JP5716906B2 - 昇降式立体駐車装置 - Google Patents

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Description

本発明は、昇降式立体駐車装置に関するものである。
昇降式立体駐車装置10は、図8(a)に示されるように、複数のパレット12、14が上下一列に固定されてなるパレット昇降体16が、地表面GLを掘り下げて形成されたピット18内に、左右に隣接して複数(図示の例では、161、162、163の3機)配置されたものである。又、各パレット昇降体161、162、163は、上下に昇降させる昇降機構が設けられており、各々、独立して上下に昇降可能である。そして、使用者は、ピット18に隣接して設けられた操作盤20のスイッチを操作して、目的のパレットを地表面GLに呼び出し、車両22の入出庫を行うものである。なお、昇降機構についての詳しい説明は省略するが、電動モータや油圧等を動力源とし、パレット昇降体16を昇降させるための動力伝達手段として、ワイヤ、チェーン等が用いられるものである。又、各パレット昇降体16をガイドして昇降動作を円滑にするための、バランスチェーンを備えている(例えば、特許文献1参照。)。
操作盤20は矩形の密閉箱であり、その表面には、図8(b)に示される操作盤20Aのように、専用キーを差し込んで回転操作する電源スイッチ24、上昇操作ボタン26及び下降操作ボタン28を備える昇降操作ボタン30、複数のパレット昇降体161、162、163の中から、入出庫に係るパレット昇降体を選択するためのダイヤルを備えるセレクタースイッチ32、セレクタースイッチ32により選択されたパレット昇降体を標示する表示板34を備えている。符号36は、他のパレット昇降体の位置に関わらず地表面GLへと上昇させるための、押ボタン式の緊急上昇用ロック解除スイッチである。
そして、昇降式立体駐車装置10の使用者は、電源スイッチ24に専用キーを差し込んで回転操作することで電源をONとし、入出庫に係るパレット昇降体16を、セレクタースイッチ32を回転させることにより選択し、昇降操作ボタン30の上昇操作ボタン26又は下降操作ボタン28を押し続けるといった、一連の単純操作を行うことで、目的のパレット12又は14を地表面GLへと呼び出し、パレット12又は14に対する車両22の入出庫を行うものである。
なお、図示は省略するが、昇降式立体駐車装置10のパレット昇降体16は、例えば、3段のパレットを備えるものであっても良く、この場合には、図8(c)に示される操作盤20Bのごとく、昇降操作ボタン30は、上昇操作ボタン26、下降操作ボタン28に加え、中段のパレットを地表面GLに呼び出すための中段上昇ボタン27を備え、表示板34も中段の表示が付加されたものとなる。更に、パレット昇降体16の設置数も、必要に応じて任意に設定可能であり、セレクタースイッチ32及び表示板34も、パレット昇降体16の設置数に対応したものとなる。更に、パレット昇降体161、162、163毎に、独立して操作盤20を設置することも可能であり、この場合、セレクタースイッチ32及び表示板34は不要となる。
特開2001−164780号公報
ところで、図8(a)、(b)に示される従来の昇降式立体駐車装置10の制御回路38は、図9に示されるように、昇降機構を制御する制御装置40と電源42との間に、電源スイッチ24及び緊急上昇用ロック解除スイッチ36が並列に配置されている。又、電源スイッチ24に対して直列の関係で、昇降操作ボタン30を構成する上昇操作ボタン26及び下降操作ボタン28が配置されている。同様に、電源スイッチ24に対して直列の関係で、セレクタースイッチ32が配置されている。なお、制御装置40は、コンピュータ等の演算装置又はリレー回路により構成されている。
ここで、昇降操作ボタン30を含み電源スイッチ24と制御装置40とを接続する接点回路44に着目して、パレット昇降体16の昇降動作時の回路説明を行うために、図10には、制御回路38の接点回路44を単純化して示している。さて、昇降式立体駐車装置10の通常の待機時には、図10(a)に示されるように、電源スイッチ24及び昇降操作ボタン30の何れも遮断状態にある。ここで、パレット昇降体16を昇降させるためには、まず、電源スイッチ24に専用キーを差し込んで回転操作することにより、図10(b)に示されるように、電源スイッチ24を接続状態とする。続いて、上昇操作ボタン26又は下降操作ボタン28(図8(a)、図9参照)を押し、図10(c)に示されるように昇降操作ボタン30を押し続けて接続状態とすることで、制御装置40に電源42からの電流が流され、目的のパレット昇降体16が昇降動作する。
しかしながら、昇降式立体駐車装置10の操作盤20は、野外に設置されることが多いことから、部品劣化等による内部への雨水の浸入や結露等の影響により、図10(d)に示されるように、昇降操作ボタン30を構成する上昇操作ボタン26又は下降操作ボタン28の接点部が、回路への溶着等により短絡してしまうことがある。すると、昇降操作ボタン30は常時「ON」状態となり、電源スイッチ24の切替え操作のみで昇降式立体駐車装置10が作動するといった、誤作動を引き起こすおそれがある。このため、ボタンスイッチの防水性や強度の向上や、特に天候不順時にはメンテナンスを頻繁に行う等の対策を施す必要があるが、ボタンの大型化による寸法上の制約を受け、必要な操作力の増大を来たして操作性を損なうこととなり、メンテナンスコストの増大を来たすことにもなる。一方、誤作動を回避するための安全スイッチを更に付加する、といった対策も選択可能であるが、操作の複雑化を招くこととなり、好ましくない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、従来の昇降式立体駐車装置の操作性を損なうことなく、昇降操作ボタンに発生した不具合を把握することで、誤動作の発生を防ぐことにある。
(発明の態様)
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
(1)複数のパレットが上下一列に固定されてなるパレット昇降体と、該パレット昇降体を上下に昇降させる昇降機構と、該昇降機構を制御する制御装置と、該制御装置への指令を入力するための操作盤とを備える昇降式立体駐車装置であって、前記操作盤には、少なくとも電源スイッチと昇降操作ボタンとが設けられ、該昇降操作ボタンに連動する接点を含み前記電源スイッチと前記制御装置とを接続する接点回路が、少なくとも2系統設けられ、前記制御装置には、前記昇降操作ボタンに対する1つの操作に対応した各接点回路の通電の有無に基づき、前記昇降操作ボタンに連動する接点の切替えの真偽を判定する判定部を備える昇降式立体駐車装置(請求項1)。
本項に記載の昇降式立体駐車装置は、制御装置の判定部において、昇降操作ボタンに対する1つの操作に対応した少なくとも2系統の接点回路の通電の有無に基づき、昇降操作ボタンに連動する、各接点の切替えの真偽が判定され、その判定結果に基づきパレット昇降体の昇降動作がなされ、昇降操作ボタンの操作が、直ちにパレット昇降体の昇降動作に反映されるものではない。従って、例えば、昇降操作ボタンに連動する接点が短絡して常時「ON」状態となった状態で、電源スイッチを接続状態に操作しても、昇降操作ボタンに対する1つの操作に対応した、各接点回路の通電の有無のパターンに基づき、昇降操作ボタンに連動する接点の切替えが偽と判定されることとなる。
なお、本説明において、昇降操作ボタンに連動する接点の切替えが「真」であるとは、接点に短絡や接触不良が発生しておらず、昇降操作ボタンへの操作に対応した接点切替え後の正規の入力が、制御装置の判定部に対してなされる状態を意味するものである。又、昇降操作ボタンに連動する接点の切替えが「偽」であるとは、接点に短絡や接触不良が発生し、昇降操作ボタンへの操作に対応した接点切替え後の正規の入力が、制御装置の判定部に対してなされない状態を意味するものである。
(2)上記(1)項において、前記接点回路には、主回路と、該主回路を迂回する迂回回路とを含み、該迂回回路の接点として、前記主回路の接点切替えに連動して作動するリレースイッチを備える昇降式立体駐車装置(請求項2)。
本項に記載の昇降式立体駐車装置は、昇降操作ボタンに連動する主回路の接点と、前記主回路の接点切替えに連動して作動するリレースイッチにより接点切替えされる、迂回回路の接点の切替え動作により、昇降操作ボタンに対する1つの操作に対応した、各接点回路の通電の有無が決まるものである。そして、制御装置の判定部において、昇降操作ボタンに対する1つの操作に対応した主回路及び迂回回路の通電の有無に基づき、昇降操作ボタンに連動する、各接点の切替えの真偽が判定されるものである。
(3)上記(2)項において、前記主回路の接点と連動して前記迂回回路のリレースイッチへの通電を制御する接点を含む、リレー制御回路を備える昇降式立体駐車装置(請求項3)。
本項に記載の昇降式立体駐車装置は、前記主回路の接点の切替えに連動して、リレー制御回路の接点が切替えられることで、迂回回路のリレースイッチの接点切替えがなされるものである。
(4)上記(2)、(3)項において、前記主回路及び前記リレー制御回路の接点によって、c接点又は切替えスイッチが構成されている昇降式立体駐車装置(請求項4)。
本項に記載の昇降式立体駐車装置は、主回路及びリレー制御回路の接点によって、c接点又は切替えスイッチが構成されていることから、例えば、昇降操作ボタンに連動する主回路の接点が接続切替えされて主回路が通電状態となるとき、リレー制御回路の接点は遮断切替えされ、リレースイッチは非励起状態となって接続切替えされる。よって、迂回回路は主回路と同様に通電状態となるものである。又、昇降操作ボタンに連動する主回路の接点が遮断切替えされて主回路が非通電状態となるとき、リレー制御回路の接点は接続切替えされ、リレースイッチは励起状態となって遮断切替えされる。よって、迂回回路は主回路と同様に非通電状態となるものである。
(5)上記(2)から(4)項において、前記制御装置の前記判定部には、電源投入状態において、前記主回路及び前記迂回回路の、通電の有無の状態が一致しないとき、前記昇降操作ボタンに連動する接点の切替えを偽と判定する制御ロジックが含まれる昇降式立体駐車装置(請求項5)。
本項に記載の昇降式立体駐車装置は、電源投入状態において、主回路及び迂回回路の、通電の有無の状態が一致しないとき、制御装置の判定部により、昇降操作ボタンに連動する接点の切替えが偽と判定されることで、何れかの接点に短絡が発生し、昇降操作ボタンへの操作に対応した本来の接点切替えがなされない状態であることを、把握するものである。
(6)上記(2)から(5)項において、前記制御装置の前記判定部には、電源投入状態において、前記主回路及び前記迂回回路の、通電の有無の状態が一致せず、かつ、前記昇降操作ボタンへの操作の有無と無関係に、前記主回路に常時通電がなされず、又は、前記迂回回路に常時通電がなされる場合に、前記主回路及び前記迂回回路の通電の有無の状態が一致するまで、前記昇降操作ボタンに連動する接点の切替えを偽と判定する制御ロジックが含まれる昇降式立体駐車装置(請求項6)。
本項に記載の昇降式立体駐車装置は、電源投入状態において、主回路及び迂回回路の、通電の有無の状態が一致せず、かつ、昇降操作ボタンへの操作の有無と無関係に、主回路に常時通電がなされず、又は、迂回回路に常時通電がなされる場合に、制御装置の判定部により、主回路及び迂回回路の通電の有無の状態が一致するまで、昇降操作ボタンに連動する接点の切替えを偽と判定することで、何れかの接点に接点不良が発生し、昇降操作ボタンへの操作に対応した本来の接点切替えがなされない状態であることを把握するものである。なお、接点不良は、昇降操作ボタンの操作を繰り返すことで解消されるケースもあり、接点不良解消の結果、主回路及び迂回回路の通電の有無の状態が一致することから、判定部はその時点で、昇降操作ボタンに連動する接点の切替えを真と判定するものである。
(7)上記(1)項において、前記接点回路の全ての接点にc接点又は切替えスイッチが用いられ、かつ、前記昇降操作ボタンに対する1つの操作に対応して、全ての接点が同時に接点切替え可能に構成されている昇降式立体駐車装置(請求項7)。
本項に記載の昇降式立体駐車装置は、昇降操作ボタンに対する1つの操作に対応した少なくとも2系統の接点回路の、全てのc接点又は切替えスイッチの接点切替えが正規になされる場合には、全ての接点を介して、制御装置の判定部には、接点切替え後の正規の入力がなされる。そして、制御装置の判定部において、昇降操作ボタンに対する1つの操作に対応した各接点回路の通電の有無に基づき、昇降操作ボタンに連動する各接点の切替えの真偽が判定されるものである。なお、本項に記載の昇降式立体駐車装置は、各接点回路に主従関係はなく、適宜、各接点回路が主回路としても迂回回路としても機能するものである。
(8)上記(7)項において、前記制御装置の前記判定部には、電源投入状態において、前記各接点回路の、通電の有無の状態が一致しないとき、前記昇降操作ボタンに連動する接点の切替えを偽と判定する制御ロジックが含まれる昇降式立体駐車装置(請求項8)。
本項に記載の昇降式立体駐車装置は、昇降操作ボタンに対する1つの操作に対し、全ての接点回路におけるc接点又は切替えスイッチの接点切替えが正規になされないような異常時には、全てのc接点又は切替えスイッチを介して、制御装置の判定部には、不正な入力がなされる。従って、例えば、昇降操作ボタンに連動する接点が短絡して常時「ON」状態となった状態で、電源スイッチを接続状態に操作しても、昇降操作ボタンに対する1つの操作に対応した、各接点回路の通電の有無のパターンに基づき、昇降操作ボタンに連動する接点の切替えが偽と判定されることとなる。しかも、全ての接点に接点不良が発生し、昇降操作ボタンへの操作に対応した本来の接点切替えがなされない「重故障状態」であることを、制御装置の判定部において把握するものである。
又、昇降操作ボタンに対する1つの操作に対し、一部の接点回路におけるc接点または切替えスイッチの接点切替えが正規になされないような異常時には、接点切替えがなされたc接点又は切替えスイッチを介して、制御装置の判定部には接点切替え後の正規の入力がなされる一方、接点切替えがなされない接点を介して、制御装置の判定部には不正な入力がなされる。従って、例えば、昇降操作ボタンに連動する一部の接点に接点不良が発生し、常時「ON」又は「OFF」状態となった状態で、電源スイッチを接続状態に操作しても、昇降操作ボタンに対する1つの操作に対応した、各接点回路の通電の有無のパターンに基づき、昇降操作ボタンに連動する接点の切替えが偽と判定されることとなる。しかも、一部の接点に接点不良が発生し、昇降操作ボタンへの操作に対応した本来の接点切替えがなされない「軽故障状態」であることを、制御装置の判定部において把握するものである。
(9)上記(7)、(8)項において、前記制御装置の前記判定部には、電源投入状態において、前記各接点回路の、通電の有無の状態が一致せず、かつ、前記昇降操作ボタンへの操作の有無と無関係に、前記各接点回路の一部に通電がなされない場合に、前記各接点回路の通電の有無の状態が正常復帰するまで、前記昇降操作ボタンに連動する接点の切替えを偽と判定する制御ロジックが含まれる請求項7又は8記載の昇降式立体駐車装置(請求項9)。
本項に記載の昇降式立体駐車装置は、各接点回路の、通電の有無の状態が一致せず、かつ、昇降操作ボタンへの操作の有無と無関係に、前記各接点回路の一部に通電がなされないような異常時には、一部の接点回路に通電がなされないことを以って、制御装置の判定部には不正な入力がなされる。従って、昇降操作ボタンに対する1つの操作に対応した各接点回路の通電の有無に基づき、一部の接点に接触不良が発生し、昇降操作ボタンへの操作に対応した本来の接点切替えがなされない「軽故障状態」であることを、制御装置の判定部において把握するものである。
なお、接触不良の場合は、電源投入状態でも誤作動は生じないことから、制御装置の判定部において「軽故障状態」として扱うものである。又、昇降操作ボタンの操作を繰り返すことで解消されるケースもあり、接触不良解消の結果、各接点回路の通電の有無の状態が一致することから、判定部はその時点で、昇降操作ボタンに連動する接点の切替えを真と判定するものである。
(10)上記(7)から(9)項において、前記制御装置の前記判定部には、電源投入状態において、前記各接点回路の、通電の有無の状態が一致し、かつ、前記昇降操作ボタンへの操作の有無と無関係に、前記各接点回路の全てに通電がなされない場合に、前記各接点回路の通電の有無の状態が正常復帰するまで、前記昇降操作ボタンに連動する接点の切替えを偽と判定する制御ロジックが含まれる昇降式立体駐車装置(請求項10)。
本項に記載の昇降式立体駐車装置は、各接点回路の、通電の有無の状態が一致し、かつ、昇降操作ボタンへの操作の有無と無関係に、前記各接点回路の全てに通電がなされないような異常時には、通電がなされないことを以って、制御装置の判定部には不正な入力がなされる。従って、昇降操作ボタンに対する1つの操作に対応した各接点回路の通電の有無に基づき、一部の接点に接触不良が発生し、昇降操作ボタンへの操作に対応した本来の接点切替えがなされない「軽故障状態」であることを、制御装置の判定部において把握するものである。
(11)上記(7)から(10)項において、前記各接点回路の接点は、前記制御装置と、電源との間に並列に配置されている昇降式立体駐車装置(請求項11)。
本項に記載の昇降式立体駐車装置は、制御装置と、電源との間に並列に配置されている、各接点回路の接点のうち、少なくとも1つ、又は、全ての接点切替えに異常を来たした場合には、制御装置の判定部において、適宜上記(8)から(10)項の、各接点の切替えの真偽判定を行うものである。
(12)上記(5)、(6)、(8)、(9)、(10)項において、前記制御装置には、前記判定部における、前記昇降操作ボタンに連動する接点の切替えを偽とする判定に応じて、前記昇降機構の昇降動作を停止する制御ロジックが含まれる昇降式立体駐車装置(請求項12)。
本項に記載の昇降式立体駐車装置は、制御装置の判定部における、昇降操作ボタンに連動する接点の切替えを偽とする判定に応じて、パレット昇降体の昇降動作を停止することで、接点に短絡や接触不良が発生した場合の、パレット昇降体の誤動作を回避するものである。
(13)上記(12)項において、前記制御装置には、前記判定部における、前記昇降操作ボタンに連動する接点の切替えを偽とする判定に応じて、警告手段による警告を行う制御部が含まれる昇降式立体駐車装置(請求項13)。
本項に記載の昇降式立体駐車装置は、昇降操作ボタンに連動する接点に、接点不良が生じている状況を、故障表示手段によって表示することで、使用者又は装置の管理者(以下、「使用者等」という。)に対して、不具合の発生を積極的に示すものである。
本発明はこのように構成したので、従来の昇降式立体駐車装置の操作性を損なうことなく、誤動作の発生を未然に防ぐことが可能となる。
本発明の第1の実施の形態に係る昇降式立体駐車装置の制御回路図である。 図1に示される制御回路の、動作回路及び検知回路を単純化して示したものであり、(a)は昇降式立体駐車装置の通常の待機時を、(b)は通常の電源スイッチの接続状態を、(c)は通常の昇降操作ボタンの接続状態を、(d)は操作ボタンの開閉動作入力と、それに対応する各接点の切替えの態様をまとめた図表である。 図1に示される制御回路の、動作回路及び検知回路を単純化して示したものであり、(a)(b)は、接点が短絡した状態を示すものであり、(c)(d)は、接点に接触不良が発生した状態を示すものであり、(e)(f)は(a)(b)の各状態における、操作ボタンの開閉動作入力と、それに対応する各接点の切替えの態様をまとめた図表であり、(g)(h)は(c)(d)の各状態における、操作ボタンの開閉動作入力と、それに対応する各接点の切替えの態様をまとめた図表である。 本発明の第2の実施の形態に係る昇降式立体駐車装置の制御回路図であり、c接点が並列に配置された態様を示すものである。 図4に示される制御回路の、第1回路及び第2回路を単純化して示したものであり、(a)は昇降式立体駐車装置の通常の待機時を、(b)は通常の電源スイッチの接続状態を、(c)は通常の昇降操作ボタンの接続状態を、(d)は操作ボタンの開閉動作入力と、それに対応する各接点の切替えの態様をまとめた図表である。 図4に示される制御回路の、第1回路及び第2回路を単純化して示したものであり、(a)は第1、第2回路の接点が短絡した状態を示すものであり(b)は第2回路の接点が短絡した状態を示すものであり、(c)は(a)の状態における、操作ボタンの開閉動作入力と、それに対応する各接点の切替えの態様をまとめた図表であり、(d)は、第1回路もしくは第2回路のいずれか一方の接点が短絡した状態における、操作ボタンの開閉動作入力と、それに対応する各接点の切替えの態様をまとめた図表である。 図4に示される制御回路の、第1回路及び第2回路を単純化して示したものであり、(a)は第1回路の接点に接触不良が発生した状態を示すものであり(b)は第1、第2回路の接点に接触不良が発生した状態を示すものであり、(c)は、第1回路もしくは第2回路のいずれか一方の接点に接触不良が発生した状態における、操作ボタンの開閉動作入力と、それに対応する各接点の切替えの態様をまとめた図表であり、(d)は(b)の状態における、操作ボタンの開閉動作入力と、それに対応する各接点の切替えの態様をまとめた図表である。 従来の昇降式立体駐車装置を示すものであり、(a)は全体模式図、(b)は(a)に示された昇降式立体駐車装置の操作盤の模式図、(c)は操作盤の別例を示す模式図である。 図8に示される従来の昇降式立体駐車装置の、制御回路図である。 図9に示される制御回路の、スイッチ回路を単純化して示したものであり、(a)は昇降式立体駐車装置の通常の待機時を、(b)は通常の電源スイッチの接続状態を、(c)は通常の昇降操作ボタンの接続状態を、(d)は、昇降操作ボタンが短絡して常時「ON」状態となった故障発生時を示すものである。
以下、本発明を実施するための形態を添付図面に基づいて説明する。ここで、従来技術と同一部分、若しくは相当する部分については、同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
本発明の第1の実施の形態に係る昇降式立体駐車装置の全体構成は、図8に示される従来の昇降式立体駐車装置10と同じである。よって、以下の説明において、適宜図8も参照されたい。
図1には、本発明の第1の実施の形態に係る昇降式立体駐車装置の、制御回路46が示されている。この制御回路46は、昇降操作ボタン30を含み電源スイッチ24と制御装置40とを接続する接点回路44として、昇降操作ボタン30と連動する接点48、50を含む2系統の接点回路44が設けられている。なお、接点48はa接点であり、接点50はb接点である。又、制御装置40には、昇降操作ボタン30に対する1つの操作に対応した各接点回路44の通電の有無に基づき、昇降操作ボタン30に連動するa接点48、b接点50の、切替えの真偽を判定する判定部40aを備えている。
制御装置40は、コンピュータ及びその制御プログラムにより構成されるものでも良く、プログラマブルロジックコントローラにより構成されるものであっても良い。又、判定部40aは、制御装置40の一部として、同様にコンピュータ及びその制御プログラムにより構成されるものでも良く、プログラマブルロジックコントローラにより構成されるものであっても良い。
接点回路44には、a接点48が設けられた主回路52(以下、「動作回路」ともいう。)と、主回路52を迂回する迂回回路54(以下、「検知回路」ともいう。)とを含み、迂回回路54の接点として、主回路52の接点切替えに連動して作動するリレースイッチ56を備えている。又、主回路52のa接点48と連動して迂回回路54のリレースイッチ56への通電を制御するb接点50を含む、リレー制御回路58を備えている。そして、主回路52のa接点48及びリレー制御回路58のb接点50接点によって、これらの接点が連動するc接点(切替接点)を構成している。
又、制御装置40の判定部40aには、電源投入状態、即ち電源スイッチ24が接続切替えされた状態において、主回路52及び迂回回路54の、通電の有無の状態が一致しないとき、昇降操作ボタン30に連動するa接点48又はb接点50の切替えを、偽と判定する制御ロジックが含まれている。
併せて、制御装置40の判定部40aには、電源投入状態において、主回路52及び迂回回路54の、通電の有無の状態が一致せず、かつ、昇降操作ボタン30への操作の有無と無関係に、迂回回路54に通電がなされる場合に、主回路52及び迂回回路54の通電の有無の状態が一致するまで、昇降操作ボタン30に連動するa接点48又はb接点50の切替えを、偽と判定する制御ロジックが含まれている。
更に、制御装置40には、判定部40における、昇降操作ボタン30に連動するa接点48又はb接点50の切替えを偽とする判定に応じて、昇降機構の昇降動作を停止する制御ロジックが含まれている。又、制御装置40の判定部40aにおける真偽判定を受けて作動する、故障表示手段を備えている。なお、故障表示手段としては、操作盤20や配電盤等に、警告灯、ディスプレー、警報音発生装置等、視覚的、聴覚的に使用者等へと故障を知らせる手段を設けるものである。
ここで、図2を参照しながら、パレット昇降体16の昇降動作時における、制御回路46の説明を行う。なお、図2には、説明の便宜上、制御回路46の接点回路44が単純化して示されている。さて、昇降式立体駐車装置10の通常の待機時には、図2(a)に示されるように、電源スイッチ24及び動作回路52のa接点48の何れも、遮断状態にある。このとき、昇降操作ボタン30と連動するリレー制御回路58のb接点50は、接続状態にあることから、リレー制御回路58は通電可能な状態となる。しかしながら、電源スイッチ24が遮断されていることから、リレースイッチ56は励起されず、よって、検知回路54を遮断することなく接続状態にある。
続いて、パレット昇降体16を昇降させるためには、電源スイッチ24に専用キーを差し込んで回転操作することにより、図2(b)に示されるように、電源スイッチ24を接続状態とする。このとき、リレー制御回路58は通電状態となるので、リレースイッチ56が励起されて遮断切替えされ、検知回路54は非通電状態となる。
ここで、図2(c)に示されるように昇降操作ボタン30を押すと、昇降操作ボタン30に連動して、動作回路52のa接点48は接続切替えされ、動作回路52は通電状態となる。又、リレー制御回路58のb接点50は遮断切替えされて非通電状態となり、リレースイッチ56が非励起状態となって接続切替えされ、検知回路54は通電状態となる。
上記の動作回路52と検知回路54との通電状態を○、非通電状態を×として、昇降操作ボタン30のON/OFF操作に対応させて示した図表が図2(d)である。このように、昇降操作ボタン30に対して1つのON/OFF操作がなされることで、動作回路52及び検知回路54を介して、制御装置40の判定部40aに対し、図2(d)に示されるa接点48及びb接点50の切替え後の正規の入力がなされ、昇降操作ボタン30のON/OFFいずれの操作でも、動作回路52と検知回路54との通電の有無は一致する。このような場合には、制御装置40の判定部40aは、昇降操作ボタン30に連動するa接点48又はb接点50の切替えを真と判定する。そして、制御装置40によって、当該操作に対応した、目的のパレット昇降体16の昇降動作が実行される。
一方、図3(a)に示されるように、動作回路52のa接点48が短絡して常時「ON」状態となる接点不良が発生すると、昇降操作ボタン30がOFF状態でも動作回路52は通電状態となる。又、リレー制御回路58のb接点50も接続状態にあることから、リレー制御回路58は通電可能な状態にある。その結果、電源投入状態において、リレースイッチ56が励起されて遮断され、検知回路54は非通電状態となる。
このときの各接点回路の接続状態を○、遮断状態を×として、昇降操作ボタン30のON/OFF操作に対応させて示した図表が図3(e)である。黒地に白い○で示される通電状態が、不正な通電状態として発現し、昇降操作ボタン30がOFFのとき、動作回路52と検知回路54との通電の有無が一致しなくなる。この場合には、制御装置40の判定部40aは、昇降操作ボタン30に連動するa接点48の切替えを偽と判定し、制御装置40は、パレット昇降体16の昇降動作を停止する。
又、図3(b)に示されるように、リレー制御回路58のb接点50が短絡して常時「ON」状態となる接点不良が発生すると、昇降操作ボタン30がON状態で、リレー制御回路58は通電状態となる。その結果、リレースイッチ56が励起されて遮断され、検知回路54は非通電状態となる。
このときの各接点回路の接続状態を○、遮断状態を×として、昇降操作ボタン30のON/OFF操作に対応させて示した図表が図3(f)である。黒地に白い×で示される非通電状態が、不正な非通電状態として発現し、昇降操作ボタン30がONのとき、動作回路52と検知回路54との通電の有無が一致しなくなる。この場合には、制御装置40の判定部40aは、昇降操作ボタン30に連動するb接点50の切替えを偽と判定し、制御装置40は、パレット昇降体16の昇降動作を停止する。
更に、図3(c)に示されるように、動作回路52のa接点48に接触不良が発生して常時「OFF」状態となると、昇降操作ボタン30が押されているか否かを問わず、動作回路52は常時非通電状態となる。一方、リレー制御回路58のb接点50は、昇降操作ボタン30のON/OFF操作に追従して切替わり、リレースイッチ56の接続又は遮断により、検知回路54は、昇降操作ボタン30のON操作で通電状態、OFF操作で非通電状態となる。
このときの各接点回路の接続状態を○、遮断状態を×として、昇降操作ボタン30のON/OFF操作に対応させて示した図表が図3(g)である。黒地に白い×で示される非通電状態が、不正な通電状態として発現し、昇降操作ボタン30がONのとき、動作回路52と検知回路54との通電の有無が一致しなくなる。この場合には、制御装置40の判定部40aは、昇降操作ボタン30に連動するa接点48の切替えを偽と判定し、制御装置40は、パレット昇降体16の昇降動作を停止する。
又、図3(d)に示されるように、リレー制御回路58のb接点50が接触不良を起して常時「OFF」状態となると、昇降操作ボタン30が押されているか否かを問わず、リレー制御回路58は非通電状態となる。その結果、検知回路54は、常時通電状態となる。
一方、動作回路52のa接点48は、昇降操作ボタン30のON/OFF操作に追従して切替わり、動作回路52は、昇降操作ボタン30のON操作で通電状態、OFF操作で非通電状態となる。
このときの各接点回路の接続状態を○、遮断状態を×として、昇降操作ボタン30のON/OFF操作に対応させて示した図表が図3(f)である。黒地に白い×で示される非通電状態が、不正な非通電状態として発現し、昇降操作ボタン30がOFFのとき、動作回路52と検知回路54との通電の有無が一致しなくなる。この場合には、制御装置40の判定部40aは、昇降操作ボタン30に連動するb接点50の切替えを偽と判定し、制御装置40は、パレット昇降体16の昇降動作を停止する。
なお、図3(c)(d)に示されるように、動作回路52のa接点48又はリレー制御回路58のb接点50が接触不良を起した場合には、昇降操作ボタン30のON/OFF操作を繰り返すことで解消されるケースもあり、接触不良解消の結果、動作回路52及び検知回路54の通電の有無の状態が一致した時点で、判定部40aは、昇降操作ボタン30に連動するa接点48又はb接点50の切替えを真と判定するものである。
又、上記説明では、a接点48又はb接点50の何れに接点不良が発生したかを判別しているが、これをあえて判別せず、a接点48又はb接点50何れか一方に接点不良が発生した場合には、a接点48及びb接点50接点切替えの双方偽と判定することとしても良い。
さて、上記構成をなす、本発明の第1の実施の形態によれば、次のような作用効果を得ることが可能である。
すなわち、制御装置40の判定部40aにおいて、昇降操作ボタン30に対する1つの操作(ON操作又はOFF操作)に対応した、2系統の接点回路52、54の通電の有無に基づき、昇降操作ボタン30に連動する、各接点48、50の切替えの真偽が判定され、その判定結果に基づきパレット昇降体16の昇降動作がなされ、昇降操作ボタン30の操作が、直ちにパレット昇降体16の昇降動作に反映されるものではない。従って、図3(a)(b)に示されるように、昇降操作ボタン30に連動する接点48、50が短絡して常時「ON」状態となった状態で、電源スイッチ24を接続状態に操作しても、昇降操作ボタン30に対する1つの操作に対応した、各接点回路52、54の通電の有無のパターン(図3(e)(f))に基づき、昇降操作ボタン30に連動する接点の切替えが、偽と判定されることとなる。
又、昇降操作ボタン30に連動する動作回路52の接点48と、動作回路52の接点切替えに連動して作動するリレースイッチ56により接点切替えされる、検知回路54の接点の切替え動作により、昇降操作ボタン30に対する1つの操作に対応した、各接点回路52、54の通電の有無が決まるものである。そして、制御装置40の判定部40aにおいて、昇降操作ボタン30に対する1つの操作に対応した動作回路52及び検知回路54の通電の有無に基づき(図2(d)、図3(e)(f)(g)(h))、昇降操作ボタン30に連動する、各接点48、50の切替えの真偽が判定されるものである。
この際、動作回路52の接点48の切替えに連動して、リレー制御回路58の接点50が切替えられることで、検知回路54のリレースイッチ56の接点切替えがなされるものである。
又、動作回路52のa接点48及びリレー制御回路58のb接点50によって、c接点が構成されていることから、正常時には、昇降操作ボタン30に連動する動作回路52のa接点48が接続切替えされて、動作回路52が通電状態となるとき、リレー制御回路58のb接点50は遮断切替えされ、リレースイッチ56は非励起状態となって、接続切替えされる。よって、図2(d)に示されるように、検知回路54は動作回路52と同様に通電状態となるものである。又、昇降操作ボタン30に連動する動作回路52のa接点48が遮断切替えされて動作回路52が非通電状態となるとき、リレー制御回路58のb接点50は接続切替えされ、リレースイッチ56は励起状態となって、遮断切替えされる。よって、図2(d)に示されるように、検知回路54は動作回路52と同様に非通電状態となるものである。なお、上記c接点を切替えスイッチに置換しても、同様の作用効果を得ることが出来る。
又、電源投入状態において、動作回路52及び検知回路54の、通電の有無の状態が一致しないとき(図3(e)(f))、制御装置40の判定部40aにより、昇降操作ボタン30に連動するa接点48又はb接点50の切替えが偽と判定されることで、a接点48又はb接点50の何れかに短絡が発生し(図3(a)(b))、昇降操作ボタン30への操作に対応した本来の接点切替えがなされない状態であることを、把握することができる。
又、電源投入状態において、動作回路52及び検知回路54の、通電の有無の状態が一致せず、かつ、昇降操作ボタンへの操作の有無と無関係に、動作回路52に常時通電がなされず(図3(g))、又は、検知回路54に常時通電がなされる場合に(図3(h))、制御装置40の判定部40aにより、動作回路52及び検知回路54の通電の有無の状態が一致するまで、昇降操作ボタン30に連動する接点の切替えを偽と判定することで、a接点48又はb接点の何れかに接触不良が発生し(図3(c)(d))、昇降操作ボタン30への操作に対応した本来の接点切替えがなされない状態であることを把握することができる。
そして、制御装置40の判定部40aにおける、昇降操作ボタン30に連動するa接点48又はb接点50の切替えを偽とする判定に応じて、パレット昇降体16の昇降動作を停止することで、a接点48又はb接点50に短絡や接触不良が発生した場合の、パレット昇降体16の誤動作を回避することができる。
更に、昇降操作ボタン30に連動するa接点48又はb接点50に接点不良が生じている状況を、故障表示手段によって表示することで、使用者等に対して、不具合の発生を積極的に示すことが可能となる。
なお、上記説明では、動作回路52にa接点48を配置し、検知回路54にb接点を配置したが、動作回路52にb接点50を配置し、検知回路54にa接点を配置しても、同様の作用効果を得ることが可能であることは、理解されるであろう。
続いて、図4から図7を参照しながら、本発明の第2の実施の形態について説明する。以下の説明においても、従来技術又は本発明の第1の実施の形態と同一部分、若しくは相当する部分については、同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
本発明の第2の実施の形態に係る制御回路60は、図4に示されるように、接点回路44の全ての接点に、a接点48及びb接点50が連動するように組合されたc接点が用いられ、かつ、昇降操作ボタン30に対する1つの操作(ON操作又はOFF操作)に対応して、全てのa接点48及びb接点50が、同時に点切替え可能に構成されているものである。なお、各接点回路44に主従関係はなく、適宜、各接点回路が、第1の実施の形態に係る主回路としても迂回回路としても機能するものである。
又、制御装置40の判定部40aには、電源投入状態において、各接点回路44の、通電の有無の状態が一致しないとき、昇降操作ボタン30に連動するa接点48又はb接点50の切替えを偽と判定する制御ロジックが含まれている。
併せて、制御装置40の判定部40aには、電源投入状態において、各接点回路44の、通電の有無の状態が一致し、かつ、昇降操作ボタン30への操作の有無と無関係に、各接点回路44の全てに正常な通電がなされない場合に、各接点回路44の通電の有無の状態が正常復帰するまで、昇降操作ボタン30に連動する接点の切替えを偽と判定する制御ロジックが含まれるものである。
なお、図4に示される制御回路60は、昇降操作ボタン30に対する1つの操作に対応して同時に接点切替え可能となるように、2つのc接点が1つの操作に連動する構成を持った2c接点となっている。又、2c接点を構成する各c接点が、制御装置40と電源スイッチ24との間に、並列に配置してなるものである。又、図2(a)に示すc接点は、a接点48とb接点50との組み合わせで構成されているが、これを切替えスイッチに置換しても構わない。
更に、昇降操作ボタン30の各2c接点は、同一の構成となっている。又、図示の例では、昇降操作ボタン30各々が2つのc接点を備えているが、適宜、3つ以上のc接点を設けることとしても良い。
ここで、図5を参照しながら、パレット昇降体16の昇降動作時における、図4の制御回路60の説明を行う。なお、図5には、説明の便宜上、制御回路60の接点回路44が単純化して示されている。さて、昇降式立体駐車装置10の通常の待機時、即ち、昇降操作ボタン30のOFF操作時には、図5(a)に示されるように、第1回路のa接点481の接点回路(i)が遮断かつb接点501の接点回路(ii)が接続した状態となる。同様に、第2回路のa接点482の接点回路(iii)が遮断かつb接点502の接点回路(iv)が接続した状態となっている。
続いて、パレット昇降体16を昇降させるためには、電源スイッチ24に専用キーを差し込んで回転操作することにより、図5(b)に示されるように、電源スイッチ24を接続状態とする。このとき、第1回路のb接点501の接点回路(ii)と、第2回路のb接点502の接点回路(iv)とが通電状態となる。
ここで、図5(c)に示されるように昇降操作ボタン30を押すと、昇降操作ボタン30に連動して、第1回路のa接点481の接点回路(i)が接続かつb接点501の接点回路(ii)が遮断した状態となる。同時に、第2回路のa接点482の接点回路(iii)が接続かつb接点502の接点回路(iv)が遮断した状態となる。そして、第1回路のa接点481の接点回路(i)と、第2回路のa接点482の接点回路(iii)とが通電状態となる。
上記の各接点回路の接続状態を○、遮断状態を×として、昇降操作ボタン30のON/OFF操作に対応させて示した図表が図5(d)である。このように、昇降操作ボタン30に対して1つのON/OFF操作がなされることで、第1回路、第2回路の各接点回路を介して、制御装置40の判定部40aに対し、図5(d)に示される各a接点48又はb接点50の、接点切替え後の正規の入力がなされ、昇降操作ボタン30のON/OFFいずれの操作でも、第1回路と第2回路との通電の有無は一致する。このような場合には、制御装置40の判定部40aは、昇降操作ボタン30に連動する各a接点48又はb接点50の切替えを真と判定する。そして、制御装置40によって、当該操作に対応した、目的のパレット昇降体16の昇降動作が実行される。
図6(a)は、図4の制御回路60において、全ての接点に異常が生じた場合、即ち重故障状態の各接点を示しており、昇降操作ボタン30のON/OFFいずれの操作がなされても、第1回路のa接点481の接点回路(i)及びb接点501の接点回路(ii)が接続した状態となる。同時に、第2回路のa接点482の接点回路(iii)及びb接点502の接点回路(iv)が接続した状態となる。そして、電源投入状態において、第1回路のa接点481の接点回路(i)及びb接点501の接点回路(ii)、第2回路のa接点482の接点回路(iii)及びb接点502の接点回路(iv)の全てが、通電状態となる。
図6(a)の各接点回路の接続状態を○、遮断状態を×として、昇降操作ボタン30のON/OFF操作に対応させて示した図表が図6(c)であるが、黒地に白い○で示される接続状態が、不正な切替え状態として発現したものである。ここで、状態Aは、第1回路のa接点481の接点回路(i)が短絡し、かつ、第2回路のa接点482の接点回路(iii)が短絡することで、これらの回路が常時通電状態となる場合を示している。又、状態Bは、第1回路のb接点501の接点回路(ii)が短絡し、かつ、第2回路のb接点502の接点回路(iv)が短絡することで、これらの回路が常時通電状態となる場合を示している。
そして、昇降操作ボタンに対して1つのON/OFF操作がなされることで、各a接点48、b接点50を介して、制御装置40の判断部40aに対し、図6(c)に示される接点切替え後の不正な入力がなされる場合には、制御装置40の判断部40aによって、全てのc接点が接点切替え不能となったことを把握することが可能である。
この場合には、制御装置40によって、重故障制御モードが実行される。具体的には、パレット昇降体16の動作を停止し、適切なメンテナンスが完了するまで、その状態を維持する。合せて、制御装置40から警告手段に対して、故障状態である旨の警告指令を出力する。
一方、図6(b)は、少なくとも1つのc接点が異常な場合、すなわち軽故障状態の各接点を示しており、昇降操作ボタン30のON/OFFいずれの操作がなされても、図6(b)に例示されるように、第1回路のa接点481の接点回路(i)が接続かつb接点501の接点回路(ii)が遮断した、正規の切替え状態となっている。一方、第2回路のa接点482の接点回路(iii)が接続かつb接点502の接点回路(iv)が接続した、不正な切替え状態となっている。
上記の各接点回路の接続状態を○、遮断状態を×として、昇降操作ボタン30のON/OFF操作に対応させて示した図表が図6(d)であるが、黒地に白い○で示される接続状態が、不正な切替え状態として発現し得るものである。ここで、状態Cは、第1回路のa接点481の接点回路(i)が短絡した場合を示し、状態Dは、第1回路のb接点501の接点回路(ii)が短絡した場合を示している。又、状態Eは、第2回路のa接点482の接点回路(iii)が短絡した場合を示し、状態Fは、第2回路のb接点502の接点回路(iv)が短絡した場合を示している。
そして、昇降操作ボタン30に対して1つのON/OFF操作がなされることで、各a接点48、b接点50を介して、制御装置40の判断部40aに対し、図6(d)に示される接点切替え後の、一部の不正な入力がなされる場合には、制御装置40の判断部40aによって、不正な入力がなされたc接点が接点切替え不能となったことを、制御装置によって把握することが可能である。
この場合には、制御装置40の判断部40aによって、軽故障制御モードが実行される。 具体的には、不正な入力がなされていない第1回路のc接点の接点切替えを受けて、パレット昇降体16の作動制御を行うものである。合せて、制御装置40によって、モニター26やブザー等の警告手段により、軽故障状態である旨の警告を行うものである。
又、図7(a)についても、少なくとも1つのc接点が異常な場合、すなわち軽故障状態の各接点を示しているが、図6(b)との違いは、昇降操作ボタン30のON/OFFいずれの操作がなされても、図7(a)に例示されるように、第1回路のa接点481の接点回路(i)が遮断かつb接点501の接点回路(ii)が接続した、接触不良の状態となっているものである。一方、第2回路のa接点482の接点回路(iii)は接続かつb接点502の接点回路(iv)が遮断した、正規の切替え状態となっている。
上記の各接点回路の接続状態を○、遮断状態を×として、昇降操作ボタン30のON/OFF操作に対応させて示した図表が図7(c)であるが、黒地に白い×で示される接続状態が、不正な切替え状態として発現し得るものである。ここで、状態Gは、第1回路のa接点481が接触不良を起し接点回路(i)が非通電の場合を示し、状態Hは、第1回路のb接点501が接触不良を起し接点回路(ii)が非通電の場合を示している。又、状態Iは、第2回路のa接点482が接触不良を起し接点回路(iii)が非通電の場合を示し、状態Jは、第2回路のb接点502が接触不良を起し接点回路(iv)が非通電の場合を示している。
そして、昇降操作ボタン30に対して1つのON/OFF操作がなされることで、各a接点48、b接点50を介して、制御装置40の判断部40aに対し、図7(c)に示される接点切替え後の、一部の不正な入力がなされる場合には、制御装置40の判断部40aによって、不正な入力がなされたc接点が接点切替え不能となったことを、制御装置によって把握することが可能である。
この場合には、制御装置40の判断部40aによって、軽故障制御モードが実行される。 具体的には、不正な入力がなされていない第1回路のc接点の接点切替えを受けて、パレット昇降体16の作動制御を行うものである。合せて、制御装置40によって、モニター26やブザー等の警告手段により、軽故障状態である旨の警告を行うものである。
更に、図7(b)は、図4の制御回路60において、全ての接点に異常が生じた場合であって、なおかつ、軽故障状態と判断される場合の各接点を示している。具体的には、昇降操作ボタン30のON/OFFいずれの操作がなされても、第1回路のa接点481の接点回路(i)及びb接点501の接点回路(ii)の何れも遮断した、接触不良の状態となっている。同時に、第2回路のa接点482の接点回路(iii)及びb接点502の接点回路(iv)の何れも遮断した、接触不良の状態となっている。そして、電源投入状態において、第1回路のa接点481の接点回路(i)及びb接点501の接点回路(ii)、第2回路のa接点482の接点回路(iii)及びb接点502の接点回路(iv)の全てが、非通電の状態となる。
図7(b)の各接点回路の接続状態を○、遮断状態を×として、昇降操作ボタン30のON/OFF操作に対応させて示した図表が図7(d)であるが、黒地に白い×で示される接続状態が、不正な切替え状態として発現したものである。ここで、状態Kは、第1回路のa接点481が接触不良を起し、接点回路(i)(ii)が同時に非通電、かつ、第2回路のa接点482が接触不良を起し、接点回路(iii)(iv)が同時に非通電の場合を示している。又、状態Lは、第1回路のb接点501が接触不良を起し、接点回路(i)(ii)が同時に非通電、かつ、第2回路のb接点502が接触不良を起し、接点回路(iii)(iv)が同時に非通電の場合を示している。
そして、昇降操作ボタンに対して1つのON/OFF操作がなされることで、各a接点48、b接点50を介して、制御装置40の判断部40aに対し、図7(d)に示される接点切替え後の不正な入力がなされる場合には、制御装置40の判断部40aによって、全てのc接点が接点切替え不能となったことを把握することが可能である。
この場合にも、制御装置40によって、軽故障制御モードが実行される。具体的には、パレット昇降体16の動作を停止し、各接点回路の通電の有無の状態が、図5(d)に示されるように正常復帰するまで、その状態を維持する。合せて、制御装置40から警告手段に対して、故障状態である旨の警告指令を出力するものである。
さて、上記構成をなす、本発明の実施の形態によれば、次のような作用効果を得ることが可能である。
本発明の第2の実施の形態では、図5に示されるように、昇降操作ボタン30に対する1つの操作に対応した、第1回路、第2回路の、全てのc接点の接点切替えが正規になされる場合には、c接点を構成する全てのa接点48、b接点50を介して、制御装置40の判定部40aには、接点切替え後の正規の入力がなされる。そして、制御装置40の判定部40aにおいて、昇降操作ボタン30に対する1つの操作に対応した、各接点回路の通電の有無に基づき(図5(d))、昇降操作ボタンに連動する各接点の切替えの真偽が判定されるものである。
又、図6(a)に示されるように、昇降操作ボタン30に対する1つの操作に対し、全ての第1回路、第2回路の、全てのc接点の接点切替えが正規になされないような異常時には、全てのc接点を介して、制御装置40の判定部40aには、不正な入力がなされる(図6(c))。従って、例えば、昇降操作ボタン30に連動する各a接点48又はb接点50が短絡して常時「ON」状態となった状態で、電源スイッチ24を接続状態に操作しても、昇降操作ボタン30に対する1つの操作に対応した、第1回路、第2回路の通電の有無のパターンに基づき、制御装置40の判定部40aは、昇降操作ボタン30に連動する各a接点48又はb接点50の接点の切替えが偽と判定されることとなる。しかも、全ての各c接点に接点不良が発生し、昇降操作ボタンへの操作に対応した本来の接点切替えがなされない「重故障状態」であることを、制御装置40の判定部40aにおいて把握することが可能となる。
又、昇降操作ボタン30に対する1つの操作に対し、第1回路又は第2回路におけるc接点または切替えスイッチの接点切替えが正規になされないような異常時には(図6(b)、図7(a))、接点切替えがなされたc接点を介して、制御装置40の判定部40aには接点切替え後の正規の入力がなされる一方、接点切替えがなされないc接点を介して、制御装置40の判定部40aには不正な入力がなされる(図6(d)、図7(c))。従って、昇降操作ボタン30に連動する一部のa接点48又はb接点50に接点不良が発生し、常時「ON」又は「OFF」状態となった状態で、電源スイッチ24を接続状態に操作しても、昇降操作ボタン30に対する1つの操作に対応した、第1回路及び第2回路の通電の有無のパターンに基づき、昇降操作ボタン30に連動する接点の切替えが偽と判定されることとなる。しかも、一部のc接点に接点不良が発生し、昇降操作ボタン30への操作に対応した本来の接点切替えがなされない「軽故障状態」であることを、制御装置40の判定部40aにおいて把握することが可能となる。
又、第1回路、第2回路の、通電の有無の状態が一致し、かつ、昇降操作ボタン30への操作の有無と無関係に、各接点回路の全てに通電がなされないような異常時には(図7(b)(d))、通電がなされないことを以って、制御装置40の判定部40aには不正な入力がなされる。従って、昇降操作ボタン30に対する1つの操作に対応した第1回路、第2回路の通電の有無に基づき、一部の接点に接触不良が発生し、昇降操作ボタンへの操作に対応した本来の接点切替えがなされない「軽故障状態」であることを、制御装置40の判定部40aにおいて把握するものである。
なお、接触不良の場合は、電源投入状態でも誤作動は生じないことから、制御装置40の判定部40aにおいて「軽故障状態」として扱うものである。又、接触不良は、昇降操作ボタン30の操作を繰り返すことで解消されるケースもあり、接点不良解消の結果、第1回路、第2回路の通電の有無の状態が正常となることから、判定部40aは、昇降操作ボタンに連動する接点の切替えを真と判定し、制御装置40はその時点で、通常の動作制御を行うものである。
その他、本発明の第1の実施の形態と同様の作用効果については、詳しい説明を省略する。
10:昇降式立体駐車装置、 12、14:パレット、 16、161、162、163:パレット昇降体、20:操作盤、24:電源スイッチ、26:上昇操作ボタン、28:下降操作ボタン、30:昇降操作ボタン、40:制御装置、40a:判定部、42:電源、44:接点回路、 46,60:制御回路、48:接点(a接点)、50:接点(b接点)、52:主回路(動作回路)、54:迂回回路(検知回路)、56:リレースイッチ、58:リレー制御回路

Claims (13)

  1. 複数のパレットが上下一列に固定されてなるパレット昇降体と、該パレット昇降体を上下に昇降させる昇降機構と、該昇降機構を制御する制御装置と、該制御装置への指令を入力するための操作盤とを備える昇降式立体駐車装置であって、
    前記操作盤には、少なくとも電源スイッチと昇降操作ボタンとが設けられ、
    該昇降操作ボタンに連動する接点を含み前記電源スイッチと前記制御装置とを接続する接点回路が、少なくとも2系統設けられ、
    前記制御装置には、前記昇降操作ボタンに対する1つの操作に対応した各接点回路の通電の有無に基づき、前記昇降操作ボタンに連動する接点の切替えの真偽を判定する判定部を備えることを特徴とする昇降式立体駐車装置。
  2. 前記接点回路には、主回路と、該主回路を迂回する迂回回路とを含み、該迂回回路の接点として、前記主回路の接点切替えに連動して作動するリレースイッチを備えることを特徴とする請求項1記載の昇降式立体駐車装置。
  3. 前記主回路の接点と連動して前記迂回回路のリレースイッチへの通電を制御する接点を含む、リレー制御回路を備えることを特徴とする請求項2記載の昇降式立体駐車装置。
  4. 前記主回路及び前記リレー制御回路の接点によって、c接点又は切替えスイッチが構成されていることを特徴とする請求項2又は3記載の昇降式立体駐車装置。
  5. 前記制御装置の前記判定部には、電源投入状態において、前記主回路及び前記迂回回路の、通電の有無の状態が一致しないとき、前記昇降操作ボタンに連動する接点の切替えを偽と判定する制御ロジックが含まれることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項記載の昇降式立体駐車装置。
  6. 前記制御装置の前記判定部には、電源投入状態において、前記主回路及び前記迂回回路の、通電の有無の状態が一致せず、かつ、前記昇降操作ボタンへの操作の有無と無関係に、前記主回路に常時通電がなされず、又は、前記迂回回路に常時通電がなされる場合に、前記主回路及び前記迂回回路の通電の有無の状態が一致するまで、前記昇降操作ボタンに連動する接点の切替えを偽と判定する制御ロジックが含まれることを特徴とする請求項2から5のいずれか1項記載の昇降式立体駐車装置。
  7. 前記接点回路の全ての接点にc接点又は切替えスイッチが用いられ、かつ、前記昇降操作ボタンに対する1つの操作に対応して、全ての接点が同時に接点切替え可能に構成されていることを特徴とする請求項1記載の昇降式立体駐車装置。
  8. 前記制御装置の前記判定部には、電源投入状態において、前記各接点回路の、通電の有無の状態が一致しないとき、前記昇降操作ボタンに連動する接点の切替えを偽と判定する制御ロジックが含まれることを特徴とする請求項7記載の昇降式立体駐車装置。
  9. 前記制御装置の前記判定部には、電源投入状態において、前記各接点回路の、通電の有無の状態が一致せず、かつ、前記昇降操作ボタンへの操作の有無と無関係に、前記各接点回路の一部に通電がなされない場合に、前記各接点回路の通電の有無の状態が正常復帰するまで、前記昇降操作ボタンに連動する接点の切替えを偽と判定する制御ロジックが含まれることを特徴とする請求項7又は8記載の昇降式立体駐車装置。
  10. 前記制御装置の前記判定部には、電源投入状態において、前記各接点回路の、通電の有無の状態が一致し、かつ、前記昇降操作ボタンへの操作の有無と無関係に、前記各接点回路の全てに通電がなされない場合に、前記各接点回路の通電の有無の状態が正常復帰するまで、前記昇降操作ボタンに連動する接点の切替えを偽と判定する制御ロジックが含まれることを特徴とする請求項7から9のいずれか1項記載の昇降式立体駐車装置。
  11. 前記各接点回路の接点は、前記制御装置と、電源との間に並列に配置されていることを特徴とする請求項7から10のいずれか1項記載の昇降式立体駐車装置。
  12. 前記制御装置には、前記判定部における、前記昇降操作ボタンに連動する接点の切替えを偽とする判定に応じて、前記昇降機構の昇降動作を停止する制御ロジックが含まれることを特徴とする請求項5、6、8、9、10のいずれか1項記載の昇降式立体駐車装置。
  13. 前記制御装置の前記判定部における真偽判定を受けて作動する、故障表示手段を備えることを特徴とする請求項12記載の昇降式立体駐車装置。
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