JP6383124B1 - 屋根板取り付け金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】溶接作業なしで作業性良く下地材に固定できるうえに、高い安定性と耐荷重性を得られるようにする。【解決手段】下地材12を挟み付けて下地材12上に固定される挟持金具31を備え、挟持金具31を介して屋根板13を支持する屋根板取り付け金具11において、挟持金具31を、下地材12の幅方向で対峙する一対の挟持金具担体32,33で構成し、挟持金具担体32,33同士を下地材12の幅方向で締め付ける締結具51と、挟持金具担体32,33に挟持される被挟持金具71を備える。挟持金具担体32,33には、上下方向に延びる垂直片34の下端から下地材12の幅方向外側下方に向けて斜めに延びる傾斜片35と、傾斜片35の下端から水平方向に延びる接地片36と、接地片36の先端から下方へ曲がって下地材12の幅方向の端部に係止する係止部37を形成する。被挟持金具71には、下地材12に接する支持脚73を形成する。【選択図】図3

Description

この発明は、下地材の上に屋根板を固定するための屋根板取り付け金具に関し、より詳しくは、溶接せずに固定できる屋根板取り付け金具に関する。
溶接作業なしで固定できる屋根板取り付け金具としては、下記特許文献1に開示されているものがある。
この金具は、互いに接合される一対の屋根板固定材で構成されており、これら屋根板固定材は細幅の薄板状であって、共に同じような形状をしている。すなわち屋根板固定材は、下から順に、下地材としてのH鋼のフランジの幅方向の端部に係合するコ字状の係合部と、係合部から上方斜めに延びる支持脚と、支持脚から鉛直上方に延びる中間胴部と、中間胴部から上方に延びて吊子を挟んで保持する上端部を有している。中間胴部と上端部とにはボルトナットが備えられ、中間胴部のボルトナットによって屋根板固定材同士が重なり合って下地材に対する係合部の係合状態を保持するとともに、上端部のボトルナットによって吊子を保持する。
吊子は屋根板固定材の間に挟んで保持するものであるため、吊子の向きをH鋼の幅方向と同じ方向に向けるため、中間胴部は90度ひねった形状である。
このような構成の屋根板取り付け金具では、H鋼に対する固定は主に一組のボルトナットの締結で行えるので作業性がよいが、上からの荷重で支持脚が開く方向の力が作用するうえに、ひねった形状の中間胴部には変形の力が作用しやすいので、高い安定性と耐荷重性を得にくかった。
下記特許文献2の屋根板取り付け金具のように、特許文献1の係合部に対応する係止部材の係止する部位を深く形成して、支持脚に対応する構成を省略するとともに、H鋼のフランジのすぐ上に対応する位置にボルトナットを備えて、締め付けて固定する構造もある。
この構成でも、一組のボルトナットの締め付けで固定できて作業性が良い。そのうえ、高い安定性と耐荷重性が得られる。しかし、一方の係止部材に吊子を固定する部位を立設し、他方の係止部材はH鋼に係止する部位のみで構成されているので、一方の係止部材には特許文献1の中間胴部のように吊子の固定向きを90度変えるための構成を有していることとあいまって、負圧が作用して吊子を固定している部位が上方に引き上げられた場合に、吊子の固定向きを変えるための構成部分に集中荷重がかかるおそれがある。
特許文献3の屋根板取り付け金具では、一対の対向脚板部の上端を頂板部で連結した門型形状の一つの金具本体を備え、対向脚板部の下端部に形成されH鋼の幅方向の端部に嵌る嵌合挟持溝を、嵌合挟持溝のすぐ上の位置に貫通保持したボルトで締め付けて、金具本体を変形させて対向脚板部の嵌合挟持溝をH鋼に嵌める構成が採用されている。吊子は、金具本体の上端面の頂板部に保持される。
このような金具では、H鋼に対する固定時において、金具本体の対向脚板部が間隔をあけて並ぶので、比較的高い耐荷重性が得られるものの、嵌合挟持溝は、金具本体の対向脚板部の下端部が互いに接近する方向に回転させて変形したときにH鋼のフランジに係合するものであるため、嵌合挟持溝は対向脚板部の相対向する内面に対して傾斜している。つまり、嵌合挟持溝部分には、固定時にH鋼に接して荷重を支持する面積を広く得られない。このため、高い安定性と耐荷重性は得にくい。
特開平5−272200号公報 実公平7−54425号公報 登録実用新案第3213012号公報
この発明は、溶接作業なしで作業性良く下地材に固定できるうえに、高い安定性と耐荷重性を得られるようにすることを主な目的とする。
そのための手段は、下地材を挟み付けて前記下地材上に固定される挟持金具を備え、前記挟持金具を介して屋根板を支持する屋根板取り付け金具であって、前記挟持金具が、下地材の幅方向で対峙する一対の挟持金具担体と、前記挟持金具担体同士を前記下地材の幅方向で締め付ける締結具を備え、前記挟持金具担体が、上下方向に延びる垂直片の下端から前記下地材の幅方向外側下方に向けて斜めに延びる傾斜片と、前記傾斜片の下端から水平方向に延びる接地片と、前記接地片の先端から下方へ曲がり前記下地材の幅方向の端部に係止する係止部を有するとともに、前記挟持金具担体の前記垂直片に挟持される被挟持金具を備え、前記被挟持金具が、前記下地材まで下方に延びて前記下地材に接する支持脚を有する屋根板取り付け金具である。
この構成では、締結具によって、挟持金具を構成する一対の挟持金具担体と被挟持金具を下地材の上で締め付けると、挟持金具担体の係止部が下地材の幅方向の端部に係止し、下地材に対する固定状態が得られる。固定状態においては、挟持金具にかかる上からの荷重は、垂直片から傾斜片、接地片を介して下地材に伝達されるとともに、被挟持金具の支持脚を介して下地材に伝達され、下地材の比較的広い範囲で支持させる。一方、負圧が作用した場合には、上方へ引き上げられる挟持金具または被挟持金具の少なくともいずれか一方が、締結具を介して一体に結合されている他の部材の各部に荷重を分散しながら伝達し、下地材に対する固定状態を維持する。
この発明によれば、一対の挟持金具担体を締め付ける締結具による締め付けだけで下地材に対する固定が行えるので、作業性が良い。また、上からかかる荷重は挟持金具担体の接地片と被挟持金具の支持脚を介して比較的広い範囲で下地材に伝達し、上方への引き上げに対しては締結具で一体化された挟持金具担体と被挟持金具の各部に荷重を分散しながら伝達するので、固定状態において高い安定性と耐荷重性を得られる。
屋根板取り付け金具の斜視図。 屋根板取り付け金具の使用状態の正面図。 屋根板取り付け金具の固定状態を示す断面図。 屋根板取り付け金具の分解斜視図。 補助金具の一体化部分断面図。 屋根板取り付け金具の固定の仕方を示す斜視図。 屋根板取り付け金具の固定状態の側面図。 屋根板取り付け金具の固定状態の背面図。 他の例に係る屋根板取り付け金具の斜視図。 他の例に係る屋根板取り付け金具の斜視図。 図10の屋根板取り付け金具の固定状態を示す断面図。 図10の屋根板取り付け金具の分解斜視図。 図10の屋根板取り付け金具の使用状態の正面図。 図10の屋根板取り付け金具の固定状態の側面図。 図10の屋根板取り付け金具の固定状態の背面図。
この発明を実施するための一形態を、以下図面を用いて説明する。
図1に、屋根板取り付け金具11(以下、「取り付け金具」という)を下地材12の上に固定した状態を示す。取り付け金具11は、下地材12を挟み付けて下地材12上に固定される挟持金具31を備えており、挟持金具31を介して、図2に示したように屋根板13を支持して屋根構造を構成するものである。
下地材12としてはH鋼が使用され、取り付け金具11はH鋼のフランジ12aの幅方向の両端部12bをフランジ12aの幅方向で締め付けて固定される。また、取り付け金具11の上部には、屋根板13を取り付ける係止金具としての吊子14が取り付けられて、吊子14の上端の係止縁14aに屋根板13が馳締めされて固定される。
吊子14は、係止縁14aを上端に有する縦に延びる垂直部14bと、垂直部14bの下端から水平方向に延びる水平部14cを有しており、垂直部14bと水平部14cが取り付け金具11に面接触した状態で取り付けられる。
図1に例示の取り付け金具11は、吊子14が挟持金具31に対して取り付けられる構造である。つまり、挟持金具31を介して直接的に屋根板13を支持する。
具体的に説明すると、挟持金具31は、下地材12の幅方向で対峙する一対の挟持金具担体32,33で構成され、挟持金具担体32,33同士を下地材12の幅方向で締め付ける締結具51と、挟持金具担体32,33同士の間に挟持される被挟持金具71を備えている。
挟持金具担体32,33と被挟持金具71は、所定幅の金属板をプレス加工で折り曲げたり切り欠いたりして製造されるものである。また締結具51は、挟持金具担体32,33と被挟持金具71の一部を貫通するボルト52と、ボルト52に螺合するナット53で構成される。
一対の挟持金具担体32,33は、共に、下地材12のウェブ12cと同じ方向に向き上下方向に延びる平板上の垂直片34と、垂直片34の下端から下地材12の幅方向外側下方に向けて斜めに延びる傾斜片35と、傾斜片35の下端から水平方向に延びる接地片36と、接地片36の先端から下方へ曲がって下地材12の幅方向の端部12bの外側に係止する係止部37を有している。
垂直片34は、前述の締結具51で締め付けられる部分であって、取り付け金具11の高さを考慮して適宜長さに形成され、幅方向の中間位置に、図3、図4に示したようにボルト52を挿通するための角穴34aが形成されている。
傾斜片35は、垂直片34より下側の部分を曲げて形成され、長さや傾斜角度は、荷重を支持することと、下地材12に対する固定時に傾斜片35の下端が下地材12の幅内に収まることを考慮して適宜設定される。前述の垂直片34から傾斜片35にかけての幅方向の両側部には、補強のためのリブ38が上下方向に沿って膨出形成されている。
接地片36は、図3に示したように下地材12の幅方向の端部12bの上面に接するものであり、荷重を支える必要な大きさに形成されている。
係止部37は、下地材12の上面に接する接地片36の先を下に曲げて、接地片36と係止部37で側面視L字をなす形に形成されている。係止部37の上下方向の長さは、下地材12であるH鋼のフランジ12aの厚さよりも若干短く設定される。接地片36と係止部37がなす角部は、下地材12のフランジ12aの角に当たる部分となる。
このような接地片36と係止部37には、これらを覆う補助金具41が備えられる。補助金具41は、接地片36及び係止部37と同じ幅の金属板で構成され、接地片36の上面を被覆する上面板部42と、係止部37よりも外側を係止部37との間に空間43を形成しつつ覆う縦面部44と、縦面部44の下端から上面板部42の下方位置に延びて、下地材12の幅方向の端部12bを下から挟み付ける挟圧片45を有している。前述の空間43を形成するため、上面板部42は接地片36よりも長く形成され、挟圧片45は、下地材12のフランジ12aに届くとともに十分な掛かり代を有する長さに形成されている。縦面部44は、上面板部42の下面と挟圧片45の上面の間の長さが、係止部37の長さよりも若干長く、下地材12であるH鋼のフランジ12aを挟める長さに設定されている。
上面板部42と挟圧片45における幅方向の中間位置であって、上面板部42を接地片36の上に重ねたときに、係止部37に近接する外側位置には、角穴42a,45aが形成されている。この角穴42a,45aは、挟圧片45を上方に締め付ける緊結部材46を備えるためのものである。緊結部材46としては挟圧片45側から上方に挿入されるボルト46aと、上面板部42の上でボルト46aに螺合するナット46bが用いられる。上面板部42と挟圧片45には、前述の挟持金具担体32,33のリブ38と同様に補強のためのリブ47が形成されている。なお、緊結部46材は補助的なものであり、省略することもできる。
挟持金具担体32,33の接地片36と補助金具41の上面板部42は、重ね合わせた状態で一体化されている。一体化はリベットなどの留め具を用いたり溶接したり、適宜の方法で行えるが、図5に示したように、補助金具41の上面板部42に形成された嵌入穴42bと、挟持金具担体32,33の接地片36に一体形成され上方に起立して上面板部42の嵌入穴42bに嵌入する筒部36aで構成するとよい。これは、いわゆるバーリング加工であり、筒部36aにおける嵌入穴42bから上に出る部分はかしめられる。
補助金具41が挟持金具担体32,33に対して一体化されるのと同様に、緊結部材46は、補助金具41に対して予め保持されている。
一対の挟持金具担体32,33は、垂直片34から下の部分の構成については同一であるが、垂直片34より上の部分は、屋根板13を支持するために構造が相違する。
下地材12に対する固定時に屋根の勾配方向の下側に位置する挟持金具担体32(以下、「一方の金具担体32」ともいう)は、上端部に、吊子14を取り付ける取り付けボルト48が設けられている。すなわち、一方の金具担体32の垂直片34の上端には、接地片36と同じ方向に水平に張り出す支持片48aが幅全体にわたって形成されており、支持片48aの上面における幅方向の一方、具体的には屋根板13を葺成してゆく方向の側に取り付けボルト48が設けられている。支持片48aの取り付けボルト48の周囲は吊子14の水平部14cが載置される部分であり、取り付けボルト48は支持片48aの上面から上に向けて延びている。また、支持片48aの先端には下方に曲がる曲げ片48bが形成され、強度の向上が図られている。
他方の挟持金具担体33、つまり下地材12に対する固定時に屋根の勾配方向の下側に位置する挟持金具担体33(以下、「他方の金具担体33」ともいう)は、前述の支持片38aよりも高い位置に形成されて屋根板13を受ける受け片49が形成されている。受け片49には、垂直片34に形成されたリブ38が延設されている。受け片49は、垂直片34の上端における幅方向の片側半分の部位に形成され、取り付けボルト48と屋根の勾配方向で並ぶ部位に、取り付けボルト48に取り付けられた吊子14の存在を許容する切欠き49aが設けられている。
一対の挟持金具担体32,33に挟まれる被挟持金具71は、一つの金具で構成されており、挟持金具担体32,33の垂直片34に挟持されるものであって、垂直片34と同様に上下方向に延びる本体板部72を有している。本体板部72における挟持金具担体32,33の角穴34aに対応する位置には、ボルト52が通る貫通穴72aが形成されている。
本体板部72の長さは、下端位置が下地材12の上面に接するほどに設定され、下端には、本体板部72の厚さ方向、つまり下地材12の幅方向の一方と他方に分かれて下地材12に接する支持脚73が形成されている。支持脚73は方形状であり、本体板部72の幅方向の中間位置に下端から適宜深さに形成したスリットを境に、互い違いの方向に90度曲げて形成される。
被挟持金具71の本体板部72の上端における幅方向の片側半分には、取り付けボルト48を有する挟持金具担体32(一方の金具担体32)の側に延びて屋根板13を受ける受け片74が形成されている。受け片74は、他方の金具担体33の受け片49と協働して屋根板13を受ける部分であり、他方の金具担体33の受け片49と背中合わせになる部位に同じ高さ同じ幅で形成されており、被挟持金具71と挟持金具担体32,33を組み合わせたときには、一方の金具担体32の支持片48aの上方に位置する。また、取り付けボルト48に吊子14を取り付けたときには、吊子14の垂直部14bが受け片49,74の側面に接する。
被挟持金具71の受け片74の先端には、下方へ曲がって下端が支持片48aの上面に接する脚片74aが形成されている。受け片74と脚片74aには補強のためのリブ75が下方又は内方に膨出形成されている。
以上のように構成された取り付け金具11では、締結具51を緩めて、図3に仮想線で示したように、一対の挟持金具担体32,33と被挟持金具71の重なりを解いてから、図6に示したようにそれぞれの挟持金具担体32,33の係止部37を下地材12の所定位置の幅方向の端部12bに係止する。このあと、締結具51のナット53を締めて、一対の挟持金具担体32,33で被挟持金具71を挟み付ける。
すると、2つの挟持金具担体32,33の係止部37と補助金具41が下地材12のフランジ12aの幅方向の端部12bに係止し、挟持金具担体32,33の接地片36が下地材12に接地した状態でフランジ12aを幅方向に締め付ける状態が得られるとともに、被挟持金具71の支持脚73が下地材12に接地する。
このように固定した後、必要に応じて、補助金具41の緊結部材46を締め付けることができる。これは、下地材12であるH鋼のフランジ12aの厚さに公差等による相違が生じていることがあるためであり、挟持金具担体32,33とフランジ12aとの間が緩い場合には緊結部材46を締め付けて補助金具41の挟圧片45を上方に変位させて、H鋼のフランジ12aを下から締め付けてフランジ12aを厚み方向に挟圧する。
取り付け金具11を下地材12の上に固定した後、取り付け金具11の上端部の取り付けボルト48に固定した吊子14を介して屋根板13を取り付けると、屋根の葺成が完了する。吊子14は、取り付け金具11の下地材12に対する固定よりも前に取り付けられていても、固定のあとで取り付けられても、いずれでもよい。
図7に、取り付け金具11の固定状態を屋根の葺成方向の先端側から見た状態を、図8には、取り付け金具11の固定状態を屋根の勾配方向上側からみた状態を、吊子14を仮想線で描いて示している。
前述のように、下地材12に対する取り付け金具11の固定は、締結具51である一組のボルト52とナット53の締め付けで行えるので、複数のボルト止めを行わなければ固定できない構成とは異なって、作業性がよい。
また、固定状態において取り付け金具11は、上からかかる荷重を、受け片49,74と支持片48aから、挟持金具担体32,33の垂直片34、傾斜片35、接地片36と、被挟持金具71の本体板部72、支持脚73を介して下地材12に伝え、下地材12の幅方向の比較的広い範囲で、広い接触面積を確保して支持させる。とくに、被挟持金具71の受け片74は、下端が支持片48aの上面に接する脚片74aを有しているので、受け片74は支持片48aに支えられながらも強力に荷重を支持する。
一方、負圧が作用した場合には、吊子14が上方へ引っ張られるが、吊子14は、水平部14cが支持片48aの上に固定された状態で垂直部14bが受け片49,74の側面に当接しており、吊子14の浮き上がりを抑制できるとともに、かかる荷重を受け片49,74で分散支持する。そして、一方の挟持金具担体32の取り付けボルト48が上方へ引き上げられる負荷がかかっても、その負荷は、締結具51を介して一体に結合されている他の部材、つまり他方の挟持金具担体33や被挟持金具71に分散して伝達し、締結具51の締め付け力による係止部37の下地材12に対する固定状態を維持する。このとき、補助金具41に備えた緊結部材46は、挟圧片45の変形を積極的に阻止して、係止部37の係止状態の維持に貢献する。
このため、固定状態において高い安定性と耐荷重性を得られる。
特に、挟持金具担体32,33の接地片36が下地材12の幅方向の端部12bの上面に接するものであるので、下地材12に固定する際の締め付け力も、荷重を支持する際の負荷の伝達も、直接に行えて、高い強度を得られる。
また、接地片36と係止部37を覆う補助金具41を備えているので、係止部37による係止が強固に行える。
しかも、補助金具41には挟圧片45を形成するとともに、挟圧片45を上方に締め付ける緊結部材46を備えたので、緊結部材46が挟圧片45の変形を抑制して係止状態の維持を積極的に行えるうえに、下地材12の厚みの違いに対応でき、より強度の高い固定状態を得られる。
挟持金具担体32,33に対する補助金具41の一体化は、嵌入穴42bと筒部36aを有するバーリングによる加工で行っているので、部品点数の低減や軽量化が図れ、取扱い性も向上する。
さらに、一方の挟持金具担体32に取り付けボルト48を備えるとともに、他方の挟持金具担体33に受け片49を備えているので、締め付け力が発揮される部材を中心にして前述のような荷重の支持が直接に行えて、高い強度を得られる。
そのうえ、取り付けボルト48を支持片48aの幅方向の片側に寄せて、受け片49,74をその反対側に寄せて、吊子14を支持片48aの上に載置状態で取り付けるので、吊子を挟んで保持する場合のように、ねじれたような形状や、一部が細く脆弱性を有するような形状の部分を設けなくてもよい。このため、高い強度を得られる。
特に、一対の挟持金具担体32,33に挟まれて一体化する被挟持金具71に、取り付けボルト48を有する一方の挟持金具担体32の側に延びて屋根板13を受ける受け片74を形成しているので、屋根板13からかかる荷重を十分に支えることができるとともに、吊子14の保持は垂直部14bを接触した状態で行え、荷重の分散や吊子14の保持も良好である。
以下、その他の例について説明する。この説明において、前述の構成と同一の部位については同一の符号を付してその詳しい説明を省略する。
図9は、他の例に係る取り付け金具11の斜視図であり、この図に示すように、取り付け金具11の挟持金具担体32,33の係止部37は、接地片36の先から下に延びる垂直部37aと、垂直部37aの下端から接地片36の下方へ水平に延びる水平部37bを有している。
接地片36と係止部37を覆う補助金具41は、前述と同様に上面板部42と縦面部44と挟圧片45を有し、接地片36の上面と係止部37の外側面の全体に重なり合う大きさに形成されている。補助金具41の補強のためのリブ47は、上面板部42から挟圧片45にかけて全体に形成されている。
このように構成された取り付け金具11では、補助金具41に緊結部材46がないだけで、前述と同様に使用され、同様の作用を有する。
図10に示した取り付け金具11は、吊子14が被挟持金具71に対して取り付けられる構造である。つまり、挟持金具31を介して間接的に屋根板13を支持する。
つまり被挟持金具71の上端部に、吊子14を取り付ける取り付けボルト76又は屋根板13を受ける受け片77,78うちの少なくともいずれか一方が形成されている。
一対の挟持金具担体32,33は、全体が同一形状であり、図1に示した取り付け金具11の場合と同様に、垂直片34と、傾斜片35と、接地片36と、係止部37を有している。接地片36は、下地材12の上面に直接に接するものではなく、別の部材である被挟持金具71に接する(図11、図12参照)。
被挟持金具71は、図11に仮想線で示したように、互いに接離可能に2個設けられる。
これらの被挟持金具71は、図11、図12に示したように、屋根板13を取り付ける上端部を除いて同一形状である。同一形状の部位について先に説明すると、一対の挟持金具担体32,33に挟まれる本体板部72は、下地材12に接する位置まで下方に延びており、下端には下地材12に接する支持脚73を有している。支持脚73は、被挟持金具71の幅方向全体に形成されている。そして、この支持脚73の先には、下地材12の幅方向の端部12bの上面に接する接面部79が延設されている。
具体的には、本体板部72の下端から直角に曲がって水平に延びる支持脚73と一体の接面部79が形成されている。本体板部72と接面部79の幅は、挟持金具担体32,33の幅よりも幅広である。逆に言えば、挟持金具担体32,33の幅を本体板部72と接面部79の幅よりも狭く設定している。
接面部79の長さは、本体板部72を下地材12の幅方向の中間位置においたときに下地材12の幅方向の端部12bから突出する長さに形成されている。
接面部79の先端には、下方に曲がる縦面部81が形成され、縦面部81の下端から接面部79の下へ水平に延びて、下地材12の幅方向の端部12bを下から挟み付ける挟圧片82が形成されている。縦面部81と挟圧片82の幅は接面部79の幅と同一である。
接面部79には、締結具51で挟持金具担体32,33を重ねたときに係止部37の進入を許容する溝状の貫通穴79aが形成されている。また、接面部79の貫通穴79aよりも先端側(外側)には、挟圧片82を上方に締め付ける緊結部材83が備えられている。緊結部材83はボルト83aとナット83bで構成され、ボルト83aは角穴79b,82aに挿通される。
本体板部72から支持脚73、接面部79の幅方向の両縁と、挟圧片82の幅方向の両縁には、補強のために起立するリブ84が形成されている。
被挟持金具71のうち、下地材12に対する固定時に屋根の勾配方向の下側に位置する一方の被挟持金具71aの上端部には、本体板部72の上端位置から上に延びて水平に曲がって屋根板13を受ける受け片77が延設されている。受け片77は、本体板部72の幅方向の半分、具体的には屋根の葺成方向の反対側の半分に形成されている。
これに対して、被挟持金具71のうち、下地材12に対する固定時に屋根の勾配方向の上側に位置する他方の被挟持金具71bの上端部には、吊子14を取り付ける取り付けボルト76と、屋根板13を受ける受け片78の双方が形成されている。つまり、本体板部72の上端に、下端の支持脚73及び接面部79と同じ方向で支持脚73及び接面部79と平行に延びる支持片76aが、本体板部72の幅全体に形成され、この支持片76aの幅方向の半分、具体的には屋根の葺成方向の側の半分の位置に取り付けボルト76が立設されている。支持片76aにおける取り付けボルト76を有しない半分側には、一方の被挟持金具71aの受け片77に並ぶ受け片78が、支持片76aの先端から上方に向けて逆L字状に曲げて形成されている。
このような挟持金具担体32,33と被挟持金具71からなる取り付け金具11は、緊結部材83を被挟持金具71に対して保持するとともに、挟持金具担体32,33を1つずつ被挟持金具71に組み付けたのち、挟持金具担体32,33が一体になった被挟持金具71同士を締結具51によって組み合わせる。
使用に際しては、締結具51を緩めて、図11に仮想線で示したように被挟持金具71同士を離して、下地材12のフランジ12aの端部12bに対して係止部37と挟圧片82を係止して、被挟持金具71の接面部79と支持脚73を下地材12の上面に接触させる。この状態で締結具51を締め付けて、挟持金具担体32,33で被挟持金具71を挟み付けると、係止部37がフランジ12aの端部12bに係止した状態と支持脚73及び接面部79が下地材12に接した状態が維持される。
下地材12に対する取り付け金具11の固定後は、必要に応じて緊結部材83による下地材12の締め付けを行い、他方の被挟持金具71bの上端に固定した吊子14を利用して、図13に示したように屋根板13を取り付ける。
図13は、取り付け金具11の固定状態と屋根板13の支持状態を屋根の勾配方向の下側から見た状態を示す。図14は、取り付け金具11の固定状態を屋根の葺成方向の先端側から見た状態を、図15は、取り付け金具11の固定状態を屋根の勾配方向上側からみた状態を、吊子14を仮想線で描いて示している。
このような構成の取り付け金具11では、前述の金具と同様の作用を有する。
特に、前述の効果に加えて、次のような利点を有する。
下地材12の幅方向の端部12bの上面に接する接面部79が支持脚73から延設されているので、下地材12に対する広い接地面積が得られ、安定性が向上する。
下地材12に対する固定に際して締結具51を緩めた場合に、離れるのは2つの部材であるので、取扱い性が良い。
また、被挟持金具71の接面部79の先に、下地材12の幅方向の端部12bを下から挟み付ける挟圧片82が形成されるとともに、挟圧片82を上方に締め付ける緊結部材83を備えているので、下地材12の締め付けは、下地材12の上面に接している部材によって直接的に行え、良好な締め付け状態が得られる。
さらに、被挟持金具71の上端部に、吊子14を取り付ける取り付けボルト76又は屋根板13を受ける受け片77,78のうちの少なくともいずれか一方を形成しているので、下地材12の上面に接する部位を有する部材である被挟持金具71で荷重を受けることができ、耐荷重性を高められる。特に、被挟持金具71を2個ひと組み備えて、一方の被挟持金具71aに受け片77のみを、他方の被挟持金具71bに受け片78と取り付けボルト76を備えているので、安定性が良く、耐荷重性も固定強度も高い取り付け金具11を得られる。
以上のほか、例えば下地材に接する接地片と接面部を共に備えてもよい。
また、係止金具には吊子以外のものを用いることもできる。
別体の補強金具を省略しつつ係止部と挟圧片を一体に形成してもよい。
11…屋根板取り付け金具
12…下地材
13…屋根板
14…吊子
31…挟持金具
32,33…挟持金具担体
34…垂直片
35…傾斜片
36…接地片
36a…筒部
37…係止部
41…補助金具
42b…嵌入穴
45…挟圧片
46…緊結部材
48…取り付けボルト
49…受け片
51…締結具
71…被挟持金具
73…支持脚
74…受け片
76…取り付けボルト
77,78…受け片
79…接面部
82…挟圧
83…緊結部材

Claims (13)

  1. 下地材を挟み付けて前記下地材上に固定される挟持金具を備え、前記挟持金具を介して屋根板を支持する屋根板取り付け金具であって、
    前記挟持金具が、下地材の幅方向で対峙する一対の挟持金具担体と、前記挟持金具担体同士を前記下地材の幅方向で締め付ける締結具を備え、
    前記挟持金具担体が、上下方向に延びる垂直片の下端から前記下地材の幅方向外側下方に向けて斜めに延びる傾斜片と、前記傾斜片の下端から水平方向に延びる接地片と、前記接地片の先端から下方へ曲がり前記下地材の幅方向の端部に係止する係止部を有するとともに、
    前記挟持金具担体の前記垂直片に挟持される被挟持金具を備え、
    前記被挟持金具が、前記下地材まで下方に延びて前記下地材に接する支持脚を有する
    屋根板取り付け金具。
  2. 前記接地片が前記下地材の幅方向の端部の上面に接するものである
    請求項1に記載の屋根板取り付け金具。
  3. 前記下地材の幅方向の端部の上面に接する接面部が前記支持脚から延設された
    請求項1に記載の屋根板取り付け金具。
  4. 前記接地片と前記係止部を覆う補助金具を備えた
    請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の屋根板取り付け金具。
  5. 前記補助金具が前記下地材の幅方向の端部を下から挟み付ける挟圧片を有する
    請求項4に記載の屋根板取り付け金具。
  6. 前記補助金具に、前記挟圧片を上方に締め付ける緊結部材を備えた
    請求項5に記載の屋根板取り付け金具。
  7. 前記補助金具に嵌入穴が形成されるとともに、
    前記接地片に、上方に起立して前記嵌入穴に嵌入する筒部が一体形成された
    請求項4から請求項6に記載の屋根板取り付け金具。
  8. 前記接面部の先に、前記下地材の幅方向の端部を下から挟み付ける挟圧片が形成された
    請求項3に記載の屋根板取り付け金具。
  9. 前記接面部に、前記挟圧片を上方に締め付ける緊結部材を備えた
    請求項8に記載の屋根板取り付け金具。
  10. 前記挟持金具担体のうちの一方の挟持金具担体の上端部に、前記屋根板を取り付ける取り付けボルトが設けられ、
    前記挟持金具担体のうちの他方の挟持金具担体の上端部に、前記屋根板を受ける受け片が形成された
    請求項1から請求項9のうちいずれか一項に記載の屋根板取り付け金具。
  11. 前記被挟持金具の上端部に、前記取り付けボルトを有する挟持金具担体の側に延びて前記屋根板を受ける受け片が形成された
    請求項10に記載の屋根板取り付け金具。
  12. 前記被挟持金具の上端部に、前記屋根板を取り付ける係止金具のための取り付けボルト又は前記屋根板を受ける受け片のうちの少なくともいずれか一方が形成された
    請求項1から請求項9のうちいずれか一項に記載の屋根板取り付け金具。
  13. 請求項1から請求項12のうちいずれか一項に記載の屋根板取り付け金具を備えた
    屋根構造。
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