JP5732649B2 - バイス - Google Patents

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本発明は、加工対象となる鋼管にチェーンにより固定され、セーバーソーなどの工具を保持させるためのバイスに関するものである。
例えば既設の水道用鋼管の撤去作業を行うような場合には、セーバーソー等の電動式切断機により鋼管を切断する必要がある。この作業は道路に掘られたピットの内部で行われることが多いが、足場が悪く作業空間が狭小であることもあって、作業員がセーバーソーを手で持って切断しようとしても切断方向が安定せず、鋼管の軸線に対して垂直に切断することは容易ではない。特に鋼管径が大きくなるとその困難性が増加する。
そこで従来から、特許文献1に示されるように、チェーンを備えたバイスが用いられている。このバイスは、鋼管の外周に巻き付けたチェーンの先端をチェーン牽引用ねじを回転させて牽引することにより鋼管に固定したうえ、バイスに支持させたセーバーソーで鋼管を切断するものである。
このようなバイスは、チェーンを利用して本体を鋼管に確実に固定することによりセーバーソーを安定させて鋼管の切断を容易にするものである。しかし、バイスはある程度重量があり、片手で支持しながら他方の片手でチェーンを鋼管の外周に巻き付け、チェーンの先端をフックに係止させる作業は容易ではないという問題があった。このためバイスの取り付けに時間を必要としたり、途中でバイスを落下させたりすることがあった。
特開平10−58227号公報
従って本発明の目的は前記した従来の問題点を解決し、足場の悪い狭小空間においても、簡単かつ確実にチェーンにより加工対象となる鋼管に固定することができるバイスを提供することである。
上記の課題を解決するためになされた本発明のバイスは、鋼管をクランプするためのチェーンを備えたバイスにおいて、鋼管と接する本体の底面を、鋼管の軸線方向及び鋼管の軸線方向と垂直方向に4分割されたV型の凹状座面とし、これらの4つの凹状座面のうち対角位置となる凹状座面に、本体を鋼管に吸着固定するための永久磁石を固着したことを特徴とするものである。
なお請求項2に記載のように、永久磁石が板状のネオジウム磁石であることが好ましい。
本発明に係るバイスは、本体の底面をV型の凹状座面とし、該凹状座面に本体を鋼管に吸着固定するための永久磁石を固着した構造であるから、鋼管にチェーンを巻き付ける前に本体を鋼管に吸着保持させることができる。このため簡単かつ確実にチェーンを対象となる鋼管に巻き付けることができる。またチェーンの巻き付け途中で本体が鋼管から落下する危険もない。また、鋼管と接する本体の底面を、鋼管の軸線方向及び鋼管の軸線方向と垂直方向に4分割されたV型の凹状座面とし、これらの4つの凹状座面のうち対角位置となる凹状座面に、本体を鋼管に吸着固定するための永久磁石を固着したので、本体が鋼管の軸線方向に浮き上がることと、軸線に対し垂直方向に浮き上がることとを、防止することができる。
なお、請求項2に記載するようにネオジウム磁石を用いれば、本体及び他部品の重量を小型の永久磁石により支えることができる。
本発明に係るバイスの使用状態を示す正面図である。 本発明に係るバイスの使用状態を示す平面図である。 バイスの拡大正面図である。 バイスの平面図である。 本体の凹状座面を示すバイス底面図である。
以下に本発明の好ましい実施形態を示す。
図1と図2は本発明のバイスの使用状態を示す図であり、1はバイスの本体、2は本体1に設けられたチェーン部分、3は本体1に装着されたセーバーソーである。またPは切断対象となる鋼管であり、代表的には水道用鋼管であるが、必ずしもこれに限定されるものではない。
図3、図4に示されるように、本体1は鋼管Pの外周面と接する底面がV型の凹状座面4となっている。その開き角度は鋼管Pの径によるが100°〜150°程度が好ましく、この実施形態では120°である。本体1の中央部にはチェーン部分2のための空洞部が形成されているため、凹状座面4は鋼管Pの軸線方向に2分割されている。
本発明のバイスは、チェーン5と、チェーン牽引用ねじ6とを備えている。チェーン牽引用ねじ6は本体1の頭部に鋼管Pの軸線方向に設けられた横軸7を貫通しており、横軸7の貫通孔の内面のめねじ8と螺合している。またチェーン牽引用ねじ6の外側端部には、ハンドル9が軸10によって取り付けられている。チェーン牽引用ねじ6の内側端部には環状溝11が形成され、図4に示されるような略コの字状の金具12が嵌っている。そしてこの金具12の他端には、チェーン5の基端がピン13により連結されている。このためハンドル9によりチェーン牽引用ねじ6を回転させれば、チェーン牽引用ねじ6は本体1の頭部の横軸7に対して進退動することとなり、金具12を介してチェーン5の基端を進退させることができる。
また本体1の片側にはチェーン5のピン15を係止させるためのフック14が突設されている。フック14はチェーン5を挟むように突設された左右一対のものであり、チェーン5のピン15を引掛けて確実に保持させることが可能である。なおチェーン5は両側にピン15を大きく突出させたものであり、任意の位置で本体1のフック14に係止できるようになっているが、この点は従来のバイスと同様である。このためチェーン5を図示のように鋼管Pの外周に巻き付け、たるみの少ない位置で先端側のピン15をフック14に係止させたうえ、チェーン牽引用ねじ6を回転させて引き締めれば、本体1は鋼管Pに強固に固定されることとなる。
上記のように本体1のV型の凹状座面4は鋼管Pの軸線方向に2分割されている。また凹状座面4はV型であるから、図5に示すように鋼管Pの軸線方向と垂直方向にも2分され、全体としては4つの部分に分割されている。本発明ではこの凹状座面4に、本体1を鋼管Pに吸着固定させることができる強力な永久磁石16を固着してある。
この永久磁石16としては、小型で強力なネオジオム磁石が適している。図5に示すように、この実施形態では表面がクロムメッキされた平板状のネオジオム磁石が、凹状座面4の対角位置にそれぞれ配置されてネジ19で固定されている。このような配置を採用すれば、本体1を鋼管Pに載せたとき永久磁石16が凹状座面4の対角の2か所で鋼管Pに吸着することとなり、鋼管Pの軸線方向の浮き上がりと軸線に対して垂直方向の浮き上がりとを、2個の永久磁石16によって防止することが可能となる。このため4個の永久磁石16を使用するよりもコストダウンが可能となる。
なお、本体1の側面には鋼管Pの軸線と平行に延びる保持軸17が突設されている。また図2に示されるように、セーバーソー3の本体先端部分には貫通孔18が形成されている。このためセーバーソー3の貫通孔18を本体1の側面の保持軸17に差し込めば、セーバーソー3は本体1に対して搖動可能に保持されることとなる。なおセーバーソー3は先端に鋸刃20を備えた電動鋸である。しかし、バイスに取付けられる工具の種類は必ずしもセーバーソーに限定されるものではない。
このように構成された本発明のバイスとセーバーソーにより鋼管Pを切断する場合には、まず本体1の凹状座面4を鋼管Pの外周に載せ、永久磁石16により本体1を鋼管Pに吸着保持させる。凹状座面4はV型であるから、本体1は鋼管Pに対して角度がずれることなく位置決めされる。この状態でチェーン5を鋼管Pの外周に巻き付け、その先端部分をフック14に係止させたうえ、チェーン牽引用ねじ6を回転させて引き締め、本体1を鋼管Pに強固に固定する。
このように本体1は永久磁石16により鋼管Pに吸着保持させることができるから、従来のように片手で本体1を保持しながらチェーン5を鋼管Pの外周に巻き付ける必要はない。従って簡単に作業することができ、また途中で本体1を落下させたりする危険もない。
次にセーバーソー3を本体1の保持軸17に装着し、保持軸17を中心として回転させながら鋼管Pを切断する。セーバーソー3は鋼管Pの軸線と平行に延びる保持軸17の回りに回転しながら切断するので、鋼管Pをその軸線に対して垂直な平面でに正確に切断することができる。
以上に説明したように、本発明のバイスは簡単かつ確実に加工対象となる鋼管に固定することができ、例えば鋼管をその軸線に対して垂直に切断することができるものであるから、ピットの内部のような足場の悪い狭小空間において使用するに適している。このほか本発明のバイスは、高所作業のような工具の落下による危険を避ける必要がある作業にも適したものである。
P 鋼管
1 本体
2 チェーン部分
3 セーバーソー
4 凹状座面
5 チェーン
6 チェーン牽引用ねじ
7 横軸
8 めねじ
9 ハンドル
10 軸
11 環状溝
12 金具
13 ピン
14 フック
15 ピン
16 永久磁石
17 保持軸
18 貫通孔
19 ネジ
20 鋸刃

Claims (2)

  1. 鋼管をクランプするためのチェーンを備えたバイスにおいて、
    鋼管と接する本体の底面を、鋼管の軸線方向及び鋼管の軸線方向と垂直方向に4分割されたV型の凹状座面とし、これらの4つの凹状座面のうち対角位置となる凹状座面に、本体を鋼管に吸着固定するための永久磁石を固着したことを特徴とするバイス。
  2. 前記永久磁石が平板状のネオジウム磁石であることを特徴とする請求項1に記載のバイス。
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