JP3632709B2 - リング状ワークのロール成形装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、成形ロール及びマンドレルを用いてボールベアリングアウタレースやギア要素等のリング状ワークを成形加工するロール成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ボールベアリングアウタレースのように、内周面に環状の溝を有するリング状ワークを成形する場合、図12に示すように、受けロール210によりワーク202の軸方向の位置を規制しつつ、成形ロール203とマンドレル206とによりワーク202を内外面から挾圧し、その状態で成形ロール203及びマンドレル206とともにワーク202を回転させながら、マンドレル206の凸状部208によりその内面に溝200を形成することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記加工装置において溝200を特に深く形成する必要がある場合、加工度が大きくなり過ぎることから、加工を1段階で行うのが困難になることがある。そこで、深い溝を形成する場合は、図11に示すように、加工度の比較的小さい加工を2段又はそれ以上の段階に順次施すことが行われている。しかしながら、このような多段階の加工には段階数に応じた数の成形装置が必要となり、設備費用が割高となる上、設備の設置スペースも余分に必要である。また、加工の段階毎に装置へのワークの装着ないしワークの排出を繰り返さなければならず能率が悪い。
【0004】
本発明の課題は、1台の加工装置で多段階の加工を効率的に、かつ精度よく実施することができるリング状ワークの成形装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】
上述の課題を解決するために、本発明のロール成形装置は、下記の要件を含むことを特徴とする。
(1)成形ロール:リング状ワークの外周面に押圧接触させられる。
(2)マンドレル:軸方向に移動可能に設けられる。
(3)マンドレル成形部:マンドレルの外周面に、その軸方向に沿って所定の間隔で複数個形成される。そして、マンドレルの軸方向の移動量に対応してそのいずれかのものが選択され、その選択されたものがリング状ワークの内周面に接触して、成形ロールとともにリング状ワークに成形加工を施す。
(4)選択用マンドレル駆動手段:マンドレル成形部の選択のために、マンドレルを軸方向に移動させる。
(5)ワーク保持手段:マンドレルが軸方向に移動してマンドレル成形部の選択が行われる際に、リング状ワークをマンドレル成形部から離間した状態で保持する。(6)サイジング装置:下記(7)〜(9)の要件を含むものとして構成される。
(7)型部材:リング状ワークの外周面に対応した内面形状を有するダイ孔を備える。
(8)圧入部材:型部材のダイ孔に対し、成形後のリング状ワークを圧入・通過させることにより、その外径を規定寸法にサイジングする。
(9)ワーク支持部:リング状ワークの圧入方向において型部材の前方側に設けられ、リング状ワークの中心軸がダイ孔の中心軸と一致する位置で該ワークを支持する。
【0006】
上記サイジング装置には、さらに下記の要件を付加することができる。
(1)型ホルダ:型部材が取付けられる。
(2)ホルダ装着部材:型ホルダを着脱可能に装着させる装着入口、及びその装着入口から型ホルダを内部へ案内するガイド部を備える。
(3)クランプ装置:そのホルダ装着部材への型ホルダの装着が完了した状態で、その型ホルダをホルダ装着部材にクランプする。
【0007】
マンドレル成形部は、少なくとも2以上のものが順次選択されて、リング状ワークに対し逐次的に成形加工を施すものとすることができる。また、マンドレル成形部は、リング状ワークの内周面に対し、その周方向に沿ってそれぞれ異なる深さの溝部を形成するものとし、形成される溝部の深さが浅いものから順次選択されて、リング状ワークに対し逐次的に成形加工を施すものとすることができる。
【0008】
上述の構成のロール成形装置によれば、リング状ワークに複数段階の加工を施すに際して、必要なマンドレル成形部を順次選択しつつ、1台の成形装置により効率よく加工を実施することができる。また、成形装置へのリング状ワークの供給から排出に至る一連の作業を1回行うだけでよく、結果として作業工程数を削減でき、生産効率を向上させることができる。さらに、成形ロールとマンドレル成形部により加工されたリング状ワークは、サイジング装置により、その型部材に対して相対的に圧入されることにより規定寸法にサイジングされるので、加工後の部材の寸法精度が向上する。また、サイジング装置の型部材を型ホルダに取り付け、ガイド部により案内しつつホルダ装着部に装着し、その状態でクランプ装置によりホルダ装着部材に固定する構成によれば、型の交換作業を容易に行うことができる。
【0009】
また、サイジング装置はさらに具体的に、型ホルダをプレート状に形成し、その型ホルダを板厚方向に貫通して形成された装着孔に、型部材をその前方から着脱可能に嵌め入れて、型ホルダの後方へ突出した状態で保持させることができる。そして、ホルダ装着部材に装着入口から続くガイド溝を形成し、型ホルダを、その両側部がそのガイド溝をスライドしつつ装着位置まで移動するように構成することができる。また、ホルダ装着部材には、型ホルダの後方へ突出した型部材の突出部に対応して、この突出部が型ホルダと一体的に移動することを許容する切欠部を形成することができる。
【0010】
また、ホルダ装着部材には、型ホルダをその装着完了状態において装着位置に位置決めするストッパ部を形成することができる。型ホルダはそのストッパ部に当たった状態でクランプ装置により、ホルダ装着部材にクランプされることとなる。ここで、ストッパ部材を、型ホルダのスライド方向と直角な線に対し傾斜して形成し、さらに型ホルダの内端部に、そのストッパ部に対応する傾斜部を形成することができる。これにより型ホルダは、型ホルダの傾斜部がストッパ部に押し当てられてストッパ部の傾斜方向の力を受け、両側のガイド溝のうちの一方のものの溝底面に押し付けられた状態で、装着位置に位置決めされることとなる。
【0011】
また、型部材を、プレート状に形成された型ホルダの装着孔に対し非固定的に挿入するとともに、その型部材の前方側周縁に、装着孔から型部材が後方側へ抜けることを阻止する抜止フランジを形成することにより、型部材が装着位置に位置決めされるように構成することができる。そして、ワークが型部材に圧入される場合には、圧入部材による圧入力によって型部材は型ホルダのプレート面に押し付けられる。
【0012】
本発明のロール成形装置には、下記の要件を付加することができる。
(1)第一のマンドレル保持部:マンドレルの一端部を回転可能に保持する。
(2)第二のマンドレル保持部:マンドレルの他端部を回転可能に保持するとともに、該端部に対して相対的に接近・離間可能に設けられる。
(3)マンドレル補助駆動手段:マンドレルに対し、上記他端部側からリング状ワークを着脱するために、第一のマンドレル保持部をマンドレルとともに軸方向に移動させ、その他端部側を第二のマンドレル保持部に対し接近・離間させる。
そして、選択用マンドレル駆動手段は、第一及び第二のマンドレル保持部ならびにマンドレルを一体的に軸方向に駆動するものとされる。この構成によれば、マンドレルの端部を第二のマンドレル保持部から離間させた状態において、未加工のワークのマンドレルへの装着、及び加工済みのワークのマンドレルからの排出を容易に行うことができる。
【0013】
成形ロールは、成形ロール回転軸の先端部に回転可能に支持させることができる。これに対応して、その成形ロール回転軸を成形ロールの片側において回転可能に支持する成形ロール側軸受部と、その成形ロール側軸受部を支持し、かつ成形ロールから遠ざかる方向に伸びる成形ロール側支持部材とを設けることができる。この構成によれば、成形ロール回転軸は成形ロールの片側のみで軸受部により支持されるので、軸受部の占有スペースが小さくなり、装置をコンパクトに構成することができる。また、回転軸に対する成形ロールの着脱を比較的容易に行うことができる。ここで、成形ロールを成形ロール回転軸の先端部に着脱可能に固定するとともに、その成形ロール回転軸及び成形ロールの双方の装着面を、成形ロールの装着方向に沿って径が大きくなるテーパ面とすることができ、これにより成形ロールの回転軸からの取り外しを一層容易に行うことができる。
【0014】
また、成形ロールに対応して受けロールを設けることができる。この受けロールは、成形加工中において、マンドレルに成形ロールとは反対側から押し付けられ、成形ロールの加圧力を受けとめる役割を果たす。また、その受けロールを回転可能に支持する受けロール回転軸と、その受けロール回転軸を受けロールの片側において回転可能に支持する受けロール側軸受部と、その受けロール側軸受部を支持するとともに、受けロールから遠ざかる方向に伸びる受けロール側支持部材とをさらに設けることができる。そして、上記成形ロール回転軸、マンドレル及び受けロール回転軸の少なくともいずれかを、回転駆動装置により回転させることができる。
【0015】
一方、サイジング装置のワーク支持部は、互いに対向して設けられ、かつリング状ワークの外周面を下側の2方向から支持する一対のワーク支持部材を含むものとして構成することができる。ここで、それらワーク支持部材の支持面は、予め定められた角度をなす傾斜面として形成される。また、それらワーク支持部材を、その対向方向において接近・離間させる接近・離間手段を付加することができる。さらに、リング状ワークをワーク支持部材側へ押しつける押さえ部材を付加することもできる。
【0016】
上述の装置構成においては、さらに、成形加工が施された後マンドレルから排出されたリング状ワークをワーク支持部まで案内するワーク案内手段を設けることができる。ワーク案内手段により案内されたリング状ワークは、サイジング装置のワーク支持部により受けとめられる。また、ワーク支持部により受けとめられたリング状ワークを検出するワーク検出手段を設け、さらに前述の押さえ部材を、ワーク支持部へのワークの受け入れを許容する位置と、ワークをワーク支持部へ押しつける位置との間で駆動させる押さえ部材駆動手段を設けることができる。これにより、成形後のワークのサイジング装置へのセットが自動的かつ正確に行われるので、サイジングを効率的に、かつ精度よく実施することができる。
【0017】
【実施例】
以下、本発明のいくつかの実施例を図面に基づいて説明する。
(実施例1)
図1に示すように、本発明の一実施例たるロール成形装置(以下単に成形装置ともいう)1においては、テーブル24上に第一スライダ26と第二スライダ28とがガイド30に沿ってマンドレル18の軸方向に移動可能に設けられ、これらスライダ26及び28上に第一支持ブラケット(第一のマンドレル保持部)32,第二支持ブラケット(第二のマンドレル保持部)34が固定されている。一方、図2は図1の平面図であるが、マンドレル18には軸方向に沿って2カ所にマンドレル成形部として、環状かつ突状形態の第一成形部20及び第二成形部22が形成されている。また、マンドレル18の軸方向に関してその両側に、成形ロール10と受けロール16が配置されている。
【0018】
成形ロール10は、リング状ワーク(ワーク)12に対応する幅の溝14を有しており、成形ロール回転軸100の一端に着脱可能に取り付けられて、回転駆動装置としてのモータ101により回転駆動される。また、成形ロール10の片側において回転軸100の外側には、これと同心的に円筒状の成形ロール側軸受部102が設けられ、ベアリング104及び105を介して回転軸100を回転可能に支持している。この成形ロール側軸受部102には、成形ロール10から遠ざかる方向に延びる成形ロール側支持部材106の一方の側が固定されるとともに、ピストンシリンダ108により伸縮するピストンロッド107の先端が取り付けられ、そのピストンロッド107の伸縮に伴い、成形ロール10が成形ロール側軸受部102及び成形ロール側支持部材106等とともに、マンドレル18に対し接近・離間するようになっている。
【0019】
また、成形ロール側軸受部102と成形ロール側支持部材106との間には、炭素鋼等で構成される弾性変形吸収部材103が配置されている。この弾性変形吸収部材103は、成形ロール側回転軸100の成形ロール10寄り側がワーク12と反対側に橈んだ場合において、自身が左右にスライドすることにより、ベアリング104に対し常に均一な負荷が加わるように作用する。
【0020】
また、成形ロール回転軸100からの成形ロール10の抜き取りを容易にするために、成形ロール10と成形ロール回転軸100の双方の装着面109a及び109bは、成形ロール10の装着方向に沿って径が大きくなるテーパ面とされている。成形ロール10はこれら装着面に沿って回転軸100に差し込まれ、その先端側に押さえ部材110を当てがって、これを貫通するねじ部材111を回転軸100の先端にねじ込むことにより抜け止めされている。なお、装着面109a及び109bにおいて成形ロール10と回転軸100との間には、キー部材109cが差し込まれている。
【0021】
一方、受けロール16は、受けロール回転軸112の一端に取り付けられて、成形ロール10側のモータ101と同期するモータ113により回転駆動されるようになっており、ワーク12を成形加工する際に成形ロール10とは反対側からマンドレル18に押し付けられて、成形ロール10の加圧力を受けとめる。また、受けロール16は、マンドレル18の軸方向において、ワーク12との干渉を避けつつその両側に配置された2つのロール部16a及び16bを備え、ワーク12の軸方向位置を規制する規制部材(ガイド部材)としても作用する。これらロール部16a及び16bは、受けロールカラー16cとともに受けロール側回転軸112の先端に装着され、押さえ部材116とねじ部材117を用いて抜け止めされている。
【0022】
受けロール16の一方の側において回転軸112の外側には、成形ロール10側と同様に、円筒状の受けロール側軸受部114が設けられ、ベアリング104及び105を介して受けロール回転軸100を回転可能に支持している。そして、受けロール側軸受部114には、受けロール16から遠ざかる方向に延びる受けロール側支持部材115の一端が取り付けられており、その他端側は装置本体に固定されている。また、受けロール側軸受部114と受けロール側支持部材115との間にも弾性変形吸収部材103が配置されている。
【0023】
図1に戻って、第一支持ブラケット32はマンドレル18の一端部に連結されており、同端部を軸受を介して回転可能に保持している。この第一支持ブラケット32はマンドレル18に対し、軸方向における相対移動が不能に固定されており、マンドレル18と一体に移動する。また、第二支持ブラケット34は、マンドレル18の他端部が接近した際にはこれに嵌合して回転可能に保持する一方、離間時にはその支持を解除する。一方、第一スライダ26には、マンドレル補助駆動手段としての第一シリンダ36が第一スライダ26とともに移動可能に連結されている。テーブル24上には選択用マンドレル駆動手段としての第二シリンダ38が位置固定に設けられており、それぞれのロッド37及び39が連結部材35を介して突合せ状態で結合されている。また、その連結部材35に対し、長い連結ロッド40の一端が結合されており、他端側がマンドレル18の軸方向に延び出して、その先端が第二スライダ28に結合されている。これにより、第一シリンダ36は、マンドレル18を第一スライダ26及び第一支持ブラケット32とともに移動させるものとなる一方、第二シリンダ38は、上記マンドレル18、第一スライダ26及び第一支持ブラケット32とともに、連結ロッド40を介して第二スライダ28及び第二支持ブラケット34をも一体に移動させるものとなる。
【0024】
図3及び図7(c)等に示すように、受けロール16の2つのロール部16a及び16bの間には保持アーム42が挿入されている。この保持アーム42は、シリンダ48によりガイド46に沿って、すなわちマンドレル18の軸方向と交差する向きにおいて、ワーク12に接触する位置と離間する位置との間で移動可能とされている。そして、その先端に設けられたローラ44を介してワーク12に接触し、成形ロール10と共働してワーク12を第一成形部20あるいは第二成形部22から離間させるワーク保持手段として機能する。なお、この保持アーム42は、ワーク12の外径に応じてワーク12に対するローラ44の接触位置を変化させることができ、これに基づいてワーク12の外径を検出する機能を備えている。
【0025】
図3において、成形ロール10及び受けロール16の位置に対応してマンドレル18よりも下方に、ワーク案内手段としてのワーク案内通路部118が配置されている。ワーク案内通路部118は、マンドレル18の軸方向に対して側方に下り勾配で伸び、マンドレル18から排出された加工済みのワーク12を転がしながら下方へ搬送(案内)する役割を果たす。そして、図4に示すように、その出口部はサイジング装置120内に進入している。
【0026】
サイジング装置120は、図5に示すように、ワーク12の外径をサイジングするためのダイ孔122を備えた型部材121、ワーク12をダイ孔122に圧入する圧入部材としてのパンチ139、及びワーク12をダイ孔122に対して位置決めするワーク支持部124等を備える。型部材121は、プレート状に形成された型ホルダ125に対し、これを板厚方向に貫通して形成された装着孔126にその前方から着脱可能に、かつ非固定に嵌め入れられており、型ホルダ125から後方へ突出した状態で保持されている。
【0027】
型ホルダ125はホルダ装着部材127に装着されている。ホルダ装着部材127は、型ホルダ125と重ねられる板状の本体127aと、図6に示すように、型ホルダ125の幅方向における両側縁部に対応して、本体127aの板面にねじ止め等により固定されたガイド部材128とを備えている。ガイド部材128の型ホルダ125に対応する部分にはそれぞれガイド溝129が形成されており、その上側を装着入口130として、型ホルダ125の両側部がガイド溝129に挿入されてスライドすることにより、所定の装着位置まで移動するようになっている。一方、ホルダ装着部材127の本体127aには、型ホルダ125の後方へ突出した型部材121の突出部121a(図5)に対応して、U字型の切欠部131が形成されており、突出部分121aが型ホルダ125と一体的に移動することが許容されるようになっている。
【0028】
図5に示すように、ホルダ装着部材127の本体127aは、その前方側において四隅部が支柱133によりフレーム板134と連結されている。また、そのフレーム板134の前方側には、シリンダ支持プレート135に固定されたシリンダ136が支柱137を介して取り付けられており、そのシリンダ136からはピストンロッド138がフレーム板134を貫通して型部材121側へ延びている。そして、そのピストンロッド138の先端部にパンチ139が着脱可能に装着され、ピストンロッド138の伸縮に伴い型部材121に対し接近・離間するようになっている。このパンチ139は、ピストンロッド138への装着側に差込ロッド部139aが形成され、これがピストンロッド138側に形成された凹部138aに嵌合するとともに、差込ロッド部139aの外周面にはリング状の溝139bが切られ、ピストンロッド138の側面からねじ込まれるセットスクリュー140の先端を溝139b内に進入させることにより、抜け止めされている。
【0029】
図6に示すように、ホルダ装着部材127には位置決め部材としてのストッパ部132が設けられている。ストッパ部132は、図5に示すように、ホルダ装着部材127の前方側下部に配置されており、図6に示すように、その幅方向両側において下側の2本の支柱133が貫通するとともに、型ホルダ125のスライド方向と直角な線に対し傾斜して形成さている。そして、これに対応して型ホルダ125の内端部に、そのストッパ部132に対応する傾斜部125aが形成されている。なお、型ホルダ125の上端面には吊り金具125bがねじ込まれている。
【0030】
型ホルダ125は、ストッパ部132に当たることにより下方へのスライドが止められるとともに、型ホルダ125は、ホルダ装着部材127の本体127aに対し上方に少し突出した状態で位置決めされる。この状態で、型ホルダ125及び本体127aの上面に押さえ板141が当てがわれ、その押さえ板141を貫通してホルダ装着部材125の上面両側に、ハンドル142aを備えたクランプねじ142がねじ込まれている。クランプねじ142は、押さえ板141を介して型ホルダ125をストッパ部材132に押し付けて、型ホルダ125とホルダ装着部材127とをクランプする。この状態において、図5に示すように、型部材121のダイ孔122の中心軸は、パンチ139の中心軸に一致する位置(装着位置)に位置決めされるようになっている。また、図6に示すように、型ホルダ125は、その傾斜部125aがストッパ部132に押し当てられることにより、その傾斜方向の力を受けて、両側のガイド溝129のうち、ストッパ部132の下り方向側に対応するもの(図面左側のもの)の溝底面に押し付けられた状態で、装着位置に位置決めされることとなる。上記構成では、押さえ板141及びクランプねじ142等がクランプ装置を構成している。
【0031】
また、型部材121は前述の通り、型ホルダ125の装着孔126に対し非固定的に挿入されているが、図5に示すようにその前方側周縁には、装着孔126から型部材121が後方側へ抜けることを阻止する抜止フランジ121bが一体に形成されており、型部材121が装着位置に精度よく位置決めされるようになっている。ワーク12が型部材121に圧入される場合、パンチ139による圧入力によって型部材121は、装着孔126の周囲において型ホルダ125の板面に押し付けられる。
【0032】
次に、図5に示すように、ワーク支持部124は、パンチ139と型部材121との間において、スライド部材143に固定された取付部材144に支持されている。スライド部材143は、型部材121の交換時にスペースが確保できるように、2本の支柱133のいずれか又は両方にガイドされつつシリンダ143aにより、ワーク支持部124とともに前後に移動可能とされている。そして、ワーク支持部124の構造であるが、図4に示すように、互いに逆方向に切られた2つの雄ねじ部147aを有するねじ軸147が、枠体146の両端部に形成された軸受部146aにより回動可能に支持されるとともに、その一方の端部に、ねじ軸147を回転させるための調整ダイアル148が取り付けられている。そして、各雄ねじ部147aにはそれぞれワーク支持部材149が螺合している。これらワーク支持部材149は、ねじ軸147の回転に伴い互いに接近・離間させられるとともに、リング状ワークの外周面を下側の2方向から支持し、その支持面149aが所定の角度をなす傾斜面として形成されている。そして、ワーク12の外径に応じてワーク支持部材149を適宜接近又は離間させることにより、ワーク12の中心線がパンチ139及びダイ孔126の中心線Oに対し位置合わせされる。
【0033】
また、ワーク支持部材149の一方のものに対応して、上面側がその支持部材149の支持面149aに連なるガイド面150aとされたワークガイド部材150が、ピン150bによりホルダ装着部材127に対し回動可能に、かつピン150bとの間の摩擦力で任意の角度で停止可能に固定されている。そして、ワーク案内通路部118の出口部が、ワークガイド部材150に近接して配置されており、そのワーク搬送面118aがガイド面150aに連なって、搬送されてきたワーク12が2つの支持部材149により、その支持面149aにおいて受けとめられるようになっている。
【0034】
また、ワークガイド部材150に近い側のワーク支持部材149に対し、その支持面149aに近接して、反射式ないし透過式の光センサ、超音波センサ、近接スイッチ等で構成されるワーク検出部151が設けられており、支持部材149により受けとめられたワーク12を検出する。一方、枠体146の上面には押さえ部材駆動手段としてのシリンダ152が固定されており、ピストンロッド154を伸縮させるようになっている。このピストンロッド154の先端には、リンク153の一端が回転可能かつ自身の長さ方向にスライド可能に結合される一方、他端側は位置固定に設けられた回転軸155に対し、押さえ部材156の一端とともに回転可能に結合されている。そして、リンク153と押さえ部材156は、回転軸155との間の摩擦力により任意の相対角度を保持可能とされ、ワーク12の外径に対応して適宜その角度が調整できるようになっている。そして、押さえ部材156は、ピストンロッド154が収縮した状態では、上方へ跳ね上がってワーク支持部材149によるワーク12の受け入れを許容し、ピストンロッド154が収縮した状態では、ワーク12をワーク支持部材149へ押しつける。
【0035】
次に本装置1の作用を説明する。図7(a)に示すように、成形ロール10が後退位置に位置し、図1に示すようにマンドレル18と第二支持ブラケット34とが切り離された状態で、ワーク12が成形位置にセットされる。そして、第一シリンダ36(図1)の作動により、第一スライダ26、第一支持ブラケット32及びマンドレル18が一体に図中左方向に移動し、マンドレル18がワーク12の内側を通ってその先端部が第二支持ブラケット34の軸受に嵌合する。このときマンドレル18の第一成形部20が、成形ロール10と対向する成形位置に位置させられる。次に、図7(b)に示すように、成形ロール10が前進移動してマンドレル18の第一成形部20とともにワーク12を内外両側から挟圧する。この状態で成形ロール10、ワーク12、マンドレル18が回転し、ワーク12の内周面に第一成形部20による第一段階目の溝加工が施される。
【0036】
第一段階目の溝加工が終了すると、(c)に示すように、保持アーム42が後退位置から前進し、その先端のロール44が成形ロール10と協働してワーク12を保持し、その状態でさらにマンドレル18の軸と直角方向に所定距離移動することにより、ワーク12の内周面を第一成形部20から離間させる。この状態で、(d)に示すように、第二シリンダ38(図1)が作動して、マンドレル18が第一支持ブラケット32及び第二支持ブラケット34とともに図中左方向に移動し、マンドレル18の第二成形部22を成形位置に位置合わせする。そして(e)に示すように、成形ロール10が再び前進し、また保持アーム42が後退して、成形ロール10、マンドレル18、ワーク12が回転し、第二段階目の溝加工が施される。
【0037】
第二段階目の溝加工が終了すると、再び保持アーム42が前進してワーク12を保持するとともに、成形ロール10と協働してこれをマンドレル18から離間させる。この状態でマンドレル18が、軸方向に後退してワーク12から抜き出され、ワーク12が下方に落下・排出される。なお、マンドレル18の後退運動は、第一シリンダ36及び第二シリンダ38(図1)の両方によって行われる。このように第二シリンダ38による後退運動では、第二支持ブラケット34がマンドレル18とともに同方向に移動する一方、第一シリンダ36による後退運動時には、第二支持ブラケット34は位置停止してマンドレル18のみが第一支持ブラケット32とともに後退し、マンドレル18が第二支持ブラケット34から切り離される。
【0038】
次に、図4に示すように、落下したワーク12はワーク案内通路部118上を転がってワークガイド部材150を通り、2つのワーク支持部材149の支持面149aに受けとめられる。ここで、ワーク12の寸法に応じてその中心軸がダイ孔126の中心線Oに対し位置合わせされるように、両ワーク支持部材149の間隔が予め調整されている。また、押さえ部材156は、上方へ跳ね上がった状態でワーク12の受け入れを待機する。そして、ワーク12がワーク検出部151により検出されると、その検出信号を受けた図示しない制御部がシリンダ152を作動させ、押さえ部材156がワーク12側に倒れ込んでこれをワーク支持部材149に押し付ける。
【0039】
そして、図5に示すように、この状態でシリンダ136が作動してパンチ139がワーク12を型部材121へ押し付ける。これによりワーク12はダイ孔126内へ圧入され、後方側に排出されてサイジングが完了する。ダイ孔126の内径は圧入前のワークの外径よりもやや小さく設定されており、ワーク12の外径はこれを通過する際に上記内径に対応する寸法にサイジングされることとなる。ここで、パンチ139の後退時に、ダイ孔126との間の摩擦により、型部材121がパンチ139とともに引き戻されることを防止するために、パンチ139の外径はダイ孔126より若干小径とされている。
【0040】
(実施例2)
次に、図8に示す装置1においては、マンドレル18の軸方向への駆動用として、単一のシリンダ50がテーブル24の上面より下側に配設されている。このように構成すれば、実施例1のようにシリンダが後方に大きく突出するのを回避することができ、装置をコンパクトに構成できる利点が生ずる。本実施例においては、第一スライダ26が所定位置まで前進した時点で、第二スライダ28を貫通するロッド52の中間に設けられたストッパ29が第二スライダ28に当接し、第二スライダ28が第一スライダ26とともに移動するようになっている。ここで、第一スライダ26の後退時には、第二スライダ28は前記ロッド52先端のストッパ31によって同方向に移動させられ、所定部位に設けられた図示しないストッパ対向部に当接して位置停止する。なお、サイジング装置の構成は実施例1と全く同様であるので、説明は省略する。
【0041】
(実施例3)
図9(a)に示す装置1においては、第一ベース60及び第二ベース62上に、第一支持ブラケット32及び第二支持ブラケット34がそれぞれ固定的に設けられるとともに、第一ベース60及び第二ベース62には、第一油圧シリンダ64及び第二油圧シリンダ66がそれぞれ一体的に設けられている。それらのピストンロッド68及び72、ならびにピストン70及び74はそれぞれ固定的に設けられており、それらピストン70及び74により区画された第一油圧シリンダ64及び第二油圧シリンダ66の各油室に油圧が択一的に供給されることによって、第一ベース60及び第二ベース62が、ガイドロッド76及び78に案内されつつ、マンドレル18を軸方向に移動させる。
【0042】
上記構成においては、まず第一油圧シリンダ64のみが作動して第一支持ブラケット32及びマンドレル18が図中左方向に移動する。次に、(b)に示すように、マンドレル18の先端部が第二支持ブラケット34に嵌合した時点で、第一成形部20による成形が行われる。続いて第二油圧シリンダ66が作動して、第一支持ブラケット32及び第二支持ブラケット34が、マンドレル38を支持した状態で図中左方向に同期して一体に移動し、(c)に示すように、第二成形部22による成形が行われる。この実施例の装置によれば、各ベースの移動精度がよく、かつ装置全体もコンパクトにすることができる。なお、本実施例においてもサイジング装置の構成は実施例1と全く同様であり、説明を省略している。
【0043】
以上、本発明の実施例を詳述したが、これはあくまで一例示であり、その主旨を逸脱しない範囲において、当業者の知識に基づく様々な変更を加えることができる。例えば図10(a)に示すように、受部材54によりワーク12を下側から保持したり、同図(b)に示すように、昇降ロッド58の下端にチャック56を有するワーク装入用ローダ59を設け、これを上方から保持する構成も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のロール成形装置の側面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】ワーク保持手段の作用説明図。
【図4】サイジング装置のワーク支持部を示す正面図。
【図5】サイジング装置の側面図。
【図6】同じくその正面図。
【図7】実施例1の成形装置による成形工程の説明図。
【図8】実施例2の成形装置をその作用とともに示す側面図。
【図9】実施例3の成形装置をその作用とともに示す側面図。
【図10】ワーク保持手段のいくつかの変形例を示す正面図。
【図11】リング状ワークの内周面に段階的に溝加工を施す工程の説明図。
【図12】従来の成形装置を示す平面図。
【符号の説明】
1 ロール成形装置
10 成形ロール
12 リング状ワーク
18 マンドレル
16 受けロール
20 第一成形部(マンドレル成形部)
22 第二成形部(マンドレル成形部)
36,38,50 シリンダ
26 第一スライダ
28 第二スライダ
32 第一支持ブラケット
34 第二支持ブラケット
42 保持アーム
60 第一ベース
62 第二ベース
64 第一油圧シリンダ
66 第二油圧シリンダ
68,72 ピストンロッド
70,74 ピストン
76,78 ガイドロッド
100 成形ロール回転軸
101 モータ(回転駆動装置)
102 成形ロール側軸受部
106 成形ロール側支持部材
109a、109b 装着面
112 受けロール回転軸
113 モータ(回転駆動装置)
114 受けロール側軸受部
115 受けロール側支持部材
118 ワーク案内通路部(ワーク案内手段)
120 サイジング装置
121 型部材
121a 突出部分
121b 抜止フランジ
122 ダイ孔
123 パンチ(圧入部材)
124 ワーク支持部
125 型ホルダ
126 装着孔
127 ホルダ装着部材
128 ガイド部材
129 ガイド溝
130 装着入口
131 切欠部
132 ストッパ部材
139 パンチ
141 押さえ板
142 クランプねじ
143 スライド部材
147 ねじ軸(接近・離間手段)
148 調整ダイアル
149 ワーク支持部材
149a 支持面
151 ワーク検出部(ワーク検出手段)
156 押さえ部材

Claims (4)

  1. リング状ワークの外周面に押圧接触させられる成形ロールと、
    軸方向に移動可能に設けられたマンドレルと、
    そのマンドレルの外周面に軸方向に沿って所定の間隔で複数個形成される成形部であって、前記マンドレルの前記軸方向の移動量に対応してそのいずれかのものが選択され、その選択されたものが前記リング状ワークの内周面に接触して前記成形ロールとともに前記リング状ワークに成形加工を施すマンドレル成形部と、
    前記マンドレル成形部の選択のために、前記マンドレルを軸方向に移動させる選択用マンドレル駆動手段と、
    前記マンドレルが軸方向に移動して前記マンドレル成形部の選択が行われる際に、前記リング状ワークをそのマンドレル成形部から離間させた状態で保持するワーク保持手段と、
    前記成形加工された前記リング状ワークの外径を規定寸法にサイジングするサイジング装置であって、
    前記リング状ワークの外周面に対応した内面形状を有するダイ孔を備えた型部材と、
    その型部材の前記ダイ孔に対し、成形後の前記リング状ワークを圧入・通過させることにより、該リング状ワークの外径を前記規定寸法にサイジングする圧入部材と、
    前記リング状ワークの圧入方向において前記型部材の前方側に設けられ、前記リング状ワークの中心軸が前記ダイ孔の中心軸と一致する位置で該ワークを支持するワーク支持部と、
    を含むサイジング装置と、
    を備え、
    前記サイジング装置は、
    前記型部材が取付けられた型ホルダと
    その型ホルダを着脱可能に装着させる装着入口、及びその装着入口から前記型ホルダを内部へ案内するガイド部を備えたホルダ装着部材と、
    そのホルダ装着部材への前記型ホルダの装着が完了した状態で、その型ホルダを前記ホルダ装着部材にクランプするクランプ装置と、
    を含むことを特徴とするロール成形装置。
  2. リング状ワークの外周面に押圧接触させられる成形ロールと、
    軸方向に移動可能に設けられたマンドレルと、
    そのマンドレルの外周面に軸方向に沿って所定の間隔で複数個形成される成形部であって、前記マンドレルの前記軸方向の移動量に対応してそのいずれかのものが選択され、その選択されたものが前記リング状ワークの内周面に接触して前記成形ロールとともに前記リング状ワークに成形加工を施すマンドレル成形部と、
    前記マンドレル成形部の選択のために、前記マンドレルを軸方向に移動させる選択用マンドレル駆動手段と、
    前記マンドレルが軸方向に移動して前記マンドレル成形部の選択が行われる際に、前記リング状ワークをそのマンドレル成形部から離間させた状態で保持するワーク保持手段と、
    前記成形加工された前記リング状ワークの外径を規定寸法にサイジングするサイジング装置であって、
    前記リング状ワークの外周面に対応した内面形状を有するダイ孔を備えた型部材と、
    その型部材の前記ダイ孔に対し、成形後の前記リング状ワークを圧入・通過させることにより、該リング状ワークの外径を前記規定寸法にサイジングする圧入部材と、
    前記リング状ワークの圧入方向において前記型部材の前方側に設けられ、前記リング状ワークの中心軸が前記ダイ孔の中心軸と一致する位置で該ワークを支持するワーク支持部と、
    を含むサイジング装置と、
    を備え、
    前記型ホルダはプレート状に形成され、
    前記型部材は、その型ホルダを板厚方向に貫通して形成された装着孔にその前方から着脱可能に嵌め入れられて、その型ホルダの後方へ突出した状態で保持される一方、
    前記ホルダ装着部材には前記装着入口から続くガイド溝が形成され、
    前記型ホルダはその両側部が前記ガイド溝をスライドしつつ、装着位置まで移動するものとされ、
    かつ、前記ホルダ装着部材には、前記型ホルダの後方へ突出した前記型部材の突出部に対応して、その突出部が前記型ホルダと一体的に移動することを許容する切欠部が形成されていることを特徴とするロール成形装置。
  3. リング状ワークの外周面に押圧接触させられる成形ロールと、
    軸方向に移動可能に設けられたマンドレルと、
    そのマンドレルの外周面に軸方向に沿って所定の間隔で複数個形成される成形部であって、前記マンドレルの前記軸方向の移動量に対応してそのいずれかのものが選択され、その選択されたものが前記リング状ワークの内周面に接触して前記成形ロールとともに前記リング状ワークに成形加工を施すマンドレル成形部と、
    前記マンドレル成形部の選択のために、前記マンドレルを軸方向に移動させる選択用マンドレル駆動手段と、
    前記マンドレルが軸方向に移動して前記マンドレル成形部の選択が行われる際に、前記リング状ワークをそのマンドレル成形部から離間させた状態で保持するワーク保持手段と、
    前記成形加工された前記リング状ワークの外径を規定寸法にサイジングするサイジング装置であって、
    前記リング状ワークの外周面に対応した内面形状を有するダイ孔を備えた型部材と、
    その型部材の前記ダイ孔に対し、成形後の前記リング状ワークを圧入・通過させることにより、該リング状ワークの外径を前記規定寸法にサイジングする圧入部材と、
    前記リング状ワークの圧入方向において前記型部材の前方側に設けられ、前記リング状ワークの中心軸が前記ダイ孔の中心軸と一致する位置で該ワークを支持するワーク支持部と、
    を含むサイジング装置と、
    を備え、
    先端部において前記成形ロールを回転可能に支持する成形ロール回転軸と、
    その成形ロール回転軸を前記成形ロールの片側において回転可能に支持する成形ロール側軸受部と、
    その成形ロール側軸受部を支持するとともに、前記成形ロールから遠ざかる方向に延びる成形ロール側支持部材と、
    を含み、
    前記成形ロールは、前記成形ロール回転軸の先端部に着脱可能に固定され、その成形ロール回転軸及び成形ロールの双方の装着面は、成形ロールの装着方向に沿って径が大きくなるテーパ面とされていることを特徴とするロール成形装置。
  4. リング状ワークの外周面に押圧接触させられる成形ロールと、
    軸方向に移動可能に設けられたマンドレルと、
    そのマンドレルの外周面に軸方向に沿って所定の間隔で複数個形成される成形部であって、前記マンドレルの前記軸方向の移動量に対応してそのいずれかのものが選択され、その選択されたものが前記リング状ワークの内周面に接触して前記成形ロールとともに前記リング状ワークに成形加工を施すマンドレル成形部と、
    前記マンドレル成形部の選択のために、前記マンドレルを軸方向に移動させる選択用マンドレル駆動手段と、
    前記マンドレルが軸方向に移動して前記マンドレル成形部の選択が行われる際に、前記リング状ワークをそのマンドレル成形部から離間させた状態で保持するワーク保持手段と、
    前記成形加工された前記リング状ワークの外径を規定寸法にサイジングするサイジング装置であって、
    前記リング状ワークの外周面に対応した内面形状を有するダイ孔を備えた型部材と、
    その型部材の前記ダイ孔に対し、成形後の前記リング状ワークを圧入・通過させることにより、該リング状ワークの外径を前記規定寸法にサイジングする圧入部材と、
    前記リング状ワークの圧入方向において前記型部材の前方側に設けられ、前記リング状ワークの中心軸が前記ダイ孔の中心軸と一致する位置で該ワークを支持するワーク支持部と、
    を含むサイジング装置と、
    を備え、
    前記サイジング装置の前記ワーク支持部は、
    互いに対向して設けられ、かつ前記リング状ワークの外周面を支持するとともに、それらの支持面が予め定められた角度をなす傾斜面として形成された一対のワーク支持部材と、
    それらワーク支持部材をその対向方向において接近・離間させる接近・離間手段と、
    前記リング状ワークを前記ワーク支持部材側へ押しつける押さえ部材と、
    を含むことを特徴とするロール成形装置。
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