JP5724203B2 - 動画ファイル生成装置、動画ファイル生成方法、及び動画ファイル生成プログラム - Google Patents

動画ファイル生成装置、動画ファイル生成方法、及び動画ファイル生成プログラム Download PDF

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Description

本発明は、動画ファイル生成装置、動画ファイル生成方法、及び動画ファイル生成プログラムに関する。
従来より、動画像データから切り出されたオブジェクトを背景画像に合成してストロボ画像を生成する技術が知られている(特許文献1参照)。
ところで、このように切り出されたオブジェクトと背景画像が合成された動画データとを、どのような再生装置でも再生できるように汎用性をもたせるためには標準形式の動画データとして記録する必要がある。
特開2005−338212号公報
しかしながら、標準形式の動画ファイルとして記録した場合には、合成条件や再生条件などの自由度が低下してしまう。また、合成条件や再生条件などの自由度を高くするために独自形式の動画データとして記録すると汎用性が低くなってしまうという課題があった。
そこで、本発明は、従来の課題に鑑み、合成条件や再生条件の自由度及び汎用性を向上させて、複数の画像を合成した動画ファイルを生成することが可能な動画ファイル生成装置、動画ファイル生成方法及び動画ファイル生成プログラムを提供することを目的とする。
本発明の一態様によると、第1画像を表す第1画像データと第2画像を表す第2画像データとを取得する取得手段と、前記第1画像と前記第2画像とを合成する条件を変えながら複数回の合成を行うともに、この合成によって生成された複数の合成画像を所定の順番で再生する合成画像再生処理を制御する制御手段と、前記合成画像再生処理における再生する順番の条件であって、前記第1画像と前記第2画像とを合成して生成した複数の合成画像を順番に再生する際の、繰り返し開始位置、繰り返し終了位置、繰り返し回数を含む処理条件を任意に指定する条件指定手段と、前記取得手段により取得された第1画像データおよび第2画像データと、前記条件指定手段により指定された処理条件とに基づいて、当該処理条件が示す再生する順番の条件に従って前記合成画像再生処理を行うことが可能な動画ファイルを生成する動画ファイル生成手段と、を備え、前記合成画像再生処理には、前記動画ファイル内における前記複数の画像の各々の記録位置を示す複数のインデックスが前記処理条件に含まれる繰り返し開始位置、繰り返し終了位置、繰り返し回数で指定される再生の順番に並べられた複数のインデックスデータを生成するインデックスデータ生成処理を含み、前記動画ファイル生成手段は、前記インデックスデータ生成処理の実行により生成された複数のインデックスデータを含むファイル形式と、前記インデックスデータ生成処理の実行により生成された複数のインデックスデータは含まないが、このインデックスデータ生成処理を実行する際の補助データとして前記処理条件に含まれる繰り返し開始位置、繰り返し終了位置、繰り返し回数の情報が含まれるファイル形式と、を含む複数のファイル形式の動画ファイルを生成可能であり、前記制御手段は、前記動画ファイル生成手段により動画ファイルを生成することにより、この動画ファイルに基づいて実行される前記合成画像再生処理を制御することを特徴とする動画ファイル生成装置、または動画ファイル生成方法、動画ファイル生成プログラムを提供する。
本発明の一態様によると、上述した本発明の一態様に係る動画ファイル生成装置に対応する動画ファイル生成方法及び動画ファイル生成プログラムの各々を提供する。
本発明によれば、合成条件や再生条件の自由度及び汎用性を向上させて、複数の画像を合成した動画ファイルを生成することができる。
本発明の画像処理装置の一実施の形態に係るデジタルカメラのハードウェアの構成を示すブロック図である。 図1のデジタルカメラのデータ処理部の機能的構成を示す機能ブロック図である。 図2のデータ処理部が実行する合成ファイル生成処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図3の合成ファイル生成処理の概要を説明する図である。 図3の合成ファイル生成処理の概要を説明する図である。 図2のデータ処理部が実行する合成条件編集処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図2のデータ処理部が実行する再生条件編集処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図2のデータ処理部が実行する再生処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図2のデータ処理部が実行するファイル生成処理の流れの一例を示すフローチャートである。 Motion―JPEG形式で形成されたExif規格に準じたAVIファイルのフォーマットの概略図である。 Motion―JPEG形式で形成された一般的なAVIファイルのフォーマットの概略図である。 図11に示す一般的なAVIファイルに対する処理の概要を説明する図である。 図2のデータ処理部が実行する合成ファイル再生処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図10に示すExif規格に準じたAVIファイルの合成ファイル再生処理に対する処理の概要を説明する図である。
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の動画ファイル生成装置の一実施の形態に係るデジタルカメラ1のハードウェアの構成を示す図である。
デジタルカメラ1は、撮像部11と、データ処理部12と、ユーザインタフェース部14と、を備える。
撮像部11は、光学レンズ部21と、イメージセンサ22と、を備える。
光学レンズ部21は、規定された画角(以下、「正規の画角」と呼ぶ)に含まれる被写体を撮影するために、光を集光するレンズ、例えばフォーカスレンズやズームレンズなどで構成される。フォーカスレンズは、イメージセンサ22の受光面に被写体像を結像させるレンズである。ズームレンズは、焦点距離を一定の範囲で自在に変化させるレンズである。光学レンズ部21にはまた、必要に応じて、焦点、露出、ホワイトバランスなどの設定パラメータを調整する周辺回路が設けられる。
イメージセンサ22は、光電変換素子や、AFE(Analog Front End)などから構成される。光電変換素子は、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型の光電変換素子などから構成される。光電変換素子には、光学レンズ部21からシャッタ部(図示せず)を介して被写体像が入射される。そこで、光電変換素子は、一定時間毎に被写体像を光電変換(撮影)して画像信号を蓄積し、蓄積した画像信号をアナログ信号としてAFEに順次供給する。AFEは、このアナログの画像信号に対して、A/D(Analog/Digital)変換処理などの各種信号処理を実行する。各種信号処理によって、ディジタル信号が生成され、イメージセンサ22の出力信号として出力される。なお、以下、画像信号のディジタル信号を、「画像データ」と呼ぶ。このように呼称すると、イメージセンサ22からは画像データが出力されて、データ処理部12に供給される。
データ処理部12は、CPU(Central Processing Unit)31と、ROM(Read Only Memory)32と、RAM(Random Access Memory)33と、メモリ34と、出力制御部35と、画像処理部36と、を備えている。
CPU31は、ROM32に記録されているプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM33には、CPU31が各種の処理を実行する上において必要なデータなどが適宜記憶される。
本実施の形態では、後述する図2の画像取得部61乃至ファイル化部65の各機能、及び、後述する、初期合成条件及び初期再生条件、合成ファイル生成処理を含む各処理を実現するプログラムが、ROM32に記憶されている。従って、CPU31が、このプログラムに従った処理を実行することで、画像取得部61乃至ファイル化部65の各機能を実現することができる。
メモリ34は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などで構成され、イメージセンサ22から出力された画像データや、必要に応じて、図示されていない音声入力部から出力された音声データを一時記憶する。また、メモリ34は、各種画像処理や音声処理に必要な各種データ、例えば、画像データ、各種フラグの値、閾値なども記憶する。また、メモリ34には、画像表示用の画像データ(以下、「表示画像データ」と呼ぶ)の保存と読み出しを行うための表示メモリ領域も含まれている。
出力制御部35は、メモリ34の表示メモリ領域に格納された表示画像データを読み出し、その表示画像データにより表現される画像(以下、「表示画像」と呼ぶ)を、ユーザインタフェース部14の表示部42に表示させる。例えば、出力制御部35は、当該表示画像データに基づいてRGB信号を生成し、当該RGB信号を表示部42に供給することにより、表示画像を表示部42に表示させる。なお、出力制御部35により生成されたRGB信号は、ユーザインタフェース部14の通信部44によって、図示せぬ外部機器に出力させることもできる。これにより、外部機器、例えば、テレビジョン受像機、パーソナルコンピュータ、プロジェクタなどでも、表示画像の表示が可能になる。
出力制御部35はまた、メモリ34に記憶された音声データを読み出し、D/A変換などの信号処理を実行してアナログの音声信号を生成し、当該アナログの音声信号を音声出力部41に供給することにより、当該音声信号により表現される音声を音声出力部41から出力させる。
画像処理部36は、DSP(Digital Signal Processor)などで構成され、メモリ34に記憶された画像データに対して、ホワイトバランス補正処理やγ補正処理、及びMotion−JPEG方式のデータ圧縮処理などの各種画像処理を実行する。本実施の形態では、後述する図2の画像取得部61乃至ファイル化部65が実行する各種画像処理のうち少なくとも一部が、画像処理部36において実行され、残りの一部がCPU31において実行される。即ち、本実施の形態では、後述する図2の画像取得部61乃至ファイル化部65は、CPU31及び画像処理部36というハードウェアと、ROM32に記憶されたプログラム(ソフトウェア)との組み合わせとして構成されている。
ユーザインタフェース部14は、スピーカなどで構成される音声出力部41と、液晶ディスプレイなどで構成される表示部42と、ユーザの指示操作を受け付ける操作部43と、外部機器との間での通信を制御する通信部44と、リムーバブル記録媒体51に対するデータの読み書きを行うドライブ45と、を備えている。
図2は、このような合成動画生成処理を実行するためのデータ処理部12の機能的構成を示す機能ブロック図である。
データ処理部12は、画像取得部61と、合成再生条件決定部63と、合成処理部64と、ファイル化部65と、を備えている。
また、データ処理部12のROM32、RAM33、又はメモリ34(図1)内には、インデックス記憶部71と、前景動画記憶部72と、合成再生処理内容記憶部73と、背景画像記憶部74と、合成動画記憶部75と、が設けられている。
画像取得部61は、撮像部11により撮像された動画の画像データを取得する。例えば、画像取得部61は、所定のフレームレートに基づいて撮像部11を連続駆動させることによって、撮像部11から順次供給される、複数の画像の画像データを取得する。即ち、本実施の形態では、このようにして画像取得部61により取得された複数の画像の画像データが、前景動画の画像データとして取得される。なお、このように動画を構成する複数の静止画像の各々を、以下、「フレーム」と称する。即ち、1つの動画は、複数のフレームから構成される。
本実施の形態において画像取得部61は、このようにして取得した前景動画の画像データに、Motion−JPEG方式のデータ圧縮処理を行い、Exif(Exchangeable image file format)規格に準じたAVI(Audio Video Interleave)形式でファイル化して前景動画記憶部72に記憶させる。即ち、前景動画の画像データを含む画像ファイルがAVI形式の動画ファイル、即ち、AVIファイルとして生成され、前景動画記憶部72に記憶される。
AVIファイルは、後に図10を参照して詳述するが、ファイルヘッダと、ビデオフレームデータと、インデックスデータを含む。ファイルヘッダは、動画データの撮像レートと動画データを構成する静止画データの数などの基本情報が記録されたヘッダ部である。ビデオフレームデータは、動画を構成する複数の静止画のデータであるフレーム画像データが格納されるデータ部である。インデックスデータは、データ部に格納された複数のフレーム画像データに対応する複数のインデックス情報が格納されるインデックス部である。Exif規格に準じたAVIファイルは、さらに、ファイルヘッダに、メーカーノート領域を含む。このメーカーノート領域には、動画ファイルを合成する場合の合成条件、動画ファイルを再生する際の条件である再生条件などを記録することができる。このように、前景動画記憶部72に記憶されるAVI形式の動画ファイルには、メーカーノートとインデックス情報が格納されたインデックス部が含まれる。これにより、ユーザが撮影した動画を、前景動画として合成動画を作成することが容易に可能になり、生成する場合の合成条件や再生条件などの自由度や汎用性を向上させることができる。
また、画像取得部61は、当該前景動画の画像データに対して、サムネイル化処理、縮小処理、間引き処理などを適宜実行することで、後述する合成条件の決定の際にユーザに提示するインデックス画像データを生成し、これを前景動画記憶部72に記憶される画像データと対応付けるようにインデックス記憶部71に記憶させる。
さらに、画像取得部61は、背景用に撮像部11により撮像された静止画の画像データを取得する。取得した背景用の静止画の画像データは、背景画像記憶部74に記憶される。画像取得部61は、当該静止画の画像データに対しても、サムネイル化処理、縮小処理、間引き処理などを適宜実行することで、後述する合成条件の決定の際にユーザに提示するインデックス画像データを生成し、これを背景が背景画像記憶部74に記憶される画像データと対応付けるようにインデックス記憶部71に記憶させる。本実施の形態では、背景に静止画の画像データを用いるが、動画の画像データを用いることも可能である。前景動画についても、予め与えられているものを用いてもよい。静止画像の画像データも同様である。換言すると、当該静止画又は前景動画の画像データは、所定のファイル形式でそれぞれ、前景動画記憶部72又は背景画像記憶部74に予め記憶されていてもよい。また、当該所定の画像ファイルには、ファイル形式を特定する情報、再生条件に関する情報、必要に応じて、合成条件に関する情報や、透過情報領域に関する透過情報なども含まれているものとする。また、当該画像のインデックス画像データは、透過情報などと対応付けて、前景動画記憶部72に記憶される各動画ファイルと対応付けるようにインデックス記憶部71に記憶させる。
合成再生条件決定部63は、合成動画の生成及び再生のための各種合成条件及び再生条件を決定する。合成条件としては、例えば、複数の前景動画のうちの何れの動画を合成対象とするのか、複数の背景画像の画像データのうちの何れの画像データを合成対象とするのかという条件や、前景動画の画像データと背景画像の画像データとを合成する際の合成位置及び拡大縮小倍率、合成する場合のファイル形式、などという条件などが存在する。合成する場合のファイル形式として、例えば、第1の合成ファイル形式、第2の合成ファイル形式、第3の合成ファイル形式、第4の合成ファイル形式がある。第1の合成ファイル形式、第2の合成ファイル形式、第3の合成ファイル形式、第4の合成ファイル形式については、後に詳述する。再生条件は、前景動画の画像データと背景画像の画像データとを合成して生成した合成画像データのフレーム画像データを順番に再生する際の、繰り返し開始位置、繰り返し終了位置、繰り返し回数を含む。
本実施の形態では、前景動画の画像データと背景画像の画像データとを合成する場合のファイル形式を含め、合成条件及び再生条件の多くはユーザによる設定が可能になっている。このようなユーザによる設定を支援すべく、インデックス記憶部71には複数のインデックス画像データが記憶されている。そこで、合成再生条件決定部63は、所定のインデックス画像データをインデックス記憶部71から読み出して、出力制御部35に供給する。すると、出力制御部35は、当該インデックス画像データにより表現される画像を、表示部42に表示させる。ユーザは、このインデックス画像データの画像を見ながら操作部43を操作することで、所定の合成条件に対する指示操作を行うことができる。合成再生条件決定部63は、当該指示操作に従って、当該所定の合成条件及び再生条件を決定又は編集する。なお、インデックス画像データの具体例や、合成条件及び再生条件の決定又は編集の具体例については、図3以降の図面を参照して後述する。操作部43は、画像指定手段に相当する。
なお、合成再生条件決定部63は、前景動画記憶部72に記憶されている前景動画の画像データや、背景画像記憶部74に記憶されている背景画像の画像データから直接、インデックス画像データを生成してもよい。この場合には、インデックス記憶部71は省略してもよい。
このようにして、合成再生条件決定部63により、合成条件として少なくとも、合成する場合のファイル形式、合成対象の背景画像の画像データ及び前景動画の画像データが決定される。こうして生成される合成動画の編集条件も決定される。
合成再生条件決定部63は、合成条件編集部63A、再生条件編集部63B、再生処理部63Cと、を有する。
合成条件編集部63Aは、ユーザによる操作部43の操作に従って、背景となる静止画の画像データを切り取る位置とサイズ、及び前景となる動画の切り抜き画像の画像データを合成する位置と拡大、縮小率を含む合成条件を編集する。操作部43と合成条件編集部63Aは合成条件指定手段に相当する。特に指定がなければ、合成条件編集部63Aは、前景となる動画の切り抜き画像の画像データを、背景となる静止画の画像データに合成する際、切り抜き画像を切り出した位置に対応する静止画の位置に合成されるように、前景動画の画像データから切り抜いた部分画像のデータを静止画の画像データに合成する。
再生条件編集部63Bは、ユーザによる操作部43の操作に従って再生条件を編集する。再生条件とは、ユーザによる操作部43の操作に従って、背景画像の画像データと前景動画の画像データを合成して生成した合成画像データのフレーム画像データを順番に再生する際の条件であり、例えば、繰り返し開始位置、繰り返し終了位置、繰り返し回数を含む。操作部43と再生条件編集部63Bは再生条件指定手段に相当する。
再生処理部63Cは、編集された再生条件に従って、合成動画の再生を行う。ユーザが合成条件編集部3Aを用いて合成条件の編集をしている際、又は再生条件編集部63Bを用いて再生条件を編集している際、再生処理部63Cはユーザからの指示に応じて合成動画の再生を行うことができる。
ここで、合成再生処理内容記憶部73には、合成再生条件決定部63で編集された最新の合成条件と再生条件、及び、後述する合成処理部64の処理内容が記憶される。具体的には、合成処理部64は、この処理内容情報を適宜参照して、上述した前景動画と背景画像をフレームの画像データごとに合成する処理、又は、処理内容情報を補助情報として、前景動画の画像データと背景画像の画像データに添付する処理を実行する。このように、処理内容情報を予め保持しておくことで、合成処理部64の処理内容を決定するために要する時間を短縮することが可能になり、ひいては、合成動画生成処理の処理時間を短縮することが可能になる。なお、処理内容情報の具体例については、図7乃至図12を参照して後述する。
合成処理部64は、合成再生条件決定部63において最終的に編集された合成条件に、背景画像の画像データと前景動画の画像データの合成処理が含まれる場合、合成条件に従って背景画像の画像データと前景動画の画像データの合成処理を行う。これにより、背景画像と前景動画が合成された合成動画の画像データが生成される。一方で、合成再生条件決定部63において最終的に編集された合成条件に、背景画像の画像データと前景動画の画像データの合成処理が含まれない場合には、合成処理部64は、背景画像の画像データと前景動画の画像データの合成処理を行わない。
ファイル化部65は、合成再生条件決定部63において最終的に編集された合成条件に背景画像の画像データと前景動画の画像データの合成処理が含まれる場合は、背景画像の画像データと前景動画の画像データとに合成条件再生条件を補助情報として付与して動画ファイルを生成する。ファイル化部66は、第1の動画ファイル生成手段に相当し、合成処理部64とファイル化部66は、第2の動画ファイル生成手段に相当する。
一方で、ファイル化部65は、合成再生条件決定部63において最終的に編集された合成条件に、背景画像の画像データと前景動画の画像データの合成処理が含まれない場合には、合成処理部64で生成された合成動画のデータに、合成再生条件決定部63において最終的に編集された合成条件と再生条件とを補助情報として付与して動画ファイルを生成する。
合成動画記憶部75には、このようにしてファイル化部65で生成された動画ファイルが記憶される。出力制御部35が動画ファイルを再生する時には、合成動画記憶部75に記憶された動画ファイルに含まれる画像データのうち、表示対象のフレームの画像データが、再生条件、必要に応じて合成条件とともに、メモリ34の表示メモリ領域に表示画像データとして格納される。すると、出力制御部35は、当該表示画像データと再生条件、必要に応じて合成条件を読み出し、必要に応じて合成条件に従って合成処理を行った後、再生条件に従って、表示対象のフレームを表示部42に表示させる。さらに、合成動画ファイルに音声データが含まれている場合には、出力制御部35は、当該音声データにより表現される音声を、音声出力部41から出力させる。
次に、図3のフローチャートを参照して、このような機能的構成を有するデータ処理部12が実行する合成ファイル生成処理について説明する。その際、合成ファイル生成処理の理解を容易なものとすべく、図4又は図5を適宜参照する。
図3は、合成ファイル生成処理の流れの一例を示すフローチャートである。図4及び図5は、合成ファイル生成処理の概略を示す図である。
図3のステップS101において、Motion Jpeg形式で動画データを取得する。具体的には、画像取得部61は、撮像部11により撮像された動画の画像データを取得し、Motion−JPEG方式のデータ圧縮処理を行い、Exif規格に準じたAVI形式でファイル化して前景動画記憶部72に記憶させる。
ステップS101において、撮像部11によって撮像される動画の動画データには、図4(1)に示すように、フレームF1、F2、F3、F4、・・からなる、連続する静止画の画像フレームとして撮像部11により撮像される。さらに、画像取得部61によって生成されるAVI形式の動画データは、図4(2)に示すように、ヘッダ部と、動画を構成する複数の静止画のデータであるフレーム画像データが格納されるデータ部と、データ部に格納された複数のフレーム画像データのそれぞれに対応する複数のインデックス情報が格納されるインデックス部とにより構成される。
ステップS102において、静止画データを取得する。具体的には、画像取得部61は、撮像部11により撮像された静止画の画像データを背景画像記憶部74に記憶させる。このようにして背景画像記憶部74に記憶される静止画の一例を、図4(3)に静止画121、122として示す。
ステップS103において、前景となる動画を選択する。具体的には、合成再生条件決定部63は、インデックス記憶部71を参照し、出力制御部35を制御することによって、前景動画記憶部72に記憶されている動画データに対応するインデックス画像データの画像をインデックス記憶部71から読み出して表示部42に表示させる。そして、合成再生条件決定部63は、選択の指示操作が検出されたか否かを判定する。
ステップS103の処理では、動画の画像データの画像は表示部42に、例えば、図4(1)に示すように、フレームF1、F2、F3、F4、・・とフレームごとに連続的に表示される。ユーザは、このようにして表示される動画を見ながら、表示するインデックス画像データを切り替えて、所望とする画像データを前景動画として選択することができる。
ステップS104において、背景となる静止画を選択する。具体的には、合成再生条件決定部63は、インデックス記憶部71を参照し、出力制御部35を制御することによって、背景画像記憶部74に記憶されている静止画の画像データに対応するインデックス画像データの画像をインデックス記憶部71から読み出して表示部42に表示させる。そして、合成再生条件決定部63は、選択の指示操作が検出されたか否かを判定する。
ステップS104の処理では、背景の画像データの画像は表示部42に、例えば、図4(1)に示すように、静止画121、静止画122として、ユーザの指示に応じて表示される。ユーザは、表示される静止画を見ながら、表示するインデックス画像データを切り替えて、所望とする画像データを背景画像として選択することができる。
ステップS105において、データ処理部12は、前景動画の画像データと背景画像の画像データを合成するための合成条件を編集する合成条件編集処理を行う。前景動画の画像データと背景画像の画像データとの合成は、例えば、図5に示すように、前景動画の画像データを構成する複数のフレームのそれぞれから、対象とする動体部分を切り抜き、選択した静止画の上に合成して行う。合成条件編集処理の詳細については、図6のフローチャートを参照して後述する。ステップS105の合成条件編集処理が終了すると、処理はステップS106に進む。
ステップS106において、データ処理部12は、前景動画の画像データと背景画像の画像データを合成して生成した合成動画の画像データを再生するための再生条件を編集する再生条件編集処理を行う。再生条件編集処理の詳細については、図7のフローチャートを参照して後述する。ステップS106の合成条件編集処理が終了すると、処理はステップS107に進む。
ステップS107において、データ処理部12は、合成条件と基づいて前景動画の画像データと背景画像の画像データを合成し、再生条件に基づいて再生することができるファイル生成処理を行う。ファイル生成処理の詳細については、図9のフローチャートを参照して後述する。ステップS107のファイル生成処理が終了すると、合成ファイル生成処理は終了する。
次に、合成ファイル生成処理のうち、合成条件編集処理について説明する。図6は、合成条件編集処理の一例を示すフローチャートである。合成ファイル生成処理の理解を容易なものとすべく、図5を適宜参照して説明を進める。
上述したように、ステップS104とステップS104において動画の画像データと静止画の画像データが選択されると、ステップS105の合成条件編集処理が開始される。合成条件編集処理は、合成条件編集部63Aによって実行される。
ステップS201において、合成条件編集部63Aは、合成条件として初期合成条件を設定する。合成条件とは、背景となる静止画をトリミングする位置とサイズ、及び前景となる動画の切り抜き画像を合成する位置と拡大、縮小率を含み、初期合成条件とは、これらの初期値である。初期合成条件は予めROM32に記憶されている。ステップS201において、合成条件編集部63Aは、ROM32に記憶されている初期合成条件を合成条件として設定する。
ステップS202において、合成条件編集部63Aは、処理開始フレーム番号を初期化する。具体的には、データ処理部12は、前景画像として選択された前景動画記憶部72に記憶されている、前景動画の画像データを構成する最新の画像フレームの各々に対して再生順にフレーム番号を付し、先頭フレームのフレーム番号を1とする。このようにして付番したフレームG1、G2、G3、・・・、を図5(1)に示す。
ステップS203において、合成条件編集部63Aは、現在の処理対象のフレーム番号に対応する動画のフレーム画像を前景動画記憶部72から取得する。ステップS204において、合成条件編集部63Aは、前回取得したフレーム画像と前後のフレーム画像との比較により、動体部分の画像データを切り抜く。こうして、現在のフレーム番号が1とすると、動体部分M1が、現在のフレーム番号が2とすると、動体部分M2が抽出されていく。
ステップS205において、合成条件編集部63Aは、背景画像の画像データとして選択されて背景画像記憶部74に記憶されている背景となる静止画の画像データを、合成条件で指定された条件でトリミングするとともに、規定のサイズに拡大する。ここでは、一例として、図4(3)に示す静止画122が背景となる静止画として選択されたものとする。この静止画122の画像データから必要な部分がトリミングされ、規定のサイズに拡大される。
ステップS206において、合成条件編集部63Aは、ステップS205でトリミングを施した静止画に対してステップS204において生成した動画の切り抜き画像の画像データを、合成条件で指定された条件で合成する。具体的には、合成条件編集部63Aは、現在のフレーム番号が1とすると、トリミングを施した静止画122の画像データに対して動体部分M1の画像データを貼り付け、現在のフレーム番号が2とすると、トリミングを施した静止画122の画像データに対して動体部分M2の画像データを貼り付けていく。特に指定がなければ、図5(2)に示すように、合成条件編集部63Aは、トリミングした画像を、トリミングする前の前景動画における位置に対応する静止画122の位置に合成されるように、前景動画の画像データのからトリミングした部分画像のデータを静止画の画像データに合成する。
ステップS207において、合成条件編集部63Aは、ステップS206において合成された合成画像を表示する。具体的には、合成条件編集部63Aは再生処理部63Cを制御して、ステップS206において合成された合成画像を再生して表示する。例えば、現在のフレーム番号が1とすると、トリミングを施した静止画122の画像データに対して動体部分M1の画像データを貼り付けた合成画像の画像フレームH1の画像データが、現在のフレーム番号が2とすると、トリミングを施した静止画122の画像データに対して動体部分M2の画像データを貼り付けた合成画像の画像フレームH2の画像データが表示部42に表示されていく。
ステップS208において、合成条件編集部63Aは、編集を終了するか否かを判断する。具体的には、操作部43から、ユーザによる合成条件編集処理を終了する指示操作が検出されたか否かを判定する。合成条件編集処理を終了する指示操作が検出された場合は、終了すると判断し、ステップS211に進む。一方で、合成条件編集を終了する指示操作が検出されていない場合は、終了しないと判断し、ステップS209に進む。
ステップS09において、ユーザの操作に応じて、合成条件を変更する。具体的には、ユーザが操作部43を操作して、合成条件を変更する指示をする。合成条件編集部63Aは、操作部43からの指示信号に応じて、合成条件を変更する。
ステップS210において、合成条件編集部63Aは、ユーザ操作に応じて現フレーム番号を前後に移動する。具体的には、ユーザが操作部43を操作して、合成条件を編集するフレームの番号を指定する。例えば、現在合成条件を編集しているフレームがG4で、ユーザが操作部43を操作して、合成条件を編集するフレームとしてフレームG3を指定したとすると、合成条件編集部63Aは、操作部43からの指示信号に応じて、編集対象のフレームの画像データをG4からG3に移動する。
ステップS211において、合成条件編集部63Aは、このようにして編集された合成条件を最終的な合成条件として合成再生処理内容記憶部73に記憶する。
次に、合成ファイル生成処理のうち、再生条件編集処理について説明する。図7は、再生条件編集処理の一例を示すフローチャートである。
上述したように、ステップS105において合成条件編集処理が終了すると、ステップS106の処理で再生条件編集処理が開始される。再生条件編集処理は、再生条件編集部63Bによって実行される。
ステップS301において、再生条件編集部63Bは、再生条件として初期再生条件を設定する。再生条件とは、繰り返し開始フレーム番号、繰り返し終了フレーム番号、繰り返し回数を含み、初期再生条件とは、これらの初期値である。初期再生条件は予めROM32に記憶されている。ステップS301において、再生条件編集部63Bは、ROM32に記憶されている初期再生条件を再生条件として設定する。
ステップS302において、再生条件編集部63Bは、再生処理部63Cを制御して、再生処理を実行する。再生処理部63Cが実行する再生処理の具体例については、図8を参照して後述する。
ステップS303において、再生条件編集部63Bは、編集を終了するか否か判定する。具体的には、再生条件編集部63Bは、操作部43から、ユーザによる再生条件編集を終了する指示操作が検出されたか否かを判定する。再生条件編集を終了する指示操作が検出された場合は、終了すると判断し、ステップS305に進む。一方で、再生条件編集を終了する指示操作が検出されていない場合は、終了しないと判断し、ステップS304に進む。
ステップS304において、再生条件編集部63Bは、ユーザの操作に応じて、再生条件を変更する。具体的には、ユーザが操作部43を操作して、繰り返し回数、繰り返し開始位置、繰り返し終了位置などの再生条件を変更する指示をした場合、再生条件編集部63Bは、操作部43からの指示信号に応じて、再生条件を変更する。その後、再びステップS302に戻り、再生処理を実行する。
ステップS305において、再生条件編集部63Bは、このようにして編集された再生条件を最終的な再生条件として合成再生処理内容記憶部73に記憶する。
次に、再生条件編集処理のうち、再生処理について説明する。図8は、再生処理の一例を示すフローチャートである。
上述したように、再生条件編集処理のステップS301において初期再生条件が設定されると、ステップS302の処理で再生処理が開始される。再生処理は、再生処理部63Cによって実行される。
ステップS401において、再生処理部63Cは、処理開始フレーム番号を初期化する。具体的には、再生処理部63Cは、選択されて前景動画記憶部72に記憶されている前景動画を構成する最新の画像フレームの各々に対して、最新の合成条件及び再生条件を反映させた再生順にフレーム番号を付し、先頭フレームのフレーム番号を1とする。このようにして新たに付番したフレームが、例えば、図5(2)のフレームH1、H2、H3、・・・、のように生成されていく。
ステップS402において、再生処理部63Cは、合成条件と再生条件に基づいて、前景動画と背景画像とから合成画像を生成して再生表示する。具体的には、データ処理部12は、合成再生処理内容記憶部73に記憶された最新の合成条件に基づいて、前景動画記憶部72に記憶された前景動画と、背景画像記憶部74に記憶された背景画像とを合成して合成画像を生成し、さらに、再生条件に従って再生し、出力制御部35を制御して、表示部42に合成画像を表示させる。
ステップS403において、再生処理部63Cは、現在のフレーム番号が繰り返し終了フレーム番号かを判定する。現在のフレーム番号が、再生条件で指定された繰り返し終了フレームであると判定された場合は、処理はステップS405に進む。一方で、現在のフレーム番号が、繰り返し終了フレームでないと判定された場合は、ステップS407に進む。
ステップS405において、再生処理部63Cは、再生条件で指定された指定回数分だけ繰り返して再生を行ったか否かを判定する。指定回数分だけ繰り返し再生が行われたと判定された場合は、処理はステップS407に進み、指定回数分だけ繰り返し再生が行われていないと判定された場合は、処理はステップS406に進む。
ステップS406において、再生処理部63Cは、現在のフレーム番号を繰り返し、再生条件が指定する繰り返し開始フレーム番号に移動する。
ステップS407において、再生処理部63Cは、現在のフレーム番号に1を加える。
ステップS408において、再生処理部63Cは、現在のフレームの画像データが最終フレームか否かを判定する。現在のフレームの画像データが最終フレームの画像データでないと判定された場合は、処理はステップS402に戻る。一方で、現在のフレームの画像データが最終フレームの画像データであると判定された場合は、再生処理は終了する。
次に、合成ファイル生成処理のうち、ファイル生成処理について説明する。図9は、ファイル生成処理の一例を示すフローチャートである。以下に説明するファイル生成処理において、第1の合成ファイル形式と第2の合成ファイル形式の動画ファイルは、Motion―JPEG形式で形成されたExif規格に準じたAVIファイルフォーマットを適用したものである。第3の合成ファイル形式と第4の合成ファイル形式の動画ファイルは、Motion―JPEG形式で形成された一般的なAVIファイルフォーマットを適用したものである。
そこで、図10に、Motion―JPEG形式で形成されたExif規格に準じたAVIファイルの概略のフォーマットを、図11及び図12に、Motion JPEG形式で形成された一般的なAVIファイルの概略のフォーマット及び処理を説明する図を示す。ファイル生成処理の理解を容易なものとすべく、図10から12を適宜参照して説明を進める。
上述したように、ステップS106において再生条件編集処理が終了すると、ステップS107の処理でファイル生成処理が開始される。ファイル生成処理は、合成処理部64とファイル化部66によって実行される。
ステップS501において、合成処理部64は、第1の合成ファイル形式で保存するか否かを判定する。具体的には、動画データに記録された合成条件に基づいて、ファイル形式を判別し、合成条件に記録された合成条件から第1の合成ファイル形式であると判別される場合は、ステップS502に進む。一方で、合成条件に記録された合成条件から、第1の合成ファイル形式でないと判断された場合は、ステップS503に進む。
ステップS502において、合成処理部64は、前景となる動画データ名、背景となる静止画データ名に加え、合成条件と再生条件とを補助情報として記録し、前景となる動画データと背景となる画像データとを合成せずに再生対象画像データとして、ファイル化部66に送出する。続いて、ファイル化部66は、合成処理部から送られた前景動画データと背景画像データとを補助情報とともに、ファイル化して、第1の合成ファイル形式の動画ファイルを生成する。
以下に説明する第1の合成ファイル形式と第2の合成ファイル形式の動画ファイルは、Motion―JPEG形式で形成されたExif規格に準じたAVIファイルフォーマットを適用したものである。
一例として図10に、Motion―JPEG形式に形成されたExif規格に準じたAVIファイル100のファイルフォーマットの概略を示す。図10のAVIファイルは、30fps(Frames Per Second)の撮像レートで15秒間撮影して得られた動画データから生成されたものである。
図10(1)に示すように、Exif規格に準じたAVI動画ファイル100は、ヘッダ部101と、データ部102と、インデックス部103とにより構成されている。
ヘッダ部101は、動画ファイル100の先頭に形成され、動画データの撮像レートと動画データを構成する静止画データの数などの基本情報の他、動画ファイル100を再生する際の条件である再生条件を記録したメーカーノート領域105などを含む。
データ部102には、動画を構成する複数の静止画のデータであるフレーム画像データが格納される。インデックス部103には、データ部102に格納された複数のフレーム画像データに対応する複数のインデックス情報が格納される。
ステップS502において、合成処理部64は、前景動画データのAVIファイルに設けられたこのメーカーノート領域105に補助情報を記録する。図10(2)の例では、繰り返し回数を3回、開始フレーム番号を61、終了フレーム番号を90と設定している。さらに、図示していないが、前景動画となる動画ファイル名、背景画像となる静止画ファイル名に加え、また、第1の合成ファイル形式では、合成処理部64は、前景動画と背景画像とを合成する際の合成位置及び拡大縮小倍率の少なくとも一つなどの合成条件もメーカーノート領域105に記録する。なお、合成処理及び再生処理を行う場合、指定されていない条件については、初期合成条件及び初期再生条件に従うものとする。
ステップS503において、合成処理部64は、合成条件に基づいて前景動画の画像データと背景画像の画像データを合成してMotion JPEG形式でExif規格に準じたAVIファイルを生成する。こうして生成されたAVIファイルはデータ処理部12のメモリ34に一時的に記憶される。
ステップS504において、ファイル化部66は、合成処理部64によって生成された合成画像データのAVIファイルに対して、第2の合成ファイル形式で保存するか否かを判定する。具体的には、動画データに記録された、前景動画と背景画像とを合成する際の合成位置及び拡大縮小倍率の少なくとも一つの合成条件に基づいて、ファイル形式を判別し、合成条件に記録された合成条件から第2の合成ファイル形式であると判別される場合は、ステップS505に進む。一方で、合成条件に記録された合成条件から、第2の合成ファイル形式でないと判断された場合は、ステップS506に進む。
ステップS505において、ファイル化部66は、Motion JPEG形式に変換された合成画像データのAVIファイルのメーカーノート領域105に、再生条件が示す、開始フレーム番号、終了フレーム番号、繰り返し回数の情報を追記して、第2の合成ファイル形式の動画ファイルを生成する。ファイル化部66によって生成された第2の合成ファイル形式の動画ファイルは、合成動画記憶部75に記憶される。
ステップS506において、合成処理部64は、第3の合成ファイル形式で保存するか否かを判定する。具体的には、動画データに記録された合成条件に基づいて、ファイル形式を判別し、合成条件に記録された合成条件から第3の合成ファイル形式であると判別される場合は、ステップS507に進む。一方で、合成条件に記録された合成条件から、第3の合成ファイル形式でないと判断された場合は、ステップS508に進む。
ステップS507において、ファイル化部66は、Motion JPEG形式に変換された動画ファイルのインデックスデータを再生条件に従って複製して書き換えて、第3の合成ファイル形式の動画ファイルを生成する。
以下に説明する第3の合成ファイル形式と第4の合成ファイル形式の動画ファイルは、Motion―JPEG形式で形成された一般的なAVIファイルフォーマットを適用したものである。メーカーノート領域は使用しないため、Exif規格に準じてなくてもよい。
一例として図11に、Motion JPEG形式で形成された一般的なAVIファイルの概略のファイルフォーマットを示す。
図11に示すように、一般的なAVIファイルは、複数の静止画データに対応する複数のフレームが格納されたデータ部と、データ部に格納された各フレーム画像のそれぞれに対応する複数のインデックス情報が格納されたインデックス部とを用いる。データ部には、nフレーム分のフレームがフレーム番号1、2、3・・・、nに示すように配置される。図11の例では、20フレーム分のフレーム画像が、これら静止画像の再生順に配置されている。インデックス部には、データ部に格納されている各フレームを再生する際の再生回数を含む再生方法の情報を示すインデックス情報が格納されている。これらインデックス情報は、基本的には動画の再生順が順方向となるように配置されている。
動画データファイルの再生時には、インデックス情報の並び順に従って対応するフレーム画像が再生される。例えば、図11に示すように、インデックス部においてデータ部に格納されている複数のフレーム画像のうち1番目のフレーム1に対応するフレーム1指定情報、及び2番目のフレーム2に対応するフレーム2指定情報を順番に配置することにより、フレーム1、フレーム2の順番に再生される動画データファイルを生成することができる。また、これらインデックス部に同一フレームを指定するインデックス情報を繰り返して配置することにより、少なくとも1つのフレーム画像を繰り返して再生することも可能である。また、これらインデックス情報を逆方向や、往復方向、又は間引いて配置することにより、動画像を逆方向や往復方向、又は間引いて再生することも可能である。
具体的には、図12に示すように、ファイル化部66は、まず、矢印A1に示すように、メモリ34に記憶されている合成画像データのAVIファイルのインデックス部に格納されている各インデックス情報(フレーム1指定情報〜フレーム20指定情報)をRAM33に読み込む。次に、ファイル化部66は、A2に示すように、RAM33に読み込まれた各インデックス情報のうち、指定部分のインデックス情報(図12の例では、フレーム1指定情報〜フレーム20指定情報の全てのフレーム指定情報)をメモリ34に記憶されている動画データファイルのインデックス部に再度書き込む。このように、1回書き込むことにより繰り返し再生回数を1回増加させることができる。そして、設定された繰り返し回数に基づいて、矢印のA1とA2に示すように指定部分のインデックス情報の書き込みを繰り返すことにより、複数回繰り返し再生が行われる動画像ファイルを生成することができる。図12の例では、インデックス情報の書き込みは1回としているが、複数回繰り返すようにしてもよい。
次に、ファイル化部66は、インデックス部へのインデックス情報の書き込みが終了した段階で、繰り返し処理を行った回数に応じて動画データファイルのヘッダ部に記す総フレーム数を更新する。次に、ファイル化部66は、データ部の各フレーム(画像データ)と、インデックス部とを結合し、動画データのファイルを生成することができる。
このようにして、ファイル化部66は、図12の下方に示すように、ステップS507の処理後においては、インデックス情報の複製のみで繰り返し再生を実現しているので、データ部の各フレームと、インデックス情報とを共に複製して動画データを生成するよりも、処理工数の削減を図ることができ、大幅に高速な処理で同一フレームの繰り返し再生を行う動画ファイルを生成することができる。
また、動画データファイル生成処理後の動画像のファイルサイズは、データ部を構成する各フレームのデータ量については、1回再生分のデータ量であり、インデックス部の各インデックス情報のみを追加すれば足りることとなる。したがって、動画データの個別のファイルサイズを縮小し、再生回数の増加に伴うファイルサイズ量の増大を抑えることができる。
このようにして、ファイル化部66によって生成されたAVIファイルは、第3のファイル化形式の動画ファイルとして合成動画記憶部75に記憶される。
ステップS508において、ファイル化部66は、第4の合成ファイル形式で保存するか否かを判定する。具体的には、動画データに記録された合成条件に基づいて、ファイル形式を判別し、合成条件に記録された合成条件から第4の合成ファイル形式であると判別された場合は、ステップS509に進む。一方で、合成条件に記録された合成条件から、第4の合成ファイル形式でないと判断された場合は、ファイル生成処理を終了する。
ステップS509において、ファイル化部66は、ファイル化部66は、Motion JPEG形式に変換された動画ファイルを構成する静止画のフレームデータを再生条件に従って複製して編集して書き換えて、第4の合成ファイル形式の動画ファイルを生成する。
次に、このようにして生成された合成ファイルを再生する処理について説明する。
図13は、出力制御部35が実行する合成ファイル再生処理の一例を示すフローチャートである。図14は、Motion―JPEG形式で形成されたExif規格に準じたAVIファイルの再生処理の概要を説明する図である。ファイル生成処理の理解を容易なものとすべく、図12及び図14を適宜参照して説明を進める。
ステップS601において、動画ファイルが第1の合成ファイル形式であるか否かを判定する。具体的には、出力制御部35は、動画ファイルに記録された情報に基づいて、ファイル形式を判断し、第1の合成ファイル形式であると判別される場合は、ステップS602に進む。一方で、合成条件に記録された合成条件から、第1の合成ファイル形式でないと判断された場合は、ステップS603に進む。
ステップS602において、出力制御部35は表示部42を制御して、動画ファイルのメーカーノート領域105から、指定された動画ファイルと静止画ファイルと指定された合成条件及び再生条件とを読み取り、指定された動画ファイルのフレーム画像データと静止画ファイルのフレーム画像データとを指定された合成条件のうち、合成位置又は拡大縮小倍率の少なくとも一つに従ってリアルタイムに合成しながら、再生条件に従って指定された順番で表示する。
ステップS603において、動画ファイルが第2の合成ファイル形式であるか否かを判定する。具体的には、出力制御部35は、動画ファイルに記録された情報に基づいて、ファイル形式を判断し、第2の合成ファイル形式であると判別される場合は、ステップS604に進む。一方で、合成条件に記録された合成条件から、第2の合成ファイル形式でないと判断された場合は、ステップS605に進む。
ステップS604において、出力制御部35は表示部42を制御して、動画ファイルのメーカーノート領域105から指定された再生条件を読み取り、図14に示すように、動画ファイルのインデックスデータを、メーカーノート領域に記憶されている開始フレーム番号、終了フレーム番号、繰り返し回数に従ってリアルタイムに複製しながらRAM33上に展開する。出力制御部35は表示部42を制御して、このRAM33上に展開されたインデックス情報に従って各フレーム画像を表示する。
ステップS605において、動画ファイルが第3の合成ファイル形式又は第4の合成ファイル形式であるか否かを判定する。具体的には、出力制御部35は、動画ファイルに記録された情報に基づいて、ファイル形式を判断し第3の合成ファイル形式又は第4の合成ファイル形式であると判別される場合は、ステップS606に進む。一方で、動画ファイルに記録された情報から、第3の合成ファイル形式又は第4の合成ファイル形式でないと判断された場合は、合成ファイル生成処理を終了する。
ステップS606において、Motion Jpeg形式の動画ファイルとして通常再生を行う。具体的には、出力制御部35は表示部42を制御して、Motion Jpeg形式の動画ファイルとして通常の再生処理を実行する。
ステップS602、S604、S606において、再生処理が終了すると、合成ファイル生成処理は終了する。
以上説明したように、本実施の形態の動画ファイル生成装置に係るデジタルカメラ1は、
複数の原画像データから、第1画像を表す第1画像データと第2画像を表す第2画像データとを指定し、さらに、第1画像データから第1画像の部分画像を表す部分画像データを指定する、操作部43と、
部分画像データと第2画像データとを合成して合成画像を生成するための合成条件を指定する合成条件編集部63Aと、
前記合成画像を構成する複数のフレーム画像データを再生する順番を示す再生条件を指定する再生条件編集部63Bと、
第1画像データと第2画像データとに基づく再生対象画像データと、少なくとも前記再生条件を含む補助データと、を含む第1のファイル形式の動画ファイルを生成するファイル化部66と、
前記合成条件指定手段によって指定された前記合成条件に従って生成された前記合成画像の前記複数のフレーム画像を表す複数のフレーム画像データと、各フレーム画像データの位置を示すインデックスが前記再生条件で指定される順番に並べられた複数のインデックスデータと、を含む第2のファイル形式の動画ファイルを生成するファイル化部66と、を備える。
第1の合成ファイル形式と第2の合成ファイル形式の動画ファイルを再生するためにはExif規格に準じたAVIファイルに対応する再生機能を備えた装置が必要となる。上述の第1のファイル形式の動画ファイルは、第1の合成ファイル形式と第2の合成ファイル形式の動画ファイルを含む。さらに、第1の合成ファイル形式の動画ファイルは、メーカーノート領域に書き込んだ合成条件に従って、対応する前景動画データと背景画像データを合成することを必要とするため、さらに、専用の再生機能を備えた装置が必要となる。
一方で、第3の合成ファイル形式と第4の合成ファイル形式の動画ファイルは、一般的なAVIファイルフォーマットに準ずるため、通常の再生機能を備えた装置で十分に再生可能である。上述の第2のファイル形式の動画ファイルは、第3の合成ファイル形式と第4の合成ファイル形式の動画ファイルを含む。特に第4の合成ファイル形式の動画ファイルは、インデックスデータを参照しないため、AVIファイルフォーマットに準じない再生機能を備えた装置であっても再生可能である。
このため、第1の合成ファイル形式と第2の合成ファイル形式は専用の機能を備えた装置を対象とする処理であり、以下に説明する第3の合成ファイル形式と第4の合成ファイル形式は、より汎用性が高い。このように本実施の形態に係るデジタルカメラ1は、合成条件や再生条件の自由度及び汎用性を向上させて、複数の画像を合成した動画ファイルを生成又は再生することが可能である。
本実施の形態では、第1の合成ファイル形式の動画ファイルを、一例として、Exif規格に準じたAVIファイルフォーマットを適用したものとし、メーカーノート領域に前景となる動画データ名、背景となる静止画データ名に加え、合成条件と再生条件とを補助情報として記録するものとして説明したが本発明はこれに限定されない。具体的には、前景となる動画データ、背景となる静止画データに加え、合成条件と再生条件とを補助情報として記録した合成ファイル形式の動画ファイルであって、再生機能を備えた装置が対応する形式であれば、如何なる形式の動画ファイルであってもよい。
また、1台の装置が必ずしも、第1の合成ファイル形式、第2の合成ファイル形式、第3の合成ファイル形式、第4の合成ファイル形式の動画ファイルを全て生成、又は再生できる機能を有する必要はなく、用途に応じて、2以上の合成ファイル形式の生成又は再生を行う機能を有するようにすればよい。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良などは本発明に含まれるものである。
なお、本実施の形態では、合成ファイル生成処理のステップS101及びステップS102において、撮像部11により撮像して動画データ及び静止画データを取得し、ステップS103及びステップS104において、撮像部11によって撮像された動画データ又は静止画データから前景用の動画データ及び背景用の静止画データを選択するものとして説明したが、本発明はこれに限定されない。
例えば、撮像部11によって撮像された動画データ又は静止画データ以外の動画データ又は静止画データを前景動画記憶部72及び背景画像記憶部74に記憶しておいてもよい。具体的には、合成再生条件決定部63は、ステップS103及びステップS104において、前景動画記憶部72及び背景画像記憶部74に記憶されている、撮像部11によって撮像された動画データ又は静止画データ以外の動画データ又は静止画データから、前景用の動画データ及び背景用の静止画データを選択するようにしてもよい。また、かかる動画データ又は静止画データは、通信部44を制御して、無線通信ネットワークを介して入手してもよく、リムーバブル記憶媒体51を介して入手してもよい。
例えば、本発明は、デジタルカメラに特に限定されず、電子機器一般に適用することができる。具体的には例えば、本発明は、ビデオカメラ、携帯型ナビゲーション装置、ポータブルゲーム機などに適用可能である。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータなどにネットワークや記録媒体からインストールされる。コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
このようなプログラムを含む記録媒体は、図示はしないが、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布されるリムーバブルメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体などで構成される。リムーバブルメディアは、例えば、磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク、又は光磁気ディスクなどにより構成される。光ディスクは、例えば、CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)などにより構成される。光磁気ディスクは、MD(Mini−Disk)などにより構成される。また、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体は、例えば、プログラムが記録されている図1のROM32や、図示せぬハードディスクなどで構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的或いは個別に実行される処理をも含むものである。
1・・・デジタルカメラ、11・・・撮像部、12・・・データ処理部、14・・・ユーザインタフェース部、21・・・光学レンズ部、22・・・イメージセンサ、31・・・CPU、32・・・ROM、33・・・RAM、34・・・メモリ、35・・・出力制御部、36・・・画像処理部、61・・・画像取得部、63・・・合成再生条件決定部、64・・・合成処理部、66・・・ファイル化部、71・・・インデックス記憶部、72・・・前景動画記憶部、73・・・合成再生処理内容記憶部、74・・・背景画像記憶部、75・・・合成動画記憶部

Claims (8)

  1. 第1画像を表す第1画像データと第2画像を表す第2画像データとを取得する取得手段と、
    前記第1画像と前記第2画像とを合成する条件を変えながら複数回の合成を行うともに、この合成によって生成された複数の合成画像を所定の順番で再生する合成画像再生処理を制御する制御手段と、
    前記合成画像再生処理における再生する順番の条件であって、前記第1画像と前記第2画像とを合成して生成した複数の合成画像を順番に再生する際の、繰り返し開始位置、繰り返し終了位置、繰り返し回数を含む処理条件を任意に指定する条件指定手段と、
    前記取得手段により取得された第1画像データおよび第2画像データと、前記条件指定手段により指定された処理条件とに基づいて、当該処理条件が示す再生する順番の条件に従って前記合成画像再生処理を行うことが可能な動画ファイルを生成する動画ファイル生成手段と、
    を備え、
    前記合成画像再生処理には、前記動画ファイル内における前記複数の画像の各々の記録位置を示す複数のインデックスが前記処理条件に含まれる繰り返し開始位置、繰り返し終了位置、繰り返し回数で指定される再生の順番に並べられた複数のインデックスデータを生成するインデックスデータ生成処理を含み、
    前記動画ファイル生成手段は、前記インデックスデータ生成処理の実行により生成された複数のインデックスデータを含むファイル形式と、前記インデックスデータ生成処理の実行により生成された複数のインデックスデータは含まないが、このインデックスデータ生成処理を実行する際の補助データとして前記処理条件に含まれる繰り返し開始位置、繰り返し終了位置、繰り返し回数の情報が含まれるファイル形式と、を含む複数のファイル形式の動画ファイルを生成可能であり、
    前記制御手段は、前記動画ファイル生成手段により動画ファイルを生成することにより、この動画ファイルに基づいて実行される前記合成画像再生処理を制御することを特徴とする動画ファイル生成装置。
  2. 前記インデックスデータ生成処理の実行により生成された複数のインデックスデータを含むファイル形式で記録された動画ファイルの再生が指示された場合に、この動画ファイル内の複数のインデックスデータが示す順番で、この動画ファイル内の複数の合成画像を再生し、前記インデックスデータ生成処理の実行により生成された複数のインデックスデータは含まないが、前記補助データを含むファイル形式で記録された動画ファイルの再生が指示された場合に、この動画ファイルに含まれる補助データである前記処理条件に含まれる繰り返し開始位置、繰り返し終了位置、繰り返し回数で指定される再生の順番に並べられた複数のインデックスデータを生成し、この生成された複数のインデックスデータが示す順番で、この動画ファイル内の複数のフレーム画像データを再生する再生制御手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の動画ファイル生成装置。
  3. 前記条件指定手段は、前記合成画像再生処理における合成の条件を更に含む処理条件を任意に指定し、
    前記動画ファイル生成手段は、前記取得手段により取得された第1画像データおよび第2画像データと、前記条件指定手段により指定された処理条件とに基づいて、当該処理条件が示す合成の条件に従って前記合成画像再生処理を行うことが可能な動画ファイルを生成し、
    前記動画ファイル生成手段は、前記処理条件で指定される合成の条件に従って前記第1画像データで表される前記第1画像と前記第2画像データで表される前記第2画像とを複数回合成する複数合成処理が実行済みであるファイル形式と、この複数合成処理は未実行であるが、この複数合成処理が実行される前の前記第1画像データと前記第2画像データ、およびこの複数合成処理を実行する際の補助データとして前記処理条件が含まれるファイル形式と、を含む複数のファイル形式の動画ファイルを生成可能であることを特徴とする請求項2に記載の動画ファイル生成装置。
  4. 前記処理条件が示す合成の条件は、前記第1画像と前記第2画像とを合成する際の合成位置または拡大縮小倍率を含み、
    前記複数合成処理は、前記処理条件が示す前記合成位置または拡大縮小倍率に基づいて前記第1画像と前記第2画像とを合成する処理を含み、
    前記再生制御手段は、前記複数合成処理が未実行であるファイル形式で記録された動画ファイルの再生が指示された場合に、前記補助データに含まれる前記合成位置または拡大縮小倍率に従って、前記第1画像と前記第2画像とを合成する複数合成処理を行って複数の合成画像を生成してから、この生成された複数の合成画像を指定された順番で再生することを特徴とする請求項3に記載の動画ファイル生成装置。
  5. 前記動画ファイル生成手段は、前記複数合成処理が未実行であるファイル形式として、前記第1画像内の部分画像が切り抜かれた後の部分画像データと、前記第2画像データと、前記補助データとして、この部分画像データが示す部分画像と前記第2画像とを合成する際の合成位置の情報を含む動画データを生成することを特徴とする請求項3または4に記載の動画ファイル生成装置。
  6. 複数の原画像データから、第1画像データと第2画像データとを任意に指定する画像指定手段を更に備え、
    前記取得手段は、前記画像指定手段により指定された前記第1画像データと前記第2画像データとを取得することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の動画ファイル生成装置。
  7. 第1画像を表す第1画像データと第2画像を表す第2画像データとを取得する取得処理と、
    前記第1画像と前記第2画像とを合成する条件を変えながら複数回の合成を行うともに、この合成によって生成された複数の合成画像を所定の順番で再生する合成画像再生処理を制御する制御処理と、
    前記合成画像再生処理における再生する順番の条件であって、前記第1画像と前記第2画像とを合成して生成した複数の合成画像を順番に再生する際の、繰り返し開始位置、繰り返し終了位置、繰り返し回数を含む処理条件を任意に指定する条件指定処理と、
    前記取得処理により取得された第1画像データおよび第2画像データと、前記条件指定処理により指定された処理条件とに基づいて、当該処理条件が示す合成の条件または再生する順番の条件に従って前記合成画像再生処理を行うことが可能な動画ファイルを生成する動画ファイル生成処理と、
    を含み、
    前記合成画像再生処理には、前記動画ファイル内における前記複数の画像の各々の記録位置を示す複数のインデックスが前記処理条件に含まれる繰り返し開始位置、繰り返し終了位置、繰り返し回数で指定される再生の順番に並べられた複数のインデックスデータを生成するインデックスデータ生成処理を含み、
    前記動画ファイル生成処理は、前記インデックスデータ生成処理の実行により生成された複数のインデックスデータを含むファイル形式と、前記インデックスデータ生成処理の実行により生成された複数のインデックスデータは含まないが、このインデックスデータ生成処理を実行する際の補助データとして前記処理条件に含まれる繰り返し開始位置、繰り返し終了位置、繰り返し回数の情報が含まれるファイル形式と、を含む複数のファイル形式の動画ファイルを生成可能であり、
    前記制御処理は、前記動画ファイル生成処理により動画ファイルを生成することにより、この動画ファイルに基づいて実行される前記合成画像再生処理を制御することを特徴とする動画ファイル生成方法。
  8. コンピュータを、
    第1画像を表す第1画像データと第2画像を表す第2画像データとを取得する取得手段と、
    前記第1画像と前記第2画像とを合成する条件を変えながら複数回の合成を行うともに、この合成によって生成された複数の合成画像を所定の順番で再生する合成画像再生処理を制御する制御手段と、
    前記合成画像再生処理における再生する順番の条件であって、前記第1画像と前記第2画像とを合成して生成した複数の合成画像を順番に再生する際の、繰り返し開始位置、繰り返し終了位置、繰り返し回数を含む処理条件を任意に指定する条件指定手段と、
    前記取得手段により取得された第1画像データおよび第2画像データと、前記条件指定手段により指定された処理条件とに基づいて、当該処理条件が示す合成の条件または再生する順番の条件に従って前記合成画像再生処理を行うことが可能な動画ファイルを生成する動画ファイル生成手段と、
    として機能させ、
    前記合成画像再生処理には、前記動画ファイル内における前記複数の画像の各々の記録位置を示す複数のインデックスが前記処理条件に含まれる繰り返し開始位置、繰り返し終了位置、繰り返し回数で指定される再生の順番に並べられた複数のインデックスデータを生成するインデックスデータ生成処理を含み、
    前記動画ファイル生成手段は、前記インデックスデータ生成処理の実行により生成された複数のインデックスデータを含むファイル形式と、前記インデックスデータ生成処理の実行により生成された複数のインデックスデータは含まないが、このインデックスデータ生成処理を実行する際の補助データとして前記処理条件に含まれる繰り返し開始位置、繰り返し終了位置、繰り返し回数の情報が含まれるファイル形式と、を含む複数のファイル形式の動画ファイルを生成可能であり、
    前記制御手段は、前記動画ファイル生成手段により動画ファイルを生成することにより、この動画ファイルに基づいて実行される前記合成画像再生処理を制御することを特徴とする動画ファイル生成プログラム。
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