JP5733873B1 - トナー容器及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】トナー容器を装着部に確実に固定すると共に、トナー容器の着脱作業にあたる作業者の作業負担を軽減する。【解決手段】本発明のトナー容器は、容器本体を備え、画像形成装置の装着部に着脱可能に装着され、トナー容器にはロック片48が設けられ、装着部にはロック部材104が設けられ、ロック部材104は、ロック片48を挿入可能な挿入凹部106と、挿入凹部106に突出する突出位置と、突出位置よりも挿入凹部106から退避する退避位置と、の間で移動可能な係止片110と、係止片110を突出位置側に付勢する付勢部材115と、を備え、挿入凹部106内の所定位置までロック片48が挿入されると、付勢部材115の付勢力によって係止片110がロック片48をトナー容器の装着部への装着方向奥側に押圧し、容器本体の長手方向一端壁には、ロック片48及びトナー充填口が設けられていることを特徴とする。【選択図】図12
Description
本発明は、トナー容器及びこのトナー容器を備えた画像形成装置に関する。
従来、静電式複写機、レーザープリンター或いは静電式ファクシミリ等の画像形成装置では、感光体ドラム等の表面に形成された静電潜像に現像器からトナーを供給することで、現像処理を行っている。また、このような現像処理に用いられるトナーは、トナーコンテナや中間ホッパー等のトナー容器から現像器に供給されている。
このような画像形成装置において上記の現像処理が繰り返し行われると、これに伴ってトナー容器内のトナーが減少していき、トナー容器内のトナーが無くなると、トナー容器の交換が必要となる。そのため、一般的にトナー容器は画像形成装置に設けられた装着部に着脱可能に装着されている。
トナー容器を画像形成装置に着脱する際の操作性や画像形成装置によるトナー容器の保持力を向上させるため、これまで様々な構成が考案されている。例えば、特許文献1には、トナー容器が着脱可能に装着される装着部(「コンテナ装着部33b」参照)と、トナー容器の装着部への装着動作に伴って軸方向に可動な固定部材(「固定レバー41」参照)と、固定部材を軸方向一方側に付勢する付勢部材(「コイルバネ43」参照)と、を備えた画像形成装置が開示されている。この従来技術では、固定部材に設けられた傾斜面をトナー容器が押圧することで固定部材が付勢部材の付勢力に抗して軸方向他端側に移動し、トナー容器の底面が固定部材から外れると、付勢部材の付勢力によりトナー容器が固定部材に係止されるようになっている。
しかしながら、このような構成では、トナー容器が固定部材に当接してから固定部材に係止されるまでの間、付勢部材の付勢力に抗してトナー容器を装着部側に押圧し続けなければならず、トナー容器の着脱作業にあたるユーザーやサービスマン等の作業者の作業負担が増大していた。
そこで、本発明は上記事情を考慮し、トナー容器を装着部に確実に固定すると共に、トナー容器の着脱作業にあたる作業者の作業負担を軽減することを目的とする。
本発明のトナー容器は、トナーを排出する排出口が設けられた容器本体を備え、画像形成装置の装着部に着脱可能に装着されるトナー容器であって、前記トナー容器の外周面にはロック片が設けられ、前記装着部には、ロック部材が設けられ、該ロック部材は、前記トナー容器の前記装着部への装着方向に沿って設けられ、前記ロック片を挿入可能な挿入凹部と、該挿入凹部に所定長さ突出する突出位置と、該突出位置よりも前記挿入凹部から退避する退避位置と、の間で前記装着方向と交差する方向に移動可能な係止片と、該係止片を前記突出位置側に付勢する付勢部材と、を備え、前記トナー容器を前記装着部に装着する際に、前記挿入凹部内の第1の位置まで前記ロック片が挿入されると、該ロック片が前記係止片を押圧し、前記付勢部材の付勢力に抗して前記係止片が前記突出位置から前記退避位置まで移動し、前記挿入凹部内の前記第1の位置よりも前記装着方向奥側の第2の位置まで前記ロック片が挿入されると、前記付勢部材の付勢力によって前記係止片が前記ロック片を前記装着方向奥側に押圧し、前記挿入凹部内の前記第2の位置よりも前記装着方向奥側の第3の位置まで前記ロック片が挿入されると、前記係止片が前記ロック片を係止し、該ロック片の前記装着方向手前側への移動が規制され、前記容器本体の長手方向一端壁には、前記ロック片及びトナー充填口が設けられ、前記ロック片は、前記トナー充填口の前記装着方向奥側に配置されていることを特徴とする。
このように、挿入凹部内の第2の位置までロック片が挿入された際に、付勢部材の付勢力によって係止片がロック片を装着方向奥側に押圧するため、トナー容器を装着方向奥側に移動させるのに必要な力を小さくすることができる。これに伴って、トナー容器の着脱作業にあたるユーザーやサービスマン等の作業者の作業負担を軽減することが可能となる。また、挿入凹部内の第3の位置までロック片が挿入された際に、係止片によってロック片が係止されるため、トナー容器を装着部に確実に固定することが可能となる。
前記容器本体の前記長手方向一端壁には、前記トナー充填口と隣接して無線通信用のICタグが固定されていても良い。
前記ロック片は、前記容器本体から前記装着方向奥側に向かって突出していても良い。
本発明の画像形成装置は、上記いずれかのトナー容器を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、トナー容器を装着部に確実に固定すると共に、トナー容器の着脱作業にあたる作業者の作業負担を軽減することが可能となる。
まず、図1を用いて、画像形成装置としての電子写真方式のプリンター1の全体の構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るプリンターの概略を示す模式図である。以下、図1における紙面左側を、プリンター1の正面側(前側)とする。
プリンター1は、箱型形状のプリンター本体2を備えており、プリンター本体2の下部には用紙(図示せず)を収納する給紙カセット3が収容され、プリンター本体2の上面には排紙トレイ4が設けられている。プリンター本体2の上面には、排紙トレイ4の前方に上カバー5が開閉可能に取り付けられ、上カバー5の下方にはトナー容器としてのトナーコンテナ6が収納されている。
プリンター本体2の上部には、排紙トレイ4の下方にレーザー・スキャニング・ユニット(LSU)で構成される露光器7が配置され、露光器7の下方には、画像形成部8が設けられている。画像形成部8には、像担持体である感光体ドラム10が回転可能に設けられており、感光体ドラム10の周囲には、帯電器11と、現像器12と、転写ローラー13と、クリーニング装置14とが、感光体ドラム10の回転方向(図1の矢印X参照)に沿って配置されている。
プリンター本体2の内部には、用紙の搬送経路15が設けられている。搬送経路15の上流端には給紙部16が設けられ、搬送経路15の中流部には、感光体ドラム10と転写ローラー13によって構成される転写部17が設けられ、搬送経路15の下流部には定着装置18が設けられ、搬送経路15の下流端には排紙部20が設けられている。搬送経路15の下方には、両面印刷用の反転経路21が形成されている。
次に、このような構成を備えたプリンター1の画像形成動作について説明する。
プリンター1に電源が投入されると、各種パラメーターが初期化され、定着装置18の温度設定等の初期設定が実行される。そして、プリンター1に接続されたコンピューター等から画像データが入力され、印刷開始の指示がなされると、以下のようにして画像形成動作が実行される。
まず、帯電器11によって感光体ドラム10の表面が帯電された後、露光器7からのレーザー光(図1の二点鎖線P参照)により感光体ドラム10に対して画像データに対応した露光が行われ、感光体ドラム10の表面に静電潜像が形成される。次に、この静電潜像を、現像器12がトナーによりトナー像に現像する。
一方、給紙部16によって給紙カセット3から取り出された用紙は、上記した画像形成動作とタイミングを合わせて転写部17へと搬送され、転写部17において感光体ドラム10上のトナー像が用紙に転写される。トナー像を転写された用紙は、搬送経路15を下流側へと搬送されて定着装置18に進入し、この定着装置18において用紙にトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙は、排紙部20から排紙トレイ4に排出される。なお、感光体ドラム10上に残留したトナーは、クリーニング装置14によって回収される。
次に、図2〜図6を用いて、トナーコンテナ6について詳細に説明する。図2は、本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、トナーコンテナを示す右後側からの斜視図である。図3は、本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、容器側シャッターが排出口を開放すると共に現像器側シャッターが補給口を開放している状態を示す左後側からの斜視断面図である。図4は、本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、トナーコンテナを示す右側面図である。図5は、本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、トナーコンテナを示す左後側からの斜視図である。図6は、本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、トナーコンテナを示す分解斜視図である。
各図に適宜付される矢印Frは、プリンター1の正面側(前側)を示している(図7以降も同様である)。なお、図2は右後側からの斜視図であり、図3は左後側からの斜視断面図であり、図5は左後側からの斜視図である。そのため、図2、図3及び図5の図面上の左右関係と実際の左右関係は逆転している。
図2に示されるように、トナーコンテナ6は、上面が開口された箱型形状の容器本体22と、容器本体22の後下部に収容される搬送スクリュー23と、容器本体22の略中央に収容される攪拌パドル24と、容器本体22の上面を覆う蓋体25と、容器本体22の右端部に装着されるレバー26と、レバー26と共に容器本体22の右端部に配置される伝達部材27と、容器本体22の右端部の後下部に装着される容器側シャッター28と、を備えている。なお、伝達部材27は、図4では記載が省略されている。
容器本体22は、トナーを収容しており、左右方向に長い形状を成している。容器本体22の上端外周には、本体側フランジ部30が設けられている。図3に示されるように、容器本体22の右下端部には、円筒状の排出用ダクト31が右方に向かって突設され、排出用ダクト31の底部には、トナーを排出するための排出口32が穿設されている。排出用ダクト31の下部外周にはシール部材33が取り付けられ、シール部材33には排出口32と対応する位置に連通口34が穿設されている。
図4に示されるように、容器本体22の右端壁35の中央には、挿通穴36を有する円筒状のボス37が右側(外側)に向かって突設されている。容器本体22の右端壁35の右面(外面)には、ボス37の後上方に第1規制リブ38が突設されている。容器本体22の右端壁35の右面には、ボス37の前上方に第2規制リブ40が突設されている。容器本体22の右端壁35の右面には、第1規制リブ38の下方に円柱状の突起部42が設けられている。
図5に示されるように、容器本体22の左端壁43の前部には、台座部44が左側(外側)に向かって突設され、台座部44には無線通信用のICタグ45が固定されている。容器本体22の左端壁43の後部には、台座部44の後方にトナー充填口46が設けられ、トナー充填口46はキャップ47により閉止されている。
容器本体22の左端壁43の左面(トナーコンテナ6の外周面の一部に該当)には、トナー充填口46の後下方にロック片48が設けられている。ロック片48は、下方に向かって後方に傾斜する方向(以下、「装着方向」と称する。図5の矢印Y参照。)に長い形状を成している。ロック片48の前面の上部には凹部50が形成され、凹部50の下方には係合突起51が前方に向かって突設されている。
図2に最も良く示されるように、搬送スクリュー23は、左右方向に長い形状を成している。搬送スクリュー23は、棒状の回転軸52と、この回転軸52の外周に同心で設けられるスパイラルフィン53と、を備えている。図3に示されるように、回転軸52及びスパイラルフィン53の右側部は、容器本体22の排出用ダクト31内に挿入されている。回転軸52の右端部は、排出用ダクト31よりも右方に突出しており、この突出部分には搬送用ギア54(図2参照)が固定されている。
図2に示されるように、攪拌パドル24は、搬送スクリュー23の上前方に配置されており、左右方向に長い形状を成している。攪拌パドル24は、枠板状を成す支持枠55と、支持枠55によって支持されるシート状の攪拌羽根56と、を備えている。支持枠55の左右両端部は、容器本体22の右端壁35と左端壁43にそれぞれ軸受57(図3参照。以下、「攪拌パドル24の軸受57」と称する。)を介して軸支されている。図4等に示されるように、右端壁35に取り付けられた攪拌パドル24の軸受57には、ボス37の挿通穴36と対応する位置に係合受部58が設けられている。攪拌羽根56は、例えば、ルミラー(商標名)等の合成樹脂製シートによって構成されている。
図2に示されるように、蓋体25の外周には、容器本体22の本体側フランジ部30と対応する形状の蓋体側フランジ部60が設けられており、本体側フランジ部30と蓋体側フランジ部60が超音波溶着されることで、容器本体22と蓋体25が一体化されている。
図4等に示されるように、レバー26は、側面視で円形の輪郭を有するレバー本体61を備えている。レバー本体61は、円筒状の小径筒部62と、この小径筒部62の外周に設けられる円筒状の大径筒部63と、放射状に延びて小径筒部62と大径筒部63を連結する4個の連結部64と、を備えている。
小径筒部62は、容器本体22の右端壁35に設けられたボス37の外周に装着されており、これにより、レバー26が容器本体22に回転可能に支持されている。大径筒部63の上部には把持部65が突設されている。大径筒部63には、把持部65よりも前方に突片66が設けられている。大径筒部63の後下部の外周には、レバー側ギア67が設けられている。
図6に最も良く示されるように、伝達部材27は、円盤状の伝達部材本体68を備えている。伝達部材本体68の右面(外面)には、側面視三角柱状を成す伝達用カップリング70が突設されている。伝達部材本体68の左面(内面)には、係合片71が突設されている。係合片71は、容器本体22のボス37に設けられた挿通穴36に挿入され、攪拌パドル24の軸受57に設けられた係合受部58(図4等参照)に係合している。これにより、伝達部材27と攪拌パドル24が連結され、一体に回転するようになっている。
図2に示されるように、伝達部材本体68の外周には伝達用ギア72が設けられている。この伝達用ギア72は、搬送スクリュー23の回転軸52に固定された搬送用ギア54と噛合しており、伝達部材27の回転に伴って搬送スクリュー23が回転するようになっている。
図6に示されるように、容器側シャッター28は円筒状を成している。容器側シャッター28は、容器本体22の排出用ダクト31の外周に回転可能に装着されている。容器側シャッター28の下面には、排出用開口部73が形成されている。図3に最も良く示されるように、排出用開口部73は、容器本体22の排出口32及びシール部材33の連通口34と対応する位置に設けられている。
図4に示されるように、容器側シャッター28には、略扇型形状のガイド片74が突設されている。ガイド片74には、円弧状のガイド穴75が設けられており、このガイド穴75に容器本体22の突起部42が係合している。
図6に最も良く示されるように、容器側シャッター28にはギア収納部76が設けられ、このギア収納部76には搬送用ギア54が収納されている。ギア収納部76には連通開口部77が形成されており、この連通開口部77を介して搬送用ギア54をギア収納部76に収納できるようになっている。
図4に最も良く示されるように、容器側シャッター28には、シャッター側ギア78が設けられている。シャッター側ギア78は、レバー26のレバー側ギア67と噛合しており、レバー26の回転に伴って容器側シャッター28がレバー26とは逆方向に回転するようになっている。容器側シャッター28の右端部には、固定片80が設けられている。固定片80は、対向する一対の平面部81と、平面部81の両端を接続する一対の湾曲面部82と、を備えており、小判型断面(非円形断面)を有している。容器側シャッター28の下部には、押圧突起83が設けられている。
次に、図7〜図10を用いて、現像器12について詳細に説明する。図7は、本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、画像形成ユニットの概略を示す模式図である。図8は、本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、画像形成ユニットを示す左前側からの斜視図である。図9は、本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、画像形成ユニットを示す右後側からの斜視図である。図10は、本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、ロック部材を示す断面図である。
図7に示されるように、現像器12は、感光体ドラム10、帯電器11及びクリーニング装置14と一体化されて画像形成ユニット85を構成している。画像形成ユニット85は、プリンター本体2に対して前上方に引き出し可能に設けられると共に、プリンター本体2に対して着脱可能に設けられている。
現像器12は、箱型形状の現像器本体86を備えている。現像器本体86の内部中央には上下方向に延びる隔壁87が設けられ、隔壁87の前方と後方にはそれぞれ攪拌部材88が収納されている。各攪拌部材88は、現像器本体86に回転可能に支持されている。現像器本体86の内部には、後側の攪拌部材88の後下方に、現像ローラー90が収納されている。現像ローラー90は、現像器本体86に回転可能に支持されており、感光体ドラム10の表面に接触している。
図8に示されるように、現像器本体86の上壁91の上面側には装着部92が設けられ、後述のように、この装着部92にトナーコンテナ6が着脱可能に装着されるようになっている。装着部92の右側部には補給口93が設けられ、補給口93の周囲にシール部材94が固定されている。シール部材94は、例えばスポンジ等の弾性部材によって形成されている。シール部材94には、補給口93と対応する位置に補給用開口部95が形成されている。
装着部92には、現像器側シャッター96が設けられている。現像器側シャッター96は、左右方向に長い平板状を成している。現像器側シャッター96の左端部には支点部97が設けられ、この支点部97を中心に現像器側シャッター96が現像器本体86の上壁91の上面に沿って前後方向に回転することで、補給口93及び補給用開口部95が開閉されるようになっている。
装着部92の前端部には、取っ手99が設けられている。装着部92の右端部には、駆動機構98が突設されている。駆動機構98には、モーター等の駆動手段(図示せず)と接続された側面視三角筒状の駆動用カップリング100が設けられている。
装着部92の右端部には、駆動機構98の後方に固定部材101が突設されている。固定部材101の左面(内面)には、装着方向(図8の矢印Y参照)に沿って直線状のガイド溝102が設けられ、ガイド溝102の後下側(装着方向奥側)には円形断面を有する固定溝103が設けられている。
図9に示されるように、装着部92の左端部には、ロック部材104が突設されている。ロック部材104の右面(内面)には、下方に向かって円弧状に湾曲するガイド凹部105が設けられている。図10に示されるように、ロック部材104の右面には、ガイド凹部105の下端部に接続される挿入凹部106が設けられている。挿入凹部106は、装着方向(図10の矢印Y参照)に沿って設けられている。
挿入凹部106の前方には、収容部107が前後方向に設けられている。収容部107は、連通穴108を介して挿入凹部106と連通している。収容部107には、係止片110が収容されている。係止片110は、挿入凹部106に所定長さ突出する突出位置(図10の実線参照)と、この突出位置よりも挿入凹部106から退避する退避位置(図10の二点鎖線参照)との間で装着方向と交差する方向(本実施形態では前後方向)に移動可能となっている。
係止片110には、挿入凹部106内に突出可能な位置に、装着方向奥側に向かって挿入凹部106に突出するように傾斜する第1傾斜面111が設けられている。係止片110には、第1傾斜面111と連続して第1傾斜面111よりも装着方向奥側に、装着方向奥側に向かって挿入凹部106から退避するように傾斜する第2傾斜面112が設けられている。係止片110には、第2傾斜面112よりも装着方向奥側に、係合凹部116が設けられている。係止片110の前面側にはバネ用凹部113が設けられ、このバネ用凹部113にはバネ受部114が設けられている。このバネ受部114と収容部107の間には付勢部材としてのコイルスプリング115が介装され、このコイルスプリング115によって、係止片110が突出位置側に付勢されている。
以上のように構成されたものにおいて、トナーコンテナ6を現像器12の装着部92に装着する方法について、主に図11〜図15を用いて説明する。図11は、本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、トナーコンテナを現像器の上方に保持した状態を示す右後側からの斜視図である。図12は、本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、ロック片をロック部材に固定する過程を示す断面図である。図13は、本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、固定片を固定部材に固定する過程を示す断面図である。図14は、本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、容器側シャッターが排出口を閉止すると共に現像器側シャッターが補給口を閉止している状態を示す左後側からの斜視断面図である。図15は、本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、トナーコンテナを現像器の装着部に装着した状態を示す右後側からの斜視図である。なお、図13では伝達部材27の記載が省略されている。
トナーコンテナ6を現像器12の装着部92に装着するには、まず、図11に示されるように、トナーコンテナ6を現像器12の上方に保持し、トナーコンテナ6を装着方向(図11の矢印Y参照)に沿って現像器12側に下降させる。これに伴って、トナーコンテナ6のロック片48がガイド凹部105にガイドされながら下降していき、ロック片48がその下端部から挿入凹部106に挿入される。これに伴って、図12(a)に示されるように、ロック片48の下端部が係止片110の第1傾斜面111に当接する。
この状態から、図12(b)に示されるようにロック片48が更に下降し、挿入凹部106内の第1の位置A1までロック片48の下端部が挿入されると、ロック片48の下端部が係止片110の第1傾斜面111を押圧し、コイルスプリング115の付勢力に抗して係止片110が突出位置から退避位置まで移動する。この時、係止片110の第1傾斜面111は、ロック片48を装着方向手前側に押圧している。
この状態から、図12(c)に示されるようにロック片48が更に下降し、第1の位置A1よりも装着方向奥側の第2の位置A2までロック片48の下端部が挿入されると、係止片110の第2傾斜面112とロック片48の係合突起51が当接する。これに伴って、コイルスプリング115の付勢力によって係止片110の第2傾斜面112がロック片48の係合突起51を挿入方向奥側に押圧する。
この状態から、図12(d)に示されるようにロック片48が更に下降し、第2の位置A2よりも装着方向奥側の第3の位置A3までロック片48の下端部が挿入されると、係止片110の第2傾斜面112とロック片48の係合突起51との当接状態が解除され、コイルスプリング115の付勢力によって係止片110が退避位置から突出位置まで移動し、係止片110の係合凹部116にロック片48の係合突起51が係合する。これにより、係止片110がロック片48を係止し、ロック片48の装着方向手前側への移動が規制される。
また、図13(a)に示されるように、トナーコンテナ6を現像器12の装着部92に装着する前の状態では、固定片80と固定部材101は分離されている。この状態から、トナーコンテナ6を現像器12の装着部92に装着すると、図13(b)に示されるように、固定片80がガイド溝102を通過して固定溝103に係合する。
この状態で、レバー26の把持部65を後側に倒してレバー26を回転させると、この回転に伴って、レバー26に接続された容器側シャッター28が容器本体22に対して回転する。この容器側シャッター28の回転により、図13(c)に示されるように、固定溝103に対する固定片80の位相が変化し、固定片80と固定溝103との係合の解除が規制される。これにより、トナーコンテナ6の右端部が現像器12の装着部92に対する固定解除状態から固定状態に移行する。
また、レバー26の把持部65を後側に倒す前の状態では、図14に示されるように、容器側シャッター28が容器本体22の排出口32を閉止している。この状態から、上記のようにレバー26の把持部65を後側に倒して容器側シャッター28を回転させると、図3に示されるように、容器側シャッター28が容器本体22の排出口32を開放する。また、上記した容器側シャッター28の回転に伴って、容器側シャッター28の押圧突起83が現像器側シャッター96を後方に押圧する。この押圧に伴って、現像器側シャッター96が後方に回転し、現像器側シャッター96が現像器12の補給口93を開放する。これにより、トナーコンテナ6から現像器12にトナーを供給可能となる。
以上のようにしてトナーコンテナ6が現像器12の装着部92に装着されると、図15に示されるように、トナーコンテナ6の左端壁43の左面がロック部材104によって覆われるとともに、容器側シャッター28の右端部が固定部材101によって覆われる。
本実施形態では以上のように、挿入凹部106内の第2の位置A2までロック片48の下端部が挿入された際に、コイルスプリング115の付勢力によって係止片110の第2傾斜面112がロック片48を装着方向奥側に押圧するため、トナーコンテナ6を装着方向奥側に移動させるのに必要な力を小さくすることができる。これに伴って、トナーコンテナ6の着脱作業にあたるユーザーやサービスマン等の作業者の作業負担を軽減することが可能となる。また、挿入凹部106内の第3の位置A3までロック片48の下端部が挿入された際に、係止片110によってロック片48が係止されるため、トナーコンテナ6を装着部92に確実に固定することが可能となる。
また、係止片110の第2傾斜面112を第1傾斜面111と連続させることで、ロック片48によって係止片110の第1傾斜面111を押圧する状態から係止片110の第2傾斜面112によってロック片48の係合突起51を押圧する状態に円滑に移行することが可能となる。
また、レバー26に容器側シャッター28を接続することで、トナーコンテナ6の右端部の固定状態と固定解除状態の切り替えと排出口32の開閉とを連動して同時に行うことが可能となり、トナーコンテナ6の着脱作業にあたる作業者の作業負担を一層軽減することが可能となる。また、容器側シャッター28の固定片80を固定部材101の固定溝103と係合させることで、トナーコンテナ6を装着部92に一層確実に固定することが可能となる。特に、本実施形態では、トナーコンテナ6の両端部が現像器12の装着部92に強固に固定されるように構成されているため、例えばトナーコンテナ6を掴んで画像形成ユニット85の引き出しや着脱が行われた場合でも、装着部92からのトナーコンテナ6の脱落を防止することが可能となる。
また、ロック片48が装着方向に長い形状を成しているため、トナーコンテナ6を装着部92に対して着脱する際に、挿入凹部106によってロック片48が装着方向に沿ってガイドされることになり、トナーコンテナ6の姿勢を安定させることが可能となる。
次に、トナーコンテナ6を現像器12の装着部92から取り外す方法について、主に図13及び図16を用いて説明する。図13は、前述のように、本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、固定片を固定部材に固定する過程を示す断面図である。図16は、本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、トナーコンテナを現像器の装着部から取り外す過程を示す右後側からの斜視図である。
まず、図13(c)に示されるようにレバー26の把持部65が後傾した状態から、レバー26の把持部65を前側に倒す。これにより、図13(b)に示されるように、固定溝103に対する固定片80の位相が変化して固定片80と固定溝103との係合を解除可能となり、トナーコンテナ6の右端部が装着部92に対する固定状態から固定解除状態に切り替わる。
この状態で、図13(a)に示されるように、固定片80を固定部材101から取り外す。その際、ロック片48は係止片110に係止されたままなので、図16(a)に示されるように、トナーコンテナ6の右端部側が左端部側を支点に装着部92から離間する方向(本実施形態では上方)に回転する。これにより、係止片110によるロック片48の係止状態を解除可能となり、図16(b)に示されるように、トナーコンテナ6を現像器12の装着部92から取り外すことができる。
本実施形態ではこのように、トナーコンテナ6の装着部92への固定状態を解除するための機構を装着部92側に設けることなく、トナーコンテナ6を装着部92から取り外すことが可能となっている。
本実施形態では、レバー26と容器側シャッター28を別体に形成する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、レバー26と容器側シャッター28を一体に形成しても良い。
本実施形態では、トナーコンテナ6に本発明の構成を適用したが、他の異なる実施形態では、トナーコンテナ6と現像器12の間に介装されるトナー容器(所謂「中間ホッパー」)に本発明の構成を適用しても良い。
本実施形態では、プリンター1に本発明の構成を適用する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、複写機、ファクシミリ、複合機等のプリンター1以外の画像形成装置に本発明の構成を適用しても良い。
1 プリンター(画像形成装置)
6 トナーコンテナ(トナー容器)
22 容器本体
32 排出口
43 (容器本体の)左端壁(長手方向一端壁)
45 ICタグ
46 トナー充填口
48 ロック片
92 装着部
104 ロック部材
106 挿入凹部
110 係止片
115 コイルスプリング(付勢部材)
6 トナーコンテナ(トナー容器)
22 容器本体
32 排出口
43 (容器本体の)左端壁(長手方向一端壁)
45 ICタグ
46 トナー充填口
48 ロック片
92 装着部
104 ロック部材
106 挿入凹部
110 係止片
115 コイルスプリング(付勢部材)
Claims (4)
- トナーを排出する排出口が設けられた容器本体を備え、画像形成装置の装着部に着脱可能に装着されるトナー容器であって、
前記トナー容器の外周面にはロック片が設けられ、
前記装着部には、ロック部材が設けられ、
該ロック部材は、
前記トナー容器の前記装着部への装着方向に沿って設けられ、前記ロック片を挿入可能な挿入凹部と、
該挿入凹部に所定長さ突出する突出位置と、該突出位置よりも前記挿入凹部から退避する退避位置と、の間で前記装着方向と交差する方向に移動可能な係止片と、
該係止片を前記突出位置側に付勢する付勢部材と、を備え、
前記トナー容器を前記装着部に装着する際に、前記挿入凹部内の第1の位置まで前記ロック片が挿入されると、該ロック片が前記係止片を押圧し、前記付勢部材の付勢力に抗して前記係止片が前記突出位置から前記退避位置まで移動し、
前記挿入凹部内の前記第1の位置よりも前記装着方向奥側の第2の位置まで前記ロック片が挿入されると、前記付勢部材の付勢力によって前記係止片が前記ロック片を前記装着方向奥側に押圧し、
前記挿入凹部内の前記第2の位置よりも前記装着方向奥側の第3の位置まで前記ロック片が挿入されると、前記係止片が前記ロック片を係止し、該ロック片の前記装着方向手前側への移動が規制され、
前記容器本体の長手方向一端壁には、前記ロック片及びトナー充填口が設けられ、
前記ロック片は、前記トナー充填口の前記装着方向奥側に配置されていることを特徴とするトナー容器。 - 前記容器本体の前記長手方向一端壁には、前記トナー充填口と隣接して無線通信用のICタグが固定されていることを特徴とする請求項1に記載のトナー容器。
- 前記ロック片は、前記容器本体から前記装着方向奥側に向かって突出していることを特徴とする請求項1又は2に記載のトナー容器。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載のトナー容器を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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