JP5721288B1 - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】各演出ブロックそれぞれの演出内容を確認しつつ、各演出ブロックそれぞれの実行を演出手段にスキップさせるか否かを遊技者が決定することができ、必要に応じて、遊技者が演出手段の動作を停止させることができるようにすることで、連続演出の演出手段による実行態様を遊技者自身の判断で細やかに変更することができる遊技機を提供する。【解決手段】各演出ブロックそれぞれの演出内容を確認しつつスキップ操作(ステップS12)を行うことにより、従来と異なり、液晶表示器にその実行をスキップさせる演出ブロックを遊技者自身が決定することができる。また、必要に応じてキャンセル操作(ステップS13)を行うことにより、遊技者が液晶表示器による連続演出にかかる演出動作を停止させて連続演出を中止できるので、連続演出の液晶表示器による実行態様を遊技者自身の判断で細やかに変更することができるスロットマシンを提供するができる。【選択図】図9

Description

本発明は、複数の演出ブロックが所定順序で実行されて成る連続演出を備える遊技機に関する。
スロットマシンなどの遊技機では、既定数のメダルが直接投入されたり、ベットスイッチが操作されたりすることによりクレジットメダルから既定数のメダルが仮想的に投入されることを条件としてスタートスイッチが操作されると、乱数を用いた抽選が行われると共に、それぞれ複数種類の図柄が設けられた複数のリールが回転開始する。また、各リールのそれぞれに対してストップスイッチが設けられており、各ストップスイッチそれぞれが操作されたタイミングで、操作されたストップスイッチに対応するリールの回転が停止する。また、スタートスイッチが操作されたときに実行される乱数抽選の結果が当選であった場合に、全てのリールが回転停止したときに、当該当選結果に対応した入賞図柄が所定の停止位置に揃ったことを条件として、所定の利益が遊技者に付与される。
ところで、遊技者の遊技に対する興趣を高めるため、複数の演出ブロックが所定順序で実行されて成る連続演出を備える遊技機が提案されている。この遊技機では、連続演出が実行されることにより、例えば、スタートスイッチが操作されたときに実行される乱数抽選の結果が遊技者に対して示唆されることにより、遊技者の遊技に対する興趣を高めるようになっている。このような連続演出には、例えば、スタートスイッチが操作されたときに実行開始されて、各ストップスイッチそれぞれが操作されることにより、全てのリールの回転が停止した後も、しばらくの間、継続して実行されるものもある。この場合には、例えば次のような問題が生じるおそれがある。
すなわち、全てのリールの回転が停止し、必要に応じて所定の利益が遊技者に対して付与された後も連続演出が継続して実行されるので、連続演出の構成によっては、連続演出が終了するまでの時間が非常に長く、遊技者が連続演出を全て堪能していると遊技スピードが著しく低下するおそれがある。また、全てのリールの回転が停止して1回の遊技が終了した後に連続演出が継続して実行されているときに、次の遊技のためにメダルの投入やベットスイッチの操作が行われたり、各リールの回転を開始させるためにスタートスイッチが操作されたりすると、連続演出は実行途中であってもキャンセルされる。
したがって、遊技者が遊技スピードを重視した場合に、次のような問題が生じるおそれがある。すなわち、次の遊技のためにメダルの投入やベットスイッチの操作が行われたり、スタートスイッチが操作されたりすると、連続演出は実行途中であってもキャンセルされるので、遊技者は、次の遊技を開始することができる一方で、連続演出を最後まで堪能することができない。また、次に開始された遊技において、先ほど実行途中でキャンセルされた連続演出とその内容が全く異なる連続演出がいきなり開始されるおそれもある。したがって、遊技者が、例えばストーリー性を有する連続演出を十分に堪能することができないおそれがある。
以上のように、連続演出が重視されると遊技スピードが低下し、遊技スピードが重視されると連続演出を楽しむことができないという問題がある。そこで、従来、次のような遊技機が提案されている。
例えば、特許文献1に記載の遊技機では、短縮操作と、中止操作とが予め設定されている。そして、遊技者により短縮操作が行われると、連続演出が予め定められた内容に短縮されて実行される。また、遊技者により中止操作が行われると、連続演出の実行が中止される。このようにすると、早く次の遊技を行いたいけれども連続演出の内容(結果)は確認したいという要望があるときに、遊技者により短縮操作が行われると、演出時間が短縮された連続演出が実行される。したがって、連続演出の演出時間が短縮された分、遊技者は、連続演出の結果を早く確認することができると共に、連続演出の結果を確認した上で次の遊技を開始することができる。
また、例えば、特許文献2に記載の遊技機のように、演出カット用の操作が予め設定されているものもある。この場合、連続演出が実行されているときに演出カット用の操作が遊技者により行われると、予め定められた所定部分の内容がカットされた連続演出が実行される。このようにすると、各リールの回転を停止させる前に連続演出の内容を確認したいという要望があるときに、遊技者により演出カット用の操作が行われると、所定部分の内容がカットされることにより演出時間が全体として短縮された連続演出が実行される。したがって、連続演出の演出時間が短縮された分、遊技者は、連続演出の結果を早く確認することができると共に、連続演出の結果を確認した上で各ストップスイッチを操作することにより各リールの回転を停止させることができる。
特開2003−10388号公報(請求項1,2、段落0198〜0205、図4〜図6など) 特開2005−218764号公報(請求項1、段落0072〜0079、図8など)
ところで、上記した各遊技機では、それぞれ、予め設定された短縮操作や演出カット用の操作が遊技者により行われると、連続演出を構成する各演出ブロックのうち、予め決められた演出ブロックの実行が一律に中止されることにより、連続演出の内容(演出時間)が短縮される。すなわち、上記した短縮操作や演出カット用の操作が遊技者により行われたときに、連続演出を構成する各演出ブロックのうち、どの演出ブロックの実行が中止されるのかが予め決定されている。したがって、連続演出を構成する各演出ブロックそれぞれの演出内容を確認した上で、不要な演出ブロックの実行をスキップしたいという遊技者の要望に応えることができない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、各演出ブロックそれぞれの演出内容を確認しつつ、各演出ブロックそれぞれの実行を演出手段にスキップさせるか否かを遊技者が決定することができ、必要に応じて、遊技者が演出手段の動作を停止させることができるようにすることで、連続演出の演出手段による実行態様を遊技者自身の判断で細やかに変更することができる遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明にかかる遊技機は、遊技者により操作される操作手段と、複数の演出ブロックから成る連続演出を所定順序で実行する演出手段と、前記演出手段を制御する演出制御手段とを備え、前記演出制御手段は、前記連続演出を前記演出手段に実行させる演出実行手段と前記演出手段により前記連続演出のいずれかの前記演出ブロックが実行中であるときに、予め定められた前記操作手段のスキップ操作が行われると、前記演出手段に、実行中の当該演出ブロックから次の前記演出ブロックの実行にスキップさせるスキップ手段と、前記演出手段により前記連続演出のいずれかの前記演出ブロックが実行中であるときに、前記スキップ操作と異なる予め定められた前記操作手段のキャンセル操作が行われると、前記演出手段の動作を停止させるキャンセル手段とを備え、前記演出制御手段は、前記キャンセル手段による前記停止の後、前記演出手段に前記連続演出の前記各演出ブロックのうちの最終実行予定の前記演出ブロックの演出を実行させる第1の継続実行手段と、前記キャンセル手段による前記停止の後、前記演出手段に前記連続演出の前記各演出ブロックのうちの最終実行予定の前記演出ブロックにおける予め定められた所定部分の演出を実行させる第2の継続実行手段とをさらに備え、前記キャンセル操作は、前記第1の継続実行手段を起動する一方の操作態様と、前記第2の継続実行手段を起動する他方の操作態様とを含むことを特徴としている(請求項1)。
また、前記各演出ブロックの組み合わせが異なる前記連続演出を複数備え、前記演出制御手段は、前記各連続演出のうちのいずれかを選択する演出選択手段をさらに備え、前記演出実行手段は、前記演出選択手段により選択された前記連続演出を前記演出手段に実行させるとよい(請求項)。
また、前記連続演出は、最初の部分に当該連続演出の内容を遊技者が予測可能な内容の演出が設定された前記演出ブロックを含んでいるとよい(請求項)。
また、前記スキップ操作および前記キャンセル操作は、前記操作手段に対する操作継続時間が異なっているとよい(請求項)。
また、前記操作手段は、それぞれ、前記スキップ操作および前記キャンセル操作の少なくともいずれか一方として操作される第1のスイッチと第2のスイッチとを備えているとよい(請求項)。
請求項の発明によれば、演出実行手段が、複数の演出ブロックが所定順序で実行されて成る連続演出を演出手段に実行させる。また、演出手段により連続演出のいずれかの演出ブロックが実行中であるときに、予め定められた操作手段のスキップ操作が行われると、スキップ手段が、演出手段に実行中の当該演出ブロックから次の演出ブロックの実行にスキップさせる。そのため、遊技者が、各演出ブロックそれぞれの演出内容を確認しつつ操作手段に対してスキップ操作を行うことによって、スキップ手段は、演出手段に実行中の当該演出ブロックから次の演出ブロックの実行にスキップさせることができる。したがって、遊技者は、スキップ手段が演出手段に次の演出ブロックの実行にその制御をスキップさせる毎に、スキップ後に演出手段により実行される演出ブロックの演出内容を確認しつつ操作手段のスキップ操作を行うかどうか選択することによって、各演出ブロックそれぞれの実行を演出手段にスキップさせるか否かを遊技者が決定することができる。
また、演出手段により連続演出のいずれかの演出ブロックが実行中であるときに、スキップ操作と異なる予め定められた操作手段のキャンセル操作が行われると、キャンセル手段が、演出手段の動作を停止させる。そのため、遊技者が、演出手段により実行されている連続演出(演出ブロック)の内容を確認しつつ、必要に応じて操作手段に対してキャンセル操作を行うことによって、キャンセル手段は、演出手段の動作を停止させることができる。したがって、遊技者は、演出手段により実行されている連続演出の内容を確認しつつ操作手段のキャンセル操作を行うかどうか選択することによって、必要に応じて演出手段の動作を停止させるか否かを遊技者が決定することができる。
以上のように、各演出ブロックそれぞれの演出内容を確認しつつ、各演出ブロックそれぞれの実行を演出手段にスキップさせるか否かを遊技者が決定することができるので、連続演出の内容(演出時間)を短縮する場合に、従来と異なり、演出手段にその実行をスキップさせる演出ブロックを遊技者自身が決定することができる。また、必要に応じて操作手段のキャンセル操作を行うことにより、遊技者が演出手段の動作を停止させることができるので、連続演出の演出手段による実行態様を遊技者自身の判断で細やかに変更することができる遊技機を提供できる。
また、キャンセル操作として2種類の操作態様が設定され、遊技者により一方の操作態様でキャンセル操作が行われると、キャンセル手段が演出手段の動作を停止させると共に、第1の継続実行手段が起動する。そのため、キャンセル手段が演出手段の動作を停止させることにより連続演出が中止された後に、第1の継続実行手段が、演出手段に連続演出の各演出ブロックのうちの最終実行予定の演出ブロックの演出を実行させる。また、遊技者により他方の操作態様でキャンセル操作が行われると、キャンセル手段が演出手段の動作を停止させると共に、第2の継続実行手段が起動する。そのため、キャンセル手段が演出手段の動作を停止させることにより連続演出が中止された後に、第2の継続実行手段が、演出手段に連続演出の各演出ブロックのうちの最終実行予定の演出ブロックにおける予め定められた所定部分の演出を実行させる。したがって、連続演出が一旦中止されたにも関わらず、最終実行予定の演出ブロックの演出や、最終実行予定の演出ブロックにおける予め定められた所定部分の演出が演出手段により実行されるので、演出の多様性をより高めることができる。
請求項の発明によれば、各演出ブロックの組み合わせが異なる連続演出を複数備え、演出実行手段は、演出選択手段により選択された各連続演出のうちのいずれかの連続演出を演出手段に実行させる。したがって、種類の異なる複数の連続演出のうちのいずれかを演出選択手段により選択して演出手段に実行させることができるので、連続演出の多様性を高めることができる。
請求項の発明によれば、連続演出は、その最初の部分に当該連続演出の内容を遊技者が予測可能な内容の演出が設定された演出ブロックを含んでいる。そのため、例えば、遊技者が操作手段のスキップ操作を行うことにより、その最初の部分に当該連続演出の内容を遊技者が予測可能な内容の演出が設定されている演出ブロックの演出が演出手段により実行されると、遊技者は当該連続演出の内容を予測することができる。したがって、遊技者は、当該連続演出の内容を予測して操作手段を操作することにより、連続演出の演出手段による実行態様を遊技者自身の判断でさらに細やかに変更することができる。
請求項の発明によれば、スキップ操作およびキャンセル操作は、操作手段に対する操作継続時間が異なっているので、遊技者は、操作手段の操作継続時間を異ならせることにより、操作手段のスキップ操作およびキャンセル操作を確実に行うことができる。
請求項によれば、操作手段は、それぞれ、スキップ操作およびキャンセル操作の少なくともいずれか一方として操作される第1のスイッチと第2のスイッチとを備えており、遊技者が、第1のスイッチと第2のスイッチとを操作することによりスキップ操作およびキャンセル操作のそれぞれを行うことができる実用的な構成の遊技機を提供することができる。
本発明にかかる遊技機の第1実施形態たるスロットマシンの正面図である。 スロットマシンの電気的構成を示すブロック図である。 各演出ブロックを構成する演出データを示す図である。 各所定演出を構成する演出データを示す図である。 演出制御手段の機能ブロック図である。 演出コースデータテーブルを示す図である。 所定演出データテーブルを示す図である。 演出処理を示すフローチャートである。 第1実施形態にかかる演出ブロック実行処理を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態にかかる演出制御手段の機能ブロック図である。 第2実施形態にかかる演出ブロック実行処理を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態にかかる演出制御手段の機能ブロック図である。 第3実施形態にかかる演出ブロック実行処理を示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態にかかる演出ブロック実行処理を示すフローチャートである。 本発明の第5実施形態にかかる演出制御手段の機能ブロック図である。 第5実施形態にかかる演出ブロック実行処理を示すフローチャートである。 本発明の第6実施形態にかかる演出制御手段の機能ブロック図である。 第6実施形態にかかる演出ブロック実行処理を示すフローチャートである。
<第1実施形態>
本発明にかかる遊技機の第1実施形態たるスロットマシンについて、図1〜図9を参照して説明する。
(スロットマシンの概要)
スロットマシン1の構成の概略について図1および図2を参照して説明する。図1は本発明にかかる遊技機の第1実施形態たるスロットマシンの正面図、図2はスロットマシンの電気的構成を示すブロック図である。
本実施の形態におけるスロットマシン1(本発明の「遊技機」に相当)は、メダルなどの遊技媒体が規定数投入されることを条件とする遊技者のスタートスイッチ9およびストップスイッチ10L,10M,10Rの操作に基づいて1回の遊技が実行されるものであって、例えば、図1および図2に示すように構成されている。すなわち、このスロットマシン1では、前面が開放された箱型の筐体の前面が前面パネル2により開閉自在に閉塞され、この前面パネル2のほぼ中央高さの位置に操作板3が配設されると共に、この操作板3の上方に正面板4が配設されている。
そして、この正面板4には横長矩形の表示窓5が設けられている。また、表示窓5の内側には、複数種類の図柄を予め定められた順序で可変表示する左・中・右リール6L,6M,6Rが配置されている。
左・中・右リール6L,6M,6Rそれぞれの周面には、所定の個数の図柄が所定の配列で設けられている。また、左・中・右リール6L,6M,6Rそれぞれの周面に設けられた複数の図柄には、種類が異なる複数種類の図柄が含まれている。なお、各リール6L,6M,6Rは、複数種類の図柄が印刷されたリールテープがリールの周面に貼り付けられて形成されている。また、各リール6L,6M,6Rが回転すると、各リール6L,6M,6Rそれぞれの周面に設けられた複数種類の図柄が所定の順序でそれぞれ表示窓5に変動表示される。また、各リール6L,6M,6Rの回転が停止すると、各リール6L,6M,6Rのそれぞれについて、表示窓5の上段、中段および下段のそれぞれに1個ずつの合計3個の図柄が表示されるように設定されている。すなわち、全てのリール6L,6M,6Rが停止すると、縦3列横3行に配列された合計9個の図柄が表示窓5に停止表示される。
また、各リール6L,6M,6Rをそれぞれ独立して回転駆動できるように、各リール6L,6M,6Rには、それぞれステッピングモータにより構成されるリール用のモータが連結されている。
さらに、操作板3には、遊技者所有のものとして内部に貯留されているクレジットメダルから1枚ずつのメダル投入を指示するためのベットスイッチ7、クレジットメダルから1ゲーム(遊技)あたりの最大投入枚数(3枚に設定されている)のメダル投入を指示するための最大ベットスイッチ8、各リール6L,6M,6Rを回転させて各図柄の可変表示を開始させるレバー状のスタートスイッチ9、左・中・右リール6L,6M,6Rの回転をそれぞれ停止させて各図柄の可変表示を停止させる左・中・右ストップスイッチ10L,10M,10R、クレジットメダルを払い出すための精算スイッチ11、例えば遊技者が演出に参加するときに使用されるチャンススイッチ12、およびメダル投入口13が設けられている。なお、本実施の形態では、1ゲーム(1回の遊技)に必要なメダル投入数(規定数)は、3枚の1種類が設定されている。また、各リール6L,6M,6Rそれぞれにより複数種類の図柄を可変表示する可変表示列が形成されており、各ストップスイッチ10L,10M,10Rは、各リール6L,6M,6Rのそれぞれに対応して設けられている。なお、チャンススイッチ12が遊技者により操作されると、例えば、役抽選の結果を報知する演出が実行される。
ベットスイッチ7、最大ベットスイッチ8、各ストップスイッチ10L,10M,10R、精算スイッチ11、チャンススイッチ12それぞれは、ボタン状の操作部と、操作部の内部に配置され遊技者による操作部の操作に伴い移動する検知片を検出するセンサとを備えている。すなわち、ベットスイッチ7はベットスイッチ用センサ7aを備え、最大ベットスイッチ8は最大ベットスイッチ用センサ8aを備え、左・中・右ストップスイッチ10L,10M,10Rそれぞれは左・中・右ストップスイッチ用センサ10La,10Ma,10Raを備え、精算スイッチ11は精算スイッチ用センサ11aを備え、チャンススイッチ12はチャンススイッチ用センサ12aを備えている。
また、操作部は、遊技者により操作されていない状態ではセンサが検知片を検知しないように、遊技者による操作部の押圧方向とは反対の方向に常時ばねで付勢されている。そして、ボタン状の操作部を備える「ストップスイッチ」等の各ボタン状スイッチの操作部が遊技者により押し込まれると、「ストップスイッチ」等の各ボタン状スイッチに対する操作状態が押圧状態となる。また、遊技者による操作部の押し込みに伴い検知片が移動し、移動した検知片がセンサにより検知される。その後、遊技者が手を離すことにより「ストップスイッチ」等の各ボタン状スイッチに対する押圧状態が終了すると、ばねの付勢力によってボタン状の操作部が初期位置に復帰移動することにより、検知片がセンサにより検知されなくなるので、センサによる検知片の検知状態が終了する。
スタートスイッチ9は、レバー状の操作部と、遊技者による操作部の操作に伴い移動する検知片を検出するスタートスイッチ用センサ9aとを備えている。スタートスイッチ9は、遊技者によるレバー状の操作部に対する操作状態と、スタートスイッチ用センサ9aによる検知片の検知状態との関係を除いて、上記した「ストップスイッチ」等のボタン状スイッチとほぼ同様の構成を備えている。
すなわち、本実施の形態では、遊技者によりスタートスイッチ9のレバー状の操作部が下方に押し込まれると、スタートスイッチ9に対する操作状態が押圧状態となる。そして、遊技者によるレバー状の操作部の押し込みに伴い検知片が移動し、移動した検知片がスタートスイッチ用センサ9aにより検知されなくなって、スタートスイッチ用センサ9aによる検知片の検知状態が終了する。その後、遊技者が手を離すことによりスタートスイッチ9に対する押圧状態が終了すると、ばねの付勢力によってレバー状の操作部が初期位置に復帰移動することにより、検知片がスタートスイッチ用センサ9aにより検知される。
なお、各センサと検知片との関係は、上記した例に限定されるものではない。すなわち、各センサと検知片との関係は、各スイッチが備える操作部が遊技者により操作されると、操作部が初期位置にあるときとセンサによる検知片の検知状態が異なる状態になる関係であればよい。このようにすると、各スイッチの操作部が遊技者により操作されたことを検知ことができる。したがって、センサと検知片との関係は適宜変更可能である。
また、正面板4の上方のほぼ中央には、動画などを表示して遊技者に当選や入賞などを告知したり、各ストップスイッチ10L,10M,10Rの操作態様を報知する演出を行ったりするための液晶表示器14が設けられている。液晶表示器14は液晶ディスプレイ(LCD)の駆動回路が設けられた液晶制御基板14aを備え、液晶制御基板14aにより駆動されることによって液晶表示器14の液晶ディスプレイに種々の映像が表示される。また、液晶表示器14の左右には、音楽や音声などによる演出を行うための上部スピーカ15が設けられている。
また、操作板3の下方には、装飾画などが表示された下部パネル18が設けられ、この下部パネル18の下方には、メダルの払出口20や、この払出口20から払い出されるメダルを受ける受け皿21が設けられている。また、下部パネル18の左右には、音楽や音声などによる演出を行うための下部スピーカ16が設けられている。
また、各リール6L,6M,6Rを支持する支持枠体が筐体内の後壁に固定されて設けられており、各リール6L,6M,6Rは支持枠体に支持されて筐体内に配設されている。また、筐体内の支持枠体の下方には、メダルを払出口20に排出するためのホッパーユニット40が配設されている。また、メダル投入口13付近の裏面側には、メダル投入口13に投入されたメダルが正規のものか否かを選別して正規のメダルのみをホッパーユニット40に導くメダルセレクタが配設されている。
また、前面パネル2の裏面にはメダル通路が設けられている。メダルセレクタにおいて非正規のメダルとして排除されたメダルや、ホッパーユニット40から払い出されたメダルが、メダル通路を通って払出口20に排出される。なお、図2において、投入センサ31は、筐体内部のメダル投入口13の近傍に配置されているメダルセレクタに設けられ、メダル投入口13に投入されたメダルを1枚ずつ検出するものである。また、払出センサ32は、ホッパーユニット40の出口に設けられ、払出口20に払い出されるメダルを1枚ずつ検出するものである。
また、前面パネル2の上側の周縁部分に上部ランプ部22が設けられ、前面パネル2の下部パネル18の左右に下部ランプ部23が設けられている。各ランプ部22,23それぞれは、発光ダイオードや有機EL等の発光素子、一般的な電球などの発光手段を備え、遊技者に当選や入賞を告知するなどの演出を行う。
また、このスロットマシン1では、少なくとも遊技の進行に関する制御を行うメインCPU51が実装されたメイン制御基板52と、メイン制御基板52から送信された情報に基づき遊技の進行に合わせた演出の制御を行うサブCPU61が実装されたサブ制御基板62とが別々に設けられており、メイン制御基板52からサブ制御基板62に対して各種のデータがコマンド形式で一方通行で送信される。
メイン制御基板52のRAM53はスロットマシン1の遊技に関するデータを一時的に記憶するものであり、各種のデータを格納するための各種の記憶領域がRAM53に形成される。また、メイン制御基板52のROM54は各種のデータを予め記憶するものであり、抽選テーブルなどの予め設定されたデータを含む遊技機用プログラム(スロットマシン1用のプログラム)が格納されている。
また、メイン制御基板52のメインCPU51は、タイマ割込などの割込機能を有し、ROM54に格納された遊技機用プログラムを実行することにより、遊技の進行に関する処理を行う。また、メインCPU51は、抽選手段(図示省略)による役抽選処理における抽選結果に関するデータ、各ベットスイッチ7,8、各ストップスイッチ10L,10M,10R、スタートスイッチ9等の遊技者により操作される操作器具の操作に関するデータ、などのメイン制御基板52における遊技の進行状況やスイッチ、センサの作動状況に関する情報を示す種々のデータをコマンド形式でサブ制御基板62のサブCPU61に送信する。
なお、約1.8ミリ秒ごとにメインCPU51において実行されるタイマ割込処理のタイミングで、種々のデータがコマンド形式でメイン制御基板52からI/Oポートを介してサブ制御基板62に送信される。
サブ制御基板62のRAM63は、各種データを一時的に記憶するものであり、各種のデータを格納するための各種の記憶領域がRAM63に形成される。また、サブ制御基板62のROM64には、演出用の各種データや各種プログラムなどが格納されている。また、サブ制御基板62のサブCPU61は、タイマ割込などの割込機能を有し、メインCPU51から送信されるスロットマシン1に関する各種のデータ(抽選手段による役抽選処理における抽選結果、各ベットスイッチ7,8、各ストップスイッチ10L,10M,10R、スタートスイッチ9、チャンススイッチ12等の操作器具が操作されたか、などに関するデータ)に基づいてROM64に格納されたプログラムを実行することで、遊技者に対して実行される遊技に関連する演出の内容を決定する。なお、本実施の形態では、チャンススイッチ12が操作されたか否かはサブ制御基板62において検出されるが、チャンススイッチ12が操作されたか否かが他のスイッチと同様にメイン制御基板52において検出されるようにして、チャンススイッチ12の操作に関する情報がメイン制御基板52からサブ制御基板62に出力されるようにしてもよい。
また、サブ制御基板62が有するI/Oポートを介して、液晶表示器14や各スピーカ15,16、各ランプ部22,23などの各種の演出機器がサブ制御基板62に接続されている。そして、サブCPU61において決定された演出の内容に基づく制御信号(演出コマンド)が各演出機器に対して出力される。そして、サブ制御基板62から出力された演出コマンドに応じて、サブCPU61において決定された内容に基づく演出が各演出機器において実行される。
なお、約1.2ミリ秒ごとにサブCPU61において実行されるタイマ割込処理のタイミングで、サブCPU61において決定された内容に基づいてサブ制御基板62の出力バッファ66に設定されている演出コマンドがサブ制御基板62からI/Oポートを介して各演出機器に対して出力される。
以上のように構成されたスロットマシン1では、例えば次のような遊技が実行される。
まず、投入センサ31によりメダル投入口13からのメダル投入が検出されるか、あるいはベットスイッチ7または最大ベットスイッチ8が操作されてクレジットメダルの投入指示があると、賭け数が設定される。そして、規定数の賭け数が設定された後にスタートスイッチ9が操作されると、まず、当選か否かを決定する乱数抽選がメイン制御基板52が備える抽選手段により行われ、ほぼ同時に、3個すべてのリール6L,6M,6Rの回転が開始する。
その後に、3個のストップスイッチ10L,10M,10Rのうちの1個が操作されると、当該操作されたストップスイッチに対応した各リール6L,6M,6Rのうちのいずれかの回転が停止する。そして、3個すべてのストップスイッチ10L,10M,10Rに対する操作が終了すると、3個すべてのリール6L,6M,6Rの回転が停止する。このとき、所定の図柄が所定の位置に停止すると入賞になり、ホッパーユニット40により遊技者に対して所定枚数のメダルが払い出されるか、または遊技者所有のメダルを消費することなく次回の遊技を実行可能なリプレイなどの所定の利益が遊技者に対して付与される。なお、メダルの払い出しに代えて、クレジットメダルとして内部に貯留されることもある。
また、メイン制御基板52の抽選手段による抽選結果などの遊技に関連する情報がコマンド形式でサブ制御基板62に送信される。そして、サブ制御基板62では、受信されたメイン制御基板52からのコマンドに基づいて、遊技の進行や抽選手段の抽選結果などの遊技状況に対応して予め設定された演出態様で各演出機器による演出が実行される。すなわち、液晶表示器14に動画や静止画等の映像を表示させたり、各スピーカ15,16から音楽を発生させたり、各ランプ部22,23を一斉にあるいは個別に点滅させたりする演出がサブ制御基板62において実行される。
(連続演出の概要)
連続演出の概要について、図3および図4を参照して説明する。図3は各演出ブロックを構成する演出データを示す図、図4は各所定演出を構成する演出データを示す図である。
本実施の形態のスロットマシン1は、所定の契機(例えばスタートスイッチ9が操作されたタイミング)で実行開始される連続演出を備えている。連続演出は、複数の演出ブロックが所定順序で実行されて成り、各演出ブロックのそれぞれに、液晶表示器14に動画や静止画等の映像が表示される演出が予め設定されている。したがって、連続演出は次のようにして液晶表示器14により実行される。すなわち、連続演出が実行されると、連続演出を構成する各演出ブロックが所定順序で実行されることにより、各演出ブロックのそれぞれに予め設定された映像が液晶表示器14の液晶ディスプレイに所定順序で表示される。
なお、連続演出が実行されて、各演出ブロックのそれぞれに設定された映像が所定順序で液晶表示器14の液晶ディスプレイに表示されることにより、連続演出は、遊技者に対して設計者の何らかの意図を伝達することができるように構成されている。また、本実施の形態では、各演出ブロックのそれぞれに、所定の演出時間を有する動画から成る映像演出が設定されている。
また、後で詳細に説明するように、スキップ操作と、該スキップ操作と異なる操作態様のキャンセル操作とが、スロットマシン1において予め定められている。そして、本実施の形態では、液晶表示器14により連続演出を構成するいずれかの演出ブロックが実行中であり当該演出ブロックに対応する映像が液晶表示器14の液晶ディスプレイに表示されているときに、遊技者はスキップ操作またはキャンセル操作を行うことにより、連続演出の液晶表示器14による実行態様を遊技者自身の判断で細やかに変更することができる。具体的には、遊技者はスキップ操作を行うことにより、液晶表示器14の液晶ディスプレイに表示される映像を、実行中の当該演出ブロックに対応する映像から次に実行される予定の演出ブロックに対応する映像にスキップすることができる。また、遊技者はキャンセル操作を行うことにより、液晶表示器14による連続演出にかかる映像表示動作を停止させることにより連続演出を中止することができる。
なお、本実施の形態では、連続演出の各演出ブロックのうちの最後の演出ブロックが実行中であるときに、遊技者によりスキップ操作が行われれば、液晶表示器14による連続演出にかかる映像表示動作を停止させることにより連続演出を中止した後、実行中の最後の演出ブロックの最終部分の映像が液晶表示器14により表示される所定演出が実行されるように設定されている。連続演出を中止した後に液晶表示器14の液晶ディスプレイに表示させる最終実行予定の演出ブロックの最終部分の映像は、当該演出ブロックに設定されている映像の最終部分がある程度の尺を有するように抽出された動画であってもよいし、当該演出ブロックの最終画像から成る静止画であってもよい。
次に、液晶表示器14が備える各演出ブロックを構成する演出データについて説明する。
図3に示すように、液晶表示器14の液晶制御基板14aが備える記憶装置(ハードディスク、メモリなど:図示省略)には、演出ブロックA〜演出ブロックE’の9種類の演出ブロックのそれぞれに対応した映像を液晶表示器14の液晶ディスプレイに表示するための14種類の演出データ1〜演出データ10’が格納されている。なお、演出ブロックAは、演出データ1および演出データ2により形成され、演出ブロックBは、演出データ3および演出データ4により形成され、演出ブロックB’は、演出データ3’および演出データ4により形成されている。また、演出ブロックCは、演出データ5および演出データ6および演出データ7により形成され、演出ブロックC’は、演出データ5’および演出データ6および演出データ7により形成され、演出ブロックDは、演出データ8および演出データ9により形成されている。また、演出ブロックD’は、演出データ8’および演出データ9により形成され、演出ブロックEは、演出データ10により形成され、演出ブロックE’は、演出データ10’により形成されている。
また、本実施の形態では、各演出ブロックのそれぞれに対応して9種類の演出コマンドが設定されている(図3参照)。そして、サブ制御基板62から各演出ブロックのうちのいずれかに対応する演出コマンドが液晶表示器14に出力されると、液晶制御基板14aは、サブ制御基板62から入力された演出コマンドに対応する演出ブロックに設定された演出データに基づく映像を液晶表示器14の液晶ディスプレイに表示させる。より具体的には、連続演出を構成する各演出ブロックのそれぞれに対応して設定された演出コマンド(演出ブロックA〜演出ブロックE’)がサブ制御基板62から所定順序で液晶表示器14(液晶制御基板14a)に出力されることにより、複数の演出ブロックが所定順序で実行されて成る連続演出が液晶表示器14において実行される。
すなわち、後で図6を参照して説明するように、本実施の形態では、各演出ブロックの組み合わせが異なる第1演出コース〜第16演出コースの16種類の連続演出が設定されている。また、各演出コースのうちのいずれかが実行されると、当該演出コースに設定された各演出ブロックそれぞれの演出コマンドが1番目〜5番目まで順番にサブ制御基板62から液晶表示器14に出力される。そして、サブ制御基板62から順番に出力された演出コマンドに基づいて、液晶表示器14において、当該演出コースに設定された各演出ブロックに対応する映像が1番目〜5番目まで順番に表示されることにより連続演出が実行される。なお、各演出コースそれぞれの最後に設定された演出ブロックEまたは演出ブロックE’は、例えば、役抽選結果が当選またはハズレであることを報知する内容に設定されている。なお、上記した内容の他、ボーナス当選の有無や、所謂、AT(アシストタイム)遊技当選の有無、所謂、ART(アシストリプレイタイム)当選の有無、遊技者に有利な状態である、所謂、チャンスゾーン当選の有無などの報知が行われるようにしてもよい。
また、本実施の形態では、演出データ1、演出データ3、演出データ3’、演出データ5、演出データ5’、演出データ8、演出データ8’に基づいて液晶表示器14の液晶ディスプレイに表示される映像は、連続演出の内容を遊技者が予測可能な内容の演出となっている。特に、演出データ3’および演出データ5’および演出データ8’に基づいて液晶表示器14の液晶ディスプレイに表示される映像は、演出データ1および演出データ3および演出データ5および演出データ8に基づいて液晶表示器14の液晶ディスプレイに表示される映像よりも、上記した抽選手段による役抽選の結果が当選である蓋然性が高いことを遊技者に報知する演出内容に設定されている。また、演出データ10(演出ブロックE)に基づいて液晶表示器14の液晶ディスプレイに表示される映像は、例えば、役抽選結果がハズレであることを報知する演出内容に設定され、演出データ10’(演出ブロックE’)に基づいて液晶表示器14の液晶ディスプレイに表示される映像は、例えば、役抽選結果が当選であることを報知する演出内容に設定されている。
したがって、遊技者は、演出データ3’および演出データ5’および演出データ8’に基づく映像が液晶表示器14の液晶ディスプレイに表示されると、例えば、連続演出の最終結果が役抽選結果が当選であることを報知する内容(演出ブロックE’)であることを予測することができるので、遊技者は、遊技に対する興趣を高めることができる。また、遊技者は、演出データ1および演出データ3および演出データ5および演出データ8に基づく映像が液晶表示器14の液晶ディスプレイに表示されると、例えば、連続演出の最終結果が役抽選結果がハズレであることを報知する内容(演出ブロックE)であることを予測することができるので、遊技者は、連続演出を最後まで観るか否かを判断することができる。また、演出データ3’、演出データ5’、演出データ8’が複数組み合わさることで、遊技者は、連続演出の最終結果が役抽選結果が当選であることを報知する内容(演出ブロックE’)である可能性がより高いと予測することができるので、遊技者は、遊技に対する興趣をさらに高めることができる。
なお、上記したように、演出データ3’および演出データ5’および演出データ8’に基づいて液晶表示器14の液晶ディスプレイに表示される映像は、抽選手段による役抽選の結果が当選である蓋然性が高いことを遊技者に報知する演出内容に設定されているが、演出データ3’および演出データ5’および演出データ8’に基づく映像が液晶表示器14の液晶ディスプレイに表示されることで、必ずしも連続演出の最終結果が、役抽選結果が当選であることを報知する内容(演出ブロックE’)であるとは限らない。また、演出データ1および演出データ3および演出データ5および演出データ8に基づく映像が液晶表示器14の液晶ディスプレイに表示されることで、必ずしも連続演出の最終結果が、役抽選結果がハズレであることを報知する内容(演出ブロックE)であるとは限らない。しかしながら、例えば、演出データ3’および演出データ5’および演出データ8’に基づく映像がスロットマシン1の液晶表示器14の液晶ディスプレイに表示されることで、連続演出の最終結果が役抽選結果が当選であることを報知する演出である可能性が高いことを遊技者に示唆することができるので、遊技者は、遊技に対する興趣を高めることができる。
したがって、演出ブロックA、演出ブロックB、演出ブロックB’、演出ブロックC、演出ブロックC’、演出ブロックD、演出ブロックD’は、それぞれ、その最初の部分に連続演出の内容を遊技者が予測可能な内容の映像演出が設定されているので、これらの演出ブロックを適切に組み合わせて連続演出を構成することにより、遊技者の連続演出に対する興趣を高めると共に、連続演出の多様性を高めることができる。なお、連続演出の内容を遊技者が予測可能な映像演出がその最初の部分に設定された演出ブロック(以下、「特定演出ブロック」と称する)の数と種類は上記した例に限られるものではなく、1種類の特定演出ブロックを少なくとも1つ備えていればよい。また、各連続演出は、必ずしも特定演出ブロックを含んでいる必要はないが、遊技者の連続演出に対する興趣を高めるために、各連続演出は、それぞれ、少なくとも1つの特定演出ブロックを含んで構成されているのが望ましい。また、特定演出ブロックが複数組み合わさることで、遊技者は、連続演出の最終結果が役抽選結果が当選であることを報知する内容(演出ブロックE’)である可能性がより高いと予測することができるので、遊技者は、遊技に対する興趣をさらに高めることができる。
次に、液晶表示器14が備える各所定演出を構成する演出データについて説明する。
上記したように、連続演出の各演出ブロックのうちの最後の演出ブロックが実行中であるときに、遊技者によりスキップ操作が行われれば、実行中の最後の演出ブロックの最終部分の映像を用いた所定演出が、液晶表示器14により表示され、実行されるが、図6に示すように、各連続演出(演出コース)の最後は、例えば、役抽選結果を報知する内容の映像演出が行われる演出ブロックEまたは演出ブロックE’に設定されている。
したがって、図4に示すように、液晶表示器14では第1所定演出および第2所定演出の2種類の所定演出が予め設定されている。なお、第1所定演出は、演出データ10の最終部分のデータに基づいて演出ブロックEの最終部分の映像を液晶表示器14の液晶ディスプレイに表示させる演出である。また、第2所定演出は、演出データ10’の最終部分のデータに基づいて演出ブロックE’の最終部分の映像を液晶表示器14の液晶ディスプレイに表示させる演出である。
また、本実施の形態では、第1所定演出および第2所定演出のそれぞれに対応して2種類の演出コマンドが設定されている(図4参照)。そして、サブ制御基板62から第1所定演出および第2所定演出のいずれかに対応する演出コマンドが液晶表示器14に出力されると、液晶制御基板14aは、サブ制御基板62から入力された演出コマンドに対応する所定演出に設定された演出データに基づく映像を液晶表示器14の液晶ディスプレイに表示させる。
より具体的には、後で図6を参照して説明するように、本実施の形態では、各連続演出(演出コース)の最後には、演出ブロックEまたは演出ブロックE’が設定されている。したがって、後で図7を参照して説明するように、連続演出の最後の演出ブロックとして演出ブロックEが実行中であるときに、遊技者によりスキップ操作が行われれば、演出ブロックEの最終部分を液晶表示器14の液晶ディスプレイに表示させる第1所定演出に対応する演出コマンドがサブ制御基板62から液晶表示器14に対して出力される。そして、図4に示すように、液晶表示器14において第1所定演出が実行される。また、連続演出の最後の演出ブロックとして演出ブロックE’が実行中であるときに、遊技者によりスキップ操作が行われれば、演出ブロックE’の最終部分を液晶表示器14の液晶ディスプレイに表示させる第2所定演出に対応する演出コマンドがサブ制御基板62から液晶表示器14に対して出力される。そして、図4に示すように、液晶表示器14において第2所定演出が実行される。
以上のように、液晶表示器14が本発明の「演出手段」に相当する。
(演出制御手段)
サブ制御基板62に構成された演出制御手段65について図5〜図7を参照して説明する。図5は演出制御手段の機能ブロック図、図6は演出コースデータテーブルを示す図、図7は所定演出データテーブルを示す図である。なお、演出制御手段65は、サブ制御基板62が備えるROM64に格納された各種のプログラムがサブCPU61により実行されたり、RAM63により各種のデータが一時的に格納される記憶手段が形成されたり、ROM64に所定データ格納されたりすることにより構成される。
本実施の形態では、液晶表示器14は演出制御手段65により制御されるものであって、上記したように、演出制御手段65(サブ制御基板62)から各演出ブロックのそれぞれに対応して設定された演出コマンドが液晶表示器14(液晶制御基板14a)に出力されることにより、連続演出が液晶表示器14において実行される。以下では、演出制御手段65が備えるデータテーブルおよび各種の機能について詳細に説明する。
(1)演出コースデータテーブル64a
演出コースデータテーブル64aは、連続演出を構成する各演出ブロックの実行順序が定義されたデータテーブルであり、ROM64に格納されている。本実施の形態では、図6に示すように、各演出ブロックの組み合わせが異なる第1演出コース〜第16演出コースの16種類の連続演出が設定されている。すなわち、各演出コースにおいて、各演出ブロックの実行順序が定義されることにより、各連続演出が設計されている。また、上記したように、各演出コースは、それぞれ、最初の部分に当該連続演出の内容を遊技者が予測可能な内容の映像演出が設定された演出ブロックA、演出ブロックB、演出ブロックB’、演出ブロックC、演出ブロックC’演出ブロックD、演出ブロックD’のいずれかが少なくとも1つ含まれるように構成されている。なお、各連続演出の最後に演出ブロックEまたは演出ブロックE’が実行されるように各演出コースが設計されている。
(2)所定演出データテーブル64b
所定演出データテーブル64bは、連続演出の各演出ブロックのうちの最後の演出ブロックが実行中であるときに、遊技者によりスキップ操作が行われたときに、液晶表示器14に実行させる所定演出の種類が定義されたデータテーブルであり、ROM64に格納されている。本実施の形態では、図7に示すように、連続演出の各演出ブロックのうちの最後の演出ブロックが実行中であるときに、遊技者によりスキップ操作が行われたときの演出ブロックの種類に応じて、第1所定演出および第2所定演出のうちのいずれかが液晶表示器14において実行されるように、所定演出データテーブル64bには、2種類の演出コマンド(所定演出)が定義されている。
(3)現再生演出ブロック記憶手段63a
現再生演出ブロック記憶手段63aは、液晶表示器14において実行中の演出ブロックの種類を記憶するものであり、RAM63の所定の記憶領域に形成されている。なお、後述するように、液晶表示器14に実行させる演出ブロックに対応する演出コマンドが一時的に現再生演出ブロック記憶手段63aに設定されることにより、現再生演出ブロック記憶手段63aは、液晶表示器14において実行中の演出ブロックの種類を記憶する。
(4)演出コマンド出力手段200
演出コマンド出力手段200は、現再生演出ブロック記憶手段63aに設定された演出コマンドの内容を出力バッファ66に出力するものである。現再生演出ブロック記憶手段63aに設定された演出コマンドの内容が演出コマンド出力手段200により出力バッファ66に出力されることにより、出力バッファ66から液晶表示器14に演出コマンドが出力される。そして、液晶表示器14において、出力バッファ66から出力された演出コマンドに対応した演出ブロックの映像演出が実行される。
なお、液晶表示器14において、連続演出のいずれかの演出ブロックによる映像演出が実行中である場合に、実行中の演出ブロックと異なる演出ブロックの演出コマンドが現再生演出ブロック記憶手段63aに設定されたときは、次のように処理される。すなわち、現再生演出ブロック記憶手段63aに設定された新たな演出コマンドの内容が演出コマンド出力手段200により出力バッファ66に出力されることにより、出力バッファ66から液晶表示器14に新たな演出コマンドが出力される。そして、液晶表示器14において、実行中の演出ブロックの映像演出を中止すると共に、出力バッファ66から出力された新たな演出コマンドに対応した演出ブロックの映像演出が実行される。
また、現再生演出ブロック記憶手段63aに、液晶表示器14に連続演出にかかる演出動作を停止させるための演出コマンドが設定された場合には、現再生演出ブロック記憶手段63aに設定された演出コマンドの内容が演出コマンド出力手段200により出力バッファ66に出力されることにより、出力バッファ66から液晶表示器14に連続演出にかかる演出動作を停止させるための演出コマンドが出力されて、液晶表示器14は連続演出を中止する。
(5)演出選択手段201
演出選択手段201は、図6に示す各演出コースのうちのいずれか1つを選択することにより、液晶表示器14において実行される連続演出を選択するものである。本実施の形態では、演出選択手段201は、例えば、抽選手段の役抽選結果に応じて図6に示す各演出コースのいずれかを選択する。具体的には、抽選手段の役抽選結果が当選であれば、図6に示す各演出コースのうち、最後の演出ブロックとして演出ブロックE’が設定された演出コースが選択されるようにするとよい。また、抽選手段の役抽選結果に応じて各演出コースの選択確率が変動するように構成された演出コース選択抽選により、各演出コースのうちのいずれか1つが演出選択手段201により選択されるようにしてもよい。具体的には、役抽選結果が当選であれば、図6に示す各演出コースのうち、最後の演出ブロックとして演出E’が設定された演出コースが選択される確率が高くなるように演出ケース選択抽選を構成すればよい。
(6)演出実行手段202
演出実行手段202は、演出選択手段201により選択された連続演出を液晶表示器14に所定契機で実行させるものである。本実施の形態では、演出実行手段202は、例えばスタートスイッチ9が操作されたタイミングで液晶表示器14に連続演出の実行を開始させる。なお、演出実行手段202は、演出選択手段201により選択された演出コースに設定された各演出ブロックそれぞれの演出コマンドを1番目〜5番目まで順番に出力することにより、液晶表示器14に連続演出を実行させる。また、スタートスイッチ9が操作されたか否かは、メイン制御基板52からサブ制御基板62に出力されたコマンド形式のデータに基づいて判定される。また、連続演出の実行開始契機は、スタートスイッチ9が操作されたタイミングに特に限定されるものではなく、その他の一般的な演出開始契機(コイン投入時、ベット操作時、ストップスイッチ操作時、入賞時など)で連続演出が開始されるようにしてもよい。
演出実行手段202は次のような機能を備えている。
(6−1)再生演出ブロック設定手段202a
再生演出ブロック設定手段202aは、演出選択手段201により選択された演出コースに設定された各演出ブロックのうち、液晶表示器14に実行させる演出ブロックの演出コマンドを現再生演出ブロック記憶手段63aに設定するものである。なお、現再生演出ブロック記憶手段63aに設定された演出コマンドの内容は、演出コマンド出力手段200により出力バッファ66に出力される。そして、現再生演出ブロック記憶手段63aに設定された演出コマンドが演出コマンド出力手段200により出力バッファ66に出力されることにより、出力バッファ66から液晶表示器14に演出コマンドが出力される。そして、液晶表示器14において、出力バッファ66から出力された演出コマンドに対応した演出ブロックの映像演出が実行される。
(6−2)演出ブロック判定手段202b
演出ブロック判定手段202bは、液晶表示器14から出力される信号に基づいて、液晶表示器14において実行されている演出ブロックの映像演出が終了したか否かを判定するものである。また、演出ブロック判定手段202bは、現再生演出ブロック記憶手段63aに設定されている演出コマンドに基づいて、演出選択手段201により選択された演出コースに含まれる演出ブロックのうち、液晶表示器14において未実行の演出ブロックがあるか否かを判定するものである。本実施の形態では、液晶表示器14において実行中の演出ブロックが終了したときに、未実行の演出ブロックがあると演出ブロック判定手段202bにより判定されると、次の演出ブロックを液晶表示器14に実行させるための演出コマンドが現再生演出ブロック記憶手段63aに再生演出ブロック設定手段202aにより設定される。
(7)操作態様判定手段203
操作態様判定手段203は、メイン制御基板52からサブ制御基板62に出力されたコマンド形式のデータに基づいて、スキップ操作またはキャンセル操作が行われたか否かを判定するものである。本実施の形態では、チャンススイッチ12が操作されればスキップ操作が行われたと操作態様判定手段203により判定される。また、ベットスイッチ7または最大ベットスイッチ8が操作されればキャンセル操作が行われたと操作態様判定手段203により判定される。なお、チャンススイッチ12が本発明の「操作手段」、「第1のスイッチ」として機能し、ベットスイッチ7および最大ベットスイッチ8が本発明の「操作手段」、「第2のスイッチ」として機能している。
(8)現再生演出ブロック判定手段204
現再生演出ブロック判定手段204は、操作態様判定手段203によりスキップ操作またはキャンセル操作が行われたと判定されたときに、現再生演出ブロック記憶手段63aに設定されている演出コマンドに基づいて、液晶表示器14において実行中の演出ブロックの種類を判定するものである。また、演出選択手段201に選択された演出コースにおいて、実行中の当該演出ブロックの次に実行される演出ブロックが残っているか否かが、現再生演出ブロック判定手段204により判定される。
(9)スキップ手段205
スキップ手段205は、液晶表示器14により連続演出のいずれかの演出ブロックが実行中であるときに、予め定められたチャンススイッチ12のスキップ操作が行われたと操作態様判定手段203により判定されれば、現再生演出ブロック判定手段204の判定結果に応じて次のような処理を行うものである。すなわち、現再生演出ブロック判定手段204の判定結果により、演出選択手段201に選択された演出コースにおいて、実行中の当該演出ブロックの次に実行される演出ブロックが残っていれば、スキップ手段205は、液晶表示器14に、実行中の当該演出ブロックから次の演出ブロックの実行にスキップさせる。
演出実行手段202は次のような機能を備えている。
(9−1)次再生演出ブロック設定手段205a
次再生演出ブロック設定手段205aは、液晶表示器14により連続演出のいずれかの演出ブロックが実行中であるときに、スキップ操作が行われ、実行中の当該演出ブロックの次に実行される演出ブロックが残っていれば、現再生演出ブロック記憶手段63aに、液晶表示器14に次に実行させる演出ブロックの演出コマンドを設定するものである。現再生演出ブロック記憶手段63aに設定された演出コマンドの内容が、演出コマンド出力手段200により出力バッファ66に出力されることにより、出力バッファ66から液晶表示器14に演出コマンドが出力されて、液晶表示器14において、出力バッファ66から出力された演出コマンドに対応したスキップ後の演出ブロックの映像演出が実行される。
(10)キャンセル手段206
キャンセル手段206は、液晶表示器14により連続演出のいずれかの演出ブロックが実行中であるときに、予め定められたベットスイッチ7または最大ベットスイッチ8のキャンセル操作が行われたと操作態様判定手段203により判定されれば、液晶表示器14の連続演出にかかる演出動作を停止させることにより連続演出を中止するものである。
演出実行手段202は次のような機能を備えている。
(10−1)演出中止手段206a
演出中止手段206aは、本実施の形態では、液晶表示器14により連続演出のいずれかの演出ブロックが実行中であるときに、キャンセル操作が行われれば、現再生演出ブロック記憶手段63aに、液晶表示器14に連続演出にかかる演出動作を停止させるための演出コマンドを設定するものである。現再生演出ブロック記憶手段63aに設定された演出コマンドの内容が演出コマンド出力手段200により出力バッファ66に出力されることにより、出力バッファ66から液晶表示器14に連続演出にかかる演出動作を停止させるための演出コマンドが出力されて、液晶表示器14は連続演出を中止する。
(11)切換実行手段207
切換実行手段207は、チャンススイッチ12のスキップ操作が行われたと操作態様判定手段203により判定されたときに、現再生演出ブロック判定手段204により、演出選択手段201に選択された演出コースにおける最後の演出ブロックが実行中であると判定された場合に起動するものである。そして、切換実行手段207は、液晶表示器14に連続演出にかかる演出動作を停止させることにより連続演出を中止させると共に、最後に実行されていた演出ブロックの種類に応じて、液晶表示器14に、第1所定演出または第2所定演出を実行させる。
切換実行手段207は次のような機能を備えている。
(11−1)演出設定手段207a
演出設定手段207aは、液晶表示器14により連続演出の最後の演出ブロックが実行中であるときにスキップ操作が行われれば、図7の所定演出データテーブル64bを参照することにより、現再生演出ブロック記憶手段63aに、最後の演出ブロックの種類に応じた所定演出を液晶表示器14に実行させるための演出コマンドを設定するものである。具体的には、最後の演出ブロックが演出ブロックEであれば、液晶表示器14に第1所定演出を実行させるための演出コマンドが現再生演出ブロック記憶手段63aに演出設定手段207aにより設定される。また、最後の演出ブロックが演出ブロックE’であれば、液晶表示器14に第2所定演出を実行させるための演出コマンドが現再生演出ブロック記憶手段63aに演出設定手段207aにより設定される。
また、現再生演出ブロック記憶手段63aに設定された演出コマンドの内容が、演出コマンド出力手段200により出力バッファ66に出力されて、出力バッファ66から液晶表示器14に演出コマンドが出力されることにより、液晶表示器14は連続演出を中止する。そして、液晶表示器14において、出力バッファ66から出力された演出コマンドに対応したスキップ後の演出ブロックの映像演出が実行される。
(動作)
次に、図8および図9を参照して、本実施の形態における動作の一例について説明する。
以下で説明する動作は、上記した種々の機能および手段と、説明は省略したが、メイン制御基板52のメインCPU51およびサブ制御基板62のサブCPU61が種々のプログラムを実行することにより実現されるその他の機能とにより実行される処理である。また、以下の処理で実行される各種のフラグをON(オン)またはOFF(オフ)に設定したり、各種のフラグに値を設定したり、カウンタの値を更新する処理については、周知の技術であるので、その詳細な説明は省略する。
1.演出処理
図8を参照して演出処理について説明する。図8は演出処理を示すフローチャートである。なお、演出処理はサブ制御基板62において実行される処理である。
まず、メイン制御基板52からの送信信号に含まれるデータに基づいて、スタートスイッチ9が操作されたか否かが演出制御手段65において判定され(ステップS1)、スタートスイッチ9が操作されるまで待機する(ステップS1でNO)。スタートスイッチ9が操作されたと判定されると(ステップS1でYES)、演出選択手段201により図6に示す各演出コースからいずれか1つの演出コースが選択される(ステップS2)。
続いて、後述する演出ブロック実行処理が実行され(ステップS3)、演出ブロック実行処理が実行された後に、ステップS2において選択された演出コースに含まれる全ての演出ブロックに基づく映像演出が液晶表示器14において実行されたか否かが、演出実行手段202の演出ブロック判定手段202bにより判定される(ステップS4)。全ての演出ブロックが実行終了していなければ(ステップS4でNO)、ステップS3の処理を繰り返し実行し、全ての演出ブロックが実行終了すれば(ステップS4でYES)、処理が終了する。
2.演出ブロック実行処理
図9を参照して演出ブロック実行処理について説明する。図9は第1実施形態にかかる演出ブロック実行処理を示すフローチャートである。
まず、演出実行手段202の再生演出ブロック設定手段202aにより、演出選択手段201により選択された演出コースに含まれる演出ブロックのうち、液晶表示器14に実行させる演出ブロックの演出コマンドが現再生演出ブロック記憶手段63aに設定されることにより、演出ブロックの実行が開始される(ステップS11)。続いて、操作態様判定手段203によりスキップ操作が行われたか否かが判定され(ステップS12)、スキップ操作が行われていなければ(ステップS12でNO)、操作態様判定手段203によりキャンセル操作が行われたか否かが判定される(ステップS13)。
続いて、キャンセル操作が行われていなければ(ステップS13でNO)、実行中の演出ブロックが実行終了したか否かが演出ブロック判定手段202bにより判定される(ステップS14)。そして、演出ブロックが実行終了していなければ(ステップS14でNO)、ステップS12からの処理を繰り返し実行し、演出ブロックが実行終了すれば(ステップS14でYES)、図8の演出処理に復帰する。
なお、演出選択手段201により選択された演出コースに含まれる全ての演出ブロックが実行終了していなければ、図8のステップS3において、再度、演出ブロック実行処理が実行される。そして、再度実行された演出ブロック実行処理のステップS11において、次に実行される演出ブロックの演出コマンドが、再生演出ブロック設定手段202aにより、現再生演出ブロック記憶手段63aに設定されることにより、次の演出ブロックの実行が開始される。
一方、ステップS12において、スキップ操作が行われたと操作態様判定手段203により判定されれば(ステップS12でYES)、演出選択手段201により選択された演出コースにおいて、実行中の演出ブロックの次に実行される予定の演出ブロックがあるか否かが現再生演出ブロック判定手段204により判定される(ステップS15)。次に実行される演出ブロックがあると現再生演出ブロック判定手段204により判定されると(ステップS15でYES)、スキップ手段205により、一旦、図8の演出処理に復帰する。そして、図8のステップS3において、再度、演出ブロック実行処理が実行されたときのステップS11において、次再生演出ブロック設定手段205aにより、次に実行される演出ブロックの演出コマンドが現再生演出ブロック記憶手段63aに設定されることにより、液晶表示器14により実行される演出ブロックが次の演出ブロックにスキップする。
また、演出選択手段201により選択された演出コースの最後の演出ブロックが実行中であれば(ステップS15でNO)、図7の所定演出データテーブル64bに基づいて、最後の演出ブロックの種類に応じた所定演出を液晶表示器14に実行させるための演出コマンドが演出設定手段207aにより現再生演出ブロック記憶手段63aに設定される。そして、現再生演出ブロック記憶手段63aに設定された演出コマンドの内容が、演出コマンド出力手段200により出力バッファ66に出力されて、出力バッファ66から液晶表示器14に演出コマンドが出力されることにより、液晶表示器14は連続演出を中止する。続いて、液晶表示器14において、出力バッファ66から出力された演出コマンドに対応した所定演出の映像演出が実行されて(ステップS16)、図8の演出処理に復帰する。
また、ステップS13において、キャンセル操作が行われたと操作態様判定手段203により判定されれば(ステップS13でYES)、現再生演出ブロック記憶手段63aに、液晶表示器14に連続演出にかかる演出動作を停止させるための演出コマンドがキャンセル手段206の演出中止手段206aにより設定される。そして、現再生演出ブロック記憶手段63aに設定された演出コマンドの内容が演出コマンド出力手段200により出力バッファ66に出力されることにより、出力バッファ66から液晶表示器14に連続演出にかかる演出動作を停止させるための演出コマンドが出力されて、液晶表示器14は連続演出を中止し(ステップS17)、図8の演出処理に戻って処理が終了する。
以上のように、この実施形態では、演出実行手段202が、複数の演出ブロックが所定順序で実行されて成る連続演出を液晶表示器14に実行させる。また、液晶表示器14により連続演出のいずれかの演出ブロックが実行中であるときに、チャンススイッチ12のスキップ操作が行われると、スキップ手段205が、液晶表示器14に実行中の当該演出ブロックから次の演出ブロックの実行にスキップさせる。そのため、遊技者が、各演出ブロックそれぞれの演出内容を確認しつつチャンススイッチ12に対してスキップ操作を行うことによって、スキップ手段205は、液晶表示器14に実行中の当該演出ブロックから次の演出ブロックの実行にスキップさせることができる。したがって、遊技者は、スキップ手段205が液晶表示器14に次の演出ブロックの実行にその制御をスキップさせる毎に、スキップ後に液晶表示器14により実行される演出ブロックの演出内容を確認しつつチャンススイッチ12のスキップ操作を行うかどうか選択することによって、各演出ブロックそれぞれの実行を液晶表示器14にスキップさせるか否かを遊技者が決定することができる。
また、液晶表示器14により連続演出のいずれかの演出ブロックが実行中であるときに、ベットスイッチ7または最大ベットスイッチ8のキャンセル操作が行われると、キャンセル手段206が、液晶表示器14の連続演出にかかる演出動作を停止させることにより連続演出を中止する。そのため、遊技者が、液晶表示器14により実行されている連続演出(演出ブロック)の内容を確認しつつ、必要に応じて、ベットスイッチ7または最大ベットスイッチ8に対してキャンセル操作を行うことによって、キャンセル手段206は、液晶表示器14による連続演出にかかる映像表示を停止させることができる。したがって、遊技者は、液晶表示器14により実行されている連続演出の内容を確認しつつベットスイッチ7または最大ベットスイッチ8のキャンセル操作を行うかどうか選択することによって、必要に応じて液晶表示器14による連続演出を中止させる否かを遊技者が決定することができる。
以上のように、各演出ブロックそれぞれの演出内容を確認しつつ、各演出ブロックそれぞれの実行を液晶表示器14にスキップさせるか否かを遊技者が決定することができるので、連続演出の内容(演出時間)を短縮する場合に、従来と異なり、液晶表示器14にその実行をスキップさせる演出ブロックを遊技者自身が決定することができる。また、必要に応じてベットスイッチ7または最大ベットスイッチ8のキャンセル操作を行うことにより、遊技者が液晶表示器14による連続演出にかかる映像表示動作を停止させて連続演出を中止することができるので、連続演出の液晶表示器14による実行態様を遊技者自身の判断で細やかに変更することができるスロットマシン1を提供するができる。
また、連続演出の液晶表示器14による実行態様、すなわち、連続演出の全てを液晶表示器14に実行させる、または、連続演出の任意の一部を液晶表示器14に実行させる、または、液晶表示器14の動作を停止させることにより連続演出を中止する、などの実行態様を、遊技者自身による各スイッチ7,8,12の操作に基づいて細やかに変更することができるので、次のような効果を奏することができる。すなわち、連続演出を重視する遊技者および遊技スピードを重視する遊技者の両方の要望に応えて、連続演出の液晶表示器14による実行態様を変更することができるスロットマシン1を提供することができる。また、遊技者自身が各スイッチ7,8,12を操作することにより連続演出の実行態様を適切に変更することによって、遊技者が連続演出を十分に堪能することができると共に、遊技スピードが顕著に低下するのを防ぐことができる。また、チャンススイッチ12に対して遊技者が適切なタイミングでスキップ操作を繰り返し行うことにより、例えば、連続演出を構成する各演出ブロックの先頭部分の演出のみを液晶表示器14に実行させることもできる。
また、各演出ブロックの組み合わせが異なる連続演出を複数備え、演出実行手段202は、演出選択手段201により選択された各連続演出(演出コース)のうちのいずれかの連続演出を液晶表示器14に実行させる。したがって、種類の異なる複数の連続演出のうちのいずれかを演出選択手段201により選択して液晶表示器14に実行させることができるので、連続演出の多様性を高めることができる。
また、連続演出は、その最初の部分に当該連続演出の内容を遊技者が予測可能な内容の演出が設定された演出ブロック(特定演出ブロック)を含んで構成されている。そのため、例えば、遊技者がチャンススイッチ12のスキップ操作を行うことにより、その最初の部分に当該連続演出の内容を遊技者が予測可能な内容の演出が設定されている演出ブロックの演出が液晶表示器14により実行されると、遊技者は当該連続演出の内容を予測することができる。したがって、遊技者は、当該連続演出の内容を予測して各ベットスイッチ7,8またはチャンススイッチ12を操作することにより、連続演出の液晶表示器14による実行態様を遊技者自身の判断でさらに細やかに変更することができる。
また、スキップ操作が行われるチャンススイッチ12と、キャンセル操作が行われる各ベットスイッチ7,8とを備えているので、遊技者が、チャンススイッチ12または各ベットスイッチ7,8を操作することにより、スキップ操作およびキャンセル操作のいずれかを行うことができる実用的な構成のスロットマシン1を提供することができる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態について図10および図11を参照して説明する。図10は本発明の第2実施形態にかかる演出制御手段の機能ブロック図、図11は第2実施形態にかかる演出ブロック実行処理を示すフローチャートである。
この実施形態が上記した第1実施形態と異なるのは、図10に示すように、演出制御手段65が、キャンセル手段206による連続演出の停止の後、液晶表示器14に予め設定された所定演出を実行させる継続実行手段208をさらに備える点である。また、継続実行手段208は、上記した切換実行手段207と同様に、図7に示す所定演出データテーブル64bを参照することにより、連続演出が中止された後に液晶表示器14に実行させる所定演出を決定する。その他の構成および動作については上記した第1実施形態と同様であるため、以下では、上記した第1実施形態と異なる点を中心に説明を行い、上記した第1実施形態と同様の構成および動作については、同一符号を引用することによりその説明は省略する。
(演出制御手段)
演出制御手段65の相違点について説明する。
(1)キャンセル手段206
キャンセル手段206の演出中止手段206aは、本実施の形態では、液晶表示器14により連続演出のいずれかの演出ブロックが実行中であるときにキャンセル操作が行われれば、後述する継続実行手段208を起動することにより、液晶表示器14に連続演出にかかる演出動作を停止させる。
(2)継続実行手段208
継続実行手段208は、キャンセル手段206の演出中止手段206aにより起動されると、液晶表示器14に連続演出を中止させると共に、演出選択手段201により選択された選択コースの最後に設定されている演出ブロックの種類に応じて、液晶表示器14に、第1所定演出または第2所定演出を実行させるものである。
継続実行手段208は次のような機能を備えている。
(2−1)演出設定手段208a
演出設定手段208aは、液晶表示器14により連続演出のいずれかの演出ブロックが実行中であるときにキャンセル操作が行われることにより継続実行手段208が起動されると、図7に示す所定演出データテーブル64bを参照することにより、最後の演出ブロックの種類に応じた所定演出を液晶表示器14に実行させるための演出コマンドを現再生演出ブロック記憶手段63aに設定するものである。具体的には、最後の演出ブロックが演出ブロックEであれば、液晶表示器14に第1所定演出を実行させるための演出コマンドが現再生演出ブロック記憶手段63aに演出設定手段207aにより設定される。また、最後の演出ブロックが演出ブロックE’であれば、液晶表示器14に第2所定演出を実行させるための演出コマンドが現再生演出ブロック記憶手段63aに演出設定手段208aにより設定される。
また、現再生演出ブロック記憶手段63aに設定された演出コマンドの内容が、演出コマンド出力手段200により出力バッファ66に出力されて、出力バッファ66から液晶表示器14に演出コマンドが出力されることにより、液晶表示器14は連続演出を中止する。そして、液晶表示器14において、出力バッファ66から出力された演出コマンドに対応した所定演出が実行される。
(動作)
図11を参照して第2実施形態にかかる演出ブロック実行処理について説明する。なお、以下では、図9を参照して説明した演出ブロック実行処理と異なる点について説明を行い、その他の処理については、図9を参照して説明した演出ブロック実行処理と同様であるため、その処理の説明は省略する。
本実施の形態における演出ブロック実行処理では、ステップS13において、キャンセル操作が行われたと操作態様判定手段203により判定されれば(ステップS13でYES)、キャンセル手段206の演出中止手段206aにより継続実行手段208が起動する。そして、図7の所定演出データテーブル64bに基づいて、最後の演出ブロックの種類に応じた所定演出を液晶表示器14に実行させるための演出コマンドが演出設定手段208aにより現再生演出ブロック記憶手段63aに設定される。
続いて、現再生演出ブロック記憶手段63aに設定された演出コマンドの内容が、演出コマンド出力手段200により出力バッファ66に出力されて、出力バッファ66から液晶表示器14に演出コマンドが出力されることにより、液晶表示器14は連続演出を中止する(ステップS17)。そして、液晶表示器14において、出力バッファ66から出力された演出コマンドに対応した所定演出が実行されて(ステップS18)、図8の演出処理に戻って処理が終了する。
以上のように、この実施形態では、上記した第1実施形態と同様の効果を奏することができると共に、以下の効果を奏することができる。すなわち、遊技者によりベットスイッチ7または最大ベットスイッチ8に対してキャンセル操作が行われることによって、キャンセル手段206が継続実行手段208を起動することにより液晶表示器14による連続演出を停止させた後に、継続実行手段208が、液晶表示器14に予め設定された第1所定演出または第2所定演出を実行させる。したがって、キャンセル操作の後に、液晶表示器14により第1所定演出または第2所定演出が実行されるので、演出の多様性を高めることができ、遊技者の興趣をさらに高めることができる。
また、キャンセル手段206が継続実行手段208を起動することにより液晶表示器14による連続演出を停止させた後に、継続実行手段208が液晶表示器14に実行させる各所定演出は、連続演出の各演出ブロックのうちの最終実行予定の演出ブロックの演出の最終部分を用いて形成されている。そのため、キャンセル手段206により液晶表示器14による連続演出が中止された後に、最終実行予定の演出ブロックの演出の最終部分を用いて形成された所定演出が液晶表示器14において実行される。したがって、連続演出が一旦中止されたにも関わらず、所定演出が液晶表示器14により続いて実行されることにより、遊技者は連続演出の内容(結果)を所定演出の内容により予測することができる。
なお、本実施の形態では、継続実行手段208により、連続演出の各演出ブロックのうちの最終実行予定の演出ブロックの演出の最終部分を用いて形成された第1所定演出または第2所定演出が実行されるが、継続実行手段208により、最終実行予定の演出ブロックが最初から実行されるようにしてもよい。
<第3実施形態>
本発明の第3実施形態について図12および図13を参照して説明する。図12は本発明の第3実施形態にかかる演出制御手段の機能ブロック図、図13は第3実施形態にかかる演出ブロック実行処理を示すフローチャートである。
この実施形態が上記した第1実施形態と異なるのは、キャンセル操作として、全キャンセル操作、最終ブロック操作および最終部分操作の3種類の操作態様が予め定められている点である。また、図12に示すように、演出制御手段65は、最終ブロック操作により起動する第1の継続実行手段209と、最終部分操作により起動する第2の継続実行手段210とを備えている。その他の構成および動作については上記した第1実施形態と同様であるため、以下では、上記した第1実施形態と異なる点を中心に説明を行い、上記した第1実施形態と同様の構成および動作については、同一符号を引用することによりその説明は省略する。
(キャンセル操作)
キャンセル操作として定められた3種類の操作態様について説明する。
a)全キャンセル操作
全キャンセル操作は、キャンセル手段206による連続演出の停止の後、液晶表示器14に連続演出に関連する演出を行わせないときに、遊技者により行われるキャンセル操作の一操作態様である。本実施の形態では、ベットスイッチ7または最大ベットスイッチ8を所定時間(例えば1秒)以上継続して操作(押圧)する操作態様が全キャンセル操作として設定されている。
b)最終ブロック操作
最終ブロック操作は、キャンセル手段206による連続演出の停止の後、液晶表示器14に連続演出(演出コース)の最後の演出ブロックを最初から実行させるときに、遊技者により行われるキャンセル操作の一操作態様である。最終ブロック操作が行われると、第1の継続実行手段209が起動することにより、液晶表示器14は連続演出を中止すると共に、演出選択手段201により選択された選択コースの最後の演出ブロックを最初から実行する。本実施の形態では、チャンススイッチ12を所定時間(例えば1秒)以上継続して操作(押圧)する操作態様が最終ブロック操作として設定されている。
c)最終部分操作
最終部分操作は、キャンセル手段206による連続演出の停止の後、液晶表示器14に連続演出(演出コース)の最後の演出ブロックの最終部分の映像を表示させる所定演出を実行させるときに、遊技者により行われるキャンセル操作の一操作態様である。最終部分操作が行われると、第2の継続実行手段209が起動することにより、液晶表示器14は連続演出を中止すると共に、演出選択手段201により選択された選択コースの最後の演出ブロックの最終部分の映像を表示する所定演出を実行する。本実施の形態では、ベットスイッチ7または最大ベットスイッチ8を所定時間(例えば1秒)未満の時間内で操作(押圧)する操作態様が最終部分操作として設定されている。なお、第2の継続実行手段210は、上記した第2実施形態において説明した継続実行手段208と同様に、図7に示す所定演出データテーブル64bを参照することにより、連続演出が中止された後に液晶表示器14に実行させる所定演出を決定する。
(演出制御手段)
演出制御手段65の相違点について説明する。
(1)操作態様判定手段203
操作態様判定手段203は、本実施の形態では、メイン制御基板52からサブ制御基板62に出力されたコマンド形式のデータに基づいて、上記した3種類のキャンセル操作(全キャンセル操作、最終ブロック操作、最終部分操作)が行われたか否かを判定するために操作継続時間計時手段203aをさらに備えている。
(1−1)操作継続時間計時手段203a
操作継続時間計時手段203aは、各ベットスイッチ7,8およびチャンススイッチ12のそれぞれについて、操作状態が継続している操作継続時間を計時するものである。本実施の形態では、各ベットスイッチ7,8およびチャンススイッチ12のそれぞれについて、押圧状態が継続している時間が操作継続時間として操作継続時間計時手段203aにより計時される。
操作継続時間計時手段203aは、例えば次のようにして形成されている。すなわち、各ベットスイッチ7,8およびチャンススイッチ12のそれぞれについて、各スイッチの押圧状態が継続している操作継続時間に対応する値を記憶するタイマ(図示省略)が、サブ制御基板62のRAM63の所定の記憶領域を利用して形成されている。そして、各ベットスイッチ7,8およびチャンススイッチ12のうちのいずれかの押圧状態が開始されると、当該押圧状態のスイッチに対応するタイマの値が、当該押圧状態が解消されるまで一定の時間間隔で一定の値ずつ更新手段(図示省略)により更新されることにより、当該押圧状態のスイッチの操作継続時間が計時される。
なお、本実施の形態では、サブCPU61において実行されるタイマ割込処理のタイミングごとに、タイマ割込処理の実行間隔である例えば1.2ミリ秒に相当する大きさの値ずつタイマに記憶されている値が更新手段により更新される。また、操作継続時間計時手段203aの構成については前記の例に限られるものではなく、各スイッチの操作継続時間を計時することができれば、操作継続時間計時手段203aはどのように構成されていてもよい。
そして、操作継続時間計時手段203aにより計時された各スイッチの操作継続時間に基づいて、スキップ操作またはキャンセル操作(全キャンセル操作、最終ブロック操作、最終部分操作)が行われたか否かが操作態様判定手段により判定される。
具体的には、本実施の形態では、チャンススイッチ12が所定時間(例えば1秒)未満の時間内で操作(押圧)されれば、スキップ操作が行われたと操作態様判定手段203により判定される。また、ベットスイッチ7または最大ベットスイッチ8が所定時間(例えば1秒)以上継続して操作(押圧)されれば、全キャンセル操作が行われたと操作態様判定手段203により判定される。また、チャンススイッチ12が所定時間(例えば1秒)以上継続して操作(押圧)されれば、最終ブロック操作が行われたと操作態様判定手段203により判定される。また、ベットスイッチ7または最大ベットスイッチ8が所定時間(例えば1秒)未満の時間内で操作(押圧)されれば、最終部分操作が行われたと操作態様判定手段203により判定される。
(2)キャンセル手段206
キャンセル手段206の演出中止手段206aは、本実施の形態では、キャンセル操作の操作態様に応じて、液晶表示器14に連続演出にかかる演出動作を停止させる処理が異なるように構成されている。以下に、演出中止手段206aの処理をキャンセル操作の各操作態様ごとに説明する。
(2−1)全キャンセル操作が行われた場合
演出中止手段206aは、液晶表示器14により連続演出のいずれかの演出ブロックが実行中であるときに、全キャンセル操作が行われれば、現再生演出ブロック記憶手段63aに、液晶表示器14に連続演出にかかる演出動作を停止させるための演出コマンドを設定する。現再生演出ブロック記憶手段63aに設定された演出コマンドの内容が演出コマンド出力手段200により出力バッファ66に出力されることにより、出力バッファ66から液晶表示器14に連続演出にかかる演出動作を停止させるための演出コマンドが出力されて、液晶表示器14は連続演出を中止する。
(2−2)最終ブロック操作が行われた場合
演出中止手段206aは、液晶表示器14により連続演出のいずれかの演出ブロックが実行中であるときに最終ブロック操作が行われれば、後述する第1の継続実行手段209を起動することにより、液晶表示器14に連続演出にかかる演出動作を停止させる。
また、最終ブロック操作が行われたときに、連続演出の最後の演出ブロックが実行中であると現再生演出ブロック判定手段204により判定されれば、演出中止手段206aは、上記した全キャンセルの場合と同様にして、液晶表示器14に連続演出にかかる演出動作を停止させる。すなわち、演出中止手段206aは、現再生演出ブロック記憶手段63aに、液晶表示器14に連続演出にかかる演出動作を停止させるための演出コマンドを設定する。
(2−3)最終部分操作が行われた場合
演出中止手段206aは、液晶表示器14により連続演出のいずれかの演出ブロックが実行中であるときに最終部分操作が行われれば、後述する第2の継続実行手段210を起動することにより、液晶表示器14に連続演出にかかる演出動作を停止させる。
また、最終部分操作が行われたときに、連続演出の最後の演出ブロックが実行中であると現再生演出ブロック判定手段204により判定されれば、演出中止手段206aは、上記した全キャンセルの場合と同様にして、液晶表示器14に連続演出にかかる演出動作を停止させる。すなわち、演出中止手段206aは、現再生演出ブロック記憶手段63aに、液晶表示器14に連続演出にかかる演出動作を停止させるための演出コマンドを設定する。
(3)第1の継続実行手段209
第1の継続実行手段209は、キャンセル手段206の演出中止手段206aにより起動されると、液晶表示器14に連続演出を中止させると共に、演出選択手段201により選択された選択コースの各演出ブロックのうちの最終実行予定の演出ブロックを液晶表示器14に実行させるものである。
第1の継続実行手段209は次のような機能を備えている。
(3−1)演出設定手段209a
演出設定手段209aは、液晶表示器14により連続演出のいずれかの演出ブロックが実行中であるときに最終ブロック操作が行われることにより第1の継続実行手段209が起動されると、演出選択手段201により選択されている連続演出(演出コース)の最後の演出ブロックを液晶表示器14に実行させるための演出コマンドを現再生演出ブロック記憶手段63aに設定するものである。
また、現再生演出ブロック記憶手段63aに設定された演出コマンドの内容が、演出コマンド出力手段200により出力バッファ66に出力されて、出力バッファ66から液晶表示器14に演出コマンドが出力されることにより、液晶表示器14は連続演出を中止する。そして、液晶表示器14において、出力バッファ66から出力された演出コマンドに対応した演出ブロックの映像演出が実行される。
(4)第2の継続実行手段210
第2の継続実行手段210は、キャンセル手段206の演出中止手段206aにより起動されると、液晶表示器14に連続演出を中止させると共に、演出選択手段201により選択された選択コースの最後に設定されている演出ブロックの種類に応じて、液晶表示器14に、第1所定演出または第2所定演出を実行させるものである。
第2の継続実行手段210は次のような機能を備えている。
(4−1)演出設定手段210a
演出設定手段210aは、液晶表示器14により連続演出のいずれかの演出ブロックが実行中であるときに最終部分操作が行われることにより第2の継続実行手段210が起動されると、図7に示す所定演出データテーブル64bを参照することにより、最後の演出ブロックの種類に応じた所定演出を液晶表示器14に実行させるための演出コマンドを現再生演出ブロック記憶手段63aに設定するものである。具体的には、最後の演出ブロックが演出ブロックEであれば、液晶表示器14に第1所定演出を実行させるための演出コマンドが現再生演出ブロック記憶手段63aに演出設定手段210aにより設定される。また、最後の演出ブロックが演出ブロックE’であれば、液晶表示器14に第2所定演出を実行させるための演出コマンドが現再生演出ブロック記憶手段63aに演出設定手段210aにより設定される。
また、現再生演出ブロック記憶手段63aに設定された演出コマンドの内容が、演出コマンド出力手段200により出力バッファ66に出力されて、出力バッファ66から液晶表示器14に演出コマンドが出力されることにより、液晶表示器14は連続演出を中止する。そして、液晶表示器14において、出力バッファ66から出力された演出コマンドに対応した所定演出が実行される。
(動作)
図13を参照して第3実施形態にかかる演出ブロック実行処理について説明する。
まず、演出実行手段202の再生演出ブロック設定手段202aにより、演出選択手段201により選択された演出コースに含まれる演出ブロックのうち、液晶表示器14に実行させる演出ブロックの演出コマンドが現再生演出ブロック記憶手段63aに設定されることにより、演出ブロックの実行が開始される(ステップS101)。続いて、操作態様判定手段203によりスキップ操作が行われたか否かが判定され(ステップS102)、スキップ操作が行われていなければ(ステップS102でNO)、操作態様判定手段203により全キャンセル操作が行われたか否かが判定される(ステップS103)。
続いて、全キャンセル操作が行われていなければ(ステップS103でNO)、操作態様判定手段203により最終ブロック操作が行われたか否かが判定される(ステップS104)。続いて、最終ブロック操作が行われていなければ(ステップS104でNO)、操作態様判定手段203により最終部分操作が行われたか否かが判定される(ステップS105)。
続いて、最終部分操作が行われていなければ(ステップS105でNO)、実行中の演出ブロックが実行終了したか否かが演出ブロック判定手段202bにより判定される(ステップS106)。そして、演出ブロックが実行終了していなければ(ステップS106でNO)、ステップS102からの処理を繰り返し実行し、演出ブロックが実行終了すれば(ステップS106でYES)、図8の演出処理に復帰する。
なお、演出選択手段201により選択された演出コースに含まれる全ての演出ブロックが実行終了していなければ、図8のステップS3において、再度、演出ブロック実行処理が実行される。そして、再度実行された演出ブロック実行処理のステップS101において、次に実行される演出ブロックの演出コマンドが、再生演出ブロック設定手段202aにより、現再生演出ブロック記憶手段63aに設定されることにより、次の演出ブロックの実行が開始される。
一方、ステップS102において、スキップ操作が行われたと操作態様判定手段203により判定されれば(ステップS102でYES)、演出選択手段201により選択された演出コースにおいて、実行中の演出ブロックの次に実行される予定の演出ブロックがあるか否かが現再生演出ブロック判定手段204により判定される(ステップS107)。次に実行される演出ブロックがあると現再生演出ブロック判定手段204により判定されると(ステップS107でYES)、スキップ手段205により、一旦、図8の演出処理に復帰する。そして、図8のステップS3において、再度、演出ブロック実行処理が実行されたときのステップS101において、次再生演出ブロック設定手段205aにより、次に実行される演出ブロックの演出コマンドが現再生演出ブロック記憶手段63aに設定されることにより、液晶表示器14により実行される演出ブロックが次の演出ブロックにスキップする。
また、演出選択手段201により選択された演出コースの最後の演出ブロックが実行中であれば(ステップS107でNO)、図7の所定演出データテーブル64bに基づいて、最後の演出ブロックの種類に応じた所定演出を液晶表示器14に実行させるための演出コマンドが演出設定手段207aにより現再生演出ブロック記憶手段63aに設定される。そして、現再生演出ブロック記憶手段63aに設定された演出コマンドの内容が、演出コマンド出力手段200により出力バッファ66に出力されて、出力バッファ66から液晶表示器14に演出コマンドが出力されることにより、液晶表示器14は連続演出を中止する。続いて、液晶表示器14において、出力バッファ66から出力された演出コマンドに対応した所定演出の映像演出が実行されて(ステップS108)、図8の演出処理に復帰する。
また、ステップS103において、全キャンセル操作が行われたと操作態様判定手段203により判定されれば(ステップS103でYES)、現再生演出ブロック記憶手段63aに、液晶表示器14に連続演出にかかる演出動作を停止させるための演出コマンドがキャンセル手段206の演出中止手段206aにより設定される。そして、現再生演出ブロック記憶手段63aに設定された演出コマンドの内容が演出コマンド出力手段200により出力バッファ66に出力されることにより、出力バッファ66から液晶表示器14に連続演出にかかる演出動作を停止させるための演出コマンドが出力されて、液晶表示器14は連続演出を中止し(ステップS109)、図8の演出処理に戻って処理が終了する。
また、ステップS104において、最終ブロック操作が行われたと操作態様判定手段203により判定されれば(ステップS104でYES)、演出選択手段201により選択された演出コースにおいて、実行中の演出ブロックが最後の演出ブロックであるか否かが現再生演出ブロック判定手段204により判定される(ステップS110)。最後の演出ブロックが実行中であれば(ステップS110でYES)、現再生演出ブロック記憶手段63aに、液晶表示器14に連続演出にかかる演出動作を停止させるための演出コマンドがキャンセル手段206の演出中止手段206aにより設定される。そして、現再生演出ブロック記憶手段63aに設定された演出コマンドの内容が演出コマンド出力手段200により出力バッファ66に出力されることにより、出力バッファ66から液晶表示器14に連続演出にかかる演出動作を停止させるための演出コマンドが出力されて、液晶表示器14は連続演出を中止し(ステップS109)、図8の演出処理に戻って処理が終了する。
一方、ステップS110において、次に実行される演出ブロックがあると現再生演出ブロック判定手段204により判定されると(ステップS110でNO)、キャンセル手段206の演出中止手段206aにより第1の継続実行手段209が起動する。そして、演出選択手段201により選択されている連続演出(演出コース)の最後の演出ブロックを液晶表示器14に実行させるための演出コマンドが、演出設定手段208aにより現再生演出ブロック記憶手段63aに設定される。
続いて、現再生演出ブロック記憶手段63aに設定された演出コマンドの内容が、演出コマンド出力手段200により出力バッファ66に出力されて、出力バッファ66から液晶表示器14に演出コマンドが出力されることにより、液晶表示器14は連続演出を中止する(ステップS111)。そして、液晶表示器14において、出力バッファ66から出力された演出コマンドに対応した最後の演出ブロックの映像演出が実行されて(ステップS112)、ステップS102からの処理を再度実行する。
また、ステップS105において、最終部分操作が行われたと操作態様判定手段203により判定されれば(ステップS105でYES)、演出選択手段201により選択された演出コースにおいて、実行中の演出ブロックが最後の演出ブロックであるか否かが現再生演出ブロック判定手段204により判定される(ステップS113)。最後の演出ブロックが実行中であれば(ステップS113でYES)、現再生演出ブロック記憶手段63aに、液晶表示器14に連続演出にかかる演出動作を停止させるための演出コマンドがキャンセル手段206の演出中止手段206aにより設定される。そして、現再生演出ブロック記憶手段63aに設定された演出コマンドの内容が演出コマンド出力手段200により出力バッファ66に出力されることにより、出力バッファ66から液晶表示器14に連続演出にかかる演出動作を停止させるための演出コマンドが出力されて、液晶表示器14は連続演出を中止し(ステップS109)、図8の演出処理に戻って処理が終了する。
一方、ステップS113において、次に実行される演出ブロックがあると現再生演出ブロック判定手段204により判定されると(ステップS113でNO)、キャンセル手段206の演出中止手段206aにより第2の継続実行手段209が起動する。そして、図7の所定演出データテーブル64bに基づいて、最後の演出ブロックの種類に応じた所定演出を液晶表示器14に実行させるための演出コマンドが演出設定手段209aにより現再生演出ブロック記憶手段63aに設定される。
続いて、現再生演出ブロック記憶手段63aに設定された演出コマンドの内容が、演出コマンド出力手段200により出力バッファ66に出力されて、出力バッファ66から液晶表示器14に演出コマンドが出力されることにより、液晶表示器14は連続演出を中止する(ステップS114)。そして、液晶表示器14において、出力バッファ66から出力された演出コマンドに対応した所定演出が実行されて(ステップS115)、図8の演出処理に戻って処理が終了する。
以上のように、この実施形態では、上記した第1実施形態と同様の効果を奏することができると共に、以下の効果を奏することができる。すなわち、キャンセル操作として複数の操作態様(全キャンセル操作、最終ブロック操作、最終部分操作)が設定され、遊技者により第1の継続実行手段209を起動する最終ブロック操作が行われると、キャンセル手段206が第1の継続実行手段209を起動することにより液晶表示器14の連続演出にかかる演出動作が停止する。続いて、起動した第1の継続実行手段209により、液晶表示器14において、連続演出の各演出ブロックのうちの最終実行予定の演出ブロックの演出が実行される。したがって、連続演出が一旦中止されたにも関わらず、最終実行予定の演出ブロックの演出が液晶表示器14により実行されるので、演出の多様性をより高めることができる。
また、遊技者により第2の継続実行手段を起動する最終部分操作が行われると、キャンセル手段206が第2の継続実行手段210を起動することにより液晶表示器14の連続演出にかかる演出動作が停止する。続いて、起動した第2の継続実行手段210により、液晶表示器14において、連続演出の各演出ブロックのうちの最終実行予定の演出ブロックの最終部分に相当する所定演出が実行される。したがって、連続演出が一旦中止されたにも関わらず、所定演出が液晶表示器14により実行されるので、演出の多様性をより高めることができる。
また、スキップ操作および最終ブロック操作(キャンセル操作)は、チャンススイッチ12に対する操作継続時間が異なっているので、遊技者は、操作継続時間を異ならせることにより、同一のスイッチに対してスキップ操作およびキャンセル操作を確実に行うことができる。
なお、本実施の形態では、最終ブロック操作が行われると、第1の継続実行手段209を起動することにより連続演出を中止し、最終部分操作が行われると、第2の継続実行手段210を起動することにより連続演出を中止するように構成されているが、次のように構成することもできる。すなわち、最終ブロック操作または最終部分操作が行われると、キャンセル手段206の演出中止手段206aにより、連続演出にかかる演出動作を停止させることにより連続演出を中止させる演出コマンドを液晶表示器14に送信することで連続演出を中止した後に、第1の継続実行手段209または第2の継続実行手段210が起動するようにしてもよい。
<第4実施形態>
本発明の第4実施形態について図14を参照して説明する。図14は本発明の第4実施形態にかかる演出ブロック実行処理を示すフローチャートである。
この実施形態が上記した第3実施形態と異なるのは、第1の継続実行手段209を起動する一方の操作態様としての最終ブロック操作と、第2の継続実行手段210を起動する他方の操作態様としての最終部分操作とが、キャンセル操作として予め定められている点である。したがって、キャンセル操作が行われると、第1の継続実行手段209または第2の継続実行手段210が必ず起動する。その他の構成および動作については上記した第3実施形態と同様であるため、以下では、上記した第3実施形態と異なる点を中心に説明を行い、上記した第1および第3実施形態と同様の構成および動作については、同一符号を引用することによりその説明は省略する。
(動作)
図14を参照して第4実施形態にかかる演出ブロック実行処理について説明する。
まず、演出実行手段202の再生演出ブロック設定手段202aにより、演出選択手段201により選択された演出コースに含まれる演出ブロックのうち、液晶表示器14に実行させる演出ブロックの演出コマンドが現再生演出ブロック記憶手段63aに設定されることにより、演出ブロックの実行が開始される(ステップS201)。続いて、操作態様判定手段203によりスキップ操作が行われたか否かが判定され(ステップS202)、スキップ操作が行われていなければ(ステップS202でNO)、操作態様判定手段203により最終ブロック操作が行われたか否かが判定される(ステップS203)。
続いて、最終ブロック操作が行われていなければ(ステップS203でNO)、操作態様判定手段203により最終部分操作が行われたか否かが判定される(ステップS204)。続いて、最終部分操作が行われていなければ(ステップS204でNO)、実行中の演出ブロックが実行終了したか否かが演出ブロック判定手段202bにより判定される(ステップS205)。そして、演出ブロックが実行終了していなければ(ステップS205でNO)、ステップS202からの処理を繰り返し実行し、演出ブロックが実行終了すれば(ステップS205でYES)、図8の演出処理に復帰する。
なお、演出選択手段201により選択された演出コースに含まれる全ての演出ブロックが実行終了していなければ、図8のステップS3において、再度、演出ブロック実行処理が実行される。そして、再度実行された演出ブロック実行処理のステップS201において、次に実行される演出ブロックの演出コマンドが、再生演出ブロック設定手段202aにより、現再生演出ブロック記憶手段63aに設定されることにより、次の演出ブロックの実行が開始される。
一方、ステップS202において、スキップ操作が行われたと操作態様判定手段203により判定されれば(ステップS202でYES)、演出選択手段201により選択された演出コースにおいて、実行中の演出ブロックの次に実行される予定の演出ブロックがあるか否かが現再生演出ブロック判定手段204により判定される(ステップS206)。次に実行される演出ブロックがあると現再生演出ブロック判定手段204により判定されると(ステップS206でYES)、スキップ手段205により、一旦、図8の演出処理に復帰する。そして、図8のステップS3において、再度、演出ブロック実行処理が実行されたときのステップS201において、次再生演出ブロック設定手段205aにより、次に実行される演出ブロックの演出コマンドが現再生演出ブロック記憶手段63aに設定されることにより、液晶表示器14により実行される演出ブロックが次の演出ブロックにスキップする。
また、演出選択手段201により選択された演出コースの最後の演出ブロックが実行中であれば(ステップS206でNO)、図7の所定演出データテーブル64bに基づいて、最後の演出ブロックの種類に応じた所定演出を液晶表示器14に実行させるための演出コマンドが演出設定手段207aにより現再生演出ブロック記憶手段63aに設定される。そして、現再生演出ブロック記憶手段63aに設定された演出コマンドの内容が、演出コマンド出力手段200により出力バッファ66に出力されて、出力バッファ66から液晶表示器14に演出コマンドが出力されることにより、液晶表示器14は連続演出を中止する。続いて、液晶表示器14において、出力バッファ66から出力された演出コマンドに対応した所定演出の映像演出が実行されて(ステップS207)、図8の演出処理に復帰する。
また、ステップS203において、最終ブロック操作が行われたと操作態様判定手段203により判定されれば(ステップS203でYES)、演出選択手段201により選択された演出コースにおいて、実行中の演出ブロックが最後の演出ブロックであるか否かが現再生演出ブロック判定手段204により判定される(ステップS208)。最後の演出ブロックが実行中であれば(ステップS208でYES)、現再生演出ブロック記憶手段63aに、液晶表示器14に連続演出にかかる演出動作を停止させるための演出コマンドがキャンセル手段206の演出中止手段206aにより設定される。そして、現再生演出ブロック記憶手段63aに設定された演出コマンドの内容が演出コマンド出力手段200により出力バッファ66に出力されることにより、出力バッファ66から液晶表示器14に連続演出にかかる演出動作を停止させるための演出コマンドが出力されて、液晶表示器14は連続演出を中止し(ステップS209)、図8の演出処理に戻って処理が終了する。
一方、ステップS208において、次に実行される演出ブロックがあると現再生演出ブロック判定手段204により判定されると(ステップS208でNO)、キャンセル手段206の演出中止手段206aにより第1の継続実行手段209が起動する。そして、演出選択手段201により選択されている連続演出(演出コース)の最後の演出ブロックを液晶表示器14に実行させるための演出コマンドが、演出設定手段208aにより現再生演出ブロック記憶手段63aに設定される。
続いて、現再生演出ブロック記憶手段63aに設定された演出コマンドの内容が、演出コマンド出力手段200により出力バッファ66に出力されて、出力バッファ66から液晶表示器14に演出コマンドが出力されることにより、液晶表示器14は連続演出を中止する(ステップS210)。そして、液晶表示器14において、出力バッファ66から出力された演出コマンドに対応した最後の演出ブロックの映像演出が実行されて(ステップS211)、ステップS202からの処理を再度実行する。
また、ステップS204において、最終部分操作が行われたと操作態様判定手段203により判定されれば(ステップS204でYES)、演出選択手段201により選択された演出コースにおいて、実行中の演出ブロックが最後の演出ブロックであるか否かが現再生演出ブロック判定手段204により判定される(ステップS212)。最後の演出ブロックが実行中であれば(ステップS212でYES)、現再生演出ブロック記憶手段63aに、液晶表示器14に連続演出にかかる演出動作を停止させるための演出コマンドがキャンセル手段206の演出中止手段206aにより設定される。そして、現再生演出ブロック記憶手段63aに設定された演出コマンドの内容が演出コマンド出力手段200により出力バッファ66に出力されることにより、出力バッファ66から液晶表示器14に演連続演出にかかる演出動作を停止させるための演出コマンドが出力されて、液晶表示器14は連続演出を中止し(ステップS209)、図8の演出処理に戻って処理が終了する。
一方、ステップS212において、次に実行される演出ブロックがあると現再生演出ブロック判定手段204により判定されると(ステップS212でNO)、キャンセル手段206の演出中止手段206aにより第2の継続実行手段209が起動する。そして、図7の所定演出データテーブル64bに基づいて、最後の演出ブロックの種類に応じた所定演出を液晶表示器14に実行させるための演出コマンドが演出設定手段209aにより現再生演出ブロック記憶手段63aに設定される。
続いて、現再生演出ブロック記憶手段63aに設定された演出コマンドの内容が、演出コマンド出力手段200により出力バッファ66に出力されて、出力バッファ66から液晶表示器14に演出コマンドが出力されることにより、液晶表示器14は連続演出を中止する(ステップS213)。そして、液晶表示器14において、出力バッファ66から出力された演出コマンドに対応した所定演出が実行されて(ステップS214)、図8の演出処理に戻って処理が終了する。
以上のように、この実施形態では、上記した第3実施形態と同様の効果を奏することができる。
<第5実施形態>
本発明の第5実施形態について図15および図16を参照して説明する。図15は本発明の第5実施形態にかかる演出制御手段の機能ブロック図、図16は第5実施形態にかかる演出ブロック実行処理を示すフローチャートである。
この実施形態が上記した第3実施形態と異なるのは、最終部分操作がキャンセル操作として予め定められていない点である。したがって、図15に示すように、演出制御手段65には、最終部分操作により起動される第2の継続実行手段210が設けられていない。その他の構成および動作については上記した第3実施形態と同様であるため、以下では、上記した第3実施形態と異なる点を中心に説明を行い、上記した第1および第3実施形態と同様の構成および動作については、同一符号を引用することによりその説明は省略する。
(動作)
図16を参照して第5実施形態にかかる演出ブロック実行処理について説明する。
まず、演出実行手段202の再生演出ブロック設定手段202aにより、演出選択手段201により選択された演出コースに含まれる演出ブロックのうち、液晶表示器14に実行させる演出ブロックの演出コマンドが現再生演出ブロック記憶手段63aに設定されることにより、演出ブロックの実行が開始される(ステップS301)。続いて、操作態様判定手段203によりスキップ操作が行われたか否かが判定され(ステップS302)、スキップ操作が行われていなければ(ステップS302でNO)、操作態様判定手段203により全キャンセル操作が行われたか否かが判定される(ステップS303)。
続いて、全キャンセル操作が行われていなければ(ステップS303でNO)、操作態様判定手段203により最終ブロック操作が行われたか否かが判定される(ステップS304)。続いて、最終ブロック操作が行われていなければ(ステップS304でNO)、実行中の演出ブロックが実行終了したか否かが演出ブロック判定手段202bにより判定される(ステップS305)。そして、演出ブロックが実行終了していなければ(ステップS305でNO)、ステップS302からの処理を繰り返し実行し、演出ブロックが実行終了すれば(ステップS305でYES)、図8の演出処理に復帰する。
なお、演出選択手段201により選択された演出コースに含まれる全ての演出ブロックが実行終了していなければ、図8のステップS3において、再度、演出ブロック実行処理が実行される。そして、再度実行された演出ブロック実行処理のステップS301において、次に実行される演出ブロックの演出コマンドが、再生演出ブロック設定手段202aにより、現再生演出ブロック記憶手段63aに設定されることにより、次の演出ブロックの実行が開始される。
一方、ステップS302において、スキップ操作が行われたと操作態様判定手段203により判定されれば(ステップS302でYES)、演出選択手段201により選択された演出コースにおいて、実行中の演出ブロックの次に実行される予定の演出ブロックがあるか否かが現再生演出ブロック判定手段204により判定される(ステップS306)。次に実行される演出ブロックがあると現再生演出ブロック判定手段204により判定されると(ステップS306でYES)、スキップ手段205により、一旦、図8の演出処理に復帰する。そして、図8のステップS3において、再度、演出ブロック実行処理が実行されたときのステップS301において、次再生演出ブロック設定手段205aにより、次に実行される演出ブロックの演出コマンドが現再生演出ブロック記憶手段63aに設定されることにより、液晶表示器14により実行される演出ブロックが次の演出ブロックにスキップする。
また、演出選択手段201により選択された演出コースの最後の演出ブロックが実行中であれば(ステップS306でNO)、図7の所定演出データテーブル64bに基づいて、最後の演出ブロックの種類に応じた所定演出を液晶表示器14に実行させるための演出コマンドが演出設定手段207aにより現再生演出ブロック記憶手段63aに設定される。そして、現再生演出ブロック記憶手段63aに設定された演出コマンドの内容が、演出コマンド出力手段200により出力バッファ66に出力されて、出力バッファ66から液晶表示器14に演出コマンドが出力されることにより、液晶表示器14は連続演出を中止する。続いて、液晶表示器14において、出力バッファ66から出力された演出コマンドに対応した所定演出の映像演出が実行されて(ステップS307)、図8の演出処理に復帰する。
また、ステップS303において、全キャンセル操作が行われたと操作態様判定手段203により判定されれば(ステップS303でYES)、現再生演出ブロック記憶手段63aに、液晶表示器14に連続演出にかかる演出動作を停止させるための演出コマンドがキャンセル手段206の演出中止手段206aにより設定される。そして、現再生演出ブロック記憶手段63aに設定された演出コマンドの内容が演出コマンド出力手段200により出力バッファ66に出力されることにより、出力バッファ66から液晶表示器14に連続演出にかかる演出動作を停止させるための演出コマンドが出力されて、液晶表示器14は連続演出を中止し(ステップS308)、図8の演出処理に戻って処理が終了する。
また、ステップS304において、最終ブロック操作が行われたと操作態様判定手段203により判定されれば(ステップS304でYES)、演出選択手段201により選択された演出コースにおいて、実行中の演出ブロックが最後の演出ブロックであるか否かが現再生演出ブロック判定手段204により判定される(ステップS309)。最後の演出ブロックが実行中であれば(ステップS309でYES)、現再生演出ブロック記憶手段63aに、液晶表示器14に連続演出にかかる演出動作を停止させるための演出コマンドがキャンセル手段206の演出中止手段206aにより設定される。そして、現再生演出ブロック記憶手段63aに設定された演出コマンドの内容が演出コマンド出力手段200により出力バッファ66に出力されることにより、出力バッファ66から液晶表示器14に連続演出にかかる演出動作を停止させるための演出コマンドが出力されて、液晶表示器14は連続演出を中止し(ステップS308)、図8の演出処理に戻って処理が終了する。
一方、ステップS309において、次に実行される演出ブロックがあると現再生演出ブロック判定手段204により判定されると(ステップS309でNO)、キャンセル手段206の演出中止手段206aにより第1の継続実行手段209が起動する。そして、演出選択手段201により選択されている連続演出(演出コース)の最後の演出ブロックを液晶表示器14に実行させるための演出コマンドが、演出設定手段208aにより現再生演出ブロック記憶手段63aに設定される。
続いて、現再生演出ブロック記憶手段63aに設定された演出コマンドの内容が、演出コマンド出力手段200により出力バッファ66に出力されて、出力バッファ66から液晶表示器14に演出コマンドが出力されることにより、液晶表示器14は連続演出を中止する(ステップS310)。そして、液晶表示器14において、出力バッファ66から出力された演出コマンドに対応した最後の演出ブロックの映像演出が実行されて(ステップS311)、ステップS102からの処理を再度実行する。
以上のように、この実施形態では、上記した第3実施形態と同様の効果を奏することができる。
<第6実施形態>
本発明の第6実施形態について図17および図18を参照して説明する。図17は本発明の第6実施形態にかかる演出制御手段の機能ブロック図、図18は第6実施形態にかかる演出ブロック実行処理を示すフローチャートである。
この実施形態が上記した第3実施形態と異なるのは、最終ブロック操作がキャンセル操作として予め定められていない点である。したがって、図17に示すように、演出制御手段65には、最終ブロック操作により起動される第1の継続実行手段209が設けられていない。その他の構成および動作については上記した第3実施形態と同様であるため、以下では、上記した第3実施形態と異なる点を中心に説明を行い、上記した第1および第3実施形態と同様の構成および動作については、同一符号を引用することによりその説明は省略する。
(動作)
図18を参照して第6実施形態にかかる演出ブロック実行処理について説明する。
まず、演出実行手段202の再生演出ブロック設定手段202aにより、演出選択手段201により選択された演出コースに含まれる演出ブロックのうち、液晶表示器14に実行させる演出ブロックの演出コマンドが現再生演出ブロック記憶手段63aに設定されることにより、演出ブロックの実行が開始される(ステップS401)。続いて、操作態様判定手段203によりスキップ操作が行われたか否かが判定され(ステップS402)、スキップ操作が行われていなければ(ステップS402でNO)、操作態様判定手段203により全キャンセル操作が行われたか否かが判定される(ステップS403)。
続いて、全キャンセル操作が行われていなければ(ステップS403でNO)、操作態様判定手段203により最終部分操作が行われたか否かが判定される(ステップS404)。続いて、最終部分操作が行われていなければ(ステップS404でNO)、実行中の演出ブロックが実行終了したか否かが演出ブロック判定手段202bにより判定される(ステップS405)。そして、演出ブロックが実行終了していなければ(ステップS405でNO)、ステップS402からの処理を繰り返し実行し、演出ブロックが実行終了すれば(ステップS405でYES)、図8の演出処理に復帰する。
なお、演出選択手段201により選択された演出コースに含まれる全ての演出ブロックが実行終了していなければ、図8のステップS3において、再度、演出ブロック実行処理が実行される。そして、再度実行された演出ブロック実行処理のステップS401において、次に実行される演出ブロックの演出コマンドが、再生演出ブロック設定手段202aにより、現再生演出ブロック記憶手段63aに設定されることにより、次の演出ブロックの実行が開始される。
一方、ステップS402において、スキップ操作が行われたと操作態様判定手段203により判定されれば(ステップS402でYES)、演出選択手段201により選択された演出コースにおいて、実行中の演出ブロックの次に実行される予定の演出ブロックがあるか否かが現再生演出ブロック判定手段204により判定される(ステップS406)。次に実行される演出ブロックがあると現再生演出ブロック判定手段204により判定されると(ステップS406でYES)、スキップ手段205により、一旦、図8の演出処理に復帰する。そして、図8のステップS3において、再度、演出ブロック実行処理が実行されたときのステップS401において、次再生演出ブロック設定手段205aにより、次に実行される演出ブロックの演出コマンドが現再生演出ブロック記憶手段63aに設定されることにより、液晶表示器14により実行される演出ブロックが次の演出ブロックにスキップする。
また、演出選択手段201により選択された演出コースの最後の演出ブロックが実行中であれば(ステップS406でNO)、図7の所定演出データテーブル64bに基づいて、最後の演出ブロックの種類に応じた所定演出を液晶表示器14に実行させるための演出コマンドが演出設定手段207aにより現再生演出ブロック記憶手段63aに設定される。そして、現再生演出ブロック記憶手段63aに設定された演出コマンドの内容が、演出コマンド出力手段200により出力バッファ66に出力されて、出力バッファ66から液晶表示器14に演出コマンドが出力されることにより、液晶表示器14は連続演出を中止する。続いて、液晶表示器14において、出力バッファ66から出力された演出コマンドに対応した所定演出の映像演出が実行されて(ステップS407)、図8の演出処理に復帰する。
また、ステップS403において、全キャンセル操作が行われたと操作態様判定手段203により判定されれば(ステップS403でYES)、現再生演出ブロック記憶手段63aに、液晶表示器14に連続演出にかかる演出動作を停止させるための演出コマンドがキャンセル手段206の演出中止手段206aにより設定される。そして、現再生演出ブロック記憶手段63aに設定された演出コマンドの内容が演出コマンド出力手段200により出力バッファ66に出力されることにより、出力バッファ66から液晶表示器14に連続演出にかかる演出動作を停止させるための演出コマンドが出力されて、液晶表示器14は連続演出を中止し(ステップS408)、図8の演出処理に戻って処理が終了する。
また、ステップS404において、最終部分操作が行われたと操作態様判定手段203により判定されれば(ステップS404でYES)、演出選択手段201により選択された演出コースにおいて、実行中の演出ブロックが最後の演出ブロックであるか否かが現再生演出ブロック判定手段204により判定される(ステップS409)。最後の演出ブロックが実行中であれば(ステップS409でYES)、現再生演出ブロック記憶手段63aに、液晶表示器14に連続演出にかかる演出動作を停止させるための演出コマンドがキャンセル手段206の演出中止手段206aにより設定される。そして、現再生演出ブロック記憶手段63aに設定された演出コマンドの内容が演出コマンド出力手段200により出力バッファ66に出力されることにより、出力バッファ66から液晶表示器14に連続演出にかかる演出動作を停止させるための演出コマンドが出力されて、液晶表示器14は連続演出を中止し(ステップS408)、図8の演出処理に戻って処理が終了する。
一方、ステップS409において、次に実行される演出ブロックがあると現再生演出ブロック判定手段204により判定されると(ステップS409でNO)、キャンセル手段206の演出中止手段206aにより第2の継続実行手段209が起動する。そして、図7の所定演出データテーブル64bに基づいて、最後の演出ブロックの種類に応じた所定演出を液晶表示器14に実行させるための演出コマンドが演出設定手段209aにより現再生演出ブロック記憶手段63aに設定される。
続いて、現再生演出ブロック記憶手段63aに設定された演出コマンドの内容が、演出コマンド出力手段200により出力バッファ66に出力されて、出力バッファ66から液晶表示器14に演出コマンドが出力されることにより、液晶表示器14は連続演出を中止する(ステップS410)。そして、液晶表示器14において、出力バッファ66から出力された演出コマンドに対応した所定演出が実行されて(ステップS411)、図8の演出処理に戻って処理が終了する。
以上のように、この実施形態では、上記した第3実施形態と同様の効果を奏することができると共に、以下の効果を奏することができる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であり、上記した構成をどのように組み合わせてもよい。例えば、スキップ操作およびキャンセル操作(全キャンセル操作、最終ブロック操作、最終部部分操作)それぞれの操作態様は、上記した例に限定されるものではなく、各操作態様が同一でなく、各操作態様を区別することができれば、スキップ操作およびキャンセル操作の操作態様をどのように設定してもよい。
具体的には、
・スキップ操作…チャンススイッチ12が操作(押圧)される操作態様、
・全キャンセル操作…ベットスイッチ7または最大ベットスイッチ8が所定時間(例えば2秒)内に所定回数(例えば3回)以上繰り返して操作される操作態様、
・最終ブロック操作…ベットスイッチ7または最大ベットスイッチ8が所定時間(例えば1秒)未満の時間内で操作(押圧)される操作態様、
・最終部分操作…ベットスイッチ7または最大ベットスイッチ8が所定時間(例えば1秒)以上継続して操作(押圧)される操作態様、
のように各操作態様を設定することができる。また、遊技者が操作可能な各スイッチ(スタートスイッチ、各ストップスイッチ10L,10M,10R、精算スイッチ11)を本発明の操作手段として機能させてもよい。
また、図4に示すように、第1所定演出は、演出ブロックEの最終部分により構成され、第2所定演出は、演出ブロックE’の最終部分により構成されているが、第1所定演出は、演出ブロックEの少なくとも一部を用いて形成されていればよく、第2所定演出も、演出ブロックE’の少なくとも一部を用いて形成されていればよい。すなわち、各所定演出は、最終実行予定の演出ブロックの少なくとも一部を用いて形成されていればよい。また、上記した各所定演出は、遊技者が、次の遊技を開始するための諸操作(メダル投入、各ベットスイッチ7,8の操作、スタートスイッチ9の操作など)を行うまで、繰り返し実行されるようにしてもよい。
また、各所定演出を、各スピーカ15,16や各ランプ部22,23などの各種の演出機器をさらに組み合わせた演出により構成してもよい。また、各所定演出が、液晶表示器14と異なる他の演出機器(各スピーカ15,16、各ランプ部22,23など)による演出により構成されていてもよい。また、スキップ操作用の所定演出と、キャンセル操作用の所定演出とが個別に設けられていてもよい。この場合には、スキップ操作用の所定演出およびキャンセル操作用の所定演出それぞれの内容が異なっていてもよい。
また、上記した各実施形態において、連続演出の最後の演出ブロックが実行されているときにスキップ操作が実行された場合に、連続演出の実行を中止するようにしてもよいし、当該スキップ操作を無視して連続演出が最後まで実行されるようにしてもよい。また、上記した各実施形態において、連続演出の最後の演出ブロックが実行されているときにキャンセル操作が実行された場合に、当該キャンセル操作を無視して連続演出が最後まで実行されるようにしてもよい。
また、本発明の連続演出は、液晶表示器14を用いた演出に限らず、各スピーカ15,16や各ランプ部22,23などの各種の演出機器により実行されるものであってもよく、複数の演出機器が組み合わされて連続演出が実行されるようにしてもよい。また、各リール6L,6M,6Rの回転態様を変動させる、所謂、リール演出を用いて連続演出を構成したり、リール演出と他の演出とを組み合わせて連続演出を構成したりしてもよい。また、上記した各実施形態では、複数(16種類)の連続演出を備えるスロットマシン1を例に挙げて説明したが、少なくとも1つの連続演出がスロットマシン1に設けられていればよく、遊技機が備える連続演出の数と種類は特に限定されるものではない。また、上記した各実施形態では、同数の演出ブロックにより各連続演出が構成されているが、異なる数の演出ブロックにより各連続演出が構成されていてもよい。
また、割込み処理の実行間隔や、操作手段の操作継続時間などは上記した値に限定されるものではなく、適宜、最適な値に設定すればよい。
また、上記した実施形態では、本発明の遊技機としてスロットマシン1を例に挙げて説明したが、パチンコ機や、スロットマシンとパチンコ機とを組み合わせた遊技機(所謂、パロット)に本発明を適用してもよく、このような遊技機に本発明を適用すれば、遊技媒体としてのパチンコ球を採用すればよい。また、本発明の遊技機として、コンピュータプログラムが実行されることによるビデオゲームを採用してもよい。
そして、複数の演出ブロックが所定順序で実行されて成る連続演出を備える遊技機に本発明を広く適用することができる。
1…スロットマシン(遊技機)、7…ベットスイッチ(操作手段、第2のスイッチ)、8…最大ベットスイッチ(操作手段、第2のスイッチ)、12…チャンススイッチ(操作手段、第1のスイッチ)、14…液晶表示器(演出手段)、65…演出制御手段、201…演出選択手段、202…演出実行手段、205…スキップ手段、206…キャンセル手段、208…継続実行手段、209…第1の継続実行手段、210…第2の継続実行手段

Claims (5)

  1. 遊技者により操作される操作手段と、
    複数の演出ブロックから成る連続演出を所定順序で実行する演出手段と、
    前記演出手段を制御する演出制御手段とを備え、
    前記演出制御手段は、
    前記連続演出を前記演出手段に実行させる演出実行手段と
    前記演出手段により前記連続演出のいずれかの前記演出ブロックが実行中であるときに、予め定められた前記操作手段のスキップ操作が行われると、前記演出手段に、実行中の当該演出ブロックから次の前記演出ブロックの実行にスキップさせるスキップ手段と、
    前記演出手段により前記連続演出のいずれかの前記演出ブロックが実行中であるときに、前記スキップ操作と異なる予め定められた前記操作手段のキャンセル操作が行われると、前記演出手段の動作を停止させるキャンセル手段と
    を備え
    前記演出制御手段は、
    前記キャンセル手段による前記停止の後、前記演出手段に前記連続演出の前記各演出ブロックのうちの最終実行予定の前記演出ブロックの演出を実行させる第1の継続実行手段と、
    前記キャンセル手段による前記停止の後、前記演出手段に前記連続演出の前記各演出ブロックのうちの最終実行予定の前記演出ブロックにおける予め定められた所定部分の演出を実行させる第2の継続実行手段とをさらに備え、
    前記キャンセル操作は、
    前記第1の継続実行手段を起動する一方の操作態様と、
    前記第2の継続実行手段を起動する他方の操作態様とを含む
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記各演出ブロックの組み合わせが異なる前記連続演出を複数備え、
    前記演出制御手段は、前記各連続演出のうちのいずれかを選択する演出選択手段をさらに備え、
    前記演出実行手段は、前記演出選択手段により選択された前記連続演出を前記演出手段に実行させることを特徴とする請求項に記載の遊技機。
  3. 前記連続演出は、最初の部分に当該連続演出の内容を遊技者が予測可能な内容の演出が設定された前記演出ブロックを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 前記スキップ操作および前記キャンセル操作は、前記操作手段に対する操作継続時間が異なっていることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の遊技機。
  5. 前記操作手段は、それぞれ、前記スキップ操作および前記キャンセル操作の少なくともいずれか一方として操作される第1のスイッチと第2のスイッチとを備えることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の遊技機。
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