JP5724230B2 - 表示制御装置、表示制御方法、プログラム - Google Patents

表示制御装置、表示制御方法、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、表示制御装置、表示制御方法、プログラムに関し、特にパノラマ画像の表示に好適な表示動作を行う技術に関する。
特開平11−146243号公報 特開2005−333396号公報
いわゆるパノラマ撮像として、ユーザ(カメラマン)がカメラを略水平回転方向に移動させながら撮像を行うことで、広範囲な角度の光景の静止画像が得られるようにしたものが知られている。例えば上記特許文献1,2にはパノラマ撮像に関する技術が開示されている。
デジタルスチルカメラにおいてパノラマ撮像モードとして撮像を行う場合、ユーザが、カメラを水平回転方向に移動させる。このときデジタルスチルカメラでは、他数枚の静止画像データを取得していき、被写体光景の繋ぎ目で合成処理していくことで、横長の静止画像としてのパノラマ画像データを生成する。
このようなパノラマ撮像により、通常の撮像では不可能な広角の光景を一枚の静止画として得ることができる。
また、上記特許文献1には、パノラマ撮像によって得た画像をスクロール表示することが記載されている。
ところで、通常、画像の縦サイズに比べて横サイズが著しく長くなるパノラマ画像について、画面表示を行う場合、画像全体を表示させると、画面サイズに対して小さな画像とならざるを得ない。水平方向の画像の全体を表示できるように縮小表示するためである。
一方、上記特許文献1のようにスクロール表示させることで、画像内の各部分が順次見えてくるわけであるが、ユーザにとってはパノラマ画像の全体が把握しにくい。またスクロール操作の手間もかかる。
これらの問題に鑑み、本発明では、静止画データに対する自動的な表示動作として、よりユーザにとってパノラマ画像の全体及び各部の画像内容がわかりやすく、かつ鑑賞の際におもしろみのある表示動作を実現することを目的とする。
本発明の表示制御装置は、表示信号出力部に対し、表示対象データについての、通常表示からのスクロール開始位置へのズームイン表示又はスクロール終了位置からの上記通常表示へのズームアウト表示の少なくとも一方と上記スクロール開始位置からのスクロール表示とを表示部で実行させる表示画像信号の出力を指示する制御部を備え、上記制御部は、単画像表示の場合とスライドショウ再生の場合で上記ズームイン表示又は上記ズームアウト表示の少なくとも一方を異なる速度で実行させる
またこの場合、上記ズームイン表示を行う位置としての上記スクロール開始位置は、表示対象データとしての静止画データにおける第1の端部位置であり、上記ズームアウト表示を開始する上記スクロール終了位置は、表示対象データとしての静止画データにおいて上記第1の端部位置とは逆の端部である第2の端部位置であるとする。
また上記第1の端部位置は、表示対象データとしての静止画データをパノラマ撮像動作により得た際の撮像開始側となる端部位置である。
また上記第1の端部、第2の端部は、表示対象データとしての静止画データにおいて撮像画像内容が存在する有効画像範囲での画像端部である。
また上記制御部は、上記スクロール表示を実行させているときに、表示位置変更を指示する操作入力を検知したときは、上記スクロール表示を中断させ、マニュアルモードとして上記操作入力に応じた表示を行う表示画像信号の出力を上記表示信号出力部に指示する。また上記制御部は、上記マニュアルモードの終了に応じて、上記スクロール表示を再開させるように上記表示信号出力部に指示する。
また複数の表示対象データを順次連続して表示させる場合には、上記制御部は、順次表示対象とする各表示対象データの全部又は一部について、上記ズームイン表示と、上記スクロール表示と、上記ズームアウト表示とを上記表示部で順次実行させる表示画像信号の出力を上記表示信号出力部に指示する。
或いは上記ズームイン表示と、上記スクロール表示とを上記表示部で順次実行させる表示画像信号の出力を上記表示信号出力部に指示する。
或いは上記スクロール表示と、上記ズームアウト表示とを上記表示部で順次実行させる表示画像信号の出力を上記表示信号出力部に指示する。
本発明の他の表示制御装置は、表示対象データの表示動作として、表示対象データの通常表示、ズームイン表示、及びスクロール表示が実行されるように表示画像信号を表示部に出力することができる表示信号出力部と、上記表示信号出力部に対し、表示対象データについての、上記通常表示からのスクロール開始位置へのズームイン表示と、上記スクロール開始位置からのスクロール表示とを表示部で順次実行させる表示画像信号の出力を指示する制御部とを備える。
複数の表示対象データを順次連続して表示させる場合には、上記制御部は、順次表示対象とする各表示対象データの全部又は一部について、上記ズームイン表示と、上記スクロール表示と、スクロール終了位置からの上記通常表示へのズームアウト表示とを上記表示部で順次実行させる表示画像信号の出力を上記表示信号出力部に指示する。
或いは上記ズームイン表示と、上記スクロール表示とを上記表示部で順次実行させる表示画像信号の出力を上記表示信号出力部に指示する。
或いは上記スクロール表示と、上記ズームアウト表示とを上記表示部で順次実行させる表示画像信号の出力を上記表示信号出力部に指示する。
本発明のさらに他の表示制御装置は、表示対象データの表示動作として、表示対象データについての通常表示、スクロール表示、及びズームアウト表示が実行されるように表示画像信号を表示部に出力することができる表示信号出力部と、上記表示信号出力部に対し、表示対象データについての、スクロール開始位置からのスクロール表示と、スクロール終了位置から上記通常表示へのズームアウト表示とを表示部で順次実行させる表示画像信号の出力を指示する制御部とを備える。
複数の表示対象データを順次連続して表示させる場合には、上記制御部は、順次表示対象とする各表示対象データの全部又は一部について、上記通常表示からのスクロール開始位置へのズームイン表示と、上記スクロール表示と、上記ズームアウト表示とを上記表示部で順次実行させる表示画像信号の出力を上記表示信号出力部に指示する。
或いは上記ズームイン表示と、上記スクロール表示とを上記表示部で順次実行させる表示画像信号の出力を上記表示信号出力部に指示する。
或いは上記スクロール表示と、上記ズームアウト表示とを上記表示部で順次実行させる表示画像信号の出力を上記表示信号出力部に指示する。
本発明のさらに他の表示制御装置は、表示対象データについての、上記通常表示からのスクロール開始位置へのズームイン表示と、スクロール開始位置からのスクロール表示と、スクロール終了位置からの上記通常表示へのズームアウト表示との全部又は一部を組み合わせて成る複数種類の表示動作シーケンスを上記表示信号出力部に指示できるとともに、1つの表示対象データを表示させる場合と、複数の表示対象データを順次連続して表示させる場合とで、異なる表示動作シーケンスでの表示画像信号の出力を上記表示データ出力部に指示する制御部を備える。
本発明の表示制御方法は、表示対象データを表示部に表示させる際に、表示対象データについての通常表示からのスクロール開始位置へのズームイン表示と、スクロール終了位置からの上記通常表示へのズームアウト表示の少なくとも一方の表示と、上記スクロール開始位置からのスクロール表示とが自動的に実行されるように表示画像信号を上記表示部に出力させるとともに、単画像表示の場合とスライドショウ再生の場合で、上記ズームイン表示又は上記ズームアウト表示の少なくとも一方を異なる速度で実行させる表示制御方法である。
本発明のプログラムは、表示対象データを表示部に表示させる際の、上記表示部への表示画像信号の出力を制御する演算処理装置のプログラムとして、表示対象データについての通常表示からのスクロール開始位置へのズームイン表示を実行させるステップとスクロール終了位置からの上記通常表示へのズームアウト表示を実行させるステップの少なくとも一方のステップと、上記スクロール開始位置からのスクロール表示を実行させるステップとを演算処理装置に実行させるとともに、単画像表示の場合とスライドショウ再生の場合で、上記ズームイン表示又は上記ズームアウト表示の少なくとも一方を異なる速度で実行させるプログラムである。
これらの本発明では、例えばパノラマ画像としての静止画データ等の表示対象データについて、通常表示として例えば画像全体をユーザに提示できる。またズームインすることで、表示上滑らかにスクロール開始位置に移行し、スクロール開始位置を全体画像のどの部分かをユーザに認識させやすくする。そしてスクロールを行うことで、各部分を詳しくユーザに提示できる。またスクロール終了位置から通常表示にズームアウトすることで、滑らかな表示の移行が実現される。
本発明によれば、表示対象データの表示の際に、自動的にズームイン、スクロール、ズームアウト、又はズームインとスクロール、又はスクロールとズームアウトを実行させることで、ユーザに対し、画像全体の良好な認識性、滑らかな画像移行による画像表現のおもしろさ、画像内の各部分の認識のし易さを、一連の表示で提供できる。例えばパノラマ画像等の表示において、全体及び各部の画像内容をわかりやすく提示でき、かつ鑑賞の際におもしろみのある表示動作とすることができる。またそのためにユーザに操作負担をかけないという利点もある。
さらに、複数の表示対象データを順次表示させる際にはズームイン、スクロール、ズームアウト、又はズームインとスクロール、又はスクロールとズームアウトを、各表示対象データの表示に対して行ったり、或いはこれらのシーケンスを1つの表示対象データの表示の際とは異なるものとすることで、より鑑賞上の楽しみを向上させることができる。
本発明の実施の形態を適用できる装置例の説明図である。 実施の形態の表示制御装置の構成のブロック図である。 実施の形態の表示制御装置に該当する撮像装置のブロック図である。 実施の形態の表示制御装置に該当する情報処理装置のブロック図である。 パノラマ画像の説明図である。 実施の形態の自動スクロール処理Iのフローチャートである。 実施の形態の表示対象データとしてのパノラマ画像の説明図である。 実施の形態の自動スクロール処理での表示状態遷移の説明図である。 実施の形態の自動スクロール処理での表示状態遷移の説明図である。 実施の形態の自動スクロール処理での表示状態遷移の説明図である。 実施の形態の自動スクロール処理での表示状態遷移の説明図である。 実施の形態のズームイン、ズームアウトの処理のフローチャートである。 実施の形態のマニュアルモード処理のフローチャートである。 実施の形態のマニュアルモードでの表示状態遷移の説明図である。 実施の形態のスクロール開始・終了位置の説明図である。 実施の形態の自動スクロール処理IIのフローチャートである。 実施の形態の自動スクロール処理IIIのフローチャートである。 実施の形態の自動スクロール処理IVのフローチャートである。 実施の形態の自動スクロール処理Vのフローチャートである。 実施の形態の自動スクロール処理VIのフローチャートである。 実施の形態の自動スクロール設定処理のフローチャートである。 実施の形態のスクロール範囲の説明図である。 実施の形態のズームイン完了状態の例の説明図である。
以下、本発明の表示制御装置、表示制御方法の実施の形態を次の順序で説明する。
<1.本発明の適用−実施の形態の表示制御装置>
<2.実施の形態としての撮像装置の構成>
<3.実施の形態としての情報処理装置の構成>
<4.パノラマ画像データの概要>
<5.第1の実施の形態−自動スクロール処理I>
<6.マニュアルモード処理>
<7.スクロール開始・終了位置例>
<8.第2の実施の形態−自動スクロール処理II>
<9.第3の実施の形態−自動スクロール処理III>
<10.第4の実施の形態−自動スクロール処理IV>
<11.第5の実施の形態−自動スクロール処理V>
<12.第6の実施の形態−自動スクロール処理VI>
<13.自動スクロール設定処理>
<14.有効画像範囲でのスクロール>
<15.変形例>
<16.プログラム>
<1.本発明の適用−実施の形態の表示制御装置>

実施の形態の表示制御装置は、例えばパノラマ画像等の静止画データなどを表示対象として一体又は別体接続された表示部に表示させる際に、ユーザに対して好適かつおもしろみのある表示動作を実行するものである。
詳しくは後述するが、本実施の形態で実行する表示動作は、静止画データの通常表示→ズームイン→スクロール→ズームアウト→通常表示という一連の表示動作である。
また、通常表示→ズームイン→スクロール→通常表示という一連の表示動作であったり、通常表示→スクロール→ズームアウト→通常表示という一連の表示動作の例もある。即ちズームイン、ズームアウトの一方又は両方を行いつつ自動的にスクロール表示を行うものである。
例えばこれらのような本実施の形態の表示動作を総称して説明上「自動スクロール表示」と呼び、そのための制御処理を「自動スクロール処理」と呼ぶこととする。
このような自動スクロール表示を行う表示制御装置は、各種多様な機器やシステムにおいて実現される。
図1に各種の適用例を示す。
図1(a)はデジタルスチルカメラとしての撮像装置100を示している。この撮像装置100が実施の形態の表示制御装置としての機能を有することで、撮像したパノラマ画像データについて表示パネル206で再生表示を行う際に、自動スクロール処理を行うことができる。
即ち撮像装置100は、撮像処理によって内部メモリやメモリカード等の記録媒体に撮像した画像データを記憶する。例えばパノラマ撮像機能を備え、パノラマ画像データを記憶する。
そしてパノラマ画像データ(縦横比が所定比率以上の画像)を再生する際に、自動スクロール処理を実行し、表示パネル206で自動スクロール表示を実行する。
これによりユーザは、撮像装置100を単体で用いて撮像画像を再生させる際に自動スクロール表示によってパノラマ画像を見ることができる。
図1(b)は、撮像装置100を外部のモニタ装置104と接続して画像再生を行う場合の例を示している。モニタ装置104は、撮像装置100に対応する専用のモニタ装置でも良いし、テレビジョン受像器、或いはパーソナルコンピュータ用モニタなどが想定される。
撮像装置100で撮像した画像を、接続したモニタ装置104で表示させる際、撮像装置100が上記の自動スクロール処理による表示画像信号を外部機器に出力する機能を持つことで、自動スクロール表示をモニタ装置104上で見ることができる。
図1(c)は、画像再生装置101とモニタ装置104を示している。画像再生装置101は、ビデオプレーヤ、静止画再生機など、画像データ再生を行うことのできる機器としている。
画像再生装置101は、装填された可搬性記録媒体に記録された画像データ、内部メモリ、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)等の記録媒体に記録された画像データ等を再生し、表示画像信号としてモニタ装置104に出力する。
この画像再生装置101には、撮像装置100等で撮像された画像データが記憶されたメモリカードや、市販の光ディスク等の記録媒体を装填したり、或いは撮像装置100から画像データを転送して内部のHDD等に記録させることができる。さらにはインターネット等のネットワークを介してダウンロードした画像データなどを内部のHDD等に記録させることができる。
画像再生装置101が、記録媒体から画像データを再生して自動スクロール処理による表示画像信号を出力することでモニタ装置104で自動スクロール表示が実行される。
なお、図1(b)(c)のようにモニタ装置104を用いるシステムを想定した場合、モニタ装置104が表示制御装置としての機能を備えるようにしてもよい。
即ち、モニタ装置104が他の機器(デジタルスチルカメラやビデオプレーヤ等)から画像データの転送を受けるようにする。そしてモニタ装置104の内部で、画像データの再生表示に際して自動スクロール処理を行うようにしてもよい。
図1(d)はパーソナルコンピュータ102を示している。例えば撮像装置100で撮像された画像データが記憶されたメモリカードや、市販の光ディスク等をパーソナルコンピュータ102に装填したり、或いは撮像装置100から画像データを転送して内部のHDD等にデータファイルとして記録させる。さらにはインターネット等のネットワークを介してダウンロードした画像データなどを内部のHDD等に記録させる。
パーソナルコンピュータ102では、所定のアプリケーションソフトウエアにより、これらの画像データについて再生させる際に、当該アプリケーションソフトウエアが自動スクロール処理を行うことで、モニタディスプレイでの自動スクロール表示を実行できる。
図1(e)はゲーム機103を示している。ゲーム機103においてもパーソナルコンピュータ102と同様に、取り込んだ画像データや、装填された光ディスク、メモリカードに記録されている画像データについて再生させることができる。このときに表示出力のためのプログラムにおいて、自動スクロール処理が行われることで、例えば接続されたモニタ装置104での自動スクロール表示が実行できる。
以上は例示にすぎないが、本発明の実施の形態は、例えばこれらのように多様な実現例が想定される。例えば各種AV(Audio-Visual)機器、携帯電話機、PDAなどの機器でも実現可能である。
各種機器において本実施の形態を実現する場合、それらの機器やシステムにおいて設けられる構成例を図2に示す。
図2では、画像格納部10、制御部11、表示信号出力部12、表示部13、外部機器接続部14、操作入力部15を示している。
画像格納部10は、各種の画像データを記憶する部位である。
この画像格納部10は、例えばメモリカード、光ディスク等の可搬性記録媒体とその再生部として構成されたり、HDDとして構成されたり、内部メモリ(RAM、フラッシュメモリ等)として構成される。また画像格納部10は接続された外部機器、或いはネットワーク等を介して通信可能な外部機器として構成されてもよい。
画像格納部10には、例えば多数の画像データが、フォルダ単位で格納される。例えばフォルダFLD1には、画像データPCT11,PCT12・・・が含まれる。またフォルダFLD2には、画像データPCT21,PCT22・・・が含まれる。
各フォルダにおいては、画像データPCTだけでなく、その画像データの付加情報CIも関連付けられて記憶される。例えば画像データPCT(PCT11,PCT12・・・)にそれぞれ対応して環境情報CI(CI11,CI12・・・)が記憶される。付加情報とは、例えば撮像日時、撮像機器情報、ダウンロード元情報、画像サイズや解像度などの画像属性情報、著作権管理情報など多様な情報がある。特にパノラマ画像データの場合、パノラマ撮像方向情報として、パノラマ撮像時の撮像視野の移動方向が、右から左、左から右、上から下、下から上等であることを示す情報も含まれる。このパノラマ撮像方向情報は、パノラマ撮像を行った撮像装置100に、視野方向移動を検出するセンサが設けられていることで付加可能である。
なお、上記のようなフォルダ管理は一例であり、画像データPCTと付加情報CIの管理形態(フォルダ構成、ディレクトリ構造等)はどのようなものであっても良い。
制御部11は、一つ以上のCPU(Central Processing Unit)、制御用回路、制御に利用する組替え可能なハードウェア等を含む。
制御部11は、データ読出処理、表示制御処理、画像解析処理、操作入力検知処理等を行う。
データ読出処理とは、再生する画像データPCT及び付加情報CIを画像格納部10から読み出す処理である。
表示制御処理とは、例えばユーザ操作が選択した画像データの再生表示や、複数の画像データを順次再生表示させるスライドショウ表示などを実行させる制御処理である。本例の場合、この表示制御の1つとして自動スクロール処理を制御部11ができるようにされる。
画像解析処理とは、画像データを解析して画像内容を判別する処理である。例えば風景画像であるか人が写っている画像であるかなどの判別を行う。また人や顔、或いは特定の物体など、特定の被写体が存在する画像内の位置を判別するなどの処理も行うことができる。制御部11はこの解析結果に基づいてズームイン位置の指示やスクロール方向の指示を行うことなどができる。
操作入力検知処理は、操作入力部15からのユーザ操作の内容を検知する処理である。制御部11は検知したユーザ操作に応じて、内部に保持するプログラムに規定される制御処理を行う。
表示信号出力部12は、再生表示する画像データについて転送を受け、制御部11の表示制御処理による指示に従って、表示画像信号を出力する。
このため表示対象として供給された画像データに対して、縮小・拡大、切り出し、回転などの処理を行って、表示画像信号を生成できる。
これにより例えば制御部11の自動スクロール処理による制御に応じて、表示対象としている画像データについて、通常表示、ズームイン表示、スクロール表示、ズームアウト表示等を実現する表示画像信号を生成する。
そして生成された表示画像信号が、一体又は別体の表示部13で表示出力されたり、外部機器接続部14から外部モニタ機器に出力されて表示されることになる。
なお表示信号出力部12は、表示画像として画像効果(画像エフェクト)を与える処理として、輝度変化、カラーバランス変化、コントラスト変化などの表示パラメータを変化させたり、キャラクタ画像やイメージ画像等の画像合成処理などを行うこともできる。
操作入力部15は、ユーザが各種の操作入力を行う部位である。例えばキー、ダイヤル等の操作子が設けられたり、リモートコントローラの操作信号の受信部などとして構成される。
操作入力部15による操作情報は制御部11によって検知され、制御部11は操作に応じた動作制御を行う。例えば制御部11は表示対象の画像の決定や、スライドショウの実行制御等を操作情報に応じて行う。
例えば以上のような構成を図1に示した撮像装置100、画像再生装置101、パーソナルコンピュータ102、ゲーム機103等が備えることで、本実施の形態としての動作が各機器で実現できる。
特には、制御部11が本発明請求項に記載した制御部に相当し、表示信号出力部12が本発明請求項に記載した表示信号出力部に相当する。この制御部11と表示信号出力部12に相当する構成が少なくともハードウエアもしくはソフトウエアにより実装されることが本実施の形態に該当する機器として必要である。
<2.実施の形態としての撮像装置の構成>

以下、より具体的な実施の形態として装置構成例を述べる。まず本発明を例えばデジタルスチルカメラとしての撮像装置100に適用した場合の構成例を説明する。
実施の形態の撮像装置100の構成を図3で説明する。図3は、撮像装置100の内部構成例を示したブロック図である。
光学系部201は、例えばズームレンズ、フォーカスレンズなども含む所定枚数の撮像用のレンズ群、絞りなどを備えて成り、入射された光を撮像光としてイメージセンサ202の受光面に結像させる。
また、光学系部201においては、上記のズームレンズ、フォーカスレンズ、絞りなどを駆動させるための駆動機構部も備えられる。これらの駆動機構部は、例えば制御部207が実行するズーム(画角)制御、自動焦点調整制御、自動露出制御などのいわゆるカメラ制御によりその動作が制御される。
イメージセンサ202は、光学系部201にて得られる撮像光を電気信号に変換する、いわゆる光電変換を行う。このために、イメージセンサ202は、光学系部201からの撮像光を光電変換素子の受光面にて受光し、受光された光の強さに応じて蓄積される信号電荷を、所定タイミングにより順次出力する。これにより、撮像光に対応した電気信号(撮像信号)が出力される。
なお、イメージセンサ202として採用される光電変換素子(撮像素子)としては、特に限定されるものではないが、現状であれば、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサやCCD(Charge Coupled Device)などを挙げることができる。また、CMOSセンサを採用する場合には、イメージセンサ202に相当するデバイス(部品)として、次に述べるA/Dコンバータ203に相当するアナログ−デジタル変換器も含めた構造とすることができる。
イメージセンサ202から出力される撮像信号は、A/Dコンバータ203に入力されることで、デジタル信号に変換され、信号処理部204に入力される。
信号処理部204は、例えばDSP(Digital Signal Processor)で構成され、A/Dコンバータ203から出力されるデジタル撮像信号について、プログラムに従った所定の信号処理を施す。
信号処理部204は、A/Dコンバータ203から出力されるデジタル撮像信号について、1つの静止画 (フレーム画像)に相当する単位で取り込みを行う。そして取り込んだ静止画単位の撮像信号について所定の信号処理を施すことで、1枚の静止画に相当する画像信号データである撮像画像データ(撮像静止画像データ)を生成する。
また信号処理部204は、このようにして取得した撮像画像データを利用して、後述する被写体検出処理や構図処理のための画像解析処理を実行する場合もある。
また信号処理部204は、パノラマ撮像モードの場合は、パノラマ撮像動作で得られる多数のフレーム画像を合成して、パノラマ画像データを生成する処理も行う。
信号処理部204で生成した撮像画像データを記録媒体であるメモリカード90に記録させる場合には、例えば1つの静止画に対応する撮像画像データを信号処理部204からエンコード/デコード部205に対して出力する。
エンコード/デコード部205は、信号処理部204から出力されてくる静止画単位の撮像画像データについて、所定の静止画像圧縮符号化方式により圧縮符号化を実行したうえで、例えば制御部207の制御に応じてヘッダなどを付加して、所定形式に圧縮された画像データの形式に変換する。そして、このようにして生成した画像データをメディアコントローラ206に転送する。
メディアコントローラ206は、制御部207の制御に従って、メモリカード90に対して、転送されてくる画像データを書き込んで記録させる。この場合のメモリカード90は、例えば所定規格に従ったカード形式の外形形状を有し、内部には、フラッシュメモリなどの不揮発性の半導体記憶素子を備えた構成を採る記録媒体である。
なお、画像データを記録する記録媒体については、上記メモリカード以外の種別、形式などとされてもよい。例えば光ディスク、ハードディスク、着脱不能に取り付けられたフラッシュメモリチップなどの半導体メモリチップ、ホログラムメモリ等、各種の記録媒体を採用することもできる。
また、撮像装置100は、信号処理部204にて得られる撮像画像データを利用して表示部213に画像表示を実行させることで、現在撮像中の画像である、いわゆるスルー画を表示させることができる。
例えば信号処理部204は、上述のようA/Dコンバータ203から出力される撮像信号を取り込んで1枚の静止画相当の撮像画像データを生成するが、この動作を継続することで、動画におけるフレーム画像に相当する撮像画像データを順次生成していく。そして、このようにして順次生成される撮像画像データを、制御部207の制御に従って表示コントローラ/ドライバ212に対して転送する。
表示コントローラ/ドライバ212は、上記のように信号処理部204から入力されてくる撮像画像データに基づいて表示部213を駆動するための駆動信号を生成し、表示部213に対して出力していく。これにより、表示部213においては、静止画単位の撮像画像データに基づく画像が順次的に表示されていく。
これをユーザが見れば、そのときに撮像している画像が表示部213において動画的に表示されることになる。つまり、スルー画が表示される。
また、撮像装置100は、メモリカード90に記録されている画像データを再生して、その画像を表示部213に対して表示させることも可能とされる。
このためには、制御部207が画像データを指定して、メディアコントローラ206に対してメモリカード90からのデータ読み出しを命令する。この命令に応答して、メディアコントローラ206は、指定された画像データが記録されているメモリカード90上のアドレスにアクセスしてデータ読み出しを実行し、読み出したデータを、エンコード/デコード部205に対して転送する。
エンコード/デコード部205は、例えば制御部207の制御に従って、メディアコントローラ206から転送されてきた撮像画像データから圧縮静止画データとしての実体データを取り出す。そしてこの圧縮静止画データについて、圧縮符号化に対する復号処理を実行して、1つの静止画に対応する撮像画像データを得、この撮像画像データを表示コントローラ/ドライバ212に対して転送する。これにより、表示部213において、メモリカード90に記録されている撮像画像データの画像が再生表示されることになる。
この場合に、制御部207が図2の制御部11、表示コントローラ/ドライバ212が図2の表示信号出力部12として機能し、自動スクロール処理を実行することで、表示部213で自動スクロール表示が行われるようにすることができる。例えば図1(a)で説明した表示動作である。
また表示部213に対しては、上記のスルー画や画像データの再生画像などとともに、ユーザインターフェース画像(操作画像)も表示させることができる。
この場合には、例えばそのときの動作状態などに応じて制御部207が必要なユーザインターフェース画像としての表示用画像データを生成し、これを表示ドライバ212に対して出力する。これにより、表示部213でユーザインターフェース画像が表示される。
なお、このユーザインターフェース画像は、例えば特定のメニュー画面などのようにモニタ画像や撮像画像データの再生画像とは個別に表示部213の表示画面に表示させることが可能である。またモニタ画像や撮像画像データの再生画像上の一部において重畳・合成されるようにして表示させることも可能である。
制御部207は、CPU(Central Processing Unit)を備えて成るもので、ROM208、RAM209などとともにマイクロコンピュータを構成する。
本実施の形態の場合、制御部207は、通常の撮像装置100の撮像機能の制御以外に、図2の制御部11において説明した自動スクロール表示に関する制御処理を行うことができる。
また制御部207は、パノラマ撮像のための処理、即ちパノラマ撮像としての多数のフレーム画像の撮像や合成処理の指示を行ったり、パノラマ撮像モードにおけるパラメータ設定などの処理も行う。
ROM208には、例えば制御部207としてのCPUが実行すべきプログラムの他、撮像装置100の動作に関連した各種の設定情報などが記憶される。
RAM209は、CPUのための主記憶装置とされる。
また、この場合のフラッシュメモリ210は、例えばユーザ操作や動作履歴などに応じて変更(書き換え)の必要性のある各種の設定情報などを記憶させておくために使用する不揮発性の記憶領域として設けられるものである。
操作部211は、撮像装置100に備えられる各種操作子と、これらの操作子に対して行われた操作に応じた操作情報信号を生成して制御部207に出力する操作情報信号出力部位とを一括して示している。
操作子としては、レリーズボタン、電源ボタン、モードボタン、ズーム操作ボタン、操作ダイヤル等が設けられる。
また表示部213がタッチパネルとして形成される場合、そのタッチセンサ部も、この操作部211の具体例の1つとなる。
さらに、リモートコントローラからのコマンド信号の受信部も、操作部211の例の一つとなる。
制御部207は、操作部211から入力される操作情報信号に応じて所定の処理を実行する。これによりユーザ操作に応じた撮像装置100の動作が実行されることになる。
外部インタフェース部214は、例えばUSB(Universal Serial Bus)などの信号規格にしたがって、所定のケーブルを介して外部装置との各種データの送受信を行う。もちろんUSB方式に限らず、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394方式など、他の規格による外部インターフェースとしてもよい。
また、有線伝送方式ではなく、赤外線伝送、近距離無線通信その他の無線伝送方式で外部インターフェース部214を構成しても良い。
撮像装置100は、この外部インターフェース部214を介して、パーソナルコンピュータ102、ゲーム機103などの各種機器とデータ送受信を行うことができる。例えば撮像した画像データPCTや付加情報CIを外部機器に転送することができる。
或いはモニタ装置104を外部インターフェース部214を介して接続し、撮像画像の表示を実行させることができる。即ち上述した表示コントローラ/ドライバ212が、表示画像信号を外部インターフェース部214を介してモニタ装置104に出力するようにする。
このときに表示コントローラ/ドライバ212が制御部207の指示に基づき、自動スクロール表示のための表示画像信号を出力するようにすれば、図1(b)で述べた態様の自動スクロール表示がモニタ装置104上で実行される。
ネットワークインターフェース部215は、例えばインターネット等のネットワークを介して外部のサーバ装置やウェブサイト等にアクセスするための通信処理を行う。制御部207は、ネットワークインターフェース部215を介したネットワーク通信により、所定のサーバ装置等から画像データなどを取得することも可能である。
センサ部216は、撮像装置100に搭載されうる各種センサを総括的に示している。例えば外光光量センサ、速度センサ、加速度センサ、位置センサなどがセンサ部216として搭載されることが想定される。例えばパノラマ撮像方向情報は、加速度センサの検出情報により生成可能である。
<3.実施の形態としての情報処理装置の構成>

次に実施の形態としての情報処理装置の構成例を図4で説明する。この情報処理装置とは、例えば図1に示したパーソナルコンピュータ102やゲーム機103に該当する。
図4はパーソナルコンピュータ102やゲーム機103としての情報処理装置の構成を示している。
情報処理装置は図示するように、CPU311、メモリ部312、ネットワークインターフェース部313、ディスプレイコントローラ314、入力機器インターフェース部315、HDDインターフェース部316、ディスクドライブインターフェース部324を有する。またキーボード317、マウス318、HDD319、表示装置320、バス321、外部機器インターフェース部322、メモリカードインターフェース部323、ディスクドライブ部325などを有する。
情報処理装置のメインコントローラであるCPU311は、メモリ部312に格納されているプログラムに応じて、各種の制御処理を実行する。CPU311は、バス321によって他の各部と相互接続されている。
バス321上の各機器にはそれぞれ固有のメモリアドレス又はI/Oアドレスが付与されており、CPU311はこれらアドレスによって機器アクセスが可能となっている。バス321の一例はPCI(Peripheral Component Interconnect)バスである。
メモリ部312は揮発メモリ、不揮発性メモリの双方を含むものとして示している。例えばプログラムを格納するROM(Read Only Memory)、演算ワーク領域や各種一時記憶のためのRAM、EEP−ROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)等の不揮発性メモリを含む。
このメモリ部312には、CPU311において実行されるプログラムコードや情報処理装置に固有の識別情報その他の情報を格納したり、通信データのバッファ領域や実行中の作業データのワーク領域に用いられる。
ネットワークインターフェース部313は、イーサネット(Ethernet:登録商標)などの所定の通信プロトコルに従って、情報処理装置をインターネットやLAN(Local Area Network)などのネットワークに接続する。CPU311はネットワークインターフェース部313を介して、ネットワーク接続された各機器と通信を行うことができる。
ディスプレイコントローラ314は、CPU311が発行する描画命令を実際に処理するための専用コントローラであり、例えばSVGA(Super Video Graphic Array)又はXGA(eXtended Graphic Array)相当のビットマップ描画機能をサポートする。ディスプレイコントローラ314において処理された描画データは、例えばフレームバッファ(図示しない)に一旦書き込まれた後、表示装置320に画面出力される。表示装置320は、例えば、有機ELディスプレイ、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイや、液晶表示ディスプレイなどとして形成される。
入力機器インターフェース部315は、キーボード317やマウス318などのユーザ入力機器を情報処理装置としてのコンピュータシステムに接続するための装置である。
即ち情報処理装置に対するユーザの操作入力がキーボード317及びマウス318を用いて行われ、その操作入力情報が、入力機器インターフェース部315を介してCPU311に供給される。
HDDインターフェース部316は、ハードディスクドライブ(HDD)319に対する書込/読出のインターフェース処理を行う。
HDD319は、周知の通り記憶担体としての磁気ディスクを固定的に搭載した外部記憶装置であり、記憶容量やデータ転送速度などの点で他の外部記憶装置よりも優れている。情報処理装置にインストールされた各種のソフトウェアプログラムは、実行可能な状態でHDD319に格納される。通常、HDD319には、CPU311が実行すべきオペレーティングシステムのプログラムコードや、アプリケーションプログラム、デバイスドライバなどが不揮発的に格納されている。
HDD319に格納されている各種プログラムは、情報処理装置の起動時やユーザ層に応じたアプリケーションプログラムの起動時などに、メモリ部312に展開される。CPU311はメモリ部312に展開されたプログラムに基づいた処理を行う。
外部機器インターフェース部322は、例えばUSB規格などにより接続された外部機器とのインターフェースである。例えば外部機器としては撮像装置100などが想定される。情報処理装置は、この外部機器インターフェース部322を介した通信により、撮像装置100からの画像データPCT及び付加情報CIの取込などが可能となる。
なお、外部機器インターフェース部322は、USB規格に限らず、例えばIEEE1394など、他のインターフェース規格であってもよい。
メモリカードインターフェース部323は、メモリカード90に対するデータの書込/読出を行う。
例えば上述した撮像装置100で用いられたメモリカード90を装着することで、そのメモリカード90から画像データPCTや付加情報CIを読み込むこともできる。
ディスクドライブインターフェース部324は、ディスクドライブ部325に対する書込/読出のインターフェース処理を行う。
ディスクドライブ部325では、CD方式、DVD方式、ブルーレイディスク方式などの各種光ディスクに対する記録再生を行う。
このような情報処理装置では、CPU311におけるソフトウエア構造、即ちアプリケーションプログラム、OS(Operating System)、デバイスドライバなどのソフトウエアに基づく演算処理/制御動作を行うことで、各種動作が実行される。
この場合、例えば図2の画像格納部10として、HDD319やメモリカード90、或いはディスクドライブ部325に装填される光ディスクが機能し、図2の制御部11としてCPU311が機能し、図2の表示信号出力部12としてディスプレイコントローラ314が機能する。
そして、ディスクドライブ部325に装填された光ディスクに記録されている画像データや、メモリカード90、HDD319に記録されている画像データを読み出し、ディスプレイコントローラ314に転送して表示装置320に表示させることができる。これら場合に、CPU311の制御のもとで本例の自動スクロール表示を実行させることができる。例えば図1(d)(e)で説明した表示動作である。
<4.パノラマ画像データの概要>

撮像装置100で可能なパノラマ撮像の概要を図5で説明しておく。
例えば図5(a)は、撮像装置100の位置を中心としての周囲360度の光景であるとする。パノラマ撮像では、このような周囲の光景を広い範囲で一枚の画像として得る動作である。
撮像装置100の処理としては次のようになる。
例えば撮像装置100をパンニング方向に回転可能な雲台に装着して、デジタルスチルカメラ1の被写体方向(撮像視野)を水平に移動させる。或いはユーザが撮像装置100を手に持って、被写体方向を移動させる。
この過程で撮像装置100は、例えば図5(b)のフレームF1、F2、F3・・・Fnとして示すように、所定フレーム間隔毎で撮像されるフレーム画像データを取り込んでいく。
そして、各フレーム画像データF1〜Fnのそれぞれの必要領域を用いて合成処理を行う。ここでは合成処理の詳細については詳述を避けるが、結果として複数のフレーム画像データとして撮像された画像をつなぎ合わせる処理となる。そして、例えば図5(c)のようなパノラマ画像データを生成し、これを1枚のパノラマ画像データとしてメモリカード90に記録する。
例えば撮像装置100を360度回転させれば、撮像装置100の位置を中心として全周囲の光景が1枚のパノラマ画像として得られることになる。
なお、パノラマ撮像の際の水平角度範囲は、360°ではなく、例えば270°、215°などに制限する場合もある。
さらにパノラマ方向としては、水平方向だけでなく、被写体方向を上下方向に移動させたり、斜め方向に移動させることなどもある。
<5.第1の実施の形態−自動スクロール処理I>

以下、実施の形態の表示制御装置としての自動スクロール処理について説明する。表示制御装置とは、図2の構成(特に制御部11と表示信号出力部12に相当する構成)を備えた撮像装置100、パーソナルコンピュータ102、ゲーム機103等のことである。以下では図2の構成を用いて自動スクロール処理例を説明していく。
図6は第1の実施の形態としての自動スクロール処理Iを示している。なお、各実施の形態として説明する自動スクロール処理I〜VIは、制御部11による表示信号出力部12等に対する制御処理として説明する。
この図6に示す自動スクロール処理Iは、静止画データ、特にパノラマ画像データとしての1枚の画像(単画像)を表示する際に、通常表示→ズームイン表示→スクロール表示→ズームアウト表示→通常表示というシーケンスで表示を実行させる処理である。
図7(a)にパノラマ画像データの例を示している。ユーザが、画像格納部10に格納されている画像データとして、この図7(a)のような横長のパノラマ画像となる画像データを選択し、表示させる操作を行った場合の動作を例にして説明する。
このパノラマ画像データの表示を行う場合、制御部11は図6のステップF101として、まず通常表示を実行させる。即ち制御部11は画像格納部10から当該静止画データを読み出し、表示信号出力部12に転送する。そして通常表示を指示する。
通常表示とは、ここでは1枚の静止画を画像全体を表示させるものとする。但し本発明において通常表示とは必ずしも全体表示とは限らない。例えばパノラマ画像の略全体が確認できるような画像表示であれば、多少表示されない部分があってもよい。
図7(a)の画像データを表示部13等の画面に通常表示(全体表示)した状態を図8(a)に示している。このパノラマ画像データの場合、縦サイズに比べて横サイズが著しく長い。このようなパノラマ画像データについて通常表示を行う場合、画面上に画像全体が表示されるように、図8(a)のように縮小表示を行うことになる。つまりパノラマ画像データの横サイズが、画面内に入りきるようにする。
表示信号出力部12は、転送された画像データに対して通常表示を指示されたことに応じ、必要に応じて縮小処理等を行い、図8(a)の表示を行う表示画像信号を表示部13等に出力する。
ステップF102で制御部11は、自動スクロール表示のトリガの発生を監視する。ここでいうトリガは、ユーザ操作によるものでもよいし、制御部11が自動的に発生させるものでもよい。
例えば1枚の画像を表示させている状態で、ユーザが自動スクロール表示を求める操作を行うことに応じて自動スクロール処理を開始するのであれば、ユーザの所定の操作がトリガとなる。
また、例えば1枚の画像を表示させている状態で、ユーザが他の操作をせずに所定時間経過した場合に自動スクロール表示を開始するということも考えられる。その場合は制御部11は表示開始後の時間計数を行い、無操作のまま所定時間が経過したことをステップF102のトリガと判断してもよい。
また、画像データの縦横比が所定比以上であれば常に自動スクロール表示を行うという例も考えれる。その場合は、制御部11はパノラマ画像との判定結果がトリガであるとすればよい。
自動スクロール表示の実行のトリガがあったとすると、制御部11はステップF103で表示信号出力部12にズームイン表示を指示する。
例えば図7(a)に示す画像左端EL側の部分をズームイン目標として指示してズームイン表示を実行させる。
ズームインによる表示状態の遷移を図8(a)→図8(b)→図8(c)→図9(a)として示す。
即ち通常表示状態から、画像左端の部分を残して図8(b)、図8(c)のように徐々に画像の切り出し範囲を狭め、かつ拡大させていく。そして図9(a)のように、画面いっぱいに図7(a)のズームイン目標の画像領域が表示された状態でズームイン完了とする。
なお、制御部11は表示信号出力部12が出力している表示画像信号の範囲、つまり画像データ全体から表示用に切り出している画素範囲を確認している(又は制御部11が常時画素範囲を指示している)ことで、表示状態がズームイン完了位置までとなったか否かを認識できる。後述するスクロール終了位置に至ったことや、ズームアウト時に通常表示状態に至ったことの認識についても同様である。
ステップF103で行われるこのようなズームイン表示のための制御を図12(a)に示す。
制御部11はステップF150でズームイン目標エリアを表示信号出力部12に指示する。例えば図7(a)に示したパノラマ画像の左端部分などを指定する。
そしてステップF151で段階的にズーム倍率変化と表示画像の中点を移動させながらの切り出し範囲の縮小を表示信号出力部12に指示しつつ、ステップF152でズームイン目標エリアの表示状態に至ったかを確認する。ステップF151の指示に応じて、表示信号出力部12が画像切り出し及び拡大を徐々に行っていくことで、図8(b)(c)のようなズームイン過程の表示状態を経て、図9(a)のズームイン目標エリアの表示状態に至る。この状態に至ったら制御部11はステップF152からF153に進み、ズームイン完了としてズームイン処理を終了させ、図6のステップF103の処理を終える。
制御部11はズームインが完了したら、引き続きステップF104でスクロール表示を開始させる。
このスクロール表示は、画像内のズームイン完了位置をスクロール開始位置として実行させる。例えば図7(a)のように画像左端EL部分をスクロール開始位置とし、画像右端ERまでの右方向へのスクロールが表示画面上で行われるように表示信号出力部12に指示する。
表示信号出力部12は、これに応じて画像データの切り出し範囲を徐々に右側にシフトさせながら表示画像信号を生成して表示部13等に出力していく。
例えば図9(a)→図9(b)→図9(c)→・・・→図10(a)→図10(b)→図10(c)のように、表示画像がスクロールされる。
このスクロール実行中は制御部11はステップF105でスクロールの終了を監視し、またステップF106でマニュアルモードのトリガを監視する。
マニュアルモードとは、スクロール中のユーザのパン・チルト・ズーム等の手動操作に応じて、スクロールを中断させ、ユーザの操作に応じた画像表示を行うモードである。このマニュアルモードトリガとしてのユーザ操作を検知した場合、制御部11はステップF107に進み、マニュアルモードの処理を行う。これについては後述する。
例えば図10(c)のように、画面表示をパノラマ画像データの右端ERまでスクロールさせたら制御部11はスクロール終了と判断する。その場合、制御部11はステップF108に進み、表示信号出力部12にスクロール停止を指示する。
そしてステップF109でズームアウト表示を実行させる。
この場合、スクロール終了位置から通常表示へのズームアウト表示を実行させる。
ズームアウトによる表示状態の遷移を図10(c)→図11(a)→図11(b)→図11(c)として示す。
即ち画像右端の部分から全体表示に向けて、図11(a)、図11(b)のように徐々に画像の切り出し範囲を広げ、かつ縮小させていく。そして図11(c)のように通常表示としてパノラマ画像の全体表示に戻ったらズームアウト完了とする。
このステップF109で行われるズームアウト表示のための制御を図12(b)に示す。
制御部11はステップF160で、スクロール終了位置の表示状態から、段階的にズーム倍率変化と表示画像の中点を移動させながらの切り出し範囲の拡大を表示信号出力部12に指示する。そして表示が図11(c)のように通常表示に戻ったらステップF161からF162に進み、ズームアウト完了とする。
これにより図6のステップF109の処理を終え、ステップF101に戻る。
以上のように本例では、1枚の静止画データ(例えばパノラマ画像データ)を表示させる場合には、まず通常表示を行い、その後ユーザ操作に応じて、もしくは自動的に、自動スクロール表示を実行する。
この自動スクロール表示により、例えばパノラマ画像としての静止画データの表示においてユーザに適切な表示を提供できる。
まず、ズームイン前、ズームアウト後はパノラマ画像の全体を表示するため、ユーザは画像全体を把握できる。
そしてズームインでスクロール開始位置に移行することで、スクロール開始位置を全体画像のどの部分かをユーザに認識させやすくできる。
そしてスクロールを行うことで、各部分を詳しくユーザに提示できる。
またスクロール終了位置から通常表示にズームアウトすることで、スクロールの完了をユーザに伝えることができる。
さらに、通常表示とスクロール表示の間をズームイン、ズームアウトでつなぐことで、一連の表示が滑らかに遷移し、鑑賞上の楽しさ、美しさを提供できる。
またこのような一連の表示が自動的に行われるためユーザに操作負担をかけない。
なお、図6のフローチャートには示していないが、自動スクロール表示の途中でユーザが自動スクロール表示を終了させる操作を行った場合は、その時点で自動スクロール表示を終了させ、例えば即座に通常表示に切り換えればよい。
或いは自動スクロール表示の途中で、画像送り操作が行われた場合には、即座に自動スクロール表示を終了させ、次の画像の通常表示に切り替えるようにすればよい。後述する自動スクロール処理II〜VIでも同様である。
<6.マニュアルモード処理>

図6のステップF106,F107としてマニュアルモードの処理が行われることを先に述べた。
制御部11は、スクロール表示を実行させているときに、表示位置変更を指示する操作入力を検知したときは、スクロール表示を中断させ、マニュアルモードとして操作入力に応じた表示を行う表示画像信号の出力を表示信号出力部12に指示する。
さらに制御部11は、マニュアルモードの終了に応じて、スクロール表示を再開させるように表示信号出力部12に指示する。
上述のように制御部11はスクロール中にユーザのパン操作、チルト操作、ズーム操作等、表示位置変更を指示する操作入力を検知したら、図6の処理をステップF106からF107に進める。
このステップF107のマニュアルモード処理例を図13(a)に示す。
制御部11は、まずステップF171で表示信号出力部12にスクロール表示の中断を指示する。
そして制御部11はステップF172で、検知した操作入力に応じて表示画像をパン、チルト、又はズームイン/アウトさせるように表示信号出力部12に指示する。即ち、表示画像の切り出し位置や倍率をユーザの操作に応じて変化させる。
図14に一例を示す。例えばスクロール過程で図14(a)の表示状態となっているときに、ユーザが破線で囲った部分を拡大させるように、パン、チルト、又はズームの操作を行ったとする。このとき制御部11は、ユーザの操作に応じて切り出し位置やズーム倍率を変化させ、図14(b)のような画像表示を実行させる。
つまり制御部11がステップF172でユーザ操作に応じた表示変更を指示することで、ユーザにとってはスクロール途中で、注目したい画像部分などに、任意にズームさせたり、表示位置を移動(パン移動、チルト移動)させたりすることができる。
ステップF173では制御部11はマニュアルモード処理の終了による自動スクロール処理の再開を判断する。
例えばユーザがマニュアルモード処理の終了操作を行ったことを検知する。或いは一定時間ユーザの操作が検知されなかったらマニュアルモード処理の終了と判断してもよい。
自動スクロール処理を再開させる場合、制御部11はその時点の画像表示状態から、自動スクロールの再開位置を目標としてパン/チルト/ズームイン又はズームアウトさせる。特にズーム倍率がスクロール中断時と変わっていなければ、パン又はチルトとして表示位置を徐々に変化させて再開位置に戻せばよいし、ズーム倍率がスクロール中断時から変化されていれば、ズームイン又はズームアウトを行う。
再開位置とは、例えばマニュアルモード処理を開始する直前のスクロール中断位置とすればよい。例えば図14(b)の表示状態においてマニュアルモード処理の終了と判断された場合、図14(a)の表示状態に戻すように表示信号出力部12に指示する。
そしてステップF175で、自動的なスクロールを再開させ、図6のステップF107の処理を終了してステップF105,F106の監視ループに戻る。
このようにマニュアルモード処理として手動操作が反映されることで、自動スクロール表示の途中で、ユーザが注目したい部分を発見したり、スクロールでいったん通りすぎた部分を見直したいと思った場合などに便利なものとなる。
また自動スクロール処理を再開する場合は、再開位置へ滑らかに表示画像が移行することで、鑑賞上の美観が得られる。
ところで図13(a)の処理例では、マニュアルモード処理の終了により、スクロール再開位置へは、ズームイン又はズームアウト、或いはパン・チルトとして、ユーザが任意に移動させた画像位置から徐々に戻すようにしたが、この場合は、徐々に戻さずに即座に画面切換を行っても良い。
図13(b)に処理例を示す。但し図13(b)のステップF171,F172,F173,F175は、図13(a)と同様であり、ステップF180として、再開位置への表示切換を行うことのみが異なる。
例えばステップF180では、制御部11は図14(b)のような表示状態から、ズームやパン・チルトを伴わず、瞬間的に図14(a)の表示状態に切り換える。そしてその位置から自動スクロールを再開させる。
このように瞬時に切り換えるようにすれば、マニュアルモード処理が終了されて自動スクロール処理が再開されることをユーザにわかりやすくするという利点が得られる。
なおマニュアルモード処理を終了し、自動スクロール処理を再開する際、必ずしもマニュアルモード処理開始直前のスクロール位置(つまりスクロール中断位置)に戻らなくても良い。
再開位置としては、例えば自動スクロール処理の開始位置(例えば図7(a)の左端位置)まで戻るようにしてもよい。この場合、もう一度、全スクロールを見ることができるようになる。
また再開位置は、ユーザがマニュアルモードで移行させた画像位置としてもよい。するとユーザの注目位置や任意に移動させた位置からスクロール表示を見ることができる。この場合、或る位置からのスクロールを見直したいというような場合に便利となる。
また再開位置は、当初のスクロール終了位置(例えば図7(a)の右端位置)などとしてもよい。その場合、中断前のスクロールとは逆方向にスクロールするということが考えられる。
また再開位置は、人の顔の画像など、特定の被写体画像が存在する位置としてもよい。制御部11が画像解析により顔画像を認識した場合に、その顔画像の存在する画像内の位置をスクロール再開位置とする。
また、これらの再開位置を状況に応じて使い分けるようにしてもよい。
例えばマニュアルモードの継続時間が所定時間以上であるか否かで再開位置を設定する。マニュアルモードの時間が長い場合とは、ユーザがいろいろ操作を行って、表示させる画像範囲を多様に変化させた場合と想定される。そしてある程度長い時間マニュアルモードでユーザが表示位置を変更させた場合、スクロール中断位置はあまり意味を持たなくなることが考えられる。
そこで、マニュアルモードが所定時間内で終了したときは、スクロール中断位置を再開位置とし、所定時間以上経過してマニュアルモードが終了したときは、自動スクロール処理の開始位置(例えば図7(a)の左端位置)を再開位置とするようにしてもよい。
また同様の考え方で、マニュアルモードによる表示画面の移動量が所定以上か否かで再開位置を変更してもよい。つまりマニュアルモードでユーザが大きく画像データ内での表示位置を変更させた場合は、自動スクロール処理の開始位置(例えば図7(a)の左端位置)を再開位置とし、マニュアルモード終了時の表示位置がスクロール中断位置に近ければスクロール中断位置を再開位置とするような例である。
<7.スクロール開始・終了位置例>

次に、自動スクロール処理におけるスクロール開始位置、終了位置のバリエーションについて述べる。この場合のスクロール開始位置とは、ズームイン目標の画像領域のことであり、スクロール終了位置とは、ズームアウトを開始するときの画像領域のことである。つまり、スクロール開始位置とは、図12(a)のステップF150でズームイン目標とする画像領域である。またスクロール終了位置は図6のステップF105でスクロール終了と判断してズームアウトに移行する画像領域である。
図15(a)〜(g)は、横長のパノラマ画像データを模式的に示している。
図15(a)はスクロール開始位置Psを画像データの左端部分、スクロール終了位置Peを画像データの右端部分とし、左端から右端への自動スクロールSCL1を行う例である。つまり図7(a)及び図8〜図11で述べた例に相当する。
逆に、図15(b)はスクロール開始位置Psを画像データの右端部分、スクロール終了位置Peを画像データの左端部分とし、右端から左端への自動スクロールSCL2を行う例である。
図15(c)はスクロール開始位置Psを画像データの非端部、スクロール終了位置Peを画像データの右端部分とし、右方向への自動スクロールSCL3を行う例である。
図15(d)はスクロール開始位置Psを画像データの左端部分、スクロール終了位置Peを画像データの非端部とし、右方向への自動スクロールSCL4を行う例である。
図15(e)はスクロール開始位置Psを画像データの非端部、スクロール終了位置Peも画像データの非端部とし、右方向への自動スクロールSCL5を行う例である。
この図15(c)(d)(e)では、それぞれスクロール開始位置Psとスクロール終了位置Peを入れ替え、左方向への自動スクロールを行う例も考えられる。
図15(f)は、スクロール開始位置Psを非端部であって、ほぼ中央部(又は任意の部分)とし、スクロール終了位置Peを右端部分とした例である。
スクロール動作としては、スクロールSCL6のように、スクロール開始位置Psからスクロール開始位置Psへ行うことが考えられる。
また、スクロールSCL7のように、スクロール開始位置Psから左端部分に向かってスクロールを行い、その後折り返してスクロール終了位置Peに向かうようにすることなども考えられる。
この場合も、スクロール開始位置Psとスクロール終了位置Peを入れ替え、スクロールSCL6,SCL7を、図とは逆方向に行う例も考えられる。
図15(g)は、スクロール開始位置Psとスクロール終了位置Peが一致して共に非端部とされている例である。
スクロール動作としてはスクロールSCL8として示すように、例えばスクロール開始位置Psから右端部に向かい、その後折り返して左端部に向かい、さらに折り返してスクロール終了位置Peに至るような動作(或いはその逆)が考えられる。
またはスクロールSCL9として示すように、例えばスクロール開始位置Psから右端部に向かい、左端部からスクロール終了位置Peに至るような動作(或いはその逆)が考えられる。
この図15に挙げた例以外にも、スクロール開始位置Ps、スクロール終了位置Peの設定は多様に考えられる。
また、ここでは横長のパノラマ画像データを例に挙げたが、縦長のパノラマ画像データに対して、上下方向にスクロールを行う場合にも、この図15の例と同様に、各種考えられる。図15の各例の左右方向を上下方向とみなして考えればよい。
これら多様に考えられるスクロール開始位置/終了位置であるが、実際の自動スクロール処理においてどのように設定(選択)するかも多様に考えられる。
まず、いずれかに固定することが考えられる。例えば自動スクロール処理の際には、常に例えば図15(a)のようにスクロール開始位置/終了位置が設定され、ズームイン/スクロール/ズームアウトが行われるようにする例である。固定とすることで制御部11の自動スクロール処理の負担軽減が図られる。
また、固定という点では、ユーザが図15(a)〜(g)に挙げたようななかから任意のスクロール開始位置/終了位置を選択し、選択された設定で、自動スクロール処理が行われるというようにしてもよい。ユーザの好みに応じた自動スクロール処理が実現される。特に、ユーザが画像の右端部分、或いは左端部分は表示不要と考える場合は、図15(c)(d)(e)のようなスクロール開始/終了位置を選択することで対応できる。
また自動スクロール処理を行う毎に、制御部11が図15(a)〜(g)に挙げたスクロール開始/終了位置のパターンのなかから所定の順序で、或いはランダムに1つのパターンを選択し、選択されたスクロール開始/終了位置の設定で、自動スクロール処理を行うようにしてもよい。ユーザに対し、変化に富んだ自動スクロール表示を提供できる。
また画像データPCTの付加情報CIに応じて、制御部11がスクロール開始位置/終了位置を設定するようにしてもよい。
例えば制御部11は、表示対象とするパノラマ画像の画像データPCTについて、撮像時のパノラマ方向情報を付加情報CIから読み取る。そして、パノラマ撮像時の被写体方向の移動方向が左から右であったら、図15(a)のスクロール開始位置/終了位置とし、またパノラマ撮像時の被写体方向の移動方向が右から左であったら、図15(b)のスクロール開始位置/終了位置とするなどである。つまり撮像時の撮像開始側となる端部位置を始点としてパノラマ撮像時の視野移動に応じた方向でスクロールさせる。もちろん上下スクロールの場合にも適用できる。
図15(c)(e)(f)のように、スクロール開始位置Psを非端部とする場合として、例えば画像解析による特定対象を判別しての位置設定、被写体の遠近による位置設定、ランダムな位置設定などが考えられる。
例えば制御部11は、画像解析により人の顔などの特定の被写体が存在する画像領域を判別する。そしてその顔画像等を含む画素範囲をスクロール開始位置Psとして設定する。これにより、自動スクロールは例えば人の顔がある位置にズームインされて開始されるような動作とすることができる。
或いはスクロール終了位置Peとして人の顔画像が存在する位置とするような例もあり得る。すると自動スクロール表示では、人の顔が現れたらスクロールが終了してズームアウトするような動作が実現できる。
また制御部11が画像データ内の被写体の遠近を判別する。そして最も近い位置と判定された被写体位置をスクロール開始位置Psとし、そこにズームインしてスクロールを開始させる。例えば画像データが3D写真画像データであった場合には効果的である。特にスクロール終了位置Peは、最も遠い位置と判定された被写体位置とすれば、近景から遠景に向かうようなスクロール表示が実現できる。
また、制御部11が画像データ内でランダムに非端部の位置をスクロール開始位置Psとする。又はスクロール終了位置Peとして選択する。これによってユーザに対し、変化に富んだ自動スクロール表示を提供できる。もちろんその場合のスクロール動作も図15のスクロールSCL3〜SCL9などでランダムに選択してもよい。
<8.第2の実施の形態−自動スクロール処理II>

第2の実施の形態としての自動スクロール処理IIを図16で説明する。
この図16に示す自動スクロール処理IIは、静止画データ、特にパノラマ画像データとしての単画像を表示する際に、通常表示→ズームイン表示→スクロール表示→通常表示というシーケンスで画像表示を行う処理である。
なお図16において図6と同一の処理については同一のステップ番号を付し重複説明を避ける。
ステップF101〜F107の処理は図6と同様である。
この自動スクロール処理IIでは、ステップF105でスクロール終了に至った場合、制御部11はステップF108でスクロールを停止させ、そのままステップF101に戻って通常表示の状態に戻す。つまりスクロール終了後にズームアウトを行わず、即座に通常表示に戻すものである。例えば図10(c)の状態から即座に図11(c)の状態に表示を切り換えさせる。
この処理例の自動スクロール表示によっても、例えばパノラマ画像としての静止画データの表示においてユーザに適切な表示を提供できる。
特にこの処理例は、スクロール終了後にズームアウトを行わないことで、スクロールの終了をユーザに分かりやすくしたい場合に適している。
<9.第3の実施の形態−自動スクロール処理III>

第3の実施の形態としての自動スクロール処理IIIを図17で説明する。
この図17に示す自動スクロール処理IIIは、静止画データ、特にパノラマ画像データとしての単画像を表示する際に、通常表示→スクロール表示→ズームアウト表示→通常表示というシーケンスで画像表示を行う処理である。
なお図17において図6と同一の処理については同一のステップ番号を付し重複説明を避ける。
制御部11は、ステップF101で表示対象画像の通常表示を実行させているときに、ステップF102で自動スクロール表示のトリガ発生を認識した場合、ステップF120に進む。そして表示信号出力部12に対して、スクロール開始位置の画像への表示切換を指示する。例えば図8(a)の状態から、図9(a)の状態に切り換える制御を行う。つまりズームインを行わない。
そして制御部11はステップF104でスクロール表示を開始させる。ステップF104〜F109は図6と同様である。
この自動スクロール表示によっても、例えばパノラマ画像としての静止画データの表示においてユーザに適切な表示を提供できる。
特にこの処理例は、スクロール開始前にズームインを行わないことで、スクロールを即座に開始させたいということを優先する場合に適している。
<10.第4の実施の形態−自動スクロール処理IV>

第4〜第6の実施の形態は、複数の画像データを自動的に順次表示させるスライドショウ再生を行う場合の自動スクロール処理である。
スライドショウ再生は、例えばユーザが図2の画像格納部10に格納されている画像データ10のフォルダを指定してスライドショウ再生を指示する操作を行う。すると制御部11は、当該フォルダに含まれる画像データを順次選択し、或いはランダムに選択し、選択した各画像を順次に表示させる処理を行う。
第4の実施の形態の自動スクロール処理IVとしてスライドショウが開始された際の制御部11の処理を図18で説明する。
この図18に示す自動スクロール処理IVは、複数の表示対象データとしての静止画データを順次連続して表示させる場合に、各画像データについて、通常表示→ズームイン表示→スクロール表示→ズームアウト表示→通常表示というシーケンスで表示を実行させる処理である。
スライドショウ再生の場合、制御部11はステップF201で画像選択を行う。即ち画像格納部10には例えば各フォルダ毎に画像データPCTが格納されているが、今回スライドショウ対象として例えばユーザ操作で指定されたフォルダの中で、表示対象とする1つの画像データPCTを選択する。この選択は所定の順序で順次選択しても良いし、ランダムでも良い。またもちろん複数のフォルダが指定された場合、複数のフォルダを対象として画像データPCTを選択すればよい。
またスライドショウ対象としてフォルダ指定ではなく、ユーザが複数の画像データPCTを任意に選択したような場合は、そのユーザが選択した中で1つの画像データPCTを選択する。
1枚の画像データPCTを選択したら、制御部11はステップF202以降で、その選択した画像データPCTについての表示制御を行う。
まず制御部11はステップF202として通常表示を実行させる。即ち制御部11は画像格納部10から当該選択した静止画データを読み出し、表示信号出力部12に転送する。そして例えば図8(a)のような通常表示を指示する。
この通常表示は、例えば所定時間(例えば2,3秒程度)実行させる。そしてその通常表示に続いて制御部11はステップF203で表示信号出力部12にズームイン表示を指示する。例えば図8(a)→図8(b)→図8(c)→図9(a)のような表示を実行させる。このステップF203でのズームイン表示のための制御は例えば前述した図12(a)のように行う。
制御部11はズームインが完了したら、引き続きステップF204でスクロール表示を開始させる。
このスクロール表示は、画像内のズームイン完了位置をスクロール開始位置として実行させる。例えば図9(a)→図9(b)→図9(c)→・・・→図10(a)→図10(b)→図10(c)のように、表示画像のスクロールを実行させる。
スクロール実行中は制御部11はステップF205でスクロールの終了を監視し、またステップF206でマニュアルモードのトリガを監視する。
マニュアルモードトリガとしてのユーザ操作を検知した場合、制御部11はステップF207に進み、マニュアルモードの処理を行う。これは前述の図13(a)又は図13(b)のような処理となる。
例えば図10(c)のように、画面表示をパノラマ画像データの右端ERまでスクロールさせたら制御部11はスクロール終了と判断する。その場合、制御部11はステップF205からF208に進み、表示信号出力部12にスクロール停止を指示する。
そしてステップF209でズームアウト表示を実行させる。この場合、例えば図10(c)→図11(a)→図11(b)→図11(c)のように、スクロール終了位置から通常表示へのズームアウト表示を実行させる。
このステップF209で行われるズームアウト表示のための制御は前述した図12(b)のようになる。
ズームアウト完了で表示状態が通常表示となったら、制御部11はスライドショウの終了を判断する。例えば画像格納部10においてスライドショウ対象とされたフォルダ内の全ての画像データPCTの再生表示を一巡したときに、スライドショウ終了と判断する。或いはユーザがスライドショウ対象として複数の画像データPCTを指定した場合は、それらの各画像データPCTの再生表示が一巡したときにスライドショウ終了と判断する。
また、スライドショウは、ユーザが終了操作を行うまでは継続して実行するとした場合は、ステップF210の判断を行わないことも考えられる。
なお、図18フローチャートには示していないが、スライドショウ実行過程でユーザがスライドショウを終了させる操作を行った場合は、その時点でスライドショウを終了させればよい。
スライドショウ終了と判断したら、制御部11はステップF210から一連のスライドショウ再生処理を終える。
スライドショウが継続される場合、制御部11はステップF201に戻って次の表示対象の画像データPCTを選択し、ステップF202以降に進む。
以上のように本例では、スライドショウ再生の場合に、各画像データについて、通常表示からズームイン、スクロール、ズームアウト、通常表示というシーケンスの自動スクロール表示を行う。
これにより、例えばパノラマ画像としての静止画データを用いたスライドショウ再生でユーザに適切な表示を提供できる。
即ち、ズームイン前、ズームアウト後はパノラマ画像の全体を表示するため、ユーザは順次表示対象となる各画像データについて画像全体を把握できる。
そしてズームインでスクロール開始位置に移行することで、スクロール開始位置を全体画像のどの部分かをユーザに認識させやすくできる。
そしてスクロールを行うことで、各部分を詳しくユーザに提示できる。
またスクロール終了位置から通常表示にズームアウトすることで、スクロールの完了をユーザに伝えることができる。
さらに、通常表示とスクロール表示の間をズームイン、ズームアウトでつなぐことで、一連の表示が滑らかに遷移し、鑑賞上の楽しさ、美しさを提供できる。特に順次表示される各画像が表示上滑らかに遷移することでスライドショウ再生における観賞性が向上する。
またスライドショウ再生の過程で、マニュアルモード処理も行われることで、ユーザの任意操作性を高め、スライドショウ再生時にユーザの要望に応じた表示もできる。さらにマニュアルモードが終わったらスライドショウが再開されることで、一連のスライドショウ再生を妨げない。
なお、スライドショウ再生中のユーザ操作として、例えば次の画像データや前に表示した画像データへの送り操作を可能とすることも考えられる。例えば或る画像データについて自動スクロール表示を実行しているときに送り操作が行われたら、即座にステップF201に戻って前後の画像データを選択し、ステップF202以降に進むとするようにしてもよい。
またスライドショウ再生の場合も、各画像データの自動スクロール処理におけるスクロール開始位置Ps(ズームイン目標位置)やスクロール終了位置Pe(ズームアウト開始位置)、スクロール方向は、図15で述べたように多様に考えられる。
特にスライドショウにおいては、次のような例が好適である。
まず、各画像データについて、撮像時のパノラマ撮像方向情報に応じてスクロール開始/終了位置を決めることが考えられる。これによりそれぞれの画像についてのパノラマ撮像時の方向性をユーザに伝えることができる。
また各画像データについてのスクロール開始/終了位置を全て統一してもよい。例えば各画像データについて全て図15(a)の動作を適用するなどである。こうすれば、統一感のある自動スクロール表示を伴ったスライドショウ再生を提供できる。
また各画像データについてのスクロール開始/終了位置を交互に変更してもよい。例えば各画像データについて図15(a)の動作と図15(b)の動作を適用するなどである。或いは、各画像データについて、図15(a)〜図15(g)示したような多数の動作パターンを順番に変えたり、ランダムに選択することも考えられる。それらによれば、変化に富んだスライドショウ再生を提供できる。
<11.第5の実施の形態−自動スクロール処理V>

第5の実施の形態としての自動スクロール処理Vを図19で説明する。
この図19に示す自動スクロール処理Vは、スライドショウ再生の際の自動スクロール表示として、通常表示→ズームイン表示→スクロール表示というシーケンスで画像表示を行う処理である。
なお図19において図18と同一の処理については同一のステップ番号を付し重複説明を避ける。
ステップF201〜F208の処理は図18と同様である。
この場合の各画像データに対する自動スクロール処理Vでは、ステップF205でスクロール終了に至った場合、制御部11はステップF208でスクロールを停止させ、そのままステップF201に戻って次の画像データPCTを選択し、ステップF202で通常表示を行う。つまりスクロール終了後にズームアウトを行わず、即座に次の画像データPCTの表示に切り換えるものである。
この処理例の自動スクロール表示によっても、例えばパノラマ画像としての静止画データの表示においてユーザに適切な表示を提供できる。
特にこの処理例は、スクロール終了後にズームアウトを行わないことで、次の画像への切換を早くしたい場合に適している。
<12.第6の実施の形態−自動スクロール処理VI>

第6の実施の形態としての自動スクロール処理VIを図20で説明する。
この図20に示す自動スクロール処理VIは、スライドショウ再生の際の自動スクロール表示として、通常表示→スクロール表示→ズームアウト表示→通常表示というシーケンスで画像表示を行う処理である。
なお図20において図18と同一の処理については同一のステップ番号を付し重複説明を避ける。
制御部11は、ステップF201で画像データPCTを選択し、ステップF202で通常表示を実行させる。例えば数秒間、通常表示を実行させたら、制御部11はステップF220で表示信号出力部12にスクロール開始位置の画像への表示切換を指示する。例えば図8(a)の状態から、図9(a)の状態に切り換える制御を行う。つまりズームインを行わない。
そして制御部11はステップF204でスクロール表示を開始させる。ステップF204〜F210は図18と同様である。
この場合の自動スクロール表示によっても、例えばパノラマ画像としての静止画データの表示においてユーザに適切な表示を提供できる。
特にこの処理例は、スクロール開始前にズームインを行わないことで、スライドショウにおける各画像についてスクロールを即座に開始させたいということを優先する場合に適している。
<13.自動スクロール設定処理>

ここまで、ユーザが選択した1枚の画像を表示させる単画像表示の場合の自動スクロール処理I、II、IIIと、スライドショウ再生の場合の自動スクロール処理IV、V、VIについて説明した。特に自動スクロール処理IV、V、VIは、それぞれ自動スクロール処理I、II、IIIを順次表示対象とする各画像データの表示に適用する例とした。
ところが本実施の形態の表示制御装置としては、単画像表示の場合とスライドショウ再生の場合とで、動作設定を切り換えるということも考えられる。以下、そのような動作について説明する。
図21は制御部11による、自動スクロール設定処理を示している。これは単画像表示を行う場合とスライドショウ再生を行う場合とで、それぞれ動作設定を行う処理例である。
制御部11は、例えば表示制御を実行する際毎に、図21の設定処理を行う。
即ち制御部11は、ステップF301でこれから実行する処理が単画像表示であるかスライドショウ再生であるかで処理を分岐する。
単画像表示を行う場合は、制御部11はステップF302で単画像用の自動スクロール動作のシーケンスを設定する。さらにステップF303で単画像用のズーム/スクロール表示のパラメータを設定する。
そして図6、又は図16、又は図17のステップF103に進み、単画像表示としての自動スクロール制御を行う。
一方制御部は、スライドショウ再生を行う場合は、ステップF304でスライドショウ用の自動スクロール動作のシーケンスを設定する。さらにステップF305でスライドショウ用のズーム/スクロール表示のパラメータを設定する。
そして図18、又は図19、又は図20のステップF201に進み、スライドショウ再生の実行制御を行う。
この図21の処理においてステップF302,F304では自動スクロール動作のシーケンスを設定するが、このステップF302及びF304の設定処理として次のような各例が考えられる。
(設定例1)単画像用として自動スクロール処理I(図6)を実行する設定とし、スライドショウ用として自動スクロール処理V(図19)を実行する設定とする。
(設定例2)単画像用として自動スクロール処理I(図6)を実行する設定とし、スライドショウ用として自動スクロール処理VI(図20)を実行する設定とする。
(設定例3)単画像用として自動スクロール処理II(図16)を実行する設定とし、スライドショウ用として自動スクロール処理IV(図18)を実行する設定とする。
(設定例4)単画像用として自動スクロール処理II(図16)を実行する設定とし、スライドショウ用として自動スクロール処理VI(図20)を実行する設定とする。
(設定例5)単画像用として自動スクロール処理III(図17)を実行する設定とし、スライドショウ用として自動スクロール処理IV(図18)を実行する設定とする。
(設定例6)単画像用として自動スクロール処理III(図17)を実行する設定とし、スライドショウ用として自動スクロール処理V(図19)を実行する設定とする。
この(設定例1)〜(設定例6)の設定により、単画像表示の場合とスライドショウ再生の場合とで、自動スクロール動作は異なるシーケンスで実行されるようになる。
さらに、次のような例も考えられる。
(設定例7)単画像用として自動スクロール処理I(図6)、II(図16)、III(図17)のいずれかが画像データ毎に選択される設定とし、スライドショウ用として自動スクロール処理IV(図18)を実行する設定とする。単画像表示の際の自動スクロール処理シーケンスの選択は、ランダム、所定順序、ユーザ設定などによればよい。
(設定例8)単画像用として自動スクロール処理I(図6)、II(図16)、III(図17)のいずれかが画像データ毎に選択される設定とし、スライドショウ用として自動スクロール処理V(図19)を実行する設定とする。
(設定例9)単画像用として自動スクロール処理I(図6)、II(図16)、III(図17)のいずれかが画像データ毎に選択される設定とし、スライドショウ用として自動スクロール処理VI(図20)を実行する設定とする。
(設定例10)単画像用として自動スクロール処理I(図6)を実行する設定とし、スライドショウ用として、各画像毎に、自動スクロール処理IV(図18)、V(図19)、VI(図20)のステップF202〜F210の処理(自動スクロール処理シーケンス)が選択される設定とする。スライドショウ再生の際の自動スクロール処理シーケンスの選択は、ランダム、所定順序、ユーザ設定などによればよい。
(設定例11)単画像用として自動スクロール処理II(図16)を実行する設定とし、スライドショウ用として、各画像毎に、自動スクロール処理IV(図18)、V(図19)、VI(図20)のステップF202〜F210の処理(自動スクロール処理シーケンス)が選択される設定とする。
(設定例12)単画像用として自動スクロール処理III(図17)を実行する設定とし、スライドショウ用として、各画像毎に、自動スクロール処理IV(図18)、V(図19)、VI(図20)のステップF202〜F210の処理(自動スクロール処理シーケンス)が選択される設定とする。
(設定例13)単画像用として自動スクロール処理I(図6)、II(図16)、III(図17)のいずれかが画像データ毎に選択される設定とし、スライドショウ用として、順次表示される各画像毎に、自動スクロール処理IV(図18)、V(図19)、VI(図20)のステップF202〜F210の処理(自動スクロール処理シーケンス)が選択される設定とする。
この(設定例7)〜(設定例13)では、スライドショウ再生の場合には、順次表示される画像データの一部が単画像表示と異なる自動スクロール動作のシーケンスとなる場合が生ずる。
また、図21の処理においてステップF303,F305では自動スクロール動作の際のズーム動作やスクロール動作のパラメータを設定するが、次のような各例が考えられる。
まず、スクロール開始位置(ズームイン目標位置)、スクロール終了位置(ズームアウト開始位置)については、図15で述べたように各種の例が考えられるが、単画像表示の場合と、スライドショウ再生の場合とで、異なる設定とすることが考えられる。
例えば単画像表示の場合は、パノラマ撮像方向情報に応じてスクロール開始位置/終了位置を決める設定とするが、スライドショウ再生の場合は、各画像データについてスクロール開始位置/終了位置を固定の設定とするなどである。
また単画像表示の場合と、スライドショウ再生の場合とで、ズームイン、ズームアウトの速度を異なる速度設定とすることが考えられる。例えば単画像表示の場合は比較的ゆっくりズームイン/ズームアウトが行われ、スライドショウ再生の場合は各画像データについてのズームイン/ズームアウトが比較的高速に行われるようにする。
スクロール速度についても同様に考えることができる。
また単画像表示の場合は、固定のズーム速度、スクロール速度とするが、スライドショウの曲再生時には可変とする設定も考えられる。例えばスライドショウ再生のときにBGM音楽再生を行う場合、曲のテンポに合わせたズーム速度、スクロール速度を設定するなどである。
以上の例のように、単画像表示の場合とスライドショウ再生の場合とで、自動スクロール動作のシーケンスや、ズーム/スクロールのパラメータを異なるものとすることで、それぞれの場合に適した、或いはユーザの好みにあった画像表示が実現できる。
<14.有効画像範囲でのスクロール>

ところで、ここまで説明してきた自動スクロール制御においては、パノラマ画像データ等において撮像画像内容、つまり被写体画像が存在する有効画像範囲を対象として処理を行うことが好適である。
例えば図7(b)のようなパノラマ画像データを考える。ユーザがパノラマ撮像を行ったときに、例えば規定の角度範囲まで撮像を行わなかったとする。例えばパノラマ画像データとしての角度範囲が210°と規定されている撮像装置において、ユーザが180°の範囲でしかパノラマ撮像を行わなかったような場合である。これによって画像データの右端が、図示のように被写体の撮像画像が存在しない領域となっている画像データが存在する場合がある。或いは画像データの編集などにより、このような被写体が存在しない領域を有する画像データが生成される場合もある。
このようなパノラマ画像データに対して、左端から右端までの範囲で自動スクロール表示を行うことは、被写体非存在部分までが表示されてしまう。
そこで、自動スクロール処理においては、有効画像範囲を対象として行うことが適切である。
制御部11は、表示対象とする画像データについて、画像解析により有効画像範囲を判別して、表示領域の端部を決定する。
例えば図7(b)に示すように有効画像範囲としての端部を、左端ELと、無画像部分を除いた右端ERとする。この有効画像範囲でスクロール開始位置/終了位置を設定することで、無画像部分を除いた自動スクロール動作が行われる。
即ち図22(a)のように通常表示が行われた後、パノラマ画像データの左端EL側の部分を目標としてズームインが行われ、図22(b)の表示状態に移行する。そしてスクロールが開始される。そのスクロールは、有効画像範囲での右端ERに達した図22(c)の状態で終了され、この状態からズームアウトが行われる。
このように有効画像範囲を対象として無画像部分を除いてズームイン/スクロール/ズームアウトが行われることで、無用なスクロールや、無画像部分でのズーム動作で見栄えが悪い表示を行うことが無くなる。
<15.変形例>

本発明の表示制御装置の構成や動作は、以上の実施の形態に限らず、多様な変形例が考えられる。
ズームイン動作は、図9(a)のようにスクロール開始位置の画像が、画面全体に表示されるサイズとなるまでズーム倍率を変更させるものとしたが、さらに倍率が高くなるまでズームを行ったり、画面全体に表示されるサイズとなる前にズームインを終了させる例も考えられる。
例えば図23(a)は通常表示の状態を示しているが、ここで破線で示す領域AR1、又は領域AR2を目標としてズームインを行うような例である。
領域AR1を目標とする場合とは、図9(a)に示した場合よりも、さらにズーム倍率を高くした状態でズームインを終了する例である。図23(b)のように、画面上下端の一部が見えなくなるまで高倍率とされた状態でズームインが終了される。
領域AR2を目標とする場合とは、図9(a)に示した倍率に至る前にズームインを終了する例である。図23(c)のように、画面全体が被写体画像とならず、上下に無画像の帯部分が生じている。
例えばこの図23(b)又は図23(c)のような状態でズームイン完了とし、その後、その倍率のままでスクロールを行うということも考えられる。
またズーム速度を、ズームイン/ズームアウトの途中で変更するようにしてもよい。
例えばズームインの際に、通常画像からズームイン終了までの間で前半は高速に、後半にいくに従ってゆっくりとなるように、ズーム倍率変化の速度を変更する。これによって遠景からスクロール開始位置へ高速に移動しつつ、緩やかに目的画像にランディングするような表示が実現できる。
また逆に通常画像からズームイン終了までの間で前半はゆっくりと、後半にいくに従って高速となるように、ズーム倍率変化の速度を変更する。これによってスクロール開始位置への画像に迫っていくような表示が実現できる。
ズームアウトの場合も同様である。
またズーム速度が、ランダムに設定されたり、ユーザが選択できるようにしてもよい。
また表示対象が3D画像データである場合、ズームイン/ズームアウトの際の処理として、視差調整を行うことが考えられる。この場合の視差とは、右目用の画像と左目用の画像との位置ずれ分のことをいっているが、その視差は、距離に応じて変化する。従ってズームイン/ズームアウトの際に、その距離(倍率)によって視差を変化させていくことで、3D画像として、より自然なズームイン/ズームアウト表示が実現できる。
また、2D画像と3D画像に応じて、自動スクロール動作のシーケンスやパラメータを切り換えるようにしてもよい。
また実施の形態の各自動スクロール処理例では、マニュアルモードとしてスクロール途中でのユーザ操作に対応できるものとしたが、このマニュアルモードを設けない例も考えられる。また、単画像表示の場合はマニュアルモード対応とし、スライドショウ再生の場合はマニュアルモード非対応としてもよい。もちろんその逆でもよい。
実施の形態では、特にパノラマ画像データの表示として自動スクロール動作を説明したが、通常サイズの静止画データとパノラマ画像サイズの静止画データについて、どちらも自動スクロール処理が適用されるようにしても良いし、パノラマ画像サイズの静止画データを表示対象とするときのみ、自動スクロール処理が実行されるようにしてもよい。
また静止画データに限らず、動画データやテキストデータの表示の際、さらには各種アプリケーション画像の表示の際や、ファイル閲覧、ウェブサイト画像閲覧の際などに、自動スクロール処理が行われるようにすることも可能である。
<16.プログラム>

実施の形態のプログラムは、表示対象データを表示部に表示させる際の、表示部への表示画像信号の出力を制御する演算処理装置のプログラムである。即ち上述した図6、図16、図17、図18、図19、図20のいずれかの自動スクロール処理をCPU等の演算処理装置(制御部11等)に実行させるプログラムである。
実施の形態のプログラムは、表示対象データについての通常表示からのスクロール開始位置へのズームイン表示を実行させるステップと、スクロール開始位置からのスクロール表示を実行させるステップと、スクロール終了位置からの通常表示へのズームアウト表示を実行させるステップとを演算処理装置に実行させる。
或いは実施の形態のプログラムは、表示対象データについての通常表示からのスクロール開始位置へのズームイン表示を実行させるステップと、スクロール開始位置からのスクロール表示を実行させるステップとを演算処理装置に実行させる。
或いは実施の形態のプログラムは、表示対象データについてのスクロール開始位置からのスクロール表示を実行させるステップと、スクロール終了位置からの通常表示へのズームアウト表示を実行させるステップとを演算処理装置に実行させる。
これらの本実施の形態のプログラムは、例えば図1に示した撮像装置100、記録再生装置101、パーソナルコンピュータ102、ゲーム機103、モニタ装置104等の機器に内蔵されている記録媒体としてのHDDや、CPUを有するマイクロコンピュータ内のROM等に予め記録しておくことができる。
あるいはまた、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、MO(Magnet optical)ディスク、DVD(Digital Versatile Disc)、ブルーレイディスク、磁気ディスク、半導体メモリ、メモリカードなどのリムーバブル記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することができる。
また、実施の形態のプログラムは、リムーバブル記録媒体からパーソナルコンピュータ等にインストールする他、ダウンロードサイトから、LAN(Local Area Network)、インターネットなどのネットワークを介してダウンロードすることもできる。
そして実施の形態のプログラムによれば、上記実施の形態の自動スクロール処理を実行する表示制御装置、表示制御方法の実現及び広範な提供に適している。
10 画像格納部、11 制御部、12 表示信号出力部、13 表示部、14 外部機器接続部、15 操作入力部、100 撮像装置、101 画像再生装置、102 パーソナルコンピュータ、103 ゲーム機、104 モニタ装置、207 制御部、212 表示コントローラ/ドライバ、311 CPU、314 ディスプレイコントローラ

Claims (11)

  1. 表示信号出力部に対し、表示対象データについての、通常表示からのスクロール開始位置へのズームイン表示又はスクロール終了位置からの上記通常表示へのズームアウト表示の少なくとも一方と上記スクロール開始位置からのスクロール表示とを表示部で実行させる表示画像信号の出力を指示する制御部を備え、
    上記制御部は、単画像表示の場合とスライドショウ再生の場合で上記ズームイン表示又は上記ズームアウト表示の少なくとも一方を異なる速度で実行させる表示制御装置。
  2. 上記ズームイン表示を行う位置としての上記スクロール開始位置は、表示対象データとしての静止画データにおける第1の端部位置であり、上記ズームアウト表示を開始する上記スクロール終了位置は、表示対象データとしての静止画データにおいて上記第1の端部位置とは逆の端部である第2の端部位置である請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 上記第1の端部位置は、表示対象データとしての静止画データをパノラマ撮像動作により得た際の撮像開始側となる端部位置である請求項2に記載の表示制御装置。
  4. 上記第1の端部、第2の端部は、表示対象データとしての静止画データにおいて撮像画像内容が存在する有効画像範囲での画像端部である請求項3に記載の表示制御装置。
  5. 上記制御部は、上記スクロール表示を実行させているときに、表示位置変更を指示する操作入力を検知したときは、上記スクロール表示を中断させ、マニュアルモードとして上記操作入力に応じた表示を行う表示画像信号の出力を上記表示信号出力部に指示する請求項1に記載の表示制御装置。
  6. 上記制御部は、上記マニュアルモードの終了に応じて、上記スクロール表示を再開させるように上記表示信号出力部に指示する請求項5に記載の表示制御装置。
  7. 上記スライドショウ再生の場合には、上記制御部は、順次表示対象とする各表示対象データの全部又は一部について、上記ズームイン表示と、上記スクロール表示と、上記ズームアウト表示とを上記表示部で順次実行させる表示画像信号の出力を上記表示信号出力部に指示する請求項1に記載の表示制御装置。
  8. 上記スライドショウ再生の場合には、上記制御部は、順次表示対象とする各表示対象データの全部又は一部について、上記ズームイン表示と、上記スクロール表示とを上記表示部で順次実行させる表示画像信号の出力を上記表示信号出力部に指示する請求項1に記載の表示制御装置。
  9. 上記スライドショウ再生の場合には、上記制御部は、順次表示対象とする各表示対象データの全部又は一部について、上記スクロール表示と、上記ズームアウト表示とを上記表示部で順次実行させる表示画像信号の出力を上記表示信号出力部に指示する請求項1に記載の表示制御装置。
  10. 表示対象データを表示部に表示させる際に、
    表示対象データについての通常表示からのスクロール開始位置へのズームイン表示と、
    スクロール終了位置からの上記通常表示へのズームアウト表示の少なくとも一方の表示と、
    上記スクロール開始位置からのスクロール表示と、
    が自動的に実行されるように表示画像信号を上記表示部に出力させるとともに、
    単画像表示の場合とスライドショウ再生の場合で、上記ズームイン表示又は上記ズームアウト表示の少なくとも一方を異なる速度で実行させる表示制御方法。
  11. 表示対象データを表示部に表示させる際の、上記表示部への表示画像信号の出力を制御する演算処理装置のプログラムとして、
    表示対象データについての通常表示からのスクロール開始位置へのズームイン表示を実行させるステップとスクロール終了位置からの上記通常表示へのズームアウト表示を実行させるステップの少なくとも一方のステップと、
    上記スクロール開始位置からのスクロール表示を実行させるステップと、
    を演算処理装置に実行させるとともに、
    単画像表示の場合とスライドショウ再生の場合で、上記ズームイン表示又は上記ズームアウト表示の少なくとも一方を異なる速度で実行させるプログラム。
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