JP5735829B2 - グリーン積層体 - Google Patents
グリーン積層体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5735829B2 JP5735829B2 JP2011065255A JP2011065255A JP5735829B2 JP 5735829 B2 JP5735829 B2 JP 5735829B2 JP 2011065255 A JP2011065255 A JP 2011065255A JP 2011065255 A JP2011065255 A JP 2011065255A JP 5735829 B2 JP5735829 B2 JP 5735829B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive layer
- piezoelectric
- green
- ceramic
- laminate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Description
(工程A)にて、PETフィルムの上に、圧電シートと外部電極がこの順に積層された積層体が形成される。
(工程B)にて、(工程A)で得られた積層体を上下反転したものが平板状の基材に載置され、PETフォルムが除去される。
(工程C)にて、PETフィルムの上に、圧電シートと内部電極と接着層がこの順に積層された積層体が形成される。(工程C)は3回実行される。即ち、(工程C)で得られる積層体は、3つ作製される。
(工程D)にて、(工程B)で得られた積層体の上に(工程C)で得られた積層体を上下反転したものが積層・圧着され、PETフィルムが除去される。
(工程E)にて、(工程D)で得られた積層体の上に(工程C)で得られた積層体を上下反転したものが積層・圧着され、PETフィルムが除去される。
(工程F)にて、(工程E)で得られた積層体の上に、(工程C)で得られた積層体を上下反転したものが積層・圧着され、PETフィルムが除去される。
(工程G)にて、(工程F)で得られた積層体の上に外部電極が形成される。
以上、(工程A)〜(工程G)を経て、図7に示したグリーン積層体が完成する。
積層方向における最上層及び最下層としてセラミックスシート(圧電シート)がそれぞれ位置する。
n個(nは3以上の整数)の「接合部」(=セラミックスシートと接着層との接合体)が積層方向において離間して存在する。
(n−1)枚の内部電極のそれぞれが隣り合う2つの「接合部」に挟まれて位置する。
(n−1)枚の内部電極のうち1枚のみの特定の内部電極が2つの接着層に挟まれて位置する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るグリーン積層体の一例を示す。この例では、外部電極を除いて考えると、4枚の圧電材料からなる平板状の圧電シートと、3枚の平板状の内部電極と、4枚の平板状の接着層と、が積層方向(図1における上下方向)に積層された、直方体状のグリーン積層体が示されている。4枚の接着層のそれぞれは、圧電シートと内部電極とに挟まれて位置している。
(工程1)にて、PETフィルムの上に、圧電シートと接着層がこの順に積層された積層体が形成される。(工程1)は2回実行される。即ち、(工程1)で得られる積層体は、2つ作製される。
(工程2)にて、PETフィルムの上に、圧電シートと内部電極がこの順に積層された積層体が形成される。(工程2)は2回実行される。即ち、(工程2)で得られる積層体は、2つ作製される。
(工程3)にて、(工程1)で得られた積層体の上に(工程2)で得られた積層体を上下反転したものが積層・圧着され、PETフィルムが除去される。(工程3)は2回実行される。即ち、(工程3)で得られる積層体は、2つ作製される。
(工程4)にて、(工程3)で得られた積層体の上に接着層と内部電極がこの順に積層・圧着される。
(工程5)にて、(工程3)で得られた積層体の上に接着層のみが積層・圧着される。
(工程6)にて、(工程4)で得られた積層体の上に(工程5)で得られた積層体を上下反転したものが積層・圧着され、PETフィルムが除去される。この(工程6)にて、特定内部電極X(図1を参照)、即ち、2つの接着層に挟まれた内部電極が発生する。
(工程7)にて、(工程6)で得られた積層体の上に外部電極が形成される。
(工程8)にて、(工程7)で得られた積層体を上下反転したものが平板状の基材に載置され、PETフォルムが除去される。
(工程9)にて、(工程8)で得られた積層体の上に外部電極が形成される。
以上、(工程1)〜(工程9)を経て、図1に示したグリーン積層体が完成する。
上記第1実施形態に係るグリーン積層体では、全ての圧電シートのそれぞれが対応する接着層と接合して「接合部」を構成している(図1を参照)。従って、複数の「接合部」の厚さが均一である場合、焼成後に得られる複数の圧電層の厚さも均一となり得る。この結果、圧電層間の絶縁性のばらつきが発生し難い。従って、グリーン積層体を焼成して得られる圧電デバイスにおいて安定した作動特性を確保する上で有利となる。
次に、図4を参照しながら、本発明の第2実施形態に係るグリーン積層体について説明する。上述した第1実施形態は、「n枚の圧電シートと、(n−1)枚の内部電極と、n枚の接着層とが積層されたグリーン積層体(nは3以上の整数)」と表現したとき、n=4の場合のグリーン積層体に対応している。これに対し、この第2実施形態は、n=3の場合のグリーン積層体に対応する。第2実施形態は、積層される部材の枚数のみが上記第1実施形態と異なる。以下、主として、係る相違点について説明する。
上記と同じ(工程1)にて、PETフィルムの上に、圧電シートと接着層がこの順に積層された積層体が形成される。
上記と同じ(工程2)にて、PETフィルムの上に、圧電シートと内部電極がこの順に積層された積層体が形成される。
上記と同じ(工程3)にて、(工程1)で得られた積層体の上に(工程2)で得られた積層体を上下反転したものが積層・圧着され、PETフィルムが除去される。
(工程10)にて、(工程3)で得られた積層体の上に接着層のみが積層・圧着される。
(工程11)にて、PETフィルムの上に、圧電シートと接着層と内部電極がこの順に積層された積層体が形成される。
(工程12)にて、(工程10)で得られた積層体の上に(工程11)で得られた積層体を上下反転したものが積層・圧着され、PETフィルムが除去される。この(工程12)にて、特定内部電極X(図4を参照)、即ち、2つの接着層に挟まれた内部電極が発生する。
(工程13)にて、(工程12)で得られた積層体の上に外部電極が形成される。
(工程14)にて、(工程13)で得られた積層体を上下反転したものが平板状の基材に載置され、PETフォルムが除去される。
(工程15)にて、(工程14)で得られた積層体の上に外部電極が形成される。
以上、(工程1)〜(工程14)を経て、図4に示したグリーン積層体が完成する。
Claims (4)
- n枚(nは3以上の整数)のセラミックス材料及びバインダを含むセラミックスシートと、(n−1)枚の電極材料及びバインダを含む平板状の内部電極と、それぞれが前記セラミックスシートと前記内部電極とに挟まれて位置するn枚の平板状の接着層であってセラミックス材料及びバインダを含み且つ前記セラミックスシートと比べてバインダの濃度が大きい接着層と、が積層方向に積層された、後に焼成されるグリーン積層体であって、
前記積層方向における最上層及び最下層として前記セラミックスシートがそれぞれ位置し、
それぞれが1枚の前記セラミックスシートと1枚の前記接着層からなるn個の接合部が前記積層方向において離間して存在するとともに、(n−1)枚の前記内部電極のそれぞれが隣り合う2つの前記接合部に挟まれて位置し、
(n−1)枚の前記内部電極のうち1枚のみの特定の内部電極が2つの前記接着層に挟まれて位置する、グリーン積層体。 - 請求項1に記載のグリーン積層体において、
前記特定内部電極より上側に位置する前記各接合部では、前記セラミックスシートが前記接着層の上側に位置し、
前記特定内部電極より下側に位置する前記各接合部では、前記セラミックスシートが前記接着層の下側に位置するように構成された、グリーン積層体。 - 請求項1又は請求項2に記載のグリーン積層体において、
前記セラミックスシートは圧電材料からなる圧電シートである、グリーン積層体。 - n枚(nは3以上の整数)のセラミックス材料及びバインダを含むセラミックスシートと、(n−1)枚の電極材料及びバインダを含む平板状の内部電極と、それぞれが前記セラミックスシートと前記内部電極とに挟まれて位置するn枚の平板状の接着層であってセラミックス材料及びバインダを含み且つ前記セラミックスシートと比べてバインダの濃度が大きい接着層と、が積層方向に積層された、後に焼成されるグリーン積層体の製造する製造方法であって、
前記グリーン積層体の一部を構成する部分積層体を個別に準備し、
前記部分積層体同士を、貼り合わされる2つの部材のうち一方が前記接着層であり他方が前記内部電極又は前記セラミックスシートとなるように、順次貼りあわせていき、
前記部分積層体同士を貼り合わす際、前記貼り合わされる2つの部材のうち一方が前記接着層であり他方が前記接着層の上に積層された前記内部電極となる場合を1回含むことによって、
前記積層方向における最上層及び最下層として前記セラミックスシートがそれぞれ位置し、
それぞれが1枚の前記セラミックスシートと1枚の前記接着層からなるn個の接合部が前記積層方向において離間して存在するとともに、(n−1)枚の前記内部電極のそれぞれが隣り合う2つの前記接合部に挟まれて位置し、
(n−1)枚の前記内部電極のうち1枚のみの特定の内部電極が2つの前記接着層に挟まれて位置する、グリーン積層体を製造する製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011065255A JP5735829B2 (ja) | 2011-03-24 | 2011-03-24 | グリーン積層体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011065255A JP5735829B2 (ja) | 2011-03-24 | 2011-03-24 | グリーン積層体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012204423A JP2012204423A (ja) | 2012-10-22 |
JP5735829B2 true JP5735829B2 (ja) | 2015-06-17 |
Family
ID=47185130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011065255A Active JP5735829B2 (ja) | 2011-03-24 | 2011-03-24 | グリーン積層体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5735829B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017018222A1 (ja) * | 2015-07-24 | 2017-02-02 | 株式会社ユーテック | 圧電体膜及びその製造方法、バイモルフ素子、圧電体素子及びその製造方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02164085A (ja) * | 1988-12-19 | 1990-06-25 | Nec Corp | 電歪効果素子 |
JPH0292956U (ja) * | 1989-01-12 | 1990-07-24 | ||
JP2000031558A (ja) * | 1998-07-14 | 2000-01-28 | Hitachi Ltd | 積層型圧電アクチュエータの製造方法 |
JP2007173456A (ja) * | 2005-12-21 | 2007-07-05 | Nec Tokin Corp | 積層型圧電バイモルフ素子およびその製造方法 |
-
2011
- 2011-03-24 JP JP2011065255A patent/JP5735829B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012204423A (ja) | 2012-10-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5767612A (en) | Piezoelectric/electrostrictive film element with a diaphragm having at least one stress releasing end section | |
JP4490171B2 (ja) | 圧電/電歪膜型素子及び製造方法 | |
JP6185991B2 (ja) | セラミックスデバイス、及び圧電デバイス | |
JP5877195B2 (ja) | 圧電デバイス、及び、その焼成前の成形体であるグリーン成形体の製造方法 | |
JP4295238B2 (ja) | 圧電音響発生装置 | |
JPWO2002073710A1 (ja) | 圧電/電歪膜型アクチュエータ及び製造方法 | |
JP5718910B2 (ja) | 圧電素子 | |
JP5200459B2 (ja) | アクチュエータ | |
JP4725432B2 (ja) | 積層型圧電素子及び圧電装置 | |
JP2001250996A (ja) | 圧電/電歪デバイス | |
JP5735829B2 (ja) | グリーン積層体 | |
JP2013251373A (ja) | 圧電アクチュエータ、それを用いた圧電ミラー素子および電子機器 | |
JP4185486B2 (ja) | 積層型圧電素子 | |
JP2007109754A (ja) | 積層圧電素子 | |
WO2012132661A1 (ja) | セラミックスデバイス、及び圧電デバイス | |
JPH0257353B2 (ja) | ||
JP3466551B2 (ja) | 圧電/電歪デバイス | |
JP2010199271A (ja) | 積層型圧電素子およびその製法ならびに振動体 | |
WO2012132662A1 (ja) | セラミックスデバイス、及び圧電デバイス | |
JP5444593B2 (ja) | 積層型圧電素子 | |
JP4756013B2 (ja) | 圧電/電歪デバイス | |
JP2010199272A (ja) | 積層型圧電素子およびその製法ならびに振動体 | |
WO2016076361A1 (ja) | 圧電デバイス | |
JP2012204704A (ja) | セラミックスグリーン成形体の製造方法 | |
JP2008300430A (ja) | 積層型圧電素子ならびにその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140226 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150127 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150130 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150320 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150407 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150417 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5735829 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20150430 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20150512 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D03 |