JP5723961B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷ジョブを処理単位毎に順次実行可能な画像形成装置に関する。
印刷ジョブを処理単位毎に順次実行可能な画像形成装置では、例えば印刷データの描画処理中にエラー状態に陥ってしまうことがある。
かかるエラー状態からの復帰技術として、プリンタに対する印刷ジョブの送信を阻止した状態で、既に受信されている印刷ジョブの状態を監視する印刷ジョブ監視部と、印刷ジョブ監視部によって全ての印刷ジョブについての終了が検知された後に、プリンタに対し、再起動の命令を与える再起動命令部とを備えた印刷装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1のエラー復帰技術によれば、印刷が尻切れ状態となったり、送信元で送信エラーとなったりすることなく、印刷装置をエラー状態から復帰させることができる。
しかしながら、特許文献1のエラー復帰技術では、予め設定された異常を検知すると自身を再起動する(同特許文献1の段落番号70参照)旨が単に記載されているのみで、対象となる異常の種別や検知手法についての具体的な記載はされていない。
ところが、例えば、画像形成装置がアルゴリズム的に無限ループに陥ったり、何らかの原因で処理速度が極端に遅くなるなどといったエラー状態に陥った場合には、見かけ上の状態は正常な状態となんら変わりない。このため、かかる状態が異常なのか正常なのかを知る術はなく、ユーザはただ待ち続けるしかなかった。
特に、ネットワークプリンタとして複数のユーザ間で共有使用されている画像形成装置では、ある印刷ジョブの処理中に前述のようなエラー状態に陥った場合は、当事者ユーザの印刷ジョブを滞らせるに留まらず、他のユーザの印刷ジョブまでも滞らせてしまうという問題があった。
特開2006−113932号公報
発明が解決しようとする課題は、従来のエラー状態からの復帰技術では、ある印刷ジョブが見かけ上正常であるエラー状態に陥った場合、当事者ユーザの印刷ジョブを滞らせるに留まらず、他のユーザの印刷ジョブまでも滞らせてしまうおそれがあった点である。
本発明は、実行される印刷ジョブを構成する各処理単位に係る実行開始を通知するトリガ通知部と、前記通知された処理単位に係る実行開始に基づき処理時間を取得する処理時間取得部と、前記通知を受信した時点からの経過時間と前記処理時間取得部で取得した処理時間とに基づいて当該通知に係る印刷ジョブが見かけ上正常であるエラー状態に陥っているかどうかを判定するエラー判定部とを備え、前記エラー判定部は、前記処理単位に対応する前記通知を受信した時点からの経過時間が前記処理時間取得部で取得した処理時間を越えて当該通知に係る印刷ジョブの実行が続くとき見かけ上正常であるエラー状態に陥ったと判定し、前記処理時間取得部で取得した処理時間以内に前記処理単位に対応する前記通知を受信した時点から次の処理単位に対応する前記通知を受信すると、前記処理単位が正常に終了したと判定することを最も主な特徴とする。
本発明に係る画像形成装置では、ある印刷ジョブが見かけ上正常であるエラー状態に陥った場合であっても、このエラーを的確に検知して速やかに自動復帰させ同装置の稼働率を可及的に向上すると共に、当事者以外の他のユーザの印刷ジョブまでも滞らせてしまう事態を一掃することができる。
実施例に係る画像形成装置の機能ブロック図である。 実施例に係る画像形成装置の動作説明に供するフローチャートである。
ある印刷ジョブが見かけ上正常であるエラー状態に陥った場合であっても、このエラーを的確に検知して速やかに自動復帰させ同装置の稼働率を可及的に向上すると共に、当事者以外の他のユーザの印刷ジョブまでも滞らせてしまう事態を一掃するといった目的を、(1)実行される印刷ジョブの処理単位に係る情報を通知し、(2)前記通知された処理単位に係る情報に基づき処理時間を取得し、(3)前記通知を受信した時点からの経過時間と前記取得した処理時間とに基づいて当該通知に係る印刷ジョブが見かけ上正常であるエラー状態に陥っているかどうかを判定することによって実現した。
本発明の実施例に係る画像形成装置について、印刷システムに組み込まれたデジタル複合機を例示して、図面に基づいて詳細に説明する。
[印刷システムに組み込まれたデジタル複合機の概要]
図1は、印刷システムに組み込まれた実施例に係る画像形成装置の機能ブロック図である。
図1に示すように、実施例に係る画像形成装置に相当するデジタル複合機11が組み込まれた印刷システム10は、複数のユーザがそれぞれ所持するクライアント装置(以下、”ユーザ端末”という。)15−1,15−2,15−3,・・・との間を、LAN(Local Area Network)等の通信網13を介して接続して構成されている。
デジタル複合機11は、図1に示すように、ホストデータ処理部21、プリンタ描画処理部23、プリントエンジン部25、不図示のメモリやCPU(Central Processing Unit)、及びエラー監視部27などを備えて構成される。
プリントエンジン部25は、プリンタ描画処理部23から転送されてきたビット列データに基づく画像を用紙上に転写して出力する。
前記メモリ(不図示)は、半導体記憶装置からなる一次記憶装置と、磁気ディスク装置等からなる二次記憶装置とから構成される。このメモリは、画像形成処理に係る各種のソフトウェアプログラムやデータ等を記憶する。
前記CPU(不図示)は、本デジタル複合機11の動作を制御するためのコンピュータ装置である。このCPUは、前記メモリに記憶された各種のソフトウェアプログラムのうち指定されたプログラムを実行することにより、ホストデータ処理部21、プリンタ描画処理部23及びエラー監視部27を含む各機能部を構成する。
ホストデータ処理部21は、ユーザ端末15−1,15−2,15−3,・・・から送信されてきた印刷ジョブを記憶保持すると共に、既定のルールに則した順序で印刷処理を行わせる。
プリンタ描画処理部23は、ホストデータ処理部21から転送されてきた印刷ジョブを、予め定められた処理単位で描画処理する。具体的には、このプリンタ描画処理部23は、ホストデータ処理部21からページ記述言語(Page Description Language;以下”PDL”という)で記述された印刷データを受け取り、PDLを解釈して中間データに変換し、該中間データをビット列に変換してプリントエンジン部25宛に出力する。
プリンタ描画処理部23は、トリガ通知部29を有する。このトリガ通知部29は、印刷ジョブをある処理単位で実行する毎に、当該処理単位に係る情報をエラー監視部27宛に通知する。なお、前記処理単位に係る情報は、当該処理単位の構成内容(例えば、処理単位がジョブ単位か、ページ単位か、描画オブジェクト単位か、及び各単位での処理量の目安となる情報など)を含む。これに加えて、当該処理単位の処理時間を通知側で付加する構成を採用してもよい。これらについては後述する。
エラー監視部27は、プリンタ描画処理部23のソフトウェア処理が円滑に行われているかどうかを監視する機能部であり、通知受信部31、閾値テーブル33、処理時間取得部35、エラー判定部37、及び復帰処理実行部39を含む各機能部を備えて構成される。
通知受信部31は、トリガ通知部29からの通知を受信して順次記憶保持する。
閾値テーブル33は、印刷ジョブの相互に異なる処理単位毎に処理時間の閾値を記憶している。なお、前記印刷ジョブの処理単位は、ジョブ単位、ページ単位、又はオブジェクト単位のいずれかであり、前記オブジェクト単位は、文字単位、イメージ単位、又はグラフィック単位のいずれかである。
閾値テーブル33について、処理単位として描画オブジェクトを例示して具体的に説明する。ページ記述言語で記述される描画オブジェクトは、文字を表すテキスト、画像を表すイメージ、及び図形や線を表すグラフィックに大別される。
例えば、印刷ジョブの処理単位がテキストである場合の閾値テーブル33は、テキストの数(文字数)にそれぞれ関連付けて処理時間の閾値を設定すればよい。また、印刷ジョブの処理単位がイメージである場合の閾値テーブル33は、イメージが有するデータ量にそれぞれ関連付けて処理時間の閾値を設定すればよい。そして、印刷ジョブの処理単位がグラフィックである場合の閾値テーブル33は、グラフィックが有するパスの数にそれぞれ関連付けて処理時間の閾値を設定すればよい。
閾値テーブル33に設定される処理時間の閾値は、ユーザ側で変更可能であるのが好ましい。このようにすれば、ユーザ毎の印刷環境に適合するよう閾値を調整することができるため、顧客満足度の向上に寄与することができる。
処理時間取得部35は、トリガ通知部29から通知された処理単位に係る情報に基づき処理時間を取得する。この処理時間の取得態様としては、次の2つが考えられる。
第1の取得態様では、処理時間取得部35は、前記処理時間を閾値テーブル33に基づく演算により取得する。具体的には、トリガ通知部29の処理単位に係る情報から、例えば、処理単位がテキストであり、そのテキストの数(文字数)が100である旨を受け取ったとする。この場合、処理時間取得部35は、閾値テーブル33をルックアップすることによってテキストの数”100”に対応する処理時間(の閾値)を演算により取得する。
第2の取得態様では、処理時間取得部35は、前記処理時間をトリガ通知部29の通知内容から直接的に取得する。要するに、処理単位に係る情報を熟知しているプリンタ描画処理部23の側で、その処理単位に係る処理時間を付加して通知することにより、エラー監視部27側の処理負荷を軽減させた。
エラー判定部37は、トリガ通知部29から通知を受信した時点からの経過時間と処理時間取得部35で取得した処理時間とに基づいて当該通知に係る印刷ジョブが見かけ上正常であるエラー状態に陥っているかどうかを判定する。この場合、エラー判定部37は、前記通知を受信した時点からの経過時間が処理時間取得部35で取得した処理時間を越えて当該通知に係る印刷ジョブの実行が続くとき、見かけ上正常であるエラー状態に陥ったと判定する。
また、エラー判定部37は、通知受信部31の記憶内容に基づく前回の通知から今回の通知までの経過時間と処理時間取得部35で取得した前回の通知に係る処理時間とに基づいて前回の通知に係る印刷ジョブが見かけ上正常であるエラー状態に陥っているかどうかを判定する、構成を採用してもよい。この場合、エラー判定部37は、前記経過時間が前回の通知に係る処理時間を越えて前回の通知に係る印刷ジョブの実行が続くとき見かけ上正常であるエラー状態に陥ったと判定する。
復帰処理実行部39は、エラー判定部37で印刷ジョブが見かけ上正常であるエラー状態に陥ったと判定されたとき、プリンタ描画処理部23(CPU)の動作を強制的に終了させ再起動させることで該エラー状態からの復帰処理を実行する。
また、復帰処理実行部39は、前記再起動の実行に伴って、ホストデータ処理部21で待機中の印刷ジョブ又はプリントエンジン部25で処理中の印刷ジョブのキャンセル処理を行う、構成を採用してもよい。
さらに、復帰処理実行部39は、前記再起動の実行前に、当該再起動に係る印刷ジョブのエラー状態を記憶する、構成を採用することができる。この場合、復帰処理実行部39は、前記再起動の実行後に、前記記憶された再起動に係る印刷ジョブのエラー状態を対応するユーザ宛に提示する、構成を採用するのが好ましい。
[画像形成装置の動作]
次に、実施例に係る画像形成装置の動作について、図2を参照して説明する。
図2は、実施例に係る画像形成装置の動作説明に供するフローチャートである。
ステップS11において、図2に示すように、前記プリンタ描画処理部23は、ホストデータ処理部21から印刷データを取得する。
ステップS12において、プリンタ描画処理部23のトリガ通知部29は、エラー監視部27宛に、ある処理単位での印刷ジョブの実行開始を通知する。この通知は、本発明の”前回の通知”に相当する。
ステップS13において、処理時間取得部35は、前記前回の通知に係る処理単位での処理時間の閾値を閾値テーブル33に基づく演算により取得する。エラー判定部37は、前記取得した処理時間の閾値以内に、次の通知を受信したかどうかを判定する。この”次の通知”は、本発明の”今回の通知”に相当する。
換言すれば、エラー判定部37は、通知受信部31の記憶内容に基づく前回の通知から今回の通知までの経過時間と、処理時間取得部35で取得した前回の通知に係る処理時間の閾値とに基づいて、前回の通知に係る印刷ジョブが見かけ上正常であるエラー状態に陥っているかどうかを判定する。すなわち、エラー判定部37は、前記経過時間が前回の通知に係る処理時間を越えて前回の通知に係る印刷ジョブの実行が続くときエラー状態に陥ったと判定する。
ステップS13の判定の結果、前記取得した処理時間の閾値以内に、今回の通知を受信したとき、すなわち、前回の通知に係る処理単位の印刷ジョブがエラー状態に陥ることなく正常に完了したとき、前記CPUは、処理の流れをステップS12に戻し、以下の処理を繰り返し実行させる。
一方、ステップS13の判定の結果、前記取得した処理時間の閾値以内に、今回の通知を受信しないとき、すなわち、前回の通知に係る処理単位の印刷ジョブがエラー状態に陥ったとき、前記CPUは、処理の流れを次のステップS14へと進ませる。
ステップS14において、復帰処理実行部39は、ステップS13でエラー状態に陥ったと判定された印刷ジョブのエラー状態を記憶する。ここで記憶した印刷ジョブのエラー状態は、対応するユーザ宛に印刷ジョブエラー情報を提示する際に参照される。
ステップS15において、復帰処理実行部39は、ホストデータ処理部21及びプリントエンジン部25宛に印刷ジョブのキャンセル通知を行う。これにより、ホストデータ処理部21で待機中の印刷ジョブ及びプリントエンジン部25で処理中の印刷ジョブがキャンセルされる。
ステップS16において、復帰処理実行部39は、プリンタ描画処理部23(CPU)の動作を強制的に終了させ再起動させることで該エラー状態からの復帰処理を実行する。
ステップS17において、復帰処理実行部39は、前記再起動の実行後に、前記記憶された印刷ジョブエラー情報を対応するユーザ宛に提示する。この提示の態様としては、前記印刷ジョブエラー情報を印刷出力するか、又は対応するユーザ宛のメールに添付して配信すればよい。
そして、ステップS17の印刷ジョブエラー情報提示後に、前記CPUは、一連の処理の流れを終了させる。
[実施例の効果] 本実施例に係る画像形成装置11は、順次実行される印刷ジョブの処理単位に係る情報を通知するトリガ通知部29と、前記通知された処理単位に係る情報に基づき処理時間を取得する処理時間取得部35と、前記通知を受信した時点からの経過時間と処理時間取得部35で取得した処理時間とに基づいて当該通知に係る印刷ジョブが見かけ上正常であるエラー状態に陥っているかどうかを判定するエラー判定部37とを備える。このため、ある印刷ジョブが見かけ上正常であるエラー状態に陥った場合であっても、このエラーを的確に検知して速やかに自動復帰させて同装置の稼働率を可及的に向上すると共に、当事者以外の他のユーザの印刷ジョブまでも滞らせてしまう事態を一掃することができる。
また、本実施例に係る画像形成装置11は、順次実行される印刷ジョブの処理単位に係る情報を通知するトリガ通知部29と、前記通知を受信して順次記憶保持する通知受信部31と、前記通知された処理単位に係る情報に基づき処理時間を取得する処理時間取得部35と、通知受信部31の記憶内容に基づく前回の通知から今回の通知までの経過時間と処理時間取得部35で取得した前回の通知に係る処理時間とに基づいて前回の通知に係る印刷ジョブが見かけ上正常であるエラー状態に陥っているかどうかを判定するエラー判定部37とを備える。このたため、前記と同様に、ある印刷ジョブが見かけ上正常であるエラー状態に陥った場合であっても、このエラーを的確に検知して速やかに自動復帰させて同装置の稼働率を可及的に向上すると共に、当事者以外の他のユーザの印刷ジョブまでも滞らせてしまう事態を一掃することができる。
また、前記印刷ジョブの相互に異なる処理単位毎に処理時間の閾値を記憶した閾値テーブル33を備え、処理時間取得部35は、前記処理時間を閾値テーブル33に基づく演算により取得する、構成を採用した場合、簡素な手法で即時性を担保した処理単位毎の処理時間を取得することができる。
さらに、閾値テーブル33の閾値は、変更可能に設定された、構成を採用した場合、顧客満足度の向上に寄与することができる。
しかも、トリガ通知部29の処理単位に係る情報は、当該処理単位での処理時間を含み、処理時間取得部35は、前記処理時間をトリガ通知部29の通知内容から直接的に取得する、構成を採用した場合、処理単位に係る情報を熟知しているプリンタ描画処理部23の側で、その処理単位に係る処理時間を付加して通知することにより、エラー監視部27側の処理負荷を大幅に軽減することができる。
また、エラー判定部37は、前記通知を受信した時点からの経過時間が処理時間取得部35で取得した処理時間を越えて当該通知に係る印刷ジョブの実行が続くとき見かけ上正常であるエラー状態に陥ったと判定する、構成を採用した場合、ひとつの通知に基づいてエラー判定を行うことができるため、エラー判定に要する構成を簡素化することができる。
一方、エラー判定部37は、前記経過時間が前回の通知に係る処理時間を越えて前回の通知に係る印刷ジョブの実行が続くとき見かけ上正常であるエラー状態に陥ったと判定する、構成を採用した場合、連続する一対の通知に基づいてエラー判定を行うことができるため、エラー判定の精度向上に寄与することができる。
また、エラー判定部37で印刷ジョブが見かけ上正常であるエラー状態に陥ったと判定されたとき、当該装置の動作を強制的に終了させ再起動させることで該エラー状態からの復帰処理を実行する復帰処理実行部39を備えたため、エラー状態からの復帰処理を確実に行わせることができる。
さらに、復帰処理実行部39は、前記再起動の実行に伴って、待機中又は処理中の印刷ジョブのキャンセル処理を行う、構成を採用した場合、再起動後に印刷ジョブが錯綜する事態を可及的に抑制することができる。
しかも、復帰処理実行部39は、前記再起動の実行前に、当該再起動に係る印刷ジョブのエラー状態を記憶する、構成を採用した場合、印刷ジョブエラーを的確に管理して適宜利用に供することができる。
また、復帰処理実行部39は、前記再起動の実行後に、前記記憶された再起動に係る印刷ジョブのエラー状態を対応するユーザ宛に提示する、構成を採用した場合、印刷ジョブエラーを当事者ユーザに確実に知らせることができる。
そして、前記印刷ジョブの処理単位は、ジョブ単位、ページ単位、又はオブジェクト単位のいずれかであり、前記オブジェクト単位は、文字単位、イメージ単位、又はベクターグラフィック単位のいずれかであるため、あらゆる処理単位に適用可能な印刷ジョブのエラー検知技術を具現化することができる。
最後に、本実施例に係る画像形成装置によれば、例えば、装置がアルゴリズム的に無限ループに陥ったり、何らかの原因で処理速度が極端に遅くなるなどといった見かけ上正常であるエラー状態に陥った場合であっても、こうしたエラーを的確かつ遺漏なく検知することができる。
従って、本実施例に係る画像形成装置によれば、従来技術では手に負えなかった見かけ上正常であるエラーを的確かつ遺漏なく検知することで、煩雑なエラー復帰処理からユーザを解放することができるため、顧客満足度の飛躍的な向上に寄与するところ大である。
[その他]
本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨、あるいは技術思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う画像形成装置もまた、本発明の技術的範囲の射程に包含される。
すなわち、本発明の実施例中、本発明をデジタル複合機に適用する例をあげて説明したが、本発明はこの例に限定されない。本発明は、プリンタ等に適用することが可能であることはいうまでもない。
11 デジタル複合機(画像形成装置)
21 ホストデータ処理部
23 プリンタ描画処理部
25 プリントエンジン部
27 エラー監視部
29 トリガ通知部
31 通知受信部
33 閾値テーブル
35 処理時間取得部
37 エラー判定部
39 復帰処理実行部

Claims (9)

  1. 実行される印刷ジョブを構成する各処理単位に係る実行開始を通知するトリガ通知部と、
    前記通知された処理単位に係る実行開始に基づき処理時間を取得する処理時間取得部と、
    前記通知を受信した時点からの経過時間と前記処理時間取得部で取得した処理時間とに基づいて当該通知に係る印刷ジョブが見かけ上正常であるエラー状態に陥っているかどうかを判定するエラー判定部とを備え、
    前記エラー判定部は、前記処理単位に対応する前記通知を受信した時点からの経過時間が前記処理時間取得部で取得した処理時間を越えて当該通知に係る印刷ジョブの実行が続くとき見かけ上正常であるエラー状態に陥ったと判定し、前記処理時間取得部で取得した処理時間以内に前記処理単位に対応する前記通知を受信した時点から次の処理単位に対応する前記通知を受信すると、前記処理単位が正常に終了したと判定する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置であって、
    前記印刷ジョブの処理単位は、ページ単位、又はオブジェクト単位のいずれかであり、
    前記オブジェクト単位は、文字単位、イメージ単位、又はベクターグラフィック単位のいずれかである、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2記載の画像形成装置であって、
    前記印刷ジョブの相互に異なる処理単位毎に処理時間の閾値を記憶した閾値テーブルを備え、
    前記処理時間取得部は、前記処理時間を前記閾値テーブルに基づく演算により取得する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3記載の画像形成装置であって、
    前記印刷ジョブの処理単位は、オブジェクト単位であり、
    前記閾値テーブルは、前記オブジェクト単位毎にオブジェクトの処理量と処理時間の閾値とを関連付けて記憶した、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項記載の画像形成装置であって、
    前記トリガ通知部は、前記処理単位での処理時間を通知し、
    前記処理時間取得部は、前記処理時間を前記トリガ通知部の通知内容から取得する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記エラー判定部で印刷ジョブがエラー状態に陥ったと判定されたとき、当該装置の動作を強制的に終了させ再起動させることで該エラー状態からの復帰処理を実行する復帰処理実行部を備えた、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項6記載の画像形成装置であって、
    前記復帰処理実行部は、前記再起動の実行に伴って、待機中又は処理中の印刷ジョブのキャンセル処理を行う、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項6又は7記載の画像形成装置であって、
    前記復帰処理実行部は、前記再起動の実行前に、当該再起動に係る印刷ジョブのエラー状態を記憶する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項8記載の画像形成装置であって、
    前記復帰処理実行部は、前記再起動の実行後に、前記記憶された再起動に係る印刷ジョブのエラー状態を対応するユーザ宛に提示する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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