JP5723469B2 - バッファ回路 - Google Patents

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Description

本発明は、バッファ回路と該バッファ回路を応用した装置、電子機器などに関する。
近年、液晶表示装置や発光装置などの表示装置が広く普及している。一方で、情報化社
会の到来により、取り扱われる情報の絶対量が飛躍的に増加し、記憶装置などの開発も進
められてきた。
このような表示装置や記憶装置には、複数のトランジスタがマトリクス状に設けられて
いる。マトリクス状に設けられた複数のトランジスタは、走査線により制御され、信号線
によりデータが供給される。なお、このような同一基板上に形成されたトランジスタは、
生産性の点から同一極性(単極性)であることが好ましい。
このようなトランジスタがマトリクス状に設けられた基板上において、走査線に供給さ
れる信号は、シフトレジスタ回路(例えば、特許文献1)やバッファ回路から供給される
しかし、従来の単極性のバッファ回路(例えば、図2に示されるもの)に設けられる、
ソース及びドレインの一方が出力部に接続され、ソース及びドレインの他方が電源線(N
チャネル型トランジスタの場合は高電位側の電源線Vdd、Pチャネル型トランジスタの
場合は低電位側の電源線Vss)に接続されたトランジスタは、該トランジスタ自体の利
得を増大させると、バッファ回路としての利得を減少させる方向に作用する。
なお、バッファ回路の利得を確保するためにはこのトランジスタのサイズを十分に大き
くすることができず、このトランジスタから流れる電流値により出力部の電圧のスルーレ
ートが決まるので、スルーレートを向上させることが困難であるという問題がある。
なお、本明細書において、「スルーレート(Slew Rate)」とは、出力電圧を
立ち上がり(Nチャネル型トランジスタ)または立ち下がり(Pチャネル型トランジスタ
)に要した時間で除したものをいい、立ち上がり特性(Nチャネル型トランジスタ)また
は立ち下がり特性(Pチャネル型トランジスタ)とも呼ばれるものである。
特開2004−260788号公報
本発明の一態様は、スルーレートが高いバッファ回路を提供することを課題とする。
更には、このようなスルーレートが高いバッファ回路を同一極性のトランジスタにより
構成することを課題とする。バッファ回路内のトランジスタを同一極性(Nチャネル型ト
ランジスタまたはPチャネル型トランジスタ)とすることで簡略な工程により作製するこ
とができ、生産性が高まるからである。
そして、上記課題を解決することが可能なバッファ回路を構成するに際し、可能な限り
単純な構成とし、バッファ回路の占有面積を小さくすることをも課題とする。
本発明の一態様では、バッファ回路のスルーレートを高めるために、駆動能力を向上さ
せ、高周波成分の利得を向上させる。
本発明の一態様であるバッファ回路は、少なくとも複数のトランジスタと、容量素子と
、を有し、該バッファ回路の利得が、前記複数のトランジスタのすべての利得により決定
されることを特徴とする。
本発明の一態様であるバッファ回路は、第1のトランジスタ乃至第6のトランジスタ、
容量素子、入力部及び出力部を有し、第1のトランジスタの第1端子及び第1のトランジ
スタの第3端子は高電位側の電源線に接続され、第1のトランジスタの第2端子は第2の
トランジスタの第1端子及び第3のトランジスタの第3端子に接続され、第2のトランジ
スタの第2端子は低電位側の電源線に接続され、第2のトランジスタの第3端子はバッフ
ァ回路の入力部に接続され、第3のトランジスタの第1端子は高電位側の電源線に接続さ
れ、第3のトランジスタの第2端子は第4のトランジスタの第1端子及び第5のトランジ
スタの第3端子に接続され、第4のトランジスタの第2端子は低電位側の電源線に接続さ
れ、第4のトランジスタの第3端子はバッファ回路の入力部に接続され、第5のトランジ
スタの第1端子は高電位側の電源線に接続され、第5のトランジスタの第2端子は第6の
トランジスタの第1端子及びバッファ回路の出力部に接続され、第6のトランジスタの第
2端子は低電位側の電源線に接続され、第6のトランジスタの第3端子はバッファ回路の
入力部に接続され、前記第1のトランジスタの第2端子は容量素子を介してバッファ回路
の出力部に接続され、前記第1のトランジスタ乃至第6のトランジスタはすべてNチャネ
ル型トランジスタである。なお、高電位側の電源線は第1の配線と呼んでもよいし、低電
位側の電源線は第2の配線と呼んでもよい。第1の配線及び第2の配線は一定の電位とす
るとよい。
上記構成のバッファ回路において、前記第1のトランジスタ乃至第6のトランジスタは
すべて酸化物半導体により設けられていることが好ましい。
本発明の一態様であるバッファ回路は、第1のトランジスタ乃至第6のトランジスタ、
容量素子、入力部及び出力部を有し、第1のトランジスタの第1端子は高電位側の電源線
に接続され、第1のトランジスタの第2端子は第2のトランジスタの第1端子及び第4の
トランジスタの第3端子に接続され、第1のトランジスタの第3端子はバッファ回路の入
力部に接続され、第2のトランジスタの第2端子及び第2のトランジスタの第3端子は低
電位側の電源線に接続され、第3のトランジスタの第1端子は高電位側の電源線に接続さ
れ、第3のトランジスタの第2端子は第4のトランジスタの第1端子及び第6のトランジ
スタの第3端子に接続され、第3のトランジスタの第3端子はバッファ回路の入力部に接
続され、第4のトランジスタの第2端子は低電位側の電源線に接続され、第5のトランジ
スタの第1端子は高電位側の電源線に接続され、第5のトランジスタの第2端子は第6の
トランジスタの第1端子及びバッファ回路の出力部に接続され、第5のトランジスタの第
3端子はバッファ回路の入力部に接続され、第6のトランジスタの第2端子は低電位側の
電源線に接続され、前記第1のトランジスタの第2端子は容量素子を介してバッファ回路
の出力部に接続され、前記第1のトランジスタ乃至第6のトランジスタはすべてPチャネ
ル型トランジスタである。なお、高電位側の電源線は第1の配線と呼んでもよいし、低電
位側の電源線は第2の配線と呼んでもよい。第1の配線及び第2の配線は一定の電位とす
るとよい。
なお、本明細書において「第1端子」は、ソース及びドレインの一方を指し、「第2端
子」は、ソース及びドレインの他方を指す。そして、「第3端子」は、ゲートを指す。
なお、本明細書において「利得」は、入力電圧に対する出力電圧の比である。
なお、本明細書において「駆動能力」は、出力負荷に電流を出力する能力である。
なお、本明細書において、「Nチャネル型トランジスタ」とは、ゲート電圧(ソースの
電位に対するゲートの電位)が閾値電圧よりも高いときにオンするすべてのトランジスタ
をいう。「Pチャネル型トランジスタ」とは、ゲート電圧(ソースの電位に対するゲート
の電位)が閾値電圧よりも低いときにオンするすべてのトランジスタをいう。従って、「
Nチャネル型」または「Pチャネル型」という呼称は上記定義した事項以外の事柄を限定
するものではない。
なお、ここでスルーレートは、前記利得と前記駆動能力により決定されるものである。
利得が大きくとも駆動能力が低いと、出力負荷(容量素子)に充電する時間を要する。一
方で、駆動能力が高く、利得が小さい場合には、最終段のトランジスタのVgsを十分に
大きくするために時間を要し、高い駆動能力を発揮するまでに時間を要することになる。
従って、スルーレートを向上させるためには、利得を増大させ、且つ駆動能力を十分に高
くする。
駆動能力が高く、高周波成分における利得が大きいバッファ回路を得ることができる。
このようなバッファ回路はスルーレートも高いものとなる。
更には、このようなスルーレートが高いバッファ回路を同一極性のトランジスタにより
構成することが可能なため、簡略な工程により作製することができる。言い換えると、従
来は困難であった同一極性のトランジスタのみで構成されるバッファ回路のスルーレート
を向上させることを可能とする。
そして、上記効果を有するバッファ回路を可能な限り単純な構成とし、バッファ回路の
占有面積を小さくすることも可能である。
本発明の一態様である実施の形態1のバッファ回路を示す図。 一例としてのバッファ回路を示す図。 一例としてのバッファ回路を示す図。 本発明の一態様である実施の形態2のバッファ回路を示す図。
以下では、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。ただし、本発明
は以下の説明に限定されず、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及
び詳細を様々に変更し得ることは、当業者であれば容易に理解される。したがって、本発
明は、以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
(実施の形態1)
本実施の形態では、Nチャネル型トランジスタを用いて構成された本発明の一態様であ
るバッファ回路について説明する。
図1は、本発明の一態様であるバッファ回路100を示す図である。
図1に示すバッファ回路100は、第1のトランジスタ乃至第6のトランジスタ、容量
素子、入力部及び出力部を有し、第1のトランジスタ101では、第1端子及び第3端子
が高電位側の電源線Vddに接続され、第2端子が第2のトランジスタ102の第1端子
及び第3のトランジスタ103の第3端子に接続され、第2のトランジスタ102では、
第2端子が低電位側の電源線Vssに接続され、第3端子がバッファ回路100の入力部
inに接続され、第3のトランジスタ103では、第1端子が高電位側の電源線Vdd
に接続され、第2端子が第4のトランジスタ104の第1端子及び第5のトランジスタ1
05の第3端子に接続され、第4のトランジスタ104では、第2端子が低電位側の電源
線Vssに接続され、第3端子がバッファ回路100の入力部Vinに接続され、第5の
トランジスタ105では、第1端子が高電位側の電源線Vddに接続され、第2端子が第
6のトランジスタ106の第1端子及びバッファ回路100の出力部Voutに接続され
、第6のトランジスタ106では、第2端子が低電位側の電源線Vssに接続され、第3
端子がバッファ回路100の入力部Vinに接続され、第1のトランジスタ101の第2
端子は、容量素子107を介して出力部Voutに接続されている。
図1に示すバッファ回路100は、駆動能力が高く、高周波成分の利得を大きくするこ
とができる。更には、図1に示すバッファ回路は、スルーレートも高いものとなる。更に
は、図1に示すバッファ回路100は、同一極性のトランジスタにより構成することが可
能なため、簡略な工程により作製することができる。言い換えると、従来は困難であった
同一極性のトランジスタのみで構成されるバッファ回路のスルーレートを向上させること
を可能とする。そして、6のトランジスタと1の容量素子で構成することができるため、
バッファ回路の占有面積は小さい。
ここで、第1のトランジスタ101の利得をg、第2のトランジスタ102の利得を
、第3のトランジスタ103の利得をg、第4のトランジスタ104の利得をg
、第5のトランジスタ105の利得をg、第6のトランジスタ106の利得をg、入
力信号の角周波数をs(=2πf(fは周波数))、容量素子107の静電容量をCで表
すと、図1に示すバッファ回路100の利得は、以下の数式(1)で表される。
Figure 0005723469
すなわち、高周波成分ではsが極めて大きい(g、g<<sC)ため、1/s=0
とすると、高周波成分の利得は以下の数式(2)で表される。
Figure 0005723469
そして、低周波成分ではsが極めて小さい(g、g>>sC)ため、s=0とする
と、低周波成分の利得は以下の数式(3)で表される。
Figure 0005723469
ここで、上記数式(1)は次のように導出される。第1のトランジスタ101の第1端
子と第2端子の間に流れる電流をIとし、第3のトランジスタ103の第1端子と第2
端子の間に流れる電流をIとし、第5のトランジスタ105の第1端子と第2端子の間
に流れる電流をIとし、容量素子107の一方の電極と他方の電極の間に流れる電流を
とすると、これらは以下の数式(4)〜(7)で表される。
Figure 0005723469
Figure 0005723469
Figure 0005723469
Figure 0005723469
なお、ここでVは、第3のトランジスタ103の第3端子に接続されたノードの電位
であり、Vは、第5のトランジスタ105の第3端子に接続されたノードの電位である
。上記数式(4)〜(7)を、VとVを含まないように解くことで上記数式(1)が
導出される。
図1に示すバッファ回路100を用いることで、高周波成分の利得を大きくすることが
できる。これは、第5のトランジスタ105の利得を大きくすることで、高周波成分にお
いてバッファ回路100の利得を増大させるためである。
ここで、本発明の一態様である図1に示すバッファ回路の技術的特徴を説明するために
、他のバッファ回路について検討する。
図2は、バッファ回路200を示す図である。
図2に示すバッファ回路200は、第1のトランジスタ乃至第4のトランジスタ、容量
素子、入力部及び出力部を有し、第1のトランジスタ201では、第1端子及び第3端子
が高電位側の電源線Vddに接続され、第2端子が第2のトランジスタ202の第1端子
及び第3のトランジスタ203の第3端子に接続され、第2のトランジスタ202では、
第2端子が低電位側の電源線Vssに接続され、第3端子がバッファ回路200の入力部
inに接続され、第3のトランジスタ203では、第1端子が高電位側の電源線Vdd
に接続され、第2端子が第4のトランジスタ204の第1端子とバッファ回路200の出
力部Voutに接続され、第4のトランジスタ204では、第2端子が低電位側の電源線
ssに接続され、第3端子がバッファ回路200の入力部Vinに接続され、第1のト
ランジスタ201の第2端子は、容量素子207を介して出力部Voutに接続されてい
る。
ここで、第1のトランジスタ201の利得をg、第2のトランジスタ202の利得を
、第3のトランジスタ203の利得をg、第4のトランジスタ204の利得をg
、入力信号の角周波数をs(=2πf(fは周波数))、容量素子207の静電容量をC
で表すと、図2に示すバッファ回路200の利得は、以下の数式(8)で表される。
Figure 0005723469
すなわち、高周波成分ではsが極めて大きい(g、g<<sC)ため、1/s=0
とすると、高周波成分の利得は以下の数式(9)で表される。
Figure 0005723469
そして、低周波成分ではsが極めて小さい(g、g>>sC)ため、s=0とする
と、低周波成分の利得は以下の数式(10)で表される。
Figure 0005723469
上記数式(9)には第3のトランジスタ203の利得が含まれず、図2のバッファ回路
200では、第3のトランジスタ203の利得が高周波成分の利得の増大に寄与しない。
すなわち、高電位側の電源線に接続された最終段のトランジスタが利得の増大に寄与しな
い。更には、上記数式(10)から、第3のトランジスタ203の利得を増大させると、
バッファ回路の低周波成分での利得を減少させる方向に作用する。
一方で、図1に示すバッファ回路100では、高電位側の電源線Vddに接続された最
終段のトランジスタが利得の増大に寄与するため、該トランジスタのチャネル長を大きく
するなどして最終段のトランジスタの利得を増大させることでバッファ回路の利得を増大
させることができる。
図3は、バッファ回路300を示す図である。
図3に示すバッファ回路300は、第1のトランジスタ乃至第6のトランジスタ、容量
素子、入力部及び出力部を有し、第1のトランジスタ301では、第1端子及び第3端子
が高電位側の電源線Vddに接続され、第2端子が第2のトランジスタ302の第1端子
、第4のトランジスタ304の第3端子及び第5のトランジスタ305の第3端子に接続
され、第2のトランジスタ302では、第2端子が低電位側の電源線Vssに接続され、
第3端子は、バッファ回路300の入力部Vinに接続され、第3のトランジスタ303
では、第1端子が高電位側の電源線Vddに接続され、第2端子が第4のトランジスタ3
04の第1端子と第6のトランジスタ306の第3端子に接続され、第3端子がバッファ
回路300の入力部Vinに接続され、第4のトランジスタ304では、第2端子が低電
位側の電源線Vssに接続され、第5のトランジスタ305では、第1端子が高電位側の
電源線Vddに接続され、第2端子が第6のトランジスタ306の第1端子及びバッファ
回路300の出力部Voutに接続され、第6のトランジスタ306では、第2端子が低
電位側の電源線Vssに接続され、第1のトランジスタ301の第2端子は、容量素子3
07を介してバッファ回路300の出力部Voutに接続されている。
ここで、第1のトランジスタ301の利得をg、第2のトランジスタ302の利得を
、第3のトランジスタ303の利得をg、第4のトランジスタ304の利得をg
、第5のトランジスタ305の利得をg、第6のトランジスタ306の利得をg、入
力信号の角周波数をs(=2πf(fは周波数))、容量素子307の静電容量をCで表
すと、図3に示すバッファ回路300の高周波成分の利得は、以下の数式(11)で表さ
れる。
Figure 0005723469
一方で、低周波成分の利得は、以下の数式(12)で表される。
Figure 0005723469
上記数式(11)には第5のトランジスタ305の利得が含まれず、図3のバッファ回
路300では、第5のトランジスタ305の利得が高周波成分の利得の増大に寄与しない
。すなわち、高電位側の電源線に接続された最終段のトランジスタが利得の増大に寄与し
ないことになる。一方で、上述したように、図1に示すバッファ回路100では、高電位
側の電源線に接続された最終段のトランジスタが利得の増大に寄与するため、該トランジ
スタのチャネル長を大きくするなどして最終段のトランジスタの利得を増大させることで
バッファ回路の利得を増大させることができる。
以上本実施の形態にて説明したように、本発明の一態様である図1に示すバッファ回路
は、新しく、従来のバッファ回路に対して有利な効果を有するものである。このバッファ
回路は表示装置の駆動回路に用いることができ、バッファ回路と画素部とを同一の基板上
に形成することもできる。
(実施の形態2)
本実施の形態では、Pチャネル型トランジスタを用いて構成された本発明の一態様であ
るバッファ回路について説明する。
図4は、本発明の一態様であるバッファ回路400を示す図である。
図4に示すバッファ回路400は、第1のトランジスタ乃至第6のトランジスタ、容量
素子、入力部及び出力部を有し、第1のトランジスタ401では、第1端子が高電位側の
電源線Vddに接続され、第2端子が第2のトランジスタ402の第1端子及び第4のト
ランジスタ404の第3端子に接続され、第3端子がバッファ回路400の入力部Vin
に接続され、第2のトランジスタ402では、第2端子及び第3端子が低電位側の電源線
ssに接続され、第3のトランジスタ403では、第1端子が高電位側の電源線Vdd
に接続され、第2端子が第4のトランジスタ404の第1端子及び第6のトランジスタ4
06の第3端子に接続され、第3端子がバッファ回路400の入力部Vinに接続され、
第4のトランジスタ404では、第2端子が低電位側の電源線Vssに接続され、第5の
トランジスタ405では、第1端子が高電位側の電源線Vddに接続され、第2端子が第
6のトランジスタ406の第1端子及びバッファ回路の出力部Voutに接続され、第3
端子がバッファ回路400の入力部Vinに接続され、第6のトランジスタ406では、
第2端子が低電位側の電源線Vssに接続され、第1のトランジスタ401の第2端子は
、容量素子407を介して出力部Voutに接続されている。
図4に示すバッファ回路400は、駆動能力が高く、高周波成分の利得を大きくするこ
とができる。更には、このようなバッファ回路は、スルーレートも高いものとなる。更に
は、同一極性のトランジスタにより構成することが可能なため、簡略な工程により作製す
ることができる。言い換えると、従来は困難であった同一極性のトランジスタのみで構成
されるバッファ回路のスルーレートを高くすることを可能とする。そして、6のトランジ
スタと1の容量素子で構成することができるため、バッファ回路の占有面積を小さくする
ことも可能である。
以上本実施の形態にて説明したように、本発明の一態様である図4に示すバッファ回路
は、新しく、従来のバッファ回路に対して有利な効果を有するものである。このバッファ
回路は表示装置の駆動回路に用いることができ、バッファ回路と画素部とを同一の基板上
に形成することもできる。
100 バッファ回路
101 第1のトランジスタ
102 第2のトランジスタ
103 第3のトランジスタ
104 第4のトランジスタ
105 第5のトランジスタ
106 第6のトランジスタ
107 容量素子
200 バッファ回路
201 第1のトランジスタ
202 第2のトランジスタ
203 第3のトランジスタ
204 第4のトランジスタ
207 容量素子
300 バッファ回路
301 第1のトランジスタ
302 第2のトランジスタ
303 第3のトランジスタ
304 第4のトランジスタ
305 第5のトランジスタ
306 第6のトランジスタ
307 容量素子
400 バッファ回路
401 第1のトランジスタ
402 第2のトランジスタ
403 第3のトランジスタ
404 第4のトランジスタ
405 第5のトランジスタ
406 第6のトランジスタ
407 容量素子

Claims (1)

  1. 第1のトランジスタと、第2のトランジスタと、第3のトランジスタと、第4のトランジスタと、第5のトランジスタと、第6のトランジスタと、容量素子と、を有し、
    前記第1のトランジスタのゲートは、入力端子と電気的に接続され、
    前記第1のトランジスタのソース又はドレインの一方は、第1の配線と電気的に接続され、
    前記第1のトランジスタのソース又はドレインの他方は、前記第2のトランジスタのソース又はドレインの一方と電気的に接続され、
    前記第2のトランジスタのゲートは、第2の配線と電気的に接続され、
    前記第2のトランジスタのソース又はドレインの他方は、前記第2の配線と電気的に接続され、
    前記第3のトランジスタのゲートは、前記入力端子と電気的に接続され、
    前記第3のトランジスタのソース又はドレインの一方は、前記第1の配線と電気的に接続され、
    前記第3のトランジスタのソース又はドレインの他方は、前記第4のトランジスタのソース又はドレインの一方と電気的に接続され、
    前記第4のトランジスタのゲートは、前記第1のトランジスタのソース又はドレインの他方と電気的に接続され、
    前記第4のトランジスタのソース又はドレインの他方は、前記第2の配線と電気的に接続され、
    前記第5のトランジスタのゲートは、前記入力端子と電気的に接続され、
    前記第5のトランジスタのソース又はドレインの一方は、前記第1の配線と電気的に接続され、
    前記第5のトランジスタのソース又はドレインの他方は、出力端子と電気的に接続され、
    前記第6のトランジスタのゲートは、前記第3のトランジスタのソース又はドレインの他方と電気的に接続され、
    前記第6のトランジスタのソース又はドレインの一方は、前記出力端子と電気的に接続され、
    前記第6のトランジスタのソース又はドレインの他方は、前記第2の配線と電気的に接続され、
    前記容量素子の一対の電極のうちの一方は、前記第1のトランジスタのソース又はドレインの他方と電気的に接続され、
    前記容量素子の一対の電極のうちの他方は、前記第5のトランジスタのソース又はドレインの他方と電気的に接続され、
    前記第1の配線は、第1の電位を供給することができる機能を有し、
    前記第2の配線は、第2の電位を供給することができる機能を有し、
    前記第1の電位は、前記第2の電位よりも高く、
    前記第1のトランジスタと、前記第2のトランジスタと、前記第3のトランジスタと、前記第4のトランジスタと、前記第5のトランジスタと、前記第6のトランジスタと、はPチャネル型トランジスタであることを特徴とするバッファ回路。
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