JP5723181B2 - 電源回路遮断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電気自動車やハイブリッドカー等の車両に搭載される電源の回路を遮断する電源回路遮断装置に関する。
環境にやさしい自動車として、電気自動車やハイブリッドカーが増加している。このような車両には、複数のバッテリを重ね合わせたバッテリ集合体からなる電源装置が搭載されている(例えば、特許文献1〜4参照)。
このような電気自動車やハイブリッドカー等の車両に搭載される電源装置は、ガソリンエンジン車等の電源回路に較べて大容量であるため、電気系統等のメンテナンスや修理時には電源回路遮断装置によって電源装置と負荷との間の電源回路を遮断して作業安全性を確保している(例えば、特許文献5参照)。
この電源回路遮断装置は、図14に示すように、一方のコネクタハウジング1を他方のコネクタハウジング2に挿入してレバー3を回転させると、カム機構によって一方のコネクタハウジング1が他方のコネクタハウジング2内に近接移動されて入り込んでコネクタ嵌合位置となり、双方のコネクタハウジング1,2の端子が接触する。また、レバー3を逆方向へ回動させると、カム機構によって一方のコネクタハウジング1が他方のコネクタハウジング2から引き離されて、双方のコネクタハウジング1,2の端子の接続が解除され、一方のコネクタハウジング1が他方のコネクタハウジング2から外される。また、コネクタハウジング1,2が嵌合された状態で、レバー3を水平方向にスライドさせると、検知スイッチがON・OFFされ電源回路が開閉される。
特開2007−48515号公報 特開2007−317400号公報 特開2009−187813号公報 特開2009−289431号公報 特開2005−142107号公報
ところで、一方のコネクタハウジング1を他方のコネクタハウジング2へ挿し込んでレバー3の回動動作及びレバー3のスライド動作によってコネクタハウジング1,2の嵌合・離脱及び検知スイッチのON・OFFを行う上記のレバー式の電源回路遮断装置では、レバーの操作スペースとして大きなスペースSを確保しなければならなかった。
また、他方のコネクタハウジング2に対して一方のコネクタハウジング1を嵌合・離脱させる際に端子が摺接するため、端子削れが生じて他方のコネクタハウジング2に対する一方のコネクタハウジング1の挿入離脱力の増加による操作性の低下を招く虞があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、小さなスペースにも設置することができ、また、良好な操作性を長期にわたって維持することが可能な電源回路遮断装置を提供することにある。
本発明に係る上記目的は、下記構成(1)及び(2)により達成される。
(1) 電源回路に接続される一対のバスバーを備えるとともに、前記電源回路を開閉するインターロック回路に接続されたインターロック端子を備えるボックスと、
ショート端子が内蔵され前記ボックスに形成された接続穴へ挿入されるグリップと、を備え、
前記接続穴へ前記グリップを挿入して挿入方向軸線を中心として回転させることにより、前記グリップに形成された突起によって前記ボックス内の前記バスバーが弾性変形されて前記一対のバスバーが互いに導通接続され、前記接続穴への前記グリップのさらなる押し込みにより、前記インターロック端子が前記ショート端子によって導通接続されることを特徴とする電源回路遮断装置。
(2) 上記構成(1)の電源回路遮断装置において、前記接続穴の上面開口形状と前記グリップの挿入先端形状とが、前記グリップの挿入方向軸線を中心とした所定の相対回転位置においてのみ嵌合を可能とする嵌合形状に構成されることを特徴とする。
上記(1)の構成の電源回路遮断装置によれば、接続穴へグリップを挿入して挿入方向軸線を中心として回転させることにより、グリップに形成された突起によってボックス内のバスバーを弾性変形させて互いに導通接続させ、電源回路を形成することができる。そして、接続穴へグリップをさらに押し込むことにより、インターロック端子をショート端子によって導通接続させ、電源回路を閉回路とすることができる。
この状態において、ボックスからグリップを引き上げると、ショート端子によるインターロック端子の導通接続を解除させて、電源回路を開回路とすることができる。そして、グリップを挿入方向軸線を中心として逆方向へ回転させることにより、突起によって弾性変形されていたバスバーを復元させ、バスバー同士の導通状態を解除させ、電源回路を確実に遮断させることができる。
このように、グリップの挿入方向軸線を中心とした回転によって電源回路の形成及び遮断を行うとともに、接続穴に対するグリップの挿抜によってインターロック端子の断接を行うので、レバーの回動動作及びスライド動作によって電源回路の形成・遮断及びインターロック端子の断接を行うレバー式の電源回路遮断装置と比較し、その操作スペースを大幅に小さくすることができ、また、電源回路の形成・遮断の際に端子同士が摺接するものと比較して、端子削れをなくすことができる。
上記(2)の構成の電源回路遮断装置によれば、グリップの挿入先端は、接続穴の上面開口に対して挿入方向軸線を中心とした所定の相対回転位置においてのみ嵌合が可能な外形形状とされる。
そこで、例えば接続穴に挿入されたグリップの突起が挿入時にボックス内のバスバーと接触する虞がない所定の相対回転位置においてのみ、グリップを接続穴に挿入できるように構成することによって、誤った相対回転位置で挿入されたグリップの突起が、不所望な方向からバスバーに接触して作用する不用意な力によってバスバーを異常変形させることを防止できる。
本発明によれば、小さなスペースにも設置することができ、また、良好な操作性を長期にわたって維持することが可能な電源回路遮断装置を提供できる。
本実施形態に係るサービスプラグの斜視図である。 図1のサービスプラグのボックス及びグリップの側面図である。 図1のサービスプラグの縦断面図である。 サービスプラグが設けられる電源回路図である。 図2におけるボックスのA−A断面図である。 (a)はサービスプラグを構成するグリップの分解斜視図であり、(b)はボックスの上面図である。 サービスプラグの操作の仕方を説明する斜視図である。 サービスプラグの操作の仕方を説明する縦断面図である。 図8におけるB−B断面図である。 サービスプラグの操作の仕方を説明する斜視図である。 サービスプラグの操作の仕方を説明する縦断面図である。 図11におけるC−C断面図である。 サービスプラグのグリップの操作スペースを示す側面図である。 レバー式の電源回路遮断装置の側面図である。
以下、本発明に係る実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本実施形態に係るサービスプラグの斜視図、図2は図1のサービスプラグのボックス及びグリップの側面図、図3は図1のサービスプラグの縦断面図、図4はサービスプラグが設けられる電源回路図、図5は図2におけるボックスのA−A断面図、図6はサービスプラグを構成するグリップの分解斜視図及びボックスの上面図である。
図1〜図3に示すように、サービスプラグ(電源回路遮断装置)11は、ボックス13と、グリップ15とを備えている。
このサービスプラグ11は、電気自動車やハイブリッドカーなどの車両に電源装置として搭載される複数のバッテリを並設して構成したバッテリ集合体を備えた電源回路に設けられる。
図4に示すように、電源回路Dは、負荷Wと、この負荷Wに電力を供給するバッテリ集合体からなる電源装置Pとを有している。そして、サービスプラグ11は、この電源回路Dに直列に接続される。また、電源回路Dには、リレーRを有するインターロック回路Iが設けられ、このインターロック回路Iがサービスプラグ11の後述するインターロックスイッチ45に接続されている。
ボックス13は、合成樹脂から形成されたハウジング23を有している。図5及び図6(b)に示すように、ハウジング23には、上面側が開口した接続穴25が形成されており、この接続穴25に、グリップ15が嵌合される。接続穴25の上面開口形状は、後述するグリップ15の挿入先端形状に対応した嵌合形状に構成されており、グリップ本体81に対応した円弧状部25aと操作突起85に対応した矩形状部25bとを有している。
ハウジング23は、分割体23A,23Bからなるもので、これらの分割体23A,23Bを互いに組み合わせることにより、ハウジング23とされる。一方の分割体23Aには、係合孔27を有する一対の係合片29が他方の分割体23B側へ延在するように形成されており、他方の分割体23Bには、その両側面に係合爪31が形成されている。互いの分割体23A,23Bを組み合わせると、分割体23Aの係合片29が分割体23Bの両側部に沿って配置され、係合片29の係合孔27に係合爪31が入り込んで係合され、互いの分割体23A,23Bが結合されてハウジング23とされる。
これらの分割体23A,23Bから構成されたハウジング23には、その高さ方向の中間部に、接点形成層33が設けられている。この接点形成層33には、ハウジング23の両側部に、一対の接点収容溝35A,35Bが形成されている。また、接点形成層33には、接続穴25と連通する一対の円弧溝37A,37Bが互いに対向する位置に形成されている。円弧溝37Aは、ハウジング23の幅方向の略中央から一方の接点収容溝35Aに達しており、円弧溝37Bは、ハウジング23の幅方向の略中央位置から他方の接点収容溝35Bに達している。これらの円弧溝37A,37Bは、接続穴25の矩形状部25bを介して一端部がハウジング23の上面において開放されている。ハウジング23の上部には、壁部41が形成されている。
壁部41は、接続穴25における円弧状部25aの周囲を囲う円弧状壁部41aと、接続穴25における矩形状部25bの周囲を囲うと共に円弧溝37A,37Bの開放されたハウジング23の上部を覆う凹状壁部41bとを有している。
ハウジング23には、その長手方向の中央位置に、接続穴25に連通する縦溝43A,43Bが形成されている。
ボックス13は、インターロックスイッチ45を備えている。このインターロックスイッチ45は、バッテリ集合体からなる電源装置Pを含む電源回路Dを開閉させるスイッチである。このインターロックスイッチ45がオン状態となると電源回路Dに設けられたインターロック回路IのリレーRによって電源回路Dが閉回路となり、電源装置Pの電力が負荷Wへ供給される。また、インターロックスイッチ45がオフ状態となると電源回路Dに設けられたインターロック回路IのリレーRによって電源回路Dが開回路となり、負荷Wへの電源装置Pの電力の供給が遮断される。
本実施形態に係るインターロックスイッチ45は、図3に示すように、接続穴25の底部に設けられて上方へ突出したコネクタ収容部48に嵌合された雌コネクタにより構成されており、そのコネクタハウジング内部には、一対のインターロック端子47が設けられている。このインターロック端子47には、インターロック回路IのリレーRからの配線が接続される。また、このインターロックスイッチ45を収容するコネクタ収容部48には、その上部に、挿し込み孔49が形成されている。
また、ボックス13は、一対のバスバー51A,51Bを備えている。一方のバスバー51Aは、ハウジング23を構成する分割体23Aに固定され、他方のバスバー51Bは、ハウジング23を構成する分割体23Bに固定されている。これらのバスバー51A,51Bは、銅または銅合金等の導電性の金属板に折り曲げ加工等を施すことにより形成されたものである。
バスバー51Aは、ハウジング23に固定されてハウジング23の下端から下方へ延在する板状のバスバー本体53Aを有しており、このバスバー本体53Aの下端は、水平方向に屈曲された固定片部55Aとされている。この固定片部55Aは、長尺状に形成されており、その一端がハウジング23の一側方へ突出されている。この固定片部55Aの一端には、連結孔57Aが形成されている。
また、バスバー51Aは、バスバー本体53Aの両側部から接点形成層33の接点収容溝35A,35B内へそれぞれ延在する対状の接点片部59Aを有しており、これらの接点片部59Aが接点収容溝35A,35B内に配置されている。
バスバー51Bは、バスバー51Aと同様に、ハウジング23に固定されてハウジング23の下端から下方へ延在する板状のバスバー本体53Bを有しており、このバスバー本体53Bの下端は、水平方向に屈曲された固定片部55Bとされている。この固定片部55Bは、長尺状に形成されており、その一端がハウジング23の一側方へ突出されている。この固定片部55Bの一端には、連結孔57Bが形成されている。
バスバー51A,51Bの各固定片部55A,55Bは、ハウジング23の一側方へ突出して平行に延在されている。
また、バスバー51Bは、バスバー本体53Bの両側部から接点形成層33の接点収容溝35A,35B内へそれぞれ延在する対状の接点片部59Bを有しており、これらの接点片部59Bが接点収容溝35A,35B内に配置されている。
接点片部59Bは、それぞれ接点収容溝35A,35Bにおける接続穴25側に沿って延在されて平面視で接点片部59Aとラップされている。また、接点片部59Bは、接点片部59Aとラップされた先端部分が、接点片部59A側へ突出するように湾曲されており、この湾曲部分が接点61Bとされている。
上記のバスバー51A,51Bは、その固定片部55A,55Bが電源回路Dに直列に接続される。例えば、電源装置Pを構成するバッテリ集合体の互いに隣接するバッテリの端子である極柱に接続される。具体的には、固定片部55A,55Bの連結孔57A,57Bにバッテリの極柱を挿し込み、極柱にナットを締結することにより、バスバー51A,51Bがバッテリの極柱に導通状態に締結固定される。
また、ハウジング23を構成する一方の分割体23Aには、取付孔65を有するブラケット67が突設されている。そして、このブラケット67を被固定箇所に配置させ、取付孔65へネジ(図示略)を挿通させて被固定箇所に螺合することにより、ボックス13が被固定箇所に固定される。
図6(a)に示すように、サービスプラグ11を構成するグリップ15は、円柱状に形成されたグリップ本体81を有しており、このグリップ本体81の上端部には、側面視T字状に形成された把持部83が形成されている。
グリップ本体81の下端には、直径方向の対向位置に、操作突起(突起)85が形成されている。グリップ本体81の上端近傍には、直径方向の対向位置に、係合突起87が形成されている。操作突起85と係合突起87とは、挿入方向軸線を中心として互いに90°異なる位置に形成されている。
グリップ本体81には、その下端部に、コネクタ収容部48が嵌合可能な嵌合凹部89が形成されており、この嵌合凹部89内には、ショート端子91が設けられている。
上記構造のサービスプラグ11のボックス13は、例えば、電源装置Pを構成するバッテリ集合体の所定位置における互いに隣接するバッテリの端子にバスバー51A,51Bを接続することにより取り付けられる。
電源回路Dにボックス13を接続してサービスプラグ11を所定の取付位置に取り付けたら、ボックス13の接続穴25にグリップ15を挿し込む。このとき、グリップ15の操作突起85を接続穴25の矩形状部25bに嵌合させる。
接続穴25に挿し込まれたグリップ15は、図7〜図9に示すように、操作突起85が円弧溝37A,37Bの底部に当接して接点形成層33に達するまで挿入されたプリセット状態となる。
この状態から、グリップ15の把持部83を把持し、挿入方向軸線Xを中心としてグリップ15を一方向である右方向へ回転させる。これにより、グリップ15の操作突起85は、接点形成層33において円弧溝37A,37Bに沿ってハウジング23の両側部へ向かって移動し、バスバー51Bの接点片部59Bに当接する。さらに、グリップ15は回転させると、図12に示すように、操作突起85によってバスバー51Bの接点片部59Bが外側へ押し出されて弾性変形し、接点61Bがバスバー51Aの接点片部59Aに押し付けられて接触する。これにより、バスバー51A,51B同士が互いに導通されて、電源回路Dが形成される。なお、この時点では、インターロックスイッチ45が未だオフ状態であるので、インターロック回路IのリレーRによって電源回路Dが開回路となっており、負荷Wへの電力供給は依然として遮断された状態となっている。
グリップ15が右方向へ90°回転されると、操作突起85が縦溝43A,43B内に配置される。この状態において、グリップ15を接続穴25内へさらに押し込むと、グリップ15がコネクタ収容部48に近接されて、コネクタ収容部48がグリップ15の嵌合凹部89内に嵌合する。これにより、コネクタ収容部48の挿し込み孔49を介してインターロックスイッチ45内の一対のインターロック端子47に、グリップ15のショート端子91が挿入され、インターロックスイッチ45内の一対のインターロック端子47が導通されてインターロックスイッチ45がオン状態となる。この結果、インターロック回路IのリレーRによって電源回路Dが閉回路となり、電源装置Pの電力が負荷Wへ供給される。
このとき、グリップ15の係合突起87は、ボックス13の上部に形成された凹状壁部41bで囲われた部分に収容される。
尚、プリセット状態のグリップ15が所定の角度(右方向へ90°)に回転されない状態(接点片部59Aと接点片部59Bとが不完全接触の状態)では、操作突起85が縦溝43A,43B内に配置されず、グリップ15を接続穴25内へさらに押し込むことができない。
次に、負荷側のメンテナンスや修理を行うべく電源回路Dをサービスプラグ11によって遮断する場合について説明する。
まず、グリップ15の把持部83を把持してグリップ15をボックス13から引き上げると、グリップ15がインターロックスイッチ45から引き離されて、コネクタ収容部48が嵌合凹部89から外れる。これにより、インターロックスイッチ45からグリップ15のショート端子91が引き抜かれ、インターロックスイッチ45内の一対のインターロック端子47の導通が解除されてインターロックスイッチ45がオフ状態となる。この結果、インターロック回路IのリレーRによって電源回路Dが開回路となり、電源装置Pの電力の負荷Wへの供給が遮断される。
この状態において、グリップ15の把持部83を把持し、挿入方向軸線Xを中心としてグリップ15を他方向である左方向へ回転させると、グリップ15の操作突起85は、接点形成層33において円弧溝37A,37Bに沿ってハウジング23の幅方向の中央側へ向かって移動し、操作突起85がバスバー51Bの接点片部59Bから離間する。これにより、操作突起85によって外側へ押し出されて弾性変形していたバスバー51Bの接点片部59Bが復元することにより、接点61Bがバスバー51Aの接点片部59Aから離間し、バスバー51A,51B同士の導通が解除されて、電源回路Dが完全に遮断される。
グリップ15が左方向へ90°回転されると、操作突起85が、上方が開放された円弧溝37A,37Bの一端部に配置される。この状態において、グリップ15をボックス13に対して引き上げると、接続穴25からグリップ15が引き抜かれる。これにより、グリップ15が不用意に右方向へ回転されてバスバー51A,51Bが導通してしまうような不具合が防止される。
以上のように、電源回路遮断装置であるサービスプラグ11によれば、ボックス13の接続穴25へグリップ15を挿入して挿入方向軸線Xを中心として回転させることにより、グリップ15に形成された操作突起85によってバスバー51Bの接点片部59Bを弾性変形させてバスバー51A,51Bを互いに導通接続させ、電源回路Dを形成することができる。そして、グリップ15を接続穴25にさらに押し込むことにより、インターロック端子47をショート端子91によって導通接続させ、電源回路Dを閉回路とすることができる。
この状態において、ボックス13からグリップ15を引き上げると、ショート端子91によるインターロック端子47の導通接続を解除させて、電源回路Dを開回路とすることができる。そして、グリップ15を挿入方向軸線Xを中心として逆方向へ回転させることにより、操作突起85によって弾性変形していたバスバー51Bの接点片部59Bを復元させ、バスバー51A,51B同士の導通状態を解除させて、電源回路Dを確実に遮断させることができる。
ここで、図13に示すように、本実施形態に係るサービスプラグ11では、電源回路Dの形成及び遮断時のグリップ15の回転操作及びインターロック端子47の断接時のグリップ15の接続穴25に対する挿抜操作が極めて狭いスペースSで行われる。
このように、本実施形態に係るサービスプラグ11では、グリップ15の挿入方向軸線Xを中心とした回転によって電源回路Dの形成及び遮断を行うとともに、接続穴25に対するグリップ15の挿抜によってインターロック端子47の断接を行うので、レバーの回動動作及びスライド動作によって電源回路Dの形成・遮断及びインターロック端子の断接を行うレバー式のものと比較し、操作スペースSを大幅に小さくすることができ、また、電源回路Dの形成・遮断の際に端子同士が摺接するものと比較して、端子削れを解消することができる。
更に、本実施形態に係るサービスプラグ11では、グリップ15の挿入先端は、接続穴25の上面開口に対して挿入方向軸線Xを中心とした所定の相対回転位置においてのみ嵌合が可能な外形形状とされている。即ち、グリップ本体81の下端において直径方向に一対の操作突起85が形成されたグリップ15の挿入先端形状は、円弧状部25aと矩形状部25bとからなる接続穴25の上面開口形状に対応した嵌合形状に構成されている。
そこで、本実施形態に係るグリップ15は、接続穴25に挿入されたグリップ15の操作突起85が挿入時にボックス13内のバスバー51Bの接点片部59Bと接触する虞がない所定の相対回転位置(図7〜図9に示す位置)においてのみ、接続穴25に挿入できる。
従って、グリップ15をプリセット状態とする際に、誤った相対回転位置(図10〜図12に示す位置)で挿入されたグリップ15の操作突起85が、不所望な上方向から接点片部59Bの上縁部に接触して作用する不用意な力によってバスバー51Bの接点片部59Bを異常変形させることを防止できる。
尚、本発明の電源回路遮断装置に係るバスバー、インターロック端子、ショート端子、グリップ及び突起等の構成部材は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の形態を採りうる。
11 サービスプラグ(電源回路遮断装置)
13 ボックス
15 グリップ
25 接続穴
47 インターロック端子
51A,51B バスバー
85 操作突起(突起)
91 ショート端子
D 電源回路
I インターロック回路

Claims (2)

  1. 電源回路に接続される一対のバスバーを備えるとともに、前記電源回路を開閉するインターロック回路に接続されたインターロック端子を備えるボックスと、
    ショート端子が内蔵され前記ボックスに形成された接続穴へ挿入されるグリップと、を備え、
    前記接続穴へ前記グリップを挿入して挿入方向軸線を中心として回転させることにより、前記グリップに形成された突起によって前記ボックス内の前記バスバーが弾性変形されて前記一対のバスバーが互いに導通接続され、前記接続穴への前記グリップのさらなる押し込みにより、前記インターロック端子が前記ショート端子によって導通接続されることを特徴とする電源回路遮断装置。
  2. 前記接続穴の上面開口形状と前記グリップの挿入先端形状とが、前記グリップの挿入方向軸線を中心とした所定の相対回転位置においてのみ嵌合を可能とする嵌合形状に構成されることを特徴とする請求項1に記載の電源回路遮断装置。
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