JP5735239B2 - 焼入れ状態判定装置および焼入れ状態判定方法 - Google Patents
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Description
この装置では、ワーク側のインピーダンス変化および焼入れ設備側のインピーダンス変化の何れにも対応できるので規格範囲外のワークを高精度にピックアップできるものとしている。
熱処理ユニットのコイルに電力を印加してワークを間欠的に焼入れする高周波焼入れ装置における焼入れ状態を判定する焼入れ状態判定装置であって、
電力を測定する電力測定手段と、
該電力測定手段によって電力が測定されたときに、該測定された測定電力が、焼入れに関与する焼入れ電力であるか、前記熱処理ユニットの架け替えのために焼入れを停止しているときに供給されている焼入れ停止電力であるか、を判定する焼入れ電力判定手段と、
該焼入れ電力判定手段によって前記測定電力が前記焼入れ電力であると判定されたときから、前記焼入れ電力判定手段によって前記測定電力が前記焼入れ停止電力であると判定されるまで、前記測定電力を前記焼入れ電力として記憶する焼入れ電力記憶手段と、
前記ワークの間欠的な焼入れ中に、前記焼入れ電力記憶手段に記憶された前記焼入れ電力から焼入れが開始された直後の立上り電力と焼入れが終了する直前の立下り電力とを除外し、その後に許容電力範囲に入るか否かを判定する入否判定手段と、
を備えることを要旨とする。
こうすれば、間欠的な焼入れを行なう場合でも正確に焼入れ状態を判定することができる。
こうすれば、測定電力が焼き入れに関与する焼き入れ電力であるか否かを簡易に判定できる。即ち、間欠的な焼き入れに伴うコイルの架け替えの間の焼き入れ停止時における測定電力を自動的かつ簡易に除外することができる。
前記測定電力と前記最大電力値置き換え手段によって置き換えられた前記最大電力値との第二の差を算出する第二算出手段と、
焼入れに要する電力値よりもはるかに大きな値を初期値とする最小電力値を有し、前記測定電力と前記最大電力値とを比較して前記測定電力が前記最大電力以上でないときは、前記測定電力と前記最小電力値とを比較して前記測定電力が前記最小電力値以下のときには前記最小電力値を前記測定電力に置き換え、前記測定電力が前記最小電力値以下でないときには前記最小電力値の置き換えをしない最小電力値置き換え手段と、
前記測定電力と前記最小電力値置き換え手段による判断と場合による置き換え実行後の前記最小電力値との差を算出する算出手段と、
を備え、
前記焼入れ電力判定手段は、前記差または前記第二の差が略ゼロであれば前記測定電力が前記焼入れ停止電力であると判定し、前記差がゼロより大きければ前記測定電力が前記焼入れ電力であると判定する手段であるものとすることもできる。
こうすれば、測定電力が焼き入れに関与する焼き入れ電力であるか否かを簡易に判定できる。即ち、電源オン時に生ずる所謂髭電力や、間欠的な焼き入れに伴うコイルの架け替えの間の焼き入れを停止しているときの焼き入れ停止電力などを自動的かつ簡易に除外することができる。
こうすれば、焼き入れ電力が許容電力範囲に入るか否かの判定をリアルタイムで行わないから、不要なデータ、例えば、焼き入れ開始時や焼き入れ終了時における電力の立上りや立下り部分といった比較的不安定な電力を除いた判定が可能となる。この場合、第1の数を電力の立上り時のデータ数と電力の立下り時のデータ数の和に設定しておき、第2の数を電力の立下り時のデータ数に設定しておけば良い。
こうすれば、焼き入れ電力が許容電力範囲に入るか否かの判定をリアルタイムで行わないから、不要なデータ、例えば、焼き入れ開始時や焼き入れ終了時における電力の立上りや立下り部分といった比較的不安定な電力を除いた判定が可能となる。この場合、第1の数を電力の立上り時のデータ数と電力の立下り時のデータ数の和に設定しておき、第2の数を電力の立下り時のデータ数に設定しておけば良い。
こうすれば、間欠的な焼入れを行なう場合において、より正確に焼き入れ状態を判定することができる。例えば、間欠的に複数回の焼入れを行なう場合であって、何れかの焼き入れが全く実施されなかった場合、即ち、コイルに通電されず測定電力がゼロであった場合、焼き入れ電力のみの判定では焼き入れが正常であると判定されてしまうが、焼き入れ時間の判定を行うことで、こうした場合には、焼き入れ時間が許容時間範囲よりも短いと判定されるので、焼入れ状態が不良状態であると判定できる。
熱処理ユニットのコイルに電力を印加してワークを間欠的に焼入れする高周波焼入れ装置における焼入れ状態を判定する焼入れ状態判定方法であって、
(a)前記電力を測定し、
(b)電力を測定したときに、該測定した測定電力が、焼入れに関与する焼入れ電力であるか、前記熱処理ユニットの架け替えのために焼入れを停止しているときに供給されている焼入れ停止電力であるか、を判定し、
(c)前記測定電力が前記焼入れ電力であると判定されたときから、前記測定電力が前記焼入れ停止電力であると判定されるまで、前記測定電力を前記焼入れ電力として記憶し、
(d)前記ワークの間欠的な焼入れ中に、記憶された前記焼入れ電力から焼入れが開始された直後の立上り電力と焼入れが終了する直前の立下り電力とを除外し、その後に許容電力範囲に入るか否かを判定する
ことを要旨とする。
(e)前記許容電力範囲外と判定されたときに前記ワークの焼入れ状態が不良状態であると判定するものとすることもできる。
こうすれば、間欠的な焼入れを行なう場合でも正確に焼入れ状態を判定することができる。
こうすれば、測定電力が焼き入れに関与する焼き入れ電力であるか否かを簡易に判定できる。即ち、間欠的な焼き入れに伴うコイルの架け替えの間の焼き入れ停止時における測定電力を自動的かつ簡易に除外することができる。
こうすれば、焼き入れ電力が許容電力範囲に入るか否かの判定をリアルタイムで行わないから、不要なデータ、例えば、焼き入れ開始時や焼き入れ終了時における電力の立上りや立下り部分といった比較的不安定な電力を除いた判定が可能となる。この場合、第1の数を電力の立上り時のデータ数と電力の立下り時のデータ数の和に設定しておき、第2の数を電力の立下り時のデータ数に設定しておけば良い。
こうすれば、焼き入れ電力が許容電力範囲に入るか否かの判定をリアルタイムで行わないから、不要なデータ、例えば、焼き入れ開始時や焼き入れ終了時における電力の立上りや立下り部分といった比較的不安定な電力を除いた判定が可能となる。この場合、第1の数を電力の立上り時のデータ数と電力の立下り時のデータ数の和に設定しておき、第2の数を電力の立下り時のデータ数に設定しておけば良い。
こうすれば、間欠的な焼入れを行なう場合において、より正確に焼き入れ状態を判定することができる。例えば、間欠的に複数回の焼入れを行なう場合であって、何れかの焼き入れが全く実施されなかった場合、即ち、コイルに通電されず測定電力がゼロであった場合、焼き入れ電力のみの判定では焼き入れが正常であると判定されてしまうが、焼き入れ時間の判定を行うことで、こうした場合には、焼き入れ時間が許容時間範囲よりも短いと判定されるので、焼入れ状態が不良状態であると判定できる。
高周波焼入れ装置1は、図示するように、電源(図示せず)からの所定の電圧に基づいて高周波電圧を発生する発振器2と、発振器2が発生する高周波電圧を低電圧に変換して大電流を出力する出力トランス4と、出力トランス4に接続されるとともにワークとしてのクランクシャフト8のジャーナル部Jやピン部Pの外周面を覆う熱処理ユニット6と、出力トランス4の出力側に接続された実施例の焼入れ状態判定装置10と、高周波焼入れ装置10全体をコントロールする制御装置60とを備える。
熱処理ユニット6は、図2および図3に示すように、高周波加熱コイル12と、高周波加熱コイル12を収容支持する半開放鞍型形状に形成されたハウジング14と、ハウジング14を図示しないピンを支点に開閉可能に吊り下げるとともに出力トランスと電気的に接続された銀や銅といった導体で形成された端子16aを有するターミナル16とから構成されている。熱処理ユニット6は、クランクシャフト8の軸方向に沿ってクランクシャフト8のジャーナル部Jおよびピン部Pの数だけ並設されており、図示しないアクチュエータによってクランクシャフト8のジャーナル部Jやピン部Pへの架け替えを行うことのより、それぞれ対応するクランクシャフト8のジャーナル部Jやピン部Pの焼き入れを行う。
実施例では、1番ジャーナル部J1および5番ジャーナル部J5の焼き入れから始まり、1番ピン部P1および4番ピン部P4、3番ジャーナル部J3、オイルシール部OS、2番ジャーナル部J2および4番ジャーナル部J4、2番ピン部P2および3番ピン部P3の順に焼き入れが行われるものとした。
図4は、焼入れ状態判定装置10により実行される焼入れ状態判定処理の一例を示すフローチャートであり、高周波焼入れを開始したときに実行される。
次に、図5に例示する電力値判定処理を実行し(ステップS102)、計測タイマを読み込むとともに(ステップ104)、計測時間Tが経過したか否かを判定する(ステップS106)。計測時間Tが経過していなければ、計測時間Tが経過するまで図5の電力値判定処理を繰り返し実行する。電力値判定処理は、所定時間毎(例えば、40msec毎)に繰り返し実行される。
以下、図4の焼き入れ状態判定処理の説明を一旦中断して図5の電力値判定処理について説明する。
実施例では、電力値判定用バッファに焼き入れに関与する電力値P*が格納され始めてから15個目までのデータを立上りにおける電力であるとして判定から除外するものとした。また、立下り電力無視カウンタSは、焼き入れが終了する直前の立下り電力を後述する電力値Piが許容範囲に入っているか否かの判定(ステップS220)から除外するために設定されるカウンタであり、焼き入れ条件や焼入れするワークの形状、材質などに応じて設定される。実施例では、電力値判定用バッファに焼き入れに関与する電力値P*として最後に格納したデータから20個前までのデータを立下りにおける電力であるとして判定から除外するものとした。
なお、本実施形態では電力値判定処理を40msec毎に行うため、立上り電力無視カウンタiの値15は0.6sec(40msec×15個)に相当し、立下り無視カウンタSの値20は0.8sec(40msec×20個)に相当する。
さらに、焼き入れカウンタCは、間欠的に行なわれる高周波焼き入れのうち何回目の焼入れかを表わすカウンタであり、実施例では、1番ジャーナル部J1および5番ジャーナル部J5の焼き入れから1番ピン部P1および4番ピン部P4、3番ジャーナル部J3、オイルシール部OS、2番ジャーナル部J2および4番ジャーナル部J4、2番ピン部P2および3番ピン部P3と順に間欠的に6回の高周波焼入れを行なうため値6となるまで順に値1ずつインクリメントされる。
一方、入力した電力値Pが電力最小値Pminよりも大きいときには、電力最小値Pminを入力した電力値Pに置き換えることなく、焼き入れに関与する電力値P*を算出する(ステップS206)。
立上り電力カウンタiが値15以上である、即ち、焼き入れに関与する電力値P*が立上り電力でないと判定されると、立下り電力無視カウンタSを値1だけインクリメントするとともに(ステップS216)、立下り電力無視カウンタSが値20より大きいか否かの判定を行なう(ステップS218)。
なお、閾値Pi−20ref1および閾値Pi−20ref2は、焼き入れ時の電力値が正常な範囲であるか否かの判断を行なうために設定されるものであり、焼き入れ条件や焼き入れするワークの形状、材質などに応じて設定され、例えば、複数回測定した電力値Piの平均値をとり、その平均値の±5%などのように設定される。そして、電力値Pi―20が閾値Pi−20ref1から閾値Pi−20ref2の範囲内であるときには、焼き入れに関与する電力値Piは正常であると判定し、「正常」であることを電力値Piに対応させてRAM74の所定領域に設定された電力値判定用バッファに格納して(ステップS222)、本処理を終了する。
一方、電力値Pi−20が閾値Pi−20ref1から閾値Pi−20ref2の範囲を超えたときには、焼き入れに関与する電力値Piに異常があると判定し、「異常」であることを電力値Piに対応させて同じくRAM74の所定領域に設定された電力値判定用バッファに格納して(ステップS224)、本処理を終了する。
一方、ステップ226の立上り電力無視カウンタiが値15以上であるか否かの判定において、立上り電力無視カウンタiが値15未満であると判定されたときには、何もせずに本処理を終了する。
焼き入れトータル時間判定処理は、図6に示す焼き入れトータル時間判定処理の実行により行なわれる。
一方、焼き入れトータル時間tが閾値tref1から閾値tref2の範囲を超えたときには、焼き入れトータル時間tは異常であると判定し、「異常」であることを同じくRAM74の所定領域に設定された焼き入れトータル時間判定用バッファに格納して(ステップS306)、本処理を終了する。
ここで、RAM74の所定領域に設定された電力値判定用バッファに格納した各電力値Piの全てが「正常」であれば電力値Piは正常であると判定され、格納した各電力値Piの1つでも「異常」があれば電力値Piは異常であると判定される。
一方、焼き入れに関与する電力値Piおよび焼き入れトータル時間tの何れか一方が「異常」であるときには、焼入れ不良が発生したと判定し(ステップS118)、立上り無視カウンタiや立下り無視カウンタS,焼き入れカウンタCを値0にセットするとともに電力最小値Pminを値30000にセットして(ステップS116)、本処理を終了する。
ここで、焼入れ不良とは、焼幅不足や焼入れが入っていない焼無し、焼入れ深さ異常などが発生したことを意味する。
実施例の高周波焼入れ装置1で、クランクシャフト8の高周波焼入れを開始すると、先ず、1番ジャーナル部J1および5番ジャーナル部J5の焼き入れから始まり、1番ピン部P1および4番ピン部P4、3番ジャーナル部J3、オイルシール部OS、2番ジャーナル部J2および4番ジャーナル部J4、2番ピン部P2および3番ピン部P3の順に焼き入れが行われる。
図7は、クランクシャフト8の高周波焼入れを実施する際の電力Pの時間変化を示す説明図である。
高周波焼入れを行う際の電力Pの測定波形は、図7に示すように、1番ジャーナル部J1および5番ジャーナル部J5の焼き入れに関与する電力の測定波形C1から2番ピン部P2および3番ピン部P3の焼き入れに関与する電力の測定波形C6と、アクチュエータによって熱処理ユニット6の架け替えを行うために焼き入れを停止しているときの電力の測定波形ΔC1・2〜ΔC6とからなるが、実施例の焼入れ状態判定装置10による焼き入れ状態判定処理を実行することにより、焼き入れに関与する電力の測定波形C1〜C6だけを用いて焼入れ状態の判定を行うことができる(ステップS202〜S212)。これにより、焼入れ状態を判定する際に、アクチュエータによる熱処理ユニット6の架け替え時間のばらつきにより生ずる電力Pの測定波形の時間軸上のずれに左右されることがない。
図示するように、1番ジャーナル部J1および5番ジャーナル部J5の焼き入れが開始されて焼き入れに関与する電力値Piが記憶され始めてから時間0.6secの間(立上り電力無視カウンタiが値15までの間)は、電力の状態が比較的不安定な電力の立上り段階にあるため、電力値Piが許容範囲であるか否かの判定は行わない(ステップS214)。
即ち、例えば、間欠的に行われる複数の高周波焼入れのうち、何れかの焼き入れが全く実施されなかった場合、即ち、高周波加熱コイル12に通電されず測定電力がゼロであった場合などの電力値を用いた判定だけでは焼入れ状態を正確に判定できない場合であっても、焼入れトータル時間tが許容範囲内に入るか否かを判定することによって焼き入れ状態の判定を行うことができる。また、電力値の波形を見ることにより、焼入れ不良発生前の予兆を検知することや、接点14a,16aを適正に調整することもできる。
第2実施例の高周波焼入れ装置は、焼入れ状態判定装置における処理が異なる点を除いて実施例の高周波焼入れ装置と同一の構成をしている。従って、第2実施例の高周波焼入れ装置では、図1〜3に例示する実施例の高周波焼入れ装置1の構成を用いて実施例の高周波焼入れ装置1とは異なる処理の部分について説明する。
以下、図4の焼き入れ状態判定処理の説明を一旦中断して図9の電力値判定処理について説明する。
図10の不要電力カット処理では、入力した電力値Pが電力最大値Pmax以上であるか否かの判定を行う(ステップS500)。電力最大値Pmaxは、装置起動時に生ずる急激な電力の立ち上がり、所謂髭電力を判定から除外するために設定されるものであり、実施例では、初回は値0に設定されている。入力した電力値Pが電力最大値Pmax以上であれば電力最大値Pmaxを入力した電力値Pに置き換えるとともに(ステップS502)、焼き入れに関与する電力値P*を入力した電力値Pから最大電力値Pmaxを減じることにより求めて(ステップS504)、本処理を終了する。
一方、入力した電力値Pが電力最小値Pminよりも大きいときには、電力最小値Pminを入力した電力値Pに置き換えることなく、焼き入れに関与する電力値P*を算出して(ステップS510)、本処理を終了する。
一方、電力値Pi−20が閾値Pi−20ref1から閾値Pi−20ref2の範囲を超えたときには、焼き入れに関与する電力値Piに異常があると判定し、「異常」であることを電力値Piに対応させて同じくRAM74の所定領域に設定された電力値判定用バッファに格納して(ステップS420)、本処理を終了する。
一方、ステップ422の立上り電力無視カウンタiが値15以上であるか否かの判定において、立上り電力無視カウンタiが値15未満であると判定されたときには、何もせずに本処理を終了する。
なお、第2実施例の焼入れ状態判定処理におけるステップS116では、立上り無視カウンタiや立下り無視カウンタS,焼き入れカウンタCを値0にセットするとともに電力最小値Pminを値30000にセットするのに加えて、電力最大値Pmaxを値0にセットする。
2 発振器
4 出力トランス
6 熱処理ユニット
8 クランクシャフト
10 焼入れ状態判定装置
12 高周波加熱コイル
14 ハウジング
14a 端子
16 ターミナル
16a 端子
60 制御装置
72 CPU
74 ROM
76 RAM
82 電力計
84 タイマ
J1 1番ジャーナル部
J2 2番ジャーナル部
J3 3番ジャーナル部
J4 4番ジャーナル部
J5 5番ジャーナル部
P1 1番ピン部
P2 2番ピン部
P3 3番ピン部
P4 4番ピン部
P5 5番ピン部
OS オイルシール部
Claims (13)
- 熱処理ユニットのコイルに電力を印加してワークを間欠的に焼入れする高周波焼入れ装置における焼入れ状態を判定する焼入れ状態判定装置であって、
電力を測定する電力測定手段と、
該電力測定手段によって電力が測定されたときに、該測定された測定電力が、焼入れに関与する焼入れ電力であるか、前記熱処理ユニットの架け替えのために焼入れを停止しているときに供給されている焼入れ停止電力であるか、を判定する焼入れ電力判定手段と、
該焼入れ電力判定手段によって前記測定電力が前記焼入れ電力であると判定されたときから、前記焼入れ電力判定手段によって前記測定電力が前記焼入れ停止電力であると判定されるまで、前記測定電力を前記焼入れ電力として記憶する焼入れ電力記憶手段と、
前記ワークの間欠的な焼入れ中に、前記焼入れ電力記憶手段に記憶された前記焼入れ電力から焼入れが開始された直後の立上り電力と焼入れが終了する直前の立下り電力とを除外し、その後に許容電力範囲に入るか否かを判定する入否判定手段と、
を備える
焼入れ状態判定装置。 - 請求項1記載の焼入れ状態判定装置であって、
前記入否判定手段によって前記許容電力範囲外と判定されたときに前記ワークの焼入れ状態が不良状態であると判定する状態判定手段、
を備える
焼入れ状態判定装置。 - 請求項1または2記載の焼入れ状態判定装置であって、
少なくとも前記焼入れ停止電力以上の値を初期値とする最小電力値を有し、前記測定電力と前記最小電力値とを比較して前記測定電力が前記最小電力値以下のときに前記最小電力値を前記測定電力に置き換える最小電力値置き換え手段と、
前記測定電力と前記最小電力値との差を算出する算出手段と、
を備え、
前記焼入れ電力判定手段は、前記差が略ゼロであれば前記測定電力が前記焼入れ停止電力であると判定し、前記差がゼロより大きければ前記測定電力が前記焼入れ電力であると判定する手段である
焼入れ状態判定装置。 - 請求項1または2記載の焼入れ状態判定装置であって、
値ゼロを初期値とする最大電力値を有し、前記測定電力と前記最大電力値とを比較して前記測定電力が前記最大電力値以上のときには前記最大電力値を前記測定電力に置き換える最大電力値置き換え手段と、
前記測定電力と前記最大電力値置き換え手段によって置き換えられた前記最大電力値との第二の差を算出する第二算出手段と、
焼入れに要する電力値よりもはるかに大きな値を初期値とする最小電力値を有し、前記測定電力と前記最大電力値とを比較して前記測定電力が前記最大電力以上でないときは、前記測定電力と前記最小電力値とを比較して前記測定電力が前記最小電力値以下のときには前記最小電力値を前記測定電力に置き換え、前記測定電力が前記最小電力値以下でないときには前記最小電力値の置き換えをしない最小電力値置き換え手段と、
前記測定電力と前記最小電力値置き換え手段による判断と場合による置き換え実行後の前記最小電力値との差を算出する算出手段と、
を備え、
前記焼入れ電力判定手段は、前記差または前記第二の差が略ゼロであれば前記測定電力が前記焼入れ停止電力であると判定し、前記差がゼロより大きければ前記測定電力が前記焼入れ電力であると判定する手段である
焼入れ状態判定装置。 - 請求項1ないし4いずれか記載の焼入れ状態判定装置であって、
記憶した前記測定電力を計数する計数手段を備え、
前記入否判定手段は、記憶した前記測定電力の数が第1の数に達したときから、第2の数だけ前に記憶された前記測定電力の値について前記許容電力範囲に入るか否かの判定を開始し、前記焼入れ電力の記憶開始以降に前記焼入れ電力判定手段によって前記測定電力が前記焼入れ停止電力であると判定されたときに前記第2の数だけ前に記憶された前記測定電力の値が前記許容電力範囲に入るか否かの判定を停止する手段である
焼入れ状態判定装置。 - 請求項1ないし4いずれか記載の焼入れ状態判定装置であって、
前記測定電力の記憶を開始したときから前記測定電力の記憶を停止するまでの記憶時間を積算する記憶時間積算手段を備え、
前記入否判定手段は、前記記憶時間が第1時間に達したときから、第2時間だけ前に記憶した前記測定電力の値について前記許容電力範囲に入るか否かの判定を開始し、前記測定電力の記憶を停止したときに前記第2時間だけ前に記憶した前記測定電力の値について前記許容電力範囲に入るか否かの判定を停止する手段である
焼入れ状態判定装置。 - 請求項1ないし6いずれか記載の焼入れ状態判定装置であって、
前記ワークを焼入れしている時間を焼入れ時間として積算する焼入れ時間積算手段と、
積算した該焼入れ時間が許容時間範囲に入るか否かを判定する焼入れ時間判定手段と、
を備え、
前記状態判定手段は、前記焼入れ時間判定手段によって前記焼入れ時間が前記許容時間範囲に入らないと判定されたときに前記ワークの焼入れ状態が不良状態であると判定する手段である
焼入れ状態判定装置。 - 熱処理ユニットのコイルに電力を印加してワークを間欠的に焼入れする高周波焼入れ装置における焼入れ状態を判定する焼入れ状態判定方法であって、
(a)前記電力を測定し、
(b)電力を測定したときに、該測定した測定電力が、焼入れに関与する焼入れ電力であるか、前記熱処理ユニットの架け替えのために焼入れを停止しているときに供給されている焼入れ停止電力であるか、を判定し、
(c)前記測定電力が前記焼入れ電力であると判定されたときから、前記測定電力が前記焼入れ停止電力であると判定されるまで、前記測定電力を前記焼入れ電力として記憶し、
(d)前記ワークの間欠的な焼入れ中に、記憶された前記焼入れ電力から焼入れが開始された直後の立上り電力と焼入れが終了する直前の立下り電力とを除外し、その後に許容電力範囲に入るか否かを判定する
焼入れ状態判定方法。 - 請求項8記載の焼入れ状態判定方法であって、
(e)前記許容電力範囲外と判定されたときに前記ワークの焼入れ状態が不良状態であると判定する
焼入れ状態判定方法。 - 請求項8または9記載の焼入れ状態判定方法であって、
少なくとも前記焼入れ停止電力以上の値を初期値とする最小電力値を有し、前記測定電力と前記最小電力値とを比較して前記測定電力が前記最小電力値以下のときに前記最小電力値を前記測定電力に置き換えるとともに、前記測定電力と前記最小電力値との差を算出し、
前記ステップ(c)は、前記差が略ゼロであれば前記測定電力が前記焼入れ停止電力であると判定し、前記差がゼロより大きければ前記測定電力が前記焼入れ電力であると判定するステップである
焼入れ状態判定方法。 - 請求項8ないし10いずれか記載の焼入れ状態判定方法であって、
記憶した前記測定電力の数を計数し、
前記ステップ(d)は、記憶した前記測定電力の数が第1の数に達したときから、第2の数だけ前に記憶された前記測定電力の値について前記許容電力範囲に入るか否かの判定を開始し、前記焼入れ電力の記憶開始以降に前記焼入れ電力判定手段によって前記測定電力が前記焼入れ停止電力であると判定されたときに前記第2の数だけ前に記憶された前記測定電力の値が前記許容電力範囲に入るか否かの判定を停止するステップである
焼入れ状態判定方法。 - 請求項8ないし10いずれか記載の焼入れ状態判定方法であって、
前記測定電力の記憶を開始したときから前記測定電力の記憶を停止するまでの記憶時間を積算し、
前記ステップ(d)は、前記記憶時間が第1時間に達したときから、第2時間だけ前に記憶した前記測定電力の値について前記許容電力範囲に入るか否かの判定を開始し、前記測定電力の記憶を停止したときに前記第2時間だけ前に記憶した前記測定電力の値について前記許容電力範囲に入るか否かの判定を停止するステップである
焼入れ状態判定方法。 - 請求項8ないし12いずれか記載の焼入れ状態判定方法であって、
前記ワークを焼入れしている時間を焼入れ時間として積算し、積算した該焼入れ時間が許容時間範囲に入るか否かを判定し、
前記ステップ(e)は、前記焼入れ時間が前記許容時間範囲に入らないと判定されたときに前記ワークの焼入れ状態が不良状態であると判定する
焼入れ状態判定方法。
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