JP4493470B2 - 画像処理プログラム、画像処理方法及び画像処理装置 - Google Patents

画像処理プログラム、画像処理方法及び画像処理装置 Download PDF

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本発明は、静止画像と動画像とを合成して、動画像として再生可能な合成画像を生成する技術に関する。
表示する静止画像の一部に時間的に変化する動画像部分を加えて視覚的な効果を付けることは、電子アルバムや電子メール、プレゼンテーションなどに有効であるが、従来、静止画に動画像を合成すると、表示画像サイズの動画像になってしまい、合成後のファイルのサイズは、合成前の静止画のファイルサイズに較べて非常に大きなものになってしまう。
これに対して、特許文献1には、静止画像に動きのある静止画を合成する技術が開示されている。この技術では、表示対象の静止画像の名前と、効果をつけるための複数の静止画像と、この複数の画像を表示対象画像上での動きを指定する情報の3種類の情報を一つのグループとして記憶するようになっている。
特開平11−15993号公報
特許文献1の技術では、表示対象の静止画像は上記の3種類の情報とは別に記憶しているので、電子メールなどで送信する場合には1つの動画効果の付いた静止画像を送信する場合には、静止画像そのものを含む画像情報ファイルと、上記3種類の情報を含むファイルを別々に送信する必要があり、また、情報を管理する上でもそれら2つの情報ファイルを管理する必要があった。このため、それら情報ファイルの管理が煩雑していた。
更に特許文献1の技術では、静止画像と動画効果を合成する方法は、予め用意されたものから選択するものであり、利用者が自由に動きを設定できるようにはなっていない。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、動画効果の付いた画像を生成すると共に、1つの容量の少ない静止画像ファイルとして記憶でき、静止画用のビューアでもその画像ファイルを静止画像として閲覧でき、更に静止画と動画効果の合成を簡便に行うことのできる画像処理プログラム、画像処理方法、画像処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための、本発明に係る請求項1に記載の画像処理プログラムは、画像をディスプレーに表示する表示部と、静止画像と少なくとも1つの画像オブジェクトとを合成する画像合成と、前記画像合成で合成した画像を再生する再生と、使用者操作内容を取得する操作部とを有する画像処理装置の画像処理プログラムにおいて、前記操作部によって静止画像を選択する第1の選択ステップと、前記選択ステップで選択した静止画像を前記表示部によって前記ディスプレー上に表示する静止画像表示ステップと、前記操作部によって画像オブジェクトを選択する第2の選択ステップと、前記第2の選択ステップで選択した画像オブジェクトを前記画像合成部によって前記ディスプレー上に表示されている前記静止画像上の指定された位置に合成して動画像として再生可能な合成画像を生成する合成ステップと、前記合成画像を前記再生部によって再生する第1の再生ステップと、前記静止画像と、前記合成画像を生成するための合成情報とを記憶媒体に静止画フォーマットの画像ファイルとして記憶する画像記憶ステップとをコンピュータに実行させ、前記画像ファイルには、前記静止画像を表す静止画データと、該静止画データの属性情報が含まれる画像ヘッダ情報と、前記画像オブジェクトを表わす画像オブジェクトデータ及び該画像オブジェクトを移動又は変形させるための前記合成情報が含まれる画像オブジェクト情報と、がひとつの画像ファイルとして記憶され、前記画像ファイルはデジタルカメラのExifフォーマットに準拠し、前記画像オブジェクト情報は該Exifフォーマットのユーザ領域に記憶される。
また本発明に係る請求項2に記載の画像処理プログラムは、上記記載の発明である画像処理プログラムにおいて、前記画像オブジェクト情報に含まれる画像オブジェクトデータは、1つの静止画データ、複数の静止画データ、動画データのいずれかであり、該画像オブジェクトデータが複数の静止画データである場合には、該画像オブジェクト情報は、各静止画データを所定時間間隔で順次移動させるための情報である。
また本発明に係る請求項3に記載の画像処理プログラムは、上記記載の発明である画像処理プログラムにおいて、前記画像処理装置は、変化付与処理部を備え、前記合成ステップは、前記変化付与処理部によって前記画像オブジェクトを前記静止画上で移動させ、又は前記画像オブジェクトの形状を変化させる変化付与処理ステップを有する。
また本発明に係る請求項4に記載の画像処理プログラムは、上記記載の発明である画像処理プログラムにおいて、前記画像処理装置は、読出し部と第2再生部とを備え、前記記憶媒体に記憶された前記画像ファイルから前記静止画像と前記合成情報とを前記読出し部によって読み出す読み出しステップと、前記読み出しステップで読み出した前記静止画像と前記合成情報をもとに、前記合成画像を前記第2再生部によって再生する第2の再生ステップと、を有する。
また本発明に係る請求項5に記載の画像処理プログラムは、上記記載の発明である画像処理プログラムにおいて、前記画像処理装置は、設定項目表示部を備え、前記画像オブジェクトの動画としての効果を設定するための設定項目を前記設定項目表示部によって表示する設定項目表示ステップ、をさらに有する。
また本発明に係る請求項6に記載の画像処理プログラムは、上記記載の発明である画像処理プログラムにおいて、前記設定項目表示ステップでは、各設定項目を前記画像オブジェクトに並べて表示する。
また本発明に係る請求項7に記載の画像処理プログラムは、上記記載の発明である画像処理プログラムにおいて、前記設定項目表示ステップにおいて表示される前記画像オブジェクトの動画としての効果を設定するための設定項目は、前記画像オブジェクトの移動に関する設定、表示時間に関する設定、変形に関する設定、または色彩に関する設定である。
また本発明に係る請求項8に記載の画像処理プログラムは、上記記載の発明である画像処理プログラムにおいて、前記画像処理装置は、第1設定部と第2設定部とを備え、前記設定項目表示ステップでの前記設定項目として前記操作部によって前記画像オブジェクトの移動に関する設定を選択した場合、前記前記画像オブジェクトに対応して表示される矢印を操作することによる第一のドラッグ操作することにより、前記画像オブジェクトの移動方向および移動距離を前記第1設定部によって設定する第1の設定ステップと、前記画像オブジェクトに対応して表示される矢印を操作することによる第二のドラッグ操作することにより、前記画像オブジェクトの移動の蛇行または移動の間欠表示を前記第2設定部によって設定する第2の設定ステップと、をコンピュータに実行させる。
また本発明に係る請求項9に記載の画像処理プログラムは、上記記載の発明である画像処理プログラムにおいて、前記画像処理装置は、第1設定部と第2設定部とを備え、前記設定項目表示ステップでの前記設定項目として前記操作部によって前記画像オブジェクトの表示時間に関する設定を選択した場合、前記操作部によって選択する第一の操作時間に応じて、前記画像オブジェクトの表示期間を前記第1設定部によって増加させる第1の設定ステップと、前記操作部によって選択した第二の操作時間に応じて、前記画像オブジェクトの表示期間を前記第2設定部によって減少させる第2の設定ステップと、をコンピュータに実行させる。
また本発明に係る請求項10に記載の画像処理プログラムは、上記記載の発明である画像処理プログラムにおいて、前記画像オブジェクトは、1つの静止画像、複数の静止画像、動画像のいずれかであり、前記第2の選択ステップで選択される前記画像オブジェクトは前記ディスプレー上に一覧のリストとして表示され、前記画像オブジェクトが複数の静止画像である場合には、前記リストには各静止画像が所定時間間隔で順次表示され、前記画像オブジェクトが動画像である場合には、前記リストには動画像が表示される。
また本発明に係る請求項11に記載の画像処理方法は、画像をディスプレーに表示する表示部と、静止画像と少なくとも1つの画像オブジェクトとを合成する画像合成と、前記画像合成で合成した画像を再生する再生と、使用者の操作内容を取得する操作部とを有する画像処理装置の画像処理方法において、前記操作部によって静止画像を選択する第1の選択ステップと、前記選択ステップで選択した静止画像を前記表示部によって前記ディスプレー上に表示する静止画像表示ステップと、前記操作部によって画像オブジェクトを選択する第2の選択ステップと、前記第2の選択ステップで選択した画像オブジェクトを前記画像合成部によって前記ディスプレー上に表示されている前記静止画像上の指定された位置に合成して動画像として再生可能な合成画像を生成する合成ステップと、前記合成画像を前記再生部によって再生する第1の再生ステップと、前記静止画像と、前記合成画像を生成するための合成情報とを記憶媒体に静止画フォーマットの画像ファイルとして記憶する画像記憶ステップとを備え、前記画像ファイルには、前記静止画像を表す静止画データと、該静止画データの属性情報が含まれる画像ヘッダ情報と、前記画像オブジェクトを表わす画像オブジェクトデータ及び該画像オブジェクトを移動又は変形させるための前記合成情報が含まれる画像オブジェクト情報と、がひとつの画像ファイルとして記憶され、前記画像ファイルはデジタルカメラのExifフォーマットに準拠し、前記画像オブジェクト情報は該Exifフォーマットのユーザ領域に記憶される。
また本発明に係る請求項12に記載の画像処理装置は、画像を表示するディスプレーと使用者の操作内容を取得する操作部とを有する画像処理装置において、前記操作部によって静止画像を選択する第1の選択手段と、前記選択手段が選択した静止画像を前記ディスプレー上に表示する静止画像表示手段と、前記操作部によって画像オブジェクトを選択する第2の選択手段と、前記第2の選択手段が選択した画像オブジェクトを前記ディスプレー上に表示されている前記静止画像上の指定された位置に合成して動画像として再生可能な合成画像を生成する合成手段と、前記合成画像を再生する第1の再生手段と、前記静止画像と、前記合成画像を生成するための合成情報とを記憶媒体に静止画フォーマットの画像ファイルとして記憶する画像記憶手段とを備え、前記画像ファイルには、前記静止画像を表す静止画データと、該静止画データの属性情報が含まれる画像ヘッダ情報と、前記画像オブジェクトを表わす画像オブジェクトデータ及び該画像オブジェクトを移動又は変形させるための前記合成情報が含まれる画像オブジェクト情報と、がひとつの画像ファイルとして記憶され、前記画像ファイルはデジタルカメラのExifフォーマットに準拠し、前記画像オブジェクト情報は該Exifフォーマットのユーザ領域に記憶される。
本発明によれば、動画効果の付いた容量の少ない画像を生成することができ、その動画の生成を簡便に行うことができる。
本発明の実施の形態に係る動画生成方法の概念について説明する。本動画生成方法では、静止画像とスタンプ動画とで構成される動画を対象とする。ここで、スタンプ動画とは、静止画像を背景画像としてその上で再生表示される動画像のことをいう。
図1は、本発明の実施の形態に係る動画生成方法の概念を示す図である。
木の枝に止まっている鳥の画像を背景として、クラッカが弾けている動画を表現する場合、鳥の画像である静止画像と、弾けているクラッカを表すスタンプ動画とに要素を分解する。そして、これらの画像を合成する方法を定義した定義ファイルを設け、この定義ファイルの記載に基づいて表示動作を実行させる。
この考えに基づいて動画を構成すれば、従来の技術で生成される動画像データのファイルよりも小さいサイズのファイルとして保存することが可能となる。本発明では、この基本的な考え方に立脚し、さらに、動画の生成作業を簡便化することのできる操作方法を提案する。なお、以下の記載では、背景画像として使用する静止画像をベース画像と称する。
続いて、本発明で扱うスタンプ動画の種類について説明する。スタンプ動画には、擬似動画スタンプ、静止画スタンプ、動画スタンプの3種類を設けている。
擬似動画スタンプとは、擬似動画を用いたスタンプ動画のことをいう。
図2は、擬似動画の一例を示す図である。図2は、クラッカが弾ける様子が、4枚の静止画像によって表されている。従って、この4枚の静止画像を、所定の時間間隔で切り替えて順次表示することにより、擬似的な動画を表現することができる。
図3は、擬似動画の他の一例を示す図である。図3には、雪が降る様子が、3枚の静止画によって表されている。従って、この3枚の静止画像を、所定の時間間隔で切り替えて順次表示することにより、擬似的な動画を表現することができる。しかし、雪が降る場合は、吹雪いている場合、巻き上げられている場合など、単に静止画像を切り替えるだけでなく、静止画像に何らかの効果を付与することで、より多彩な動画として表示することができる。
静止画スタンプとは、静止画を用いたスタンプ動画のことをいう。
図4は、静止画スタンプの一例を示す図である。図4は、サンタクロースが移動している状態を示している。このように、静止画スタンプとは、1つの静止画像を移動(平行移動、回転など)または変形(縮小拡大、色変化、透明度の変化など)して動画像のように表示することをいう。
動画スタンプとは、動画を用いたスタンプ動画をいう。
図4で説明した静止画スタンプでは、サンタクロースの静止画が移動していたが、動画スタンプでは、このサンタクロースは動画で構成されている。このように、動画スタンプとは、1つの動画像を移動(平行移動、回転など)または変形(縮小拡大、色変化、透明度の変化など)して動画表示することをいう。
次に、本発明の実施の形態に係る画像処理方法について説明する。本画像処理方法では、画像処理装置の表示部に表示される画像処理画面に基づいて、ユーザがベース画像とスタンプ動画とを用いて動画を生成するための操作を実行する。
図5は、画像処理画面の構成を示す図である。
画像処理画面1は、プレビュー領域2、スタンプリスト領域3及び操作領域4で構成されている。そして、操作領域4には、プレビューボタン4a、タイムスライダ4b及び保存ボタン4cが設けられている。
プレビュー領域2には、動画を合成する際のベース画像が表示され、このベース画像上にスタンプ動画を登録することができ、登録したスタンプ動画の動き等を設定することができる。
スタンプリスト領域3には、特定のフォルダ内にあるスタンプ動画のアイコンが一覧として表示される。このスタンプリスト領域3に表示されるスタンプ動画の種類が、擬似動画スタンプあるいは動画スタンプであった場合は、そのスタンプ動画の動きがアイコン上にプレビューとして表示される。
プレビューボタン4aは、動画を再生するためのボタンである。タイムスライダ4bは、プレビュー領域2に表示される動画の時間軸を表示する。保存ボタン4cは、生成された動画を後述する動画ファイルに保存する。
続いて、画像処理画面1を用いて、動画を生成して保存するまでの動作について説明する。
まずユーザは、ベース画像を選択する。選択されたベース画像は、プレビュー領域2に表示される。次に、ユーザはスタンプリスト領域3から希望するスタンプ動画を選択して登録する。登録は、スタンプ動画のアイコンをプレビュー領域にドラッグ・アンド・ドロップすることにより行う。
登録が行われると、スタンプ動画のアイコンはプレビュー領域上のドロップされた位置に表示される。登録された直後、及びアイコンをクリックした場合、スタンプ選択状態に遷移する。スタンプ選択状態では、図6に示すように、アイコンの近傍に4つの設定ボタン5が表示され、さらにアイコンの周囲に赤枠6が表示される。
設定ボタン5には、移動ボタン5a、表示時間ボタン5b、表示時効果ボタン5c、終了時効果ボタン5dが設けられ、これらのボタンを操作することでスタンプ動画の動作を設定することができる。また、赤枠6を操作することでスタンプ動画のサイズを変更することができる。
移動ボタン5aを操作すると、図7に示すようにアイコンから出て行く矢印が表示される。この矢印をドラッグ操作することにより、スタンプ動画の移動方向、移動タイプ(直進、蛇行、円弧、ワープ)を設定することができる。
表示時間ボタン5bを操作すると、図8に示すように時間表示バーが、アイコンの近傍に表示される。この時間表示バーに表示された時間だけスタンプ動画を表示することができる。ユーザが例えば、マウスのボタンを押し続けると表示時間を増加することができ、特定のキーを操作すると表示時間を減少することができる。
表示時効果ボタン5cを操作すると、図9に示すようにポップアップウインドウにメニューが表示される。ユーザは、このメニューから、表示中のスタンプ動画の視覚効果(拡大、縮小、回転、色の変更、明るさの変更、透明度の設定)を選択することができる。なお、ここで選択された効果は直ちにスタンプ動画に適用される。
終了時効果ボタン5dを操作すると、ポップアップウインドウにメニューが表示される。ユーザは、このメニューから、表示終了時の動作(繰り返し、逆方向繰り返し、フェードアウト、ディゾルブ)を選択することができる。また、ここで選択された効果が適用された動画がプレビューとして一度表示される。
そして、これらの操作によって生成した動画は、プレビューボタン4aを押すことで再生表示でき、保存ボタン4bを押すことで専用の動画ファイルに保存することができる。
図10は、本実施の形態に係る動画ファイルの基本構成を示す図である。
動画ファイル11は、画像ヘッダ領域12と画像データ領域13で構成されている。そして、画像ヘッダ領域12には、画像ヘッダ情報12aと画像オブジェクト情報12bとが格納され、画像データ領域13には、画像データ情報13aが格納されている。
画像データ情報13aには、ベース画像のデータが格納されている。画像ヘッダ情報12aには、ベース画像に関する属性情報が含まれている。そして、画像オブジェクト情報12bには、スタンプ動画のデータの他に画像を合成する方法を定義する情報、例えば、スタンプ動画を移動、変形させるための情報等が含まれている。
この動画ファイル11の構成では、画像ヘッダ情報12aと画像データ情報13aとからなる通常の静止画像ファイルにおいて、画像ヘッダ領域内にスタンプ動画に関する情報を更に設けている点に特徴がある。従って、特別の動画ファイルを新たに創設することなく、従来の静止画ファイルを共用することができるため、ファイル容量を低減することが可能となる。
また、この動画ファイルの構成によれば、デジタルカメラの標準的なExifフォーマットのファイルのユーザ領域にスタンプ動画に関する情報を格納することができるため、動画ファイルとして構成しても通常の画像ビューアを用いてベース画像を表示することができる。
次に、動画ファイル11の詳細の構成についてスタンプ動画として擬似動画を用いる場合を例として説明する。図11は、擬似動画を用いた場合の画像ヘッダ領域12内の画像オブジェクト情報12bの構成を示す図である。なお、画像オブジェクトは、スタンプ動画を含む一般的な概念であり、スタンプ動画の上位概念である。
画像オブジェクト情報12bには、画像オブジェクトに関する情報20が複数記載されている。ここで、画像オブジェクトに関する情報20には、上述の擬似動画を構成する静止画を用いてどのように擬似動画スタンプを表現するかが記載されている。そして、本実施の形態では、1つのベース画像に対して複数の擬似動画スタンプを定義することができる。例えば、ベース画像上にクラッカと雪の擬似動画スタンプを表示することも可能である。従って、「オブジェクト総数」は、画像オブジェクトに関する情報20の総数、即ち1つのベース画像に対して定義された複数の擬似動画スタンプの数を表している。
画像オブジェクトに関する情報20には、複数のオブジェクト移動情報21、複数の静止画情報22及びその他の表示定義データが記載されている。
複数の静止画情報22には、例えば、図4に示す雪の画像を何時切り替えて表示するかが記載されている。複数のオブジェクト移動情報21には、例えば、雪の画像をどのように移動させ、またどのような視覚効果を付与するかが記載されている。
図11に示す画像オブジェクトに関する情報20の記載順序に従って、その内容を説明する。
「オブジェクトインデックス」は、この画像オブジェクトに関する情報20を特定するための識別情報、例えば、オブジェクト固有の識別子が記載されている。「オブジェクトタイプ」は、オブジェクト種類を表している。例えば、オブジェクト種類が、静止画の場合は1、動画の場合は2、擬似動画の場合は3が記載される。「オブジェクト領域」は、オブジェクトを表示する領域のサイズを現している。例えば、縦、横のサイズをpixel単位で表現する。
「オブジェクト移動情報総数」は、オブジェクトをベース画像上でどのように移動させるか等のオブジェクト移動情報21の総数が記載されている。ここで、オブジェクト移動情報21を複数記載することにより、オブジェクトをベース画像上で矩形状に移動させるような移動パターンにも対応させることができる。
オブジェクト移動情報21には、次のような情報が記載されている。
「オブジェクト表示開始位置」には、オブジェクトの最初の表示位置が、ベース画像上の座標値としてpixel単位で表されている。「オブジェクト移動方向」には、現在位置から角度にして何度の方向に移動するかを指定する値が記載されている。「オブジェクト表示時間」には、このオブジェクト移動情報21に従って表示する時間が記載されている。「オブジェクト移動速度」には、オブジェクトを移動させる速度がpixel/秒単位で記載されている。
「オブジェクト移動中の効果ID」には、移動方法が、例えば、数値で表されている。ID=0のときは、オブジェクトは移動方向に直進する。ID=1のときは、オブジェクトは移動方向に蛇行しながら移動する。ID=2のときは、オブジェクトは移動方向に連続的ではなく、間欠的に移動する。ID=3のときは、オブジェクトは円弧を描いて移動する。「オブジェクト移動中の効果データサイズ」は、移動後におけるデータの大きさを表している。「オブジェクト移動中の効果データ」には、上述の移動方法に対応して必要なデータがあれば記載される。例えば、蛇行の場合の蛇行幅、円弧の場合の中心座標、半径などである。
このオブジェクト移動情報21に関連する、その他の表示定義データとして次のものが記載されている。
「オブジェクト表示中の効果ID」には、オブジェクトが移動中の動作が、例えば、数値で表されている。ID=0のときは、移動中にオブジェクトは変化しない。ID=1のときは、オブジェクトが拡大しながら移動する。ID=2のときは、オブジェクトが縮小しながら移動する。ID=3のときは、オブジェクトが回転しながら移動する。ID=4のときは、オブジェクトが色を変化させながら移動する。ID=5のときは、オブジェクトが明るさを変化させながら移動する。ID=6のときは、オブジェクトが透明度を変更させながら移動する。
「オブジェクト表示中の効果データサイズ」は、移動後におけるデータの大きさを表している。「オブジェクト表示中の効果データ」には、移動中の動作に対応して必要なデータがあれば記載される。例えば、拡大または縮小の場合の拡大/縮小率、色の変更の場合の変更される色データなどである。
「オブジェクト表示終了時の効果ID」には、終了時の動作が、例えば、数値で表されている。ID=0のときは、終了時に特別な動作は行わない。ID=1のときは、最初に戻って動作を繰り返す。ID=2のときは、動作を逆に辿りながら繰り返す。ID=3のときは、終了時に特定の画像を表示する。ID=4のときは、この画像を徐々に消滅(フェードアウト)させる。ID=5のときは、この画像を徐々に分解(ディゾルブ)させる。「オブジェクト表示終了時の効果データサイズ」は、終了時におけるデータの大きさを表している。「オブジェクト表示終了時の効果データ」には、終了時の動作に対応して必要なデータがあれば記載される。例えば、表示したい特定画像の所在を占めすデータ等である。
「静止画情報総数」は、擬似動画を構成する静止画をベース画像上で何時まで表示するか等の情報が記載されている。ここで、静止画情報22を複数記載することにより、擬似的な動画を実現することができる。
静止画情報22には、次のような情報が記載されている。
「静止画の表示開始時間」には、この静止画の表示を開始する時間が記載されている。「静止画のデータサイズ」には、この静止画のサイズが記載されている。「静止画のデータ」は、静止画を表すデータそのものが記載されている。
続いて、ベース画像とスタンプ画像とを用いて動画を生成するための画像処理装置の構成と、その主な処理手順について説明する。
図12は、画像処理装置30の構成を示す図である。画像処理装置30は、表示部31、操作入力部32、プログラムメモリ33、処理部34、情報メモリ35及び一時メモリ36で構成されている。
表示部31は、生成された動画を表示する。操作入力部32は、キーボードあるいはマウスによる操作を入力するためのインターフェースである。プログラムメモリ33は、画像処理装置30で動作するプログラムを保存する。処理部34は、動画の生成処理、保存処理などを実行する。情報メモリ35は、ベース画像、画像オブジェクトデータを保存する。一時メモリ36は、画像処理作業のためのバッファメモリである。
次に、画像処理の概略の手順を図13乃至図21を参照しつつ説明する。なお、以下に説明する処理は、画像処理機能の内主な機能に関する処理である。従って、以下の説明に記載されていない機能であっても、図1乃至図12の説明に記載された機能は画像処理機能に含まれる。
図13のステップS01において、処理部34は、プレビュー領域2にベースとなる画像を選択して表示する。このベース画像を選択する手順には2つの方法がある。
図14は、プレビュー領域2にベース画像をドラッグ・アンド・ドロップして選択する手順を示すフロー図である。図14のステップT01〜T02において、プレビュー領域2にベース画像がドロップされたときは、処理部34は、そのベース画像が画像データであるかどうかを調べる。例えば、その画像ファイルの拡張子が、JPG、BMPなど画像であることを示しているかどうかを調べる。そして、画像である場合は、ステップT03において、プレビュー領域2にベース画像を表示し、画像でない場合は、ステップT04において、プレビュー領域2には表示を行わない。
図15は、メニューからベース画像を選択する手順を示すフロー図である。図15のステップT07〜T08において、所望の画像ファイルを選択するためのメニューであるファイル選択ダイアログを表示する。そして、ユーザが選択したベース画像をプレビュー領域2に表示する。
図13に戻り、ステップS02において、処理部34は、スタンプ動画のアイコンをスタンプリスト領域3に表示する。図16は、スタンプ動画のアイコンを表示する手順を示すフロー図である。図16のステップT10〜T11において、処理部34は、指定されたフォルダからオブジェクトデータ(スタンプ動画のデータ)を取得して、そのオブジェクトデータの種類を調べる。
取得したオブジェクトデータが静止画スタンプであった場合は、ステップT12において、その静止画像を現すアイコンをスタンプリスト領域3に表示する。取得したオブジェクトデータが動画スタンプであった場合は、ステップT15〜T16において、その動画の先頭10秒間の動画を表示するアイコンをスタンプリスト領域3に再生表示する。そして、その再生表示を繰り返す。
取得したオブジェクトデータが擬似動画スタンプであった場合は、ステップT19〜T20において、その擬似動画を構成する全静止画像のインデックスファイルを取得する。そして、ステップT21〜T22において、そのインデックスファイルを順次表示するアイコンをスタンプリスト領域3に表示する。そして、その再生表示を繰り返す。
図13に戻り、ステップS03〜S04において、処理部34は、ユーザの選択したスタンプ動画をベース画像に合成表示して、スタンプ選択状態に移行する。図17は、ステップS03〜S04の処理手順を詳細に示すフロー図である。
図17のステップT25〜T26において、ユーザがスタンプリスト領域3から合成したいスタンプ動画を選定して、ベース画像の合成したい位置にドラッグ・アンド・ドロップすると、処理部34は、プレビュー領域2にベース画像が表示されており、ドロップされた位置がプレビュー領域2内にあることを確認する。
確認した結果、これらの条件が成立しないときは、ステップT29において、スタンプ動画の登録は行わない。確認した結果、これらの条件が成立するときは、ステップT30において、ドロップされた位置に既に別のスタンプ画像のアイコンが表示されているかどうかを調べる。
ステップT30でNoの場合、即ち、同じ場所にスタンプ動画のアイコンがない場合、ステップT33〜T35において、スタンプ動画のアイコンをドロップ位置に表示する。そして、アイコンの外枠を赤い点線で表示して、選択状態にあることを表示するとともに、アイコンの近傍に効果選択ボタン5を表示する。
ステップT30でYesの場合、即ち、同じ場所にスタンプ動画のアイコンがある場合、ステップT36〜T38において、スタンプ動画のアイコンが重ならないようにドロップ位置からずらして表示する。そして、アイコンの外枠を赤い点線で表示して、選択状態にあることを表示するとともに、アイコンの近傍に選択ボタン5を表示する。
図13に戻り、ステップS05において、選択ボタン5によって各種の効果が選択されたときは、その選択された効果に対応した処理を実行する。
移動ボタン5aが選択されたときは、ステップS10に示す移動処理(図18)を実行する。
図18のステップT40において、処理部34は、アイコンから伸びる矢印を表示する。そして、ユーザが操作入力部32を操作して、矢印をドラッグしたことを検知したときは、ステップT41において、キーボードの特定のキーが押された状態になっているかどうかを調べる。
ステップT42〜T43において、特定のキーが押されておらず、矢印の先端(矢尻)部分がドラッグされたことを検出したときは、ドロップした位置まで矢印を直線状に伸縮する。この結果、スタンプ動画は伸縮された軌跡上を所定の速度で移動する。
ステップT45〜T46において、特定のキーが押されておらず、矢印の線の部分がドラッグされたことを検出したときは、ドロップした位置まで線を折れ線状に曲げる。この結果、スタンプ動画は折れ曲がった軌跡上を所定の速度で移動する。
ステップT48〜T49において、特定のキーが押されながら、矢印の先端(矢尻)部分がドラッグされたことを検出したときは、ドロップした位置まで矢印の線の長さを変えずに伸縮する。即ち、線の長さが伸びるときは、伸びた部分は表示されず、矢印の先端部分のみがドロップ位置に表示される。この結果、スタンプ動画は「ワープ」の動作を行う。即ち、スタンプ動画は、線が表示されている軌跡上を移動し、線が消失している位置で消失する。そして、所定時間後に先端位置に出現する。一方、線の長さが縮むときは、縮んだ部分は蛇行して表示される。この結果、スタンプ動画は、蛇行する軌跡上を移動する。
ステップT51〜T52において、特定のキーが押されながら、矢印の柄の部分がドラッグされたことを検出したときは、ドロップした位置まで線を円弧状に曲げる。この結果、スタンプ動画は円弧の軌跡上を所定の速度で移動する。
そして、ステップT53において、これらの移動情報を一時メモリ36の画像オブジェクト情報領域に保存してリターンする。
図13に戻り、表示時間ボタン5bが選択されたときは、ステップS11に示す表示時間処理(図19)を実行する。
図19のステップT55おいて、処理部34は、時間表示バーをアイコンの近傍に表示する。そして、ユーザがマウスの左ボタンを押し下げたことを検知したときは、ステップT56において、キーボードの特定のキーが押された状態になっているかどうかを調べる。
特定のキーが押されていないときは、ステップT57において、ユーザがマウスのボタンを押し続けている間、時間表示バーの表示時間を増加させる。一方、特定のキーが押されているときは、ステップT58において、ユーザがマウスのボタンを押し続けている間、時間表示バーの表示時間を短縮させる。 そして、ステップT68において、これらの表示時間情報を一時メモリ36の画像オブジェクト情報領域に保存して、図13にリターンする。
図13に戻り、表示用効果ボタン5cが選択されたときは、ステップS12に示す表示用効果処理(図19)を実行する。
図19のステップT61おいて、処理部34は、ポップアップウインドウにメニューを表示する。ユーザが、このメニューから、表示中のスタンプ動画の視覚効果(拡大、縮小、回転、色の変更、明るさの変更、透明度の設定)を選択すると、ステップT62〜T63において、選択された効果を特定して、その効果を直ちにスタンプ動画に適用する。そして、ステップT68において、これらの表示用効果情報を一時メモリ36の画像オブジェクト情報領域に保存して、図13にリターンする。
図13に戻り、終了用効果ボタン5dが選択されたときは、ステップS13に示す終了用効果処理(図19)を実行する。
図19のステップT65おいて、処理部34は、ポップアップウインドウにメニューを表示する。ユーザが、このメニューから、表示終了時の動作(繰り返し、逆方向繰り返し、フェードアウト、ディゾルブ)を選択すると、ステップT66〜T67において、選択された効果を特定して、その効果が適用された動画をプレビューとして一度表示する。但し、プレビューされるのは、視覚的に変化のある効果が選択された場合である。変化のない効果、例えば、繰り返して表示する効果が選択されたときはプレビューは行わない。そして、ステップT68において、これらの終了用効果情報を一時メモリ36の画像オブジェクト情報領域に保存して、図13にリターンする。
図13に戻り、スタンプ動画のアイコンがドラッグされたとき、あるいは赤枠6がドラッグされたときは、ステップS14に示すサイズ変更処理(図19)を実行する。
アイコンがドラッグされたときは、図20のステップT71おいて、処理部34は、ドロップした位置にアイコンを移動する。赤枠6の角がドラッグされたときは、ステップT72において、元の画像の比率を保ったままアイコンを拡大/縮小する。一方、赤枠6の辺がドラッグされたときは、ステップT73において、その辺に直交する方向の長さを拡大/縮小する。そして、ステップT74において、これらのサイズ変更情報を一時メモリ36の画像オブジェクト情報領域に保存して、図13にリターンする。
図13に戻り、ステップS15において、さらにスタンプリスト領域3に選択したいスタンプ動画があるときは、ステップS03に戻って上述の処理を繰り返して実行する。一方、スタンプリスト領域3に選択したいスタンプ動画がない場合は、ステップS20において、動画を生成して表示するか、保存するかの操作を行う。
ユーザがプレビューボタン4aを押すと、ステップS21において、動画を生成してそのプレビューを開始する。また、ユーザが保存ボタン4cを押すと、処理部23は、専用の動画ファイル11にデータを保存する。
図21は、動画ファイルにデータを保存する手順を示すフロー図である。
ステップT75〜T76において、処理部21は、ベース画像が保存されている画像ファイルから画像ヘッダ情報と、画像データ情報とを取得する。そして、ステップT77において、動画ファイル11をメモリ上に生成する。
ステップT78〜T79において、一時メモリ36の画像オブジェクト情報領域から、オブジェクトの総数を取得して、取得したオブジェクトの総数を画像ヘッダ領域12bに書き出す。
ステップT81〜T82において、一時メモリ36の画像オブジェクト情報領域から、オブジェクトの移動情報を取得して、取得したオブジェクトの移動情報をオブジェクト移動情報21に書き出す。あわせて、オブジェクト移動情報の総数も書き出す。
ステップT83〜T84において、一時メモリ36の画像オブジェクト情報領域から、オブジェクトのサイズ情報を取得して、取得したオブジェクトのサイズ情報を静止画情報22に書き出す。
ステップT85〜T86において、一時メモリ36の画像オブジェクト情報領域から、オブジェクトの表示時間情報を取得して、取得したオブジェクトの表示時間情報を静止画情報22に書き出す。
ステップT87〜T88において、一時メモリ36の画像オブジェクト情報領域から、オブジェクトの表示用効果情報を取得して、取得したオブジェクトの表示用効果情報を画像オブジェクト20のその他表示定義データに書き出す。
ステップT89〜T90において、一時メモリ36の画像オブジェクト情報領域から、オブジェクトの終了用効果情報を取得して、取得したオブジェクトの終了用効果情報を画像オブジェクト20のその他表示定義データに書き出す。
ステップT91〜T92において、一時メモリ36の画像オブジェクト情報領域から、オブジェクトのデータを取得して、取得したオブジェクトのデータを静止画情報22に書き出す。
そして、オブジェクトがまだ残っている場合は、ステップT81〜T92の処理を繰り返して実行する。
そして、 ステップT97〜T98において、処理部21は、ベース画像が保存されている画像ファイルから取り出した画像ヘッダ情報をメモリ上に生成した動画ファイル11の画像ヘッダ情報12aに書き出し、ベース画像が保存されている画像ファイルから取り出した画像データ情報をメモリ上に生成した動画ファイル11の画像データ情報13aに書き出す。
[実施の形態の効果]
以上説明した実施の形態では、ベース画像の画像ファイルのヘッダ情報領域内に、必要なスタンプ動画の情報を挿入することにより、ベース画像とスタンプ画像を合成してできる動画像データのファイルよりも小さいサイズのファイルとして保存、管理することができる。
またデジタルカメラなどで通常用いられているヘッダ領域を有する画像ファイルにおいて、スタンプ動画の情報をそのヘッダ情報領域内のユーザ定義可能な領域に格納することによって、動画スタンプを取り扱うことができない一般の画像表示ソフトウエアであっても、その画像ファイルを通常の静止画ファイルとして取り扱うことができる。
また、本実施の形態によれば、スタンプ画像が移動、変形、色・明るさの変化の多彩な動作を行う動画を生成することができる。そして、この動作はわずかな情報を付加するだけで可能であるため、画像ファイルの容量増はわずかである。
更に、本実施の形態によれば、スタンプ画像を平行移動、回転移動、拡大縮小、色の変化、明るさの変化、透明度の変化などを組み合わせて複雑に変化させることができる。そして、この動作はわずかな情報を付加するだけで可能であるため、画像ファイルの容量増はわずかである。
また、ベース画像は従来通りの解像度で保存される。従って、本画像合成処理によりベース画像の解像度が下がることがない。さらにベース画像は、この動画表示と切り離して取り扱うことも可能である。
また本実施の形態では、多彩な動画像を生成することができる。
スタンプとして合成される画像オブジェクトは、ビデオのような動画像ばかりでなく、単一の静止画像又は複数の静止画像であってもよい。更に、スタンプとして合成される画像オブジェクトが単一静止画像であっても動画像として表示することができる。
各動画像オブジェクトが持つ設定項目をそのオブジェクトに並べて表示することにより、ユーザに設定させることができる各オブジェクトが持つ効果を一目で理解させる事ができる。
各動画像オブジェクトの移動、表示時間、形状、色についてユーザが設定可能であり、これによりユーザは画像オブジェクトに対して様々な動的な設定を行なう事ができる。
設定項目の「移動」を選択することで表示される矢印をDragすることによって、画像オブジェクトの移動方向および移動距離を設定する事ができる。また特定のキーを押しながらDragする事によって、蛇行、ワープといった複雑な移動パターン設定も行なう事ができる。
設定項目の「表示時間」を選択した直後からのマウスダウンしている時間に応じて表示時間を増やす事ができる。また特定のキーを押しながらマウスダウンする事で、表示時間を減らす事もできる。これにより表示時間の増減をワンタッチで行なう事ができる。
一覧で表示される動画オブジェクトを一定間隔で繰返しプレビューとして再生しながら表示する事ができることにより、ユーザは一目でその動作状況を知ることができる。
なお、上述の実施の形態で説明した各機能は、ハードウエアを用いて構成しても良く、また、ソフトウエアを用いて各機能を記載したプログラムをコンピュータに読み込ませて実現しても良い。また、各機能は、適宜ソフトウエア、ハードウエアのいずれかを選択して構成するものであっても良い。
更に、各機能は図示しない記録媒体に格納したプログラムをコンピュータに読み込ませることで実現させることもできる。ここで本実施の形態における記録媒体は、プログラムを記録でき、かつコンピュータが読み取り可能な記録媒体であれば、その記録形式は何れの形態であってもよい。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
本発明の実施の形態に係る動画生成方法の概念を示す図。 擬似動画の一例を示す図。 擬似動画の他の一例を示す図。 静止画スタンプの一例を示す図。 画像処理画面の構成を示す図。 スタンプ選択状態を示す図。 スタンプ動画の移動設定を示す図。 スタンプ動画の時間表示設定を示す図。 スタンプ動画の表示時効果設定を示す図。 本実施の形態に係る動画ファイルの基本構成を示す図。 擬似動画を用いた場合の画像ヘッダ領域内の画像オブジェクト情報の構成を示す図。 画像処理装置の構成を示す図。 画像処理の概略の手順を示すフロー図。 ベース画像の登録処理の概略の手順を示すフロー図。 ベース画像の登録処理の概略の手順を示すフロー図。 画像オブジェクト一覧を表示する処理の概略の手順を示すフロー図。 画像オブジェクトの登録処理の概略の手順を示すフロー図。 設定処理の概略の手順を示すフロー図。 設定処理の概略の手順を示すフロー図。 設定処理の概略の手順を示すフロー図。 保存処理の概略の手順を示すフロー図。
符号の説明
1…画像処理画面、2…プレビュー領域、3…スタンプリスト領域、4…操作領域、4a…プレビューボタン、4b…タイムスライダ、4c…保存ボタン、5…設定ボタン、5a…移動ボタン、5b…表示時間ボタン、5c…表示時効果ボタン、5d…終了時効果ボタン、6…赤枠、11…動画ファイル、12…画像ヘッダ領域、12a…画像ヘッダ情報、12b…画像オブジェクト情報、13…画像データ領域、13a…画像データ情報、20…画像オブジェクトに関する情報、21…オブジェクト移動情報、22…静止画情報、30…画像処理装置、31…表示部、34…処理部。

Claims (12)

  1. 画像をディスプレーに表示する表示部と、静止画像と少なくとも1つの画像オブジェクトとを合成する画像合成と、前記画像合成で合成した画像を再生する再生と、使用者操作内容を取得する操作部とを有する画像処理装置の画像処理プログラムにおいて、
    前記操作部によって静止画像を選択する第1の選択ステップと、
    前記選択ステップで選択した静止画像を前記表示部によって前記ディスプレー上に表示する静止画像表示ステップと、
    前記操作部によって画像オブジェクトを選択する第2の選択ステップと、
    前記第2の選択ステップで選択した画像オブジェクトを前記画像合成部によって前記ディスプレー上に表示されている前記静止画像上の指定された位置に合成して動画像として再生可能な合成画像を生成する合成ステップと、
    前記合成画像を前記再生部によって再生する第1の再生ステップと、
    前記静止画像と、前記合成画像を生成するための合成情報とを記憶媒体に静止画フォーマットの画像ファイルとして記憶する画像記憶ステップと
    をコンピュータに実行させ
    前記画像ファイルには、前記静止画像を表す静止画データと、該静止画データの属性情報が含まれる画像ヘッダ情報と、前記画像オブジェクトを表わす画像オブジェクトデータ及び該画像オブジェクトを移動又は変形させるための前記合成情報が含まれる画像オブジェクト情報と、がひとつの画像ファイルとして記憶され、前記画像ファイルはデジタルカメラのExifフォーマットに準拠し、前記画像オブジェクト情報は該Exifフォーマットのユーザ領域に記憶されることを特徴とするプログラム。
  2. 前記画像オブジェクト情報に含まれる画像オブジェクトデータは、1つの静止画データ、複数の静止画データ、動画データのいずれかであり、該画像オブジェクトデータが複数の静止画データである場合には、該画像オブジェクト情報は、各静止画データを所定時間間隔で順次移動させるための情報であることを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記画像処理装置は、変化付与処理部を備え、
    前記合成ステップは、
    前記変化付与処理部によって前記画像オブジェクトを前記静止画上で移動させ、又は前記画像オブジェクトの形状を変化させる変化付与処理ステップを有することを特徴とする請求項1又は2に記載のプログラム。
  4. 前記画像処理装置は、読出し部と第2再生部とを備え、
    前記記憶媒体に記憶された前記画像ファイルから前記静止画像と前記合成情報とを前記読出し部によって読み出す読み出しステップと、
    前記読み出しステップで読み出した前記静止画像と前記合成情報をもとに、前記合成画像を前記第2再生部によって再生する第2の再生ステップと、
    を有することを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  5. 前記画像処理装置は、設定項目表示部を備え、
    前記画像オブジェクトの動画としての効果を設定するための設定項目を前記設定項目表示部によって表示する設定項目表示ステップ、をさらに有することを特徴とする請求項1乃至3の内いずれか1項に記載のプログラム。
  6. 前記設定項目表示ステップでは、各設定項目を前記画像オブジェクトに並べて表示することを特徴とする請求項5に記載のプログラム。
  7. 前記設定項目表示ステップにおいて表示される前記画像オブジェクトの動画としての効果を設定するための設定項目は、前記画像オブジェクトの移動に関する設定、表示時間に関する設定、変形に関する設定、または色彩に関する設定であることを特徴とする請求項5または6に記載のプログラム。
  8. 前記画像処理装置は、第1設定部と第2設定部とを備え、
    前記設定項目表示ステップでの前記設定項目として前記操作部によって前記画像オブジェクトの移動に関する設定を選択した場合、
    前記前記画像オブジェクトに対応して表示される矢印を操作することによる第一のドラッグ操作することにより、前記画像オブジェクトの移動方向および移動距離を前記第1設定部によって設定する第1の設定ステップと、
    前記画像オブジェクトに対応して表示される矢印を操作することによる第二のドラッグ操作することにより、前記画像オブジェクトの移動の蛇行または移動の間欠表示を前記第2設定部によって設定する第2の設定ステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項5乃至7の内いずれか1項に記載のプログラム。
  9. 前記画像処理装置は、第1設定部と第2設定部とを備え、
    前記設定項目表示ステップでの前記設定項目として前記操作部によって前記画像オブジェクトの表示時間に関する設定を選択した場合、
    前記操作部によって選択する第一の操作時間に応じて、前記画像オブジェクトの表示期間を前記第1設定部によって増加させる第1の設定ステップと、
    前記操作部によって選択した第二の操作時間に応じて、前記画像オブジェクトの表示期間を前記第2設定部によって減少させる第2の設定ステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項5乃至7の内いずれか1項に記載のプログラム。
  10. 前記画像オブジェクトは、1つの静止画像、複数の静止画像、動画像のいずれかであり、
    前記第2の選択ステップで選択される前記画像オブジェクトは前記ディスプレー上に一覧のリストとして表示され、
    前記画像オブジェクトが複数の静止画像である場合には、前記リストには各静止画像が所定時間間隔で順次表示され、
    前記画像オブジェクトが動画像である場合には、前記リストには動画像が表示されることを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  11. 画像をディスプレーに表示する表示部と、静止画像と少なくとも1つの画像オブジェクトとを合成する画像合成と、前記画像合成で合成した画像を再生する再生と、使用者の操作内容を取得する操作部とを有する画像処理装置の画像処理方法において、
    前記操作部によって静止画像を選択する第1の選択ステップと、
    前記選択ステップで選択した静止画像を前記表示部によって前記ディスプレー上に表示する静止画像表示ステップと、
    前記操作部によって画像オブジェクトを選択する第2の選択ステップと、
    前記第2の選択ステップで選択した画像オブジェクトを前記画像合成部によって前記ディスプレー上に表示されている前記静止画像上の指定された位置に合成して動画像として再生可能な合成画像を生成する合成ステップと、
    前記合成画像を前記再生部によって再生する第1の再生ステップと、
    前記静止画像と、前記合成画像を生成するための合成情報とを記憶媒体に静止画フォーマットの画像ファイルとして記憶する画像記憶ステップと
    を備え
    前記画像ファイルには、前記静止画像を表す静止画データと、該静止画データの属性情報が含まれる画像ヘッダ情報と、前記画像オブジェクトを表わす画像オブジェクトデータ及び該画像オブジェクトを移動又は変形させるための前記合成情報が含まれる画像オブジェクト情報と、がひとつの画像ファイルとして記憶され、前記画像ファイルはデジタルカメラのExifフォーマットに準拠し、前記画像オブジェクト情報は該Exifフォーマットのユーザ領域に記憶されることを特徴とする画像処理方法。
  12. 画像を表示するディスプレーと使用者の操作内容を取得する操作部とを有する画像処理装置において、
    前記操作部によって静止画像を選択する第1の選択手段と、
    前記選択手段が選択した静止画像を前記ディスプレー上に表示する静止画像表示手段と、
    前記操作部によって画像オブジェクトを選択する第2の選択手段と、
    前記第2の選択手段が選択した画像オブジェクトを前記ディスプレー上に表示されている前記静止画像上の指定された位置に合成して動画像として再生可能な合成画像を生成する合成手段と、
    前記合成画像を再生する第1の再生手段と、
    前記静止画像と、前記合成画像を生成するための合成情報とを記憶媒体に静止画フォーマットの画像ファイルとして記憶する画像記憶手段と
    を備え
    前記画像ファイルには、前記静止画像を表す静止画データと、該静止画データの属性情報が含まれる画像ヘッダ情報と、前記画像オブジェクトを表わす画像オブジェクトデータ及び該画像オブジェクトを移動又は変形させるための前記合成情報が含まれる画像オブジェクト情報と、がひとつの画像ファイルとして記憶され、前記画像ファイルはデジタルカメラのExifフォーマットに準拠し、前記画像オブジェクト情報は該Exifフォーマットのユーザ領域に記憶されることを特徴とする画像処理装置。
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