JPH0755422B2 - 工作機における工作物の支持装置 - Google Patents

工作機における工作物の支持装置

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JPH0755422B2
JPH0755422B2 JP2016468A JP1646890A JPH0755422B2 JP H0755422 B2 JPH0755422 B2 JP H0755422B2 JP 2016468 A JP2016468 A JP 2016468A JP 1646890 A JP1646890 A JP 1646890A JP H0755422 B2 JPH0755422 B2 JP H0755422B2
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piston
support cylinder
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main shaft
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実 芳田
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株式会社芳田商会
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、旋盤や研削盤のような工作機において、薄肉
円筒状の工作物を両端で支持する装置に関する。
<従来の技術> 旋盤において、薄肉円筒状の工作物をその内周面を切削
するために両端で支持する場合、旋盤の主軸の先端面に
円筒状の支持筒を同芯状に固定し、支持筒の周壁に工作
物の出入口を貫設し、支持筒の先端開口の内周に円環状
の鐶部を形成し、支持筒に挿入した薄肉円筒状の工作物
が支持筒の先端側に押圧されると、工作物が支持筒先端
の鐶部に当接する構成にしている。
旋盤の主軸の中心孔には、押圧軸を主軸の軸芯方向に摺
動可能に挿嵌し、支持筒内に突出した押圧軸の先端に円
板を形成し、円板の周辺部に複数本の当接片を等間隔に
突設し、押圧軸が前進すると、各当接片が薄肉円筒状の
工作物に当接して工作物が支持筒の先端側に押圧される
構成にしている。
薄肉円筒状の工作物が支持筒に挿入されて主軸と同芯状
に配置されると、押圧軸を前進する。すると、各当接片
が工作物の基端に当接して工作物が押圧され、工作物の
先端が支持筒先端の鐶部に当接し、工作物が各当接片と
支持筒先端の鐶部によって軸芯方向に圧縮されて支持さ
れる。
主軸を回転すると、各当接片と支持筒が主軸と一緒に回
転して、工作物は、各当接片と支持筒先端の鐶部によっ
て両端を支持された圧縮状態で回転する。
旋盤の刃物は、支持筒先端の鐶部から工作物の内部に挿
入して、工作物の内周面を切削する。刃物を工作物から
抜き出した後、主軸を停止し、押圧軸を後退する。工作
物は、支持が開放され、支持筒から取り出される。
<発明が解決しようとする課題> ところが、薄肉円筒状の工作物を上記のように両端で支
持した場合、当接片が当接する工作物の端面に凹凸や斜
面があって、工作物の端面の各当接片当接個所が各当接
片の先端を含む面と平行な面内に配置されていないと、
各当接片は、工作物の端面を均等に押圧しない。
薄肉円筒状の工作物は、歪み易いので、各当接片によっ
て均等に押圧されないと、不均等に歪んだ圧縮状態に支
持されて、その状態で内周面が所定の寸法に切削され
る。その後、工作物は、支持が開放されると、弾性によ
って復元して歪みがなくなる。不均等な歪みがなくなっ
た工作物は、内周面が不均等な寸法になって所望の寸法
からずれる。
即ち、薄肉円筒状の歪み易い工作物は、支持のために押
圧される端面に凹凸や斜面があると、不均等に押圧され
て支持され、不均等に歪んだ圧縮状態で加工され、支持
が開放されると、所望の均等な寸法にならない。結局、
加工精度が低い。
本発明の目的は、上記のような従来の課題を解決するこ
とである。
<課題を解決するための手段> 工作機において、薄肉円筒状の歪み易い工作物を両端で
支持するに当たり、支持のために押圧される工作物の端
面に凹凸や斜面があっても、薄肉円筒状の工作物を、軸
芯方向に均等に押圧して、均等に歪んだ状態に支持する
装置である。
本発明は、工作機において薄肉円筒状の工作物を両端で
支持する装置において、 工作機の主軸の先端に支持筒を主軸の軸芯方向に沿って
固定し、支持筒の周壁に工作物の出入口を貫設し、支持
筒の先端開口の内周に鐶部を形成し、 主軸の中心孔に押圧軸を主軸の軸芯方向に摺動可能に挿
嵌し、支持筒内に突出した押圧軸の先端に押圧盤を固定
し、 押圧盤の前面に複数本のピストン孔を穿設し、各ピスト
ン孔にピストンを摺嵌し、主軸の軸芯方向に沿って摺動
する各ピストンの先端を押圧盤の前面に突出し、押圧盤
に各ピストン孔の底部を連通する連絡通路を形成し、連
絡通路と各ピストン孔の底部に液体を充填して、各ピス
トンが均等な力で押圧する構成にし、 薄肉円筒状の工作物を支持筒に主軸と同芯状に挿入して
押圧軸を前進すると、押圧盤の各ピストンが工作物の主
軸側の端面に当接して、工作物の支持筒先端側の端面が
支持筒先端の鐶部に当接し、工作物が押圧盤の各ピスト
ンと支持筒先端の鐶部によって軸芯方向に圧縮されて支
持される構成にしたことを特徴とする工作物の支持装置
である。
<作 用> 本発明においては、薄肉円筒状の工作物を両端で支持す
るに当たり、押圧盤のピストンが当接する工作物の端面
に凹凸や斜面があると、各ピストンが適宜に主軸側又は
支持筒先端側に移動して、工作物の端面と当接するピス
トンの位置が調整され、各ピストンが工作物の端面を均
等な力で押圧する。
従って、薄肉円筒状の工作物は、押圧盤のピストンが当
接する端面に凹凸や斜面があっても、押圧盤の各ピスト
ンによって均等に軸芯方向に押圧されて、均等に歪んだ
状態に支持される。
<発明の効果> 本発明においては、薄肉円筒状の工作物を両端で支持す
るに当たり、押圧盤のピストンが当接する工作物の端面
に凹凸や斜面があっても、薄肉円筒状の工作物は、押圧
盤の各ピストンによって均等に軸芯方向に押圧されて、
均等に歪んだ状態に支持されるので、薄肉円筒状の歪み
易い工作物は、均等に歪んだ状態で加工されることにな
り、加工精度が低下しない。
<実施例> 本例は、旋盤において、薄肉円筒部を有する工作物を薄
肉円筒部の両端で支持する装置である。
この支持装置は、第1図乃至第4図に示すように、旋盤
の主軸1の先端面に円筒状の支持筒2を同芯状に固定
し、支持筒2の周壁の2個所に工作物の出入口3を対称
位置に貫設し、支持筒2の先端開口に円環状の口金4を
同芯状に固定し、口金4の内径を支持筒2の先端開口の
内径より小径にして、支持筒2の先端開口の内周に円環
状の鐶部5を同芯状に形成している。
旋盤の主軸1の中心孔には、第1図と第3図に示すよう
に、押圧軸6を主軸1の軸芯方向に摺動可能に挿嵌し、
支持筒2内に突出した押圧軸6の先端の円板に円盤状の
押圧盤7を同芯状に固定している。
押圧盤7は、第1図、第3図と第4図に示すように、そ
の前面周辺部の複数の凸面にそれぞれピストン孔8を穿
設し、各ピストン孔8にそれぞれピストン9を摺嵌し、
主軸1の軸芯方向に沿って摺動する各ピストン9の先端
を、それぞれ、押圧盤の前面周辺部の凸面に突出して、
支持筒2先端の鐶部5に対面し、押圧盤の内部に、各ピ
ストン孔8の底部を連通する円環状の連絡通路10を形成
し、連絡通路10と各ピストン孔8の底部に油を充填し
て、各ピストン9の先端が均等な力で押圧する構成にし
ている。
押圧盤7の前面中央部には、第1図と第3図に示すよう
に、芯出用の短い丸軸部11を同芯状に突設している。
押圧軸6先端の円板の周面には、第3図と第4図に示す
ように、ピン12を径方向に突設し、支持筒2の内周面に
溝13を主軸1の軸芯方向に沿って形成し、押圧軸6のピ
ン12を支持筒2の溝13に摺嵌し、主軸1と一体の支持筒
2の回転によって押圧軸6と一体の押圧盤7が一緒に回
転する構成にしている。
薄肉円筒部22を有する工作物21は、第1図に鎖線で示す
ように、電動機のような回転機械のエンドフレームであ
り、大径の円筒部22と小径の円環部23を球状の殻部24で
同芯状に連結した薄肉部品である。
本例の支持装置においては、図示しない工作物供給装置
によって、工作物21を、支持筒2に工作物の出入口3か
ら挿入して、第1図に示すように、押圧盤7と支持筒2
先端の鐶部5の間に主軸1と同芯状に配置する。
工作物21の配置後、押圧軸6を前進する。
すると、押圧盤7が前進し、第5図に示すように、押圧
盤7の前面中央部の丸軸部11が工作物21の円環部23の主
軸1側の小径部に挿嵌し、押圧盤7の前面周辺部の各ピ
ストン9が工作物21の円筒部22の主軸1側の端面に当接
し、工作物21が支持筒2先端側に移動して、工作物21の
円筒部22の支持筒2先端側の端面が支持筒2先端の鐶部
5に当接する。工作物21は、円筒部22が各ピストン9と
支持筒2先端の鐶部5によって軸芯方向に圧縮されて主
軸1と同芯状に支持される。
工作物21の支持後、主軸1を回転する。
すると、支持筒2と押圧軸6及び押圧盤7が回転し、工
作物21は、円筒部22が各ピストン9と支持筒2先端の鐶
部5によって両端を支持された状態で主軸1と一緒に回
転する。
次に、図示しない旋盤の刃物は、支持筒2先端の鐶部5
から工作物21の円筒部22に挿入し、円筒部22の内周面に
当接して主軸1の軸芯方向に移動し、軸芯方向に圧縮さ
れている円筒部22の内周面を切削する。
また、刃物は、工作物21の円環部23の支持筒2先端側の
大径部に挿入し、同様に、円環部23の大径部の内周面を
切削する。
刃物が工作物21から抜け出た後、主軸1を定位置に停止
し、押圧軸6を後退する。工作物21は、押圧盤7の後退
によって支持が開放され、図示しない工作物取出装置に
よって支持筒2から取り出される。
本例の支持装置においては、各ピストン9が工作物21の
円筒部22の主軸1側の端面に当接すると、各ピストン9
は、加圧に対して全方向に均等な力で反発する連絡通路
10の油を加圧する。
ピストン9が当接する工作物21の円筒部22の主軸1側の
端面に凹凸や斜面があると、各ピストン9の加圧力に差
異が生じ、各ピストン9が適宜に主軸1側又は支持筒2
先端側に移動して、円筒部22の主軸1側の端面と当接す
る各ピストン9の位置が調整され、連絡通路10の油によ
って均等な力で反発される各ピストン9が円筒部22の主
軸1側の端面を均等な力で押圧する。
従って、ピストン9が当接する工作物21の円筒部22の主
軸1側の端面に凹凸や斜面があっても、歪み易い薄肉円
筒部22は、各ピストン9によって均等に押圧されて、軸
芯方向に均等に圧縮し、均等に歪んだ状態に支持され
る。
その結果、工作物21の円筒部22は、均等に歪んだ状態で
内周面が切削され、内周面の切削精度が低下しない。
また、工作物21の円環部23は、円筒部22が均等に歪んだ
状態で内周面が切削され、内周面の切削精度が低下しな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例の工作機における工作物の支
持装置の断面図であって、第2図のI−I線断面図であ
る。 第2図は、同支持装置の正面図である。 第3図は、第1図のIII−III線断面図である。 第4図は、第1図のIV−IV線断面図である。 第5図は、同支持装置において工作物を支持した状態の
断面図である。 1:主軸、2:支持筒 3:工作物の出入口、5:鐶部 6:押圧軸、7:押圧盤 8:ピストン孔、9:ピストン 10:連絡通路、21:工作物 22:工作物の薄肉円筒部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】工作機において薄肉円筒状の工作物を両端
    で支持する装置において、 工作機の主軸の先端に支持筒を主軸の軸芯方向に沿って
    固定し、支持筒の周壁に工作物の出入口を貫設し、支持
    筒の先端開口の内周に鐶部を形成し、 主軸の中心孔に押圧軸を主軸の軸芯方向に摺動可能に挿
    嵌し、支持筒内に突出した押圧軸の先端に押圧盤を固定
    し、 押圧盤の前面に複数本のピストン孔を穿設し、各ピスト
    ン孔にピストンを摺嵌し、主軸の軸芯方向に沿って摺動
    する各ピストンの先端を押圧盤の前面に突出し、押圧盤
    に各ピストン孔の底部を連通する連絡通路を形成し、連
    絡通路と各ピストン孔の底部に液体を充填して、各ピス
    トンが均等な力で押圧する構成にし、 薄肉円筒状の工作物を支持筒に主軸と同芯状に挿入して
    押圧軸を前進すると、押圧盤の各ピストンが工作物の主
    軸側の端面に当接して、工作物の支持筒先端側の端面が
    支持筒先端の鐶部に当接し、工作物が押圧盤の各ピスト
    ンと支持筒先端の鐶部によって軸芯方向に圧縮されて支
    持される構成にしたことを特徴とする工作物の支持装
    置。
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JPH03221339A JPH03221339A (ja) 1991-09-30
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JP2004042198A (ja) * 2002-07-12 2004-02-12 Daido Castings:Kk 精密鋳造部品の仕上げ加工用治具
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