JP5737231B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、タッチパネル用センサーフィルム等を備えた液晶表示装置に関する。
近年、タッチパネルを搭載した表示装置は急速に普及してきており、特に静電容量方式等マルチタッチが可能なデバイスの需要が高まってきている。又、軽量小型なものから、より大型なタッチパネル等への需要も高い。タッチパネルに用いられる透明電極としては、ITO等の透明導電材料が一般的に用いられるが、近年では金属をパターニングしたタイプも検討されており、基材としてはガラスや透明フィルム等のタイプが使用されている。
液晶表示装置用のタッチパネル用センサーの透明樹脂基材としてフィルムを用いる場合、液晶表示装置に色の異なるムラ(以下、「ニジムラ」とも言う)が、特に表示画面を斜めから観察したときに生じ、液晶表示装置の表示品質が損なわれてしまうという問題がある。この現象はフィルム基材の複屈折に起因するものであり、近年の表示品質に対する厳しい要求に対応するため改善をする必要が出てきている。このため、この種のフィルムに使用する透明樹脂基材には、複屈折のない基材として一般的なトリアセチルセルロースに代表されるセルロースエステルからなるフィルムが用いられていた。しかしながら、セルロースエステルは一般的に高価であり、又、吸湿による寸法変化やカールの問題が残っている。
このようなセルロースエステルフィルムの問題点から、市場において入手が容易な、あるいは簡易な方法で製造することが可能な汎用性フィルムを透明樹脂基材として用いることが望まれており、例えば、セルロースエステルに代替するフィルムとして、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステルフィルムを利用する試みがなされている(特許文献1参照)。
ところで液晶表示装置では、液晶パネルに配置された偏光板により直線偏光の出射光が出射される。これにより例えば偏光フィルタを使用したサングラス(いわゆる偏光サングラスである)を装着して液晶表示装置を使用する場合、見る角度によって表示が見えなくなる問題がある。
特開2010−204630号公報
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、上記現状に鑑みて、偏光サングラスを介して如何なる方向より表示画面を目視する場合でも表示画面を見て取ることができる液晶表示装置を提案すること目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究を重ね、ある程度高いリタデーション値を有するポリエステルフィルムを透明樹脂基材に適用することで、ニジムラを防止することができることを見出し、この透明樹脂基材の特性を有効に利用して、液晶パネルからの出射光を制御する、との着想に至り、本発明を完成するに至った。より具体的には、本発明は以下のものを提供する。
(1)複数の透明樹脂基材を積層してなる多層透明樹脂基材上又は該多層透明樹脂基材の層間に導電パターン層が積層されてなるタッチパネル用センサーフィルムであって、
前記透明樹脂基材は、
タッチパネル用センサーフィルム全体で10000nm以上30000nm以下のリタデーションを有するものであって、
当該タッチパネル用センサーフィルムが配置される液晶パネルの出射面に配置される偏光板の吸収軸に対して、面内において最も屈折率が大きい方向である遅相軸方向が、45±10度の角度をなすように配置されており、
前記透明樹脂基材は、前記遅相軸方向の屈折率(nx)と、前記遅相軸方向と直交する方向である進相軸方向の屈折率(ny)との差(nx−ny)が、0.05未満のものを含まず、かつ、上限が0.07であり、
前記液晶パネルのパネル面に前記透明樹脂基材を備えた部材が設けられた液晶表示装置における光源が白色LEDである
ことを特徴とするタッチパネル用センサーフィルム。
(1)によれば、リタデーションが3000nm以上であることにより、ニジムラを防止することができる。また45±10度の角度をなすように配置することにより、このニジムラを防止する光学特性を有効に利用して、タッチパネル用センサーフィルム全体で、直線偏光による入射光を、これと直交する直線偏光成分を有する光により出射することができ、これにより偏光サングラスを使用する場合でも、表示画面を見て取ることができる。
(2) (1)において、
前記透明樹脂基材は、
ポリエステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエーテルサルホン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリスルホン系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリエーテルケトン系樹脂、(メタ)アクロニトリル系樹脂、及び、シクロオレフィン系樹脂からなる群より選択されるいずれか1種の材料からなる。
(2)によれば、より具体的構成により、ニジムラを防止する構成を有効に利用して、
偏光サングラスを使用する場合でも、表示画面を見て取ることができる。
(3) (1)又は(2)の何れかに記載のタッチパネル用センサーフィルムを備えた液晶表示装置。
(3)によれば、ニジムラを防止し、かつ偏光サングラスを使用する場合でも、表示画面を見て取ることができる液晶表示装置が提供される。
(4)液晶パネルのパネル面に透明樹脂基材を備えた部材が設けられた液晶表示装置において、
前記透明樹脂基材は、
前記部材全体としての面内において最も屈折率が大きい方向である遅相軸方向が、前記液晶パネルの出射面に配置される偏光板の吸収軸に対して、45±10度の角度をなすように配置され、
部材全体として10000nm以上30000nm以下のリタデーションを有するものであり、光源が白色LEDであり、
前記透明樹脂基材は、面内において最も屈折率が大きい方向である遅相軸方向の屈折率(nx)と、前記遅相軸方向と直交する方向である進相軸方向の屈折率(ny)との差(nx−ny)が、0.05未満のものを含まず、かつ、上限が0.07である
ことを特徴とする液晶表示装置。
(7)によれば、リタデーションが3000nm以上であることにより、ニジムラを防止することができる。また45±10度の角度をなすように配置することにより、このニジムラを防止する光学特性を有効に利用して、直線偏光による液晶パネルからの出射光を、これと直交する偏光成分を有する光により出射することができ、これにより偏光サングラスを使用する場合でも、表示画面を見て取ることができる。
(5) (4)において、
前記透明樹脂基材は、
ポリエステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエーテルサルホン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリスルホン系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリエーテルケトン系樹脂、(メタ)アクロニトリル系樹脂、及び、シクロオレフィン系樹脂からなる群より選択されるいずれか1種の材料からなる。
(5)によれば、より具体的構成により、ニジムラを防止する構成を有効に利用して、偏光サングラスを使用する場合でも、表示画面を見て取ることができる。
本発明は、上述した構成からなるものであるため、表示画像にニジムラが生じることを極めて高度に抑制することができ、さらに偏光サングラスを使用する場合でも、表示画面を見て取ることができる。
本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置を示す図である。 透明樹脂基材の配置の説明に供する図である。
以下に、本発明を詳細に説明する。尚、本明細書においては、特別な記載がない限り、モノマー、オリゴマー、プレポリマー等の硬化性樹脂前駆体も「樹脂」と記載する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置を示す図である。この液晶表示装置1は、透明表面基板2、タッチパネル用センサーフィルム3、偏光板4、カラーフィルター5、液晶パネル6がこの順序で配置された構成を有する。液晶表示装置1は、液晶パネル6のカラーフィルター5と反対側にバックライト8を有するものであり、さらに、液晶パネル6を、2つの偏光板で挟持された構造であってもよく、この場合、液晶パネル6のカラーフィルター5と反対側面に偏光板4と同構成の偏光板7が設けられることとなるが、これら2つの偏光板4、7は、通常、互いの吸収軸が90°(クロスニコル)となるよう配設される。
タッチパネル用センサーフィルム3は、液晶表示装置1において透明表面基板2に対向する表面側から、透明樹脂基材31、32、33が、それぞれ透明粘着層34を介して積層されている。又、後に詳細を説明する通り、透明樹脂基材31、透明樹脂基材32の裏面側には、導電パターン層311(X方向)、312(Y方向)がそれぞれ形成されている。また透明樹脂基材33は、保護基材としての機能を有する。
タッチパネル用センサーフィルム3は、これら透明樹脂基材31、32、33により全体としてリタデーションが3000nm以上とされる。より具体的に、この実施形態において、タッチパネル用センサーフィルム3は、これら3つの透明樹脂基材31、32、33における面内において最も屈折率が大きい方向(遅相軸方向)方向が平行又は直交するように配置される。なおこの実施形態では、これら3つの透明樹脂基材31、32、33に、同一のフィルム材が適用され、これにより生産性を向上する。
このように全体としてリタデーションを3000nm以上とすることにより、この実施形態ではニジムラを防止する。なおリタデーションが3000nm未満であると、液晶表示装置1の表示画像にニジムラが生じてしまう。一方、上記透明樹脂基材のリタデーションの上限としては特に限定されないが、30000nm程度であることが好ましい。30000nmを超えると、これ以上の表示画像のニジムラ改善効果の向上が見られず、又、膜厚が相当に厚くなるため好ましくない。
透明樹脂基材31、32、33のリタデーションは、ニジムラ防止性及び薄膜化の観点から、10000〜20000nmであることが好ましい。なおリタデーションとは、透明樹脂基材の面内において最も屈折率が大きい方向(遅相軸方向)の屈折率(nx)と、遅相軸方向と直交する方向(進相軸方向)の屈折率(ny)と、透明樹脂基材の厚み(d)とにより、リタデーション(Re)=(nx−ny)×dで求められ、例えば、王子計測機器製KOBRA−WRによって測定(測定角0°、測定波長548.2nm)することができる。なおnxは、遅相軸方向の屈折率であり、nyは、遅相軸方向と直交する方向である進相軸方向の屈折率である。
ここでこれら3つの透明樹脂基材31、32、33に同一のフィルム材を適用することを前提に、これら3つの透明樹脂基材31、32、33で遅相軸方向が平行になるように配置する場合、各透明樹脂基材31、32、33は、それぞれリタデーションを1000nm以上とすれば、タッチパネル用センサーフィルム3全体でリタデーションを3000nm以上とすることができる。またこれら3つの透明樹脂基材31、32、33に同一のフィルム材を適用することを前提に、これら3つの透明樹脂基材31、32、33で遅相軸方向が直交するように配置する場合、各透明樹脂基材31、32、33は、それぞれリタデーションを3000nm以上とすれば、タッチパネル用センサーフィルム3全体でリタデーションを3000nm以上とすることができる。これら3つの透明樹脂基材31、32、33における配置は、要は、タッチパネル用センサーフィルム3全体で見た場合にリタデーションが3000nm以上となれば良い。従って例えば3つの透明樹脂基材31、32、33のうち、保護フィルムとしての機能を果たす透明樹脂基材33に、TAC(トリアセチルセルロース)等の光学的異方性を備えていないフィルム、又はリタデーションが400nmより小さな光学異方性が小さなフィルムを適用して構成してもよい。具体的に、例えば保護基材として機能する透明樹脂基材33にTACフィルムを適用する場合、遅相軸方向が平行になるように透明樹脂基材31、32を配置し、これら透明樹脂基材31、32はリタデーションが3000nm以上とすればよい。
なお透明樹脂基材31、32、33にリタデーションが400nm以上3000nm未満の透明樹脂基材が含まれている場合は、各透明樹脂基材のリタデーションの総和が3000nm以上であっても、液晶表示装置1の表示画像にニジムラが生じる。従って係る観点より透明樹脂基材31、32、33は、材料を選定することが必要になる。
なお本発明では、上記nx−ny(以下、Δnとも表記する)は、0.05未満のものを含まないようにすることが好ましい。上記Δnが0.05未満のものは、後述する延伸処理による延伸状態が中途半端なもの(充分に延伸されていないもの)であり、このようなフィルム材が含まれる場合、充分なニジムラの抑制効果が得られないことがあるからである。又、上述したリタデーション値を得るために必要な膜厚が厚くなるため、好ましくない。上記Δnのより好ましい上限は0.07である。
この実施形態では、このようにニジムラを防止する構成を有効に利用して、さらに偏光サングラスを使用する場合でも、表示画面を見て取ることができるようにする。図2に示すように透明樹脂基材31、32、33は、液晶パネル6の出射面に配置される偏光板4の吸収軸(矢印により示す)に対して、遅相軸Arの方向が、45度の角度をなすように配置される。その結果、この偏光板4の吸収軸が、平面視長方形形状の1辺の延長方向と平行になるように配置されている場合、すなわち表示画面の垂直方向又は水平方向が吸収軸の向きとなるように配置されている場合、透明樹脂基材31、32、33は、平面視長方形形状である1辺の延長方向に対して、遅相軸Arの方向が、45度の角度をなすように配置される。なおこの場合、透明樹脂基材31、32、33は、遅相軸Arの方向が、液晶パネル6の一辺の延長方向に対して45度の角度をなすように配置されることになる。
これに対して、偏光板4の吸収軸が、平面視長方形形状の1辺の延長方向に対して45度の角度をなすように配置されている場合、すなわち表示画面の斜め45度方向が吸収軸の向きとなるように配置されている場合、透明樹脂基材31、32、33は、平面視長方形形状である1辺の延長方向に対して、遅相軸Arの方向が平行になるように配置される。これにより液晶パネル6の出射面に配置された偏光板4からの直線偏光による出射光は、透明樹脂基材31、32、33により、直交する偏光成分を有する光に変換されて出射され、偏光サングラスにおける吸収軸(矢印により示す)と直交する成分を含むことになる。これによりこの実施形態では、偏光サングラスを介して如何なる方向より表示画面を目視する場合でも表示画面を見て取ることが可能になる。
より具体的に、表示画面の輝度によっても異なるものの、この全体として見た場合の偏光板4の吸収軸に対して透明樹脂基材31、32、33の遅相軸の成す角度は、45度±10度に設定して、偏光サングラスを装着して実用上充分に各種の方向より表示画面を見て取ることができる。
なおこのように直線偏光による出射光を、これと直交する偏光成分を有する光に変換する構成としては、例えばシクロオレフィン樹脂(COP)フィルムを使用した1/4位相差板を適用することができるものの、この場合、表示画面が色味を帯びる欠点がある。しかしながらこの実施形態のように、高リタデーションのフィルム材による場合には、このような色味を帯びる現象を有効に回避することができる。
透明樹脂基材31、32を構成する材料としては、上述したリタデーションを充足するものであれば特に限定されないが、例えば、ポリエステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエーテルサルホン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリスルホン系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリエーテルケトン系樹脂、(メタ)アクロニトリル系樹脂、及び、シクロオレフィン系樹脂からなる群より選択される1種が好適に用いられる。なかでも、上記透明樹脂基材は、ポリエチレンテレフタレート(PET)からなることが好ましい。ポリエチレンテレフタレートは汎用性が高く、入手が容易であるからである。本発明においてはPETのような、汎用性が極めて高いフィルムであっても、表示品質の高い液晶表示装置を作製することが可能な、タッチパネル用センサーフィルムを得ることができる。さらに、PETは、透明性、熱又は機械的特性に優れ、延伸加工によりリタデーションの制御が可能であり、固有複屈折が大きく、膜厚が薄くても比較的容易に大きなリタデーションが得られる。
透明樹脂基材31、32を得る方法としては、上述したリタデーションを充足する方法であれば特に限定されないが、例えば、上記PET等のポリエステルからなる場合、材料のポリエステルを溶融し、シート状に押出し成形された未延伸ポリエステルをガラス転移温度以上の温度においてテンター等を用いて横延伸後、熱処理を施す方法が挙げられる。上記横延伸温度としては、80〜130℃が好ましく、より好ましくは90〜120℃である。又、横延伸倍率は2.5〜6.0倍が好ましく、より好ましくは3.0〜5.5倍である。上記横延伸倍率が6.0倍を超えると、得られるポリエステルからなる透明樹脂基材の透明性が低下しやすくなり、延伸倍率が2.5倍未満であると、延伸張力も小さくなるため、得られる透明樹脂基材の複屈折が小さくなり、リタデーションを3000nm以上とできないことがある。
又、本発明においては、二軸延伸試験装置を用いて、上記未延伸ポリエステルの横延伸を上記条件で行った後、該横延伸に対する流れ方向の延伸(以下、縦延伸とも言う)を行ってもよい。この場合、上記縦延伸は、延伸倍率が2倍以下であることが好ましい。上記縦延伸の延伸倍率が2倍を超えると、Δnの値を上述した好ましい範囲にできないことがある。又、上記熱処理時の処理温度はしては、100〜250℃が好ましく、より好ましくは180〜245℃である。
上述した方法で作製した透明樹脂基材のリタデーションを単体で3000nm以上に制御する方法としては、延伸倍率や延伸温度、作製する透明樹脂基材の膜厚を適宜設定する方法が挙げられる。具体的には、例えば、延伸倍率が高いほど、延伸温度が低いほど、又、膜厚が厚いほど、高いリタデーションを得やすくなり、延伸倍率が低いほど、延伸温度が高いほど、又、膜厚が薄いほど、低いリタデーションを得やすくなる。
透明樹脂基材31、32、33の厚みとしては、その構成材料等に応じて適宜決定されるが、20〜500μmの範囲内であることが好ましい。20μm未満であると、透明樹脂基材31、32、33のリタデーションを3000nm以上にできないことがあり、又、力学特性の異方性が顕著となり、裂け、破れ等を生じやすくなり、工業材料としての実用性が著しく低下することがある。一方、500μmを超えると、透明樹脂基材が非常に剛直であり、高分子フィルム特有のしなやかさが低下し、やはり工業材料としての実用性が低下するので好ましくない。上記透明樹脂基材の厚さのより好ましい下限は30μm、より好ましい上限は400μmであり、さらにより好ましい上限は300μmである。
又、透明樹脂基材31、32、33は、可視光領域における透過率が80%以上であることが好ましく、84%以上であるものがより好ましい。尚、上記透過率は、JIS K7361−1(プラスチック−透明材料の全光透過率の試験方法)により測定することができる。
液晶表示装置1において、バックライト8の一次光源は、特に限定されないが、白色発光ダイオード(白色LED)であることが好ましい。上記白色LEDとは、蛍光体方式、すなわち化合物半導体を使用した青色光又は紫外光を発する発光ダイオードと蛍光体を組み合わせることにより白色を発する素子のことである。なかでも、化合物半導体を使用した青色発光ダイオードとイットリウム・アルミニウム・ガーネット系黄色蛍光体とを組み合わせた発光素子からなる白色発光ダイオードは、連続的で幅広い発光スペクトルを有していることからニジムラの改善に有効であるとともに、発光効率にも優れるため、本発明における上記バックライトの一次光源として好適である。又、消費電力の小さい白色LEDを広汎に利用可能になるので、省エネルギー化の効果も奏することが可能となる。
偏光板4、7としては、所望の偏光特性を備えるものであれば特に限定されず、一般的に液晶表示装置の偏光板に用いられるものを用いることができる。具体的には、例えば、ポリビニルアルコールフィルムが延伸されてなり、ヨウ素を含有する偏光板が好適に用いられる。
液晶パネル6としては、特に限定されず、一般的に液晶表示装置の液晶パネルとして公知のものを用いることができる。例えば、図1に示すように、液晶層61の上下をガラス板62で挟んだ一般的な構造を有する液晶パネル、具体的には、TN、STN、VA、IPS及びOCB等の表示方式のものを用いることができる。
又、カラーフィルター5としては、特に限定されず、例えば、一般的に液晶表示装置のカラーフィルターとして公知のものを用いることができる。このようなカラーフィルターは、通常、赤色、緑色及び青色の各色の透明着色パターンから構成され、それら各透明着色パターンは、着色剤が溶解又は分散、好ましくは顔料微粒子が分散された樹脂組成物から構成される。尚、上記カラーフィルターの形成は、所定の色に着色したインキ組成物を調整して、着色パターン毎に印刷することによって行ってもよいが、所定の色の着色剤を含有した塗料タイプの感光性樹脂組成物を用いて、フォトリソグラフィ法によって行なうのがより好ましい。
液晶表示装置1の表示画像は、バックライト8の一次光源から照射された光がカラーフィルター5を透過することでカラー表示される。ところが、カラーフィルター5を透過する光が単色表示となるように制御した場合、タッチパネル用センサーフィルム3の透明樹脂基材として、従来使用されている配向ポリエステルフィルムを用いると、ニジムラがより強く生じる場合がある。これに対して、液晶表示装置1は、上述した透明樹脂基材31、32、33を有するため、このような単色表示とした場合であっても、ニジムラの発生を好適に抑制することができる。
液晶表示装置1は、タッチパネル用センサーフィルム3上に任意の層が単層及び/又は複層形成された構成であってもよい。上記任意の層としては特に限定されず、例えば、ハードコート層、帯電防止層、低屈折層、高屈折率層、防眩層、防汚層、反射防止層、高誘電体層、電磁波遮蔽層、接着剤層等が挙げられる。
タッチパネル用センサーフィルム3に用いる導電パターン層311、312は、透明樹脂基材31、32上に形成された透明導電材料層をパターニングしたものでもよく、不透明な導電材料の層をパターン形成し開口部の存在によって見かけ上透明に見えるものでもよい。
透明導電材料としてはITO、銀ナノワイヤ、カーボンナノチューブ、導電性高分子等を用いることができる。
不透明な導電材料の層としては例えば金属層が挙げられる。金属層としては導電性を持った金属であれば使用可能であり、銀、銅、金、アルミニウム等が好適に用いられる。金属層は単体の金属や合金であってもよく、金属粒子が結着材により結着されたものでもよい。又、必要に応じて、金属表面に対し黒化処理や防錆処理が適用される。金属を用いる場合は、実質透明なセンサー部と周辺の配線部を一括形成することが可能である。
パターン形成の方法としては、フォトリソグラフィ(エッチング)、パターン印刷、転写、自己組織化等が適用可能である。エッチングを用いた導電パターン層の例としては、透明樹脂基材31、32に銅箔を接着剤でラミネートしたものや銅を蒸着したもの、透明樹脂基材31、32上に金属やITOをスパッタリングしたものを所定のパターンにエッチングしたものが挙げられる。パターン印刷で導電パターン層を形成する手法としては、導電性インキを所定のパターンに印刷する手法、無電解めっきの触媒機能を有する材料を所定のパターンに印刷し導電性金属を無電解めっきする手法、無電解めっきの触媒と付加体を形成する材料を印刷後、触媒を付加し無電解めっき処理を行う手法等が挙げられる。導電性インキとしては銀ペースト、銅ペースト、導電性高分子等が挙げられる。触媒機能を有する材料としてはパラジウム等の触媒粒子や、触媒粒子を表面に担持した粒子等を含むインキ等が挙げられる。触媒と付加体を形成する材料としては銀や導電性高分子等を含むインキ等が挙げられる。無電解めっき層を形成する金属としては銅やニッケル、銀等の導電性金属が挙げられる。上記パターン印刷の方法としては必要とされるパターン精度により任意の手法が適用できるが、スクリーン印刷や、凹版オフセット印刷、あるいはUV硬化プライマーにより凹版から転写させる方法等が好適に用いられる。
〔他の実施形態〕
以上、本発明の実施に好適な具体的な構成を詳述したが、本発明は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述の実施形態の構成を種々に変更し、さらには従来構成と組み合わせることができる。
すなわち上述の実施形態では、それぞれX方向及びY方向の導電パターン層を備えている透明樹脂基材の積層によりタッチパネル用センサーフィルムを構成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、1枚の透明樹脂基材の両面にX方向及びY方向の導電パターン層を作成してタッチパネル用センサーフィルムを構成する場合にも広く適用することができる。なおこの場合には、フィルム材の使用量を低減することができる。またタッチパネル用センサーフィルム3としては、導電パターン層が形成された透明樹脂基材が1枚の場合や、導電パターン層311、312が最前面側を向いて配置される場合、保護基材33が省略される場合などがあるが、本発明はタッチパネルの方式、センサー設計には影響されない。
また上述の実施形態では、液晶パネルの出射面にタッチパネル用センサーフィルムを配置する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、これに代えて、又はこれに加えて、透明樹脂基材を使用した各種の部材を配置する場合に広く適用することができる。
ここでこのような部材の1つとして、不要輻射防止用の電磁波遮蔽シートを適用することができる。この電磁波遮蔽シートは、タッチパネル用センサーフィルム3について上述したと同様の手法により、透明樹脂基材に、目視困難に導電パターン層を作成し、液晶表示装置では、この導電パターン層を接地することにより不要輻射を防止する。この電磁波遮蔽シートは、タッチパネル用センサーフィルム3と液晶パネル6との間に配置して、より好ましくは、タッチパネル用センサーフィルム3の直下に配置して、タッチパネル用センサーフィルム3への、液晶パネル6からのノイズの混入を抑圧することができ、その結果、タッチパネル用センサーの誤動作等を防止することができる。なおこの電磁波遮蔽シートにおいて、電磁波遮蔽シートの導電層は、透明導電材料を使用してもよく、複数の開口部を設けた実質透明のパターン状の不透明導電材料にしてもよい。電磁波遮蔽シートの表面抵抗(シート抵抗)は低い方が好ましいが、通常は200Ω/□以下で一定の遮蔽性能が得られ、好ましくは150Ω/□以下、より好ましくは100Ω/□以下である。100Ω/□以下を達成する場合は金属または金属粒子からなる導電メッシュが好適に使用できる。
またこのような部材の他の例としては、モスアイ構造による反射防止フィルムを適用することができる。ここでこのモスアイ構造による反射防止フィルムは、反射防止を図る波長帯域の最短波長以下の間隔で多数の微小突起を密接配置して反射防止を図るものである。反射防止フィルムは、透明樹脂基材の表面に、紫外線硬化性樹脂等の賦型処理に供する賦型樹脂層を形成した後、賦型用金型に作成した微細な凹凸形状を賦型処理により賦型樹脂層に転写して作成される。反射防止フィルムは、界面における光の反射を低減する構成であることから、外来光の反射を低減して視認性を向上することができ、また反射防止フィルム光の低減により入射光の利用効率を向上することができる。
係る観点より、反射防止フィルムは、最表面の透明表面基板の表面に配置して、視認性を向上することができる。またこれとは逆に、透明表面基板の裏面側(液晶パネル側)に空気層が存在することを前提に、この透明表面基板の裏面側に配置して、液晶パネルからの出射光の利用効率を向上してもよい。また図1の構成において、タッチパネル用センサーフィルムの液晶パネル側、偏光板のタッチパネル用センサーフィルム側の双方、又は何れかに配置してもよい。なお透明表面基板の内側に使用する場合は、空隙に起因する干渉縞(ニュートンリング)を抑制することができる。
なおこれらの場合において、これらの部材における配置順序、配置位置については、必要に応じて適宜、選択することができる。
またこれらの部材を設ける場合に、各部材を一体化するようにしてもよい。例えば電磁波遮蔽シートとモスアイ構造の反射防止フィルムとを一体化したり、偏光板とモスアイ構造の反射防止フィルムとを一体化したりすることができる。
また上述の実施形態では、タッチパネル用センサーフィルム3に設けられる透明樹脂基材の工夫により偏光サングラスを使用する場合でも表示画面を見て取ることができるようにする場合について述べたが、本発明はこれに限らず、上述したように液晶パネルの出射面に配置される各種部材の透明樹脂基材の全部、又は一部に、上述の実施形態の構成を適用することにより、これらの部材に係る透明樹脂基材の設定により偏光サングラスでも表示画面を見て取ることができるようにしてもよい。
1 液晶表示装置
2 透明表面基板
3 タッチパネル用センサーフィルム
31、32 透明樹脂基材
311、312 導電パターン層
33 保護基材
34 透明粘着層
4 偏光板
5 カラーフィルター
6 液晶パネル
61 液晶層
62 ガラス板
7 偏光板
8 バックライト

Claims (5)

  1. 複数の透明樹脂基材を積層してなる多層透明樹脂基材上又は該多層透明樹脂基材の層間に導電パターン層が積層されてなるタッチパネル用センサーフィルムであって、
    前記透明樹脂基材は、
    タッチパネル用センサーフィルム全体で10000nm以上30000nm以下のリタデーションを有するものであって、
    当該タッチパネル用センサーフィルムが配置される液晶パネルの出射面に配置される偏光板の吸収軸に対して、面内において最も屈折率が大きい方向である遅相軸方向が、45±10度の角度をなすように配置されており、
    前記透明樹脂基材は、前記遅相軸方向の屈折率(nx)と、前記遅相軸方向と直交する方向である進相軸方向の屈折率(ny)との差(nx−ny)が、0.05未満のものを含まず、かつ、上限が0.07であり、
    前記液晶パネルのパネル面に前記透明樹脂基材を備えた部材が設けられた液晶表示装置における光源が白色LEDである
    ことを特徴とするタッチパネル用センサーフィルム。
  2. 前記透明樹脂基材は、
    ポリエステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエーテルサルホン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリスルホン系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリエーテルケトン系樹脂、(メタ)アクロニトリル系樹脂、及び、シクロオレフィン系樹脂からなる群より選択されるいずれか1種の材料からなる
    ことを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル用センサーフィルム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のタッチパネル用センサーフィルムを備えた
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  4. 液晶パネルのパネル面に透明樹脂基材を備えた部材が設けられた液晶表示装置において、
    前記透明樹脂基材は、
    前記部材全体としての面内において最も屈折率が大きい方向である遅相軸方向が、前記液晶パネルの出射面に配置される偏光板の吸収軸に対して、45±10度の角度をなすように配置され、
    部材全体として10000nm以上30000nm以下のリタデーションを有するものであり、光源が白色LEDであり、
    前記透明樹脂基材は、面内において最も屈折率が大きい方向である遅相軸方向の屈折率(nx)と、前記遅相軸方向と直交する方向である進相軸方向の屈折率(ny)との差(nx−ny)が、0.05未満のものを含まず、かつ、上限が0.07である
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  5. 前記透明樹脂基材は、
    ポリエステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエーテルサルホン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリスルホン系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリエーテルケトン系樹脂、(メタ)アクロニトリル系樹脂、及び、シクロオレフィン系樹脂からなる群より選択されるいずれか1種の材料からなる
    ことを特徴とする請求項に記載の液晶表示装置。
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