JP5722494B1 - 屋根板取り付け金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】屋根板をH鋼の上に固定する屋根板取り付け金具において、H鋼に対して固定する基台部材と、基台部材の上に固定する金具本体との組み立てが容易に行えるうえに、十分な引張強度を得られるようにする。【解決手段】基台部材31の金具本体51を固定する部位に、金具本体51を受ける受け部32aと、受け部32aの左右両側に垂設された支持部32bを備えて、これら支持部32bの下端縁には、内外に貫通する貫通部35を形成する。金具本体51は、左右方向で重なり合う2個の接合部材52,53で構成し、これら接合部材52,53の下部に、基台部材31の受け部32aの上面に重なる載置片61と、支持片32bの外側面に重なる被覆片62と、被覆片62の下端から左右方向内側斜め上方に延びて貫通部35に係合する返し片63を形成する。【選択図】図5

Description

この発明は、屋根板をH鋼などの下地材の上に固定する屋根板取り付け金具に関し、より詳しくは、組み立てが容易に行えるうえに高い強度を得られるような屋根板取り付け金具に関する。
屋根板取り付け金具は下地材の上に固定されて、折板などの屋根板を取り付ける。下地材に対する固定は溶接で行われるもののほか、作業性の点から、例えば下記特許文献1に開示されているように挟持によって行うものもの知られている。
特許文献1の金具は、下地材の一部を上下に挟む挟持部と、この挟持部の上に設けられる金具本体を有する。金具本体は、複数のリベットにより重なり合った状態で固定される2個の折板支持部材で構成され、これら折板支持部材の下端には挟持部の上面に当接する当接部が形成されている。挟持部の上面に対する当接部の固定については具体的に開示されていないが、通常行われる溶接であると考えられる。
しかし部材同士の接合を溶接で行うのは手間がかかる上に加工精度にばらつきが生じやすい。
部材同士を上下に接合する方法としては、溶接のほかに、例えば下記特許文献2のようにボルトナットを用いる方法や、下記特許文献3のように、下の部材に対して上に突出する短筒状の係合突起をバーリングによって形成して、この係合突起に係合する係合穴を上の部材に形成して、両者を係合したのちに係合突起を圧潰してかしめる方法もある。
しかしボルトナットで部材同士の接合を行うのは、前述のように金具本体が2個の部材からなる場合には少なくとも2組必要であり、部品点数が増す。前述のような係合突起と係合穴を利用する場合には、加工に手間がかかるうえに、かしめた部分だけで引張荷重に耐えなければならないので、十分な引張強度を得られないという難点がある。
特開2006−193950号公報 特公平6−99991号公報 実公平7−47547号公報
そこでこの発明は、部材同士を上下に接合することが容易に行えるとともに、十分な引張強度を得られるようにすることを主な目的とする。
そのための手段は、下地材の上に固定される基台部材と、該基台部材の上に固定され屋根板を受ける金具本体を有する屋根取り付け金具であって、前記基台部材の前記金具本体を固定する部位に、前記金具本体を受ける受け部と、該受け部の左右両側に垂設された支持部を有し、これら支持部には、内外に貫通する貫通部が形成され、前記金具本体が左右方向で重なり合う接合部材で構成され、これら接合部材の下部に、前記受け部の上面に重なる載置片と、前記支持の外側面に重なる被覆片と、該被覆片の下端から左右方向内側斜め上方に延びて前記貫通部に係合する返し片が形成された屋根板取り付け金具である。
この構成では、金具本体の接合部材の載置片と被覆片がそれぞれ基台部材の受け部と支持部に重なった固定状態を、接合部材の返し片が保持する。返し片は、接合部材を基台部材に組み付けてから返し片相当部位をプレスすれば形成できる。この返し片と係合する支持部の貫通部は、金具本体の位置決めを行う。
この発明によれば、斜め上方に延びる返し片で金具本体の基台部材に対する固定状態を維持するので、高い引張強度を得ることができる。この返し片はプレスにより形成できるので、組み立ては容易である。そのうえ、返し片の形成時に接合部材の載置片を基台部材の受け部に、接合部材の被覆片を基台部材の支持部に圧接することができるので、金具本体と基台部材との間を密にする力がかかることになり、より強固な固定状態が得られる。
屋根板取り付け金具の斜視図。 屋根板取り付け金具と下地材の斜視図。 屋根板取り付け金具の分解斜視図。 屋根板取り付け金具の下地材に対する固定状態を示す断面図。 屋根板取り付け金具の縦断面図。 屋根板取り付け金具の下部の側面図。 屋根板取り付け金具の下部の側面図。 屋根板取り付け金具の下部の側面図。 上金具の貫通部加工前の状態を示す側面図と、屋根板取り付け金具の下部の縦断面図。 返し片の形成方法を示す断面図。 他の例に係る屋根板取り付け金具の縦断面図。 他の例に係る屋根板取り付け金具の縦断面図。 他の例に係る屋根板取り付け金具の分解斜視図。 図13に示した屋根板取り付け金具の下地材に対する固定状態を示す断面図。 図13に示した屋根板取り付け金具の縦断面図。
この発明を実施するための一形態を、以下図面を用いて説明する。
図1は、屋根板取り付け金具11(以下「金具」という)の斜視図であり、この金具11は、屋根板(図示せず)を係止する吊子12を上端部に取り付けて使用される。
吊子12は、図1に示したようないわゆる角ハゼタイプのもののほか、仮想線で示したような丸ハゼタイプのものでよく、吊子12には様々な形状のものを使用できる。図1に示した吊子12は、金具11への固定に供する固定部12aが水平に広がる平板状に形成され、固定部12aには貫通穴12bが形成されている。この吊子は、座金13、スプリングワッシャ14及びナット15を用いて固定される。
金具11は、図2に示したように、下地材としてのH鋼18に固定されるもので、H鋼18の上に固定される基台部材31と、この基台部材31の上に固定され屋根板を受ける金具本体51を有する。
基台部材31は、図3に示したように、上金具32と下金具33で構成され、締め付け構造を有している。
上金具32は正面視横コ字状で、上面に所定幅でH鋼18の幅よりも長い平面視長方形状の平らな受け部32aを有し、受け部32aの左右両側に支持部32bが垂設されている。受け部32aは金具本体51を受ける部分で、支持部32bはH鋼18の上面に立つ部分である。これら受け部32aと支持部32bは上金具32の長手方向ほぼ全体において同じように形成されるが、金具本体51は上金具32の長手方向の中間部に固定される。上金具32の長手方向の中間位置が金具本体51を固定する部位である。
支持部32bの高さは、金具本体51を固定可能とするとともに、必要な強度を得られる高さである。支持部32bのうち、長手方向の一端部、具体的には屋根の勾配方向下側に対応する部位に、H鋼18の上のフランジ19における屋根の勾配方向下側に対応する端縁19aに係止するフック状の係止部34が形成されている(図2参照)。係止部34は側面視逆L字形で、H鋼18のフランジ19に対して外側から内側に移動させることで係止する。
受け部32aの長手方向の他端部、具体的には屋根の勾配方向上側に対応する部位には、下金具33を取り付けるための長穴36が形成されている。長穴36は、受け部32aの幅(左右)方向の中間で、受け部32aの長手方向にのびるものである。この長穴36の長手方向の両端に臨む部位には、上金具32の他端部の形態を保持するための膨出リブ37と折り曲げリブ38が形成されている。膨出リブ37は、長穴36よりも一旦側において受け部32aの幅方向に延びる形状で、上に突出している。折り曲げリブ38は、受け部32aの他端縁を上に折り返して形成されている。
支持部32bの長手方向の中間部、すなわち金具本体51を固定する部位には、内外に貫通する貫通部35が形成されている。貫通部35は本体金具51を構成する板材を外側から内側に差し込むための部分である。貫通部35は図示例では支持部32bの下端縁から上に凹む凹段部で形成されている。つまり支持部32bの下端と平行でそれより上に位置する直線部35aと、この直線部35aの両端位置の端面部35bを有する。
凹段部の凹みは、金具本体51を構成する板材の厚さと同等またはそれ以上の深さである。貫通部35は凹段部のほか、支持部の上下方向の中間位置に四方が囲まれた穴で形成してもよい。また、貫通部35の個数は1個には限られず複数であってもよい。
貫通部35の支持部32bの長手方向における長さは、取り付ける金具本体51を長手方向で移動不可とするため、金具本体51の対応部位の幅に嵌合対応する長さに設定される。
下金具33は、上金具32と同じく正面視横コ字形で、上面に所定幅の平板部33aを有し、平板部33aの両側縁に垂下片部33bを有し、上金具32の内側に嵌合対応する大きさである。上金具32の長手方向に対応する方向の長さは、上金具32の長さの半分以下であり、屋根の勾配方向上側対応する他端部に、H鋼18のフランジ19における屋根の勾配方向下側に対応する端縁19bに係止するフック状の係止部39が形成されている(図2参照)。この係止部39も側面視L字状で、H鋼18のフランジ19に対して外側から内側に移動させることで係止する。
係止部39を含む下金具33の高さは、上金具32の下に収めたときに上金具32の受け部32aが水平または略水平になる高さである。
下金具33の平板部33aの中央には、上金具32の長穴36に貫通するボルト40が立設されている。このボルト40には、ワッシャ41及びスプリングワッシャ42が挿嵌され、ナット43が螺合される。
平板部33aにおけるボルト40を屋根の勾配方向で挟む位置には、下に向けて突出する膨出リブ44が形成されている。
図4は基台部材31をH鋼18のフランジ19に固定した状態の断面を示している。固定に際しては、基台部材31の上金具32の係止部34と下金具33の係止部39をフランジ19に係止し、上金具32と下金具33の係止部34,39でH鋼18のフランジ19をフランジ19の幅方向に挟み込んだ状態で下金具33のボルト40に螺合したナット43を締め付けると、下金具33が上に引き付けられ、下金具33の係止部39と上金具32の垂下片部32bがH鋼18のフランジ19を挟持し、基台部材31の固定状態が得られる。
上金具32の係止部34と、下金具33の係止部39と、上金具における係止部39に対向する部分が、前述の締め付け構造を構成する。
金具本体51は、図1に示したように、基台部材31の上に立設されて上端部に屋根板を固定すべく吊子12を固定する2個の接合部材52,53で構成されている。これら接合部材52,53は上下方向に長い形状で、左右方向で互いに重なり合い、重なり合った時に接合部材52,53の下部が基台部材31の上部材32を抱え込むように保持する構造である。
接合部材52,53は、下から上まで同一幅で延びる起立片54を有し、起立片54の上端に、左右方向外側に曲がる受け片55を有する。2個の接合部材52,53のうちの一方の接合部材52の受け片55は屋根板を受ける部分で、他方の接合部材53の受け片55は吊子12を固定する部分である。屋根板を受ける受け片55の方が、吊子を受ける受け片55よりも高い位置にある。また吊子を受ける受け片55の中央には、吊子を固定するためのボルト56が立設されている。
接合部材52,53の重なり合う部分、つまり起立片54の長手(上下)方向の中間にはボルト57ナット58で接合状態が保持され、このボルト57ナット58よりも上方と下方には、一方の接合部材53に形成された嵌合凸部と他方の接合部材52に形成されてその嵌合凸部が嵌合する嵌合凹部で構成される嵌合部59が形成されている。
具体的には、2個の接合部材52,53における起立片54のボルト57を保持する部位には、図3、図5に示したように貫通穴54aが形成される。一方の接合部材52における嵌合部59を形成する位置には嵌合凹部59aが形成され、他方の接合部54における嵌合部59を形成する位置には嵌合凸部59bが形成されている。嵌合凹部59aと嵌合凸部59bは、プレスによって打ち出して形成する。
このような起立片54を支える部位、つまり接合部材52,53の下部は、載置片61と被覆片62と返し片63で構成される。載置片61は上部材32の受け部32aの上面に重なる部分で、受け部32aの幅の略半分に相当する長さで水平に延びている。被覆片62は上部材32の支持部32bの外側面に重なる部分で、支持部32bの長さと略同じ長さで、上下方向に延びている。
この被覆片62から上全体、つまり被覆片62、載置片61、起立片54、受け片55の左右両側縁には、垂直に起立する補強リブ64が折り曲げて形成されている。補強リブ64が形成されているので、これらの部分は断面コ字形である。
返し片63は、図5に示したように、被覆片62の下端から左右方向内側斜め上方に延びて貫通部35に係合する部分である。返し片63の幅は、被覆片62の幅と略同じで、図6に示したように貫通部35に嵌合対応する幅である。
図6に例示した返し片63は、被覆片62の幅から補強リブ64の分を除いた幅に設定したが、図7に示したように、返し片63の幅を被覆片62の幅と同じとすることもできる。いずれの場合も、返し片63の両端面が貫通部35の端面部35bに対向して、金具本体51の位置決めがなされる。位置決めのほか、屋根の勾配方向での倒れ防止の作用も果たす。
この返し片63が係合する貫通部35について付言すると、貫通部35の直線部35aと端面部35bとの間は、図3、図6、図7において直角にあらわしたが、金具本体51が引張荷重を受けた時に強度を高めるため、必要であれば図8に示したように直線部35aと端面部35bとの間にアール部35cを形成して集中荷重がかかることを回避することもできる。この場合には、アール部35cを形成するぶん、返し片63の幅を被覆片62の幅よりも若干広くするとよい。
さらに貫通部35は、打ち抜きによって形成するほか、折り曲げて形成することもできる。つまり、貫通部35を形成する範囲に図9(a)に示したように切り込み65を形成し、この切り込み65の間の部分を図9(b)に示したように内側に折り曲げる。これによって、貫通部35の直線部35aは曲面で構成されることになる。
前述のような返し片63は、2個の接合部材52,53を上部材32に組み付けた後に折り曲げて形成される。折り曲げ前は、返し片63となる返し片相当部位63aは、図3に示したように被覆片62に対して直角をなしている。
折り曲げに際しては、まず図10に示したように、返し片相当部位63aを貫通部35に挿入するとともに嵌合凸部59bを嵌合凹部59aに嵌合して、接合部材52,53同士をボルト57ナット58で締め付けて金具本体51と上部材32を一体化する。続いてこの状態で、返し片相当部位63aに対して、金型71を用いてプレスする。金型71は図10に示したように、形成される返し片63の傾斜に相当する角度の傾斜面72を両側に有しており、これらの傾斜面72とその他の面との間には角アール部73を有して、返し片63の保護を図っている。
返し部63の形成によって上金具32に対する金具本体51の組み付けが完了することになる。
以上のような構成の金具11は、図1に示したように、上金具32にナット43等を用いて下金具33を保持し、使用に供する。
上金具32に対する金具本体51の固定は、金具本体51を構成する接合金具52,53同士を一組のボルト57ナット58で固定し、そのうえで返し片63を形成すればよいので、組み立て作業は容易に行える。金具本体51の固定位置は上金具32の貫通部35で規制されるので、正確な固定状態を得ることもできる。
そして、屋根板の固定状態において、正圧がかかった時には、金具本体51の上端の受け片55にかかる圧縮荷重を、二重に重なった起立片54と、載置片61及び受け部32aと、被覆片62及び支持部32bで支持し、金具本体51の上下方向の略全体に形成された補強リブ64が補強して、強力に支える。上金具32の貫通部35の高さが返し片の厚さと同等であれば、支持片62もH鋼18に接触して荷重を支えることになり、より強力に支持できる。また、重ね合わされた接合部材52,53における上下方向に離間配設された複数の嵌合部59が、金具本体51の倒れを抑制する。この結果、さらなる強度向上をはかれる。
付け加えると、このような嵌合部59を有するため、接合のためのボルト57ナット58が一組でよいので、この点からも前述の組立の容易性が高まる。
負圧がかかった時には、金具本体51が引っ張られる引張荷重を、返し片63が強力に支える。本体金具51を上金具32から引っ張って分離するには、内側斜め上方に延びる返し片63をのばすか、返し片63と被覆部62の間の一体性を断つかしなければならないので、高い引張強度が得られる。
金具11をH鋼に固定するには、ナット1個を締め付けるだけで行えるので簡単である。そのうえ、基台部材31の上金具32における下金具33を取り付ける部分には、膨出リブ37と折り曲げリブ38を有して、上金具32の形状を強力に保持できるようにしているので、H鋼18に対する強固な固定状態を得られることはもちろんのこと、上金具32が変形して金具本体51の固定状態に悪影響が及ぶことを回避できる。このことからも、荷重支持能力の高い良好な金具11を得ることができる。
以下、その他の例を説明する。この説明において、前述の構成と同一または類似する部位については同一の符号を付してその詳しい説明を省略する。
図11に示した金具11は、吊子12の固定部12aが前述のような水平ではなく垂直となる形状の場合に適した金具11である。
すなわち、金具本体51の2個の接合部材52,53の高さを同一にし、同じ高さに受け片55を備える。この場合、他方の接合部材53の受け片55は屋根板を受ける部分である。そして起立片54の上部には、接合時に吊子12を差し込む隙間ができるように、少なくとも一方の起立片54に段部54cを形成して、段部54cよりも上側の部分で左右方向外側に位置させている。この段部54cよりも上の部位には、吊子12を固定するためのボルト56を挿通するボルト挿通穴54dを有している。
図12に示した金具11は、図11に示した吊子12と同じタイプの吊子12を固定するものであって、金具本体51を構成する接合部材52,53の一方は、受け片55を有しない形状である。受け片55に相当する部位は、別体の補助部材66で構成する。補助部材66は、正面視逆L字形で、上端の水平な片が受け片55であり、上下方向に延びる片が吊子12に重なる重合片66aである。重合片66aには、ボルト56が挿通する貫通穴66bが形成されている。
図11、図12のいずれの金具11でも、前述と同様の作用効果を有する。
図13、図14、図15は、締め付け構造の他の例を示している。
上金具32は、受け部32aと支持部32bを有し、前述のような係止部34(図3参照)を有しない形状である。受け部32aの長手方向の両側には前述と同様に長穴36、膨出リブ37及び折り曲げリブ38を有し、2個の下金具33が保持される。この下金具33と上金具32でH鋼18を締め付けて固定する構成である。
下金具33は、ボルト40を立設した方形状の平板部33aと、この平板部33aの一辺一端縁から垂設された垂下片部33bと、垂下片部33bの下端から平板部33aの下に向けて斜め上に向けて延びる傾斜板33cと、傾斜板33cの先端から水平に延びる圧接板33dで構成されている。この圧接板33dと上金具32の支持部32bの下端縁でH鋼18のフランジ19を上下に挟持するとともに、2個の下金具33の垂下片部33b同士の間でH鋼18のフランジ19を幅方向に挟み付ける。上金具32の支持部32bの下端縁と、下金具33の圧接板33dと、下金具33の垂下片部33bが締め付け構造を構成する。
この下金具33には、図3に示した下金具33と同一の構成のものを用いることもできる。
このように構成された締め付け構造でも、簡単に強固な固定状態が得られる。
この発明の構成と、前述の一形態の構成との対応において、
この発明の下地材は、前述のH鋼18に対応するも、
この発明は前述の構成のみに限定されるものではなく、その他の構成を採用することができる。
たとえば、下地材はH鋼18のほかの鋼材などであってもよく、基台部材31は下地材の形状に合わせて適宜構成される。
金具本体51の上端の受け片55は、平らな形状のほか、屋根の勾配方向に湾曲する曲面を有する形状であってもよい。
接合部材52,53同士の結合は、ボルト57ナット28のほか、例えばリベットのような固定具で行ってもよい。
前述の例では嵌合部59を上下に2箇所備え、これらの嵌合凸部59bと嵌合凹部59aの向きを同じにしたが、違う方向に向けてもよい。
11…屋根板取り付け金具
18…H鋼
31…基台部材
32a…受け部
32b…支持部
35…貫通部
51…金具本体
52,53…接合部材
59…嵌合部
59a…嵌合凹部
59b…嵌合凸部
61…載置片
62…被覆片
63…返し片

Claims (4)

  1. 下地材の上に固定される基台部材と、該基台部材の上に固定され屋根板を受ける金具本体を有する屋根取り付け金具であって、
    前記基台部材の前記金具本体を固定する部位に、前記金具本体を受ける受け部と、該受け部の左右両側に垂設された支持部を有し、
    これら支持部には、内外に貫通する貫通部が形成され、
    前記金具本体が左右方向で重なり合う接合部材で構成され、
    これら接合部材の下部に、前記受け部の上面に重なる載置片と、前記支持の外側面に重なる被覆片と、該被覆片の下端から左右方向内側斜め上方に延びて前記貫通部に係合する返し片が形成された
    屋根板取り付け金具。
  2. 前記貫通部が、前記支持の下端縁から上に凹む凹段部である
    請求項1に記載の屋根板取り付け金具。
  3. 前記接合部材の重なり合う部分に、一方の接合部材に形成された嵌合凸部と他方の接合部材に形成されて前記嵌合凸部が嵌合する嵌合凹部で構成される嵌合部が設けられた
    請求項1または請求項2に記載の屋根板取り付け金具。
  4. 前記基台部材に、前記下地材に固定する締め付け構造が形成された
    請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の屋根板取り付け金具。
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