JP5728863B2 - 静電塗装用スピンドル装置及び静電塗装機 - Google Patents

静電塗装用スピンドル装置及び静電塗装機 Download PDF

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Description

本発明は、例えば圧縮空気などの流体の運動エネルギを回転運動に変換して出力する静電塗装用スピンドル装置及び静電塗装機に関する。
従来、例えば静電塗装機をはじめ各種の加工機には、種々のスピンドル装置が用いられている(例えば、特許文献1参照)。なお、特に図示しないが、スピンドル装置は、例えばハウジング等の固定部に対して回転可能に配置されたスピンドルと、スピンドルに設けられたタービン駆動部と、固定部とスピンドルとの間に介装され、固定部に対してスピンドルを回転可能に支持する軸受とを備えている。そして、例えば圧縮空気などの流体の運動エネルギをタービン駆動部によって回転運動に変換することで、スピンドルを所望の速度で回転させることができるようになっている。
ところで、上記したような従来のスピンドル装置では、軸受として空気軸受(エアスピンドル)が用いられている。空気軸受は、すべり軸受の一種で、潤滑剤(グリース、油)の代りに空気(エア)を利用しており、圧縮空気を軸受内部に吹き込んで、その圧力によってスピンドルを浮かせることで、当該スピンドルを固定部に対して回転可能に支持している。
しかしながら、空気軸受は、それ自体の剛性(軸受剛性)が低いため、スピンドル装置の稼働中におけるタービン駆動部の旋回負荷の程度によっては、スピンドルの回転軸が一定しないで、大きく変位する場合がある。そして、回転軸の変位の程度によっては、スピンドルと固定部とが接触する場合がある。
この場合、スピンドルの回転状態(回転速度)を一定に保つことができなくなり、スピンドルの回転速度が低下したり、或いは、変動したりする。そうなると、スピンドル装置が例えば静電塗装機に用いられている場合には、塗装中の回転速度の低下や変動により、例えば塗装対象物に対する塗装ムラが発生するといった問題が生じる。
また、空気軸受では、その軸受サイズ(大きさ)によって剛性や負荷容量が決定されるため、上記した問題を解決するためには、スピンドル装置を大型化する必要がある。しかしながら、スピンドル装置を大型化すると、その分だけ空気軸受自体を大型化したり、或いは、空気軸受の個数を増加する必要がある。
そうなると、空気軸受自体の大型化では、当該空気軸受に使用する空気流量が増加するため、スピンドル装置の稼働に要するコストが上昇してしまう。また、空気軸受の個数の増加では、これに応じてスピンドル装置全体の部品点数が増加するため、スピンドル装置の製造に要するコストが上昇してしまう。
更に、空気軸受自体を大型化したり、空気軸受の個数を増加すると、その分だけ、例えば空気軸受とスピンドルとの間の摩擦抵抗が大きくなる場合があり、当該スピンドル装置に要求されている高速回転化(例えば、1分間で60,000回転(rpm)の高速回転化)への対応が困難になってしまう虞がある。
特開平11−270560号公報
本発明は、このような問題を解決するためになされており、その目的は、高い軸受剛性や負荷容量を維持することで常に一定の回転軸回りでの安定した回転状態を保ちつつ、高速回転化への対応を可能にするコンパクトで低コストの静電塗装用スピンドル装置及び静電塗装機を提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明の第1の発明は、固定部に対して回転可能に配置されたスピンドルと、前記スピンドルに設けられたタービン駆動部と、前記固定部と前記スピンドルとの間に設けられ、前記固定部に対して前記スピンドルを回転可能に支持する複数の軸受とを備え、気流をタービン駆動部に作用させて回転運動に変換することで、前記スピンドルを所望の速度で回転させる静電塗装用スピンドル装置であって、前記複数の軸受は、いずれもアンギュラ玉軸受であり、回転駆動の入力側と、回転駆動の出力側との中間位置に位置し、正面組合せに組み込まれ、定圧予圧を与えられており、前記複数の軸受は、いずれも転動体のみが非導電性セラミック製である転がり軸受として構成されている。
本発明の第2の発明は、第1の発明において、前記入力側は、前記タービン駆動部側であり、前記出力側は、タービン駆動とはスピンドルの回転軸方向で反対側である。
本発明の第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記転がり軸受には、いずれも、外輪内周に固定された密封板が備えられている。
本発明の第4の発明は、第3の発明において、前記転がり軸受には、いずれも、転動体の両側に前記密封板が備えられている。
本発明の第5の発明は、第3又は第4の発明において、前記密封板は、いずれも、その先端が内輪に接触している。
本発明の第6の発明は、第3乃至第5のいずれかの発明において、前記密封板は心金入りのゴム製である。
本発明の第7の発明は、第1乃至第6のいずれかの発明において、静電塗装用スピンドル装置を備えた静電塗装機である。
本発明によれば、高い軸受剛性や負荷容量を維持することで常に一定の回転軸回りでの安定した回転状態を保ちつつ、高速回転化への対応を可能にするコンパクトで低コストの静電塗装用スピンドル装置及び静電塗装機を実現することができる。
本発明の一実施形態に係るスピンドル装置の全体構成を概略的に示す断面図。 本発明の変形例に係るスピンドル装置の全体構成を概略的に示す断面図。 本発明の変形例に係るスピンドル装置のセラミック製玉軸受周りの構成を拡大して示す断面図。
以下、本発明の一実施形態に係るスピンドル装置について、添付図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態のスピンドル装置は、例えばハウジング等の固定部2に対して回転可能に配置されたスピンドル4と、スピンドル4に設けられたタービン駆動部6と、固定部2とスピンドル4との間に設けられ、固定部2に対してスピンドル4を回転可能に支持する複数の軸受8,10とを備えている。そして、当該スピンドル装置は、例えば圧縮空気などの流体の運動エネルギをタービン駆動部6によって回転運動に変換することで、スピンドル4を所望の速度で回転させることができるようになっている。
このようなスピンドル装置において、スピンドル4は、固定部2内に収容されており、その先端側が固定部2を越えて当該スピンドル4の回転軸Lに沿って延出し、その基端側には、タービン駆動部6が構築されている。タービン駆動部6は、スピンドル4の回転軸Lを直交する方向に延在し、かつ当該回転軸Lと同心円状に形成された円板形状のタービン羽根車6aと、タービン羽根車6aの外周に沿って形成された複数の羽根6bとを備えている。
また、固定部2には、タービン駆動部6の複数の羽根6bに向けて開口したタービン用気流噴出口12が形成されており、タービン用気流噴出口12には、固定部2に形成されたタービン用給気路14を介して圧縮空気供給源(図示しない)が接続されている。
この場合、圧縮空気供給源から供給された圧縮空気を、タービン用給気路14を介してタービン用気流噴出口12から各羽根6bに吹き付けると、その気流が各羽根6bを周方向に押す圧力となって作用し、このときの押圧力がタービン羽根車6aを介して回転運動となってスピンドル4に伝達される。これにより、スピンドル4を、その回転軸Lを中心に所望の速度で回転させることができる。
また、スピンドル4は、その先端側において、当該スピンドル4と固定部2との間に設けられた複数の軸受8,10によって回転可能に支持されている。図面では一例として、固定部2とスピンドル4との間の領域において、その一端側(回転運動の出力側)の軸受8と、その他端側(回転運動の入力側)の軸受10の2つの軸受によってスピンドル4を支持する構成が示されている。
ここで、複数の軸受8,10は、それぞれ、固定部2に装着させる一方の軌道輪8a,10a(外輪)と、外輪8a,10aに対向してスピンドル4に装着させる他方の軌道輪8b,10b(内輪)と、これら外内輪間に沿って組み込まれる複数の転動体16,18とを備えた転がり軸受として構成されている。この場合、転動体16,18としては、玉やコロを適用することができるが、ここでは一例として、玉16,18を想定する。
また、図面では軸受8,10の一例として、一方の溝肩8c,10cが全部又は部分的に取り除かれた肩おとし内輪8b,10bを適用した転がり軸受8,10が示されているが、これに限定されることはなく、例えば、外内輪ともに一方の肩おとしがされたもの、或いは、外内輪ともに双方の溝肩を有するもの(例えば、深溝玉軸受)であってもよい。いずれにおいても、以下、複数の軸受8,10として、外内輪間に複数の転動体(玉)16,18が組み込まれた2つの玉軸受8,10を想定する。
なお、これら玉軸受8,10は、固定部2とスピンドル4との間において、一端側の玉軸受8と他端側の玉軸受10とは、肩おとし内輪8b,10bの背面8d,10d同士が間座20を介して対向配置されている。そして、その状態において、スピンドル4の先端側からカバー部材22を固定部2に例えばネジ24等によって締結すると、そのとき一端側の玉軸受8(具体的には、外輪8a)に作用した力が、当該玉軸受8の転動体(玉)16及び内輪8bから間座20を介して他端側の玉軸受10(具体的には、内輪10b)に伝達され、当該玉軸受10の転動体(玉)18及び外輪10aを押圧する。
このとき、各玉軸受8,10には、所定の予圧が与えられ、その結果、スピンドル4に作用するラジアル荷重と、両方向のアキシアル荷重とを受けることができる状態に維持される。これにより、スピンドル4は、これら玉軸受8,10によってラジアル方向及びアキシアル方向に支持されることで、一定の回転軸Lを中心に回転することができる。
また、本実施形態では、上記したスピンドル装置において、一端側及び他端側の玉軸受8,10は、セラミック製の転がり軸受として構成されている。ここで、当該玉軸受8,10をセラミック化する仕様としては、外輪8a,10a、内輪8b,10b、転動体(玉)16,18のいずれか、或いは、その全てが、セラミックで形成されている場合がある。この場合、固定部2とスピンドル4との間の絶縁が必要な場合、及び、固定部2とスピンドル4との間の導通が必要な場合を想定する必要がある。
「構成例1:固定部2とスピンドル4との間の絶縁が必要な場合」
固定部2とスピンドル4との間の絶縁が必要な場合には、外輪8a,10a、内輪8b,10b、転動体(玉)16,18のいずれか、或いは、その全てを非導電性(絶縁性)セラミックで形成すればよい。ここで、非導電性(絶縁性)セラミックとしては、例えば、アルミナ、ジルコニアなどの酸化物や、窒素珪素などの電気抵抗の高い絶縁材料を適用することができる。
この場合、例えば、各転動体(玉)16,18を上記したような非導電性(絶縁性)セラミックで形成した場合には、外輪8a,10aと内輪8b,10bの材質については、特に制限はされず、例えば高炭素クロム軸受鋼や特殊鋼(ステンレス鋼)などを適用することができる。
なお、例えば、外輪8a,10aを上記したような非導電性(絶縁性)セラミックで形成した場合、内輪8b,10b及び転動体(玉)16,18を例えば高炭素クロム軸受鋼や特殊鋼(ステンレス鋼)で形成すればよい。これに対して、例えば、内輪8b,10bを上記したような非導電性(絶縁性)セラミックで形成した場合、外輪8a,10a及び転動体(玉)16,18を例えば高炭素クロム軸受鋼や特殊鋼(ステンレス鋼)で形成すればよい。
また、当該玉軸受8,10に封入する潤滑剤としては、例えば高速用グリースを適用することが好ましい。なお、高速用グリースとしては、例えばエステル油を基油として添加したものを適用することができる。
「構成例2:固定部2とスピンドル4との間の導通が必要な場合」
固定部2とスピンドル4との間の導通が必要な場合には、外輪8a,10a、内輪8b,10b、転動体(玉)16,18の全てを導電性セラミックで形成すればよい。ここで、導電性セラミックとしては、例えば、酸化アルミニウム(アルミナ)、二酸化ジルコニウム(ジルコニア)などの酸化物に導電性セラミックス粒子を微細に分散した電気抵抗の低いセラミック材料を適用することができる。
この場合、当該玉軸受8,10に封入する潤滑剤としては、例えば導電性グリースを適用することが好ましい。また、導電性グリースとしては、例えばカーボンブラック、金属粉、金属酸化物などを充填剤として添加したものを適用することができる。なお、導通とは、電流が流れる状態、即ち、通電可能な状態を指す。
以上、本実施形態によれば、上記したセラミック製の玉軸受8,10は、それ自体の剛性(軸受剛性)が高いため、固定部2に対してスピンドル4を堅牢に支持することができる。このため、スピンドル装置の稼働中におけるタービン駆動部6の旋回負荷の影響を受けることなく、スピンドル4の回転軸Lを一定に維持することができ、当該スピンドル4を一定の回転軸Lを中心に回転させることができる。この結果、スピンドル装置の稼働中に、例えばスピンドル4が変位して固定部2と接触するようなことはない。
この場合、スピンドル4の回転状態(回転速度)を一定に保つことができるため、スピンドル4の回転速度を常に所望の速度に安定化させることができる。これにより、スピンドル装置が例えば静電塗装機に用いられている場合には、塗装対象物に対する塗装ムラを発生させることなく、当該塗装対象物を均一に塗装することができる。
また、上記した空気軸受では、その軸受サイズ(大きさ)によって剛性や負荷容量が決定されるため、スピンドル装置を大型化する必要があるが、当該空気軸受に代えて、それ自体の剛性(軸受剛性)が高いセラミック製の玉軸受8,10を適用することにより、スピンドル装置のコンパクト化を実現することができる。
これにより、空気軸受を適用した場合に比べて、スピンドル装置の稼働に要するコストを大幅に低減することができる。また、空気軸受を適用した場合に比べて、玉軸受8,10の個数を少なくすることができるため、スピンドル装置全体の部品点数を大幅に削減することが可能となり、その結果、スピンドル装置の製造に要するコストを大幅に低減することができる。
更に、セラミック製の玉軸受8,10は、空気軸受に比べて、その回転性能を高めることができるため、スピンドル装置に要求されている高速回転化(例えば、1分間で60,000回転(rpm)の高速回転化)への対応を可能にすることができる。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されることはなく、以下の各変形例に係る技術思想も本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば図3に示すように、上記した構成例1,2において、各玉軸受8,10にシール構造を施すようにしてもよい。図面ではシール構造の一例として、各玉軸受8,10には、転動体(玉)16,18の両側に、外輪8a,10aと内輪8b,10bとの間に区画される軸受内部空間を軸受外部から密封するための密封板26が設けられている。
ここで、密封板26としては、例えば金属板をプレス加工した環状のシールドや、心金入りのゴム製を成すシールを適用することができる。なお、図面では一例として、基端が外輪8a,10aの内周に固定され、先端が内輪8b,10bに向けて延出した密封板26を適用した構成が示されているが、これとは逆に、基端が内輪8b,10bの外周に固定され、先端が外輪8a,10aに向けて延出した密封板26を適用して構成してもよい。この場合、密封板26としてシールを適用した場合には、当該シール26の先端を、相手側軌道輪(即ち、外輪8a,10a、内輪8b,10b)に対して接触させてもよいし、或いは、接触させずに狭い隙間が保たれるようにしてもよい。
以上、本変形例によれば、上記した実施形態に係る効果に加えて、更に、各玉軸受8,10に密封板26を適用したことにより、当該玉軸受8,10の軸受内部空間に封入された潤滑剤(具体的には、上記した構成例1では高速用グリース、上記した構成例2では導電性グリース)が、軸受外部へ漏洩したり、飛散したりすることを確実に防止することができる。これにより、当該玉軸受8,10の回転性能や潤滑性能を長期に亘って一定に維持することができるため、スピンドル装置の長寿命化を図ることができる。
また、例えば図2に示すように、少なくとも一端側の玉軸受8をセラミック製の転がり軸受として構成するようにしてもよい。なお、図面では一例として、当該玉軸受8は、内輪8bの背面8dが固定部2に当て付けられるように、固定部2とスピンドル4との間に設けられているが、これにより、本発明の技術範囲が限定されるものではない。
この場合、他端側の軸受としては、その種類は特に制限されないが、図面では一例として、空気軸受が適用されており、かかる空気軸受は、固定部2に対してスピンドル4をラジアル方向に支持するラジアル空気軸受28と、当該スピンドル4をアキシアル方向に支持するアキシアル空気軸受30とを備えて構成されている。
ラジアル空気軸受28は、スピンドル4の外周を覆うように回転軸Lと同心円状に配置された中空円筒状の多孔質部材28aを備えており、一方、アキシアル空気軸受30は、タービン駆動部6のタービン羽根車6aの片側(回転軸Lに沿った方向の片側)に沿って対向配置された環状の多孔質部材30aを備えている。また、固定部2には、各多孔質部材28a,30aに圧縮空気を供給するための圧縮空気給気路32が構築されており、当該圧縮空気給気路32には、図示しない圧縮空気供給源が接続されている。
このような空気軸受によれば、圧縮空気供給源から圧縮空気給気路32に圧縮空気等の気流を供給すると、その気流は、各多孔質部材28a,30aを通ってスピンドル4の外周及びタービン羽根車6aの片側に向けて吹き付けられる。このとき、スピンドル4と多孔質部材28aとの間が非接触状態に保持されると共に、タービン駆動部6のタービン羽根車6aの片側と多孔質部材30aとの間が非接触状態に保持される。
ここで、一端側の玉軸受8は、それ単体でスピンドル4をラジアル方向及びアキシアル方向に支持することができるため、アキシアル空気軸受30の多孔質部材30aは、タービン駆動部6のタービン羽根車6aを挟むように両側に設ける必要はなく、片側のみで足りる。これにより、タービン駆動部6を含めてスピンドル4の全体が、一端側の玉軸受8によって固定部2に対して支持されると共に、他端側の空気軸受28,30によって固定部2から浮上支持される。
以上、本変形例によれば、上記した実施形態に係る効果に加えて、更に、一端側の玉軸受8をセラミック製の転がり軸受とし、他端側の軸受のみを空気軸受28,30としたことにより、従来のスピンドル装置に比べて、空気軸受28,30の配置個数を大幅に削減することができる。これにより、空気軸受28,30に使用する空気流量を大幅に低減することができるため、スピンドル装置の稼働に要するコストを大幅に低減することができる。
2 固定部
4 スピンドル
6 タービン駆動部
8,10 軸受

Claims (7)

  1. 固定部に対して回転可能に配置されたスピンドルと、前記スピンドルに設けられたタービン駆動部と、前記固定部と前記スピンドルとの間に設けられ、前記固定部に対して前記スピンドルを回転可能に支持する複数の軸受とを備え、気流をタービン駆動部に作用させて回転運動に変換することで、前記スピンドルを所望の速度で回転させ
    前記複数の軸受は、いずれもアンギュラ玉軸受であり、回転駆動の入力側と、回転駆動の出力側との中間位置に位置し、正面組合せに組み込まれ、定圧予圧を与えられており、前記複数の軸受は、いずれも転動体のみが非導電性セラミック製である転がり軸受として構成されている静電塗装用スピンドル装置。
  2. 前記入力側は、前記タービン駆動部側であり、前記出力側は、タービン駆動とはスピンドルの回転軸方向で反対側である請求項1に記載の静電塗装用スピンドル装置。
  3. 前記転がり軸受には、いずれも、外輪内周に固定された密封板が備えられている請求項1又は2に記載の静電塗装用スピンドル装置。
  4. 前記転がり軸受には、いずれも、転動体の両側に前記密封板が備えられている請求項3に記載の静電塗装用スピンドル装置。
  5. 前記密封板は、いずれも、その先端が内輪に接触している請求項3又は4に記載の静電塗装用スピンドル装置。
  6. 前記密封板は、心金入りのゴム製であることを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載の静電塗装用スピンドル装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の静電塗装用スピンドル装置を備えた静電塗装機。
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