JP5719074B1 - ポンプボトルの詰め替え補助具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ポンプボトルの内容液詰め替えに於いて、液だれが無く、容器外の拭き取りやじょうごの 洗浄の手間を省き、簡便に液体の補充が出来ることを目的とした補助具を提供する。【解決手段】ポンプボトルのボトル口頸部とポンプキャップの螺合を外し、ボトル口頸部を挟める大 きさの挟持部を有した挟持具に該挟持具の挟持部一方から上方向に蛇行した支柱を設けた。詰め替 え時、螺合を外したボトル口頸部に挟持具を挟み、ポンプを途中まで引き上げてポンプキャップを 挟持具の挟持部に設けられた支柱先端に掛け止めする。この時、吸い上げチューブ下部はボトル内 に残留していることを特徴としたポンプボトル詰め替え補助具。【選択図】 図6

Description

本発明は、ポンプボトルの内容液を補充する際に使用する補助具に関するものである。
シャンプーやリンスの液体を入れるポンプボトルにパウチ包装された液体を補
充する際はボトルからポンプ全体を抜き取り、洗面台や洗面器、浴室床の容器
外に仮置きをして液体を補充していた。
しかし仮置きされているポンプの吸い上げチューブには液体が残存していることが
多く、詰め替え作業が終了する頃には残存していた液体が仮置きされた所に流れ出し
ており、拭き取ったり、洗浄したりの手間が掛かっていた。
又、液体をボトルに補充する時、ボトル口頸部から容器外に溢れない様にじょうごを使
用した場合、粘性の高いシャンプーやリンスの液体は流動性が悪く、流出口が狭い一般
的なじょうごでは詰め替えに時間がかかり、粘性の高い液体は洗浄も難儀なものがあっ
た。
このような問題を解決する為、特開2000−289766号公報の様に、手押しポンプの吸い上げチューブに挿通する鉤の手を有した装着リングの係止部を突設し、係止部を容器本体の口頸部に引っ掛けるものが開示されているが、口頸部上側近傍に殆起立状態に係止されたポンプ本体が障礙となり液体が移入しにくく、又係止部は通常、ボトル本体に内蔵されている為、残存した液体が付着している可能性が高く、係止部をボトル口頸部に引っ掛けると口頸部との接面から残
存した液体がボトル外面を伝って垂れてくる可能性が高い。
又、特開2004−75128号公報に於いてはボトル口頸部から手押しポンプ全体を
取り外さず、手押しポンプの吸い上げチューブに設けた蛇腹部を屈曲して吸い
上げチューブ下部がボトルに残るようにして口頸部に掛け止めするものである
が、吸い上げチューブ部やポンプヘッドの吐出口部には液体が残存して付着し
ている可能性があり、吸い上げチューブを屈曲してボトル口頸部に掛け止めし
た時、ボトル口頸部との接面から残存した液がボトル外面を伝って垂れる可能
性があり、又、ボトル径外に屈曲したノズルヘッドの吐出口から液が垂れてく
る可能性もある。
又、特開2009-269634号公報に於いてはポンプボトルのポンプを引き上げると
上方部が開口して下方部が窄んだ状態となり、ポンプを下げると、前記の上方
部が窄んだ状態となってボトル内に収納される液受部を有する詰め替え補助具
が開示されている。
又、特開2012-82008号公報に於いてはポンプを抜き出さずに容器外を汚すことなくじょうごを使用して液体の詰め替えを行うことができるのだが、じょうごを洗浄する手間は発生する。
特開2000−289766号公報 特開2004−75128号公報 特開2009−269634号公報 特開2012−82008号公報
シャンプーやリンスの詰め替えはボトルからポンプ全体を抜き出して容器外に仮置きし
てボトル口頸部からの直接移入や、じょうごを使って移入する方法が取られていた。し
かし、仮置きされているポンプの吸い上げチューブには液体が残存していることが多く詰め替え作 業終了頃には残存した液体が仮置きした所に漏れだし、拭き取りや洗浄の手間が掛かっていた。
又、液体をボトルに補充する時、ボトル口頸部から容器外に溢れない様にじょうごを使
用した場合、粘性の高いシャンプーやリンスの液体は流動性が悪く、流出口が狭い一般
的なじょうごでは詰め替えに時間がかかり、粘性の高い液体は洗浄も難儀なものがあっ
た。本発明は無駄な液垂れがなく容器外の拭き取りやじょうごの洗浄の手間を省き、簡
便に液体の詰め替えが出来ることを目的とした補助具を提供する。
液体を入れるポンプボトルのボトル口頸部とポンプキャップの螺合を外した時、ボトル口頸部を挟める大きさの一対の挟持部を有した挟持具に該挟持具の一方の挟持部から上方向へ蛇行した支柱を設けた。
液体を詰め替える時、ボトル口頸部とポンプキャップの螺合を外し、ボトル口頸部に一対の挟持部を有した挟持具を挟み、ポンプを途中まで引き上げ挟持具の一方の挟持部上方向に設けられた支柱先端にポンプキャップを掛け止めする。その際、ポンプの吸い上げチューブ下部がボトル内に残留する構成とした。
ボトル口頸部に一対の挟持部を有した挟持具を挟み、該挟持具の一方の挟持部上方向に設けられた支柱先端にポンプキャップを掛け止めした時、ポンプ本体の重量の負荷、及び詰め替え時、残量液の少ないボトルが転倒することのないよう支柱の蛇行によって安定したバランスを保持する構成とした。
又、ポンプキャップを一対の挟持部を有した挟持具の一方の挟持部から上方向に設けられた支柱先端に掛け止めした時、液体の詰め替え前、ボトル内にあったシリンダーや吸い上げチューブは残存した液体が付着している可能性が高い為、液体が付着しない様、前記支柱に接触しない構成とした。
上記の構成による本発明の詰め替え補助具を使用すれば、液体の詰め替え作業を行うとき、支柱先 端へポンプキャップが掛け止められたことによりポンプヘッドやシリンダーはボトル口頸部上、傾 斜方向にある為、邪魔にならず、吸い上げチューブはボトル口頸部片側に寄せられている為、他方 が大きく開口しており、液体詰め替えパウチから液体を移入する時の障害物が少なくなって移入し やすくなる。
又、吸い上げチューブ下部がポンプボトル内に残留された状態で詰め替え作業が出来る為、吸い上 げチューブに残存した液体は吸い上げチューブ吸入口からボトル内へ流出して戻り、液体の無駄が ない。又、ポンプを洗面台や洗面器に仮置きしないため容器外を汚すことがなくなり拭き取り洗浄 の手間が省ける。
ポンプボトル口頸部外周とポンプキャップ内周の螺合部は液体が付着することが少ない為、挟持具を挟持しても汚れることは少なく、一対の挟持部を有した挟持具の一方の挟持部から上方向に設けられた支柱はポンプのシリンダー、チューブに接触しない構成としてある為、使用後に補助具の洗浄は殆ど必要がない。
本発明は以上のような構成からなるもので、ポンプボトル内の液体の詰め替え作業を行う時この補 助具を使用すれば、ボトル口頸部上傾斜方向の支柱先端にキャップを掛け止めすることによりポン プヘッドやシリンダーが邪魔にならず、吸い上げチューブはボトル口頸部片側に寄せられている為 、他方が大きく開口しており、液体詰め替えパウチから液体を移入する時の障害物が減り、移入し やすい。
上記の様にポンプはボトル口頸部上方で掛け止めされている為、洗面台や洗面器での仮置きの必要 がなくなり、仮置き場所における液だれの拭き取りや洗浄から解放される。
又、吸い上げチューブ下部はポンプボトル内に残留された状態で詰め替え作業が出来る為、吸い上 げチューブに残存した液体は吸い上げチューブ吸入部からボトル内へ戻り、液体の無駄がなくなる 。
又、本発明の補助具は、液体の付着がないポンプボトル口頸部外周とポンプキャップ内周の螺合部を外した所に一対の挟持部を有した挟持具を挟持する為、液体が付着することがなく、一対の挟持部を有した挟持具の一方の挟持部上方向に設けられた支柱はポンプのノズルやシリンダー、チューブに接触しない構成としてある為、使用後に殆ど洗浄の必要がない。
液体詰め替えにじょうごも使用しないので本発明を使用した時は洗浄物の発生が殆どない。
以上の様に、容器外の液だれがなく、ポンプ仮置き場を拭き取った布やじょうごの洗浄も無くなっ たことにより、液体や洗浄水の節約を可能としたものであり、ボトル口頸部上方に安定してポンプ を保持できる為、液体の詰め替えが簡便にできるようになった。
詰め替え補助具・例1斜視図(逆U字直線部を支柱とした2本の支柱・蛇行数3の補助具) 詰め替え補助具・例2斜視図(逆V字直線部を支柱とした2本の支柱・蛇行数2の補助具) 詰め替え補助具・例3斜視図(1本の支柱・蛇行数3) 詰め替え補助具・例4斜視図(2本の支柱で先端部を結合したもの・蛇行数5) 詰め替え補助具把持部からの側面図 詰め替え補助具をポンプボトル口頸部に装着した斜視図 詰め替え補助具をポンプボトル口頸部に装着した使用例斜視図
液体や粘稠な液体を入れるポンプボトルのボトル口頸部とポンプキャップの螺合を外した時、ボトル口頸部を挟める大きさの一対の挟持部を有した挟持具の一方の挟持部から上方向に蛇行した支柱を設ける。
液体詰め替え時、ボトル口頸部とポンプキャップの螺合を外し、ボトル口頸部に一対の挟持部を有した挟持具の挟持部を挟持し、ポンプ吸い上げチューブ下部がボトル内に残留する高さまでポンプを引き上げ挟持具の一方の挟持部の上方向に設けられた支柱先端にポンプキャップを掛け止めした時、ポンプ本体の負荷、及び残量液の少ないボトルが転倒しない様支柱の蛇行によって安定したバランスを保持できる構成とした。
ポンプボトル口頸部に一対の挟持部を有する挟持具の挟持部を挟持し、該挟持具の一方の挟持部に設けられた支柱先端にポンプキャップを掛け止めした時、ポンプシリンダーや吸い上げチューブが支柱に接触しない構成とした。
一対の挟持部を有する挟持具の一方の挟持部に設けられた支柱の数は図3の様に単一の物や図1、図2、図4、の様に複数本の物がある。
又、支柱は逆U字の直線部を複数の支柱とし、Uの弧状部を先端部としたもの図1や、逆V字のも の図2がある。
又、複数本の支柱と支柱の先端を結合させて先端部としたものもある。
一対の挟持部を有する挟持具の一方の挟持部に設けられた支柱の蛇行数は複数あり、例として図1、図2、図3、図4、いずれも液体詰め替え時にボトル口頸部に本補助具を設置した時、転倒しない様バランスの安定を保持できる構成とした。
一対の挟持部を有する挟持具と該挟持具の一方の挟持部に設けられた支柱は一体式の物や挟持具と支柱が着脱式の物もある。
又、一対の挟持部を有する挟持具と該挟持具の一方の挟持部に設けられた支柱の接続部(7)から屈曲して小体化できるものもある。
一対の挟持部を有した挟持具の挟持部内側に突起物を施して防滑性を考慮したものもある。
1 詰め替え補助具
2 詰め替え補助具・挟持具の挟持部
3 詰め替え補助具・挟持具の把持部
4 詰め替え補助具・支柱
5 詰め替え補助具・支柱先端部
6 詰め替え補助具・支柱屈曲部
7 詰め替え補助具・挟持具の挟持部と支柱の接続部
8 ポンプボトル
9 ボトル口頸部
10ポンプ
11ポンプヘッド
12キャップ
13シリンダー
14吸い上げチューブ
15吸い上げチューブ吸入口
16液体詰め替えパウチ

Claims (1)

  1. 液体や粘体を入れるポンプボトルの内容液を詰め替える時に用いるポンプボト
    ルの詰め替え補助具であって、前記ポンプボトルのボトル口頸部とキャップの
    螺合を外した時、ボトル口頸部を挟める大きさの一対の挟持部を有した挟持具
    に該挟持具の一方の挟持部から上方向に蛇行した支柱を設け、前記ポンプボト
    ルのボトル口頸部を一対の挟持部を有した挟持具で挟み、該挟持具の一方の挟
    持部上方向に設けた支柱先端にポンプキャップを掛け止めするようにしたこと
    を特徴とし、その際、ポンプの吸い上げチューブ下部がボトル内に残留する構
    成としたポンプボトルの詰め替え補助具。








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