JP5717269B2 - カバー付コネクタ - Google Patents
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Description
ここに示したカバー付コネクタ1は、下記特許文献1に開示されたもので、コネクタハウジング3と、該コネクタハウジング3の後端に連結される電線カバー5とを備えている。
言い換えると、コネクタハウジング3と電線カバー5とを連結するための凹凸嵌合部の配置が、端子収容孔8の配列位置Hに対して上下非対称になっている。
そのため、突起部11c,12cや凹部3cなどに成形歪みによる反りや傾きが生じた場合に、コネクタハウジング3に対する電線カバー5の取付姿勢が、端子収容孔8に対する端子金具7の挿入方向に対して傾いた状態になり易い。
そのため、コネクタハウジング3に収容されている各端子金具7が、電線9を介して振動を受け易く、外部からの振動によって端子金具の接点部が相手端子金具と擦れて、端子金具の接点部に摩耗が生じ易いという問題もあった。
(1)端子金具を収容する端子収容孔が後端に開口したコネクタハウジングと、前記コネクタハウジングの後端に連結され前記端子金具から後方に延出する電線を略真っ直ぐに後方に延びた状態で収容保護する略筒状の電線カバーと、を備え、
前記電線カバーは、前記コネクタハウジングとは別体であり、
前記電線カバーは、電線挿通方向に沿う互いの突き合わせ面を突き合わせて接続することで前記電線を挿通させる略真直な筒状の電線収容部を形成する2つの半割れカバー部材と、各半割れカバー部材の前端部に突設されて前記コネクタハウジングの後端の凹部に嵌合されることで前記コネクタハウジングとの連結を果たす突起部と、を備えるカバー付コネクタであって、
前記電線カバーは、互いの突き合わせ面が前記コネクタハウジングにおける前記端子収容孔の配列方向に平行になる2つの半割れカバー部材と、前記コネクタハウジングの後端に連結するときに前記端子収容孔の配列に対してその一側に位置する一方の半割れカバー部材の前端部に前記突き合わせ面と平行に突設された2つの板状の第1突起部と、前記コネクタハウジングの後端に連結するときに前記端子収容孔の配列に対してその他側に位置する他方の半割れカバー部材の前端部に前記突き合わせ面と平行に突設され前記第1突起部よりも薄肉でかつコネクタ幅方向に長幅の1つの板状の第2突起部と、を備え、
前記コネクタハウジングの後端には、前記端子収容孔の配列の一側に設けられて前記第1突起部が前記端子金具の挿入方向に沿って嵌合される2つの第1凹部と、前記端子収容孔の配列の他側に設けられて前記第2突起部が前記端子金具の挿入方向に沿って嵌合される1つの第2凹部と、を備え、
前記第1凹部と前記第2凹部とは、前記端子収容孔の配列を挟んで略対称的な配置で設けられたことを特徴とするカバー付コネクタ。
即ち、上記(3)の構成では、端子収容孔の配列方向と、この配列方向に直交する方向とのそれぞれの方向に対して強い位置規制力が発揮されるため、電線カバーをより堅固にコネクタハウジングに連結固定することができる。
従って、外部からの振動によって端子金具の接点部が相手端子金具と擦れて摩耗することを低減することができ、外部からの振動に起因した接触不良等の発生を抑止することができる。
一般的には、コネクタハウジング内の端子金具に接続されている電線がコネクタハウジングの後端から真っ直ぐに延出する形態のコネクタでは、電線に作用する振動や張力が端子金具に伝わり易く、電線から伝わる振動や張力で端子金具にガタつきが生じ易い。
しかし、上記(5)の構成によれば、このようなガタつきに起因した端子金具の接点部の摩耗を抑止することができる。
図1は、本発明に係るカバー付コネクタの第1実施形態の分解斜視図である。
この第1実施形態のカバー付コネクタ21は、コネクタハウジング23と、該コネクタハウジング23の後端に連結される電線カバー25とから構成されている。
図3に示すように、パッキン32は、端子収容部35の基端側(図3では右端側)の外周に嵌合装着される。また、フロントホルダ33は、端子収容部35の先端側外周に嵌合装着されて、端子収容孔41の先端部を提供する。
第1凹部42及び第2凹部43は、前記端子金具の挿入方向に沿って凹んだ孔形に形成されている。第1凹部42及び第2凹部43は、端子収容孔41の上下の隔壁に設けられている。
2つの半割れカバー部材50,60は、図6に示すように、電線を収容する筒状構造を、端子収容孔41の配列方向に平行な平面で上下に2分割した構造である。2つの半割れカバー部材50,60の突き合わせ面51,61は、端子収容孔41の配列方向に平行で、且つ、電線挿通方向に沿っている。
第1突起部54は、端子収容孔41の配列方向に沿って、2つ装備されている。この第1突起部54が嵌合する第1凹部42も,第1突起部54の配列に対応して、端子収容孔41の配列方向に沿って2つ並んで装備されている。2つの第1突起部54は、端子収容孔41の配列方向に沿って適度の幅を持つ突片である。
第2突起部64は、ハウジング本体31の幅方向に幅広に寸法設定された突片である。
対向側壁部66は、下部半割れカバー部材60の前端側の一側に延設された側壁で、ハウジング本体31の後端側の他方の側面に重なる。
従って、電線カバー25の傾きのために不具合が生じることを防止することができる。
即ち、上記第1実施形態のカバー付コネクタ21では、端子収容孔41の配列方向(図1の矢印F方向)と、この配列方向に直交する方向(図1の矢印G方向)と、のそれぞれの方向に対して強い位置規制力が発揮されるため、電線カバー25をより堅固にコネクタハウジング23に連結固定することができる。
図8は、本発明に係るカバー付コネクタの第2実施形態の分解斜視図である。
この第2実施形態のカバー付コネクタ21Aは、端子金具26を収容保持するコネクタハウジング23と、該コネクタハウジング23の後端に連結される電線カバー25Aとから構成されている。
即ち、第2実施形態のカバー付コネクタ21Aでは、電線カバー25Aがコネクタハウジング23に収容される電線22相互を隔離収容する。そのため、外部から電線22を伝わる振動や振れを電線カバー25Aの仕切り壁57,67との接触で減衰させて、端子金具26に振動を伝わり難くすることができる。さらに、電線カバー25Aの電線収容部27内で電線22相互が接触しないため、一部の電線に作用した振動が他の電線に伝搬されることを抑止して、各端子金具26に伝わる振動を低減することができる。
図15は、本発明に係るカバー付コネクタの第3実施形態の分解斜視図である。
この第3実施形態のカバー付コネクタ21Bは、端子金具26を収容保持するコネクタハウジング23と、該コネクタハウジング23の後端に連結される電線カバー25Bとから構成されている。
一般的には、コネクタハウジング23内の端子金具26に接続されている被覆付き電線22がコネクタハウジング23の後端から真っ直ぐに延出する形態のコネクタでは、電線22に作用する振動や張力が端子金具26に伝わり易く、電線22から伝わる振動や張力で端子金具26にガタつきが生じ易い。
しかし、第3実施形態のカバー付コネクタ21Bでは、電線カバー25に装備された端子押圧突起58,68が端子金具26の後端を押さえるため、端子金具26にガタつきが生じ難くなり、ガタつきに起因した端子金具26の接点部の摩耗を抑止することができる。
22 被覆付き電線(電線)
23 コネクタハウジング
24 防水栓
25,25A,25B 電線カバー
26 端子金具
28 薄肉ヒンジ
31 ハウジング本体
41 端子収容孔
42 第1凹部
43 第2凹部
45 ロック部
50,50A,50B 上部半割れカバー部材
51 突き合わせ面
53 合体用突片
54 第1突起部
55 係合部
56 対向側壁部
57 仕切り壁
58 端子押圧突起
60,60A,60B 下部半割れカバー部材
61 突き合わせ面
63 合体用係合片
65 係合部
64 第2突起部
66 対向側壁部
67 仕切り壁
68 端子押圧突起
K 軸線
Claims (5)
- 端子金具を収容する端子収容孔が後端に開口したコネクタハウジングと、前記コネクタハウジングの後端に連結され前記端子金具から後方に延出する電線を略真っ直ぐに後方に延びた状態で収容保護する略筒状の電線カバーと、を備え、
前記電線カバーは、前記コネクタハウジングとは別体であり、
前記電線カバーは、電線挿通方向に沿う互いの突き合わせ面を突き合わせて接続することで前記電線を挿通させる略真直な筒状の電線収容部を形成する2つの半割れカバー部材と、各半割れカバー部材の前端部に突設されて前記コネクタハウジングの後端の凹部に嵌合されることで前記コネクタハウジングとの連結を果たす突起部と、を備えるカバー付コネクタであって、
前記電線カバーは、互いの突き合わせ面が前記コネクタハウジングにおける前記端子収容孔の配列方向に平行になる2つの半割れカバー部材と、前記コネクタハウジングの後端に連結するときに前記端子収容孔の配列に対してその一側に位置する一方の半割れカバー部材の前端部に前記突き合わせ面と平行に突設された2つの板状の第1突起部と、前記コネクタハウジングの後端に連結するときに前記端子収容孔の配列に対してその他側に位置する他方の半割れカバー部材の前端部に前記突き合わせ面と平行に突設され前記第1突起部よりも薄肉でかつコネクタ幅方向に長幅の1つの板状の第2突起部と、を備え、
前記コネクタハウジングの後端には、前記端子収容孔の配列の一側に設けられて前記第1突起部が前記端子金具の挿入方向に沿って嵌合される2つの第1凹部と、前記端子収容孔の配列の他側に設けられて前記第2突起部が前記端子金具の挿入方向に沿って嵌合される1つの第2凹部と、を備え、
前記第1凹部と前記第2凹部とは、前記端子収容孔の配列を挟んで略対称的な配置で設けられたことを特徴とするカバー付コネクタ。 - 前記第1突起部及び第2突起部が前記コネクタハウジングの第1凹部及び第2凹部に嵌合完了したときに、前記コネクタハウジング上のロック部に係合して抜け止めを果たす係合部を備えたことを特徴とする請求項1に記載のカバー付コネクタ。
- 前記係合部は、前記端子収容孔の配列方向に直交する前記コネクタハウジングの両側面
を挟む一対の対向側壁部に設けられていることを特徴とする請求項2に記載のカバー付コ
ネクタ。 - 前記電線カバーには、電線収容部を複数に仕切って、収容する複数の電線を隔離収容す
る仕切り壁を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のカバー付コネ
クタ。 - 前記2つの半割れカバー部材の少なくとも一方には、前記端子収容孔に嵌合して、前記
端子収容孔内の端子金具の後端を押圧固定する端子押圧突起を設けたことを特徴とする請
求項1〜4のいずれか一つに記載のカバー付コネクタ。
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JP2009232598A JP5717269B2 (ja) | 2009-10-06 | 2009-10-06 | カバー付コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
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Family
ID=44075851
Family Applications (1)
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JP2009232598A Active JP5717269B2 (ja) | 2009-10-06 | 2009-10-06 | カバー付コネクタ |
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Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2024038633A (ja) * | 2022-09-08 | 2024-03-21 | 住友電装株式会社 | コネクタ |
Family Cites Families (2)
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2009
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