JP5730222B2 - 船舶の検査支援装置及び検査支援システム - Google Patents

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Description

本発明は、船舶の検査支援装置及び検査支援システムに関するものである。
船舶の建造過程で発生する1隻あたりの検査項目は非常に多く(例えば、1隻あたり数千件等)、1年以上の期間をかけて順次検査を要する場合がある。また、検査申請元となる造船所等においては複数の船舶を請け負っていることもあり、毎月多数の検査を行うこととなる。さらに、船級の規定として、その全ての検査において、検査申請元、船主、検査機関(例えば、船級協会)の立ち合いが必要な直接検査となる。
以上の理由から、検査申請元である造船所等における各検査のスケジュール管理が非常に重要となっている。
特開2004−310161号公報
従来、各検査を行うには、検査申請書を書面で作成し、FAXや電子メール等で船主及び検査機関に送付することで、各関係者とのスケジュール調整を行っていた。したがって、他検査との兼ね合い等で場所や検査時間等の調整に非常に時間を要していた。
また、FAXや電子メールで相互間における連絡を行っていたため、実際に相手先がその通知を確認したか否かの判断にあたり、電話で確認するなど、作業が煩雑化していた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、造船所等の検査申請元、船主、及び検査機関との間で検査情報を共有することのできる船舶の検査支援装置及び検査支援システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
本発明は、船主に設置された第2ユーザ端末及び船舶の検査機関に設置された第3ユーザ端末の少なくともいずれか一つ及び検査申請元に設置された第1ユーザ端末と通信回線を介して接続される船舶の検査支援装置であって、船舶の検査情報を格納するデータベースと、前記第1ユーザ端末に対して、船舶の識別情報、検査日、検査開始時刻、検査終了時刻、検査場所、検査項目の入力欄を含む検査申請入力画面を提供する登録画面作成手段と、前記第1ユーザ端末から前記検査申請入力画面において入力された検査情報に固有の識別情報を付与し、該検査情報と該識別情報とを関連付けて前記データベースに登録する情報登録手段とを具備する船舶の検査支援装置を提供する。
本発明によれば、検査申請元に設置された第1ユーザ端末には、船舶の識別情報、検査日、検査開始時間、検査終了時間、検査項目の入力欄を含む検査申請入力画面が表示され、この画面において入力された検査情報が固有の識別情報と対応付けられてデータベースに登録される。この場合において、船舶の検査支援装置は、通信回線を介して第2ユーザ端末及び第3ユーザ端末の少なくともいずれか一方と接続されているとともに、検査情報が登録されたデータベースを有している。従って、データベースに登録された情報を容易に第2ユーザ端末や第3ユーザ端末と共有することが可能となる。
上記船舶の検査支援装置は、前記第1ユーザ端末から閲覧指示及び閲覧を希望する検査情報を特定するための閲覧検索情報が入力された場合に、前記閲覧検索情報に基づいて前記データベースから検査情報を抽出し、抽出した検査情報を用いて第1ユーザ端末の閲覧用画面である第1閲覧画面を作成し、前記第1ユーザ端末に提供する第1閲覧画面作成手段を備え、前記第1閲覧画面において、共有指示、共有先、及び共有する検査情報の指定が行われた場合に、指定された前記検査情報を前記共有先が閲覧するための第2閲覧画面を作成し、前記第2閲覧画面を前記共有先から閲覧可能としてもよい。
このような構成によれば、第1ユーザ端末から閲覧指示及び閲覧を希望する検査情報を特定するための閲覧検索情報が入力された場合には、この閲覧検索情報に基づいてデータベース内の検索が行われ、該当する検査情報が抽出される。そして、抽出された検査情報を用いて第1ユーザ端末の閲覧用画面である第1閲覧画面が作成されて、第1ユーザ端末に送信される。この第1閲覧画面において、共有する検査情報が指定され、共有先の情報と、共有指示が入力されると、指定された検査情報を共有先が閲覧するための第2閲覧画面が第2閲覧画面作成手段によって作成され、この第2閲覧画面が共通先から閲覧可能な状態とされる。これにより、造船所等の検査申請元、船主、検査機関の3者間で検査情報を共有することができる。更に、第2閲覧画面は、第1ユーザ端末で共有指定された情報のみが表示された画面とされているので、検査申請元におけるノウハウ情報等の流出を防止することができる。
上記船舶の検査支援装置は、前記第2閲覧画面を所定の格納先に保存する第2閲覧画面作成手段と、前記第2閲覧画面の格納先をリンク情報として含む電子メールを前記共有先の電子メールアドレスに送信する電子メール作成手段とを備え、前記第2閲覧画面は、前記第1ユーザ端末からも閲覧可能とされているとともに、前記共有先が、前記第2ユーザ端末および前記第3ユーザ端末の少なくとも一方とされていてもよい。
このような構成によれば、第2閲覧画面作成手段によって作成された第2閲覧画面が所定の格納先に保存されるとともに、この第2閲覧画面の格納先をリンク情報として含む電子メールが共有先である第2ユーザ端末及び/又は第3ユーザ端末に送信される。
これにより、上記電子メールを受信した第2ユーザ端末及び/又は第3ユーザ端末のユーザは、電子メールのメッセージに表示されたリンク先を指定することで、各検査情報が表示された第2閲覧画面を閲覧することが可能となる。
また、第2閲覧画面は、第1ユーザ端末も閲覧できるので、例えば、船主や検査機関と電話で打ち合わせ等をする場合に、互いに同一の画面を見ながら内容を調整することができ、効率よく打ち合わせを進めることが可能となる。
上記船舶の検査支援装置において、前記共有先から前記第2閲覧画面へのアクセスがあった場合に、閲覧済みのステイタスが前記データベースに登録されるとともに、前記第1閲覧画面に反映されることとしてもよい。
このような構成によれば、共有先として指定された第2ユーザ端末及び/又は第3ユーザ端末から第2閲覧画面へのアクセスがあった場合には、閲覧済みのステイタスがデータベースに登録されるとともに、第1閲覧画面に反映されるので、第1ユーザ端末において、第1閲覧画面を表示させることにより、その検査情報の閲覧の未済を把握することが可能となる。
上記船舶の検査支援装置は、前記第1ユーザ端末から登録変更指示及び変更を希望する検査情報を特定するための変更検索情報が入力された場合に、該変更検索情報に基づいて前記データベースから検査情報を抽出し、抽出した検査情報を用いて登録情報変更画面を作成する変更画面作成手段を備え、前記情報登録手段は、前記登録情報変更画面において変更された事項を前記データベース内の情報に反映させ、前記第2閲覧画面作成手段は、前記第1ユーザ端末から変更事項の共有指示及び共有先が入力された場合に、変更事項が反映された検査情報を含む前記第2閲覧画面を作成して、所定の格納先に保存し、前記電子メール作成手段は、前記第2閲覧画面の格納先をリンク情報として含む電子メールを前記共有先の電子メールアドレスに送信することとしてもよい。
このような構成によれば、第1ユーザ端末から登録情報変更画面において登録が変更された場合には、その変更事項が反映された検査情報を含む第2閲覧画面が第2閲覧画面作成手段によって作成されて、所定の格納先に保存される。また、電子メール作成手段によって、この格納先がリンク情報として含まれる電子メールが共有先に送信される。これにより、共有先に対して変更内容を容易に通知することが可能となる。
上記船舶の検査支援装置において、前記検査申請入力画面における前記検査開始時刻及び検査終了時刻の入力は、前記検査日を入力すると、入力された検査日に予定されている検査情報が前記データベースから読み出され、読み出された前記検査情報の検査開始時刻及び検査終了時刻並びに検査場所が表示された立会検査スケジュール画面が表示され、前記立会検査スケジュール画面には、当該検査の開始時刻と終了時刻とを入力する入力欄が設けられていてもよい。
上記構成によれば、検査開始時刻及び検査終了時刻の入力に関しては、以下のように行われる。まず、検査日を入力すると、入力された検査日に予定されている検査情報が前記データベースから読み出され、読み出された検査情報の検査開始時刻及び検査終了時刻並びに検査場所が表示された立会検査スケジュール画面が表示される。そして、この立会検査スケジュール画面には、入力対象とされる検査の開始時刻と終了時刻とを入力する入力欄が設けられているので、第1ユーザ端末の操作者は、検査を希望している検査日に実施が予定されている他の検査の検査時間を考慮して、最適な時刻を指定することが可能となる。
例えば、船舶の検査においては、造船所の担当者に加えて、船主と検査機関の双方の立ち合いが必要となる場合が多い。このような場合、同日に異なる場所での検査が予定されている場合には、できるだけ同じ場所での検査を終わらせてから、次の検査場所に移動するようなスケジュールが組めれば、検査場所を行ったり来たりすることもなく、移動時間のロスが少なく、効率的に検査を実施することができる。したがって、上記のように、検査の開始時刻及び終了時刻を入力する際に、同日に行われる検査開始時刻及び終了時刻並びに検査場所の情報を表示することにより、移動による時間ロスを少なくするような最適な検査時刻を入力することが可能となる。
上記船舶の検査支援装置において、前記立会検査スケジュール画面には、時間軸が示され、該時間軸に沿って各検査情報の検査開始時刻から検査終了時刻までの検査時間が表示されるとともに、各検査時間に対応した検査項目及び検査場所の少なくともいずれか一つを含む検査申請情報が表示されていてもよい。
このような構成によれば、検査開始時刻及び検査終了時刻を入力する画面において、時間軸が示され、この時間軸に沿ってその検査日に予定されている他の検査情報に係る検査時間が表示される。従って、指定可能な時間帯を把握しやすく、容易に入力作業を行うことができる。
上記船舶の検査支援装置は、所定の条件を満たした場合に、前記データベースに登録された情報の登録変更を禁止する変更禁止手段を備えていてもよい。
このような構成によれば、データベースに登録された情報の登録変更を禁止する変更禁止手段を備えているので、登録変更が可能な事項を制限することが可能となる。
上記船舶の検査支援装置において、前記変更禁止手段は、検査日時までの残り時間が予め設定されている所定の時間を下回った場合に、当該検査に関する登録情報の変更を禁止することとしてもよい。
例えば、検査の直前になって検査情報が変更されてしまうと、その変更内容が検査機関や船主等に正確に伝わらず、混乱を招いてしまうことが予想される。したがって、検査日時までの残り時間が所定の時間を下回った場合、例えば、検査日時の24時間前を過ぎた場合には、登録情報の変更を禁止して、内容を確定することにより、上記のような混乱の発生を防止することが可能となる。
本発明は、上記いずれかの船舶の検査支援装置と、検査申請元に設置された第1ユーザ端末と、船主に設置された第2ユーザ端末及び船舶の検査を行う検査機関に設置された第3ユーザ端末の少なくともいずれか一つとを具備する船舶の検査支援システムを提供する。
本発明によれば、検査申請元、船主、及び検査機関との間で検査情報を共有することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る船舶の検査支援システムの全体構成を示した図である。 検査支援装置のハードウェア構成の一例を示したブロック図である。 検査支援装置が備える機能を展開して示した機能ブロック図である。 初期画面の一例を示した図である。 検査申請入力画面の一例を示した図である。 立会検査スケジュール画面の一例を示した図である。 立会検査スケジュール画面の他の例を示した図である。 第1閲覧画面の一例を示した図である。 作成送信メール確認画面及び新規メール作成画面の一例を示した図である。 受信ステイタスの表示について説明するための図である。 作成・送信ステイタスの表示について説明するための図である。 スケジュール調整画面の一例を示した図である。 スケジュール調整画面において検査開始時刻と検査終了時刻とを変更するときの手順を示した図である。
以下に、本発明の一実施形態に係る船舶の検査支援装置及び検査支援システムについて図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る船舶の検査支援システムの全体構成を示した図である。図1に示すように、船舶の検査支援システム1は、船舶の検査支援装置(以下、単に「検査支援装置」という。)2、第1ユーザ端末3a、第2ユーザ端末3b、及び第3ユーザ端末3cを主な構成として備えている。
第1ユーザ端末3aは、検査申請元(例えば、造船所)に設置されている。第2ユーザ端末3bは、船主に設置されている。第3ユーザ端末3cは、検査機関(例えば、船級協会)に設置されている。図1では、第1ユーザ端末3a、第2ユーザ端末3b、及び第3ユーザ端末3cはそれぞれ1台ずつ示されているが、それぞれのユーザ端末の設置台数については特に限定されない。例えば、第1ユーザ端末3aは、検査申請元内の各関係部署にそれぞれ設置されていてもよい。
検査支援装置2と第1ユーザ端末3a、第2ユーザ端末3b、第3ユーザ端末3cとは、例えば、インターネット等の所定の通信回線を介して接続されている。更に、検査支援装置2と第1ユーザ端末3aについては、よりセキュアな固有の回線を介して接続されている。また、第1ユーザ端末3a、第2ユーザ端末3b、第3ユーザ端末3cから検査支援装置2にアクセスする際には、ログインが必要であり、予め付与されているIDとパスワードを入力するユーザ認証が必要な構成とされている。
第1ユーザ端末3a、第2ユーザ端末3b、及び第3ユーザ端末3cは、例えば、パーソナルコンピュータなどの汎用コンピュータであり、キーボードやマウスなどの入力部、情報を表示させる表示部などを備えている。
検査支援装置2は、船舶の検査を支援する装置であり、特に、船舶の検査申請や既に登録されている検査の日程調整等の作業を支援する。
図2は、検査支援装置2のハードウェア構成の一例を示したブロック図である。図2に示すように、検査支援装置2は、例えば、CPU11と、CPU11が実行するプログラム等を記憶するためのROM(Read Only Memory)12と、各プログラム実行時のワーク領域として機能するRAM(Random Access Memory)13と、大容量記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)14と、ネットワークに接続するための通信インターフェース15と、外部記憶装置16が装着されるアクセス部17とを備えている。これら各部は、バス18を介して接続されている。
また、検査支援装置2は、キーボードやマウス等からなる入力部、およびデータを表示する液晶表示装置等からなる表示部などを備えていてもよい。
なお、CPU11が実行するプログラム等を記憶するための記録媒体は、ROM12に限られない。例えば、磁気ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等の他の補助記憶装置であってもよい。
検査支援装置2は、後述する船舶の検査申請を支援するためのプログラムが搭載されており、このプログラムが実行されることにより、所定の言語で記述された検査申請に関する各種画面を生成し、所定のセキュアな通信回線を介して第1ユーザ端末3aに対して送信する。これにより、後述する検査申請に関する各種画面を第1ユーザ端末3aの表示部に表示させることが可能となる。
図3は、検査支援装置2が備える機能を展開して示した機能ブロック図である。図3に示した各部により実現される処理は、CPU11がROM13に記憶されているプログラムをRAM12に読み出して実行することにより実現されるものである。
図3に示すように、検査支援装置2は、データベース21、登録画面作成部(登録画面作成手段)22、情報登録部(情報登録手段)23、変更画面作成部(変更画面作成手段)24、第1閲覧画面作成部(第1閲覧画面作成手段)25、第2閲覧画面作成部(第2閲覧画面作成手段)26、電子メール作成部(電子メール作成手段)27、及び変更禁止部(変更禁止手段)28を主な構成として備えている。また、検査支援装置2は、上記の機能以外にも、後述する検査申請に関する一連の処理を実行するために必要とされる機能、例えば、他の画面作成機能や、第1ユーザ端末3a、第2ユーザ端末3b、及び第3ユーザ端末3cとの間で情報を送受信するための通信機能等を備えているものとする。
データベース21には、例えば、後述する検査申請入力画面において第1ユーザ端末3aから入力された船舶の検査情報が格納されている。このデータベース21に格納される各種情報の詳細については後述する。
登録画面作成部22は、第1ユーザ端末3aから検査の新規登録申請をする旨の情報を受け付けた場合に、第1ユーザ端末3aに対して、船舶の識別情報、検査日、検査開始時刻、検査終了時刻、検査項目の入力欄を含む検査申請入力画面を提供する。
情報登録部23は、第1ユーザ端末3aから検査申請入力画面において入力された検査情報に固有の識別情報を付与し、該検査情報と該識別情報とを関連付けてデータベース21に登録する。また、情報登録部23は、後述の変更画面作成部24において作成された登録情報変更画面において変更された事項をデータベース21内の情報に反映させる。
変更画面作成部24は、第1ユーザ端末3aから登録変更指示及び変更を希望する検査情報を特定するための変更検索情報が入力された場合に、該変更検索情報を検索キーとしてデータベース21から検査情報を抽出し、抽出した検査情報を用いて登録情報変更画面を作成し、第1ユーザ端末3aに提供する。
ここで、登録画面作成部22によって作成される検査申請入力画面、変更画面作成部24によって作成される登録情報変更画面は、第1ユーザ端末3aからの入力操作を簡易化するために、各入力欄における入力事項をプルダウンから選択できるような設定とされていてもよい。この場合には、各入力欄と各入力欄において選択され得る選択肢の情報が関連付けられたデータベース(図示略)が別途設けられているものとする。また、検査開始時刻及び検査終了時刻の入力については、例えば、ガントチャートから入力可能なように構成されている。これらの詳細については後述する。
第1閲覧画面作成部25は、第1ユーザ端末3aから閲覧指示及び閲覧を希望する検査情報を特定するための閲覧検索情報が入力された場合に、入力された閲覧検索情報に該当する検査情報をデータベース21から抽出し、抽出した検査情報を用いて第1ユーザ端末3aの閲覧用画面である第1閲覧画面を作成し、第1ユーザ端末3aに送信する。
第2閲覧画面作成部26は、上記第1閲覧画面において、共有指示、共有先、及び共有する検査情報の指定が行われた場合に、指定された検査情報を共有先が閲覧するための第2閲覧画面を作成し、この第2閲覧画面を所定の格納先に保存する。ここで、共有先としては、上記第2ユーザ端末3b及び第3ユーザ端末3cの少なくともいずれか一方が指定される。
また、第2閲覧画面作成部26は、データベース21内の登録事項が変更された場合において、第1ユーザ端末3aから変更事項の共有化指示及び共有先が入力されると、変更事項が反映された検査情報を含む第2閲覧画面を作成して、所定の格納先に保存する。
電子メール作成部27は、上記第2閲覧画面の格納先をリンク情報として含む電子メールを作成し、この電子メールを共有先の電子メールアドレスに送信する。
変更禁止部28は、データベース21に登録された情報の登録変更を禁止する。
次に、本実施形態に係る検査支援装置2により実行される処理について説明する。
まずは、データベース21への新規検査情報の登録処理について説明する。
造船所のユーザが第1ユーザ端末3aを操作して、検査支援装置2のログイン画面のURLにアクセスすると、第1ユーザ端末3aの表示部には、検査支援サイトのログイン画面が表示される。このログイン画面において、ユーザにより、予めユーザに付与されているユーザIDとパスワードが入力され、ユーザ認証が有効に行われると、図4に示すような初期画面が表示される。この初期画面では、「申請入力」R1、「スケジュール調整」R22、「申請書台帳」R6といった各種メニューが表示されており、これらの中から所望のメニューをユーザが選択できるようになっている。
初期画面において、「申請入力」R1がユーザ端末3aによって選択されると、「申請入力」R1が選択された情報が検査支援装置2へ送信され、「新規作成」、「参照作成」の二つのメニューが示された画面が表示される。
ここで、「新規作成」は、後述する検査申請入力画面においてユーザが各入力項目を入力するものである。「参照作成」は、検査申請入力画面における一部の入力項目において、以前にデータベース21に登録されている情報を引用することができるものである。
本実施形態では、上記二つのメニューのうち、「新規作成」が選択された場合を例に挙げて説明する。すなわち、上記二つのメニューから「新規作成」が第1ユーザ端末3aにおいて選択されると、図5に示すような検査申請入力画面が表示される。
検査申請入力画面では、船舶の識別情報(例えば、番船、船名等)、検査日、検査開始時刻、検査終了時刻、検査場所、検査項目、船主、検査機関を入力する欄が設けられている他、現場立合者等の検査を行うに際して必要となる情報の入力欄が設けられている。
上記全てまたは一部の入力欄においては、プルダウン形式で入力が可能な設定とされており、特に、検査開始時刻及び検査終了時刻については、以下のように入力できるような構成とされている。
すなわち、図5に示された検査申請入力画面において、入力欄R2に検査日を入力し、続いて、時刻のチェックボックスR3をチェックすると、立会検査スケジュール画面が起動され、当該検査日に予定されている他の検査情報がリスト表示される。
具体的には、時刻のチェックボックスR3がチェックされると、第1ユーザ端末3aから検査支援装置2に検査日の情報が送信され、この検査日に予定されている検査情報がデータベース21から抽出され、抽出された検査情報の検査開始時刻及び検査終了時刻並びに検査場所が表示された検査リストが作成され、この検査リストが表示された立会検査スケジュール画面が作成されて、ユーザ端末3aに表示される。
立会検査スケジュール画面では、上記検査リストとともに、入力対象である検査の開始時刻と終了時刻とを入力する入力欄が設けられている。図6に、立会検査スケジュール画面の一例を示す。図6では、横軸に時間軸が示され、時間軸に沿って、15分単位で検査開始時刻と検査終了時刻とが指定できる入力欄R4が設けられている。また、入力欄R4の下方には、同日に検査が予定されている各検査の開始時刻及び検査終了時刻が時間軸に沿ってそれぞれ表示された検査リストが表示されている。ここでは、3つの検査が既に予定されている場合を例示しており、各検査情報は検査開始時間が早い順に縦方向に並べられている。また、図6では、検査開始時刻、検査終了時刻、及び検査場所の情報に加えて、船主、番船、区分、登録番号、立会人(船主、船級協会)の情報も表示されている。
なお、図6に代えて、例えば、図7に示すように、同日に検査が予定されている検査情報の検査開始時刻及び検査終了時刻を共通の時間軸に表示し、各検査時間に対応付けて検査場所を表示するようにしても良い。なお、検査場所に代えて、或いは、加えて、検査項目を表示することとしてもよい。
このように、検査日当日に予定されている他の検査の情報を表示させることにより、第1ユーザ端末3aのユーザは、その検査日において既に予定されている検査の時間や検査場所等を容易に把握することができ、他の検査を考慮した効率的な検査スケジュールを組むことが可能となる。これにより、検査の時間が重複してしまう、検査員等の検査立会人が検査場所を行ったり来たりしなければならない等の不都合を解消することが可能となる。
また、立会検査スケジュール画面においては、時間軸に沿って設けられている入力欄をクリックするだけで検査開始時刻と検査終了時刻の入力が可能とされているので、簡単な操作により入力を行うことができる。
このようにして、立会検査スケジュール画面において、検査開始時刻と検査終了時刻とが入力されると、この入力事項が図5に示した検査申請入力画面の検査開始時刻の欄R3a及び検査終了時刻の欄R3bに反映される。
なお、上記検査開始時刻と検査終了時刻の入力は、例えば、プルダウン等による時刻指定によっても行えるようになっている。
そして、図5に示した検査申請入力画面において、ユーザによる入力作業が終了し、データベース登録のボタンR5が押下されると、入力された検査情報が第1ユーザ端末3aから検査支援装置2へ送信される。検査支援装置2では、これらの検査情報が情報登録部23(図3参照)によって受け付けられ、固有の申請書番号(識別情報)が付与されて、データベース21に登録され、以降、この検査情報は申請書番号で識別可能とされる。
次に、データベース21に登録された上記検査情報を船主及び検査機関と共有するための処理について説明する。
まず、上述した初期画面(図4参照)において、第1ユーザ端末3aのユーザにより検査情報の閲覧を指示するための画面である「申請書台帳」R6が選択されると、図8に示すように、閲覧する検査情報の検索情報を入力するための検索情報入力欄R10が表示される。検索情報入力欄R10には、例えば、検索情報として、検査日、検査場所、船主、検査機関(船級)等を入力するための欄が設けられている。これらの欄において必要事項の入力が行われ、送信操作が行われると、第1ユーザ端末3aから検査支援装置2に対して、閲覧指示及び閲覧を希望する検査情報を特定するための閲覧検索情報が送信される。検査支援装置2では、この閲覧検索情報に基づいてデータベース21内の検索が行われ、該当する検査情報が抽出される。そして、抽出された検査情報を用いて第1ユーザ端末3aの閲覧用画面である第1閲覧画面が第1閲覧画面作成部25(図3参照)により作成されて、第1ユーザ端末3aに送信される。
これにより、第1ユーザ端末3aでは、ユーザにより入力された閲覧検索情報に該当する検査情報が申請書番号単位で表示された第1閲覧画面D1が表示される。ここでは、検索結果として3件の検査情報が表示されている。
この第1閲覧画面D1には、申請書番号単位でチェックボックスR12が設けられている。第1ユーザ端末3aのユーザは、表示された検査情報の中から共有したい検査情報のチェックボックスR12にチェックを入れる。また、この第1閲覧画面には、共有先を入力する共有先入力欄R14が設けられている。ユーザはこの共有先入力欄R14に共有先としたい船主や検査機関の情報を入力する。
このようにして、共有を希望する検査情報及び共有先の情報が指定され、更に、送信ボタンR16が操作されると、これら入力情報が検査支援装置2へ送信される。検査支援装置2において、受信した上記入力情報は、第2閲覧画面作成部26(図3参照)に受け付けられる。第2閲覧画面作成部26は、チェックボックスR12が選択された申請書番号に関連付けられている検査情報をデータベース21から読み出し、読み出した検査情報を用いて共有先が閲覧するための第2閲覧画面を作成して、所定のURLアドレスに格納し、このURLアドレスを電子メール作成部27に通知する。
電子メール作成部27は、第2閲覧画面のURLアドレスをリンク情報として含む電子メール本文の情報が表示された電子メール送信確認画面を作成し、これを第1ユーザ端末3aに送信する。これにより、第1ユーザ端末3aの表示部には、図9に示すような作成送信メール確認画面G1が表示される。更に、作成送信メール確認画面G1を受信した第1ユーザ端末3aでは、メーラーが自動的に起動し、新規メール作成画面G2が表示される。更に、この新規メール作成画面G2には、送信先として共有先のアドレスが設定されるとともに、件名として新規検査申請の旨が入力されている。
例えば、本実施形態において、作成送信メール確認画面G1は、船主送信用と検査機関送信用と個別に作成される。図9では、検査機関送信用のものが表示されている。なお、船主送信用と検査機関送信用とに分けずに、共通の画面として作成される態様を取ることも、もちろん可能である。
図9に示すように、検査機関用の作成送信メール確認画面G1には、電子メール送信先である船級協会の識別情報としての名称、電子メールアドレス、閲覧させたい検査情報の申請書番号、および電子メール本文が表示される。また、電子メール本文には、申請書番号毎に作成された第2閲覧画面の格納先であるURLアドレスR20がリンク情報として記載されている。
第1ユーザ端末3aのユーザは、作成送信メール確認画面G1に表示されている本文をコピーして、新規メール作成画面G2の本文入力欄に貼り付け、新規の電子メールを完成させる。このようにして、新規の電子メールが作成されると、ユーザにより電子メールの送信ボタンが押下され、当該電子メールが所定のアドレス先へ送信される。なお、作成送信メール確認画面G1に表示されている本文は、自動的に新規メール作成画面G2に表示されるように設定してもよい。
検査機関に設置された第3ユーザ端末3cのユーザにより、第3ユーザ端末3cの表示部に表示された当該電子メールが確認され、当該電子メールの本文に記載されているURLが選択されると、インターネットブラウザが起動し、指定されたURLに格納されていている第2閲覧画面が第3ユーザ端末3cの表示部に表示される。これにより、検査機関と造船所との間で、第2閲覧画面に表示された検査情報を共有することが可能となる。
また、第3ユーザ端末3cから第2閲覧画面へのアクセスがあると、検査支援装置2ではその旨を検知し、データベース21に格納されている第2閲覧画面に表示された検査情報の受信ステイタスを閲覧済みにする。これにより、例えば、図10に示されるように、第1閲覧画面に表示された受信ステイタスR30に現在の共有先における閲覧のステイタスが反映されることとなる。ここで、受信ステイタスR30は、「表示」、「申請書」、「一覧表」の3種類がある。ここで、「表示」は、共有先が申請メールに張り付けたURLからオンライン申請画面を起動した状態、「申請書」は共有先がオンライン申請画面から検査申請書を起動した状態、「一覧表」はオンライン申請画面から検査一覧書を起動した状態を示す。このように分けることで、どのような情報を閲覧したかを把握することが可能となる。
このように、第1閲覧画面において、共有先が第2閲覧画面を閲覧したか否かを示す受信ステイタスR30を表示させることにより、第1ユーザ端末3aのユーザは、共有を希望した検査情報が共有先において閲覧されたか否かを容易に確認することが可能となる。
なお、船主先についても同様の処理及び操作が行われることにより、検査情報を共有することが可能となる。
次に、データベース21に登録された検査情報を変更するための処理について説明する。
まず、第1ユーザ端末3aにおいて、上述と同様の手順により、図8に示した検索情報入力欄R10を表示部に表示させると、第1ユーザ端末3aのユーザは、この検索情報入力欄R10において登録変更を希望する検査情報を特定するための変更検索情報を入力する。これにより、検査支援装置2において、上述と同様の処理が実行され、この検索結果である第1閲覧画面D1が表示される。
この第1閲覧画面D1において、ユーザは登録変更を希望する検査情報に対応するチェックボックスR12を指定し、修正ボタンR18を操作する。これにより、指定された検査情報の申請書番号及び変更指示が検査支援装置2に送信され、この情報が検査支援装置2の変更画面作成部24に受け付けられる。
変更画面作成部24は、受信した申請書番号で識別される検査情報をデータベース21から読み出し、読み出した検査情報を用いて登録情報変更画面を作成し、これを第1ユーザ端末3aに送信する。これにより、第1ユーザ端末3aには、登録情報変更画面が表示される。この登録情報変更画面は、基本的には、図5に示された検査申請入力画面と同様であるが、各入力欄に既にデータベース21に登録されている情報が表示されている点で異なる。この登録情報変更画面において、ユーザは変更したい事項を変更し、変更指示ボタンを操作すると、変更後の検査情報が当該申請書番号と関連付けられて検査支援装置2へ送信される。検査支援装置2では、同じ申請書番号を有する検査情報が変更後の検査情報によって上書きされ、データベース21の保存内容が更新される。
また、上述のようにして登録内容が変更された場合には、図11(a)に示すように、第1ユーザ端末3aの表示部に表示されていた第1閲覧画面D1における作成・送信ステイタスR50が変更される。具体的には、登録情報の変更が行われた検査情報に対応する作成・送信ステイタスR50が「変更」とされる。これにより、第1ユーザ端末3aのユーザは、データベース21の登録内容が変更されたことを容易に確認することができる。
更に、この第1閲覧画面D1(図10参照)において、第1ユーザ端末3aのユーザは、上述した情報共有の手順を行うことで、変更後の検査情報を用いて作成された第2閲覧画面を共有先に閲覧させることができる。この場合、共有先において変更後の検査情報が閲覧されると、図11(b)に示すように、空欄であった受信ステイタスR30に「表示」と表示され、共有先において変更後の検査情報が表示された第2閲覧画面が閲覧され、変更後の検査情報が確認されたことを把握することが可能となる。
なお、本実施形態では、検査情報に含まれる各項目を変更可能とする上記の登録情報変更画面に加えて、変更項目を検査開始時刻及び検査終了時刻に特化したメニューを設けている。すなわち、図4に示した初期画面において、「スケジュール調整」のメニューR22が第1ユーザ端末3aによって選択されると、スケジュール調整を行う検査情報を特定するための情報(例えば、検査日、検査場所、番船等)を入力するための検索情報入力欄R40(図12参照)が表示される。この検索情報入力欄R40において、必要事項が入力され、送信操作が行われると、入力された検索情報が検査支援装置2に送信され、該当する検査情報がデータベース21から読み出されて、申請書番号と関連付けられて第1ユーザ端末3aに送信される。これにより、第1ユーザ端末3aの表示部には、図12に示すように、検索条件に該当した検査情報が申請書番号単位で示されたリストG5が表示される。
図12に示したスケジュール調整画面では、各検査情報の検査開始時刻及び検査終了時刻が変更可能とされている。したがって、ユーザは、例えば、図13にその手順が示されているように、表示された時間軸において、各検査情報の検査開始時刻および検査終了時刻を新たにクリックするだけで、容易に検査開始時刻及び検査終了時刻を調整することが可能となる。そして、調整が終了すると、更新ボタンR42(図12参照)を操作する。これにより、変更後のスケジュール情報が検査支援装置2に送信され、変更がデータベース21に反映される。
なお、このようにして、データベース21に登録されていた情報が変更されると、この変更を船主及び検査機関に通知する必要がある。この通知は、上述した変更内容の閲覧通知と同様の操作を行うことで可能である。
次に、データベース21に登録されている情報の変更を禁止するロック機能について説明する。
このロック機能は、変更禁止部28(図3参照)によって実現される。例えば、変更禁止部28は、データベース21に格納されている検査情報の検査開始時刻をモニタしており、現在から検査実行までの残り時間が予め設定されている所定の時間(例えば、24時間)を下回った場合に、当該検査情報に関する登録変更を禁止する。このように、登録変更の禁止が行われた場合には、例えば、第1ユーザ端末3aから登録変更の指示を受け付けずに、変更が禁止されている旨のメッセージを第1ユーザ端末3aの表示部に表示させる。また、残り時間ではなく、例えば、検査日の前日の午後2時以降においては、検査情報の変更を禁止することとしてもよい。
このように、残り時間が短くなった場合には、変更を禁止することにより、検査直前における内容変更による混乱を回避することができる。
また、データベース21における変更禁止については、上記例に加えて、例えば、第1ユーザ端末3aからの指定によっても可能とされている。例えば、データベース21に格納されている検査情報の中には、変更をしない方が好ましい事項が含まれている場合がある。このような場合に、ユーザ端末3aから変更を禁止とする内容を設定することにより他ユーザによる変更を防止することができる。また、変更禁止を行った場合には、変更禁止解除の操作もユーザ端末3aから可能としてもよい。
この場合の登録内容の変更禁止は、検査情報単位、及び検査情報に含まれる項目単位で行えることとしてもよいし、更に、データベース21に格納されている全ての情報に対して一括して登録変更の禁止を行えることとしてもよい。
以上説明してきたように、本実施形態に係る船舶の検査支援装置2及び検査支援システム1によれば、第1ユーザ端末3aから閲覧指示及び閲覧を希望する検査情報を特定するための閲覧検索情報が入力された場合には、この閲覧検索情報に基づいてデータベース21内の検索が行われ、該当する検査情報が抽出される。そして、抽出された検査情報を用いて第1ユーザ端末3aの閲覧用画面である第1閲覧画面が作成されて、第1ユーザ端末3aに送信される。この第1閲覧画面において、共有化する検査情報が指定され、共有先の情報と、共有化指示が入力されると、指定された検査情報を共有先が閲覧するための第2閲覧画面が第2閲覧画面作成部26によって作成され、所定の格納先に保存される。また、この第2閲覧画面の格納先をリンク情報として含む電子メールが共有先である第2ユーザ端末3b及び/又は第3ユーザ端末3cに送信される。
これにより、上記電子メールを受信した第2ユーザ端末3b及び/又は第3ユーザ端末3cのユーザは、電子メールのメッセージに表示されたリンク先を指定することで、各検査情報が表示された第2閲覧画面を閲覧することが可能となる。これにより、造船所、船主、検査機関の3者間で検査情報の共有化を図ることができる。
更に、第1ユーザ端末3aで共有指定された情報のみが表示された第2閲覧画面を第2ユーザ端末3b及び第3ユーザ端末3cから閲覧させることで、例えば、検査申請元が有するノウハウ情報等が共有先へ流出することを防止することができる。
また、第2閲覧画面は、第1ユーザ端末3aも閲覧できるので、例えば、船主や検査機関と電話で打ち合わせ等をする場合に、互いに同一の画面を見ながら内容を調整することができ、効率よく打ち合わせを進めることが可能となる。
なお、本実施形態に係る船舶の検査支援装置2及び検査支援システム1においては、データベース21に格納された各検査情報に関連付けてその閲覧記録や変更記録を残すようにしてもよい。また、各検査情報に関連付けてその検査結果を記録することとしても良い。例えば、検査結果については分析され、その造船所における合格率や不合格率の把握や、不合格率の高い項目の改善などに展開される。
また、本実施形態においては、検査支援装置2が第1ユーザ端末3a、第2ユーザ端末3b、及び第3ユーザ端末3cと接続されている場合を説明したが、検査支援装置2は、第2ユーザ端末3b及び第3ユーザ端末3cの少なくともいずれか一方及び第1ユーザ端末3aと接続されていればよい。
1 船舶の検査支援システム
2 船舶の検査支援装置
3a 第1ユーザ端末
3b 第2ユーザ端末
3c 第3ユーザ端末
21 データベース
22 登録画面作成部
23 情報登録部
24 変更画面作成部
25 第1閲覧画面作成部
26 第2閲覧画面作成部
27 電子メール作成部
28 変更禁止部

Claims (10)

  1. 船主に設置された第2ユーザ端末及び船舶の検査機関に設置された第3ユーザ端末の少なくともいずれか一つ及び検査申請元に設置された第1ユーザ端末と通信回線を介して接続される船舶の検査支援装置であって、
    船舶の検査情報を格納するデータベースと、
    前記第1ユーザ端末に対して、船舶の識別情報、検査日、検査開始時刻、検査終了時刻、検査場所、検査項目の入力欄を含む検査申請入力画面を提供する登録画面作成手段と、
    前記第1ユーザ端末から前記検査申請入力画面において入力された検査情報に固有の識別情報を付与し、該検査情報と該識別情報とを関連付けて前記データベースに登録する情報登録手段と
    を具備する船舶の検査支援装置。
  2. 前記第1ユーザ端末から閲覧指示及び閲覧を希望する検査情報を特定するための閲覧検索情報が入力された場合に、前記閲覧検索情報に基づいて前記データベースから検査情報を抽出し、抽出した検査情報を用いて第1ユーザ端末の閲覧用画面である第1閲覧画面を作成し、前記第1ユーザ端末に提供する第1閲覧画面作成手段を備え、
    前記第1閲覧画面において、共有指示、共有先、及び共有する検査情報の指定が行われた場合に、指定された前記検査情報を前記共有先が閲覧するための第2閲覧画面を作成し、前記第2閲覧画面を前記共有先から閲覧可能とする請求項1に記載の船舶の検査支援装置。
  3. 前記第2閲覧画面を所定の格納先に保存する第2閲覧画面作成手段と、
    前記第2閲覧画面の格納先をリンク情報として含む電子メールを前記共有先の電子メールアドレスに送信する電子メール作成手段と
    を備え、
    前記第2閲覧画面は、前記第1ユーザ端末からも閲覧可能とされているとともに、前記共有先は、前記第2ユーザ端末および前記第3ユーザ端末の少なくとも一方である請求項2に記載の船舶の検査支援装置。
  4. 前記共有先から前記第2閲覧画面へのアクセスがあった場合に、閲覧済みのステイタスが前記データベースに登録されるとともに、前記第1閲覧画面に反映される請求項2または請求項3に記載の船舶の検査支援装置。
  5. 前記第1ユーザ端末から登録変更指示及び変更を希望する検査情報を特定するための変更検索情報が入力された場合に、該変更検索情報に基づいて前記データベースから検査情報を抽出し、抽出した検査情報を用いて登録情報変更画面を作成する変更画面作成手段を備え、
    前記情報登録手段は、前記登録情報変更画面において変更された事項を前記データベース内の情報に反映させ、
    前記第2閲覧画面作成手段は、前記第1ユーザ端末から変更事項の共有指示及び共有先が入力された場合に、変更事項が反映された検査情報を含む前記第2閲覧画面を作成して、所定の格納先に保存し、
    前記電子メール作成手段は、前記第2閲覧画面の格納先をリンク情報として含む電子メールを前記共有先の電子メールアドレスに送信する請求項3または請求項3を引用する請求項4に記載の船舶の検査支援装置。
  6. 前記検査申請入力画面における前記検査開始時刻及び検査終了時刻の入力は、前記検査日を入力すると、入力された検査日に予定されている検査情報が前記データベースから読み出され、読み出された前記検査情報の検査開始時刻及び検査終了時刻並びに検査場所が表示された立会検査スケジュール画面が表示され、前記立会検査スケジュール画面には、当該検査の開始時刻と終了時刻とを入力する入力欄が設けられている請求項1から請求項5に記載の船舶の検査支援装置。
  7. 前記立会検査スケジュール画面には、時間軸が示され、該時間軸に沿って各検査情報の検査開始時刻から検査終了時刻までの検査時間が表示されるとともに、各検査時間に対応した検査項目及び検査場所の少なくともいずれか一つを含む検査申請情報が表示されている請求項6に記載の船舶の検査支援装置。
  8. 所定の条件を満たした場合に、前記データベースに登録された情報の登録変更を禁止する変更禁止手段を備える請求項1から請求項7のいずれかに記載の船舶の検査支援装置。
  9. 前記変更禁止手段は、検査日時までの残り時間が予め設定されている所定の時間を下回った場合に、当該検査に関する登録情報の変更を禁止する請求項8に記載の船舶の検査支援装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれかに記載の船舶の検査支援装置と、
    検査申請元に設置された第1ユーザ端末と、
    船主に設置された第2ユーザ端末及び船舶の検査を行う検査機関に設置された第3ユーザ端末の少なくともいずれか一つと
    を具備する船舶の検査支援システム。
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