JP5733225B2 - マルチチャンネル電力制御器 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば、半導体製造装置や射出成形機の温度を制御するシステムなどに適用され、加熱用の負荷等に対する交流電力の供給を制御するマルチチャンネル電力制御器に関するものである。
半導体製造装置や射出成形機の制御機器ではデジタル化が進み、より高精度で、高周波ノイズの発生が少ない電力制御方法が求められるようになり、そのような電力制御方法が以下の特許文献1に開示されている。
以下の特許文献1に開示されている電力制御方法では、温調計等から出力された出力指令値に基づいて、例えば、SSR(Solid State Relay)などの電流オンオフ機器に対するスイッチング制御をゼロクロス点(交流電圧がゼロになる時点)で行うようにしている。以下、この制御を「ゼロクロス制御」と称する。
このように、ゼロクロス制御を実施することで、高周波ノイズが小さくなる利点が得られる。
また、この電力制御方法では、電源電圧の1サイクル毎に、電力出力をオン又はオフに制御する際、十分に長い時間に於けるオンとオフの比率(以下、「負荷率」と称する)が、温調計等から出力された出力指令値と比例するように、負荷に加わる電力を制御(以下、「時分割制御」と称する)することにより、温度制御のリップルが小さくなる利点が得られる。
以下の特許文献2には、時分割制御方式の制御性を改善するために、電源電圧の情報をフィードバックして、電源電圧の変動の影響を補正する方法が開示されている。
時分割制御方式の電力制御器は、マルチチャンネルの構成にも適用され、例えば、以下の特許文献3,4には、複数のチャンネルの負荷を制御する際、同時にオンするチャンネル数を制限して、ピーク電力を抑制するマルチチャンネル電力制御器や、同時にオンするチャンネル数を制限して、ピーク電力を抑制する機能を内蔵している調節計が提案されている。
ここで、SiCヒータなど抵抗値変化が大きい負荷が使用される装置では、電源電圧の情報をフィードバックして、負荷抵抗の変化による出力電力の変動の影響を補正することで、制御性の改善を図ることができる。
電源電圧の情報をフィードバックするには、負荷印加電圧(以下、「出力電圧」と称する)と、負荷電流(以下、「出力電流」と称する)とを測定する必要があるが、その出力電圧と出力電流から負荷抵抗を算出することができるため、負荷の断線や短絡の警報機能を容易に追加することができる利点が得られる。
しかしながら、時分割制御方式のマルチチャンネル電力制御器において、電力のフィードバックを実現するには、電源サイクル毎に全チャンネルの負荷印加電力(以下、「出力電力」と称する)を測定する必要があるため、電源サイクル毎に全チャンネルの出力電圧と出力電流を測定する回路が必要となり、回路を形成するスペースが大きくなる問題と、コスト高になる問題があった。
そこで、マルチチャンネル電力制御器では、電源電圧を測定する出力電圧測定回路を共用するとともに、出力電流を測定する出力電流測定回路を全チャンネル数よりも少ない回路数として、電源サイクル毎に測定対象のチャンネルを順番に切り換えて、出力電流を測定する方法が考えられる。
ところが、時分割制御方式のマルチチャンネル電力制御器においては、詳細を後述する図4の出力状態(図4では、各チャンネルch1〜ch4のオン状態を黒塗りで、オフ状態を白抜きで示している)に示されているように、電力制御出力のオンオフパターンが不規則であるため、測定対象のチャンネルが、そのサイクルでオン状態であるとは限らない。
このため、特定のチャンネルについて、オン状態の出力電流を長期間測定できないことがあると、測定できない期間中に負荷の抵抗値が大きく変化してしまい、適切な出力電力値をフィードバックすることができないので、負荷抵抗の変化による出力電力の変動の影響を適切に補正することができなくなる問題点があった。
また、特定のチャンネルについて、オン状態の出力電流を長期間測定できない場合、負荷の劣化警報を発生するタイミングが大幅に遅れてしまうことがある問題点もあった。
SSR等の電流オンオフ機器のショート故障を検出する場合、測定対象のチャンネルがオフ状態のときに負荷に電流が流れているか否かを判定する必要があり、SSR等の電流オン・オフ機器のショート故障警報も発生させるためには、測定対象チャンネルの出力オンと出力オフのそれぞれの出力電流を測定する必要がある。
しかし、上述した理由で、特定のチャンネルについて、オン状態の出力電流又はオフ状態の出力電流を長期間測定できないことがありうる。
なお、温度制御ループを主制御ループとして、電圧変動などの外乱が温度制御に影響を与えないようにするために、外乱を計測して温度制御の出力を補正するという視点で考えると、「電力フィードバック」は温度制御におけるフィードフォワード制御と考えることができる。
このため、特許文献2には、「フィードフォワード的にAC負荷電力供給制御に反映させる」旨の記載があるが、両者は同じ内容を意味している。以下の文書中では、単に電力フィードバックと記載する。
特開平6−309043号公報 特開2004−164432号公報 特開2004−164431号公報 特開2011−113379号公報
従来のマルチチャンネル電力制御器は以上のように構成されているので、電源サイクル毎に測定対象のチャンネルを順番に切り換えて、出力電流を測定するようにすれば、出力電流測定回路を全チャンネル数よりも少ない回路数に減らすことができる。しかし、各チャンネルの出力電流測定は離散的になるので、出力サイクル毎に出力電力をフィードバックすることができない。また、電力制御出力のオンオフパターンが不規則である時分割制御方式が用いられる等の場合には、固定的なチャンネル順で電流測定をすると、測定対象のチャンネルがオン状態(またはオフ状態)であるとは限らず、特定のチャンネルについて、オン状態(またはオフ状態)の出力電流を長期間測定できないことがあるなどの課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、電力フィードバックを毎サイクル行い、且つ、特定のチャンネルの出力電流を長期間測定できない状況の発生を防止することができるマルチチャンネル電力制御器を得ることを目的とする。
この発明に係るマルチチャンネル電力制御器は、負荷に流れる電流を制御する各チャンネルのスイッチング機器に対する共通電源の電源電圧を測定する電源電圧測定手段と、測定対象のチャンネルが記録されているテーブルを参照して、負荷に流れる電流の検出信号を出力する各チャンネルの電流検出器の中から、測定対象のチャンネルの電流検出器を選択し、その電流検出器から出力された検出信号を取り込んで電流を測定する電流測定手段と、各チャンネルの負荷の抵抗値を記憶している抵抗値記憶手段と、電流測定手段により電流が測定される毎に、その電流と電源電圧測定手段により測定された電源電圧から、その電流が流れているチャンネルの負荷の抵抗値を算出し、その算出結果にしたがって抵抗値記憶手段により記憶されている該当チャンネルの抵抗値を更新する抵抗値更新手段と、抵抗値記憶手段により記憶されている各チャンネルの負荷の抵抗値と電源電圧測定手段により測定された電源電圧から、各チャンネルの出力電力推定値を算出する出力電力推定値算出手段とを設け、スイッチング機器制御手段が、出力電力推定値算出手段により算出された各チャンネルの出力電力推定値と各チャンネルに対する出力指令値から、各チャンネルのスイッチング機器に対するオンオフ指令値を生成し、そのオンオフ指令値にしたがって各チャンネルのスイッチング機器を制御するようにしたものである。
この発明に係るマルチチャンネル電力制御器は、各チャンネルの電力を時分割制御方式で制御する場合、出力電力推定値算出手段が、チャンネル毎に、当該チャンネルのスイッチング機器がオン状態であるのか、オフ状態であるのかを把握し、オン状態のチャンネルについては、電源電圧測定手段により測定された電源電圧の2乗値を抵抗値記憶手段により記憶されている当該チャンネルの負荷の抵抗値で除算した結果を出力電力推定値とし、オフ状態のチャンネルについては、0を出力電力推定値とするようにしたものである。
この発明に係るマルチチャンネル電力制御器は、測定対象のチャンネルが記録されているテーブルには、各チャンネルのスイッチング機器のオンオフ状態を切り換える周期毎に、各チャンネルに対する電流測定の優先順位と、各チャンネルの測定条件とが記録されており、電流測定手段が、そのテーブルに記録されている測定条件を満足しているチャンネルの中で、最も電流測定の優先順位が高いチャンネルの電流検出器を選択するようにしたものである。
この発明に係るマルチチャンネル電力制御器は、電流測定手段が、最も電流測定の優先順位が高いチャンネルの電流検出器を選択すると、次のオンオフ状態を切り換える周期では、そのチャンネルに対する電流測定の優先順位を最下位に再設定するようにしたものである。
この発明に係るマルチチャンネル電力制御器は、スイッチング機器制御手段が、各チャンネルの負荷定格電力を用いて、出力電力推定値算出手段により算出された各チャンネルの出力電力推定値を正規化する一方、各チャンネルのスイッチング機器のオンオフ状態を切り換える周期毎に、各チャンネルの出力指令積算値から正規化後の出力電力推定値を減算して、各チャンネルに対する出力指令値を出力電力推定値減算後の各チャンネルの出力指令積算値に加算し、出力指令値加算後の各チャンネルの出力指令積算値から各チャンネルのスイッチング機器に対するオンオフ指令値を生成するようにしたものである。
この発明に係るマルチチャンネル電力制御器は、スイッチング機器制御手段が、各チャンネルの負荷定格電力を用いて、各チャンネルのスイッチング機器のオンオフ状態を切り換える周期毎に、各チャンネルに対する出力指令値を電力値に換算するとともに、各チャンネルの出力指令積算値から出力電力指令値算出手段により算出された各チャンネルの出力電力推定値を減算して、電力値換算後の出力指令値を出力電力推定値減算後の各チャンネルの出力指令積算値に加算し、出力指令値加算後の各チャンネルの出力指令積算値から各チャンネルのスイッチング機器に対するオンオフ指令値を生成するようにしたものである。
この発明に係るマルチチャンネル電力制御器は、電源電圧測定手段が、共通電源の電源電圧から、スイッチング機器の電圧降下分を減じた結果を負荷に印可される電圧値として、抵抗値更新手段及び出力電力算出手段に出力するようにしたものである。
この発明に係るマルチチャンネル電力制御器は、電流測定手段が、オフ状態のチャンネルが測定対象のチャンネルであるとき、そのチャンネルの電流検出器から出力された検出信号が示す電流が所定値より大きい場合、ショート故障が発生している旨を示す警報を出力するようにしたものである。
この発明に係るマルチチャンネル電力制御器は、抵抗値更新手段が、算出した負荷の抵抗値が所定範囲から逸脱している場合、負荷が劣化している旨を示す警報を出力するようにしたものである。
ここの発明によれば、マルチチャンネルの電力制御器において、チャンネル毎の電力出力状態が時間的に離散的で、電圧測定回路及び電流測定回路が必要とされるチャンネル数より少なくても、特定のチャンネルの出力電流を長期間測定できない状況の発生を防止することができ、低コストで省スペースの電力フィードバックを実現できる効果がある。
この発明の実施の形態1によるマルチチャンネル電力制御器を示す構成図である。 この発明の実施の形態1によるマルチチャンネル電力制御器の処理内容を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1によるマルチチャンネル電力制御器の電流測定部5の処理内容を示すフローチャートである。 各チャンネルに対する電流測定の優先順位及び各チャンネルの測定条件を示す順位テーブルと、各チャンネルの出力状態とを示す説明図である。 各チャンネルに対する電流測定の優先順位及び各チャンネルの測定条件を示す順位テーブルと、各チャンネルの出力状態とを示す説明図である。 この発明の実施の形態4によるマルチチャンネル電力制御器を示す構成図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるマルチチャンネル電力制御器を示す構成図である。図1のマルチチャンネル電力制御器では、M個のチャンネルch,ch,・・・,chの負荷に供給する電力を制御する例を示している。ただし、Mは2以上の整数である。
この実施の形態1では、マルチチャンネル電力制御器が時分割制御方式を採用している例を説明するが、M個のチャンネルch,ch,・・・,chの負荷に供給する電力を制御するものであれば、時分割制御方式以外の制御方式(例えば、位相制御方式、サイクル制御方式)を採用するものであってもよい。
図1において、CTはチャンネルchの負荷(1)に流れる電流Iを測定する電流検出器である。
CTはチャンネルchの負荷(2)に流れる電流Iを検出する電流検出器である。
CTはチャンネルchの負荷(3)に流れる電流Iを検出する電流検出器である。
CTはチャンネルchの負荷(M)に流れる電流Iを検出する電流検出器である。
SCR(Silicon Controlled Rectifier)はチャンネルchの負荷(1)に流れる電流Iをオン/オフ制御する電流オンオフ機器(スイッチング機器)である。
SCRはチャンネルchの負荷(2)に流れる電流Iをオン/オフ制御する電流オンオフ機器(スイッチング機器)である。
SCRはチャンネルchの負荷(3)に流れる電流Iをオン/オフ制御する電流オンオフ機器(スイッチング機器)である。
SCRはチャンネルchの負荷(M)に流れる電流Iをオン/オフ制御する電流オンオフ機器(スイッチング機器)である。
この実施の形態1では、電流オンオフ機器がSCRである例を示しているが、これに限るものではなく、例えば、SSRなどの電流オンオフ機器でもよい。
AC電源1は全チャンネルに共通の交流電源(共通電源)である。
電圧測定部2は電源電圧値測定部3及び出力電圧値換算部4から構成されており、AC電源1により全チャンネルに印加される電源電圧を測定する電圧測定器である。なお、電圧測定部2は電源電圧測定手段を構成している。
電源電圧値測定部3は出力演算タイミング毎に、AC電源1による電源電圧Vを測定する処理を実施する。ここで、出力演算タイミングとしては、例えば、AC電源1の電源サイクル(電源1サイクル)毎に発生する例や、電源半サイクル(例えば、AC電源1による電源電圧Vのゼロクロス点)毎に発生する例が考えられるが、この実施の形態1では、出力演算タイミングとして、電源1サイクル毎に発生するものとして説明する。
出力電圧値換算部4は電源電圧値測定部3により前サイクルで測定された電源電圧Vから、予め設定された値として、例えば、オン状態であるときの各チャンネルのSCR〜SCRの電圧降下の標準的な値(例えば、SCR〜SCRの電圧降下分の平均値や中央値)を減算し、その減算結果を出力電圧値VOUTとして出力する処理を実施する。
この実施の形態1では、各チャンネルのSCR〜SCRの電圧降下のバラツキは小さく、AC電源1による電源電圧Vと比較して十分に小さい値であるため、出力演算タイミング毎に電源電圧Vだけを測定して、SCR〜SCRの電圧降下は測定せずに、電圧降下の標準的な値を用いている。
したがって、AC電源1による電源電圧VからSCR〜SCRの電圧降下の標準的な値を減算した結果を出力電圧値VOUTとしても、電力フィードバックを計算する上で、十分な電力フィードバック精度が得られる。よって、1個の電源電圧測定部2で全チャンネルの出力電圧測定器を代用することができる。
なお、SCR〜SCRの電圧降下分は、AC電源1による電源電圧Vの変動や負荷抵抗の変化による出力電流の変化で変動するが、その変化量は僅かであるため、電力フィードバックの演算において、その変動量を勘案しなくても実用上問題はないが、出力電流による影響を含めて計算すると、より精度の高い制御を行うことが可能となる。
また、SCR〜SCRの電圧降下分は、AC電源1による電源電圧Vと比較して十分に小さい値であるとともに、その変動幅は十分に小さいため、その電源電圧VからSCR〜SCRの電圧降下分を減算する処理を省略し、その電源電圧Vを出力電圧値VOUTとしても、電力フィードバックの演算を行っても実用上の問題がない場合が多い。
よって、電力フィードバックの演算を行っても実用上の問題がない場合には、電源電圧VからSCR〜SCRの電圧降下分を減算する処理を省略し、その電源電圧Vを出力電圧値VOUTとして出力するようにしてもよい。
電流測定部5は電流測定チャンネル選択部6、電流測定チャンネル切換部7及び出力電流値測定部8から構成されており、測定対象のチャンネルが記録されているテーブルを参照して、負荷に流れる電流の検出信号を出力する各チャンネルのCT〜CTの中から、測定対象のチャンネルのCTを選択し、そのCTから出力された検出信号Iを取り込んで電流を測定する処理を実施する。なお、電流測定部5は電流測定手段を構成している。
電流測定チャンネル選択部6は測定対象のチャンネルが記録されているテーブル(例えば、図4に示す順位テーブル)を保持しており、出力演算タイミング毎に、そのテーブルを参照して、各チャンネルのCT〜CTの中から、測定対象のチャンネルのCTを選択する処理を実施する。
即ち、電流測定チャンネル選択部6は、保持しているテーブルが例えば図4に示すように、出力演算タイミング毎、即ち、各チャンネルのSCRのオン/オフ状態を切り換える周期毎に、各チャンネルに対する電流測定の優先順位と、各チャンネルの測定条件(図4の例では、チャンネルがオン状態であることを測定条件としている)とが記録されている場合、その順位テーブルに記録されている測定条件を満足しているチャンネルの中で、最も電流測定の優先順位が高いチャンネルのCTを選択する。
例えば、サイクルC1では、チャンネルchが最も優先順位が高く、その次にチャンネルchの優先順位が高いが、チャンネルch,chの出力状態がオフ状態であって、測定条件を満足していないので、チャンネルchの次に測定条件を満足しているチャンネルchのCTが測定対象のCTとして選択される。
なお、電流測定チャンネル選択部6は、選択チャンネルが一部のチャンネルに偏って、特定のチャンネルが長期間選択されない状況の発生を防止するため、測定条件を満足しているチャンネルの中で、最も電流測定の優先順位が高いチャンネルのCTを選択すると、次のオン/オフ状態を切り換える周期では、そのチャンネルに対する電流測定の優先順位を最下位に再設定する。
電流測定チャンネル切換部7は電流測定チャンネル選択部6により選択されたチャンネルのCTを測定対象のCTに切り換える処理を実施する。
出力電流値測定部8は電流測定チャンネル切換部7により切り換えられたCTの検出信号Iを取り込み、その検出信号Iを電流値に変換して出力電流値IOUTとして出力する処理を実施する。
負荷抵抗値記憶部9は各チャンネルの負荷(1)〜(M)の抵抗値R,R,・・・,Rを記憶しているRAMやハードディスクなどの記憶媒体である。なお、負荷抵抗値記憶部9は抵抗値記憶手段を構成している。
負荷抵抗値算出部10は電流測定部5から出力電流値IOUTが出力される毎に、その出力電流値IOUTと電圧測定部2より出力された出力電圧値VOUTから、電流測定チャンネル選択部6により選択されたチャンネルの負荷(m)の抵抗値Rを算出し、負荷抵抗値記憶部9により記憶されている負荷(m)の抵抗値をRに変更する抵抗値更新処理を実施する。なお、負荷抵抗値算出部10は抵抗値更新手段を構成している。
出力電力値算出部11は負荷抵抗値記憶部9により記憶されている各チャンネルの負荷(1)〜(M)の抵抗値R,R,・・・,Rと電圧測定部2より出力された出力電圧値VOUTから、各チャンネルの出力電力推定値POUT1,POUT2,・・・,POUTMを算出する処理を実施する。
即ち、出力電力値算出部11はチャンネル毎に、当該チャンネルのSCRがオン状態であるのか、オフ状態であるのかを把握し、オン状態のチャンネルについては、電圧測定部2から出力された出力電圧値VOUTの2乗値を負荷抵抗値記憶部9により記憶されている当該チャンネルの負荷の抵抗値Rで除算した結果を出力電力推定値POUTとし、オフ状態のチャンネルについては、0を出力電力推定値POUTとする。
なお、出力電力値算出部11は出力電力推定値算出手段を構成している。
出力指令値出力部12は例えば負荷の温度の調節に用いられる温調計から出力される各チャンネルの出力指令値OP,OP,・・・,OPを取り込み、その出力指令値OP,OP,・・・,OPを出力指令積算部18に出力する処理を実施する。
出力電力正規化部13は負荷定格電力設定部14及び出力電力正規化値算出部15から構成されており、出力電力値算出部11により算出された各チャンネルの出力電力推定値POUT1,POUT2,・・・,POUTMを正規化し、正規化後の各チャンネルの出力電力推定値rPOUT1,rPOUT2,・・・,rPOUTMを出力指令積算部18に出力する処理を実施する。
負荷定格電力設定部14は例えばキーボードや設定スイッチなどから構成されており、各チャンネルの負荷(1)〜(M)の定格電力PR1,PR2,・・・,PRMを設定する処理を実施する。
出力電力正規化値算出部15は負荷定格電力設定部14により設定された各チャンネルの負荷(1)〜(M)の定格電力PR1,PR2,・・・,PRMを用いて、出力電力値算出部11により算出された各チャンネルの出力電力推定値POUT1,POUT2,・・・,POUTMを正規化する処理を実施する。
時分割制御部17は出力指令積算部18、出力オンオフ判断部19及びSCR駆動信号出力部20から構成されており、出力指令値出力部12から出力された出力指令値OP,OP,・・・,OP及び出力電力正規化部13から出力された出力電力推定値rPOUT1,rPOUT2,・・・,rPOUTMから、各チャンネルのSCR〜SCRに対する出力オンオフ指令値を生成し、その出力オンオフ指令値にしたがってSCR〜SCRを制御する処理を実施する。
出力指令積算部18は出力演算タイミング毎、即ち、各チャンネルのスイッチング機器のオンオフ状態を切り換える周期毎に、各チャンネルの出力指令積算値Σ,Σ,・・・,Σから出力電力正規化部13による正規化後の出力電力推定値rPOUT1,rPOUT2,・・・,rPOUTMを減算して、出力指令値出力部12から出力された出力指令値OP,OP,・・・,OPを出力電力推定値減算後の各チャンネルの出力指令積算値Σ,Σ,・・・,Σに加算する処理を実施する。
出力オンオフ判断部19は出力指令積算部18により出力指令値OP,OP,・・・,OPが加算された出力指令積算値Σ,Σ,・・・,ΣからSCR〜SCRに対する出力オンオフ指令値(SCRをオン又はオフに制御する指令値)を生成してするとともに、各チャンネルのオン/オフ状態を電流測定部5に通知する処理を実施する。
SCR駆動信号出力部20は出力オンオフ判断部19により生成された各チャンネルの出力オンオフ指令値に対応するオンオフ駆動信号をSCR〜SCRに出力することで、SCR〜SCRのオン/オフ状態を切り換える処理を実施する。
なお、出力指令値出力部12、出力電力正規化部13及び時分割制御部17からスイッチング機器制御手段が構成されている。
図2はこの発明の実施の形態1によるマルチチャンネル電力制御器の処理内容を示すフローチャートである。
また、図3はこの発明の実施の形態1によるマルチチャンネル電力制御器の電流測定部5の処理内容を示すフローチャートである。
次に動作について説明する。
マルチチャンネル電力制御器は、処理を開始する初期設定処理として、例えば、各チャンネルの負荷(1)〜(M)の抵抗値R,R,・・・,R(例えば、所定温度における負荷(1)〜(M)の抵抗値)を負荷抵抗値記憶部9に格納する処理などを実施する(図2のステップST1)。
マルチチャンネル電力制御器は、初期設定処理を実施すると、出力演算タイミング毎に、以下の処理を実施する(ステップST2)。
電圧測定部2の電源電圧値測定部3は、出力演算タイミング毎に、AC電源1による電源電圧Vを測定する。
電圧測定部2の出力電圧値換算部4は、電源電圧値測定部3により前サイクルで測定された電源電圧Vから、各チャンネルのSCR〜SCRの電圧降下の標準的な値(例えば、SCR〜SCRの電圧降下分の平均値や中央値)を減算し、その減算結果を出力電圧値VOUTとして、負荷抵抗値算出部10及び出力電力値算出部11に出力する(ステップST3)。
電流測定部5は、出力演算タイミング毎に、測定対象のチャンネルが記録されているテーブルを参照して、各チャンネルのCT〜CTの中から、測定対象のチャンネルのCTを選択し、そのCTから出力された検出信号を取り込んで電流Iを測定する処理を実施する(ステップST4)。
以下、電流測定部5の処理内容を具体的に説明する。
電流測定部5の電流測定チャンネル選択部6は、図4に示すような順位テーブルを保持している。
図4の順位テーブルには、出力演算タイミング毎、即ち、各チャンネルのSCRのオン/オフ状態を切り換える周期毎に、各チャンネルに対する電流測定の優先順位と、各チャンネルの測定条件(図4の例では、測定対象のチャンネルがオン状態であることを測定条件としている)とが記録されている。
図4では、説明の簡単化のために、チャンネル数が4個である例を示しており、例えば、サイクルC1では、チャンネルchが最も優先順位が高く、その次にチャンネルchの優先順位が高く、その次にチャンネルchの優先順位が高く、チャンネルchの優先順位が最も低くなっている。
電流測定チャンネル選択部6は、出力演算タイミング毎に、図4の順位テーブルに記録されている測定条件を満足しているチャンネルの中で、最も電流測定の優先順位が高いチャンネルのSCRを選択する。
図4の順位テーブルでは、測定対象のチャンネルがオン状態であることを測定条件としているので、オン状態であるチャンネルの中で、最も電流測定の優先順位が高いチャンネルのCTを選択する。
例えば、サイクルC1では、チャンネルchが最も優先順位が高く、その次にチャンネルchの優先順位が高いが、チャンネルch,chの出力状態がオフ状態であるため、チャンネルch,chのCT,CTは測定対象のチャンネルのCTとして選択しない。
チャンネルchの次に優先順位が高いチャンネルchの出力状態はオン状態であるため、チャンネルchのCTを測定対象のチャンネルのCTとして選択する。
電流測定チャンネル選択部6における測定対象のチャンネルのCTの具体的な選択処理は、図3のフローチャートに示す通りであり、最初に、順位テーブルの参照位置を示す変数kを1に設定し(ステップST21)、出力状態を確認するチャンネルを示す変数chを1に設定する(ステップST22)。
図4の例では、チャンネル数が4個(M=4)である例を示しているので、変数k,chの最大数は4である。
なお、変数kの値が小さい参照位置にあるチャンネルほど、電流測定の優先順位が高いチャンネルである。
電流測定チャンネル選択部6は、変数kが示すチャンネルを特定して、そのチャンネルの測定条件を確認するとともに、変数chが示すチャンネルを特定して、そのチャンネルの出力状態を確認する。
サイクルC1の場合において、例えば、k=1のときに、ch=1であれば、図4における順位テーブルに示されるように、変数kが示すチャンネルとして、チャンネルchを特定し、そのチャンネルchの測定条件がオン状態であることを確認する。
また、変数ch=1が示すチャンネルとして、チャンネルchを特定し、そのチャンネルchの出力状態を確認する(この場合はオフ状態)。
電流測定チャンネル選択部6は、変数kが示すチャンネルと、変数chが示すチャンネルとが一致しており、かつ、変数kが示すチャンネルの測定条件(この場合はオン状態)と、変数chが示すチャンネルの出力状態とが一致しているか否かを判定する(ステップST23)。
上記の例では、変数kが示すチャンネルと変数chが示すチャンネルが共にチャンネルchで一致するが、チャンネルchの測定条件がオン状態であるのに対して、チャンネルchの出力状態がオフ状態であるため、測定条件と出力状態が不一致であると判定され、チャネルchの選択を行わない。
電流測定チャンネル選択部6は、変数chが最大数(図4の例では、最大数=4)に到達していなければ(ステップST24)、変数chを1インクリメント(1を加算)して(ステップST25)、ステップST23の処理に戻り、ステップST23,ST24の処理を繰り返し実施する。
一方、変数chが最大数に到達していれば(ステップST24)、変数kを1インクリメント(1を加算)して(ステップST26)、ステップST22の処理に戻り、ステップST22〜ST24の処理を繰り返し実施する。
図4の例では、サイクルC1の場合、k=2のときに、ch=2に設定されると、変数kが示すチャンネルと変数chが示すチャンネルが、共にチャンネルchになって一致するが、チャンネルchの測定条件がオン状態であるのに対して、チャンネルchの出力状態がオフ状態であるため、上述したとch同様に測定条件と出力状態が不一致であると判定され、チャネルchの選択を行わない。
その後、k=3のときに、ch=3に設定されると、変数kが示すチャンネルと変数chが示すチャンネルが、共にチャンネルchになって一致するとともに、測定条件と出力状態が一致する(チャンネルchの測定条件がオン状態で、チャンネルchの出力状態がオン状態であるため一致する)。
したがって、サイクルC1の場合、k=3のときに、ch=3になると、ステップST22〜ST26の繰り返し処理から抜け出して、測定条件と出力状態が一致するチャンネルchを測定対象のチャンネルとして選択する(ステップST27)。
因みに、サイクルC4の場合、k=3のときに、ch=1であれば、変数kが示すチャンネルと変数chが示すチャンネルが、共にチャンネルchになって一致するとともに、測定条件と出力状態が一致する(チャンネルchの測定条件がオン状態で、チャンネルchの出力状態がオン状態であるため一致する)。
また、サイクルC5の場合、k=2のときに、ch=3であれば、変数kが示すチャンネルと変数chが示すチャンネルが、共にチャンネルchになって一致するとともに、測定条件と出力状態が一致する(チャンネルchの測定条件がオン状態で、チャンネルchの出力状態がオン状態であるため一致する)。
なお、チャンネルの測定条件と出力状態によっては、変数kと変数chの双方が最大数に到達しても(ステップST24)、測定条件と出力状態が一致するチャンネルがない場合がありうる。このような場合には、予め設定されているデフォルトのチャンネルを測定対象のチャンネルとして選択するようにして、ステップST27以降の処理を行うようにしてもよい。
電流測定チャンネル選択部6は、測定条件を満足しているチャンネルの中から、測定対象のチャンネルを選択すると、選択チャンネルが一部のチャンネルに偏って、特定のチャンネルが長期間選択されない状況の発生を防止するため、次のオン/オフ状態を切り換える周期では、今回選択したチャンネルに対する電流測定の優先順位を最下位に再設定する。
例えば、サイクルC1では、チャンネルchを選択しているので、サイクルC2では、チャンネルchの優先順位を最下位(k=4の参照位置)に再設定している。このとき、最下位であったチャンネルchの優先順位は1つ繰り上げられて、k=3の参照位置に再設定される。
その結果、サイクルC2では、チャンネルchが最も優先順位が高く、その次にチャンネルchの優先順位が高く、その次にチャンネルchの優先順位が高く、チャンネルchの優先順位が最も低くなっている。
また、サイクルC2では、チャンネルchを選択しているので、サイクルC3では、チャンネルchの優先順位を最下位(k=4の参照位置)に再設定している。このとき、チャンネルch,ch,chの優先順位は1つずつ繰り上げられ、それぞれk=1,2,3の参照位置に再設定される。
電流測定部5の電流測定チャンネル切換部7は、電流測定チャンネル選択部6が測定対象のチャンネルを選択すると、そのチャンネルのCTを測定対象のCTに切り換える処理を実施する。
電流測定部5の出力電流値測定部8は、電流測定チャンネル切換部7により切り換えられたCTの検出信号Iを取り込み、その検出信号Iから電流値を測定し、その測定結果を出力電流値IOUTとして、負荷抵抗値算出部10に出力する。
負荷抵抗値算出部10は、電流測定部5から出力電流値IOUTが出力される毎に、その出力電流値IOUTと電圧測定部2より出力された出力電圧値VOUTから、下記の式(1)に示すように、電流測定チャンネル選択部6により選択されたチャンネルの負荷(m)の抵抗値Rを算出する(ステップST5)。
=VOUT/IOUT (1)
負荷抵抗値算出部10は、負荷(m)の抵抗値Rを算出すると、負荷抵抗値記憶部9により記憶されている負荷(m)の抵抗値をRに変更する抵抗値更新処理を実施する(ステップST6)。
電流測定チャンネル選択部6により選択されていないチャンネルの負荷の抵抗値について更新されず、前回までと同じ抵抗値が負荷抵抗値算出部10に記憶される。
なお、この実施の形態1では、出力演算タイミングとして、電源1サイクル毎に、電流測定部5が電流の測定を行っているため、例えば、電源周波数が50Hzである場合、1秒間に50回の電流測定が繰り返される。
このため、各チャンネルのSCRの出力状態がオン状態である比率(以下、「負荷率」と称する)にもよるが、多くの場合、数秒以内に電流の測定が可能であり、その度に負荷の抵抗値が更新される。
例えば、チャンネル数が10である場合において、1チャンネルだけが負荷率1%で、他のチャンネルの負荷率が10%以上である場合、負荷率1%のチャンネルは100サイクルのうち1サイクルだけオン状態になるが、他のチャンネルは、その間に何度かオン状態になって測定が実施される。
したがって、このような場合には、負荷率1%のチャンネルの優先順位を高くすることで、100サイクル中で1回の測定チャンスに、負荷率1%のチャンネルの電流が確実に測定されるようにする。
この例では、一番更新が遅いチャンネルでも、負荷の抵抗値が更新されるサイクルが、2秒(100サイクル/50Hz)となって、抵抗値が短時間に更新されるため、抵抗変化が速い負荷にも対応することができる。
なお、電圧測定や電流測定は、例えば、電源半サイクル毎に行うようにしてもよい。
出力電力値算出部11は、出力演算タイミング毎に、負荷抵抗値記憶部9により記憶されている各チャンネルの負荷(1)〜(M)の抵抗値R,R,・・・,Rと電圧測定部2より出力された出力電圧値VOUTから、下記の式(2)に示すように、各チャンネルの出力電力推定値POUT1,POUT2,・・・,POUTMを算出する(ステップST7)。
OUTm=VOUT /R (2)
即ち、出力電力値算出部11は、チャンネル毎に、当該チャンネルのSCRがオン状態であるのか、オフ状態であるのかを把握し、オン状態のチャンネルchについては、当該チャンネルの負荷(m)の抵抗値Rと出力電圧値VOUTを式(2)に代入することで、当該チャンネルの出力電力推定値POUTmを算出する。
一方、オフ状態のチャンネルchについては、0を出力電力推定値POUTmとして出力電力正規化部13に出力する。
出力電力正規化部13の出力電力正規化値算出部15は、出力電力値算出部11が各チャンネルの出力電力推定値POUT1,POUT2,・・・,POUTMを算出すると、下記の式(3)に示すように、各チャンネルの出力電力推定値POUT1,POUT2,・・・,POUTMを負荷定格電力設定部14により設定された各チャンネルの負荷(1)〜(M)の定格電力PR1,PR2,・・・,PRMで除算することで、各チャンネルの出力電力推定値POUT1,POUT2,・・・,POUTMを正規化する(ステップST8)。以下、正規化後の出力電力推定値をrPOUT1,rPOUT2,・・・,rPOUTMのように表記する。
rPOUTm=POUTm/PRm (3)
時分割制御部17は、出力指令値出力部12から各チャンネルの出力指令値OP,OP,・・・,OPを受け、出力電力正規化部13から各チャンネルの出力電力推定値rPOUT1,rPOUT2,・・・,rPOUTMを受けると、その出力指令値OP,OP,・・・,OP及び出力電力推定値rPOUT1,rPOUT2,・・・,rPOUTMから、各チャンネルのSCR〜SCRに対する出力オンオフ指令値を生成し、その出力オンオフ指令値にしたがってSCR〜SCRを制御する。
この実施の形態1では、SCR〜SCRに対する制御方式として、時分割制御方式を用いることを想定しているが、時分割制御方式自体は公知の技術であるため、時分割制御部17の内部の処理内容については簡単な説明とする。
時分割制御部17の出力指令積算部18は、出力演算タイミング毎、即ち、各チャンネルのスイッチング機器のオンオフ状態を切り換える周期毎に、各チャンネルの出力指令積算値Σ,Σ,・・・,Σから出力電力正規化部13による正規化後の出力電力推定値rPOUT1,rPOUT2,・・・,rPOUTMを減算して、出力指令値出力部12から出力された出力指令値OP,OP,・・・,OPを出力電力推定値減算後の各チャンネルの出力指令積算値Σ,Σ,・・・,Σに加算する(ステップST9)。
例えば、出力指令値OPが30%のとき、前サイクルの出力がオフであれば、正規化された出力電力推定値rPOUTmは0%となり、出力指令積分値Σは30%増加する。前サイクルの出力がオンであれば、正規化された出力電力推定値rPOUTmは100%近傍となり、出力指令積分値Σは約70%(約100%−30%)増加する。
出力オンオフ判断部19は、出力指令積算部18が出力指令値OP,OP,・・・,OPを出力指令積算値Σ,Σ,・・・,Σに加算すると、出力指令値加算後の出力指令積算値Σ,Σ,・・・,ΣからSCR〜SCRに対する出力オンオフ指令値を生成する(ステップST10)。
例えば、出力指令値加算後の出力指令積分値Σが閾値以上の場合には、出力オンオフ指令値(m)をオンとし、出力指令値加算後の出力指令積分値Σが閾値未満の場合には、出力オンオフ指令値(m)をオフとする。
また、出力オンオフ判断部19は、SCR〜SCRに対する出力オンオフ指令値を生成すると、SCR駆動信号出力部20による制御後の各チャンネルのオン/オフ状態を電流測定部5に通知する。
時分割制御部17のSCR駆動信号出力部20は、出力オンオフ判断部19が各チャンネルの出力オンオフ指令値を生成すると、その出力オンオフ指令値にしたがって各チャンネルのSCR駆動信号(SCRをオン又はオフに制御する信号)を生成し、各チャンネルのSCR駆動信号をSCR〜SCRに出力することで、SCR〜SCRのオン/オフ状態を切り換える制御を行う(ステップST11)。
なお、マルチチャンネル電力制御器は、例えば、外部から処理を停止する信号等が入力されなければ、ステップST2の処理に戻り、ステップST2〜ST11の処理が繰り返し実施される。
外部から処理を停止する信号等が入力されれば、一連の処理を終了する(ステップST12)。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、AC電源1により全チャンネルに印加される電源電圧を測定する電圧測定部2と、測定対象のチャンネルが記録されているテーブルを参照して、各チャンネルのCT〜CTの中から、測定対象のチャンネルのCTを選択し、そのCTから出力された検出信号Iを取り込んで電流を測定する電流測定部5と、各チャンネルの負荷の抵抗値を記憶している負荷抵抗値記憶部9と、電流測定部5から出力電流値IOUTが出力される毎に、その出力電流値IOUTと電圧測定部2より出力された出力電圧値VOUTから、電流測定チャンネル選択部6により選択されたチャンネルの負荷(m)の抵抗値Rを算出し、負荷抵抗値記憶部9により記憶されている負荷(m)の抵抗値をRに変更する抵抗値更新処理を実施する負荷抵抗値算出部10と、負荷抵抗値記憶部9により記憶されている各チャンネルの負荷の抵抗値と電圧測定部2より出力された出力電圧値VOUTから、各チャンネルの出力電力推定値を算出する出力電力値算出部11とを設け、出力電力値算出部11により算出された各チャンネルの出力電力推定値と各チャンネルに対する出力指令値から、各チャンネルのスイッチング機器に対する出力オンオフ指令値を生成し、その出力オンオフ指令値にしたがって各チャンネルのSCR〜SCRを制御するように構成したので、各チャンネルの出力電流の測定が効率的に切り換えられるようになり、特定のチャンネルの出力電流を長期間測定できない状況の発生を防止することができる効果を奏する。
その結果、電流測定部5を全チャンネル分用意せずに、1チャンネル分だけ用意すれば足りるため、小型化及び低コスト化を図ることができるマルチチャンネル電力制御器が得られる。
また、マルチチャンネル電力制御器では、電源電圧変動の影響や、負荷抵抗の変化の影響を補償することができるので、高精度の温度制御が可能になる。
また、この実施の形態1によれば、電流測定チャンネル選択部6が、出力演算タイミング毎に、図4の順位テーブルに記録されている測定条件を満足しているチャンネルの中で、最も電流測定の優先順位が高いチャンネルのSCRを選択する一方、次のオン/オフ状態を切り換える周期では、今回選択したチャンネルに対する電流測定の優先順位を最下位に再設定するように構成しているので、選択チャンネルが一部のチャンネルに偏って、特定のチャンネルが長期間選択されない状況の発生を防止することができる効果を奏する。
また、特定のチャンネルが長期間選択されない状況の発生を防止することができるため、例えば、SiCヒータなど、抵抗値変化が大きい負荷が使用される場合でも、負荷抵抗の変化による出力電力の変動の影響を適切に補正することができる。
また、この実施の形態1によれば、電圧測定部2が、全チャンネルに印加されている電源電圧を測定するようにしているので、電圧測定部2を全チャンネル分用意せずに、1チャンネル分だけ用意すれば足りるため、小型化及び低コスト化を図ることができるマルチチャンネル電力制御器が得られる。
なお、本発明は、電源測定部2を、1チャンネル分としたもの以外にも、全チャンネル分よりも少ないチャンネル数であれば、2チャンネル分以上としたものにも適用できることはもちろんである。
また、出力演算タイミング毎に、全チャンネルに印加されている電源電圧を測定しているので、正確な出力電力値POUTの算出が可能になり、高精度の温度制御を実施することができる。
また、チャンネル毎に負荷やSCRの仕様が異なっていても、チャンネル毎に高精度な出力電力値POUTを算出することができる。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、電流測定チャンネル選択部6が、例えば、図4の順位テーブル(測定対象のチャンネルがオン状態であることを測定条件としているテーブル)を保持している例を示したが、図5に示すように、測定対象のチャンネルがオン状態である旨を示す測定条件と、測定対象のチャンネルがオフ状態である旨を示す測定条件とが混在している順位テーブルを保持するようにしてもよい。
電流測定チャンネル選択部6が、図5の順位テーブルを保持している場合、測定対象のチャンネルは以下のように選択される。
例えば、サイクルC4の場合、k=1のときに、ch=4に設定されると、変数kが示すチャンネルと変数chが示すチャンネルが、共にチャンネルchになって一致するが、チャンネルchの測定条件がオン状態であるのに対して、チャンネルchの出力状態がオフ状態であるため、測定条件と出力状態が不一致であると判定される。
その後、k=2のときに、ch=1に設定されると、変数kが示すチャンネルと変数chが示すチャンネルが、共にチャンネルchになって一致するが、チャンネルchの測定条件がオフ状態であるのに対して、チャンネルchの出力状態がオン状態であるため、測定条件と出力状態が不一致であると判定される。
その後、k=3のときに、ch=2に設定されると、変数kが示すチャンネルと変数chが示すチャンネルが、共にチャンネルchになって一致するとともに、測定条件と出力状態が一致する(チャンネルchの測定条件がオフ状態で、チャンネルchの出力状態がオフ状態であるため一致する)。
したがって、サイクルC1の場合、k=3、ch=2になると、図3のステップST22〜ST26の繰り返し処理から抜け出して、測定条件と出力状態が一致するチャンネルchを測定対象のチャンネルとして選択する(ステップST27)。
この実施の形態2によれば、オン状態であるチャンネルだけでなく、オフ状態であるチャンネルについても測定対象に含めることができる。
オフ状態であるチャンネルの電流を測定することで、SCRのショート故障等を検出ことが可能になる。
したがって、電流測定部5は、オフ状態のチャンネルが測定対象のチャンネルであるとき、そのチャンネルのCTにより検出された電流が所定値より大きい場合、ショート故障が発生している旨を示す警報を出力する機能を備えるようにしてもよい。
実施の形態3.
上記実施の形態1では、負荷抵抗値算出部10が、電流測定部5から出力電流値IOUTが出力される毎に、その出力電流値IOUTと電圧測定部2より出力された出力電圧値VOUTから、電流測定チャンネル選択部6により選択されたチャンネルの負荷(m)の抵抗値Rを算出するものを示したが、負荷抵抗値算出部10が、その負荷(m)の抵抗値Rが所定範囲から逸脱している場合、その負荷(m)が劣化している旨を示す警報を出力するようにしてもよい。
この場合、負荷(m)の抵抗値Rと所定範囲を比較するだけの処理であるため、低コストで負荷劣化の警報機能を実現することができる。
実施の形態4.
図6はこの発明の実施の形態4によるマルチチャンネル電力制御器を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
出力指令電力換算部23は負荷定格電力設定部14により設定された各チャンネルの負荷(1)〜(M)の定格電力PR1,PR2,・・・,PRMを用いて、出力指令値出力部12より出力された各チャンネルの出力指令値OP,OP,・・・,OPを電力値に換算する処理を実施する。
この実施の形態4では、出力指令電力換算部23の電力値換算部21が、負荷定格電力設定部14により設定された各チャンネルの負荷(1)〜(M)の定格電力PR1,PR2,・・・,PRMを出力指令値出力部12より出力された各チャンネルの出力指令値OP,OP,・・・,OPに乗算することで、各チャンネルの出力指令値OP,OP,・・・,OPを電力値に換算した出力指令値と、出力電力値算出部11により算出された各チャンネルの出力電力推定値POUT1,POUT2,・・・,POUTMを、時分割制御部17に出力することができる。
時分割制御部17の出力指令積算部18及び出力オオフ判断部19では、電力値に換算した値で、上記実施の形態1と同様の処理を行う。
CT〜CT 電流検出器、SCR〜SCR 電流オンオフ機器(スイッチング機器)、1 AC電源(共通電源)、2 電圧測定部(電源電圧測定手段)、3 電源電圧値測定部、4 出力電圧値換算部、5 電流測定部(電流測定手段)、6 電流測定チャンネル選択部、7 電流測定チャンネル切換部、8 出力電流値測定部、9 負荷抵抗値記憶部(抵抗値記憶手段)、10 負荷抵抗値算出部(抵抗値更新手段)、11 出力電力値算出部(出力電力推定値算出手段)、12 出力指令値出力部(スイッチング機器制御手段)、13 出力電力正規化部(スイッチング機器制御手段)、14 負荷定格電力設定部、15 出力電力正規化値算出部、17 時分割制御部(スイッチング機器制御手段)、18 出力指令積算部、19 出力オンオフ判断部、20 SCR駆動信号出力部、21 電力値換算部、23 出力指令電力換算部(スイッチング機器制御手段)。

Claims (8)

  1. 負荷に流れる電流を制御する各チャンネルのスイッチング機器に対する共通電源の電源電圧を測定する電源電圧測定手段と、
    前記各チャンネルのスイッチング機器のオンオフ状態を切り換える周期毎に、前記各チャンネルに対する電流測定の優先順位と、前記各チャンネルの測定条件とが記録されているテーブルを参照して、前記負荷に流れる電流の検出信号を出力する各チャンネルの電流検出器の中から、前記テーブルに記録されている測定条件を満足しているチャンネルの中で、最も電流測定の優先順位が高い測定対象のチャンネルの電流検出器を選択し、前記電流検出器から出力された検出信号を取り込んで電流を測定する電流測定手段と、
    各チャンネルの負荷の抵抗値を記憶している抵抗値記憶手段と、
    前記電流測定手段により電流が測定される毎に、前記電流と前記電源電圧測定手段により測定された電源電圧から、前記電流が流れているチャンネルの負荷の抵抗値を算出し、その算出結果にしたがって前記抵抗値記憶手段により記憶されている該当チャンネルの抵抗値を更新する抵抗値更新手段と、
    前記抵抗値記憶手段により記憶されている各チャンネルの負荷の抵抗値と前記電源電圧測定手段により測定された電源電圧から、各チャンネルの出力電力推定値を算出する出力電力推定値算出手段と、
    前記出力電力推定値算出手段により算出された各チャンネルの出力電力推定値と各チャンネルに対する出力指令値から、各チャンネルのスイッチング機器に対するオンオフ指令値を生成し、そのオンオフ指令値にしたがって各チャンネルのスイッチング機器を制御するスイッチング機器制御手段と
    を備えたマルチチャンネル電力制御器。
  2. 前記マルチチャンネル電力制御器は、各チャンネルの電力を時分割制御方式で制御するものであり、
    前記出力電力推定値算出手段は、チャンネル毎に、当該チャンネルのスイッチング機器がオン状態であるのか、オフ状態であるのかを把握し、オン状態のチャンネルについては、前記電源電圧測定手段により測定された電源電圧の2乗値を前記抵抗値記憶手段により記憶されている当該チャンネルの負荷の抵抗値で除算した結果を出力電力推定値とし、オフ状態のチャンネルについては、0を出力電力推定値とする
    ことを特徴とする請求項1記載のマルチチャンネル電力制御器。
  3. 前記電流測定手段は、最も電流測定の優先順位が高いチャンネルの電流検出器を選択すると、次のオンオフ状態を切り換える周期では、前記チャンネルに対する電流測定の優先順位を最下位に再設定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のマルチチャンネル電力制御器。
  4. 前記スイッチング機器制御手段は、前記各チャンネルの負荷定格電力を用いて、前記出力電力推定値算出手段により算出された各チャンネルの出力電力推定値を正規化する一方、前記各チャンネルのスイッチング機器のオンオフ状態を切り換える周期毎に、各チャンネルの出力指令積算値から正規化後の出力電力推定値を減算して、前記各チャンネルに対する出力指令値を出力電力推定値減算後の前記各チャンネルの出力指令積算値に加算し、出力指令値加算後の前記各チャンネルの出力指令積算値から前記各チャンネルのスイッチング機器に対するオンオフ指令値を生成することを特徴とする請求項1から請求項のうちのいずれか1項記載のマルチチャンネル電力制御器。
  5. 前記スイッチング機器制御手段は、前記各チャンネルの負荷定格電力を用いて、前記各チャンネルのスイッチング機器のオンオフ状態を切り換える周期毎に、前記各チャンネルに対する出力指令値を電力値に換算するとともに、各チャンネルの出力指令積算値から前記出力電力指令値算出手段により算出された各チャンネルの出力電力推定値を減算して、電力値換算後の出力指令値を出力電力推定値減算後の前記各チャンネルの出力指令積算値に加算し、出力指令値加算後の前記各チャンネルの出力指令積算値から前記各チャンネルのスイッチング機器に対するオンオフ指令値を生成することを特徴とする請求項1から請求項のうちのいずれか1項記載のマルチチャンネル電力制御器。
  6. 前記電源電圧測定手段は、共通電源の電源電圧から、前記スイッチング機器の電圧降下分を減じた結果を前記負荷に印可される電圧値として、前記抵抗値更新手段及び前記出力電力算出手段に出力することを特徴とする請求項1から請求項のうちのいずれか1項記載のマルチチャンネル電力制御器。
  7. 前記出力電力推定値算出手段は、チャンネル毎に、当該チャンネルのスイッチング機器がオン状態であるのか、オフ状態であるのかを把握し、
    前記電流測定手段は、オフ状態のチャンネル測定対象のチャンネルであるとき、前記チャンネルの電流検出器から出力された検出信号が示す電流が所定値より大きい場合にショート故障が発生している旨を示す警報を出力することを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載のマルチチャンネル電力制御器。
  8. 前記抵抗値更新手段は、算出した負荷の抵抗値が所定範囲から逸脱している場合、前記負荷が劣化している旨を示す警報を出力することを特徴とする請求項1から請求項のうちのいずれか1項記載のマルチチャンネル電力制御器。
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