JP5726448B2 - 車載用スピーカ - Google Patents

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本発明は、車室へ向けて音響を出力する車載用スピーカに関し、特に、エキサイタの着脱を容易に行うことができ、かつ、リスナ(聴取者)が適度な拡がり感を得ることができる車載用スピーカに関する。
従来、車室を形成する構造体の一部を振動板として利用することで音響を出力する車載用スピーカが知られている。かかる車載用スピーカには、たとえば、車体のルーフ部分(以下、「車体ルーフ」と記載する)と天井材との間に振動子(以下、「エキサイタ」と記載する)を配置して振動させることによって、天井材全体を振動板とするものなどがある。
なお、かかる天井材全体を振動板として利用した場合、リスナ(聴取者)は適度な音の立体感や臨場感、あるいは拡がり具合(以下、「拡がり感」と記載する)を得られることがよく知られている。
また、特許文献1に開示されているように、天井材へエキサイタの取り付け開口部を設けることで保守性を高めたスピーカも存在する。なお、特許文献1に開示されているスピーカは、取り付け開口部を覆うように配置した振動板を振動させることによって音響を出力している。
特開2009−290363号公報
しかしながら、特許文献1の技術を用いた場合、エキサイタは取り付け開口部を覆うように配置された振動板のみを振動させるため、リスナ(聴取者)が適度な拡がり感を得られないという問題があった。
この点、上述した車体ルーフと天井材との間にエキサイタを配置して天井材全体を振動板とする車載用スピーカを用いることで、かかる問題点を回避することはできる。しかしながら、かかる場合、故障などでエキサイタを交換する際には天井材を取り外す必要があるという問題があった。
なお、車両によっては車体ルーフと天井材とが接着されている場合もあるため、かかる場合には取り外した天井材を再利用することができないという問題もあった。
これらのことから、エキサイタの着脱を容易に行うことができ、かつ、リスナ(聴取者)が適度な拡がり感を得ることができる車載用スピーカをいかにして実現するかが大きな課題となっている。
本発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであって、エキサイタの着脱を容易に行うことができ、かつ、リスナ(聴取者)が適度な拡がり感を得ることができる車載用スピーカを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、車室へ音響を出力する車載用スピーカであって、前記車室の天井材に振動を与える加振手段と、前記加振手段を取り付ける取り付け部を有し、該取り付け部が前記天井材に形成された開口部分に位置するように、かつ、前記取り付け部に前記加振手段が取り付けられた場合に該加振手段を取り囲んで広がる鍔状の領域が前記開口部分から前記車室側へ露出されるように配置されて前記天井材に固定されるブラケットと、前記天井材の振動幅に基づく所定の間隙を前記天井材との間に置きつつ、前記ブラケットおよび該ブラケットに取り付けられた前記加振手段を覆う保護手段と、前記保護手段を固定する締結部材を外部から遮蔽する遮蔽手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、エキサイタの着脱を容易に行うことができ、かつ、リスナ(聴取者)が適度な拡がり感を得ることができるという効果を奏する。
図1は、本発明に係るスピーカ取り付け手法の概要を示す図である。 図2は、本実施例に係る車載用スピーカを構成するエキサイタの概略図である。 図3は、樹脂製のブラケットを用いた場合の取り付け例を示す図である。 図4は、車体ルーフへボスを設けた場合の車載用スピーカの取り付け例を示す概略断面図である。 図5は、ブラケットへボスを設けた場合の車載用スピーカの取り付け例を示す概略断面図である。 図6は、金属製のブラケットを用いた場合の取り付け例を示す図である。 図7は、天井材の厚みを利用した場合の概略断面図である。 図8は、エキサイタへカバーを直接取り付ける場合の概略断面図である。 図9は、変形例に係るスピーカ取り付け手法を説明するための図である。
以下に、添付図面を参照して、本発明に係る車載用スピーカの好適な実施例を詳細に説明する。なお、以下では、本発明に係るスピーカ取り付け手法の概要について図1を用いて説明した後に、本発明に係るスピーカ取り付け手法を適用した車載用スピーカについての実施例を図2〜図9を用いて説明することとする。
また、以下では、天井材の車室(搭乗者側)へ接している方の面を「天井材の表面」と、車室へ接していない方の面を「天井材の裏面」と、それぞれ記載することとする。
まず、本発明に係るスピーカ取り付け手法の概要について図1を用いて説明する。図1は、本発明に係るスピーカ取り付け手法の概要を示す図である。なお、図1に示すように、以下における説明では、車両50の天井部へエキサイタを配置したうえで(同図の破線の閉曲線1で囲まれた部分の「●」印参照)、天井材全体を振動させることによって音響を出力する車載用スピーカについて説明することとする。
また、同図の(A)には、従来のスピーカ取り付け手法の問題点を、同図の(B)には、本発明に係るスピーカ取り付け手法の特徴を、それぞれ示している。
図1の(A)に示したように、従来のスピーカ取り付け手法によれば、エキサイタ11は、車体ルーフ40と天井材30との間に配置されていた。したがって、故障などによってエキサイタ11を交換する必要が生じた場合には、いったん天井材30を取り外したうえで交換を行う必要があった。
すなわち、従来のスピーカ取り付け手法によれば、車載用スピーカを構成するエキサイタ11の交換を行うためだけに天井材30を取り外すという煩雑な作業が発生していた。また、天井材30が車体ルーフ40へ接着されているタイプの車両50ではいったん取り外した天井材30自体の交換も必要となるため、エンドユーザの経済的負担ともなっていた。
そこで、同図の(B)に示すように、本発明に係るスピーカ取り付け手法では、車載用スピーカを、駆動部品であるエキサイタと、かかるエキサイタの取り付け部品および振動伝達部品であるブラケットとの、2種類の分離した構成部品によって構成することとした。
具体的には、同図の(B−a)に示すように、本発明に係るスピーカ取り付け手法では、車体ルーフ40と天井材30との間にブラケット12を配置することとした。そして、ブラケット12が備えるエキサイタ11の取り付け部(図示せず)を天井材30の開口部から露出させ、かかる取り付け部へエキサイタ11を車室方向200の正方向から取り付けることとした(同図の(B−a1)参照)。
ここで、ブラケット12は、天井材30の裏面へ接着剤などによって固定されるものとする。なお、同図の(B−a1)に示した破線の閉曲線2で囲まれた斜線部分は、ブラケット12が、かかる斜線部分において固定されていることを示している。
すなわち、ブラケット12は、天井材30の裏面へ固定されることで天井材30と一体化することとなる。したがって、同図の(B−a2)に示すように、かかるブラケット12へエキサイタ11が取り付けられた場合には、エキサイタ11の駆動によって生じる振動は、ブラケット12を介して天井材30全体へと伝達される。これにより、リスナ(聴取者)は、天井材30全体が振動することによる拡がり感を得て、音響を聴取することができる。なお、同図の(B−a2)に示すように、エキサイタ11が取り付けられ、ブラケット12とエキサイタ11とが接している部分が、ブラケット12の有する取り付け部にあたる。また、かかる取り付け部を除くブラケット12のその他の部分は、ブラケット12のベース部にあたる。
また、同図の(B−b)に示すように、本発明に係るスピーカ取り付け手法では、所定の高さaを有するエキサイタ11を天井材30の厚みを利用してブラケット12へ近接させて取り付けることとした。
すなわち、エキサイタ11が天井材30の表面から突出する部分bをより目立たないようにすることができるので、エキサイタ11を車室から着脱可能としつつも、車室内の美観を整えることができる。なお、かかる点の詳細については、図7を用いて後述する。
また、図1の(B−b)の露出部分cに示すように、本発明に係るスピーカ取り付け手法では、天井材30の開口部からブラケット12をあえて露出させることによって、ブラケット12の材質が有する音響特性を車室へ出力される音響へ加味することとした。また、ブラケット12の材質についても、特に限定を加えないこととした。
すなわち、従来、天井材30の材質のみによって決まっていた車載用スピーカの音質の調整幅を広げることができるので、車両50の開発段階においてターゲットとなる購入層を意識した音質の調整を行うことが可能となる。なお、かかる点については、図9を用いて後述する。
また、図1の(B−c)に示すように、本発明に係るスピーカ取り付け手法では、音響の出力孔を設けたカバー15を天井材30の開口部から露出した部分へ覆設することとした。
したがって、エキサイタ11などの駆動部品をリスナ(聴取者)が直接触ることによって生ずる音質の低下や部品の劣化を防止することが可能となる。また、デザイン性の高いカバー15を覆設することによって、車室内の美観を整えることができる。
なお、カバー15は、エキサイタ11の駆動および天井材30の振動を妨げないように設けられることが好ましい。かかる点の詳細については、図4、図5、図7および図8を用いて後述する。
このように、本発明に係るスピーカ取り付け手法では、車載用スピーカを、エキサイタ11とブラケット12との2種類の分離した構成部品によって構成することとした。そして、ブラケット12を天井材30へ固定することとしたうえで、かかるブラケット12が備える取り付け部を天井材30の開口部から露出させ、かかる取り付け部へエキサイタ11を車室方向200の正方向から取り付けることとした。したがって、エキサイタ11の着脱を容易に行うことができ、かつ、リスナ(聴取者)が適度な拡がり感を得ることができる。
また、本発明に係るスピーカ取り付け手法では、あえてブラケット12を車室へ露出させることによって、天井材30の音響特性へブラケット12の音響特性を加味することとした。したがって、従来、天井材30の材質のみによって決まっていた車載用スピーカの音質の調整幅を広げることができる。
以下では、図1を用いて説明したスピーカ取り付け手法を適用した車載用スピーカについての実施例を詳細に説明する。
図2は、本実施例に係る車載用スピーカを構成するエキサイタ11の概略図である。なお、同図では、エキサイタ11の特徴を説明するために必要な構成部品のみを示している。また、同図は、図示した各構成部品の形状などを限定するものではない。
なお、同図の(A)には、エキサイタ11をY軸の正方向からみた概略上面図およびXY平面と直交する方向からみた概略側面図を、同図の(B)には、エキサイタ11をXY平面で切断した場合の簡略断面図を、同図の(C)にはエキサイタ11の簡略斜視図を、それぞれ示している。
同図の(A)に示したように、エキサイタ11は、ヨーク11aと、ダンパ11bと、カプラ11cとから構成される。ヨーク11aは、有底円筒状の部材であり、内部にマグネット、マグネットプレート(いずれも図示せず)といった磁気回路を構成する部品を配している。
ダンパ11bは、板ばねなどの弾性素材からなる保持部材であり、カプラ11cの内部に配置される励磁部品を弾性的に保持する。カプラ11cは、エキサイタ11のベース部材であり、内部にボイスコイルやボイスコイルボビン(いずれも図示せず)といった励磁部品を配している。
また、カプラ11cは、底部に凹状の取り付け孔11dを有している。なお、図1に示したブラケット12の取り付け部は凸状に成形されており、エキサイタ11をブラケット12へ取り付ける際には、かかるブラケット12の取り付け部とエキサイタ11の取り付け孔11dとを嵌合させることとなる。
なお、以下における説明では、エキサイタ11をXY平面で切断した断面図を示す場合、ヨーク11aとカプラ11cの一部からなる簡略断面図を示すこととする(図2の(B)参照)。また、同様に、以下における説明では、エキサイタ11全体の斜視図を示す場合、ヨーク11aの外観のみからなる簡略斜視図を示すこととする(図2の(C)参照)。
次に、図1を用いて説明したエキサイタ11およびブラケット12の具体的な取り付け例について、図3から図8を用いて順次説明する。なお、図1において既に説明したように、本発明に係るスピーカ取り付け手法では、音質調整の幅を広げる趣旨からブラケット12の材質については特に限定していない。また、かかるブラケット12の材質を変更することで、音質調整を行うことが可能となる。
そこで、以下では、樹脂製のブラケット12aを用いた場合の取り付け例を図3から図5を用いて、アルミ等の金属製のブラケット12bを用いた場合の取り付け例を図6から図8を用いて、それぞれ説明することとする。
まず、樹脂製のブラケット12aを用いた場合の取り付け例について説明する。図3は、樹脂製のブラケット12aを用いた場合の取り付け例を示す図である。なお、同図の(A)には、エキサイタ11の取り付け前に車室方向200の正方向から天井材の表面を斜めにみた場合の斜視図を、同図の(B)には、ルーフ方向100の正方向から天井材の裏面を斜めにみた場合の斜視図を、同図の(C)には、エキサイタ11の取り付け後に車室方向200の正方向から天井材の表面を斜めにみた場合の斜視図を、それぞれ示している。
図3の(A)に示したように、ブラケット12aは、天井材の開口部21から凸状に成形された取り付け部を車室方向200の方向へ露出させた状態で配置される。このとき、ブラケット12aは、天井材の裏面において接着剤などを用いて固定されている。なお、同図のO軸上あるいはP軸上には、それぞれ2個ずつのカバー固定ねじの貫入孔を示している。かかるカバー固定ねじの貫入孔については、図4を用いて後述する。
また、同図の(B)に示したように、ルーフ方向100の正方向から天井材の裏面を斜めにみた場合、ブラケット12aは、天井材の開口部21を完全に覆うだけの大きさを有している。なお、上述した接着剤などは、かかる開口部21とブラケット12aの外縁との間に塗布されることとなる。
そして、同図の(C)に示したように、エキサイタ11は、ブラケット12aの取り付け部へ取り付けられる。このとき、同図の(C)に示したように、ブラケット12aがエキサイタ11の周囲へ露出している場合、かかる露出部分の振動によってブラケット12aの材質の音響特性が天井材の材質の音響特性へ加味されることとなる。
なお、樹脂製のブラケット12aを用いた場合には、一般にしっとりとしたやわらかみのある音響特性が加味されるといわれている。したがって、あらかじめ開口部21の径を大きくとることでブラケット12aの露出部分を大きくすれば、かかる音響特性を強調した音質の調整を行うことができる。
ここで、図1を用いて説明したカバー15を含めたうえでの車載用スピーカの詳細な取り付け例について、図4を用いて説明する。図4は、車体ルーフ40へボスを設けた場合の車載用スピーカの取り付け例を示す概略断面図である。なお、図4(同図)、図5、図7および図8(いずれも後述)においては、図3の(A)に示したO軸およびQ軸で切断した概略断面図を示すこととする。
図4に示したように、本実施例に係る車載用スピーカは、天井材30の裏面へブラケット12a(同図の斜線部分を参照)を配置する。このとき、凸状に成形された取り付け部を含むブラケット12aの一部は、天井材30の開口部から露出される。
なお、同図では、かかる凸状の取り付け部の下端位置が、天井材の表面位置を示す車室境界線300よりも下方に突出している場合を示している。
また、エキサイタ11は、かかる凸状の取り付け部へ、凹状の取り付け孔を嵌合させることによって車室方向から取り付けられる。また、エキサイタ11は、コネクタ16によって、音響の出力信号を導通するハーネス17と接続される。
なお、ハーネス17には、異音防止クッション18が巻回される。また、図示していないが、異音防止クッション18自体も、クッション状の部材で天井材30の裏面などに固定されることが好ましい。
また、同図に示すように、本実施例に係る車載用スピーカは、エキサイタ11およびブラケット12aの露出部分を保護するようにカバー15を覆設することができる。なお、ここでは、出力孔15aaを備えるグリル15aを用いることとして説明を行う。
グリル15aは、車体ルーフ40にあらかじめ設けられたボス(同図の破線の閉曲線3で囲まれた部分参照)とカバー固定ねじ13を用いて螺合されることによって取り付けられる。このとき、グリル15aの取り付け部およびカバー固定ねじ13は、上述した貫入孔(図3参照)から貫入される。
なお、図4に示したように、かかるグリル15aの取り付け部へねじ隠しスペーサ14を覆設することによって、カバー固定ねじ13を不用意に緩めたり、車室内の美観を損ねたりすることを防止することができる。
また、同図に示したように、車体ルーフ40へボスを設けたうえで、かかるボスへグリル15aを取り付けた場合、グリル15aによる荷重が天井材30へかからないため、天井材30を妨げることなく振動させることができる。したがって、リスナ(聴取者)は適度な拡がり感を得た音響の聴取を行うことができる。
なお、かかる点を考慮すれば、グリル15aなどの各部材は、天井材30へ干渉しないように取り付けられることが好ましい。したがって、各部材の取り付けにあたっては、天井材30の振動幅などを十分考慮する必要がある。
ところで、図4を用いた説明では、車体ルーフ40へボスを設けたうえで、かかるボスへグリル15aを取り付ける場合について説明したが、ボスをブラケット12aへ設けることとしたうえで、かかるボスへグリル15aを取り付けることとしてもよい。
かかる場合について、図5を用いて説明する。図5は、ブラケット12aへボスを設けた場合の車載用スピーカの取り付け例を示す概略断面図である。なお、図5では、かかる場合の説明に必要な部材についてのみ符号を付すこととし、図4に示したものと同一の部材については説明を省略する。
図5に示したように、本実施例に係る車載用スピーカは、ブラケット12aにあらかじめ設けられたボス(同図の破線の閉曲線4で囲まれた部分参照)と螺合することによって、グリル15aをブラケット12aへ取り付けることができる。
かかる場合、エキサイタ11からブラケット12aを介して振動が伝わるため、グリル15aもまた振動することとなる。したがって、図示していないが、グリル15aとカバー固定ねじ13とが接する箇所、あるいは、グリル15aとねじ隠しスペーサ14とが接する箇所などには、クッション状の素材を挟み込むなどして天井材30の振動を妨げないようにし、かつ、振動による音響のびびりを防止することが好ましい。
なお、同図に示したように、ブラケット12aへボスを設けたうえでグリル15aを取り付けることとした場合、本実施例に係る車載用スピーカは、車載用スピーカの構成部品だけで完結した取り付けを行うことができる。すなわち、あらかじめ車体ルーフ40へボスを設けることが不要となる。
次に、金属製のブラケット12bを用いた場合の取り付け例について、図6を用いて説明する。図6は、金属製のブラケット12bを用いた場合の取り付け例を示す図である。なお、同図の(A)には、エキサイタ11の取り付け前に車室方向200の正方向から天井材の表面を斜めにみた場合の斜視図を、同図の(B)には、ルーフ方向100の正方向から天井材の裏面を斜めにみた場合の斜視図を、同図の(C)には、エキサイタ11の取り付け後に車室方向200の正方向から天井材の表面を斜めにみた場合の斜視図を、それぞれ示している。
図6の(A)に示したように、ブラケット12bは、上述したブラケット12aと同様に、天井材の開口部21から凸状に成形された取り付け部を車室方向200の方向へ露出させた状態で配置される。このとき、ブラケット12bは、天井材の裏面において接着剤などを用いて固定される。
なお、同図の(A)には、開口部21の径を大きくとることによって、上述したカバー固定ねじの貫入孔(図3参照)を天井材へ設けない場合について示している。したがって、カバー15はブラケット12bあるいはエキサイタ11へ直接取り付けられることとなる。かかる点については、図7あるいは図8を用いて後述する。
また、同図の(B)に示したように、ルーフ方向100の正方向から天井材の裏面を斜めにみた場合、ブラケット12bは、上述したブラケット12aと同様に、天井材の開口部21を完全に覆うだけの大きさを有している。なお、上述した接着剤などは、かかる開口部21とブラケット12bの外縁との間に塗布されることとなる。
そして、同図の(C)に示したように、エキサイタ11は、ブラケット12bの取り付け部へ取り付けられる。このとき、同図の(C)に示したように、エキサイタ11の周囲へ露出したブラケット12bの露出部分は、上述したブラケット12aと同様に、ブラケット12bの材質の音響特性を天井材の材質の音響特性へ加味することとなる。
なお、ブラケット12bのように金属製の素材を用いた場合には、一般に高域が強調された音響特性が加味されるといわれている。したがって、あらかじめ開口部21の径を大きくとることで、かかる音響特性を強調した音質の調整を行うことができる。一方、あらかじめ開口部21の径を小さくとることで、高域を抑えた音質の調整を行うことができる。
ところで、これまでは、ブラケットの備える凸状の取り付け部が、天井材30の表面位置を示す車室境界線300よりも下方に突出している場合について説明してきたが、かかる取り付け部を天井材30の厚み部分へ収納することで、エキサイタ11が天井材30の表面から突出する部分を目立たないようにすることができる。
そこで、以下では、かかる場合について、図7を用いて説明する。図7は、天井材30の厚みを利用した場合の概略断面図である。なお、以下に示す図7および図8の説明においては、図6を用いて説明したアルミ等の金属製のブラケット12bを用いることとする。
図7に示したように、本実施例に係る車載用スピーカは、天井材30の裏面へブラケット12b(同図の網掛け部分を参照)を配置する。このとき、凸状に成形された取り付け部を天井材30の厚み部分へ収納することができる。
具体的には、同図に示したように、天井材30の裏面位置を示す裏面境界線400と車室境界線300との間に、ブラケット12bの凸状の取り付け部の下端位置を位置づけることとすればよい。
かかる場合には、エキサイタ11が有する凹状の取り付け孔は、かかる下端位置で嵌合されるため、エキサイタ11が天井材30の表面から突出する部分を目立たなくすることができる。すなわち、エキサイタ11を車室から着脱可能としつつも、車室内の美観を整えることができる。
また、エキサイタ11は、コネクタ16によって、異音防止クッション18が巻回されたハーネス17と接続される。なお、図示していないが、コネクタ16に対して異音防止クッション18を巻回することとしてもよい。
また、同図に示すように、本実施例に係る車載用スピーカは、エキサイタ11、ブラケット12bの露出部分およびコネクタ16などを保護するためのカバー15を覆設することができる。なお、ここでは、音響の出力孔をパンチングしたパンチングネット15baを備えるグリル15bをカバー15として用いる場合について説明する。
グリル15bは、ブラケット12bにあらかじめ設けられたボス(同図の破線の閉曲線5で囲まれた部分参照)とカバー固定ねじ13を用いて螺合されることによって取り付けられる。
なお、同図に示したように、パンチングネット15baは、エキサイタ11、ブラケット12bの露出部分およびコネクタ16などを覆うようにグリル15bへ備えられる。したがって、カバー固定ねじ13を不用意に緩めたり、車室内の美観を損ねたりすることを防止することができる。
また、上述の図5を用いた説明と同様に、図7の場合には、グリル15bがブラケット12bへ直接取り付けられている。すなわち、エキサイタ11からブラケット12bを介してグリル15bへ振動が伝わるため、グリル15bおよびパンチングネット15baもまた振動することとなる。
したがって、図示していないが、グリル15bとカバー固定ねじ13とが接する箇所、あるいは、グリル15bとブラケット12bとが接する箇所などには、クッション状の素材を挟み込むなどして天井材30の振動を妨げないようにし、かつ、振動による音響のびびりを防止することが好ましい。
ところで、図7を用いた説明では、カバー15であるグリル15bをブラケット12bへ直接取り付ける場合について説明したが、カバー15をエキサイタ11に対して直接取り付けることとしてもよい。
そこで、以下では、かかる場合について図8を用いて説明する。図8は、エキサイタ11へカバー15を直接取り付ける場合の概略断面図である。なお、ここでは、音響の出力孔をパンチングしたパンチングネット15caを備えるグリル15cをカバー15として用いる場合について説明する。
図8に示したように、本実施例に係る車載用スピーカは、エキサイタ11に設けられたねじ穴へカバー固定ねじ25を用いて螺合することによって、グリル15cをブラケット12bへ直接取り付けることができる。
ここで、エキサイタ11に設けられるねじ穴は、エキサイタ11の駆動を妨げないように、グリル15cによってかかる荷重を均等に分散させる位置へ設けられることが好ましい。なお、同図には、かかるねじ穴をエキサイタ11の中央部へ設けた場合を示している(同図の破線の閉曲線6で囲まれた部分参照)。
また、同図に示すように、グリル15cは、取り付け位置を支点としてぶら下がるような形態で取り付けられ、エキサイタ11とともに振動することとなる。したがって、グリル15cは、グリル15c自体の振動によって天井材30の振動を妨げることのないように、天井材30と干渉しない所定の距離をおいて取り付けられることが好ましい。
具体的には、同図に示したように、車室境界線300とグリル15cとの間隙Sが、天井材30の振動幅の3倍(約1ミリ)程度確保されることが好ましい。なお、かかる間隙Sはグリル15cの材質や自重などにあわせて適宜調節することが可能であるものとする。
このように、グリル15cをエキサイタ11へ直接取り付けた場合、天井材30へかかるグリル15cの荷重を均等に分散することができる。すなわち、天井材30を偏りなく振動させることができるので、リスナ(聴取者)は適度な拡がり感のある良質な音響の聴取を行うことができる。
ところで、これまでは、1種類の材質のみに限定したブラケット12を用いる場合について説明したが、複数種類の材質のブラケット12を用いることとしてもよい。また、これまでは、天井30の開口部が真円であり、ブラケット12の露出部分の大きさが均等である場合について説明したが、かかる露出部分の大きさにあえて偏りをもたせることとしてもよい。
そこで、以下では、これらの変形例について図9を用いて説明する。図9は、変形例に係るスピーカ取り付け手法を説明するための図である。なお、同図の(A)には、2種類の材質のブラケット12を用いる場合について、同図の(B)には、ブラケット12の露出部分の大きさに偏りをもたせる場合について、それぞれ示している。
同図の(A)に示したように、変形例に係るスピーカの取り付け手法では、2種類の材質のブラケット12を用いて車載用スピーカを構成することができる。具体的には、同図の(A)に示したように、樹脂製のブラケット12aとアルミ等の金属製のブラケット12bとを重ねて天井材30の裏面へ固定することができる。
たとえば、同図の(A)に示したように、直射日光の照射を受けて車体ルーフ40の外面温度が上昇したような場合、かかる車体ルーフ40と天井材30とで構成される閉空間は、かかる外面温度よりさらに温度が上昇することが想定される。
こうした場合、熱伝導率の高い金属製のブラケット12のみを用いていた場合、温度の上昇によるエキサイタ11の故障や出力する音質の劣化などが生じることが考えられる。そこで、同図の(A)に示したように、樹脂製のブラケット12aを金属製のブラケット12bへ重ねることによって、温度の上昇とそれにともなう熱伝導を抑えるようにすることができる。したがって、エキサイタ11の故障や出力する音質の劣化などを防止することが可能となる。
また、同図の(B)に示したように、変形例に係るスピーカの取り付け手法では、ブラケット12の露出部分の大きさに偏りをもたせることができる。具体的には、天井材30の開口部を真円ではない形状に開口する、あるいは、ブラケット12の取り付け位置を水平方向へずらすことによって、露出部分d1の大きさと露出部分d2の大きさをあえて異ならせることができる。
かかる場合、同じ車室内において、搭乗者が座る位置によって聴取できる音響の音質を異ならせることが可能となる。したがって、たとえば、若い家族向けの車両50を開発するような場合には、子供が好むと思われる高域の音響を後部座席側に出力し、大人が座る運転席側には高域の音響を抑えて出力するといったような調整を行うことができる。
上述してきたように、本実施例では、エキサイタおよびブラケットの2種類の分離した構成部品を備えることとしたうえで、ブラケットが備える取り付け部を車室へ向け開放しつつブラケットを天井材へ固定し、かかるブラケットの取り付け部へエキサイタを車室方向から取り付けるように車載用スピーカを構成した。したがって、エキサイタの着脱を容易に行うことができ、かつ、リスナ(聴取者)が適度な拡がり感を得ることができる。
なお、上述した実施例では、ブラケットが天井材の裏面へ固定される場合について説明したが、ブラケットを天井材の表面へ固定することとしてもよい。かかる場合、接着剤などを用いてブラケットを天井材の表面へ固定したうえでエキサイタを取り付け、かかるエキサイタへカバーを直接取り付けることとすれば、天井材に対してはハーネスの貫入孔を設けるのみとすることができる。
以上のように、本発明に係る車載用スピーカは、エキサイタの着脱を容易に行うことができ、かつ、リスナ(聴取者)へ適度な拡がり感を得た音響を聴取させたい場合に有用であり、特に、リスナ(聴取者)が適度な音の拡がり感を得ることができる高品質なカーオーディオ装置への適用に適している。
11 エキサイタ
11a ヨーク
11b ダンパ
11c カプラ
11d 取り付け孔
12 ブラケット
12a ブラケット(樹脂製)
12b ブラケット(金属製)
13 カバー固定ねじ
14 ねじ隠しスペーサ
15 カバー
15a グリル
15aa 出力孔
15b グリル
15ba パンチングネット
15c グリル
15ca パンチングネット
16 コネクタ
17 ハーネス
18 異音防止クッション
21 開口部
25 カバー固定ねじ
30 天井材
40 車体ルーフ
50 車両

Claims (8)

  1. 車室へ音響を出力する車載用スピーカであって、
    前記車室の天井材に振動を与える加振手段と、
    前記加振手段を取り付ける取り付け部を有し、該取り付け部が前記天井材に形成された開口部分に位置するように、かつ、前記取り付け部に前記加振手段が取り付けられた場合に該加振手段を取り囲んで広がる鍔状の領域が前記開口部分から前記車室側へ露出されるように配置されて前記天井材に固定されるブラケットと、
    前記天井材の振動幅に基づく所定の間隙を前記天井材との間に置きつつ、前記ブラケットおよび該ブラケットに取り付けられた前記加振手段を覆う保護手段と、
    前記保護手段を固定する締結部材を外部から遮蔽する遮蔽手段と
    を備えることを特徴とする車載用スピーカ。
  2. 前記ブラケットは、
    前記天井材と固定されるベース部を有しており、
    前記天井材の前記車室へ接する面を表面とした場合の裏面へ前記ベース部が固定された場合に、前記ベース部の一部が前記鍔状の領域として前記表面側へ露出することを特徴とする請求項1に記載の車載用スピーカ。
  3. 前記表面側へ露出した前記ベース部の露出面積によって異なる音質の前記音響を出力することを特徴とする請求項2に記載の車載用スピーカ。
  4. 前記表面側へ露出した前記ベース部の材質によって異なる音質の前記音響を出力することを特徴とする請求項2に記載の車載用スピーカ。
  5. 前記材質は、
    樹脂または金属であることを特徴とする請求項4に記載の車載用スピーカ。
  6. 前記取り付け部は、
    凸状に成形されており、
    前記ブラケットは、
    前記加振手段が有する凹状に成形された凹部と当該取り付け部とを前記天井材の厚み部分において嵌合することによって、当該加振手段を当該取り付け部へ取り付けることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の車載用スピーカ。
  7. 前記保護手段は、
    前記ブラケットに対して取り付けられることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の車載用スピーカ。
  8. 前記保護手段は、
    前記加振手段に対して取り付けられることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の車載用スピーカ。
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