JPH07223111A - 薄肉金属管の切断装置 - Google Patents

薄肉金属管の切断装置

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JPH07223111A
JPH07223111A JP1278794A JP1278794A JPH07223111A JP H07223111 A JPH07223111 A JP H07223111A JP 1278794 A JP1278794 A JP 1278794A JP 1278794 A JP1278794 A JP 1278794A JP H07223111 A JPH07223111 A JP H07223111A
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JP
Japan
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metal tube
metal pipe
thin
pipe
core
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JP1278794A
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English (en)
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Tamihei Tsuchihora
民平 土洞
Kojiro Tomita
康治郎 冨田
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KARUTETSUKU KK
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KARUTETSUKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属管3の切断を、簡易な制御で連続して行
なう。且つ、金属管3の切断面を奇麗に仕上げる。 【構成】 取付部32は、切断すべき金属管3の一部外
周面を支えるローラ40と、この金属管3を切断するカ
ッタ42とを備える。上記金属管3の内側で、上記カッ
タ42の突き当て位置から造管機1側にずれた位置に、
上記金属管3の内周面と当接もしくは近接する中子58
を設ける。この中子58は、ガイド素子59と、上記カ
ッタ42と整合しない位置に設けられた永久磁石62、
62とを備える。金属管3の外周で、この永久磁石6
2、62と整合する位置に、上記金属管3を挿通自在な
環状に形成された磁性材69を支持している。切断作業
時に、これら永久磁石62、62と磁性材69との磁気
吸引力により、永久磁石62、62を組み込んだ中子5
8が金属管3と共に移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明に係る薄肉金属管の切断装
置は、例えば薄肉の電縫管(以下、単に薄肉金属管と称
する。)の製造ラインに組み込み、連続して製造され、
送り出される長尺な薄肉金属管を、所定寸法に切断する
のに利用する。
【0002】
【従来の技術】例えば排気管継手用のベローズを造るス
テンレス鋼製の電縫管を製造する場合、造管機によりア
ンコイラから送り出された帯状の金属薄板を丸め、管状
に形成する。次いで、この帯状の金属薄板の両端縁同士
を突き合わせ、これら両端縁同士を電気溶接して長尺な
金属管とする。この様な長尺な金属管は、次の工程で所
定の寸法に切断する。ところで、上記金属管の製造作業
は、造管機から送り出された金属管を停止させる事なく
連続して行なう為、上記所定の寸法に切断する作業は、
切断装置を金属管の送り速度と同じ速度で移動させつつ
行なう。
【0003】上記金属管の切断方法としては、回転鋸歯
(メタルソー)を直接金属管に押し当て、金属管の内部
を空洞のまま切断するメタルソーカットと呼ばれる方
法、或は鋭利な刃を直接金属管に押し当て、金属管の内
部を空洞のまま切断するシャーカットと呼ばれる方法
が、従来から知られている。
【0004】しかしながら、上述した各切断方法は、金
属管が厚肉の場合には有効であるが、金属管が薄肉の場
合には、切断面にばりが発生したり、或は切断縁部が変
形したりする等、そのままの切断口では使用できず、切
断端縁をトリミングする等の後加工が必要になる。
【0005】この様な不都合を解消する為、切断前の長
尺な薄肉金属管の内部に、その内径より僅かに小径の外
径寸法を有する中子を挿入し、上記長尺な薄肉金属管の
外周面でこの中子の端縁に近接した部分に回転刃を押し
当て、この回転刃を自転させつつ公転させる事で上記部
分を切断する、中子挿入式の切断装置が考えられ、更に
一部で実施されている。
【0006】図9は上述した中子挿入式の切断装置の一
例を略示している。尚、この図9は切断装置の概略を示
しており、一部を省略して描いている。造管機1は、帯
状の金属薄板2をロール加工して端縁同士を突き合わ
せ、突き合わせ部を溶接する事により薄肉金属管3とし
てから後方に送り出す。この造管機1の後方に上記切断
装置を設けている。即ち、造管機1から送り出された薄
肉金属管3の下方に位置する床面上に、薄肉金属管3の
送り方向と平行な方向(図9の左右方向)に亙る第一の
リニアガイド4を配設している。そして、この第一のリ
ニアガイド4上に、往復動自在な第一のテーブル5を設
けている。この第一のテーブル5は、正転、逆転自在な
第一のモータ6によりラックアンドピニオン7を介して
駆動され、切断作業に伴って図示の位置まで移動する。
又、薄肉金属管3の切断が終了した後は、上記第一のモ
ータ6を、それまでとは逆方向に回転させる事により、
上記造管機1に近い(図9で右寄りの)切断開始位置に
戻る。
【0007】上記第一のテーブル5の上部には切断機8
を設けている。この切断機8は、シリンダ9を介して昇
降自在なカッタ10と、薄肉金属管3を支持しながら回
転する支持ローラ11と、これらカッタ10及び支持ロ
ーラ11を、薄肉金属管3を回転中心として回転(公
転)させる為のギア部12と、このギア部12を回転駆
動させる第三のモータ13とを備えている。従って、薄
肉金属管3の切断時には、上記カッタ10は自転しなが
ら薄肉金属管3の周囲を公転しつつ、薄肉金属管3を切
断する。
【0008】上記切断機8の後方(図9の左方)の床面
上には、薄肉金属管3の送り方向と平行な方向に亙り、
第二のリニアガイド14を配設している。そして、この
第二のリニアガイド14上に第二のテーブル15を、往
復移動自在に設けている。この第二のテーブル15は、
正転、逆転自在な第二のモータ16によりラックアンド
ピニオン17を介して駆動され、上記第二のリニアガイ
ド14に沿って往復移動自在である。
【0009】上記第二のテーブル15の上面には、中子
交換機18を設けている。この中子交換機18は、回転
軸19と、この回転軸19の先端に固設された、上下1
対の支持腕20、20と、この1対の支持腕20、20
の先端に設けられた1対のストッパ21、21と、この
1対のストッパ21、21から延出した中子22、22
とを備えている。この中子22、22は、薄肉金属管3
先端部の切断すべき長さとほぼ等しい長さを有する。そ
して、上記切断機8の作動時に、薄肉金属管3の先端部
に挿入された中子22の先端とカッタ10の刃先との干
渉を防止すべく、その設置位置を規制している。
【0010】上記1対の中子22、22の間部分には、
クランパ24、24を設けている。このクランパ24、
24は、長尺な薄肉金属管3を切断後、回転軸19の回
動に伴って下方に位置させた切断済の薄肉金属管23を
把持し、この切断済の薄肉金属管23内に挿入されてい
た中子22が後退移動する際に、この薄肉金属管23が
中子22と共に移動するのを阻止する。上記中子22が
切断済の薄肉金属管23内から完全に抜け出た後はクラ
ンパ24、24を開放し、切断済の薄肉金属管23を落
下放出する。
【0011】従来から知られた中子挿入式の切断装置
は、上述の様に構成されている為、造管機1より送り出
された長尺な薄肉金属管3は、支持ローラ11に支持さ
れつつ送り出され、上記切断機8を通過する。薄肉金属
管3の先端部が所定位置に達したならば、第一のモータ
6を起動して、前記切断開始位置で停止していた第一の
テーブル5を、この薄肉金属管3と同速で同方向に移動
させる。
【0012】これと共に、上側の中子22を薄肉金属管
3の内部へ挿入する作業を行なう。即ち、第二のモータ
16を駆動する事により、第二のテーブル15を第一の
速度で図9の右方に向け移動させる。そして、この第二
のテーブル15をストッパ21と薄肉金属管3の先端面
との間隔が所定寸法(例えば10mm〜20mm)となった
状態で停止させる。
【0013】次いで、直ちに上記第二のモータ16を逆
回転させて、第二のテーブル15を、薄肉金属管3の送
り出し速度よりもやや遅い第二の速度で図9の左方に向
け移動させる。そして、薄肉金属管3の先端(図9の左
端)が上記ストッパ21に当接した後は、上記第二のテ
ーブル15を、薄肉金属管3と同じ第三の速度で図9の
左方に向け移動させる。この際、第一のテーブル5は、
第一のモータ6の回転により薄肉金属管3と同速度、同
方向に移動している。
【0014】この状態に於いて、カッタ10が回転しつ
つ薄肉金属管3の周面に向って下降し、薄肉金属管3の
周囲を公転しつつ、この薄肉金属管3を切断する。切断
が完了すると、上記シリンダ9の引き込みによりカッタ
10は図示の様な元の位置に戻る。又、薄肉金属管3を
切断した後は第一のテーブル5が、図9の右方に向け移
動を始める。同時に、中子交換機18が180度回動し
て切断済の薄肉金属管23を、中子22が挿入された状
態のまま下方に移し、次いでこの切断済の薄肉金属管2
3を、1対のクランパ24、24によって把持する。こ
の状態で、上記第二のテーブル15が、薄肉金属管3の
移動速度よりも速い第四の速度で図9の左方に向け移動
して所定の位置で停止する。
【0015】上記第二のテーブル15が停止したなら
ば、クランパ24、24を開放し、切断済の薄肉金属管
23を図示しないコンベア上等に落下させる。そして、
次の切断作業を行なうべく上述した作動を繰り返す。こ
の様な切断作業を連続して行なう事により、造管機1か
ら送り出される薄肉金属管3は停止する事なく、連続し
て所定の長さ寸法に切断される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述した従来
の中子挿入式の切断装置に於いては、中子22を薄肉金
属管3に向け出し入れする第二のテーブル15の移動速
度を、上記第一〜四の速度の4段階に亙って変える必要
がある。又、第一、第二のテーブル5、15を同期させ
る等の細かな制御が必要である。この為、これらの制御
はNC制御としている。従って、この切断装置が大型化
すると共に、著しく高価なものとなってしまう。更に、
薄肉金属管3内に中子22を挿入する作業を円滑に行な
い難く、著しい場合には薄肉金属管3と中子22との端
面同士が互いに突き当ってしまい、中子22が薄肉金属
管3内に挿入できなくなる可能性もある。
【0017】本発明の薄肉金属管の切断装置は、上述し
た不都合を何れも解消すると共に、薄肉金属管の切断面
のばりや変形を防止し、その切断面を奇麗にする事で商
品価値の高い薄肉金属管を製造可能とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明に係る薄肉金属管
の切断装置は、請求項1、請求項4、何れに記載された
装置に於いても、造管機から連続的に送り出される、薄
肉の長尺な薄肉金属管の下方に設けられ、この薄肉金属
管の送り方向と同方向並びに逆方向に往復移動自在で、
同方向への移動時には上記薄肉金属管の送り速度と同速
で移動するテーブルと、このテーブルの上面に設けられ
て上記薄肉金属管を切断する切断機とを備えている。
【0019】特に、請求項1に記載された薄肉金属管の
切断装置に於いては、非磁性材製の薄肉金属管を対象と
しており、上記切断機が次の〜の要件を満たす事を
特徴としている。即ち、 上記薄肉金属管の周囲で、この薄肉金属管を中心に
回転する取付部を備える。 この取付部には、上記薄肉金属管と平行な第一の枢
軸により支承されて、この薄肉金属管の一部外周面を支
えた状態のまま、上記薄肉金属管の周囲を公転する受部
材が設けられている。 上記取付部の一部で上記薄肉金属管に対し上記受部
材とほぼ直径方向反対側位置にはカッタが、上記薄肉金
属管の外周面に対する進退を自在に設けられている。 このカッタは、円形の外周縁を鋭利な切断刃とし、
上記薄肉金属管と平行な第二の枢軸により支承された状
態で、上記薄肉金属管の外周面にその外周縁を突き当て
自在である。 上記薄肉金属管の内側で、上記カッタの突き当て位
置から上記造管機側にずれた位置には中子が設けられて
おり、上記薄肉金属管の内側で、少なくとも上記突き当
て位置の直径方向内側部分は中空部である。 上記中子は、上記薄肉金属管の内周面と当接もしく
は近接するガイド素子と、上記カッタの突き当て位置か
らはずれた位置に設けられた第一の磁性素子とを備え
る。 上記テーブルの上面で上記薄肉金属管を介して上記
第一の磁性素子の外周面と対向する位置には、上記薄肉
金属管を挿通自在な環状に形成された第二の磁性素子を
支持している。 上記第一の磁性素子と第二の磁性素子との少なくとも
一方は磁石であり、少なくとも切断作業時にこれら第
一、第二の磁性素子との間には、磁気吸引力が作用し、
上記第一の磁性素子を組み込んだ中子が薄肉金属管と共
に移動する。
【0020】又、請求項4に記載された装置に於いて
は、その対象を、非磁性材製、磁性材製に拘わらず、総
ての薄肉金属管とし、上記切断機が次の〜の要件を
満たす事を特徴としている。即ち、 上記薄肉金属管の周囲で、この薄肉金属管を中心に
回転する取付部を備える。 この取付部には、上記薄肉金属管と平行な第一の枢
軸により支承されて、この薄肉金属管の一部外周面を支
えた状態のまま、上記薄肉金属管の周囲を公転する受部
材が設けられている。 上記取付部の一部で上記薄肉金属管に対し上記受部
材とほぼ直径方向反対側位置にはカッタが、上記薄肉金
属管の外周面に対する進退を自在に設けられている。 このカッタは、円形の外周縁を鋭利な切断刃とし、
上記薄肉金属管と平行な第二の枢軸により支承された状
態で、上記薄肉金属管の外周面にその外周縁を突き当て
自在である。 上記薄肉金属管の内側で、上記カッタの突き当て位
置から上記造管機側にずれた位置には中子が設けられて
おり、上記薄肉金属管の内側で、少なくとも上記突き当
て位置の直径方向内側部分は中空部である。 上記中子は、上記薄肉金属管の内周面と当接もしく
は近接するガイド素子を備える。 上記中子は切断作業中に、上記テーブルと共に移動す
るクランパがこの中子の外周面を、上記金属管を介して
抑え付ける事に伴って、金属管と共に移動させられる。 上記中子の後端部には線材の一端が連結しており、
この線材の他端側は、上記切断作業時に中子の移動を許
容し、切断作業終了後は、この線材を引き込む引き込み
手段に連結されている。
【0021】
【作用】本発明の薄肉金属管の切断装置は、上述の様に
構成される為、非磁性材製の薄肉金属管を(請求項1に
記載の切断装置の場合)、或は磁性、非磁性に拘らず、
総ての薄肉金属管を(請求項4に記載の切断装置の場
合)、比較的簡易な制御により連続して、しかも奇麗な
切断面で切断できる。
【0022】即ち、薄肉金属管を切断する場合、上記中
子はこの薄肉金属管と共に、薄肉金属管と同速で移動す
る。切断終了後に上記中子は、第二の磁性素子の磁気吸
引力により(請求項1の場合)、或は線材の引き込みに
より(請求項4の場合)、テーブルと共に元の所定位置
まで戻る。この後、上記第二の磁性素子が、薄肉金属管
の送り方向に移動する事(請求項1の場合)により、或
は薄肉金属管を介して中子を抑え付ける事(請求項4の
場合)により、中子と薄肉金属管とが同速で同方向に移
動し、この移動の間に薄肉金属管を切断する。従って、
中子を着脱する事なく、簡単な制御で連続して切断作業
を行なえる
【0023】
【実施例】図1〜4は、請求項1に対応する本発明の第
一実施例を示している。本発明に係る切断装置は、前述
した従来装置と同様、金属薄板2を丸め、その端縁同士
を溶接等により接合する事で長尺な薄肉金属管3(電縫
管)とする造管機1の後方(図1の左方)に設けられ
る。この切断装置は、上記薄肉金属管3の送り方向(図
1の左方向)と同方向並びに逆方向に往復移動自在なテ
ーブル25と、このテーブル25の上面に設けられた、
上記薄肉金属管3を切断する為の切断機26とを備えて
いる。
【0024】上記テーブル25は、基台27の上面で、
上記造管機1から連続的に送り出される薄肉金属管3の
下方位置に設けられたリニアガイド28上に支持され
る。更に、上記基台27の送り方向後端側(図1の左
側)に速度同調サーボモータ29を固定している。この
サーボモータ29の出力軸にはねじ杆30を連結すると
共に、このねじ杆30に、上記テーブル25の送り方向
後端部に固定したナット部材31に螺合させている。従
って、上記速度同調サーボモータ29を正転、或は逆転
する事により、上記テーブル25は上記リニアガイド2
8上を往復移動する。又、上記速度同調サーボモータ2
9の回転速度を制御する事により、上記テーブル25の
移動速度を変更自在としている。そして、このテーブル
25を、上記薄肉金属管3の送り方向(図1の左方向)
と同方向に移動させる場合には、上記薄肉金属管3の送
り速度と同速で移動させ、上記送り方向と逆方向に移動
させる場合には、可及的高速で移動させる。
【0025】上記切断機26は、取付部32、第一、第
二のクランパ33、34を備えている。このうちの取付
部32は、上記薄肉金属管3の周囲で、この薄肉金属管
3を中心に回転するもので、以下の様に構成されてい
る。
【0026】即ち、図1〜4に示す様に、開口端から底
面に向かうに従って内径が漸減するテーパカップ35の
内側に、支持環36を支持している。この支持環36
は、図示しない軸受によりテーブル25上に、回転のみ
自在(軸方向の変位不能に)支持されている。この支持
環36の一側端部(図4の左端部)には、第一〜第三の
腕37、38、39を、それぞれの先端部を支持環36
の軸心に向け突出させた状態で設けている。第一、第二
の腕37、38の先端部には、次述するローラ40、4
1を、又、第三の腕39の先端部には、やはり次述する
カッタ42を、それぞれ設けている。これら第一〜第三
の腕37、38、39は、支持環36の一側端部に設け
た3個の透孔43にそれぞれ挿通している。そして、こ
の支持環36から突出した基端部と支持環36の外周面
との間に圧縮ばね44を設ける事でこれら第一〜第三の
腕37、38、39に、直径方向外方に向く弾力を付与
している。上記テーパカップ35の内面、並びにこの内
面と当接する各腕37、38、39の基端部の端面は、
ナイロン、デルリン、PTFE、含油メタル等の滑り易
い材料により覆う。尚、上記第一、第二の腕37、38
を固定し、カッタ42を設けた第三の腕39のみを、進
退自在としても良い。
【0027】上記第一、第二の腕37、38の先端部に
は、上記薄肉金属管3と平行な第一の枢軸45を、又、
第三の腕39の先端部には同じく上記薄肉金属管3と平
行な第二の枢軸46を、それぞれ設けている。上記第一
の枢軸45には受部材であるローラ40、41を、第二
の枢軸46にはカッタ42をそれぞれ支承している。こ
のカッタ42は円形の外周縁を鋭利な切断刃としてい
る。
【0028】上述した様に、第一〜第三の腕37、3
8、39は圧縮ばね44により付勢されているが、支持
環36が上記テーパカップ35の奥面(図1、4の右
面)に向けて相対移動する事に伴い、上記第一〜第三の
腕37、38、39は薄肉金属管3の外面に向け、直径
方向内方に押し出される。従って、上記ローラ40、4
1及びカッタ42は、薄肉金属管3の外周面に向け進退
自在である。この為、上記ローラ40、41は金属管3
の外周面で上記カッタ42と反対位置を支承自在であ
る。又、カッタ42は上記薄肉金属管3の外周面にその
外周縁を突き当て自在である。
【0029】上記支持環36の端部は、モータ47の出
力軸に設けたプーリ48に掛け渡されたベルト49によ
り回転駆動される。支持環36が上記テーパカップ35
の内側で回転すると、上記各ローラ40、41及びカッ
タ42が、薄肉金属管3の周囲を公転する。又、上記テ
ーパカップ35は、第一のシリンダ50のロッド50a
の伸縮に基づき、上記送り方向に亙り変位自在としてい
る。更に、上記取付部32の手前(図1の右方)には、
上薄肉記金属管3を抑え付ける為の第一のクランパ33
を、上記取付部32の後方(図1の左方)には、切断済
の薄肉金属管23を抑え付ける為の第二のクランパ34
を、それぞれ設けている。
【0030】これら第一、第二のクランパ33、34
は、図5に示す様に、下型52a、52bと上型55
a、55bとから構成される。このうちの上型55a、
55bは、シリンダ53a、53bのロッド54a、5
4bの伸縮によって、上記下型52a、52bに向け後
退自在である。又、上記下型52a、52bのうち、第
一のクランパ33の下型52aは、上記テーブル25の
上面に固定される。又、第二のクランパ34の下型52
bは、上記テーブル25に設けた第二リニアガイド56
上に、前記薄肉金属管3の送り方向に亙る移動自在に支
持されている。即ち、上記テーブル25の一端部(図9
の左端部)には第二のシリンダ57を設け、この第二の
シリンダ57のロッド57aの伸縮により上記第二のク
ランパ34を、上記第二リニアガイド56上で上記送り
方向に亙る往復移動自在としている。
【0031】上記薄肉金属管3の内側で、上記カッタ4
2の突き当て位置から上記造管機1側(図1で右側)に
ずれた位置には、中子58が設けられている。この中子
58は図2に示す様に、上記薄肉金属管3の軸方向(図
1〜2の左右方向)に離隔した位置に設けられ、それぞ
れがこの薄肉金属管3の内周面と当接若しくは近接する
1対のガイド素子59、59と、1対のスライド軸受6
0、60と、1対の間座61、61と、第一の磁性素子
である永久磁石62、62とを、軸方向に亙り互いに直
列に組み合わせて成る。これら構成各部材59、60、
61、62は、それぞれその中心部に形成した透孔63
a、63b、63c、63dにボルト64を挿通し、更
にこのボルト64の突出端部にナット65を螺合し、緊
締する事により不離に結合している。
【0032】上記ガイド素子59は、合成樹脂等滑り易
い材料により、軸方向中心部に上記透孔63aを穿設し
た、短円筒状に形成している。尚、上記カッタ42によ
り切断される薄肉金属管3の切断位置に近い側のガイド
素子59は、上記カッタ42と干渉しない様にする。即
ち、上記薄肉金属管3の内側で、少なくともカッタ42
の突き当て位置の直径方向内側部分は中空部66とす
る。この為に本実施例では、図1〜2に示す様にガイド
素子59の端縁を、上記カッタ42に対して軸方向にず
れた位置に配置している。但し、このガイド素子59
は、前述した様に、薄肉金属管3の少なくとも上記突き
当て位置の直径方向内側部分が中空であれば良く、例え
ば図6に示す様に、当該部分に全周に亙る凹溝67を形
成したものでも良い。
【0033】又、上記スライド軸受60は、図7に示す
様に構成される。即ち、中心部に上記透孔63bを形成
すると共に、円周方向3箇所にローラ68、68を枢支
している。ローラ68、68は、図示の様に円周方向等
間隔位置に設けるのが好ましい。尚、上記ローラ68、
68の外周面は、軸方向に隣り合う部材の端面と当接せ
ず、回転自在である事は勿論である。この為に、上記ス
ライド軸受60設置部分には適宜のスぺーサを設け、ロ
ーラ68、68に隣り合う軸方向端面同士との間隔を確
保する。
【0034】又、上記永久磁石62、62は、1対の間
座61、61の間に挟持される。図示の実施例の場合、
円輪状の磁石62、62を3個重ね合わせている。各永
久磁石62、62は、好ましくは直径方向に着磁したも
のを使用する。これは、軸方向に亙る位置決め精度を確
保する為である。但し、軸方向に着磁したものも使用可
能である。そして、薄肉金属管3の外周面でこの永久磁
石62、62の外周面と対向する位置には、第二の磁性
素子である磁性材69を設けている。
【0035】尚、上記第一、第二の磁性素子は、少なく
とも一方が磁石であれば良く、他方を鉄等の磁性を有す
る金属材としても良い。従って、第一の磁性素子を永久
磁石とし、第二の磁性素子を鉄等の磁性金属材、或は永
久磁石とする事ができる。又は、第一の磁性素子を鉄等
の磁性材とし、第二の磁性素子を永久磁石、或は電磁石
とする事ができる。この第二の磁性素子は上記テーブル
25の上面に、上記薄肉金属管3の外周を覆う様に支持
固定している。そして、切断作業時にこれら第一、第二
の磁性素子との間には、磁気吸引力が作用し、上記第一
の磁性素子を組み込んだ中子58を薄肉金属管3と共に
移動させる。
【0036】本発明の切断装置は、上述の様に構成され
る為、前述した従来装置の様に、薄肉金属管3に挿入す
る中子58を着脱したり、テーブル25の移動速度を細
かく制御する必要がなくなる。即ち、本発明の切断装置
を用いて上記長尺な薄肉金属管3を所定寸法に切断する
場合、先ず、切断作業の開始に先立って、取付部32に
薄肉金属管3を挿通すると共に上記中子58をこの薄肉
金属管3内に挿入する。この状態で前記造管機1を作動
させ、造管機1から薄肉金属管3を送り出す。薄肉金属
管3の先端が取付部32を所定寸法だけ通過したなら
ば、第一、第二のクランパ33、34がこの薄肉金属管
3を挟持すると共に、速度同調サーボモータ29が軌道
してテーブル25を、上記薄肉金属管3と同速で同方向
に移動させる。
【0037】上記テーブル25の移動開始と共に、モー
タ47を起動し上記取付部32をベルト49を介して、
薄肉金属管3の周囲で公転させる。更に、第一のシリン
ダ50がロッド50aを伸長し、テーパカップ35を送
り方向後方に移動させる。この移動に伴って、支持環3
6が、テーパカップ35の奥面に向け相対移動する為、
上記第一〜第三の腕37、38、39は薄肉金属管3に
向け徐々に突出する。この結果、各腕37、38、39
の先端に枢支された各ローラ40、41及びカッタ42
が薄肉金属管3の外周面に押し付けられ、これら各部材
40、41、42が、薄肉金属管3の周囲を公転しつつ
自転する。そして、ローラ40、41がこの薄肉金属管
3を支持しつつ、カッタ42がこの薄肉金属管3を切断
する。この切断作業を上記テーブル25が終端に到着す
る以前に完了させるべく、上記支持環36の回転速度と
テーブル25の移動速度とを制御している。
【0038】薄肉金属管3の切断を終了したならば、第
二のクランパ34により、切断済の薄肉金属管23を抑
え付けた状態で、第二のシリンダ57のロッド57aを
引き込み、この金属管23を離脱する。切断済の薄肉金
属管23が所定の位置に達したならば、上記第二クラン
パ34を開放し、この金属管23を、例えば図示しない
コンベア上等に排出する。この過程に於いて、上記テー
ブル25は可及的に高速で元の位置まで移動し、次の切
断に備える。このテーブル25の移動の際、上記第一の
クランパ34は開放している。尚、テーブル25の移
動、金属管3の位置検出等は、各種センサにより検出し
ている。そして、これらセンサからの信号を基に、図示
しない制御器が各モータ、シリンダに指令を送り作動さ
せる。
【0039】本発明に係る切断装置は、上述の様に構成
され作用する為、中子の着脱、複数のテーブルの速度制
御が不要になって、簡単な制御で金属管3の切断を行な
える。しかも、中子58の存在により、切断面が奇麗に
なる。この為、本発明に係る切断装置により切断された
金属管は、トリミング等の余計な加工を必要とする事な
く、直ちに次の工程に進める。更に、上記した様に簡単
な制御で作動できる為、装置が大型化したり、高価にな
る事もない。
【0040】次に図8は、請求項4に対応する。本発明
の第二実施例を示している。本実施例は、中子58の復
帰移動をピアノ線、ケーブル等の線材70により行な
う。即ち、上記中子58を構成するガイド素子59の後
端に、線材70の一端を連結すると共に、この線材70
の他端を、シリンダ71のロッド71aに連結してい
る。このシリンダ71が線材を引き込む為の引き込み手
段に相当する。上記シリンダ71を設置する位置は、造
管機1の前端部(図8の右端部)で、金属薄板2が丸め
られる以前の位置とする。或は、このシリンダ71をテ
ーブル25、又はこのテーブル25と共に移動する部材
に固定しても良い。図示の実施例に於いては、上記位置
からプーリ72aを介して上方に線材70を導くと共
に、この上方位置で再び別のプーリ72bにより折り返
し、上記シリンダ71のロッド71aに連結している。
【0041】更に、上記線材70の他端部には位置検出
の為の目安として機能する錘り74を固定すると共に、
この錘り74の位置を検出自在な位置検出器73を設け
ている。エンコーダ51は、上記薄肉金属管3の送り速
度、送り量を検出する。その他の構成に就いては、上述
した第一実施例と同様である。
【0042】上述の様に構成される切断装置を用いて長
尺な薄肉金属管3を切断する場合、中子58を薄肉金属
管3内に挿入した状態で造管機1を作動させ、薄肉金属
管3を送り出す。そして、薄肉金属管3が所定長さだけ
送り出されたならば、第一のクランパ33によりこの薄
肉金属管3を抑え付ける。この第一のクランパ33は、
先の切断終了後、中子58が上記造管機1側に戻った場
合にこの中子58を、次に切断すべき金属管3の内側の
所定位置に保持するものである。従ってこの第一のクラ
ンパ33は、上記薄肉金属管3の一部で、上記所定位置
に対応する部分の外周面を抑え付けるべく、その設置位
置を決められている。切断作業時には上記中子58を薄
肉金属管3ごと抑え付けてテーブル25を移動させ、中
子58を含む上記取付部32を、薄肉金属管3と同速で
同方向に移動させる。そして、薄肉金属管3の周囲を公
転しつつ自転するカッタ42によりこの薄肉金属管3を
切断する。切断後は、上記第一のクランパ33を開放す
ると同時に、第二のクランパ34が抑え付けている切断
済の薄肉金属管23を、第二のシリンダ57(図1参
照。図8には省略。)の作動により、長尺な薄肉金属管
3から離脱させる。
【0043】上記切断作業の際には、第一のクランパ3
3によりカッタ42から遠い側のガイド素子59部分を
クランプされた中子58が、薄肉金属管3と共に移動す
る。切断終了後は、上記第一のクランパ33が開放され
る為、中子58は移動自在になる。従って、シリンダ7
1のロッド71aを縮め、線材70の他端部を引き込む
事により、上記中子58を図8の右方に移動させる。
【0044】上記線材70の引き込み量は、上記検出器
73が上記錘74を検知する事によって検出自在であ
る。従って、上記検出器73が線材70の所定量の引き
込みを検知したならば制御器がこの引き込みを停止し、
待機させる。次いで、次の切断作業を行なえる様に、こ
の線材70の他端部を送り出した状態(緩めた状態)と
し、中子58の、薄肉金属管3と同速、同方向の移動を
許容する状態とする。そして、次の切断作業を行なうべ
く、第一のクランパ33が作動すると、前述した様にこ
の中子58が薄肉金属管3と共に移動し、前述した様に
カッタ42による切断作業を行なう。
【0045】尚、上記シリンダ71のロッド71aを所
定長さだけ引き込む事で、この引き込み量だけ中子58
が復帰移動し、所定位置に戻る様にすれば、上記錘り7
4、位置検出器73を省略できる。又、上記シリンダ7
1に代えて、例えばモータの正転、逆転により、線材7
0の巻き取り、引き出しを行なう、リールの如き巻き取
り装置を採用する事もできる。図8に於いて、75はダ
イス、76はスクイズロール、77は引き取りベルト、
78はトーチである。これら各部材75、76、77は
上記造管機1を構成するもので、本発明の要部ではない
為、説明は省略する。
【0046】
【発明の効果】本発明の切断装置は、上述の様に構成さ
れ、作用する為、簡易な構成、簡易な制御で、連続して
金属管の切断作業を行なえる。従って、本発明の切断装
置は、小型且つ低廉である。しかも、金属管の切断面は
奇麗で、この切断作業の後、直ちに次の工程に送る事が
でき、商品価値の高い金属管を作製する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示す略側面図。
【図2】図1のA部拡大断面図。
【図3】取付部を示す図2の左方から見た図。
【図4】図3のB−B断面図。
【図5】第一のクランパを示す、略断面図。
【図6】中子の別例を示す側面図。
【図7】スライド軸受を示す正面図。
【図8】本発明の第二実施例を示す略側面図。
【図9】従来装置を示す、略側面図。
【符号の説明】
1 造管機 2 金属薄板 3 薄肉金属管 4 第一のリニアガイド 5 第一のテーブル 6 第一のモータ 7 ラックアンドピニオン 8 切断機 9 シリンダ 10 カッタ 11 支持ロータ 12 ギア部 13 第三のモータ 14 第二のリニアガイド 15 第二のテーブル 16 第二のモータ 17 ラックアンドピニオン 18 中子交換機 19 回転軸 20 支持腕 21 ストッパ 22 中子 23 切断済の薄肉金属管 24 クランパ 25 テーブル 26 切断機 27 基台 28 第一リニアガイド 29 速度同調サーボモータ 30 ねじ杆 31 ナット部材 32 取付部 33 第一のクランパ 34 第二のクランパ 35 テーパカップ 36 支持環 37 第一の腕 38 第二の腕 39 第三の腕 40、41 ローラ 42 カッタ 43 透孔 44 圧縮ばね 45 第一の枢軸 46 第二の枢軸 47 モータ 48 プーリ 49 ベルト 50 第一のシリンダ 50a ロッド 51 エンコーダ 52a、52b 下型 53a、53b シリンダ 54a、54b ロッド 55a、55b 上型 56 第二リニアガイド 57 第二のシリンダ 57a ロッド 58 中子 59 ガイド素子 60 スライド軸受 61 間座 62 永久磁石 63a、63b、63c、63d 透孔 64 ボルト 65 ナット 67 凹溝 68 ローラ 69 磁性材 70 線材 71 シリンダ 71a ロッド 72 プーリ 73 検出器 74 錘り 75 ダイス 76 スクイズロール 77 引き取りベルト 78 トーチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 造管機から連続的に送り出される、非磁
    性材製で薄肉の長尺な金属管の下方に設けられ、この金
    属管の送り方向と同方向並びに逆方向に往復移動自在
    で、同方向への移動時には上記金属管の送り速度と同速
    で移動するテーブルと、このテーブルの上面に設けられ
    て上記金属管を切断する切断機とを備えた薄肉金属管の
    切断装置に於いて、上記切断機が次の〜の要件を満
    たす事を特徴とする薄肉金属管の切断装置。 上記金属管の周囲で、この金属管を中心に回転する
    取付部を備える。 この取付部には、上記金属管と平行な第一の枢軸に
    より支承されて、この金属管の一部外周面を支えた状態
    のまま、上記金属管の周囲を公転する受部材が設けられ
    ている。 上記取付部の一部で上記金属管に対し上記受部材と
    ほぼ直径方向反対側位置にはカッタが、上記金属管の外
    周面に対する進退を自在に設けられている。 このカッタは、円形の外周縁を鋭利な切断刃とし、
    上記金属管と平行な第二の枢軸により支承された状態
    で、上記金属管の外周面にその外周縁を突き当て自在で
    ある。 上記金属管の内側で、上記カッタの突き当て位置か
    ら上記造管機側にずれた位置には中子が設けられてお
    り、上記金属管の内側で、少なくとも上記突き当て位置
    の直径方向内側部分は中空部である。 上記中子は、上記金属管の内周面と当接もしくは近
    接するガイド素子と、上記カッタと整合しない位置に設
    けられた第一の磁性素子とを備える。 上記テーブルの上面で上記金属管を介して上記第一
    の磁性素子の外周面と対向する位置には、上記金属管を
    挿通自在な環状に形成された第二の磁性素子を支持して
    いる。 上記第一の磁性素子と第二の磁性素子との少なくと
    も一方は磁石であり、少なくとも切断作業時にこれら第
    一、第二の磁性素子との間には、磁気吸引力が作用し、
    上記第一の磁性素子を組み込んだ中子が金属管と共に移
    動する。
  2. 【請求項2】 第一の磁性素子と第二の磁性素子との少
    なくとも一方が永久磁石である、請求項1に記載した薄
    肉金属管の切断装置。
  3. 【請求項3】 第二の磁性素子が電磁石であり、第一の
    磁性素子が磁性材である、請求項1に記載した薄肉金属
    管の切断装置。
  4. 【請求項4】 造管機から連続的に送り出される、薄肉
    の長尺な金属管の下方に設けられ、この金属管の送り方
    向と同方向並びに逆方向に往復移動自在で、同方向への
    移動時には上記金属管の送り速度と同速で移動するテー
    ブルと、このテーブルの上面に設けられて上記金属管を
    切断する切断機とを備えた薄肉金属管の切断装置に於い
    て、上記切断機が次の〜の要件を満たす事を特徴と
    する薄肉金属管の切断装置。 上記金属管の周囲で、この金属管を中心に回転する
    取付部を備える。 この取付部には、上記金属管と平行な第一の枢軸に
    より支承されて、この金属管の一部外周面を支えた状態
    のまま、上記金属管の周囲を公転する受部材が設けられ
    ている。 上記取付部の一部で上記金属管に対し上記受部材と
    ほぼ直径方向反対側位置にはカッタが、上記金属管の外
    周面に対する進退を自在に設けられている。 このカッタは、円形の外周縁を鋭利な切断刃とし、
    上記金属管と平行な第二の枢軸により支承された状態
    で、上記金属管の外周面にその外周縁を突き当て自在で
    ある。 上記金属管の内側で、上記カッタの突き当て位置か
    ら上記造管機側にずれた位置には中子が設けられてお
    り、上記金属管の内側で、少なくとも上記突き当て位置
    の直径方向内側部分は中空部である。 上記中子は、上記金属管の内周面と当接もしくは近
    接するガイド素子を備える。 上記中子は切断作業中に、上記テーブルと共に移動す
    るクランパがこの中子の外周面を、上記金属管を介して
    抑え付ける事に伴って、金属管と共に移動させられる。 上記中子の後端部には線材の一端が連結しており、
    この線材の他端側は、上記切断作業時に中子の移動を許
    容し、切断作業終了後は、この線材を引き込む引き込み
    手段に連結されている。
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