べ、フォルダ名が例えば「640_480」というようなピクセルサイズを表記する予め決められた書式で記述されている場合には、画像データのフォーマットに関する属性を検知できるものとする。
【0069】
コピー制御部5はフォルダ属性検知部3から画像データのフォーマットに関する属性が入力されると、フォーマット変換部4に“コピー先B”の情報と画像データのフォーマットに関する属性を入力する。
【0070】
フォーマット変換部4はコピー制御部5から“コピー先B”の情報と画像データのフォーマットに関する属性が入力されると、“コピー先B”のファイルBを画像データのフォーマットとして入力された属性値に従い変換する(ステップS68)。
【0071】
例えば、ファイルBが横1600ピクセル、縦1200ピクセルの画像データであり、属性値として「ピクセルサイズ:横640、縦480」が入力された場合には、ファイルBのピクセルサイズを横640ピクセル、縦480ピクセルにサイズ変換を行う。
【0072】
なお、画像フォーマットの変換の処理に関しては、OSや追加ライブラリが提供する画像フォーマット変換機能を利用しても良いし、フォーマット変換部4自体に画像フォーマット変換機能を組み込んでいても良いが、画像フォーマット変換処理自体は本発明の本質ではないため具体的な処理などの詳細は省略する。
【0073】
上記処理の結果、フォーマット変換部4はフォーマット変換した結果、変換後の画像データを新たなファイルBとして“コピー先B”のフォルダBに作成する。
【0074】
一方、ステップS62でcopy(A,B)という実行イベントが検出されない場合、ステップS64でコピー元のファイルAが画像データではないと判断された場合、またはステップS66でフォルダ属性の検知に成功しなかった場合は、いずれも何も処理を行わない。
【0075】
なお、上記に説明のステップS62において、コピー制御部5は、コピーの処理イベントcopy(コピー元A,コピー先B) を検知するものとしたが、コピー制御部5が記憶装置2の状態変化を常時確認しており、記憶装置2内に新たなファイルが作成されたことを検出するとしても良い。この場合、上記で説明したステップ63は、“コピー元A”および“コピー先B”の値を確認して記憶する代わりに、“コピー先B”のみの値を確認し記憶するだけでよい。また、上記で説明したステップ64は、コピー元のデータであるファイルAが画像データであるか否かを検知する代わりに、ファイルAが画像データであるか否かを検知することになる。
【0076】
このように、第4の実施形態では、第1の実施形態と同様に、ユーザが意識することなく、コピー先のフォルダの属性に合ったフォーマットで画像データを変換してコピーすることができる。いったん格納先にコピーした後にフォーマット変換を行うため、コピー操作自体は第1の実施形態よりも高速に行うことができる。
【0077】
(第5の実施形態)
第5の実施形態は、任意のフォルダについて、画像データのフォーマットをユーザが任意に指定できるようにしたものである。
【0078】
図10は本発明に係るデータ変換装置の第5の実施形態の概略構成を示すブロック図である。図10では、図1と共通する構成部分には同一符号を付しており、以下では相違点を中心に説明する。
【0079】
図10のデータ変換装置は、図1の構成に、フォルダ属性管理部11を追加したものである。フォルダ属性管理部11は、各フォルダの画像フォーマット属性を管理する管理テーブル12と、ユーザが各フォルダの画像フォーマット属性を変更及び設定するユーザインタフェース部13とを有する。
【0080】
フォルダ属性管理部11は、各フォルダに付加された画像フォーマット属性を記憶管理する方法として、例えば図11に示す管理テーブル12を利用する。図11の管理テーブル12では、フォルダ情報と、そのフォルダに関連するエンコード方式、ピクセルサイズを記憶できる。なお、フォルダ情報に関しては、ルートフォルダからのパス情報、フォルダ名も含まれているものとする。
【0081】
次に、第1〜第4の実施形態との相違点を中心に、第5の実施形態のデータ変換装置の処理動作を説明する。
【0082】
フォルダ属性検知部3はコピー制御部5からフォルダBという“コピー先B”に関する情報が入力されると、フォルダ属性管理部11の管理テーブル12を参照する。フォルダ属性検知部3は管理テーブル12に、“コピー先B”に一致するフォルダ情報が記述されているか否かを調べる。記述されている場合は、関連するエンコード方式とピクセルサイズをフォルダのフォーマットに関する属性としてコピー制御部5に出力する。記述されていない場合は、エラー結果をコピー制御部5へ出力する。
【0083】
図12はフォルダ属性管理部11がユーザに提供するフォルダの属性を設定するユーザインターフェースの一例を示す図である。図12のユーザインターフェースでは、フォルダ情報と、そのフォルダに関連するエンコード方式と、ピクセルサイズとをユーザが記述することができ、ユーザの設定した値が、管理テーブル12に反映されて記憶管理される。
【0084】
なお、本実施形態では、フォルダ属性管理部11が管理テーブル12を利用してフォルダの属性を管理する例を説明したが、OSにフォルダ属性管理部11の機能を持たせて、各フォルダに画像フォーマットの情報を記憶、管理させても良い。また、その場合、フォルダの属性を設定するユーザインターフェースについてもOSが提供するようにしてもよい。
【0085】
このように、第5の実施形態では、ユーザが任意のフォルダについて自由に画像データのフォーマットに関する属性を設定できるようにしたため、グラフィカルユーザインターフェースを用いてファイルのコピー操作を行った場合に、コピーするファイルが画像データであり、コピー先のフォルダで画像データのフォーマット属性が設定されていれば、ユーザが希望する画像フォーマットに自動的に変換してコピー先に保存でき、ユーザ自身でフォーマット変換を行う必要がなくなる。
【0086】
(第6の実施形態)
第6の実施形態は、ユーザがネットワークに接続された他の機器に対してファイルのコピー操作を行うものである。
【0087】
図13は本発明に係るデータ変換システムの第6の実施形態の概略構成を示すブロック図である。図13のデータ変換システムは、互いにネットワーク20に接続された電子情報表示装置21と電子情報記憶装置22とを備えている。電子情報表示装置21は、電子情報記憶装置22の記憶制御を行う。なお、ネットワーク20は有線でも無線でもよい。
【0088】
電子情報表示装置21は、図1と同様のGUI部1、コピー制御部5、フォルダ属性検知部3及びフォーマット変換部4を有し、それ以外に、ネットワークプロトコル処理部23と、通信部24とを有する。
【0089】
電子情報記憶装置22は、画像データを格納する図1と同様の記憶装置2を有し、それ以外に、ネットワークプロトコル処理部25と通信部26を有する。電子情報記憶装置22として、例えば、一般的なPCを想定した場合、記憶装置2は内蔵ハードディスクや外付けのハードディスク、メモリーカードなどである。
【0090】
電子情報表示装置21のフォルダ属性検知部3は、ネットワーク20に接続された電子情報記憶装置22の記憶装置2に存在するフォルダの属性を検知することができる。
【0091】
例えば、ネットワーク20に接続された装置のフォルダ名を知る機能は、いろいろな通信プロトコルとして既にPCなどに標準で搭載されており、そのような公知の機能を利用する。電子情報表示装置21のフォルダ属性検知部3は、電子情報記憶装置22の記憶装置2に存在するフォルダ名を調べ、フォルダ名が例えば「640_480」というようなピクセルサイズを表記するように予め決められた書式で記述されている場合、画像データのフォーマットに関する属性を検知することができる。
【0092】
図13の画像データ変換システム100は、図1のデータ変換装置と比較したときに、構成要素間のデータ交換や制御信号の交換といった情報交換のうち、コピー制御部5と記憶装置2との間、フォルダ属性検知部3と記憶装置2との間の情報交換にネットワーク20を利用する点を除けば、各構成部分の処理は全く同じである。
【0093】
また、電子情報表示装置21が図1のデータ変換装置を内蔵していてもよく、この場合は、“コピー元A”および“コピー先B”の情報は、電子情報表示装置21と電子情報記憶装置22のいずれの記憶装置を利用してもよい。例えば、“コピー元A”が電子情報記憶装置22の記憶領域、“コピー元B”が電子情報表示装置21の記憶領域という組み合わせをとることも可能である。
【0094】
このように、第6の実施形態では、ユーザがグラフィカルユーザインターフェースを用いてネットワーク20接続された別機器に対してファイルのコピー操作を行った場合に、コピーするファイルが画像データであり、コピー先のフォルダで画像データのフォーマット属性が設定されていれば、設定した画像フォーマットに自動的に変換されてコピー先に保存されることになる。
【0095】
(第7の実施形態)
第7の実施形態は、第6の実施形態の変形例であり、コピー制御に関連する構成を電子情報記憶装置22に設けたものである。
【0096】
図14は本発明に係るデータ交換システムの第7の実施形態の概略構成を示すブロック図である。図14のデータ交換システム200は、図13と同様に、電子情報表示装置21と電子情報記憶装置22とを備えている。電子情報表示装置21は、GUI部1と、ネットワークプロトコル処理部23と、通信部24とを有する。電子情報記憶装置22は、コピー制御部5と、フォルダ属性検知部3と、フォーマット変換部4と、ネットワークプロトコル処理部25と、通信部26とを有する。
【0097】
図14の画像データ変換システム200は、図8のデータ変換装置と比較したときに、構成要素間のデータ交換や制御信号の交換といった情報交換のうち、GUI部1と記憶装置2との間の情報交換にネットワーク20を利用する点を除けば、各構成部分の処理は全く同じである。
【0098】
図14のデータ交換システムでは、GUI部1がコピー関数を実行すると、コピーの指示信号がネットワーク20経由で電子情報記憶装置22に伝達され、電子情報記憶装置22内でコピー処理が行われる。コピー処理自体は、図9と同様のフローチャートで行われる。
【0099】
このように、第7の実施形態では、ユーザが表示確認及び操作する電子情報表示装置21とネットワーク20経由で接続された電子情報記憶装置22上でコピー処理を行うため、電子情報表示装置21を小型化でき、PDAや携帯電話などで電子情報表示装置21を構成できる。
【0100】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、格納すべき電子データのフォーマットを、格納先である電子データ格納手段の属性に合わせて自動変換するため、ユーザが意識することなく、電子データのフォーマット変換を行うことができ、ユーザ自身でフォーマット変換を行う手間が省け、使い勝手が向上する。また、属性指定のある電子データ格納手段に、フォーマットの異なる電子データを誤って格納するおそれもなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ変換装置の第1の実施形態の概略構成を示すブロック図。
【図2】GUI部1の操作画面の一例を示す図。
【図3】図1のデータ変換装置の処理手順の一例を示すフローチャート。
【図4】本発明に係るデータ変換装置の第2の実施形態の概略構成を示すブロック図。
【図5】図4のデータ変換装置の処理手順の一例を示すフローチャート。
【図6】本発明に係るデータ変換装置の第3の実施形態の概略構成を示すブロック図。
【図7】図6のデータ変換装置の処理手順の一例を示すフローチャート。
【図8】本発明に係るデータ変換装置の概略構成を示すブロック図。
【図9】図8のデータ変換装置の処理手順の一例を示すフローチャート。
【図10】本発明に係るデータ変換装置の第5の実施形態の概略構成を示すブロック図。
【図11】管理テーブルの一例を示す図。
【図12】フォルダ属性管理部11がユーザに提供するフォルダの属性を設定するユーザインターフェースの一例を示す図。
【図13】本発明に係るデータ変換システムの第6の実施形態の概略構成を示すブロック図。
【図14】本発明に係るデータ交換システムの第7の実施形態の概略構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 GUI部
2 記憶装置
3 フォルダ属性検知部
4 フォーマット変換部
5 コピー制御部
6 画像変換情報記憶部
7 履歴情報記憶部
8 履歴情報記憶制御部
11 フォルダ属性管理部
12 管理テーブル
13 ユーザインタフェース部
20 ネットワーク
21 電子情報表示装置
22 電子情報記憶装置
23,25 ネットワークプロトコル処理部
24,26 通信部
Claims (12)
- それぞれ固有の属性の電子データを格納する複数の電子データ格納手段と、
格納すべき電子データを前記複数の電子データ格納手段のいずれかに格納する指示を行う格納指示手段と、
前記格納指示手段で指示された格納先の前記電子データ格納手段に予め与えられた、該格納手段に格納すべき電子データの属性を検知する属性検知手段と、
前記格納すべき電子データの属性が前記属性検知手段で検知された属性と異なる場合に、前記格納すべき電子データのフォーマットを前記属性検知手段で検知された属性に合わせて変換するフォーマット変換手段と、
前記フォーマット変換手段で変換された電子データを格納先の前記電子データ格納手段に格納する格納制御手段と、を備えることを特徴とするデータ変換装置。 - 前記複数の電子データ格納手段それぞれの属性情報を登録した属性登録手段と、
前記属性登録手段に登録された属性情報に基づいて、前記格納すべき電子データが前記フォーマット変換手段による変換ができる電子データであるか否かを判定する変換判定手段とをさらに備え、
前記変換判定手段により変換ができると判定された場合に、前記属性検知手段、前記フォーマット変換手段及び前記格納制御手段の各処理を行うことを特徴とする請求項1に記載のデータ変換装置。 - 前記属性検知手段が、電子データの格納先となる電子データ格納手段に与えられた属性の検知が可能か否かを判定する属性検知判定手段をさらに備え、
前記属性検知判定手段により属性検知が可能と判定された場合に、前記フォーマット変換手段及び前記格納制御手段の各処理を行うことを特徴とする請求項2に記載のデータ変換装置。 - 前記フォーマット変換手段にて変換した後の電子データを格納する変換後データ格納手段と、
前記格納指示手段で指示された、格納すべき電子データに対応する変換を実施した後の電子データが前記変換後データ格納手段にすでに格納されている場合には、該格納すべき電子データがすでに変換済みであると判定する変換済み判定手段とをさらに備え、
前記フォーマット変換手段は、前記電子データが前記変換済み判定手段により変換済みと判定された場合には、該電子データに対応する電子データを前記変換後データ格納手段から読み出し、該読み出した電子データを変換後の電子データとすることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のデータ変換装置。 - それぞれ固有の属性の電子データを格納する複数の電子データ格納手段と、
格納すべき電子データを前記複数の電子データ格納手段のいずれかに格納する指示を行う格納指示手段と、
前記格納指示手段で指示された電子データを格納先の前記電子データ格納手段に格納する格納制御手段と、
前記格納指示手段で指示された電子データが格納された特定の電子データ格納手段に予め与えられた、該格納手段に格納すべき電子データの属性を検出する属性検出手段と、
格納すべき電子データを、前記属性検出手段にて検出された属性と、前記格納指示手段の指示に従って変換するフォーマット変換手段と、を備えることを特徴とするデータ変換装置。 - 前記電子データは、画像データであり、
前記フォーマット変換手段は、画像データの種類、画像データの解像度、画像データの縦横サイズ、画像データの色数、及び画像データのエンコード方式の少なくとも一つからなるフォーマットを変換することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のデータ変換装置。 - 前記電子データ格納手段は、オペレーティングシステムにより論理的に作成されるフォルダまたはディレクトリであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のデータ変換装置。
- 前記複数の電子データ格納手段それぞれの属性を設定する属性設定手段と、
前記属性設定手段で設定された属性を、前記電子データ格納手段と対応づけて記憶する属性情報記憶手段と、を備え、
前記属性検知手段は、前記属性情報記憶手段に記憶された内容に従って、格納先の前記電子データ格納手段の属性を検知することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のデータ変換装置。 - 電子データの表示及び格納指示を行う電子情報表示装置と、
電子データを格納する電子データ記憶装置と、を備え、
前記電子情報表示装置及び前記電子データ記憶装置がネットワークを経由して電子データのフォーマット変換を行うデータ変換システムであって、
前記電子データ記憶装置は、
それぞれ固有の属性の電子データを格納する複数の電子データ格納手段と、
前記電子情報表示装置との間で通信を行う第1通信手段と、を有し、
前記電子情報表示装置は、
格納すべき電子データを前記複数の電子データ格納手段のいずれかに格納する指示を行う格納指示手段と、
前記格納指示手段で指示された格納先の前記電子データ格納手段に予め与えられた、該格納手段に格納すべき電子データの属性を検知する属性検知手段と、
前記格納すべき電子データの属性が前記属性検知手段で検知された属性と異なる場合に、前記格納すべき電子データのフォーマットを前記属性検知手段で検知された属性に合わせて変換するフォーマット変換手段と、
前記フォーマット変換手段で変換された電子データを格納先の前記電子データ格納手段に格納する格納制御手段と、
前記電子データ記憶装置との間で通信を行う第2通信手段と、を有することを特徴とするデータ変換装置。 - 電子データの表示及び格納指示を行う電子情報表示装置と、
電子データを格納する電子データ記憶装置と、を備え、
前記電子情報表示装置及び前記電子データ記憶装置がネットワークを経由して電子データのフォーマット変換を行うデータ変換システムであって、
前記電子情報表示装置は、
格納すべき電子データを前記複数の電子データ格納手段のいずれかに格納する指示を行う格納指示手段と、
前記電子データ記憶装置との間で通信を行う第2通信手段と、を有し、
前記電子データ記憶装置は、
それぞれ固有の属性の電子データを格納する複数の電子データ格納手段と
前記電子情報表示装置との間で通信を行う第1通信手段と、
前記電子データが格納された格納先の前記電子データ格納手段の属性を検知する属性検知手段と、
前記格納された電子データの属性が前記属性検知手段で検知された属性と異なる場合に、前記格納すべき電子データのフォーマットを前記属性検知手段で検知された属性に合わせて変換するフォーマット変換手段と、
格納すべき電子データを格納先の前記電子データ格納手段に格納する格納制御手段と、
前記格納指示手段で指示された電子データが格納された特定の電子データ格納手段に予め与えられた、該格納手段に格納すべき電子データの属性を検出する属性検出手段と、
格納すべき電子データを、前記属性検出手段にて検出された属性と、前記格納指示手段の指示に従って変換するフォーマット変換手段と、
前記電子データ記憶装置との間で通信を行う第2通信手段と、を有することを特徴とするデータ変換装置。 - それぞれ固有の属性の電子データを格納する複数の電子データ格納手段のいずれかに、格納すべき電子データを格納する指示を行うステップと、
前記指示された格納先の前記電子データ格納手段に予め与えられた、該格納手段に格納すべき電子データの属性を検知するステップと、
前記格納すべき電子データの属性が前記検知された属性と異なる場合に、前記格納すべき電子データのフォーマットを前記検知された属性に合わせて変換するステップと、
前記変換された電子データを格納先の前記電子データ格納手段に格納するステップと、を実行させるためのデータ変換プログラム。 - それぞれ固有の属性の電子データを格納する複数の電子データ格納手段のいずれかに、格納すべき電子データを格納する指示を行うステップと、
格納すべき電子データを前記複数の電子データ格納手段のいずれかに格納する指示を行うステップと、
前記指示された電子データを格納先の前記電子データ格納手段に格納するステップと、
前記指示された電子データが格納された特定の電子データ格納手段に予め与えられた、該格納手段に格納すべき電子データの属性を検出するステップと、
格納すべき電子データを、前記検出された属性と、前記指示に従って変換するステップと、を実行させるためのデータ変換プログラム。
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070824 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071023 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071207 |