JP4293053B2 - 撮像装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、撮影方向を順次変化させて撮像することにより複数の画像が貼りわされたパノラマ状の全体画像を生成する撮像装置及び方法、プログラム並びに記録媒体に関する。
従来より広く用いられている電子スチルカメラは、被写体を撮像することでレンズを通過した光を、CCD等の固体撮像素子により画像信号に変換し、これを記録媒体に記録し、また記録した画像信号を再生することができる。また電子スチルカメラの多くは、撮像した静止画像を表示することができるモニタを備え、これまでに記録した静止画像のうち特定のものを選択して表示することができる。この電子スチルカメラにおいて、1回の撮影での撮影範囲はレンズの画角によって制限された狭い範囲のものとなり、レンズの画角を越えた広範囲の撮影できなかった。
このため、パノラマ状の画像を撮影するカメラシステムが近年において提案されている。このカメラシステムは、広い視野を複数のレンズで一度に撮影する多眼式と、単眼レンズを用いて撮影方向を順にシフトさせつつ個々の画像に分けて連続撮影する単眼式に分類される。
多眼式のカメラシステムは、通常のカメラとほぼ同様の操作でパノラマ状の全体画像を生成することができるという利点があるが、システム全体が高価になるという欠点がある。
これに対し、単眼式のカメラシステム(例えば、特許文献1参照)は、比較的安価であるが、連続撮影した個々の画像を継ぎ目が目立たないように接合して一枚の全体画像を生成すべく、撮影された画像間において互いに重複領域を持たせる画像処理技術が必須となる。しかしながら、この重複領域は、カメラの撮影方向を手動でシフトさせることにより大きく増減し、最悪の場合には、かかる重複領域自体が失われ、撮影自体が失敗する虞もある。
また、この単眼式のカメラシステムは、あくまで異なる時刻に撮影した画像をつなぎ合わせる性質上、連続撮影の結果取得される画像の境界付近に動被写体が写し出されている場合に、ズレ等の不連続部分が生じ、最終的に生成される全体画像において破綻をきたすという問題点もある。
このため、モータ付のターンテーブルを使用して機械的に撮影方向を変化させながら各画像を撮影する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。この先行技術では、三脚に固定された回転テーブルにカメラを取り付け、この回転テーブルをモータで少しずつ回転させながら撮影を繰り返すことにより、撮影方向のシフトを機械的に変更することができる。
即ち、三脚を使用してカメラシステムを固定し、カメラに取り付けられた回転テーブルを高精度なモータで回転させれば、撮影方向を自在に変更させることができる。しかしながら、ユーザ自身が手動で撮影方向の調整を望む場合や、モータの回転精度が悪い場合には、撮影方向を目標の方向へシフトさせる際に揺らぎが生じてしまう。その結果、撮影した画像をつなぎ合わせてパノラマ状の全体画像を作成する際に、互いの画像間で重複領域を作り出すことができなくなり、撮影自体が失敗してしまう虞もある。このため、予め重複領域を大きく見積もっておくことが望ましい。
またパノラマ画像を撮影する目的の下、単眼レンズを用いて広い撮影範囲を複数の画像に分けて撮像する撮影装置は、従来から提案されている。しかしながら、この従来の撮影装置では、コンスーマ用のデジタルカメラの商品性を維持しつつ、高品質なパノラマ撮影機能を低コストで実現することができなかった。
例えば特許文献2には、パノラマ画像を撮影する機能を備えたカメラと、そのカメラの撮像部を取り付けるための回転アダプタが開示されている。この回転アダプタは、撮像部を回転させるための駆動源としての役割を担うものであるが、実際にこれらを使用する際にいくつかの問題点がある。
第1の問題点は、その従来のカメラにおける質量のバランスがあまり考慮されていない点である。従来のカメラは、撮像部を回転動作させる機能をアダプタに担わせ、これを実装するため、カメラ本体そのものを回転動作させることになる。理想的には、レンズや撮像センサ等の一部の部品のみを回転動作させればよいが、従来のカメラでは、バッテリー等の重い部品が搭載されたカメラ本体そのものを回転動作させなければならず、モータや回転動作を支える各種部品のコストが高くなってしまう。また、カメラ本体を手で支えて撮影する場合、把持する部分が軽く、回転部分が重いので、質量のバランスが悪く持ち辛い。
第2の問題点は、その従来のカメラに対するボタン操作や表示画面の視認が困難になるという点である。即ち、回転動作するカメラ本体側にシャッタボタンを含む各種ボタンや表示部が備わっている。このようなカメラにおける撮像部の回動中にボタン操作をすることは、得られる画像のブレの原因になり撮影そのものが失敗してしまう虞がある。通常、レリーズを用いてブレを回避することも可能であるが、コンスーマのデジタルカメラでレリーズを用いることは一般的ではない。
また、表示部も撮像部の回転動作に伴って回転することになるため、ユーザはかかる表示部を常に追いながら状況の視確認をしなければならず、扱いづらい。
その他にも、パノラマ撮影時しか用いない使用頻度の少ない回転アダプタを持ち運ぶのは面倒であるし、カメラ本体に回転アダプタを常時装着したままでは、カメラシステム全体のコンパクト化を実現することができず、可搬性が悪いものになってしまう。
このため、パノラマ撮像時に使用する回転アダプタは、結果的に殆ど用いられることはなかった。
他の従来例としては、例えば特許文献3に示すように、固定した台にターンテーブルを備えて360°回転させながら撮影を実行し、パノラマ画像を作成する装置が開示されている。この装置は、パノラマ撮影に特化している。この装置は、360°の視野を連続的に撮影するためにカメラと後段の処理部とを接続するためのフォトカプラが使用されており、また回転角度を測定するための回転角度センサが使用されており、大がかりな構成になっている。
しかしながら、一般的なコンスーマのカメラにパノラマ撮影機能を付加するためにこれだけの構成を備えるとコストが増大してしまう。また、これら従来の装置は、三脚に設置し、外部のコンピュータに接続して使用する形態になっているため、コンスーマのカメラに対して一般的に要求される可搬性に乏しい。特に、通常の写真を撮影することが主目的のカメラに対して、この従来例の装置の如く大がかりな構成を持たせることは現実的ではない。
特開平1146317号公報 特開平6−225202号公報 特許第3348285号公報
しかしながら、かかる画像間の重複領域をシステム設計時において決定することは困難である。
なぜならば、当該重複領域を大きめに設定した場合には、一連の撮影工程で必要な画像データの転送量が増加してしまう。この画像データの転送レートには上限があるため、この転送量の増加に応じて撮影間隔をいきおい長くする必要性が生じ、ひいては総撮影時間が増加してしまう。総撮影時間の増加は、さらに動被写体の撮影を困難にさせるため、生成される全体画像の品質が大幅に低下してしまう。
これに対して、画像間の重複領域を小さめに設定した場合には、僅かな揺らぎにより、互いの画像間で重複領域を作り出すことができなくなり、撮影自体が失敗してしまう虞もある。
そこで本発明は、上述した問題点を解決するために案出されたものであり、その目的とするところは、ユーザ自身が手動で撮影方向の調整を望む場合や、モータの回転精度が悪い場合等のように、撮影方向の高精度なシフトが困難な場合であっても、良質のパノラマ状の合成画像を生成し得る撮像装置及び方法を提供することにある。
また、本発明は、上述した問題点を解決するために案出されたものであり、その目的とするところは、高品質なパノラマ撮影機能を備えた一般的なコンスーマ用のデジタルカメラを低コストで実現し得る撮像装置及び方法、プログラム並びに記録媒体を提供することにある。
本発明を適用した撮像装置は、上述した課題を解決するために、撮影範囲全体を写した画像である第1の画像を合成して生成する撮像装置において、撮影方向を順次変化させて撮影範囲の一部分を撮像面に撮像する撮像手段と、撮像手段により撮像面に撮像された画像の一部を構成する所定幅の第2の画像を読み出す読出手段と、読出手段による第2の画像の読み出し範囲を設定する設定手段と、第1の画像に対する第2の画像の相対位置を識別する相対位置識別手段と、読出手段により読み出された第2の画像を順次合成することにより、第1の画像を生成する合成手段とを備え、設定手段は、相対位置識別手段より識別された相対位置に基づいて、第2の画像における移動量を求め、当該移動量と読み出し範囲の幅とに基づき次に読み出すべき第2の画像の読み出し範囲を設定することを特徴とする
本発明を適用した撮像装置は、上述した課題を解決するために、撮影範囲全体を写した画像である第1の画像を合成して生成する撮像装置において、撮影方向を順次変化させて撮影範囲の一部分を撮像面に撮像する撮像手段と、撮像手段により撮像面に撮像された画像の一部を構成する所定幅の第2の画像を読み出す読出手段と、読出手段による第2の画像の読み出し範囲を設定する設定手段と、第1の画像に対する第2の画像の相対位置を識別する相対位置識別手段と、読出手段により読み出された第2の画像を順次合成することにより、第1の画像を生成する合成手段と、撮像手段による撮影方向の変化を検出するための検出手段を備え、設定手段は、検出手段により検出された撮影方向の変化に応じて第2の画像における移動量を求め、当該移動量と読み出し範囲の幅とに基づき次に読み出すべき第2の画像の読み出し範囲を設定することを特徴とする
本発明を適用した撮像装置は、上述した課題を解決するために、撮影範囲全体を写した画像である第1の画像を合成して生成する撮像装置において、撮影方向を順次変化させて撮影範囲の一部分を撮像面に撮像する撮像手段と、撮像手段により撮像された画像の一部を構成する所定幅の第2の画像を読み出す読出手段とを少なくとも有し、連結された回転軸を回転中心として撮像手段の撮影方向が順次変化するように回転可能な第1の筐体と、読出手段による第2の画像の読み出し範囲を設定する設定手段と、読出手段により読み出された第2の画像を順次合成することにより、第1の画像を生成する合成手段と、第1の画像に対する第2の画像の相対位置を識別する相対位置識別手段とを有する電子回路と、生成された合成画像を表示する表示手段と、回転軸を回転させるための駆動手段と、撮像手段における撮像開始並びに撮像終了の各タイミングを指定するための指定手段と、各構成要素を動作させるためのバッテリーと、回転軸を介して第1の筐体に連結され、ユーザの片手で把持可能な第2の筐体とを備え、第2の筐体は、電子回路と、表示手段と、駆動手段と、指定手段と、バッテリーのうち何れか1つ以上が設けられ、設定手段は、相対位置識別手段より識別された相対位置に基づいて、第2の画像における移動量を求め、当該移動量と読み出し範囲の幅とに基づき次に読み出すべき第2の画像の読み出し範囲を設定することを特徴とする
本発明を適用した撮像方法は、上述した課題を解決するために、撮影範囲全体を写した画像である第1の画像を合成して生成する撮像方法において、撮影方向を順次変化させて撮影範囲の一部分を撮像面に撮像する撮像ステップと、撮像ステップにおいて撮像した画像の一部を構成する所定幅の第2の画像の読み出し範囲を設定し、これを読み出す読出ステップと、第1の画像に対する第2の画像の相対位置を識別する相対位置識別ステップと、読出手段により読み出された第2の画像を順次合成することにより、第1の画像を生成する合成ステップとを有し、読出ステップでは、相対位置識別手段より識別された相対位置に基づいて、第2の画像における移動量を求め、当該移動量と読み出し範囲の幅とに基づき次に読み出すべき第2の画像の読み出し範囲を設定することを特徴とする
本発明を適用した撮像方法は、上述した課題を解決するために、撮影範囲全体を写した画像である第1の画像を合成して生成する撮像方法において、撮影方向を順次変化させて撮影範囲の一部分を撮像面に撮像する撮像ステップと、撮像ステップにおいて撮像した画像の一部を構成する所定幅の第2の画像の読み出し範囲を設定し、これを読み出す読出ステップと、第1の画像に対する上記第2の画像の相対位置を識別する相対位置識別ステップと、読出ステップにおいて読み出した第2の画像を順次合成することにより、第1の画像を生成する合成ステップと、撮影ステップにおける撮影方向の変化を検出する検出ステップとを有し、読出ステップでは、検出ステップにおいて検出した撮影方向の変化に応じて第2の画像における移動量を求め、当該移動量と読み出し範囲の幅とに基づき次に読み出すべき第2の画像の読み出し範囲を設定することを特徴とする
本発明を適用したプログラムは、上述した課題を解決するために、撮影範囲全体を写した画像である第1の画像を合成して生成することをコンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、撮影方向を順次変化させて撮影範囲の一部分を撮像面に撮像する撮像ステップと、撮像ステップにおいて撮像した画像の一部を構成する所定幅の第2の画像の読み出し範囲を設定しこれを読み出す読出ステップと、第1の画像に対する第2の画像の相対位置を識別する相対位置識別ステップと、読出ステップにおいて読み出した第2の画像を順次合成することにより、第1の画像を生成する合成ステップとを有し、読出ステップでは、相対位置識別ステップにおいて識別した相対位置に基づいて、第2の画像における移動量を求め、当該移動量と読み出し範囲の幅とに基づき次に読み出すべき第2の画像の読み出し範囲を設定することをコンピュータに実行させる。
本発明を適用したプログラムは、上述した課題を解決するために、撮影範囲全体を写した画像である第1の画像を合成して生成することをコンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、撮影方向を順次変化させて撮影範囲の一部分を撮像面に撮像する撮像ステップと、撮像ステップにおいて撮像した画像の一部を構成する所定幅の第2の画像の読み出し範囲を設定しこれを読み出す読出ステップと、第1の画像に対する第2の画像の相対位置を識別する相対位置識別ステップと、読出ステップにおいて読み出した第2の画像を順次合成することにより、第1の画像を生成する合成ステップと、撮影ステップにおける撮影方向の変化を検出する検出ステップとを有し、読出ステップでは、検出ステップにおいて検出した撮影方向の変化に応じて第2の画像における移動量を求め、当該移動量と読み出し範囲の幅とに基づき次に読み出すべき第2の画像の読み出し範囲を設定することをコンピュータに実行させる。
本発明を適用した記録媒体は、上述した課題を解決するために、撮影範囲全体を写した画像である第1の画像を合成して生成することをコンピュータに実行させるためのプログラムが記録された記録媒体において、撮影方向を順次変化させて撮影範囲の一部分を撮像面に撮像する撮像ステップと、撮像ステップにおいて撮像した画像の一部を構成する所定幅の第2の画像の読み出し範囲を設定しこれを読み出す読出ステップと、第1の画像に対する第2の画像の相対位置を識別する相対位置識別ステップと、読出ステップにおいて読み出した第2の画像を順次合成することにより、第1の画像を生成する合成ステップとを有し、読出ステップでは、相対位置識別ステップにおいて識別した相対位置に基づいて、第2の画像における移動量を求め、当該移動量と読み出し範囲の幅とに基づき次に読み出すべき第2の画像の読み出し範囲を設定することをコンピュータに実行させるためのプログラムがコンピュータに読み取り可能に記録されている。
本発明を適用した記録媒体は、上述した課題を解決するために、撮影範囲全体を写した画像である第1の画像を合成して生成することをコンピュータに実行させるためのプログラムが記録された記録媒体において、撮影方向を順次変化させて上記撮影範囲の一部分を撮像面に撮像する撮像ステップと、撮像ステップにおいて撮像した画像の一部を構成する所定幅の第2の画像の読み出し範囲を設定し、これを読み出す読出ステップと、第1の画像に対する第2の画像の相対位置を識別する相対位置識別ステップと、読出ステップにおいて読み出した第2の画像を順次合成することにより、第1の画像を生成する合成ステップと、撮影ステップにおける撮影方向の変化を検出する検出ステップとを有し、読出ステップでは、検出ステップにおいて検出した撮影方向の変化に応じて第2の画像における移動量を求め、当該移動量と読み出し範囲の幅とに基づき次に読み出すべき第2の画像の読み出し範囲を設定することをコンピュータに実行させるためのプログラムがコンピュータに読み取り可能に記録されている。
本発明を適用した撮像装置では、第1の画像と第2の画像との相対的な位置関係を求めることにより、撮像部の回転状況を識別する。そして識別した回転状況に応じて、あくまで第2の画像の読み出し範囲の位置を変更することで、第1の画像と第2の画像との重複部分の喪失を防ぎつつ、連続撮影の結果取得される画像の境界付近に動被写体が写し出されている場合であっても、ズレ等の不連続部分が目立ちにくいパノラマ画像が撮影できる。また本発明では、撮像手段の撮影方向が順次変化するように回転可能な第1の筐体に加え、各種処理動作を実行することにより合成画像を生成するための電子回路、生成した合成画像を表示する表示手段、第1の筐体を回転させる駆動手段、撮像手段における撮像開始並びに撮像終了の各タイミングを指定するための指定手段、各構成要素を動作させるためのバッテリーのうち何れか1つ以上が設けられるユーザの片手で把持可能な第2の筐体により構成される。
これにより、撮影に最低限必要な部品を第1の筐体内部に実装することができ、回転部分の質量が軽くなるため、第1の筐体を支える部品やこれを回転駆動させるモータのコストを下げることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明は、例えば図1に示すような撮像装置1に適用される。
この撮像装置1は、被写体を撮像する撮像部10を備え、この撮像部10は、被写体からの像光を結像させるためのレンズ10aと、レンズ10aを介して入射される像光を遮光するシャッタ羽根等により絞り量を調整する絞り駆動部10bと、入力される被写体像に基づき電気的な撮像信号C1を生成するCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor) イメージセンサ11とを有している。
また、この撮像装置1は、CMOSイメージセンサ11により生成された撮像信号C1のばらつきを補償するためのCDS(Correlated Double Sampling)回路12と、CDS回路12から供給される撮像信号C2をアナログ/デジタル変換処理するA/D変換部13と、このA/D変換部13から供給されるデジタル化された撮像信号C2としての画像データに所定の処理を施すディジタルシグナルプロセッサ(DSP)15と、接続されたDSP15からの画像データを一時的に記憶する画像用RAM18と、接続されたDSP15からの画像データを符号化するコーデック処理部16と、このコーデック処理部16から供給される画像データを格納するフラッシュメモリ等の不揮発性メモリ17と、DSP15から供給される画像データに基づく画像をユーザに表示するための表示部43と、接続された内部バス14を介して撮像装置1全体を制御するためのCPU(Central Processing Unit)21と、CPU21に接続されてなりユーザが各種操作を実行するための操作部22と、CPUにそれぞれ接続されてなるモータ51並びに露出計26並びにフォトインターラプタ52並びにジャイロセンサ53と、DSP15から送られる制御信号に基づき、CMOSイメージセンサ11からA/D変換部13に至るまでの信号処理系を制御するタイミングジェネレータ23とを備えている。
撮像部10は、CPU21からDSP15並びにタイミングジェネレータ23を介して供給された動作信号に基づき、自動絞り制御動作や自動焦点制御動作等を実行する。また、この撮像部10は、CPU21によって制御されたモータ51の動作に基づいて、撮影方向を水平、垂直方向へ調整し、また操作部22を介して入力される絞り値に応じて、図示しないシャッタ羽根を開閉させることにより絞り量を調整する。
CMOSイメージセンサ11は、レンズ部10a並びに絞り駆動部10bを介して入射される被写体像を電気信号に変換した撮像信号C1を生成し、これをCDS回路12へ出力する。なお、このCMOSイメージセンサ11は、撮像面上に結像された被写体像のうち一部の領域を選択し、当該領域の画素値のみを効率よく読み出すことができる。
CDS回路12は、CMOSイメージセンサ11から供給される撮像信号C1の雑音を相関二重サンプリング回路を用いて除去し、或いはゲインを増幅させるための処理を施し、これを撮像信号C2としてA/D変換部13へ出力する。A/D変換部13は、このCDS回路12から供給される撮像信号C2をアナログ/デジタル変換処理し、これを配線56aを介してDSP15へと出力する。ちなみに、このCDS回路12及びA/D変換部13における各動作タイミングは、一定のフレームレートで画像取り込みを継続すべく、タイミングジェネレータ23により制御される。
DSP15は、画像処理を行うための信号処理用プロセッサである。A/D変換部13からの撮像信号C2で表される画像は、タイミングジェネレータ23による制御の下、一定のフレームレートで構成されるストリームデータとしてDSP15に供給され、画像用RAM18に一時的に格納される。DSP15は、この画像用RAMに格納される画像に対して、予めプログラムされた画像処理を施すための設定がなされている。画像用RAM18において画像処理された画像は、コーデック処理部16と表示部43の何れか、或いは双方へ送信される。
コーデック処理部16は、DSP15から送信された画像につき、所定の方式でデータ量を圧縮する。ここでは、JPEG(Joint Photographic Experts Group)等の規格に基づいて圧縮符号化してもよい。
不揮発性メモリ17は、例えば半導体メモリ,磁気記録媒体,光磁気記録媒体等で構成され、コーデック処理部16において圧縮処理された画像データを所定のアドレスに記録するための媒体である。このメモリ17を着脱自在な記録媒体として構成することにより、撮像した画像を他のPC等に移し換えてこれを鑑賞し、又は各種検索や処理を実行することができる。
表示部43は、図示しないD/A変換部においてアナログ信号に変換され、さらに図示しないビデオエンコーダ部においてビデオ信号に変換された画像を表示する。この表示部43は、ユーザ自身が撮像処理を実行しつつリアルタイムに撮影内容の確認ができるように、撮像装置1の筐体側面等に設けられる液晶表示素子等で構成してもよい。
CPU21は、内部バス14を介して、実行すべき制御プログラムを格納する図示しないROMやデータの蓄積や展開等に使用する作業領域としての図示しないDRAM等が接続され、撮像装置1全体を制御する中央演算ユニットとしての役割を担う。CPU21は、操作部22から供給される操作信号D1や露出計26から送信される明るさに関する情報に基づいて、動作信号を生成し、これをDSP15,タイミングジェネレータ23を介して撮像部10へ送信する。
操作部22は、撮影画角や撮影方向をユーザが自由に調整するため、或いは撮像部10における絞り値や露出時間を自由に調整するためのキー等で構成される。この操作部22は、ユーザにより入力された情報に応じた操作信号D1を生成し、CPU21へ送信する。さらに、この操作部22は、シャッタボタン221を有し、ユーザによるシャッタボタン221の押圧入力操作に基づいて、撮像を開始又は停止する旨の操作信号D1を生成し、CPU21へ送信する。
露出計26は、撮像部10により撮像される対象の明るさを識別するためのセンサであり、この識別した明るさに関する情報をCPU21へ送信する。
上述の如き構成からなる撮像装置1により撮像された被写体像は、CMOSイメージセンサ11において電気信号に変換されて撮像信号C1となり、CDS回路12により雑音を除去されて撮像信号C2となり、更にはA/D変換部13においてアナログ/デジタル変換処理される。また、この撮像信号C2で示される画像は、DSP15を介して画像用RAM18に格納され、所定の画像処理が施された後、表示部43において表示され、或いはコーデック処理部16により符号化されてメモリ17に記録されることになる。
モータ51は、例えばステッピングモータ等のように、撮像部10を旋回させるための駆動源として構成される。このモータ51は、CPU21からの動作信号に応じて回転する。これにより、撮像部10の撮影方向を水平方向、或いは垂直方向に変更することができる。
フォトインターラプタ52は、撮像部10の回転量が可動範囲内であるかどうかを識別するためのセンサであり、この識別した情報をCPU21へ送信する。
ジャイロセンサ53は、撮像部10の撮影方向の変化を検出するためのセンサであり、その変化情報をCPU21へ送信する。
この撮像装置1は、例えば図2に示すように、レンズ部10aを含む撮像部10を介して被写体を撮像し、連結された回転軸を回転中心として図2中の矢印A方向へ回転可能な第1の筐体31と、第1の筐体31の下側に配設され、ユーザの片手で把持可能な第2の筐体32とを備えている。ちなみに、この第2の筐体32には、シャッタボタン221と、撮像した画像をユーザ自身が視認するための表示部43と、撮影対象の明るさを識別するための露出計26とが配設されている。
図3は、この撮像装置1の内部構成を示している。この第1の筐体31は、レンズ部10aと、絞り駆動部10b、CMOSイメージセンサ11と、少なくともCDS回路12並びにA/D変換部13を有する第1の電子回路41とを備えている。
また、第2の筐体32は、回転軸38を介して第1の筐体31に連結されてなり、この回転軸38を回転させるためのモータ51と、この回転軸38の回転角を制御するためのフォトインターラプタ52並びに遮蔽板53と、この回転軸38の回転動作に対して物理的な制限を加えるためのストッパー54と、第2の筐体32の上面に設けられた連結穴に挿設されてなり、上記回転軸38を支持することにより円滑な回転動作を実現するためのベアリング55と、撮像装置1の各構成要素を制御するための第2の電子回路42と、各構成要素を動作させるためのバッテリー44とを備えている。
第2の電子回路42は、第1の電子回路41との間で電気的な信号を送受信するための配線56が接続されている。配線56は少なくとも図1の配線56aと配線56bからなり、第1の電子回路41と第2の電子回路42との間のデータの送受信を行うために設けられている。このデータの伝送はデジタルで行われることが好ましい。
ジャイロセンサ53については、撮像部10と同じ筐体である第1の筐体31にある第1の電子回路41に配置されることが望ましいが、第1の筐体31の質量を軽くする目的で、第2の筐体32にある第2の電子回路42に配置することも技術的に可能である。また、ジャイロセンサ53は本発明において必須ではないため、使用しない選択もある。
ちなみに、この第2の筐体32は、上述した各構成要素に加えて、一般撮影モードと、パノラマ撮影モードとを切り換えるためのボタンや、一般的なデジタルカメラが有する各種ボタンが配設されている。
モータ51は、供給された駆動パルスに応じた角速度で回転軸38を回転させるステッピングモータ等で構成される。このモータ51により回転させられる回転軸38の一端側には第1の筐体31が連結され、その中間にはストッパー54が固着される。またこの回転軸38の他端側には遮蔽板53が固着されている。即ち、このモータ51に基づく回転軸38の回転動作に応じて第1の筐体31が回転するとともに、遮蔽板53並びにストッパー54も同様に回転することになる。ちなみに、このモータ51による回転軸38の回転角度における相対的な変位は、モータ51に与える駆動パルス数で検出することができる。
表示部43は、共に図示しないD/A変換部、ビデオエンコーダ部、を含み、第2の筐体32側面に設けた液晶表示素子を介して生成した画像を表示する。この表示部43は、回転軸38により回転させられる第1の筐体31と離間して設けられているため、回転軸38の回転に支配されることなく、視認性を向上させることができる。
フォトインターラプタ52は、発光体52aと受光体52bとが上下に亘って設けられてなる。この受光体52bは、発光体52aからの光信号を受光し続けることになるが、回転軸38の回転に応じて遮蔽板53がフォトインターラプタ52付近まで回転されてきた場合には、かかる光信号が遮蔽板53により遮蔽されることになる。即ち、この受光体52bが受光する光信号の遮蔽状況から、回転軸38の回転状況を識別することが可能となる。
なお、回転軸38が可動範囲を超えて回転した場合には、この遮蔽板53が光信号を遮蔽し、当該遮蔽に応じてモータ51が停止するように構成してもよい。この図4は、フォトインターラプタ52並びに遮蔽板53を図3中のB方向から捉えたものである。この図4に示すように、可動範囲内においては、遮蔽板53が受光体52bにより受光される光信号を遮ることがないため、モータ51が停止することなく、回転軸38を自在に回転させることができる。これに対して、可動範囲を超えた場合には、遮蔽板53が受光体52bにより受光される光信号を遮ることになり、モータ51が停止することになる。なお、この可動範囲を超えた場合には、さらにストッパー54を介して第1の筐体31の回転動作を物理的に抑え込むようにしてもよい。
このように、第2の筐体32に対する第1の筐体31の回転範囲を制限する仕組みを導入することにより、第1の筐体31から第2の筐体32へのデータの伝送を、フォトカプラを用いた特殊なジョイント部品を使用することなく、通常の可動部分で用いられるようなフレキシブルな配線素材を用いて実現することができる。
上述の構成からなる撮像装置1を用いるユーザは、第2の筐体32を把持しつつ、撮影を行う。かかる場合において第2の筐体32外部に設けられたシャッタボタン221を押圧することにより、上述した撮影開始のタイミング、撮影終了のタイミングを指定することができる。第2の筐体32を片手で把持するユーザの指先に当たる箇所に、このシャッタボタン221を設けることにより、指先の小さな動きで撮影の開始及び終了を指示することができる。
従って、このような第2の筐体32を片手で把持し、シャッタボタン221を押圧することにより、図5(a)に示す状態から、第1の筐体31が徐々に回転し、図5(b)に示すように撮像部10の撮影方向が変化する。また、このシャッタボタン221を更に押圧し続けることにより、図5(c)に示すように、第1の筐体31が更に回転する結果、撮像部10の撮影方向がさらに変化することになる。即ち、この第1の筐体31は、連結された回転軸38を回転中心として撮像部10の撮影方向が順次変化するように回転可能となるように構成されてなる。
図6は、経過時間に対する第1の筐体31の角度の関係を示している。この図6に示すように、モータ51によりt秒間につき第1の筐体31をk°回転させ、その次のt秒間で第1の筐体31を完全停止させる。撮影は、この完全停止時に行うため、ブレのない良好が画像を撮像することができる。
ちなみに、この図3(c)に示す状態においてこのシャッタボタン221を押し続けた場合に、上述したフォトインターラプタ52により、モータ51の回転を抑制させた上で、この第1の筐体31の回転を停止させる。更に、第1の筐体31を反対方向へ向かって回転させるようにしてもよい。
ちなみに、この第2の筐体32には、バッテリー44やモータ51等の質量の大きい部品や、多くの回路より構成される第2の電子回路42が搭載されるのに対し、第1の筐体31には、撮影に必要なレンズ部10aや、CMOSイメージセンサ11、第1の電子回路41等のように比較的質量の小さい部品が搭載されている。即ち、この第1の筐体31は、第2の筐体32と比較して質量が軽くなるような構成とされている。これにより、第1の筐体31を回転させる回転軸38やベアリング55等の部品、更にはモータ51等への機械的負荷を軽減させ、製品全体のコストを低く抑え込むことが可能となり、高品質なパノラマ撮影機能を備えた一般的なコンスーマ用のデジタルカメラを低コストで実現することも可能となる。
次に、本発明を適用した撮像装置1における具体的な撮影方法につき説明をする。
この撮像装置1では、図7に示すような撮影対象につき、第1の筐体31が有する撮影部10の撮影方向を水平方向に順次シフトさせて撮像を行うことによりCMOSイメージセンサ11の撮像面にそれぞれの画像を撮像する。次に、その撮像面に得られた画像の一部から所定幅の読み出し範囲にある部分画像(第2の画像)をそれぞれ読み出す。部分画像を読み出す際に、CPU21は、撮像面に撮像された画像の中からいかなる領域を読み出し範囲とするか設定することになる。これらの部分画像は、パノラマ状の合成画像を構成するために必要となる画像である。次に、これらの部分画像をお互いの重複領域が互いに重ね合うように接合し、合成画像を生成する。すでに生成された合成画像と新しく撮影した部分画像とを接合し新たな合成画像を生成するようにしても良い。ちなみに、これらの部分画像の重複領域につき互いに画素値が相関する相対変位を求めることにより、重ね合わせ時における位置合わせを精度よく行うことができる。
図8は、この撮像した撮影画像から部分画像を読み出す方法につき示している。レンズ部10a並びに絞り駆動部10bを介して入射される被写体像をCMOSイメージセンサ11における撮像面上に結像させる。ちなみに撮像装置1では、結像された被写体像のうち図8(a)に示すように全ての領域の画素値を読み出し、これを画像用RAM18まで転送する方式Aと、図8(b)に示すように一部のスリット状の範囲を選択し、当該範囲の画素値のみを効率よく読み出してこれを画像用RAM18まで転送する方式Bの2通りの方法で部分画像を読み出すができる。この方式Bは、上述した図7に示す撮影方法を含む概念であり、方式Aと比較して読み出す画像データの面積が少なく、転送量そのものを小さくすることができる。
図9は、これら方式A,Bにおける撮影時間に対する画素値の読み出し時間の関係を示している。即ち、転送量が少ないほど読み出し時間を短くすることができるため、単位時間あたりの撮影回数を増加させることが示されている。即ち、動被写体を撮影する際における不連続部分が原因の画質の劣化を抑える場合には、撮影間隔の短い方式Bを採用することにより、これを実現することができる。ちなみに、方式A、Bどちらを採用しても撮影範囲は同じであり総撮影面積は同じとなる。つまり、画像データのサイズや総転送量は両方式で同程度である。
特にこの方式Bでは、方式Aと比較して一回の撮影毎のデータの転送量を小さく抑えることができるため、画像データが撮像面から読み出された時点で次の画像の撮像を行うことにより、撮影の時間間隔をいきおい短くすることができる。その結果、連続する部分画像の接合部分にまたがって動被写体が撮影された場合でも、撮影時間の差による動被写体の位置のずれを極力最小に抑えることができる。しかも、方式A、方式Bともに総撮影面積は同じなので、画像データのサイズや総転送量は両方式で同程度になり、撮像装置1を含めたハードウェア全体のコストは両者間において大差がない。
次に、本発明を適用した撮像装置1において方式Bに基づき、部分画像を抽出し、合成画像を構成する手順につき説明をする。
先ず、撮影装置1は、ハードウェアの診断や初期化を行った後、図10に示すステップS1へ移行し、各種撮影パラメータを計算する。このステップS1では、露出計26により識別された明るさに関する情報を取得し、絞り値やシャッタ速度等の撮影パラメータを計算する。かかる場合には、先ず、撮影される対象の明るさIを露出計26を介して計測する。この明るさIに関する情報は、CPU21へ送信されることになる。またCPU21は、操作部22から送られる操作信号D1を受け取る。この操作信号D1には、操作部22を介してユーザより入力された絞り値A、露出時間S等の何れか或いは全てのパラメータが含められる。ちなみにこの撮像装置1において、ユーザは、通常のカメラのマニュアルモードの様に、各撮影パラメータの値を撮影の意図に合わせて具体的な数値で指定することも可能であり、また通常のカメラの自動モードの様に、いくつかの撮影パラメータの値を変数として、CPU21自身にその決定を委ねることも可能である。その結果、各種撮影パラメータが決定される。
次にステップS2へ移行し、操作部22におけるシャッタボタン221が押圧入力操作に基づく操作信号D1が生成されたか否かにより撮影開始タイミングを識別する。その結果、かかる操作信号D1の生成を識別することができた場合には、ステップS3へ移行する。これに対して、かかる操作信号D1の生成を識別することができなかった場合には、再びステップS1へ戻り、上述した処理を繰り返し実行する。
次に、ステップS3へ移行した場合において、撮像部10は、ステップS1にて決定した撮影パラメータを用いて絞り駆動部10bを調整するとともに画像の撮像を実行する。
次にステップS4へ移行し、モータ51を駆動させ第1の筐体31を第2の筐体32に対して回転させることにより、撮像部10による撮影方向を僅かに変化させる。この第1の筐体31の回転量は、少なくとも連続して撮影された各部分画像間において互いに重複領域が生じるように調整される。この回転量は、撮像装置1の設計時において幾何学的な計算により予め求めておくこともできる。また、撮影時における撮像装置1全体の揺れ量を検出するための機能を実装しておくことにより、第1の筐体31の回転量を動的に微調整するようしてもよい。 なお、このステップS4において、モータ51の撮影ごとの回転量を小さく設定し、かつ単位時間当たりの撮影枚数を増加させて連続撮影を実行することにより、視差による歪みや動被写体を撮影することによる画像の不連続さを解消することができ、高画質な全体画像を合成することが可能となる。このような撮影を行うためには、モータ51の断続的かつ高精度の制御が必要となるが、上述の如く、この第1の筐体31は、第2の筐体32と比較して質量が軽くなるような構成とされているため、これらを低コストで実現することが可能となる。なお、以下の手順においては、撮像部10の撮影方向を水平方向へ変更させる例につき説明する。
次にステップS5へ移行し、CMOSイメージセンサ11から部分画像を読み出す。つまり、撮像面に撮像された被写体像がCMOSイメージセンサ11において電気信号に変換され、撮像面の一部の読み出し範囲が選択され、当該領域の画素値が読み出されて撮像信号C1となる。またこの撮像信号C1は上述の如く順次撮像信号C2に変換され、DSP15に接続された画像用RAM18に格納される。この読み出し範囲は後述するステップS9にて撮影のたびに更新される。
次にステップS6へ移行し、上記ステップ5で新たに抽出し画像用RAM18に格納された部分画像と、先の撮影で抽出された部分画像からなる合成画像との相対変位を計算する位置合わせ処理を行う。この位置合わせ処理では、例えば合成画像と部分画像の相対位置をずらしながら相関値を求め、その値が最大となる位置を識別してこれを相対変位とする。ちなみに、この位置合わせ処理では、一般的に知られたLucas-Kanade法やブロックマッチング法等を用いて相対変位を求めるようにしてもよい。なお、部分画像と合成画像との相対変位を求める代わりに、先の撮影で抽出された部分画像と新たに抽出された部分画像との相対変位を求めても良い。両者は多くの場合において技術的に等価である。
次にステップS7へ移行し、上記部分画像を順次重ね合わせて接合した合成画像を構成する。合成画像は、図7に示すように、CMOSイメージセンサ11の撮像面に写し出される被写体の一部を構成する部分画像を互いに重ね合わせて接合する事により構成される。ちなみに、この各部分画像の重ね合わせの位置は、上述したステップS6における位置合わせ処理で求められた相対変位が考慮されることになる。部分画像を重ね合わせて接合する方法については、2枚の画像を滑らかに連結するいかなる技術を適用してもよく、例えばアルファブレンディング処理等を適用してもよい。
次にステップS8へ移行し、CPU21は、ステップS4において回転開始されたモータ51が既に所定の回転動作を行い、完全停止したか否か確認する。その結果、モータ51が完全に停止していれば、次のステップS9へ移行する。
ステップS9において、CPU21は、CMOSイメージセンサ11の撮像面に写し出される被写体の一部を構成する部分画像に対応する読み出し範囲を更新する。合成画像上に重ねあわせて接合される部分画像は、この読み出し範囲で指定される画像データであるが、上述したステップS6における位置あわせ処理において先に抽出された合成画像と新たに抽出された部分画像とがお互いに重複領域を持たない場合には、この位置合わせ処理が失敗し、その結果、撮影自体が失敗してしまう虞がある。このため、このステップS9において読み出し範囲を適切に設定することで、かかる撮影の失敗を防止する。この読み出し範囲を適切に設定するために以下の計算を行う。図11は、ステップS9の詳細を示すものである。
先ずステップS12に移行し、合成画像の座標系でのカメラ視野の移動量を予測する。この移動量の予測方法は、例えば、ある前回の撮影と前々回の撮影の間のカメラ視野の既知の移動量をνk−1とし、予測移動量をνとすると、予測移動量νを次の式(1)で求めてよい。
ν=νk−1・・・・・・・・・・・・(1)
この既知の移動量νk−1を求める方法は、例えば、ステップS6の位置合わせ処理の結果より得られる相対変位に基づいた移動量として良い。また、さらに過去の一連の移動量νk−2,νk−3,・・・等を用いて、一般的に知られたデータの平滑化や予測を行うためのフィルタf()を使用してもよい。
ν=f(νk−1,νk−2,νk−3,・・・)・・・・・・・・・(2)
なお、過去の移動量はν=V,νk−1=V,νk−1=V,・・・・・ (Vは好適な予想移動量)とステップS1にて初期化されているものとする。
さらに、予測移動量νを求める方法は上記に限らず、ジャイロセンサ53の出力値に基づきこの予測移動量νを求めても良い。この場合も、上記と同様に一般的に知られたデータの平滑化や予測を行うためのフィルタを併用して使用しても良い。
なお、予測移動量を表す基準となる座標系は合成画像の座標系に限るものでない。例えば撮影毎に合成画像を合成する処理を行わずに部分画像をそのまま記録媒体に記録する場合もある。そのような場合においても、先の部分画像や新たに得られた部分画像などに関連した任意の座標系を基準として予測移動量を計算できることは明らかである。
次にステップS13において、読み出し範囲の位置pを補正する。読み出し範囲の幅をWとし、前回の撮影時の読み出し範囲の位置をpk−1とすると、νの値に応じて条件分けを行い計算する。なお、pの値は、ステップS1にてp=0に初期化されているものとする。
カメラ視野が右方向に移動していると予測される場合(0<ν)は以下の計算式により読み出し範囲の位置pを補正する。
W<νのとき: p=p−ν+W・・・・・・・(3)
0<ν≦Wのとき: p=min(p−ν+W、0)・・・・・・(4)
図12(a)は、W<νのときにおける読み出し範囲の位置の式(3)に基づく補正例である。この場合、読み出し範囲の幅Wに対して予測移動量νが大きいため、読み出し範囲を左側に移動しないと合成画像の一部である先に抽出された部分画像K1と新たに抽出された部分画像K2との間に隙間が生じてしまうが、上記計算式により読み出し範囲の位置をp=−ν+Wに補正することにより、合成画像の一部である先に抽出された部分画像K1と新たに抽出された部分画像K2との間に隙間が生じる失敗を防ぐことが出来る。また、図12(b)は、0<ν≦Wのときにおける読み出し範囲の位置の式(4)に基づく補正例である。この場合、読み出し範囲の幅Wに対して予測移動量νが小さいため、上記計算式により読み出し範囲の位置pを補正して、すでに左側に移動された読み出し範囲を初期位置(p=0)側に位置を戻すことが出来るため、読み出し範囲がCMOSイメージセンサ11撮影面の外側にはみ出してしまう失敗を防ぐことが出来る。上記の式(3)(4)は要するに、予測移動量と読み出し範囲の幅との大小関係に基づいて読み出し範囲の位置を更新しているといえる。以上のように、上記の式(3)(4)により、カメラ視野が右方向に移動している場合において、先に抽出された合成画像と新たに抽出された部分画像との間に隙間が生じる失敗や、読み出し範囲がCMOSイメージセンサ11の撮影面の外側にはみ出してしまう失敗を防ぐことが出来る。
また、カメラ視野が左方向に移動していると予測される場合(ν≦0)も同様に、以下の計算式により読み出し範囲の位置pを補正する。
−W<ν≦0のとき: p=max(pk−1−ν−W、0)・・・・(5)
ν≦−Wのとき: p=pk−1−ν−W ・・・・・・・・(6)
上記の式(5)(6)により、カメラ視野が左方向に移動している場合においても、上記と同様に、先に抽出された合成画像と新たに抽出された部分画像との間に隙間が生じる失敗や、読み出し範囲がCMOSイメージセンサ11の撮影面の外側にはみ出してしまう失敗を防ぐことが出来る。
なお、CMOSイメージセンサ11の撮影面の一部である読み出し範囲の幅はWであると説明したが、実際のステップS5における読出し処理においては、読み出し範囲の幅を所定量eだけ拡張した幅W+eを用いる。なぜなら、ステップS13にて用いた予測移動量νは予測値であり、実際の利用環境における移動量はある程度の範囲で変動すると考えるのが適当である。実際の移動量がν±eであると仮定すると、図13に示すように、実際の移動量が最悪を想定してν+e変動する場合においても、読み出し範囲の幅をW+eに拡張することによって合成画像の一部である先に抽出された部分画像K3と新たに抽出された部分画像K4との間に隙間が生じる失敗を防ぐことが出来る。
以上がステップS9の詳細な動作である。このステップS9を行うことによって、モータ51の回転ムラや手ブレ等により撮像部10が右側或いは左側に回転しすぎた場合に、ステップS12およびステップS13からなるステップS9によって読み出し範囲を更新することにより、先に抽出された合成画像と新たに抽出された部分画像とがお互いに重複領域を持たない状況を防ぐ。つまり重複領域の喪失による撮影の失敗を防ぐことができる。
通常、モータ51の回転ムラ等により撮像部10の回転状態が変化した場合には、当該撮像部10の撮影方向をモータ等を綿密に制御することによりこれを修正することになるが、そのような制御は制御系や機械系のコスト高につながる。本発明を適用した撮像装置1では、部分画像を抽出するための読み出し範囲を設け、この読み出し範囲の位置を上記の方法で識別した回転状況に応じて変更することで、低コストでより効率的に撮影の失敗を防止することができる。
次にステップS10へ移行し、操作部22におけるシャッタボタン221の押圧入力が継続しているか否か、操作信号D1を介して調べ、撮影終了のタイミングを識別する。その結果、未だ当該押圧入力操作が継続している場合には、撮影を継続させるべくステップS3へ戻り、被写体の撮像を繰り返す。これに対して、シャッタボタン221の押圧入力が終了しているものと識別した場合には、撮影の終了動作へ移行すべくステップS11へ移行する。
ステップS11では、合成したパノラマ状の合成画像の画像データをコーデック処理部16で符号化し、これをメモリ17へ格納する。
次に、本発明を適用した撮像装置1において方式Bに基づき、部分画像を抽出し、合成画像を構成する論理的な処理ブロックを図14にて説明をする。この論理的な処理ブロックは図1のハードウェアにて図10の動作手順が行われることにより概念的に得られる機能の構成を表すものである。
撮像処理部(撮像手段)61は、CMOSイメージセンサ11により実装され、前述したステップS3により画像を撮像する。
読出し処理部(読出手段)62は、CMOSイメージセンサ11からDSP15までのハードウェアブロックおよびDSP15が実行するプログラムにより実装され、前述したステップS5により読み出し範囲の設定処理部67が読み出し範囲として指定した画像データ(部分画像)を撮像処理部61から読出し部分画像記憶部63に記憶する。
部分画像記憶部(第2の画像)63は、画像用RAM18により実装され、部分画像を記憶する。
位置合わせ処理部(相対位置識別手段)64は、DSP15が実行するプログラムにより実装され、前述したS6によって部分画像記憶部63に記憶された部分画像と合成画像記憶部66に記憶された合成画像との相対変位を求める。
合成処理部(合成手段)65は、DSP15が実行するプログラムにより実装され、前述したステップS7により位置合わせ処理部64が求めた相対変位を考慮して部分画像記憶部63が記憶する部分画像と合成画像記憶部66が記憶する合成画像を1つに合成し合成画像記憶部66に新たな合成画像として記憶する。
合成画像記憶部(第1の画像)66は、画像用RAM18により実装され、合成画像を記憶する。
読み出し範囲の設定処理部67は、DSP15が実行するプログラムにより実装され、前述したステップS9により位置合わせ処理部64が求めた相対変位に参考にしてカメラ視野の予測移動量を求め、読み出し範囲を更新する。
記録処理部68は、コーデック処理部16、不揮発性メモリ17、DSP15、およびDSP15が実行するプログラムにより実装される。記録処理部68は、前述したステップS11により合成画像の記録に適したJPEG等の符号化処理を行い、符号化後のデータを不揮発性メモリ17に記憶する。
以上の論理的な機能ブロックを構成するプログラムをROMに記録し撮影装置1に備えることで、ソフトウェアによる本発明の実施が可能になり、またかかるソフトウェアが記録された記録媒体にも本発明を適用することが可能となる。
最後に、本発明の特徴を繰り返して説明する。本発明を適用した撮像装置1では、モータ51の精度が悪く回転ムラが生じる場合や、ユーザが撮像装置1を手持ちで操作しつつ撮影を行う場合等のように、撮像部10の撮影方向が撮影空間に対して揺らぎがちになる状況において、読み出し範囲をこれに適応させて設定する。これにより、読み出し範囲の面積を余分に大きくすることなく、揺らぎによる合成画像と部分画像の重複領域の喪失を回避することができる。また、撮影間隔を短めに設定することで重ね合わせて接合される部分画像の時間的な連続性を向上させることができるため、動被写体に対しても好適なパノラマ状の合成画像を撮像することが可能となる。
なお、本発明を適用した撮像装置1では、読み出し範囲の設定を最適化する場合のみならず、予測移動量νに基づき撮像部10の撮影方向の変化量を調整するようにしてもよい。かかる場合には、読み出し範囲の設定の最適化を手ブレ等に対する微調整とし、撮像部10における撮影方向の調整をその粗調整としてもよい。
なお、上述した実施の形態では、撮影方向を水平方向へ移動させる場合を例に挙げて説明をしたが、かかる場合に限定されるものではなく、撮影方向を垂直方向へ移動させる場合においても本発明を同様に適用することができる。
また、第1の筐体31と離間した第2の筐体32にシャッタボタン221を搭載することにより、指先の小さな操作だけで撮影の開始、終了を指示することができる。また、第2の筐体32に表示部43を備えることにより、得られた画像の視認性を向上させることができる。
また、実際に回転する第1の筐体31内部にレンズ部10aやCMOSイメージセンサ11等のように撮影に最低限必要な部品を少なくとも実装することにより、回転部分の質量が軽くなるため、この第1の筐体31における回転部分を支える部品やこれを回転駆動させるモータ51のコストを下げることができる。またモータ51等の駆動源となる部品をユーザにより把持される第2の筐体32内に実装することにより、モータ51の回転に伴う振動による影響を極力抑えることもできる。
またフォトインターラプタ52を用いて、第1の筐体31の回転範囲を制限することにより、回転部分とホールド部分間のデータ転送を通常の安価なフレキシブルな配線素材を用いて実現することができる。
また、本発明を適用した撮像装置1は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、DSP15、CPU21、表示部43、モータ51、操作部22(シャッタボタン221)、バッテリー44のうち、何れか1つ以上が第2の筐体32内に設けられていればよい。
なお、本発明では、さらに以下の撮影方法を組み合わせて構成してもよい。この撮影方法では、撮影方向を順次変化させて撮影範囲の一部を構成する画像を撮像面に撮像し、撮像ステップにおいて撮像した撮像面上の画像の一部を構成する所定の範囲の部分画像が互いに2枚以上の重複領域が生じるように読み出し、読み出した部分画像を順次重ね合わせることにより撮影範囲全体を表す合成画像を生成する。この2枚以上の重ね合わせ処理により、合成画像のノイズ成分を平均化することができ、生成すべきパノラマ状の全体画像の画質を向上させることができる。
この撮影方法と本発明とは、各撮影のタイミングに対するモータを回動させるタイミングが互いに異なるが、撮影方向を順次変化させて撮影範囲の一部を構成する画像を撮像面に撮像し、撮像ステップにおいて撮像した撮像面上の画像の一部を構成する所定の範囲の部分画像を互いに重複領域が生じるように読み出す部分においては共通しており、当該撮影方法の特徴である、読み出した画像を順次重ね合わせることにより撮影範囲全体を表す合成画像を生成することを本発明に適用出来るのは明らかである。すなわち、本発明においても、合成画像のノイズ成分を平均化することができ、生成すべきパノラマ状の全体画像の画質を向上させることができる。
本発明を適用したパノラマ画像の撮像装置の構成図につき説明するための図である。 第1の筐体と第2の筐体を有するパノラマ画像の撮像装置の外観につき説明するための図である。 シャッタボタンを押圧することにより第1の筐体を徐々に回転させる例につき説明するための図である。 本発明を適用した撮像装置の内部構成につき説明するための図である。 フォトインターラプタにより第1の筐体の回転を制御する方法につき説明するための図である。 第1の筐体と経過時刻との関係につき説明するための図である。 撮像面から読み出した部分画像を互いに重ね合わせつつ接合することにより、パノラマ状の合成画像を合成する例につき説明するための図である。 部分画像を読み出す方式につき説明するための図である。 方式A,Bの撮影時間に対する画素値の読み出し時間の関係を示す図である。 本発明を適用した撮像装置において方式Bに基づき撮影する手順を示すフローチャートである。 ステップ9の読み出し範囲の更新の詳細な動作手順を示すフローチャートである。 読み出し範囲の補正例を示す図である。 予測移動量の揺らぎを考慮して読み出し範囲の幅を拡張した例につき説明するための図である。 本発明を適用した撮影装置において方式Bに基づき撮影するための論理的な機能ブロックの構成図につき説明するための図である。
符号の説明
1 撮像装置、10 撮像部、11 CMOSイメージセンサ、12 CDS回路、13 A/D変換部、14 内部バス、15 DSP、16 コーデック処理部、17 不揮発性メモリ、18 画像用RAM、43 表示部、21 CPU、22 操作部、23 タイミングジェネレータ、51 モータ、26 露出計、52 フォトインターラプタ、53 ジャイロセンサ

Claims (22)

  1. 撮影範囲全体を写した画像である第1の画像を合成して生成する撮像装置において、
    撮影方向を順次変化させて上記撮影範囲の一部分を撮像面に撮像する撮像手段と、
    上記撮像手段により撮像面に撮像された画像の一部を構成する所定幅の第2の画像を読み出す読出手段と、
    上記読出手段による上記第2の画像の読み出し範囲を設定する設定手段と、
    上記第1の画像に対する上記第2の画像の相対位置を識別する相対位置識別手段と、
    上記読出手段により読み出された上記第2の画像を順次合成することにより、上記第1の画像を生成する合成手段とを備え、
    上記設定手段は、上記相対位置識別手段より識別された相対位置に基づいて、上記第2の画像における移動量を求め、当該移動量と読み出し範囲の幅とに基づき次に読み出すべき第2の画像の読み出し範囲を設定すること
    を特徴とする撮像装置。
  2. 上記設定手段は、上記移動量と上記読み出し範囲の幅との大小関係に基づいて、上記第2の画像における読み出し範囲の中心位置を設定すること
    を特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 上記撮像手段は、上記設定手段により求められた移動量に基づき、上記撮影方向の変化量を調整すること
    を特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  4. 上記撮像手段は、上記読出手段により画像が読み出された時点で次の画像の撮像を行うこと
    を特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  5. 撮影範囲全体を写した画像である第1の画像を合成して生成する撮像装置において、
    撮影方向を順次変化させて上記撮影範囲の一部分を撮像面に撮像する撮像手段と、
    上記撮像手段により撮像面に撮像された画像の一部を構成する所定幅の第2の画像を読み出す読出手段と、
    上記読出手段による上記第2の画像の読み出し範囲を設定する設定手段と、
    上記第1の画像に対する上記第2の画像の相対位置を識別する相対位置識別手段と、
    上記読出手段により読み出された上記第2の画像を順次合成することにより、上記第1の画像を生成する合成手段と、
    上記撮像手段による撮影方向の変化を検出するための検出手段を備え、
    上記設定手段は、上記検出手段により検出された撮影方向の変化に応じて上記第2の画像における移動量を求め、当該移動量と読み出し範囲の幅とに基づき次に読み出すべき第2の画像の読み出し範囲を設定すること
    を特徴とする撮像装置。
  6. 上記設定手段は、上記移動量と上記読み出し範囲の幅との大小関係に基づいて、上記第2の画像における読み出し範囲の中心位置を設定すること
    を特徴とする請求項5記載の撮像装置。
  7. 上記撮像手段は、上記設定手段により求められた移動量に基づき、上記撮影方向の変化量を調整すること
    を特徴とする請求項5記載の撮像装置。
  8. 上記撮像手段は、上記読出手段により画像が読み出された時点で次の画像の撮像を行うこと
    を特徴とする請求項5記載の撮像装置。
  9. 撮影範囲全体を写した画像である第1の画像を合成して生成する撮像装置において、
    撮影方向を順次変化させて上記撮影範囲の一部分を撮像面に撮像する撮像手段と、上記撮像手段により撮像された画像の一部を構成する所定幅の第2の画像を読み出す読出手段とを少なくとも有し、連結された回転軸を回転中心として上記撮像手段の撮影方向が順次変化するように回転可能な第1の筐体と、
    上記読出手段による上記第2の画像の読み出し範囲を設定する設定手段と、上記読出手段により読み出された上記第2の画像を順次合成することにより、上記第1の画像を生成する合成手段と、上記第1の画像に対する上記第2の画像の相対位置を識別する相対位置識別手段とを有する電子回路と、
    生成された合成画像を表示する表示手段と、
    上記回転軸を回転させるための駆動手段と、
    上記撮像手段における撮像開始並びに撮像終了の各タイミングを指定するための指定手段と、
    上記各構成要素を動作させるためのバッテリーと、
    上記回転軸を介して上記第1の筐体に連結され、ユーザの片手で把持可能な第2の筐体とを備え、
    上記第2の筐体は、上記電子回路と、上記表示手段と、上記駆動手段と、上記指定手段と、上記バッテリーのうち何れか1つ以上が設けられ
    上記設定手段は、上記相対位置識別手段より識別された相対位置に基づいて、上記第2の画像における移動量を求め、当該移動量と読み出し範囲の幅とに基づき次に読み出すべき第2の画像の読み出し範囲を設定すること
    を特徴とする撮像装置。
  10. 上記駆動手段は、上記回転軸の回転角を所定内に制限するための制御機構がさらに設けられていること
    を特徴とする請求項9記載の撮像装置。
  11. 撮影範囲全体を写した画像である第1の画像を合成して生成する撮像方法において、
    撮影方向を順次変化させて上記撮影範囲の一部分を撮像面に撮像する撮像ステップと、
    上記撮像ステップにおいて撮像した画像の一部を構成する所定幅の第2の画像の読み出し範囲を設定し、これを読み出す読出ステップと、
    上記第1の画像に対する上記第2の画像の相対位置を識別する相対位置識別ステップと、
    上記読出手段により読み出された上記第2の画像を順次合成することにより、上記第1の画像を生成する合成ステップとを有し、
    上記読出ステップでは、上記相対位置識別手段より識別された相対位置に基づいて、上記第2の画像における移動量を求め、当該移動量と読み出し範囲の幅とに基づき次に読み出すべき第2の画像の読み出し範囲を設定すること
    を特徴とする撮像方法。
  12. 上記読出ステップでは、上記移動量と上記読み出し範囲の幅との大小関係に基づいて、上記第2の画像における読み出し範囲の中心位置を設定すること
    を特徴とする請求項11記載の撮像方法。
  13. 上記撮像ステップでは、上記相対位置識別ステップより識別された相対位置に基づき、上記撮影方向の変化量を調整すること
    を特徴とする請求項11記載の撮像方法。
  14. 上記撮像ステップは、上記読出ステップにおいて画像が読み出された時点で次の画像の撮像を行うこと
    を特徴とする請求項11記載の撮像方法。
  15. 撮影範囲全体を写した画像である第1の画像を合成して生成する撮像方法において、
    撮影方向を順次変化させて上記撮影範囲の一部分を撮像面に撮像する撮像ステップと、
    上記撮像ステップにおいて撮像した画像の一部を構成する所定幅の第2の画像の読み出し範囲を設定し、これを読み出す読出ステップと、
    上記第1の画像に対する上記第2の画像の相対位置を識別する相対位置識別ステップと、
    上記読出ステップにおいて読み出した上記第2の画像を順次合成することにより、上記第1の画像を生成する合成ステップと、
    上記撮影ステップにおける撮影方向の変化を検出する検出ステップとを有し、
    上記読出ステップでは、上記検出ステップにおいて検出した撮影方向の変化に応じて上記第2の画像における移動量を求め、当該移動量と読み出し範囲の幅とに基づき次に読み出すべき第2の画像の読み出し範囲を設定すること
    を特徴とする撮像方法。
  16. 上記読出ステップでは、上記移動量と上記読み出し範囲の幅との大小関係に基づいて、上記第2の画像における読み出し範囲の中心位置を設定すること
    を特徴とする請求項15記載の撮像方法。
  17. 上記撮像ステップでは、上記相対位置識別ステップより識別された相対位置に基づき、上記撮影方向の変化量を調整すること
    を特徴とする請求項15記載の撮像方法。
  18. 上記撮像ステップは、上記読出ステップにおいて画像が読み出された時点で次の画像の撮像を行うこと
    を特徴とする請求項15記載の撮像方法。
  19. 撮影範囲全体を写した画像である第1の画像を合成して生成することをコンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、
    撮影方向を順次変化させて上記撮影範囲の一部分を撮像面に撮像する撮像ステップと、
    上記撮像ステップにおいて撮像した画像の一部を構成する所定幅の第2の画像の読み出し範囲を設定し、これを読み出す読出ステップと、
    上記第1の画像に対する上記第2の画像の相対位置を識別する相対位置識別ステップと、
    上記読出ステップにおいて読み出した上記第2の画像を順次合成することにより、上記第1の画像を生成する合成ステップとを有し、
    上記読出ステップでは、上記相対位置識別ステップにおいて識別した相対位置に基づいて、上記第2の画像における移動量を求め、当該移動量と読み出し範囲の幅とに基づき次に読み出すべき第2の画像の読み出し範囲を設定すること
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  20. 撮影範囲全体を写した画像である第1の画像を合成して生成することをコンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、
    撮影方向を順次変化させて上記撮影範囲の一部分を撮像面に撮像する撮像ステップと、
    上記撮像ステップにおいて撮像した画像の一部を構成する所定幅の第2の画像の読み出し範囲を設定し、これを読み出す読出ステップと、
    上記第1の画像に対する上記第2の画像の相対位置を識別する相対位置識別ステップと、
    上記読出ステップにおいて読み出した上記第2の画像を順次合成することにより、上記第1の画像を生成する合成ステップと、
    上記撮影ステップにおける撮影方向の変化を検出する検出ステップとを有し、
    上記読出ステップでは、上記検出ステップにおいて検出した撮影方向の変化に応じて上記第2の画像における移動量を求め、当該移動量と読み出し範囲の幅とに基づき次に読み出すべき第2の画像の読み出し範囲を設定すること
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  21. 撮影範囲全体を写した画像である第1の画像を合成して生成することをコンピュータに実行させるためのプログラムが記録された記録媒体において、
    撮影方向を順次変化させて上記撮影範囲の一部分を撮像面に撮像する撮像ステップと、
    上記撮像ステップにおいて撮像した画像の一部を構成する所定幅の第2の画像の読み出し範囲を設定し、これを読み出す読出ステップと、
    上記第1の画像に対する上記第2の画像の相対位置を識別する相対位置識別ステップと、
    上記読出ステップにおいて読み出した上記第2の画像を順次合成することにより、上記第1の画像を生成する合成ステップとを有し、
    上記読出ステップでは、上記相対位置識別ステップにおいて識別した相対位置に基づいて、上記第2の画像における移動量を求め、当該移動量と読み出し範囲の幅とに基づき次に読み出すべき第2の画像の読み出し範囲を設定すること
    をコンピュータに実行させるためのプログラムがコンピュータに読み取り可能に記録された記録媒体。
  22. 撮影範囲全体を写した画像である第1の画像を合成して生成することをコンピュータに実行させるためのプログラムが記録された記録媒体において、
    撮影方向を順次変化させて上記撮影範囲の一部分を撮像面に撮像する撮像ステップと、
    上記撮像ステップにおいて撮像した画像の一部を構成する所定幅の第2の画像の読み出し範囲を設定し、これを読み出す読出ステップと、
    上記第1の画像に対する上記第2の画像の相対位置を識別する相対位置識別ステップと、
    上記読出ステップにおいて読み出した上記第2の画像を順次合成することにより、上記第1の画像を生成する合成ステップと、
    上記撮影ステップにおける撮影方向の変化を検出する検出ステップとを有し、
    上記読出ステップでは、上記検出ステップにおいて検出した撮影方向の変化に応じて上記第2の画像における移動量を求め、当該移動量と読み出し範囲の幅とに基づき次に読み出すべき第2の画像の読み出し範囲を設定すること
    をコンピュータに実行させるためのプログラムがコンピュータに読み取り可能に記録された記録媒体。
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