JP2000311576A - 電源遮断装置 - Google Patents

電源遮断装置

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JP2000311576A
JP2000311576A JP11120605A JP12060599A JP2000311576A JP 2000311576 A JP2000311576 A JP 2000311576A JP 11120605 A JP11120605 A JP 11120605A JP 12060599 A JP12060599 A JP 12060599A JP 2000311576 A JP2000311576 A JP 2000311576A
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JP
Japan
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terminal
fuse
bus bar
load
power supply
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JP11120605A
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Shigemi Hashizawa
茂美 橋沢
Hidehiko Kuboshima
秀彦 久保島
Masayuki Karamatsu
正行 唐松
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H9/00Details of switching devices, not covered by groups H01H1/00 - H01H7/00
    • H01H9/08Arrangements to facilitate replacement of a switch, e.g. cartridge housing
    • H01H9/085Arrangements to facilitate replacement of a switch, e.g. cartridge housing contact separation effected by removing contact carrying element
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H9/00Details of switching devices, not covered by groups H01H1/00 - H01H7/00
    • H01H9/10Adaptation for built-in fuses
    • H01H2009/108Building a sliding and/or a removable bridging connector for batteries
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H9/00Details of switching devices, not covered by groups H01H1/00 - H01H7/00
    • H01H9/10Adaptation for built-in fuses

Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁状態を十分確保することができて、かつ
良好な操作性を有する電源遮断装置の提供を目的とす
る。 【解決手段】 ヒューズ収納ボックス14と、電源側ブ
スバー15と、負荷側ブスバー16と、電源と負荷とを
ヒューズ13を介して断続するプラグ18とを備えた電
源遮断装置10であって、装着部17に、一面側に負荷
側ブスバー16の端子部16aが位置し他面側にヒュー
ズ13の端子部11が位置する絶縁壁19を設け、プラ
グ18をプラグハウジング49と、絶縁壁19を跨ぐよ
うに装着されてヒューズ13の端子部11,12といず
れかのブスバー15,16端子部15a,16aとを導
通させるコ字型断面形状の端子部材50とで形成し、絶
縁壁19に、該絶縁壁19の壁面から各端子部11,1
2の移動を阻止してがたつきを防止するがたつき押え手
段20を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源と負荷との間
に配置されて、電源と負荷とをヒューズを介して接続す
ると共に、電源とヒューズとの間又は負荷とヒューズと
の間を遮断することで電源と負荷とを遮断する電源遮断
装置に係り、特に、電気自動車の電源側に取り付けられ
て負荷との間を電気的に遮断するのに好適な電源遮断装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図23は、いわゆるナイフスイッチ式の
電源遮断装置1を示す。この電源遮断装置1は、基台2
に操作レバー3が支点4を中心に回動自在に取り付けら
れている。操作レバー3の回動方向の一側には、電源
(不図示)と接続された受け側端子5が固定され、操作
レバー3には作動側端子6が固定されている。操作側端
子6は負荷(不図示)と接続されている。また、受け側
端子5は、一対の弾性片7,7からなり、これらの弾性
片7,7間に、板状の作動側端子6が挿入されることに
よって、作動側端子6が一対の弾性片7,7に弾性挾持
されている。
【0003】そして、図23に示すように、操作レバー
3が右側に位置している状態から、支点4を中心に半時
計方向へ回動させることにより、受け側端子5の弾性片
7,7間に作動側端子6が挿入され、弾性挾持されるこ
とにより導通される。これにより、負荷と電源とが接続
される。また、この状態から操作レバー3を時計方向へ
回動させることにより、一対の弾性片7,7間から作動
側端子6を抜き出して、受け側端子5から作動側端子6
を離脱させることにより、電源と負荷とが遮断される。
【0004】このナイフスイッチ式の電源遮断装置1で
は、操作レバー3を支点4を中心に回動させることによ
り、電源と負荷とを容易に断続させることができるよう
になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、受け側端子
5の一対の弾性片7,7間の位置が、操作レバー3の回
動軌跡からずれていたり、あるいは、受け側端子5の弾
性片7,7の位置がずれていると、作動側端子6を弾性
片7,7間に挿入する際に一方の弾性片7側へ作動側端
子6がずれることになり、一方の弾性片7の撓み量が多
くなるので作動側端子6は一方の弾性片7から必要以上
の弾性力を受ける。このため、弾性片7,7間に作動側
端子6を挿入する場合、余分な力を必要とする。
【0006】また、このような状態で弾性片7,7間に
作動側端子6を挿入した状態から、操作レバー3を回動
させて弾性片7,7間から作動側端子6を抜き出す場合
にも、一方の弾性片7からの抵抗力が大きいので余分な
力を必要とする。
【0007】従って、上記のようなナイフスイッチ式の
電源遮断装置では、操作レバー3の回動軌跡がずれる
と、挿抜力が増加し、操作レバー3の操作性が悪くなる
という問題を有している。
【0008】さらに、外力が操作レバー3に加わって、
操作レバー3が回動すると、受け側端子5と作動側端子
6とが不用意に接続してしまうおそれがあり、確実な絶
縁状態を確保することができないという問題を有してい
る。
【0009】そこで、本発明は、絶縁状態を十分確保す
ることができて、かつ良好な操作性を有する電源遮断装
置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、一対の端子部を有するヒューズ
と、このヒューズが収納されるヒューズ収納ボックス
と、このヒューズ収納ボックスに収納されたヒューズの
いずれか一方の端子部と電源とを接続する電源側ブスバ
ーと、他方の端子部と負荷とを接続する負荷側ブスバー
と、前記ヒューズ収納ボックスの装着部への装着又は装
着部からの離脱により一方の端子部と電源側ブスバーと
の間又は他方の端子部と負荷側ブスバーとの間のいずれ
か一方を断続し電源と負荷とをヒューズを介して断続す
るプラグとを備えた電源遮断装置であって、前記装着部
に、一面側に電源側ブスバー又は負荷側ブスバーの端子
部が位置し他面側にヒューズの端子部が位置する絶縁壁
を設け、前記プラグをプラグハウジングと、このプラグ
ハウジングに組み付けられて前記絶縁壁を跨ぐように装
着されてヒューズの端子部と前記いずれかのブスバーの
端子部とを導通させるコ字型断面形状の端子部材とで形
成し、前記絶縁壁に、該絶縁壁の壁面からの前記各端子
の移動を阻止してがたつきを防止するがたつき押え手段
を設けたことを特徴とする電源遮断装置。
【0011】この電源遮断装置では、電源と負荷とを接
続する場合には、プラグの端子部材を、ヒューズ収納ボ
ックスの絶縁壁を跨ぐように装着することにより、負荷
側のブスバー又は電源側のブスバーの端子部と、ヒュー
ズの端子部とを導通する。この状態から、電源と負荷と
を遮断するには、プラグハウジングを装着部から離脱さ
せることにより、端子部材を絶縁壁から外し、電源側ブ
スバーの端子又は負荷側のブスバーとヒューズの端子部
との導通状態を解除する。
【0012】この電源遮断装置では、絶縁壁の両面に位
置する電源側ブスバー又は負荷側ブスバーの端子部及び
ヒューズの端子部とが、がたつき押え手段によってその
移動を阻止されているので、プラグの端子部材を絶縁壁
に跨ぐように装着する際に、挿入力が変化することがな
い。また、端子部材を絶縁壁から引き出す場合にも各ブ
スバーの端子部及びヒューズの端子部ががたつかないの
で、端子部材を絶縁壁から容易に引き出すことができ
る。従って、良好な操作性が得られる。
【0013】さらに、負荷側ブスバーの端子部又は電源
側ブスバーの端子部及びヒューズの端子部が絶縁壁を間
に挟んで位置しているので、この絶縁壁によって確実な
絶縁状態が得られる。また、プラグに組み付けられた端
子部材を装着部に装着するので、負荷側ブスバー又は電
源側ブスバーの端子部とヒューズの端子部とが不用意に
接続されることがなく、絶縁状態を十分確保するこがで
きる。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載の電
源遮断装置であって、前記がたつき押え手段が、前記絶
縁壁に設けられて前記端子部の側端部が嵌合する溝であ
ることを特徴としている。
【0015】この電源遮断装置では、絶縁壁に設けられ
た溝に、負荷側ブスバーの端子部の側端部が嵌合し、ヒ
ューズの端子部の側端部が嵌合することによって、各端
子部が絶縁壁の壁面に対して移動することがなく、がた
つきが阻止される。
【0016】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
記載の電源遮断装置であって、前記端子部材の挿入側の
前記絶縁壁の端部に、絶縁鍔部を設けたことを特徴とし
ている。
【0017】この電源遮断装置では、絶縁壁の両側に位
置する負荷側ブスバー又は電源側ブスバーの端子部とヒ
ューズの端子部との間に、絶縁鍔部を設けたことで、絶
縁壁の両面の各端子部間の絶縁距離が長くなり、十分な
絶縁状態を確保することができる。
【0018】請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3
のいずれか一項に記載の電源遮断装置であって、前記ヒ
ューズの他方の端子部と負荷側ブスバーの端子部との間
に中間ブスバーが設けられ、前記中間ブスバーの一端が
前記他方の端子部と接続され、中間ブスバーの他端が前
記絶縁壁の一面側に位置していることを特徴としてい
る。
【0019】この電源遮断装置では、絶縁壁の一面側に
中間ブスバーの他端が位置し、他面側に負荷側ブスバー
の端子部が位置する。そして、プラグを装着部に装着す
ることにより、端子部材が絶縁壁を跨ぐように装着さ
れ、中間ブスバーの他端と負荷側部ブスバーの端子部と
が導通される。
【0020】この場合、ヒューズ収納ボックスに収容さ
れたヒューズの収容位置が多少ずれてヒューズの端子部
がずれていても、このずれにより中間ブスバーの位置が
ずれることがなく、中間ブスバーの一端とヒューズの端
子部との接続部分でそのずれが吸収される。従って、中
間ブスバーの他端を絶縁壁の一面側に位置させる場合、
位置ずれが生じることがなく、所定の位置に位置決め固
定することができる。
【0021】請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4
のいずれか一項に記載の電源遮断装置であって、前記電
源側ブスバーと電源との間及び前記負荷側ブスバーと負
荷との間が電源でそれぞれ接続されていることを特徴と
している。
【0022】この電源遮断装置では、電源側ブスバーと
電源との間及び負荷側ブスバーと負荷との間が電線でそ
れぞれ接続されているので、電源遮断装置を電源に直接
接続する必要がない。このため、電源及び負荷から離れ
た任意の位置に電源遮断装置を配設することができる。
【0023】請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5
のいずれか一項に記載の電源遮断装置であって、前記絶
縁壁周囲に、感電防止壁を設けたことを特徴としてい
る。
【0024】電源遮断装置では、プラグをヒューズ収納
ボックスの装着部に装着する場合、絶縁壁の周囲に絶縁
防止壁を設けたことにより、プラグを把持した手が絶縁
壁の両面の各端子部に触れることがなく、感電を確実に
防止することができる。
【0025】請求項7の発明では、請求項1乃至請求項
4のいずれか一項に記載の電源遮断装置であって、前記
プラグの装着部への装着方向が前記ヒューズの長手方向
に沿っていることを特徴としている。
【0026】この電源遮断装置では、ヒューズ収納ボッ
クスの幅方向の周囲に作業スペースを確保できない場合
であっても、ヒューズ収納ボックスの長手方向に沿う方
向からプラグを装着部に装着することができるので、ヒ
ューズ収納ボックスの取付位置の自由度が高くなる。
【0027】請求項8の発明では、請求項1乃至請求項
4のいずれか一項に記載の電源遮断装置であって、前記
プラグの装着部への装着方向が前記ヒューズの長手方向
に対して交差する方向に沿っていることを特徴としてい
る。
【0028】この電源遮断装置では、ヒューズ収納ボッ
クスの長手方向の両側に作業スペースを確保できない場
合であっても、ヒューズの長手方向に対して交差する方
向に沿ってプラグを装着部に装着することができるの
で、ヒューズ収納ボックスの取付位置の自由度が高くな
る。
【0029】請求項9の発明では、請求項7又は請求項
8に記載の電源遮断装置であって、前記電源側ブスバー
が電源側の端子に直接接続される電源側端子部を有し、
前記負荷側ブスバーが負荷側の端子に直接接続される負
荷側端子部を有することを特徴としている。
【0030】電源遮断装置では、電源側ブスバーの電源
側端子部を電源側の端子に直接接続することにより、電
源に直接接続することができる。また、負荷側ブスバー
の負荷側端子部を負荷側の端子に直接接続することによ
り負荷に直接接続することができる。このため、配線等
の作業が不要で、配線のための部品も不要になる。
【0031】請求項10の発明では、請求項1乃至請求
項3のいずれか一項に記載の電源遮断装置であって、前
記ヒューズ収納ボックスの開口部を閉鎖する絶縁カバー
を備えていることを特徴としている。
【0032】この電源遮断装置では、ヒューズ収納ボッ
クスに収容されたヒューズは、ヒューズ収納ボックスの
開口部を閉鎖するカバーにより外部から遮蔽される。こ
の結果、ヒューズを外部から保護することができると共
に、ヒューズ及びこのヒューズの端子部に不用意に触れ
ることがなくなり、安全性が向上する。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電源遮断装置
の実施形態について説明する。
【0034】[第1実施形態]図1乃至図6を用いて第
1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態の
電源遮断装置10を示す斜視図、図2(a)は組み付け
た状態を示す断面図、図2(b)は(a)のIIa−I
Ia線に沿って切断した断面図である。
【0035】図1及び図2に示すように、電源遮断装置
10は、一対の端子部11,12を有するヒューズ13
と、このヒューズ13が収納されるヒューズ収納ボック
ス14と、このヒューズ収納ボックス14に収容された
ヒューズ13のいずれか一方の端子部11と電源(不図
示)とを接続する電源側ブスバー15と、他方の端子部
12と負荷(不図示)とを接続する負荷側ブスバー16
と、ヒューズ収納ボックス14の装着部17への装着又
は装着部17からの離脱により他方の端子部12と負荷
側ブスバー16との間を断続し電源と負荷とをヒューズ
13を介して断続するプラグ18とを備えている。
【0036】また、装着部17には、絶縁壁19が設け
られて、この絶縁壁19の両面に配置される端子部40
b,16aのがたつきを防止するがたつき押え手段20
が設けられている。
【0037】ヒューズ13は、円柱状のヒューズ本体2
1の両側に、上記板状の一対の端子部11,12が突出
して形成されている。これらの端子部11,12には、
略中央部分には、ねじ止め固定用の孔がそれぞれ設けら
れている。このヒューズ13は、ヒューズ収納ボックス
14内に収容されねじ止め固定される。
【0038】ヒューズ収納ボックス14は、収納ケース
22と、この収納ケース22を覆うカバー23とで形成
されている。収納ケース22は、基壁24と、この基壁
24の一側部から立設された側壁25と、基壁24の下
面側から突設されたブスバー支持壁部26,27とで形
成されている。基壁24の長手方向の一側には、基壁2
4と側壁25とを連結する縦壁28が形成されている。
この縦壁28と側壁25、側壁25とで囲まれた部分に
ヒューズ13が収容される収容部29が形成されてい
る。
【0039】収容部29には、側壁25から矩形状の支
持ブロック30,31が基壁24側に突設されている。
これらの支持ブロック30,31にはねじ孔30a,3
1aがそれぞれ形成され、ねじ孔30a,31a内に
は、ナット32,32が埋設されている。これらの支持
ブロック30,31の前面側には、収容部29内に収容
されたヒューズ13の一対の端子部11,12がそれぞ
れ位置し、ボルト33を端子部11,12のねじ孔に挿
通させてナット32と螺合することで、ヒューズ13が
収容部29に固定、保持される。
【0040】一方のブスバー支持壁部26の基壁24側
には、スリットが形成されており、このスリット内から
電源側ブスバー15の端子部15aが、支持ブロック3
0の前面側に挿入されている。
【0041】そして、ボルト33により、ヒューズ13
の一方の端子部11と電源側ブスバー15の端子部15
aとが支持ブロック30に共締め固定されることによ
り、ヒューズ13の一方の端子部11と電源側ブスバー
15とが導通されている。電源側ブスバー15は、ブス
バー支持壁26の側部で電線44に加締め接続されて電
源に接続されている。
【0042】他方の支持ブロック31の外側に、上記装
着部17が形成されている。装着部17には、基壁24
から立設された絶縁壁19と、この絶縁壁19と支持ブ
ロック31との間に設けられた感電防止壁35と、絶縁
壁19を挟んで反対側に設けられた感電防止壁36と、
感電防止壁35,36の一側同士を連結するカバー壁6
5とが形成されている。さらに、絶縁壁19の側壁25
側には、絶縁壁19とほぼ平行にコネクタ部37が基壁
24から立設されている。
【0043】絶縁壁19の両面には、端子保持面38,
39がそれぞれ形成されている。一方の端子保持面38
には、中間ブスバー40の一側端子部40bが位置し、
他方の端子保持面39には、負荷側ブスバー16の端子
部16aが位置している。中間ブスバー40は、感電防
止壁35を挿通して、他側端子部40aが支持ブロック
31の前面側に位置している。そして、ヒューズ13の
他方の端子部12と共に、ボルト33により支持ブロッ
ク31に共締め固定されることにより、ヒューズ13の
他方の端子部12と中間ブスバー40とが導通されてい
る。
【0044】一方、端子保持面39側の基壁24には、
スリットが形成されている。このスリットからは、ブス
バー支持壁部27に支持された負荷側ブスバー16の端
子部16aが挿通されて、端子保持面39上に位置して
いる。負荷側ブスバー16は、ブスバー支持壁27の側
部で電線45に加締め接続されて負荷と接続されてい
る。
【0045】図3に示すように、絶縁壁19の端子保持
面38側には、中間ブスバー40の先端部が嵌合する保
持溝41が形成されている。この保持溝41は、中間ブ
スバー40の先端部が嵌合することで、中間ブスバー4
0の端子保持面38に対する移動を阻止してそのがたつ
きを防止している。さらに、端子保持面39側には、負
荷側ブスバー16の両側部が嵌合する保持溝42,43
が形成されている。これらの保持溝42,43は、負荷
側ブスバー16の両側部が嵌合することで、負荷側ブス
バー16の端子保持面39からのがたつきを防止してい
る。そして、絶縁壁19の両面の端子保持面38,39
にそれぞれ設けられた保持溝41,42,43ががたつ
き押え手段20を構成している。
【0046】また、絶縁壁19の上面側には、端子保持
面38,39側に、中間ブスバー40の板厚及び負荷側
ブスバー16の板厚と同じか若干短い絶縁鍔部46,4
6が一体に設けられている。この絶縁鍔部46,46を
設けることで、中間ブスバー40の端子部40bと負荷
側ブスバー16の端子部16aとの絶縁距離が長くなっ
ている。
【0047】絶縁壁19とほぼ平行に立設されたコネク
タ部37は、内部に2つの端子収容室47,47が形成
されている。端子収容室47,47内には、それぞれ雌
端子48が収容されている。このコネクタ部37は、装
着部17に装着されたプラグ18のフード部53に嵌合
し、フード部53に突設された雄端子51が雌端子48
と接続される。
【0048】プラグ18は、プラグハウジング49と、
このプラグハウジング49に組み付けられた端子部材5
0と、前記コネクタ部37の雌端子48と接続される雄
端子51とで形成されている。プラグハウジング49に
は、把持板部66と、この把持板部66の下面一側に設
けられた嵌合溝52と、他側に設けられた嵌合フード部
53とが一体に形成されている。
【0049】嵌合溝52は、底壁54と、一対の側壁5
5,55とで形成され、底壁54の対向面側に装着開口
56が設けられている。さらに前後方向にも開口してい
る。この装着開口56内に、上記絶縁壁19が挿入され
る。一対の側壁55,55の装着開口56側には、互い
に接近する方向に突出する止め壁57,57がそれぞれ
形成されている。この止め壁57,57によって、嵌合
溝52内に組み付けられた端子部材50の抜けが阻止さ
れている。
【0050】端子部材50は、基板部58と、この基板
部58の両側から同方向に折り曲げ形成された一対の弾
性接触板部59,59とでコ字型形状に形成されてい
る。そして、基板部58に対して、一対の弾性接触板部
59,59は弾性変形可能となっている。一対の弾性接
触板部59,59は、内側に折り曲げられた弾性片60
と、この弾性片60から外側に延設された止め片61
と、これらの弾性片60と止め片61との間の接触頂部
62とで山形形状に形成されている。そして、基板部5
8は、プラグハウジング49に一体に埋設され、止め片
61,61は、止め壁57,57に当接している。
【0051】嵌合溝52に隣接して設けられたフード部
53は、雄端子51の接触部51aが突設されている。
このフード部53内には、プラグ18を装着部17に装
着した状態で装着部17のコネクタ部37が嵌合され、
コネクタ部37の雌端子48と雄端子51とが接続され
る。これにより、プラグ18が装着部17に装着され
て、負荷と電源とが接続されていることが検知される。
【0052】また、プラグ18には、フード部53の外
側に、可撓性のロックアーム63が設けられている。こ
のロックアーム63は、装着部17に設けられた係止枠
64に係合して、装着部17からのプラグ18の脱落を
阻止する。
【0053】次に、プラグ18を装着部17に装着し
て、負荷と電源とをヒューズ13を介して接続する手
順、プラグ18を装着部17から外して負荷と電源とを
遮断する手順について説明する。
【0054】図1に示すように、ヒューズ13を収容部
29に収容し、一方の端子部11を電源側ブスバー15
の端子部15aと共に、ボルト33により支持ブロック
30に共締め固定する。また、他方の端子部12を中間
ブスバー40の端子部40aと共に、ボルト33により
支持ブロック31に共締め固定する。この状態では、中
間ブスバー40の端子部40aは、絶縁壁19の一方の
端子保持面38に固定されている。また、他方の端子保
持面39には、負荷側ブスバー16の端子部16aが固
定されている。これらの中間ブスバー40の端子部40
b、負荷側ブスバー16の端子部16aは、それぞれ、
がたつき押え手段20である保持溝41,42,43に
よって、端子保持面38,39からの移動が阻止され、
がたつきが防止されている。
【0055】そして、図5(a)に示すようにプラグ1
8を装着部17上に載置した状態で、プラグ18を装着
部17に押し込むと、端子部材50の弾性片60,60
が外側に撓み、接触頂部62,62が中間ブスバー40
の端子部40a、負荷側ブスバー16の端子部16aと
接触する。さらに、プラグ18を装着部17内に押し込
むと、図2(a),(b)に示すように、絶縁壁19の
上面側が嵌合溝52の底壁54に当接する。これによ
り、負荷側ブスバー16と中間ブスバー40とが端子部
材50により導通され、負荷側ブスバー16がヒューズ
13を介して電源側ブスバー15と導通されて負荷と電
源とが接続される。
【0056】また、装着部17へのプラグ18の挿入時
に、図5(b)に示すように、プラグ18を装着部17
へ斜めに嵌合しようとしても、プラグ18の外周面がカ
バー壁65により案内され、フード部53の内壁がコネ
クタ部37の外周面に案内されることにより、正規な嵌
合方向に矯正され、図2に示すように、正規な挿入状態
で嵌合する。
【0057】次に、上記の状態からプラグ18を装着部
17から抜き出す場合には、把持板部66を把持して上
方へ引き上げる。プラグ18を上方へ引き上げると、端
子部材50の接触頂部62,62が中間ブスバー40の
端子部40a、負荷側ブスバー16の端子部16a上を
摺動し、さらにプラグ18を上方向へ引き上げることに
より、プラグ18が装着部17から外れる。プラグ18
が装着部17から外れると、端子部材50が各端子部4
0b,16aから離れるので、端子部40b,16aが
電気的に遮断される。これにより、負荷側ブスバー16
とヒューズ13の端子部12とが遮断され、電源と負荷
とが遮断される。
【0058】この状態では、負荷側ブスバー16の端子
部16aと、中間ブスバー40の端子部40bとは絶縁
壁19、絶縁鍔部46によって絶縁状態となる。
【0059】本実施形態によれは、絶縁壁19の両面に
位置する中間ブスバー40の端子部40b及び負荷側ブ
スバー16の端子部16aとが、がたつき押え手段20
である保持溝41,42,43によってその移動を阻止
されているので、端子部材50を絶縁壁19に跨ぐよう
に装着する際に、その挿入力が変化することがない。
【0060】また、端子部材50を絶縁壁19から引き
出す場合にも中間ブスバー40の端子部40b及び負荷
側ブスバー16の端子部16aががたつかないので、端
子部材50を絶縁壁19から容易に引き出すことができ
る。従って、良好な操作性が得られる。
【0061】さらに、中間ブスバー40の端子部40b
及び負荷側ブスバー16の端子部16aが絶縁壁19を
間に挟んで位置しているので、この絶縁壁19によって
確実な絶縁状態が得られる。
【0062】また、プラグ18に組み付けられた端子部
材50を装着部17に装着する構造なので、中間ブスバ
ー40の端子部40bと負荷側ブスバー16の端子部1
6aとが不用意に接続されることがなく、絶縁状態を十
分確保することができる。
【0063】また、電源側ブスバー15と電源との間及
び負荷側ブスバー16と負荷との間が電線44,45で
それぞれ接続されているので、電源遮断装置10を電源
に直接接続する必要がない。このため、電源及び負荷か
ら離れた任意の位置に電源遮断装置10を配設すること
ができる。
【0064】また、プラグ18の装着部17への挿着方
向がヒューズ13の長手方向に対して交差する方向に沿
っているので、ヒューズ収納ボックス14の長手方向の
両側に作業スペースを確保できない場合であっても、ヒ
ューズ13の長手方向に対して交差する方向からプラグ
18を装着部17に装着することができる。これによ
り、ヒューズ収納ボックス14の取付位置の自由度が高
くなる。
【0065】また、ヒューズ収納ボックス14に収容さ
れたヒューズ13は、ヒューズ収納ボックス14の開口
部を閉鎖する絶縁カバー23により外部から遮蔽され
る。この結果、ヒューズ13を外部から保護することが
できると共に、ヒューズ13及びヒューズ13の端子部
11,12に不用意に触れることがなくなり、安全性が
向上する。
【0066】図6は、他の端子部材67の変形例を示
す。この端子部材67は、弾性片68が装着部17への
挿入方向に沿って、複数に分割されて短冊状に形成され
ている。
【0067】この端子部材67では、プラグ18を装着
部17に装着する際に、弾性片68が複数に分割されて
いるので、それぞれの撓みに対する反力が小さくなり挿
入力を低減することができる。
【0068】[第2実施形態]図7乃至図12を用いて
第2実施形態について説明する。図7は、第2実施形態
の電源遮断装置70を示す斜視図、図8は組付けた状態
を示す断面図である。
【0069】図7及び図8に示すように、電源遮断装置
70は、一対の端子部71,72を有するヒューズ73
と、このヒューズ73が収納されるヒューズ収納ボック
ス74と、このヒューズ収納ボックス74に収容された
ヒューズ73のいずれか一方の端子部71と電源(不図
示)とを接続する電源側ブスバー75と、他方の端子部
72と負荷(不図示)とを接続する負荷側ブスバー76
と、ヒューズ収納ボックス74の装着部77への装着又
は装着部77からの離脱により他方の端子部72と負荷
側ブスバー76とを断続し電源と負荷とをヒューズ73
を介して断続するプラグ78とを備えている。
【0070】また、装着部77には、絶縁壁79が設け
られて、この絶縁壁79の両面に配置される端子部76
a,93aのがたつきを防止するがたつき押え手段80
が設けられている。
【0071】ヒューズ73は、円柱状のヒューズ本体8
1の両側に、前記板状の一対の端子部71,72が突出
して形成されている。これらの端子部71,72には、
略中央部分にねじ止め用の孔がそれぞれ設けられてい
る。このヒューズ73は、ヒューズ収納ボックス74内
に収容される。
【0072】ヒューズ収納ボックス74は、収納ケース
82と、この収納ケース82の開口部を閉鎖する絶縁カ
バー83とで形成されている。収納ケース82は、基壁
84と、この基壁84の一側部から立設された側壁85
とで形成されている。基壁84の長手方向の一側には、
基壁84と側壁85とを連結する縦壁86が形成されて
いる。この縦壁86と基壁84と側壁85とで囲まれた
部分に、ヒューズ73が収容される収容部87が形成さ
れている。
【0073】ヒューズ73の一方の端子部71と電源側
ブスバー75の端子部75aとがボルト88,ナット8
9により締結・固定されることにより、ヒューズ73の
一方の端子部71と電源側ブスバー75とが導通されて
いる。電源側ブスバー75は、電源側の端子(不図示)
に直接接続される電源側端子部75bを有している。
【0074】ヒューズ73の一方の端子部71の外側
に、前記装着部77が形成されている。装着部77に
は、基壁84から立設された絶縁壁79と、この絶縁壁
79の上面に設けられたコネクタ部90とが形成されて
いる。
【0075】絶縁壁79の両面には、端子保持面91,
92がそれぞれ形成されている。一方の端子保持面91
には、中間ブスバー93の一側端子部93aが位置し、
他方の端子保持面92には、負荷側ブスバー76の端子
部76aが位置している。負荷側ブスバー76は、負荷
側の端子(不図示)に直接接続される負荷側端子部76
bを有している中間ブスバー93は、感電防止壁94と
側壁85との間を挿通して、他側端子部93bがヒュー
ズ73の他方の端子部72にボルト88とナット89と
により共締めされて、ヒューズ73の他方の端子部72
と中間ブスバー93とが導通されている。
【0076】図9に示すように、絶縁壁79の端子保持
面91側には、中間ブスバー93の一側端子部93aの
先端部が嵌合する保持溝95,96が形成されている。
これらの保持溝95,96は、中間ブスバー93の一側
端子部93aの先端部が嵌合することで、中間ブスバー
93の端子保持面91に対する移動を阻止してそのがた
つきを防止している。さらに、端子保持面92側には、
負荷側ブスバー76の端子部76aの先端部が嵌合する
保持溝97,98が形成されている。これらの保持溝9
7,98は、負荷側ブスバー76の端子部76aの先端
部が嵌合することで、負荷側ブスバー76の端子保持面
92からのがたつきを防止している。そして、絶縁壁7
9の両面の端子保持面91,92それぞれ設けられた保
持溝95,96,97,98ががたつき押え手段80を
構成している。
【0077】また、絶縁壁79の上下両面側には、端子
保持面91,92側に、中間ブスバー93の板厚及び負
荷側ブスバー76の板厚と同じか若干短い絶縁鍔部99
が一体に設けられている。この絶縁鍔部99を設けるこ
とで、中間ブスバー93の端子部93aと負荷側ブスバ
ー76の端子部76aとの絶縁距離が長くなっている。
【0078】また、絶縁壁79のほぼ中心部には、ヒュ
ーズ73の長手方向に沿って嵌合長孔103が形成され
ている。
【0079】絶縁壁79の上面に設けられたコネクタ部
90は、内部に2つの端子収容室104,104がヒュ
ーズ73の長手方向に沿って形成されている。端子収容
室104,104内には、それぞれ雌端子105が収容
されている。このコネクタ部90は、装着部77に装着
されたプラグ78のプラグハウジング106に嵌合し、
プラグハウジング106に突設された雄端子107が雌
端子105と接続される。
【0080】プラグ78は、プラグハウジング106
と、このプラグハウジング106に組み付けられた端子
部材108と、前記コネクタ部90の雌端子105と接
続される雄端子107とで形成されている。プラグハウ
ジング106は、ハウジング部109と、カバー110
とで形成されている。ハウジング部109には、嵌合溝
111と、前記絶縁壁79に形成された嵌合長孔103
に嵌合される係合部材112とが一体に形成されてい
る。
【0081】嵌合溝111は、底壁113と、一対の側
壁114,114と、これら一対の側壁114,114
の上面を連結する上壁115とで形成され、底壁113
の対向面側に装着開口116が設けられている。この装
着開口116内に、上記絶縁壁79とコネクタ部90と
が挿入される。一対の側壁114,114の装着開口1
16側には、互いに接近する方向に突出する止め壁11
7,117がそれぞれ形成されている。この止め壁11
7,117によって、嵌合溝111内に組み付けられた
端子部材108の抜けが阻止されている。
【0082】端子部材108は、基板部118と、この
基板部118の両側から同方向に折り曲げ形成された一
対の弾性接触板部119,119とでコ字型形状に形成
されている。そして、基板部118に対して、一対の弾
性接触板部119,119は弾性変形可能となってい
る。一対の弾性接触板部119,119は、内側に折り
曲げられた弾性片120と、この弾性片120から外側
に延設された止め片121と、これら弾性片120と止
め片121との間の接触頂部122とで山形形状に形成
されている。そして、基板部118は、プラグハウジン
グ106の底壁113に一体に埋設され、止め片12
1,121は、止め壁117,117に当接している。
【0083】嵌合溝111の底壁113には、雄端子1
07の接触部107aが突設されている。そして、プラ
グ78を装着部77に装着した状態で、コネクタ部90
の雌端子105と雄端子107とが接続される。これに
より、プラグ78が装着部77に装着されて、負荷と電
源とが接続されていることが検知される。
【0084】また、プラグ78には、ハウジング部10
9の外側に、ロックレバー123が設けられている。こ
のロックレバー123は、装着部77を覆う絶縁カバー
83に設けられた係止部124に係合して、装着部77
からのプラグ78の脱落を阻止する。
【0085】次に、プラグ78を装着部77に装着し
て、負荷と電源とをヒューズ73を接続する手順、プラ
グ78を装着部77から外して負荷と電源とを遮断する
手順について説明する。
【0086】図7に示すように、ヒューズ73を収容部
87に収容し、一方の端子部71を電源側ブスバー75
の端子部75aと共に、ボルト88,ナット89により
共締め固定する。また、他方の端子部72を中間ブスバ
ー93の他側端子部93bと共に、ボルト88,ナット
89により共締め固定する。この状態では、中間ブスバ
ー93は感電防止壁94と側壁85との間を挿通して、
一側端子部93aが絶縁壁79の一方の端子保持面91
に固定されている。また、他方の端子保持面92には、
負荷側ブスバー76の端子部76aが固定されている。
これらの中間ブスバー93の端子部93a,負荷側ブス
バー76の端子部76aは、それぞれがたつき押え手段
80である保持溝95,96,97,98によって、端
子保持面91,92からの移動が阻止され、がたつきが
防止されている。
【0087】そして、図11(a),(b)に示すよう
に、プラグ78をヒューズ73の長手方向に沿って装着
部77に押し込むと、ハウジング部109の係合部材1
12が絶縁壁79に形成された嵌合長孔103に挿入さ
れ、端子部材108の弾性片120,120が外側に撓
み、接触頂部122,122が中間ブスバー93の一側
端子部93a,負荷側ブスバー76の端子部76aと接
触する。さらに、プラグ78を装着部77に押し込む
と、図8及び図11(a)に示すように、絶縁壁79の
端面側が嵌合溝111の底壁113に当接する。これに
より、負荷側ブスバー76と中間ブスバー93とが端子
部材108により導通され、負荷側ブスバー76がヒュ
ーズ73を介して電源側ブスバー75と導通されて負荷
と電源とが接続される。
【0088】次に、上記の状態からプラグ78を装着部
77から抜き出す場合には、ハウジング部109を把持
してヒューズ73の長手方向に沿って横方向へ引き出
す。プラグ78を横方向へ引き出すと、端子部材108
の接触頂部122,122が中間ブスバー93の一側端
子部93a,負荷側ブスバー76の端子部76a上を摺
動すると共に係合部材112が嵌合長孔103内を移動
し、さらにプラグ78を引き出すことにより、プラグ7
8が装着部77から外れる。プラグ78が装着部77か
ら外れると、端子部材108が各端子部93a,76a
から離れるので、端子部93a,76aが電気的に遮断
される。これにより、負荷側ブスバー76とヒューズ7
3の端子部72とが遮断され、電源と負荷とが遮断され
る。
【0089】この状態では、負荷側ブスバー76の端子
部76aと、中間ブスバー93の端子部93aとは絶縁
壁79,絶縁鍔部99によって絶縁状態となる。
【0090】本実施形態によれば、絶縁壁79の両面に
位置する中間ブスバー93の端子部93a及び負荷側ブ
スバー76の端子部76aとが、がたつき押え手段80
である保持溝95,96,97,98によってその移動
を阻止されているので、端子部材108を絶縁壁79に
跨ぐように装着する際に、その挿入力が変化することが
ない。
【0091】また、端子部材108を絶縁壁79から引
き出す場合にも中間ブスバー93の端子部93a及び負
荷側ブスバー76の端子部76aががたつかないので、
端子部材108を絶縁壁79から容易に引き出すことが
できる。従って、良好な操作性が得られる。
【0092】さらに、プラグ78の装着部77への装着
方向がヒューズ73の長手方向に沿って装着する構造な
ので、ヒューズ収納ボックス74の幅方向の周囲に作業
スペースを確保できない場合であっても、ヒューズ収納
ボックス74の長手方向に沿う方向からプラグ78を装
着部77に装着することができる。これにより、ヒュー
ズ収納ボックス74の取付位置の自由度が高くなる。
【0093】また、中間ブスバー93の端子部93a及
び負荷側ブスバー76の端子部76aが絶縁壁79を間
に挟んで位置しているので、この絶縁壁79によって確
実な絶縁状態が得られる。
【0094】また、プラグ78に組み付けられた端子部
材108を装着部77に装着する構造なので、中間ブス
バー93の端子部93aと負荷側ブスバー76の端子部
76aとが不用意に接続されることがなく、絶縁状態を
十分確保することができる。
【0095】また、ヒューズ収納ボックス74に収容さ
れたヒューズ73の収容位置が多少ずれてヒューズ73
の端子部71,72がずれていても、中間ブスバー93
の他側端子部93bとヒューズ73の端子部72の接続
部分でそのずれが吸収されるので、中間ブスバー93の
一側端子部93aの絶縁壁79の一面側に位置させる場
合、位置ずれが生じることがなく、所定の位置に位置決
め固定することができる。
【0096】また、電源側ブスバー75の電源側端子部
75bを電源側の端子に直接接続することにより、電源
に直接接続することができる。また、負荷側ブスバー7
6の負荷側端子部76bを負荷側の端子に直接接続する
ことにより、負荷に直接接続することができる。このた
め、配線等の作業が不要で、配線のための部品も不要に
なる。
【0097】また、ヒューズ収納ボックス74に収容さ
れたヒューズ73は、ヒューズ収納ボックス74の開口
部を閉鎖する絶縁カバー83により外部から遮蔽され
る。この結果、ヒューズ73を外部から保護することが
できると共に、ヒューズ73及びヒューズ73の端子部
71,72に不用意に触れることがなくなり、安全性が
向上する。
【0098】図12は、他の負荷側ブスバー125の変
形例を示す、この負荷側ブスバー125は、端子部12
5aがプラグ78の挿入方向に沿って、複数に分割され
て短冊状に形成されている。
【0099】[第3実施形態]図13乃至図17を用い
て第3実施形態について説明する。図13は、第3実施
形態の電源遮断装置130を示す斜視図、図14は、組
み付けた状態を示す断面図である。
【0100】図13及び図14に示すように、電源遮断
装置130は、一対の端子部131,132を有するヒ
ューズ133と、このヒューズ133が収納されるヒュ
ーズ収納ボックス134と、このヒューズ収納ボックス
134に収容されたヒューズ13のいずれか一方の端子
部131と電源(不図示)とを接続する電源側ブスバー
135と、他方の端子部132と負荷(不図示)とを接
続する負荷側ブスバー136と、ヒューズ収納ボックス
134の装着部137への装着又は装着部137からの
離脱により他方の端子部72と負荷側ブスバー136と
を断続し電源と負荷とをヒューズ133を介して断続す
るプラグ138とを備えている。
【0101】また、装着部137には、絶縁壁139が
設けられて、この絶縁壁139の両面に配置される端子
部136a,153aのがたつきを防止するがたつき押
え手段140が設けられている。
【0102】ヒューズ133は、円柱状のヒューズ本体
141の両側に、前記板状の一対の端子部131,13
2が突出して形成されている。これらの端子部131,
132には、略中央部分にねじ止め用の孔がそれぞれ設
けられている。このヒューズ133は、ヒューズ収納ボ
ックス134内に収容される。
【0103】ヒューズ収納ボックス134は、収納ケー
ス142と、この収納ケース142の開口部を閉鎖する
絶縁カバー143とで形成されている。収納ケース14
2は、基壁144と、この基壁144の側部から立設さ
れた側壁145とで形成されている。基壁144の長手
方向の一側には、基壁144と側壁145とを連結する
縦壁146が形成されている。この縦壁146と基壁1
44と側壁145とで囲まれた部分に、ヒューズ133
が収容される収容部147が形成されている。
【0104】ヒューズ133の一方の端子部131と電
源側ブスバー135の端子部135aとがボルト14
8,ナット149により締結・固定されることにより、
ヒューズ133の一方の端子部131と電源側ブスバー
135とが導通されている。電源側ブスバー135は電
源側の端子(不図示)に直接接続される電源側端子部1
35bを有している。
【0105】ヒューズ133の一方の端子部131の外
側に、前記装着部137が形成されている。装着部13
7には、基壁144から立設された絶縁壁139と、こ
の絶縁壁139と直列に配置され基壁144から立設さ
れたコネクタ部150とが形成されている。
【0106】絶縁壁139の両面には、端子保持面15
1,152がそれぞれ形成されている。一方の端子保持
面151には、中間ブスバー153の一側端子部153
aが位置し、他方の端子保持面152には、負荷側ブス
バー136の端子部136aが位置している。負荷側ブ
スバー136は負荷側の端子(不図示)に直接接続され
る負荷側端子部136bを有している。中間ブスバー1
53は、感電防止壁154と側壁145との間を挿通し
て、他側端子部153bがヒューズ133の他方の端子
部153bにボルト148とナット149とにより共締
めされて、ヒューズ133の他方の端子部132と中間
ブスバー153とが導通されている。
【0107】図15に示すように、絶縁壁139の端子
保持面151側には、中間ブスバー153の一側端子部
153aの先端両側部が嵌合する保持溝155,156
が形成されている。これらの保持溝155,156は、
中間ブスバー153の一側端子部153aの先端両側部
が嵌合することで、中間ブスバー153の端子保持面1
51に対する移動を阻止してそのがたつきを防止してい
る。さらに、端子保持面152側には、負荷側ブスバー
136の端子部136aの両側部が嵌合する保持溝15
7,158が形成されている。これらの保持溝157,
158は、負荷側ブスバー136の端子部136aの両
側部が嵌合することで、負荷側ブスバー136の端子保
持面152からのがたつきを防止している。そして、絶
縁壁139の両面の端子保持溝151,152にそれぞ
れ設けられた保持溝155,156,157,158が
がたつき押え手段140を構成している。
【0108】また、絶縁壁139の上面側には端子保持
面151,152側に、中間ブスバー153の板厚及び
負荷側ブスバー136の板厚と同じか若干短い絶縁鍔部
159が一体に設けられている。この絶縁鍔部159を
設けることで、中間ブスバー153の端子部153aと
負荷ブスバー136の端子部136aとの絶縁距離が長
くなっている。
【0109】絶縁壁139と直列に立設されたコネクタ
部150は、内部に2つの端子収容室161,161が
形成されている。端子収容室161,161内には、そ
れぞれ雌端子162が収容されている。このコネクタ部
150は、装着部137に装着されたプラグ138のフ
ード部167に嵌合し、フード部167に突設された雄
端子165が雌端子162と接続される。
【0110】プラグ138は、プラグハウジング163
と、このプラグハウジング163に組み付けられた端子
部材164と、前記コネクタ部150の雌端子162と
接続される雄端子165とで形成されている。プラグハ
ウジング163には、把持板部168と、この把持板部
168の下面一側に設けられた嵌合溝166と、他側に
設けられた嵌合フード部167とが一体に形成されてい
る。
【0111】嵌合溝166は、底壁169と、一対の側
壁170,170とで形成され、底壁169の対向面側
に装着開口171が設けられている。この装着開口17
1内に、上記絶縁壁139が挿入される。一対の側壁1
70,170の装着開口171側には、互いに接近する
方向に突出する止め壁172,172がそれぞれ形成さ
れている。この止め壁172,172によって、嵌合溝
166内に組み付けられた端子部材164の抜けが阻止
されている。
【0112】端子部材164は、基板部173と、この
基板部173の両側から同方向に折り曲げ形成された一
対の弾性接触板部174,174とでコ字型形状に形成
されている。そして、基板部173に対して、一対の弾
性接触板部174,174は弾性変形可能となってい
る。一対の弾性接触板部174,174は、内側に折り
曲げられた弾性片175と、この弾性片175から外側
に延設された止め片176と、これらの弾性片175と
止め片176との間の接触頂部177とで山形形状に形
成されている。そして、基板部173は、プラグハウジ
ング163に一体に埋設され、止め片176,176
は、止め壁172,172に当接している。
【0113】嵌合溝166に隣接して設けられたフード
部167は、雄端子165の接触部165aが突設され
ている。このフード部167内には、プラグ138を装
着部137に装着した状態で装着部137のコネクタ部
150が嵌合され、コネクタ部150の雌端子162と
雄端子165とが接続される。これにより、プラグ13
8が装着部137に装着されて、負荷と電源とが接続さ
れていることが検知される。
【0114】また、プラグ138には、フード部167
の外側にロックアーム178が設けられている。このロ
ックアーム178は、装着部137に設けられた係止部
179に係合して、装着部137からのプラグ138の
脱落を阻止する。
【0115】次に、プラグ138を装着部137に装着
して、負荷と電源とをヒューズ133を介して接続する
手順、プラグ138を装着部137から外して負荷と電
源とを遮断する手順について説明する。
【0116】図13に示すように、ヒューズ133を収
容部147に収容し、一方の端子部131を電源側ブス
バー135の端子部135aと共に、ボルト148,ナ
ット149により共締め固定する。また、他方の端子部
132を中間ブスバー153の他側端子部153bと共
に、ボルト148,ナット149により共締め固定す
る。この状態では、中間ブスバー153は感電防止壁1
54と側壁145との間を挿通して一側端子部153a
が絶縁壁139の一方の端子保持面151に固定されて
いる。また、他方の端子保持面152には、負荷側ブス
バー136の端子部136aが固定されている。これら
の中間ブスバー153の一側端子部153a、負荷側ブ
スバー136の端子部136aは、それぞれがたつき押
え手段140である保持溝155,156,157,1
58によって、端子保持面151,152からの移動が
阻止され、がたつきが防止されている。
【0117】そして、図17(a),(b)に示すよう
に、プラグ138を装着部137上に載置した状態で、
プラグ138を装着部137に押し込むと、端子部材1
64の弾性片175,175が外側に撓み、接触頂部1
77,177が中間ブスバー153の一側端子部153
a、負荷側ブスバー136の端子部136aと接触す
る。さらに、プラグ138を装着部137に押し込む
と、図14に示すように、絶縁壁139の上面側が嵌合
溝166の底壁169に当接する。これにより、負荷側
ブスバー136と中間ブスバー153とが端子部材16
3により導通され、負荷側ブスバー136がヒューズ1
33を介して電源側ブスバー135と導通されて負荷と
電源とが導通される。
【0118】また、装着部137へのプラグ138の挿
入時に、図17(c)に示すように、プラグ138を装
着部137へ斜めに嵌合しようとしても、フード部16
7の内壁がコネクタ部150の外周面に案内されること
により、正規な嵌合方向に矯正され、図14に示すよう
に、正規な挿入状態で嵌合する。
【0119】次に、上記の状態からプラグ138を装着
部137から抜き出す場合には、把持板部168を把持
して上方へ引き揚げる。プラグ138を上方へ引き揚げ
ると、端子部材164の接触頂部177,177が中間
ブスバー153の一側端子部135a、負荷側ブスバー
136の端子部136a上を摺動し、さらに、プラグ1
38を上方向へ引き上げることにより、プラグ138が
装着部137から外れる。プラグ138が装着部137
から外れると、端子部材164が各端子部153a,1
36aから離れるので、端子部153a,136aが電
気的に遮断される。これにより、負荷側ブスバー136
とヒューズ133の端子部132とが遮断され、電源と
負荷とが遮断される。
【0120】この状態では、負荷側ブスバー136の端
子部136aと、中間ブスバー153の一側端子部15
3aとは絶縁壁139、絶縁鍔部159によって絶縁状
態となる。
【0121】本実施形態によれば、絶縁壁139の両面
に位置する中間ブスバー153の一側端子部153a及
び負荷側ブスバー136の端子部136aとが、がたつ
き押え手段140である保持溝155,156,15
7,158によってその移動を阻止されているので、端
子部材164を絶縁壁139に跨ぐように装着する際
に、その挿入力が変化することがない。
【0122】また、端子部材164を絶縁壁139から
引き出す場合にも中間ブスバー153の一側端子部15
3a及び負荷側ブスバー136の端子部136aががた
つかないので、端子部材164を絶縁壁139から容易
に引き出すことができる。従って、良好な操作性が得ら
れる。
【0123】さらに、プラグ138の装着部137への
装着方向がヒューズ133の長手方向に対して交差する
方向に沿って装着する構造なので、ヒューズ収納ボック
ス134の長手方向の両側に作業スペースを確保できな
い場合であっても、ヒューズ133の長手方向に対して
交差する方向に沿ってプラグ138を装着部137に装
着することができる。これにより、ヒューズ収納ボック
ス134の取付位置の自由度が高くなる。
【0124】また、中間ブスバー153の一側端子部1
53a及び負荷側ブスバー136の端子部136aが絶
縁壁139を間に挟んで位置しているので、この絶縁壁
139によって確実な絶縁状態が得られる。
【0125】また、プラグ138に組み付けられた端子
部材164を装着部137に装着する構造なので、中間
ブスバー153の一側端子部153aと負荷側ブスバー
136の端子部136aとが不用意に接続されることが
なく、絶縁状態を十分確保することができる。
【0126】また、ヒューズ収納ボックス134に収容
されたヒューズ133の収容位置が多少ずれてヒューズ
133の端子部131,132がずれていても中間ブス
バー153の他側端子部153bとヒューズ133の端
子部132との接続部分でそのずれが吸収されるので、
中間ブスバー153の一側端子部153aを絶縁壁13
9の一面側に位置させる場合、位置ずれが生じることが
なく、所定の位置に位置決め固定することができる。
【0127】また、電源側ブスバー135の電源側端子
部135bを電源側の端子に直接接続することにより、
電源に直接接続することができる。また、負荷側ブスバ
ー136の負荷側端子部136bを負荷側の端子に直接
接続することにより、負荷に直接接続することができ
る。このため、配線等の作業が不要で、配線のための部
品も不要となる。
【0128】また、ヒューズ収納ボックス134に収容
されたヒューズ133は、ヒューズ収納ボックス134
の開口部を閉鎖する絶縁カバー143により外部から遮
蔽される。この結果、ヒューズ133を外部から保護す
ることができると共に、ヒューズ133及びヒューズ1
33の端子部131,132に不用意に触れることがな
くなり、安全性が向上する。
【0129】[第4実施形態]図18乃至図22を用い
て第4実施形態について説明する。図18は、第4実施
形態の電源遮断装置180を示す斜視図、図19(a)
は組み付けた状態を示す断面図、図19(b)は(a)
のXa−Xa線に沿って切断した断面図である。
【0130】図18及び図19に示すように、電源遮断
装置180は、一対の端子部181,182を有するヒ
ューズ183と、このヒューズ183が収納されるヒュ
ーズ収納ボックス184と、このヒューズ収納ボックス
184に収容されたヒューズ183のいずれか一方の端
子部181と電源(不図示)とを接続する電源側ブスバ
ー185と、他方の端子部182と負荷(不図示)とを
接続する負荷側ブスバー186と、ヒューズ収納ボック
ス184の装着部187への装着又は装着部187から
の離脱により他方の端子部182と負荷側ブスバー18
6との間を断続し電源と負荷とをヒューズ183を介し
て断続するプラグ188とを備えている。
【0131】また、装着部187には、絶縁壁189が
設けられて、この絶縁壁189の両面にヒューズ183
の他方の端子部182と負荷側ブスバー186の端子部
186aとのがたつきを防止するがたつき押え手段19
0が設けられている。
【0132】ヒューズ183は、円柱状のヒューズ本体
191の両側に、上記板状の一対の端子部181,18
2が突出して形成されている。そして、一方の端子部1
81には、略中央部分にねじ止め固定用の孔が設けられ
ている。このヒューズ183は、ヒューズ収納ボックス
184内に収容されねじ止め固定される。
【0133】ヒューズ収納ボックス184は、収納ケー
ス192と、この収納ケース192の開口部を閉塞する
絶縁カバー193とで形成されている。収納ケース19
2は、基壁194と、この基壁194の両側部から立設
された前後の側壁195,196と、基壁194の長手
方向の一側で、基板194と両側壁195,196とを
連結する縦壁197とで形成されている。この縦壁19
7と基壁194,両側壁195,196とで囲まれた部
分に、ヒューズ183が収容される収容部198が形成
されている。
【0134】収容部198には、後側の側壁196から
矩形状の支持ブロック199が基壁194側に突設され
ている。この支持ブロック199にはねじ孔200が形
成され、ねじ孔200内には、ナット201が埋設され
ている。この支持ブロック199の前面側には、収容部
198内に収容されたヒューズ183の一方の端子部1
81が位置し、ボルト202を端子部181のねじ孔に
挿通させてナット201と螺合することで、ヒューズ1
83が収容部198に固定・保持される。
【0135】前側の側壁195には、後側の側壁196
に設けられた支持ブロック199に対応する位置に切欠
き窓203が形成され、この切欠き窓203からボルト
202が挿入される。
【0136】基壁194にはスリットが形成されてお
り、このスリット内から電源側ブスバー185の端子部
185aが、支持ブロック199の前面側に挿入されて
いる。電源側ブスバー185は、電源側の端子(不図
示)に直接接続される電源側端子部185bを有してい
る。
【0137】そして、ボルト202により、ヒューズ1
83の一方の端子部181と電源側ブスバー185の端
子部185aとが支持ブロック199に共締め固定され
ることにより、ヒューズ183の一方の端子部181と
電源側ブスバー185とが導通されている。
【0138】収納部198の外側に、上記装着部187
が形成されている。装着部187には、基壁194から
立設された絶縁壁189と、この絶縁壁189と後側の
側壁196との間に設けられた感電防止壁204と、感
電防止壁204と絶縁壁189とを連結する感電防止壁
205とが形成されている。さらに、絶縁壁189の外
側には、絶縁壁189と直列に配置されたコネクタ部2
06が基壁194から立設されている。そして、絶縁壁
189とコネクタ部206との間には、感電防止壁20
7が設けられている。
【0139】絶縁壁189の両面には、端子保持面20
8,209がそれぞれ形成されている。一方の端子保持
面208には、ヒューズ183の他方の端子部182が
位置し、他方の端子保持面209には、負荷側ブスバー
186の端子部186aが位置している。負荷側ブスバ
ー186は負荷側の端子(不図示)に直接接続される負
荷側端子部186bを有している。負荷側ブスバー18
6は、感電防止壁205と感電防止壁207との間及び
感電防止壁204と後側の側壁196との間を挿通し、
さらにヒューズ183と基壁194との間を挿通して収
納部198の前面側に位置している。
【0140】絶縁壁189の端子保持面208側には、
ヒューズ183の他方の端子部182の先端部が嵌合す
る保持溝210が形成されている。この保持溝210
は、ヒューズ183の端子部182の先端部が嵌合する
ことでヒューズ183の端子部182の端子保持面20
8に対する移動を阻止してそのがたつきを防止してい
る。さらに、端子保持面209側には、負荷側ブスバー
186の端子部186aの先端部が嵌合する保持溝21
1が形成されている。この保持溝211は、負荷側ブス
バー186の端子部186aの先端部が嵌合すること
で、負荷側ブスバー186の端子部186aの端子保持
面209からのがたつきを防止している。
【0141】そして、絶縁壁189の両面の端子保持面
208,209にそれぞれ設けられた保持溝210,2
11ががたつき押え手段190を構成している。
【0142】絶縁壁189と直列に立設されたコネクタ
部206は、内部に2つの端子収容室212,212が
形成されている。端子収容室212,212内には、そ
れぞれ雌端子213が収容されている。このコネクタ部
206は、装着部187に装着されたプラグ188のフ
ード部218に嵌合し、フード部218に突設された雄
端子216が雌端子213と接続される。
【0143】プラグ188は、プラグハウジング214
と、このプラグハウジング214に組み付けられた端子
部材217と、前記コネクタ部206の雌端子213と
接続される雄端子216とで形成されている。プラグハ
ウジング214には、把持板部219と、この把持板部
219の下面一側に設けられた嵌合溝217と、他側に
設けられた嵌合フード部218とが一体に形成されてい
る。
【0144】嵌合溝217は、底壁220と、一対の側
壁221,221とで形成され、底壁220の対向面側
に装着開口222が設けられている。この装着開口22
2内に、上記絶縁壁189が挿入される。一対の側壁2
21,221の装着開口222側には、互いに接近する
方向に突出する止め壁223,223がそれぞれ形成さ
れている。この止め壁223,223によって、嵌合溝
217内に組み付けられた端子部材215の抜けが阻止
されている。
【0145】端子部材215は、基板部224と、この
基板部224の両側から同方向に折り曲げ形成された一
対の弾性接触板部225,225とでコ字型形状に形成
されいる。そして、基板部224に対して、一対の弾性
接触板部225,225は弾性変形可能となっている。
一対の弾性接触板部225,225は、内側に折り曲げ
られた弾性片226と、この弾性片226から外側に延
設された止め片227と、これらの弾性片226と止め
片227との間の接触頂部228とで山形形状に形成さ
れている。そして、基板部224は、プラグハウジング
214に一体に埋設され、止め片227,227は、止
め壁223,223に当接している。
【0146】嵌合溝217に隣接して設けられたフード
部218は、雄端子216の接触部216aが突出され
ている。このフード部218内には、プラグ188を装
着部187に装着した状態で装着部187のコネクタ部
206が嵌合され、コネクタ部206の雌端子213と
雄端子216とが接続される。これにより、プラグ18
8が装着部187に装着されて、負荷と電源とが接続さ
れていることが検知される。
【0147】また、プラグ188には、フード部218
の外側にロックアーム229aが設けられている。この
ロックアーム229aは、装着部187に設けられた係
止部229bに係合して、装着部187からのプラグ1
88の脱落を阻止する。
【0148】次に、プラグ188を装着部187に装着
して、負荷と電源とをヒューズ183を介して接続する
手順、プラグ188を装着部187から外して負荷と電
源とを遮断する手順について説明する。
【0149】図18に示すように、ヒューズ183を収
納部198に収容し、一方の端子部181を電源側ブス
バー185の端子部185aと共に、ボルト202によ
り支持ブロック199に共締め固定する。この状態で
は、ヒューズ183の他方の端子部182は、絶縁壁1
89の一方の端子保持面208に固定される。また、他
方の端子保持面209には、負荷側ブスバー186の端
子部186aが固定されている。これらのヒューズ18
3の端子部182,負荷側ブスバー186の端子部18
6aは、それぞれがたつき押え手段190である保持溝
210,211によって端子保持面208,209から
の移動が阻止され、がたつきが防止されている。
【0150】そして、図22(a),(b)に示すよう
に、プラグ188を装着部187上に載置した状態で、
プラグ188を装着部187に押し込むと、端子部材2
15の弾性片226,226が外側に撓み、接触頂部2
28,228がヒューズ183の端子部182,負荷側
ブスバー186の端子部186aと接触する。さらに、
プラグ188を装着部187内に押し込むと、図19
(a),(b)に示すように、絶縁壁189の上面側が
嵌合溝217の底壁220に当接する。これにより、負
荷側ブスバー186とヒューズ183とが端子部材21
5により導通され、負荷側ブスバー186がヒューズ1
83を介して電源側ブスバー185と導通されて負荷と
電源とが接続される。
【0151】次に、上記の状態からプラグ188を装着
部187から抜き出す場合には、把持板部219を把持
して上方へ引き上げる。プラグ188を上方へ引き上げ
ると、端子部材215の接触頂部228,228がヒュ
ーズ183の端子部182,負荷側ブスバー186の端
子部186a上を摺動し、さらに、プラグ188を上方
へ引き上げることにより、プラグ188が装着部187
から外れる。プラグ188が装着部187から外れる
と、端子部材215が各端子部182,186aから離
れるので、端子部182,186aが電気的に遮断され
る。これにより、負荷側ブスバー186とヒューズ18
3の端子部182とが遮断され、電源と負荷とが遮断さ
れる。この状態では、負荷側ブスバー186の端子部1
86aと、ヒューズ183の端子部182とは絶縁壁1
89によって絶縁状態となる。
【0152】本実施形態によれば、絶縁壁189の両面
に位置するヒューズ183の端子部182及び負荷側ブ
スバー186の端子部186aとが、がたつき押え手段
190である保持溝210,211によってその移動を
阻止されているので、端子部材215を絶縁壁189を
跨ぐように装着する際に、その挿入力が変化することが
ない。
【0153】また、端子部材215を絶縁壁189から
引き出す場合にもヒューズ183の端子部182及び負
荷側ブスバー186の端子部186aががたつかないの
で、端子部材215を絶縁壁189から容易に引き出す
ことができる。従って、良好な操作性が得られる。
【0154】さらに、ヒューズ183の端子部182及
び負荷側ブスバー186の端子部186aが絶縁壁18
9を間に挟んで位置しているので、この絶縁壁189に
よって確実な絶縁状態が得られる。
【0155】また、プラグ188に組み付けられた端子
部材215を装着部187に装着する構造なので、ヒュ
ーズ183の端子部182と負荷側ブスバー186の端
子部186aとが不用意に接続されることがなく、絶縁
状態を十分確保することができる。
【0156】また、電源側ブスバー185の電源側端子
部185bを電源側の端子に直接接続することにより、
電源に直接接続することができる。また、負荷側ブスバ
ー186の負荷側端子部186bを負荷側の端子に直接
接続することにより、負荷に直接接続することができ
る。このため、配線等の作業が不要で、配線のための部
品も不要になる。
【0157】また、ヒューズ収納ボックス184に収容
されたヒューズ183は、ヒューズ収納ボックス184
の開口部と閉鎖する絶縁カバー193により外部から遮
蔽される。この結果、ヒューズ183を外部から保護す
ることができると共に、ヒューズ183及びヒューズ1
83の端子部181,182に不用意に触れることがな
くなり、安全性が向上する。
【0158】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明で
は、絶縁壁の両面に位置する電源側ブスバー又は負荷側
ブスバーの端子部及びヒューズの端子部とが、がたつき
押え手段によってその移動を阻止されているので、プラ
グの端子部材を絶縁壁に跨ぐように装着する際に、挿入
力が変化することがない。また、端子部材を絶縁壁から
引き出す場合にも各ブスバーの端子部及びヒューズの端
子部ががたつかないので、端子部材を絶縁壁から容易に
引き出すことができる。従って、良好な操作性を得るこ
とができる。
【0159】さらに、負荷側ブスバーの端子部又は電源
側ブスバーの端子部及びヒューズの端子部が絶縁壁を間
に挟んで位置しているので、この絶縁壁によって確実な
絶縁状態が得られる。また、プラグに組み付けられた端
子部材を挿着部に装着するので、負荷側ブスバー又は電
源側ブスバーの端子部とヒューズの端子部とが不用意に
接続されることがなく、絶縁状態を十分確保することが
できる。
【0160】請求項2の発明では、絶縁壁に設けられた
溝に、負荷側ブスバーの端子部の側端部が嵌合し、ヒュ
ーズの端子部の側端部が嵌合することによって、各端子
部が絶縁壁の壁面に対して移動することがなく、がたつ
きが防止される。これにより、プラグの端子部材を絶縁
壁に跨ぐように装着する際に挿入力が変化することがな
いので、容易に装着することができる。また、端子部材
を絶縁壁から引き出す場合にも、容易に引き出すことが
できる。従って、良好な操作性を得ることができる。
【0161】請求項3の発明では、絶縁壁の両側に位置
する負荷側ブスバー又は電源側ブスバーの端子部と、ヒ
ューズの端子部との間に、絶縁鍔部を設けているので、
絶縁壁の両面の各端子部間の絶縁距離が長くなり、より
十分な絶縁状態を確保することができる。
【0162】請求項4の発明では、ヒューズの他方の端
子部と負荷側ブスバーの端子部との間に中間ブスバーが
設けられ、前記中間ブスバーの一端が他方の端子部と接
続され、他端が絶縁壁の一面側に位置しているので、ヒ
ューズ収納ボックスに収容されたヒューズの収容位置が
多少ずれてヒューズの端子部がずれていても、このずれ
により中間ブスバーの位置がずれることがなく、中間ブ
スバーの一端とヒューズの端子部との接続部分でそのず
れが吸収される。従って、中間ブスバーの他端を絶縁壁
の一面側に位置させる場合に、位置ずれが生じることが
なく、所定の位置に位置決め固定することができる。
【0163】請求項5の発明では、電源側ブスバーと電
源との間及び負荷側ブスバーと負荷との間が電線でそれ
ぞれ接続されているので、電源遮断装置を電源に直接接
続する必要がない。このため、電源及び負荷から離れた
任意の位置に電源遮断装置を配設することができる。
【0164】請求項6の発明では、絶縁壁の周囲に絶縁
防止壁を設けているので、プラグをヒューズ収納ボック
スの装着部に装着する場合に、プラグを把持した手が絶
縁壁の両面の各端子部に触れることがなく、感電を確実
に防止することができる。
【0165】請求項7の発明では、プラグの装着部への
装着方向がヒューズの長手方向に沿っているので、ヒュ
ーズ収納ボックスの幅方向の周囲に作業スペースを確保
できない場合であっても、ヒューズ収納ボックスの長手
方向に沿う方向からプラグを装着部に装着することがで
きる。これにより、ヒューズ収納ボックスの取付位置の
自由度が高くなる。
【0166】請求項8の発明では、プラグの装着部への
装着方向がヒューズの長手方向に対して交差する方向に
沿っているので、ヒューズ収納ボックスの長手方向の両
側に作業スペースを確保できない場合であっても、ヒュ
ーズの長手方向に対して交差する方向からプラグを装着
部に装着することができる。これにより、ヒューズ収納
ボックスの取付位置の自由度が高くなる。
【0167】請求項9の発明では、電源側ブスバーが電
源側端子部を電源側の端子に直接接続することにより、
電源に直接接続することができる。また、負荷側ブスバ
ーの負荷側端子部を負荷側の端子に直接接続することに
より、負荷に直接接続することができる。このため、配
線等の作業が不要で、配線のための部品も不要になる。
【0168】請求項10の発明では、ヒューズ収納ボッ
クスの開口部を閉鎖する絶縁カバーを設けているので、
ヒューズ収納ボックスに収容されたヒューズは、絶縁カ
バーにより外部から遮蔽される。この結果、ヒューズを
外部から保護することができると共に、ヒューズ及びこ
のヒューズの端子部に不用意に触れることがなくなり、
安全性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の電源遮断装置を示す斜視図であ
る。
【図2】(a)図1に示す電源遮断装置の組み付けた状
態を示す断面図である。 (b)(a)に示すもののIIa−IIa線に沿って切
断した断面図である。
【図3】図1に示す電源遮断装置のヒューズ収納ボック
スの一部を破断した平面図である。
【図4】(a)図1に示す電源遮断装置のヒューズ収納
ボックスの一部を破断した側面図である。 (b)(a)に示すもののIIIa−IIIa線に沿っ
て切断した断面図である。
【図5】(a)図1に示す電源遮断装置のプラグを装着
部へ挿着時の正規嵌合状態を示す断面図である。 (b)(a)に示すもののプラグを装着部へ挿着時の斜
め嵌合状態を示す断面図である。
【図6】(a)図1に示す電源遮断装置の端子部材の変
形例を示す断面図である。 (b)(a)に示すもののIVa−IVa線に沿って切
断した断面図である。
【図7】第2実施形態の電源遮断装置を示す斜視図であ
る。
【図8】図7に示す電源遮断装置の組み付けた状態を示
す断面図である。
【図9】(a)図7に示す電源遮断装置のヒューズ収納
ボックスの平面図である。 (b)(a)に示すものの側面図である。 (c)(b)に示すもののVb−Vb線に沿って切断し
た断面図である。
【図10】(a)図7に示す電源遮断装置のプラグの平
面断面図である。 (b)(a)に示すものの側面断面図である。 (c)(b)に示すもののVIb−VIb線に沿って切
断した断面図である。
【図11】(a)図7に示す電源遮断装置のプラグを装
着部へ装着時の嵌合状態を示す側面断面図である。 (b)(a)に示すものの中心線より一側半分を示す平
面断面図である。
【図12】図7に示す電源遮断装置の負荷側ブスバーの
端子部の変形例を示す側面図である。
【図13】第3実施形態の電源遮断装置を示す斜視図で
ある。
【図14】図13に示す電源遮断装置の組み付けた状態
を示す断面図である。
【図15】(a)図13に示す電源遮断装置のヒューズ
収納ボックスの平面図である。 (b)(a)に示すものの側面図である。 (c)(b)に示すもののVIIb−VIIb線に沿っ
て切断した断面図である。
【図16】(a)図13に示す電源遮断装置のプラグの
平面図である。 (b)(a)に示すものの側面断面図である。 (c)(b)に示すもののVIIIb−VIIIb線に
沿って切断した断面図である。
【図17】(a)図13に示す電源遮断装置のプラグを
装着部へ装着時の正規嵌合状態を示す断面図である。 (b)(a)に示すもののIXa−IXa線に沿って切
断した断面図である。 (c)(a)に示すもののプラグを装着部へ挿着時の斜
め嵌合状態を示す断面図である。
【図18】第4実施形態の電源遮断装置を示す斜視図で
ある。
【図19】(a)図18に示す電源遮断装置の組み付け
た状態を示す断面図である。 (b)(a)に示すもののXa−Xa線に沿って切断し
た断面図である。
【図20】(a)図18に示す電源遮断装置のヒューズ
収納ボックスの平面図である。 (b)(a)に示すものの側面図である。 (c)(b)に示すもののXIb−XIb線に沿って切
断した断面図である。
【図21】(a)図18に示す電源遮断装置のプラグの
平面図である。 (b)(a)に示すものの側面断面図である。 (c)(b)に示すもののXIIb−XIIb線に沿っ
て切断した断面図である。
【図22】(a)図18に示す電源遮断装置のプラグを
装着部へ装着時の嵌合状態を示す断面図である。 (b)(a)に示すもののXIIIa−XIIIa線に
沿って切断した断面図である。
【図23】(a)従来例の電源遮断装置を示す平面断面
図である。 (b)(a)に示すものの側面断面図である。
【符号の説明】
10,70,130,180 電源遮断装置 11,71,131,181 端子部(一方の) 12,72,132,182 端子部(他方の) 13,73,133,183 ヒューズ 14,74,134,184 ヒューズ収納ボックス 15,75,135,185 電源側ブスバー 15a,75a,135a,185a 端子部 75b,135b,185b 電源側端子部 16,76,136,186 負荷側ブスバー 16a,76a,136a,186a 端子部 76b,136b,186b 負荷側端子部 17,77,137,187 装着部 18,78,138,188 プラグ 19,79,139,189 絶縁壁 20,80,140,190 がたつき押え手段 23,83,143,193 絶縁カバー 40,93,153 中間ブスバー 41,42,43,95,96,97,98,155,
156,157,210,211 保持溝 46,99,159 絶縁鍔部 49,106,163,214 プラグハウジング 50,108,164,215 端子部材 44,45 電線 35,36,94,154,204,205,207
感電防止壁
フロントページの続き (72)発明者 唐松 正行 静岡県榛原郡榛原町布引原206−1 矢崎 部品株式会社内 Fターム(参考) 5G365 DA09 DB01 DD05 DM06 5G502 AA01 BA04 BC10 CC11 CC26

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の端子部を有するヒューズと、この
    ヒューズが収納されるヒューズ収納ボックスと、このヒ
    ューズ収納ボックスに収納されたヒューズのいずれか一
    方の端子部と電源とを接続する電源側ブスバーと、他方
    の端子部と負荷とを接続する負荷側ブスバーと、前記ヒ
    ューズ収納ボックスの装着部への装着又は装着部からの
    離脱により一方の端子部と電源側ブスバー又は他方の端
    子部と負荷側ブスバーとの間のいずれか一方を断続し電
    源と負荷とをヒューズを介して断続するプラグとを備え
    た電源遮断装置であって、前記装着部に、一面側に電源
    側ブスバー又は負荷側ブスバーの端子部が位置し他面側
    にヒューズの端子部が位置する絶縁壁を設け、前記プラ
    グをプラグハウジングと、このプラグハウジングに組み
    付けられて前記絶縁壁を跨ぐように装着されてヒューズ
    の端子部と前記いずれかのブスバー端子部とを導通させ
    るコ字型断面形状の端子部材とで形成し、前記絶縁壁
    に、該絶縁壁の壁面から前記各端子部の移動を阻止して
    がたつきを防止するがたつき押え手段を設けたことを特
    徴とする電源遮断装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電源遮断装置であって、
    前記がたつき押え手段が前記絶縁壁に設けられて前記端
    子部の側端部が嵌合する溝であることを特徴とする電源
    遮断装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の電源遮断装
    置であって、前記端子部材の挿入側の前記絶縁壁の端部
    に、絶縁鍔部を設けたことを特徴とする電源遮断装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に
    記載の電源遮断装置であって、前記ヒューズの他方の端
    子部と負荷側ブスバーの端子部との間に中間ブスバーが
    設けられ、前記中間ブスバーの一端が前記他方の端子部
    と接続され、中間ブスバーの他端が前記絶縁壁の一面側
    に位置していることを特徴とする電源遮断装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に
    記載の電源遮断装置であって、前記電源側ブスバーと電
    源との間及び負荷側ブスバーと負荷との間が電源でそれ
    ぞれ接続されていることを特徴とする電源遮断装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に
    記載の電源遮断装置であって、前記絶縁壁の周囲に、感
    電防止壁を設けたことを特徴とする電源遮断装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に
    記載の電源遮断装置であって、前記プラグの装着部への
    装着方向が前記ヒューズの長手方向に沿っていることを
    特徴とする電源遮断装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に
    記載の電源遮断装置であって、前記プラグの装着部への
    装着方向が前記ヒューズの長手方向に対して交差する方
    向に沿っていることを特徴とする電源遮断装置。
  9. 【請求項9】 請求項7又は請求項8に記載の電源遮断
    装置であって、前記電源側ブスバーが電源側の端子に直
    接接続される電源側端子部を有し、前記負荷側ブスバー
    (76,136,186)が負荷側の端子に直接接続さ
    れる負荷側端子部を有することを特徴とする電源遮断装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至請求項3のいずれか一項
    に記載の電源遮断装置であって、前記ヒューズ収納ボッ
    クスの開口部を閉鎖する絶縁カバーを備えていることを
    特徴とする電源遮断装置。
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