JP5677662B1 - 屋根板取り付け金具 - Google Patents

屋根板取り付け金具 Download PDF

Info

Publication number
JP5677662B1
JP5677662B1 JP2014207945A JP2014207945A JP5677662B1 JP 5677662 B1 JP5677662 B1 JP 5677662B1 JP 2014207945 A JP2014207945 A JP 2014207945A JP 2014207945 A JP2014207945 A JP 2014207945A JP 5677662 B1 JP5677662 B1 JP 5677662B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof plate
piece
roof
metal fitting
base member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014207945A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016075129A (ja
Inventor
安本 重一
重一 安本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maruichi Co Ltd
Original Assignee
Maruichi Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maruichi Co Ltd filed Critical Maruichi Co Ltd
Priority to JP2014207945A priority Critical patent/JP5677662B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5677662B1 publication Critical patent/JP5677662B1/ja
Publication of JP2016075129A publication Critical patent/JP2016075129A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】下地材に対して挟み付けて固定する基台部材と、基台部材の上に立設される金具本体を有する屋根板取り付け金具において、組み立て性を向上するとともに、高い荷重支持能力を得る。【解決手段】基台部材31の上の金具本体51に、上端部に屋根板を直接受ける屋根板受け部55を有する起立片52と、起立片52における屋根板の勾配方向の両端縁で屋根板の勾配方向と直交する互い違いの方向に延びて、下端部が基台部材31に固定される2枚の支持片53,54を備える。屋根板受け部55と同じ方向に延びる支持片53の上端部には、屋根板受け部55に接触する補強部65を備える。金具本体51を1個の部材で構成することで基台部材31に対する組み立て性を向上し、支持片53に補強部を備えることで耐荷重性を向上する。【選択図】図1

Description

この発明は、屋根板をH鋼などの下地材の上に固定するための屋根板取り付け金具に関し、より詳しくは、高い強度を得られるような屋根板取り付け金具に関する。
屋根板取り付け金具は、下地材に固定して使用されるが、下地材に対して溶接により固定することは、高所での作業ゆえ、煩雑で作業性がよくない。
このため、下地材に対する固定に溶接を不要とする、下記特許文献1、2のような屋根板取り付け金具を提案してきた。
これらの屋根板取り付け金具は、下地材に対して挟み付けて固定する基台部材と、この基台部材の上に立設される金具本体で構成されている。基台部材は上面が平らであり、この平らな部分に金具本体の下端の取り付け板が固定される。
金具本体は、縦長板状で、上端に受け板を有する同一形状の2枚の接合部材を背中合わせに接合して構成されている。2枚の接合部材の面方向は屋根の勾配方向と同じで、接合部材間の上端部に、屋根板を係止するための吊子が保持される。
このような構成の屋根板取り付け金具は、2枚の接合部材が互いに接合されているので、十分な強度が得られる。
しかしながら、組み立てに際しては別体の接合部材をそれぞれ基台部材に対して固定するので、作業性がよくない。
このための対策として、金具本体を1個の部材で構成することが考えられる。下記特許文献3には、ノン溶接タイプではなく下地材に直接、溶接して固定するものであるが、金具本体における屋根の勾配方向の両端に、互い違いの方向に延びるブラケットを折り曲げ形成した屋根板取り付け金具が開示されている。金具本体の上端には、屋根板を受けるべく屋根の勾配方向にならべて互い違いに方向延ばして形成された2枚の支持片を有する。
ブラケットは、金具本体の曲りやねじれに対する強度を高めるためのもので、金具本体の高さ方向の中間部より下に、下側ほど幅広となる台形状に形成されている。またブラケットは、近くに形成されている支持板とは逆の向きに延びている。そのうえ、ブラケットの下端には、下地に固定するための取り付け座が外向きに形成されている。
特許文献3の屋根板取り付け金具によれば、金具本体の取り付け安定性は得られるものの、取り付けた屋根板からかかる荷重はあくまでも金具本体の上部の、一枚の板状の部分で支持しなければならない。
また、ブラケットは下側ほど延びる台形状であるうえに、ブラケットの突出向きは近く支持片と逆であるので、屋根板取り付け金具は嵩張る形状である。このため、保管や輸送に場所を取る難点があり、取扱い性が悪く、施工作業の効率がよくなかった。しかも、固定には広い面積を必要とするため、下地材に対して直接、溶接なしで固定する金具を構成する場合にはよいが、特許文献1、2のように基台部材の上に組み付けて構成する金具とする場合には、基台部材が大きくならざるを得ず、特許文献3のような構成は採用しにくい。
実開平7−21861号公報 実開平7−26446号公報 実開平4−68124号公報
そこで、この発明は、組み立て性がよい構成でありながらも、高い荷重支持能力を有するようにすることを主な目的とする。
そのため手段は、下地材または該下地材に固定される基台部材の上に立設されて上端部に屋根板を固定する起立片と、該起立片における前記屋根板の勾配方向の両端縁で前記屋根板の勾配方向と直交する互い違いの方向に延びて、下端部が前記下地材又は前記基台部材に固定される2枚の支持片を有した屋根板取り付け金具であって、少なくとも一方の前記支持片の上端部に、前記屋根板を直接又は間接に受ける受圧部に接触する補強部を有する屋根板取り付け金具である。
この屋根板取り付け金具では、支持片が起立片の起立状態を支えるとともに、支持片の補強部が受圧部に接触して受圧部にかかる荷重を支持する。
この発明によれば、支持片が起立片を支える上に、支持片の補強部が受圧部に接触して補強するので、高い荷重支持能力をもたせることができる。
屋根板取り付け金具の斜視図。 屋根板取り付け金具と下地材の斜視図。 屋根板取り付け金具の分解斜視図。 屋根板取り付け金具の下地材に対する固定状態を示す断面図。 屋根板取り付け金具の正面図。 屋根板取り付け金具の背面図。 屋根板取り付け金具の金具本体の横断面図。 屋根板取り付け金具の要部の側面図。 屋根板取り付け金具の固定状態を示す断面図。 他の例に係る屋根板取り付け金具の斜視図。 図10の要部の分解斜視図。 他の例に係る屋根板取り付け金具の斜視図。 他の例に係る屋根板取り付け金具の斜視図。 他の例に係る屋根板取り付け金具の斜視図。
この発明を実施するための一形態を、以下図面を用いて説明する。
図1は、屋根板取り付け金具11(以下「金具」という)の斜視図であり、この金具11は、屋根板(図示せず)を係止する吊子12を上端部に取り付けて使用される。
吊子12は、図1に示したようないわゆる角ハゼタイプのもののほか、仮想線で示したような丸ハゼタイプのものでよく、吊子12には様々な形状のものを使用できる。図1に示した吊子12は、固定に供する固定部12aが縦に広がる面を有し、固定部12aに形成された貫通穴12bに横方向に挿入する根角ボルト13、これに挿嵌されるワッシャ14及びスプリングワッシャ15と、根角ボルト13に螺合するナット16で固定される。吊子12には補助部材17を添わせる。補助部材17は、取り付ける屋根板を受ける受け部17aを有する正面視略L字状である。補助部材17は、受け部17aのない板状であってもよく、また省略することもできる。
金具11は、図2に示したように、下地材としてのH鋼18に固定されるもので、H鋼18に固定される基台部材31と、この基台部材31の上に固定される金具本体51を有する。
基台部材31は、図3に示したように、上金具32と下金具33で構成される。
上金具32は正面視横コ字状で、上面に所定幅でH鋼18の幅よりも長い平面視長方形状の平板部32aを有し、平板部32aの両側縁に垂下片部32bを有する。垂下片部32bの高さは、金具本体51を固定可能とするとともに、必要な強度を得られる高さである。垂下片部32bのうち、長手方向の一端部、具体的には屋根の勾配方向下側に対応する部位に、H鋼18の上のフランジ19における屋根の勾配方向下側に対応する端縁19aに係止するフック状の係止部34が形成されている(図2参照)。係止部34は側面視逆L字形で、H鋼18のフランジ19に対して外側から内側に移動させることで係止する。
平板部32aの長手方向の中間部には、金具本体51を固定するための2個の貫通穴35が形成されている。
平板部32aの長手方向の他端部、具体的には屋根の勾配方向上側に対応する部位には、下金具33を取り付けるための長穴36が形成されている。長穴36は、平板部32aの幅方向の中間に、平板部32aの長手方向にのびるものである。この長穴36の長手方向の両端に臨む部位には、上金具32の他端部の形態を保持するための膨出リブ37と折り曲げリブ38が形成されている。膨出リブ37は、長穴36と貫通穴35の間の位置に、平板部32aの幅方向に延びる形状で、上に突出している。折り曲げリブ38は、平板部32aの他端縁を上に折り返して形成されている。
下金具33は、上金具32と同じく正面視横コ字形で、上面に所定幅の平板部33aを有し、平板部33aの両側縁に垂下片部33bを有し、上金具32の内側に嵌合対応する大きさである。上金具32の長手方向に対応する方向の長さは、上金具32の長さの半分以下であり、屋根の勾配方向上側対応する他端部に、H鋼18のフランジ19における屋根の勾配方向下側に対応する端縁19bに係止するフック状の係止部39が形成されている(図2参照)。この係止部39も側面視L字状で、H鋼18のフランジ19に対して外側から内側に移動させることで係止する。
係止部39を含む下金具33の高さは、上金具32の下に収めたときに上金具32の平板部32aが水平または略水平になる高さである。
下金具33の平板部33aの中央には、上金具32の長穴36に貫通するボルト40が立設されている。このボルト40には、ワッシャ41及びスプリングワッシャ42が挿嵌され、ナット43が螺合される。
平板部33aにおけるボルト40を屋根の勾配方向で挟む位置には、下に向けて突出する膨出リブ44が形成されている。
図4は基台部材31をH鋼18のフランジ19に固定した状態の断面を示している。固定に際しては、基台部材31の上金具32の係止部34と下金具33の係止部39をフランジ19に係止し、上金具32と下金具33の係止部34,39でH鋼18のフランジ19をフランジ19の幅方向に挟み込んだ状態で下金具33のボルト40に螺合したナット43を締め付けると、下金具33が上に引き付けられ、下金具33の係止部39と上金具32の垂下片部32bがH鋼18のフランジ19を挟持し、基台部材31の固定状態が得られる。
金具本体51は、図1に示したように、基台部材31の上に立設されて上端部に屋根板を固定すべく吊子12を固定する起立片52と、起立片52における屋根板の勾配方向の両側縁で屋根板の勾配方向と直交する互い違いの方向に延びて、下端部が基台部材31に固定される2枚の支持片53,54を有している。起立片52と支持片53,54は、1枚の板材を折曲して形成されている。
起立片52は適宜幅に形成され、下から上まで同一幅で延びる略長方形板状である。起立片52の面方向は、屋根の勾配方向と同じである。
起立片52の上端には屋根板を受ける屋根板受け部55が形成されている。屋根板受け部55は、屋根板を直接受ける受圧部である。この屋根板受け部55は、起立片52の下から上に延びる部分と同一幅で、屋根板の葺成方向前段側に曲げて形成されている。屋根板の葺成方向前段側とは、屋根板が屋根の勾配方向下側から見て左側から順に葺成されるものであるため、屋根の勾配方向下側、つまり正面から見て左側を意味する。図示例の屋根板受け部は、上へ凸に屋根の勾配方向に沿って湾曲して形成した例を示している。
起立片52の上部、屋根板受け部55の下方位置には、吊子12を取り付けるための角穴56が形成されている。
支持片53,54は、起立片52における屋根の勾配方向の両端縁、つまり勾配方向上側と勾配方向下側に形成され、勾配方向上側の支持片53は、起立片52の屋根板受け部55と同じ、屋根板の葺成方向前段側に延びている。勾配方向下側の支持片54は、屋根板の葺成方向後段側、つまり正面から見て右側に延びている。図5は金具11を正面から見た状態、図6は金具11を背面から見た状態である。
支持片53,54の幅は、起立片52よりも幅狭である。起立片52の起立方向に沿って、下から上まで同一幅である。支持片53,54は2枚あるが、これらの幅は同一である。また、図5、図6に示したように、左右に延びる支持片53,54を有した金具本体51の幅は、基台部材31の幅と同一である。
金具本体11の長手方向中間部位の横断面を示すと図7に示したとおりで、支持片53,54は起立片52を構成する材料を折り曲げ部57を介して折り曲げて形成されている。具体的には、屋根の勾配方向に延びる起立片52の両側縁に、折り曲げ部57を介して2枚の支持片53,54が互い違いの方向に延びており、支持片53,54の先端は、基台部材31の上金具32の側面と面一になる。
支持片53,54の下端部には、基台部材31の上面、つまり上金具32の平面部32aに面接触する接地固定片58が、折り曲げにより形成されている。接地固定片58は支持片53,54と同一幅で方形に形成され、起立片52の存在する側(内側)に折り曲げられている。このため、接地固定片58の起立片52側の辺は起立片52に接触している。
接地固定片58は、図3に示したように、中央に角穴58aを有しており、基台部材31の上金具32に対して固定するための根角ボルト60を挿通可能にしている。図3中、61はワッシャ、62はスプリングワッシャ、63はナットである。
このような2枚の支持片53,54のうち、屋根の勾配方向上側の支持片53は、図8に示したように、屋根板受け部55に下から接触して支える長さである。つまり、支持片53の上端部が受圧部に接触する補強部65である。前述のように支持片53は起立片52を構成する板材を折り曲げ部57(図7参照)を介して折り曲げて形成されているため、補強部65は折り曲げ部57を介して起立片52と一体である。
支持片53,54のうち屋根の勾配方向下側の支持片54は、起立片52の吊子12を取り付けるための角穴56位置よりもやや下までの高さに設定されている。これは、図1に示したように固定部12aが幅広の形状の吊子12を固定するのに干渉を防止するためである。
吊子12の固定部12aが、図9に示したように起立片52の幅に収まる形態のものである場合には、屋根の勾配方向下側の支持片54を起立片52の上端まで延ばすことができる。
以上のような構成の金具11は、図1に示したように、基台部材31の上金具32に対して金具本体51を根角ボルト60とナット63等で固定し、上金具32にはナット43等を用いて下金具33を保持し、使用に供する。金具本体51の固定は、上金具32に対して固定する部材が1個であるので、組み立て作業は容易に行える。複数の部材をそれぞれに固定する場合と違い、正確な固定状態を得ることもできる。
また、金具本体51は、起立片52の上端に1個の屋根板受け部55を有する細長い形状であり、屋根板受け部55の下に一方の支持片53が収まっている。起立片52の両端縁の支持片53,54は、起立片52よりも幅狭で起立片52の起立方向に沿って同一幅である。そのうえ2枚の支持片53,54の下端の接地固定片58が内側に向いている。このため、金具本体51は嵩張らないコンパクトな形状である。
このため、金具本体51の管理や組み立てにおける取扱い性がよい。しかも、基台部材31の上に体裁よく収まるので、溶接なしで下地材に固定できる金具とする場合に、基台部材31の大型化を回避できる。特に、接地固定片58を内側に向けているので、基台部材31を下地材に固定するための下金具33の取り付けや上金具32の補強構造の形成の妨げとなるようなことも回避できる。
金具11をH鋼18に固定し、屋根板を取り付ける場合には、支持片53,54のうち、屋根板の勾配方向上側の支持片53を屋根板受け部55と同じ屋根板の葺成方向前段側に延ばし、支持片53,54のうち、屋根板の勾配方向下側の支持片54を屋根板の葺成方向後段側に延ばしているので、吊子が角ハゼで、屋根板の取り付けに際して吊子の取り付けを行う必要がある場合でも、締め付け作業する側に支持片54が存在しないので、作業性がよい。
金具11の使用時においては、金具11の支持片53,54が起立片52の起立状態を屋根の勾配方向にも、勾配方向と直交する方向にも支える。このため、起立片52の起立状態を強力に維持できる。そのうえ、支持片53の補強部65が受圧部である屋根板受け部55に下から接触して支え、屋根板受け部55にかかる荷重を支持する。この補強部65は、支持片53が起立片52を構成する材料を折り曲げ部57を介して折り曲げて形成されるのと同じで、折り曲げ部57を介して起立片57と一体であるので、補強部65の強度は高い。また、支持片53,54は、下端部の接地固定片58で、基台部材31に面接触して強固に固定される。
このため、屋根板受け部55が屋根板から受ける荷重を屋根板受け部55や屋根板受け部55に近い部分だけで支持するのではなく、H鋼18に近い基台部材31に荷重を伝達して強力に支持することができる。この結果、高い荷重支持能力を有する金具11となる。
加えて、基台部材31の上金具32における下金具33を取り付ける部分には、膨出リブ37と折り曲げリブ38を有して、上金具32の形状を強力に保持できるようにしているので、H鋼18に対する強固な固定状態を得られることはもちろんのこと、上金具32が変形して金具本体51の固定状態に悪影響が及ぶことを回避できる。このことからも、荷重支持能力の高い良好な金具11を得ることができる。
以下、その他の例を説明する。この説明において、前述の構成と同一または類似する部位については同一の符号を付してその詳しい説明を省略する。
図10に示した金具11は、吊子12の固定部12aが前述のような垂直ではなく水平となる形状の場合に適した金具11ある。
すなわち、金具本体51の起立片52には吊子固定用の角穴56(図1参照)を形成せずに、起立片52の上部における屋根板受け部55と反対側の面に、吊子受け部66を備えている。吊子受け部66は、屋根板に係る荷重を、吊子12を介して間接に受ける受圧部である。
吊子受け部66は、図11に示したように、正面視逆L字形をなす吊子受け金具66aをリベット67等で一体に固定して形成する。図11中、52aはリベット67挿入用の貫通穴である。
吊子受け金具66aの固定に際し、図10に示したように、吊子受け部66を屋根の勾配方向下側の支持片54に面接触させる。吊子受け金具66aの上面中央には、吊子固定用のボルト68が立設されている。吊子受け金具66aの縁の折り返しは、補強用の折り返し部66bである。
支持片53,54のうち屋根の勾配方向上側の支持片53は前述と同じで屋根板受け部55を支える。同様に、屋根の勾配方向下側の支持片54は、吊子受け部66に横から接触して吊子受け部66を支える。
このような構成の金具11は、前述と同様に高い荷重支持能力を有する。特に、受圧部(屋根板受け部55,吊子受け部66)を支える補強部65を左右両側に有するので、より一層強度を高めることができる。
吊子12の固定部12aの形状が、図12に示したように起立片52と同様に細い形状の場合には、吊子受け部66側に延びる支持片54を起立片52の上端高さまで延ばすことができる。
図13に示した金具11は、起立片52の上端の屋根板受け部55を平らに形成した例である。角には補強用のリブ55aが形成されている。
図14に示した金具11は、吊子受け部66に接触する補強部65を、吊子受け金具66aに横から接触する縦面部65aと、下から接触する横面部65bを有するものである。補強部65が吊子受け部66に対して横から接触するだけでなく下からも支えるので、より強固な取り付け状態が維持できる。
吊子受け部66は、起立片52を折り曲げて、起立片52と同一材料で一体に形成してもよい。
この発明の構成と、前述の一形態の構成との対応において、
この発明の下地材は、前述のH鋼18に対応し、
同様に、
受圧部は、屋根板受け部55、吊子受け部66に対応するも、
この発明は前述の構成のみに限定されるものではなく、その他の構成を採用することができる。
たとえば、金具11は、基台部材31なしで金具本体51のみで構成して、下地材に直接、溶接により固定して使用するものであってもよい。この場合には、接地固定片58を外側に折り曲げて形成するのが好ましい。
補強部65は、吊子受け部66を支持するもののみとすることもできる。
下地材はH鋼18のほかの鋼材などであってもよく、基台部材31は下地材の形状に合わせて適宜構成される。
11…屋根板取り付け金具
18…H鋼
31…基台部材
52…起立片
53,54…支持片
55…屋根板受け部
57…折り曲げ部
58…接地固定片
65…補強部
66…吊子受け部

Claims (6)

  1. 下地材または該下地材に固定される基台部材の上に立設されて上端部に屋根板を固定する起立片と、該起立片における前記屋根板の勾配方向の両端縁で前記屋根板の勾配方向と直交する互い違いの方向に延びて、下端部が前記下地材又は前記基台部材に固定される2枚の支持片を有した屋根板取り付け金具であって、
    少なくとも一方の前記支持片の上端部に、前記屋根板を直接又は間接に受ける受圧部に接触する補強部を有する
    屋根板取り付け金具。
  2. 前記支持片が、前記起立片よりも幅狭で前記起立片の起立方向に沿って同一幅に形成された
    請求項1に記載の屋根板取り付け金具。
  3. 前記支持片が前記起立片を構成する材料を折り曲げ部を介して折り曲げて形成されるとともに、
    前記補強部が、前記折り曲げ部を介して前記起立片と一体である
    請求項1または請求項2に記載の屋根板取り付け金具。
  4. 前記支持片の下端部に、前記下地材又は前記基台部材に面接触して固定される接地固定片を有する
    請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の屋根板取り付け金具。
  5. 前記接地固定片が、前記起立片の存在する側に折り曲げ形成されたものである
    請求項4に記載の屋根板取り付け金具。
  6. 請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載の屋根板取り付け金具を用いた
    屋根。
JP2014207945A 2014-10-09 2014-10-09 屋根板取り付け金具 Active JP5677662B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014207945A JP5677662B1 (ja) 2014-10-09 2014-10-09 屋根板取り付け金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014207945A JP5677662B1 (ja) 2014-10-09 2014-10-09 屋根板取り付け金具

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014251717A Division JP2016079786A (ja) 2014-12-12 2014-12-12 屋根板取り付け金具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5677662B1 true JP5677662B1 (ja) 2015-02-25
JP2016075129A JP2016075129A (ja) 2016-05-12

Family

ID=52672715

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014207945A Active JP5677662B1 (ja) 2014-10-09 2014-10-09 屋根板取り付け金具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5677662B1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5851640B1 (ja) * 2015-03-24 2016-02-03 株式会社マルイチ 屋根板取り付け金具
JP2016079786A (ja) * 2014-12-12 2016-05-16 株式会社マルイチ 屋根板取り付け金具
JP7394405B2 (ja) 2021-09-07 2023-12-08 株式会社タカミヤ 親綱用仮設支柱取付台座およびその製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0468124U (ja) * 1990-10-24 1992-06-17
JP2009035919A (ja) * 2007-08-01 2009-02-19 Ishida Bankin Kogyosho:Kk ダブル式屋根リフォーム工法に用いる新折板の取付金物

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0468124U (ja) * 1990-10-24 1992-06-17
JP2009035919A (ja) * 2007-08-01 2009-02-19 Ishida Bankin Kogyosho:Kk ダブル式屋根リフォーム工法に用いる新折板の取付金物

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016079786A (ja) * 2014-12-12 2016-05-16 株式会社マルイチ 屋根板取り付け金具
JP5851640B1 (ja) * 2015-03-24 2016-02-03 株式会社マルイチ 屋根板取り付け金具
JP7394405B2 (ja) 2021-09-07 2023-12-08 株式会社タカミヤ 親綱用仮設支柱取付台座およびその製造方法
JP7401880B2 (ja) 2021-09-07 2023-12-20 株式会社タカミヤ 親綱用仮設支柱取付台座およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016075129A (ja) 2016-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5647666B2 (ja) 太陽電池モジュール取付構造
JP5421789B2 (ja) 天井ブレース取付金具
JP5677662B1 (ja) 屋根板取り付け金具
JP6136889B2 (ja) スタビライザ支持構造
KR101543004B1 (ko) 차량용 배터리 마운팅 유닛
JP4725782B2 (ja) ルーフレール支持脚及びルーフレール
US20150083872A1 (en) Seat mounting structure
JP4848491B2 (ja) 金属製組立棚のフレーム構造
JP2016079786A (ja) 屋根板取り付け金具
JP5894392B2 (ja) 太陽電池モジュールの屋根上設置構造
JP2019076590A (ja) テーブル
KR20140003950U (ko) 사각 파이프 고정용 브라켓
JP5755383B1 (ja) 屋根板取り付け金具
JP5851640B1 (ja) 屋根板取り付け金具
CN218287893U (zh) 车身结构及具有其的车辆
JP2015007326A (ja) 天井構造及びブレース下部取付具
CN214424836U (zh) 一种面板的连接结构
CN216216188U (zh) 一种电机安装支脚结构及其柴油发电机组
JP5306556B1 (ja) 接合部材およびその製作方法
CN219989330U (zh) 抗扭杆支架及车辆
JP2012122240A (ja) 折板屋根用連結金具
JP7110523B2 (ja) 天板付き家具
JP2008255621A (ja) タイトフレーム
JP2009030266A (ja) 壁パネル取付構造
JP2008290674A (ja) マウントブラケット結合構造

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20141113

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141209

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5677662

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313114

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250